JP7065707B2 - Oblique member fixing bracket - Google Patents
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Description
この発明は、斜材固定金具に関するものである。 The present invention relates to a diagonal member fixing bracket .
戸建住宅などの建物には、建物本体の上部に傾斜した屋根を有するものが存在している。そして、建物本体の上部に、屋根を構成する斜材を設置固定するのに斜材固定金具が用いられている(例えば、特許文献1~特許文献5参照)。
Some buildings, such as detached houses, have a sloping roof at the top of the building itself. Then, a slanted lumber fixing bracket is used to install and fix the slanted lumber constituting the roof on the upper part of the building body (see, for example,
しかしながら、上記特許文献に記載された斜材固定金具は、使い勝手が悪く、改良の余地があった。 However, the diagonal member fixing bracket described in the above patent document is not easy to use, and there is room for improvement.
例えば、特許文献1~特許文献3のものは、斜材を連結固定するための斜材固定部が縦向きの面となっていたので、斜材を受け止める機能を有していなかった。
For example, those of
また、特許文献4のものは、斜材を受けるための斜材受部を有しているものの、斜材受部が斜材の端部を受けるようになっていたので、予め斜材の端部を所要の形状に精度良く加工しておく必要があった。
Further, although
特許文献5のものは、斜材を連結固定するための斜材固定部が位置決め機能を有していなかったので、斜材は長手方向に対する位置調整を行いながら設置する必要があり、斜材を精度良く設置するのに手間が掛っていた。 In Patent Document 5, since the diagonal member fixing portion for connecting and fixing the diagonal member did not have a positioning function, it is necessary to install the diagonal member while adjusting the position in the longitudinal direction, and the diagonal member must be installed. It took time and effort to install it accurately.
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。 Therefore, the present invention mainly aims to solve the above-mentioned problems.
上記課題を解決するために、本発明は、建物構造体の上部に設置されて斜材を固定する斜材固定金具において、前記建物構造体の上部に固定される平板状の建物固定部と、該建物固定部から上方へ立設されて、前記斜材の下面を受ける斜材受部と、該斜材受部の側部に位置して、前記斜材を連結固定する斜材固定部とを有し、更に、前記斜材を上下方向に案内すると共に、前記斜材の長手方向の位置決めが可能な斜材ガイド部を前記斜材固定部に有し、前記斜材受部は、高さの異なる2つの受面を有していることを特徴とする。
In order to solve the above problems, the present invention has a flat plate-shaped building fixing portion fixed to the upper part of the building structure in the diagonal material fixing metal fittings installed on the upper part of the building structure to fix the diagonal material. A diagonal member receiving portion that is erected upward from the building fixing portion and receives the lower surface of the diagonal member, and a diagonal member fixing portion that is located on the side portion of the diagonal member receiving portion and connects and fixes the diagonal member. Further, the diagonal member is guided in the vertical direction, and the diagonal member guide portion capable of positioning the diagonal member in the longitudinal direction is provided in the diagonal member fixing portion, and the diagonal member receiving portion is high. It is characterized by having two receiving surfaces having different surfaces .
本発明によれば、上記構成によって、使い勝手の良い斜材固定金具を得ることなどができる。 According to the present invention, it is possible to obtain an easy-to-use diagonal member fixing bracket by the above configuration.
以下、本実施の形態にかかる各実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図16Cは、この実施の形態を説明するためのものである。このうち、図1~図14は実施例1、図15A~図16Cは実施例2およびその変形例である。
Hereinafter, each embodiment according to the present embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 16C are for explaining this embodiment. Of these, FIGS. 1 to 14 show Example 1, and FIGS. 15A to 16C show Example 2 and its modifications.
<構成>以下、構成について説明する。 <Structure> The configuration will be described below.
図1は、戸建住宅などの建物1の屋根2を示す斜視図である。この屋根2は、中央に平面視ほぼ矩形状をした水平な屋根面3(水平屋根面または陸屋根面)を有すると共に、水平な屋根面3の周囲に下り勾配で傾斜した4つの屋根面4(傾斜屋根面)を有する寄棟屋根などとなっている。なお、中央に位置する屋根面3は、水平且つ平坦なものに限ることなく、例えば、四角錐状のものなどにすることができる。また、下り勾配で傾斜した4つの屋根面4(傾斜屋根面)を有する屋根形状は、寄棟屋根に限るものではない。4つの屋根面4は、必要な場合には、東西南北の方角を概略で示す(E)(W)(S)(N)を付すことによって、区別できるようにしている。
FIG. 1 is a perspective view showing a
そして、傾斜した4つの屋根面4は、隣接する2つの屋根面4が、斜めに降りる稜線を有して山状に合わされる隅棟6を構成している。隅棟6とは、寄棟造りなどの屋根2で、屋根面4が互いに接する部分にできる、隅に向かって傾斜した棟(隅降棟)のことである。または、屋根2の隅で斜め方向に降りている棟のことである。
The four
傾斜した屋根面4は、それぞれ平面視ほぼ台形状をしている。台形状の各屋根面4は、それぞれ両側に位置する三角形状の屋根パネル7と、この三角形状の屋根パネル7の間に位置する単数または複数枚の四角形状の屋根パネル8とを適宜組み合わせて構成されている。但し、三角形状の屋根パネル7は、隅棟6を形成できれば、例えば、台形状の屋根パネル7などとしても良い。隅棟6は、図2に示すように、各屋根面4の両側に位置する三角形状の屋根パネル7どうしが合わされることによって形成されている。但し、傾斜した屋根面4は、必ずしも屋根パネル7,8によって構成したパネル構造のものでなくても良い。
The
そして、傾斜した屋根面4は、図3に示すように、斜材11を用いて構成されている。斜材11は、主に、屋根面4を構成するための構造材として用いられるものであり、例えば、三角形状の屋根パネル7や、四角形状の屋根パネル8の枠部を構成する縦枠材などとすることができる。また、斜材11は、屋根パネルの縦枠材以外のものとしても良い。斜材11には、木材や金属材などが用いられる。この実施例では、斜材11を木材としている。
Then, as shown in FIG. 3, the
このような斜材11は、建物本体(または建物躯体)を構成する建物構造体12や、屋根2を構成する屋根構造体13(または小屋組部材)に、斜材固定金具15~17を用いて固定される。なお、斜材固定金具15~17は、屋根取付金具として作られているが、屋根2を構成する斜材11以外の斜材11に対して用いることも可能な構造になっている。
Such
斜材固定金具15~17には、屋根構造体13の上部に取付けられる水上側の斜材固定金具15や、建物構造体12の上部に取付けられる軒元側の斜材固定金具16,17などがある。
The diagonal
更に、軒元側の斜材固定金具16,17には、建物構造体12の上部における梁部分18の中間部などに取付けられる中間金具(斜材固定金具16)や、建物構造体12の上部における梁部分18の端部(または、建物構造体12のコーナー部)などに取付けられるコーナー金具または端部金具(斜材固定金具17)などがある。
Further, the diagonal
このうち、水上側の斜材固定金具15は、例えば、図4、図5に示すようなものとすることができる。この水上側の斜材固定金具15は、左右勝手違いのものを2つ組み合わせて使用できるようになっており(斜材固定金具15(R)および斜材固定金具15(L))、屋根構造体13の4つのコーナー部に対し、それぞれ2つ組み合わせた状態で取付けられる。
Of these, the diagonal
水上側の斜材固定金具15は、屋根構造体13の上部に固定される屋根固定部21と、この屋根固定部21に取付けられて、斜材11の下面を受ける斜材受部22と、斜材受部22の側部に位置して、斜材11を連結固定する斜材固定部23とを有している。
The slanted
ここで、屋根固定部21は、縦向きの金属板を、上下方向25に延びる折線に沿って複数の面を形成するように曲げ加工したものであり、そのうちの1つの面21aが、屋根構造体13を構成する柱部13aに当接されて、ボルト・ナットなどの締結具26aによって横方向に締結固定される。また、水上側の斜材固定金具15を2つ組み合わせた時に、左右の屋根固定部21における互いに当接する面21bどうしをボルト・ナットなどの締結具によって横方向に締結固定して一体化することができるようになっている。なお、ボルト・ナットなどの締結具や固定具には、ワッシャやバネワッシャなどを適宜用いることができる。また、ボルト・ナットなどの締結具を取付ける部分には、ネジ孔などを適宜設けることができる。
Here, the
斜材受部22は、上記した三角形状の屋根パネル7を構成する縦枠材(斜材11)と、四角形状の屋根パネル8を構成する縦枠材(斜材11)とを同時に受けることができるように、三角形状の面22aと四角形状の面22bとを組み合わせた複雑な平面形状を有している。
The slanted
斜材固定部23は、斜材受部22の各面22a,面22bに対してそれぞれ別々に設けられている(斜材固定部23a,23b)。斜材固定部23は、斜材受部22(の各面22a,面22b)の外側部からそれぞれ立ち上がる縦面部と、縦面部の上部から斜材受部22とは反対側に屈曲された横面部とを有している。この場合、斜材固定部23の横面部に、斜材11の側面に取付けた取付金具11a(例えば、L型金具など)をボルト・ナットなどの締結具で上下方向25に締結固定することで、斜材11を取付けるようにしている。但し、斜材固定部23に対する斜材11の取付け方は上記に限るものではない。
The diagonal
そして、斜材受部22と斜材固定部23とは、一枚の(ほぼ横向きの)金属板によって構成することができる。この斜材受部22は、別部材として構成された屋根固定部21の上端部に溶接固定して一体化することができる。
The diagonal
そして、以上のような構成に対し、この実施例は、以下のような構成を備えている。 In contrast to the above configuration, this embodiment has the following configuration.
(1-1)まず、主に図6を参照しながら、この実施例にかかる(軒元側の)斜材固定金具16,17について説明する。
(1-1) First, the diagonal
軒元側の斜材固定金具16,17は、例えば、図7A(または図7B)の斜材固定金具16(中間金具)の例で示すように、建物構造体12の上部に固定される平板状の建物固定部31と、建物固定部31から上方へ立設されて、斜材11の下面を受ける斜材受部32と、斜材受部32の側部に位置して、斜材11を連結固定する斜材固定部33とを有している。更に、軒元側の斜材固定金具16,17は、斜材11を上下方向25に案内すると共に、斜材11の長手方向の位置決めが可能な斜材ガイド部34を有している。
The diagonal
ここで、建物固定部31は、上記したように建物構造体12の上部の梁部分18の中間部や端部などに上方から当接されて、ボルト・ナットなどの締結具26bによって上下方向25に締結固定されるものである。建物構造体12の上部の梁部分18は、図7Aに示すような横向きのU字状をした梁部材18a(型鋼)や、図7Bに示すようなC字状の梁部材18b(Cチャンネル材)やその他のものなどとすることができる。なお、図7Aの梁部材18aは、主に、後述する建物ユニットの天井梁などとして使われているものである。また、図7Bの梁部材18bは、主に、庇延長軒先梁などとして使われるものである。
Here, as described above, the
斜材受部32は、建物固定部31の縁部から上方へ延びる縦面部35と、縦面部35の上部に屈曲形成された横面部36とを有するものとされる。このうち、縦面部35は、少なくとも、建物固定部31へボルト・ナットなどの締結具26bを取付ける際に、締結具26bが横面部36と干渉しないようにするのに必要な長さを有している。
The diagonal
また、横面部36は、建物固定部31の上部(の少なくとも一部)を覆うように建物固定部31の上方へ屈曲されると共に、斜材11の下端側(軒元側)の下面に沿った角度を有する斜めの受面(傾斜受面)などとされている。斜材受部32は、全体として斜材11の下面のほぼ整数倍以上の幅寸法を有するものとされる。建物固定部31と斜材受部32は、側方から見て横に向いたほぼJ字状などとなるように一体的に設けられる。
Further, the
斜材固定部33は、梁部分18の上面に沿って、斜材受部32および建物固定部31の片側または両側に並設された、斜材受部32よりも高く上方へ延びる部材となっている。斜材固定部33は、少なくとも、建物固定部31と一体に設けられる。斜材固定部33は、所要の強度を持たせるために、上方から見て建物固定部31とは反対側へ向いたほぼU字状の断面形状を有している。軒元側の斜材固定金具16,17は、一枚の金属板を曲げて形成することが可能な形状となっている。
The
U字状をした斜材固定部33のウェブ部33aは、斜材11の側面に当接し得るようになっている。また、U字状をした斜材固定部33のフランジ部33b,33cは、同じ幅に形成しても良いが、互いに異なる幅としても良い。この実施例では、建物構造体12の外側(屋外側)に位置するフランジ部33bを、建物構造体12の内側(屋内側)に位置するフランジ部33cよりも広幅にしている。
The
斜材ガイド部34は、斜材固定部33(のウェブ部33a)に対して設けることができる。斜材ガイド部34は、主に、斜材固定部33のウェブ部33aの上端部から下方へ延びるガイド溝部、または、上下方向25に延びる細長いU字状の切込部などとして構成されている。
The diagonal
このガイド溝部は、斜材11の下端側に予め内方へ突出するように横向きに取付けられた支軸部38(図6)を上から落とし込んで下方へ案内することにより、斜材11を上下方向25などに係止保持できるようにするものである。ガイド溝部は、支軸部38の直径とほぼ同じ幅とされる。ガイド溝部は、斜材11の下面が斜材受部32の横面部36の上面に当接するまでの長さを有するものとするのが好ましい。同時に、支軸部38を上下方向25に案内することで、斜材11の長手方向に対する位置決めが自然に行われるようになっている。斜材11の長手方向は、斜材11の延設方向のことである。
This guide groove portion moves the
支軸部38には、斜材11の幅寸法よりも長いボルトなどを用いることができる。そして、斜材ガイド部34による支軸部38の案内後に、支軸部38に、ナット38aなどを螺着することで、斜材固定部33に対する斜材11の本固定が行われる。また、斜材11の本固定の際には、斜材固定金具16,17における平面視ほぼU字状をした斜材固定部33の内部に、平面視ほぼU字状をしたジョイント金具39などを介装して、ジョイント金具39と斜材固定部33のフランジ部33b,33cとの間をボルト・ナットなどの固定具26cによって固定するようにしても良い。
For the
なお、以上は、軒元側の斜材固定金具16,17に共通の構成である。
The above is a configuration common to the diagonal
以下、建物構造体12の上部のコーナー部に設置される軒元側の斜材固定金具17(端部金具)に特有の構成について説明する。
Hereinafter, a configuration peculiar to the diagonal member fixing bracket 17 (end bracket) on the eaves side installed at the upper corner of the
(1-2)図8、図9(主に、図9参照)に示すように、斜材固定金具17(端部金具)では、斜材受部32は、高さの異なる(または高低差41を有する)2つの受面42,43を有するものとしても良い。
(1-2) As shown in FIGS. 8 and 9 (mainly, see FIG. 9), in the diagonal member fixing bracket 17 (end bracket), the diagonal
ここで、斜材受部32の受面42,43は、それぞれ同じ高さにすることもできるが、必要な場合には、上記したように、それぞれ高さを異ならせて高低差41を持たせることができる。受面42,43の高さは、各屋根面4の形状または構造や、各屋根面4の高さ関係などに合わせて設定される。図9では、一方の受面42が他方の受面43よりも高くなっているが、受面42,43の高さ関係は、これに限るものではない。この場合も、各受面42,43は、それぞれ、斜材11の下面の整数倍以上の幅寸法とされる。
Here, the receiving surfaces 42 and 43 of the diagonal
斜材受部32の2つの受面42,43の高低差41は、主に、縦面部35(の高さを異ならせること)によって設定される。そのため、受面42,43を高さ違いにするのに、2つの受面42,43は、それぞれ分離されると共に、それぞれ独立(または分離)して形成された縦面部35a,35bに対して設けられる。建物固定部31a,31bも、受面42,43や縦面部35a,35bに合わせてそれぞれ別々に形成することができる。
The
(1-3)斜材受部32は、勾配51,52の異なる2つの受面42,43を有するようにしても良い(勾配51<勾配52、または、勾配51>勾配52)。
(1-3) The diagonal
ここで、斜材受部32の受面42,43の勾配51,52は、図10A~図10Eに示すように、同じにすることもできる(勾配51=勾配52)が、必要な場合には、上記したように異ならせることもできる。斜材受部32の受面42,43の角度(勾配51,52)は、各縦面部35a,35bに対する各受面42,43の屈曲角度によって設定される。斜材受部32の受面42,43の角度は、各屋根面4の形状または構造や、各屋根面4の勾配などに合わせて設定することができる。
Here, the
(1-4)2つの受面42,43は、互いに直交する向きを向くようにしても良い(図9、図10C参照)。
(1-4) The two receiving
ここで、2つの受面42,43は、隣接する屋根面4を構成する斜材11をそれぞれ同時に受けることができるものとされる。そのために、2つの受面42,43は、建物構造体12のコーナー部を形成している直交する2本の梁部(梁部分18)の端部またはその近傍の位置に設置できるようにしている(図8参照)。
Here, it is assumed that the two receiving
なお、2つの受面42,43と繋がっている建物固定部31a,31bは、矩形状の平面部31cによって一体に連結される。この平面部31cは、2本の梁部(梁部分18)の端部を支持する柱部61の上端部を覆うものなどとすることができる。
The
(1-5)上記斜材固定金具15~17を用いて屋根2を構成する。以下、上記斜材固定金具15~17を用いて構成された屋根2について説明する。
(1-5) The
屋根2は、例えば、図1のように、水平な屋根面3と傾斜した4つの屋根面4とを有するものなどとすることができるが、傾斜した4つの屋根面4は、例えば、図11に示すように、斜材11の上部に取付けた野地板71と、野地板71の上部に貼設したルーフィング材72(防水シート)と、ルーフィング材72の上部に設置した屋根材73とを有するものとすることができる。
The
そして、このような屋根2の屋根面4は、図3に示すように、上記斜材固定金具15~17や斜材11を用いて構築することができる。図では、傾斜した屋根面4を構成する屋根パネル7,8の縦枠材などが斜材11なっている。そして、軒元側の斜材固定金具16,17は、斜材11の軒元側の部分を建物構造体12(の上部の梁部分18)に固定するのに使われている。
Then, as shown in FIG. 3, the
(1-6)上記した屋根2は、図12に示すように、少なくとも、隅棟6を構成する傾斜した2つの屋根面4を有すると共に、隅棟6の両側に位置する傾斜した2つの屋根面4のうちの一方にのみ太陽電池パネル91を設置するようにしても良い。
(1-6) As shown in FIG. 12, the
ここで、上記した屋根2は、傾斜した4つの屋根面4を有しており、傾斜した4つの屋根面4は、少なくともその一つに太陽電池パネル91を設置することができる。例えば、図12(a)に示すように、太陽電池パネル91は、屋根2における南側の屋根面4(S)のみに設けることができる。この場合、北側の屋根面4(N)や東側の屋根面4(E)や西側の屋根面4(W)は太陽電池パネル91を有さない屋根面4となる。
Here, the
図12(b)に示すように、太陽電池パネル91は、南側の屋根面4(S)と西側の屋根面4(W)とに設けることができる。この場合、北側の屋根面4(N)や東側の屋根面4(E)は太陽電池パネル91を有さない屋根面4となる。
As shown in FIG. 12B, the
図12(c)に示すように、太陽電池パネル91は、東側の屋根面4(E)と南側の屋根面4(S)とに設けることができる。この場合、北側の屋根面4(N)や西側の屋根面4(W)は太陽電池パネル91を有さない屋根面4となる。
As shown in FIG. 12 (c), the
図12(d)に示すように、太陽電池パネル91は、東側の屋根面4(E)と西側の屋根面4(W)と南側の屋根面4(S)とに設けることができる。この場合、北側の屋根面4(N)は太陽電池パネル91を有さない屋根面4となる。
As shown in FIG. 12 (d), the
そして、上記したように、屋根2に太陽電池パネル91を設けることで、太陽電池パネル91を有する屋根面4と、太陽電池パネル91を有さない屋根面4とが隣接する隅棟6ができる。太陽電池パネル91を有する屋根面4と、太陽電池パネル91を有さない屋根面4とが隣接する隅棟6では、図8および図13Aに示すように、高さが異なる2つの受面42,43を有する斜材固定金具17を用いるようにするのが好ましい。
Then, as described above, by providing the
この際、太陽電池パネル91を有する屋根面4は、太陽電池パネル91を有さない屋根面4よりも上面の位置が高くなるので、その分、太陽電池パネル91を有する屋根面4の側の受面42,43が低くなり、太陽電池パネル91を有さない屋根面4の側の受面42,43が高くなっている斜材固定金具17を使用する。例えば、図8では、太陽電池パネル91を有していない側となる一方の受面42が高くなり、太陽電池パネル91を有する側となる他方の受面43が低くなっている。また、図13Aでは、太陽電池パネル91を有する側となる一方の受面42が低くなり、太陽電池パネル91を有していない側となる他方の受面43が高くなっている。
At this time, the position of the upper surface of the
なお、隣接する屋根面4が、太陽電池パネル91を有する屋根面4どうし、または、太陽電池パネル91を有さない屋根面4どうしとなる場合には、傾斜した屋根面4全体としての上面の高さを揃えるために、図13Bおよび図13Cに示すように、高さが同じ2つの受面42,43を有する斜材固定金具17を用いるようにするのが好ましい。
If the adjacent roof surfaces 4 are the roof surfaces 4 having the
この際、太陽電池パネル91を有する屋根面4どうしが隣接する場合には、受面42,43が2つとも低くなっている斜材固定金具17(図13B)を使用する。また、太陽電池パネル91を有さない屋根面4どうしが隣接する場合には、受面42,43が2つとも高くなっている斜材固定金具17(図13C)を使用する。
At this time, when the roof surfaces 4 having the
そして、太陽電池パネル91を取付けた屋根面4は、図14に示すように、図11の屋根材73の代わりに、ルーフィング材72の上部に下地鋼板85を設置すると共に、下地鋼板85に太陽電池取付金具を取付け、太陽電池取付金具を用いて太陽電池パネル91を取付けるようにしている。また、図11の場合には、高い受面を有する斜材受部32を備えた斜材固定金具16を使用しているのに対し、図14の場合には、低い受面を有する斜材受部32を備えた斜材固定金具16を使用するようにしている。
Then, as shown in FIG. 14, the
なお、屋根面4のその他の構成については、基本的に図11のものとほぼ同じにするのが好ましい。太陽電池パネル91は、工場などで屋根パネル7,8に対して予め組み込むことができる。
It is preferable that the other configurations of the
このように、様々な高さの受面42,43を有する複数種類の斜材固定金具15~17を屋根面4の厚みや構成などに応じて使い分けることにより、傾斜した4つの屋根面4を、上面の高さを全て揃えて見栄え良く設置することが可能になる。
In this way, by properly using a plurality of types of diagonal
(1-7)上記斜材固定金具15~17を用いた屋根2を有する建物1を構築する。以下、上記斜材固定金具15~17を用いた屋根2を有する建物1について説明する。
(1-7) A
図1に示すように、建物1は、ユニット建物やその他の建物などとすることができる。ユニット建物は、予め工場で製造された(ほぼ直方体状の)建物ユニット95を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、短期間のうちに建物1(または建物構造体12)を構築できるようにしたものである。建物ユニット95には、鉄骨系のものと木質系のものとが存在しているが、この実施例では、鉄骨系のものとしている。
As shown in FIG. 1, the
鉄骨系の建物ユニット95は、図3に示すように、4本の柱(柱部61)の上端間を4本の天井梁(梁部分18)で矩形状に連結し、4本の柱の下端間を4本の床梁で矩形状に連結した、ボックスラーメン構造の骨組み(ユニットフレーム)を有するものとされる。なお、建物1は、鉄骨系のユニット建物に限るものではなく、木質系のユニット建物やその他の建物1とすることができる。
As shown in FIG. 3, in the steel-framed
そして、鉄骨系のユニット建物の場合、例えば、大型の建物ユニット95aと小型の建物ユニット95bとを3基ずつ使って平面視矩形状をした建物構造体12(の上階部分)を構成するようにしても良い。または、建物構造体12(の上階部分)は、小型の建物ユニット95bに替えて図7Bに示すような庇延長軒先梁(梁部材18b)などを用いた構造などとしても良い。
Then, in the case of a steel-framed unit building, for example, three
更に、この建物構造体12(の上階部分)の中央部分に、水平な屋根面3を設置するなどのために屋根構造体13を設置する。例えば、屋根構造体13は、4本の柱部13aと、4本の柱部13aの上端部間を梁13bで矩形状に連結した門型の架構(小屋組部)などとすることができる。
Further, a
そして、屋根構造体13(の柱部13a)の上部と、建物構造体12(の上階部分)の上部(梁部分18)との間に、三角形状の屋根パネル7や四角形状の屋根パネル8を(直接)斜めに傾けて設置することによって、上記した寄棟屋根などを形成するようにしている。
Then, between the upper part of the roof structure 13 (
そして、このようなユニット建物では、建物構造体12や屋根構造体13に、予め工場で斜材固定金具15~17を取付けておくようにすることで、現場で簡単に斜材11(三角形状の屋根パネル7や四角形状の屋根パネル8の縦枠材など)を設置して傾斜した屋根面4を構築することが可能になる。
Then, in such a unit building, by attaching the diagonal
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。 <Action> The action of this example will be described below.
図3に示すように、複数の建物ユニット95などによって建物構造体12(の上階部分)を組み立てると共に、建物構造体12(の上階部分)の中央部分に屋根構造体13を設置する。
As shown in FIG. 3, the building structure 12 (upper floor portion) is assembled by a plurality of building
この際、工場で予め、屋根構造体13の上部に、斜材固定金具15~17のうちの水上側の固定金具(斜材固定金具15)を取付けておくと共に、建物構造体12(の上階部分)の上部に、斜材固定金具15~17のうちの軒元側の固定金具(斜材固定金具16,17)を取付けておくのが好ましい。
At this time, at the factory, the fixing metal fittings on the water side (slanting material fixing metal fittings 15) among the diagonal material fixing
そして、上記した斜材固定金具15~17を用いて三角形状の屋根パネル7や四角形状の屋根パネル8を取付けることで傾斜した屋根面4を構築する(図1)。この際、三角形状の屋根パネル7を先に取付け、四角形状の屋根パネル8を三角形状の屋根パネル7の後から取付けるようにする。
Then, the
先ず、三角形状の屋根パネル7の取付けについて説明する。三角形状の屋根パネル7は、縦枠部に斜材11を有している。
First, the installation of the
そして、三角形状の屋根パネル7を構成する斜材11の軒元側に予め突設した支軸部38を、軒元側の斜材固定金具16,17のガイド部(のガイド溝部)へそれぞれ上から落とし込むようにして、三角形状の屋根パネル7の軒元側を軒元側の斜材固定金具16,17に係止保持する(図6)。
Then, the
同時に、三角形状の屋根パネル7の頂部を水上側の斜材固定金具15の斜材受部22(の三角形状の面22a)の上に載置する。
At the same time, the top of the
そして、三角形状の屋根パネル7を構成する斜材11の上端部と斜材受部22の斜材固定部23aとをボルト・ナットなどの締結具で固定する。その後、三角形状の屋根パネル7を構成する斜材11の軒元側から突設した支軸部38にナット38aなどを螺着して軒元側の斜材固定金具16,17に斜材11の軒元部分を締結固定する。この際、斜材固定金具16,17の斜材固定部33の内部にジョイント金具39を設置して、ジョイント金具39と斜材固定部33のフランジ部33b,33cとの間をボルト・ナットなどの固定具26cで固定するようにしても良い。
Then, the upper end portion of the slanted
こうして、三角形状の屋根パネル7が取付けられたら、上記とほぼ同様の手順で四角形状の屋根パネル8を取付けることで、傾斜した屋根面4を構築する。また、屋根構造体13の上面に、水平な屋根面3を取付ける。これにより上記した屋根2(例えば、寄棟屋根やその他の屋根など)が完成される。
After the
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。 <Effect> According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(効果1-1)(軒元側の)斜材固定金具16,17は、建物構造体12の上部に設置して、斜材11(の軒元側の部分)を固定するのに用いることができる。この斜材固定金具16,17は、建物構造体12の上部に予め固定しておくことができる。この際、斜材固定金具16,17の平板状の建物固定部31を、建物構造体12の梁部分18の上部に締結具26bで、上下方向25に取付けるようにする。
(Effect 1-1) The diagonal
そして、建築現場で斜材11を設置する際に、建物固定部31から上方へ立設された斜材受部32で斜材11の下面を受けて、斜材受部32の側部に位置する斜材固定部33で斜材11(の側部)を横方向に連結固定する。これにより、斜材11を簡単に建物構造体12に固定することができる。
Then, when the
また、斜材受部32で斜材11の端面ではなく斜材11の下面を受けるようにしているので、斜材11の端面の加工なども不要となる。斜材受部32で斜材11の下面を受ける際には、斜材ガイド部34で斜材11(の支軸部38)を上下方向25にガイドすることができる。そして、斜材ガイド部34で斜材11を上下方向25にガイドすることで、同時に斜材11の長手方向に対する位置決めが行われる。これにより、斜材11を建物構造体12に精度良く、しかも、効率的に固定することができる。
Further, since the diagonal
また、斜材固定金具16,17は、上記したような建物固定部31や、斜材受部32や、斜材固定部33や、斜材ガイド部34を一体に備えることで、斜材固定金具16,17を建物構造体12の上部に設置するだけで、簡単確実に斜材11を精度良く建物構造体12に固定できるようになるため、合理的な構造を有しており、また、取扱いが容易で、使い勝手が良い。しかも、建物構造体12や斜材11などの状況に応じて、後述するような様々な形態のものを作ることができる。
Further, the diagonal
(効果1-2)斜材受部32は、高さの異なる2つの受面42,43を有するようにしても良い。これにより、2つの受面42,43は、高さの異なる2つの斜材11をそれぞれ同時に受けることができる。
(Effect 1-2) The diagonal
(効果1-3)斜材受部32は、勾配51,52の異なる2つの受面42,43を有するようにしても良い。これにより、2つの受面42,43は、勾配51,52が異なる2つの斜材11をそれぞれ同時に受けることができる。
(Effect 1-3) The diagonal
(効果1-4)2つの受面42,43は、互いに直交する向きを向くようにしても良い。これにより、2つの受面42,43は、建物構造体12のコーナー部などにて、隣接する屋根面4を構成する斜材11をそれぞれ同時に受けることができる。これにより、建物構造体12のコーナー部に向きが直交する2つの受面42,43を有する斜材固定金具15(端部金具)を取付けることで、簡単に隅棟6を有する2つの屋根面4を構築することなどができる。
(Effect 1-4) The two receiving
(効果1-5)この実施例にかかる屋根2によれば、斜材固定金具16,17を用いることで、斜材固定金具16,17と同様の作用効果を得ることができる。
(Effect 1-5) According to the
(効果1-6)屋根2は、少なくとも、隅棟6を構成する傾斜した2つの屋根面4を有すると共に、隅棟6の両側に位置する傾斜した2つの屋根面4のうちの一方にのみ太陽電池パネル91を設置するようにしても良い。これにより、太陽電池パネル91を備えた屋根面4と、太陽電池パネル91を備えていない屋根面4(例えば、瓦葺き屋根や、板葺き屋根など)とが、並べて設置される屋根2を容易に構築することができる。
(Effect 1-6) The
この際、高さが異なる2つの受面42,43を有する斜材受部32を備えた斜材固定金具16,17(特に、斜材固定金具17(端部金具))を用いることにより、例えば、太陽電池パネル91を備えた屋根面4と、太陽電池パネル91を備えていない屋根面4とを、上面の高さを揃えて段差なく面一に設置することができる。よって、屋根2の意匠性を向上することができる。
At this time, by using the diagonal
また、勾配51,52が異なる2つの受面42,43を有する斜材受部32を備えた斜材固定金具16,17を用いることにより、例えば、太陽電池パネル91を備えた屋根面4と、太陽電池パネル91を備えていない屋根面4とを、同じ角度に揃えて段差なく面一に設置することができる。よって、屋根2の意匠性を向上することができる。
Further, by using the diagonal
更に、2つの屋根面4を太陽電池パネル91などの有無以外は、ほほ同じ基本構造にすることで、屋根面4などの生産性を向上することができる。
Further, by making the two
(効果1-7)この実施例にかかる建物1によれば、斜材固定金具16,17を用いて屋根2を構築することで、斜材固定金具16,17と同様の作用効果を得ることができる。
(Effect 1-7) According to the
<構成>以下、構成について説明する。 <Structure> The configuration will be described below.
図15A~図15Cの実施例、および、図16A~図16Cの変形例に示すように、この実施例の軒元側の斜材固定金具16,17は、斜材ガイド部34が、斜材11の呼込部34aを備えている点に特徴がある。
As shown in the examples of FIGS. 15A to 15C and the modified examples of FIGS. 16A to 16C, in the diagonal
なお、この実施例では、中間金具(斜材固定金具16)を例として説明しているが、端部金具(斜材固定金具17)についても同様に呼込部34aを設けることができる。その他の部分については、上記実施例1のものとほぼ同じであるため、上記実施例1の記載を以ってこの実施例の記載とし、説明を省略する。
In this embodiment, the intermediate metal fitting (slanting material fixing metal fitting 16) is described as an example, but the end metal fitting (slanting material fixing metal fitting 17) can also be provided with the calling
ここで、呼込部34aは、斜材11を斜材ガイド部34へ呼び込むためのものである。呼込部34aは、主に、斜材11の支軸部38を斜材ガイド部34のガイド溝部へと呼び込むものなどとすることができる。
Here, the calling
まず、図15A~図15Cの実施例に示すように(特に図15C参照)、斜材ガイド部34(のガイド溝部)の入側(または、ガイド溝部の下端部34cよりも上側の位置)に、支軸部38の直径よりも幅の広い入口部34bを設けて、この幅の広い入口部34bを斜材11の呼込部34aとしても良い。幅の広い入口部34bは、例えば、支軸部38の直径の2倍程度以上の幅などとするのが好ましい。幅の広い入口部34bを設けることで、広い入口部34bへ支軸部38を導入した(呼び込んだ)後に、広い入口部34bの内部で支軸部38の位置を僅かにズラせるだけで支軸部38をガイド溝部の奥部(下端部34c)へと容易に導く(落とし込ませる)ことが可能になる。
First, as shown in the embodiments of FIGS. 15A to 15C (see particularly FIG. 15C), on the entrance side (or the position above the
更に、必要に応じて、この幅の広い入口部34bとガイド溝部の下端部34cとの間に、入口部34bから下端部34cへ向けて徐々に幅が狭くなる漸縮部34dを設けても良い。ガイド溝部の下端部34cは、支軸部38の直径とほぼ同じ幅となっているガイド溝部の下端側の少なくとも支軸部38の直径とほぼ同じ高さの部分のことである。漸縮部34dを設けることで、ガイド溝部の広い入口部34bと下端部34cとの間が段差なく繋がるので、ガイド溝部の広い入口部34bから下端部34cへと支軸部38をスムーズに導くことが可能になる。なお、幅の広い入口部34bや漸縮部34dは、ガイド溝部の片側に設けても両側に設けても良い。また、ガイド溝部の両側に設ける場合には、幅の広い入口部34bや漸縮部34dを、対称的に設けても良いし、非対称に設けても良い。
Further, if necessary, a
また、図16A~図16Cの変形例に示すように(特に図16C参照)、斜材ガイド部34(のガイド溝部)の入側(斜材固定部33のウェブ部33aの上縁部など)に、斜材固定部33のフランジ部33b,33cよりも上方へ延びる立上部34eを設けても良い。
Further, as shown in the modified examples of FIGS. 16A to 16C (see particularly FIG. 16C), the entrance side of the diagonal member guide portion 34 (the guide groove portion) (the upper edge portion of the
そして、斜材固定部33(のウェブ部33a)の上縁部や立上部34eの上縁部を、ガイド溝部へ向かって徐々に低くなる傾斜上縁部34fにして、この傾斜上縁部34fを斜材11の呼込部34aとすることができる。傾斜上縁部34fを設けることで、傾斜上縁部34fの上へ支軸部38を載置するだけで支軸部38をガイド溝部の奥部(下端部34c)へと容易に導くことが可能になる。なお、傾斜上縁部34fは、ガイド溝部の片側に設けても両側に設けても良い。また、ガイド溝部の両側に設ける場合には、傾斜上縁部34fを、対称的に設けても良いし、非対称に設けても良い。
Then, the upper edge portion of the diagonal member fixing portion 33 (
更に、図15A~図15Cまたは図16A~図16Cに示すように、ガイド溝部の入側(斜材固定部33のウェブ部33aの上縁部など)に、斜材固定部33のフランジ部33b,33cよりも上方へ延びる立上部34eを設けた状態で、立上部34eの少なくとも上部また全部を斜材固定金具16,17の外側(ウェブ部33aのフランジ部33b,33cのある面の側)へ向けて斜めに屈曲させることで傾斜部34g(傾斜面部)を形成し、この傾斜部34gを斜材11の呼込部34aにすることができる。傾斜部34gを設けることで、傾斜部34gの上へ斜材11が載置された時に斜材11を斜材ガイド部34の位置(斜材11の側面が斜材固定部33のウェブ部33aと接する位置)へと容易に導くことが可能になる。
Further, as shown in FIGS. 15A to 15C or FIGS. 16A to 16C, the
傾斜部34gは、斜材固定部33のウェブ部33aの延長線に対して60°~80°の角度θで外側へ屈曲させるのが好ましい。なお、傾斜部34gは、ガイド溝部の片側に設けても両側に設けても良い。また、ガイド溝部の両側に設ける場合には、傾斜部34gを、対称的に設けても良いし、非対称に設けても良い。
The
そして、上記した各種の呼込部34a(幅の広い入口部34bや漸縮部34dや傾斜上縁部34fや傾斜部34g)は、適宜組み合わせて設けることができる。
The
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。 <Action / Effect> According to this example, the following action / effect can be obtained.
軒元側の斜材固定金具16,17の斜材ガイド部34に、斜材11に対する呼込部34aを設けるようにしても良い。これにより、建物構造体12(や屋根構造体13)に斜材11を据付ける時に、斜材ガイド部34(のガイド溝)に対する斜材11(の支軸部38)の嵌め合わせのための位置調整を厳密に行う必要がなくなり、呼込部34aによって、大雑把な作業であってもガイド溝に支軸部38が容易に嵌め合わせられると共に、嵌め合わせ後に支軸部38がガイド溝部の下端部34cへと確実に導かれるため、斜材11の据付けに要する手間と時間を削減することができる。
The diagonal
また、呼込部34aを設けていないものと比べて、呼込部34aを設けたもの(軒元側の斜材固定金具16,17)は、外部から斜材ガイド部34(のガイド溝)の周辺が視認し易くなるため、近くからガイド溝部の周辺を覗き込みながら斜材11の据付作業を行う必要がなくなり、少し離れた位置から見ながらでも据付作業を行うことができるようになる。よって、作業の容易性や安全性を向上することができると共に、斜材11の据付作業に必要な人員を削減したり、人員配置を簡便化したりすることもできるようになる。
Further, compared to the one without the calling
この際、図15A~図15Cの実施例に示すように、斜材ガイド部34(ガイド溝部)の入側に幅の広い入口部34bを設けることによって、ガイド溝に対する支軸部38の呼込みを行うことができ、ガイド溝と支軸部38との嵌め合わせによる斜材11の長手方向(または斜材固定部33のウェブ部33aの幅方向)に対する支軸部38の位置出しを容易に行わせることが可能になる。
At this time, as shown in the embodiments of FIGS. 15A to 15C, by providing a wide inlet portion 34b on the entrance side of the diagonal member guide portion 34 (guide groove portion), the
更に、幅の広い入口部34bとガイド溝部の下端部34cとの間に漸縮部34dを設けることによって、幅の広い入口部34bに嵌め合わされた支軸部38をガイド溝部の下端部34cへ向けてスムーズに案内することができる。
Further, by providing a
また、図16A~図16Cの変形例に示すように、ガイド溝部の入側に傾斜上縁部34fなどを設けて、傾斜上縁部34fに支軸部38を案内させることによって、ガイド溝に対する支軸部38の呼込み行うことができ、ガイド溝と支軸部38との嵌め合わせによる斜材11の長手方向(または斜材固定部33のウェブ部33aの幅方向)に対する支軸部38の位置出しを容易かつスムーズに行わせることが可能になる。
Further, as shown in the modified examples of FIGS. 16A to 16C, an inclined
そして、図15A~図15Cの実施例または図16A~図16Cの変形例に示すように、ガイド溝部の入側に傾斜部34gを設けて、傾斜部34gに斜材11を案内させることによって、斜材11の幅方向(または斜材固定部33のフランジ部33b,33cの幅方向)に対する斜材11の位置出しを容易かつスムーズに行わせることが可能になる。そして、幅の広い入口部34bや傾斜上縁部34fへ支軸部38を呼び込む前に、傾斜部34gによって斜材ガイド部34に対する斜材11の幅方向位置出しを行うことで、幅の広い入口部34bや傾斜上縁部34fへ支軸部38を呼び込むことがより容易かつ確実になる。
Then, as shown in the examples of FIGS. 15A to 15C or the modified examples of FIGS. 16A to 16C, an
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the embodiments are merely examples of the present invention. Therefore, the present invention is not limited only to the configuration of the embodiment, and it is needless to say that the present invention is included in the present invention even if there is a design change or the like within a range not deviating from the gist of the present invention. Further, for example, when each embodiment includes a plurality of configurations, it is needless to say that possible combinations of these configurations are included even if there is no particular description. Further, when a plurality of examples and modifications are disclosed as those of the present invention in the embodiment, possible combinations of configurations straddling these are included even if there is no particular description. Of course. Further, it goes without saying that the configuration depicted in the drawings is included even if there is no particular description. Furthermore, when there is a term such as "etc.", it is used to mean that the equivalent is included. In addition, when there are terms such as "almost", "about", and "degree", they are used to mean that they include those with a range and accuracy that are generally accepted.
1 建物
2 屋根
4 屋根面
6 隅棟
11 斜材
12 建物構造体
16 斜材固定金具
17 斜材固定金具
25 上下方向
31 建物固定部
32 斜材受部
33 斜材固定部
34 斜材ガイド部
34a 呼込部
34b 入口部
34f 傾斜上縁部
34g 傾斜部(傾斜面部)
41 高低差
42 受面
43 受面
51 勾配
52 勾配
91 太陽電池パネル
1
41
Claims (3)
前記斜材受部は、勾配の異なる2つの受面を有していることを特徴とする斜材固定金具。 In the diagonal member fixing bracket according to claim 1 ,
The diagonal material receiving portion is a diagonal material fixing metal fitting having two receiving surfaces having different gradients.
前記2つの受面は、互いに直交する向きを向いていることを特徴とする斜材固定金具。
In the diagonal member fixing bracket according to claim 1 or 2 .
The diagonal member fixing bracket, characterized in that the two receiving surfaces are oriented in directions orthogonal to each other.
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