JP7028250B2 - 無線通信システム、無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、および、無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法に関する。
無線通信システムにおいて通信障害が発生した後に、その通信障害の発生原因を解析あるいは診断する技術が知られている。 例えば特許文献1には、特許文献1は、監視装置が通信異常を検知すると通信異常復旧後に通信異常中に取得すべきデータの送信を監視端末に要求し、新たに取得したデータを使って監視装置内のデータの通信異常時の箇所を修正する手段を具備するようにしたテレメータ装置が記載されている。この装置では、監視装置が通信状態データを参照して通信異常の発生した時間帯およびその監視端末を判定し、1日単位のファイルでリカバリーデータを受信してリカバリーする箇所のデータの切り出しを行う。
また、特許文献2には、診断実行プリンタは診断対象プリンタから通信設定情報を取得し、互いの通信設定情報を比較して、診断対象プリンタにおける通信設定情報の誤りに起因した通信異常の診断を行い、その診断結果をサーバに報告することが記載されている。
特開2008-134690号公報 特開2006-318473号公報
ところで、複数の無線通信アクセスポイントを含む無線通信ネットワークで通信障害が発生したときに、当該通信障害の原因を適時に把握したいという要請がある。このとき、無線アクセスポイントが常時通信データを記録していれば通信障害が生じた特定の時間帯の通信状況を分析することは可能である。しかし、その場合には、保存すべき通信データが膨大になり、無線LANアクセスポイントの負荷も高くなるため、現実的に困難である。
そこで、本発明は、無線LANアクセスポイントに保存すべき通信データ量を抑制しつつ、通信障害が発生したときの通信障害の発生原因を適時に把握できるようにすることを目的とする。
本願の例示的な第1発明は、ネットワークに設けられた複数の無線アクセスポイントと、前記複数の無線アクセスポイントのいずれかに接続されて通信を行う無線端末と、前記無線アクセスポイントと通信可能な情報処理装置と、を備えた無線通信システムであって、各無線アクセスポイントは、前記無線端末と接続された場合に前記無線端末との通信データを記憶する記憶部を備え、前記複数の無線アクセスポイントのいずれかの無線アクセスポイントは、前記無線端末との通信ができない場合には、他の無線アクセスポイントのいずれかが前記無線端末と通信可能であるか否かに基づいて通信障害の有無を判定し、前記情報処理装置は、前記複数の無線アクセスポイントのいずれかの無線アクセスポイントにより通信障害が有ると判定された場合に、前記複数の無線アクセスポイントのうち少なくとも一部の無線アクセスポイントの前記記憶部から、過去の所定時間内の前記通信データを取得する、無線通信システムである。
本発明によれば、無線LANアクセスポイントに保存すべき通信データ量を抑制しつつ、通信障害が発生したときの通信障害の発生原因を適時に把握できる。
図1は、実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、無線アクセスポイントとデータ解析装置の機能ブロック図である。 図3は、アソシエーションテーブルの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る無線通信システムの通信障害時におけるシーケンスチャートである。 図5は、通信データの一例を示す図である。
以下、本発明の無線通信システムの一実施形態について説明する。
(1)本実施形態の無線通信システム1の構成 以下、本実施形態の無線通信システム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の無線通信システム1の構成例を示す図である。 図1に示すように、本実施形態の無線通信システム1は、無線LAN(Local Area Network)と、L2スイッチ2と、L3スイッチ3と、サーバ4と、データ解析装置5とを含む。無線LANには、複数の無線アクセスポイントAP1~AP3と、複数の無線端末TE-11~TE1n,TE-21~TE2n,TE-31~TE3nとが含まれる。 以下、複数の無線アクセスポイントAP1~AP3について共通して言及するときには「無線アクセスポイントAP」という。複数の無線端末TE-11~TE1n,TE-21~TE2n,TE-31~TE3nに対して共通して言及するときには「無線端末TE」という。なお、図1に示す無線LANおいて、無線アクセスポイントの数、および、無線端末の数は例示に過ぎず、任意に設定することが可能である。
無線LANにおいて、無線端末TEは無線アクセスポイントAP1~AP3のうちいずれかの無線アクセスポイントと接続を確立して、他の無線端末TE、又は無線LANの上位のネットワークと通信を行う。 L2スイッチ2は、例えばスイッチングハブ等、レイヤ2における相互接続装置である。L2スイッチ2は、無線アクセスポイントAP1~AP3のいずれかの無線アクセスポイントから送信されるイーサネット(登録商標)フレームを他の無線アクセスポイントへ転送する役割を有する。 L3スイッチ3は、例えばルータ等、異なるネットワークセグメント間でフレームの中継を行う装置である。サーバ4はインターネットに接続され、クライアント端末としての無線端末TEと通信を行う。
データ解析装置5は、無線LANを管理する管理人が操作する情報処理装置であり、通信データの解析プログラムを実行する。当該解析プログラムを実行することで、無線LAN内で通信障害が生じたときに、無線LAN内の通信データを取得して可視化することができる。 データ解析装置5は、複数の無線アクセスポイントAP1~AP3の各々と通信可能である。図1では、データ解析装置5と各無線アクセスポイントAPが有線で接続される場合が示されるが、無線で接続されてもよい。
(2)無線アクセスポイントAPとデータ解析装置5の構成 次に、無線アクセスポイントAPとデータ解析装置5の構成について、図2および図3を参照して説明する。図2は、無線アクセスポイントAPとデータ解析装置5の機能ブロック図である。図3は、無線アクセスポイントAPに記録されるアソシエーションテーブルの一例を示す図である。
図2に示すように、無線アクセスポイントAPは、制御部11と、記憶部12と、通信インタフェース(I/F)13,14とを含む。 制御部11は、マイクロプロセッサを主体として構成され、無線アクセスポイントAPの全体を制御する。例えば、制御部11に含まれるマイクロプロセッサは、所定のプログラムを実行し、無線端末TEと通信ができない場合には、他の無線アクセスポイントのいずれかが無線端末TEと通信可能であるか否かに基づいて通信障害の有無を判定する。
記憶部12は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSD(Solid State Drive)であってもよい。記憶部12は、後述するアソシエーションテーブルのほか、無線アクセスポイントAPが無線端末TEと接続された場合に当該無線端末TEとの通信データを記憶する。 記憶部12は、無線端末TEと接続されていない場合であっても当該無線端末TEからの受信データを記憶してもよい。当該受信データの例として、後述するプローブ要求やアソシエーション要求が挙げられる。
図3に例示するように、アソシエーションテーブルは、無線アクセスポイントAPと接続が確立された無線端末TEのMAC(Media Access Control)アドレスのリストである。 ここで、無線アクセスポイントAPと無線端末TEとが接続を確立する手順は以下のとおりである。
各無線アクセスポイントAPには、無線LANのネットワーク識別子(例えばESS-ID(Extended Service Set Identifier))が設定されている。無線アクセスポイントAPはビーコンを無線LAN内の無線端末TEへ送信し、無線端末TEは自身が設定しているネットワーク識別子を含むプローブ要求を送信する。無線端末TEから送信されたネットワーク識別子が無線アクセスポイントAPに設定されているネットワーク識別子と一致した場合には、無線アクセスポイントAPはプローブ応答を無線端末TEに返す。 次いで所定の認証手続きを経て、無線端末TEが接続要求のためのアソシエーション要求を送信して、無線アクセスポイントAPが接続要求を許可するアソシエーション応答を返すことで、無線アクセスポイントAPと無線端末TEの接続が確立する。 いったん無線端末TEとの接続を確立すると、制御部11は、記憶部12内のアソシエーションテーブルに、接続するまでの過程で取得した当該無線端末TEのMACアドレスを記録する。
通信インタフェース13は、データ解析装置5と所定の通信プロトコルに従って通信を行う。制御部11は、通信インタフェース13を介してデータ解析装置5からのデータキャプチャ要求を受信した場合、当該要求に応じて、記憶部12に記録された過去の所定期間内の通信データをデータ解析装置5へ送信する。
通信インタフェース14は、アンテナおよび通信部を備え、無線端末TEと所定の通信プロトコルに従って通信を行う。所定の通信プロトコルとは、例えばIEEE802.11a/b/g/n等である。通信インタフェース13は、例えばCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)の処理や暗号化/復号化処理等を行う。 通信インタフェース14は、他の無線アクセスポイントAPとの通信、および、上位のL2スイッチ2との通信を行う。例えば、制御部11は、通信インタフェース14を介して、無線LAN内の通信障害時に他の無線アクセスポイントAPに対して特定の無線端末TEとの間の疎通確認要求を行うとともに、疎通確認結果を他の無線アクセスポイントAPから受信する。
図2に示すように、データ解析装置5は、制御部51と、記憶部52と、通信インタフェース53と、操作入力部54と、表示部55とを含む。 制御部51は、マイクロプロセッサを主体として構成され、データ解析装置5の全体を制御する。例えば、制御部51に含まれるマイクロプロセッサは、記憶部52に記録されている解析プログラムをロードして実行する。制御部51は解析プログラムを実行することで、無線アクセスポイントAP1~AP3のいずれかの無線アクセスポイントにより通信障害が有ると判定された場合に、無線アクセスポイントAP1~AP3のうち少なくとも一部の無線アクセスポイントの記憶部12から、過去の所定時間内の通信データを取得する。制御部51はさらに、取得した通信データを所定のフォーマット形式で表示部55に表示させる。
記憶部52は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSDであってもよい。記憶部52は、上記解析プログラムのほか、無線アクセスポイントAPから受信(取得)した通信データを記憶する。 通信インタフェース53は、無線アクセスポイントAPと所定の通信プロトコルに従って通信を行う。 表示部55は、例えば液晶表示パネルを含み、上記解析プログラムの実行結果を表示する。
(3)無線通信システム1の通信障害時の動作 次に、無線通信システム1の通信障害時の動作について、図4を参照して説明する。図4は、実施形態に係る無線通信システム1の通信障害時におけるシーケンスチャートである。 図4では、無線端末TE-11が無線アクセスポイントAP1といったん接続した後に、無線アクセスポイント
AP1が無線端末TE-11と通信ができなくなった場合を想定している。 この場合、先ず無線アクセスポイントAP1は、無線端末TE-11に対してデータを送信し、無線端末TE-11から正常にデータを受信できたことを示すACK信号が返信されるのを待機する。無線アクセスポイントAP1は、一定時間内に無線端末TE-11からACK信号が返信されなければ再度データの送信を試みる(ステップS10)。そして、例えば、所定回数データを送信し、その都度ACK信号の返信がない場合、無線アクセスポイントAP1は、無線端末TE-11との通信ができないと判定する(ステップS12)。
無線アクセスポイントAP1は、通信不可と判定した無線端末TE-11の接続状況について、L2スイッチ2に対して問合せを行う(ステップS14)。当該問合せに応じて、L2スイッチ2は、無線端末TE-11の接続状況の情報を返す(ステップS16)。L2スイッチ2は、送信元若しくは宛先となる無線端末のMACアドレスを含む、無線LAN内のすべてのイーサネット(登録商標)フレームの無線アクセスポイント間の転送処理を行っているため、無線端末TE-11が他の無線アクセスポイントと接続しているか否かがわかる。
無線端末TE-11が他の無線アクセスポイントAP2,AP3と接続していない場合(ステップS18:NO)、無線端末TE-11は、すべての無線アクセスポイントAP1~AP3と接続されていないことになる。その場合、無線アクセスポイントAP1は、通信障害が発生したと判定する(ステップS28)。
他方、無線端末TE-11が他の無線アクセスポイントAP2,AP3のいずれかと接続している場合(ステップS18:YES)、無線アクセスポイントAP1は、無線アクセスポイントAP2,AP3に対して、無線端末TE-11との疎通確認要求を行う(ステップS20)。疎通確認要求とは、対象となる無線端末TE-11に対してデータを送信し、無線端末TE-11と通信できるか否かを確認することに対する要求である。疎通確認要求に応じて、無線アクセスポイントAP2,AP3の各々は、無線端末TE-11に対して疎通確認を実行し(ステップS22)、疎通確認結果を無線アクセスポイントAP1に返す(ステップS24)。
無線アクセスポイントAP2,AP3のいずれかによる疎通確認結果がOKである(つまり、疎通ができた)場合は(ステップS26:YES)、無線端末TE-11が移動により無線アクセスポイントAP1との接続が切断されたものと考えられるため、通信障害が発生したとは判断しない。 他方、無線アクセスポイントAP2,AP3の双方による疎通確認結果がNGである(つまり、疎通ができなかった)場合は(ステップS26:NO)、無線端末TE-11がすべての無線アクセスポイントAP1~AP3と接続できていないことを意味する。その場合には、無線アクセスポイントAP1は、通信障害が発生したと判断する(ステップS28)。
通信障害が発生したと判断した場合、無線アクセスポイントAP1は、データ解析装置5に対して、通信障害が発生したことを知らせる通信障害通知を送信する(ステップS30)。この通信障害通知を受けて、データ解析装置5は、すべての無線アクセスポイントAP1~AP3から通信データを取得する処理(データキャプチャ)を行う(ステップS32)。データキャプチャでは、データ解析装置5が各無線アクセスポイントに対して過去の所定時間内の通信データを要求する。当該要求に応じて、各無線アクセスポイントは、記憶部12から過去の所定時間内の通信データを読み出し、データ解析装置5へ送信する。それによって、データ解析装置5は、各無線アクセスポイントから過去の所定時間内の通信データを取得する。
図4を参照して説明したように、本実施形態の無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法は、以下の(i), (ii)の処理を含む。 (i)複数の無線アクセスポイントAP1~AP3のうち無線アクセスポイントAP1が無線端末TE11-1と通信ができない場合には、他の無線アクセスポイントAP2,AP3のいずれかが無線端末TE11-1と通信可能であるか否かに基づいて通信障害の有無を判定する処理 (ii) 通信障害が有ると判定された場合に、複数の無線アクセスポイントAP1~AP3のうち少なくとも一部の無線アクセスポイントから、過去の所定時間内の無線端末TE11-1との通信データを取得する処理(データキャプチャ)
データキャプチャによって得られる通信データの一例を図5に示す。 図5は、データ解析装置5が解析プログラムを実行することで、各無線アクセスポイントから受信した通信データを所定のフォーマット形式で表示させたものの一例である。図5に示すように、通信データは、例えば、「パケット番号」、「時刻」、「フラグ」、「ノイズレベル」、「送信元アドレス」、「宛先アドレス」、「RSSI」、「プロトコル」、「長さ」、「データ種類」の各情報を含む。各情報の内容は、以下のとおりである。
・パケット番号:パケットのシーケンス番号 ・時刻:通信データの受信時刻 ・フラグ:通信データが再送データであるか否かを示すデータ ・ノイズレベル:通信データに含まれるノイズレベル(dBm) ・送信元アドレス:通信データの送信元の無線端末TEのMACアドレス又はIPアドレス ・宛先アドレス:通信データの宛先の無線端末TEのMACアドレス又はIPアドレス ・RSSI(Received Signal Strength Indication):受信信号強度(dBm) ・プロトコル:通信プロトコルのIEEE規格番号 ・長さ:通信データの長さ(キロバイト) ・データ種類:通信データの種類(例えば、ビーコンフレーム、アソシエーション要求等)
図5に示す通信データを確認することで、無線LANを管理する管理人は、通信障害が発生した原因を適時に推定することができる。例えば、フラグの値を確認することで、通信データの再送を何度も行っていることがわかった場合、宛先の無線端末TEの電波環境が悪化していること等が考えられる。また、ノイズレベルが異常値を示している場合、ノイズレベルが異常値を示す複数の通信データの関連性を調べることで通信障害の原因を推定することができる。
上述したように、本実施形態の無線通信システム1において、無線アクセスポイントAP1~AP3のいずれかの無線アクセスポイントにより通信障害が有ると判定された場合には、データ解析装置5は、無線アクセスポイントAP1~AP3のうち少なくとも一部の無線アクセスポイントから、過去の所定時間内の通信データを取得する。すなわち、通信障害が有ると判定された時点から過去の所定時間内の少なくとも一部の無線アクセスポイントの通信データを取得できるように構成されているため、無線LANの管理人は、通信障害の発生原因を適時に把握できる。さらに、いずれかの無線アクセスポイントが通信障害の発生を通知してからデータキャプチャを開始するまでの時間が短いため、各無線アクセスポイントは、長期間の通信データを保存する必要はなく、無線LANアクセスポイントに保存すべき通信データ量を抑制できる。従って、本実施形態の無線通信システム1によれば、無線LANアクセスポイントに保存すべき通信データ量を抑制しつつ、通信障害の発生原因を適時に把握できる。
図4のシーケンスチャートに示したように、データ解析装置5は、すべての無線アクセスポイントAP1~AP3の通信データを取得することが好ましい。この構成によれば、無線LANの全体の通信環境を分析することができる。つまり、通信障害が無線LAN全体の通信環境に関連する事象であるか、又は無線LAN内の局所的な通信環境に関連する事象であるかについて、取得した通信データから有用な情報を得ることができる。
(4)変形例 以下、上述した実施形態の変形例について述べる。
(4-1)第1の変形例 上述した実施形態において、無線アクセスポイントAP1~AP3の各無線アクセスポイントの制御部11は、無線端末TEと接続されている場合に、無線端末TEと接続されていることを記憶部12のアソシエーションテーブルに記録する点は、既に説明したとおりである。本変形例では、データキャプチャにおいて、データ解析装置5は、無線アクセスポイントAP1~AP3のうち、通信不可と判定された無線端末TEと接続されていることが記録されている無線アクセスポイントに限定して、通信データを取得する。つまり、データ解析装置5は、通信不可と判定された無線端末TEがアソシエーションテーブルに含まれている無線アクセスポイントとの間でデータキャプチャを行い、通信データを取得する。
無線アクセスポイントのアソシエーションテーブルに、通信不可と判定された無線端末TEが含まれていることは、当該無線アクセスポイントが当該無線端末TEと接続を確立していることを意味している。そのため、当該無線アクセスポイントの通信データを分析することで、通信障害が発生した原因を効率良く把握できる可能性が高くなる。 本変形例では、すべての無線アクセスポイントの通信データを取得する場合と比較して、取得する通信データの量が少なくて済み、通信データの分析が容易になるという利点がある。
(4-2)第2の変形例 本変形例では、無線アクセスポイントAP1~AP3の各無線アクセスポイントの制御部11は、無線端末TEと過去に接続された場合に、無線端末TEと過去に接続されたことを記憶部12に記録する。アソシエーションテーブルに記録された無線端末TEのMACアドレスは、当該無線端末TEとの通信が切断された場合には削除されるため、当該無線端末TEとの通信が切断される前に通信障害が発生した場合には、第1の変形例では、通信データから通信障害の原因を把握することが困難となる。そこで、本変形例では、各無線アクセスポイントは、過去に接続された無線端末TEのMACアドレスを、アソシエーションテーブルとは別にデータベースに記録する。
通信障害と判定された場合には、図4のステップS32において、データ解析装置5は、当該データベースに、通信不可と判定された無線端末TEのMACアドレスが含まれている無線アクセスポイントから通信データを取得する。つまり、情報処理装置としてのデータ解析装置5は、複数の無線アクセスポイントのうち、通信不可と判定された無線端末と過去に接続されたことが記録されている無線アクセスポイントの通信データを取得する。 本変形例では、すべての無線アクセスポイントの通信データを取得する場合と比較して、取得する通信データの量が少なくて済み、通信データの分析が容易になるという利点がある。
(4-3)第3の変形例 本変形例では、無線端末TEが通信不可と判定され、通信障害が有ると判定されてから、無線アクセスポイントAP1~AP3のいずれかが当該無線端末TEと通信可能となった場合には、データ解析装置5は、通信データの取得を終了する。 上述した実施形態では、データ解析装置5は、通信障害通知を受信した時刻から過去の所定時間内の通信データを取得するが、通信データの取得の停止タイミングについて言及していない。図4のステップS32のデータキャプチャを続けるにつれて、通信データがデータ解析装置5の記憶部52に蓄積されていくが、記憶部52の容量には限界がある。そこで、通信障害が復旧したと判断した場合には、データキャプチャを終了することが好ましい。 本変形例では、無線アクセスポイントAP1~AP3のうち、図4のステップS12において通信不可と判定された無線端末TE-11と接続を確立した無線アクセスポイントは、データ解析装置5に対して当該無線端末TE-11と接続を確立したことを通知する。データ解析装置5は、当該通知を受けてデータキャプチャを終了する。
また、通信不可と判定された無線端末TEとの接
続をいずれの無線アクセスポイントも確立できない場合であっても、データ解析装置5は、通信障害通知を受信してから所定時間経過した後にデータキャプチャを終了してもよい。すなわち、通信障害の原因は通信障害通知を受信する時刻より前の時刻の通信データから突き止められる可能性が高いため、記憶部52の容量を考慮して、データ解析装置5は、通信障害通知を受信してから所定時間経過した後にデータキャプチャを終了してもよい。
以上、本発明の無線通信システムの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。
例えば、図4のステップS12において、無線端末TEと通信不可であると判定するときの判定条件は適宜設定してもよい。例えば、所定時間ACK信号の返信がないこと、あるいは、所定回数のデータ送信に対してACK信号の返信がないことを条件としてもよいし、ユーザが当該所定時間若しくは当該所定回数を設定できるようにしてもよい。
1…無線通信システム2…L2スイッチ3…L3スイッチ4…サーバ5…データ解析装置51…制御部52…記憶部53…通信インタフェース54…操作入力部55…表示部AP1,AP2,AP3…無線アクセスポイント11…制御部12…記憶部13,14…通信インタフェースTE-11~TE1n,TE-21~TE2n,TE-31~TE3n…無線端末

Claims (6)

  1. ネットワークに設けられた複数の無線アクセスポイントと、 前記複数の無線アクセスポイントのいずれかに接続されて通信を行う無線端末と、 前記無線アクセスポイントと通信可能な情報処理装置と、 を備えた無線通信システムであって、 各無線アクセスポイントは、前記無線端末と接続された場合に前記無線端末との通信データを記憶する記憶部を備え、 前記複数の無線アクセスポイントのいずれかの無線アクセスポイントは、前記無線端末との通信ができない場合には、他の無線アクセスポイントのいずれかが前記無線端末と通信可能であるか否かに基づいて通信障害の有無を判定し、 前記情報処理装置は、前記複数の無線アクセスポイントのいずれかの無線アクセスポイントにより通信障害が有ると判定された場合に、前記複数の無線アクセスポイントのうち少なくとも一部の無線アクセスポイントの前記記憶部から、過去の所定時間内の前記通信データを取得する、 無線通信システム。
  2. 前記情報処理装置は、前記複数の無線アクセスポイントのすべての無線アクセスポイントの前記通信データを取得する、 請求項1に記載された無線通信システム。
  3. 各無線アクセスポイントは、前記無線端末と接続されている場合に、前記無線端末と接続されていることを前記記憶部に記録し、 前記情報処理装置は、前記複数の無線アクセスポイントのうち前記無線端末と接続されていることが記録されている無線アクセスポイントの前記通信データを取得する、 請求項1に記載された無線通信システム。
  4. 各無線アクセスポイントは、前記無線端末と過去に接続された場合に、前記無線端末と過去に接続されたことを前記記憶部に記録し、 前記情報処理装置は、前記複数の無線アクセスポイントのうち前記無線端末と過去に接続されたことが記録されている無線アクセスポイントの前記通信データを取得する、 請求項1に記載された無線通信システム。
  5. 前記通信障害が有ると判定されてから前記複数の無線アクセスポイントのいずれかが前記無線端末と通信可能となった場合には、前記情報処理装置は、前記通信データの取得を終了する、 請求項1から4のいずれか1項に記載された無線通信システム。
  6. 複数の無線アクセスポイントと、前記複数の無線アクセスポイントのいずれかに接続されて通信を行う無線端末と、を含む無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法であって、 前記複数の無線アクセスポイントのいずれかの無線アクセスポイントは、前記無線端末との通信ができない場合には、他の無線アクセスポイントのいずれかが前記無線端末と通信可能であるか否かに基づいて通信障害の有無を判定し、 通信障害が有ると判定された場合に、前記複数の無線アクセスポイントのうち少なくとも一部の無線アクセスポイントから、過去の所定時間内の前記無線端末との通信データを取得する、 無線通信ネットワークにおいて通信データを取得する方法。
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