JP7059133B2 - Egg shell cracker - Google Patents
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Description
本発明は、卵の殻割り器に関する。 The present invention relates to an egg shell cracker.
生卵、ゆで卵、温泉卵等の殻を簡単に割るための殻割り器が知られている。例えば、特許文献1には、殻を部分的に粉砕することで殻を割る殻割り器が、また、特許文献2には、殻を切断することにより、殻を割る殻割り器が開示されている。
Shell crackers for easily breaking shells of raw eggs, boiled eggs, hot spring eggs, etc. are known. For example,
特許文献1に記載の殻割り器は、円筒形状の本体と、本体の両端に設けられた環状の指当てと、本体の下端に、内向きに取り付けられた波形の刃と、を備える。卵を本体内に保持し、指当てを締めることにより、刃が卵の殻を押して、殻を破砕する。
The shell splitting device described in
一方、特許文献2に記載の殻割り器は、環状の回転体と、回転体に配設された複数の切断刃と、を備える。この殻割り器は、回転体を回転することにより、回転体に固定された切断刃を回転させて、殻を環状に切断する。
On the other hand, the shell splitting device described in
特許文献1に記載の殻割り器は、波状の刃を押し付けることで、殻にひびを入れ、殻を割る。しかし、殻に加わる力は、指当ての締め方によって変わるため、力の入れ具合によっては、予期せずに、卵の殻の破片が可食部に混入してしまうという問題がある。
The shell cracker described in
また、特許文献2に記載の殻割り器においては、回転する切断刃によって殻が切断される。しかし、刃物を殻に当てる力の制御が困難であるため、力の入れ具合によっては、予期せずに、殻の破片が可食部に混入してしまうという問題がある。
Further, in the shell splitting device described in
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、殻の破片が可食部に混入しづらい卵の殻割り器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide an egg cracker in which shell fragments are less likely to be mixed into an edible portion.
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る卵の殻割り器は、
卵を支持する支持部と、
卵の殻に打撃を与えるための打撃部と、
前記打撃部に固定された弾性部材と、
前記支持部に配置され、前記支持部に支持された卵に沿った所定の経路で前記打撃部及び前記弾性部材を案内し、前記経路に沿って複数の凹凸部を有する案内部と、
前記弾性部材を前記凹凸部に接触させながら、前記案内部による案内に従って、前記打撃部及び前記弾性部材を前記経路で移動させることにより、前記複数の凹凸部に接触することによる前記弾性部材の弾性変形に伴って、前記打撃部に前記支持部に支持された卵を複数回打撃させる駆動部と、
を備える。
In order to achieve the above object, the egg shell cracker according to the first aspect of the present invention is
A support part that supports the egg and
A hitting part for hitting the egg shell,
An elastic member fixed to the batter and
A guide portion arranged in the support portion, guiding the hitting portion and the elastic member by a predetermined path along the egg supported by the support portion, and having a plurality of uneven portions along the path, and a guide portion.
While the elastic member is in contact with the uneven portion, the striking portion and the elastic member are moved along the path according to the guidance by the guide portion, so that the elastic member is elastic due to contact with the plurality of uneven portions. With the deformation, the driving part that causes the hitting part to hit the egg supported by the supporting part multiple times,
To prepare for.
本発明によれば、卵の殻を割るために器具に加える力の大小にかかわらず、一定の打撃力が殻に加わるため、破砕した殻の破片が可食部に混入しない。 According to the present invention, regardless of the magnitude of the force applied to the device for breaking the egg shell, a constant striking force is applied to the shell, so that the crushed shell fragments do not mix into the edible portion.
以下に、本発明の実施の形態に係る卵の殻割り器を、図面を参照しつつ説明する。 Hereinafter, the egg shell cracker according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
実施の形態1に係る卵の殻割り器1は、図1(A)に示すように、本体部21と、本体部21から延びる把手22と、本体部21の上部を覆う蓋部23と、蓋部23に立設されているハンドル24と、を備える。この卵の殻割り器1は、ハンドル24を操作して、蓋部23を回動させ、本体部21の中央孔に配置された卵Eを図示せぬハンマー62により一定の強さでかつ一定のピッチで一周に亘って打撃することにより、卵Eの殻を割る器具である。なお、以下の説明において、図1(A)に示す配置に基づいて、上、下という表現を使用することがある。
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 1A, the
以下、卵の殻割り器1の各部の構成を説明する。
図1(B)に図1(A)のA1-A1線断面で示すように、本体部21は、円筒状に形成され、その中央部に処理対象の卵Eを収容する貫通孔を有する。本体部21の内周面は、収容する卵Eの殻の外形形状に合わせて、下部から上部に向かうに従って孔が細くなる湾曲形状に形成されている。本体部21は、卵Eを完全に覆うのではなく、卵Eの上部及び下部の一部を露出した状態で収容する。
Hereinafter, the configuration of each part of the
As shown in FIG. 1B in the cross section taken along the line A1-A1 of FIG. 1A, the
本体部21の上端部にはフランジが形成されている。このフランジには、卵Eの殻を打撃して割るための殻割部50が形成されている。
A flange is formed at the upper end of the
殻割部50には、図2に図1(A)のA2-A2線矢視断面で示すように、内壁52と外壁53で区画された、環状で一定幅の溝部51が形成されている。内壁52と外壁53とは、本体部21の貫通孔の中心軸CAと同心に形成されている。
As shown in the cross section taken along the line A2-A2 of FIG. 1A in FIG. 2, the
溝部51には、内壁52に沿って、径方向外側に向けて複数の歯54が一定のピッチおよび一定のサイズで形成されている。各歯54は、内壁52が描く円の接線を基準として、接線に対し直角に近い傾斜面55と、接線に対し緩やかな傾斜面56と、を有する。
なお、傾斜面55,56は、請求項における第1の面および第2の面に対応する。
A plurality of
The
溝部51内の内壁52と外壁53との間には、板ばね61およびハンマー62が配置されている。
A
板ばね61は、金属板から構成される。板ばね61は、溝部51に収容され、平面視でヘアピン状に形成されており、屈曲部63で後述するピン25に係止され、一端部64で外壁53を押圧し、他端部65で歯54を押圧する。
The
板ばね61の一端部64は、屈曲点で径方向内側に鋭角で折り曲げられている。この折り曲げ部分67は、後述するように、ピン25が反時計方向に移動した際に、ピン25と係合するように、比較的長く形成されている。また、板ばね61の他端部65は、隣り合う歯54と歯54の間に入り込むことが可能なように、径方向内側に折り曲げられている。
One
このような構成により、板ばね61は、ピン25が時計回りに移動すると、ピン25に押されて、時計回りに移動する。このとき、板ばね61の一端部64の屈曲点は、溝部51の外壁53に摺動する。一方、他端部65は、歯54の傾斜面56に沿って径方向外向きに移動し、歯54の最も突出した部分である凸部を乗り越えると、ばね力により、隣り合う歯54と歯54の間である凹部に没入するという動作を繰り返す。
With such a configuration, when the
一方、ピン25が反時計回りに移動すると、ピン25は板ばね61の屈曲部63から離れて移動し、他端部65に衝突および誘導されて、一端部64に接近する。板ばね61は、一端部64を中心に、屈曲部63が外壁53に接近するように回転し、他端部65が、歯54の傾斜面56に接した状態で動かなくなる。従って、ピン25と溝部51と板ばね61により、板ばね61が時計方向に移動可能で、反時計方向には移動できない一種のラチェット構造が形成されている。
なお、ピン25は、請求項における係合ピンとして機能する。
On the other hand, when the
The
このラチェット構造を実現するための歯54の具体的態様の一例を説明する。
図3(A)に示すように、本体部21の中心孔の中心軸CAと特定の歯54の凸部の両方を通る仮想的な平面を基準平面RPとし、基準平面RPと傾斜面55のなす角をθ1、基準平面RPと傾斜面56のなす角をθ2とする。
An example of a specific embodiment of the
As shown in FIG. 3A, a virtual plane passing through both the central axis CA of the central hole of the
各歯54は、傾斜面55と傾斜面56のなす角度がθ1<θ2となるように形成されている。θ1は、好ましくは、15°未満である。傾斜面55と傾斜面56のなす角(θ2-θ1)は、例えば、60°である。
Each
ハンマー62は、図1(B)および図2に示すように、板ばね61の内側の片66の上辺にほぼ90°直角に固定され、径方向内側を向いて配置されている。ハンマー62の先端部の、卵Eの殻に打撃を与えるための角は丸みを帯びた板状に形成されている。なお、図2では、ハンマー62は、切断面よりも上に位置しており、直接視認することができないため、一点鎖線で示した。
As shown in FIGS. 1B and 2, the
ハンマー62は、板ばね61の片66に固定されており、その位置は、板ばね61の位置および形状の影響を受ける。上述のように、ピン25が時計回りに移動すると、板ばね61の他端部65は、歯54の傾斜面56に沿って、径方向外側に移動し、歯54の頂点を乗り越えると、径方向内側に急激に変位する。この動きに伴って、ハンマー62は、卵Eに対していったん後退してから前進し、内壁52の上端を越えて本体部21の貫通孔内に突出し、卵Eの殻を打撃する。また、ピン25が反時計回りに移動すると、板ばね61の回転に伴って後退し、本体部21の貫通孔から待避する。ハンマー62の先端の板状部分は、板ばね61の運動に伴う前進及び後退の方向と平行となるように配置されている。
The
板ばね61とハンマー62とは、一体に形成可能である。例えば、図3(B)の展開図に示す形状のワークを1枚の鉄板から切り出し、このワークに折り曲げ加工を施して板ばね61とハンマー62を形成することができる。なお、卵Eの殻を割るのに必要十分な打撃を生じさせるための詳細な板ばね61及びハンマー62の形状、性質、配置等は、シミュレーションや試作によって求められる。
The
なお、本体部21は、請求項における支持部、溝部51は、請求項における案内部、歯54は、請求項における凹凸部、板ばね61は、請求項における弾性部材、ハンマー62は、請求項における打撃部、としてそれぞれ機能する。
The
図1(A)に示す把手22は本体部21に固定され、ユーザがこの卵の殻割り器1を操作する際に把持する。
The
蓋部23は、中央に卵Eを収容するための孔を有し、全体として本体部21の中心軸CAを中心とする円環状に形成されている。
The
図1(B)に示すように、蓋部23は、本体部21の上端のフランジ部を上面および側面から覆って配置されており、蓋部23は、殻割部50の外壁53の上端面に摺動可能に載置されている。ただし、内壁52の上端面と蓋部23の下面との間には、ハンマー62の厚みより大きい空隙が形成されている。ハンマー62は、この空隙を通って、貫通孔内まで前進し、卵Eを打撃することができる。
As shown in FIG. 1 (B), the
蓋部23の下面には、図2に示した円柱形状のピン25が立設されている。このピン25は、溝部51内に挿入され、板ばね61と係合している。
図1(A)、(B)に示すように、蓋部23の一部は、径方向外側に突出した形状に形成されており、ここに、ハンドル24が回転可能に軸支されている。ハンドル24は、支持軸において、ねじ、ワッシャー、ナット等で蓋部23に回転可能に固定されている。ユーザは、ハンドル24をつまんで蓋部23を中心軸CAを中心に回転させることができる。この回転操作により、ピン25も溝部51内で回動し、この回動に伴って、板ばね61及びハンマー62を溝部51内で移動させ、ハンマー62を前進・後退させる。
A
As shown in FIGS. 1A and 1B, a part of the
次に、上記構成を有する卵の殻割り器1を用いて卵Eの殻を割る動作を説明する。
Next, the operation of cracking the shell of the egg E using the
まず、準備として、卵Eの長手方向が鉛直方向を向くように卵Eを配置する。次に、卵Eの上から本体部21を被せ、図1(A)、(B)に示すように、本体部21の内壁を卵Eに当接させ、卵Eを支持する。
First, as a preparation, the egg E is arranged so that the longitudinal direction of the egg E faces the vertical direction. Next, the
次に、本体部21で卵Eを支持したまま、ハンドル24を掴み、蓋部23を平面視で時計回りに回転させる。蓋部23の回転に伴い、ピン25が溝部51内を回動する。ピン25の回動により、板ばね61も溝部51内を回動する。この回動に伴い、板ばね61の他端部65への歯54の列が形成する凹凸部からの応力により、板ばね61が周期的に弾性変形する。板ばね61の弾性変形により、片66の内壁52に対する相対的な位置と向きが周期的に変化し、ハンマー62が、卵Eの外形に沿って移動しながら継続的に殻を打撃する。このため、卵Eの殻には、切り取り線のように、打撃痕の列、即ち、微小な破砕箇所の列が形成される。
Next, while the egg E is supported by the
1周分の打撃痕列が完成すると、蓋部23を平面視で反時計回りに回転させる。すると、ピン25が反時計方向に回動し、板ばね61との係合関係が変化し、板ばね61が回転し、ハンマー62が後退する。この状態で、卵Eを本体部21から取り外し、打撃痕列に沿って殻を除去する。
When the batter trace sequence for one round is completed, the
この一例の動作を図4を参照してより詳細に説明する。
ユーザがハンドル24を時計回りに回転させると、ピン25は、板ばね61の屈曲部63に係合し、板ばね61を時計回りの向きに移動させる。図4(A)に拡大して示すように、板ばね61は、そのばね力により、一端部64において外壁53を押圧し、また、他端部65において内壁52に沿って形成されている歯54を押圧する。蓋部23の回転によりピン25が移動し、板ばね61が移動すると、一端部64は、外壁53に摺動して、他端部65は、歯54に摺動する。この他端部65が歯54のうちの径方向外向きに最も突起した部分に接するとき、板ばね61は、径方向に最も圧縮された状態となり、最大の弾性エネルギーを蓄える。
The operation of this example will be described in more detail with reference to FIG.
When the user rotates the
そのままハンドル24を時計回りに回転させると、図4(B)に示すように、板ばね61の他端部65が歯54のうちの径方向に最も引っ込んだ部分に陥入し、板ばね61は、圧縮された状態から解放される。ユーザはハンドル24を回し続けているため、図4(A)に描かれた板ばね61の状態から(B)に描かれた板ばね61の状態への遷移は短時間で完了する。すなわち、板ばね61に蓄えられていた圧縮による弾性エネルギーが一気に解放され、これに伴い、板ばね61の片66も内壁52側に大きく移動し、片66に固定されているハンマー62は、内壁52を越えて、中心CA方向に前進する。
When the
ハンマー62の前進により、ハンマー62の先端が卵Eの殻に衝突し、打撃を加える。これにより、卵Eの殻が微小領域で破壊される。
さらにハンドル24を時計回りに回転させると、図4(C)に示すように、板ばね61の他端部65が歯54に接し、一方、板ばね61の一端部64が外壁53に接するため、板ばね61は、再び径方向に圧縮され、弾性エネルギーを蓄え始める。
As the
Further, when the
ユーザがハンドル24を時計回りに回転させ続ける間、板ばね61は、図4(A)から(C)に示した状態の変化を繰り返す。したがって、ユーザによるハンドル24の時計回りの向きの回転に伴い、板ばね61に接続されたハンマー62は、周方向に移動しながら径方向の前進による打撃と後退とを繰り返し、卵Eの殻に連続的に打撃を与えて少しずつ破砕することを繰り返す。
歯54のピッチとサイズが同一なので、ハンマー62が卵Eの殻に与える打撃のピッチとエネルギーもほぼ一定となる。
While the user keeps rotating the
Since the pitch and size of the
このような移動過程を経ることにより、卵Eの殻に環状にひびが入れられる。なお、ユーザがハンドル24を時計回りの向きに1回転させれば、ハンマー62も卵Eの周囲を1回転するため、通常、卵Eの殻を開けるためには、ハンドル24を1回転させるだけで十分である。
By going through such a movement process, the shell of the egg E is cracked in a ring shape. If the user rotates the
殻割り器1の卵Eの殻に対する打撃力の大きさは、板ばね61の弾性力に依存し、ユーザのハンドル24の握り方や回し方に依存しない。したがって、卵の殻割り器1によれば、常に一定の打撃力が卵Eの殻に加わるため、たとえユーザがハンドル24を高速で回したとしても、殻が飛散することがなく、破砕された殻の破片が卵Eの可食部に混入することもない。
The magnitude of the striking force of the egg E of the
次に、ハンマー62を収納する動作について説明する。
卵Eの殻を割る作業を終えた時点においては、ピン25は、例えば、図4(A)から(C)に示すように、板ばね61の屈曲部63に接しているか、少なくとも屈曲部63の付近に位置している。
Next, the operation of accommodating the
At the time when the work of breaking the shell of the egg E is completed, the
ユーザがハンドル24を操作し、蓋部23を反時計回りの向きに回すと、ピン25は、屈曲部63から一端部64に向かって移動し、折り曲げ部分67に衝突し、折り曲げ部分67に導かれて、板ばね61の一端部64又はその付近に接する。これにより、板ばね61の溝部51内での配置が変わり、板ばね61と接続しているハンマー62の配置も変化する。具体的には、屈曲部63及び他端部65が環の径方向の外向きに移動するため、屈曲部63と他端部65との間にある片66に接続されているハンマー62も、同じ向きに移動する。
さらにユーザがハンドル24を操作し、蓋部23を反時計回りの向きに回そうとすると、図4(D)に示すように、一端部64が外壁53と衝突する。これにより、ピン25、蓋部23及びハンドル24は、それ以上反時計回りに動かなくなる。
When the user operates the
Further, when the user operates the
これらの一連の動作の結果、図4(D)に示すように、ハンマー62は、卵Eの殻を破砕する動作を行っている場合に比べて、径方向外側に位置することとなる。言い換えれば、ハンマー62は、待避位置に移動した結果、殻割部50の内側である収容部に収納される。
As a result of these series of operations, as shown in FIG. 4D, the
このように、ハンマー62を収納可能な構成とすることで、外気に曝されることによるハンマー62の劣化を防止し又は遅延させることができる。
By making the
なお、図4(A)から(D)を参照して説明したように、ユーザが時計回りの向きに移動させようとした場合には、板ばね61の他端部65は、歯54の傾斜面56を乗り越えやすいため、その向きに動きやすい。これに対して、ユーザが反時計回りの向きに移動させようとした場合には、板ばね61の他端部65は、歯54の傾斜面55と衝突し、これを乗り越えることができない。このため、板ばね61は、反時計回りの向きに動き難い。したがって、板ばね61は、一種のラチェット機構として機能する。
As described with reference to FIGS. 4A to 4D, when the user tries to move the
上記の説明は、ユーザが卵の殻割り器1を片付ける場合を念頭に置いてなされたものであるが、卵Eの殻を割る前の準備として、ハンマー62を収納する動作を行ってもよい。
The above description was made with the case where the user cleans up the
卵の殻割り器1を用いて卵Eの殻を割るためには、殻割部50が卵Eの殻に密着或いは近接している必要がある。ハンマー62が収納されていない状態でユーザが卵Eの殻の破砕を開始しようとすると、殻割部50から露出していたハンマー62が邪魔をして、殻割部50が卵Eの殻に十分に密着せず、殻に十分な打撃力を与えることができないため、殻が割れないおそれがある。殻の破砕を開始する前に上述したハンマー62を収納する操作を行えば、殻割部50が卵Eの殻に十分に密着した状態で破砕の動作を開始することができ、十分な打撃力で卵Eの殻を割ることができる。
In order to crack the shell of the egg E using the
(実施の形態2)
上記実施の形態に係る殻割り器1は、小型簡便な装置であるが、卵Eを本体部21でユーザ自身が支持する必要がある。しかし、本発明の実施の形態は、これに限定されず、卵Eを殻割り器が保持して支持することも当然可能である。以下、このような機能を有する卵の殻割り器に係る実施の形態2について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
(Embodiment 2)
The
実施の形態2に係る卵の殻割り器2は、図5(A)に示すように、卵の殻割り器1に比べて鉛直方向に長い本体部221を有する。本体部221は、その孔に卵Eをセットした状態で、卵の下部を覆うサイズを有する。これにより、ユーザは、使用時に本体部221を片方の手で掴むなどして固定し、別の手でハンドル224を操作することができる。
As shown in FIG. 5A, the
本体部221の側面には、略楕円形状の窓が3つ設けられており、卵Eを孔にセットした状態で視認することができる。
Three substantially elliptical windows are provided on the side surface of the
また、卵の殻割り器2のハンドル224は、蓋部223から径方向外向きに延びて形成されたアーム226の先端に設けられている。
アーム226は、殻割部250付近において蓋部223の外周から水平に延びるが、径方向外向きに延びる途中で鉛直方向上向きに傾斜し、ハンドル224に至るまでに、再度水平に延びる形状に形成されている。これにより、ハンドル224が本体部221より鉛直方向において高くなるため、ハンドル224を操作する手と、本体部221を固定する手とが干渉しづらく、使い易い。
Further, the
The
卵の殻割り器2の殻割部250は、図5(B)に示すように、溝部251と、溝部251の下面を構成する底部72と、溝部251の上面を構成する天井73と、底部72上に本体部221の円筒の中心軸CAを中心に環状に配置され、鉛直方向上向きに突出する複数の歯254と、歯254と天井73との間に配置された板ばね261と、板ばね261と一体的に形成され、鉛直方向下向きに突出するハンマー262と、を備える。
As shown in FIG. 5B, the
ピン225は、図5(B)、図6(A)に示すように、溝部251の内壁から径方向内向きに突出する円柱の形状に形成されている。
As shown in FIGS. 5 (B) and 6 (A), the
次に、ユーザがハンドル224を操作して卵Eの殻を割る場合における卵の殻割り器2の殻割部250の動作を説明する。
Next, the operation of the
図6(B)は、板ばね261の他端部265が、歯254のうち、最も上方に突出した部分、すなわち、凸部にある状態を表す図である。このとき、板ばね261は鉛直方向に圧縮された状態にあり、板ばね261には弾性エネルギーが蓄えられている。
FIG. 6B is a diagram showing a state in which the
そのままユーザがハンドル224を時計回りに回転させると、図6(C)に示すように、板ばね261の他端部265が歯254のうちの鉛直方向に最も引っ込んだ部分に陥入し、板ばね261は、圧縮された状態から解放される。ユーザはハンドル224を回し続けているため、図6(B)に描かれた板ばね261の状態から(C)に描かれた板ばね261の状態への遷移は短時間で完了する。すなわち、板ばね261に蓄えられていた圧縮による弾性エネルギーが一気に解放される。これに伴い、板ばね261に接続されたハンマー262は、鉛直方向下向きに飛び出す。
When the user rotates the
ハンマー262の飛び出した位置には、図示しない卵Eの殻がある。ハンマー262が飛び出すことにより、ハンマー262の先端が卵Eの殻に打撃を加え、卵Eの殻を破砕する。
At the protruding position of the
さらにユーザがハンドル224を時計回りに回転させると、図6(D)に示すように、板ばね261の他端部265が歯254の傾斜面256に接し、且つ、板ばね261の一端部264が天井73に接するため、板ばね261は、再び鉛直方向に圧縮され、弾性エネルギーを蓄え始める。
Further, when the user rotates the
ユーザがハンドル224を時計回りに回転させ続ける限り、板ばね261は、図6(B)から(D)に示した状態の変化を繰り返す。したがって、ユーザによるハンドル224の時計回りの向きの回転に伴い、板ばね261に接続されたハンマー262は、周方向に移動しながら鉛直方向の飛び出しと引っ込みを繰り返し、卵Eの殻に連続的に打撃を与えて少しずつ破砕することを繰り返す。
As long as the user keeps rotating the
卵の殻割り器2においては、ユーザがハンドル224を時計回りの向きに回転させると、ハンマー262は、卵Eの周囲を環状に移動しながら継続的に殻に鉛直方向の打撃を与える。
In the
このようにすることで、ハンマー262の移動方向が鉛直方向となり、卵の殻割り器2に対する重力の作用もあり、ハンマー262の移動方向が径方向である場合に比べて、殻割部250が卵Eの殻と密着しやすく、ハンマー262の打撃が卵Eの殻に確実に与えられる。
By doing so, the moving direction of the
なお、卵の殻割り器1と同様に、卵の殻割り器2においても、ハンドル224を反時計回りの向きに回転させると、図6(E)に示すように、ピン225は、屈曲部263から一端部264に向かって移動し、板ばね261を反時計回りの向きに押す。これにより、板ばね261の溝部251内での配置が変わり、板ばね261と接続しているハンマー262の配置も変化する。具体的には、屈曲部263及び他端部265が鉛直方向上向きに移動するため、屈曲部263と他端部265との間に接続されているハンマー262も、同じ向きに移動する。
さらにユーザがハンドル224を操作して反時計回りの向きに回そうとすると、図6(E)に示すように、屈曲部263が天井73と衝突する。これにより、ピン225、蓋部223及びハンドル224は、それ以上反時計回りに動かなくなり、ハンマー262が収納される。
Similarly to the
Further, when the user operates the
(実施の形態3)
上記の実施の形態1、2に係る卵の殻割り器1、2においては、ハンマー62,262による打撃は、横または縦方向である。
実施の形態3に係る卵の殻割り器3は、卵Eの殻のなす面に対して垂直に打撃を与えるように形成されたハンマー362を備える。以下、実施の形態1,2と異なる点を中心に説明する。
(Embodiment 3)
In the
The
卵の殻割り器3は、図7(A)に示す外観を有する。
卵の殻割り器3は、円筒形状に形成された本体部321と、本体部321の上部に、本体部321に対して回転可能に形成された円錐台の形状を有する蓋部323と、を備える。
本体部321の下端に設けられた孔の内面は、卵Eと接する。卵Eが滑りにくいように、孔の内面には、粗面化処理が施されている。本実施の形態においては、レーザ加工によって、本体部321の下端に設けられた孔の内面に微小な凹凸が複数設けられている。
また、卵の殻割り器3は、蓋部323の直上に図示しない複数のギアを格納したギアボックス327を備える。ギアボックス327は、円筒形状に形成され、その側面からハンドル324が径方向外向きに延びて形成されている。ハンドル324は中心軸CAと垂直な軸を中心に、アーム326を介して回転可能に形成されている。ハンドル324の回転運動は、ギアボックス327内の上述した複数のギアにより、中心軸CAを中心とする蓋部323の回転運動に変換される。
卵の殻割り器3の殻割部350は、卵Eの上部を本体部321に収容した状態において卵Eの上部を囲むように形成され、板ばね361等を収納する径方向外向きに膨らんで形成されたばね収容部350aを備える。
The
The
The inner surface of the hole provided at the lower end of the
Further, the
The
図7(B)に示した(A)のF-F矢視図のように、殻割部350には、実施の形態1と同様に、溝部351が形成されている。また、ばね収容部350aの内部には、板ばね361が配置されている。板ばね361は、ピン325によって係止されている。
溝部351は、実施の形態1,2における溝部51,251と異なり、鉛直方向と水平方向のいずれに対しても傾斜して設けられており、これに対応して、溝部351の内部に設けられているピン325、板ばね361も傾斜している。
また、歯354も、実施の形態1,2と同様に、急峻な傾斜面355と、緩やかな傾斜面356から構成されている。しかし、溝部351が鉛直方向と水平方向のいずれに対しても傾斜して形成されていることから、傾斜面355,356も、実施の形態1,2における傾斜面55,56,255,256と異なる方向に傾斜している。具体的には、ヘアピン状の板ばね361と一体に形成されたハンマー362が卵Eの殻のなす面の法線方向を向くように、傾斜面355,356が形成されている。
このような構成により、ユーザがハンドル324を時計回りに回転させると、ピン325は、板ばね361を時計回りの向きに移動させる。板ばね361の回転に伴い、板ばね361に接続されたハンマー362は、周方向に移動しながら卵Eの殻のなす面の法線方向に飛び出しと引っ込みを繰り返し、卵Eの殻に連続的に打撃を与えて少しずつ破砕することを繰り返す。
As shown in the FF arrow view of (A) shown in FIG. 7 (B), the shell split
Unlike the
Further, the
With such a configuration, when the user rotates the
(実施の形態4)
実施の形態4に係る卵の殻割り器4は、図8(A)に示す外観を有する。
卵の殻割り器4は、円筒形状の本体部421と、本体部421の上側に連続して設けられ、これに固定されたハンドル424の回転に伴って回転する環状の蓋部423と、を有する。
以下、実施の形態1から3と異なる点を中心に説明する。
(Embodiment 4)
The egg cracker 4 according to the fourth embodiment has the appearance shown in FIG. 8 (A).
The egg shell cracker 4 has a cylindrical
Hereinafter, the differences from the first to third embodiments will be mainly described.
図8(B)に示した(A)のG-G矢視図から理解されるように、本体部421の内部には、ハンドル424による回転力を媒介する回転力供給部86と、回転力供給部から供給された回転力を受ける回転力受容部87と、が設けられている。回転力供給部86と回転力受容部87とは、同心に配置されている。
蓋部423は、本体部421の内部で略円筒形状の回転力供給部86と接続されており、回転力供給部86は、回転力受容部87よりも径方向内側に配置されている。回転力供給部86は、その外周面において、周方向に延在して形成された板状の4つの爪86aを備える。また、本体部421の内部、かつ、回転力供給部86よりも径方向外側に、爪86aと係合する複数のラチェット歯87aを備えた回転力受容部87が配置されている。
回転力供給部86と回転力受容部87とは、爪86aとラチェット歯87aにより、ラチェット機構をなしている。
すなわち、回転力供給部86が反時計回りに回転するとき、爪86aは、径方向内側に変形し、回転力受容部87の歯を乗り越えやすいため、回転力供給部86の回転は、回転力受容部87に伝わりにくい。一方、回転力供給部86が時計回りに回転しようとするとき、爪86aの先端がラチェット歯87aに食い込むため、回転力供給部86の回転は、回転力受容部87に伝わりやすい。
このラチェット機構は、請求項における片方向駆動力伝達部に対応する。
As can be understood from the GG arrow view of (A) shown in FIG. 8 (B), the inside of the
The
The rotational
That is, when the rotational
This ratchet mechanism corresponds to the one-way driving force transmission unit in the claims.
また、中蓋485は、本体部421の下方に配置され、その上端及び下端が窄まる略円筒形状に形成されている。中蓋485は、本体部421の内部で回転力受容部87と接続されているため、回転力受容部87と同一の方向に回転可能である。
Further, the
次に、卵の殻割り器4の動作について説明する。ユーザがハンドル424を時計回りに回転させたとき、ハンドル424の回転によって生じた回転力は、回転力受容部87と接続された中蓋485を介して、後述するように、板ばね461及びハンマー462にまで伝達される。
Next, the operation of the egg shell cracker 4 will be described. When the user rotates the
図8(C)に示すように、ハンマー462は、ヘアピン状の板ばね461と一体に形成され、卵Eの殻のなす面の法線方向を向くように配置されている。
しかし、卵の殻割り器4においては、板ばね461とハンマー462だけでなく、板状の係合突起88も一体として形成されている。この係合突起88は、中蓋485の孔に挿入した状態で固定されているため、中蓋485が回転するのに伴い、板ばね461及びハンマー462も移動する。
卵の殻割り器4は、卵の殻割り器1から3と異なり、ピン25,225,325を備えない。しかし、板ばね461は係合突起88を介して中蓋485に固定されているため、中蓋485が時計回りに回転すると、他端部465は、緩やかな傾斜面456に接触しつつ歯454を乗り越え、急峻な傾斜面455と緩やかな傾斜面456との間に陥入する。このとき、卵の殻割り器1から3における場合と同様に、卵の殻割り器4のハンマー462は、卵Eの殻に打撃を与える。
また、卵の殻割り器4は、以上説明した構造を有するため、ユーザは、360°に満たない角度だけハンドル424を時計回りに回転させ、続けてその角度だけ反時計回りに回転させることを繰り返しても、卵Eの殻を1周にわたって打撃することができる。例えば、90°だけハンドル424を時計回りに回転させる操作と、その角度だけ反時計回りに回転させる操作を1セットとし、これを4セット繰り返せば、ハンマー462は、卵Eの殻の周囲を打撃しながら360°にわたって回転する。
なお、卵の殻割り器1から3におけるのと同様に、ユーザは、ハンドル424を時計回りに回転させる操作だけを行って卵Eの殻を割ってもよい。
As shown in FIG. 8C, the
However, in the egg shell splitting device 4, not only the
The egg crackers 4 are different from the
Further, since the egg shell splitting device 4 has the structure described above, the user can rotate the
As in the case of the
ハンドル424を反時計回りに回転させたとき、卵Eの殻を割る動作は行われない。しかし、反時計回りの回転力が中蓋485及び中蓋485に挿入された板ばね461には、時計回りに回転させた場合に比べて十分に小さい反時計回りの回転力が伝わる。これにより、卵の殻割り器4でも、卵の殻割り器1から3と同様に、ハンマー462は、径方向外側に移動するため、ハンマー462を収納する動作を行うことができる。
When the
なお、本体部421の下端は、例えば、エラストマー材料を用いて形成されていてもよい。本体部421をこのような構成とすることで、ユーザが本体部421を手で保持した状態で、卵の殻割り器4は、卵Eの殻と密着しやすく、かつ、滑りにくい。
The lower end of the
(実施の形態5)
実施の形態5に係る卵の殻割り器5は、卵の殻割り器1から4と異なり、ハンドル24,224,324,424の回転によらずに卵Eの殻を割ることのできる器具である。
以下、卵の殻割り器1から4と異なる部分を中心に説明する。
(Embodiment 5)
The egg shell cracker 5 according to the fifth embodiment is different from the
Hereinafter, the parts different from the
卵の殻割り器5は、図9(A)に示す外観を有する。
卵の殻割り器5の本体部521の側面には、押しボタンスイッチSWが配置されている。押しボタンスイッチSWは、卵Eの殻を割る操作を開始するスイッチであり、電気的な接続をオン・オフするものである。
また、本体部521の内部には、図示しない電池ボックスが設けられ、電池Pがセットされている。電池ボックスの端子金具からは、プラスとマイナスの配線が伸びており、図示しない板ばね561及びハンマー562の回転を制御する電気回路を有する制御基板と電気的に接続されている。さらに、この制御基板からは、プラスとマイナスの配線が伸びており、図示しない殻割部550の内部に配置された電動機Mと電気的に接続されている。
The egg shell cracker 5 has the appearance shown in FIG. 9 (A).
A push button switch SW is arranged on the side surface of the
Further, a battery box (not shown) is provided inside the
卵の殻割り器5の本体部521の内部の下方には、図9(B)に示すように、ピニオンギア81と、ピニオンギア81と噛み合う太陽歯車82と、太陽歯車82と噛み合う3つの遊星歯車83と、が配置されている。すなわち、これらの歯車類81,82,83は、電動機Mの回転運動が、遊星歯車83と噛み合う内歯歯車84を備えた中蓋585の回転運動に伝達されるように配置されている。
Below the inside of the
中蓋585は、内歯歯車84が設けられた円筒と、円筒の下面において径方向外側に広がって形成されているフランジ状の皿部と、を備える。皿部の外縁には、板ばね561の一端を挿入して固定する孔が設けられている。
The
次に、卵の殻割り器5に設けられた制御基板の電気回路について、図9(C)の回路例を参照して説明する。この電気回路は、直流電源Pと、直流電源Pから供給された電気エネルギーを所定量だけ蓄える電解コンデンサCと、直流電源Pの回路への接続と切り離しを行う押しボタンスイッチSWと、ピニオンギア81を回転させる電動機Mと、電動機Mへの電流の供給を制御するトランジスタTrと、トランジスタTr、電動機M等の動作条件を制御する抵抗値を有する電気抵抗R1,R2,R3と、を備える。
押しボタンスイッチSWは、請求項における打撃開始指示検出部に対応し、電解コンデンサCは、請求項における移動エネルギー蓄積部に対応する。
Next, the electric circuit of the control board provided in the egg shell cracker 5 will be described with reference to the circuit example of FIG. 9C. This electric circuit includes a DC power supply P, an electrolytic capacitor C that stores a predetermined amount of electric energy supplied from the DC power supply P, a push button switch SW that connects and disconnects the DC power supply P to the circuit, and a
The push button switch SW corresponds to the hit start instruction detection unit in the claim, and the electrolytic capacitor C corresponds to the kinetic energy storage unit in the claim.
次に、卵の殻割り器5の動作を説明する。卵の殻割り器5においては、押しボタンスイッチSWを押下する操作のみによって、卵Eの殻割りが行われる。
押しボタンスイッチSWが押されると、直流電源である電池Pが回路に接続され、電解コンデンサCが短時間のうちに充電される。これにより、トランジスタTrのベース電圧が上昇し、電動機Mに対して電流が流れ始め、卵Eの殻を割る操作が開始される。押しボタンスイッチSWがオフにされ、電池Pが回路から切り離されても、電解コンデンサCには電荷が蓄えられているから、トランジスタTrのエミッタ・コレクタ間の抵抗は低いままであり、電解コンデンサCに蓄えられている電気エネルギーが放出され、電動機Mに供給される。これにより、電解コンデンサCに蓄えられていた電気エネルギーの量が一定値を下回るまで、電動機Mは回転し続け、板ばね561の移動及びハンマー562の打撃が継続する。ハンマー562が卵Eの周囲を約1周したところで、電解コンデンサCに蓄えられていた電気エネルギーの量は、板ばね561等を移動させるのに必要なエネルギーの量を下回り、電動機Mの回転が止まるため、卵Eの殻を割る操作も自動的に停止する。
なお、この電気回路の各素子のパラメータは、シミュレーション又は試行により決定される。
また、押しボタンスイッチSWが押されることは、請求項における打撃指示に対応する。
トランジスタTrとして、電気抵抗R2,R3を含んだデジタルトランジスタが用いられてもよい。
Next, the operation of the egg shell cracker 5 will be described. In the egg shell splitting device 5, the shell splitting of the egg E is performed only by pressing the push button switch SW.
When the push button switch SW is pressed, the battery P, which is a DC power source, is connected to the circuit, and the electrolytic capacitor C is charged in a short time. As a result, the base voltage of the transistor Tr rises, a current starts to flow to the motor M, and the operation of breaking the shell of the egg E is started. Even if the push button switch SW is turned off and the battery P is disconnected from the circuit, the electric charge is stored in the electrolytic capacitor C, so that the resistance between the emitter and collector of the transistor Tr remains low, and the electrolytic capacitor C remains low. The electric energy stored in the capacitor is released and supplied to the electric motor M. As a result, the motor M continues to rotate until the amount of electric energy stored in the electrolytic capacitor C falls below a certain value, the leaf spring 561 continues to move, and the hammer 562 continues to hit. When the hammer 562 makes about one round around the egg E, the amount of electric energy stored in the electrolytic capacitor C is less than the amount of energy required to move the leaf spring 561 and the like, and the rotation of the electric motor M is increased. Since it stops, the operation of breaking the shell of egg E also stops automatically.
The parameters of each element of this electric circuit are determined by simulation or trial.
Further, pressing the push button switch SW corresponds to the hitting instruction in the claim.
As the transistor Tr, a digital transistor including electric resistances R2 and R3 may be used.
このように、卵の殻割り器1から4においては、ハンマー62,262,362,462の打撃のもととなる板ばね61,261,361,461の弾性エネルギーは、ユーザによるハンドル24操作から生成されるのに対し、卵の殻割り器5においては、ハンマー562の打撃のもととなる板ばね561の弾性エネルギーは、電池Pの電気エネルギーに由来する。
従って、卵の殻割り器5によれば、卵の殻割り器2と異なり、ハンドル24を回す必要がないため、より容易に卵Eの殻の破砕を行うことができる。
As described above, in the
Therefore, according to the egg shell cracker 5, unlike the
(実施の形態6)
上記実施1から5においては、ハンマー62,262,362,462を駆動する弾性エネルギーをヘアピン状の板ばね61,261で生成したが、ハンマー62,262を駆動できるならば、弾性エネルギーを生成する部材は、板ばね61等に限られない。以下、板ばね61に代えてコイルばね94をハンマー62の駆動源として使用する実施の形態について説明する。
(Embodiment 6)
In the
実施の形態6に係る卵の殻割り器6は、卵の殻割り器1とは異なる態様でハンマー62を動作させるものである。以下、卵の殻割り器1と異なる部分を中心に説明する。
The egg shell cracker 6 according to the sixth embodiment operates the
卵の殻割り器6の殻割部650は、図10に示すように、弾性部材であるコイルばね94と、シャフト95と、スライダー96と、歯止め97と、軸案内部98と、を有する。なお、その他の構成は、実施の形態1と同様であるとする。
As shown in FIG. 10, the
コイルばね94、シャフト95、スライダー96、歯止め97、軸案内部98等は、溝部51に配置されている。
コイルばね94の軸は、溝部51の底面に平行であり、かつ、環の径方向にも平行であるように配置されている。コイルばね94には、内径側ガイドとして、シャフト95が通されている。シャフト95の環の径方向外側の端は、スライダー96と接続されている。スライダー96は、舟形に形成され、外壁53とほぼ同一の曲率を有する曲面である側面を有し、コイルばね94、シャフト95、ハンマー62とともに周方向に摺動可能である。
The
The shaft of the
溝部51の径方向内側において、コイルばね94は、歯止め97と接続されている。歯止め97は、歯54の傾斜面55,56に密着することが可能な形状に形成されている。コイルばね94の付勢力により、歯止め97は、環の径方向内側に向かって付勢されている。また、ハンマー62は、歯止め97と連動するように接続されている。
Inside the
軸案内部98は、スライダー96において弧状の溝として形成されており、この溝は、ピン25を案内するために十分な幅及び深さを有する。ユーザがハンドル24を第1の方向である時計回りの向きに回転させると、ピン25は、軸案内部98の弧状の溝の一端と接し、ユーザがハンドル24を第2の方向である反時計回りの方向に回転させると、ピン25は、軸案内部98の弧状の溝の他端と接する。
The
傾斜面55,56は、卵の殻割り器1におけるものと同一の形状に形成されているから、卵の殻割り器6のハンマー62も、時計回りの向きに回転し易く、反時計回りの向きに回転し難い。
Since the
板ばね61に比べて劣化しにくいコイルばね94を用いることにより、ハンマー62の打撃力の変化を防止し、高い耐久性を有する卵の殻割り器6を提供することができる。
By using the
(変形例1)
殻割部50等は、透明の樹脂を含む材料から構成されていてもよい。透明な樹脂を用いた卵の殻割り器7においては、不透明な樹脂を用いた場合に比べ、器具の内部が見えやすい。
したがって、使用前、使用中及び使用後に器具の内部の汚れ具合を容易に確認できるため、清掃すべきタイミングの把握の容易な卵の殻割り器7を提供することができる。
(Modification 1)
The shell split
Therefore, since it is possible to easily check the degree of dirt inside the utensil before, during, and after use, it is possible to provide an egg shell cracker 7 in which it is easy to grasp the timing to be cleaned.
(変形例2)
以上の実施の形態、例えば、実施の形態1においては、殻割部50は1つのハンマー62だけを備えているが、殻割部50は複数のハンマー62を備えていてもよい。そのような変形例に係る卵の殻割り器8においては、複数の板ばね61のそれぞれにハンマー62が接続されている。
このようにすることで、ユーザがハンドル24を1回転させなくとも、卵Eの殻を開けることができる。
等間隔に環状にハンマー62がN個配置されている卵の殻割り器8においては、少なくとも(360°/N)だけハンドル24を回転させれば、ユーザは、卵Eの殻を開けられる。
(Modification 2)
In the above embodiment, for example, the first embodiment, the
By doing so, the user can open the shell of the egg E without rotating the
In the egg shell splitter 8 in which N hammers 62 are arranged in an annular shape at equal intervals, the user can open the shell of the egg E by rotating the
なお、電気エネルギーを用いる実施の形態5をベースにした場合には、1つのハンマー62しか備えない場合に比べて、卵Eの殻を開けるために電動機Mを動作させる時間を短縮することができる。
In addition, when the embodiment 5 using electric energy is used as a base, the time for operating the electric motor M to open the shell of the egg E can be shortened as compared with the case where only one
(変形例3)
実施の形態5に係る卵の殻割り器5は、押しボタンスイッチSWを1つだけ備える。これに対し、本変形例に係る卵の殻割り器9は、2つの押しボタンスイッチSW1,SW2を備えている。例えば、卵の殻割り器9における押しボタンスイッチSW1は、卵Eの殻を割る操作のスイッチであり、押しボタンスイッチSW2は、ハンマー562を収納する操作のスイッチである。
以下、卵の殻割り器5と異なる点を中心に説明する。
(Modification 3)
The egg shell cracker 5 according to the fifth embodiment includes only one push button switch SW. On the other hand, the egg shell cracker 9 according to this modification includes two push button switches SW1 and SW2. For example, the push button switch SW1 in the egg shell splitting device 9 is an operation switch for breaking the shell of the egg E, and the push button switch SW2 is an operation switch for accommodating the hammer 562.
Hereinafter, the points different from the egg shell cracker 5 will be mainly described.
卵の殻割り器9の任意の箇所に、電池ボックスが設けられ、電池Pがセットされている。電池ボックスからは、プラスとマイナスの配線が殻割部50まで伸びており、押しボタンスイッチSW1,SW2を介して、電動機Mと電気的に接続されている。
この変形例に係る卵の殻割り器9の押しボタンスイッチSW1,SW2は、通常状態でオフ、押下状態で導通オンとなるスイッチである。
卵の殻割り器9の電気回路の一例を図11(A)に示す。電動機Mと電池Pとの間に、押しボタンスイッチSW1,SW2が直列に挿入されている。押しボタンスイッチSW1が押された場合と、押しボタンスイッチSW2が押された場合とで、電動機Mに印加される電圧の向きが互いに逆になるように、電池P、押しボタンスイッチSW1,SW2及び電動機Mは結線されている。図11(A)においては、理解を容易にするため、電解コンデンサ、電気抵抗、トランジスタ、短絡防止素子、過電流防止素子等の回路要素は省略されている。
A battery box is provided at an arbitrary position of the egg shell cracker 9, and the battery P is set. From the battery box, positive and negative wiring extends to the shell split
The push button switches SW1 and SW2 of the egg shell cracker 9 according to this modification are switches that are turned off in the normal state and turned on in the pressed state.
An example of the electric circuit of the egg shell cracker 9 is shown in FIG. 11 (A). Push button switches SW1 and SW2 are inserted in series between the motor M and the battery P. The battery P, the push button switches SW1 and SW2 and so that the directions of the voltages applied to the motor M are opposite to each other when the push button switch SW1 is pressed and when the push button switch SW2 is pressed. The motor M is connected. In FIG. 11A, circuit elements such as electrolytic capacitors, electric resistances, transistors, short-circuit prevention elements, and overcurrent prevention elements are omitted for ease of understanding.
次に、卵の殻割り器9の備える電動機、歯車類の関係を図11(B)を参照して説明する。
図11(B)に示すように、卵の殻割り器9は、電動機Mと、電動機Mの回転軸に取り付けられたピニオンギア181と、ピニオンギア181と噛み合い、回転数、トルク、回転方向等を調節する中間歯車182と、中間歯車182と噛み合い、蓋部23の内壁に設けられ、蓋部23を回転させる内歯歯車183と、を備える。なお、図11(B)においては、理解を促進するため、内歯歯車183の一部、電動機Mの配線等が省略されている。
Next, the relationship between the electric motor and the gears included in the egg shell cracker 9 will be described with reference to FIG. 11 (B).
As shown in FIG. 11B, the egg shell splitter 9 meshes with the electric motor M, the
次に、卵の殻割り器9の動作について説明する。
卵の殻割り器9においては、ユーザが押しボタンスイッチSW1又はSW2を押下しているときに、電動機Mと電池Pとが電気的に接続され、その間だけ電動機Mの回転軸が回転する。そして、回転軸の回転運動は、上述のギア類を含む機構を介してハンマー62の打撃の運動に変換される。
Next, the operation of the egg shell cracker 9 will be described.
In the egg shell splitter 9, when the user presses the push button switch SW1 or SW2, the electric motor M and the battery P are electrically connected, and the rotation shaft of the electric motor M rotates only during that time. Then, the rotational motion of the rotary shaft is converted into the striking motion of the
卵の殻割り器9は、押しボタンスイッチSW1だけでなく、押しボタンスイッチSW2を備えることにより、実施の形態1に係る卵の殻割り器1におけるハンマー62の収納の操作を、電気エネルギーを利用して行うことができる。
The egg shell splitting device 9 includes not only the push button switch SW1 but also the push button switch SW2, so that the operation of storing the
以上、種々の実施の形態及び変形例について説明してきたが、本発明の実施の形態及び変形例は、これらに限られるものではない。
例えば、殻を割る対象の卵Eを支持する支持部の構造と支持の対象は、本体部21,221,321の構造に限定されず、任意であり、卵Eを載置して保持する、卵Eを挟んで保持する等、任意の保持機構を採用可能である。
Although various embodiments and modifications have been described above, the embodiments and modifications of the present invention are not limited thereto.
For example, the structure of the support portion that supports the egg E to be broken and the target of the support are not limited to the structure of the main body portions 21,221,321, and are arbitrary, and the egg E is placed and held. Any holding mechanism such as holding the egg E by sandwiching it can be adopted.
また、卵の殻割り器1等においては、卵Eの殻に打撃を与える打撃部であるハンマー62の先端の形状を曲線形状の平板としたが、先端の形状を円錐形状、円錐台形状、角錐形状、角錐台形状とするなど、適宜変更することも可能である。
Further, in the egg
弾性部材の例として、ヘアピン状の板ばね61,261,361,461,561、コイルばね94を例示したが、ばねの形状は任意である。また、ばねの材質も金属に限らず任意である。さらに、ゴムなどのばね以外の弾性部材を使用することも可能である。
As an example of the elastic member, a hairpin-shaped leaf spring 61,261,361,461,561 and a
打撃部及び弾性部材を案内する案内部の例として、溝部51を例示したが、案内部は、溝に限定されるものではなく、レールなどでもよい。また、卵Eを囲むように経路及び案内溝を配置する例を示したが、卵Eの半分だけの経路、卵Eの長径方向の外形に沿った経路等、任意の経路を設定することも可能である。
As an example of the guide portion for guiding the striking portion and the elastic member, the
また、案内部に配置される複数の凹凸部の例として、一定ピッチで配列された同一サイズの歯54,254,354を示したが、これらの歯54,254,354のサイズやピッチは一定でなく変化してもかまわない。例えば、一定区間については、密に/強く打撃し、他の区間については、粗く/弱く打撃する等してもよい。この場合には、要求仕様に合わせて、歯54,254,354の配置密度と大きさを調整すればよい。
また、駆動部の例として、ハンドル24,224,324,424付きの蓋部23,223,323,423と電動機Mを例示したが、ゼンマイ他の動力源を使用してもよい。
Further, as an example of a plurality of uneven portions arranged in the guide portion, teeth 54,254,354 of the same size arranged at a constant pitch are shown, but the size and pitch of these
Further, as an example of the drive unit, the lid portion 23,223,323,423 with the handles 24,224,324,424 and the electric motor M are exemplified, but a power source such as a royal fern may be used.
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。 The present invention allows for various embodiments and modifications without departing from the broad spirit and scope of the invention. Further, the above-described embodiments are for explaining the present invention, and do not limit the scope of the present invention. That is, the scope of the present invention is shown not by the embodiment but by the scope of claims. Then, various modifications made within the scope of the claims and within the scope of the equivalent invention are considered to be within the scope of the present invention.
1,2,3,4,5,6,7,8,9 卵の殻割り器、21,221,321,421,521 本体部、22 把手、23,223,323,423 蓋部、24,224,324,424 ハンドル、25,225,325 ピン、226,326,426 アーム、327 ギアボックス、50,250,350,450,550,650 殻割部、350a ばね収容部、51,251,351 溝部、52 内壁、53 外壁、54,254,354,454 歯、55,56,255,256,355,356,455,456 傾斜面、61,261,361,461,561 板ばね、62,262,362,462,562 ハンマー、63,263 屈曲部、64,264 一端部、65,265,465 他端部、66 片、67 折り曲げ部分、72 底部、73 天井、81,181 ピニオンギア、82 太陽歯車、83 遊星歯車、84,183 内歯歯車、485,585 中蓋、86 回転力供給部、86a 爪、87 回転力受容部、87a ラチェット歯、88 係合突起、182 中間歯車、94 コイルばね、95 シャフト、96 スライダー、97 歯止め、98 軸案内部、CA 中心軸、E 卵、M 電動機、SW,SW1,SW2 押しボタンスイッチ、P 電池、RP 基準平面。 1,2,3,4,5,6,7,8,9 Egg shell splitter, 21,221,321,421,521 body, 22 handles, 23,223,323,423 lids, 24, 224,324,424 Handles, 25,225,325 pins, 226,326,426 arms, 327 gearboxes, 50,250,350,450,550,650 shell splits, 350a spring housing 51,251,351 Groove, 52 inner wall, 53 outer wall, 54,254,354,454 teeth, 55,56,255,256,355,356,455,456 inclined surface, 61,261,361,461,561 leaf spring, 62,262 , 362,462,562 Hammer, 63,263 Bend, 64,264 One end, 65,265,465 Other end, 66 pieces, 67 Bend, 72 Bottom, 73 Ceiling, 81,181 Pinion gear, 82 Sun Gears, 83 planetary gears, 84,183 internal gears, 485,585 inner lids, 86 rotational force supply parts, 86a claws, 87 rotational force receiving parts, 87a ratchet teeth, 88 engaging protrusions, 182 intermediate gears, 94 coil springs. , 95 shaft, 96 slider, 97 pawl, 98 axis guide, CA center axis, E egg, M electric motor, SW, SW1, SW2 push button switch, P battery, RP reference plane.
Claims (11)
卵の殻に打撃を与えるための打撃部(62)と、
前記打撃部(62)に固定された弾性部材(61)と、
前記支持部(21)に配置され、前記支持部(21)に支持された卵に沿った所定の経路で前記打撃部(62)及び前記弾性部材(61)を案内し、前記経路に沿って複数の凹凸部(54)を有する案内部(51)と、
前記弾性部材(61)を前記凹凸部(54)に接触させながら、前記案内部(51)による案内に従って、前記打撃部(62)及び前記弾性部材(61)を前記経路で移動させることにより、前記複数の凹凸部(54)に接触することによる前記弾性部材(61)の弾性変形に伴って、前記打撃部(62)に前記支持部(21)に支持された卵を複数回打撃させる駆動部と、
を備える、
卵の殻割り器。 The support part (21) that supports the egg and
The hitting part (62) for hitting the egg shell,
An elastic member (61) fixed to the hitting portion (62) and
The hitting portion (62) and the elastic member (61) are guided by a predetermined path along the egg arranged in the support portion (21) and supported by the support portion (21), and along the path. A guide portion (51) having a plurality of uneven portions (54),
While the elastic member (61) is in contact with the uneven portion (54), the striking portion (62) and the elastic member (61) are moved by the path according to the guidance by the guide portion (51). A drive that causes the hitting portion (62) to hit the egg supported by the supporting portion (21) a plurality of times due to the elastic deformation of the elastic member (61) due to contact with the plurality of uneven portions (54). Department and
To prepare
Egg shell cracker.
前記打撃部(62)は、前記駆動部の駆動により、環状に移動しながら打撃する、
請求項1に記載の卵の殻割り器。 The guide portion (51) is formed in a ring shape surrounding the egg supported by the support portion (21).
The striking portion (62) is driven by the driving portion to strike while moving in an annular shape.
The egg shell cracker according to claim 1.
前記凹凸部(54)の凹部は、前記第1の面(55)と前記第2の面(56)の間の領域から構成される、
請求項1又は2に記載の卵の殻割り器。 The convex portion of the uneven portion (54) includes a first surface (55) and a second surface (56) that intersect the tangent of the path at different angles.
The recess of the uneven portion (54) is composed of a region between the first surface (55) and the second surface (56).
The egg shell cracker according to claim 1 or 2.
前記溝部(51)の内壁(52)に沿って一定のピッチで一定のサイズの複数の凹凸部(54)が形成されており、
前記弾性部材(61)は、前記溝部(51)の外壁(53)と前記内壁(52)の凹凸部(54)との間に配置され、前記駆動部の駆動により前記溝部(51)内を移動し、移動に伴って前記凹凸部(54)と接触して弾性変形し、
前記打撃部(62)は、前記弾性部材(61)の変形に伴って卵に対して前進又は後退し、前進時に打撃する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 The guide portion (51) includes an annular groove portion (51) formed in the support portion (21).
A plurality of uneven portions (54) having a constant size are formed along the inner wall (52) of the groove portion (51) at a constant pitch.
The elastic member (61) is arranged between the outer wall (53) of the groove portion (51) and the uneven portion (54) of the inner wall (52), and the inside of the groove portion (51) is driven by the drive of the drive portion. It moves, and as it moves, it comes into contact with the uneven portion (54) and elastically deforms.
The striking portion (62) advances or retracts with respect to the egg as the elastic member (61) is deformed, and strikes when advancing.
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 3.
前記案内部(51)は、円筒形状の前記支持部(21)の端部に配置されたフランジ部に形成され、前記孔と同心円状に形成された溝部(51)と、該溝部(51)の内壁(52)に沿って形成された複数の凹凸部(54)と、を備え、
前記弾性部材(61)は、前記溝部(51)に配置され、一端部(64)が前記溝部(51)の外壁(53)、他端部(65)が前記凹凸部(54)を押圧するヘアピン状の板ばね(61)から構成され、
前記打撃部(62)は、前記板ばね(61)の前記他端部(65)に固定されており、
前記駆動部は、前記板ばね(61)の基部に係合する係合ピン(25)を備え、この係合ピン(25)を前記溝部(51)に沿って移動させる、
請求項1から4のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 The support portion (21) is formed in a cylindrical shape having a hole for accommodating an egg.
The guide portion (51) is formed in a flange portion arranged at the end of the cylindrical support portion (21), and has a groove portion (51) formed concentrically with the hole and the groove portion (51). With a plurality of uneven portions (54) formed along the inner wall (52) of the
The elastic member (61) is arranged in the groove portion (51), one end portion (64) presses the outer wall (53) of the groove portion (51), and the other end portion (65) presses the uneven portion (54). Consists of a hairpin-shaped leaf spring (61),
The striking portion (62) is fixed to the other end portion (65) of the leaf spring (61).
The drive unit includes an engaging pin (25) that engages with the base of the leaf spring (61), and the engaging pin (25) is moved along the groove portion (51).
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 4.
請求項1から5のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 The portion of the striking portion (62) that strikes the egg shell has a curved shape and is composed of a plate parallel to the guiding direction of the guiding portion (51).
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 5.
前記駆動部から、前記経路に沿う第1の方向への力を受けたときには、
受けた力により移動し、移動過程で前記弾性部材(61)が前記複数の凹凸部(54)に接触することにより弾性変形し、前記弾性部材(61)の弾性変形に伴って、前記支持部(21)に支持された卵を複数回打撃し、
前記駆動部から、前記経路に沿う第2の方向への力を受けたときには、
受けた力により弾性変形して、前記打撃部(62)を卵から遠ざかる所定の待避位置に待避させる、
請求項1から6のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 The elastic member (61) is
When a force is received from the drive unit in the first direction along the path,
It moves by the received force, and in the process of movement, the elastic member (61) is elastically deformed by coming into contact with the plurality of uneven portions (54), and the support portion is elastically deformed with the elastic deformation of the elastic member (61). Hit the egg supported by (21) multiple times and hit it.
When a force is received from the drive unit in a second direction along the path,
It is elastically deformed by the received force to retreat the hitting portion (62) to a predetermined retreat position away from the egg.
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 6.
請求項1から7のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 The driving unit includes a handle (24) or an electric motor that generates a driving force for moving the elastic member (61) and the striking unit (62).
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 7.
請求項1から8のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 At least a part of the surface of the support portion (21) is roughened.
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 8.
請求項8に記載の卵の殻割り器。 Further comprising a one-way driving force transmitting unit that transmits only the driving force in one direction along the path to the driving unit.
The egg shell cracker according to claim 8.
前記駆動部を移動させるエネルギーを蓄える移動エネルギー蓄積部と、をさらに備え、
前記打撃指示を検出しないとき又は検出したときに、前記移動エネルギー蓄積部は、所定の量に達するまでエネルギーを蓄え、
前記打撃開始指示検出部によって前記打撃指示が検出されると、前記移動エネルギー蓄積部に蓄えられた前記エネルギーを前記駆動部に供給し、
前記打撃部(62)が前記経路に沿って移動し、前記経路を一回りすると、前記所定の量が前記駆動部を移動させるために必要なエネルギーの量を下回るように、前記移動エネルギー蓄積部の容量が設定されている、
請求項1から10のいずれか1項に記載の卵の殻割り器。 A batter start instruction detection unit that detects a batter instruction to start a batter and gives a batter instruction to instruct the batter unit (62) to start a batter.
Further equipped with a kinetic energy storage unit that stores energy for moving the drive unit,
When the hitting instruction is not detected or is detected, the kinetic energy storage unit stores energy until it reaches a predetermined amount.
When the hitting instruction is detected by the hitting start instruction detecting unit, the energy stored in the moving energy storage unit is supplied to the driving unit.
The moving energy storage unit is such that when the striking unit (62) moves along the path and goes around the path, the predetermined amount is less than the amount of energy required to move the driving unit. Capacity is set,
The egg shell cracker according to any one of claims 1 to 10.
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