JP7048094B2 - 双安定構造を有する医療用留置器具 - Google Patents
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Description
的に連結して構成され、前記留置器具の縮径状態において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺が前記太いストラット辺の凹側辺に最も近接するように折曲した形状になっていて、前記留置器具の拡径に応じて円筒形状の周方向に伸張し、その周方向の伸張の過程で一方の安定状態の形状から飛び移り座屈変形により他方の安定状態の形状に変形した状態で前記留置器具を縮径させようとする荷重を支える閉じたストラット辺の組合せによる双安定構造の部分と、該双安定構造の部分の周方向の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺とからなり、前記双安定構造の部分の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺が前記留置器具の円筒形状の周方向に同一線上になく軸方向にずれて配設され、該周方向に延びるストラット辺の軸方向のずれの方向が反転して周方向にジグザグ状の配置形状をなし、各ストラットの一方の側において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺の他端がともに連結された周方向に延びるストラット辺が前記2本のストラット辺の他端との連結位置から前記留置器具の周方向に対して傾斜して延びた上で周方向になるように折曲していることにより前記ストラット辺の組合せによる双安定構造の他の側に連結されるストラット辺と同一線上になく軸方向にずれているようにすることによって、前記留置器具の縮径に対する抗力を高め、拡径状態を保持するものである。
図3(a)~(c)は、実施形態1による形状を有するストラットが留置器具の拡径の際に変形する状況を示したものであり、図2(b)の例で示したストラットと同様の形状を有している。留置器具の網目構造において各ストラットは同等の形状のものであり、留置器具の縮径状態から拡径状態への変化に際して、網目状に連結された各ストラットが同様に変形するのであるが、各ストラットの変形が同様であることから、1つのストラットを取り出し、一端側を固定した状態でその変形動作について説明する。
次に、実施形態2による形状を有する留置器具のストラットについて、留置器具の拡径の際に変形する状況を示す図4(a)~(c)を参照して説明する。実施形態2によるストラットの形状は、実施形態1によるストラットに比して縦方向のストラット辺14が太いU形のストラット辺11の凸側に連結される位置が縦方向の線zから左方に偏倚しているという点においてのみ異なっており、それ以外は実施形態1のものと同様である。ここでも1つのストラットを取り出し、一端側を固定した状態でその変形動作について説明する。
次に実施形態3による形状を有する留置器具のストラットについて、留置器具の拡径の際に変形する状況を示す図5(a)~(c)を参照して説明する。実施形態3によるストラットの形状は、実施形態1によるストラットにおけるストラット辺13の折曲形状を変えるとともに、ストラット辺11を傾斜させたものであり、他の点ではほぼ同様である。ここでも1つのストラットを取り出し、一端側を固定した状態でその変形動作について説明する。
次に実施形態4による形状を有する留置器具のストラットについて、留置器具の拡径の際に変形する状況を示す図6(a)~(c)を参照して説明する。実施形態4によるストラットの形状は、ストラット辺13を実施形態1のような折曲形状としつつ太いU形のストラット辺11を角度βだけ傾斜させたものとしている。ここでも1つのストラットを取り出し、一端側を固定した状態でその変形動作について説明する。
2 ストラット
3 リブ
4 リンク
11 太いストラット辺
11a,11b 太いストラット辺の枝辺
12a,12b ストラット辺
13 ストラット辺
13a,13b,13c ストラット辺の部分
14 ストラット辺
15a,15b,15c,15d ヒンジ
Claims (3)
- 複数のストラットが連結されて網目構造をなすように配設され全体として円筒形状をなすように形成された医療用留置器具であって、各ストラットは、U形またはV形の太いストラット辺と、該太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結され、他端がともに前記留置器具の円周方向に延びるストラット辺の端部に連結された2本のストラット辺とを一体
的に連結して構成され、前記留置器具の縮径状態において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺が前記太いストラット辺の凹側辺に最も近接するように折曲した形状になっていて、前記留置器具の拡径に応じて円筒形状の周方向に伸張し、その周方向の伸張の過程で一方の安定状態の形状から飛び移り座屈変形により他方の安定状態の形状に変形した状態で前記留置器具を縮径させようとする荷重を支える閉じたストラット辺の組合せによる双安定構造の部分と、該双安定構造の部分の周方向の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺とからなり、前記双安定構造の部分の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺が前記留置器具の円筒形状の周方向に同一線上になく軸方向にずれて配設され、該周方向に延びるストラット辺の軸方向のずれの方向が反転して周方向にジグザグ状の配置形状をなし、各ストラットの一方の側において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺の他端がともに連結された周方向に延びるストラット辺が前記2本のストラット辺の他端との連結位置から前記留置器具の周方向に対して傾斜して延びた上で周方向になるように折曲していることにより前記ストラット辺の組合せによる双安定構造の他の側に連結されるストラット辺と同一線上になく軸方向にずれているようにすることによって、前記留置器具の縮径に対する抗力を高め、拡径状態を保持するものであることを特徴とする医療用留置器具。 - 複数のストラットが連結されて網目構造をなすように配設され全体として円筒形状をなすように形成された医療用留置器具であって、各ストラットは、U形またはV形の太いストラット辺と、該太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結され、他端がともに前記留置器具の円周方向に延びるストラット辺の端部に連結された2本のストラット辺とを一体的に連結して構成され、前記留置器具の縮径状態において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺が前記太いストラット辺の凹側辺に最も近接するように折曲した形状になっていて、前記留置器具の拡径に応じて円筒形状の周方向に伸張し、その周方向の伸張の過程で一方の安定状態の形状から飛び移り座屈変形により他方の安定状態の形状に変形した状態で前記留置器具を縮径させようとする荷重を支える閉じたストラット辺の組合せによる双安定構造の部分と、該双安定構造の部分の周方向の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺とからなり、前記双安定構造の部分の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺が前記留置器具の円筒形状の周方向に同一線上になく軸方向にずれて配設され、該周方向に延びるストラット辺の軸方向のずれの方向が反転して周方向にジグザグ状の配置形状をなし、各ストラットの一方の側において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺の他端がともに連結された周方向に延びるストラット辺がクランク状に折曲した形状を有することにより前記ストラット辺の組合せによる双安定構造の他の側に連結されるストラット辺と同一線上になく軸方向にずれているようにすることによって、前記留置器具の縮径に対する抗力を高め、拡径状態を保持するものであることを特徴とする医療用留置器具。
- 複数のストラットが連結されて網目構造をなすように配設され全体として円筒形状をなすように形成された医療用留置器具であって、各ストラットは、U形またはV形の太いストラット辺と、該太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結され、他端がともに前記留置器具の円周方向に延びるストラット辺の端部に連結された2本のストラット辺とを一体的に連結して構成され、前記留置器具の縮径状態において前記太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結された2本のストラット辺が前記太いストラット辺の凹側辺に最も近接するように折曲した形状になっていて、前記留置器具の拡径に応じて円筒形状の周方向に伸張し、その周方向の伸張の過程で一方の安定状態の形状から飛び移り座屈変形により他方の安定状態の形状に変形した状態で前記留置器具を縮径させようとする荷重を支える閉じたストラット辺の組合せによる双安定構造の部分と、該双安定構造の部分の周方向の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺とからなり、前記双安定構造の部分の両側にそれぞれ連結された周方向に延びるストラット辺が前記留置器具の円筒形状の周方向に同一線上になく軸方向にずれて配設され、該周方向に延びるストラット辺の軸方向のずれの方向が反転して周方向にジグザグ状の配置形状をなし、前記太いストラット辺と、該太いストラット辺の両端側にそれぞれ一端が連結され、他端がともに前記留置器具の円周方向に延びるストラット辺の端部に連結された2本のストラット辺とからなるストラット辺の組合せによる双安定構造を留置器具の円周方向に対して傾斜して配設することにより前記双安定構造の両側に連結されるストラット辺が同一線上になく軸方向にずれているようにすることによって、前記留置器具の縮径に対する抗力を高め、拡径状態を保持するものであることを特徴とする医療用留置器具。
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