JP7028322B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、所望の画像処理を実行する画像処理プログラムを、遺伝的プログラミングによって自動生成する技術がある。この技術は、入力画像と目標となる処理結果(目標画像等)を用いて、画像処理プログラムを遺伝的プログラミングによって最適化していくものである。
また、画像処理プログラムの自動生成の一つとして、画像のクラス分類(カテゴリー分類)を行う画像分類プログラムの自動生成法が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。画像分類プログラムを用いることで、例えば、画像に写った対象物を良品と不良品の2クラスに分類することができる。
国際公開第2017/068675号
上述したように画像に写った対象物を良品と不良品の2クラスに分類するだけでなく、良品の程度や不良モード(欠陥の種類)別に多クラスに分類することができれば有用である。多クラス分類を実行できる代表的な識別器としては、例えばSVM(Support Vector Machine)識別器などがある。
しかしながら、2クラスに分類するためのSVM識別器を多クラスに拡張して画像分類プログラムの自動生成を行う場合、SVM分類器作成の処理量がクラス数の二乗のオーダーで増加し、全体の学習時間が非常に大きくなる。
1つの側面では、本発明は、多クラス画像分類器を生成するときの処理量を低減することが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
一つの態様では、情報処理装置は、要素フィルタを組合せた画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する情報処理装置であって、2つのクラスに予め分類された第1学習画像群を前記2つのクラスに分類する画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する第1生成部と、前記第1生成部が生成した前記画像分類プログラムに対し、3つ以上のクラスに予め分類された第2学習画像群を与え、前記第2学習画像群を前記3つ以上のクラスに分類する多クラス画像分類器を生成する第2生成部と、を備えている。
多クラス画像分類器を生成するときの処理量を低減することができる。
第1の実施形態に係る画像分類装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 遺伝的プログラミングにおいて取り扱う個体の木構造フィルタ列の基本構成の例を示す図である。 遺伝的プログラミングによる画像分類プログラムの生成処理の概要について説明するための図である。 図4(a)~図4(d)は、第1の実施形態の処理の概要について説明するための図である。 図5(a)~図5(c)は、不良モード込み良否判定識別器の生成処理について説明するための図である。 画像分類装置が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。 プログラム生成部の処理手順の例を示すフローチャートである。 図8(a)~図8(c)は、図7のフローチャートに沿って生成した不良モード込み良否判定識別器の検証実験結果を示す図である。 図9(a)~図9(c)は、第2の実施形態について説明するための図である。 第3の実施形態について説明するための図である。 第4の実施形態について説明するための図である。 変形例について説明するための図である。
《第1の実施形態》
以下、情報処理装置としての画像分類装置の第1の実施形態について、図1~図8(c)に基づいて詳細に説明する。第1の実施形態に係る画像分類装置は、要素フィルタを組合せた画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて自動生成する機能と、生成された画像分類プログラムを実行して画像分類処理を実行する機能とを備える。
図1は、第1の実施形態に係る画像分類装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。画像分類装置100は、プロセッサ101と、RAM102と、HDD103と、グラフィック処理装置104と、入力インタフェース105と、読み取り装置106と、通信インタフェース107と、ネットワークインタフェース108と、を備える。画像分類装置100の各部は、バス109に接続されている。
プロセッサ101は、画像分類装置100全体を制御する。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等である。また、プロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、画像分類装置100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD103は、画像分類装置100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、表示装置104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令にしたがって、画像を表示装置104aの画面に表示させる。表示装置としては、液晶ディスプレイや有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどがある。
入力インタフェース105には、入力装置105aが接続されている。入力インタフェース105は、入力装置105aから出力される信号をプロセッサ101に送信する。入力装置105aとしては、キーボードやポインティングデバイスなどがある。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
読み取り装置106には、可搬型記録媒体106aが脱着される。読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに記録されたデータを読み取ってプロセッサ101に送信する。可搬型記録媒体106aとしては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどがある。
通信インタフェース107は、接続された外部デバイスとの間でデータの送受信を行う。本第1の実施形態では、通信インタフェース107には、外部デバイスとしてカメラ107aが接続され、通信インタフェース107は、カメラ107aから送信された画像データをプロセッサ101に送信する。
ネットワークインタフェース108は、ネットワーク108aを介して他の装置との間でデータの送受信を行う。
画像分類装置100は、入力画像を2クラスのうちの1つに分類するための画像分類プログラムを、遺伝的プログラミングによって自動的に生成する。生成された画像分類プログラムに基づく画像分類処理には、例えば、入力画像に写っている製品や部品が良品か不良品かを判定する処理や、入力画像に顔が写っているか否かを判定する処理などが含まれる。
画像分類プログラムによって実現される処理には、学習画像を用いた学習によって入力画像を2クラスに分類する識別器(良否判定識別器)を生成する識別器生成処理と、良否判定識別器に入力する特徴情報を学習画像に基づいて生成する前処理とが含まれる。高精度な画像分類を実現する上で、学習画像からどのような特徴量を抽出して用いるかという点と、得られた特徴量に基づいてどのような良否判定識別器を生成するかという点の両方が重要である。画像分類装置100は、遺伝的プログラミングにより、良否判定識別器の生成アルゴリズムと前処理アルゴリズムの最適な組み合わせを探索する。
また、画像分類装置100は、生成した画像分類プログラムを用いて多クラス良否判定が可能な識別器を生成する。なお、多クラス良否判定が可能な識別器の詳細については後述する。
(遺伝的プログラミングにおいて取り扱う個体について)
図2は、遺伝的プログラミングにおいて取り扱う個体の木構造フィルタ列の基本構成の例を示す図である。図2に示すように、個体は、各ノードの要素としてプログラムモジュールが設定された木構造によって表される。この木構造では、入力画像に様々な画像変換を加えて特徴抽出画像を生成し、生成した画像から画像特徴量を抽出し、画像特徴量を組み合わせて特徴ベクトルを作成し、SVM識別器によって画像が属するクラス(OK画像とNG画像)を判定するための学習あるいは判定を実行する。なお、OK画像は、良品が写っている画像(良品画像)であり、NG画像は不良品が写っている画像(不良品画像)を意味する。また、個体を表す木構造は、それぞれ1以上の隣接する階層を含む区間(処理)に区分される。本第1の実施形態では、木構造は、そのリーフ側(図2の上側)からルート側(図2の下側)に向かって画像変換処理、画像特徴量抽出処理、入力データ作成処理、SVM識別器生成処理に区分される。なお、SVM識別器生成処理には、SVMパラメータ設定処理、SVM識別器生成処理、適応度算出処理が含まれる。
ここで、画像変換処理、画像特徴量抽出処理、入力データ作成処理は、識別器に入力するデータを生成するための前処理に対応づけられている。画像変換処理では、画像変換フィルタを用いて、入力画像を特徴抽出に適するように変換する。なお、画像変換フィルタとしては、Smoothフィルタ、Sobelフィルタ、Laplaceフィルタ、Andフィルタ、Subフィルタ、Addフィルタ、Orフィルタ、Erodeフィルタ、Dilateフィルタ、Thresholdフィルタなどを適用可能である。
画像特徴量抽出処理は、画像変換処理で変換された画像から、特徴抽出フィルタを用いて特徴量を抽出する処理である。特徴抽出フィルタとしては、平均輝度を算出するフィルタ、輝度ヒストグラムを算出するフィルタ、FFT(Fast Fourier Transformation)を実行するフィルタなどを適用可能である。また、領域分割数などの制御パラメータが異なるが同じ種類の特徴を抽出するフィルタを適用することもできる。
入力データ作成処理は、画像特徴量抽出処理で抽出された特徴量に基づいて、識別器に入力するための入力データ(特徴ベクトル)を生成する処理である。識別器に入力する入力データを生成するための入力データ生成モジュールとしては、例えば、入力数がそれぞれ1,2のプログラムモジュールや、入力データの正規化、入力データの圧縮などを実行するプログラムモジュールを、用いることができる。
SVMパラメータ設定処理は、例えば、学習パラメータの絶対値を設定する処理と、学習パラメータの相対値を設定する処理を含む。設定された絶対値が、設定された相対値を用いた加減算やスケーリングなどによって増減されることで、識別器の生成のための学習パラメータ(以下、ハイパーパラメータとも呼ぶ)が決定される。
SVM識別器生成処理は、使用するカーネル関数や動作モードを決定する。カーネル関数としては、例えば、LINEARカーネル、POLYNOMIALカーネル、RBF(Radial Basis Function)カーネル、SIGMOIDカーネルなどを適用可能である。また、動作モードとしては、木構造とSVM識別器の学習を実行するモードや、入力画像の良否判定を実行するモードが決定される。
適応度算出処理は学習実行モードにおいて、SVM識別器生成処理で生成された識別器情報にしたがって、入力データ作成処理で作成された入力データに基づいて、学習画像の良否を判定する分類処理を実行する。また、適応度算出処理は、分類処理による分類結果と、学習画像に付加されたラベルが示す良否とを比較して、分類結果が正解か不正解かを判定する。そして、適応度算出処理は、交差検定などを用いて判定を複数回実行して学習画像に対する正解率を算出し、算出された正解率に基づいて、個体の適応度を算出する。ここで、適応度とは、目的とする画像認識結果に対して、自動生成した木構造フィルタ列の出力結果がどの程度一致しているかを示す指標である。本第1の実施形態では、適応度算出処理において、各個体の適応度を算出する際に、ペナルティ項も考慮するものとする。ペナルティ項としては、識別器の特徴次元数、木構造のサイズ(木構造に含まれるノード数またはノードの最大階層数)、SVM識別器が用いられる場合のサポートベクトル数などを適用可能である。例えば、一般に、得られるデータと比較して識別器の複雑さが大きくなるほど、過学習が起こりやすくなる。そこで、例えば、特徴次元数が大きいほど、また、木構造のサイズが大きいほど、また、サポートベクトル数が大きいほど、正解率を小さくするように補正して適応度を算出する。なお、特徴次元数は、入力データ作成処理において設定された入力データ生成モジュールに基づいて判別可能である。このように正解率をペナルティ項に応じて補正することで、学習結果の優劣を正確に評価でき、未知の画像に対しても分類精度の高い画像分類プログラムを生成できる。
(画像分類プログラム生成処理の概要)
次に、図3に基づいて、遺伝的プログラミングによる画像分類プログラムの生成処理の概要について説明する。
図3は、画像分類プログラムの生成処理手順の概要を示す図である。前提として、画像分類プログラムの生成処理の前に、1つ以上の学習用データ20が用意される。学習用データ20には、入力画像21と、入力画像21の正しい分類結果(本実施形態では分類正解データ22)とが含まれる。入力画像21は、例えば、カメラによって被写体を撮像することによって得られる。
遺伝的プログラミングによる画像分類プログラムの生成処理では、個体(図3において白丸で表記)は、前述のように1つ以上の画像処理フィルタを組み合わせて構成される。なお、図3の左上において、“F”はノードに組み込まれた画像処理フィルタを示し、“I”は入力端子を示し、“O”は出力端子を示す。また、個体に組み込むことが可能な複数の画像処理フィルタも、あらかじめ用意される。
遺伝的プログラミングによる画像分類プログラムの生成処理は、例えば、以下のように実行される。
まず、ステップS100において、母集団11に含められる複数の初期個体が生成される。各初期個体のノードには、あらかじめ用意された複数の画像処理フィルタの中からランダムに選択された画像処理フィルタが組み込まれる。また、生成された各初期個体について、適応度が算出される。なお、算出された適応度の最大値が所定の閾値以上である場合には、適応度が最大の初期個体が最終的な画像分類プログラムとして出力される。
適応度の最大値が所定の閾値未満である場合、ステップS102において、母集団11の中から、一定数(図3では、例えば2つ)の親個体がランダムに選択される。次いで、ステップS104では、選択された一定数(2つ)の親個体に対して進化過程の処理が施されることで、2以上の一定数の子個体が生成される。進化過程では、2つの親個体に対して交叉処理および突然変異処理が行われる。2つの親個体に対して、それぞれ異なる交叉処理や突然変異処理が行われることで、3つ以上の子個体が生成されてもよい。すなわち、生成される子個体の数は、母集団11から選択される親個体の数以上となる。
次いで、ステップS106では、生成された各子個体について、適応度が算出される。
ここで、生成された子個体のいずれかの適応度が所定の閾値以上であった場合には、その個体が最終的な画像分類プログラムとして出力され、プログラム生成処理が終了する。
一方、これらすべての子個体の適応度が所定の閾値未満であった場合には、ステップS108において、生成された各子個体および元の2つの親個体を含む個体群12の中から、生存選択が行われる。この生存選択では、個体群12の中から、算出された適応度が最大の個体が選択される。また、個体群12内の残りの個体の中から、所定の方法で個体が1つ選択される。例えば、残りの個体の中から、適応度に応じた確率で個体が選択される(ルーレット選択)。
このような生存選択によって選択された2つの個体は、ステップS110において、母集団11に含まれる個体のうち、親個体として選択された2つの個体と入れ替えられる。これにより、母集団11に含まれる個体が次世代の個体へ変更される。そして、適応度が所定の閾値以上となる個体が出現するまで、同様の処理が繰り返される。
以上のような手順によって生成される画像分類プログラムの用途としては、例えば、FA(Factory Automation)分野において、製品を撮像した画像に画像処理を施して所望の効果を得るという用途が考えられる。例えば、製品の外観を撮像した画像に画像処理を施して、欠陥が生じた箇所を抽出する、位置合わせを行う箇所を抽出するといった用途が考えられる。
このような用途では、被写体となる製品の変更や改良、それに伴う撮像環境の変化などに応じて、画像分類プログラムの再構築の必要が生じる場合がある。このため、画像分類プログラムの構築の容易性が求められている。また、照明条件の変化や被写体の形状、位置姿勢のバラツキなどの撮像環境の変化に対するロバスト性が高い画像分類プログラムを構築することが求められている。
遺伝的プログラミングを利用することで、入力画像21とこれに対応する分類正解データ22とをあらかじめ用意しておくだけで、このような用途で使用可能な画像分類プログラムを容易に生成することができる。また、それぞれ撮像環境が異なる入力画像21と分類正解データ22とのペア(学習用データ20)を複数用意しておくことで、撮像環境の変化に対するロバスト性が高い画像分類プログラムを自動生成することもできる。
(処理の概要)
次に、本第1の実施形態における処理の概要について説明する。本第1の実施形態では、図3に示した画像分類プログラム生成処理で生成された良否判定(OK画像/NG画像の判定)が可能な画像分類プログラムを用いて、多クラス良否判定が可能なSVM識別器を生成する。多クラス良否判定とは、画像が、OK画像のクラスと、NG画像を更に不良モード別に分類した複数クラスのいずれに属するかを判定することを意味する。以下においては、多クラス良否判定が可能なSVM識別器を「不良モード込み良否判定識別器」と呼ぶものとする。不良モード込み良否判定識別器によれば、OK画像(良品)とNG画像(不良品)のいずれかである対象画像が良品であるのか不良品であるのか、および、不良品であればどの欠陥種類の不良品であるのかを同時に判定することができる。
(1)学習用正解データの入力
画像ファイルごとに正解クラスを記載した学習用正解データを入力する。このとき、例えば図4(a)に示すように、OK画像については正の整数、NG画像については負の整数を割り当てることとする。なお、NG画像の数値の違いは、不良モードの違いを意味する。図4(a)に示すような学習用正解データを入力することで、図4(b)に示すような良否判定自動生成用の正解データ(良品が「+1」で、不良品が「-1」)に自動的に変換することができる。
(2)良否判定プログラムの自動生成
良否判定自動生成用の正解データを用いて、画像分類プログラムの自動生成を図3を用いて説明したように実行する。なお、以下においては、良否判定自動生成用の正解データを用いて生成される画像分類プログラムを「良否判定プログラム」と呼ぶ。上記自動生成の結果、良/否の判定精度を最適化した木構造フィルタ列が生成される(図4(c)参照)。木構造フィルタ列の最終段には、学習画像から生成した良否判定識別器が組み合わされる。この木構造フィルタ列は、画像変換処理、画像特徴量抽出処理、識別器生成ハイパーパラメータをトータルで最適化した結果となっており、汎化性の高い良否判定プログラムが得られている。
(3)不良モード込み良否判定識別器の生成
良否の判定に最適化された画像変換処理と画像特徴量抽出処理は、必ずしもNG画像の種類を分類する精度において最適化されているとは限らないが、非常に有効な画像特徴量を抽出していることが予想される。また、識別器のハイパーパラメータについても、同じ画像特徴量で良否の2クラスを識別する識別器の作成において最適化されているため、多クラスの分類器作成においてもかなり有効なパラメータとなっていることが期待できる。
その予測に従い、良否判定プログラムの自動生成結果(図4(c)の木構造フィルタ列の破線枠内)に対して不良モード込みの多クラスの学習用正解データ(図4(a))をそのまま適用することにより、多クラス画像分類器(不良モード込み良否判定識別器)の生成を実施する。これにより、画像変換処理、画像特徴量抽出処理、識別器ハイパーパラメータ設定を良否判定プログラムと共通化した不良モード込み良否判定識別器(図4(d))を得ることができる。
ここで、不良モード込み良否判定識別器の生成処理について、図5(a)~図5(c)に基づいてより詳細に説明する。図5(a)には、学習初期に設定されている画像特徴の特徴空間に学習画像を配置した状態が模式的に示されている。図5(a)において、学習用の良品データが白塗りの図形で表され、不良品データが黒塗り図形で示されている。不良の種類(不良モード)には、キズ、打痕、サビの3種類があるものとする。また、良品データには、正常範囲内に含まれる小さいキズや小さい打痕があるものも含まれる。
図5(a)に示すような学習初期においては、ランダムに画像特徴X1、X2が選ばれているため、学習用データの良否を正しく識別できる境界を得ることはできない。これに対し、遺伝的プログラミングにより学習が進んで適応度が十分に上昇してくると、図5(b)に示すように、学習用データを全て正しく良否判定できるようになる。このとき、画像変換および画像特徴量抽出処理が最適化され、画像特徴量としてはX3、X4が選択されているものとする。また、識別器のハイパーパラメータにより、良否の識別境界が図5(b)において点線で示すように正しく求められている。なお、図5(b)においては、不良の種類(不良モード)によってそれぞれの学習用データが特徴空間内でクラスタを構成していることもわかる。
上述したとおりに得られた図5(b)の特徴量データについて、図4(a)に示すような学習用正解データを適用することで、良品、不良品(キズ)、不良品(打痕)、不良品(サビ)の4クラスに分類する不良モード込み良否判定識別器を生成する。その結果、図5(c)において破線で示すような分類境界を得ることができる。
(4)不良モード分類処理
画像分類実行時には、入力画像に対して良否判定プログラムを適用して画像特徴量を抽出し、その特徴量を不良モード込み良否判定識別器に与えて多クラス分類(欠陥分類)を実行する。なお、良否判定プログラムとその良否判定識別器を使用して、良/不良の判定を並行して行っても構わない。
(画像分類装置100の処理機能について)
図6は、画像分類装置100が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。画像分類装置100は、画像入力部111、正解データ入力部110、分類部としての画像検査処理部112、プログラム生成部120、記憶部150、を有する。
画像入力部111、正解データ入力部110、画像検査処理部112、及びプログラム生成部120の処理は、例えば、画像分類装置100のプロセッサ101が所定のプログラム(情報処理プログラムを含む)を実行することで実現される。記憶部150は、例えば、画像分類装置100のRAM102の記憶領域として実現される。
画像入力部111は、カメラ107aが撮像した画像のデータを取得し、プログラム生成部120又は画像検査処理部112に出力する。プログラム生成部120は、遺伝的プログラミングにより良否判定用の画像分類プログラム(良否判定プログラム)を生成し、生成された良否判定プログラムに対応するデータ(最良個体のデータ)を記憶部150に保存する。また、プログラム生成部120は、良否判定プログラムを用いて不良モード込み良否判定識別器を生成し、記憶部150に保存する。なお、プログラム生成部120の内部構成については後述する。
正解データ入力部110は、画像入力部111がカメラ107aから取得した学習画像に対してラベル(+1,-1,-2など)を付加したデータ(図4(a)の学習用正解データ)の入力が例えば入力装置105aからあった場合に、学習用正解データを取得する。そして、正解データ入力部110は、取得した学習用正解データをプログラム生成部120に出力する。
画像検査処理部112は、カメラ107aが撮像した画像のデータを、画像入力部111を介して取得する。また、画像検査処理部112は、記憶部150に記憶されている良否判定プログラムのデータ(最良個体のデータ)と不良モード込み良否判定識別器を読み出し、取得した画像の多クラス分類(欠陥分類)を実行する。画像検査処理部112は、判定結果を、例えば表示装置104aに表示する。
記憶部150は、プログラム生成部120で生成された良否判定プログラムのデータ(最良個体のデータ)、不良モード込み良否判定識別器を記憶する。学習画像としては、画像入力部111がカメラ107aから取得した画像を用いることができる。
ここで、プログラム生成部120の詳細についてさらに説明する。プログラム生成部120は、GP(Genetic Programming)学習制御部121、作成部としての正解データ作成部122、画像変換部123、画像特徴量抽出部124、識別器入力データ作成部125、識別器パラメータ設定部126、良否判定識別器生成部127、適応度算出部129、第2生成部としての不良モード込み識別器生成部128、を有する。
GP学習制御部121は、遺伝的プログラミングによるプログラム生成処理全体の実行を制御する。例えば、GP学習制御部121は、初期個体の生成、個体の進化処理などの処理を実行する。
正解データ作成部122は、図4(a)に示すような不良モードの違いを含む学習用正解データから、図4(b)に示すようなOK画像(+1)とNG画像(-1)とに分類した良否判定自動生成用の正解データを作成する。この場合、正解データ作成部122は、図4(a)の各値のうち負の整数を「-1」に変換する。図4(b)の学習用正解データは、GP学習制御部121等において遺伝的プログラミングによるプログラム生成処理に利用される。
画像変換部123は、個体の木構造における画像変換処理のノードに設定された画像変換フィルタにしたがって、入力画像に対する画像変換処理を実行する。
画像特徴量抽出部124は、個体の木構造における画像特徴量抽出処理のノードに設定された特徴抽出フィルタにしたがって、画像変換後の入力画像からの特徴量抽出処理を実行する。
識別器入力データ作成部125は、個体の木構造における入力データ作成処理のノードに設定されたプログラムモジュールにしたがって、識別器に入力する入力データを画像の特徴量に基づいて生成する。
識別器パラメータ設定部126は、個体の木構造におけるSVMパラメータ設定処理のノードに設定された絶対値と相対値にしたがって、識別器の学習パラメータ(ハイパーパラメータ)を設定する処理を実行する。
良否判定識別器生成部127は、個体の木構造におけるSVM識別器生成処理のノードに設定されたカーネル関数や動作モードにしたがって、識別器パラメータ設定部126によって設定された学習パラメータを用いて、学習により良否判定識別器を生成する処理を実行する。
適応度算出部129は、各個体を用いて学習画像のクラスを判定した結果が、学習画像に付加されたラベルと一致するか否かにより正解か不正解かを判定し、その正解率に基づいて、各個体の適応度を算出する。
不良モード込み識別器生成部128は、GP学習制御部121等により生成された木構造フィルタ列の図4(c)で示す破線枠内の各処理に対して、図4(a)に示す学習用正解データをそのまま適用することにより、不良モード込み良否判定識別器を生成する。
(プログラム生成部120の処理について)
次に、プログラム生成部120の処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。
図7の処理の前提として、カメラ107aで撮影された学習画像が画像入力部111に入力されているものとする。また、入力装置105aから正解データ入力部110に入力された学習用正解データ(図4(a))が、記憶部150に格納されているものとする。
図7においては、まずステップS10において、GP学習制御部121が、画像入力部111から学習画像を取得する。
次いで、ステップS12では、正解データ作成部122が、記憶部150から学習用正解データ(図4(a))を取得する。
次いで、ステップS14では、正解データ作成部122が、取得した学習用正解データ(図4(a))から良否判定自動生成用の正解データ(図4(b))を作成する。
次いで、ステップS16では、GP学習制御部121が、複数の初期個体を生成し、生成した初期個体を示す情報を記憶部150に格納する。以下、記憶部150に格納される個体のことを「個体群」と呼ぶ。
初期個体の生成手順としては、基本的に、個体の木構造の各階層の処理にノードが設定され、各ノードの要素が、ノードが属する処理に対応するプログラムモジュールの中から選択されて設定される。
次いで、ステップS18では、GP学習制御部121の制御の下、画像変換部123、画像特徴量抽出部124、識別器入力データ作成部125、識別器パラメータ設定部126、良否判定識別器生成部127、及び適応度算出部129が、良否判定プログラムの世代交代処理を実行する。このステップS18では、図3を用いて説明したステップS102、S104、S106、S108、S110の処理が実行されることになる。
次いで、ステップS20では、GP学習制御部121は、学習終了か否かを判断する。このステップS20では、ステップS18の処理において生成された子個体のいずれかの適応度が所定の閾値以上であった場合に学習終了と判断される。ステップS20の判断が否定されている間は、ステップS18の処理を繰り返し実行し、ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、不良モード込み識別器生成部128は、不良モード込み良否判定識別器のハイパーパラメータを設定する。この場合、良否判定プログラム生成の際に設定した良否判定識別器のハイパーパラメータをそのまま設定する。
次いで、ステップS24では、不良モード込み識別器生成部128が、ステップS18の繰り返しにより生成された良否判定プログラムに対して、学習用正解データ(図4(a))をそのまま適用することで、不良モード込み良否判定識別器を生成する。
以上により、図7の全処理が終了する。本第1の実施形態では、図7の処理を実行することで、良否判定プログラムの自動生成処理に対してほとんど処理を追加することなく、不良モード込み良否判定識別器を生成することができる。
(実施例)
図8(a)~図8(c)には、図7のフローチャートに沿って生成した不良モード込み良否判定識別器の検証実験結果が示されている。本検証実験においては、図8(a)に示すように、OK画像の他、NG画像の不良モードを異物、打痕、サビの3種類とし、学習画像として合計80枚、評価用画像として合計100枚を用意した。なお、各画像の枚数の内訳は図8(a)に示す通りである。
図8(a)に示す学習画像を用いて良否判定プログラムの自動生成を行った結果の概要が図8(b)に示されている。本例では、画像変換および画像特徴量抽出処理の最適化の結果、40次元の画像特徴量が選択された。また、識別器のハイパーパラメータとして、3次多項式カーネルでCost=18.0、γ=3.0の最適パラメータ値が得られた。この良否判定プログラムを使用して、評価用画像100枚に対して良否判定を実行した結果、図8(b)においてハッチングを付して示す部分が正解となり、正解率97%(誤判定3枚)の良否判定精度を得ることができた。
また、自動生成した良否判定プログラムを用いて、OK画像、NG画像(異物、打痕、サビ)の合計4クラスの学習用正解データを与えることにより、不良モード込み良否判定識別器を生成した。そして、評価用画像100枚について多クラス分類を実施したところ、図8(c)においてハッチングを付して示す部分が正解となった。
図8(c)からは、OK画像および3種類の不良モードのトータルの分類正解率は95%(=95/100×100)であり、十分に高い精度で4つのクラスに分類することができたことがわかる。また、NG画像の3つの不良モードに絞った分類精度は、異物をサビとして誤分類した2枚を除いて正解しており、正解率は96%(48/50×100)で、NG画像に限定した分類精度も十分高い結果を得ることができた。
なお、良否判定の評価で過剰検出となっていたOK画像3枚については、不良モード込み良否判定でも引き続き分類誤り(OK画像を打痕あるいはサビと判定)となっている。これは、良否判定プログラムの画像変換処理や画像特徴量抽出処理を共通に用いていることによるものと推定される。
これまでの説明からわかるように、本実施形態では、GP学習制御部121、画像変換部123、画像特徴量抽出部124、識別器入力データ作成部125、識別器パラメータ設定部126、良否判定識別器生成部127、適応度算出部129を含んで、良否判定自動生成用の正解データに基づいて良否判定プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて自動生成する第1生成部としての機能が実現されている。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、プログラム生成部120は、2つのクラスに予め分類された学習画像を2つのクラスに分類する画像分類プログラム(良否判定プログラム)を遺伝的プログラミングに基づいて自動生成する。そして、プログラム生成部120(不良モード込み識別器生成部128)は、自動生成した良否判定プログラムに対し、3つ以上のクラスに予め分類された学習画像を与え、学習画像を3つ以上のクラスに分類する不良モード込み良否判定識別器を生成する。これにより、良否判定プログラムの自動生成処理に対してほとんど処理を追加することなく、不良モード込み良否判定識別器を生成することができる。したがって、不良モード込み識別器生成部を学習により自動生成する場合と比べ、処理量の低減及び処理時間の短縮を図ることができる。
また、本第1の実施形態では、自動生成された良否判定プログラムを用いるため、良否判定の精度を維持したうえで、不良モード込み良否判定識別器を生成することができる。
また、本第1の実施形態では、画像分類装置100が、プログラム生成部120において生成された不良モード込み良否判定識別器を用いて検査画像の良否を判定する画像検査処理部112を備えている。これにより、画像分類装置100に検査画像を入力することで、検査画像を精度よく多クラスに分類し、不良モードを認識することができる。
また、本第1の実施形態では、正解データ作成部122は、学習用正解データ(図4(a))に基づいて良否判定自動生成用の正解データ(図4(b))を生成する。これにより、不良モード込み良否判定識別器の生成に用いる学習用正解データをあらかじめ作成しておくだけで、良否判定プログラムを自動生成することができる。
なお、上記第1の実施形態では、図7の処理において、ステップS20の判断が肯定された場合に、それまでの処理で生成された良否判定プログラムを用いて不良モード込み良否判定識別器を生成する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、ステップS18の処理を繰り返している間に、最良個体の適応度が上昇するごとに、最良個体を用いてその世代の不良モード込み良否判定識別器を生成するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、NG画像を複数クラスに分類する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、NG画像を複数クラスに分類するのに代えて又はこれとともに、OK画像を複数クラスに分類することとしてもよい。OK画像を複数クラスに分類する場合、図5(a)~図5(c)に示したように、完全な良品、小さなキズ、小さな打痕のように分類することができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図9(a)~図9(c)に基づいて説明する。図9(a)~図9(c)には、第2の実施形態の処理が模式的に示されている。
本第2の実施形態では、第1の実施形態(図4(c))と同様にして図9(a)に示すような良否判定プログラムを生成した後、多クラスの識別器を生成する。この多クラスの識別器を生成する際に、OK画像以外のNG画像を分類対象画像として、当該分類対象画像のみの学習用正解データ(図9(b)参照)を、図9(a)の良否判定プログラムの木構造フィルタ列のうち破線枠内の処理に適用することで、不良モード限定識別器を生成する。なお、NG画像のみの学習用正解データは、図4(a)に示す学習用正解データから「+1」のデータ以外を抽出するようにすればよい。
このようにNG画像の学習用正解データだけを学習対象とすることで、画像の特徴によっては不良モードの判定精度を向上させることが可能となる。
この場合、画像検査処理部112が実際に画像を分類する際には、第1段階において、図9(a)に示す良否判定識別器を用いてOK画像かNG画像かの良否判定を行う。そして、画像検査処理部112は、第2段階において、図9(b)に示す不良モード限定識別器を用いてNG画像を更に分類するようにすればよい。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態について、図10に基づいて説明する。
図10は、第3の実施形態におけるプログラム生成部120の処理を示すフローチャートである。本第3の実施形態では、第1の実施形態(図6)のステップS22とステップS24の間にステップS23を実行する。
不良モード込み識別器生成部128は、ステップS22において、第1の実施形態と同様に不良モード込み良否判定識別器のハイパーパラメータを設定した後、ステップS23において、近傍グリッドサーチによるハイパーパラメータ調整を行う。具体的には、不良モード込み識別器生成部128は、ステップS22で設定したハイパーパラメータの近傍をグリッドサーチしながら、学習画像に対して多クラス分類の交差検定を実施し、正解率が上昇するパラメータを探索する。そして、不良モード込み識別器生成部128は、探索結果として得られたハイパーパラメータを設定した上で、ステップS24において、最終的な不良モード込み良否判定識別器を生成する。
このようにすることで、不良モード込み良否判定識別器を生成する際に、2クラス分類(良否判定)のために最適化されたハイパーパラメータをさらに調節することで、汎化性のより高い多クラス分類境界を得ることができる。
《第4の実施形態》
次に、第4の実施形態について、図11に基づいて説明する。
図11は、第4の実施形態における良否判定プログラムの世代交代処理(図6のS18:図3のステップS102,S104、S106、S108、S110に対応する処理)を示すフローチャートである。本第4の実施形態では、良否判定プログラムの自動生成過程において、多クラス分類(不良モード込みの良否判定)の判定精度を適応度に反映させることにより、良否判定の精度と多クラス分類の精度を両立させながら学習を進めることとしている。
以下、図11の処理について、詳細に説明する。
図11の処理において、まずステップS48では、GP学習制御部121が、母集団からランダムに選択した親個体に進化過程の処理を施し、進化過程により子個体群を生成する。
次いで、ステップS50では、GP学習制御部121が、生成された子個体群の中から1つの子個体を選択する。次いで、ステップS52では、適応度算出部129が子個体の適応度を算出する。次いで、ステップS54では、GP学習制御部121が、適応度が予め定められている閾値よりも大きいか否かを判断する。このステップS54の判断が否定された場合にはステップS62に移行するが、肯定された場合には、ステップS56に移行する。
ステップS56に移行すると、GP学習制御部121は、ステップS22と同様にして、選択している子個体のハイパーパラメータをそのまま不良モード込み良否判定識別器のハイパーパラメータとして設定する。
次いで、ステップS58では、GP学習制御部121は、不良モード込み良否判定識別器の交差検定を実行する。そして、ステップS60では、GP学習制御部121は、不良モード込み良否判定識別器の交差検定で求められた学習画像の正解率に基づいて適応度を再計算(補正)する。適応度の再計算の方法としては種々の方法が考えられるが、例えば以下の方法を採用することができる。
(再計算方法(その1))
次式(1)のように、良否判定の交差検定の正解率aと不良モード込み良否判定識別器の交差検定の正解率bとの平均を適応度とする。
適応度=(a+b)/2 …(1)
(再計算方法(その2))
重み係数k(0≦k≦1)を用いて次式(2)のように一般化し、正解率a,bのバランスを調整する。
適応度=k×a+(1-k)×b …(2)
(再計算方法(その3))
正解率以外に、汎化性を高めるためのペナルティ項を加えて、次式(3)のように適応度を計算する。
適応度=k×a+(1-k)×b-汎化性ペナルティ項 …(3)
次いで、ステップS62に移行すると、子個体が終了か否か、すなわちステップS48で生成された子個体を全て選択したか否かを判断する。このステップS62の判断が否定された場合には、ステップS50に戻る。ステップS50に戻った後は、ステップS50~S62の処理・判断を繰り返し、ステップS62の判断が肯定された段階で、ステップS64に移行する。ステップS64に移行すると、GP学習制御部121は、これまでに求められた各個体の適応度に基づいて最良個体を選択し(生存選択)、母集団に含まれる個体との入れ替えを実行する。その後は、図6のステップS20に移行する。
以上のように、本第4の実施形態によると、良否判定プログラムの自動生成過程において不良モード込み良否判定識別器の判定精度を考慮することで、不良モード込み良否判定の精度を向上することができる。
また、本第4の実施形態では、良否判定プログラム自動生成で得られた適応度が所定の閾値を超えたときにのみ、不良モード込み良否判定識別器の交差検定を行うこととしている。これにより、処理量の増加を抑制することができる。
(変形例)
なお、上記各実施形態では、画像の良否を判定するとともに、NG画像である場合に欠陥の種類を分類する画像検査を、サービスとして提供することとしてもよい。図12には、画像検査をサービスとして提供する場合の画像分類システム200の構成が概略的に示されている。
図12の画像分類システム200は、サーバ10と、利用者端末70と、を備える。サーバ10と利用者端末70は、インターネットなどのネットワーク80に接続されている。
利用者は、利用者端末70においては、学習時に学習画像と学習用正解データを作成し、サーバ10に送信する。サーバ10では、第1実施形態と同様、学習画像と学習用正解データを用いて良否判定プログラムを自動生成するとともに、自動生成結果を利用して不良モード込み良否判定識別器を生成する。
画像検査の際には、利用者端末70から検査画像をサーバ10に対して送信する。サーバ10では、検査画像から画像特徴量を抽出し、その特徴量を不良モード込み良否判定識別器に入力してOK画像かNG画像かの判定及びNG画像であればどのような欠陥であるかの判定を行う。そして、サーバ10は、利用者端末70に対して判定結果を送信する。すなわち、サーバ10は、少なくとも図6のプログラム生成部120及び画像検査処理部112と同様の機能を有している。
なお、上記説明では、サーバ10が第1実施形態に対応する処理を行う例について説明したが、これに限らず、サーバ10は、第2~第4実施形態に対応する処理を行ってもよい。
また、サーバ10が生成した良否判定プログラムや不良モード込み良否判定識別器を利用者端末70に送信しておくことで、利用者端末70において検査画像の判定を行うようにしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
100 画像分類装置(情報処理装置)
112 画像検査処理部(分類部)
121 GP学習制御部(第1生成部の一部)
122 正解データ作成部(作成部)
123 画像変換部(第1生成部の一部)
124 画像特徴量抽出部(第1生成部の一部)
125 識別器入力データ作成部(第1生成部の一部)
126 識別器パラメータ設定部(第1生成部の一部)
127 良否判定識別器生成部(第1生成部の一部)
128 不良モード込み識別器生成部(第2生成部)
129 適応度算出部(第1生成部の一部)

Claims (11)

  1. 要素フィルタを組合せた画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する情報処理装置であって、
    2つのクラスに予め分類された第1学習画像群を前記2つのクラスに分類する画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する第1生成部と、
    前記第1生成部が生成した前記画像分類プログラムに対し、3つ以上のクラスに予め分類された第2学習画像群を与え、前記第2学習画像群を前記3つ以上のクラスに分類する多クラス画像分類器を生成する第2生成部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記第2生成部が生成した前記多クラス画像分類器を用いて、検査対象の画像を前記3つ以上のクラスに分類する分類部を更に備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1学習画像群に含まれる画像と、前記第2学習画像群に含まれる画像は同一であり、前記3つ以上のクラスに予め分類された前記第2学習画像群を2つのクラスに分類しなおすことで前記第1学習画像群を作成する作成部を更に備える請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1生成部は、画像を良品画像と不良品画像に分類する画像分類プログラムを生成し、
    前記第2生成部は、前記良品画像及び前記不良品画像の少なくとも一方を細分化した複数クラスに分類する多クラス画像分類器を生成する、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2生成部は、前記不良品画像を不良の内容ごとに複数クラスに分類する多クラス画像分類器を生成する、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2生成部は、前記第1生成部が生成した前記画像分類プログラムに含まれる、画像変換処理、画像特徴量抽出処理、識別器作成用ハイパーパラメータ設定処理を実行する木構造フィルタ列を利用して、前記多クラス画像分類器を生成する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1生成部は、画像を良品画像と不良品画像に分類する画像分類プログラムを生成し、
    前記第2生成部は、前記第1学習画像群に含まれる前記良品画像及び前記不良品画像のいずれか一方である分類対象画像を前記第2学習画像群として、前記第2学習画像群を細分化した複数クラスに分類する多クラス画像分類器を生成し、
    前記分類部は、前記検査対象の画像を前記画像分類プログラムを用いて分類した画像のうち前記分類対象画像に対応する画像を、前記多クラス画像分類器を用いて分類する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2生成部は、前記第1生成部が生成した前記画像分類プログラムにおいて設定された識別器作成用ハイパーパラメータを基準とした所定幅内において、前記識別器作成用ハイパーパラメータを変更しつつ、前記3つ以上のクラスに分類するのに適した前記識別器作成用ハイパーパラメータを特定し、特定した前記識別器作成用ハイパーパラメータを用いて前記多クラス画像分類器を生成する、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1生成部は、前記画像分類プログラムの生成において前記第1学習画像群を用いて算出された適応度が所定値より大きい場合に、該適応度に対応する画像分類プログラムを用いて生成される多クラス画像分類器の判定精度に基づいて前記適応度を補正する、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 要素フィルタを組合せた画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する情報処理方法であって、
    2つのクラスに予め分類された第1学習画像群を前記2つのクラスに分類する画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成し、
    生成した前記画像分類プログラムに対し、3つ以上のクラスに予め分類された第2学習画像群を与え、前記第2学習画像群を前記3つ以上のクラスに分類する多クラス画像分類器を生成する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  11. 要素フィルタを組合せた画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成する情報処理プログラムであって、
    2つのクラスに予め分類された第1学習画像群を前記2つのクラスに分類する画像分類プログラムを遺伝的プログラミングに基づいて生成し、
    生成した前記画像分類プログラムに対し、3つ以上のクラスに予め分類された第2学習画像群を与え、前記第2学習画像群を前記3つ以上のクラスに分類する多クラス画像分類器を生成する、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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