JP7054669B2 - 降雨装置及び人工気象室 - Google Patents

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Description

本発明は、降雨装置及びこれを備えた人工気象室に関する。
従来、日射、降雨、降雪又は気圧などの様々な気象環境下における環境試験を行うことにより、各種製品や部品の品質、性能などの信頼性を評価するために用いられる人工気象室が知られている。このような人工気象室の一つとして、特許文献1に記載されているように、降雨環境を模擬的に再現することができる降雨装置を備えたものがある。
特許文献1には、プレハブ家屋などの建造物に対する降雨による濡れ試験を行うための対降雨試験装置が記載されている。この装置は、被試験物(プレハブ家屋)が収容される室内の天井近くに配設された降雨用の撒水ノズル群を備えており、当該被試験物へノズルから撒水することにより、対降雨試験を行うことができる。
実開昭50-90693号公報
特許文献1に記載された対降雨試験装置は、ノズルから噴出された降雨用水を直接試験エリアに降らせるものであるため、試験エリアの平面内における降雨量の分布にムラが生じることがある。このため、従来の降雨装置では、降雨量の面内分布精度が悪く、自然の降雨環境を高精度に模擬することが困難という課題がある。またノズルと被試験物との間の距離が短い場合には、ノズルから噴出された降雨用水が鉛直方向に安定して落下する前に被試験物に当たるため、被試験物に対して鉛直方向から降雨用水を当てることが困難である。この点からも、従来の降雨装置では、自然の降雨環境を高精度に模擬することが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、降雨環境を高精度に模擬することが可能な降雨装置及びこれを備えた人工気象室を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の一局面に係る降雨装置は、人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、降雨用水を供給する給水部と、前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、を備え、前記ノズルから噴出された前記降雨用水が、前記受け面に当たる勢いによって当該受け面上で広がりつつ前記通水孔を通して前記試験エリアに降らされる。
この降雨装置では、ノズルから噴出された降雨用水を降雨部材の受け面において受けた後、当該受け面上で広がった降雨用水を、各通水孔から人工気象室の試験エリアに降らせることができる。これにより、試験エリアにおいて降雨環境を再現し、試験エリアに配置される被試験物について降雨環境下での環境試験を行うことができる。この降雨装置によれば、ノズルから噴出された降雨用水を試験エリアに直接降らせる装置とは異なり、降雨部材の受け面において降雨用水を一旦受けた後に各通水孔を通じて降らせるため、試験エリアの平面内における降雨量の分布を改善することができる。また、たとえノズルから被試験物までの距離が短い場合であっても、被試験物に対して鉛直方向から降雨用水を当てることができる。したがって、降雨環境をより高精度に模擬することが可能になる。
本発明の一局面に係る降雨装置は、人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、降雨用水を供給する給水部と、前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、を備え、前記降雨部材は、前記通水孔の面積を可変なように構成されてい
この構成によれば、ノズルから噴出された降雨用水を降雨部材の受け面において受けた後、当該受け面上で広がった降雨用水を、各通水孔から人工気象室の試験エリアに降らせることができる。これにより、試験エリアにおいて降雨環境を再現し、試験エリアに配置される被試験物について降雨環境下での環境試験を行うことができる。この降雨装置によれば、ノズルから噴出された降雨用水を試験エリアに直接降らせる装置とは異なり、降雨部材の受け面において降雨用水を一旦受けた後に各通水孔を通じて降らせるため、試験エリアの平面内における降雨量の分布を改善することができる。また、たとえノズルから被試験物までの距離が短い場合であっても、被試験物に対して鉛直方向から降雨用水を当てることができる。したがって、降雨環境をより高精度に模擬することが可能になる。しかも、通水孔の面積を変えることにより、試験条件に応じて降雨量を適宜調整することが可能になる。これにより、例えば、霧雨や豪雨などの様々な降雨条件下における環境試験を行うことができる。
上記降雨装置において、前記降雨部材は、第1孔が多数形成された第1多孔板と、第2孔が多数形成されると共に前記第1多孔板と重なり合うように配置された第2多孔板と、を含んでいてもよい。上記降雨装置は、前記第1孔と前記第2孔とが互いに重なり合う領域である前記通水孔の面積が変わるように、前記第1多孔板と前記第2多孔板とを互いに相対移動させる板移動機構をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、第1多孔板と第2多孔板とを互いに相対移動させるだけで通水孔の面積を簡単に変えることができるため、降雨量の調整が容易である。
上記降雨装置は、前記降雨部材に振動を付与する振動付与機構をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、降雨部材を振動させることにより、表面張力によって降雨部材上に残った降雨用水を、通水孔から強制的に落下させることができる。
上記降雨装置は、前記第1多孔板と前記第2多孔板とを一緒に振動させる振動付与機構をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、第1多孔板と第2多孔板とを一緒に振動させることにより、表面張力によってこれらの多孔板上に残った降雨用水を通水孔から強制的に落下させることができる。
本発明の一局面に係る降雨装置は、人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、降雨用水を供給する給水部と、前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、前記ノズルから噴出された前記降雨用水を前記受け面上で溜める水溜層を形成するように、前記受け面上の空間に充填された充填材と、を備えてい
この構成によれば、ノズルから噴出された降雨用水を降雨部材の受け面において受けた後、当該受け面上で広がった降雨用水を、各通水孔から人工気象室の試験エリアに降らせることができる。これにより、試験エリアにおいて降雨環境を再現し、試験エリアに配置される被試験物について降雨環境下での環境試験を行うことができる。この降雨装置によれば、ノズルから噴出された降雨用水を試験エリアに直接降らせる装置とは異なり、降雨部材の受け面において降雨用水を一旦受けた後に各通水孔を通じて降らせるため、試験エリアの平面内における降雨量の分布を改善することができる。また、たとえノズルから被試験物までの距離が短い場合であっても、被試験物に対して鉛直方向から降雨用水を当てることができる。したがって、降雨環境をより高精度に模擬することが可能になる。しかも、水溜層において降雨用水を平面内で広がるように流すことができる。これにより、試験エリアの平面内における降雨量の分布をより改善することができる。
上記降雨装置は、前記受け面上における前記降雨用水の水面高さが予め定められた基準高さに到達した時に、前記受け面上から前記降雨用水を排水する排水機構をさらに備えていてもよい。
降雨部材の受け面上に降雨用水が一定の水面高さ以上まで溜まると、通水孔の面積が一定であっても、通水孔から落下する降雨用水の量が当該受け面上に溜まる降雨用水の水圧に依存して変動する場合がある。これに対し、上記排水機構を設けて一定の水面高さ以上の降雨用水を受け面上から排水することにより、水圧による降雨量の変動を防止し、試験エリアにおける降雨量を正確に調整することが可能になる。
上記降雨装置は、前記ノズルからの前記降雨用水の噴出量を可変なように構成されていてもよい。
この構成によれば、降雨部材の受け面上に降雨用水が溜まり過ぎないようにノズルからの降雨用水の噴出量を調整することができるため、上述のような水圧の影響によって降雨量が変動するのを防止することができる。
本発明の他局面に係る人工気象室は、被試験物が配置される試験エリアが形成された試験室と、前記試験エリアの上方に配置され、前記試験エリアに降雨するための上記降雨装置と、を備えている。
この人工気象室は、上記本発明の降雨装置を備えるものであるため、試験エリアの平面内における降雨量の分布を改善することができる。これにより、高精度な降雨環境下において被試験物に対する降雨試験を行うことが可能になる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、降雨環境を高精度に模擬することが可能な降雨装置及びこれを備えた人工気象室を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る人工気象室の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態1に係る降雨装置における降雨部材の平面図である。 本発明の実施形態2に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態2に係る降雨装置における降雨部材の平面図である。 本発明の実施形態3に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態4に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態5に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態6に係る人工気象室及び降雨装置の構成を模式的に示す側面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る人工気象室及び降雨装置について詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3について、図1~図3を参照して説明する。本実施形態に係る人工気象室1は、試験エリアR1において降雨環境を再現し、降雨環境下における被試験物S1の品質、性能などを試験するためのものである。図1及び図2に示すように、人工気象室1は、試験エリアR1が形成された試験室2と、当該試験エリアR1に降雨するための降雨装置3と、を主に備えている。
図1及び図2は、人工気象室1における主要な構成要素のみを示しており、当該人工気象室1は、両図に現れていない他の構成要素も備え得るものである。以下、人工気象室1及び降雨装置3の各構成要素についてそれぞれ説明する。
試験室2は、被試験物S1が配置される試験エリアR1が内部に形成された筐体である。図1に示すように、試験室2は、被試験物S1が配置される底壁2Aと、試験エリアR1を取り囲むように底壁2Aから上方に立ち上がった側壁2Bと、底壁2Aに対して上下方向に対向する天井壁2Cと、を有している。図2に示すように、試験室2は、平面視矩形状を有する筐体である。被試験物S1の種類は特に限定されないが、例えば自動車などである。
降雨装置3は、試験エリアR1に降雨するための装置であり、試験室2内において試験エリアR1の上方に配置されている。すなわち、試験室2内における試験エリアR1の上方の領域は、降雨装置3が配置される降雨装置配置エリアR2となっている。図1に示すように、降雨装置3は、給水部10と、複数のノズル20と、降雨部材30と、支持部材40と、を主に備えている。
給水部10は、ノズル20に降雨用水W1を供給するものであり、給水源11と、給水経路12と、ポンプ15と、弁13と、を有している。給水経路12は、例えば配管などからなり、上流端が給水源11に接続されている。また図1に示すように、給水経路12の下流側部分は、ノズル20の設置数に応じて分岐しており、各分岐部分が試験室2の天井壁2Cを貫通してノズル20に接続されている。
ポンプ15は、給水経路12に設置されており、給水源11(例えばタンクなど)からの降雨用水W1を加圧し、給水経路12を通じてノズル20側へ送り出す。弁13は、給水経路12の各分岐部分にそれぞれ設置された開閉弁であり、給水経路12内における降雨用水W1の流通及びその遮断を切り替える。本実施形態における給水部10は、予め任意に定められた量の降雨用水W1をノズル20に供給するように構成されている。
ノズル20は、給水部10から供給された降雨用水W1を噴出するものであり、図1に示すように、天井壁2Cの内面近傍において互いに間隔を空けて配置されている。より具体的には、本実施形態におけるノズル20は、加圧された降雨用水W1を下方(降雨部材30側)に向かってシャワー状に噴出する一流体ノズルであり、降雨用水W1を噴出するノズル口20Aを下方に向けた状態で設置されている。上述の通り、本実施形態では、給水部10からノズル20に供給される降雨用水W1の量が任意に定められた量であるため、ノズル20からの降雨用水W1の噴出量も任意に定められた量となっている。なお、ノズル20の設置数や設置場所は、試験エリアR1の広さなどを考慮して適宜決定される。
降雨部材30は、ノズル20から噴出された降雨用水W1を受ける受け面32を有すると共に、当該受け面32上の降雨用水W1を試験エリアR1に降らせるように多数の通水孔31が形成された部材である。具体的に、本実施形態における降雨部材30は、多数の通水孔31が形成された1枚の多孔板である。各通水孔31は、平面視円形状を有しており、降雨部材30を厚さ方向に貫通するように形成されている。
図1に示すように、降雨部材30は、試験エリアR1の上方で且つノズル20の下方、すなわち試験エリアR1とノズル20との間において水平に設置されている。降雨部材30は、受け面32をノズル口20A側(上側)に向けた状態で設置されている。これにより、ノズル口20Aから噴出された降雨用水W1は、試験エリアR1に落下する前に、降雨部材30の受け面32に当たる。なお、通水孔31は、円形状以外の形状を有していてもよく、またその数も特に限定されない。
支持部材40は、試験室2内における上下方向の所定位置において降雨部材30を支持するものである。図1に示すように、支持部材40は、ノズル20及び降雨部材30を収容する筐体であり、天井壁2Cに設置されている。より具体的には、支持部材40は、天井壁2Cの内面における降雨部材30よりも水平方向外側の位置から下方に延びる垂下部41と、当該垂下部41の延出端から水平方向内側に延びる水平部42と、を有している。降雨部材30は、その端部が水平部42上に載置されることによって、試験エリアR1よりも上方の所定の高さ位置において水平姿勢で支持されている。また図1に示すように、支持部材40の下面には開口部43が形成されており、通水孔31が当該開口部43に臨むように降雨部材30が設置されている。
次に、上記降雨装置3の動作について説明する。
まず、ポンプ15を作動させることにより、給水源11から給水経路12を通じてノズル20に降雨用水W1が送られる。そして、図1に示すように、降雨用水W1は、ノズル20から下方に向かってシャワー状に噴出される。
図3は、降雨部材30の平面図である。図3に示すように、ノズル20から噴出された降雨用水W1は、降雨部材30の受け面32において受けられる(図3中の黒丸部分)。そして、降雨用水W1は、受け面32に当たる時の勢いによって当該受け面32上で広がり(図3中の破線矢印)、各通水孔31に向かって受け面32上を流れる。これにより、図1に示す通り、降雨部材30の各通水孔31から試験エリアR1に向かって降雨用水W1が鉛直に落下する。このようにして、試験エリアR1において降雨環境を再現し、被試験物S1について降雨環境下での環境試験を行うことができる。なお、図2では、降雨エリアが斜線で示されている。図2に示す通り、被試験物S1の全体が降雨エリア内に収まるように、降雨用水W1を試験エリアR1内に降らせることができる。
上述した本実施形態に係る降雨装置3によれば、ノズル20から噴出された降雨用水W1を試験エリアR1に直接落下させる場合とは異なり、降雨部材30の受け面32において降雨用水W1を一旦受けた後、平面内で広がった降雨用水W1を各通水孔31から落下させることができるため、試験エリアR1における降雨量の面内分布を改善することができる。したがって、降雨環境をより高精度に再現した状態で、被試験物S1について環境試験(降雨試験)を行うことができる。またノズル20から試験エリアR1に降雨用水W1を直接噴出する場合には、降雨用水W1が上下方向に沿って安定して落下するための距離が必要となって装置が大型化するのに対し、本実施形態のように降雨部材30をノズル20の下側に配置することでこのような問題も回避することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る人工気象室1A及び降雨装置3Aについて、図4及び図5を参照して説明する。実施形態2に係る人工気象室1A及び降雨装置3Aは、基本的に上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、降雨部材30における通水孔31の面積が可変となっている点で上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3とは異なっている。以下、上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と異なる点についてのみ説明する。
図4は、実施形態2に係る人工気象室1Aの全体構成を示す側面図である。図5は、実施形態2に係る降雨装置3Aにおける降雨部材30の平面図である。図4に示すように、降雨部材30は、第1孔51Aが多数形成された第1多孔板51と、第2孔52Aが多数形成されると共に当該第1多孔板51と重なり合うように配置された第2多孔板52と、を有している。より具体的には、第1多孔板51が第2多孔板52の下側に設置されており、第1多孔板51の端部が支持部材40の水平部42上に載置されていると共に、第2多孔板52が第1多孔板51の上面に載置されている。したがって、実施形態2では、第2多孔板52の上面が、降雨部材30の受け面32に相当する。
図5に示すように、実施形態2では、第1孔51Aと第2孔52Aとが互いに重なり合う領域(斜線領域)が、降雨部材30の通水孔31に相当する。本実施形態では、第1孔51A及び第2孔52Aが共に円形状を有しており、且つ孔径が同じになっている。しかしこれに限定されず、第1孔51A及び第2孔52Aは、円形状以外の形状を有していてもよいし、互いに異なる形状を有していてもよいし、孔径が互いに異なっていてもよい。
降雨装置3Aは、通水孔31の面積が変わるように、第1多孔板51と第2多孔板52とを互いに相対移動させる板移動機構60を備えている。具体的に、板移動機構60は、例えば電動シリンダなどの任意の直動機構からなり、試験室2の側壁2B及び支持部材40の垂下部41を貫通して水平に延びるボールねじ61と、ボールねじ61に外嵌されると共に当該ボールねじ61の回転に伴って水平方向に進退移動するナット62と、を有している。ナット62は、第2多孔板52に固定されている。これにより、支持部材40に固定された第1多孔板51に対して、第2多孔板52を水平方向(面内方向)に移動させることができる。
このように、第2多孔板52を第1多孔板51に対して相対移動させることにより、図5に示すように、第1孔51Aと第2孔52Aとが互いに重なり合う領域、すなわち通水孔31の面積を簡単に変えることができる。これにより、被試験物S1について行われる降雨試験の条件に応じて、試験エリアR1における降雨量を適宜調整することができる。例えば、霧雨などの降雨量が少ない環境を再現する場合には、第1孔51Aと第2孔52Aとが互いに重なり合う領域の面積が小さくなるように第2多孔板52を第1多孔板51上でスライドさせ、一方で豪雨などの降雨量が多い環境を再現する場合には、第1孔51Aと第2孔52Aとが互いに重なり合う領域の面積が大きくなるように第2多孔板52を第1多孔板51上でスライドさせる。
なお、通水孔31の面積を変える際に、第1多孔板51を移動させずに第2多孔板52を移動させる場合に限定されない。第2多孔板52を移動させずに第1多孔板51を移動させてもよいし、第1多孔板51及び第2多孔板52の両方を移動させてもよい。
また本実施形態では、降雨部材30における通水孔31の面積を可変に構成するための一例として、複数の多孔板を重ね合わせる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、上記実施形態1における降雨部材30に形成された通水孔31にリング部材などを嵌め込むことにより、通水孔31の面積が可変となっていてもよい。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る人工気象室1B及び降雨装置3Bについて、図6を参照して説明する。実施形態3に係る人工気象室1B及び降雨装置3Bは、基本的に上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、降雨部材30の受け面32上の空間に充填材71が充填されている点で上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3とは異なっている。以下、上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と異なる点についてのみ説明する。
実施形態3に係る降雨装置3Bは、ノズル20から噴出された降雨用水W1を受け面32上で溜める水溜層70を形成するように、当該受け面32上の空間に充填された充填材71を備えている。充填材71は、例えばラシヒリングなどの粒子であり、所定の高さを有する水溜層70を形成するように、受け面32上の空間(支持部材40内の下側空間)に多数敷き詰められている。なお、充填材71の材質や粒径などは、特に限定されない。
水溜層70においては、充填材71の粒子同士の隙間が、降雨用水W1が流れる流路となっている。すなわち、ノズル20から噴出された降雨用水W1は、降雨部材30の受け面32に至る前に水溜層70において一次的に溜められるが、その間に、受け面32の面内方向(水平方向)に広がるように充填材71の粒子間に形成された網目状の流路を流れる(図6中の太線矢印)。より具体的には、降雨用水W1は、水溜層70において、降雨部材30の受け面32に向かって下方に流れつつ、受け面32の面内方向に広がるように流れる。
実施形態3に係る降雨装置3Bによれば、ノズル20から噴出された降雨用水W1が降雨部材30の受け面32に当たる前に、水溜層70において面内方向に広がるように流れる。これにより、ノズル20の直下の領域において降雨量が偏るのを防止し、試験エリアR1の平面内における降雨量の分布をさらに改善することができる。
なお、本実施形態では、同じ粒径を有する多数の充填材71が用いられているが、これに限定されない。例えば、ノズル20の真下の領域には粒径が小さい充填材71を充填し、当該真下の領域以外の領域にはそれよりも粒径が大きい充填材71を充填してもよい。これにより、ノズル20の真下に位置しない領域において降雨用水W1の流路が大きくなるため、降雨量の偏りをさらに改善することができる。
また本実施形態では、多数の充填材71を充填することにより水溜層70が形成される場合について説明したが、これに限定されない。例えば、単一の多孔質部材が、降雨部材30の受け面32上に配置されてもよい。
また本実施形態では、図6に示す通り、降雨部材30が1枚の多孔板である場合について説明したが、これに限定されない。上記実施形態2に係る降雨装置3A(図4)において、第2多孔板52上の空間に多数の充填材71が充填されてもよい。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係る人工気象室1C及び降雨装置3Cについて、図7を参照して説明する。実施形態4に係る人工気象室1C及び降雨装置3Cは、基本的に上記実施形態3に係る人工気象室1B及び降雨装置3Bと同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、降雨部材30の受け面32上から降雨用水W1を排水する排水機構80を備えている点で上記実施形態3に係る人工気象室1B及び降雨装置3Bとは異なっている。以下、上記実施形態3に係る人工気象室1B及び降雨装置3Bと異なる点についてのみ説明する。
図7は、実施形態4に係る人工気象室1C及び降雨装置3Cの要部を示す側面図である。実施形態4に係る降雨装置3Cは、降雨部材30の受け面32上における降雨用水W1の水面高さが予め定められた基準高さに到達した時に、当該受け面32上から降雨用水W1を排水する排水機構80を備えている。排水機構80は、排水配管からなり、図7に示すように、一方の開口端81が受け面32上の所定の高さ(水溜層70の最上面)に位置していると共に、当該一方の開口端81から試験室2の外側まで延びている。当該一方の開口端81の高さ位置が、上記予め定められた基準高さに相当する。
通水孔31の面積が小さく、ノズル20からの降雨用水W1の噴出量が多い場合には、通水孔31から落下する降雨用水W1の量が受け面32上に供給される降雨用水W1の量よりも少なくなり、受け面32上に降雨用水W1が溜まる。また受け面32上の空間に充填材71を充填した場合も、同様に受け面32上に降雨用水W1が溜まり易くなる。そして、受け面32上に降雨用水W1が一定の水面高さ以上まで溜まると、通水孔31の面積が一定であっても、通水孔31から落下する降雨用水W1の量が、受け面32上に溜まる降雨用水W1の水圧に依存して変動する場合がある。
これに対し、本実施形態に係る降雨装置3Cによれば、排水機構80を設けることにより、一定の水面高さを超えないように降雨用水W1を受け面32上の空間(支持部材40内の空間)から試験室2の外に排出することができる。具体的には、受け面32上の水面高さが排水配管の一方の開口端81の高さまで到達すると、降雨用水W1が当該一方の開口端81から排水配管内に流入する。これにより、水圧による降雨量の変動を防止し、試験エリアR1における降雨量を正確にコントロールすることが可能になる。
なお、本実施形態では、降雨部材30の受け面32上の空間に充填材71が充填された状態で排水機構80を設ける場合について説明したが、これに限定されない。上記実施形態1,2において説明した降雨装置3,3Aにおいて、排水機構80が設けられてもよい。
また排水配管の取り回しは、図7に示す態様に限定されない。例えば、排水配管が、垂下部41を貫通すると共に、一方の開口端81の面が受け面32に対して垂直になるように配置されてもよい。また排水配管は、一方の開口端81が上記予め定められた基準高さに位置するように配置される場合に限定されない。例えば、受け面32上に排水配管が取り付けられ、降雨用水W1の水面高さが上記基準高さに到達した時に排水弁を開くことにより、排水配管を通じた降雨用水W1の排水が行われてもよい。なお、降雨用水W1の水面高さが上記基準高さに到達するタイミングを検知する手段としては、例えばフロートセンサ等を用いることができる。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5に係る人工気象室1D及び降雨装置3Dについて、図8を参照して説明する。実施形態5に係る人工気象室1D及び降雨装置3Dは、基本的に上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、降雨部材30に振動を付与する振動付与機構90を備えている点で上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3とは異なっている。以下、上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と異なる点についてのみ説明する。
図8は、実施形態5に係る人工気象室1D及び降雨装置3Dの要部を示す側面図である。振動付与機構90は、例えば位置検出機能付の電動シリンダにより構成されており、降雨部材30に対して所定の振幅及び周波数の条件で水平方向(受け面32の面内方向)の振動を付与する。図8に示すように、振動付与機構90は、モータ91と、当該モータ91により回転可能で且つ試験室2の側壁2B及び支持部材40の垂下部41を貫通するように水平に延びるボールねじ92と、ボールねじ92に外嵌されると共に当該ボールねじ92の回転に伴って水平方向に進退移動するロッド93と、モータ91の回転を制御するコントローラ94と、を有している。ロッド93は、降雨部材30に固定されており、コントローラ94で設定された所定の振幅及び周波数で水平方向に振動する。
本実施形態に係る降雨装置3Dによれば、降雨部材30に水平方向の振動を付与することができるため、表面張力によって降雨部材30上に残った降雨用水W1を通水孔31から強制的に落下させることができる。特に、通水孔31の面積が小さい場合には、降雨用水W1が降雨部材30上に残り易いため、振動付与機構90を設けることが好ましい。また当該振動付与機構90は、上記実施形態3,4に係る降雨装置1B,1Cにおいて適用されてもよい。さらに、振動数を変えることにより、降雨粒径を調整することも可能となる。
(実施形態6)
次に、本発明の実施形態6に係る人工気象室1E及び降雨装置3Eについて、図9を参照して説明する。実施形態6に係る人工気象室1E及び降雨装置3Eは、基本的に上記実施形態2に係る人工気象室1A及び降雨装置3Aと同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、第1多孔板51と第2多孔板52とを一緒に振動させる振動付与機構100を備えている点で上記実施形態2に係る人工気象室1A及び降雨装置3Aとは異なっている。以下、上記実施形態2に係る人工気象室1A及び降雨装置3Aと異なる点についてのみ説明する。
図9は、実施形態6に係る人工気象室1E及び降雨装置3Eの要部を示す側面図である。振動付与機構100は、例えば位置検出機能付の電動シリンダにより構成されており、基本的に上記実施形態5において説明した振動付与機構90と同様の構成を備えている(モータ101、ボールねじ102、ロッド103、コントローラ104)。上記実施形態5からの変更点として、ロッド103は、第1多孔板51及び第2多孔板52の両方に固定されている。
このため、実施形態6では、モータ101を駆動させてロッド103を所定の振幅及び周波数の条件で振動させることにより、第1多孔板51と第2多孔板52とを水平方向において一緒に振動させることができる。またこのように第1多孔板51及び第2多孔板52が振動する間、第1孔51Aと第2孔52Aとが互いに重なり合う領域(通水孔31)の面積は一定に維持される。これにより、降雨量の変動を防止しつつ、上記実施形態5と同様に表面張力によって降雨部材30上に残った降雨用水W1を強制的に通水孔31から落下させることができる。
また上記実施形態2において説明した通り、第1多孔板51と第2多孔板52とを互いに相対移動させることにより通水孔31の面積を変えることができるが、当該孔面積の大小に応じて振動条件が変わるように振動付与機構100が構成されていてもよい。例えば、通水孔31の面積が小さくなるに従って振幅及び周波数のうち少なくとも一方の振動条件を大きくするように振動付与機構100が構成されていてもよい。このようにすれば、通水孔31の面積が小さく、降雨部材30上に降雨用水W1が残り易い状況であっても、振幅や周波数を上げることによって降雨部材30上に降雨用水W1が残るのを防止することができる。
(実施形態7)
次に、本発明の実施形態7に係る人工気象室及び降雨装置について説明する。実施形態7に係る人工気象室及び降雨装置は、基本的に上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、ノズル20からの降雨用水W1の噴出量が可変となっている点で上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3とは異なっている。以下、上記実施形態1に係る人工気象室1及び降雨装置3と異なる点についてのみ説明する。
実施形態7において、給水部10は、ノズル20への降雨用水W1の供給量を可変なように構成されている。具体的には、弁13(図1)が流量調整弁であり、その開度を調整することにより、給水部10からノズル20への降雨用水W1の供給量を変動(増減)させることができる。これにより、ノズル20からの降雨用水W1の噴出量を変えることができる。またポンプ15の回転数を変えることにより、給水部10からノズル20への降雨用水W1の供給量を可変となっていてもよい。
降雨部材30に形成された通水孔31の面積が小さい場合には、当該通水孔31から落下する降雨用水W1の量が少ないため、受け面32上に降雨用水W1が溜まり易くなる。これに対し、実施形態7に係る降雨装置によれば、受け面32上に降雨用水W1が一定の水位以上まで溜まった時に弁13の開度を絞ることにより、ノズル20からの降雨用水W1の噴出量を下げることができる。そして、受け面32上における降雨用水W1の水位が下がった時に、弁13の開度を戻してもよい。さらに、受け面32上における降雨用水W1の水位を検知するセンサを設置し、その検知結果に基づいて弁13の開度を制御してもよい。
また弁13やポンプ15により降雨用水W1の噴出量を調整する場合に限定されず、流量調整が可能なノズル20を用いてもよい。
(その他実施形態)
ここで、本発明のその他実施形態について説明する。
上記実施形態1では、降雨部材30が多孔板である場合について説明したがこれに限定されず、より厚みが大きい部材が降雨部材として用いられてもよい。
上記実施形態2では、板移動機構の一例として電動シリンダにより構成されるものを説明したが、例えば油圧シリンダやラック&ピニオンなどの他の直動機構が用いられてもよい。また板移動機構は、第1多孔板51と第2多孔板52とを自動で相対移動させるものに限定されず、これらを手動で相対移動させるもの(例えば、長穴と当該長穴に挿入される締付ねじとの組み合わせ)であってもよい。
上記実施形態5,6では、振動付与機構90,100が電動シリンダにより構成されている場合について説明したがこれに限定されず、例えば振動機を降雨部材30上に設置する構成でもよい。
上記実施形態6では、第1多孔板51と第2多孔板52とを一緒に振動させる場合について説明したが、第1多孔板51及び第2多孔板52のうち一方のみを振動させてもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C,1D,1E 人工気象室
2 試験室
3,3A,3B,3C,3D,3E 降雨装置
10 給水部
20 ノズル
30 降雨部材
31 通水孔
32 受け面
51 第1多孔板
51A 第1孔
52 第2多孔板
52A 第2孔
60 板移動機構
70 水溜層
71 充填材
80 排水機構
90,100 振動付与機構
R1 試験エリア
S1 被試験物
W1 降雨用水

Claims (9)

  1. 人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、
    降雨用水を供給する給水部と、
    前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、
    前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、を備え
    前記ノズルから噴出された前記降雨用水が、前記受け面に当たる勢いによって当該受け面上で広がりつつ前記通水孔を通して前記試験エリアに降らされる、降雨装置。
  2. 人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、
    降雨用水を供給する給水部と、
    前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、
    前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、を備え、
    前記降雨部材は、前記通水孔の面積を可変なように構成されている、降雨装置。
  3. 前記降雨部材は、第1孔が多数形成された第1多孔板と、第2孔が多数形成されると共に前記第1多孔板と重なり合うように配置された第2多孔板と、を含み、
    前記第1孔と前記第2孔とが互いに重なり合う領域である前記通水孔の面積が変わるように、前記第1多孔板と前記第2多孔板とを互いに相対移動させる板移動機構をさらに備えた、請求項2に記載の降雨装置。
  4. 前記降雨部材に振動を付与する振動付与機構をさらに備えた、請求項1~3のいずれか1項に記載の降雨装置。
  5. 前記第1多孔板と前記第2多孔板とを一緒に振動させる振動付与機構をさらに備えた、請求項3に記載の降雨装置。
  6. 人工気象室の試験エリアに降雨するための降雨装置であって、
    降雨用水を供給する給水部と、
    前記給水部から供給された前記降雨用水を噴出するノズルと、
    前記ノズルから噴出された前記降雨用水を受ける受け面を有すると共に、前記受け面上の前記降雨用水を前記試験エリアに降らせるように多数の通水孔が形成された降雨部材と、
    前記ノズルから噴出された前記降雨用水を前記受け面上で溜める水溜層を形成するように、前記受け面上の空間に充填された充填材と、を備えた、降雨装置。
  7. 前記受け面上における前記降雨用水の水面高さが予め定められた基準高さに到達した時に、前記受け面上から前記降雨用水を排水する排水機構をさらに備えた、請求項1~6のいずれか1項に記載の降雨装置。
  8. 前記ノズルからの前記降雨用水の噴出量を可変なように構成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の降雨装置。
  9. 被試験物が配置される試験エリアが形成された試験室と、
    前記試験エリアの上方に配置され、前記試験エリアに降雨するための請求項1~8のいずれか1項に記載の降雨装置と、を備えた、人工気象室。
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