JP7069090B2 - 解析装置、検出装置、システム及びプログラム - Google Patents
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Description
このような被害を防ぐため、アクセス先がフィッシングサイトであることを検出する技術が望まれている。そこで、例えば、既知のフィッシングサイトのURLとの類似性に基づいて、未知のフィッシングサイトを検出する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、本実施形態における検出システム1の機能構成を示すブロック図である。
検出システム1は、解析装置10と、ユーザ端末20とを備え、両者は、ネットワークを介して互いに接続される。
また、ユーザ端末20は、例えばブラウザのアドオン機能として設けられたブラウザセンサ21により、ブラウザを介したネットワークへのアクセスを監視し、ユーザのID及びブラウザのタブを識別するIDを含むWebアクセスログを生成し、解析装置10へ送信する。
(1)ユーザを識別するID(ユーザID)
(2)ブラウザのタブを識別するID(タブID)
(3)リソースの種類
(4)リソースのサイズ
(5)リソースのURL
また、各リソースのサイズは、例えば、HTTPレスポンスヘッダの「content-length」であってよい。
これにより、解析装置10は、ユーザ端末20がブラウザによりアクセスしたサイトのWebページを表示する際に、このWebページを構成するリソースの統計情報をブラックリスト122と照合して、アクセスしたサイトがフィッシングサイトであることを検出する。
統計情報は、例えば、「main_frame」毎に集計される次の情報である。
(1)リソースの種類毎のアクセス数(例えば、画像の数)
(2)リソースの種類毎のサイズの総和(例えば、画像の総容量)
(3)リソースの種類毎のURLドメイン数(例えば、画像の取得先ドメインの数)
この例では、リソースの種類が「main_frame」であるWebアクセスログ(url1)に続いて、各種のリソース(resource01、resource02、…)に対するWebアクセスログ(url2、url3、・・・)が取得されている。
したがって、統計情報は、url1に紐づけて、例えば、種類(resource01、resource02、…)毎のアクセス数と、種類毎のcontent-lengthの総和とがそれぞれ配列で記述される。
また、リスト生成部は、統計情報における所定のリソースの種類(例えば、「image」)に対するサイズの総和が0の場合、この統計情報をブラックリスト122に登録しない。
ここで、判定部114は、アクセス頻度の高いドメインは通常のサイトと判断し、Webページのドメインの出現頻度が閾値未満の場合にのみ、ブラックリスト122に基づくフィッシングサイトの判定を行ってもよい。
例えば、url1で提供されるWebページは、リソースの種類毎にそれぞれ2回,3回,…,4回のアクセスにより構成され、リソースの種類毎にそれぞれ500,600,…,700のサイズを有している。
判定部114は、アクセス数の配列[3,4,…,5]及びサイズの総和の配列[600,700,…,800]が共に一致するurl2とPhishingSiteURLとが同一構成のWebページであると判断し、url2を未知のフィッシングサイトとして検出する。
その後、処理はステップS8に移る。
これにより、検出システム1は、ユーザ端末20がアクセスしたWebページを構成するリソースの統計情報をブラックリスト122と照合することにより、URLの類似性に関係なく、既知のフィッシングサイトとはURLが異なる未知のフィッシングサイトを精度良く検出できる。
また、検出システム1は、同一内容だがURLが異なる複数のフィッシングサイトを、単一の統計情報を用いて効率的に検出できる。
これにより、検出システム1は、識別性が低い統計情報を除外することで、例えば画像がファビコンだけのようなサイトを除外して、リソース数が少ないと通常のサイトと偶然に一致してしまう事態を抑制できる。
これにより、検出システム1は、画像等の所定のリソースを含まない通常のサイトと偶然に一致してしまう事態を抑制できる。
これにより、検出システム1は、URLの類似性に基づいて検出できるフィッシングサイトの数を自動で拡張することができる。この結果、検出システム1は、統計情報に基づく判定の前にURLに基づく判定を行うことで、同一のURLに対する重複した処理を削減し、処理負荷を低減できる。
これにより、検出システム1は、ユーザの閲覧したWebページがフィッシングサイトであるか否かを適時に判定し、通知することができる。
また、解析装置10の機能は、ブラックリスト122を生成する解析装置と、ブラックリスト122に基づいてフィッシングサイトを検出する検出装置とに分散されてもよい。
10 解析装置(検出装置)
11 制御部
12 記憶部
20 ユーザ端末
21 ブラウザセンサ
111 取得部
112 解析部
113 リスト生成部
114 判定部
115 URL登録部
121 URLリスト
122 ブラックリスト
Claims (13)
- ブラウザにおいてWebページを構成するためにアクセスしたリソースの種類及びサイズを含むアクセスログを取得する取得部と、
前記アクセスログから、前記Webページに関する前記リソースの種類毎の統計情報を取得する解析部と、
前記WebページのURLが既知のフィッシングサイトのURLリストに含まれる場合に、当該Webページに関する前記統計情報を、フィッシングサイトを検出するためのブラックリストに記録するリスト生成部と、を備える解析装置。 - 前記統計情報は、前記リソースの種類毎のアクセス数を含む請求項1に記載の解析装置。
- 前記リスト生成部は、前記統計情報における前記アクセス数の総和が閾値以下の場合、当該統計情報をブラックリストに登録しない請求項2に記載の解析装置。
- 前記統計情報は、前記リソースの種類毎のサイズの総和を含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の解析装置。
- 前記リスト生成部は、前記統計情報における所定のリソースの種類に対する前記サイズの総和が0の場合、当該統計情報をブラックリストに登録しない請求項4に記載の解析装置。
- 前記統計情報は、前記リソースの種類毎のURLドメイン数を含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の解析装置。
- ブラウザにおいてWebページを構成するためにアクセスしたリソースの種類及び大きさを含むアクセスログを取得する取得部と、
前記アクセスログから、前記Webページに関する前記リソースの種類毎の統計情報を取得する解析部と、
前記統計情報が既知のフィッシングサイトの統計情報を記録したブラックリストに含まれる場合に、前記Webページをフィッシングサイトと判定する判定部と、を備える検出装置。 - 前記判定部によりフィッシングサイトと判定された前記WebページのURLを、前記既知のフィッシングサイトのURLリストに追加登録するURL登録部を備え、
前記判定部は、前記統計情報を前記ブラックリストと照合する前に、前記URLリストを参照し、前記WebページのURLが当該URLリストに含まれる場合に、前記Webページをフィッシングサイトと判定する請求項7に記載の検出装置。 - 前記判定部は、前記Webページのドメインの出現頻度が閾値未満の場合にのみ、前記ブラックリストに基づくフィッシングサイトの判定を行う請求項7又は請求項8に記載の検出装置。
- 請求項1から請求項6のいずれかに記載の解析装置と、ユーザ端末と、を備え、
前記ユーザ端末は、前記ブラウザによるネットワークへのアクセスを監視し、ユーザのID及び前記ブラウザのタブを識別するIDを含む前記アクセスログを生成し、前記解析装置へ送信する解析システム。 - 請求項7から請求項9のいずれかに記載の検出装置と、ユーザ端末と、を備え、
前記ユーザ端末は、前記ブラウザによるネットワークへのアクセスを監視し、ユーザのID及び前記ブラウザのタブを識別するIDを含む前記アクセスログを生成し、前記検出装置へ送信する検出システム。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の解析装置としてコンピュータを機能させるための解析プログラム。
- 請求項7から請求項9のいずれかに記載の検出装置としてコンピュータを機能させるための検出プログラム。
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