JP7072369B2 - 動作の類似度を求める方法、システム、端末及びプログラム - Google Patents

動作の類似度を求める方法、システム、端末及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、動作の類似度を求める方法、システム、端末及びプログラムに関する。
従来、運動対象の動作を記録するモーションキャプチャ技術が用いられている。
モーションキャプチャ技術では、人物等の運動対象の複数の部位にセンサを装着して、運動対象の時系列の位置情報又は回転情報を記録することが行われている。例えば、記録された運動対象の位置情報又は回転情報の時系列データに基づいて、運動対象をモデル化した3次元画像を生成して表示することが行われている。
また、モーションキャプチャ技術を用いて、ダンス、舞踊、スポーツ等の動作を習得することが提案されている。
例えば、特許文献1は、舞踏を習得する学習者の動作を記録した動作データと、舞踏の模範者の動作を記録した動作データとを用いて、時間軸上で分割されたパートごとに運動対象の各部位の軌跡の長さ同士を比較して、学習者の動作データを評価することを提案している。
特開2014-133015号公報
上述した学習者等の動作データ及び模範者の動作データを記録する時には、運動対象の複数の部位に装着されたセンサのキャリブレーションが行われる。
通常、学習者等は、複数のセンサが配置されたスーツを装着する。そして、スーツを装着した学習者等に配置された各センサの位置は、スーツの装着の仕方によって、本来各センサが配置されるべき所定の位置とは異なる場合がある。
キャリブレーションは、学習者等がTポーズ等の所定の姿勢をした状態で、各センサが出力する回転情報を測定して、各センサの配置されている位置と、本来各センサが配置されるべき所定の位置とのずれを検出する処理である。例えば、各センサが同じ方向を向くように配置されるべきところが、そのように配置されていないことが検出される。
ここで、キャリブレーション時にとる学習者の姿勢と模範者の姿勢とは、同じとは限らない。例えば、両足の開く角度が異なっていたり、上体が前傾したりすることがある。
キャリブレーション処理によって、各センサの配置されている位置と、本来各センサが配置されるべき所定の位置とのずれは補正されるが、キャリブレーション時にとる学習者等の姿勢と所定の姿勢とが異なっている影響は、キャリブレーション処理によっては補正されないので、学習者等の動作データの全体に及ぶ。
そのため、学習者の舞踏動作と、模範者の舞踏動作とが仮に一致していても、キャリブレーション時にとる学習者等の姿勢と所定の姿勢と異なっていると、学習者の動作データは、模範者の動作データとは異なったデータであると評価されるおそれがある。
本明細書では、キャリブレーション時の影響を抑制して、運動対象の動作の類似度を求めることができる方法、システム及びプログラムを提供することを課題とする。
本明細書が開示する動作の類似度を求める方法によれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求める方法であって、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成することと、上記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データを作成することと、上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求めることと、上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求めるか、又は、上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求めることと、上記第1の類似度と、上記第2の類似度及び上記第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、上記動作の類似度を求めることと、を含むことを特徴とする。
また、本明細書が開示する動作の類似度を求めるシステムによれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めるシステムであって、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する端末と、上記端末と通信可能に接続された通信部と、上記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データを記憶する記憶部と、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求めるか、又は、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求めて、上記第1の類似度と、上記第2の類似度及び上記第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、上記動作の類似度を求め、上記通信部を用いて上記動作の類似度を上記端末へ送信する、処理部と、を有するサーバと、を備えることを特徴とする。
また、本明細書が開示する動作の類似度を求める他のシステムによれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めるシステムであって、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第1の時系列データを受信する端末と、上記端末と通信可能に接続された通信部と、上記第2の運動対象に配置された複数のセンサにより作成された、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを記憶する記憶部と、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第1の時系列データ及び上記第2の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第1の時系列データ及び上記第2の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求めるか、又は、上記通信部を用いて上記端末から受信した上記第1の時系列データ及び上記第2の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求めて、上記第1の類似度と、上記第2の類似度及び上記第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、上記動作の類似度を求め、上記通信部を用いて上記動作の類似度を上記端末へ送信する、処理部と、を有するサーバと、を備えることを特徴とする。
また、本明細書が開示する動作の類似度を求める端末によれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を表示する端末であって、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する処理部と、上記第2の時系列データを外部へ送信し、上記第2の時系列データ、及び、上記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する上記第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって求められた第1の類似度と、上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって求められた第2の類似度か、又は、上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて求められた上記動作の類似度を、外部から受信する通信部と、上記動作の類似度を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
また、本明細書が開示する動作の類似度を求める他の端末によれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を表示する端末であって、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第1の時系列データを受信して、当該第1の時系列データを外部へ送信し、上記第1の時系列データ、及び、上記第2の運動対象に配置された複数のセンサにより作成された、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって求められた第1の類似度と、上記第1の時系列データ及び上記第2の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって求められた第2の類似度か、又は、上記第1の時系列データ及び上記第2の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて求められた上記動作の類似度を、外部から受信する、通信部と、上記動作の類似度を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
更に、本明細書が開示する動作の類似度を求めるプログラムによれば、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めることを、上記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する端末から、上記第2の時系列データを受信するサーバに実行させるプログラムであって、上記端末から受信した上記第2の時系列データ、及び上記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、上記第1の時間間隔毎に上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、上記端末から受信した上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における上記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と上記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求めるか、又は、上記端末から受信した上記第2の時系列データ及び上記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における上記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と上記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求め、上記第1の類似度と、上記第2の類似度及び上記第3の類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、上記動作の類似度を求め、上記動作の類似度を上記端末へ送信することを、上記サーバに実行させることを特徴とする。
上述した本明細書が開示する動作の類似度を求める方法によれば、キャリブレーション時の影響を抑制して、運動対象の動作の類似度を求めることができる。
また、上述した本明細書が開示する動作の類似度を求めるシステムによれば、キャリブレーション時の影響を抑制して、運動対象の動作の類似度を求めることができる。
また、上述した本明細書が開示する動作の類似度を表示する端末によれば、キャリブレーション時の影響を抑制して、運動対象の動作の類似度を表示することができる。
更に、上述した本明細書が開示する動作の類似度を求めるプログラムによれば、キャリブレーション時の影響を抑制して、運動対象の動作の類似度を求めることができる。
本明細書に開示するシステムの一実施形態を示す図である。 サーバを説明する図である。 (A)は、サーバの処理部を説明する図であり、(B)は、サーバのメモリを説明する図である。 端末を説明する図である。 運動対象に装着されるセンサの配置を説明する図である。 各部位の回転情報の階層構造を説明する図である。 本明細書に開示するシステムの動作を説明するフローチャートである。 運動対象のキャリブレーション時の姿勢を説明する図である。 第1類似度を求める処理を説明するフローチャートである。 第2類似度を求める処理を説明するフローチャートである。 第3類似度を求める処理を説明するフローチャートである。 第4類似度を求める処理を説明するフローチャートである。 動作の類似度の経時変化を示す図である。 実施例1の動作の類似度を求めるのに使用された重みを説明する図である。 実施例及び比較例により求められた動作の類似度を説明する図である。 実施例2の動作の類似度を求めるのに使用された重みを説明する図である。 実施例3の動作の類似度を求めるのに使用された重みを説明する図である。 実施例4の動作の類似度を求めるのに使用された重みを説明する図である。 比較例の動作の類似度を求めるのに使用された重みを説明する図である。
以下、本明細書で開示するシステムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1は、本明細書に開示するシステムの一実施形態を示す図である。
本実施形態のシステム1は、端末20と、ネットワークNを介して端末20と通信可能に接続されるサーバ10を備える。
端末20は、運動対象30の動作のモーションデータを記録し、ネットワークNを介して、モーションデータをサーバ10へ送信する。サーバ10は、端末20から受信したモーションデータと、記憶している他のモーションデータとを比較して、両者の動作の類似度を求める。そして、サーバ10は、ネットワークNを介して、動作の類似度を端末20へ送信する。
図2は、サーバを説明する図である。
サーバ10は、処理部11と、メモリ12と、表示部13と、入力インターフェース14と、通信部15を有する。
処理部11は、一つまたは複数の中央演算回路と、レジスタと、キャッシュメモリと、インターフェース等の周辺回路とを有する。処理部11は、メモリ12に予め記憶されている所定のコンピュータプログラム12aに従い、サーバ10の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するためにメモリ12を利用する。
図3(A)に示すように、上述した処理部11は、類似度算出部11a及び3次元画像生成部11bを有する。
処理部11が有する各部は、例えば、処理部11上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、処理部11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、サーバ10に実装されてもよい。各部の動作については、後述する。
メモリ12は、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくはリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ、又は磁気ディスク若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有していてもよい。また、メモリ12は、非一時的な記憶媒体12cに記憶されたコンピュータプログラムを、読み出し可能なドライブ(図示せず)を有していてもよい。
図3(B)は、情報処理装置のメモリを説明する図である。
図3(B)に示すように、メモリ12は、所定のコンピュータプログラム12aと、第1モーションデータ12bを記憶する。
第1モーションデータ12bは、端末20から送信されたモーションデータと比較するために参照される運動対象の複数の部位の位置情報及び回転情報の時系列データである。
表示部13は、処理部11に制御されて、サーバ10の動作に伴う各種の情報を画面上に表示可能である。表示部13として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力インターフェース14は、サーバ10のユーザにより操作されて、操作を入力可能である。入力インターフェース14として、例えばキーボード又はマウスを用いることができる。
通信部15は、ネットワークNを介して、端末20との間で情報の送受信を行う。通信部15は、信号の送受信を行う通信回路及び通信線を有する。なお、サーバ10は、表示部及び入力インターフェースを有していなくてもよい。
図4は、端末を説明する図である。
端末20は、処理部21と、メモリ22と、表示部23と、入力インターフェース24と、通信部25を有する。
処理部21は、一つまたは複数の中央演算回路と、レジスタと、キャッシュメモリと、インターフェース等の周辺回路とを有する。処理部21は、メモリ22に予め記憶されている所定のコンピュータプログラムに従い、端末20の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するためにメモリ22を利用する。
メモリ22は、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくはリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ、又は磁気ディスク若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有していてもよい。また、メモリ22は、非一時的な記憶媒体22aに記憶されたコンピュータプログラムを、読み出し可能なドライブ(図示せず)を有していてもよい。
表示部23は、処理部21に制御されて、端末20の動作に伴う各種の情報を画面上に表示可能である。表示部23として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力インターフェース24は、端末20のユーザにより操作されて、操作を入力可能である。入力インターフェース24として、例えばキーボード又はマウスを用いることができる。
通信部25は、ネットワークNを介して、サーバ10との間で情報の送受信を行う。また、通信部25は、運動対象30に装着された複数のセンサとの間で情報の送受信を行う。通信部25は、信号の送受信を行うアンテナ、通信回路及び通信線を有する。
端末20は、人物等の運動対象30に配置された複数のセンサから受信した時系列データに基づいて、運動対象30が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有するモーションデータを作成する。このモーションデータは、運動対象30の複数の部位の位置情報及び回転情報を有する時系列データである。
図5は、運動対象に装着されるセンサの配置を説明する図である。
本実施形態のシステム1では、運動対象30の人物に対して15個のセンサS1~S15が配置される。通常、運動対象30は、センサS1~S15が装着されたスーツ(図示せず)を着用する。
センサS1は仙骨に配置され、センサS2は右上腿に配置され、センサS3は右下腿に配置され、センサS4は右足の甲に配置され、センサS5は左上腿に配置され、センサS6は左下腿に配置され、センサS7は左足の甲に配置される。また、センサS8は胸部に配置され、センサS9は左上腕に配置され、センサS10は左前腕に配置され、センサS11は左手の甲に配置され、センサS12は右上腕に配置され、センサS13は右前腕に配置され、センサS14は右手の甲に配置され、センサS15は、頭部に配置される。なお、図5に示す例は一例であり、運動対象に装着されるセンサの数及び配置はこれに限定されるものではない。
センサS1~S15のそれぞれは、3軸方向の加速度と、3軸回りの角速度と、3軸方向の向きを検知する。センサS1~S15のそれぞれは、所定の時間間隔で、加速度、角速度及び向きを端末20へ送信する。所定の時間間隔として、例えば33ミリ秒(30Hz)とすることができる。
センサS1~S15は、加速度、角速度及び向きを検知できるものであれば、特に制限されない。例えば、センサS1~S15として、慣性式、磁気式又は機械式のものを用いることができる。なお、加速度、角速度及び向きのそれぞれを検知する検知要素は、一体であってもよいし、別体であってもよい。
まず、端末20は、センサS1~S15のそれぞれから受信した加速度、角速度及び向きを、時系列データとして記憶する。
端末20は、センサS1~S15から受信した時系列データに基づいて、位置情報及び部位の角度を示す回転情報を有する時系列データAを生成する。端末20は、センサS1~S15から受信した時系列データに基づいて、部位の角度を示す回転情報を生成する所定のアルゴリズムとして、例えば、Madgwickアルゴリズム又はMahonyアルゴリズムを用いることができる。なお、運動対象30に配置された15個のセンサのそれぞれが、各部位の位置情報及び回転情報を作成し、時系列データAとして端末20へ送信して、端末20は、時系列データAをセンサから受信するようにしてもよい。
Figure 0007072369000001
A(0)は時点0のデータであり、A(1)は時点1のデータであり、A(t)時点tのデータである。
ここで、時点tのデータA(t)は、下記式(2)で表される。
Figure 0007072369000002
(t)は、第1の運動対象の時点tにおける位置情報であり、q(t)は、第1の運動対象の時点tにおける回転情報である。システム1は、第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めるので、第1の運動対象の位置情報及び回転情報には添え字「1」を付け、第2の運動対象の位置情報及び回転情報には添え字「2」を付けて、運動対象を識別する。
時点tの位置情報p(t)は、下記式(3)で表される。
Figure 0007072369000003
11(t)は、第1の運動対象の部位1の時点tにおける位置情報であり、p1i(t)は、第1の運動対象の部位iの時点tにおける位置情報であり、p1imax(t)は、第1の運動対象の部位imaxの時点tにおける位置情報である。システム1では、第1の運動対象の15の部位の位置情報を検知するので、imax=15である。端末20は、運動対象の各部位の位置情報を、各部位の加速度を2回積分して求める。
ここで、第1の運動対象の部位iの時点tにおける位置情報p1i(t)は、下記式(4)で表される。
Figure 0007072369000004
1i(t)、y1i(t)、z1i(t)は、第1の運動対象の部位iの時点tにおける3次元直交座標系で示されるx、y及びz座標である。この3次元直交座標系の原点は、キャリブレーションを行った時の第1の運動対象の仙骨の位置とすることができる。
また、時点tの回転情報q(t)は、下記式(5)で表される。
Figure 0007072369000005
11(t)は、第1の運動対象の部位1の時点tにおける回転情報であり、q1i(t)は、第1の運動対象の部位iの時点tにおける回転情報であり、q1imax(t)は、第1の運動対象の部位imaxの時点tにおける回転情報である。ここで、iは1~15の整数である。
ここで、第1の運動対象の部位iの時点tにおける回転情報q1i(t)は、下記式(6)に示すクォータニオンで表される。
Figure 0007072369000006
1i(t)、b1i(t)、c1i(t)は、第1の運動対象の部位iの時点tにおける回転軸の向きを示す虚数部であり、j、k、lは虚数単位である。d1i(t)は、第1の運動対象の部位iの時点tにおける回転軸の回りの角度を示す実部である。
図6は、各部位の回転情報の階層構造を説明する図である。
運動対象の各部位の回転情報は、仙骨をルートとする階層構造で関係付けられている。回転情報の階層構造では、子の部位の回転情報は、親の部位に対して相対的な回転情報としてクォータニオンで表される。例えば、左上腿、右上腿、胸部の回転情報は、仙骨に対して相対的な回転情報としてクォータニオンで表される。図6には、部位の名称と共に、各部位の回転情報を検知するセンサを識別する符号を示す。
上述した位置情報及び回転情報の説明は、第2の運動対象の位置情報及び回転情報に対して適宜適用される。
次に、システム1の動作を図7に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、ステップS701において、端末20は、第1の運動対象30に対するキャリブレーション処理を行った後、第1の運動対象30に配置された15個のセンサから受信した時系列データに基づいて、第1の運動対象30が有する15の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する時系列データである第1モーションデータを作成する。そして、端末20は、第1モーションデータを、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。サーバ10は、受信した第1モーションデータ12bをメモリ12に記憶する。ここで、第1モーションデータ12bは、ある人物がダンスをしている動作を記録したデータである。なお、第1の運動対象30に配置された15個のセンサのそれぞれが、各部位の位置情報及び回転情報を作成し、第1モーションデータとして端末20へ送信して、端末20は、第1モーションデータをセンサから受信するようにしてもよい。
図8は、第1の運動対象のキャリブレーション時の姿勢を説明する図である。
ここで、第1の運動対象30は、図8の実線で示すように、Tポーズの姿勢をした状態で行われる。端末20は、各センサS1~S15が出力する回転情報を測定して、各センサの配置されている位置(又は向き)と、本来各センサが配置されるべき所定の位置とのずれを検出する。端末20は、各センサS1~S15が出力する回転情報に対して、このずれを補正して第1モーションデータを作成する。端末20は、15の部位の位置情報を、キャリブレーションを行った時の第1の運動対象の仙骨の位置を原点とする3次元直交座標系(以下、ワールド座標系ともいう)を用いて表して、第1モーションデータを作成する。また、端末20は、標準体型を有する人物の15の部位の位置情報及び回転情報として、第1モーションデータを生成する。
次に、ステップS703において、端末20は、第2の運動対象31に対するキャリブレーション処理を行った後、第2の運動対象31に配置された15個のセンサから受信した時系列データに基づいて、第2の運動対象31が有する15の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する時系列データである第2モーションデータを作成する。そして、端末20は、第2モーションデータを、ネットワークNを介してサーバ10へ送信する。なお、第2の運動対象31に配置された15個のセンサのそれぞれが、各部位の位置情報及び回転情報を作成し、第2モーションデータとして端末20へ送信して、端末20は、第2モーションデータをセンサから受信するようにしてもよい。
図8は、第2の運動対象のキャリブレーション時の姿勢を説明する図である。
ここで、第2の運動対象31は、図8の鎖線で示すように、Tポーズの姿勢をした状態で行われる。しかし、第2の運動対象31は、キャリブレーション時の姿勢であるTポーズに対して、両足の間隔が拡がっており、また、上体が前傾している。ここで、第2モーションデータは、第2の運動対象31の人物が、第1の運動対象30と同じダンスをしている動作を記録したデータである。第2の運動対象31の人物は、第1の運動対象30の人物と同じであってもよいし、異なっていてもよい。キャリブレーション時にとる第2の運動対象31の姿勢が、Tポーズの姿勢と異なっている影響は、キャリブレーション処理によっては補正されないので、第2モーションデータの全体に及ぶことになる。
そして、サーバ10の処理部11の類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータのそれぞれに対して、動作の比較を開始するデータの始点及び終点をユーザから入力する。類似度算出部11aは、以下の動作の類似度を求める処理において、第1モーションデータ12bの入力した始点t1と終点t2との間のデータと、第2モーションデータの入力した始点t3と終点t4との間のデータを比較する。ここで、始点t1と始点t3とは同じとは限らないが、始点と終点との間のデータの数は同じである。本明細書では、説明を分かり易くするために、第1モーションデータの始点t1をt=0と置き直し、且つ第2モーションデータの始点t2もt=0と置き直して、動作の比較を行う部分のデータだけを抽出して作り直した第1モーションデータ及び第2モーションデータを用いて以下の説明を行う。
次に、サーバ10は、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1の運動対象30の動作と第2の運動対象31の動作との第1類似度を求める。サーバ10は、第1の運動対象30が有する複数の部位の位置情報と第2の運動対象31が有する複数の部位の位置情報とを比較して、位置の第1類似度を求めるか、及び/又は、第1の運動対象30が有する複数の部位の回転情報と第2の運動対象31が有する複数の部位の回転情報とを比較して、回転の第1類似度を求め得る。本実施形態では、サーバ10は、位置の第1類似度及び回転の第1類似度を求める。以下、図9に示すフローチャートを参照しながら、サーバ10が第1類似度を求める処理を説明する。
まず、ステップS901において、類似度算出部11aは、第1の運動対象30及び第2の運動対象31のそれぞれについて、第1モーションデータ及び第2モーションデータの位置情報及び回転情報を補正処理する。
具体的には、類似度算出部11aは、初期時点(t=0)における第1モーションデータの仙骨の位置を、ワールド座標系の原点に一致させるように、仙骨の位置情報を補正する。また、類似度算出部11aは、初期時点(t=0)における第1モーションデータの他の部位の位置情報に対して、仙骨の位置をワールド座標系の原点に移動させたのと同様の補正を行う。更に、類似度算出部11aは、初期時点以降の第1モーションデータの各部位の位置情報に対して同様の補正を行う。キャリブレーション時には、運動対象の仙骨の位置はワールド座標系の原点と一致しているが、動作の比較を開始する始点の時点における運動対象の仙骨の位置は、ワールド座標系の原点と一致しているとは限らないので、このような補正を行う。
また、類似度算出部11aは、初期時点(t=0)における第2モーションデータの仙骨の位置を、ワールド座標系の原点に一致させるように、仙骨の位置情報を補正する。また、類似度算出部11aは、初期時点(t=0)における第2モーションデータの他の部位の位置情報に対して、仙骨の位置をワールド座標系の原点に移動させたのと同様の補正を行う。更に、類似度算出部11aは、初期時点以降の第2モーションデータの各部位の位置情報に対して同様の補正を行う。
更に、類似度算出部11aは、初期時点(t=0)における第2モーションデータの仙骨の回転情報を、初期時点(t=0)における第1モーションデータの仙骨の回転情報と一致させるように補正する。また、類似度算出部11aは、初期時点以降の第2モーションデータの仙骨の回転情報に対して、同様の補正を行う。
次に、ステップS903において、類似度算出部11aは、所定の時間間隔毎に、第1の運動対象30が有する15の部位の位置と、第2の運動対象31が有する15の部位の位置との間の距離を求める。所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔、又は、隣接しない2つの時点の間隔を用いることができるが、本実施形態では、所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔を用いる。即ち、本実施形態では、類似度算出部11aは、時系列データの各時点において、第1の運動対象30が有する15の部位の位置と、第2の運動対象31が有する15の部位の位置との間の距離を求める。
具体的には、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の対応する部位間の距離を、下記式(7)を用いて求める。
Figure 0007072369000007
ここで、dp(p1i(t)、p2i(t))は、第1の運動対象30の部位iの時点tにおける位置情報p1i(t)と、第2の運動対象31の部位iの時点tにおける位置情報p2i(t)との間の変化量を示す距離を求める関数である。距離としては、例えば、ユークリッド距離、マンハッタン距離、シェビチェフ距離を用いることができる。また、ここで、iは1~15の整数である。
次に、ステップS905において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の対応する部位の位置の類似度を、下記式(8)を用いて求める。
Figure 0007072369000008
ここで、fは0よりも大きく且つ1未満の数である。本明細書では、fとして0.1を用いる。部位間の位置の類似度sp(t)は、類似度が高い程1に近い値を有し、類似度が低い程0に近い値を有する。
次に、ステップS907において、類似度算出部11aは、各時点において、位置の第1類似度を、下記式(9)を用いて求める。
Figure 0007072369000009
ここで、w1piは、部位iの重みを表しており、下記式(10)により規格化されている。また、imaxは15である。
Figure 0007072369000010
次に、ステップS909において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の対応する部位の回転(向き又は角度)の類似度を、下記式(11)を用いて求める。
Figure 0007072369000011
ここで、sq(t)は、第1の運動対象30の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンと、第2の運動対象31の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンとのコサイン類似度を示す。コサイン類似度は、向きが近い程1に近い値を有し、向きが離れている程0に近い値を有する。ここで、iは1~15の整数である。なお、回転の類似度を求める方法は、コサイン類似度に限定されず、他の方法を用いてもよい。
次に、ステップS911において、類似度算出部11aは、各時点において、回転の第1類似度を、下記式(12)を用いて求める。
Figure 0007072369000012
ここで、w1qiは、部位iの重みを表しており、下記式(13)により規格化されている。また、imaxは15である。
Figure 0007072369000013
以上が、類似度算出部11aが位置の第1類似度及び回転の第1類似度を求める処理の説明である。
次に、ステップS707において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1の運動対象30の動作と第2の運動対象31の動作との第2類似度を求める。以下、図10に示すフローチャートを参照しながら、類似度算出部11aが第2類似度を求める処理を説明する。
まず、ステップS1001において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、所定の時間間隔における第1の運動対象30が有する15の部位の回転情報の変化量と、第2の運動対象31が有する15の部位の回転情報の変化量を求める。所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔、又は、隣接しない2つの時点の間隔を用いることができるが、本実施形態では、所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔を用いる。即ち、本実施形態では、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、各時点間において、第1の運動対象30が有する15の部位の回転情報の変化量と、第2の運動対象31が有する15の部位の回転情報の変化量を求める。
具体的には、類似度算出部11aは、各時点間において、第1の運動対象30の部位のそれぞれの回転情報の変化量を、下記式(14)を用いて求める。
Figure 0007072369000014
ここで、dq(q1i(t-1)、q1i(t))は、第1の運動対象30の部位iの時点t-1における回転情報を表すクォータニオンと、第1の運動対象30の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンとの差を求める関数である。ここで、iは1~15の整数である。
同様に、類似度算出部11aは、各時点間において、第2の運動対象31の部位のそれぞれの回転情報の変化量を、下記式(15)を用いて求める。
Figure 0007072369000015
dq2i(t)は、第2の運動対象31の部位iの時点t-1における回転情報を表すクォータニオンと、第2の運動対象31の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンとの差を示す。ここで、iは1~15の整数である。
次に、ステップS1003において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の対応する部位の回転(向き又は角度)の変化量の類似度を、下記式(16)を用いて求める。
Figure 0007072369000016
ここで、sq(t)は、第1の運動対象30の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンの変化量と、第2の運動対象31の部位iの時点tにおける回転情報を表すクォータニオンの変化量とのコサイン類似度を示す。コサイン類似度は、向きの変化量が近い程1に近い値を有し、向きの変化量が離れている程0に近い値を有する。ここで、iは1~15の整数である。なお、回転の類似度を求める方法は、コサイン類似度に限定されず、他の方法を用いてもよい。
次に、ステップS1005において、類似度算出部11aは、各時点において、第2類似度を、下記式(17)を用いて求める。
Figure 0007072369000017
ここで、w2qiは、部位iの重みを表しており、下記式(18)により規格化されている。また、imaxは15である。
Figure 0007072369000018
以上が、類似度算出部11aが第2類似度を求める処理の説明である。
次に、ステップS709において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1の運動対象30の動作と第2の運動対象31の動作との第3類似度を求める。以下、図11に示すフローチャートを参照しながら、類似度算出部11aが第3類似度を求める処理を説明する。
まず、ステップS1101において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、所定の時間間隔における第1の運動対象30の仙骨の位置情報の変化量と、第2の運動対象31の仙骨の位置情報の変化量とを求める。所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔、又は、隣接しない2つの時点の間隔を用いることができるが、本実施形態では、所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔を用いる。なお、本実施形態では、第1の運動対象30の仙骨と、第1の運動対象30の仙骨との位置情報を比較しているが、他の部位同士の位置情報を比較してもよい。
具体的には、類似度算出部11aは、各時点間において、第1の運動対象30の仙骨の位置情報の変化量を、下記式(19)を用いて求める。
Figure 0007072369000019
ここで、dp(p11(t)、p21(t))は、第1の運動対象30の部位1(仙骨)の時点t-1における位置情報と、第2の運動対象31の部位1(仙骨)の時点tにおける位置情報との間の変化量を示す距離を求める関数である。距離としては、例えば、ユークリッド距離、マンハッタン距離、シェビチェフ距離を用いることができる。
同様にして、類似度算出部11aは、各時点間において、第2の運動対象31の仙骨の位置情報の変化量を、下記式(20)を用いて求める。
Figure 0007072369000020
ここで、dp21(t)は、第2の運動対象31の部位1(仙骨)の時点t-1における位置情報と、第2の運動対象31の部位1(仙骨)の時点tにおける位置情報との間の変化量を示す距離である。
次に、ステップS1103において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30の仙骨位置の変化量を示す距離と、第2の運動対象31の仙骨位置の変化量を示す距離との差の絶対値を、下記式(21)を用いて求める。
Figure 0007072369000021
ddp(t)は、時点t-1と時点tとの間における第1の運動対象30の仙骨位置の変化量を示す距離と、第2の運動対象31の仙骨位置の変化量を示す距離との差の絶対値を示す。
次に、ステップS1105において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の仙骨の位置の変化量の類似度である第3類似度を、下記式(22)を用いて求める。
Figure 0007072369000022
ここで、fは0よりも大きく且つ1未満の数である。本明細書では、fとして0.1を用いる。部位間の位置の類似度W3(t)は、類似度が高い程1に近い値を有し、類似度が低い程0に近い値を有する。
以上が、類似度算出部11aが第3類似度を求める処理の説明である。
次に、ステップS711において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1の運動対象30の動作と第2の運動対象31の動作との第4類似度を求める。以下、図12に示すフローチャートを参照しながら、類似度算出部11aが第4類似度を求める処理を説明する。なお、サーバ10は、第4類似度を求めずに、第1~第3類似度を用いて、動作の類似度を求めてもよい。
まず、ステップS1201において、類似度算出部11aは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、所定の時間間隔における第1の運動対象30の仙骨の位置情報の変化量と、第2の運動対象31の仙骨の位置情報の変化量とを求める。本実施形態では、所定の時間間隔として、初期時点(t=0)と時点tとの間隔を用いる。なお、本実施形態では、第1の運動対象30の仙骨と、第1の運動対象30の仙骨との位置情報を比較しているが、他の部位同士の位置情報を比較してもよい。また、所定の時間間隔として、初期時点以外の時点、例えば、t=2又は3と、それ以降の時点との間隔を用いてもよい。
そして、類似度算出部11aは、各時点間において、第1の運動対象30の仙骨の位置情報の変化量を、下記式(23)を用いて求める。
Figure 0007072369000023
ここで、dp(p11(t)、p21(t))は、第1の運動対象30の部位1(仙骨)の時点0(初期時点)における位置情報と、第1の運動対象30の部位1(仙骨)の時点tにおける位置情報との間の変化量を示す距離を求める関数である。距離としては、例えば、ユークリッド距離、マンハッタン距離、シェビチェフ距離を用いることができる。
同様にして、類似度算出部11aは、各時点間において、第2の運動対象31の仙骨の位置情報の変化量を、下記式(24)を用いて求める。
Figure 0007072369000024
ここで、dp21(t)は、第2の運動対象31の部位1(仙骨)の時点0(初期時点)における位置情報と、第2の運動対象31の部位1(仙骨)の時点tにおける位置情報との間の変化量を示す距離である。
次に、ステップS1203において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30の仙骨位置の変化量を示す距離と、第2の運動対象31の仙骨位置の変化量を示す距離との差の絶対値を、下記式(25)を用いて求める。
Figure 0007072369000025
ここで、ddp(t)は、初期時点(t=0)と時点tとの間における第1の運動対象30の仙骨位置の変化量を示す距離と、第2の運動対象31の仙骨位置の変化量を示す距離との差の絶対値を示す。
次に、ステップS1205において、類似度算出部11aは、各時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の仙骨の位置の変化量の類似度である第4類似度を、下記式(26)を用いて求める。
Figure 0007072369000026
ここで、fは0よりも大きく且つ1未満の数である。本明細書では、fとして0.1を用いる。部位間の位置の類似度W4(t)は、類似度が高い程1に近い値を有し、類似度が低い程0に近い値を有する。
以上が、類似度算出部11aが第4類似度を求める処理の説明である。
次に、ステップS713において、類似度算出部11aは、各時点において、動作の類似度を下記式(27)を用いて求める。
Figure 0007072369000027
ここで、mは、第1類似度~第4類似度の重みを表しており、下記式(28)により規格化されている。また、jmaxは4である。
Figure 0007072369000028
上述したように、本実施形態では、動作の類似度を、第1類似度W1と重みmとの積と、第2類似度W2と重みmとの積と、第3類似度W3と重みmとの積と、第4類似度W4と重みmとの積との和で求めているが、動作の類似度は、第1類似度と第2類似度及び第3類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて求めていればよい。
例えば、動作の類似度を、第1類似度と重みとの積と、第2類似度と重みとの積との和で求めてもよい。また、動作の類似度を、第1類似度と重みとの積と、第3類似度と重みとの積との和で求めてもよい。また、動作の類似度を、第1類似度と重みとの積と、第2類似度と重みとの積と、第3類似度と重みとの積との和で求めてもよい。また、動作の類似度を、第1類似度と重みとの積と、第3類似度と重みとの積と、第4類似度と重みとの積との和で求めてもよい。
そして、類似度算出部11aは、求めた動作の類似度の時系列データを、通信部15を用いて、ネットワークNを介して、端末20へ送信する。
次に、ステップS715において、サーバ10の処理部11の3次元画像生成部11bは、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、所定の時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の3次元画像を生成する。所定の時点として、動作の類似度の時系列データにおいて局所的なピークを示している時点を用いることができる。そして、3次元画像生成部11bは、生成した3次元画像を、通信部15を用いて、ネットワークNを介して、端末20へ送信する。なお、端末20が、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の3次元画像を生成するようにしてもよい。
次に、ステップS717において、端末20の処理部21は、サーバ10から受信した動作の類似度の時系列データに基づいて、動作の類似度の経時変化を示すグラフを生成して、表示部23に表示する。また、端末20は、処理部21は、サーバ10から受信した第1の運動対象30及び第2の運動対象31の3次元画像(図示せず)を、動作の類似度の経時変化を示すグラフの所定の時点に表示する。なお、サーバ10が、動作の類似度の経時変化を示すグラフ及び第1の運動対象30及び第2の運動対象31の3次元画像を表示するようにしてもよい。
図13は、動作の類似度の経時変化を示す図である。
図13には、複数の時点において、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の3次元画像が、動作の類似度と共に示されるようにしてもよい。これにより、第1の運動対象30及び第2の運動対象31の動作の類似度が、数値と共に、3次元画像を用いて視覚化されるので、動作の類似度の比較がより分かり易くなる。
上述した本実施形態のシステムによれば、第1類似度と共に、第2類似度及び第3類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、動作の類似度が求められるので、キャリブレーション時の影響を抑制して、2つの運動対象の動作の類似度を求めることができる。特に、本実施形態では、第1類似度と、第2類似度~第4類似度との組み合わせに基づいて動作の類似度が求められるので、キャリブレーション時の影響を十分に抑制して、2つの運動対象の動作の類似度が求められる。
次に、第1類似度だけを用いて2つの運動対象の動作の類似度を求めた場合と、第1類似度と共に、第2類似度及び第3類似度の内の少なくとも1つとの組み合わせに基づいて、2つの運動対象の動作の類似度を求める場合について、実施例及び比較例を用いて説明する。
以下、本明細書に開示するシステムについて、実施例を用いて更に説明する。ただし、本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
(実施例1)
Xsens社製のモーションキャプチャシステムMVN-awindaの慣性式センサを、第1の運動対象である人物の仙骨、右上腿、右下腿、右足の甲、左上腿、左下腿、左足の甲、胸部、左上腕、左前腕、左手の甲、右上腕、右前腕、右手の甲、頭部の15部位に装着した。
そして、第1の運動対象である人物が両足の間を10cm開いて直立した気をつけの姿勢で、第1の運動対象のキャリブレーションが行われた。そして、第1の運動対象はラジオ体操第1の動作を行って、第1モーションデータが取得された。
また、第2の運動対象である第1の運動対象と同一の人物に対して、同じ15の部位に慣性式センサを装着した。
そして、第2の運動対象である人物が両足の間を30cm開いて、30度の角度で前傾した気をつけの姿勢で、第2の運動対象のキャリブレーションが行われた。そして、第2の運動対象は、第1の運動対象と同様にラジオ体操第1の動作を行って、第2モーションデータが取得された。
そして、第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1類似度W1を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第2類似度W2を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第3類似度W3を、各時点において、仙骨の類似度と重みの積として求めた。第1類似度W1~第3類似度W4を求める時の所定の時間間隔として、隣接する2つの時点の間隔を用いた。また、第4類似度を、各時点において、仙骨の類似度と重みの積として求めた。第4類似度を求める所定の時間間隔として、初期時点(t=0)と各時点tとの間隔を用いた。
そして、動作の類似度を、各時点において、第1類似度W1と、第2類似度W2と、第3類似度と、第4類似度との和として求めて、実施例1とした。なお、実施例1では、動作の類似度を求める時に、第1類似度W1と重みとの和との積は求められていない。上述したように、第1類似度W1は、各部位の回転の類似度と部位の重みの積の和として求められている。このことは、第2類似度W2についても同様である。
実施例1の第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みと、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みと、第3類似度W3を求めるのに使用された仙骨の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを、図14に示す。また、図14には、第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第3類似度W3を求めるのに使用された仙骨の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを比較して示す。
各部位の重みは、以下のように決定された。まず、第1の運動対象及び第1の運動対象がダンスを行う動作を人間が見て、各時点における2つの運動対象の類似度を0~1の間で5段階に官能評価した。そして、第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みと、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みと、第3類似度W3を求めるのに使用された仙骨の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みをそれぞれ変化させて、各時点における動作の類似度を求めて、官能評価の結果と近くなるように、それぞれの重みを決定した。
図15に示すように、実施例1では、動作の類似度は、各時点において0.65~0.77の範囲で変化していて、動作の類似度の平均値は0.73であった。
(実施例2)
第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1類似度W1を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第2類似度W2を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第4類似度W4を、各時点において、仙骨の類似度と重みの積として求めた。
実施例2の第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みと、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを、図16に示す。また、図16には、第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを比較して示す。
そして、動作の類似度を、各時点において、第1類似度W1と、第2類似度W2と、第4類似度との和として求めた。
図15に示すように、実施例2では、動作の類似度は、各時点において0.62~0.75の範囲で変化していて、動作の類似度の平均値は0.69であった。
(実施例3)
第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1類似度W1を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第2類似度W2を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めた。
実施例3の第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みと、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みを、図17に示す。また、図17には、第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第2類似度W2を求めるのに使用された各部位の重みの和を比較して示す。
そして、動作の類似度を、各時点において、第1類似度W1と、第2類似度W2との和として求めた。
図15に示すように、実施例3では、動作の類似度は、各時点において0.58~0.74の範囲で変化していて、動作の類似度の平均値は0.63であった。
(実施例4)
第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1類似度W1を、各時点において、各部位の位置の類似度と部位の重みの積として求めた。また、第3類似度W3を、各時点において、仙骨の類似度と重みの積として求めた。また、第4類似度W4を、各時点において、仙骨の類似度と重みの積として求めた。
実施例4の第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みと、第3類似度W3を求めるのに使用された仙骨の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを、図18に示す。また、図18には、第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みの和と、第3類似度W3を求めるのに使用された仙骨の重みと、第4類似度W4を求めるのに使用された仙骨の重みを比較して示す。
そして、動作の類似度を、各時点において、第1類似度W1と、第3類似度W3と、第4類似度W4の和として求めた。
図15に示すように、実施例4では、動作の類似度は、各時点において0.31~0.72の範囲で変化していて、動作の類似度の平均値は0.55であった。
(比較例)
第1モーションデータ及び第2モーションデータに基づいて、第1類似度W1を、各時点において、各部位の回転の類似度と部位の重みの積として求めて、比較例の動作の類似度とした。
比較例の第1類似度W1を求めるのに使用された各部位の重みを、図19に示す。
図15に示すように、比較例では、動作の類似度は、各時点において0.49~0.69の範囲で変化していて、動作の類似度の平均値は0.55であった。
第1モーションデータ及び第2モーションデータは、同一人物の同じ動作を記録したデータであるので、比較的高い類似度を有していることが期待される。しかし、第1モーションデータ及び第2モーションデータでは、キャリブレーション時の姿勢が異なるので、キャリブレーション時における運動対象の姿勢が異なっている影響は、キャリブレーション処理によっては補正されないため、動作データの全体に及ぶと考えられる。
そして、実施例1~3の動作の類似度の平均値は、比較例よりも高い値を示した。これにより、実施例1~3は、キャリブレーション時の影響を抑制して、2つの運動対象の動作の類似度をより正確に求めていると考えられる。比較例では、実施例1~3と比べて、キャリブレーション時における運動対象の姿勢が異なっている影響を受けるので、動作の類似度に対して十分な精度が得られないと考えられる。
実施例4は、実施例1~3と比べて、低い類似度を示した。この理由として、実施例4では、各部位の位置の類似度に基づいて、第1類似度W1を求めているのに対して、実施例1~3では、各部位の回転の類似度に基づいて、第1類似度W1を求めていることが考えられる。このことから、キャリブレーション時の影響を抑制して、2つの運動対象の動作の類似度を正確に求める観点からは、各部位の回転の類似度に基づいて、第1類似度W1を求めることが好ましいと考えられる。
本発明では、上述した実施形態の動作の類似度を求める方法、システム及びプログラムは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
1 システム
10 サーバ
11 処理部
11a 類似度算出部
11b 3次元画像生成部
12 メモリ
12a コンピュータプログラム
12b 第1モーションデータ
12c 記憶媒体
13 表示部
14 入力インターフェース
15 通信部
20 端末
21 処理部
22 メモリ
23 表示部
24 入力インターフェース
25 通信部
30 第1の運動対象
31 第2の運動対象
S1~S15 センサ
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求める方法であって、
    前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成することと、
    前記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データを作成することと、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求めることと、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求めることと、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求めることと、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第4の類似度を求めことと、
    前記第1の類似度と、前記第2の類似度と、前記第3の類似度と、前記第4の類似度との組み合わせに基づいて、前記動作の類似度を求めることと、
    を処理装置が実行することを特徴とする方法。
  2. 前記第2の類似度を求めることは、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、前記第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位のそれぞれの回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位のそれぞれの回転情報の変化量とを比較する事によって、複数の部位のそれぞれについての部位類似度を求め、複数の部位のそれぞれの当該部位類似度と当該部位類似度に対する重みとの積の和を、前記第2の類似度として求めることを前記処理装置が実行する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の時系列データでは、前記第1の運動対象が有する複数の部位の角度を示す回転情報が、クォータニオンを用いて表されており、
    前記第4の時系列データでは、前記第2の運動対象が有する複数の部位の角度を示す回転情報が、クォータニオンを用いて表されており、
    前記第2の類似度を求めることは、前記第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位のそれぞれのクォータニオンの変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位のそれぞれのクォータニオンの変化量とのコサイン類似度を、複数の部位のそれぞれについての前記部位類似度として求めることを前記処理装置が実行する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第3の類似度を求めることは、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、前記第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量を示す距離D1と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量を示す距離D2とを用いて、前記第3の類似度として1/(1+f×|D1―D2|)を求めることを前記処理装置が実行し、ここでfはゼロよりも大きく且つ1未満の数である、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記動作の類似度を求めることは、
    前記第1の類似度と第1の重みとの積と、前記第2の類似度と第2の重みとの積との和を、前記動作の類似度として求めるか、又は、
    前記第1の類似度と第1の重みとの積と、前記第3の類似度と第3の重みとの積との和を、前記動作の類似度として求めるか、又は、
    前記第1の類似度と第1の重みとの積と、前記第2の類似度と第2の重みとの積と、前記第3の類似度と第3の重みとの積との和を、前記動作の類似度として求めるか、又は、
    前記第1の類似度と第1の重みとの積と、前記第2の類似度と第2の重みとの積と、前記第3の類似度と第3の重みとの積と、前記第4の類似度と第4の重みとの積との和を、前記動作の類似度として求めることを前記処理装置が実行する、請求項1~4の何れか一項に記載の方法。
  6. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めるシステムであって、
    前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する端末と、
    前記端末と通信可能に接続された通信部と、
    前記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データを記憶する記憶部と、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求め、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求め、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第4の類似度を求め
    前記第1の類似度と、前記第2の類似度と、前記第3の類似度と、前記第4の類似度との組み合わせに基づいて、前記動作の類似度を求め、前記通信部を用いて前記動作の類似度を前記端末へ送信する、処理部と、
    を有するサーバと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  7. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めるシステムであって、
    前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第1の時系列データを受信する端末と、
    前記端末と通信可能に接続された通信部と、
    前記第2の運動対象に配置された複数のセンサにより作成された、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを記憶する記憶部と、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求め、
    前記通信部を用いて前記端末から受信した前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求め、
    前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第4の類似度を求め、
    前記第1の類似度と、前記第2の類似度と、前記第3の類似度と、前記第4の類似度との組み合わせに基づいて、前記動作の類似度を求め、前記通信部を用いて前記動作の類似度を前記端末へ送信する、処理部と、
    を有するサーバと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  8. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を表示する端末であって、
    前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する処理部と、
    前記第2の時系列データを外部へ送信し、
    前記第2の時系列データ、及び、前記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって求められた第1の類似度と、前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって求められた第2の類似度と、前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第3の類似度と、前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第4の類似度との組み合わせに基づいて求められた前記動作の類似度を、外部から受信する通信部と、
    前記動作の類似度を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  9. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を表示する端末であって、
    前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第1の時系列データを受信して、当該第1の時系列データを外部へ送信し、
    前記第1の時系列データ、及び、前記第2の運動対象に配置された複数のセンサにより作成された、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって求められた第1の類似度と、前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって求められた第2の類似度と、前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第3の類似度と、前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって求められた第4の類似度との組み合わせに基づいて求められた前記動作の類似度を、外部から受信する、通信部と、
    前記動作の類似度を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  10. 第1の運動対象と第2の運動対象の動作の類似度を求めることを、前記第1の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第1の時系列データに基づいて、前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第2の時系列データを作成する端末から、前記第2の時系列データを受信するサーバに実行させるプログラムであって、
    前記端末から受信した前記第2の時系列データ、及び前記第2の運動対象に配置された複数のセンサから受信した第3の時系列データに基づいて作成された、前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報及び当該複数の部位の角度を示す回転情報を有する第4の時系列データに基づいて、第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の位置情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の位置情報とを比較するか、又は、前記第1の時間間隔毎に前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報とを比較する事によって第1の類似度を求め、
    前記端末から受信した前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第2の時間間隔における前記第1の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量と前記第2の運動対象が有する複数の部位の回転情報の変化量とを比較する事によって第2の類似度を求め、
    前記端末から受信した前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、第3の時間間隔における前記第1の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第1の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第3の類似度を求め、
    前記第2の時系列データ及び前記第4の時系列データに基づいて、初期時点と当該初期時点から第4の時間経過後の時点との間における前記第1の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量と前記第2の運動対象の第2の部位の位置情報の変化量とを比較する事によって第4の類似度を求め、
    前記第1の類似度と、前記第2の類似度と、前記第3の類似度と、前記第4の類似度との組み合わせに基づいて、前記動作の類似度を求め、前記動作の類似度を前記端末へ送信することを、前記サーバに実行させることを特徴とするプログラム。
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