JP7070969B2 - マルチチャネルシステムのためのクロストーク較正 - Google Patents

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Description

信号の複数のチャネルが存在する場合のアナログ又はミックスドシグナルシステムにおいて、チャネル間のクロストークは、信号精度に著しく影響し得る。そのようなミックスドシグナルシステムの一例は電力メータリング回路であり、これは、電力を演算するために電圧及び電流を測定するためアナログデジタルコンバータ(ADC)を用い得る。電圧及び電流信号経路間のクロストークは、電力演算の精度に著しく影響を与える。問題は、シングルエンドADCを用いるシステムにおいてさらに一層明らかとなる。これは、このようなシステムは、複数のチャネル(例えば、電圧及び電流)により共有されるリターン接地経路を含むためである。共通リターンは、システムにクロストークの影響をより受け易くする。
記載される例において、電気メーターなどのシステムが、クロストークの影響を受け易いシングルエンドアナログ・デジタルコンバータを含む。クロストークの影響を較正及び相殺するため、システムは、電圧誘導クロストークが電圧に対して同相であるか又は位相がずれているかを判定する。システムは、最小及び最大の測定された電流値及び電圧に基づいて、第1の較正係数を判定する。クロストークが同相である場合、システムは、第2の較正係数を0に設定する。クロストークがずれた位相である場合、システムは、力率角が90度に設定されるとき測定された電流に基づいて、第2の較正係数を演算する。較正係数は、マルチチャネルシステムにストアされ得る。使用の際、システムは、電流及び電圧を測定し、較正係数を用いるクロストーク相殺手法を用いることにより、測定された電流及び電圧に基づいて、実際の電流、電圧及び電力を演算する。
種々の例に従った電気メーター回路を示す。
種々の例に従った図1の電気メーターの等価の回路図を図示する。
種々の例に従った同相クロストークを図示するフェーザ図である。
種々の例に従ったずれた位相クロストークを図示するフェーザ図である。
種々の例に従った較正プロセスを実施するためテストシステムに結合される電気メーターを示す。
種々の例に従った電気メーターを較正するための方法である。
種々の例に従った較正プロセスの間判定される較正係数に基づいて、測定された電流を補償するための分野において、電気メーターによって実施される方法である。
図1の電気メーターにおいて利用し得る電圧感知回路の一例である。
図1の電気メーターにおいて利用し得る電流感知回路の一例である。
この記載において、「結合する(couple)」という用語は、間接的又は直接的な有線又はワイヤレスの接続を意味する。例えば、第1のデバイスが第2のデバイスに結合する場合、この接続は、直接接続を介するもの、又は、他のデバイス及び接続を介する間接的接続を介するものであり得る。
上述したように、マルチチャネルシステムにおけるチャネル間のクロストークは、特に、シングルエンドADCを用いるシステムにおいて、信号測定精度に悪影響を及ぼし得る。本明細書に記載される実施例は、この問題に対処する較正手法を提供し、それにより、シングルエンドADCを、データ取得のための低コストの解決策に用いることを可能にし得る。そのような一実施例の例が、電気メーターの文脈でこれ以降に記載されているが、この原理は、他のタイプのマルチチャネルシステムに適用し得る。
図1は、種々の実施例に従った電気メーター100のブロック図を示す。例示のメーター100が、電圧及び電流を2つの入力信号で受け取る。回路100は、電圧センサ102、電流センサ104、電圧増幅器106、電流増幅器108、及びADC110を含む。電気メーター100は、マルチチャネルのシングルエンドADC110を用い、これは、リターン接地経路111が電圧及び電流チャネル間で共有されることを意味する。電圧増幅器106から見られるように、ADC110は、Zvとして示される入力インピーダンスを有する。同様に、電流増幅器108から見られるように、ADC110は、Ziとして示される入力インピーダンスを有する。
電圧及び電流経路の各々の利得は、構成要素変動などの要因のため、その名目値とは異なり得る。このような変動は利得誤差を生じさせ得る。利得誤差を補償するために、一つの固定利得較正が概して充分であり得る。各経路はまた、センサ102、104からそれぞれのADC入力までの或る量の位相遅延を導入し得、位相誤差を生じさせ得る。位相誤差は、参照信号を用いて較正され得る。較正された利得及び位相遅延は静的(定数)であり、利得及び位相誤差を補償するために通常オペレーションの間にデジタル処理において用いられる。高精度ADC(差動ADCなど)が用いられる従来の電気メーターでは、信号間のクロストークは、概して、注意深いボードレイアウトを介して最小に制御され得、静的利得及び位相較正は、概して、電力測定精度を確実にするために充分である。
しかし、低コストのシングルエンドADCが所望とされる電気メーター応用例では、複数の信号の共通リターン経路のため、著しいクロストークはなくならない。上述した利得及び位相較正手法は、回路にクロストークが存在するとき、下記理由のため、充分ではない。第1に、クロストークは負荷と共に変化する。第2に、クロストークの影響は、電圧及び電流間の位相角度(即ち、力率角)にも依存する。負荷及び力率に応じてクロストークが変化するので、クロストークが導入する誤差は、従来の静的利得及び位相較正によっては補正され得ない。
図2は、図1の電気メーター100の回路概略モデルを図示する。上述したように、電気メーターは共通接地アーキテクチャを用いる。小さくなりがちとはいえ、共通の接地経路は、図2においてZGNDとして示されるインピーダンスを有する。電圧V及び電流Iは、それぞれ、電圧及び電流増幅器106、108からの電圧及び電流信号出力を表す。図2の概略は、電圧信号がZGNDを介して電流信号上に結合され得、及びその逆もあることを図示する。注意深く設計されたボードレイアウトでも、インピーダンスが常に共通リターン経路にあり得る。低周波数では、接地インピーダンスZGNDは、純粋な抵抗性負荷のように振る舞いがちである。
図3は、電流に対する電圧のクロストークの影響を図示するフェーザ図である。図3は、電圧及び電流ベクトルV及びI(実線で図示される)を示す。ベクトル間の角度(θ1)は、電圧及び電流間の位相差を表し、力率角とも称され得る。αVとして示されるベクトルは、電流に対する電圧からのクロストークを表す。クロストークは、電圧Vに対して同相又はずれた位相であり得る。図3は、同相クロストークを図示し、図4(後述する)は、ずれた位相クロストークを図示する。
図3を引き続き参照すると、クロストーク係数αは正であってもよく負であってもよく、そのため、同相クロストークαVは、0度又は180度の電圧Vに対して位相角度を有し得る。図3はαが負である例を示す。ずれた位相クロストーク(図4)は、αVが電圧Vに対して0又は180度以外の角度であることを意味する。ZGNDが概して小さいため、クロストークの量は、電流Iの量よりずっと小さくなりやすく、即ち、αV<<Iである。ZGNDはまた、電気メーター100の構成要素を含むボードがつくられるとき固定され、これは、αが一定であることを意味する。電気メーターの応用例において、電力線電圧は通常変わらないので、電圧Vは同じままとなりがちである。αVの影響に起因して、ADC110において検出される電流はIとは異なる。図3において、ADC測定された電流はImと示される。従って、電流センサ104は電流Iを生成するが、ADC110は、電圧信号経路により生成されるクロストークαVから生じる電流Imをデジタル化する。また、本明細書に記載される実施例は、Imの測定からIのメーターによる計算を可能にするように、電気メーターを較正するための手法を提供する。
クロストークは、ImVが既知である場合にIを回復するためImからαVを減じることにより、容易に相殺又は補償され得る。後述する手法の目的は、クロストーク係数αを演算することである。V及びI間の力率角θ1は、所望のように変えられ得る。例えば、幾つかの実施例において、(及び図5について後述するように)、電気メーター100は、電気メーターに提供される電圧及び電流の量、及び力率角を制御し得るテストシステムに接続され得る。力率角が変化するにつれて、電流Iに対するαVの角度も変わる。
図3に示すように、Imは、ポイントP2(力率角が0度となるポイント)で最小であり、ポイントP1(力率角が180度となるポイント)で最大である。そのため、最大及び最小RMS電流Imは、力率角を(テストシステムを用いて)スウィープすることにより見つかる。Imの最小及び最大値が0及び180度の力率角と一致する場合、同相クロストークが存在する。Imの最小及び最大値が0及び180度の力率角と一致しない場合、ずれた位相クロストークが存在する。αの値は、
α=(Im(P1)-Im(P2))/2V (1)
として演算され得、ここで、Im(P1)は、力率角がスウィープされるときにADC110により記録された最小RMS電流測定であり、Im(P2)は、ADCにより記録された最大RMS電流測定であり、Vは、テストシステムにより設定される電圧の大きさである。従って、テストシステムは、V及びIを設定し、その後、力率を(例えば、0から360度まで)スウィープする一方で、電流(Im)の測定値を電気メーターのADCから受け取る。テストシステムは、最小及び最大Im値を検出し、差を演算し、差を電圧Vの2倍で除算する。同相及びずれた位相両方のクロストークに対して、クロストーク係数αを得るために同じアプローチが用いられる。
電流に対する電圧のクロストークが純粋に同相であった場合、αの演算は、電気メーター100をフルに較正し、クロストークの影響を相殺するために充分な較正係数であり得る。同相クロストークの場合、電気メーター100は、電圧(V)及び電流(Im)を測定し、
I=Im+αV (2)
として、クロストークの影響なしに電流を演算する。
しかし、電流に対する電圧のクロストークが、電圧Vに対してずれた位相である場合、幾つかの実施例に従って付加的な較正係数が計算される。図4は、結合されたインピーダンスZGNDが純粋に抵抗性ではないというシナリオを図示する。示されるように、αVベクトル(実線)は、V(実線)と整合されず、Vに対してθ2の位相差を有する。位相差θ2は、電流に対する電圧のクロストークのずれた位相にも関わらず、電気メーターを較正するために(較正係数αに加えて)用いることができる第2の較正係数である。較正係数θ2は、力率角(V及びI間)を90度に設定し、結果の電流の大きさを測定することによって、演算され得る。電流の大きさは、図4にIm2として示され、示されるようにポイントP4と一致する。θ2の値は、
θ2=(Im2-I)/αV (3)
として演算される。
較正係数α及びθ2両方がある場合、電気メーターは、測定された電流Imを下記のように補償し得る。
I=Im+αVeθ2 (4)
幾つかの実施例において、数式(4)は、クロストークが電圧Vに対して同相であるか又は位相がずれているかに関わらず、測定された電流を補償するために用いられる。クロストークが同相である場合、θ2は0となる。その結果、電流補償の数式(4)は数式(2)に還元する。クロストークが異なる位相である場合、テストシステムは、上述したようにθ2を演算し、この場合も数式(4)を用いる。
図5は、較正係数判定プロセスの間、テストシステム200に結合される電気メーター100を図示する。プロセスは、電気メーターの製造時に又はその後であるが、好ましくは、メーターが電圧及び電流測定値を得るために用いられる前に、実施され得る。後述するプロセスは、メーターの寿命の間に、一度のみ又は複数回実施され得る。
テストシステム200は、電圧及び電流制御208を含み、これは、プロセッサ202により要求される大きさで、及び、同様にプロセッサ202により要求される力率角で、電圧及び電流を生成し得る電圧及び電流生成器を含む。力率は、テストシステム200により特定の値(例えば、90度)に設定され得、又は或る範囲の値(例えば、0~360度)を介してスウィープされ得る。テストシステム200は、コンピュータ、カスタムスタンドアロンテストデバイス、又は任意の他のタイプの電子的システムとして実装され得る。概して、テストシステム200は、電気メーター100を較正するために用いられる、高精度電圧及び電流源信号を生成する。
電気メーターは、電圧及び電流センサ102及び104、増幅器106及び108、ADC110、プロセッサ120、較正係数ストレージ122、及びトランスミッタ124を含む。ADC110は、プロセッサ120の構成要素であり得、又は、プロセッサ120とは独立し得る。プロセッサ120は、較正コード125及びメーターコード127を含む。較正コード125は、本明細書に記載される較正を実施するためプロセッサ120により実行され得る機械命令を含み、メーターコードは、メーターのユーザーにより電力消費を測定するためランタイムの間メーターを動作させるためプロセッサ120により実行され得る機械命令を含む。電気メーター200の電力演算結果は、トランスミッタ124を介してテストシステム200に送信され得る。テストシステム200は、電気メーターの電力演算の精度を検証及び報告し得る。演算された較正係数(例えば、θ2及びα)は、較正コード125の実行の間、プロセッサ120により演算され、メーターコード127の実行による実行時間の間の後続の使用のため、較正係数ストレージ122にストアされる。
ADC110のデジタル出力は、プロセッサ120に提供され得、プロセッサ120は、演算されたα及びθ2較正係数をストアするため較正係数ストレージ122にアクセスできる。プロセッサ120は、複数のオペレーションを実施する。例えば、プロセッサ120は、較正時間の間、較正係数(122)を得るために較正コード(125)を実行し、(2)通常メーターオペレーションの間、V、I、電力を演算する。
図5の実施例において、較正コード125は、メーターを較正するため電気メーター内で実行する。他の実施例において、較正コードは、中に含まれるプロセッサ上で、テストシステム200内で実行する。この後者の実施例において、テストシステムは、デジタル化された電流及び電圧測定値を電気メーターから受け取り、較正係数を演算し、この較正を、メーターにおける較正係数ストレージ122にプログラムする。
図6は、種々の実施例に従ったテストシステム200及びプロセッサ120によって実施される較正プロセスのフローチャートを図示する。オペレーションは、示される順で、又は異なる順で実施され得る。また、オペレーションの二つ又はそれ以上が、順次実施される代わりに、同時に実施され得る。
300で、テストシステム200は、電圧及び電流制御208などを介して、電流(I)及び電圧(V)を設定する。I及びVの大きさは、この分野における電気メーターにより見られる典型的な値を示し得るが、概して、任意の所望の値であり得る。
302で、この方法は、力率角をスウィープすること、最小及び最大電流測定値を記録することを含む。テストシステム200は、力率角を第1の角度(例えば、0度)から第2の角度(例えば、360度)までスウィープするため電圧及び電流制御208に信号をアサートし得る一方、プロセッサ120は、メーターのADC110からのデジタル化された電流読み出し値に基づいて電流を演算する。プロセッサ120は、力率角スウィープの間、ADC110から受信した最小及び最大電流測定値を判定する。
304で、較正プロセスは更に、最小及び最大電流測定値が0及び180度の力率角と一致されるか否かを判定することを含む。最小及び最大電流測定値が0及び180度の力率角と一致する場合、クロストークが同相であると判定される。プロセッサ202は、クロストークが同相である又はずれた位相であるかを示すため、フラグ又は変数を設定し得る。
306で、較正係数αの値が演算される。αの値は、上記数式(1)のとおり、2×Vで除算された、最大電流測定値及び最小電流測定値間の差として演算され得る。308でクロストークが同相であると判定される場合、310で、θ2較正係数の値は0に設定される。そうではなく、クロストークが、ずれた位相であると判定される場合、312で、テストシステム200は、電圧及び電流間の力率角を90度に設定する。その後、314で、この方法は、電流を測定することを含み、これは、ADC110から出力デジタル電流値をリトリーブすることにより実施され得る。その後、316で、この方法は、上記数式(3)に従って較正係数θ2を演算する。
318で、プロセッサ120は、較正係数α及びθ2を、メーターの較正係数ストレージ122になど、電気メーター100に書き込む。その後、電気メーターは、フィールド(例えば、住居又は企業)にインストールされ得る。
図7は、較正係数でプログラムされた後の電気メーター100のオペレーションの方法の一例を図示する。オペレーションは、メーターにおけるプロセッサ120により実施され得、示される順で、又は異なる順で実施され得る。二つ又はそれ以上のオペレーションが、順次実施される代わりに、同時に実施され得る。
350及び352で、メーターは、それぞれの電圧(V)及び電流(Im)測定値をとる。メーターは、そうするように事前プログラムされ得、又は、測定値をとるようコマンドを受信し得る。
354で、メーターは、上記数式(4)に従って較正係数α及びθ2に基づいて電流(Im)の測定値を補償する。また、メーターは、356で、電流(I)の補償された値と電圧(V)の測定値とに基づいて電力を演算し得、トランスミッタ124を介してエネルギー利用(例えば、計算された電力)のデータを送信し得る。
電圧及び電流センサ102、104は、任意の適切なセンサ回路を用いて実装され得る。例えば、図8は、電圧センサ102の一実施例を図示する。センサは、抵抗器R1、R2、R3、R4、及びR5、コンデンサC1、C2、及びC3、及び演算増幅器OP1を含む。図8の例における電圧センサは、抵抗器R4を介する負のフィードバックを備える差動増幅器回路として構成される。図9は、電流センサ104の一実施例を図示する。図9の例における電圧センサは、直列に接続される2つの利得段370、375を有する。
力率角(例えば、0度、180度、360度)などの数値に対する参照はすべて、近似の数値を指す。そのため、90度に対する参照は、約90度を意味する。幾つかの実施例において、「近似」は、+/-5%を意味し得る。
本発明の特許請求の範囲内で、説明した例示の実施例に改変が成され得、他の実施例が可能である。

Claims (18)

  1. 電気メーターを較正する方法であって、
    電圧及び電流制御の電流生成器により前記電気メーターのための電流(I)を生成することと、
    前記電圧及び電流制御の電圧生成器により前記電気メーターのための電圧(V)を生成することと、
    前記電気メーターの電流センサにより最小電流値と最大電流値とを測定する間に、前記電圧と前記電流との間の力率角をスウィープすることと、
    1つまたは複数のプロセッサを用いて、2×Vで除算される前記最小電流値と最大電流値との間の差としての第1の較正係数を演算することと、
    電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であるときに、前記1つ又は複数のプロセッサを用いて第2の較正係数を0に設定することと、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、前記1つ又は複数のプロセッサを用いて、前記力率角が90度に設定されるときに測定される電流値に基づいて前記第2の較正係数を演算することと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であるか又は位相がずれているかを判定することを更に含む、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であるか又は位相がずれているかを判定することが、前記最小電流値と前記最大電流値とが0度と180度との力率角で生じるか否かを判定することを含む、方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、
    前記力率角を90度に設定し、
    前記電流値(Im)を測定し、
    Imと前記第1の較正係数とに基づいて前記第2の較正係数を演算する、方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、
    前記力率角を90度に設定し、
    前記電流値(Im)を測定し、
    前記第2の較正係数を(Im-I)/(第1の較正係数×V)として演算する、方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1及び第2の較正係数を前記電気メーターにおけるストレージにロードすることを更に含む、方法。
  7. 装置であって、
    電圧及び電流制御であって、電気メータのための電流(I)を生成する電流生成器と、前記電気メータのための電圧(V)を生成する電圧生成器とを含み、前記電気メーターの電流センサが最小電流値と最大電流値とを測定する間に力率角をスウィープする、前記電圧及び電流制御と、
    プロセッサであって、2×Vで除算される前記最小電流値と最大電流値との間の差としての第1の較正係数を演算し、電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、前記第1の較正係数と前記力率角が90度に設定されるときに測定される電流値とに基づいて第2の較正係数を演算するように構成される、前記プロセッサと、
    を含む、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサが、前記電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であると判定し、前記第2の較正係数を0に設定するように更に構成される、装置。
  9. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサが、前記電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であるか又は位相がずれているかを判定するように更に構成される、装置。
  10. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサが、前記最小電流値と前記最大電流値とが0度と180度との力率角で生じるか否かの判定を介して、前記電圧誘導クロストークが前記電圧と同相であるか又は位相がずれているかを判定するように更に構成される、装置。
  11. 請求項7に記載の装置であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、前記プロセッサが、
    前記力率角を90度に設定し、
    前記電流値(Im)を測定し、
    Imと前記第1の較正係数とに基づいて前記第2の較正係数を演算する、
    ように更に構成される、装置。
  12. 請求項7に記載の装置であって、
    前記電圧誘導クロストークが前記電圧と位相がずれているときに、前記プロセッサが、
    前記力率角を90度に設定し、
    前記電流値(Im)を測定し、
    (Im-I)/(第1の較正係数×V)として前記第2の較正係数を演算する、
    ように更に構成される、装置。
  13. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサが、前記第1及び第2の較正係数を演算し、前記第1及び第2の較正係数を前記電気メーターにおけるストレージにストアする、装置。
  14. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサが前記電気メーターに含まれる、装置。
  15. 電気メーターであって、
    アナログ電圧を測定する電圧センサと、
    アナログ電流を測定する電流センサと、
    前記電圧センサと前記電流センサとに結合され、前記アナログ電圧をデジタル電圧(V)に変換し、前記アナログ電流をデジタル電流(Im)に変換するアナログ・デジタルコンバータ(ADC)と、
    前記ADCに結合されるプロセッサであって、
    電流値(I)をI=Im+αVθ2として演算し、
    IとVとに基づいて電力値を演算する、
    ように構成され、αが第1の較正係数であり、θ2が第2の較正係数である、前記プロセッサと、
    を含む、電気メーター。
  16. 請求項15に記載の電気メーターであって、
    θ2が、前記第1の較正係数と、前記電圧センサにより感知される電圧と、電流電圧間の力率角が90度に設定されるときに測定される電流との関数である、電気メーター。
  17. 請求項15に記載の電気メーターであって、
    θ2が0である、電気メーター。
  18. 請求項15に記載の電気メーターであって、
    トランスミッタを更に含み、
    前記プロセッサが前記トランスミッタを介してエネルギーデータを送信するように更に構成される、電気メーター。
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