JP7028527B2 - リストバンド - Google Patents

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Description

本発明は、受付などの配付箇所へやって来る人にそれぞれに配付されるリストバンドに関する。
リストバンドとしては、例えば、特許文献1に示されているような装飾用リストバンドや、産院などで、生まれた幼児に装着する識別用リストバンドが知られている。
実用新案登録第3068491号公報
ところで、例えば、災害発生時に開設された避難所では、つめかけた多くの被災者を迅速に受け入れて安全な場所に落ち着けるようにすることが肝要である。また、避難所では、食料、水、救援物資などの配給が行われるが、一度に多くの被災者が押し寄せると混乱をきたし、円滑迅速な配給が困難となる。
本発明は、このような点に鑑みて為されたものであって、リストバンドを用いて多数の人を効率的に整理してグループ分けし、分類されたグループ単位で円滑かつ速やかに行動してもらえるようにすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明のリストバンドは、配付箇所へやって来る人に配付されるリストバンドであって、複数種類の異なる外観仕様があり、手首に装着した際の巻き重ね部位に、バンド長手方向における複数個所の一箇所を選択して係止連結する係止手段を備え、前記係止手段は、手首に装着した際の巻き重ね部位における上側となるバンド一端側の近傍に切込み形成した係止片と、バンド一端に設けた差込み突起と、巻き重ね部位における下側となるバンド他端側にバンド長手方向一定ピッチで形成した複数の切込みとを備え、前記係止片が、前記切込みに前記バンド長手方向の一方側へ向かって差し込まれ、前記差込み突起が、他の切込みに前記バンド長手方向の他方側へ向かって差し込まれて係止される
本発明によると、リストバンドには、外観仕様の異なる複数種類があるので、配付箇所へやって来た人は、複数種類のいずれかの外観仕様のリストバンドを受け取って装着することになる。したがって、配付箇所へやって来た人を、装着したリストバンドの外観仕様によって、分類することができる。
また、手首に装着した際の巻き重ね部位に、バンド長手方向における複数個所の一箇所を選択して係止連結するので、手首の太さに応じて巻き付け長さを調整して、しっかりと手首に装着することができる。
更に、係止片が、切込みにバンド長手方向の一方側へ向かって差し込まれ、差込み突起が、他の切込みにバンド長手方向の他方側へ向かって差し込まれて係止されるので、難しい操作を要することなくリストバンドを手首に巻き付けて止着することができ、一人での装着も容易に行うことができる。また、係止片及び差込突起を、互いに逆方向へ向かって各切込みにそれぞれ差込んで係止するので、当該リストバンドが弛む周方向へずれ動くことが阻止され、装着状態を安定に保持することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記配付箇所へやって来る人を、配付された当該リストバンドの複数種類の異なる外観仕様によって、前記複数のグループにグループ分け可能である。
この実施態様によると、配付箇所にやって来た人を、同じ外観仕様のリストバンドを装着したグループ毎に、グループ分けすることができ、多くの人を複数のグループに分類することができる。また、配付した各外観仕様のリストバンドの本数を認識しておくことで、各グループの人数を的確に把握することができる。
配付箇所として、例えば避難所の受付で、当該リストバンドを配付することによって、リストバンドを用いて分類したグループ単位で食料、水、救援物資などの配給、あるいは、所定場所への移動、等を混乱なくかつ速やかに行うことが可能である。
(3)本発明の一実施態様では、表面の色を異ならせて前記複数種類の異なる外観仕様としている。
この実施態様によると、表面の色によって一見してリストバンドの相違を見分けることができ、紛れ込んだ他のグループの人でも容易に見つけることができる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記表面の色名を表記してある。
この実施態様によると、色覚障害の方にも色が容易に判り、色名でグループが呼び集められるような場合でも混乱することなく行動することができる。
)本発明の好ましい実施態様では、前記係止片と前記差込み突起に装着順番を示す番号を付してある。
この実施態様によると、手順を間違えることなく装着操作を行うことができ、正しく、かつ、速やかにリストバンドを手首に巻き付け装着することができる。
このように、本発明によるリストバンドを、配付箇所へやって来る人に配付することで、多数の人を、リストバンドの外観仕様によって、効率的に整理してグループ分けし、グループ単位で円滑かつ速やかに行動してもらえるようにすることができる。
図1は受付けセットの斜視図である。 図2は開設した受付けの斜視図である。 図3は案内表示シートの平面図である。 図4は入館者名簿の一例を示す平面図である。 図5は本発明の一実施形態に係るリストバンドの平面図である。 図6はリストバンドの装着手順を示す斜視図である。 図7はリストバンドの装着手順を示す斜視図である。 図8はリストバンドの装着手順を示す斜視図である。 図9は避難者カードの一例を示す平面図である。 図10は記入案内ファイルの斜視図である。 図11は開いた状態の記入案内ファイルの斜視図である。 図12は開いた状態の記入案内ファイルに避難者カードを挟み込み装填した状態を示す斜視図である。 図13はリストバンド提供形態の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態のリストバンドは、災害時における避難所の受付けで被災者に配布されるものであって、図1に示される受付けセットSを構成する一つのアイテムとなっている。
図1に示すように、受付けセットSには、案内表示シート1、避難所である、例えば体育館の入館者名簿2、本発明の一実施形態に係るリストバンド3、避難者カード4、及び、記入案内ファイル5、からなる複数種のアイテムが含まれている。これらアイテムが、箱形のパッケージ6に収容梱包されて自治体やボランティア団体などのユーザーに提供される。
以下、各アイテムについて詳細に説明する。
〔案内表示シート1〕
案内表示シート1は、図2に示すように、避難所の受付け開設箇所において、横長く設置されたテーブル7の上に展開して敷設されるものである。この案内表示シート1は、例えば、上下幅が数十cm程度、横長さが200cm程度に裁断された丈夫な紙製の横長シートである。
この案内表示シート1は、図3に示すように、その長手方向において7つの表示部A~Gに区分されていると共に、各表示部A~Gは、隣接する表示部との境界を折り目として、つづら折りに畳み込むことが可能となっている。
案内表示シート1の長手方向の一端側である左端の表示部Aは、「まずはこちらへ」の文言と、太字で大きく書かれた「入館受付」の文言が横向きに表記された看板表示部となっている。図2に示すように、この看板表示部Aを、右隣の表示部Bとの境界に形成された折り目に沿って下方に折り曲げて、テーブル7の左端部から垂れ下げる。これによって、テーブル7上がよく見えない周囲からでも被災者の入館手続きを行う「受付け」であることが容易に目視認識できる。
看板表示部Aの右側に隣接する表示部B、及び、一つ置きの右側にある表示部D,Fは、受付けに来た被災者がなすべき行動を案内するための案内事項が表記された案内表示部となっている。また、三つの案内表示部B,D,Fの間にある二つの表示部C,E、及び、右端の表示部Gは、次に行くべき順路を示す順路表示部となっている。
左端の案内表示部Bは、最初になすべき行動を案内するものであることを示す案内番号「1」と、最初になすべき行動を案内するための案内事項である「名前を書く」の文言とが、案内表示部Bの上端側に偏って表記されている。これら表記箇所の下方に残された大きい空白領域には、名前を書くのに必要な物である入館者名簿の載置場所であることを示す「名簿置き場」の文言が表記されている。
その右側の案内表示部Dは、二番目になすべき行動を案内するものであることを示す案内番号「2」と、二番目になすべき行動を案内するための案内事項である「人数分取る」の文言とが、案内表示部Dの上端側に偏って表記されている。これら表記箇所の下方に残された大きい空白領域には、受け取る対象物であるリストバンドの載置場所であることを示す「リストバンド置き場」の文言が表示されている。
更にその右側の案内表示部Fは、三番目になすべき行動を案内するものであることを示す案内番号「3」と、三番目になすべき行動を案内するための案内事項である「カードを取る」の文言とが、案内表示部Fの上端側に偏って表記されている。これら表記箇所の下方に残された大きい空白領域には、受け取る対象物である避難者カードの載置場所であることを示す「避難者カード置き場」の文言が表示されている。
なお、図示されていないが、看板表示部A及び各案内表示部B,D,Fにおける、案内事項の下には、英語に翻訳した文言が併記されている。
順路表示部C,Eには、右側に位置する次の案内番号「2」,「3」と、順路を示す矢印pが大きく表記されている。また、右端の順路表示部Gには、四番目になすべき行動を案内するための案内事項である「カードは記入後 回収ボックスへ」の文言と、順路を示す矢印pと、次の案内番号「4」とが表記されている。
また、7つの各表示部A~Gは、その境界の折り目の部分で切り取ることもでき、案内表示シート1を展開するテーブルの大きさなどに応じて各表示部A~Gを切り離して使用することができる。したがって、案内表示シート1を展開するテーブルの大きさなどによって使用が制限されることもない。
〔入館者名簿2〕
図4に、第1の案内表示部Bに置かれる入館者名簿2の一例が示されている。この入館者名簿2には、氏名と性別の記入欄が複数列(この例では2列)に亘って備えられている。記入欄の上部には、入館する全員の名前(フルネーム)の記入を指示する文言が表記されている。なお、入館者名簿2は、外国人の被災者にも記入してもらう必要があるので、記入項目が外国語、この例では、英語、中国語、韓国語でも表記されている。また、入館者名簿2は、風で飛び散ることのないように、天面を糊つけ接続した冊子状態で提供され、必要に応じて一枚ずつめくり取ることができるようになっている。
〔リストバンド3〕
図5に、第2の案内表示部Dに置かれる、本発明の一実施形態に係るリストバンド3の一例が示されている。このリストバンド3は、表面が色分けされた複数種の外観仕様の異なるものが多数枚ずつ準備されている。各色を所定枚(例えば、50枚)ずつ用意して、受付けを済ませた避難者それぞれの腕に巻付け着用してもらうことで、残ったリストバンド3の数から、受け付けた避難者の人数を把握することが容易となる。また、リストバンド3の色ごとに避難者をグループ分けすることで、救援物資の配布、食事の分配、避難所での移動行動、等をグループ単位で行うのに便利となる。
なお、リストバンド3につける色としては見分けやすいものが望ましく、例えば、明るい色相である白色、赤色、みず色、緑色、オレンジ色、等が好適である。また、色覚障害の方にも色が容易に判るように、色の名称が日本語及び外国語でも表記されている。
リストバンド3は、例えば、幅が約30mmで、手首に巻きつけるに十分な長さを備えた紙製のものである。リストバンド3の一端側(図5では左端側)に偏った部位に湾曲した係止片3aが切込み形成されると共に、先端には差込み突起3bが形成されている。係止片3aは、バンド長手方向(図5の左右方向)の一方側である右側へ膨らむように切込み形成され、差込み突起3bは、バンド長手方向の他方側である左端から左方へ突出形成されている。
また、他端側(図5では右端側)には複数の台形の切込み3cが、バンド長手方向に一定ピッチで形成されている。なお、係止片3aには装着手順番号「1」が、また、差込み突起3bには装着手順番号「2」が付されており、以下のような手順で手首に装着する。
先ず、リストバンド3を手首に巻き付けて、図6に示すように、係止片3aと差込み突起3bとを備えたバンド左端側が、切込み3c群を備えたバンド右端側の上に重なるように位置させる。次に、上に位置する装着手順番号「1」が付されている係止片3aを、図7に示すように、その下方に位置する切込み3cに、バンド長手方向の一方側(図7では右側)へ向かって差し込む。
次に、図8に示すように、装着手順番号「2」が付されている差込み突起3bを、その下方に位置する切込み3cに、バンド長手方向の他方側(図8では左側)へ向かって差し込むことで、リストバンド3の左端側が捲り上がることを阻止する。
このようにして手首に巻付け装着されたリストバンド3は、係止片3aと差込み突起3bとが、互いに逆方向に向かって、各切込み3cにそれぞれ差込まれて係止連結されるので、バンド重なり部位が巻き付けの弛む周方向へずれ動くことが阻止されることになり、差込み突起3bを切込み3cの下から抜き出さない限り、巻き付けが外れることはない。なお、図示されていないが、リストバンド3の裏面には、上記バンド装着手順がイラストで表記されている。
〔避難者カード4〕
図9に、第3の案内表示部Fに置かれる避難者カード4の一例が示されている。この避難者カード4には、記入日、地域住民であるか否かを問うチェックボックス、避難の状況の記入欄、ペットの有無を問うチェック欄、氏名、年齢、備考、などの記入欄、住所の記入欄、電話番号の記入欄、安否の問い合わせに情報を公開しても良いか否かのチェック欄、緊急連絡先の記入欄、等が備えられている。
なお、記入欄やチェック欄が白地になっているのに対して、質問項目の欄は薄く着色されており、これによって記入あるいはチェックを入れる箇所が一目で判るようになっている。
この避難者カード4は、受付けを終了した後、受付け以外の場所で記入すればよいので、受付けでの避難者の流れを阻害することがない。
また、この避難者カード4は、文字記入する項目を必要最小限にとどめ、○(まる)をつけるだけで済む項目を多くするようにしている。これによって、記入にかかる時間的負担や精神的負担が軽くなるよう工夫されている。
〔記入案内ファイル5〕
図1に示される記入案内ファイル5は、日本語が判読できない外国人の被災者が、日本語による上記避難者カード4に、外国語で正しく、容易に記入できるようにするものである。この記入案内ファイル5は、必要に応じてスタッフから避難者カード4と共に、手渡される。
図10に、英語に対応する英語訳仕様の記入案内ファイル5の一例が示されている。この記入案内ファイル5は、上記避難者カード4より一回り大きい寸法の樹脂シートを二つ折りしたものである。この記入案内ファイル5の上シート5aと下シート5bとの間に、日本語の上記避難者カード4を挟み込み、上シート5aに形成した切欠き窓8から避難者カード4への記入を行うようになっている。
詳述すると、図11に示すように、下シート5bの下端近くには、横長の係止片9が切込み形成されると共に、下シート5bの上下左右の四隅に、避難者カード4の大きさに合わせた鉤形の見当マーク10が付されている。図12に示すように、係止片9の下に避難者カード4の下端辺を差し込むと共に、避難者カード4の四隅を上下左右の見当マーク10に合わせることで、避難者カード4を位置決めして下シート5bに保持させることができる。
下シート5bに避難者カード4を位置決め保持した状態で、上シート5aを避難者カード4の上に重ねることで、上シート5aに形成した各切欠き窓8が、避難者カード4の各記入欄に合致し、各記入欄を露出させる。同時に、上シート5aの避難者カード4に対する重複領域は不透明となっているので、避難者カード4における各種記入項目の日本語表記を隠すことができる。この日本語表記を隠した部分に、英語に翻訳した記入項目が、図10に示すように印刷表記されている。
従って、英語を使用する外国人の避難者は、英語で表記された記入項目の質問内容を判読して、日本語で表記された避難者カード4の記入欄に正しい内容で容易に記入することができる。
なお、記入案内ファイル5の下シート5bは、上シート5aよりも上方に延出されており、この延出部の左側に翻訳仕様を示す外国語見出しが表記されると共に、その右側には、記入案内ファイル5の使い方がイラストで表記されている。また、翻訳仕様を示す外国語見出しや表記される外国語は、翻訳する外国語に応じて色分けされており、どの外国語の翻訳仕様であるかを容易に区別できるようにしている。
記入案内ファイル5は、あらゆる国に対応しておくことが望ましいが、現在の日本での外国人の居留人数等を考慮すると、英語、中国語、韓国語の翻訳仕様のものを用意しておくことで、凡そ対応できるものと思われる。
〔パッケージ6〕
図1に示されるパッケージ6は、紙材を箱形に組み上げたものであり、その一方の主面(裏面)にはセット名などが印刷されると共に、他方の主面(表面)及び上下左右の側面には「回収ボックス」の文言と案内番号「4」が表記されている。また、図2中に示すように、裏面における「回収ボックス」の文言の下には、避難者カード4の横幅より長い横長の開口部11を折込み(あるいは、折り出し)形成することが可能となっている。従って、このパッケージ6は、上記の各種アイテムを収容して運搬及び保管に用いると共に、アイテムを取り出した後の空のパッケージ6を、例えば、図2中に示すように、裏面を上にして、例えば、テーブル上に置くことで、記入された避難者カード4を開口部11に投入回収する回収ボックスとして使用することができるようになっている。
受付けセットSは以上のように構成されている。避難所での受付け開設にあたって、避難所スタッフは、搬入したパッケージ6を開いて収納したアイテムを取出す。避難所スタッフは、取り出したアイテムを、図2に示すように、テーブル7の上に案内表示シート1を横長に広げて載置すると共に、案内表示シート1における左端の看板表示部Aを折り下げてテーブル7の端部に垂れ下げる。次に、第1の案内表示部Bに入館者名簿2と筆記具、第2の案内表示部Dにリストバンド3、第3の案内表示部Fに避難者カード4をそれぞれ置き、これで受付けの開設が完了する。
受付けに来た被災者は、先ず、案内番号「1」が表記された第1の案内表示部Bの前に立ち、表記された案内事項を読んで入館者名簿2に必要事項を記入する。次に、順路表示部Cの指示に従って案内番号「2」が表記された第2の案内表示部Dの前に移動し、表記された案内事項に従ってリストバンド3を受け取る。次に、順路表示部Eの指示に従って案内番号「3」が表記された第3の案内表示部Fの前に移動し、表記された案内事項に従って避難者カード4と筆記具を受け取って受付けから離れる。次に、受付け以外の場所、例えば、受付け近くの適所に設置されたテーブルなどで所要事項の記入を行い、記入した避難者カード4を、回収ボックス(パッケージ)6の開口部11に投入する。これで入館手続きが完了し、その後、スタッフの指示に従って、例えば、リストバンド3の色毎にグループ分けされ、グループ毎に所定の安全な場所へ移動する。
日本語の判らない外国人避難者は、避難者カード4の他に、所望言語の記入案内ファイル5を受け取って必要事項を記入して、避難者カード4を回収ボックス(パッケージ)6に投入する。また、使用済みの記入案内ファイル5を受付けに返却することで、後続の外国人避難者に使い回しすることができる。
なお、避難所の状況によっては、避難者カード4を持って先ず所定の安全な場所へ移動し、落ち着いた状況で避難者カード4への記入を行うこともある。
以上のように、受付けに来た被災者は、案内表示シート1上に付された案内番号順に移動してゆくのであるが、一つの案内表示部の横幅とその右側の順路表示部の横幅とを合せた横幅は、人が立つのに十分足りる大きさである。したがって、テーブル7の前に立った、例えば3人の被災者が三つ案内表示部B,D.Fにおいて互いにぶつかることなく並んで所定の手続きを行い、一列で順次右方に入れ替わり移動してゆくことになる。
受付スタッフが、他の用事で持ち場を離れ、受付にスタッフがいない状態であっても、上記のように、案内表示シート1には、各案内表示部B,D,Fには、行動を案内するための案内事項とその順番を示す案内番号が表記されていると共に、名簿やリストバンド等が載置されており、更に、順路表示部C,Eには、次に行うべき案内番号及び順路を示す矢印が表記されているので、避難所に来た人は、案内表示シート1に表記された内容を読んで、受付けに必要な手続きをとることも可能である。
避難所の安全な場所に収容された多数の避難者は、装着しているリストバンドの色によって、グループ分けされ、例えば、食料、水、救援物資などの配給の際には、避難所のスタッフによって、グループ単位での行動が指示される。これによって、食料、水、救援物資などの配給の際に、一度に多くの避難者が押し寄せて混乱をきたすことなく、円滑かつ速やかには配給等を行える。
[その他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記実施形態のリストバンド3は、紙材に印刷を施しただけのものであるが、濡れるおそれがある状況下で利用するような場合には、紙材表面に樹脂フィルムを積層したラミネートシートや、肌あたりのよい樹脂シートを素材に使用するとよい。
(2)図13に示すように、リストバンド3を、所定の印刷を施した紙製のベース材13から完全に打抜くことなく複数点を残してカット加工を行い、複数のリストバンドを1枚に備えたシート状態でパッケージ6に収容して提供するようにしてもよい。これによると、複数のリストバンド3がばらけることがなく、取り扱いが容易になるとともに、リストバンド3の本数をベース材13の枚数として容易に数えることができ、管理が容易になる。
(3)あるいは、同色の複数本のリストバンド3が縦列状に繋がった一連の帯状にして提供し、各リストバンド3の境界に予め形成しておいた切れ目やミシン目に沿って切り離し、個々のリストバンド3として配布するようにしてもよい。この場合も、梱包運搬あるいは保管に便利なものとなる。
(4)リストバンド3の外観仕様は、上記のように色を異ならせて見分けやすくする他に、誰でもが判る複数種のマーク(トランプのマーク、星印、三日月、太陽、雪印など)、文様(縞文様、市松文様、波文様、水玉文様など)、数字(アラビア数字など)、文字(アルファベットなど)、イラスト(動物イラスト、乗り物イラストなど)等を目立つよう表記することで、見分けやすい外観仕様とすることもできる。
(5)リストバンド3を手首に巻き付けて連結する手段は上記形態に限られることはなく、周知の連結形態を適宜選択することができる。
(6)上記実施形態に示したリストバンド3は、避難所で避難者をグループ分けするのに対応したものとしているが、その外観仕様を適宜変更することで、各種のイベントなどにおける観客の整理分類に適用することも可能である。
3 リストバンド
3a 係止片
3b 差込み突起
3c 切込み

Claims (5)

  1. 配付箇所へやって来る人に配付されるリストバンドであって、
    複数種類の異なる外観仕様があり、
    手首に装着した際の巻き重ね部位に、バンド長手方向における複数個所の一箇所を選択して係止連結する係止手段を備え、
    前記係止手段は、手首に装着した際の巻き重ね部位における上側となるバンド一端側の近傍に切込み形成した係止片と、バンド一端に設けた差込み突起と、巻き重ね部位における下側となるバンド他端側にバンド長手方向一定ピッチで形成した複数の切込みとを備え、
    前記係止片が、前記切込みに前記バンド長手方向の一方側へ向かって差し込まれ、前記差込み突起が、他の切込みに前記バンド長手方向の他方側へ向かって差し込まれて係止される、
    ことを特徴とするリストバンド。
  2. 前記配付箇所へやって来る人を、配付された当該リストバンドの複数種類の異なる外観仕様によって、前記複数のグループにグループ分け可能である、
    請求項1に記載のリストバンド。
  3. 表面の色を異ならせて前記複数種類の異なる外観仕様としている、
    請求項1または2に記載のリストバンド。
  4. 前記表面の色名を表記してある、
    請求項3に記載のリストバンド。
  5. 前記係止片と前記差込み突起に装着順番を示す番号を付してある、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のリストバンド。
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