JP7051755B2 - Failure data recording system and failure data transmitter - Google Patents
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Description
この発明は、電力変換装置等の故障発生時の故障データ記録システムおよび故障データ送信装置に関する。 The present invention relates to a failure data recording system and a failure data transmission device when a failure occurs, such as a power conversion device.
電力変換装置等においては故障発生時に、その原因究明のため電力変換装置の故障前後の各種運転時状況を記録し、いわゆるトレースバックデータとして、故障の原因究明に役立てることがなされている。電力変換装置が遠隔地にある場合は、電力変換装置のトレースバックデータを、通信手段を用いて転送し入手することがある。しかし、電力変換装置の故障様態によっては通信装置の電力が急速に喪失する場合があり、故障発生時に電力が失われる前に高速にトレースバックデータを転送する要求がある。 In a power conversion device or the like, when a failure occurs, various operating conditions before and after the failure of the power conversion device are recorded in order to investigate the cause, and the so-called traceback data is used for investigating the cause of the failure. If the power converter is located in a remote location, the traceback data of the power converter may be transferred and obtained using a communication means. However, depending on the failure mode of the power conversion device, the power of the communication device may be rapidly lost, and there is a demand for high-speed transfer of traceback data before the power is lost when a failure occurs.
ところで、高速な通信方法としてUDP(User Datagram Protocol)などの通信データの到達を保証しない通信プロトコルが知られている。特開2008-211682号公報(特許文献1)は、UDPによるデータ送信の信頼性を高める技術として、送信経路を多重化した通信システムを開示している。 By the way, as a high-speed communication method, a communication protocol such as UDP (User Datagram Protocol) that does not guarantee the arrival of communication data is known. Japanese Unexamined Patent Publication No. 2008-211682 (Patent Document 1) discloses a communication system in which transmission routes are multiplexed as a technique for enhancing the reliability of data transmission by UDP.
上記特許文献1に記載される通信システムにおいては、送信するUDPパケットに送信順序情報を付加すると共に、受信側はUDPパケットを受信する毎に、受信完了通知の送信を行なうことが示されている。
In the communication system described in
しかしながら、特許文献1の構成では、送信側は受信完了通知を受信するまでは次のUDPパケットを送信しないので、1つのパケットの送信に時間を要してしまい、送信効率が低下することが懸念される。その結果、UDPの利点である高速性が低下することが懸念される。
However, in the configuration of
この発明はこの様な問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電力変換装置等のトレースバックデータを、信頼性を確保した上で高速に転送可能な故障データ記録システムおよび故障データ送信装置を提供することである。 The present invention has been made to solve such a problem, and an object thereof is a failure data recording system capable of transferring trace back data of a power converter or the like at high speed while ensuring reliability. And to provide a failure data transmitter.
本発明のある局面では、故障データ記録システムは、第1の装置および第2の装置を備える。第2の装置は、第1の装置に対する制御指令を第1の装置に送信することにより、第1の装置を制御するように構成される。第1の装置は、第1の装置に故障が発生した場合、故障発生時点前後の第1の装置のトレースバックデータを第2の装置に送信するように構成される。第1の装置は、第1の装置の故障が重故障である場合には、データの到達を保証しない第1の通信プロトコルを利用して、重故障の故障種別の情報を含む重故障の発生前後の第1の装置の運転状況のデータを、トレースバックとして送信する。トレースバックデータは、第1種パケットと、第2種パケットとを含む。第1種パケットは、重故障の発生時刻と、重故障の故障種別のビット情報とを含む。第2種パケットは、収集した時刻単位の第1の装置の運転状況データおよび、連続した識別子を収集した時刻単位で付与された複数のパケットを含む。第1の装置は、第1種パケットを第2の装置へ送信後に第1種パケットの受信完了通知を受信した場合、または、第1種パケットを送信した回数が第1許容値に達した場合において第1種パケットの受信完了通知を受信しない場合には、第2種パケットを第2の装置に送信する。
In one aspect of the invention, the fault data recording system comprises a first device and a second device. The second device is configured to control the first device by transmitting a control command to the first device to the first device. The first device is configured to transmit traceback data of the first device before and after the time of failure to the second device when a failure occurs in the first device. When the failure of the first device is a serious failure, the first device uses the first communication protocol that does not guarantee the arrival of data, and the occurrence of a serious failure including information on the failure type of the serious failure occurs. The data of the operation status of the first device before and after is transmitted as a trace back. The traceback data includes a
本発明によれば、電力変換装置等のトレースバックデータを、信頼性を確保した上で高速に転送可能な故障データ記録システムおよび故障データ送信装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a failure data recording system and a failure data transmission device capable of transferring trace back data of a power conversion device or the like at high speed while ensuring reliability.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰返さないものとする。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following, the same or corresponding parts in the figure are designated by the same reference numerals and the explanations will not be repeated in principle.
[第1の実施の形態]
<故障データ記録システムの全体構成>
図1は、第1の実施の形態に係る故障データ記録システムの全体構成を示す概略ブロック図である。図1に示されるように、本実施の形態に係る故障データ記録システム100は、例えば、主幹盤10および電力変換装置30の間のデータの送受信に適用することができる。
[First Embodiment]
<Overall configuration of failure data recording system>
FIG. 1 is a schematic block diagram showing an overall configuration of a failure data recording system according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, the failure
図1を参照して、故障データ記録システム100は、主幹盤10と、電力変換装置30とを備える。電力変換装置30は、インバータを有しており、図示しない直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して図示しない負荷に供給するように構成される。負荷には例えば交流モータが適用される。電力変換装置30は「第1の装置」および「故障データ送信装置」の一例である。
With reference to FIG. 1, the failure
主幹盤10は、電力変換装置30における電力変換を制御する。図1の例では、主幹盤10は、1台の電力変換装置30を制御する構成となっているが、複数台の電力変換装置30を制御することも可能である。主幹盤10は「第2の装置」の一例である。
The
主幹盤10および電力変換装置30は、有線、無線またはその組み合わせにより、相互に通信可能に接続される。図1の例では、主幹盤10と電力変換装置30とは、無線通信によって双方向にデータを送受信可能に構成されている。
The
具体的には、主幹盤10と電力変換装置30とは複数の通信経路により通信接続されている。図1の例では、主幹盤10と電力変換装置30とは2つの通信経路101,102により通信接続されている。このように通信経路を多重化することで、送信側は、同一のデータを複数の通信経路101,102を経由して受信側に送信することができる。これによると、複数の通信経路101,102のうちのいずれか1つに障害が生じた場合であっても、他の通信経路を経由してデータを確実に受信側に届けることが可能となる。
Specifically, the
その一方で、複数の通信経路101,102が全て正常である場合には、受信側には、複数の通信経路101,102を経由して重複してデータが届くことになる。そこで、受信側は、受信データの重複を判定し、重複した受信データを破棄するように構成される。この受信側における受信データの処理については後述する。
On the other hand, when the plurality of
<電力変換装置30の機能的構成>
電力変換装置30は、主回路32、インバータ制御部34、検出データ記憶部36、通信制御部38、通信I/F40,42および制御電源44を有する。
<Functional configuration of
The
主回路32は、インバータ制御部34からの制御信号に応じて、直流電圧を交流電圧に変換して交流モータを駆動する。具体的には、主回路32は、複数のスイッチング素子(図示しない)を有しており、インバータ制御部34からの制御信号に応答して複数のスイッチング素子の各々をスイッチング動作させる。
The
主回路32には、主回路32の状態を検出するための検出器33が設けられる。検出器33は、主回路32の状態を示す指標として、例えば、主回路32から交流モータに供給される交流電流(以下、出力電流とも称する)、主回路32の出力周波数、主回路32から交流モータに印加される交流電圧(以下、出力電圧とも称する)、直流電源から主回路32に入力される直流電圧(以下、入力電圧とも称する)および、主回路32を冷却するための冷却器の温度(主回路32を冷却する冷媒の温度および/または、主回路32から熱を放熱するヒートシンクの温度など)を検出するように構成される。検出器33は、主回路32の状態の検出値をインバータ制御部34へ出力する。
The
インバータ制御部34は、主幹盤10から交流モータの回転速度指令値を含む制御指令を受けるとともに、主回路32の検出器33から検出値あるいは図示されない交流モータに接続された速度検出器からの回転速度検出値を受けると、制御指令およびこれらの各種の検出値等に基づいて、交流モータが回転速度指令値に従って動作するように主回路32の動作を制御する。
The
主回路32の運転中、インバータ制御部34は、検出器33の検出値、インバータ制御部34の内部制御値、交流モータの回転速度検出値等の一部あるいは全てを、通信制御部38へ転送する。通信制御部38は、転送された値を、所定の周期あるいは主幹盤10からのリクエストにより、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。
During the operation of the
また、インバータ制御部34は、検出器33からの検出値、インバータ制御部34の内部制御値、交流モータの回転速度検出値等の一部あるいは全ての値(以降、「運転状況数値データ」と記す。)と、電力変換装置30で発生した故障種別を表すビットデータ(以降、「故障種別ビットデータ」と記す。)を定められた記録周期で検出データ記憶部36に格納する。なお、検出データ記憶部36に格納される運転状況数値データと故障種別ビットデータは、後述するように、電力変換装置30で故障が発生した場合に、故障発生時点前後での主回路32の挙動を知るためのトレースバックデータとして、故障発生後に実施される電力変換装置30の故障探求処理にて利用され得る。
Further, the
インバータ制御部34は、主回路32の運転中、検出器33からの検出値あるいはその他の信号等に基づいて、電力変換装置30に故障が発生したか否かを判定する。電力変換装置30の故障は、即座に主回路32の運転を停止させることが必要となるレベルの故障である「重故障」と、主回路32の運転が継続可能なレベルの故障である「軽故障」とに層別される。
The
重故障とは、例えば、主回路32を構成する複数のスイッチング素子の短絡故障等に起因する過電流である。
The serious failure is, for example, an overcurrent caused by a short-circuit failure of a plurality of switching elements constituting the
一方、軽故障とは、例えば、主回路32の冷媒温度の所定値以上の上昇である。この様な場合、主回路32の出力低減運転をすることで、装置を運転継続することが可能な場合がある。
On the other hand, a minor failure is, for example, an increase in the refrigerant temperature of the
検出データ記憶部36は、記憶容量に限りがあるため、前述の運転状況数値データおよび故障種別ビットデータを、古いデータから順に消去し、新しいデータで上書きすることにより、定められた周期(dT)で、所定の期間Trecのデータを格納している。
Since the detection
検出データ記憶部36は、電力変換装置30に故障(軽故障または重故障)が発生したと判定されると、故障発生から定められた故障発生後の記録期間Taftだけ新しいデータを格納する。すなわち、検出データ記憶部36は、記録期間Trecでプリトリガ期間Trec-Taftの運転状況数値データと故障種別ビットデータとを、トレースバックデータとして格納していることになる。
When the detection
その後、通信制御部38は、検出データ記憶部36に格納された、故障発生時刻前後の運転状況数値データおよび故障種別ビットデータを読み出し、読み出したデータを通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。上述したように、故障発生時刻前後の検出データは電力変換装置30の故障探求処理に利用されることから、以下の説明では、トレースバックデータとしての故障発生時点前後の運転状況数値データおよび故障種別ビットデータを「故障データ」とも称する。
After that, the
図2は、検出データ記憶部36に格納された故障データ(トレースバックデータ)の構成例を模式的に示す図である。
FIG. 2 is a diagram schematically showing a configuration example of failure data (traceback data) stored in the detection
図2において、t1~tNは各データを検出した時刻を表す。第1故障種別、第2故障判定種別、第3故障判定種別、第4故障判定種別は、故障種別ビットデータである。ここで、例えば“0”は当該種別の故障が発生していないことを示し、“1”は故障が発生していることを示す。 In FIG. 2, t1 to tN represent the time when each data is detected. The first failure type, the second failure determination type, the third failure determination type, and the fourth failure determination type are failure type bit data. Here, for example, "0" indicates that a failure of the type has not occurred, and "1" indicates that a failure has occurred.
第1運転状況値、第2運転状況値、第3運転状況値、第4運転状況値は、運転状況数値データの種別を表す。ここで、値A1,B1,C1,D1は、それぞれ、時刻t1における第1運転状況値、第2運転状況値、第3運転状況値、第4運転状況値を表す。値A2,B2,C2,D2は、それぞれ、時刻t2における第1運転状況値、第2運転状況値、第3運転状況値、第4運転状況値の値を表す。以下同様である。 The first operating status value, the second operating status value, the third operating status value, and the fourth operating status value represent the types of the operating status numerical data. Here, the values A1, B1, C1, and D1 represent the first operating status value, the second operating status value, the third operating status value, and the fourth operating status value, respectively, at time t1. The values A2, B2, C2, and D2 represent the values of the first operating condition value, the second operating condition value, the third operating condition value, and the fourth operating condition value at time t2, respectively. The same applies hereinafter.
ここで、例えば、第1故障種別は出力過電流であり、第2故障種別は出力過電圧であり、第3故障種別は直流過電電圧であり、第4故障種別は直流不足電圧である。例えば、第1運転状況値は出力電流であり、A1は時刻t1における出力電流値を示している。例えば、第2運転状況値は出力電圧であり、B1は時刻t1における出力電圧値を示している。 Here, for example, the first failure type is an output overcurrent, the second failure type is an output overvoltage, the third failure type is a DC overvoltage, and the fourth failure type is a DC undervoltage. For example, the first operating condition value is the output current, and A1 indicates the output current value at time t1. For example, the second operating condition value is the output voltage, and B1 indicates the output voltage value at time t1.
図2では、dTを検出データ記憶部36の記録周期とする。記録周期dTは、例えば0.1sである。記録周期は、電力変換装置30の制御周期と同じでも良いし、制御周期より短くても良いし、制御周期より長くてもよい。
In FIG. 2, dT is set as the recording cycle of the detection
図2においては単純化のために、故障種別ビットデータを4種、運転状況数値データを4種としているがこれに限らず、もっと多種でもよい。また、図2においては、記録時刻数をN点としている。 In FIG. 2, for the sake of simplification, four types of failure type bit data and four types of operation status numerical data are used, but the present invention is not limited to this, and more types may be used. Further, in FIG. 2, the number of recorded times is set to N points.
第1故障種別、第2故障判定種別、第3故障判定種別、第4故障判定種別の各列は、各時刻における故障種別ビットデータを示している。第1運転状況値、第2運転状況値、第3運転状況値、第4運転状況値の各列は、各時刻における各運転状況の数値データを示している。 Each column of the first failure type, the second failure determination type, the third failure determination type, and the fourth failure determination type indicates the failure type bit data at each time. Each column of the first operation status value, the second operation status value, the third operation status value, and the fourth operation status value shows the numerical data of each operation status at each time.
図2では、第2故障種別(例えば出力過電圧)が時刻tF-1以降且つ時刻tF以前に発生した場合の例を示している。すなわち、全体の記録時刻点数がN点であり、故障前の記録時刻点数はF-1点であり、全体の記録期間TrecはdT×(N-1)、プレトリガ期間はdT×Fである。すなわち、時刻tFは、トリガポイントを表す時刻である。ここで、NおよびFは自然数であり、NはF以上の自然数である。Fは、故障記録開始からトリガポイントまでの記録時刻点数を表す数である。 FIG. 2 shows an example in which the second failure type (for example, output overvoltage) occurs after the time tF-1 and before the time tF. That is, the total number of recording time points is N points, the number of recording time points before failure is F-1, the total recording period Trec is dT × (N-1), and the pre-trigger period is dT × F. That is, the time tF is a time representing a trigger point. Here, N and F are natural numbers, and N is a natural number greater than or equal to F. F is a number representing the number of recording time points from the start of failure recording to the trigger point.
時刻tF-1以前は、すべての第1故障種別、第2故障判定種別、第3故障判定種別、第4故障判定種別の故障種別のビットデータは“0”である。また、時刻tF以降は、第2故障種別のビットデータが全て“1”となっている。一般に多くの装置では、重故障が発生した場合、対応する故障情報を復帰操作するまで保持するように構成されており、本例でもそれに倣っている。 Before the time tF-1, the bit data of all the first failure types, the second failure determination type, the third failure determination type, and the fourth failure determination type is "0". Further, after the time tF, all the bit data of the second failure type are "1". In general, many devices are configured to retain the corresponding failure information until a recovery operation is performed when a serious failure occurs, and this example also follows this.
また、一般に多くの装置では、混乱防止のため重故障が発生すると、付随して発生する2次的な故障情報の表示をロックする、いわゆるファーストフォールトロックを採用しているので、図2においても同様に、時刻tF以降の最初に発生した第1故障種別以外のビットデータは“0”としている。 In general, many devices employ a so-called first fault lock that locks the display of secondary failure information that occurs when a serious failure occurs to prevent confusion. Therefore, also in FIG. 2. Similarly, the bit data other than the first failure type that first occurred after the time tF is set to "0".
このように故障発生時刻前後の運転状況数値データと故障種別ビットデータによって故障データを構成することにより、ユーザは、故障発生前後での運転状況数値データの値の変化の有無およびその変化の程度などに基づいて、故障の原因を探求することが可能となる。 By constructing the failure data with the operation status numerical data before and after the failure occurrence time and the failure type bit data in this way, the user can determine whether or not the value of the operation status numerical data changes before and after the failure occurrence and the degree of the change. It is possible to search for the cause of the failure based on.
図1に戻って、通信I/F40,42は、主幹盤10と通信するためのインターフェイスであって、一例として、NIC(Network Interface Card)である。通信I/F40は、通信経路101を経由して、主幹盤10の通信I/F18と通信し、各種データを遣り取りする。通信I/F42は、通信経路102を経由して、主幹盤10の通信I/F20と通信して、各種データを遣り取りする。
Returning to FIG. 1, the communication I /
通信制御部38は、電力変換装置30および主幹盤10の間の通信を制御する。通信制御部38は、電力変換装置30および主幹盤10間の通信のために2種類の通信プロトコルを有しており、送信したいデータの種類に応じて適切な通信プロトコルを選択して使用することができる。第1の通信プロコトルは、送信先にデータが到達することを保証しないプロトコルである。第1の通信プロトコルは、例えば、UDP(User Datagram Protocol)である。第2の通信プロトコルは、送信先にデータが到達することを保証するプロトコルである。第2の通信プロトコルは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)である。通信制御部38および通信I/F40,42は「通信部」の一例である。
The
<主幹盤10の機能的構成>
主幹盤10は、制御回路12、記憶装置14、通信制御部16および通信I/F18,20を有する。制御回路12は、主幹盤10全体を制御する。制御回路12は、電力変換装置30を制御するための制御指令を生成する。負荷が交流モータである場合、制御指令には、電力変換装置30の運転許可指令、運転停止指令、交流モータの回転速度指令値などが含まれる。制御回路12は、生成した制御指令を通信制御部16へ転送する。通信制御部16は、転送された制御指令を、通信経路101,102を経由して電力変換装置30へ送信する。
<Functional configuration of the
The
また、制御回路12は、電力変換装置30の運転中、主回路32の出力電流および出力周波数などのデータを通信経路101,102を介して受信する。さらに、制御回路12は、電力変換装置30に故障が発生した場合には、故障データを通信経路101,102を介して受信する。
Further, the
制御回路12は、受信したこれらのデータを記憶装置14に格納する。記憶装置14は、不揮発性メモリによって構成されるため、その記憶内容は主幹盤10の電源をオフしても保持される。記憶装置14は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。
The
通信I/F18,20は、電力変換装置30と通信するためのインターフェイスであって、一例として、NICである。通信I/F18は、通信経路101を経由して、電力変換装置30の通信I/F40と通信し、各種データを遣り取りする。通信I/F20は、通信経路102を経由して、電力変換装置30の通信I/F42と通信して、各種データを遣り取りする。
The communication I /
通信制御部16は、主幹盤10および電力変換装置30の間の通信を制御する。通信制御部16は、通信制御部38と同様、上記の第1および第2のプロトコルを有しており、送信したいデータあるいは受信したいデータの種類に応じて適切な通信プロトコルを選択して使用することができる。
The
<故障データ記録システム100のハードウェア構成>
図3は、主幹盤10および電力変換装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。
<Hardware configuration of failure
FIG. 3 is a block diagram showing a hardware configuration of the
図3を参照して、主幹盤10は、装置全体を制御するための制御装置15と、表示部58と、入力部59とを有する。制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)50と、CPU50と接続された通信I/F18,20、メモリおよび、I/O(Input/Output)インターフェイス56を含む。
With reference to FIG. 3, the
メモリは、CPU50で実行されるプログラムを記憶するためのメモリであるROM(Read Only Memory)52、CPU50でプログラムを実行する際の作業領域となるためのメモリであるRAM(Random Access Memory)54および、記憶装置14の一例としてのHDDを含む。主幹盤10は、一般的なコンピュータに相当する機能を有して構成することができる。
The memory includes a ROM (Read Only Memory) 52 which is a memory for storing a program executed by the
I/Oインターフェイス56は、制御装置15への入力または制御装置15からの出力のインターフェイスである。I/Oインターフェイス56には、表示部58および入力部59が接続される。表示部58は、CPU50の制御に応じて、画像およびテキストなどのデータを表示する。表示部58は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって構成される。入力部59は、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作を示す信号をCPU50へ送る。入力部59は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネルまたはコントローラである。
The I /
電力変換装置30は、主回路32と、主回路32を制御するための制御装置35と、制御装置35の動作電源電圧を生成する制御電源44とを有する。制御装置35は、CPU60と、CPU60と接続された通信I/F40,42、メモリ、およびI/Oインターフェイス66を含む。メモリは、CPU60で実行されるプログラムを記憶するためのメモリであるROM62および、CPU60でプログラムを実行する際の作業領域となるためのメモリであるRAM64を含む。I/Oインターフェイス66は、主回路32への入力または主回路32(検出器33を含む)からの出力のインターフェイスである。
The
<故障データ記録システム100の動作>
次に、本実施の形態に係る故障データ記録システム100の動作について説明する。
<Operation of failure
Next, the operation of the failure
図4は、主幹盤10および電力変換装置30間のデータ通信の処理の流れを説明するシーケンス図である。
FIG. 4 is a sequence diagram illustrating a flow of data communication processing between the
図4を参照して、電力変換装置30は、処理P20により制御電源44がオンされて制御装置35に動作電源電圧が供給されると、処理P21により必要な初期化処理を行なう。電力変換装置30は、通信C10にて、タイムスタンプ付の初期化信号を、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。ここで、処理P21にて行なわれる初期化処理には、シーケンス番号および後述の確認フラグの初期化も含まれる。
With reference to FIG. 4, when the
主幹盤10は、初期化信号を受信すると、処理P10にてシーケンス番号を初期化し、さらに受信データマップの初期化を行なう。その後、電力変換装置30を制御するための制御指令を生成する。主幹盤10は、通信C12により、生成した制御指令を通信経路101,102を経由して電力変換装置30へ送信する。制御指令には、電力変換装置30の運転許可指令、運転停止指令、および回転速度指令値などが含まれる。
When the
電力変換装置30は、通信C12により制御指令を受信すると、処理P22により、電力変換装置30を制御する。制御装置35(インバータ制御部34)は、制御指令および検出器33および各種の検出値に基づいて、制御指令に従って交流モータが動作するように主回路32を制御する。主回路32の運転中、電力変換装置30は、通信C14により、主回路32の出力電流および出力周波数(交流モータの回転速度)などの電力変換装置30の状態を示すデータを、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。
When the
電力変換装置30では、主回路32の運転中、処理P24により、運転状況数値データおよび故障種別ビットデータが検出データ記憶部36に格納される。また、主回路32の運転中、処理P26により、インバータ制御部34は、検出器33からの検出値あるいはその他の信号等に基づいて、電力変換装置30に故障が発生したか否かを判定する。故障が発生していない場合、電力変換装置30では、上記の通信C12から処理P24の動作が繰り返される。
In the
処理P26にて軽故障が発生していると判定された場合、電力変換装置30では、検出データ記憶部36から軽故障発生時点前後の検出データ(故障データ)が読み出される。電力変換装置30は、読み出された故障データを、通信C16により、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。
When it is determined in the process P26 that a minor failure has occurred, the
主幹盤10は、故障データを受信すると、通信C18にて、故障データの受信が完了した旨の通知(以下、「受信完了通知」とも称する)を、通信経路101,102を経由して電力変換装置30へ送信する。また、主幹盤10は、処理P11により、受信した故障データを記憶装置14に格納する。これによると、処理P12に示すように、ユーザは、記憶装置14に格納された故障データを用いて、軽故障の原因の探求などの検証を行なうことができる。なお、主幹盤10および電力変換装置30は、通信C16,C18で軽故障データを送信中も、通信C12および処理P22により運転を継続する。
When the
以上に説明した主幹盤10および電力変換装置30間の通信C10~C18は、TCP(第2の通信プロトコル)を用いて行なわれる。上述したように、TCPを用いることで、送信先に確実にデータを伝達させることができる。
The communication C10 to C18 between the
電力変換装置30では、主回路32の運転中、上述した処理P26とともに、処理P30により、電力変換装置30に重故障が発生したか否かが判定される。処理P30にて重故障が発生していると判定された場合、処理P32にて、電力変換装置30は、主回路32の運転を停止する等の保護連動を行なう。さらに、電力変換装置30は、検出データ記憶部36データから重故障発生時点前後の検出データ(故障データ)を読み出し、読み出した故障データを通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。
In the
なお、軽故障発生時のトレースバックデータ送信中に重故障が発生しても、重故障発生時の故障データを記録できるように、例えば、検出データ記憶部36は、軽故障用の故障データ記憶領域と、重故障用の故障データ記憶領域とを備えることができる。
In addition, for example, the detection
本実施の形態に係る電力変換装置30は、重故障発生時には、TCPよりも高速性に優れたUDP(第1の通信プロトコル)を用いて主幹盤10へ故障データを送信する構成とする。さらに本実施の形態に係る電力変換装置30は、多重化された通信経路101,102を使って検出データを主幹盤10へ送信することで、高速性を担保しつつデータの欠落を予防する。
The
その一方で、通信経路を多重化したことで、主幹盤10には別々の通信経路を経由して同じデータが重複して送られることになる。したがって、主幹盤10において、受信した故障データをすべて記憶装置14に格納すると、重複した故障データによって記憶装置14の記憶領域が圧迫されてしまい、結果的に故障探究に必要な検出データが格納されなくなることが懸念される。したがって、故障データの転送における高速性および信頼性に加えて、故障データを重複することなく主幹盤10の記憶装置14に格納させることが必要となる。
On the other hand, by multiplexing the communication paths, the same data is duplicated and sent to the
本実施の形態では、電力変換装置30は、処理P34により、故障発生時刻の時刻データ(故障発生時刻タイムスタンプ)と、故障発生時刻における故障種別ビットデータとを1つのデータ単位とし、これに順次的な識別子であるシーケンス番号n+1を付与する。ここで、nは0または自然数であり、シーケンス番号が初期化によりリセットされていない場合は、前回の故障発生時のシーケンス番号の最終値である。初期化により、シーケンス番号がリセットされた場合はn=0である。
In the present embodiment, the
さらに、図2の表の右端の列に示すように、電力変換装置30は、運転状況数値データを複数の記録時刻データ単位に分割し、データ単位ごとにn+2から始まる順次的な識別子であるシーケンス番号を付与する。
Further, as shown in the rightmost column of the table in FIG. 2, the
さらに、電力変換装置30は、処理P36で、UDPパケット単位に送信できるデータを作成する。ここで、必要によりデータ単位の再分割を行なう。そして、シーケンス番号n+1が付与されたUDPパケットである第1パケットを、通信C20により、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。なお、以降UDPパケットを単にパケットと表記することがある。
Further, the
図5は、第1の実施の形態におけるUDPパケットの構成を示す図である。図5は、図2に示す故障データの記録時刻単位の運転状況数値データを2つのパケットに分割した例を示している。図5において、「第1パケット」は、重故障発生後の最初に電力変換装置30からUDPを用いて主幹盤10へ送信されるパケットを意味する。「第2パケット」は、パケットの再送を行なわなかった場合に、重故障発生後に2番目に電力変換装置30からUDPを用いて主幹盤10へ送信されるパケットを意味する。以下同様に、「第2N+1パケット」は、パケットの再送を行なわなかった場合に、重故障発生後に2N+1番目に電力変換装置30からUDPを用いて主幹盤10へ送信されるパケットを意味する。
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a UDP packet according to the first embodiment. FIG. 5 shows an example in which the operation status numerical data in the recording time unit of the failure data shown in FIG. 2 is divided into two packets. In FIG. 5, the “first packet” means a packet that is first transmitted from the
各パケットは、ヘッダ部と、データ部と、CRCチェック部とで構成される。ヘッダ部は、イーサネットヘッダ部(ETH)と、IPヘッダ部(IPH)と、UDPヘッダ部(UDPH)とで構成される。ヘッダ部の構成は一般的なUDPパケットと同様であるので説明は省略する。また、CRCチェック部の構成も一般的なUDPパケットと同様であるので説明は省略する。 Each packet is composed of a header unit, a data unit, and a CRC check unit. The header unit is composed of an Ethernet header unit (ETH), an IP header unit (IPH), and a UDP header unit (UDPH). Since the structure of the header part is the same as that of a general UDP packet, the description thereof will be omitted. Further, since the configuration of the CRC check unit is the same as that of a general UDP packet, the description thereof will be omitted.
第1パケットのデータ部は、重故障フラグビットと、シーケンス番号n+1と、副シーケンス番号と、故障発生時刻タイムスタンプtmと、故障種別ビットデータとで構成される。重故障フラグビットは例えば“1”である。重故障フラグビットは、電力変換装置30から主幹盤10に送信するUDPパケットが重故障のデータを送信するパケットであることを識別するためのフラグである。重故障フラブビットの代わりに、UDPヘッダにおいてアプリケーション上で指定可能なポート番号を使用して識別しても良い。
The data unit of the first packet is composed of a serious failure flag bit, a sequence number n + 1, a sub-sequence number, a failure occurrence time time stamp tm, and a failure type bit data. The serious failure flag bit is, for example, "1". The serious failure flag bit is a flag for identifying that the UDP packet transmitted from the
第1パケットのシーケンス番号は、前回の重故障発生時の最後のシーケンス番号をnとすると、n+1の値である。また、副シーケンス番号は1とする。送信する第1パケットのタイムスタンプtmは、検出データ記憶部36が重故障発生直後に記録した時刻tFである。第1パケットの故障種別ビットデータは、時刻tFにおける故障種別ビットデータである。第1パケットは時刻テータとビットデータを含むパケットである。第1パケットに含まれる数値データ量は少ないので、分割する必要のないデータ量で構成することができる。
The sequence number of the first packet is a value of n + 1, where n is the last sequence number at the time of the previous major failure. The sub-sequence number is 1. The time stamp tm of the first packet to be transmitted is the time tF recorded by the detection
第2パケット以降は、運転状況数値データを送信するためのパケットである。第2パケット以降のデータ部は、重故障フラグビットと、シーケンス番号と、副シーケンス番号と、シーケンス番号に対応した運転状況数値データとで構成される。 The second and subsequent packets are packets for transmitting the operation status numerical data. The data unit of the second and subsequent packets is composed of a serious failure flag bit, a sequence number, a sub-sequence number, and operation status numerical data corresponding to the sequence number.
図5においては、図2に示す時刻単位の運転状況数値データを2分割して、2つのUDPパケットとして送信する例を示している。すなわち、副シーケンス番号1のパケットは、第1運転状況値と第2運転状況値とを含む数値データのパケットであり、副シーケンス番号2のパケットは、第3運転状況値と第4運転状況値とを含む数値データのパケットである。
FIG. 5 shows an example in which the operation status numerical data in the time unit shown in FIG. 2 is divided into two and transmitted as two UDP packets. That is, the packet of the
時刻単位の運転状況数値データを分割してUDPパケットを構成する理由は次による。UDPではUDPパケット単位でデータの受信を判断する。したがって、単一のUDPパケット長が短いほど当該UDPパケットの受信率は高くなる。したがって、時刻単位の運転状況数値データを分割して1つのUDPパケット長を短くした方が通信経路の信頼性によっては有利な場合があるからである。なお、図5では、第1運転状況値と第2運転状況値とのデータを持つパケットと、第3運転状況値と第4運転状況値とのデータを持つパケットに分割したが、分割数はあらかじめ定められた任意の分割数でよい。 The reason for dividing the operation status numerical data in time units to form a UDP packet is as follows. In UDP, data reception is determined for each UDP packet. Therefore, the shorter the length of a single UDP packet, the higher the reception rate of the UDP packet. Therefore, it may be advantageous to divide the operation status numerical data in time units to shorten the length of one UDP packet, depending on the reliability of the communication path. In FIG. 5, the packet is divided into a packet having data of the first operation status value and the second operation status value and a packet having data of the third operation status value and the fourth operation status value, but the number of divisions is Any predetermined number of divisions may be used.
第2パケットおよび第3パケットの重故障フラグビットは、第1パケットと同様である。第2パケットのシーケンス番号n+2は、第1パケットからの連番である。副シーケンス番号は“1”である。これは、時刻単位の運転状況数値データを2分割した、最初のパケットであることを意味している。よって、第3パケットではシーケンス番号n+2で第1パケットと同じ値であるが、副シーケンス番号は“2”となり、シーケンス番号“2”の運転状況数値データを分割した2番目のデータであることを示している。 The major failure flag bits of the second packet and the third packet are the same as those of the first packet. The sequence number n + 2 of the second packet is a serial number from the first packet. The sub-sequence number is "1". This means that it is the first packet obtained by dividing the operation status numerical data in time units into two. Therefore, in the third packet, the sequence number n + 2 is the same value as the first packet, but the sub-sequence number is “2”, which is the second data obtained by dividing the operation status numerical data of the sequence number “2”. Shows.
さらに、図5においては、第4パケットには、シ-ケンス番号n+3の第1運転状況値と第2運転状況値のデータが収められ、また、第5パケットにはシ-ケンス番号n+3の第3運転状況値と第4運転状況値のデータとが収められる。以下、第6パケット以降同様である。第2Nパケットは、シーケンス番号n+N+1であり、副シーケンス番号は“1”であり、シ-ケンス番号n+N+1の第1運転状況値と第2運転状況値とのデータが収められている。最後の第2N+1パケットはシーケンス番号n+N+1であり、副シーケンス番号は“2”であり、シ-ケンス番号n+N+1の第3運転状況値と第4運転状況値とのデータが収められている。
Further, in FIG. 5, the fourth packet contains the data of the first operation status value and the second operation status value of the sequence number n + 3, and the fifth packet contains the data of the sequence
すなわち、前回の故障発生時の最終シーケンス番号がnであり、故障データがN個の記録時刻点で構成され、各記録時刻単位の運転状況数値データ(シーケンス番号単位の運転状況数値データ)をDd個に分割する場合、今回の故障データはシーケンス番号がn+1から開始され、n+N+1で終了し、副シーケンス番号は1から開始されDdで終了し、再送が無い場合のパケットの全体数はDd×N+1となる。ここで、Ddは分割数を表す自然数である。 That is, the final sequence number at the time of the previous failure occurrence is n, the failure data is composed of N recording time points, and the operation status numerical data for each recording time unit (operation status numerical data for each sequence number) is Dd. When dividing into pieces, the sequence number of this failure data starts from n + 1 and ends at n + N + 1, the sub-sequence number starts from 1 and ends at Dd, and the total number of packets when there is no retransmission is Dd × N + 1. It becomes. Here, Dd is a natural number representing the number of divisions.
図4に戻って、電力変換装置30は、処理P36にて、第1パケットのデータを作成し、必要により、運転状況数値データの1つのデータ単位を図5の様に複数のパケットに分割する。そして、電力変換装置30は、UDPを用いて、複数のパケットを識別子の順番に従って主幹盤10へ順次送信する。具体的には、電力変換装置30は、最初に、通信C20にて、第1番目のパケット(第1パケットでありシーケンス番号n+1のパケット)を主幹盤10へ送信する。
Returning to FIG. 4, the
主幹盤10は、第1パケット(シーケンス番号n+1)を受信すると、通信C22により、当該パケットの受信完了通知を電力変換装置30へ送信する。また、主幹盤10は、処理P14により、受信した第1番目のパケットに含まれるデータを復元し、記憶装置14に格納する。
When the
電力変換装置30は、通信C20にて、第1パケット(シーケンス番号n+1)を送信した後、主幹盤10からの受信完了通知の受信待ちの状態となる。このとき、電力変換装置30では、通信制御部38に内蔵されるタイマを用いて、第1番目のパケットの送信時点からの経過時間が計時される。処理P38では、タイマの計時値に基づいて、第1番目のパケットの送信時点から基準時間(設定時間1)に受信完了通知を受信したか否かが判定される。基準時間内に受信完了通知を受信した場合、電力変換装置30は、通信C24にて、第2パケット(シーケンス番号n+2)を主幹盤10へ送信する。
After transmitting the first packet (sequence number n + 1) by the communication C20, the
なお、第1パケットの送信時点から基準時間内に受信完了通知を受信しない場合には、電力変換装置30は、再度、第1パケットを主幹盤10へ送信し、受信完了通知を受け取るまでこれを繰り返す。但し、第1パケットを送信した回数が第1の許容値(設定回数1)に達しても受信完了通知を受信しないときには、電力変換装置30は、第1パケットの送信を断念し、第2パケット以降(シーケンス番号n+2以降)の故障データの送信に移行する。また、予め定められた数であるDd個のパケットを受信確認することなく送信する。
If the reception completion notification is not received within the reference time from the transmission time of the first packet, the
主幹盤10は、第2パケット(シーケンス番号n+2)のパケットを受信すると、通信C26により、当該パケットの受信完了通知を電力変換装置30へ送信する。主幹盤10は、処理P16により、受信した第2パケットに含まれる故障データを復元し、記憶装置14に格納する。
When the
図6は、第1の実施の形態における受信完了通知をUDPパケットで送信した場合のパケットの構成例を示す図である。 FIG. 6 is a diagram showing a configuration example of a packet when the reception completion notification according to the first embodiment is transmitted as a UDP packet.
各受信完了通知パケットは、ヘッダ部と、データ部と、CRCチェック部とで構成される。ヘッダ部およびCRCチェック部の構成は一般的なUDPパケットと同様であるので説明は省略する。 Each reception completion notification packet is composed of a header unit, a data unit, and a CRC check unit. Since the configuration of the header part and the CRC check part is the same as that of a general UDP packet, the description thereof will be omitted.
受信完了通知のパケットのデータ部は、重故障受信フラグビットと、シーケンス番号と、副シーケンス番号とで構成される。重故障受信フラグビットは例えば“1”である。重故障受信フラグビットは、主幹盤10から電力変換装置30に送信するUDPパケットが、受信完了通知を送信するパケットであることを識別するためのフラグである。重故障フラブビットの代わりに、UDPヘッダにおいてアプリケーション上で指定可能なポート番号を使用して識別しても良い。受信完了通知のシーケンス番号と副シーケンス番号とは受信した重故障の故障データのパケットのそれと同じ番号である。
The data part of the reception completion notification packet is composed of a serious failure reception flag bit, a sequence number, and a sub-sequence number. The serious failure reception flag bit is, for example, "1". The serious failure reception flag bit is a flag for identifying that the UDP packet transmitted from the
電力変換装置30では、処理P40にて、通信C24により送信した第2番目以降のDd個のパケットの各パケットの送信時点から基準時間(設定時間2)内に各パケットについて受信完了通知を受信したか否かが判定される。基準時間(設定時間2)内に受信完了通知を受信していない場合、受信完了通知を受信していないパケットのみ再送信する。こうして受信確認と再送信とを繰り返す。ただし、同一のデータのパケットの送信回数が第2の許容回数(設定回数2)に達しても受信完了通知を受信しない場合は、そのデータの送信を断念する。
In the
電力変換装置30は、処理P40で送信した一連のDd個の第2パケット以降のパケットについて、受信完了通知を受信するか、断念したかのどちらかが完了すると、次のシーケンス番号の一連のDd個のパケットを通信C24と同様に、主幹盤10へ送信する。
When either the reception completion notification is received or the reception completion notification is completed for the series of Dd second and subsequent packets transmitted by the processing P40, the
主幹盤10は、パケットを受信すると、通信C26と同様に、当該パケットの受信完了通知を電力変換装置30へ送信する。主幹盤10は、処理P16と同様に、受信したパケットに含まれる故障データを復元し、記憶装置14に格納する。電力変換装置30では、処理P40と同様に各パケットについて受信確認の有無を判断し、必要により再送を行なう。以上を繰り返すことにより、電力変換装置30は、全ての故障データを主幹盤10に送信することができる。
When the
パケットを受信した主幹盤10では、処理P14,P16,・・・により、受信したパケットに含まれる検出データが記憶装置14に順次格納される。ただし、処理P14,P16,・・・では、識別子を基に、受信したパケットの重複が判定される。重複したパケットを受信した場合には、重複したパケットが破棄される。これにより、N個のパケットを受信した後、処理P18に示すように、ユーザは、記憶装置14に格納された故障データを用いて、重故障の原因の探求などの検証を行なうことができる。
In the
電力変換装置30では、処理P42により、復旧処理がなされると、電力変換装置30は再度運転可能になる。この復旧処置などで、電力変換装置30の制御電源が一旦オフされることなく、電力変換装置30が、再び重故障が発生したときには、故障データを構成する複数のパケットに対し、先の重故障発生時に生成した最後のシーケンス番号(n+N+1)から連番でシーケンス番号が付与されることになる。
In the
図7から図10は、電力変換装置30における重故障が発生したときの故障データの送信する際の処理手順を説明するフローチャートである。図7から図10に示す制御処理は、インバータ制御部34および通信制御部38によって実行することができる。なお、図7から図10は、記録時刻単位の故障データをDd個のパケットに分割してUDPにて送信する場合のフローチャートである。
7 to 10 are flowcharts illustrating a processing procedure for transmitting failure data when a serious failure occurs in the
図7を参照して、インバータ制御部34は、ステップS001により、検出器33からの検出データあるいはその他の故障検出手段により、電力変換装置30に重故障が発生したか否かを判定する。重故障が発生したと判定されると(S001にてYES)、ステップS002以降に処理が進められる。重故障が発生していない場合(S001にてNO)には、ステップS002以降による送信処理は開始されない。
With reference to FIG. 7, the
インバータ制御部34は、重故障が発生すると(S001にてYES)、ステップS002により、故障種別に応じた必要な保護連動処置(例えは、主回路32の運転停止など)を行なう。さらに、インバータ制御部34は、ステップS003により、検出データ記憶部36に格納される検出データから、重故障発生時刻前後の検出データ(故障データ)を読み出し、通信制御部38に転送する。
When a serious failure occurs (YES in S001), the
通信制御部38は、ステップS004にて、重故障発生時刻を特定するために、故障種別ビットデータを時刻で昇順にサーチし、重故障を表す故障ビットが最初に“1”となった、F番目の時刻tfを、第1パケットの時刻データとしてセットする。
In step S004, the
通信制御部38は、ステップS005にて、時刻tfの故障種別ビットデータを第1パケットの故障種別ビットデータとしてセットする。
In step S005, the
通信制御部38は、ステップS006にて、第1パケットのシーケンス番号Sqをn+1とする。ここで、nは、電力変換装置30が前回重故障を発生した場合に、最後に送信したシーケンス番号である。nは0または自然数である。なお、別途説明するシーケンス番号の初期化を実施した場合、nは0となる。また、第1パケットの副シーケンス番号を1とする。なお、必要により第1パケットの副シーケンス番号は省略してもよい。
In step S006, the
通信制御部38は、ステップS007にて、同一の記録時刻の運転状況数値データを、1つのデータ単位として、記録時刻単位で昇順にシーケンス番号をn+2から順に付与する。運転状況数値データの記録時刻の数がN個の場合は、シーケンス番号Sqがn+2からn+N+1まで付与されることになる。
In step S007, the
通信制御部38は、ステップS008にて、1つのデータ単位を予め定められた分割数Dd個のUDPでの送信単位に分割し、1つのシーケンス番号について1~Ddまでの副シーケンス番号を付与し、第2パケットから第Dd×N+1パケットのデータを作成する。ここでDdは自然数である。
In step S008, the
図8を参照して、通信制御部38は、ステップS009にて、第1パケットの送信回数カウンタCp1を1にセットする。
With reference to FIG. 8, the
通信制御部38は、ステップS010にて、シーケンス番号がn+1である第1パケットをUDPを用いて、通信経路101,102を経由して主幹盤10へ送信する。
In step S010, the
通信制御部38は、ステップS011にて、第1パケットを送信してからの経過時間を計測するために、第1パケット経過時間計測用のタイマTをリセットする。タイマTは、ステップS011の実行からの経過時間を測定することになる。
In step S011, the
通信制御部38は、ステップS012にて、受信確認マップのシーケンス番号がn+1である確認フラグをチェックして、第1パケットの受信完了通知を受信したか否かを判定する。第1パケットの受信完了通知を受信している場合(ステップS012にてYES)は、図9に示すステップS016に移行する。第1パケットの受信完了通知を受信していない場合(ステップS012にてNO)はステップ013に移行する。なお、受信確認マップの確認フラグへの書込については後述する。
In step S012, the
通信制御部38は、ステップS013により、タイマTによる計時時間が設定時間1以上か否かを判定する。タイマTの計時時間が設定時間1未満であれば(S013にてNO)、通信制御部38は、処理をステップS012に戻す。
The
一方、タイマTの計時時間が設定時間1を越えると(S013にてYES)、通信制御部38は、ステップS014に進み、シーケンス番号“n+1”の第1パケットを送信した回数が設定回数1未満であるか否かを判定する。送信回数が設定回数1未満であれば(S014にてNO)、通信制御部38は、ステップS015により、第1パケットの送信回数カウンタCp1の値を1つ増加させる。通信制御部38は、さらに、ステップS010へ移行し、再びステップS010以降の処理を実行する。例えば、設定回数1は3である。
On the other hand, when the time counting time of the timer T exceeds the set time 1 (YES in S013), the
一方、送信回数が許容値に達した場合(S014にてYES)には、通信制御部38は、ステップS010による再送信を行なわず、受信確認を断念して、ステップS015Aに進む。ステップS015Aにて、通信制御部38は、受信確認マップのシーケンス番号n+1且つ副シーケンス番号1の断念フラグを1とし、図9のステップS016に進む。
On the other hand, when the number of transmissions reaches an allowable value (YES in S014), the
図9を参照して、通信制御部38は、ステップS016にて、カウンタNpをn+2にセットする。カウンタNpは、図5の分割された故障データにおいて、次に送信すべ記録時刻単位の運転状況数値データ単位のシーケンス番号を表したものである。
With reference to FIG. 9, the
通信制御部38は、ステップS017にて以下の処理を行なう。
(1)送信回数カウンタCpf(1)~FCpf(Dd)のデータを1にセットする。
(2)副シーケンス番号カウンタCcを1にセットする。
The
(1) The data of the transmission count counters Cpf (1) to FCpf (Dd) are set to 1.
(2) Set the sub-sequence number counter Cc to 1.
これは、Dd個に分割された時刻単位の運転状況データをUDPパケットで送信するための一種のDd個単位の初期化処理である。 This is a kind of initialization process for each Dd piece for transmitting the operation status data for each time unit divided into Dd pieces as a UDP packet.
ステップS018からステップ021で構成されるループは、Dd個に分割された時刻単位のデータを送信するためのDd回繰り返すループである。 The loop composed of steps S018 to 021 is a loop that repeats Dd times for transmitting data in time units divided into Dd pieces.
通信制御部38は、次にステップS018にて、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号CcのパケットをUDPにて主幹盤10へ送信する。初回のループでは、Np=n+2,Cc=1であるので、シーケンス番号n+2および副シーケンス番号1のパケットを送信する。すなわち、図5における第2パケットを送信することになる。
Next, in step S018, the
通信制御部38は、次にステップS019にて、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットを送信してからの経過時間を計測するために、経過時間タイマT(Cc)をリセットする。初回のループでは、Cc=1であるので、タイマT(1)は、シーケンス番号n+2および副シーケンス番号1である第2パケットを送信してからの経過時間を測定することになる。さらに2回目のループでは、Cc=2であるので、タイマT(2)は、シーケンス番号n+2および副シーケンス番号2である第3パケットを送信してからの経過時間を測定することになる。以下同様である。
Next, in step S019, the
通信制御部38は、ステップS020により、副シーケンス番号カウンタCcが副シーケンス番号の最大値Dd以上か否かを判定する。副シーケンス番号カウンタCcが副シーケンス番号の最大値Dd以上の場合(ステップS020にてYES)、通信制御部38は、シーケンス番号Npであり副シーケンス番号1からDdまでのパケットの1回目の送信が終了したと判断し、図10のステップS022に移行する。副シーケンス番号カウンタCcが副シーケンス番号の最大値Dd未満の場合(ステップS020にてNO)、通信制御部38は、ステップS021に進み、副シーケンス番号カウンタCcの値を1つ増加させた後、ステップS018に移行する。このようにして、同一シーケンス番号で異なる副シーケンス番号のパケットを順次送信する。
In step S020, the
図10を参照して、通信制御部38は、ステップ022により、受信確認マップの副シーケンス番号確認用カウンタCcを1にセットし、ステップS023に移行する。ステップS023では、受信確認マップでシーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccの確認フラグが“1”か否かを確認する。
With reference to FIG. 10, the
確認フラグが“1”の場合(ステップS023にてYES)、通信制御部38は、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットが主幹盤10に受信されたと判定し、ステッップS031に移行する。確認フラグが“1”で無い場合(ステップS023にてNO)、通信制御部38は、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットが主幹盤10に受信されていない判定し、ステップS024に移行する。
When the confirmation flag is "1" (YES in step S023), the
通信制御部38は、ステップS024で、受信確認マップでシーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccの断念フラグが“1”か否かを確認する。断念フラグが“1”の場合(ステップS024にてYES)、通信制御部38は、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットは主幹盤10への再送を断念しているパケットであると判定し、ステッップS031に移行する。断念フラグが“1”で無い場合(ステップS024にてNO)、ステップS025に移行する。
In step S024, the
通信制御部38は、ステップS025で、タイマT(Cc)が設定値2以上であるか否かを確認する。すなわち、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットを送信してからの経過時間が、設定値2以上を経過したかを判定する。タイマT(Cc)が設定値2未満である場合(ステップS025にてNO)、ステップS030へ移行する。タイマT(Cc)が設定値2以上である場合(ステップS025にてYES)、ステップS026へ移行する。
In step S025, the
通信制御部38は、ステップS026で、送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数2以上であるか否かを確認する。すなわち、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットの送信回数が設定回数2以上であるか否かを判定する。送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数2未満である場合(ステップS026にてNO)、ステップS28へ移行する。送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数2以上である場合(ステップS026のYES)は、ステップS027へ移行し、受信確認マップのシーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccの断念フラグを“1”とし、さらにステップS030に移行する。
In step S026, the
通信制御部38は、ステップS028にて、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号CcのパケットをUDPにて主幹盤10へ再送信する。さらに、通信制御部38は、ステップS029にて、シーケンス番号Npおよび副シーケンス番号Ccのパケットを送信してからの経過時間を計測するために、タイマT(Cc)をリセットする。さらにステップS029においては送信回数カウンタCpf(Cc)の値を1つ増加させる。
In step S028, the
通信制御部38は、ステップS030により、副シーケンス番号カウンタCcが副シーケンス番号の最大値Dd以上か否かを判定する。副シーケンス番号カウンタCcが副シーケンス番号の最大値Dd以上の場合(ステップS030にてYES)、ステップS022に移行し、副シーケンス番号を1にする。副シーケンスカウンタCdが副シーケンス番号の最大値Dd未満の場合(ステップS030にてNO)、通信制御部38は、ステップS032に進み、副シーケンス番号カウンタCcの値を1つ増加させた後、ステップS023に移行する。
In step S030, the
通信制御部38は、ステップS031にて、シーケンス番号Npの副シーケンス番号1から副シーケンス番号Ddまでの受信確認マップを確認する。通信制御部38は、シーケンス番号Npの副シーケンス番号1から副シーケンス番号Ddまでの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが“1”となっていることを確認する。あるパケットの受信確認マップで確認フラグまたは断念フラグのいずれかが“1”となっているということは、当該パケットについて受信が確認されたか、断念のどちらかがなされたということを意味する。したがって、ステップS031にて、シーケンス番号Npの副シーケンス番号1から副シーケンス番号Ddまでの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが“1”となっているということは、シーケンス番号Npを構成するDd個のパケットに対し、受信確認あるいは送信断念が確定したということである。
In step S031, the
通信制御部38は、ステップS031にて、シーケンス番号Npの副シーケンス番号1から副シーケンス番号Ddまでの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれも“1”となっていない場合(ステップS031にてNO)、ステップS030に移行する。シーケンス番号Npの副シーケンス番号1から副シーケンス番号Ddまでの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが“1”となっている場合(ステップS031にてYES)、当該シーケンス番号Npを構成するすべてのパケットの受信確認または送信断念が確定したとして、ステップS33に移行する。
In step S031, the
通信制御部38は、ステップS033にて、シーケンス番号Npが、前回の最後のシーケンス番号nに記録計の記録時刻点数Nと1とを加えた数以上であるかを判定する。すなわち、今回の重故障において割り付けた全てのシーケンス番号のデータを構成するパケットを送信し、受信完了確認または受信完了確認を断念したかを判定する。
In step S033, the
シーケンス番号Npがn+N+1未満である場合(ステップS031にてNO)、通信制御部38は、確認していないシーケンス番号があると判定し、ステップS034に移行してシーケンス番号Npに1を加算し、ステップS017に戻る。シーケンス番号Npがn+N+1以上である場合(ステップS033にてYES)、通信制御部38は、確認完了と判断し、ステップS035に移行する。
When the sequence number Np is less than n + N + 1 (NO in step S031), the
通信制御部38は、ステップS035にて、前回の最後のシーケンス番号nを、送信した最後シーケンス番号であるシーケンス番号Np(すなわちn+N+1)に置き換え、終了となる。
In step S035, the
図11および図12は、電力変換装置30で重故障が発生したときの、主幹盤10における故障データを受信する際の処理手順を説明するフローチャートである。図11および図12に示す制御処理は、主幹盤10における制御回路12および通信制御部16によって実行することができる。
11 and 12 are flowcharts illustrating a processing procedure for receiving failure data in the
図11を参照して、通信制御部16は、ステップS041により、電力変換装置30から重故障の故障データのUDPパケットを受信したか否かを判定する。重故障の故障データか否かは、UDPパケットの重故障フラグビットで判断する。重故障のUDPパケットを受信していなければ(S041にてNO)、ステップS042以降の処理は開始されない。
With reference to FIG. 11, the
電力変換装置30から重故障の故障データのパケットを受信すると(S041にてYES)、通信制御部16は、ステップS042により、電力変換装置30が復旧処置後に最初に受信した重故障の故障データのパケットか否かを判定するために重故障受信フラグを確認する。重故障受信フラグが“0”でなければ(ステップS042にてNO)、すでに重故障信号を受信済みであるので、ステップS050へ移行する。
When a packet of the failure data of the serious failure is received from the power conversion device 30 (YES in S041), the
重故障受信フラグが“0”の場合(ステップS042にてYES)、ステップS043に移行する。通信制御部16は、ステップS043にてタイムアウト検出用タイマT10をリセットし、主幹盤10での電力変換装置30からの重故障データ受信タイムアウト用タイマT10の計測を開始し、ステップS044移行する。さらに、ステップS044にて重故障受信フラグを“1”とし、ステップS045に移行する。
When the serious failure reception flag is "0" (YES in step S042), the process proceeds to step S043. The
主幹盤10は、ステップS045にて、電力変換装置30が重故障であると判断し、必要により最低限の保護連動処置を実施して、ステップS050に移行する。
In step S045, the
主幹盤10は、ステップS050にて、受信したUDPパケットのシーケンス番号Lおよび副シーケンス番号Lsubを読み取り、図12のステップS051にて、そのシーケンス番号Lがn+1と一致するか否か判定する。ここで、nは前回、電力変換装置30にて重故障が発生した場合の最後に受信したUDPパケットのシーケンス番号に相当する。
In step S050, the
図12を参照して、シーケンス番号Lがn+1と一致する場合(ステップS051にてYES)、主幹盤10は、受信したUDPパケットが前述の第1パケットであると判断し、ステップS052へ移行する。シーケンス番号Lがn+1と一致しない場合(ステップS051にてNO)、主幹盤10は、受信したUDPパケットが第2パケット以降のパケットであると判断し、ステップS061に移行する。
With reference to FIG. 12, when the sequence number L matches n + 1 (YES in step S051), the
主幹盤10は、ステップS052にて受信データマップにてシーケンス番号Lの受信フラグが0であるか否かを確認する。受信フラグが0で無い場合(ステップS052にてNO)、すでに、シーケンス番号Lのデータを受信済み(データ重複)であると判断して、ステップS056に移行する。
In step S052, the
受信フラグが0の場合(ステップS052にてYES)、主幹盤10は、ステップS053に移行し、シーケンス番号L(すなわちn+1)の受信フラグを1とし、さらにステップS054に移行する。
When the reception flag is 0 (YES in step S052), the
主幹盤10は、ステップS054にて、受信したUDPパケットに含まれる故障ビットの内容から重故障の種別を判定し、重故障の種別に応じた主幹盤10で行なうべき必要な保護連動(例えば、電力変換装置30以外の電力変換装置への負荷分担の再配置等)を行なう。ここでFは、図2に示すように、記録開始からトリガポイントまでの故障データの記録時刻点数である。また、tFは、シーケンス番号n+1のパケット(第1パケット)にセットされた時刻データである。
In step S054, the
(1)シーケンス番号n+2の時刻データをtF-dT×(F-1)とし、以降シーケンス番号n+N+1までシーケンス番号が1つ増加することにdTを加算した値として記憶装置14に故障データを復元し記憶する。
(1) The time data of the sequence number n + 2 is set to tF-dT × (F-1), and the failure data is restored to the
(2)時刻tF-dT×(F-1)から時刻tF-dTまでの故障種別ビットデータをすべて0として、記憶装置14に故障データとして復元する。
(2) All the failure type bit data from the time tF-dT × (F-1) to the time tF-dT are set to 0, and the data is restored to the
(3)シーケンス番号n+2の故障種別ビットデータを、時刻tFから時刻tF+dT×(N-F)までの故障種別ビットデータとして、記憶装置14に故障データを復元し記憶する。
(3) The failure type bit data of the sequence number n + 2 is restored and stored in the
上記とすることで、図2に示す故障記録ビットデータと同じ故障種別ビットデータの復元が記憶装置14に行なうことができる。
By doing the above, the
次に、主幹盤10は、ステップS056にて、受信したシーケンス番号L(すなわちシーケンス番号n+1)の受信完了通知を電力変換装置30に送信する。これは、図4における通信C22に相当する。主幹盤10は、ステップS056を終了後、ステップS071に移行する。
Next, in step S056, the
主幹盤10は、ステップS061にて、受信したシーケンス番号L且つ副シーケンス番号Lsubの受信フラグが0であるか否かを確認する。受信フラグが0で無い場合(ステップS061にてNO)は、すでに、シーケンス番号Lおよび副シーケンス番号Lsubのデータを受信済みである(データ重複)と判断して、ステップS064に移行する。
In step S061, the
受信フラグが0の場合(ステップS061にてYES)は、主幹盤10は、ステップS062に移行し、シーケンス番号L且つ副シーケンス番号Lsubの受信フラグを1とし、さらにステップS063に移行する。
When the reception flag is 0 (YES in step S061), the
主幹盤10は、ステップS063にて、受信したUDPパケットの副シーケンス番号およびデータ順序から数値データの種別を判定し、記憶装置14の対応するシーケンス番号Lの当該種別の運転状況数値データとして記録する。すなわち、シーケンス番号L=n+1+Kの場合、対応する種別の時刻tF+dT×(K-F)の運転状況数値データとして記憶装置14に復元し記憶する。ここでKは1からNまでの整数である。ステップS063の処理を繰り返すことにより、記憶装置14に、図2の運転状況数値データの復元を行なうことができる。
In step S063, the
次に、主幹盤10は、ステップS064にて受信したシーケンス番号L且つ副シーケンス番号Lsubの受信完了通知を電力変換装置30に送信する。これは、図4における通信C26に相当する。主幹盤10は、ステップS064を終了後、ステップS071に移行する。
Next, the
主幹盤10は、ステップS071にて、受信データマップのシーケンス番号n+1の受信フラグおよびシーケンス番号n+2からn+N+1且つ副シーケンス番号1からDdまでのすべてのフラグが1となっているか否かを判定する。全ての受信フラグが1の場合(ステップS071にてYES)、ステップS073に移行する。全ての受信フラグが1では無い場合(ステップS071にてNO)、ステップS072に移行する。
In step S071, the
主幹盤10は、ステップS072にて、タイムアウト検出用タイマT10が所定の設定時間10を越えたか否かを判定する。タイムアウト検出用タイマT10が設定時間10を超過した場合(ステップS072にてYES)、主幹盤10は、重故障受信処理がタイムアウトしたと判定し、ステップS073に移行する。タイムアウト検出用タイマT10が設定時間10を超過していない場合(ステップS072のNO)、次のUDPパケットを受信するまで待機のため、重故障データ受信処理を終了する。設定時間10は電力変換装置30から主幹盤10へ送信される故障データのデータ量と、通信速度とを考慮して設定することができる。
In step S072, the
主幹盤10は、ステップS073にて、受信データマップの記憶装置14への記録を行なう。受信データマップの記憶装置14への記録を行なうことにより、故障データのどの部分に欠損があるかが明らかになり、図4に示す処理P18における故障探求が容易になり、必要により欠落部分を時間的に前後のデータから補間する事も可能になる。
In step S073, the
次に、ステップS074にて、主幹盤10は、電力変換装置30の重故障フラグを0とし、さらに、ステップS075にて、前回の重故障発生時の最終シーケンス番号の値を今回の重故障における最終のシーケンス番号であるn+1+Nに更新する。以上で重故障データ受信処理は終了する。なお、ステップS073以降の処理は、重故障の故障データのパケットを受信しなくとも、タイマT10が設定時間10を超過した場合は実施される。
Next, in step S074, the
図13は、電力変換装置30が主幹盤10から受信完了通知を受信した場合の処理を示すフローチャートである。図13に示す制御処理は、インバータ制御部34および通信制御部38によって実行することができる。
FIG. 13 is a flowchart showing a process when the
電力変換装置30は、主幹盤10からUDPパケットを受信すると、ステップS101にて当該パケットが受信完了通知か否か判断する。この判断は、前述の重故障受信フラグビット等を使用して判断することができる。受信完了通知のUDPパケットを受信していなければ(S101にてNO)、ステップS102以降の処理は開始されない。
When the
主幹盤10から受信完了通知を受信すると(S101にてYES)、通信制御部16は、ステップS102により、受信完了通知に含まれるシーケンス番号と副シーケンス番号とを読み取る。次に、電力変換装置30は、ステップS103にて、受信確認マップのステップS102で読み取ったシーケンス番号且つ副シーケンス番号に対応した確認フラグを1にする。以上で電力変換装置30の受信確認処理は終了する。
When the reception completion notification is received from the main trunk board 10 (YES in S101), the
<受信確認マップ>
図14は、電力変換装置30の通信制御部38の受信確認マップの構成イメージを示す図である。受信確認マップは、いわばアドレスに相当するシーケンス番号と副シーケンス番号とに対し、受信完了通知を受信したか否かを示す確認フラグ部と、受信完了通知の受信を断念したことを示す断念フラグ部とからなる。
<Reception confirmation map>
FIG. 14 is a diagram showing a configuration image of a reception confirmation map of the
図4に示す処理P21の初期化処理において、受信確認マップは初期化され、確認フラグと断念フラグとは全て“0”にクリアされる。そして、図13に示すステップS103にて、対応するシーケンス番号且つ副シーケンス番号の確認フラグに“1”が書き込まれる。 In the initialization process of the process P21 shown in FIG. 4, the reception confirmation map is initialized, and the confirmation flag and the abandonment flag are all cleared to “0”. Then, in step S103 shown in FIG. 13, "1" is written in the confirmation flag of the corresponding sequence number and sub-sequence number.
また、図8に示すステップS015Aおよび図10に示すステップS027にて、断念フラグに“1”が書き込まれる。n以前の行は前回までの過去の重故障発生時のフラグの状態が表されており、n+1からn+1+Nが最新の重故障発生時のフラグの状態を表している。図14の例では、前回の重故障から復帰後は重故障が発生していない状況を示している。 Further, in step S015A shown in FIG. 8 and step S027 shown in FIG. 10, "1" is written in the abandonment flag. The line before n represents the state of the flag at the time of the past major failure up to the previous time, and n + 1 to n + 1 + N represent the state of the flag at the time of the latest major failure. The example of FIG. 14 shows a situation in which no serious failure has occurred after the recovery from the previous serious failure.
図15は、主幹盤10の受信データマップの構成イメージを示す図である。受信確認マップはいわばアドレスに相当するシーケンス番号と副シーケンス番号とに対し、当該のUDPパケットを受信したか否かを示すフラグ部からなる。
FIG. 15 is a diagram showing a configuration image of a received data map of the
UDPパケットを受信すると、図12のステップS053およびS062にて、当該シーケンス番号且つ副シーケンス番号のフラグ部に“1”が書き込まれる。受信データマップは、図4の処置P10にて初期化、すなわちフラグ部の値が全て“0”となる。 When the UDP packet is received, "1" is written in the flag portion of the sequence number and the sub-sequence number in steps S053 and S062 of FIG. The received data map is initialized by the procedure P10 in FIG. 4, that is, the values of the flag portions are all "0".
以上説明したように、第1の実施の形態によれは、故障発生時の時刻および故障種別を表す最も重要なデータである故障種別ビットデータを、故障発生時の最初のUDPパケットとして電力変換装置30から主幹盤10へ送信するので、万一トレースバックデータ送信中に、電力変換装置30の通信装置の電源が喪失しても、故障探求を実施できる確率が高くなる。
As described above, according to the first embodiment, the power conversion device uses the failure type bit data, which is the most important data indicating the time and the failure type at the time of the failure, as the first UDP packet at the time of the failure. Since the data is transmitted from 30 to the
さらに、同一時刻に検出データ記憶部に記録された運転状況数値データをDd個のパケットに分割し、これを1つのパケット群として、一旦、連続的に電力変換装置30から送信した後、受信確認を実施し、受信確認の得られないパケットについてのみ再送信を行なう形態であり、受信確認待ちの回数少なくなるため、高速にトレースバックデータを送信することができる。
Further, the operation status numerical data recorded in the detection data storage unit at the same time is divided into Dd packets, which are once continuously transmitted from the
また、主幹盤10では、重複したデータを持つUDPパケットについては破棄し、消失したUDPデータについても判定可能であるので、記憶領域を圧迫することなく、信頼性の高いトレースバックデータを得ることができる。
Further, in the
なお、第1パケットは「第1種パケット」の一例であり、第2パケット以降のパケットは「第2種パケット」の一例である。 The first packet is an example of a "first-class packet", and the second and subsequent packets are an example of a "second-class packet".
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態として、記録時刻単位の故障データの容量が比較的小さく、記録時刻単位の故障データを1つのUDPパケットにて送信する場合について、電力変換装置30側のフローチャートを図16から図19に示す。ハードウェア構成など第1の実施の形態と共通点の説明は省略し、以下は変更点のみ説明する。また、主幹盤10側のフローチャートを図20および図21に示す。
[Second Embodiment]
As a second embodiment of the present invention, a flowchart on the
図16において、ステップS001からステップS007までは図7と同じである。図16において、図7のステップS008の代わりに、ステップS008Aとなる。通信制御部38は、ステップS008Aにて、ステップS007にてシーケンス番号が付与された1つのデータ単位を、1つのUDPパケット単位として、第2パケットから第N+1パケットのデータを作成する。そして、図17のステップS009に移行する。
In FIG. 16, steps S001 to S007 are the same as in FIG. 7. In FIG. 16, instead of step S008 in FIG. 7, step S008A is performed. In step S008A, the
図17において、ステップS009からステップS015までは図8と同じである。図17において、図8のステップS015Aの代わりに、ステップS015Bとなる。なお、ステップS10で送信するUDPパケットは、図5(a)に示す構成からシーケンス番号を省略した構成としてもよい。 In FIG. 17, steps S009 to S015 are the same as in FIG. In FIG. 17, instead of step S015A in FIG. 8, step S015B is used. The UDP packet transmitted in step S10 may have a configuration in which the sequence number is omitted from the configuration shown in FIG. 5A.
図17において、ステップS015Bにて、受信確認マップのシーケンス番号n+1の断念フラグを1とし、図18のステップS016Aに進む(副シーケンス番号は無い)。 In FIG. 17, in step S015B, the abandonment flag of the sequence number n + 1 of the reception confirmation map is set to 1, and the process proceeds to step S016A of FIG. 18 (there is no sub-sequence number).
図18において、図9のステップS016,S017,S018の代わりに、ステップS016A,S017A,ステップS018Aとなる。ステップS016Aでは、シーケンス番号カウンタNp=n+1とする。通信制御部38は、次にステップS017Aにて、以下を行なう。
(1)送信回数カウンタCpf(1)~Cpf(Dd)のデータを1にセットする。
(2)番号カウンタCcを1にセットする。
In FIG. 18, instead of steps S016, S017, and S018 in FIG. 9, steps S016A, S017A, and step S018A are used. In step S016A, the sequence number counter Np = n + 1. Next, the
(1) The data of the transmission count counters Cpf (1) to Cpf (Dd) are set to 1.
(2) Set the number counter Cc to 1.
ステップS018Aからステップ021Aで構成されるループは、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2個までの時刻単位のDd2個のデータを一旦、受信確認することなく連続的に送信するために、連続パケット設定値Dd2回繰り返すループである。 The loop composed of steps S018A to 021A has a continuous packet set value Dd2 in order to continuously transmit two Dd data in a time unit from sequence number Np + 1 to sequence number Np + Dd2 without confirming reception. It is a loop that repeats many times.
ステップS018Aにて、通信制御部38は、シーケンス番号Np+CcのパケットをUDPにて主幹盤10へ送信する。初回のループでは、Np=n+1,Cc=1であるので、シーケンス番号n+2のパケットを送信する。ここでDd2は自然数である。ステップS18Aで送信するUDPパケットは、図5(b),(c)に示す構成から副シーケンス番号を省略した構成としてもよい。
In step S018A, the
通信制御部38は、ステップS019Aにて、シーケンス番号Np+Ccのパケットを送信してからの経過時間を計測するために、タイマT(Cc)をリセットする。初回のループでは、タイマT(1)は、シーケンス番号n+2である第2パケットを送信してからの経過時間を測定することになる。さらに2回目のループでは、タイマT(2)は、シーケンス番号n+3である第3パケットを送信してからの経過時間を測定することになる。以下同様である。
In step S019A, the
通信制御部38は、ステップS020Aにより、カウンタCcが連続パケット設定値Dd2以上か否かを判定する。カウンタCcが連続パケット設定値Dd2以上の場合(ステップS020AにてYES)、通信制御部38は、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までのパケットの1回目の送信は終了したと判断し、図19のステップS022Aに移行する。
The
カウンタCcが連続パケット設定値Dd未満の場合(ステップS020AにてNO)、ステップS021Aに進み、カウンタCcの値を1つ増加させた後、ステップS018Aに移行する。このようにして、通信制御部38は、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までのUDPパケットを順次送信する。
If the counter Cc is less than the continuous packet set value Dd (NO in step S020A), the process proceeds to step S021A, the value of the counter Cc is increased by one, and then the process proceeds to step S018A. In this way, the
図19を参照して、通信制御部38は、ステップS022Aにより、受信確認マップの確認用にカウンタCcを1にセットし、ステップS023Aに移行する。ステップS023Aでは、受信確認マップで、シーケンス番号Np+Ccの確認フラグが1か否かを確認する。確認フラグが1の場合(ステップS023AにてYES)、シーケンス番号Np+Ccのパケットが主幹盤10に受信されたと判定し、ステップS031Aに移行する。確認フラグが“1”で無い場合(ステップS023AにてNO)、シーケンス番号Np+Ccのパケットが主幹盤10に受信されていない判定し、ステップS024Aに移行する。
With reference to FIG. 19, the
通信制御部38は、ステップS024Aで、受信確認マップでシーケンス番号Np+Ccの断念フラグが“1”か否かを確認する。断念フラグが“1”の場合(ステップS024AにてYES)、通信制御部38は、シーケンス番号Np+Ccのパケットは主幹盤10への再送を断念しているパケットであると判定し、ステッップS031Aに移行する。断念フラグが“1”で無い場合(ステップS024AにてNO)、ステップS025Aに移行する。
In step S024A, the
通信制御部38は、ステップS025Aで、タイマT(Cc)が設定時間3以上であるか否かを確認する。すなわち、シーケンス番号Np+Ccのパケットを送信してからの経過時間が、設定時間3以上を経過したかを判定する。タイマT(Cc)が設定時間3未満である場合(ステップS025AにてNO)、ステップS32Aへ移行する。タイマT(Cc)が設定時間3以上である場合(ステップS025AにてYES)、ステップS026Aへ移行する。
In step S025A, the
通信制御部38は、ステップS026Aで、送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数3以上であるか否かを確認する。すなわち、シーケンス番号Np+Ccのパケットの送信回数が設定回数3以上か否かを判定する。送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数3未満である場合(ステップS026AにてNO)、ステップS28Aへ移行する。送信回数カウンタCpf(Cc)が設定回数3以上である場合(ステップS026AのYES)、ステップS027Aへ移行し、受信確認マップのシーケンス番号Np+Ccの断念フラグを“1”とし、さらにステップS30Aに移行する。
In step S026A, the
通信制御部38は、ステップS028Aにて、シーケンス番号Np+CcのパケットをUDPにて主幹盤10へ再送信する。ステップS28Aで送信するUDPパケットは、図5(b),(c)に示す構成から副シーケンス番号を省略した構成としてもよい。さらに、ステップS029Aにて。前ステップで再送したシーケンス番号Np+Ccのパケットを送信してからの経過時間を計測するために、タイマT(Cc)をリセットする。さらにステップS029Aにおいて、通信制御部38は、送信回数カウンタCpf(Cc)の値を1つ増加させる。
In step S028A, the
通信制御部38は、ステップS030Aにより、カウンタCcが連続パケット設定値Dd2以上か否かを判定する。カウンタCcの値が連続パケット設定値Dd2以上の場合(ステップS030AにてYES)、ステップS022Aに戻る。カウンタCcが連続パケット設定値Dd2未満の場合(ステップS030AにてNO)、通信制御部38は、ステップS032Aに進み、カウンタCcの値を1つ増加させた後、ステップS023Aに戻る。
The
通信制御部38は、ステップS031Aにて、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までの受信確認マップを確認し、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが1となっていることを確認する。
In step S031A, the
あるパケットの受信確認マップで確認フラグまたは断念フラグのいずれかが1となっているということは当該パケットについて受信が確認されたか、断念のどちらかがなされたということを意味する。したがって、ステップS031Aにて、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが“1”となっているということは、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までのDd2個のパケットに対し、受信確認あるいは送信断念が判定されたということである。 If either the confirmation flag or the abandonment flag is 1 in the reception confirmation map of a certain packet, it means that the reception of the packet is confirmed or abandoned. Therefore, in step S031A, the fact that either the confirmation flag or the abandonment flag is "1" for each packet from the sequence number Np + 1 to the sequence number Np + Dd2 means that the sequence numbers Np + 1 to the sequence number Np + Dd2 are set. It means that reception confirmation or transmission abandonment was determined for two Dd packets.
通信制御部38は、ステップS031Aにて、シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれも“1”となっていない場合(ステップS031AにてNO)、ステップS30Aに移行する。シーケンス番号Np+1からシーケンス番号Np+Dd2までの各パケットに対し、確認フラグまたは断念フラグのいずれかが1となっている場合(ステップS031AにてYES)、当該シーケンス番号のパケットグループのすべてのパケットの受信確認あるいは送信断念が確定されたとして、ステップS033に移行する。
In step S031A, the
図19においてステップS033とステップS035は、図10のステップS033とステップS035と同じである。また、図10のステップS034は、図19においてステップS034Aに置き換わる。 In FIG. 19, steps S033 and S035 are the same as steps S033 and S035 in FIG. Further, step S034 in FIG. 10 is replaced with step S034A in FIG.
ステップS033にてシーケンス番号Npがn+N+1未満である場合(ステップS033にてNO)、通信制御部38は、確認していないシーケンス番号があると判定し、ステップS034Aに移行し、シーケンス番号Npに連続パケット設定値Dd2を加算し、ステップS017Aに戻る。
When the sequence number Np is less than n + N + 1 in step S033 (NO in step S033), the
以上の様に、1つの時間単位の運転状況数値データを1つのUDPパケットとして送信した場合でも、連続パケット設定値Dd2で定められた数のパケットを1つのパケット群として、一旦、受信確認することなく連続的に送信し、その後、受信確認を行ない、受信完了通知の未受信パケットのみの再送を行なうことで、受信確認のための時間を短縮し、送信の高速化を図ることが可能である。 As described above, even when the operation status numerical data for one time unit is transmitted as one UDP packet, the reception of the number of packets defined by the continuous packet setting value Dd2 is once confirmed as one packet group. It is possible to shorten the time for reception confirmation and speed up the transmission by continuously transmitting without any problems, then confirming the reception, and retransmitting only the unreceived packets of the reception completion notification. ..
図20および図21は、第2の実施の形態における、電力変換装置30で重故障が発生したときの、主幹盤10における故障データを受信する際の処理手順を説明するフローチャートである。図11および図12との相違点についてのみ説明する。図11のステップS050および、図12のステップS051,S061,S062,S063,S064,ステップS071は、図20のステップS050Aおよび図21のステップS051A,S061A,S062A,S063A,S064A,ステップS071Aにそれぞれ置き換わる。第2の実施の形態では、副シーケンス番号は定義されていないので、シーケンス番号のみでの手順となる。
20 and 21 are flowcharts illustrating a processing procedure for receiving failure data in the
主幹盤10は、ステップS050Aにて、受信したUDPパケットのシーケンス番号Lを読み取り、ステップS051Aにてそのシーケンス番号Lがn+1と一致するか否か判定する。ここで、nは前回、電力変換装置30にて重故障が発生した場合の最後に受信したUDPパケットのシーケンス番号に相当する。
The
シーケンス番号Lがn+1と一致する場合(ステップS051AにてYES)、主幹盤10は、受信したUDPパケットが前述の第1パケットであると判断し、ステップS052へ移行する。シーケンス番号Lがn+1と一致しない場合(ステップS051AにてNO)、主幹盤10は、受信したUDPパケットが第2パケット以降のパケットであると判断し、ステップS061Aに移行する。
When the sequence number L matches n + 1 (YES in step S051A), the
主幹盤10は、ステップS061Aにて、受信データマップにより、受信したシーケンス番号Lの受信フラグが0であるか否かを確認する。受信フラグが0で無い場合(ステップS061AにてNO)、主幹盤10は、すでに、シーケンス番号Lのデータを受信済みであると判断して、ステップS064Aに移行する。受信フラグが0の場合(ステップS061AにてYES)、主幹盤10は、ステップS062Aに移行し、受信データマップのシーケンス番号Lの受信フラグを1とし、さらにステップS063Aに移行する。
In step S061A, the
主幹盤10は、ステップS063Aにて、受信したUDPパケットのデータ順序から数値データの種別を判定し、記憶装置14の対応するシーケンス番号Lの対応する時刻の当該種別の運転状況数値データとして記録する。
In step S063A, the
次に、主幹盤10はステップS064Aにて、受信したシーケンス番号の受信完了通知を電力変換装置30に送信する。これは、図4における通信C26に相当する。主幹盤10は、ステップS064を終了後、ステップS071Aに移行する。
Next, in step S064A, the
主幹盤10は、ステップS071Aにて、受信データマップのシーケンス番号n+1からシーケンス番号n+N+1までのすべてのフラグが1となっているか否かを判定する。全ての受信フラグが1の場合(ステップS071AにてYES)、ステップS073に移行する。全ての受信フラグが1では無い場合(ステップS071AにてNO)、ステップS072に移行する。
In step S071A, the
以上説明したように、第2の実施の形態による主幹盤では、重複したデータを持つUDPパケットについては破棄し、消失したUDPデータについても判定可能であるので、記憶領域を圧迫することなく、信頼性の高いトレースバックデータを得ることができる。 As described above, in the main board according to the second embodiment, UDP packets having duplicate data can be discarded and even lost UDP data can be determined, so that the reliability is not squeezed in the storage area. Highly reliable traceback data can be obtained.
なお、第2の実施の形態による受信確認処理では、図13のステップS102およびステップS103にてシーケンス番号のみで処理を行なうように読み替えればよい。また、第2の実施の形態による受信完了通知のパケットの構成は、図6にてデータ部で副シーケンス番号を省略した構成でよい。 In the reception confirmation process according to the second embodiment, it may be read as if the process is performed only by the sequence number in steps S102 and S103 of FIG. Further, the packet of the reception completion notification according to the second embodiment may be configured by omitting the sub-sequence number in the data unit in FIG.
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。ハードウェア構成など第1の実施の形態と共通点の説明は省略し、以下は変更点のみ説明する。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. The description of common points with the first embodiment such as the hardware configuration is omitted, and only the changes will be described below.
第1の実施の形態では、第2パケット以降のパケットは運転状況の数値データを電力変換装置30での記録順に送信している。しかし、一般に、故障発生時点以前の運転状況数値データのうち故障発生時刻に近いほど、故障要因究明に役立ち重要度が高い。第3の実施の形態は、第2パケット以降の運転状況数値データを、重故障発生以前のデータについては重故障検出時点(すなわち図2の時刻tF)から記録開始時点(図2の時刻t1)まで遡る様にして順に送信し、重故障発生後のデータは記録順に送信する。
In the first embodiment, the second and subsequent packets transmit numerical data of the operating status in the order of recording by the
この様な構成とすることで、電力変換装置30から主幹盤10へのトレースバックデータを完全に送信完了する前に、電力変換装置30の制御電源が喪失し、トレースバックデータの送信が中断しても、重要度の高い故障発生直前の運転状況数値データの送信は終了している可能性が高まるため、故障要因究明の可能性も高くなる。
With such a configuration, the control power supply of the
図22から図24に、本発明の第3の実施の形態による電力変換装置30における重故障が発生したときのトレースバックデータの送信する際の処理手順を説明するフローチャートを示す。図22から図24のフローチャートは、第1の実施の形態における図9および図10に相当する。
22 to 24 show a flowchart illustrating a processing procedure for transmitting trace back data when a serious failure occurs in the
本発明の第3の実施の形態による図7および図8に相当する部分は、図7および図8と同様のため説明を省略する。また、図9および図10と同一部分も説明を省略して相違部分のみ記す。 The parts corresponding to FIGS. 7 and 8 according to the third embodiment of the present invention are the same as those of FIGS. 7 and 8, and thus the description thereof will be omitted. Further, the same parts as those in FIGS. 9 and 10 will be omitted, and only the different parts will be described.
図9のステップS016および図10のステップS033,S034は、図22のステップS316および図24のステップS333,S334にそれぞれ置き換わる。また、図24のステップS0335,S336,S337,S338,S339は追加されている。図8のステップS012またはステップS15AからステップS316に移行する。 Step S016 of FIG. 9 and steps S033 and S034 of FIG. 10 are replaced with steps S316 of FIG. 22 and steps S333 and S334 of FIG. 24, respectively. Further, steps S0335, S336, S337, S338, and S339 in FIG. 24 have been added. The process proceeds from step S012 or step S15A in FIG. 8 to step S316.
図22を参照して、通信制御部38は、ステップS316にて、カウンタNpをn+1+Fにセットし、更にフラグCdecを1にセットする。ここで、前述の様に、Fは故障記録開始点からトリガポイントまでの記録時刻点数を表す数である。したがって、n+1+Fは、トリガポイントの運転状況のデータのシーケンス番号を表している。ステップS316の終了後は、ステップS017に進む。ステップS017以降のステップでトリガポイントにおける運転状況数値データを送る処理が行なわれる。フラグCdecは、シーケンス番号を示すカウンタNpを減少させるか、増加させるかを判定するフラグである。
With reference to FIG. 22, the
ステップS017からステップS032までは、第1の実施の形態と同様である。ステップS031にて、YESの場合に図24のステップS333に移行する。 Steps S017 to S032 are the same as those in the first embodiment. If YES in step S031, the process proceeds to step S333 in FIG. 24.
図24を参照して、通信制御部38は、ステップS333にて、フラグCdecが1であるか否かを判断する。フラグCdecが1である場合(ステップS333にてYES)、通信制御部38は、ステップS334に移行し、さらにNpがn+2以下か否かを判断する。
With reference to FIG. 24, the
Npがn+2より大きい場合(ステップS334にてNO)、通信制御部38は、トリガポイントから記録開始点までのデータの送信が完了していないと判断し、ステップS335に移行する。ステップS335ではカウンタNpの値を1減少させ、図22のステップS017に戻る。以上のループにより、トリガポイントから記録開始点までの運転状況数値データが電力変換装置30から主幹盤10へ送信される。
When Np is larger than n + 2 (NO in step S334), the
Npがn+2以下の場合(ステップS334にてYES)、通信制御部38は、トリガポイントから記録開始点までのデータの送信が終了したと判断し、ステップS336に移行する。ステップS336にてフラグDecを0とし、さらに、カウンタNpの値をn+1+Fとし、ステップS342に移行する。
When Np is n + 2 or less (YES in step S334), the
ステップS333にてフラグDecが1でない場合(ステップS333にてNO)、通信制御部38は、ステップS341に移行し、さらにNpがn+1+N以上か否かを判断する。n+1+Nは、記録終了時点の運転状況数値データに対応するシーケンス番号を表している。
If the flag Dec is not 1 in step S333 (NO in step S333), the
ステップS341にて、Npがn+1+Nより小さいと判断された場合(ステップS341にてNO)、通信制御部38は、未送信のシーケンス番号のデータがあると判断して、ステップS342に移行する。ステップ342では、カウンタNpの値を1増加させ、ステップS017に戻る。ステップ17以降の処理にて、トリガポイントから記録終了時点までの運転状況数値データが電力変換装置30から主幹盤10へ送信される。
If it is determined in step S341 that Np is smaller than n + 1 + N (NO in step S341), the
ステップS341にて、Npがn+1+N以上と判断された場合(ステップS341にてYES)、通信制御部38は、未送信のシーケンス番号のデータは無いと判断して、ステップS035に移行して、第1の実施の形態と同様の処理を行なう。
When it is determined in step S341 that Np is n + 1 + N or more (YES in step S341), the
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、電力変換装置30から主幹盤10へのトレースバックデータを完全に送信完了する前に、電力変換装置30の制御電源が喪失し、トレースバックデータの送信が中断しても、重要度の高い故障発生直前の運転状況数値データの送信は終了している可能性がさらに高まるため、故障要因究明の可能性も高くなる。
As described above, according to the third embodiment, the control power supply of the
(第4の実施の形態)
なお、上述した実施の形態では、主幹盤10および電力変換装置30間の通信経路を多重化した故障データ記録システムの構成例について説明したが、本発明は、図25に示すように、主幹盤10および電力変換装置30が通信網103に接続される故障データ記録システムにおいても、上述した実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
(Fourth Embodiment)
In the above-described embodiment, a configuration example of a failure data recording system in which communication paths between the
図25は、第4の実施の形態に係る故障データ記録システムの全体構成を示す概略ブロック図である。図25の例では、主幹盤10および電力変換装置30は、通信網103を介してデータを送受信することができる。通信網103は、たとえばインターネットである。通常のデータの送受信および軽故障発生時の故障データの通信には、第2の通信プロトコル(TCP)が用いられる。一方、重故障発生時の故障データの通信には、高速性が求められるため、第1の通信プロトコル(UDP)が用いられる。通信網103を経由した場合は、電力変換装置30から送信されたパケットが、複数の異なる通信経路を介して主幹盤10に届けられる。その結果、図1の例と同様に、主幹盤10には複数の通信経路から重複してパケットが送られることになる。
FIG. 25 is a schematic block diagram showing the overall configuration of the failure data recording system according to the fourth embodiment. In the example of FIG. 25, the
図25においても、電力変換装置30および主幹盤10が本発明の第1の実施の形態、第2の実施の形態、および第3の実施の形態に示すフローチャートに従って故障データを送信および受信することにより、電力変換装置30のトレースバックデータを、信頼性を確保した上で高速に転送可能な故障データ記録システムおよび故障データ送信装置を提供することができる。
Also in FIG. 25, the
なお、図1および図25では、故障データ記録システムを構成する第1および第2の装置を電力変換装置30および主幹盤10として説明したが、第1および第2の装置は、電力変換装置30および主幹盤10以外とすることも可能である。
In FIGS. 1 and 25, the first and second devices constituting the failure data recording system are described as the
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 It should be considered that the embodiments disclosed this time are exemplary in all respects and not restrictive. The scope of the present invention is shown by the scope of claims rather than the above description, and is intended to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the scope of claims.
10 主幹盤、12 制御回路、14 記憶装置、15 制御装置、16 通信制御部、18,20,40,42 通信I/F、30 電力変換装置、32 主回路、33 検出器、34 インバータ制御部、35 制御装置、36 検出データ記憶部、38 通信制御部、44 制御電源、50,60 CPU、52,62 ROM、54,64 RAM、56,66 I/Oインターフェイス、58 表示部、59 入力部、100 故障データ記録システム、101,102 通信経路、103 通信網。 10 Main board, 12 Control circuit, 14 Storage device, 15 Control device, 16 Communication control unit, 18, 20, 40, 42 Communication I / F, 30 Power converter, 32 Main circuit, 33 Detector, 34 Inverter control unit , 35 control device, 36 detection data storage unit, 38 communication control unit, 44 control power supply, 50, 60 CPU, 52, 62 ROM, 54, 64 RAM, 56, 66 I / O interface, 58 display unit, 59 input unit. , 100 failure data recording system, 101, 102 communication paths, 103 communication networks.
Claims (7)
前記第2の装置は、前記第1の装置に対する制御指令を前記第1の装置に送信することにより、前記第1の装置を制御するように構成され、
前記第1の装置は、前記第1の装置に故障が発生した場合、前記第1の装置のトレースバックデータを前記第2の装置に送信するように構成され、
前記第1の装置は、前記第1の装置の故障が重故障である場合には、データの到達を保証しない第1の通信プロトコルを利用して、前記重故障の故障種別の情報を含む前記重故障の発生前後の前記第1の装置の運転状況のデータを、前記トレースバックデータとして送信し、
前記トレースバックデータは、
前記重故障の発生時刻と前記重故障の故障種別のビット情報とを含む、第1種パケットと、
収集した時刻単位の前記第1の装置の運転状況データおよび、連続した識別子を前記収集した時刻単位で付与された複数のパケットを含む第2種パケットとを含み、
前記第1の装置は、前記第1種パケットを前記第2の装置へ送信後、前記第1種パケットの受信完了通知を受信した場合、または、前記第1種パケットを送信した回数が第1許容値に達した場合において前記第1種パケットの受信完了通知を受信しないときには、前記第2種パケットを前記第2の装置に送信する、故障データ記録システム。 Equipped with a first device and a second device
The second device is configured to control the first device by transmitting a control command to the first device to the first device.
The first device is configured to transmit the traceback data of the first device to the second device in the event of a failure in the first device.
The first device uses a first communication protocol that does not guarantee the arrival of data when the failure of the first device is a serious failure, and includes information on the failure type of the serious failure. Data on the operating status of the first device before and after the occurrence of a serious failure is transmitted as the traceback data.
The traceback data is
A first-class packet containing the time of occurrence of the major failure and bit information of the failure type of the major failure, and
It includes the operation status data of the first device in the collected time unit and the second type packet including a plurality of packets in which consecutive identifiers are given in the collected time unit.
When the first device receives the reception completion notification of the first-class packet after transmitting the first-class packet to the second device, or the number of times the first-class packet is transmitted is the first. A failure data recording system that transmits the type 2 packet to the second device when the reception completion notification of the type 1 packet is not received when the allowable value is reached.
前記第2種パケットの受信完了通知を確認することなく、予め定められた複数個の前記第2種パケットを、連続的に前記第2の装置へ、一旦、送信後、
前記第2種パケットを送信した回数が第2許容値に達しない場合において、前記第2種パケットの受信完了通知を受信しないときには、
前記第2種パケットの受信完了通知を受信していないパケットのみを前記第2の装置に送信する、請求項1に記載の故障データ記録システム。 The first device is
After transmitting a plurality of predetermined type 2 packets continuously to the second device without confirming the reception completion notification of the type 2 packet,
When the number of times the second type packet is transmitted does not reach the second allowable value and the reception completion notification of the second type packet is not received,
The failure data recording system according to claim 1, wherein only the packet for which the reception completion notification of the second type packet has not been received is transmitted to the second device.
前記第2種パケットを、前記重故障の発生直後に記録された前記運転状況データを含む故障時刻時点パケットから、収集時刻を順にさかのぼる前記運転状況データを含むパケットを、順に前記第2の装置に送信し、
収集開始時刻の前記運転状況データを含むパケットを送信後、前記故障時刻時点パケットに含まれる前記運転状況データを収集した時刻以降に記録された前記運転状況データを含むパケットを前記第2の装置に送信する、請求項1に記載の故障データ記録システム。 The first device is
From the failure time time point packet containing the operation status data recorded immediately after the occurrence of the serious failure to the second type packet, the packet containing the operation status data whose collection time is sequentially traced back to the second device in order. Send and
After transmitting the packet containing the operation status data at the collection start time, the packet containing the operation status data recorded after the time when the operation status data included in the failure time time packet is collected is sent to the second device. The failure data recording system according to claim 1, which is transmitted.
前記第1の装置に故障が発生した場合、前記第1の装置のトレースバックデータを前記第2の装置に送信するように構成され、
前記第1の装置の故障が重故障である場合には、データの到達を保証しない第1の通信プロトコルを利用して、前記重故障の故障種別の情報を含む前記重故障の発生前後の前記第1の装置の運転状況のデータを、前記トレースバックデータとして送信し、
前記トレースバックデータは、
前記重故障の発生時刻と前記重故障の故障種別のビット情報を含む、第1種パケットと、
収集した時刻単位の前記第1の装置の運転状況データおよび、連続した識別子を前記収集した時刻単位で付与された複数のパケットを含む、第2種パケットとを含み、
前記第1種パケットを前記第2の装置へ送信後、前記第1種パケットの受信完了通知を受信した場合、または、前記第1種のパケットを送信した回数が第1許容値に達した場合において前記第1種パケットの受信完了通知を受信しないときには、前記第2種パケットを前記第2の装置に送信する、故障データ送信装置。 It is a failure data transmission device that transfers the failure data of the first device to the second device.
When a failure occurs in the first device, the trace back data of the first device is configured to be transmitted to the second device.
When the failure of the first device is a serious failure, the first communication protocol that does not guarantee the arrival of data is used, and the above before and after the occurrence of the serious failure including information on the failure type of the serious failure. The operation status data of the first device is transmitted as the traceback data, and the data is transmitted.
The traceback data is
A first-class packet containing the time of occurrence of the major failure and bit information of the failure type of the major failure, and
It includes the operation status data of the first device in the collected time unit and the second type packet including a plurality of packets in which consecutive identifiers are given in the collected time unit.
When the first type packet is transmitted to the second device and then the reception completion notification of the first type packet is received, or when the number of times the first type packet is transmitted reaches the first allowable value. A failure data transmission device that transmits the second type packet to the second device when the reception completion notification of the first type packet is not received.
前記第2種パケットの受信完了通知を確認することなく、予め定められた複数個の前記第2種パケットを、連続的に前記第2の装置へ、一旦、送信後、
前記第2種パケットを送信した回数が第2許容値に達しない場合において、前記第2種パケットの受信完了通知を受信しないときには、前記第2種パケットの受信完了通知を受信していないパケットのみを前記第2の装置へ再送信する、請求項5に記載の故障データ送信装置。 The failure data transmission device is
After transmitting a plurality of predetermined type 2 packets continuously to the second device without confirming the reception completion notification of the type 2 packet,
When the number of times the second type packet is transmitted does not reach the second allowable value and the reception completion notification of the second type packet is not received, only the packet that has not received the reception completion notification of the second type packet. The failure data transmission device according to claim 5, wherein the packet is retransmitted to the second device.
前記第2種パケットを、前記重故障の発生直後に記録された前記運転状況データを含む故障時刻時点パケットから、収集時刻を順にさかのぼる前記運転状況データを含むパケットを、順に前記第2の装置に送信し、
収集開始時刻の前記運転状況データを含むパケットを送信後、前記故障時刻時点パケットに含まれる前記運転状況データを収集した時刻以降に記録された前記運転状況データを含むパケットを前記第2の装置に送信する、請求項5に記載の故障データ送信装置。
The failure data transmission device is
From the failure time time point packet containing the operation status data recorded immediately after the occurrence of the serious failure to the second type packet, the packet containing the operation status data whose collection time is sequentially traced back to the second device in order. Send and
After transmitting the packet containing the operation status data at the collection start time, the packet containing the operation status data recorded after the time when the operation status data included in the failure time time packet is collected is sent to the second device. The failure data transmission device according to claim 5, which is to be transmitted.
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