JP7044381B2 - 無線通信装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

無線通信装置、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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本開示は、制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、ISM(industry science and medical)バンドにおける無線混雑化が進んでおり、これにより、とりわけ公衆エリアにおける無線通信(Wi-Fi(登録商標)等)の通信速度低下が顕著になっている。この通信速度低下の主な原因は、ISMバンドにおいて無線アクセス方式として例えば特許文献1に開示されているCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)方式を用いるユーザ数が多すぎることが挙げられる。
特開2005-12275号公報
本発明者は、無線混雑化が進んでいる環境下では、実際の通信フレーム(データを伴うフレーム)の他に、管理フレーム(例えば、ビーコン信号、プローブ信号等のフレーム、つまり、データを伴わないフレーム)が大きな比率で存在しており、これにより、ユーザが、送信機会を十分に得られない状況にあることを見出した。そして、本発明者は、送信機会が十分に得られない場合、スループットが低下してしまう課題を見出した。
本開示の目的は、スループットの低下を防止することができる、制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することにある。
第1の態様にかかる制御装置は、キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
通信制御部
を具備する。
第2の態様にかかる制御方法は、無線通信装置を制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に前記無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる。
第3の態様にかかる制御プログラムは、無線通信装置を制御する制御装置に、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に前記無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
制御処理を、実行させる。
本開示により、スループットの低下を防止することができる、制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することができる。
第1実施形態における制御装置を含む無線通信装置の一例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における第2閾値の説明に供する図である。 第3実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 第4実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 第4実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 第5実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第6実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。 第6実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<第1実施形態>
<制御装置の構成例>
図1は、第1実施形態における制御装置を含む無線通信装置の一例を示すブロック図である。図1において無線通信装置10は、送信バッファ11と、送信処理部12と、キャリアセンス部13と、受信処理部14と、制御装置20とを有している。無線通信装置10は、例えば、無線端末(不図示)を帰属(接続)させるアクセスポイントである。
送信バッファ11は、送信パケットを入力して一時保持する。そして、送信バッファ11は、制御装置20から出力命令(送信命令)を受け取ると、該出力命令に対応する送信パケットを送信処理部12へ出力する。
送信処理部12は、送信バッファ11から受け取った送信パケットに対して送信処理を施し、得られた無線フレームを、アンテナ(不図示)へ送出することによって送信する。
キャリアセンス部13は、アンテナ(不図示)を介して受信した受信無線フレームの受信強度(例えば、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication))を測定(センシング)する。
受信処理部14は、アンテナ(不図示)を介して受信した受信無線フレームに対して受信処理を施して、受信信号を形成する。
制御装置20は、通信制御部21を有している。通信制御部21は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が「第1閾値」以下である場合に、無線通信装置10に対して無線フレームを送信させる制御を実行する。すなわち、通信制御部21は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が「第1閾値」以下である場合に、出力命令を送信バッファ11へ出力する。
また、通信制御部21は、「第1条件」が満たされる場合、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる。これにより、通信制御部21は、管理フレームに対する応答フレームを無線通信装置10に対して送信させる必要が無くなる。このため、通信制御部21は、「第1条件」が満たされる場合、無線通信装置10に対して無線フレームを送信させる制御を実行してもよい。
一方、「第1条件」が満たされない場合、通信制御部21は、受信処理部14に対して受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られた受信信号を出力段の機能部(通信制御部21を含む)へ出力させる。「第1条件」は、無線通信装置10にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、無線通信装置10に帰属している無線端末(不図示)に対応する受信信号強度に基づき且つ第1閾値よりも大きい、「第2閾値」以下であり、且つ、該受信無線フレームが「管理フレーム」である、ことである。
ここで、通信制御部21は、受信無線フレームに施されている変調方式がCCK(Complementary Code Keying)変調方式である場合、受信無線フレームが「管理フレーム」であると判定してもよい。これは、無線LAN規格では管理フレームはCCK変調方式によって送信される可能性が高いためである。
<制御装置の動作例>
図2は、第1実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
通信制御部21は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が第2閾値以下であるか否かを判定する(ステップS101)。
受信信号強度が第2閾値以下である場合(ステップS101YES)、通信制御部21は、受信処理部14にて受信された受信無線フレームが管理フレームであるか否かを判定する(ステップS102)。
受信無線フレームが管理フレームである場合(ステップS102YES)、通信制御部21は、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる(ステップS103)。
受信信号強度が第2閾値より大きい場合(ステップS101NO)、又は、受信無線フレームが管理フレームでない場合(ステップS102NO)、通信制御部21は、受信処理部14に対して形成した受信信号を出力させる(ステップS104)。
以上のように第1実施形態によれば、制御装置20にて通信制御部21は、上記の第1条件が満たされる場合、受信処理部14に対して受信無線フレーム(又は、受信無線フレームから形成された受信信号)を破棄させる。
この制御装置20の構成により、受信無線フレームの受信信号強度が第1閾値以上であっても、該受信信号強度が第2閾値以下であり且つ受信無線フレームが管理フレームである場合には、受信処理部14に対して該受信無線フレーム(つまり、管理フレーム)を破棄させることができる。これにより、無線通信装置10は受信した管理フレームに対する応答フレームを送信する必要が無くなるので、無線通信装置10及び該無線通信装置10に帰属する無線端末(不図示)が通信フレームを送信する機会を増やすことができる。これにより、スループットを向上させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、閾値の調整に関する。第2実施形態の無線通信装置の基本構成は、第1実施形態の無線通信装置と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第2実施形態の無線通信装置10は、図1の無線通信装置10において制御装置20を後述する制御装置30に置き換えればよい。
図3は、第2実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図3において制御装置30は、通信制御部21と、閾値調整部31とを有している。
閾値調整部31は、無線通信装置10に帰属(接続)している各無線端末40(後述する図4参照)に対応する受信信号強度のうちの最小受信信号強度に基づいて、「第2閾値」を調整する。例えば、閾値調整部31は、最小受信信号強度から所定値を減算することによって、「第2閾値」を算出する。
図4は、第2実施形態における第2閾値の説明に供する図である。図4には、無線通信装置10と、無線端末40-1,40-2と、無線端末50-1,50-2とが示されている。無線端末40-1,40-2は、無線通信装置10に帰属している無線端末であり、無線端末50-1,50-2は、無線通信装置10に帰属していない無線端末である。すなわち、無線通信装置10と無線端末40-1,40-2とは、1つのBSS(Basic Service Set)を形成している。
図4において無線通信装置10と無線端末50-1との距離は、無線通信装置10と無線端末50-2との距離よりも大きい。受信信号強度は、距離に反比例するので、無線端末50-1に対応する受信信号強度は、無線端末50-2に対応する受信信号強度よりも小さくなる。そのため、閾値調整部31は、無線端末50-1に対応する受信信号強度から所定値を減算することによって、第2閾値を算出する。ここで、無線端末50-1に対応する受信信号強度は、図4における領域A1の外縁に対応する。また、第2閾値は、図4における領域A2の外縁に対応する。
例えば、無線端末50-1は、領域A2の外側に存在するので、無線端末50-1から送信された無線フレームの、無線通信装置10における受信信号強度は、第2閾値よりも小さくなる。このため、通信制御部21は、無線端末50-1から送信された管理フレームに関しては、受信処理部14に対して破棄を実行させることになる。これにより、通信制御部21は、管理フレームに対する応答フレームを無線通信装置10に対して送信させる必要が無くなる。このため、通信制御部21は、「第1条件」が満たされる場合、無線通信装置10に対して無線フレームを送信させる制御を実行してもよい。ここで、無線端末50-1が管理フレームを送信しているときに無線通信装置10が無線端末40-1,40-2へ送信すると、無線端末40-1,40-2において衝突が生じる可能性がある。しかしながら、領域A2から領域A1を除いた領域がマージンとなっているため、無線端末40-1,40-2において衝突が生じる可能性を低減することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態と同様に、閾値の調整に関する。ただし、第3実施形態では、第2閾値の上限値を設ける。第3実施形態の無線通信装置の基本構成は、第1実施形態の無線通信装置と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第3実施形態の無線通信装置10は、図1の無線通信装置10において制御装置20を後述する制御装置60に置き換えればよい。
図5は、第3実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図5において制御装置60は、通信制御部21と、閾値調整部61とを有している。
閾値調整部61は、無線通信装置10に帰属(接続)している各無線端末40(図4参照)に対応する受信信号強度のうちの最小受信信号強度に基づいて、「第2閾値」を調整する。具体的には、閾値調整部61は、最小受信信号強度から所定値を減算することによって得られた算出値が「上限値」以下である場合、算出値を第2閾値として設定し、算出値が「上限値」より大きい場合、上限値を第2閾値として設定する。
ここで、無線通信装置10が例えばモバイルルータである場合、図4に示した無線端末40-1,40-2は無線通信装置10から1メートル以内の近距離で使用されることがある。このように無線通信装置10と無線端末40とが近距離にある場合、RSSIは、無線通信装置10と無線端末40との間の距離、角度、周辺環境によって、容易に10dB以上変動することがある。従って、第2閾値の上限値を設けずに最小受信信号強度から所定値を減算した値を第2閾値とすると、無線通信装置10に帰属している無線端末40からの受信無線フレームを破棄してしまう不都合が生じる可能性がある。そこで、第2閾値に上限を設けることにより、このような不都合が生じる可能性を低減することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、送信バッファに送信対象パケットが存在する場合、上記の第1条件が満たされるか否かを判定する一方で、送信対象パケットが存在しない場合、上記の第1条件が満たされるか否かを判定せずに受信処理部に対して受信信号を出力させる。第4実施形態の無線通信装置の基本構成は、第1実施形態の無線通信装置と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第4実施形態の無線通信装置10は、図1の無線通信装置10において制御装置20を後述する制御装置70に置き換えればよい。
<制御装置の構成例>
図6は、第4実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図6において制御装置70は、通信制御部71を有している。
通信制御部71は、送信バッファ11に送信対象パケットが存在するか否かを判定する。そして、通信制御部71は、送信バッファ11に送信対象パケットが存在する場合、上記の第1条件が満たされるか否かを判定する。一方、送信バッファ11に送信対象パケットが存在しない場合、通信制御部71は、上記の第1条件が満たされるか否かを判定せずに受信処理部14に対して受信信号を出力させる。これにより、無線通信装置10から第2閾値に対応する距離よりも遠くに存在し且つ無線通信装置10へ接続しようとしている無線端末からの無線フレームが受信処理部14にて破棄される可能性を低減することができる。この結果、該無線端末が無線通信装置10へ接続できる可能性を高めることができる。ここで、受信無線フレームに関して第1条件が満たされた場合に一律に受信無線フレームが破棄されてしまうと、無線通信装置10から第2閾値に対応する距離よりも遠くに存在している無線端末は、無線通信装置10へ接続しようとしても接続できない可能性がある。このため、送信バッファ11に送信対象パケットが存在する状態に限って上記の第1条件が満たされるか否かを判定することによって、該無線端末からの無線フレームが受信処理部14にて破棄される可能性を低減して該無線端末が無線通信装置10へ接続できる可能性を高めている。
<制御装置の動作例>
図7は、第4実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
通信制御部71は、送信バッファ11に送信対象パケットが存在するか否かを判定する(ステップS201)。
送信バッファ11に送信対象パケットが存在しない場合(ステップS201NO)、通信制御部71は、受信処理部14に対して形成した受信信号を出力させる(ステップS206)。
送信バッファ11に送信対象パケットが存在する場合(ステップS201YES)、通信制御部71は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が第1閾値以下であるか否かを判定する(ステップS202)。
受信信号強度が第1閾値以下である場合(ステップS202YES)、通信制御部71は、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる(ステップS205)。
受信信号強度が第1閾値より大きいである場合(ステップS202NO)、処理ステップは、ステップS203へ進む。ステップS203及びステップS204の処理は、第1実施形態のステップS101及びステップS102の処理と同じなので、説明を省略する。
なお、図6には図示していないが、制御装置70は、上記の閾値調整部31又は閾値調整部61を含んでいてもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態では、受信無線フレームが無線通信装置宛ての無線フレームであるか又はマルチキャスト若しくはブロードキャストの無線フレームである場合、受信無線フレームの受信信号強度の強さに関わらず、受信処理部に対して受信信号を出力させる。第5実施形態の無線通信装置の基本構成は、第1実施形態の無線通信装置と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第5実施形態の無線通信装置10は、図1の無線通信装置10において制御装置20を後述する制御装置80に置き換えればよい。
<制御装置の構成例>
図8は、第4実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図8において制御装置80は、通信制御部81を有している。
通信制御部81は、受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームであるか又はマルチキャスト若しくはブロードキャストの無線フレームである場合、受信無線フレームの受信信号強度の強さに関わらず、受信処理部14に対して受信信号を出力させる。ここで、上記の第4実施形態の方法では、送信バッファ11に多くの送信対象パケットが存在している場合、遠方に存在する無線端末は、無線通信装置10へ接続しようとしてもなかなか接続できない可能性がある。このため、無線通信装置10宛ての受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームであるか又はマルチキャスト若しくはブロードキャストの無線フレームである場合、受信処理部14に対して受信信号を出力させることで、遠方に存在する無線端末が無線通信装置10へ接続できる可能性を高めている。
また、通信制御部81は、受信無線フレームが無線通信装置10のBBSに関係する無線フレームである場合、受信無線フレームの受信信号強度の強さに関わらず、受信処理部14に対して受信信号を出力させてもよい。例えば、通信制御部81は、送信元又は送信先のMACアドレスが登録済のものであった場合、無線通信装置10のBBSに関係する無線フレームであると判定してもよい。例えば無線端末が無線通信装置10への初回接続の際に、MACアドレスをホワイトリストに登録しておく。初回接続の場合、大抵アクセスポイントの近くでWPS(Wi-Fi Protected Setup)やパスワード入力が行われるので、初回にMACアドレスを登録すれば、以降は、無線端末が遠方に居ても接続できない弊害は起きないことになる。
<制御装置の動作例>
図9は、第5実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
通信制御部81は、送信バッファ11に所定量以上の送信対象パケットが存在するか否かを判定する(ステップS301)。
送信バッファ11に所定量以上の送信対象パケットが存在しない場合(ステップS301NO)、通信制御部81は、受信処理部14に対して形成した受信信号を出力させる(ステップS308)。
送信バッファ11に所定量以上の送信対象パケットが存在する場合(ステップS301YES)、処理ステップは、ステップS302へ進む。ステップS302、ステップS303、ステップS304の処理は、図7のステップS202、ステップS203、及びステップS204の処理と同じなので、説明を省略する。
受信無線フレームが管理フレームでない場合(ステップS304NO)、通信制御部81は、受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームであるか否かを判定する(ステップS305)。
受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームでない場合(ステップS305NO)、通信制御部81は、受信無線フレームがマルチキャスト又はブロードキャストの無線フレームであるか否かを判定する(ステップS306)。
受信無線フレームがマルチキャスト及びブロードキャストのいずれでもない場合(ステップS306NO)、通信制御部81は、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる(ステップS307)。
受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームである場合(ステップS305YES)、又は、受信無線フレームがマルチキャスト又はブロードキャストの無線フレームである場合(ステップS306YES)、通信制御部81は、受信処理部14に対して形成した受信信号を出力させる(ステップS308)。
なお、図8には図示していないが、制御装置80は、上記の閾値調整部31又は閾値調整部61を含んでいてもよい。
<第6実施形態>
第6実施形態は、第1実施形態における「条件(第1条件)」のバリエーションに関する。第6実施形態の無線通信装置の基本構成は、第1実施形態の無線通信装置と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第6実施形態の無線通信装置10は、図1の無線通信装置10において制御装置20を後述する制御装置90に置き換えればよい。
<制御装置の構成例>
図10は、第6実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図10において制御装置90は、通信制御部91を有している。
通信制御部91は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が「第1閾値」以下である場合に、無線通信装置10に対して無線フレームを送信させる制御を実行する。
また、通信制御部91は、「条件(ここでは、「第2条件」と呼ぶ)」が満たされる場合、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる。これにより、通信制御部91は、管理フレームに対する応答フレームを無線通信装置10に対して送信させる必要が無くなる。このため、通信制御部91は、「第2条件」が満たされる場合、無線通信装置10に対して無線フレームを送信させる制御を実行してもよい。
一方、「第2条件」が満たされない場合、通信制御部91は、受信処理部14に対して受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られた受信信号を出力段の機能部(通信制御部91を含む)へ出力させる。「第2条件」は、無線通信装置10にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が上記の「第2閾値」以下であり、且つ、該受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームでない、ことである。又は、「第2条件」は、無線通信装置10にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が上記の「第2閾値」以下であり、且つ、該受信無線フレームが無線通信装置10のBBSに関係する無線フレームでない、ことであってもよい。
<制御装置の動作例>
図11は、第6実施形態における制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
通信制御部91は、キャリアセンス部13によるキャリアセンスによって得られた受信信号強度が第2閾値以下であるか否かを判定する(ステップS401)。
受信信号強度が第2閾値以下である場合(ステップS401YES)、通信制御部91は、受信処理部14にて受信された受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームであるか否かを判定する(ステップS402)。
受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームでない場合(ステップS402NO)、通信制御部91は、受信処理部14に対して受信無線フレーム又は受信無線フレームから形成された受信信号を破棄させる(ステップS403)。
受信信号強度が第2閾値より大きい場合(ステップS401NO)、又は、受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームである場合(ステップS402YES)、通信制御部91は、受信処理部14に対して形成した受信信号を出力させる(ステップS404)。
以上のように第6実施形態によれば、制御装置90にて通信制御部91は、上記の第2条件が満たされる場合、受信処理部14に対して受信無線フレーム(又は、受信無線フレームから形成された受信信号)を破棄させる。
この制御装置90の構成により、受信無線フレームの受信信号強度が第1閾値以上であっても、該受信信号強度が第2閾値以下であり且つ受信無線フレームが無線通信装置10宛ての無線フレームでない場合には、受信処理部14に対して該受信無線フレーム(つまり、管理フレーム)を破棄させることができる。これにより、無線通信装置10は例えば受信した他の無線通信装置宛ての管理フレームに対する応答フレームを送信する必要が無くなる。このため、無線通信装置10及び該無線通信装置10に帰属する無線端末(不図示)が通信フレームを送信する機会を増やすことができる。これにより、スループットを向上させることができる。また、受信無線フレームの受信信号強度が第2閾値以下であっても無線通信装置10宛ての無線フレームである場合には、受信処理部14に対して受信信号を出力させることができる。これにより、第4実施形態と同様に、遠方に存在する無線端末が無線通信装置10へ接続できる可能性を高めることができる。
なお、図10には図示していないが、制御装置90は、上記の閾値調整部31又は閾値調整部61を含んでいてもよい。
<他の実施形態>
図12は、制御装置のハードウェア構成例を示す図である。図12において制御装置100は、プロセッサ101と、メモリ102とを有している。プロセッサ101は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ101は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ102は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ102は、プロセッサ101から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ101は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ102にアクセスしてもよい。
第1実施形態から第6実施形態の制御装置20,30,60,70,80,90は、それぞれ、図12に示したハードウェア構成を有することができる。第1実施形態から第6実施形態の制御装置20,30,60,70,80,90の通信制御部21,71,81,91と、閾値調整部31,61とは、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現されてもよい。プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、制御装置20,30,60,70,80,90に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によって制御装置20,30,60,70,80,90に供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムを制御装置20,30,60,70,80,90に供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記A1)
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
通信制御部
を具備する制御装置。
(付記A2)
前記通信制御部は、前記第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置に対して前記無線フレームを送信させる、
付記A1記載の制御装置。
(付記A3)
前記無線通信装置に帰属している各無線端末に対応する受信信号強度のうちの最小受信信号強度に基づいて、前記第2閾値を調整する閾値調整部をさらに具備する、
付記A1又はA2に記載の制御装置。
(付記A4)
前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって、前記第2閾値を算出する、
付記A3記載の制御装置。
(付記A5)
前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって得られた算出値が上限値以下である場合、前記算出値を前記第2閾値として設定し、前記算出値が前記上限値より大きい場合、前記上限値を前記第2閾値として設定する、
付記A3記載の制御装置。
(付記A6)
前記通信制御部は、
前記無線通信装置の送信バッファに送信対象パケットが存在する場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定し、
前記送信バッファに送信対象パケットが存在しない場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定せずに前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
付記A1からA5のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A7)
前記通信制御部は、
前記無線通信装置の送信バッファに存在する送信対象パケットが所定量より多い場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定し、
前記送信バッファに存在する送信対象パケットが前記所定量以下である場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定せずに前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
付記A1からA5のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A8)
前記通信制御部は、前記受信無線フレームが前記無線通信装置宛ての無線フレームであるか又はマルチキャスト若しくはブロードキャストの無線フレームである場合、前記受信無線フレームの受信信号強度の強さに関わらず、前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
付記A1からA7のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A9)
前記通信制御部は、前記受信無線フレームに施されている変調方式がCCK(Complementary Code Keying)変調方式である場合、前記受信無線フレームが前記管理フレームであると判定する、
付記A1からA8のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A10)
付記A1からA9のいずれか1項に記載の制御装置を具備する無線通信装置。
(付記A11)
無線通信装置を制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に前記無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
制御方法。
(付記A12)
無線通信装置を制御する制御装置に、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に前記無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、第1条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第1条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
制御処理を、実行させる制御プログラム。
(付記B1)
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが前記無線通信装置宛ての無線フレームでない、第2条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第2条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
通信制御部
を具備する制御装置。
(付記B2)
前記通信制御部は、前記第2条件が満たされる場合、前記無線通信装置に対して前記無線フレームを送信させる、
付記B1記載の制御装置。
(付記B3)
前記無線通信装置に帰属している各無線端末に対応する受信信号強度のうちの最小受信信号強度に基づいて、前記第2閾値を調整する閾値調整部をさらに具備する、
付記B1又はB2に記載の制御装置。
(付記B4)
前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって、前記第2閾値を算出する、
付記B3記載の制御装置。
(付記B5)
前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって得られた算出値が上限値以下である場合、前記算出値を前記第2閾値として設定し、前記算出値が前記上限値より大きい場合、前記上限値を前記第2閾値として設定する、
付記B3記載の制御装置。
(付記B6)
無線通信装置を制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが前記無線通信装置宛ての無線フレームでない、第2条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第2条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
制御方法。
(付記B7)
無線通信装置を制御する制御装置に、
キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線通信装置に対して無線フレームを送信させる制御を実行し、
前記無線通信装置にて受信された受信無線フレームの受信信号強度が、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが前記無線通信装置宛ての無線フレームでない、第2条件が満たされる場合、前記無線通信装置の受信処理部に対して前記受信無線フレームを破棄させ、
前記第2条件が満たされない場合、前記受信処理部に対して前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させる、
制御処理を、実行させる制御プログラム。
10 無線通信装置
11 送信バッファ
12 送信処理部
13 キャリアセンス部
14 受信処理部
20 制御装置
21 通信制御部
30 制御装置
31 閾値調整部
40,50 無線端末
60 制御装置
61 閾値調整部
70 制御装置
71 通信制御部
80 制御装置
81 通信制御部
90 制御装置
91 通信制御部

Claims (10)

  1. 無線通信装置であって、
    送信処理部と、
    受信処理部と、
    通信制御部と、
    を具備し、
    前記通信制御部は、
    前記送信処理部に対して、キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線フレームを送信させる制御を実行し、
    前記受信処理部に対して、第1条件が満たされる場合、受信無線フレームを破棄させる一方、前記第1条件が満たされない場合、前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させ、
    前記第1条件は、前記受信無線フレームの受信信号強度が第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、ことであり、前記第2閾値は、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、
    無線通信装置
  2. 前記通信制御部は、前記第1条件が満たされる場合、前記送信処理部に対して前記無線フレームを送信させる、
    請求項1記載の無線通信装置
  3. 前記無線通信装置に帰属している各無線端末に対応する受信信号強度のうちの最小受信信号強度に基づいて、前記第2閾値を調整する閾値調整部をさらに具備する、
    請求項1又は2に記載の無線通信装置
  4. 前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって、前記第2閾値を算出する、
    請求項3記載の無線通信装置
  5. 前記閾値調整部は、前記最小受信信号強度から所定値を減算することによって得られた算出値が上限値以下である場合、前記算出値を前記第2閾値として設定し、前記算出値が前記上限値より大きい場合、前記上限値を前記第2閾値として設定する、
    請求項3記載の無線通信装置
  6. 前記通信制御部は、
    前記無線通信装置の送信バッファに送信対象パケットが存在する場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定し、
    前記送信バッファに送信対象パケットが存在しない場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定せずに前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信装置
  7. 前記通信制御部は、
    前記無線通信装置の送信バッファに存在する送信対象パケットが所定量より多い場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定し、
    前記送信バッファに存在する送信対象パケットが前記所定量以下である場合、前記第1条件が満たされるか否かを判定せずに前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信装置
  8. 前記通信制御部は、前記受信無線フレームが前記無線通信装置宛ての無線フレームであるか又はマルチキャスト若しくはブロードキャストの無線フレームである場合、前記受信無線フレームの受信信号強度の強さに関わらず、前記受信処理部に対して前記受信信号を出力させる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の無線通信装置
  9. 無線通信装置によって実行される制御方法であって、
    前記無線通信装置の送信処理部に対して、キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に無線フレームを送信させることと
    前記無線通信装置の受信処理部に対して、第1条件が満たされる場合、受信無線フレームを破棄させる一方、前記第1条件が満たされない場合、前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させることと
    を含み、
    前記第1条件は、前記受信無線フレームの受信信号強度が第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、ことであり、前記第2閾値は、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、
    制御方法。
  10. 無線通信装置に
    前記無線通信装置の送信処理部に対して、キャリアセンスにより得られた受信信号強度が第1閾値以下である場合に前記無線通信装置に対して無線フレームを送信させることと
    前記無線通信装置の受信処理部に対して、第1条件が満たされる場合、受信無線フレームを破棄させる一方、前記第1条件が満たされない場合、前記受信無線フレームに受信処理を施すことによって得られる受信信号を出力させることと
    を含む処理を、実行させ
    前記第1条件は、前記受信無線フレームの受信信号強度が第2閾値以下であり、且つ、前記受信無線フレームが管理フレームである、ことであり、前記第2閾値は、前記無線通信装置に帰属している無線端末に対応する受信信号強度に基づき且つ前記第1閾値よりも大きい、
    制御プログラム。
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