本願の実施形態は、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それによりコアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避する、要求処理方法および対応するエンティティを提供する。
以下、添付の図面を参照しながら本願の実施形態を説明する。
本願の明細書とクレームと添付の図面で、用語「第1」、「第2」などは、同様の物を区別することを意図しており、必ずしも特定の順序や順番を示すものではない。そのような形で用いられる用語が、適切な状況では互いに入れ替え可能であることが理解されるべきである。これは、本願の実施形態において同じ特性を有する物が記述されるときに用いられる単なる区他の方法である。加えて、用語「含む」、「有する」、ならびにその他の変形は、非排他的な包含を網羅することを意味しており、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、必ずしもそれらのユニットに制限されず、明示的に列挙されていない他のユニットをも、あるいはかかるプロセス、方法、製品、またはデバイスに特有の他のユニットをも、含み得る。
以下、詳細を個別に説明する。
本願の実施形態において提供される要求処理方法は、5Gシステムに適用されうる。5Gシステムで、コアネットワークユーザプレーンは、ユーザプレーン機能エンティティ(User Plane Function、UPF)と、無線アクセスネットワーク(RAN、Radio Access Network)とを含み、コアネットワークコントロールプレーンは、アクセス・モビリティ管理機能エンティティ(Access and Mobility Management Function、AMF)と、セッション管理機能エンティティ(Session Management Function、SMF)とを含む。図1は、本願の一実施形態による5Gシステムのシステムアーキテクチャの概略図である。5Gシステムのアーキテクチャは、2つの部分、すなわちアクセスネットワークとコアネットワークとに分かれている。アクセスネットワークは無線アクセスに関係する機能を実行するために用いられ、アクセスネットワークはRANを含む。コアネットワークは、以下のいくつかの主要な論理ネットワークエレメント、すなわち、AMF、SMF、UPF、ポリシーコントロール機能エンティティ(Policy Control Function、PCF)、統一データ管理エンティティ(Unified Data Management、UDM)、アプリケーション機能(Application Function、AF)ネットワークエレメント、および認証サーバー機能(AUSF、Authentication Server Function)を主に含む。
AMFは、ユーザ位置更新、ユーザのネットワーク登録、およびユーザ切り替えといった、モバイルネットワークにおけるUEのアクセス管理とモビリティ管理を担当する。
SMFは、モバイルネットワークにおけるセッション管理を担当する。例えば、SMFの具体的な働きは、ユーザへのインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス割り当てや、パケット転送機能を提供するUPFの選択を含み得る。
UPFは、SMFのルーティングルールに従ってユーザデータパケットを転送するよう構成され、転送や課金など、ユーザパケットの処理を担当する。
PCFは、AMFやSMFのために、サービスの質(Quality of Service、QoS)ポリシーやスライス選択ポリシーといったポリシーを提供することを担当する。
UDMは、ユーザ・サブスクリプション情報を格納し、ユーザ・サブスクリプション・コンテクストを管理するよう構成される。
AUSFは、UEセキュリティ認証を行うよう構成される。
AFは、ユーザ・アプリケーションを管理するよう構成される。
5Gシステムは、ユーザ機器(User Equipment、UE)と、データネットワーク(Data Network、DN)とをさらに含みうる。UEは、携帯電話機やインターネット・オブ・シングス端末デバイスといったネットワーク端末デバイスである。UEは、UEとRANとの間、RANとUPFとの間、ならびにUPFとDNとの間に、LADNパケットデータユニット(Packet Data Unit、PDU)セッション(session)を確立する。UEはLADN PDUセッションを用いてデータネットワークにアクセスしうる。
本願の実施形態において提供される要求処理方法は、5Gシステムにおけるアクセス・モビリティ管理機能エンティティAMF、またはアクセス・モビリティ管理機能を有する他のネットワークデバイスに適用されうる。本願の実施形態において提供される要求処理方法は、コントロールプレーン機能エンティティに適用されうる。コントロールプレーン機能エンティティは、具体的には、5Gシステムのコントロールプレーンネットワークエレメントであってよく、例えば、具体的には、SMF、PCF、ショートメッセージサービス機能エンティティ(Short Message Service Function、SMSF)、およびUDMのうちのいずれか1つであってよい。
本願の実施形態において、モバイルネットワークに登録されたUEは、3つの状態、すなわちアイドル状態と、接続済み状態と、非アクティブ(in-active)状態とを有する。ネットワークは、アイドル状態のUEが配置されている登録エリア、すなわちトラッキングエリアリスト(Tracking Area List、TAL)を知りうる。ネットワークがUEへデータを送信する必要があるならば、ネットワークは、まず、UEが配置されているTAL内の全ての基地局へページング要求を送信する必要がある。基地局はUEをページングし、UEはサービス要求を送信し、接続済み状態に入る。ネットワークは、接続済み状態のUEが接続されているAMFを知り、UEへサービスデータを直接送信しうる。in-active状態のUEの場合、ネットワークは、UEのページングやデータバッファリングといったロケーション管理機能と到達性管理機能を、AMFを用いて完了しうる。
図2は、ネットワークトリガー方式のサービス要求手順を示し、サービス要求手順は主に、UPFと、SMFと、AMFとに関係する。SMFとUPFとは、一例に過ぎない。他の実装シナリオでは、サービス要求手順はAMFとPCFとに関係する。以下、SMFとAMFとのやり取りを一例として用いる。サービス要求手順は、主に以下のステップを含む。
1.UPFは、ダウンリンクデータを受信する。
2a.UPFは、SMFへデータ通知を送信する。
2b.SMFは、UPFへデータ確認応答を送信する。
3a.SMFは、AMFへN11メッセージを送信する。
3b.AMFは、SMFへN11メッセージ確認応答を送信する。
3c.SMFは、UPFへ障害指示を送信する。
4.AMFは、RANからUEをページングする。
5.RANは、UEをページングする。
6.AMFは、SMFへN11メッセージ確認応答を送信する。
7.サービス要求プロセス。
8.UPFは、RANを通じてUEへダウンリンクデータを送信する。
前述したプロセスは主に、ネットワークがUEのためのダウンリンクデータを有するときにUEがアイドル状態にあるシナリオで起こる。SMFは、ステップ2aおよびステップ2bのプロセスを用いて通知される。SMFは、ステップ3aまたはステップ3bを用いてAMFへUE到達性呼び出し要求を送信する。AMFは、TAリスト内の各RANへページングコマンドを送信する。RANは、ステップ5を用いてUEをページングする。UEは、図2に示されたUEトリガー方式サービス要求手順、すなわちステップ7を行う。その後、ステップ8において、UEのページングが中断され、最後に、UPFは、UEのためのダウンリンクデータを送信する。AMFが、UEは到達不能であること、あるいはUEは規制サービスのためにのみページングでき、通常はページングできないことを見つけたならば、AMFはその旨をSMFに通知する必要がある。SMFは、UEのページングに失敗することをUPFに通知し、UPFはデータ処理ポリシーをスタートし、データを一時的にバッファするか破棄する。
図3は、AMFと第1のコントロールプレーン機能エンティティとUPFとのやり取りのプロセスの概略図である。第1のコントロールプレーン機能エンティティによって取得されるデータ通知は、DDNまたはショートメッセージサービス・メッセージ通知を含み得る。第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1のDDNメッセージを取得することを、以下の説明のための一例として用いる。プロセスは主に以下のステップを含む。
301.UPFは第1のダウンリンクデータを取得する。
UPFは、データネットワークから、端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータを受信しうる。
302.UPFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信する。
通信接続は、UPFと第1のコントロールプレーン機能エンティティとの間に確立される。例えば、通信接続は、UPFと第1のSMFとの間に確立される。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFによって端末デバイスのために決定されるコントロールプレーン機能エンティティでありうる。UPFはデータネットワークから取得した第1のダウンリンクデータに基づいて第1のDNNメッセージを生成でき、その後、UPFは第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNを送信する。
303.第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信する。
第1のコントロールプレーン機能エンティティはUPFから第1のDDNメッセージを取得し、その後、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、第1のDDNメッセージに基づいて第1の到達性サービス呼び出し要求を生成する。第1の到達性サービス呼び出し要求は、ダウンリンクデータを受信するよう端末デバイスに命令することをAMFに要求するために用いられうる。端末デバイスがアイドル状態に入る場合、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、アイドル状態に入る端末デバイスをページングするか否かを決定しうる。
304.AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定すると、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。
AMFは、到達性サービス呼び出し制限条件を格納する。到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しを拒絶するために満たされている必要がある条件である。AMFが、
到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていないと決定する場合に限り、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付ける。AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。到達性サービス呼び出し制限条件は複数のやり方で実装されうる。例えば、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しカウント、到達性サービス呼び出し頻度、割り当て保持優先度(Allocation Retention Priority、ARP)の優先度レベル、サービス属性、ユーザ構成、制限期間など、複数の側面から決定されうる。到達性サービス呼び出しカウントは、端末デバイスのために呼び出しされた到達性サービスの数である。到達性サービス呼び出し頻度は、所定の期間内に端末デバイスのために到達性サービスを呼び出す頻度である。ARPは、リソースに限りがある場合に、アクセスネットワークデバイスが他のデバイスのセッションリソースを先取りする優先度と、他のデバイスがアクセスネットワークデバイスのセッションリソースを先取りする優先度である。サービス属性は、ダウンリンクデータのサービス属性である。例えば、ダウンリンクデータは、端末がサービスを開始することだけを許可する。ユーザ構成は、端末デバイスの構成であってデータネットワークからのダウンリンクデータに対応する構成である。制限期間は、到達性サービスが制限されている期間である。AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を取得した後に、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFは到達性サービスを提供できず、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。本願の本実施形態において、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定できる。このように、本願の本実施形態において、AMFは、第1のSMFに関係するDDN数調整問題を解決し、DDNの数とペー
ジングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それによってコアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するために使用され得る。
本願の全ての実施形態において、ネットワークエレメントは通知または要求を取得し、取得は、通知または要求を受信することによってのみ実施されうる。
まず、本願の一実施形態において提供される要求処理方法を以下に説明する。要求処理方法は、コアネットワーク内のAMFによって行われうる。図4を参照すると、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップを含みうる。
401.AMFは、端末デバイスのために第1のコントロールプレーン機能エンティティを決定する。
本願の本実施形態において、AMFは、端末デバイスのために少なくとも1つのコントロールプレーン機能エンティティを選択してもよく、あるいは、ネットワークレパートリー機能エンティティ(Network Repertory Function、NRF)を用いて端末デバイスのために少なくとも1つのコントロールプレーン機能エンティティを選択してもよい。コントロールプレーン機能エンティティは、具体的には、SMF、PCF、SMSF、およびUDMのいずれか1つであってよい。通信接続は、コントロールプレーン機能エンティティとAMFとの間に確立されうる。例えば、コントロールプレーン機能エンティティは、AMFに直接接続されてもよく、あるいはコントロールプレーン機能エンティティは、コアネットワーク内のネットワークエレメントによって行われる転送を通じてAMFと通信してもよい。例えば、1つのUEは、複数のSMFを同時に有してもよく、複数のSMFは、UEにサーブするよう構成されてもよい。本願の本実施形態において、AMFは、まず、端末デバイスのために第1のコントロールプレーン機能エンティティを決定する。制限なしに、AMFは、端末デバイスのために第2のコントロールプレーン機能エンティティをさらに決定してもよく、AMFは、端末デバイスのために第3のコントロールプレーン機能エンティティをさらに決定してもよい。
402.AMFは、端末デバイスがアイドル状態に入ることを決定する。
本願の本実施形態において、AMFは、端末デバイスの状態を取得しうる。例えば、AMFは、端末デバイスのステータスがアイドル状態であることを知る。端末デバイスがアイドル状態であるとき、端末デバイスはダウンリンクデータを受信できない。
なお、ステップ401とステップ402に論理的な順序はない。ステップ401はステップ402の前に行われてもよく、あるいは、ステップ402はステップ401の前に行われてもよく、あるいは、ステップ401とステップ402が同時に行われてもよい。
403.AMFは第1のコントロールプレーン機能エンティティから第1の到達性サービス呼び出し要求を取得する。
本願の本実施形態において、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信しうる。AMFが第1の到達性サービス呼び出し要求を取得するということは、具体的には、AMFが第1のコントロールプレーン機能エンティティから第1の到達性サービス呼び出し要求を受信することでありうる。AMFは、アイドル状態に入る端末デバイスをページングするか否かを決定しうる。例えば、第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のコントロールプレーン機能エンティティによって生成される。第1の到達性サービス呼び出し要求は、アイドル状態に入る端末デバイスをページングするようAMFに要求するために用いられうる。
404.AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。
本願の本実施形態において、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を取得した後に、AMF側に格納された到達性サービス呼び出し制限条件を用いて、第1の到達性サービス呼び出し要求が条件を満たすか否かを決定しうる。到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しのために満たされている必要がある条件である。AMFは、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされない場合に限り、到達性サービス呼び出し要求を受け付ける。到達性サービス呼び出し制限条件が満たされている場合、AMFは到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。到達性サービス呼び出し制限条件は複数のやり方で実装されうる。例えば、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しカウント、到達性サービス呼び出し頻度、ARPの優先度レベル、サービス属性、ユーザ構成、制限期間など、複数の側面から決定されうる。AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。本願の本実施形態において、コントロールプレーン機能ネットワークエレメントからの到達性サービス呼び出し要求を調整し、RANにおけるページング操作とAMFの負荷を制御するために、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求が到達性サービス呼び出し制限条件を満たすか否かを決定することが可能である必要がある。本願の本実施形態において、AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティに関係するデータ通知調整問題を解決し、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それによりコアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するために使用され得る。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件は、AMFのローカル構成ポリシーに従って決定され、あるいは到達性サービス呼び出し制限条件は、ポリシーコントロール機能エンティティPCFからAMFによって受信される到達性サービス呼び出し制限情報を用いて決定される。
AMFは、ネットワークエレメントの構成ポリシーに従って到達性サービス呼び出し制限条件を決定しうる。あるいは、通信接続は、コアネットワーク内のAMFとPCFとの間に確立される。PCFは、到達性サービス呼び出し制限条件を格納しうる。PCFは、AMFへ到達性サービス呼び出し制限情報を送信しうる。AMFは到達性サービス呼び出し制限情報を受信し、到達性サービス呼び出し制限条件を取得することができる。AMFは、一実装シナリオに基づき、到達性サービス呼び出し制限条件を取得する方式を決定しうる。
本願のいくつかの実施形態において、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件は、下記条件、すなわち、到達性サービス呼び出しカウント制限条件、到達性サービス呼び出し頻度制限条件、サービス属性制限条件、ユーザ構成制限条件、および到達性サービス呼び出し制限期間条件のうち、少なくともいずれか1つを含む。
到達性サービス呼び出しカウント制限条件は、端末デバイスのために設定される制限到達性サービス呼び出しカウントである。到達性サービス呼び出しカウント制限条件に基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求が制限到達性サービス呼び出しカウントを満たすか否かが決定されうる。到達性サービス呼び出し頻度制限条件は、端末デバイスのために設定される制限到達性サービス呼び出し頻度である。到達性サービス呼び出し頻度制限条件に基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求が制限到達性サービス呼び出し頻度を満たすか否かが決定されうる。サービス属性制限条件は、端末デバイスのために設定される、ダウンリンクデータのサービス属性に関する到達性サービス呼び出しの制限である。サービス属性制限条件に基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求に対応するダウンリンクデータが到達性サービス呼び出しのサービス属性制限を満たすか否かが決定されうる。例えば、サービス属性制限条件の内容が、端末デバイスによって開始されるサービスだけが許可されるというものであるならば、第1の到達性サービス呼び出し要求がネットワーク側からのダウンリンクデータである場合、第1の到達性サービス呼び出し要求はサービス属性制限条件を満たす。ユーザ構成制限条件は、端末デバイスのために設定される、ユーザ構成に関する到達性サービス呼び出しの制限である。ユーザ構成制限条件に基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求に対応するユーザ構成が、ユーザ構成に関する到達性サービス呼び出しの制限を満たすか否かが決定されうる。例えば、ある時間期間内に呼が許可されるか否かについて、ユーザによってユーザ構成が設定されうる。到達性サービス呼び出し制限期間条件は、端末デバイスのために設定される、到達性サービス呼び出しが制限される期間である。到達性サービス呼び出し制限期間条件に基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求の要求時間が制限期間内であるか否かが決定されうる。第1の到達性サービス呼び出し要求の要求時間が制限期間内であるならば、第1の到達性サービス呼び出し要求は到達性サービス呼び出し制限期間条件を満たし、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。
なお、本願の前述した実施形態において、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件は、前述した制限条件のいずれか1つ以上を含んでもよく、具体的な実装はAMFの応用シナリオ次第で決まる。これはここで限定されない。到達性サービス呼び出し制限条件が複数の制限条件を含む場合、第1の到達性サービス呼び出し要求がいずれかの制限条件を満たすならば、これは到達性サービス呼び出しが制限されることを意味し、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件は、ARPについての優先度レベル制限条件をさらに含む。
AMFは、ARPに対する優先度レベル制限を設定することもできる。第1の到達性サービス呼び出し要求で運ばれるARPがARPの優先度レベル制限条件を満たすならば、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のARPを含む。この場合、AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFが第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するステップ403は、下記を含む:
AMFは第2のコントロールプレーン機能エンティティから第2の到達性サービス呼び出し要求を取得し、第2の到達性サービス呼び出し要求は第2のARPを含み、第2のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティであり、
AMFは、第2のARPの優先度レベルが第1のARPの優先度レベルよりも高い場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。
AMFは2つの到達性サービス呼び出し要求を別々に取得し、2つの到達性サービス呼び出し要求は第1のARPと第2のARPをそれぞれ運ぶ。この場合、AMFはARPの優先度レベルを比較しうる。AMFは、優先度レベルが高いARPに対応する到達性サービス呼び出し要求のみを受け付け、AMFは、優先度レベルが低いARPに対応する到達性サービス呼び出し要求は拒絶する。このように、AMFは、ARPの優先度レベル制限条件に基づいて到達性サービス呼び出しを制御できる。
本願の他のいくつかの実施形態において、第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のARPを含む。ARPの優先度レベル制限条件は、AMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルよりも高くないことを含む。AMFは、到達性サービス呼び出し要求を処理するたびに、要求に対応するARPを記録できる。AMFは、処理される最高優先度レベルARPを絶えず更新する。この実装シナリオにおいて、AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するステップ403は、下記を含む:
AMFは、第1のARPの優先度レベルが、処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベル以下である場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。
AMFは、最高優先度レベルのARPよりも高いARPに対応する到達性サービス呼び出し要求のみを受け付ける。AMFは、優先度レベルが最高優先度レベルよりも高くないARPに対応する到達性サービス呼び出し要求を拒絶する。このように、AMFは、ARPの優先度レベル制限条件に基づいて到達性サービス呼び出しを制御できる。
本願のいくつかの実施形態において、AMFが第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶することは、下記を含む:
AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを送信する。
具体的に述べると、AMFは、拒絶メッセージを返すことによって第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶してもよく、それにより、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、受信した到達性サービス呼び出し拒絶メッセージに基づいて、AMFが現在の要求を拒絶すると決定できる。制限なしに、AMFは複数のやり方で第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶できる。例えば、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求に応答せず、その結果、第1のコントロールプレーン機能エンティティはAMFから応答を受け取ることができない。この場合も、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFが現在の要求を拒絶すると決定できる。例えば、AMFが5秒以内に第1の到達性サービス呼び出し要求に応答せず、第1のコントロールプレーン機能エンティティが5秒以内にAMFから応答を受信しないならば、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFが現在の要求を拒絶すると決定できる。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示(英語名:Limit Over Indication)情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。
到達性サービス呼び出し制限条件は、具体的には、到達性サービス呼び出しカウント制限条件でありうる。到達性サービス呼び出しカウント制限条件によって示される制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しい場合、AMFは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを用いて、制限到達性サービス呼び出しカウントの値が0であると決定しうる。加えて、AMFは、あるいは到達性サービス呼び出し拒絶メッセージのフィールドに第1の期間を加えてもよい。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを受信し、第1の期間の値を解析し、AMFの指示に従って、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならない。加えて、AMFは到達性サービス呼び出し拒絶メッセージにリミットオーバー指示を加えてもよい。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを受信し、リミットオーバー指示を解析する。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、本願の本実施形態において提供される要求処理方法が以下のステップを含みうる:
AMFは、第3のコントロールプレーン機能エンティティへ通知メッセージを送信する。通知メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求の最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間に関する情報は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。第3のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティである。
第3のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信しないコントロールプレーン機能エンティティである。第3のコントロールプレーン機能エンティティはまた、AMFから通知メッセージを受信しうる。第3のコントロールプレーン機能エンティティは、通知メッセージを解析することによって、AMFからの到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを決定しうる。第3のコントロールプレーン機能エンティティが、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、またはリミットオーバー指示情報のうち、少なくともいずれか1つを取得することができることが、前述した例から分かる。第3のコントロールプレーン機能エンティティは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを用いることで、AMFが到達性サービス呼び出し要求をどのように制御するかを決定しうる。例えば、第3のコントロールプレーン機能エンティティは、DDNを生成し続けることができるか否か、あるいはショートメッセージサービス・メッセージ通知を生成できるか否かを決定しうる。したがって、AMFは、通知メッセージを用いることで、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御でき、それにより、コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷は回避される。
なお、前述した実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているとAMFが決定する場合にAMFによって用いられる実行方式は、ステップ403で説明されている。以下、本願の本実施形態において提供される要求処理方法に含まれる他のステップを説明する。
AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、AMFが、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされないと決定する場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付ける。
AMFは到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しのために満たされている必要がある条件である。AMFは、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされない場合に限り、到達性サービス呼び出し要求を受け付ける。AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付けた後、端末デバイスをページングしうる。端末デバイスのページングに成功した後、UPFは、端末デバイスへダウンリンクデータを送信しうる。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、AMFが第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付けることは、下記を含む:
AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを送信する。
AMFは、受け付けメッセージを返すことによって第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付けうる。到達性サービス呼び出し受け付けメッセージと到達性サービス呼び出し拒絶メッセージには、異なるメッセージ識別子が使用されえ、それにより、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、メッセージ識別子を確認することによって、AMFが到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを送信することを知ることができ、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに基づいて、AMFが現在の要求を受け付けると決定する。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報は、制限到達性サービス呼び出しカウントと第1の到達性サービス呼び出し要求とに基づく、AMFによる計算によって取得される。
例えば、AMFは、到達性サービス呼び出し要求を処理するたびに、制限到達性サービス呼び出しカウントを更新しうる。AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付ける場合、制限到達性サービス呼び出しカウントを1減少させてもよく、結果は、残りの到達性サービス呼び出しカウントとして記録される。AMFは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を、到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに加えてもよく、この場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報に、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報に基づいて、DNNを使用し続けることができるか否かを決定しうる。第1のコントロールプレーン機能エンティティによって生成される到達性サービス呼び出し要求が、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を満たさない場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティはAMFへ要求を送信しうる。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、本願の本実施形態において提供される要求処理方法が以下のステップを含みうる:
AMFは端末デバイスの状態更新メッセージを取得し、状態更新メッセージは、端末デバイスが接続済み状態に入ること、または端末デバイスのページングに失敗したことを含み、
AMFは第1のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信する。
AMFはさらに、端末デバイスの状態をリアルタイムで監視しうる。端末デバイスが接続済み状態に入るか、端末デバイスのページングに失敗すると、AMFは第1のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信してもよく、これにより、第1のコントロールプレーン機能エンティティは端末デバイスの最新状態を取得しうる。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップをさらに含みうる:
AMFは第3のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信する。第3のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティであり、第3のコントロールプレーン機能エンティティはAMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信しない。
第3のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信しないコントロールプレーン機能エンティティである。第3のコントロールプレーン機能エンティティはまた、AMFから状態更新メッセージを受信しうる。第3のコントロールプレーン機能エンティティは、状態更新メッセージを解析することによって端末デバイスの最新状態を決定しうる。
AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求を取得した後、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定できることは、前述した実施形態における本願の例示的説明から分かる。AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFは到達性サービスを提供できず、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。本願の本実施形態において、AMFは、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件を使用し、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。このように、本願の本実施形態において、AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティに関係するデータ通知調整問題を解決し、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それによりコアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するために使用されうる。
前述の実施形態において、AMFによって行われる要求処理方法が説明されている。以下、本願の一実施形態において提供される要求処理方法を第1のコントロールプレーン機能エンティティ側から説明する。図5を参照すると、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は以下のステップを主に含む。
501.第1のコントロールプレーン機能エンティティは、データ通知を取得する。
データ通知は、具体的には、第1のDDNメッセージであってよく、あるいはショートメッセージサービス・メッセージ通知であってもよい。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、UPFから第1のDDNメッセージを取得してもよく、第1のDDNメッセージはデータネットワークからの第1のダウンリンクデータに基づいてUPFによって生成され、あるいは、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、ショートメッセージサービス・メッセージ・データセンターからショートメッセージサービス・メッセージ通知を取得する。
本願の本実施形態において、通信接続は、UPFと第1のコントロールプレーン機能エンティティとの間に確立される。例えば、通信接続は、UPFと第1のSMFとの間に確立される。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定されるコントロールプレーン機能エンティティでありうる。UPFは、端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータをデータネットワークから受信しうる。UPFは、データネットワークから取得した第1のダウンリンクデータに基づいて第1のDNNメッセージを生成してもよく、その後、UPFは第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNを送信する。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、UPFから第1のDDNメッセージを取得する。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、第1のDDNメッセージを解析し、第1のDDNメッセージで運ばれたARPを取得しうる。
502.第1のコントロールプレーン機能エンティティは、データ通知と、第1のコントロールプレーン機能エンティティに格納された過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を生成する。
本願の本実施形態において、例えば、第1のコントロールプレーン機能エンティティがUPFから第1のDDNメッセージを取得し、その後、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、第1のDDNメッセージと過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を生成する。第1の到達性サービス呼び出し要求は、ダウンリンクデータを受信することを端末デバイスに命令することをAMFに要求するために用いられうる。端末デバイスがアイドル状態に入る場合は、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、アイドル状態に入る端末デバイスをページングするか否かを決定しうる。過去の到達性サービス呼び出し制限条件は第1のコントロールプレーン機能エンティティに格納される。過去の到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しのために満たされている必要がある過去の制限条件である。過去の制限条件は、以前の到達性サービス呼び出し要求を生成するために第1のコントロールプレーン機能エンティティによって用いられた到達性サービス呼び出し制限条件でありうる。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、DDNメッセージが過去の到達性サービス呼び出し制限条件を満たさない場合に限り、到達性サービス呼び出し要求を生成し、あるいは、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、DDNメッセージが過去の到達性サービス呼び出し制限条件を満たす場合、当該DDNメッセージについては、到達性サービス呼び出し要求を生成できない。
本願のいくつかの実施形態において、データ通知が具体的には第1のDDNメッセージである一例を説明に用いる。前述したステップに加え、ステップ501で第1のコントロールプレーン機能エンティティがデータ通知を取得した後、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は以下のステップを含みうる:
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、過去の到達性サービス呼び出し制限条件に基づいて、DDNメッセージの生成が許可されるか否かを決定し、
DDNメッセージの生成が許可されない場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティはUPFへ通知メッセージを送信し、通知メッセージは、第1のコントロールプレーン機能エンティティがDDNメッセージの生成を許可しない旨を含み、あるいは
DDNメッセージの生成が許可される場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティはステップ502を行うことをトリガーし、すなわち、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、データ通知と、第1のコントロールプレーン機能エンティティに格納された過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を生成する。
第1のコントロールプレーン機能エンティティは過去の到達性サービス呼び出し制限条件を格納する。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を用いて、DDNメッセージの生成が許可されるか否かを決定しうる。DDNメッセージは追加で生成されるDDNである。具体的に述べると、第1のコントロールプレーン機能エンティティは追加のDDNメッセージを生成するか否かを制御できる。DDNメッセージの生成が許可されない場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、UPFを使用することにより、DDNメッセージの生成を許可しなくてよい。例えば、過去の到達性サービス呼び出し制限条件の内容が、制限到達性サービス呼び出しカウントが0であることなら、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、UPFを使用することにより、DDNメッセージの生成を許可しなくてよい。第1のコントロールプレーン機能エンティティが、過去の到達性サービス呼び出し制限条件に基づいて、DDNメッセージの生成を許可すると決定する場合は、ステップ502とその後のステップ503が行われる。
503.第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信する。
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、前述したステップで第1の到達性サービス呼び出し要求を生成した後、第1のコントロールプレーン機能エンティティとAMFとの通信接続を用いて、AMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信しうる。AMFは、前述した実施形態において説明されている要求処理方法に従って第1の到達性サービス呼び出し要求を処理しうる。
本願のいくつかの実施形態において、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、第1のDDNメッセージを解析することにより、第1のDDNメッセージによって運ばれた端末デバイスのARPが第1のARPであることを知る。第1のコントロールプレーン機能エンティティによって生成される第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のARPをさらに含み、それにより、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を用いることによって第1のARPを取得しうる。AMFは、第1のARPに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するか否かを決定しうる。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、第1のコントロールプレーン機能エンティティがステップ503でアクセス・モビリティ管理機能エンティティAMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信した後、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は以下のステップを含みうる:
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信し、
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新する。
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信し、その後、AMFから受信したメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新しうる。更新された過去の到達性サービス呼び出し制限条件は、第1の到達性サービス呼び出し要求を生成するか否かを制御するために、UPFからの第1のDDNメッセージを決定するために用いられてよく、これにより、コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷は回避される。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。
到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
到達性サービス呼び出し拒絶メッセージと到達性サービス呼び出し受け付けメッセージの例示的説明については、前述した実施形態においてAMF側で行われる要求処理方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップを含みうる:
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、AMFから状態更新メッセージを受信する。状態更新メッセージは、端末デバイスが接続済み状態に入ること、または端末デバイスのページングに失敗したことを含む。
AMFはさらに、端末デバイスの状態をリアルタイムで監視しうる。端末デバイスが接続済み状態に入るか、端末デバイスのページングに失敗すると、AMFは第1のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信してもよく、これにより、第1のコントロールプレーン機能エンティティは端末デバイスの最新状態を取得しうる。
第1のコントロールプレーン機能エンティティがAMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信できることは、前述した実施形態における本願の例示的説明から分かる。したがって、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFは到達性サービスを提供できず、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。本願の本実施形態において、AMFは、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件を使用し、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。このように、本願の本実施形態において、AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティに関係するデータ通知調整問題を解決し、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それによりコアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するために使用されうる。
前述した実施形態において、AMFによって行われる要求処理方法と第1のコントロールプレーン機能エンティティによって行われる要求処理方法が説明されている。図6を参照し、本願の一実施形態において提供されるダウンリンクデータ通知処理方法は以下のステップを主に含む。
601.UPFは、端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータをデータネットワークから受信する。
本願の本実施形態において、通信接続は、UPFとデータネットワークとの間に確立される。UPFは、端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータをデータネットワークから受信しうる。UPFは、第1のダウンリンクデータに基づいてARPを決定しうる。
602.UPFは、第1のダウンリンクデータと過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1のDDNメッセージを生成する。
本願の本実施形態において、UPFは、端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータをデータネットワークから受信しうる。UPFは、第1のダウンリンクデータと過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1のDDNメッセージを生成する。過去の到達性サービス呼び出し制限条件は、UPFに格納される。過去の到達性サービス呼び出し制限条件は、到達性サービス呼び出しのために満たされている必要がある過去の制限条件である。過去の制限条件は、以前のDDNメッセージを生成するためにUPFによって用いられた到達性サービス呼び出し制限条件でありうる。UPFは、ダウンリンクデータが過去の到達性サービス呼び出し制限条件を満たさない場合に限り、DDNメッセージを生成し、あるいは、UPFは、ダウンリンクデータが過去の到達性サービス呼び出し制限条件を満たす場合、ダウンリンクデータのためのDDNメッセージを生成することができない。
603.UPFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信する。
本願の本実施形態において、通信接続は、UPFと第1のコントロールプレーン機能エンティティとの間に確立される。例えば、通信接続は、UPFと第1のSMFとの間に確立される。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定されるコントロールプレーン機能エンティティでありうる。
本願のいくつかの実施形態において、第1のDDNメッセージは、端末デバイスに対応する割り当て保持優先度ARPをさらに含む。
UPFによって生成できる第1のDDNメッセージは、第1のARPをさらに運ぶ。したがって、第1のコントロールプレーン機能エンティティによって生成される第1の到達性サービス呼び出し要求は、第1のARPを含んでもよく、それにより、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求を用いることによって端末デバイスの第1のARPを取得することができる。AMFは、第1のARPに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するか否かを決定しうる。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、UPFがステップ603で第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信した後に、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップを含みうる:
UPFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティから通知メッセージを受信する。通知メッセージは、第1のコントロールプレーン機能エンティティがDDNメッセージの生成を許可しない旨を含む。
第1のコントロールプレーン機能エンティティは、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を格納する。第1のコントロールプレーン機能エンティティは、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を用いて、DDNメッセージの生成が許可されるか否かを決定できる。DDNメッセージは追加で生成されるDDNである。具体的に述べると、第1のコントロールプレーン機能エンティティは追加のDDNメッセージを生成するか否かを制御しうる。DDNメッセージの生成が許可されない場合、第1のコントロールプレーン機能エンティティは、UPFを使用することにより、DDNメッセージの生成を許可しなくてよい。UPFは、受信した通知メッセージに基づいて、これ以上DDNメッセージを生成できないと決定する。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、UPFがステップ603で第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信した後、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップを含みうる:
UPFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信し、
UPFは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新する。
UPFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信し、その後、第1のコントロールプレーン機能エンティティから受信したメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新しうる。更新された過去の到達性サービス呼び出し制限条件は、DDNメッセージを生成するか否かを決定し、DDNメッセージを生成するか否かを制御するために用いられてよく、これにより、コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避する。
さらに、本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。
到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
到達性サービス呼び出し拒絶メッセージと到達性サービス呼び出し受け付けメッセージの例示的説明については、前述した実施形態においてAMF側で行われる要求処理方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願のいくつかの実施形態において、前述したステップに加え、本願の本実施形態において提供される要求処理方法は、以下のステップを含みうる:
UPFは、端末デバイスへ送信される必要がある第2のダウンリンクデータをDNから受信し、
UPFは、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージに基づいて、第2のダウンリンクデータを拒絶する。
UPFがデータネットワークから第2のダウンリンクデータをさらに受信するならば、UPFが第1のコントロールプレーン機能エンティティから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを受信する場合、UPFはこれ以上DDNメッセージを生成できず、UPFは第2のダウンリンクデータを拒絶し、それにより、コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避する。
UPFが第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信し、それにより、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の到達性サービス呼び出し要求を生成でき、第1の到達性サービス呼び出し要求をAMFへ送信できることは、前述した実施形態における本願の例示的説明から分かる。したがって、AMFは、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。AMFが、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、AMFは到達性サービスを提供できず、AMFは第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶しうる。本願の本実施形態において、AMFは、AMFによって用いられる到達性サービス呼び出し制限条件を使用し、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定しうる。このように、本願の本実施形態において、AMFは、第1のコントロールプレーン機能エンティティに関係するデータ通知調整問題を解決し、データ通知とページングをトリガーするために用いられるシグナリングを制御し、それにより、コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するために使用され得る。
本願の実施形態の前述したソリューションのより良い理解と実装を助けるため、以下、該当する応用シナリオを一例として具体的説明に用いる。
複数のコントロールプレーン機能エンティティに関係するDDN数調整問題を解決するため、本願の一実施形態において提供されるシステムアーキテクチャは、AMF、第1のコントロールプレーン機能エンティティ、第2のコントロールプレーン機能エンティティ、UPFなどのネットワークエレメントを含む。以下、第1のコントロールプレーン機能エンティティと第2のコントロールプレーン機能エンティティが具体的には第1のSMFと第2のSMFである状況を一例として説明に用いる。本願の本実施形態において、UEのDDNの数を限度を超えないように制御し、ページング命令の数を限度を超えないように制御するため、AMFは、DDN数制限や最高優先度レベルARPといったパラメータに基づいて、UEにサーブする複数のSMFのためにDDN生成機構を調整する必要がある。
本願の本実施形態において、前述した実施形態において図2に示されたネットワークトリガー方式のサービス要求手順など、以下、AMFがUEにサーブする複数のSMFのためにDDN数を調整する状況を一例として説明に用いる。かかる実装シナリオでは、UEのDDNの数を限度を超えないように制御するため、AMFは、DDN数や最高優先度レベルARPといったパラメータに基づいて、UEにサーブする複数のSMFのためにDDN生成機構を調整する必要がある。一実装シナリオにおいて、主なステップは次のとおりである。
1.AMFは、UEに関係する到達性サービス呼び出し制限情報を構成するか、またはこれをPCFから受信し、情報はAMFの能力に関する。
2.SMFは、UEに関係するDDN過負荷ポリシーを構成するか、またはこれをPCFから受信する。
3.UPFは、ダウンリンクデータのDDNを生成し、DDNをSMFへ送信し、SMFは、UEのために到達性サービス呼び出し要求を生成し、到達性サービス呼び出し要求(以下略して呼び出し要求と呼ぶ)をAMFへ送信する。
4.AMFは、到達性サービス呼び出し要求に基づいて、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされているか否かを決定し、残りの到達性サービス呼び出しカウント(以降の実施形態において略して残りカウントと呼ばれ、あるいはcountを用いて表示される場合がある)をSMFへフィードバックし、SMFはさらに、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。
以下の説明では、到達性サービス呼び出し制限条件が制限到達性サービス呼び出しカウント(以下略して制限カウントと呼ぶ)である状況を一例として用いる。AMFがSMFのただ1つの呼び出し要求を受信し、制限カウントが0ではない場合、AMFは残りカウントを1減少させ、最高優先度レベルARPを返す。SMFの呼び出し要求が受信される前に制限カウントが0であり、この場合に最高優先度レベルARPがある場合は、SMFの呼び出し要求を後に受信するときに、AMFは、カウントが0であるときに存在した以前の残りカウントと以前の最高優先度レベルARPとをSMFに直接返し、以前の最高優先度レベルARPと以前の残りカウントを他のSMFに通知する。制限カウントが0である場合、AMFは、以前の最高優先度レベルARPと以前の残りカウントをSMFに直接返す。
AMFがSMFの複数の呼び出し要求を受信する場合、複数のSMFから最高優先度レベルARPの呼び出し要求が計算される。AMFは最高優先度レベルARPの呼び出し要求のみに応答する。AMFは残りカウントを1減少させ、他の全ての要求を拒絶し、最高優先度レベルARPと残りカウントをSMFに返し、最高優先度レベルARPと残りカウントを他のSMFに通知する。1つのUEは、1つのAMFと、当該UEにサーブする複数のSMFとを有する。いくつかのSMFが呼び出し要求を送信した後、AMFは、最高優先度レベルARPと残りカウントを他のSMFに通知する必要がある。
5.DDNを生成し続けることができない場合、SMFは該当するポリシーを有効にし、ポリシーは、拡張バッファ(extended buffer)機構を有効にすること、パケットを破棄することなどを含む。拡張バッファ機構は、データバッファリングのときにデータがUPFにバッファされるかSMFにバッファされるか、またバッファのサイズおよび持続時間などを決定するために用いられる。UEが接続済み状態に入った後は、優先度レベルや残りカウントといったさらなるDDN生成制限が削除される。
ステップ4で、AMFは、残りカウントが0である場合に限り、全ての関係SMFにリミットオーバー(No More Invocation)指示を通知する。AMFは、到達性呼び出し要求の数が限度を超えていることをSMFに通知し、SMFは、指示に従って、それ以上呼び出し要求を送信し続けない。
本願の本実施形態において用いられるネットワークエレメントは、SMF、PCF、UPF、およびAMFである。本実施形態において、AMFはSMFから到達性呼び出し要求を受信する。AMFは、アイドルUEの残り呼び出し可能カウントをSMFにフィードバックする。AMFは以下のフィードバック方式を有することができる。
Alt1:残り呼び出し可能カウントが0である場合、AMFは現在の最高優先度レベルと現在の残りカウントをSMFに返す。
Alt2:現在の残り呼び出し可能カウントが0ではないとき、AMFがSMFのただ1つの呼び出し要求を受信するならば、AMFは残りカウントを1減少させ、新たな優先度レベルと新たな残りカウントをSMFに返し、新たな優先度レベルと新たな残りカウントを他のSMFに通知する。
Alt3:AMFがSMFの複数の呼び出し要求を受信する場合、AMFは最高優先度レベルARPの呼び出し要求だけを計算し、最高優先度レベルARPと残りカウントをSMFに返し、最高優先度レベルARPと残りカウントを他のSMFに通知する。AMFは期待持続時間をさらに送信してもよい。SMFは、ページング優先度レベルと、DDNを送信し続けるか否かを示す識別子とをUPFに通知する。任意に選べることとして、AMFは期待持続時間とバッファサイズをさらに送信してもよい。
図7Aから図7Dに示されているように、システムアーキテクチャが、UE、AMF、PCF、SMF-1、SMF-N、UPF-1、UPF-Nなどのネットワークエレメントを含む状況を一例として用いる。本願の一実施形態において提供される要求処理方法の主要な実行手順は、以下のステップを含みうる。
11.a:PCFは、AMFへ制限された到達性呼び出しカウントを送信する。
AMFは制限された到達性呼び出しカウントをローカルで設定してもよく、あるいはPCFが制限された到達性呼び出しカウントを設定する。例えば、制限カウントは3に設定される。
11.b:PCFは、SMF-1へDDN制限ポリシーを送信する。
11.c:PCFは、SMF-NへDDN制限ポリシーを送信する。
各SMFはDDN制限ポリシーをローカルで設定してもよく、あるいはPCFがDDN制限ポリシーを設定する。例えば、DDN制限ポリシーは、DDN数が限度を超えるとパケットを破棄するものでありうる。
12.AMFは、UEに同時にサーブするためにSMF-1、...、およびSMF-Nを選択し、UEはアイドル状態に入る。
UEは複数のセッションを確立する。AMFはUEにサーブするために複数のSMFを選択する。UEはアイドル状態に入る。
13.a:UPF-1は、ダウンリンクデータを受信する。
13.b:UPF-1は、N3ユーザプレーン・トンネルアドレスを有さない。
13.c:UPF-1は、SMF-1へDDNを送信する。
UPFは、データネットワークからダウンリンクデータを受信すると、SMFへDDNを送信し、UPFはN3ユーザプレーン・トンネルアドレスを有していない。DDNはARPの優先度レベルを運ぶ。
13.d:SMF-1は、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
呼び出し要求を受信した後、SMF-1は、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
呼び出し要求を受信した後、AMFは、残りの到達性サービス呼び出しカウント(略して残りカウントと呼ぶ)を計算でき、残りカウントの値に基づいて、以下のシナリオ1、シナリオ2、およびシナリオ3を別々に行いうる。
シナリオ1:残りカウントが0に等しく、AMFは現在の最高優先度レベルARPと残りカウントを直接返す。
14.a:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
14.b:SMF-1は、UPF-1へDDN確認応答を送信する。
AMFは残りカウント制限情報をチェックする。残りカウントが0であり、呼び出し動作数が限度を超える場合、AMFはSMF-1へ応答を送信し、応答は、現在の最高優先度レベルARPと、残りカウントの値と、UEの期待アクティブ時間とを運ぶ。SMF-1は、残りカウントが0であることを検出する場合、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。extended buffer機構が使用される場合、SMFは、UEの期待アクティブ時間に基づいてバッファ時間を設定し、extended bufferをスタートさせることをUPFに命令し、バッファ時間とバッファサイズが運ばれる。
制限なしに、AMFはSMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信し、到達性サービス呼び出し応答は第1の期間をさらに含みうる。コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するため、SMF-1は、到達性サービス呼び出し応答を受信した後、第1の期間中はAMFへ呼び出し要求を送信しなくなる。
シナリオ2:残りカウントが0より大きく、SMFの1つの到達性サービス呼び出し要求が受信され、AMFは全てのSMFに最高優先度レベルARPと残りカウントを通知する。
15.a:AMFは、最高優先度レベルARPと残りカウントを更新する。
15.b:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
15.c:SMF-1は、残りカウントに基づいて、DDNを送信するか否かを決定する。
16.a:AMFは、UEに関連付けられた他のSMFを見つけ、SMFに更新について通知する。
16.b:AMFは、SMF-NへDDNトリガー通知を送信する。
16.c:SMF-Nは、残りカウントに基づいて、DDNを送信するか否かを決定する。
16.d:SMF-Nは、UPF-NへDDNトリガー通知を送信する。
AMFは残りカウント制限情報をチェックする。残りカウントが0ではなく、AMFがSMFのただ1つの呼び出し要求を受信する場合、AMFは残りカウントを1減少させ、新たな優先度レベルと新たな残りカウントをSMFに返す。その後、SMFは、残りカウントに基づいて、DDNを送信し続けることができるか否かを決定し、決定の結果をUPFに通知する。
シナリオ3:残りカウントが0より大きく、SMFの複数の到達性サービス呼び出し要求が受信され、AMFは全てのSMFに最高優先度レベルARPと残りカウントを通知する。
17.a:UPF-Nは、ダウンリンクデータを受信する。
17.b:UPF-NがN3ユーザプレーン・トンネルアドレスを有しておらず、指示を受信せず、ARPの優先度レベルが処理されるARPのものよりも高い場合は、UPF-Nは、DDNを生成する。
17.c:UPF-Nは、SMF-NへDDNを送信する。
17.d:SMF-Nは、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
18.a:AMFは、受信した要求のARPが最高優先度レベルよりも高いか否かを決定する。
18.b:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
18.c:SMF-1は、残りカウントに基づいて、DDNを送信するか否かを決定する。
18.d:SMF-1は、UPF-1へDDN確認応答を送信する。
19.a:AMFは、SMF-Nへ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
19.b:SMF-Nは、残りカウントに基づいて、DDNを送信するか否かを決定する。
19.c:SMF-Nは、UPF-Nへ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
20.a:AMFがUEに関連付けられた他のSMFを見つけ、SMFに更新について通知する。
AMFはUEの他の全てのSMFを検出し、他のSMFに最新の優先度レベルと残りカウントを通知する。その後、他のSMFは、残りカウントに基づいて、DDNを送信し続けることができるか否かを決定し、決定の結果をUPFに通知する。
AMFは、SMFの複数の呼び出し要求を受信する場合、優先度レベルが異なる呼び出し要求だけを計算する。優先度レベルが異なる呼び出し要求の数が残りカウントを下回らないならば、残りカウントは0であり、優先度レベルが異なる呼び出し要求の数が残りカウントを下回るならば、AMFは残りカウントを相応に更新し、SMFへ最高優先度レベルARPと残りカウントを返し、最高優先度レベルARPと残りカウントを他のSMFに通知する。AMFは期待持続時間を送信することもできる。その後、SMFは、残りカウントに基づいて、DDNを送信し続けることができるか否かを決定し、最高ARP優先度レベルと、DDNを送信し続けるか否かを示す識別子とをUPFに通知する。任意に選べることとして、AMFは期待持続時間とバッファサイズをさらに送信してもよい。
21.UEが接続済み状態に入る場合は、AMFは、UEの残りカウントを再開し、UEのページングに失敗する場合は、AMFがUEの残りカウントを再開し、データ処理ポリシーをスタートさせる。
本実施形態において、AMFは、UEの制限到達性サービス呼び出しカウントに基づいて、UEにサーブする複数のSMFの間でUEのDDNの数を調整する。加えて、AMFは、SMFでARPの最高優先度レベルとアイドル状態にあるUEの残りカウントを適時更新する。本実施形態において、AMFは、アイドル状態にあるUEの到達性サービス呼び出しカウントを記録し、SMFからの呼び出し要求の数を調整し、AMFの負荷とRANにおけるページング操作を制御する必要がある。
図8Aから図8Dに示されているように、システムアーキテクチャが、UE、AMF、PCF、SMF-1、SMF-N、UPF-1、UPF-Nなどのネットワークエレメントを含む状況を一例として用いる。図8Aから図8Dに示されたこの実施形態と前述した実施形態との違いは次のとおりである:AMFは、SMFからUEのための到達性サービス呼び出し要求を受信した後に、UEの到達性サービス呼び出しカウントが限度を超える場合に限り、当該SMFへ、または他の関係SMFへ、リミットオーバー指示を送信する。リミットオーバー指示は、expected durationなど、他の必要なパラメータを含みうる。SMFは、リミットオーバー指示を受信し、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。AMFは、残りカウントが0である場合に限り、SMFにリミットオーバー指示を通知する。したがって、セル伝送を減らすことができる。具体的に述べると、図8Aから図8Dに示された実施形態は以下のステップを主に含む。
31.a:PCFは、AMFへ制限された到達性呼び出しカウントを送信する。
AMFは制限された到達性呼び出しカウントをローカルで設定でき、あるいはPCFが制限された到達性呼び出しカウントを設定する。例えば、制限カウントは3に設定される。
31.b:PCFは、SMF-1へDDN制限ポリシーを送信する。
31.c:PCFは、SMF-NへDDN制限ポリシーを送信する。
各SMFがDDN制限ポリシーをローカルで設定してもよく、あるいはPCFがDDN制限ポリシーを設定する。例えば、DDN制限ポリシーは、DDN数が限度を超えるとパケットを破棄するものでありうる。
32.AMFは、UEに同時にサーブするためにSMF-1、...、およびSMF-Nを選択し、UEは、アイドル状態に入る。
33.a:UPF-1は、ダウンリンクデータを受信する。
33.b:UPF-1は、N3ユーザプレーン・トンネルアドレスを有さない。
33.c:UPF-1は、SMF-1へDDNを送信する。
33.d:SMF-1は、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
呼び出し要求を受信した後、SMF-1はAMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
呼び出し要求を受信した後、AMFは残りの到達性サービス呼び出しカウント(略して残りカウントと呼ぶ)を計算でき、残りカウントの値に基づいて、以下のシナリオ1、シナリオ2、およびシナリオ3を別々に行いうる。
シナリオ1:残りカウントが0に等しく、AMFは現在の最高優先度レベルARPと残りカウントを直接返す。
34.a:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
34.b:SMF-1は、UPF-1へDDN確認応答を送信する。
AMFは残りカウント制限情報をチェックする。残りカウントが0であり、呼び出し操作数が限度を超えるならば、AMFはSMF-1へ応答を送信し、リミットオーバー指示を返す。リミットオーバー指示はUEの期待アクティブ時間を含む。SMF-1はリミットオーバー指示を検出し、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。extended buffer機構が使用される場合、SMFは、UEの期待アクティブ時間に基づいてバッファ時間を設定し、extended bufferをスタートさせることをUPFに命令し、バッファ時間とバッファサイズが運ばれる。
制限なしに、AMFはSMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信し、到達性サービス呼び出し応答は第1の期間をさらに含みうる。コアネットワーク内のネットワークエレメントの過負荷を回避するため、SMF-1は、到達性サービス呼び出し応答を受信した後は、第1の期間中はAMFへ呼び出し要求を送信しなくなる。
シナリオ2:残りカウントが0より大きく、SMFの1つの到達性サービス呼び出し要求が受信され、AMFは、全てのSMFに最高優先度レベルARPと残りカウントを通知する。
35.a:AMFは、最高優先度レベルARPと残りカウントを更新し、残りカウントが0に等しい場合は、リミットオーバー指示を返す。
35.b:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
35.c:SMF-1は、リミットオーバー指示に従って、DDNを送信するか否かを決定する。
35.d:SMF-1は、UPF-1へDDN確認応答を送信する。
36.a:残りカウントが0に等しい場合は、AMFがUEに関連付けられた他のSMFを見つけ、SMFに更新について通知する。
36.b:AMFは、SMF-NへDDNトリガー通知を送信する。
36.c:SMF-Nは、リミットオーバー指示に従って、DDNを送信するか否かを決定する。
36.d:SMF-Nは、UPF-NへDDNトリガー通知を送信する。
AMFは残りカウント制限情報をチェックする。残りカウントが0ではなく、AMFがSMFのただ1つの呼び出し要求を受信するならば、AMFは残りカウントを1減少させ、新たな優先度レベルをSMFに返す。あるいは、残りカウントが0であるならば、AMFはリミットオーバー指示を返す。リミットオーバー指示はUEの期待アクティブ時間を含む。SMFはリミットオーバー指示を検出し、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。extended buffer機構が使用される場合、SMFは、ステップ4でUEの期待アクティブ時間に基づいてバッファ時間を設定し、extended bufferをスタートさせることをUPFに命令し、バッファ時間とバッファサイズが運ばれる。
シナリオ3:残りカウントが0より大きく、SMFの複数の到達性サービス呼び出し要求が受信され、AMFは、全てのSMFに最高優先度レベルARPと残りカウントを通知する。
37.a:UPF-Nは、ダウンリンクデータを受信する。
37.b:UPF-Nは、N3ユーザプレーン・トンネルアドレスを有しておらず、指示を受信せず、ARPの優先度レベルが処理されるARPのものよりも高い場合は、UPF-NがDDNを生成する。
37.c:UPF-Nは、SMF-NへDDNを送信する。
37.d:SMF-Nは、AMFへ到達性サービス呼び出し要求を送信する。
38.a:AMFは、受信した要求のARPが最高優先度レベルよりも高いか否かを決定し、残りカウントが0である場合は、リミットオーバー指示を返す。
38.b:AMFは、SMF-1へ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
38.c:SMF-1は、リミットオーバー指示に従って、DDNを送信するか否かを決定する。
38.d:SMF-1は、UPF-1へDDN確認応答を送信する。
39.a:AMFは、SMF-Nへ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
39.b:SMF-Nは、リミットオーバー指示に従って、DDNを送信するか否かを決定する。
39.c:SMF-Nは、UPF-Nへ到達性サービス呼び出し応答を送信する。
40.a:AMFは、UEに関連付けられた他のSMFを見つけ、SMFに更新について通知する。
AMFはUEの他の全てのSMFを検出し、他のSMFに最新の優先度レベルかリミットオーバー指示を通知する。その後、他のSMFは、リミットオーバー指示に従って、DDNを送信し続けることができるか否かを判定し、判定の結果をUPFに通知する。
AMFは、SMFの複数の呼び出し要求を受信する場合、優先度レベルが異なる呼び出し要求だけを計算する。優先度レベルが異なる呼び出し要求の数が残りカウントを下回らないならば、残りカウントは0であり、優先度レベルが異なる呼び出し要求の数が残りカウントを下回るならば、AMFは残りカウントを相応に更新する。カウントが0ではないならば、AMFは最高優先度レベルARPを返し、カウントが0であるならば、AMFはリミットオーバー指示を返す。リミットオーバー指示はUEの期待アクティブ時間を含む。SMFはリミットオーバー指示を検出し、これ以上DDNを送信しないことをUPFに命令する。extended buffer機構が使用される場合、SMFは、ステップ4でUEの期待アクティブ時間に基づいてバッファ時間を設定し、extended bufferをスタートさせることをUPFに命令し、バッファ時間とバッファサイズが運ばれる。
41.UEが接続済み状態に入る場合は、AMFがUEの残りカウントを再開し、UEのページングに失敗する場合は、AMFがUEの残りカウントを再開し、データ処理ポリシーをスタートさせる。
残りカウントの値が変わると、AMFとSMFとの間でやり取りされる情報が変わる点を除き、この実施形態の技術的効果は、図8Aから図8Dに示された実施形態のものと基本的に同じである。
本願の実施形態は、アイドル状態のUEのための過剰な数の到達性サービス呼び出し操作と過剰な数のDNNとによって生じる、AMF、SMF、およびRANの過負荷を回避するため、AMFで到達性サービス呼び出しカウントを制御し、SMFで送信DNN数を制御するソリューションを提供する。
なお、説明を簡潔にするため、前述した方法の実施形態は一連のアクションとして表現されている。ただし、本願によると、一部のステップは他の順序で行われてもよく、あるいは同時に行われてもよいため、当業者は、本願が説明されているアクションの順序に限定されないことを理解するべきである。当業者は、本明細書で説明されている実施形態がどれも実施形態の例に属していること、また、使用されるアクションやモジュールが本願で必ずしも必須でないことをさらに理解するべきである。
本願の実施形態の前述したソリューションをより良く実施するため、以下、前述したソリューションを実施する関連装置をさらに提供する。
図9-aを参照すると、本願の一実施形態において提供されるアクセス・モビリティ管理機能エンティティAMF 900は、受信モジュール901と、処理モジュール902とを含みうる。
処理モジュール902は、端末デバイスのために第1のコントロールプレーン機能エンティティを決定するよう構成される。
処理モジュール902は、端末デバイスがアイドル状態に入ることを決定するよう構成される。
受信モジュール901は、第1のコントロールプレーン機能エンティティから第1の到達性サービス呼び出し要求を取得し、第1の到達性サービス呼び出し要求は、アイドル状態に入る端末デバイスをページングすることをAMFに要求するために用いられる、よう構成される。
処理モジュール902は、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、AMFが、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされていると決定する場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するよう構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件は、下記条件、すなわち、到達性サービス呼び出しカウント制限条件、到達性サービス呼び出し頻度制限条件、サービス属性制限条件、ユーザ構成制限条件、および到達性サービス呼び出し制限期間条件のうち、少なくともいずれか1つを含む。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件は、割り当て保持優先度ARPについての優先度レベル制限条件をさらに含む。
本願のいくつかの実施形態において、第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のARPを含む。
受信モジュール901は、第2のコントロールプレーン機能エンティティから第2の到達性サービス呼び出し要求を取得し、第2の到達性サービス呼び出し要求は第2のARPを含み、第2のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティである、ようさらに構成される。
処理モジュール902は、第2のARPの優先度レベルが第1のARPの優先度レベルよりも高い場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するようさらに構成される。
本願のいくつかの実施形態において、第1の到達性サービス呼び出し要求は第1のARPを含む。
ARPの優先度レベル制限条件は、AMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルよりも高くないことを含む。
処理モジュール902は、第1のARPの優先度レベルが、処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベル以下である場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を拒絶するよう具体的に構成される。
本願のいくつかの実施形態において、処理モジュール902は、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ到達性サービス呼び出し拒絶メッセージを送信するよう具体的に構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含み、第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。
本願のいくつかの実施形態において、図9-bに示されているように、AMF 900は、
第3のコントロールプレーン機能エンティティへ通知メッセージを送信するよう構成された送信モジュール903をさらに含み、通知メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求の最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含み、第1の期間に関する情報は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられ、第3のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティである。
本願のいくつかの実施形態において、処理モジュール902は、第1の到達性サービス呼び出し要求に基づいて、AMFが、到達性サービス呼び出し制限条件が満たされないと決定する場合、第1の到達性サービス呼び出し要求を受け付けるよう構成される。
本願のいくつかの実施形態において、処理モジュール902は、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを送信するよう具体的に構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報は、制限到達性サービス呼び出しカウントと第1の到達性サービス呼び出し要求とに基づく、AMFによる計算によって取得される。
本願のいくつかの実施形態において、図9-bに示されているように、AMFは送信モジュール903をさらに含む。
受信モジュール901は、端末デバイスの状態更新メッセージを取得し、状態更新メッセージは、端末デバイスが接続済み状態に入ること、または端末デバイスのページングに失敗したことを含む、ようさらに構成される。
送信モジュール903は、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信するよう構成される。
本願のいくつかの実施形態において、送信モジュール903は、第3のコントロールプレーン機能エンティティへ状態更新メッセージを送信し、第3のコントロールプレーン機能エンティティは、端末デバイスのためにAMFによって決定される、第1のコントロールプレーン機能エンティティとは異なる、他のコントロールプレーン機能エンティティである、ようさらに構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し制限条件は、AMFのローカル構成ポリシーに従って決定され、あるいは、
到達性サービス呼び出し制限条件は、ポリシーコントロール機能エンティティPCFからAMFによって受信される到達性サービス呼び出し制限情報を用いて決定される。
図10を参照し、本願の一実施形態はコントロールプレーン機能エンティティを提供する。コントロールプレーン機能エンティティは、具体的には、第1のコントロールプレーン機能エンティティである。第1のコントロールプレーン機能エンティティ1000は、
データ通知を取得するよう構成された受信モジュール1001と、
データ通知と、第1のコントロールプレーン機能エンティティに格納された過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1の到達性サービス呼び出し要求を生成するよう構成された処理モジュール1002と、
アクセス・モビリティ管理機能エンティティAMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信するよう構成された送信モジュール1003とを含む。
本願のいくつかの実施形態において、受信モジュール1001は、送信モジュールがアクセス・モビリティ管理機能エンティティAMFへ第1の到達性サービス呼び出し要求を送信した後に、AMFから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信するようさらに構成される。
処理モジュール1002は、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新するようさらに構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられる。
到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
本願のいくつかの実施形態において、受信モジュールは、AMFから状態更新メッセージを受信し、動作状態更新メッセージは、端末デバイスが接続済み状態に入ること、または端末デバイスのページングに失敗したことを含む、ようさらに構成される。
図11を参照し、本願の一実施形態は、
端末デバイスへ送信される必要がある第1のダウンリンクデータをデータネットワークDNから受信するよう構成された受信モジュール1101と、
第1のダウンリンクデータと過去の到達性サービス呼び出し制限条件とに基づいて、第1のDDNメッセージを生成するよう構成された処理モジュール1102と、
第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信するよう構成された送信モジュール1103とを含む、UPF 1100をさらに提供する。
本願の第5の態様の可能な一設計において、第1のDDNメッセージは、端末デバイスに対応する割り当て保持優先度ARPをさらに含む。
本願のいくつかの実施形態において、受信モジュール1101は、送信モジュール1103が第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信した後、第1のコントロールプレーン機能エンティティから通知メッセージを受信し、通知メッセージは、第1のコントロールプレーン機能エンティティがDDNメッセージの生成を許可しない旨を含む、よう構成される。
本願のいくつかの実施形態において、受信モジュール1101は、送信モジュール1103が第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージを送信した後に、第1のコントロールプレーン機能エンティティから到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージを受信し、UPFにより、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージまたは到達性サービス呼び出し受け付けメッセージに基づいて、過去の到達性サービス呼び出し制限条件を更新する、よう構成される。
本願のいくつかの実施形態において、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージは、下記情報、すなわち、制限到達性サービス呼び出しカウントが0に等しいことを伝える情報、第1の期間に関する情報、リミットオーバー指示情報、およびAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む。第1の期間は、第1のコントロールプレーン機能エンティティが第1の期間中に到達性サービス呼び出し要求を送信してはならないことを示すために用いられ、到達性サービス呼び出し受け付けメッセージは、残りの到達性サービス呼び出しカウントに関する情報、および/またはAMFによって処理される到達性サービス呼び出し要求のARPの最高優先度レベルに関する情報を含む。
本願のいくつかの実施形態において、受信モジュール1101は、第1のコントロールプレーン機能エンティティへ第1のDDNメッセージが送信された後に、端末デバイスへ送信される必要がある第2のダウンリンクデータをDNから受信するよう構成される。
処理モジュール1102は、到達性サービス呼び出し拒絶メッセージに基づいて第2のダウンリンクデータを拒絶するよう構成される。
なお、装置のモジュール/ユニット同士の情報交換やその実行プロセスといった内容は、本願の方法の実施形態と同じ考え方に基づいており、本願の方法の実施形態と同じ技術的効果をもたらす。具体的な内容については、本願の方法の実施形態の前述の説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の一実施形態はコンピュータ記憶媒体をさらに提供する。動作コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶する。動作プログラムは、前述した方法の実施形態に記録されているステップの一部または全部を行うために用いられる。
以下、本願の一実施形態において提供される他のAMFを説明する。図12を参照し、AMF 1200は、
受信器1201と、送信器1202と、プロセッサ1203と、メモリ1204とを含む(AMF 1200には1つ以上のプロセッサ1203があってもよく、図12では1つのプロセッサが一例として用いられている)。本願のいくつかの実施形態において、受信器1201と送信器1202とプロセッサ1203とメモリ1204は、バスを使用することによって、または他のやり方で、接続されてよい。図12ではバスを使った接続が一例として用いられている。
メモリ1204は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリとを含んでよく、プロセッサ1203に命令とデータを提供する。メモリ1204の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(英語のフルネーム:Non-Volatile Random Access Memory、英語の頭字語:NVRAM)をさらに含みうる。メモリ1204は、オペレーティングシステムおよび操作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、そのサブセット、またはその拡張セットを記憶する。操作命令は、様々な操作を実施する様々な操作命令を含み得る。オペレーティングシステムは、様々な基礎的サービスを実施してハードウェアベースのタスクを処理する様々なシステムプログラムを含み得る。
プロセッサ1203はAMFの動作を制御する。プロセッサ1203は中央処理装置(英語のフルネーム:Central Processing Unit、英語の頭字語:CPU)と呼ばれることもある。具体的な応用では、バスシステムを用いてAMFのコンポーネントが共に結合される。データバスに加え、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどを含み得る。ただし、説明を明瞭にするため、図では様々なタイプのバスがバスシステムとして表示されている。
本願の前述した実施形態において開示されている方法は、プロセッサ1203に適用されてよく、あるいはプロセッサ1203によって実施されてよい。プロセッサ1203は集積回路チップであってよく、信号処理能力を有する。実施過程で、前述した方法のステップは、プロセッサ1203内のハードウェア集積論理回路を用いて実施されてよく、あるいはソフトウェアの形をとる命令を用いて実施されてよい。プロセッサ1203は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(英語のフルネーム:digital signal processor、英語の頭字語:DSP)、特定用途向け集積回路(英語のフルネーム:Application Specific Integrated Circuit、英語の頭字語:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英語のフルネーム:Field-Programmable Gate Array、英語の頭字語:FPGA)、または他のプログラム可能論理デバイス、個他のゲートまたはトランジスタ論理デバイス、または個他のハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサ1203は、本願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または行いうる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは従来の何らかのプロセッサなどであってよい。本願の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを用いて直接行われ完了されてもよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせを用いて行われ完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタなど、当技術で成熟した記憶媒体内に置かれてよい。記憶媒体はメモリ1204内に置かれ、プロセッサ1203はメモリ1204内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと共に前述した方法のステップを行う。
受信器1201は、入力されるデジタルまたは文字情報を受け取り、AMFの関連設定と機能制御に関連する信号入力を生成するよう構成されてよい。送信器1202は、表示画面などの表示デバイスを含み得る。送信器1202は、外部インターフェースを通じてデジタルまたは文字情報を出力するよう構成されてよい。
本願の本実施形態において、プロセッサ1203は、前述したAMFによって行われる要求処理方法を行うよう構成される。
以下、本願の一実施形態において提供される他のAMFを説明する。図13を参照し、第1のコントロールプレーン機能エンティティ1300は、
受信器1301と、送信器1302と、プロセッサ1303と、メモリ1304とを含む(第1のコントロールプレーン機能エンティティ1300には1つ以上のプロセッサ1303があってもよく、図13では1つのプロセッサが一例として用いられている)。本願のいくつかの実施形態において、受信器1301と送信器1302とプロセッサ1303とメモリ1304は、バスを使用することによって、または他のやり方で、接続されてよい。図13ではバスを使った接続が一例として用いられている。
メモリ1304は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリとを含んでよく、プロセッサ1303に命令とデータを提供する。メモリ1304の一部はNVRAMをさらに含みうる。メモリ1304は、オペレーティングシステムおよび操作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、そのサブセット、またはその拡張セットを格納する。操作命令は、様々な操作を実施する様々な操作命令を含み得る。オペレーティングシステムは、様々な基礎的サービスを実施してハードウェアベースのタスクを処理する様々なシステムプログラムを含み得る。
プロセッサ1303は第1のコントロールプレーン機能エンティティの動作を制御する。プロセッサ1303はCPUと呼ばれることもある。具体的な応用では、バスシステムを用いて第1のコントロールプレーン機能エンティティのコンポーネントが共に結合される。データバスに加え、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどを含み得る。ただし、説明を明瞭にするため、図では様々なタイプのバスがバスシステムとして表示されている。
本願の前述した実施形態において開示されている方法は、プロセッサ1303に適用されてよく、あるいはプロセッサ1303によって実施されてよい。プロセッサ1303は集積回路チップであってよく、信号処理能力を有する。実施過程で、前述した方法のステップは、プロセッサ1303内のハードウェア集積論理回路を用いて実施されてよく、あるいはソフトウェアの形をとる命令を用いて実施されてよい。プロセッサ1303は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラム可能論理デバイス、個他のゲートまたはトランジスタ論理デバイス、または個他のハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサ1303は、本願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または行われうる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは従来の何らかのプロセッサなどであってよい。本願の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを用いて直接行われ完了されてもよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせを用いて行われ完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタなど、当技術で成熟した記憶媒体内に置かれてよい。記憶媒体はメモリ1304内に置かれ、プロセッサ1303はメモリ1304内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと共に前述した方法のステップを行う。
本願の本実施形態において、プロセッサ1303は、前述した第1のコントロールプレーン機能エンティティによって行われる要求処理方法を行うよう構成される。
以下、本願の一実施形態において提供される他のUPFを説明する。図14を参照し、UPF 1400は、
受信器1401と、送信器1402と、プロセッサ1403と、メモリ1404とを含む(UPF 1400には1つ以上のプロセッサ1403があってもよく、図14では1つのプロセッサが一例として用いられている)。本願のいくつかの実施形態において、受信器1401と送信器1402とプロセッサ1403とメモリ1404は、バスを使用することによって、または他のやり方で、接続されてよい。図14ではバスを使った接続が一例として用いられている。
メモリ1404は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリとを含んでよく、プロセッサ1403に命令とデータを提供する。メモリ1404の一部はNVRAMをさらに含みうる。メモリ1404は、オペレーティングシステムおよび操作命令、実行可能モジュールまたはデータ構造、そのサブセット、またはその拡張セットを記憶する。操作命令は、様々な操作を実施する様々な操作命令を含み得る。オペレーティングシステムは、様々な基礎的サービスを実施してハードウェアベースのタスクを処理する様々なシステムプログラムを含み得る。
プロセッサ1403はUPFの動作を制御する。プロセッサ1403はCPUと呼ばれることもある。具体的な応用では、バスシステムを用いてUPFのコンポーネントが共に結合される。データバスに加え、バスシステムは、電力バス、制御バス、状態信号バスなどを含み得る。ただし、説明を明瞭にするため、図では様々なタイプのバスがバスシステムとして表示されている。
本願の前述した実施形態において開示されている方法は、プロセッサ1403に適用されてよく、あるいはプロセッサ1403によって実施されてよい。プロセッサ1403は集積回路チップであってよく、信号処理能力を有する。実施過程で、前述した方法のステップは、プロセッサ1403内のハードウェア集積論理回路を用いて実施されてよく、あるいはソフトウェアの形をとる命令を用いて実施されてよい。プロセッサ1403は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラム可能論理デバイス、個他のゲートまたはトランジスタ論理デバイス、または個他のハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサ1403は、本願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または行いうる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは従来の何らかのプロセッサなどであってよい。本願の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを用いて直接行われ完了されてもよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせを用いて行われ完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタなど、当技術で成熟した記憶媒体内に置かれてよい。記憶媒体はメモリ1404内に置かれ、プロセッサ1403はメモリ1404内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと共に前述した方法のステップを行う。
本願の本実施形態において、プロセッサ1403は、前述したUPFによって行われるダウンリンクデータ通知処理方法を行うよう構成される。
他の可能な一設計において、装置が端末内のチップである場合、動作チップは、処理ユニットと、通信ユニットとを含む。処理ユニットは、例えば、プロセッサであってよい。通信ユニットは、例えば、入出力インターフェース、ピン、または回路であってよい。処理ユニットは記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行でき、これにより、端末内のチップは第1の態様のいずれかの実装の無線通信方法を行う。任意に選べることとして、記憶ユニットはチップ内の記憶ユニットであり、例えば、レジスタ、またはバッファである。記憶ユニットは、端末内にあってチップ外にある記憶ユニットであってもよく、例えば、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、または静的な情報や命令を記憶できる別種の静的記憶装置、またはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよい。
上述したプロセッサのいずれか1つは、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または第1の態様の無線通信方法でプログラムの実行を制御するよう構成された1つ以上の集積回路であってよい。
加えて、説明されている装置の実施形態が例に過ぎないことに注意するべきである。単独の部分として説明されているユニットは物理的に単独であってもなくてもよく、ユニットとして示されている部分は物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所に置かれてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実施形態のソリューションの目的を達成するため、モジュールの一部または全部が実際のニーズに応じて選ばれてよい。加えて、本願で提供される装置の実施形態の添付の図面において、モジュール間の接続関係は、モジュールが互いに通信接続を有していることを意味する。これは、具体的には、1つ以上の通信バスまたは信号ケーブルとして実装されてよい。
当業者なら、本願が、必要な汎用ハードウェアに加えてソフトウェアを用いて、あるいは、専用集積回路、専用CPU、専用メモリ、専用コンポーネントなどを含む専用ハードウェアを用いて、実装できることを、前述の実装の説明から明確に理解できる。通常、コンピュータプログラムによって行われうる機能は、対応するハードウェアを用いて容易く実行できる。さらに、同じ機能を実行するために用いられる特定のハードウェア構造は、様々な形態であってよく、例えば、アナログ回路、デジタル回路、または専用回路の形態であってよい。ただし、本願については、ほとんどの場合、ソフトウェアプログラム実装がより良い実装である。このような理解に基づき、本願の技術的なソリューションは基本的に、あるいは先行技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、フロッピーディスク、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、コンピュータのコンパクトディスクなどの読み取り可能記憶媒体に記憶され、本願の実施形態において説明されている方法を行うことをコンピュータデバイス(これは、パーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワークデバイスなどであってよい)に命令するいくつかの命令を含む。
前述した実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが用いられる場合は、実施形態が全面的に、または部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。
コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータで読み込まれて実行されると、本願の実施形態による手順または機能が全面的に、または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能装置であってよい。コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、ある1つのコンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ある1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターへ、有線方式(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線(DSL))で、または無線方式(例えば、赤外線、ラジオ、またはマイクロ波)で、伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な何らかの使用可能な媒体であってよく、あるいは、1つ以上の使用可能な媒体を統合したサーバーやデータセンターなどのデータ記憶装置であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk、SSD))などであってよい。