JP7067183B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタに関する。
特許文献1には、差動信号を伝送する一対のコンタクトの周囲に配置される導電性のシェルを備えるコネクタが開示されている。このコネクタでは、そのシェルの一部で一対のコンタクト同士を仕切る壁が形成されることで、一対のコンタクト同士のクロストークが抑制される。
特許3694485号公報
上述のコネクタでは、コンタクトをシェルで周囲を囲った状態となっている。この場合、伝送される信号の周波数帯域が、コンタクトを含む伝送線路における共振周波数周辺であった場合に、ノイズが増大する可能性がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、共振によるクロストークの増大を抑制することができる電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気コネクタは、
基板と接続する基板接続部が形成され、前記基板接続部の一端で前記基板から離れる方向に折れ曲がって延びる立ち上がり部が形成され、前記立ち上がり部の一端で前記基板に沿う方向に折れ曲がって延びて相手コンタクトと接触するコンタクト接触部が形成された、前記相手コンタクトに対応して一列に配列された導電性の複数のコンタクトと、
前記コンタクトを保持する絶縁性のハウジングと、
前記コンタクトの配列の両端と、伝送される信号毎に前記コンタクトを仕切る部分とに、前記基板に対して立設された導電性の壁部と、
を備え
前記基板からの前記壁部の高さが低くなるにつれて、前記コンタクトを含む伝送線路の共振周波数が高くなる現象に基づいて、前記基板からの前記壁部の高さが、抑圧する対象となるノイズの周波数帯域に応じた高さに規定されている。
また、前記基板からの前記壁部の高さは、前記基板からの前記コンタクトの最大高さに等しい、
こととしてもよい。
前記基板からの前記壁部の高さは、前記基板からの前記コンタクト接触部の高さに等しい、
こととしてもよい。
前記基板からの前記壁部の高さは、前記コンタクト、前記相手コンタクト及び前記相手コンタクトに接続される同軸ケーブルの内部導体で構成される伝送線路の前記基板からの最大高さに等しい、
こととしてもよい。
前記基板からの前記壁部の高さは、
配列された前記コンタクト、前記相手コンタクト及び前記相手コンタクトに接続される同時ケーブルの内部導体の高さに沿って変化している、
こととしてもよい。
前記壁部では、前記コンタクトが延びた方向に面し、且つ、前記基板に対して離れる方向に延びる側縁部と、前記側縁部が延びた先の端部に接続された上縁部とで形成される角部が、斜めに切り欠かかれている、
こととしてもよい。
前記壁部は、
前記コンタクト及び前記相手コンタクトで構成される伝送線路の長さよりも長い、
こととしてもよい。
前記壁部は、
差動信号を伝送する一対のコンタクト単位で、前記コンタクト同士を仕切る、
こととしてもよい。
本発明によれば、コンタクトの配列の両端と、伝送される信号毎にコンタクトを仕切る部分とに、基板に対して立設された導電性の壁部が設けられており、コンタクトは導体で遮蔽されていない。このようにすれば、コンタクトを含む伝送線路の共振により発生するノイズ成分を捉えやすくすることができるので、共振に起因するクロストークの増大を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気コネクタの構成を示す斜視図である。 図1の電気コネクタの正面図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 図1の電気コネクタ及び他の電気コネクタで伝送される信号の周波数特性を比較して示すグラフである。 伝送経路をシェルで囲んだ電気コネクタの周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る電気コネクタの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電気コネクタの外観を示す斜視図である。 図8の電気コネクタの正面図である。 図9のC-C線断面図である。 コンタクトを含む伝送線路と壁部との関係を示す模式図である。 本発明の実施の形態4に係る電気コネクタの構成を示す斜視図である。 図12の電気コネクタの周波数特性を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係る電気コネクタについて、図面を参照して詳細に説明する。全図において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号が付されている。本実施の形態に係る電気コネクタでは、伝送線路間のクロストークを軽減すべく、導体から成る壁部が、伝送線路間に設けられている。
実施の形態1.
図1に示すように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Aは、凹型のリセプタクルコネクタ2と、凸型のプラグコネクタ3と、を備える。リセプタクルコネクタ2は、基板5に実装されており、プラグコネクタ3には、4本の同軸ケーブル4が接続されている。
リセプタクルコネクタ2とプラグコネクタ3とが嵌合することにより、4本の同軸ケーブル4と基板5の回路とが接続される。本実施の形態では、同軸ケーブル4は、隣接する一対のものが一組となって、差動信号を伝送する。したがって、電気コネクタ1Aは、2つの差動信号を伝送する。
まず、リセプタクルコネクタ2の構成について説明する。リセプタクルコネクタ2は、コンタクト20と、ハウジング21と、壁部22Aと、を備える。
コンタクト20は、x軸方向を長手方向とする金属から成る導電性の部材である。コンタクト20は、同軸ケーブル4の数に合わせて4本設けられている。コンタクト20は、相手コンタクト(後述のプラグコネクタ3のコンタクト30)に対応してy軸方向に一列に配列されている。本実施の形態では、コンタクト20は、隣接する一対のものが一組となって、差動信号を伝送する。
図2のA-A線断面図である図3に示すように、コンタクト20には、基板5と接続する基板接続部20aが形成されている。基板接続部20aは、はんだ付けにより、基板5の信号電極5aと接続する。さらに、コンタクト20には、基板接続部20aの一端で基板5から離れる方向に折れ曲がって延びる立ち上がり部20bが形成されている。
さらに、コンタクト20には、立ち上がり部20bの一端で基板5に沿う方向に折れ曲がって延びて相手コンタクト(コンタクト30)と接触するコンタクト接触部20cが形成されている。立ち上がり部20bとコンタクト接触部20cとの間には、ハウジング21(図1参照)と係止する係止部20dが設けられている。
上述のように、コンタクト20では、基板接続部20aは基板5に沿って配置されているが、係止部20d及びコンタクト接触部20cは、基板5を基準とする高さ、すなわち基板5からの高さがh1となっている。このh1が、基板5からのコンタクト20の最大高さとなっている。
図1に戻り、ハウジング21は、樹脂から成る絶縁性の部材である。ハウジング21は、複数のコンタクト20がx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、コンタクト20を保持する。さらに、ハウジング21は、壁部22Aがx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、壁部22Aを保持する。なお、図2、図3、図4では、ハウジング21の図示が省略されているが、実際には、ハウジング21が、コンタクト20及び壁部22Aを保持している。
図2のB-B線断面図である図4に示すように、壁部22Aは、導電性の部材である。壁部22Aは、コンタクト20の配列の両端にx軸方向に延びた状態で基板5上に立設されている。さらに、壁部22Aは、基板5上において、伝送される信号(差動信号)毎にコンタクト20を仕切る部分に、立設されている。壁部22Aは、はんだSにより、基板5の接地電極5bにそれぞれはんだ付けされている。
本実施の形態では、基板5からの壁部22Aの高さh2は、その長手方向において均一である。その高さh2は、基板5からのコンタクト20の最大高さh1に等しくなっている。すなわち、壁部22Aの高さh2は、コンタクト20のコンタクト接触部20c及び係止部20dの高さh1と等しくなっている。このようにすれば、コンタクト20と、壁部22Aの上縁部22aとの間隔を短くすることができるので、コンタクト20を含む伝送線路から放出されるノイズ成分を壁部22Aの上縁部22aで捉えやすくなり、隣接する伝送線路へのノイズ成分の放出を抑制し易くなる。
次に、プラグコネクタ3の構成について説明する。図1に示すように、プラグコネクタ3は、相手コンタクトとしてのコンタクト30と、ハウジング31と、グランドバー32と、を備える。
コンタクト30は、x軸方向を長手方向とする導電性の部材である。コンタクト30は、相手コンタクト(リセプタクルコネクタ2のコンタクト20)に対応してy軸方向に一列に配列されている。本実施の形態では、コンタクト30は、隣接する一対のものが一組となって、差動信号を伝送する。
図3に示すように、コンタクト30には、同軸ケーブル4の内部導体4aと接続するケーブル接続部30aが形成されている。さらに、コンタクト30には、ハウジング31(図1参照)を係止する係止部30bが形成されている。さらに、コンタクト30には、コンタクト20と接触するコンタクト接触部30cが形成されている。
上述のように、コンタクト30では、基板5を基準とする最大高さ、すなわち基板5からの最大高さはh3であり、h3は、h1より低くなっている。また、同軸ケーブル4の内部導体4aの基板5からの高さはh4であり、h4もh1より低くなっている。
ハウジング31は、絶縁性の部材である。ハウジング31は、複数のコンタクト30がx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、コンタクト30を保持する。さらに、ハウジング31は、グランドバー32を保持する。なお、図2、図3、図4では、ハウジング31の図示が省略されているが、実際には、ハウジング31が、コンタクト30及びグランドバー32を保持している。
グランドバー32は、y軸方向に延びる板状の導電性の部材である。グランドバー32は、同軸ケーブル4の外部導体4bと接続されており、基板5の接地電極5bと接続されている。なお、図3に示すように、同軸ケーブル4において、内部導体4aと外部導体4bとの間には絶縁体4cが挿入されており、外部導体4bの外側、すなわち最外部に外部被膜4dが形成されている。
本実施の形態では、基板5からの壁部22Aの高さh2は、基板5からのコンタクト20の最大高さh1に等しくなっている。また、壁部22Aは、x軸方向に関して、コンタクト20及びコンタクト30で構成される信号の伝送線路の長さよりも長くなっている。さらに、基板5からの壁部22Aの高さh2は、コンタクト20の高さh1と同じで、コンタクト30の高さh3及び同軸ケーブル4の内部導体4aの高さh4よりも高くなっている。壁部22Aは、差動信号を伝送する一対のコンタクト単位で、コンタクト20同士を仕切っている。
図1に示すように、基板5に実装されたリセプタクルコネクタ2にプラグコネクタ3が嵌め込まれると、基板5の信号電極5a→コンタクト20→コンタクト30→同軸ケーブル4の内部導体4aという信号の伝送線路が形成される。壁部22Aと壁部22Aとの間には、差動信号を伝送する一対の伝送線路が形成される。
さらに、図1に示すように、基板5に実装されたリセプタクルコネクタ2にプラグコネクタ3が嵌め込まれると、図3に示すように、同軸ケーブル4の外部導体4b→グランドバー32→基板5の接地電極5bという接地用の伝送線路が形成される。また、壁部22Aは、基板5の接地電極5bに接続されている。したがって、壁部22Aは、同軸ケーブル4の外部導体4bと同電位となる。これにより、壁部22Aは、一対の伝送線路から、隣接する一対の伝送線路へ放射するノイズを遮蔽する導体として機能する。
すなわち、壁部22Aは、差動信号を伝送する一対の信号の伝送線路同士でのクロストークを低減するために設けられている。ここで、伝送線路の周波数特性である近端クロストーク(S-Parameter NEXT(Near End Crosstalk))がどの程度低減されているかについて説明する。
図5の太い実線に示すように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Aでは、コンタクト20の最大高さと同じ高さを有する壁部22Aの存在により、近端クロストークは、信号の周波数が0Hzから40GHzにわたって、-40dB以下に抑制されている。
これに対して、図5の細い実線は、壁部22Aを取り払った場合の伝送線路の周波数特性を示す。壁部22Aがなければ、近端クロストークは、29GHz近傍の周波数帯域を除いて、壁部22Aが存在する場合よりも大きくなっている。
なお、図6に示すように、壁部22Aだけでなく、差動信号を伝送する一対の信号の伝送線路の周囲を導電性のシェルで囲んだ場合には、近端クロストークは、信号の周波数が25GHz以上になると増大し、そのピークは-10dBをはるかに超えるものとなった。
以上のように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Aのように、差動信号を伝送するコンタクト20、30、同軸ケーブル4の内部導体4aから成る一対の伝送線路同士の間にその最大高さと同じ高さを有する壁部22Aを挿入すれば、伝送線路の周波数特性を改善することができることが明らかとなった。そして、その改善の度合いは、伝送線路の周囲を導体シェルで周囲を囲んだ場合よりも良好なものとなった。
さらに、壁部22Aの高さに応じて、信号の伝送線路の周波数特性は変化する。図5の点線で示すように、壁部22Aの高さh2を、コンタクト20の高さh1よりも高く(h2>h1)した場合には、近端クロストークには、27GHzと、38GHzにおいて共振周波数に対応するピークが現れている。
一方、図5の一点鎖線に示すように、壁部22Aの高さh2を、コンタクト20の高さh1よりも低く(h2<h1)した場合には、信号の伝送線路の共振周波数は50GHz以上と高くなり、周波数帯域25GHz~40GHzでは近端クロストークがh2>h1の場合に比べて小さくなっている。
以上のことから、基板5からの壁部22Aの高さh2が低くなるにつれて、コンタクト20を含む伝送線路の共振周波数が高くなる現象があることが明らかとなった。この現象を利用すれば、伝送線路の共振周波数を、伝送される信号の周波数帯域から外れるように、すなわち、抑圧対象となるノイズの周波数帯域に応じて、壁部22Aの高さh2を調整することが可能となる。
例えば、伝送される信号の周波数帯域が30GHzである場合には、壁部22Aの高さh2をコンタクト20の高さh1よりも低くして、伝送線路の共振周波数を50GHz以上とすればよい。このようにすれば、伝送される信号の周波数帯域周辺のノイズ成分を抑制することが可能となる。また、伝送される信号の周波数帯域が50GHzである場合には、壁部22Aの高さh2を、コンタクト20の高さh1よりも低くして、伝送線路の共振周波数を50GHz以上とすればよい。このようにすれば、伝送される信号の周波数帯域周辺のノイズ成分を抑制することが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態に係る電気コネクタ1Bは、壁部の形状のみが、上記実施の形態1に係る電気コネクタ1Aと異なる。電気コネクタ1Bは、壁部22Aの代わりに、壁部22Bを備える。
図7に示すように、壁部22Bには、コンタクト20が延びた方向に面し、且つ、基板5に対して離れる方向に延びる側縁部22bと、側縁部22bが延びた先の端部に接続された上縁部22aとが設けられている。本実施の形態では、その側縁部22bと上縁部22aとで形成される角部22cが、斜めに切り欠かかれている。
このように、信号の伝送線路から放射される電磁波を受信する壁部22Bを切り欠くことによって、電界が集中してノイズを増大させる原因となるような部分を少なくすることができる。
実施の形態3.
図8に示すように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Cは、凹型のリセプタクルコネクタ2’と、凸型のプラグコネクタ3’と、を備える。リセプタクルコネクタ2’には、基板5に実装されており、プラグコネクタ3’には、一対の内部導体4a’を含む同軸ケーブル4’が3本接続されている。
図8及び図9に示すように、同軸ケーブル4’は、2本の内部導体4a’が並行に延びるツインタイプである。図9のC-C線断面図である図10に示すように、内部導体4a’の外側は絶縁体4c’で覆われ、その外周に外部導体4b’が形成され、最外周に外部被膜4d’が設けられた構造を有している。このように、同軸ケーブル4’は、1本で、一対の内部導体4a’を備え、差動信号を伝送する。
電気コネクタ1Cでは、リセプタクルコネクタ2’とプラグコネクタ3’とが嵌合することにより、同軸ケーブル4’と基板5の回路とが接続される。
まず、リセプタクルコネクタ2’の構成について説明する。図8に示すように、リセプタクルコネクタ2’は、コンタクト20’と、ハウジング21’と、壁部22Cと、を備える。
図11に示すように、コンタクト20’には、基板5と接続する基板接続部20a’が形成されている。基板接続部20a’は、はんだ付けにより、基板5の信号電極5aと接続する。さらに、コンタクト20’には、基板接続部20a’の一端で基板5から離れる方向に折れ曲がって延びる立ち上がり部20b’が形成されている。さらに、コンタクト20’には、立ち上がり部20b’の一端で基板5に沿う方向に折れ曲がって延びて相手コンタクトと接触するコンタクト接触部20c’が形成されている。立ち上がり部20b’とコンタクト接触部20c’との間には、ハウジング21’(図8参照)と係止する係止部20d’が設けられている。
図9に示すように、コンタクト20’は、同軸ケーブル4’の内部導体4a’の総数に合わせて6つ設けられている。コンタクト20’は、相手コンタクト(後述のプラグコネクタ3’のコンタクト30’)に対応してy軸方向に一列に配列されている。本実施の形態では、コンタクト20’は、隣接する一対のものが一組となって、差動信号を伝送する。
ハウジング21’は、絶縁性の部材である。図8~図11に示すように、ハウジング21’は、複数のコンタクト20’がx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、コンタクト20’を保持する。さらに、ハウジング21’は、壁部22Cがx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、4枚の壁部22Cを保持する。
壁部22Cは、導電性の部材である。上述のように、壁部22Cは、コンタクト20’の配列の両端にx軸方向に延びた状態で基板5上に立設されている。さらに、壁部22Cは、基板5上において、伝送される信号(差動信号)毎にコンタクト20’を仕切る部分に、x軸方向に延びた状態で立設されている。壁部22Cは、基板5の接地電極5bに、はんだ付けされている。
次に、プラグコネクタ3’の構成について説明する。図8及び図10に示すように、プラグコネクタ3’は、相手コンタクトとしてのコンタクト30’と、ハウジング31’と、グランドバー32’と、を備える。
コンタクト30’は、図9に示すように、相手コンタクト(リセプタクルコネクタ2’のコンタクト20’)に対応してy軸方向に一列に配列されている。また、図11に示すように、コンタクト30’には、同軸ケーブル4’の内部導体4a’と接続するケーブル接続部30a’が形成されている。さらに、コンタクト30’には、ハウジング31’を係止する係止部30b’が形成されている。さらに、コンタクト30’には、コンタクト20’と接触するコンタクト接触部30c’が形成されている。
本実施の形態では、コンタクト接触部20c’とコンタクト接触部30c’との上下関係は、上記実施の形態1と逆となっている。本実施の形態では、このコンタクト接触部30c’の先端の高さが、コンタクト30’の最大高さとなっている。この高さをh1’とする。
ハウジング31’は、絶縁性の部材である。ハウジング31’は、複数のコンタクト30’がx軸方向に延び、y軸方向に一列に配列された状態で、コンタクト30’を保持する。さらに、ハウジング31’は、グランドバー32’を保持する。
図10に示すように、グランドバー32’は、同軸ケーブル4’の外部導体4b’と接続されており、基板5の接地電極5bと接続されている。
図11に示すように、基板5に実装されたリセプタクルコネクタ2’にプラグコネクタ3’が嵌め込まれると、基板5の信号電極5a→コンタクト20’→コンタクト30’→同軸ケーブル4’の内部導体4a’という信号の伝送線路が形成される。壁部22Cと壁部22Cとの間には、この信号の伝送線路として一対のものが設けられ、この一対の伝送線路で差動信号が伝送される。
さらに、図10に示すように、基板5に実装されたリセプタクルコネクタ2’にプラグコネクタ3’が嵌め込まれると、同軸ケーブル4’の外部導体4b’→グランドバー32’→基板5の接地電極5bという接地用の伝送線路が形成される。また、図9に示すように、壁部22Cは、基板5の接地電極5bに接続されている。したがって、壁部22Cは、同軸ケーブル4の外部導体4bと同電位となる。これにより、壁部22Cは、一対の伝送線路から、隣接する一対の伝送線路へ放射するノイズを遮蔽する導体として機能する。
本実施の形態では、基板5からの壁部22Cの高さh2’は、基板5からのコンタクト30’の最大高さh1’に等しくなっている。また、コンタクト20’の高さと、同軸ケーブル4’の内部導体4a’の高さは、コンタクト30’の最大高さh1’よりも低くなっている。したがって、壁部22Cは、コンタクト30’と高さが同じで、コンタクト20’及び同軸ケーブル4’の内部導体4a’よりも高くなっている。
また、壁部22Cは、x軸方向に関して、コンタクト20’、コンタクト30’及び内部導体4a’で構成されるコネクタ内の伝送線路の長さよりも長くなっている。壁部22Cは、差動信号を伝送する一対のコンタクト単位で、コンタクト20’、コンタクト30’ 及び内部導体4a’同士を仕切っている。
このようにすれば、上記実施の形態1、2と同様に、壁部22Cの上縁を、コンタクト20’、コンタクト30’及び同軸ケーブル4’の内部導体4a’から成る信号の伝送線路に近づけることができるので、クロストークを低減することができる。
実施の形態4.
図12に示すように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Dは、壁部22Cの代わりに壁部22Dを備える点が、上記実施の形態3に係る電気コネクタ1Cと異なる。
本実施の形態では、基板5からの壁部22Dの高さは、コンタクト20’、30’及び同軸ケーブル4’の内部導体4a’の高さに沿った高さとなっている。すなわち、本実施の形態では、基板5からの壁部22Dの高さは、対向するコンタクト20’、コンタクト30’及びコンタクト30’に接続される同軸ケーブル4’の内部導体4a’の高さに沿って変化している。
具体的には、コンタクト20’に対向する壁部22Dの高さは、コンタクト20’の高さと同じである。また、コンタクト30’に対向する壁部22Dの高さは、コンタクト30’の高さと同じである。さらに、同軸ケーブル4’の内部導体4a’に対向する壁部22Dの高さは、内部導体4a’の高さと同じである。
このようにすれば、コンタクト20’、30’及び同軸ケーブル4’の内部導体4a’と、壁部22Dの上縁部22aとの間隔を最も短くすることができるので、コンタクト20’、30’及び同軸ケーブル4’の内部導体4a’を含む信号の伝送線路から放出されるノイズ成分を壁部22Dで捉えやすくなり、隣接する伝送線路へのノイズ成分の放出を抑制し易くなる。
図13には、本実施の形態に係る電気コネクタ1Dの周波数特性(近端クロストーク)が、太い実線で示されている。比較対象として、上記実施の形態1に係る電気コネクタ1Aの周波数特性が点線で示され、コンタクト間に壁部が設けられていない電気コネクタの周波数特性が細い実線で示されている。図13に示すように、本実施の形態に係る電気コネクタ1Dは、壁部22Dがない場合にくらべて、上記実施の形態1に係る電気コネクタ1Aとほぼ同様に近端クロストークが低減されている。また、30GHz以上の周波数帯域では、本実施の形態に係る電気コネクタ1Dの近端クロストークが、電気コネクタ1Aよりも小さくなっている。
本実施の形態では、壁部22Dの高さh2’は、コンタクト20’,30’及び内部導体4a’に対応する部分では、コンタクト20’ ,30’及び内部導体4a’に沿った高さとなっている。このようにすれば、コネクタ内の伝送線路全体で、壁部22Dの上縁部22aとの間隔を短くすることができるので、コンタクト20’を含む信号の伝送線路の共振成分を壁部22Dで捉えやすくなり、共振周波数近傍のノイズ成分を低減することができる。
以上詳細に説明したように、上記各実施の形態によれば、コンタクト20,20’,30,30’の配列の両端と、伝送される信号(差動信号)毎にコンタクト20,20’,30,30’を仕切る部分とに、基板5に対して立設された導電性の壁部22A~22Dが設けられており、壁部22A~22Dの上方では、コンタクト20,20’,30,30’は、導体で遮蔽されていない。このようにすれば、壁部22A~22Dの上端により、コンタクト20,20’,30,30’を含む伝送線路の共振により発生するノイズ成分を捉えやすくすることができるので、クロストークの増大を抑制することができる。
ここで、クロストークを最も抑制できるのは(すなわち近端クロストークの値が低いのは)、基板5を基準としたときのコンタクト20、20’、30、30’及び内部導体4a,4a’を含むコネクタ内の信号の伝送線路の最大高さと壁部22A~22Dの高さが同じ場合である。
また、伝送される信号の周波数、すなわち低減すべきノイズの周波数と伝送線路の共振周波数をずらす場合について考える。例えば、共振周波数を低くする場合には、コネクタ内の伝送線路の最大高さよりも壁部22A~22Dの高さを高くするのが望ましい。一方、共振周波数を高くする場合には、コネクタ内の伝送線路の最大高さよりも、壁部22A~22Dの高さを低くするのが望ましい。壁部22A~22Dの高さとコンタクト20,20’,30,30’及び内部導体4a,4a’の高さの差の許容範囲としては、±1.5mmとしてもよいし、その差をコンタクト20,20’,30,30’及び内部導体4a,4a’の幅以内としてもよい。また、壁部22A~22Dの高さについては、コネクタ内の伝送線路と、その伝送線路に隣接する伝送線路と、の間の少なくとも一部を遮ることができる高さとしてもよい。
20GHzの信号を伝送する場合において、共振に起因するクロストークを少なくするには、コンタクト20,20’,30,30’及び内部導体4a,4a’の高さよりも壁部22A~22Dの高さを低くするのが望ましい。また、20GHzの信号を伝送する場合において、共振に起因しないクロストークを少なくするには、コンタクト20,20’,30,30’ 及び内部導体4a,4a’の高さよりも壁部22A~22Dの高さを高くするのが望ましい。
このように、壁部22A~22Dは、コネクタ内の伝送線路から放射されたノイズを捉える部材として機能するが、その壁部の高さが変われば、伝送線路の共振周波数が変化する。したがって、壁部22A~22Dの高さは、伝送される信号の周波数に応じて決定されるのが望ましい。
なお、上記実施の形態では、リセプタクルコネクタ2,2’に壁部22A~22Dが設けられたが、本発明はこれには限られない。壁部22A~22Dは、プラグコネクタ3,3’に設けられるようにしてもよい。
また、リセプタクルコネクタ2,2’において、コンタクト20,20’間に壁部を設け、プラグコネクタ3,3’において、コンタクト30,30’の間に壁部を設け、リセプタクルコネクタ2,2’と、プラグコネクタ3,3’とが嵌合されると、それぞれの壁部が接触して、コネクタ内の伝送線路全体をカバーする壁部が形成されるようにしてもよい。この場合、それぞれ対向するコンタクトの最大高さに、壁部の高さを合わせればよい。
なお、上記実施の形態では、差動信号を伝送する電気コネクタ1A~1Dについて説明したが、本発明はこれには限られない。シングルエンド信号を伝送する電気コネクタにも本発明を適用することができる。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、同軸ケーブルと基板とを電気的に接続する電気コネクタに適用することができる。
1A,1B,1C,1D 電気コネクタ、2,2’ リセプタクルコネクタ、3,3’ プラグコネクタ、4,4’ 同軸ケーブル、4a,4a’ 内部導体、4b,4b’ 外部導体、4c,4c’ 絶縁体、4d,4d’ 外部被膜、5 基板、5a 信号電極、5b 接地電極、20,20’ コンタクト、20a,20a’ 基板接続部、20b,20b’ 立ち上がり部、20c,20c’ コンタクト接触部、20d,20d’ 係止部、21,21’ ハウジング、22A,22B,22C,22D 壁部、22a 上縁部、22b 側縁部、22c 角部、30,30’ コンタクト、30a,30a’ ケーブル接続部、30b,30b’ 係止部、30c,30c’ コンタクト接触部、31,31’ ハウジング、32,32’ グランドバー、S はんだ

Claims (8)

  1. 基板と接続する基板接続部が形成され、前記基板接続部の一端で前記基板から離れる方向に折れ曲がって延びる立ち上がり部が形成され、前記立ち上がり部の一端で前記基板に沿う方向に折れ曲がって延びて相手コンタクトと接触するコンタクト接触部が形成された、前記相手コンタクトに対応して一列に配列された導電性の複数のコンタクトと、
    前記コンタクトを保持する絶縁性のハウジングと、
    前記コンタクトの配列の両端と、伝送される信号毎に前記コンタクトを仕切る部分とに、前記基板に対して立設された導電性の壁部と、
    を備え
    前記基板からの前記壁部の高さが低くなるにつれて、前記コンタクトを含む伝送線路の共振周波数が高くなる現象に基づいて、前記基板からの前記壁部の高さが、抑圧する対象となるノイズの周波数帯域に応じた高さに規定されている、
    気コネクタ。
  2. 前記基板からの前記壁部の高さは、前記基板からの前記コンタクトの最大高さに等しい、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記基板からの前記壁部の高さは、前記基板からの前記コンタクト接触部の高さに等しい、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 前記基板からの前記壁部の高さは、前記コンタクト、前記相手コンタクト及び前記相手コンタクトに接続される同軸ケーブルの内部導体で構成される伝送線路の前記基板からの最大高さに等しい、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  5. 前記基板からの前記壁部の高さは、
    配列された前記コンタクト、前記相手コンタクト及び前記相手コンタクトに接続される同軸ケーブルの内部導体の高さに沿って変化している、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  6. 前記壁部では、前記コンタクトが延びた方向に面し、且つ、前記基板に対して離れる方向に延びる側縁部と、前記側縁部が延びた先の端部に接続された上縁部とで形成される角部が、斜めに切り欠かかれている、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記壁部は、
    前記コンタクト及び前記相手コンタクトで構成される伝送線路の長さよりも長い、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  8. 前記壁部は、
    差動信号を伝送する一対のコンタクト単位で、前記コンタクト同士を仕切る、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電気コネクタ。
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