JP7045769B2 - ウェッジレットに基づいた符号化概念 - Google Patents
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Description
、しかし、直接的に又は固定等価確率2進数エントロピー符号化を用いて符号化されるように、符号化効率について十分に効果的である。
ズの数は、それらとは異なる。符号化ブロック104は、エンコーダが異なる符号化モード間で切り替えるユニットを定義する。個々の符号化ブロック104のために選択された符号化モードは、信号で伝えられた符号化モードを用いて個々の符号化ブロック104を順に復号化するデコーダに、データストリーム内で信号で伝えられる。これらの符号化モードのうちの1つは、個々のウェッジレットの内容(すなわち、サンプル値)が別々に符号化されることを可能にするために、符号化ブロック104が2つのウェッジレットに分けられることに従う「ウェッジレット符号化モード」である。図1は、代表の符号化ブロック104のために、拡大された部分106の中のこれを説明する。示されるように、符号化ブロック104は、例えば直線であるウェッジレット分離ライン110に沿って、2つのウェッジレット108aおよび108bに分けられている。エンコーダは、ウェッジレット分離ライン110の位置を、そのようなウェッジレットに基づいた符号化モードが割り当てられる符号化ブロック104のために、デコーダに信号で合図する。ウェッジレット分離ライン110の位置を信号で伝えるために、種々の可能性がある:ブロック104の外周とライン110との1つの交差の位置などの1つの遮断値に沿うウェッジレット分離ライン110の傾斜もしくは方向112、または、ブロック104の外周とライン110との2つの交差点の位置。
の状態をカバーしている通常の2進数の表現を用いて、2進数化されている。すなわち、インデックスは、2進数の表現のビット長であるNを持つウェッジレット分離ラインの2N個の可能な位置を区別することを許す。これは図3において説明される。示されるよう
に、リスト112の中の個々のリスト入力は、分離ライン110の傾斜/方向112およびその公差の所定の組み合わせと一致する。上記で図2について概説されたブロックサイズ依存性を説明するために、符号化ブロック104のためのデータストリームの中で信号で伝えられたインデックス114は、ブロック104のサイズに依存するビット長Nを有する。ブロック104のために信号で伝えられたインデックス114は、そのビット長を介してリスト112のサイズを決定し、順に、表現可能なウェッジレット分離ライン位置の番号を決定する。表現可能なウェッジレット分離ライン位置の数2Nは、小さいブロッ
クより大きいブロック104ほど大きい。すなわち、デコーダは、矢印116によって示されるように、リスト112の中へのインデックスとして、インデックス114を用いる。ここで、インデックス付けされたリスト112の所定の入力は、ブロック104内の図3において例示的に説明されたそれらのうちの1つのように、所定のウェッジレット分離ライン位置に関連する。
に区別される、のいずれか一方を要求する2つの能力において実現可能である。
らは、データストリーム120に直接に書き込まれ、または、2進数計算符号化などの2進数エントロピー計算符号化を用いて、しかし、例えば、H.264から周知のように、バイパスモードと称される固定等価確率(fixed equal-probability)モードを用いて、データストリーム120に書き込まれる。また、以下により詳細に概説するように、プリフィックス126は固定長を有する。その長さは、ブロック104のサイズから独立しており、一方、サフィックス128のビット長は、符号化ブロック104のサイズと同様に、プリフィックス126、すなわちウェッジレット分離ライン110のおおよその傾斜/方向の両方の値に依存する。その時、符号化ブロック104の内容が、区分108a、108bへの2区分化を用いて、データストリーム120の中で実際に符号化される方法の種々の可能性が存在する。例えば、1つの実施の形態によれば、データストリーム120は、第1のウェッジレット108aのための第1構文要素構成130と、第2のウェッジレット108bのための第2構文要素構成132からなる。例えば、両方の構文要素構成130および132は、それぞれウェッジレット108aまたは108bに属しているサンプルが、等しく設定される定数を示している構文要素からなる。構文要素は予測的に符号化される。例えば、ウェッジレット108aのサンプルに割り当てられる定数値は、ウェッジレット108aが隣接するブロック104の外周の部分と隣接した既に復号化された/再構成された近傍のサンプルから空間的に予測される。構文要素構成130は、この予測にオフセット(予測残差)を単に提供する。同様に、ウェッジレット108bのサンプルに割り当てられる定数値は、ウェッジレット108bが隣接するブロック104の外周の部分と隣接した既に復号化された/再構成された近傍のサンプルから空間的に予測される。構文要素構成130は、この予測にオフセットを単に提供する。任意で、サンプル状残差信号134が、データストリーム120の中に提供される。
るサンプルのサンプル値を得るために構文要素構成130を用い、ウェッジレット108bのサンプル又は関連するサンプルのサンプル値を満たすために構文要素構成132を用いる。符号化ブロック104のこのように満たされた状態は、任意で、デコーダが残留信号134と満たされたウェッジレット108aおよび108bとの間のサンプル状加算によって残留信号134を用いて改良する予測を表現する。選択肢に応じて、残留信号134は失われる。その結果、符号化ブロック104のこのような満たされた状態が、符号化ブロック104の再構成を直接に表現する。
隣接するサンプルのセット、および、ウェッジレット108bのサンプルを予測するために最終的に使用される隣接するサンプルのセットが、単に1つの隣接するサンプルからなる。現在の符号化ブロックのために決定された2区分化に依存する選択プロセスは、{A、D}などの隣接する候補サンプルのセットから、ウェッジレット108aおよび108bのうちの1つのために、1つの隣接するサンプルを選ぶ。同様に、現在の符号化ブロックのために決定された2区分化に依存する選択プロセスは、{F、I}などの隣接する候補サンプルのセットから、ウェッジレット108aおよび108bのうちの別の1つのために、1つの隣接するサンプルを選ぶ。ウェッジレットのサンプルは、その時、それぞれ選ばれた隣接するサンプルにより予測される。ウェッジレットのうちの1つが、全ての隣接する候補サンプルから引き離されて、それゆえ、例えばウェッジレットが符号化ブロックの右下手コーナーに位置する場合があるので、隣接する候補サンプルのセットのうちの少なくとも1つは初期設定定数値を含む。平均化プロセスと1つ選択プロセスとの混合は、よく使われる。例えば、選択プロセスは、符号化ブロックの左上手サンプルが、右上手サンプルと同じウェッジレット内にあるかどうか、および、符号化ブロックの左上手サンプルが、左下手サンプルと同じウェッジレット内にあるかどうか質問する。仮に、両方の質問が「はい」と答えられると、ウェッジレットが左下から右上に対角線的に事実上動くことが決定され、仮に質問が、左上と右上と左下の全てのサンプルが、1つのウェッジレット内にある、すなわち1つのウェッジレットは、{A、D、F、I}のうちのどれにも隣接しないことを明らかにするならば、初期設定値が後者のウェッジレットのための予測子として使われるように、ウェッジレットのための予測値が、{A、I}の平均の代わりに定数の初期設定値を用いて、一方のウェッジレットの{D、F}および他方のウェッジレットの{A、I}を平均化することによって決定される。しかし、仮に、質問が異なって答えられたならば、ウェッジレットが水平または垂直に事実上動くことが決められて、第1の場合において、隣接するサンプルAが一方のウェッジレットのために使われ、GのようにFとIの間の中間の隣接するサンプルが他方のウェッジレットのために使われ、そして、第2の場合において、隣接するサンプルIが一方のウェッジレットのために使われ、CのようにAとDの間の中間の隣接するサンプルが他方のウェッジレットのために使われることが決定される。
れず、より小さい値の間で変わる。従って、構文要素124のために使われるビット転送速度は、図2について議論されるように、実際の最適条件に、より密接に適応する。
ではなく、おおよそのウェッジレット分離ラインの傾斜/方向112を順に示すプリフィックス126にも依存する。以下に示す表は、個々の例示的なブロックサイズ毎に、サフィックス128のNidxの最小値および最大値を示すことによって、一方で符号化ブロッ
ク104の示されたブロックサイズおよび他方で傾斜/方向112から、サフィックス128のビット長、すなわちNidxの依存性のための一例を示す。
wedge_dir_flag[x0][y0]、wedge_dir_sign_flag[x0][y0]、および、wedge_dir_abs[x0][y0]は、WedgeDir[x0][y0]を引き出すために次の通り使用される。
WedgeDir[x0][y0]=(3-2*wedge_dir_flag[x0
][y0])<<3-wedge_dir_sign_flag[x0][y0]+(1-2*wedge_dir_sign_flag[x0][y0])*wedge_dir_abs[x0][y0]
wedgePattern=WedgeDirPatternTable[Log2PbSize][WedgeDir][wedge_dir_tab_idx]
サイズが(1<<log2BlkSize)×(1<<log2BlkSize)の2進数区分パターンの配列WedgeDirPatternTable[log2BlkSize][dirIdx]、リストWedgeDirPatternTable[log2BlkSize][dirIdx]の中の2進数区分パターンの数を規定する可変のNumWedgeDirPattern[log2BlkSize][dirIdx]は、
次の通り規定されるように引き出される。
2から最大サイズまでを範囲とするlog2BlkSizeに対して、包括的に以下が適用される。
log2BlkSize(上で述べられたlog2PbSizeと等しい)に依存することによって、可変のresShiftは次の表において規定されるように引き出される。
0から5までの範囲のwedgeOriに対して、包括的に以下の順のステップが適用される。
wedgeOriに依存することによって、変数xPosS、yPosS、xPosE、yPosE、xIncS、yIncS、xIncEおよびyIncEが、次の表において規定されるように引き出される。
0からwBlkSize-1までの範囲のnに対して、包括的に以下が適用される。
以下に規定されるウェッジレットパターン生成プロセスが、入力と出力とが2進数の配列curWedgePatternであるように、(1<<log2BlkSize)に
等しいpatternSize、可変のresShift、可変のwedgeOri、(xPosS+m*xIncS)に等しいxS、(yPosS+m*yIncS)に等しいyS、(xPosE+n*xIncE)に等しいxE、および、(yPosE+n*yIncE)に等しいyEをもたらす。
curWedgePatternの方向を規定する可変のwDirは、以下において規定されるように引き出される(すなわち、0から31までの値を想定する基本/一般の方向wDirは、両方とも包括的にウェッジレットパターン毎にここで決定されて、wedgeDirPatternTable[log2BlkSize][dirIdx[]]のために以下において使われる。
-(yPosS+m*yIncS))に等しく設定される。
仮に、deltaXが0に等しく、deltaYが0に等しいならば、以下が適用される。仮に、(xPosS+m*xIncS)が(yPosS+m*yIncS)に等しいならば、wDirは0に設定され、それ以外((xPosS+m*xIncS)が(yPo
sS+m*yIncS)に等しくない)ならば、wDirは16に設定される。
それ以外(deltaXが0に等しくない、または、deltaYが0に等しくない)ならば、以下が適用される。
verFlag=(abs(deltaY)>abs(deltaX))?1:0
if(verFlag==1){
(deltaX,deltaY)=Swap(deltaX,deltaY)
}
if(deltaY==0)&&(wedgeOri<4){
deltaY=1
deltaX=deltaX<<1
}
lS=(deltaY<<7)/deltaX
angOff=(lS<4)?0:((lS<14)?1:((lS<28)?2:((lS<44)?3:((lS<60)?4:((lS<76)?5:((lS<94)?6:((lS<115)?7:8)))))))
sign=((lS<0)?-1:1)*(verFlag?1:-1)
wDir=((1+2*verFlag)<<3+sign*angOff)%32
ウェッジレットパターン生成プロセスへの入力は、
2進数の区分パターンサイズを規定する可変のpatternSizeと、
patternSizeと関係があるウェッジレット区分の開始と終了の位置の精度を規定している解像度シフト値resShiftと、
ウェッジレットパターンの配向識別子を規定している可変のwedgeOriと、
区分ライン開始水平位置を規定している可変のxSと、
区分ライン開始垂直位置を規定している可変のySと、
区分ライン終了の水平位置を規定している可変のxEと、
区分ライン終了の垂直位置を規定している可変のyEと、である。
サイズ(patternSize)×(patternSize)の2進数配列wedgePattern[x][y]である。
現在の区分パターンのサイズを規定する可変のcurSizeは、以下の通り引き出される。
curSize=(resShift==1)?
(patternSize<<1):patternSize
resShiftが-1と等しいとき、変数xS、yS、xEおよびyEは、次の表に規定されるように修正される。
1.x、y=0..curSize-1に対して、curPattern[x][y]は0に等しく設定される。
2.(xS、yS)と(xE、yE)との間のラインを形成する配列curPatternのサンプルは、以下において規定されるように、1に等しく設定される。
y0=yS
x1=xE
y1=yE
if(abs(yE-yS)>abs(xE-xS)){
(x0,y0)=Swap(x0,y0)
(x1,y1)=Swap(x1,y1)
}
if(x0>x1){
(x0,x1)=Swap(x0,x1)
(y0,y1)=Swap(y0,y1)
}
sumErr=0
posY=y0
for(posX=x0;posX<=x1;posX++){
if(abs(yE-yS)>abs(xE-xS))
curPattern[posY][posX]=1
else
curPattern[posX][posY]=1
sumErr+=(abs(y1-y0)<<1)
if(sumErr>=(x1-x0)){
posY+=(y0<y1)?1:-1
sumErr-=(x1-x0)<<1
}
}
if(wedgeOri==0)
for(iX=0;iX<xS;iX++)
for(iY=0;curPattern[iX][iY]==0;iY++)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==1)
for(iY=0;iY<yS;iY++)
for(iX=curSize-1;curPattern[iX][iY]==0;iX--)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==2)
for(iX=curSize-1;iX>xS;iX--)
for(iY=curSize-1;curPattern[iX][iY]==0;iY--)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==3)
for(iY=curSize-1;iY>yS;iY--)
for(iX=0;curPattern[iX][iY]==0;iX++)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==4)&&((xS+xE)<curSize))
for(iY=0;iY<curSize;iY++)
for(iX=0;curPattern[iX][iY]==0;iX+)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==4)
for(iY=0;iY<curSize;iY++)
for(iX=curSize-1;curPattern[iX][iY]==0;iX--)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==5)&&((yS+yE)<curSize))
for(iX=0;iX<curSize;iX++)
for(iY=0;curPattern[iX][iY]==0;iY++)
curPattern[iX][iY]=1
else if(wedgeOri==5)
for(iX=0;iX<curSize;iX++)
for(iY=curSize-1;curPattern[iX][iY]==0;iY--)
curPattern[iX][iY]=1
仮に、resShiftが1に等しいならば、以下が適用される。
wedgeOriに依存して、変数xOffおよびyOffは、次の表において規定さ
れるように設定される。
wedgePattern[x][y]=curPattern[(x<<1)+xOff][(y<<1)+yOff]
それ以外(resShiftが1に等しくない)ならば、wedgePatternはcurPatternに等しく設定される。
ウェッジレットパターンリスト挿入プロセスへの入力は、
2進数区分パターンサイズを(1<<log2BlkSize)として規定している可変のlog2BlkSizeと、
ウェッジレットパターンの方向を規定している可変のwDirと、
x、y=0..(1<<log2BlkSize)-1を持つ2進数区分パターンwedgePattern[x][y]と、である。
2進数区分パターンwedgePatternがリストWedgeDirPatternTable[log2BlkSize][wDir]に追加されるかどうかを規定する可変のisValidFlagは、0に等しく設定される。
isValidFlagの値は、以下の順序のステップにより規定されるように引き出される。
wedgePattern[x][y]が、wedgePattern[0][0]に等しくないときは、フラグisValidFlagは1に設定される。
0から31までの範囲内のdirに対して、包括的に以下が適用される。
k=0..NumWedgeDirPattern[log2BlkSize][dir]-1に対して、以下が適用される。
フラグpatIdenticalFlagは1に等しく設定される。
x、y=0..(1<<log2BlkSize)-1に対して、以下が適用される。
wedgePattern[x][y]が、WedgeDirPatternTable[log2BlkSize][dir][k][x][y]に等しくないとき、patIdenticalFlagは0に設定される。
patIdenticalFlagが1に等しいとき、isValidFlagは0に設定される。
k=0..NumWedgeDirPattern[log2BlkSize][dir]-1に対して、以下が適用される。
フラグpatInvIdenticalFlagは1に設定される。
x、y=0..(1<<log2BlkSize)-1に対して、以下が適用される。
wedgePattern[x][y]が、WedgeDirPatternTable[log2BlkSize][dir][k][x][y]に等しいとき、patInvIdenticalFlagは0に設定される。
patIdenticalFlagが1に等しいとき、isValidFlagは0に設定される。
isValidFlagが1に等しいとき、以下が適用される。
パターンWedgeDirPatternTable[log2BlkSize][wDir][NumWedgeDirPattern[log2BlkSize][wDir]]は、wedgePatternに等しく設定される。
NumWedgeDirPattern[log2BlkSize][wDir]の値は、1だけ増加する。
の中で説明された詳細と一致するように、実施される。しかし、それは、また、上記実施の形態の一般化の故、異なって実施される。
そのとき、例えば、デコーダは、更に構文要素(プリフィックスを除いた)を算術的に復号化するために、内部算術確率間隔幅を再分割することを間欠的に中断できる。しかし、デコーダは、また、データストリーム120から直接に、すなわち内部算術確率間隔幅を変更しないで、または、プリフィックスから独立した内部算術確率間隔幅を唯一変更して、一列の次のn個のプリフィックスビットを読み取るプリフィックス読み取り器と共に、データストリームから画像/深さマップを説明することに参加する。または、プリフィックス読み取り器は、例えば、n個のビット毎に内部算術確率間隔幅を持ち、プリフィックスの個々のビットが持つ2進値を見るために、データストリームからビットを読み込むことによって、別の構文要素が同様にエントロピー復号化されるデータストリームからプリフィックスを算術的に復号化するように、プリフィックスのnビット毎にデコーダの内部算術確率間隔幅を分割することを続ける。これは、文脈に基づいたエントロピー符号化と事実上比較された読み取りタスクを緩和する。また上記のように、プリフィックス読み取り器204は、第一に水平である又は第一に垂直である2つのウェッジレットを分離するウェッジレット分離ライン110のおおよその方向112を示すフラグ126aと、正確に水平又は垂直の拡張からのウェッジレット分離ラインのおおよその方向の角度偏差の方
向を示す合図126bと、角度偏差の大きさを示す絶対値126cとの組み合わせとしてプリフィックスを読み込む。すなわち、上記のように、フラグ126aは、水平軸とウェッジレット分離ラインとの間の角度が、ウェッジレット分離ラインと垂直軸との間の角度より小さいかどうかを示す。または、逆もまた同様である。例えば、角度偏差は時計回りで測定され、従って、合図は角度偏差の方向を示す。反対も同様に真実である。しかし、水平/垂直フラグ、合図およびmビット絶対オフセットへの固定長nビットプリフィックスの「構造化」(m=n-2を持つ)は、任意であり、実際には2n個のおおよそのウェ
ッジレット分離ライン方向/傾斜の上への、nビットプリフィックスのnビット/桁表現の特定の結び付けのための一例と解釈される。2n個のおおよそのウェッジレット分離ラ
イン方向/傾斜と、nビットプリフィックスが想定する2n個の可能な値との間の別の結
び付けも、用いられる。
ックスであると、想定しなさい。そのとき、例えば、デコーダは、更に構文要素(サフィックスを除いた)を算術的に復号化するために、内部算術確率間隔幅を副分割することを間欠的に中断できる。しかし、デコーダは、また、データストリーム120から直接に、すなわち内部算術確率間隔幅を変更しないで、または、サフィックスから独立した内部算術確率間隔幅を唯一変更して、一列の次のm個のプリフィックスビットを読み取るサフィックス読み取り器と共に、データストリームから画像/深さマップを説明することに参加する。または、サフィックス読み取り器は、例えば、m個のビット毎に内部算術確率間隔幅を持ち、サフィックスの個々のビットが持つ2進値を見るために、データストリームからビットを読み込むことによって、別の構文要素が同様にエントロピー復号化されるデータストリームからサフィックスを算術的に復号化するように、サフィックスのmビット毎にデコーダの内部算術確率間隔幅を分割することを続ける。
個のインデックス付け可能なおおよその方向の中から、ウェッジレット分離ラインのおおよその方向をインデックス付けする。ウェッジレット2分配器は、現在の符号化ブロック104が可変長コード構文要素124に従って2区分される2つのウェッジレット108a、108bが、プリフィックスによってインデックス付けられるおおよその方向に近づく傾斜を持ち、およびサフィックスに依存するオフセットを持つラインに沿って、分離されるように構成される。サフィックス長さ決定器206は、可変長コード構文要素124のサフィックス128の長さmを決定する。現在の符号化ブロック104の可能なサイズのそれぞれに対して、mは、仮にプリフィックスによってインデックスを付けられる2n
個のインデックス付け可能なおおよその方向のうちのおおよその方向が、2n個のインデ
ックス付け可能なおおよその方向が角度局所最大濃度を持つ方向に一致する又はその隣であるならば、mが最大であるように、プリフィックスに依存して決定される。そして、プリフィックスの2n個の可能な値のそれぞれに対して、mは、サイズが増大すれば単調に
増大するように、現在の符号化ブロックのサイズに依存して決定される。上記のように、2n個のインデックス付け可能なおおよその方向は、水平および垂直方向に、角度局所最
大濃度を持つ。言い換えると、Pは、2n個のインデックス付け可能なおおよその方向の
うち1つ、または、s[1]<s[2]<…<s[2n]の傾斜s[1]…s[2n]のうちの1つにインデックスを付けるnビットを持つプリフィックスを示すとする。Sは、ビット長mを持つサフィックスを示すとする。mはPおよびZの両方について変化するものであり、すなわち、mはm(P、Z)であり、Zは符号化ブロックサイズZを示す。さらに、BP、S、Zは、プリフィックスP、サフィックスSおよび符号化ブロックサイズZの
ための2区分器で使われる2区分化であるとする。すなわち、BP、S、Zは、2進数係数
BP、S、Z(x、y)と、0≦x,y≦Zと、指数関数または線形関数などの厳密に単調
に増大する関数であるL()とを持つ、L(Z)×L(Z)2進数係数行列であるとする。全ての可能な符号化ブロックサイズZは、可能な符号化ブロックサイズのセットを示すΩZを持つΩZの中に纏められるとする。そして、個々のBP、S、Zは、傾斜sP、S、ZおよびオフセットoP、S、Zを持つ実際のウェッジレット分離ライン(このような実際のライ
ン110を示す図2と比較しなさい)に沿って、L(Z)×L(Z)ブロックを2つのウェッジレットに分割する。例えば、実際のウェッジレット分離ラインは、個々のウェッジレットのサンプルの中心を通って、直ぐに隣接する別のウェッジレットに適合する。そして、それは、i=2…2n、すなわちp、qに対する、Δα[i]<Δα[i-1]と、
Δα[i]=Δα[i-p]を持つΔα[i]<Δα[i+1]またはΔα[i]=Δα[i-1]、…、Δα[i]=Δα[i-p+1]と、Δα[i]=Δα[i-p]を持つΔα[i]=Δα[i-1]、…、Δα[i]=Δα[i+q-1]とのiに対して、一連の角距離Δα[i]=s[i]-s[i-1]の中に局所最小P=iが存在することが、真であることを保持する。これは、図9においてwedgeDir=8およびwedgDir=24である。全ての符号化ブロックサイズZe∈ΩZに対して、m[i、Ze]
=minP({P=1…2n|m[P、Ze]})である。これは、wedgeDirTa
bIdxBitsの上記例示の表の中のwedDir=8およびwedgeDir=24の両方に対して真である。すなわち、wedDir=8およびwedgeDir=24に一致しているwedgeDirTabIdxBitsは、個々のラインにおいて最小を形成する。さらに、個々のPe=1…2nに対して、m[Pe、1]≦m[Pe、2]≦…≦m[Pe、max(ΩZ)]である。これは、wedgeDirTabIdxBitsの表の個々の行において、wedgeDirTabIdxBitsの値が、一番上から一番下まで厳密に単調に増大することである。wedgeDirTabIdxBitsの上記の表において見られるように、mは、いくつかの又は1つの符号化ブロックサイズに対して0であり、いくつかの又は1つの符号化ブロックサイズに対しておおよその方向P、すなわち、高さ角度密度方向i又はその方向の周りである。
ウェッジレット分離ライン位置を改良するサフィックスを持つウェッジレット分離ラインのいくつかのおおよその湾曲を区別する。また、サフィックス長は、後者の改良によって信号で伝えることができる区別可能な2区分化の数の違いを説明するために、プリフィックス値と同様に両方の符号化ブロックサイズに依存して、有利に選択される。ウェッジレット分離ラインについての別の選択肢は、ウェッジレット分離ラインが、その拡張に沿って変化する湾曲を持つことを許す例などを、同様に実現可能である。
号化モードを制御する構文要素が、最適化計画に従ってエンコーダ側で選択されるという差を持つ現在の符号化ブロックに対して、ブロック204から212までによって実行される機能を事実上反映する。従って、プリフィックス書き込み器304およびサフィックス書き込み器308は、データストリーム120から個々のプリフィックスおよびサフィックスを読み込むというよりもむしろ、個々のプリフィックスおよびサフィックスを、データストリーム120の中に書き込む。そして、符号化ブロック符号器312は、例えば現在の符号化ブロックのウェッジレット内のサンプルの実際の充満を符号化し、この目的のために、データストリーム120の中に前記の定数値改良などの個々の構文要素を書き込む。予測符号器316は、予測再構成器216によって、しかし、個々の最適化計画によってこれらの予測ブロックのための個々の符号化パラメータを追加して選択することよって、仮に提供されるならば、以前に説明したように、予測残差として、ブロック304から312までによって、データストリーム120の中に書き込まれた構文要素に基づいて、データストリーム120から再構成可能として、符号化ブロックのバージョンを用いて、エミュレート(模倣)されたハイブリッド予測を同様に実行する。言い換えると、エンコーダ300の合成による分析の性質は、例えば、エンコーダが、画像/奥行きマップの再構成可能なバージョンをより一層の予測に利用可能にし、予測符号器316により実行されることを必要とする。従って、エンコーダ300は、MVDエンコーダであり、図8のエンコーダ300を更に実施するために使われる別の詳細の全てについて、デコーダ側についての上記の議論が参考にされる。
dir=((flag)?10:26)+((sign)?-1:1)*absVal
--sign
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Claims (17)
- 符号化ブロックのウェッジレットに基づいた復号化をサポートするデコーダであって、
現在の符号化ブロックのサイズに基づいて、前記現在の符号化ブロックに関連付けられた可変長コード構文要素の長さを決定するように構成された長さ決定器と、
決定された前記長さを用いて、データストリームから直接または固定等価確率2進数エントロピー復号化を用いて、前記可変長コード構文要素を読み取るように構成された読み取り器と、
前記可変長コード構文要素に基づいて、前記現在の符号化ブロックの2つのウェッジレットへの2区分化を決定するように構成されたウェッジレット2区分器と、
前記2区分化に従って、前記現在の符号化ブロックを再構成するように構成された再構成器と、
を備えるデコーダであって、
前記現在の符号化ブロックについて、前記データストリームから前記可変長コード構文要素のプリフィックスを読み取るように構成されたプリフィックス読み取り器をさらに備え、
前記プリフィックスは、複数のインデックス付け可能なおおよその方向の中からウェッジレット分離ラインのおおよその方向にインデックスを付け、前記ウェッジレット2区分器は、前記現在の符号化ブロックが前記可変長コード構文要素に従って2区分される前記2つのウェッジレットが、前記プリフィックスによってインデックスを付けられた前記おおよその方向に近似する傾斜を持つラインに沿って分離されるように構成され、
前記長さ決定器は、前記可変長コード構文要素のサフィックスの長さmを決定して、前記現在の符号化ブロックの可能なサイズのそれぞれに対して、mを前記プリフィックスに依存して決定し、仮に、前記プリフィックスによってインデックス付けされた、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向のうちの前記おおよその方向が、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向が角度局所最大密度を持つ方向に一致する場合に、mが最小になるように構成される、
デコーダ。 - 前記可変長コード構文要素の前記長さは、前記現在の符号化ブロックのサイズの増大につれて大きくなる、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記プリフィックス読み取り器は、前記現在の符号化ブロックの前記サイズから独立している固定ビット長を用いて、前記データストリームから前記プリフィックスを読み取るように構成される、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記プリフィックス読み取り器は、前記データストリームから直接、または、固定等価確率2進数エントロピー復号化を用いて、前記プリフィックスの全てのビットを読み取るように構成される、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記プリフィックス読み取り器は、
2つのウェッジレットを分離するウェッジレット分離ラインのおおよその方向が、主に水平であるまたは主に垂直であることを示しているフラグと、
正確に水平または垂直な拡張からの、前記ウェッジレット分離ラインの前記おおよその方向の角度偏差の方向を示す合図と、
前記角度偏差の大きさを示す絶対値との成分として、
前記プリフィックスを読み取るように構成される、請求項1に記載のデコーダ。 - 前記プリフィックスから前記ウェッジレット分離ラインのおおよその方向を決定するように構成されたウェッジレット分離ライン方向決定器を含む、請求項5に記載のデコーダ。
- 前記ウェッジレット2区分器は、前記可変長コード構文要素および前記現在の符号化ブロックのサイズに基づいてテーブル探索を実行することによって、前記2区分化を決定するように構成される、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記デコーダは、予測信号の予測残差として、前記現在の符号化ブロックの前記再構成を用いるように構成されたハイブリッドデコーダである、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記デコーダは、動き補償予測信号または視差補償予測信号の予測残差として前記現在の符号化ブロックの前記再構成を用いるように構成されたハイブリッドデコーダである、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記現在の符号化ブロックは奥行きマップの符号化ブロックである、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記デコーダはMVD(奥行き付きマルチビュービデオ)デコーダである、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記ウェッジレット2区分器によって得られた前記2区分化は、前記現在の符号化ブロック内の各サンプルを、前記現在の符号化ブロック内の2つのウェッジレットのうちのどちらか一方に関連付け、ここで、前記再構成器は、前記ウェッジレット2区分器からの前記2区分化によって決定された前記現在の符号化ブロックの2つのウェッジレットの前記サンプルの値を、前記データストリームの中に符号化された定数値で個別に満たすように構成されており、そして、前記2つのウェッジレットのそれぞれについて、予測的符号化を用いて、前記定数値を空間的に予測し、前記データストリームの中の構文要素を用いて前記予測された定数値を改良し、前記改良された定数値を用いて前記ウェッジレットを満たすように構成される、請求項1に記載のデコーダ。
- 前記デコーダは、前記現在の符号化ブロックに隣接する既に復号化されたサンプルを用いて、前記予測された定数値を空間的に予測するように構成される、請求項12に記載のデコーダ。
- 現在の符号化ブロックのサイズから、前記現在の符号化ブロックに関連付けられた可変長コード構文要素の長さを決定するステップと、
決定された前記長さを用いて、データストリームから、直接または固定等価確率2進数エントロピー復号化を用いて、前記可変長コード構文要素を読み取るステップと、
前記可変長コード構文要素に基づいて、前記現在の符号化ブロックの2つのウェッジレットへの2区分化を決定するステップと、
前記2区分化に従って、前記現在の符号化ブロックを再構成するステップと、
を含む方法であって、
前記方法は、
前記現在の符号化ブロックについて、前記データストリームから前記可変長コード構文要素のプリフィックスを読み取るステップをさらに含み、
前記プリフィックスは、複数のインデックス付け可能なおおよその方向の中からウェッジレット分離ラインのおおよその方向にインデックスを付け、前記現在の符号化ブロックが前記可変長コード構文要素に従って2区分される前記2つのウェッジレットが、前記プリフィックスによってインデックスを付けられた前記おおよその方向に近似する傾斜を持つラインに沿って分離され、
前記方法は、前記現在の符号化ブロックの可能なサイズのそれぞれに対して、仮に、前記プリフィックスによってインデックス付けされた、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向のうちの前記おおよその方向が、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向が角度局所最大密度を持つ方向に一致する場合にmが最小になるように、mを前記プリフィックスに依存して決定されるように、前記可変長コード構文要素のサフィックスの長さmを決定するステップをさらに含む、
方法。 - 前記可変長コード構文要素の前記長さは、前記現在の符号化ブロックのサイズが増大するにつれて大きくなる、請求項14に記載の方法。
- 符号化ブロックのウェッジレットに基づいた符号化をサポートするエンコーダであって、
現在の符号化ブロックのサイズに基づいて、前記現在の符号化ブロックに関連付けられた可変長コード構文要素の長さを決定するように構成された長さ決定器と、
決定された前記長さを用いて、データストリームに直接または固定等価確率2進数エントロピー符号化を用いて、前記可変長コード構文要素を書き込むように構成された書き込み器と、
前記可変長コード構文要素を用いて、前記現在の符号化ブロックの2つのウェッジレットへの2区分化を決定するように構成されたウェッジレット2区分器と、
前記2区分化に従って、前記現在の符号化ブロックを符号化するように構成された符号器と、
を備えるエンコーダであって、
前記現在の符号化ブロックについて、前記データストリームに前記可変長コード構文要素のプリフィックスを書き込むように構成されたプリフィックス書き込み器をさらに備え、
前記プリフィックスは、複数のインデックス付け可能なおおよその方向の中からウェッジレット分離ラインのおおよその方向にインデックスを付け、前記ウェッジレット2区分器は、前記現在の符号化ブロックが前記可変長コード構文要素に従って2区分される前記2つのウェッジレットが、前記プリフィックスによってインデックスを付けられた前記おおよその方向に近似する傾斜を持つラインに沿って分離されるように構成され、
前記長さ決定器は、前記可変長コード構文要素のサフィックスの長さmを決定して、前記現在の符号化ブロックの可能なサイズのそれぞれに対して、mを前記プリフィックスに依存して決定し、仮に、前記プリフィックスによってインデックス付けされた、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向のうちの前記おおよその方向が、前記複数のインデックス付け可能なおおよその方向が角度局所最大密度を持つ方向に一致する場合に、mが最小になるように構成される、
エンコーダ。 - 前記可変長コード構文要素の前記長さは、前記現在の符号化ブロックのサイズが増大するにつれて大きくなる、請求項16に記載のエンコーダ。
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