JP7027966B2 - Powder detection device, control method of powder detection device and image forming device - Google Patents
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Description
本発明は、粉体検知装置、粉体検知装置の制御方法および画像形成装置に関する。 The present invention relates to a powder detection device, a control method for the powder detection device, and an image forming device.
感光体上に形成された静電潜像を現像器により現像した画像を印刷媒体に転写することによって画像形成出力を行う電子写真方式を用いた画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置においては、一般的に、現像器に供給する現像剤としてトナーと呼ばれる粉体が用いられる。トナーを現像器に供給するために、供給元から供給されたトナーをサブホッパと呼ばれる容器を介して現像器に供給する構成が知られている。トナーは、サブホッパ内において、回転する撹拌部材により撹拌され、スクリュにより現像器に送り出される。 An image forming apparatus using an electrophotographic method is known, which outputs an image by transferring an image obtained by developing an electrostatic latent image formed on a photoconductor to a printing medium. In an electrophotographic image forming apparatus, a powder called toner is generally used as a developer to be supplied to a developer. In order to supply the toner to the developer, a configuration is known in which the toner supplied from the supply source is supplied to the developer via a container called a sub hopper. The toner is agitated by a rotating stirring member in the sub hopper and sent out to the developer by a screw.
従来から、これら撹拌部材やスクリュが正常に回転しているか否かを検知するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、トナー回収容器内においてトナーを搬送させるスクリュの回転状態を検知するための回転検知センサを、スクリュの回転駆動力の伝達方向における最下流側に配設した技術が開示されている。
Conventionally, techniques for detecting whether or not these stirring members and screws are normally rotated have been known. For example,
従来では、サブホッパ内で回転する撹拌部材やスクリュの故障を検知するために、回転を検知するためのセンサをサブホッパに取り付ける必要があった。しかしながら、例えば特許文献1に開示されるように、このセンサをサブホッパの外部に取り付けた場合、センサでは、回転軸の状態を検知できる一方で、サブホッパ内部において回転軸に取り付けられる例えば撹拌部材が実際に回転し機能しているかを検知することが困難であるという問題点があった。
In the past, in order to detect a failure of the stirring member or screw rotating in the sub hopper, it was necessary to attach a sensor for detecting rotation to the sub hopper. However, as disclosed in
これに対して、センサをサブホッパ内部に取り付ける構成も考えられる。しかしながら、この構成では、サブホッパ内に存在するトナーの影響により誤検知してしまうおそれがあるという問題点があった。また、センサをサブホッパの内部および外部の何れに取り付ける場合であっても、サブホッパ内部や、サブホッパおよび現像器周辺は、スペースが限られており、センサを取り付ける空間を確保することが困難であるという問題点があった。 On the other hand, a configuration in which the sensor is mounted inside the sub hopper is also conceivable. However, this configuration has a problem that it may be erroneously detected due to the influence of the toner existing in the sub hopper. In addition, regardless of whether the sensor is mounted inside or outside the sub hopper, space is limited inside the sub hopper and around the sub hopper and the developing unit, and it is difficult to secure a space for mounting the sensor. There was a problem.
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、容器内の粉体に関する検知を行うために容器内で回転して振動板を弾くように構成された部材が正常に機能しているか否かを、簡易な構成で検知可能とすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and whether or not the member configured to rotate in the container and repel the diaphragm in order to detect the powder in the container is functioning normally. The purpose is to be able to detect this with a simple configuration.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、容器内の粉体の量を検知する粉体検知装置であって、モータにより容器内で回転される回転部材と、回転部材の回転に応じて回転部材に接触され変位するように容器内に配置された振動板と、振動板の振動を検知する検知部と、検知部による振動板の振動の減衰の変化に基づき容器内の粉体の量を推測する推測部と、検知部によりそれぞれ所定の条件を満たして検知された振動板の第1の変位および第2の変位の間の時間に基づき回転部材の状態を判定する判定部と、を備える。 In order to solve the above-mentioned problems and achieve the object, the present invention is a powder detection device that detects the amount of powder in a container, and is a rotating member rotated in the container by a motor and a rotating member. A vibrating plate arranged in the container so as to be in contact with and displaced by the rotating member in accordance with the rotation of the The state of the rotating member is determined based on the time between the first displacement and the second displacement of the vibrating plate detected by the estimation unit for estimating the amount of powder and the detection unit, respectively, satisfying predetermined conditions. It is equipped with a determination unit.
本発明によれば、容器内の粉体に関する検知を行うために容器内で回転して振動板を弾くように構成された部材が正常に機能しているか否かを、簡易な構成で検知可能となるという効果を奏する。 According to the present invention, it is possible to detect with a simple configuration whether or not a member configured to rotate in the container and repel the diaphragm in order to detect the powder in the container is functioning normally. It has the effect of becoming.
以下に添付図面を参照して、粉体検知装置、粉体検知装置の制御方法および画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。 Hereinafter, the powder detection device, the control method of the powder detection device, and the embodiment of the image forming device will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
実施形態では、流動性を有する粉体であるトナーを回転する回転部材である撹拌板にて撹拌する際に、撹拌板により振動板を弾き、その振動板の変位を検知する。振動板の変位の検知結果に基づき撹拌対象のトナー量を推定する。また、振動板の変位がそれぞれ所定の条件を満たして検知された2のタイミングに基づき、撹拌板が正常に機能しているか否かを判定する。 In the embodiment, when the toner, which is a powder having fluidity, is agitated by a stirring plate which is a rotating member, the diaphragm is repelled by the stirring plate, and the displacement of the diaphragm is detected. The amount of toner to be agitated is estimated based on the detection result of the displacement of the diaphragm. Further, it is determined whether or not the stirring plate is functioning normally based on the timing of 2 in which the displacement of the diaphragm is detected by satisfying the predetermined conditions.
以下の各実施形態では、電子写真方式の画像形成装置において、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像器と、現像剤であるトナーの供給元である容器との間でトナーを保持する容器(サブホッパと呼ぶ)におけるトナーの残量検知を例として説明する。 In each of the following embodiments, in an electrophotographic image forming apparatus, toner is used between a developer that develops an electrostatic latent image formed on a photoconductor and a container that is a source of toner that is a developer. The detection of the remaining amount of toner in a container (called a sub-hopper) that holds the toner will be described as an example.
[各実施形態に適用可能な構成]
図1は、各実施形態に適用可能な画像形成装置に含まれる、画像形成出力のための機構を概略的に示す図である。図1において、画像形成装置100は、搬送ベルト105の回転方向に沿ってY(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(blacK)各色の画像形成部106K、106C、106M、106Yが並べられた、所謂タンデムタイプと称されるものである。以下、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を、それぞれY色、M色、C色、K色と呼ぶ。
[Configuration applicable to each embodiment]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a mechanism for image forming output included in an image forming apparatus applicable to each embodiment. In FIG. 1, the
タンデムタイプでは、中間転写ベルトとしての搬送ベルト105に対し、各色の画像形成部106K、106C、106M、106Yで形成されたY、M、C、K各色の画像がこの順で重畳して転写される。そして、Y、M、C、K各色が重畳されたフルカラーの画像が給紙トレイ101から給紙ローラ102により分離給紙される印刷媒体104に一括転写され、定着器116で定着され、機外に排出される。
In the tandem type, the images of Y, M, C, and K formed by the
なお、以下の説明において、複数の画像形成部106Y、106M、106C、106Kは、適宜、画像形成部106と総称する。
In the following description, the plurality of
給紙トレイ101から給紙された印刷媒体104は、レジストローラ103によって先端が一旦停止させられ、搬送ベルト105上で重畳された画像先端とタイミングを取って、搬送ベルト105とのニップ位置(転写位置)に送り出される。
The tip of the
各画像形成部106Y、106M、106C、106Kは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106Kはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像を、それぞれ形成する。なお、以下では、各画像形成部106Y、106M、106C、106Kのうち、画像形成部106Yを例にとって説明を行う。
The
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、すなわち無端状ベルトである。駆動ローラ107は、駆動モータにより駆動力を得て回転する。
The
画像形成に際しては、回転駆動される搬送ベルト105に対して、最初の画像形成部106Yが、Y色のトナー画像を転写する。画像形成部106Yは、感光体ドラム109Y、この感光体ドラム109Yの周囲に配置された帯電器110Y、光書き込み装置111、現像器112Y、感光体クリーナ113Y、除電器などを含む。光書き込み装置111は、Y、M、C、K各色の感光体ドラム109Y、109M、109C、109Kに対して光を照射するように構成されている。
At the time of image formation, the first
なお、画像形成部106M、106Cおよび106Kは、それぞれ、画像形成部106Yと同様に、帯電器110M、110Cおよび110K、現像器112M、112Cおよび112K、感光体クリーナ113M、113Cおよび113K、除電器などを含む。これら画像形成部106M、106Cおよび106Kについては、特に記載の無い限り、画像形成部106Yと同様の構成とし、詳細な説明を省略する。また、光書き込み装置111は、画像形成部106Y、106M、106Cおよび106Kについて共通である。
The
画像形成に際し、例えば感光体ドラム109Yの外周面は、暗中にて帯電器110Yにより一様に帯電された後、光書き込み装置111からのY色の画像に対応した光源からの光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112Yは、この静電潜像をY色のトナーにより可視像化し、感光体ドラム109Y上にY色のトナー画像を形成する。
In image formation, for example, the outer peripheral surface of the
このトナー画像は、感光体ドラム109Yと搬送ベルト105とが当接もしくは最も接近する位置(転写位置)で、転写器115Yの働きにより搬送ベルト105上に転写される。この転写により、搬送ベルト105上にY色のトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109Yの外周面に残留した不要なトナーは、感光体クリーナ113Yによりクリーニングされ、感光体ドラム109Yの表面が除電器により除電され、次の画像形成のために待機する。
This toner image is transferred onto the
以上のようにして、画像形成部106Yにより搬送ベルト105上に転写されたY色のトナー画像は、搬送ベルト105のローラ駆動により次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106Yでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にM色のトナー画像が形成され、そのトナー画像が既に形成されたY色の画像に重畳されて転写される。
As described above, the Y-color toner image transferred onto the
搬送ベルト105上に転写されたY色、M色のトナー画像は、さらに次の画像形成部106C、106Kに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたC色のトナー画像と、感光体ドラム109K上に形成されたK色のトナー画像とが、既に転写されている画像上に重畳されて転写される。こうして、搬送ベルト105上にフルカラーの中間転写画像が形成される。
The Y-color and M-color toner images transferred onto the
給紙トレイ101に収納された印刷媒体104は最も上のものから順に送り出され、その搬送経路が搬送ベルト105と接触する位置もしくは最も接近する位置において、搬送ベルト105上に形成された中間転写画像がその紙面上に転写される。これにより、印刷媒体104の紙面上に画像が形成される。紙面上に画像が形成された印刷媒体104はさらに搬送され、定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置100の外部に排紙される。
The
また、搬送ベルト105に対してベルトクリーナ118が設けられている。ベルトクリーナ118は、図1に示すように、搬送ベルト105から印刷媒体104への画像の転写位置の下流側であって、感光体ドラム109Yよりも上流側において搬送ベルト105に押し当てられたクリーニングブレードである。また、ベルトクリーナ118は、クリーニングブレードによって搬送ベルト105の表面に付着したトナーを掻き取るトナー除去部でもある。
Further, a
図2は、各実施形態に適用可能なトナーの補給構成の例を示す斜視図である。なお、以下においては、現像器112Y、112M、112Cおよび112Kを纏めて、現像器112として纏めて説明する。トナーの補給構成とは、現像器112に対してトナーを供給するための構成である。Y、M、C、K各色においてトナーの供給構成は概ね共通しており、図2においては、1つの現像器112に対する供給構成を示している。トナーは、所定の容器(トナーボトル117)に収容されており、図2に示すように、トナーボトル117からボトル側供給路120を介してサブホッパ200に供給される。
FIG. 2 is a perspective view showing an example of a toner replenishment configuration applicable to each embodiment. In the following, the developing
サブホッパ200は、トナーボトル117から供給されるトナーを一時的に保持し、現像器112内部のトナー残量に応じて現像器112にトナーを供給するための容器である。サブホッパ200からサブホッパ側供給路119を介して現像器112にトナーが供給される。トナーボトル117内部のトナーがなくなると、サブホッパ200にトナーが供給されなくなる。そこで、サブホッパ200内部のトナー量が少なくなった状態を検知する必要があり、このため、後述するトナー検知機構が設けられている。
The
図3は、実施形態に係るサブホッパ200の外観の例を示す斜視図である。図3に示すように、サブホッパ200を構成する筐体の外面にはセンサ10が取り付けられている。図3においてサブホッパ200の上部は開口しており、この開口に対してボトル側供給路120のカバーが取り付けられる。なお、カバーの取り付け個所は、サブホッパ200の開口の形状と合うように成形され、トナーが外部に飛散することのないようにされている。また、サブホッパ200内部に保持されたトナーは、図2に示すサブホッパ側供給路119から現像器112に送り出される。
FIG. 3 is a perspective view showing an example of the appearance of the
図4は、実施形態に係るサブホッパ200の内部構成の例を示す図であって、図4(a)は斜視図、図4(b)は平面図である。図4(a)および図4(b)に示すように、サブホッパ200の筐体の内面には振動板201が設けられている。振動板201が設けられた内面は、図3においてセンサ10が取り付けられている外面の裏側である。したがって、振動板201は、サブホッパ200の筐体を介してセンサ10に対向するように配置されている。
4A and 4B are views showing an example of the internal configuration of the
振動板201は、弾性のある材質(例えばステンレス鋼板)で形成された長方形の板状の部品であり、長手方向の一端がサブホッパ200の筐体に固定された片持ち状態で配置されている。振動板201の長手方向において固定されていない側の端部に、重り202が取り付けられている。重り202は、振動板201が振動した場合の振動数を調整する機能、あるいは振動板201を振動させるための機能を備えている。
The
サブホッパ200内部においては、内部のトナーを撹拌するための構成として、回転軸204および撹拌部材205が設けられている。回転軸204は、サブホッパ200内部で回転する軸である。この回転軸204に撹拌部材205が固定されており、回転軸204の回転に伴って撹拌部材205が回転してサブホッパ200内部のトナーが撹拌される。また、振動板201の長手方向は、回転軸204の軸方向とほぼ平行に配置されている。サブホッパ200内部のトナーは、撹拌部材205によりスクリュ230に送られ、スクリュ230により現像器112に供給される。
Inside the
また、撹拌部材205は、トナーの撹拌に加えて、回転により振動板201に設けられた重り202を弾く機能を担う。これにより、撹拌部材205が一周回転する毎に重り202が弾かれて振動板201が振動する。また、撹拌機能と弾く機能をより確実にするため、実施形態では、撹拌部材205の中央部近傍に切り込み205aが形成され、この切り込み205aを境に振動付与部205cと撹拌部205dが設けられている。また、撹拌部材205は、可撓性を有する非磁性体の素材により構成することが好ましい。このような素材としては、樹脂があり、より具体的には、PET(Polyethylene terephthalate)を適用することができる。
Further, the stirring
センサ10は、振動板201の変位を検知するためのセンサである。センサ10は、振動板201の変位を検知可能であれば、特に構成は限定されないが、例えば、振動板201との距離に応じて変化する磁束を検出することが可能な磁束センサを用いることができる。
The
このような磁束センサの例として、特許文献2に開示されるような、コルピッツ型のLC発振回路を基本とする発振回路を利用した磁束センサを適用することができる。この場合、振動板201を例えばSUS(ステンレス鋼)製とする。磁束センサは、発振回路において、平面パターンコイルにより形成されるインダクタンスLと、抵抗値Rと、静電容量Cと、に応じた共振周波数で発振することで、磁束を発生させる。磁束は、振動板201を透過する際に、振動板201において渦電流を発生させる。
As an example of such a magnetic flux sensor, a magnetic flux sensor using an oscillation circuit based on a Colpitts type LC oscillation circuit as disclosed in Patent Document 2 can be applied. In this case, the
振動板201において発生した渦電流は、磁束センサからの磁束に対して逆方向の磁束を発生させ、この磁束が平面パターンコイルを透過することで、発振回路のインダクタンスLが変化し、発振回路の共振周波数が変化する。具体的には、発振回路の共振周波数は、振動板201と平面パターンコイルとの間の距離が近付くと高くなり、遠ざかると低くなる。また、振動板201が振動せず定常状態にある場合には、発振回路は、一定の共振周波数で発振する。
The eddy current generated in the vibrating
ここで、特許文献2に記載されるように、発振回路を、共振周波数に応じた矩形波を出力するように構成することができる。このように構成された磁束センサから出力された矩形波を所定の時間単位でカウントしたカウント値に基づき、振動板201の振動を検知することができる。
Here, as described in Patent Document 2, the oscillation circuit can be configured to output a rectangular wave corresponding to the resonance frequency. The vibration of the
すなわち、振動板201の変位が無く振動板201が定常状態にある場合には、カウント値は、一定の増加率で増加する。また、振動板201の変位が周期的に変化し、振動板201が振動状態にある場合には、カウント値は、変位の周期に応じて増減する増加率に従い増加する。時系列に従いカウント値の差分を順次求める。差分は、振動板201が定常状態にある場合には一定値(例えば「0」)となり、振動状態にある場合には、当該一定値を跨いで振動する値となる。この差分の値に基づき、振動板201の定常状態および振動状態を検知することができる。すなわち、この差分の値は、定常状態では一定値であり、振動状態では、当該一定値より高い値と低い値とを繰り返すことになる。以下、この差分の値をセンサ10の出力に基づく出力値として説明を行う。
That is, when there is no displacement of the
特許文献2では、このようにして共振周波数の変化を検知することで、振動板201の振動を検知し、撹拌部材205が振動板201を弾いたタイミングを検出している。
In Patent Document 2, by detecting the change in the resonance frequency in this way, the vibration of the
これに限らず、センサ10として、検知された磁束に応じた電圧を出力するものを適用してもよい。このようなセンサ10としては、ホール素子を用いた構成や、磁気抵抗効果素子、磁気インピーダンス素子を用いた構成、コイルを用いた構成など、様々な構成が適用可能である。この場合、重り202を磁束を発生させるように構成し、重り202で発生された磁束がセンサ10に検知されるようにすることが考えられる。例えば、重り202は、磁石を用いて構成することができる。
Not limited to this, a
図5~図11を用いて、各実施形態に適用可能な、振動板201および撹拌部材205の動作および作用について説明する。図5は、実施形態に係るサブホッパ200の構成を、振動板201およびセンサ10に注目して概略的に示す図である。
5 to 11, the operation and operation of the
図5において、サブホッパ200内に、所定の厚みの固定部201aを介して振動板201が設けられる。振動板201の先端部分には、重り202が設けられている。一方、サブホッパ200の筐体を介して、振動板201と対向する位置に、センサ10が設けられる。センサ10は、例えば両面テープといった固定手段9により、サブホッパ200に固定される。
In FIG. 5, a
図6は、振動板201が、加えられた力に応じて動作する様子を模式的に示す模式図である。なお、図6(a)~図6(c)において、上述した図5と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
FIG. 6 is a schematic diagram schematically showing how the
図6(a)は、振動板201に対して力が加えられていない状態を示している。この状態では、振動板201は、センサ10に対して平行が保たれている(定常状態)。したがって、振動板201とセンサ10との距離が一定距離となり、センサ10による共振周波数が一定周波数となる。この状態におけるセンサ10の出力に基づく出力値を、基準値とする。
FIG. 6A shows a state in which no force is applied to the
図6(b)は、振動板201に対して、図中に矢印Aで示されるように、サブホッパ200の筐体の内側から外側に向けた力が加えられた状態を示している。この状態では、振動板201が筐体側に撓み、図6(a)の状態に比べて振動板201がセンサ10に接近している。したがって、センサ10による共振周波数が定常状態よりも高くなり、センサ10の出力に基づく出力値が定常状態よりも高くなる。
FIG. 6B shows a state in which a force is applied to the
図6(c)は、上述の図6(b)の状態から振動板201に加えられた力が開放された状態を示している。この状態では、振動板201は、図中に矢印Bで示されるように、振動板201の弾性により振動し、定常状態の位置に対してサブホッパ200の筐体の外側方向および内側方向に交互に撓む(振動状態)。したがって、センサ10の出力に基づく出力値は、定常状態より高い値と低い値とを所定の周期で繰り返す。
FIG. 6 (c) shows a state in which the force applied to the
図7および図8を用いて、実施形態に係る、撹拌部材205の回転と振動板201の動作との関係について、概略的に説明する。図7は、実施形態に係る振動板201の周辺の配置関係を示す斜視図である。図7に示すように、振動板201は、固定部201aを介してサブホッパ200の筐体に固定されている。
The relationship between the rotation of the stirring
図8は、実施形態に係る、撹拌部材205の回転軸204を回転中心とした回転動作と、振動板201の動作との関係を概略的に示す図である。ここで、図8(a)~図8(c)は、それぞれ、上述の図6(a)~図6(c)に示した各状態に対応する。撹拌部材205は、回転軸204を回転中心として、図において時計回り(右回り)に回転する。
FIG. 8 is a diagram schematically showing the relationship between the rotation operation of the stirring
図8(a)は、上述の図6(a)の状態に対応し、撹拌部材205が振動板201(重り202)に接触しておらず、振動板201が定常状態となっている例を示す。ここで、重り202は、振動板201の板面から突出した突出部であると共に、側面から見た状態において振動板201の板面に対して傾斜を有する形状となっている。この傾斜は、撹拌部材205の回転方向に沿って斜面が回転軸204に近付くように構成されている。この重り202の傾斜面は、撹拌部材205が振動板201を弾いて振動させる際に、撹拌部材205の回転中心に対する半径方向の先端部分により押される部分である。
FIG. 8A corresponds to the state of FIG. 6A described above, and is an example in which the stirring
図8(b)は、上述の図6(b)の状態に対応し、図8(a)に示す状態から撹拌部材205がさらに回転した状態を示す。撹拌部材205が、撹拌部材205の回転中心に対する半径方向の先端部分(以降、単に撹拌部材205の先端、と記載する)が重り202に接触した状態でさらに回転することにより、重り202に設けられた傾斜に伴って振動板201が、図中矢印Aで示される方向に押し込まれて変形することとなる。図8(b)においては、定常状態の振動板201および重り202の位置を破線で示している。
FIG. 8 (b) corresponds to the state of FIG. 6 (b) described above, and shows a state in which the stirring
図9は、図8(b)に示す状態を示す上面図であって、実施形態に係る、撹拌部材205の先端部が重り202に接触して振動板201が押し込まれた状態を模式的に示す模式図である。振動板201は、固定部201aを介してサブホッパ200の筐体内面に固定されているため、固定部201a側の位置は変化しない。これに対して、重り202が設けられて自由端となっている反対側の端部は、撹拌部材205によって押し込まれることにより回転軸204が設けられた側とは反対側に移動する。そのため、図9に例示されるように、振動板201は、固定部201aを基点として回転軸204と反対方向に撓む。このように撓んだ状態により、振動板201に、振動板201を振動させるためのエネルギが蓄えられる。
FIG. 9 is a top view showing the state shown in FIG. 8B, schematically showing a state in which the tip end portion of the stirring
なお、図9に示すように、撹拌部材205は、重り202に接触する振動付与部205cと、それ以外の撹拌部205dとの間に切り込み205aが設けられている。これにより、撹拌部材205が重り202を押し込む際に無理な力が加わって撹拌部材205が破損してしまうことを防ぐことができる。また、切り込み205aの始点には丸孔205bが設けられている。これにより、切り込み205aを境に撹拌部材205の撓み量が異なった場合に切り込み205aの始点に加わる応力を分散して応力集中を抑制し、撹拌部材205の破損を防ぐようにしている。
As shown in FIG. 9, the stirring
図8(c)は、上述の図6(c)の状態に対応し、図8(b)に示す状態からさらに撹拌部材205が回転し、撹拌部材205の先端が重り202の斜面から離脱した状態を示す。図8(c)においては、定常状態における振動板201の位置を破線で、図8(b)に示した、撹拌部材205により押し込まれ変形した振動板201の位置を1点鎖線で、それぞれ示している。そして、撹拌部材205によって押し込まれて蓄えられたエネルギが解放されることにより反対側に撓んだ振動板201の位置を、実線で示している。図中に矢印Bで示されるように、振動板201(重り202)は、定常状態の位置を跨いで振動する振動状態となる。
FIG. 8 (c) corresponds to the state of FIG. 6 (c) described above, and the stirring
このように、撹拌部材205を回転させることで、撹拌部材205の1回転毎に、撹拌部材205の先端部により振動板201が弾かれ、振動板201が振動する。
By rotating the stirring
ここで、サブホッパ200内部にトナーが保持された状態で、撹拌部材205を回転させた場合について考える。
Here, consider a case where the stirring
図10は、サブホッパ200内部にトナーが保持されている状態を模式的に示す模式図である。図10に示すように、サブホッパ200内部にトナー206(図中にドットを付して示す)が存在すると、振動板201が振動しながらトナー206に接触する。そのため、振動板201の振動に対して、トナー206による抵抗が加わり、振動板201の振動(図中に矢印B’を付して示す)が、サブホッパ200内部にトナー206が存在しない場合と比較して早く減衰する。この振動の減衰の変化に基づいて、サブホッパ200内部のトナー残量を検知することができる。
FIG. 10 is a schematic diagram schematically showing a state in which toner is held inside the
図11は、実施形態に適用可能な、サブホッパ200内部のトナー206の有無に応じたセンサ10の出力の変化について説明するための図である。図11は、実施形態に係る、センサ10の出力の例を概略的に示す。図11(a)および図11(b)において、縦軸はセンサ10の出力に基づく出力値、横軸は時間tを示している。また、縦軸において、定常状態における基準値V0が示されている。
FIG. 11 is a diagram for explaining a change in the output of the
なお、図11(a)および図11(b)の例では、縦軸に示されるセンサ10の出力に基づく出力値は、センサ10と振動板201との距離に応じた値として示されている。すなわち、センサ10と振動板201との距離が定常状態の場合より遠い場合は、出力値が基準値V0より小さくなり、近い場合は、出力値が基準値V0より大きくなる。
In the examples of FIGS. 11A and 11B, the output value based on the output of the
図11(a)は、サブホッパ200内にトナー206が保持されていない場合の、センサ10の出力の例を示す。時間taにおいて、撹拌部材205の先端部分が重り202に接触し、撹拌部材205が回転されるに連れ、重り202の傾斜に沿って振動板201が押し込まれ、時間tcにおいて、撹拌部材205の先頭部分が重り202から離脱する。時間taから時間tcまでの期間Tpは、振動板201がセンサ10に徐々に近付くため、センサ10の出力に基づく出力値が振動板201とセンサ10との距離に応じて上昇する。
FIG. 11A shows an example of the output of the
時間tcにおいて撹拌部材205の先頭部分が重り202から離脱すると、振動板201が弾性率および重り202の重量に従い振動する。この振動により、振動板201は、定常状態の位置からセンサ10に近付く動作と、遠ざかる動作とを、変位を減少させながら繰り返す。センサ10の出力に基づく出力値は、振動板201のこの動作に応じて、基準値V0を跨いだ増減を、増減幅を減少させながら繰り返す。図11(a)の例では、時間tcから期間Tg1を経過した時間tbにおいてセンサ10の出力に基づく出力値が基準値V0に収束し、振動板201の振動が収まったことが分かる。
When the leading portion of the stirring
図11(b)は、図10に示した如く、サブホッパ200内にトナー206が保持されている場合の、センサ10の出力の例を示す。この例では、期間Tpの経過は、上述の図11(a)の例と同様となっている。ここで、図11(b)の例では、時間tcに撹拌部材205の先端部が重り202から離脱した後、振動板201がトナー206の抵抗を受け、時間tbより早い時間tb’にて、センサ10の出力に基づく出力値が基準値V0に収束している。この時間tcから時間tb’までの期間Tg2を計測することで、サブホッパ200内に保持されるトナー206の量を推測できる。
FIG. 11B shows an example of the output of the
図12は、各実施形態に適用可能な粉体検知装置の一例のハードウェア構成を示すブロック図である。図12において、粉体検知装置30は、信号処理部3000と、カウンタ3001と、RAM(Random Access Memory)3010と、ROM(Read Only Memory)3011と、MPU(Micro Processing Unit)3012と、データI/F3013と、駆動部3014と、タイマ3015と、通信I/F3016と、を含む。
FIG. 12 is a block diagram showing a hardware configuration of an example of a powder detection device applicable to each embodiment. In FIG. 12, the powder detection device 30 includes a
以下では、センサ10として、上述した、コルピッツ型のLC発振回路を用いた構成を適用する。センサ10は、平面パターンコイル11と、平面パターンコイル11のインダクタンスLに応じた共振周波数で発振する発振回路12とを含む。
In the following, as the
信号処理部3000は、センサ10から出力された矩形波によるセンサ出力に対して、ノイズ除去など所定の信号処理を施す。カウンタ3001は、信号処理部3000において信号処理された矩形波を、所定の時間単位毎にカウントし、カウント値を出力する。なお、カウンタ3001がセンサ10の出力をカウントする時間単位は、例えば、振動板201および重り202による振動の1周期よりも短いものとする。
The
RAM3010は、揮発的にデータを記憶する記憶媒体であり、ROM3011は、不揮発的にデータを記憶する記憶媒体である。MPU3012は、例えばROM3011に予め記憶されたプログラムに従い、RAM3010をワークメモリとして用いて動作し、この粉体検知装置30の全体の動作を制御する。
The
データI/F(インタフェース)3013は、粉体検知装置30外部とのデータの入出力を行うためのインタフェースである。データI/F3013としては、粉体検知装置30が組み込まれる画像形成装置100に独自のインタフェースを用いてもよいし、USB(Universal Serial Bus)といった汎用のインタフェースを用いてもよい。
The data I / F (interface) 3013 is an interface for inputting / outputting data to / from the outside of the powder detection device 30. As the data I /
駆動部3014は、MPU3012の指示に従いモータ210(図では「M」と表示)を駆動する。モータ210は、撹拌部材205が取り付けられる回転軸204を回転させるためのモータである。モータ210は、例えばステッピングモータであって、駆動部3014は、例えば、MPU3012の指示に従い、モータ210の回転方向を指示するCW/CCW信号と、モータ210を所定の回転角毎に回転駆動させるための駆動パルスとを生成し、生成したCW/CCW信号および駆動パルスをモータ210に供給する。
The
タイマ3015は、MPU3012の指示に従い時間を計測し、計測結果を出力する。通信I/F3016は、この粉体検知装置30の外部の装置との通信を行うためのインタフェースである。通信I/F3016は、例えば、この粉体検知装置30が組み込まれる画像形成装置100に含まれる、粉体検知装置30に対する上位装置との通信を行う。
The
なお、ここでは、モータ210がステッピングモータであるとして説明を行うが、各実施形態に適用可能なモータ210はステッピングモータに限定されない。すなわち、モータ210としては、回転の位相を制御可能であれば、他の方式のモータを適用させることができる。例えば、モータ210として、直流電源により駆動されるブラシレスDCモータを適用することができる。一例として、モータ210を、モータ極ペア数N、2N極(N=1,2,…)のモータとし、駆動部3014は、モータ210に対して3相(U相、V相およびW相)の駆動信号を供給してモータ210を回転駆動する。駆動部3014は、MPU3012の指示に従い、この駆動信号によりモータ210の回転を制御し、撹拌部材205の停留位置への移動などを行う。
Although the
図13は、各実施形態に係る粉体検知装置30の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。図13において、粉体検知装置30は、取得部300と、検知部301と、推測部302と、計測部303と、判定部304と、を含む。これら取得部300、検知部301、推測部302、計測部303および判定部304は、MPU3012上で動作する制御プログラムにより実現される。これに限らず、取得部300、検知部301、推測部302、計測部303および判定部304の一部または全部を、互いに協働して動作するハードウェア回路により構成してもよい。
FIG. 13 is a functional block diagram of an example for explaining the function of the powder detection device 30 according to each embodiment. In FIG. 13, the powder detection device 30 includes an
取得部300は、センサ10の出力に基づく出力値を取得する。この出力値は上述したように、センサ10から出力された矩形波をカウントしたカウント値について、時系列に従い順次に求めた差分の値である。すなわち、センサ10の出力に基づく出力値は、振動板201が定常状態にある場合には一定値(例えば「0」)となり、振動状態にある場合には、当該一定値を跨いで振動する値となる。換言すれば、センサ10の出力に基づく出力値は、定常状態では一定値であり、振動状態では、当該一定値より高い値と低い値とを繰り返すことになる。
The
検知部301は、取得部300に取得された出力値に基づき、振動板201の変位を検知する。推測部302は、検知部301により検知された振動板201の変位に基づき、サブホッパ200内に保持されるトナー206の量を推測する。例えば、推測部302は、振動板201の変位に基づき振動板201の振動を検知し、当該振動が収まるまでの時間に基づき、少なくともサブホッパ200内に保持されるトナー206の有無を推測する。
The
計測部303は、検知部301が振動板201の所定の変位を検知したタイミングに応じて時間の計測を行う。判定部304は、計測部303に計測された時間と、検知部301により検知された振動板201の変位とに基づき、撹拌部材205がサブホッパ200内で正常に機能しているか否かを判定する。
The measuring
図14および図15を用いて、各実施形態に適用可能なトナー量検出処理について説明する。図14は、各実施形態に適用可能なトナー量検出処理を示す一例のフローチャートである。図15は、上述した図11(a)および図11(b)と対応する図であって、縦軸はセンサ10のセンサ出力に基づく出力値、横軸は時間tを示している。また、縦軸において、定常状態における基準値V0が示されている。縦軸に示される出力値は、振動板201の変位に対応する値である。
A toner amount detection process applicable to each embodiment will be described with reference to FIGS. 14 and 15. FIG. 14 is an example flowchart showing the toner amount detection process applicable to each embodiment. FIG. 15 is a diagram corresponding to FIGS. 11 (a) and 11 (b) described above, in which the vertical axis represents an output value based on the sensor output of the
図14(a)は、各実施形態に適用可能な、センサ10のセンサ出力に基づく検知処理の一例のフローチャートである。また、図14(b)は、各実施形態に適用可能なトナー量推定処理を示す一例のフローチャートである。なお、この図14(b)のフローチャートによる処理は、上述した図14(a)のフローチャートによる処理と並行して実行される。
FIG. 14A is a flowchart of an example of the detection process based on the sensor output of the
先ず、図14(a)のフローチャートによる処理について説明する。ステップS10で、取得部300は、センサ10から一定時間範囲に出力されたセンサ出力に基づく出力値を取得する。取得部300は、一定時間範囲に含まれる複数の出力値を検知部301に渡す。
First, the process according to the flowchart of FIG. 14A will be described. In step S10, the
取得部300がセンサ10の出力に基づく出力値を取得する一定時間範囲は、振動板201の振動特性を考慮した上で、モータ210の回転に応じたセンサ10によるセンサ出力の上昇値や、振動板201によるセンサ出力の変動を誤検出しない範囲で設定することが好ましい。例えば、当該一定時間範囲を、振動板201が振動する周期の1/4程度の時間範囲とすることが考えられる。
In the fixed time range in which the
次のステップS11で、検知部301は、取得部300から渡された出力値に基づき、取得部300がセンサ10の出力に基づく出力値を取得した時間範囲内における出力値の極大および極小のピークを検知し、検知されたピークに基づき振動板201の変位の振幅を求める。より具体的には、検知部301は、出力値の、時系列で隣接するピークの差分の絶対値を、振動板201の変位の振幅に対応する値として求める。
In the next step S11, the
ステップS11の処理の後、処理がステップS10に戻され、次の一定時間範囲について、処理が実行される。この、次の一定時間範囲は、処理が終了した一定時間範囲と重複する期間を含んでいてもよい。このように、検知処理は、循環的に実行される。 After the process of step S11, the process is returned to step S10, and the process is executed for the next fixed time range. This next fixed time range may include a period overlapping with the fixed time range at which the processing is completed. In this way, the detection process is executed cyclically.
次に、図14(b)に示されるフローチャートによる処理について説明する。ステップS20で、検知部301は、図14(a)のフローチャートのステップS10において、センサ10の出力に基づく振動板201の変位の振幅について、閾値Wthを超える振幅Wxが検知されたか否かを判定する。検知部301は、検知されていないと判定した場合(ステップS20、「No」)、処理をステップS20に戻す。
Next, the process according to the flowchart shown in FIG. 14B will be described. In step S20, the
一方、検知部301は、ステップS20で閾値Wthを超える振幅Wxが検知されたと判定した場合(ステップS20、「Yes」)、処理をステップS21に移行させる。この、閾値Wthを超える振幅Wxが検知されたことで、撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定できる。また、この振幅Wxが検知された位置(時間)が、撹拌部材205が振動板201を弾いたタイミングであると見做すことができる。
On the other hand, when the
図15を用いて、実施形態に係る、ステップS20での閾値Wthに基づく判定について説明する。図15は、上述した図11(a)および図11(b)と対応する図であって、縦軸はセンサ10のセンサ出力に基づく出力値、横軸は時間tを示している。また、縦軸において、定常状態における基準値V0が示されている。
A determination based on the threshold value W th in step S20 according to the embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 15 is a diagram corresponding to FIGS. 11 (a) and 11 (b) described above, in which the vertical axis represents an output value based on the sensor output of the
図15の時間taは、撹拌部材205の先端部が重り202に接触したタイミングを示している。時間taにおいて、撹拌部材205の回転に伴い、重り202が撹拌部材205の先端部によりセンサ10の方向に押し込まれて振動板201がセンサ10に接近し、センサ10の出力に基づく出力値が基準値V0から上昇を開始する。すなわち、センサ10の出力に基づく出力値は、時間taを変位開始点として変位を開始する。
The time ta in FIG. 15 indicates the timing at which the tip end portion of the stirring
検知部301は、現在(時間t1とする)と、現在から一定時間遡った時間t0との間の時間範囲の出力値の極大および極小のピークを求める。
The
例えば、検知部301は、取得部300から渡された、時間t0と時間t1との間の各出力値について、時系列で隣接する出力値の差分を時系列に沿って計算して求める。検知部301は、求めた差分の正負の符号が反転する位置を、出力値の極大点あるいは極小点として取得し、これら極大点および極小点の出力値を取得する。図15の例では、時間t0と時間t1との間において、極大点P0が取得されている。また、図15において矢印にて示されるように、時間tの経過に伴い時間t1およびt0もそれぞれ移動し、移動した時間t1およびt0の間において、極小点P1が取得されている。
For example, the
検知部301は、時系列上で隣接する極大点および極小点それぞれの出力値の差分を求め、この差分の絶対値を、振動による振動板201の変位の振幅として検知する。図15の例では、振動による振動板201の変位の振幅として検知された差分|P0-P1|が、閾値Wthを超える振幅Wxとして検知される。
The
一方、他の極大および極小点P2~P6に関し、差分|P1-P2|、差分|P2-P3|、差分|P3-P4|、差分|P4-P5|、差分|P5-P6|は、何れも閾値Wthを超えないため、撹拌部材205が振動板201を弾いたタイミングとして検知されない。
On the other hand, regarding the other maximum and minimum points P2 to P6 , the difference | P1 - P2 | , the difference | P2 - P3 |, the difference | P3 - P4 |, the difference | P4 - P5 | Since none of the differences | P 5 − P 6 | exceeds the threshold value W th , it is not detected as the timing when the stirring
なお、振幅Wxが検知された際に、当該振幅Wxが検知された位置から所定回転角だけモータ210を回転させて停止させることができる。これにより、振動板201を弾いた撹拌部材205が、振動板201に接触したまま停止し、撹拌部材205が変形してしまうことを回避することができる。また、撹拌部材205が振動板201(重り202)を弾いたことを検出した後に撹拌部材205の回転を停止させておき、センサ10によるセンサ出力の出力値のピークを継続して検知することで、撹拌部材205が振動板201を弾いたタイミングをより高精度に検出できる。
When the amplitude W x is detected, the
ステップS21で、推測部302は、検知部301による検知結果に基づき、センサ10によるセンサ出力が安定したか否かを判定する。例えば、推測部302は、検知部301により求められた、センサ出力の出力値における極大点および極小点の差分が所定値以下になった場合に、センサ出力が安定したと判定する。これは、振動板201の振動が収まったことを意味する。推測部302は、センサ出力が安定してないと判定した場合(ステップS21、「No」)、処理をステップS21に戻す。
In step S21, the guessing unit 302 determines whether or not the sensor output by the
一方、推測部302は、センサ出力が安定したと判定した場合(ステップS21、「Yes」)、処理をステップS22に移行させる。図15の例では、推測部302は、センサ出力の出力値が基準値V0に収束する時間tbで、センサ出力が安定したと判定している。 On the other hand, when the guessing unit 302 determines that the sensor output is stable (step S21, “Yes”), the guessing unit 302 shifts the process to step S22. In the example of FIG. 15, the guessing unit 302 determines that the sensor output is stable at the time t b at which the output value of the sensor output converges to the reference value V 0 .
ステップS22で、推測部302は、ステップS20で検知された振幅Wxに対応する時間から、ステップS21でセンサ出力が安定したと判定されるまでの時間Txを取得する。次のステップS23で、推測部302は、ステップS22で取得した時間Txが、予め定められた閾値時間Tth以下であるか否かを判定する。推測部302は、ステップS23で時間Txが閾値時間Tthを超えると判定した場合(ステップS23、「No」)、処理をステップS20に戻す。 In step S22, the guessing unit 302 acquires the time T x from the time corresponding to the amplitude W x detected in step S20 until the sensor output is determined to be stable in step S21. In the next step S23, the guessing unit 302 determines whether or not the time T x acquired in step S22 is equal to or less than the predetermined threshold time T th . When the guessing unit 302 determines in step S23 that the time T x exceeds the threshold time T th (step S23, “No”), the process returns to step S20.
一方、推測部302は、時間Txが閾値時間Tth以下であると判定した場合(ステップS23、「Yes」)、処理をステップS24に移行させる。ステップS24で、推測部302は、サブホッパ200内のトナー206が無くなったと判定し、これにより、トナーボトル117内のトナーも無くなったとして、トナー切れ通知を出力する。このトナー切れ通知は、例えばデータI/F3013を介して粉体検知装置30の外部に出力される。
On the other hand, when the guessing unit 302 determines that the time T x is equal to or less than the threshold time T th (step S23, “Yes”), the guessing unit 302 shifts the process to step S24. In step S24, the guessing unit 302 determines that the
ステップS24の処理の後、処理がステップS20に戻される。 After the processing in step S24, the processing is returned to step S20.
このように、各実施形態に係る粉体検知装置30は、振動板201が撹拌部材205に弾かれて振動を開始するタイミングを、振動板201の変位を検知するセンサ10の出力値に基づき、振動板201の変位の振幅Wxが閾値Wthを超えたか否かに応じて決定している。これにより、各実施形態に係る粉体検知装置30は、サブホッパ200内のトナー量の検出を行うために振動板201の振動の検知を開始する位置を、簡易な構成で決定することが可能である。
As described above, the powder detection device 30 according to each embodiment determines the timing at which the
なお、ここでは、推測部302がサブホッパ200内のトナー206の有無の判定を行うように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、推測部302は、時間Txに基づきサブホッパ200内のトナー206の量を判定することも可能である。
Although it has been described here that the guessing unit 302 determines the presence or absence of the
また、上述では、推測部302は、センサ10の出力に基づく出力値が所定以内に収まったか否かに基づき、サブホッパ200内のトナー206の有無の判定を行うように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、特許文献2に記載されるように、当該出力値の減衰率に基づきトナー206の有無の判定を行ってもよい。
Further, in the above description, the guessing unit 302 has been described so as to determine the presence or absence of the
[第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、検知部301の検知結果に基づき、撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定されたタイミングから、次に撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定されたタイミングまでの時間を計測し、計測された時間が撹拌部材205が1回転する周期に対応する時間範囲に含まれる場合に、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。一方、計測された時間が当該周期に対応する時間範囲に含まれない場合、撹拌部材205が正常に機能していないと判定する。
[First Embodiment]
Next, the first embodiment will be described. In the first embodiment, from the timing when the stirring
この、撹拌部材205が正常に機能していないと判定される状態は、サブホッパ200が故障している状態であるということができ、撹拌部材205や回転軸204の損傷、振動板201の損傷など、様々な要因が考えられる。例えば、撹拌部材205や回転軸204が損傷している場合には、撹拌部材205が正常の周期で振動板201を弾くことが困難となり、また、撹拌部材205によるサブホッパ200内のトナー206の掻き出しを正常に実行することも難しくなる。さらに、振動板201が損傷している場合には、撹拌部材205によるトナー206の掻き出しは実行可能であるものの、撹拌部材205により振動板201が弾かれたことを正常に検知することが難しく、サブホッパ200内のトナー206の量を推測することが困難となる。
The state in which it is determined that the stirring
すなわち、第1の実施形態においては、判定部304は、検知部301により検知された振動板201の第1の変位および第2の変位がそれぞれ撹拌部材205が振動板201を弾く動作を示す場合に、当該第1の変位および第2の変位が上述した所定の条件を満たして検知されたものとする。判定部304は、これら所定の条件を満たして検知された第1の変位および第2の変位の間の時間が撹拌部材205が1回転する周期に対応する時間である場合に、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。
That is, in the first embodiment, the
図16を用いて、第1の実施形態の処理についてより具体的に説明する。図16(a)は、上述した図15に対応し、縦軸はセンサ10の出力に基づく出力値、横軸は時間tを示している。また、縦軸において、定常状態における基準値V0が示されている。図16(b)は、検知部301の検知結果に基づく、撹拌部材205の回転周期の検知出力の例を示す。
The processing of the first embodiment will be described more specifically with reference to FIG. FIG. 16A corresponds to FIG. 15 described above, and the vertical axis shows the output value based on the output of the
図16(a)において、センサ10の出力に基づく出力値の極大点P0と、極小点P1との差分の絶対値である振幅Wxが閾値Wthを超え、撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定できる。より詳細には、極小点P1が検知された時点で、閾値Wthを超えた振幅Wxが確定し、振動板201が弾かれたと判定できる。検知部301は、図16(b)に示すように、この振幅Wxが確定した極小点P1のタイミングに対応したタイミングで、回転周期検知出力において「ON」を示すパルス(ONパルスと呼ぶ)を出力する。
In FIG. 16A, the amplitude W x , which is the absolute value of the difference between the maximum point P 0 and the minimum point P 1 of the output value based on the output of the
なお、極小点P1は、極小点P1のタイミングを挟む時間t0およびt1の間の出力値に基づき検知される。したがって、図16(a)および図16(b)では、ONパルスの立ち上がりエッジが極小点P1と同時であるように記載されているが、実際には、極小点P1を検知するために出力値を遡る起点となる時間t1に対応するタイミングで、ONパルスが立ち上がることになる。この極小点P1に対応するONパルスを、第1のONパルスとする。 The minimum point P 1 is detected based on the output value between the times t 0 and t 1 that sandwich the timing of the minimum point P 1 . Therefore, in FIGS. 16 (a) and 16 (b), it is described that the rising edge of the ON pulse coincides with the minimum point P 1 , but in reality, in order to detect the minimum point P 1 . The ON pulse rises at the timing corresponding to the time t 1 which is the starting point of tracing back the output value. The ON pulse corresponding to this minimum point P 1 is defined as the first ON pulse.
振動による振動板201の変位の振幅は、極大点P0および極小点P1以降、徐々に減衰し、時間tbで基準値V0に収束する。撹拌部材205が正常に機能している場合、時間tbから所定時間の経過後に、撹拌部材205の先端部による振動板201(重り202)に再び接触することにより振動板201が変位を開始する(時間ta’)。そして、撹拌部材205により振動板201が弾かれ、差分の絶対値(振幅Wx’)が閾値Wthを超える極大点P0’および極小点P1’が検知される。検知部301は、上述と同様に、この極小点P1’のタイミングに対応したタイミングで、ONパルスを出力する。この極小点P1’に対応するONパルスを第2のONパルスとする。
The amplitude of the displacement of the
計測部303は、第1のONパルスと第2のONパルスとの間の時間Tc1を計測する。撹拌部材205が正常に機能している場合、この時間Tc1は、撹拌部材205の回転周期と対応する値となる。判定部304は、計測部303により計測された時間Tc1が、予め記憶する撹拌部材205の回転周期に対応する時間、すなわち、撹拌部材205が1回転する時間に対して予め定められた範囲内の時間であれば、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。一方、計測された時間Tc1が撹拌部材205の回転周期に対応する時間に対して予め定められた範囲外の時間であれば、撹拌部材205が正常に機能していないと判定する。
The measuring
図17は、第1の実施形態に係る、判定部304による判定処理を示す一例のフローチャートである。なお、図17のフローチャートによる処理は、スタートからエンドまでの処理をループとして繰り返して実行するものとする。
FIG. 17 is an example flowchart showing the determination process by the
ステップS100で、判定部304は、撹拌部材205を回転させるモータ210が駆動中か否かを判定する。判定部304は、モータ210が駆動中ではないと判定した場合(ステップS100、「No」)、処理をステップS101に移行させる。
In step S100, the
ステップS101で、判定部304は、振動板201が弾かれたか否かを判定する。例えば、判定部304は、検知部301の検知結果に基づき、センサ10の出力に基づき、差分の絶対値が閾値Wthを超える振幅Wxとなる、時系列上で隣接する極大点P0および極小点P1が検知された場合に、極小点P1のタイミングで振動板201が弾かれたと判定する。
In step S101, the
判定部304は、振動板201が弾かれた、すなわち、当該極大点P0および極小点P1が検知されたと判定した場合(ステップS101、「Yes」)、処理をステップS110に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であり正常に機能していないと判定する。判定部304は、ステップS110において、撹拌部材205の状態が異常である旨を、例えば上位装置に通知することができる。一方、判定部304は、振動板201が弾かれていないと判定した場合(ステップS101、「No」)、処理をステップS100に戻す。
When the
判定部304は、ステップS100でモータ210が駆動中であると判定した場合(ステップS100、「Yes」)、処理をステップS102に移行させる。ステップS102で、判定部304は、振動板201が弾かれたか否かを判定する。判定部304は、弾かれていないと判定した場合(ステップS102、「No」)、処理をステップS103に移行させる。
When the
ステップS103で、判定部304は、計測部303の計測結果に基づき、所定時間が経過したか否かを判定する。判定部304は、例えば、ステップS100からステップS102に処理が移行した時点からの時間を判定対象とし、所定時間を、撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間に対して後述する予め定められた時間範囲を超える時間として、ステップS103の判定を行う。
In step S103, the
所定時間は、すなわち、「1回転の周期に対応する時間+予め定められた時間範囲の正値」である。例えば、当該時間範囲が撹拌部材205の1回転の周期に対して±5%の時間であった場合、当該1回転の周期の時間に、1回転の周期の5%の時間を加えた時間となる。これに限らず、所定時間を、当該1回転の周期の時間の1.5倍や2倍の時間としてもよい。
The predetermined time is, that is, "time corresponding to the cycle of one rotation + a positive value in a predetermined time range". For example, when the time range is ± 5% of the cycle of one rotation of the stirring
判定部304は、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS103、「No」)、処理をステップS102に戻す。一方、判定部304は、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS103、「Yes」)、処理をステップS110に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であると判定する。
When the
判定部304は、ステップS102で振動板201が弾かれたと判定した場合(ステップS102、「Yes」)、処理をステップS104に移行させる。ステップS104で、判定部304は、計測部303による計測結果に基づき、ステップS102で振動板201が弾かれたと判定してから上述の所定時間が経過したか否かを判定する。判定部304は、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS104、「Yes」)、処理をステップS110に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であると判定する。
When the
判定部304は、ステップS104で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS104、「No」)、処理をステップS105に移行させる。ステップS105で、判定部304は、振動板201が弾かれたか否かを判定する。判定部304は、振動板201が弾かれていないと判定した場合(ステップS105、「No」)、処理をステップS104に戻す。一方、判定部304は、振動板201が弾かれたと判定した場合(ステップS105、「Yes」)、処理をステップS106に移行させる。
When the
ステップS106で、判定部304は、ステップS102で振動板201が弾かれたと判定した時点から、ステップS105で振動板201が弾かれたと判定した時点までの時間Tc1(図16(b)参照)が、撹拌部材205の1回転の周期に対応する、予め定められた時間範囲内か否かを判定する。予め定められた時間範囲は、上述したように、例えば、撹拌部材205の1回転の周期に対して±5%の時間範囲である。具体的な例として、撹拌部材205の1回転の周期が140msecである場合、140msec±5%、すなわち、133msec~147msecの範囲が、この予め定められた時間範囲となる。
In step S106, the
判定部304は、時間Tc1が予め定められた時間範囲外であると判定した場合(ステップS106、「No」)、処理をステップS110に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であると判定する。一方、判定部304は、時間Tc1が予め定められた時間範囲内であると判定した場合(ステップS106、「Yes」)、処理をステップS111に移行させ、撹拌部材205の状態が正常であると判定する。
When the
このように、第1の実施形態によれば、サブホッパ200内のトナー206を撹拌するための撹拌部材205が正常に機能しているか否かを、撹拌部材205の回転に応じて当該トナー206の量を検知する構成を用いて判定している。したがって、例えば図18に粉体検知装置30’として示されるような、撹拌部材205のサブホッパ200内での動作を検出するための回転検出センサ3021を、振動板201の振動を検知するための振動センサ10’とは別個にサブホッパ200内部に設けること無く、簡易な構成にてサブホッパ200内で撹拌部材205が正常に機能しているか否かを判定できる。
As described above, according to the first embodiment, whether or not the stirring
また、サブホッパ200内に、回転検出センサ3021といった撹拌部材205のサブホッパ200内での動作を検出するためのセンサを設ける必要が無いため、当該検出に対するサブホッパ200内におけるトナー206の影響を抑制することが可能である。
Further, since it is not necessary to provide a sensor for detecting the operation of the stirring
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、検知部301の検知結果に基づき、撹拌部材205の先端部が振動板201(重り202)に接触していない状態から接触したと判定されたタイミングから、振動板201に接触し押し込んだ撹拌部材205が振動板201(重り202)から離脱したと判定されるタイミングまでの時間を計測部303により計測する。判定部304は、計測された時間に基づき撹拌部材205の1回転の周期を推測し、推測された値が予め記憶された当該1回転の周期に対応する場合に、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。一方、推測された時間が予め記憶された撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間ではない場合、撹拌部材205が正常に機能していないと判定する。
[Second Embodiment]
Next, the second embodiment will be described. In the second embodiment, based on the detection result of the
すなわち、第2の実施形態においては、判定部304は、検知部301により検知された振動板201の第1の変位が振動板201に接触していない状態の撹拌部材205が振動板201に接触したタイミングを示し、検知された振動板201の第2の変位が第1の変位後に撹拌部材205が振動板201から離脱したタイミングを示す場合に、第1の変位および第2の変位が上述した所定の条件を満たして検知されたものとする。判定部304は、これら所定の条件を満たして検知された第1の変位および第2の変位の間の時間に基づき撹拌部材205の回転周期を推測し、推測された回転周期が所定の範囲内にある場合に、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。
That is, in the second embodiment, in the
図19を用いて、第2の実施形態の処理についてより具体的に説明する。図19(a)は、上述した図16(a)に対して、後述する説明にて用いる所定時間A、BおよびCを追加した図であって、図16(a)と共通する部分については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、図19(b)は、検知部301の検知結果に基づく、撹拌部材205の回転周期の検知出力の例を示す。第2の実施形態の場合、この回転周期検知出力に基づき、撹拌部材205の回転周期の時間を推測する。
The processing of the second embodiment will be described more specifically with reference to FIG. FIG. 19 (a) is a diagram in which predetermined times A, B, and C used in the description described later are added to FIG. 16 (a) described above, and the portion common to FIG. 16 (a) is shown. The same reference numerals are given, and detailed description thereof will be omitted. Further, FIG. 19B shows an example of the detection output of the rotation cycle of the stirring
図19(a)において、時間taにおいて、センサ10の出力に基づく出力値が基準値V0から上昇を開始し、撹拌部材205の先端部が振動板201(重り202)に接触していない状態から接触した状態に遷移したことが示される。検知部301は、この時間taに対応したタイミングで、回転周期検知出力をOFF状態からON状態に遷移させる。
In FIG. 19 ( a ), at time ta, the output value based on the output of the
検知部301は、回転周期検知出力のON状態を維持し、撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定できるタイミング、すなわち、センサ10の出力に基づく出力値の極大点P0と、極小点P1との差分の絶対値である振幅Wxが閾値Wthを超えたと判定されたタイミングで、回転周期検知出力をON状態からOFF状態に遷移させる。すなわち、検知部301は、図19(a)に示すように、この振幅Wxが確定した極小点P1に対応したタイミングで、回転周期検知出力をON状態からOFF状態に遷移させる。
The
なお、上述した第1の実施形態の場合と同様に、極小点P1は、極小点P1のタイミングを挟む時間t0およびt1の間の出力値に基づき検知される。したがって、図19(a)および図19(b)では、回転周期検知出力がON状態からOFF状態に遷移するタイミングが極小点P1と同時であるように記載されているが、実際には、極小点P1を検知するために出力値を遡る起点となる時間t1に対応するタイミングで、回転周期検知出力がON状態からOFF状態に遷移する。 As in the case of the first embodiment described above, the minimum point P 1 is detected based on the output value between the times t 0 and t 1 sandwiching the timing of the minimum point P 1 . Therefore, in FIGS. 19 (a) and 19 (b), the timing at which the rotation cycle detection output transitions from the ON state to the OFF state is described so as to coincide with the minimum point P 1 , but in reality, it is described. The rotation cycle detection output transitions from the ON state to the OFF state at the timing corresponding to the time t 1 which is the starting point for tracing back the output value in order to detect the minimum point P 1 .
計測部303は、回転周期検知出力がOFF状態からON状態に遷移したタイミングと、ON状態が維持された回転周期検知出力がOFF状態に遷移したタイミングとの間の時間Tc2を計測する。判定部304は、計測された時間Tc2に基づき撹拌部材205の回転周期を予測する。例えば、判定部304において、撹拌部材205の回転周期を予め記憶しておくと共に、当該回転周期と、撹拌部材205が正常に機能している場合の時間Tc2と、の比率を予め求めて記憶しておく。判定部304は、計測された時間Tc2とこの比率とに基づき撹拌部材205の回転周期を計算し、算出された回転周期が、予め記憶される回転周期に対して予め定められた範囲内であれば、撹拌部材205が正常に機能していると判定する。
The
また、判定部304は、撹拌部材205が振動板201を弾いたと判定される極小点P1から振動板201の振動が収束する時間tbを経た後、次に撹拌部材205が振動板201に接触したと判定される振動板201の変位の検知を待機する。検知部301は、当該変位を時間ta’にて検知すると、上述と同様にして、回転周期検知出力をOFF状態からON状態に遷移させ、回転周期検知出力のON状態を維持する。
Further, in the
検知部301は、振幅Wx’が閾値Wthを超える極大点P0’と、極小点P1’とを検知すると、振幅Wxが確定した極小点P1’に対応したタイミングで、回転周期検知出力をON状態からOFF状態に遷移させる。計測部303は、時間ta’から極小点P1’までの時間Tc2’を計測し、判定部304は、計測された時間Tc2’に基づき撹拌部材205が正常に機能しているか否かを判定する。
When the
図20は、第2の実施形態に係る、判定部304による判定処理を示す一例のフローチャートである。なお、図20のフローチャートによる処理は、スタートからエンドまでの処理をループとして繰り返して実行するものとする。
FIG. 20 is an example flowchart showing a determination process by the
ステップS200で、判定部304は、撹拌部材205を回転させるモータ210が駆動中か否かを判定する。判定部304は、モータ210が駆動中ではないと判定した場合(ステップS200、「No」)、処理をステップS209に移行させる。
In step S200, the
ステップS209で、判定部304は、振動板201が弾かれたか否かを判定する。第1の実施形態の場合と同様に、判定部304は、検知部301の検知結果に基づき、センサ10の出力に基づき、差分の絶対値が閾値Wthを超える振幅Wxとなる、時系列上で隣接する極大点P0および極小点P1が検知された場合に、極小点P1のタイミングで振動板201が弾かれたと判定する。
In step S209, the
判定部304は、振動板201が弾かれた、と判定した場合(ステップS209、「Yes」)、処理をステップS220に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であり正常に機能していないと判定する。判定部304は、ステップS220において、撹拌部材205の状態が異常である旨を、例えば上位装置に通知することができる。一方、判定部304は、振動板201が弾かれていないと判定した場合(ステップS209、「No」)、処理をステップS200に戻す。
When the
ステップS200で、判定部304は、モータ210が駆動中であると判定した場合(ステップS200、「Yes」)、処理をステップS201に移行させる。ステップS201で、判定部304は、検知部301により検知されるセンサ10の出力に基づく出力値が所定の範囲内の値であるか否かを判定する。ここでいう所定の範囲は、振動板201が振動せず正常状態であると判定できる出力値の範囲である。判定部304は、出力値が所定の範囲内の値ではないと判定した場合(ステップS201、「No」)、処理をステップS207に移行させる。
When the
ステップS207で、判定部304は、計測部303に計測された時間に基づき、例えば所定時間Bが経過したか否かを判定する。所定時間Bは、例えば、図19(a)に示されるように、撹拌部材205が振動板201に接触し振動板201の変位が上昇を開始した時間taから、振動板201の振動が収束する時間tbまでの時間である。この所定時間Bは、実測などにより予め取得し、判定部304において記憶しておく。判定部304は、例えば、ステップS201からステップS207に処理が移行した時点からの時間を判定対象として、所定時間Bの経過を判定する。
In step S207, the
判定部304は、所定時間Bが経過したと判定した場合(ステップS207、「Yes」)、処理をステップS220に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であり正常に機能していないと判定する。
When the
一方、判定部304は、所定時間Bが経過していないと判定した場合(ステップS207、「No」)、処理をステップS208に移行させる。ステップS208で、判定部304は、検知部301による検知結果に基づき、センサ10の出力に基づく出力値が所定の範囲内になったか否かを判定する。判定部304は、出力値が所定の範囲内になっていないと判定した場合(ステップS208、「No」)、処理をステップS207に移行させる。また、判定部304は、出力値が所定の範囲内になったと判定した場合、処理をステップS201に戻す(ステップS208、「Yes」)。処理を後述するステップS202に移行させてもよい。
On the other hand, when the
上述したステップS201において、判定部304は、出力値が所定の範囲内であると判定した場合(ステップS201、「Yes」)、処理をステップS202に移行させる。
In step S201 described above, when the
ステップS202で、判定部304は、所定時間Cが経過したか否かを判定する。所定時間Cは、例えば、図19(a)に示されるように、振動板201の振動が基準値V0に収束し、振動板201が安定した時間tbから、撹拌部材205が次に振動板201に接触し振動板201の変位が上昇を開始する時間ta’までの時間である。この所定時間Cは、実測などにより予め取得し、判定部304において記憶しておく。なお、所定時間Cは、時間tbから時間ta’までの時間よりやや長めに設定してもよい。判定部304は、例えば、ステップS201からステップS202に処理が移行した時点からの時間を判定対象として、所定時間Cの経過を判定する。
In step S202, the
ステップS202で、判定部304は、所定時間Cが経過したと判定した場合(ステップS202、「Yes」)、処理をステップS220に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であり正常に機能していないと判定する。
When the
一方、判定部304は、ステップS202で所定時間Cが経過していないと判定した場合(ステップS202、「No」)、処理をステップS203に移行させる。ステップS203で、判定部304は、検知部301の検知結果に基づき、センサ10の出力に基づく出力値が所定の範囲外になったか否かを判定する。判定部304は、出力値が所定の範囲外になっていないと判定した場合(ステップS203、「No」)、処理をステップS202に戻す。また、判定部304は、出力値が所定の範囲外になったと判定した場合(ステップS203、「Yes」)、処理をステップS204に移行させる。
On the other hand, when the
ステップS204で、判定部304は、検知部301の検知結果に基づき、振動板201が弾かれたか否かを判定する。判定部304は、振動板201が弾かれていないと判定した場合(ステップS204、「No」)、処理をステップS205に移行させる。
In step S204, the
ステップS205で、判定部304は、所定時間Aが経過したか否かを判定する。所定時間Aは、例えば、図19(a)に示されるように、振動していない状態の振動板201に撹拌部材205が接触し、センサ10の出力に基づく出力値が上昇を開始する時間taから、振動板201が撹拌部材205に弾かれたことが検知される極小点P1までの時間である。この所定時間Aは、実測などにより予め取得し、判定部304において記憶しておく。判定部304は、例えば、ステップS203からステップS204に処理が移行した時点からの時間を判定対象として、所定時間Aの経過を判定する。
In step S205, the
ステップS205で、判定部304は、所定時間Aが経過したと判定した場合(ステップS205、「Yes」)、処理をステップS220に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であり正常に機能していないと判定する。また、判定部304は、所定時間Aが経過していないと判定した場合(ステップS205、「No」)、処理をステップS204に戻す。
When the
判定部304は、上述したステップS204で、振動板201が弾かれたと判定した場合(ステップS204、「Yes」)、処理をステップS206に移行させる。ステップS206で、判定部304は、計測部303の計測結果に基づき、ステップS203でセンサ10の出力に基づく出力値が所定の範囲外になった時点から、ステップS204で振動板201が弾かれた時点までの時間Tc2を求め、この時間Tc2が撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間範囲内の時間であるか否かを判定する。
When the
すなわち、上述したように、判定部304は、予め記憶された、撹拌部材205の回転周期と、当該回転周期と撹拌部材205が正常に機能している場合の時間Tc2との比率と、に基づき撹拌部材205の回転周期を計算し、算出された回転周期が、予め記憶される回転周期に対して予め定められた範囲内であるか否かを判定する。
That is, as described above, the
ステップS206で、判定部304は、ステップS203およびステップS204で取得された各時間に基づき求めた時間Tc2が撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間範囲内の時間ではないと判定した場合(ステップS206、「No」)、処理をステップS220に移行させ、撹拌部材205の状態が異常であると判定する。一方、判定部304は、ステップS203およびステップS204で取得された各時間に基づき求めた時間Tc2が撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間範囲内の時間であると判定した場合(ステップS206、「Yes」)、処理をステップS221に移行させ、撹拌部材205の状態が正常であると判定する。
When the
このように、第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様に、サブホッパ200内のトナー206を撹拌するための撹拌部材205が正常に機能しているか否かを、撹拌部材205の回転に応じて当該トナー206の量を検知する構成を用いて判定している。したがって、撹拌部材205のサブホッパ200内での動作を検出するための回転検出センサ3021(図18参照)をサブホッパ200内部に設けること無く、簡易な構成にてサブホッパ200内で撹拌部材205が正常に機能しているか否かを判定できる。
As described above, according to the second embodiment, as in the first embodiment described above, it is determined whether or not the stirring
また、上述した第1の実施形態と同様に、サブホッパ200内に、回転検出センサ3021といった撹拌部材205のサブホッパ200内での動作を検出するためのセンサを設ける必要が無いため、当該検出に対するサブホッパ200内におけるトナー206の影響を抑制することが可能である。
Further, as in the first embodiment described above, since it is not necessary to provide a sensor for detecting the operation of the stirring
さらに、上述した第1の実施形態では、撹拌部材205が1回転するまで周期の判定を実行できなかった。これに対して、第2の実施形態では、撹拌部材205の先端部が振動板201に接触し離脱するまでの短い時間を計測するだけで、撹拌部材205の回転周期を推測でき、撹拌部材205が正常に機能しているか否かを判定することが可能である。
Further, in the first embodiment described above, the period cannot be determined until the stirring
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、上述した第1の実施形態あるいは第2の実施形態と組み合わせて実施されるもので、判定部304が正常と判定する、撹拌部材205の1回転の周期に対応する時間範囲を、サブホッパ200内のトナーの有無により変更させる。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment will be described. The third embodiment is carried out in combination with the first embodiment or the second embodiment described above, and is the time corresponding to one rotation cycle of the stirring
第3の実施形態では、第1の実施形態と組み合わせた場合には、図17のフローチャートのステップS106の判定における時間範囲を、サブホッパ200内でのトナーの有無に応じて変更する。また、第2の実施形態と組み合わせた場合には、図20のフローチャートのステップS206の判定における時間範囲を、サブホッパ200内でのトナーの有無に応じて変更する。
In the third embodiment, when combined with the first embodiment, the time range in the determination in step S106 of the flowchart of FIG. 17 is changed according to the presence or absence of toner in the
ここで、図10に示したように、サブホッパ200内にトナー206が保持された状態において撹拌部材205を回転させる場合について考える。この場合、撹拌部材205を回転させる際に、モータ210に、トナー206の撹拌部材205に対する抵抗による負荷が発生する。例えば、モータ210がブラシレスDCモータであって、モータ210で定電圧駆動している場合、モータ210の回転速度がサブホッパ200内にトナー206が保持されていない状態に対して遅くなる。これは、サブホッパ200内にトナー206が保持されている場合の撹拌部材205の回転周期が、サブホッパ200内にトナー206が保持されていない場合に対して長周期側にシフトすることを意味する。
Here, as shown in FIG. 10, a case where the stirring
図21を用いて、第3の実施形態の処理についてより具体的に説明する。図21において、縦軸は撹拌部材205の回転周期、横軸は時間tを示している。「標準」で示される回転周期に対応する時間範囲が、サブホッパ200内にトナー206が保持されていない場合に正常であると判定される、撹拌部材205(モータ210)の回転周期の変動幅を示している。これに対して、サブホッパ200内にトナー206が保持されている場合に正常であると判定される、撹拌部材205の回転周期に対応する時間範囲の例を、「長周期」で示される回転周期の変動幅として示している。「長周期」で示される回転周期の変動幅は、「標準」で示される回転周期の変動幅に対して、長周期側にシフトしている。
The processing of the third embodiment will be described more specifically with reference to FIG. 21. In FIG. 21, the vertical axis represents the rotation cycle of the stirring
図22は、第3の実施形態に係る処理を示す一例のフローチャートである。なお、図22において、上述した図14(b)のフローチャートと対応する処理には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、図22のフローチャートによる処理と並行して、上述した図14(a)のフローチャートによる、センサ10のセンサ出力に基づく検知処理が実行される。
FIG. 22 is an example flowchart showing the process according to the third embodiment. In FIG. 22, the same reference numerals are given to the processes corresponding to the flowchart of FIG. 14B described above, and detailed description thereof will be omitted. Further, in parallel with the processing according to the flowchart of FIG. 22, the detection processing based on the sensor output of the
図22において、ステップS20~ステップS23、および、ステップS24の処理は、上述した図14(b)のフローチャートによる各処理と同一である。 In FIG. 22, the processes of steps S20 to S23 and steps S24 are the same as the processes according to the flowchart of FIG. 14B described above.
すなわち、ステップS20で、検知部301は、図14(a)のフローチャートのステップS10において、センサ10の出力に基づく振動板201の変位の振幅について、閾値Wthを超える振幅Wxが検知されたか否かを判定し、検知されていないと判定した場合(ステップS20、「No」)、処理をステップS20に戻す。一方、検知部301は、閾値Wthを超える振幅Wxが検知されたと判定した場合(ステップS20、「Yes」)、処理をステップS21に移行させる。
That is, in step S20, in step S10 of the flowchart of FIG. 14A, whether the
ステップS21で、推測部302は、検知部301による検知結果に基づき、センサ10によるセンサ出力が安定したか否かを判定する。推測部302は、センサ出力が安定してないと判定した場合(ステップS21、「No」)、処理をステップS21に戻す。一方、推測部302は、センサ出力が安定したと判定した場合(ステップS21、「Yes」)、処理をステップS22に移行させる。
In step S21, the guessing unit 302 determines whether or not the sensor output by the
ステップS22で、推測部302は、ステップS20で検知された振幅Wxに対応する時間から、ステップS21でセンサ出力が安定したと判定されるまでの時間Txを取得する。次のステップS23で、推測部302は、ステップS22で取得した時間Txが、予め定められた閾値時間Tth以下であるか否かを判定する。 In step S22, the guessing unit 302 acquires the time T x from the time corresponding to the amplitude W x detected in step S20 until the sensor output is determined to be stable in step S21. In the next step S23, the guessing unit 302 determines whether or not the time T x acquired in step S22 is equal to or less than the predetermined threshold time T th .
推測部302は、時間Txが閾値時間Tth以下であると判定した場合(ステップS23、「Yes」)、サブホッパ200内のトナー206が無くなったと判定し、処理をステップS24に移行させて、トナー切れ通知を出力する。次のステップS240で、判定部304は、正常と判定する回転周期の変動幅を、「標準」の回転周期の変動幅に設定する。ステップS240で回転周期の変動幅が設定されると、処理がステップS20に戻される。
When the estimation unit 302 determines that the time T x is equal to or less than the threshold time T th (step S23, “Yes”), it determines that the
一方、推測部302は、ステップS23で時間Txが閾値時間Tthを超えると判定した場合(ステップS23、「No」)、処理をステップS241に移行させる。ステップS241で、判定部304は、正常と判定する回転周期の変動幅を、「標準」の回転周期の変動幅よりも長周期側の変動幅である「長周期」の回転周期の変動幅に設定する。ステップS241で回転周期の変動幅が設定されると、処理がステップS20に戻される。
On the other hand, when the guessing unit 302 determines in step S23 that the time T x exceeds the threshold time T th (step S23, “No”), the guessing unit 302 shifts the process to step S241. In step S241, the
例えば、図21において、時間t20で推測部302により時間Txが閾値時間Tth以下であると判定され、サブホッパ200内のトナー206が無くなったとされたものとする。判定部304は、この判定に従い、トナー無し通知を出力すると共に、図22のステップS240の処理により、撹拌部材205の回転周期の変動幅を「標準」に設定する。時間t20と後述する時間t21との間で検出された回転周期Rc0は、この「標準」の変動幅内の値であるので、判定部304は、撹拌部材205が正常に機能していると判定する(図17、ステップS106の「Yes」、あるいは、図20、ステップS206の「Yes」)。
For example, in FIG. 21, it is assumed that the time T x is determined to be equal to or less than the threshold time T th by the estimation unit 302 at the time t 20 , and the
時間t21で、推測部302により時間Txが閾値時間Tthを超えると判定され、サブホッパ200内にトナー206が保持されているとされたものとする。判定部304は、図22のステップS241の処理により、撹拌部材205の回転周期の変動幅を「長周期」に設定する。時間t21と後述する時間t22との間で検出された回転周期Rc1は、この「長周期」の変動幅内の値であるので、判定部304は、撹拌部材205が正常に機能していると判定する(図17、ステップS106の「Yes」、あるいは、図20、ステップS206の「Yes」)。
At time t 21 , it is assumed that the time T x exceeds the threshold time T th by the guessing unit 302, and the
さらに、時間t22で、推測部302により、時間Txが閾値時間Tth以下になったと判定されたものとする。判定部304は、この判定に従い、トナー無し通知を出力すると共に、図22のステップS240の処理により、撹拌部材205の回転周期の変動幅を「標準」に設定する。ここで、時間t22以降、サブホッパ200内にトナー206が無い状態で、回転周期Rc1と同値の回転周期Rc2が検出されたものとする。図21の例では、回転周期Rc2は、「標準」の変動幅外の値となっており、判定部304は、撹拌部材205が正常に機能してないと判定する(図17、ステップS106の「No」、あるいは、図20、ステップS206の「No」)。
Further, it is assumed that the time T x is determined to be equal to or less than the threshold time T th by the guessing unit 302 at the time t 22 . According to this determination, the
このように、第3の実施形態を第1の実施形態または第2の実施形態と組み合わせることにより、サブホッパ200内において撹拌部材205が故障しているか否かを、より高精度に検出することが可能となる。
In this way, by combining the third embodiment with the first embodiment or the second embodiment, it is possible to detect with higher accuracy whether or not the stirring
[各実施形態に適用可能な画像形成装置の全体的な構成]
図23は、各実施形態に適用可能な画像形成装置100の全体的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。なお、図23において、画像形成装置100(図23の例ではプリンタとしている)は、画像形成装置100本体の制御を行うプリンタコントローラ1000と、印刷媒体の画像を形成するためのプリンタエンジン1021と、ユーザが入力を行い画像形成装置100本体の状態などを表示する操作パネル1020と、を含み、ネットワークNTと接続することができる。画像形成装置100は、ネットワークNTを介して、例えば、印刷指示を行うホストコンピュータと通信を行うことが可能である。
[Overall configuration of image forming apparatus applicable to each embodiment]
FIG. 23 is a block diagram showing an example of the overall hardware configuration of the
プリンタエンジン1021は、プリンタコントローラ1000からの信号により画像形成部106K、106C、106M、106Yを制御し、また給紙部より印刷媒体である転写紙を給紙することで、給紙された転写紙に対して画像を形成する。操作パネル1020は、ユーザ入力を受け付ける入力デバイスと、画像形成装置100本体の状態などを表示するための表示デバイスと、を備えたユーザI/Fである。
The printer engine 1021 controls the
プリンタコントローラ1000は、そのとき設定されている制御モードおよびホストから受け取った制御コードに従って、ホストからの印字データを画像データに変換してプリンタエンジン1021へ出力する制御機構の総称である。プリンタコントローラ1000は、ネットワークI/F1010、プログラムROM(Programmable Read Only Memory)1011、フォント(FONT)ROM1012、操作部I/F1013、CPU(Central Processing Unit)1015、RAM1016、NV-RAM(Non-Volatile RAM)1017、エンジンI/F1018およびHDD(ハードディスクドライブ)1014の各モジュールを含み、上述した上位装置に相当する。HDD1014は、これに限らず、フラッシュメモリといった不揮発性の半導体メモリでもよい。 The printer controller 1000 is a general term for a control mechanism that converts print data from a host into image data and outputs the print data to the printer engine 1021 according to a control mode set at that time and a control code received from the host. The printer controller 1000 includes a network I / F 1010, a program ROM (Programmable Read Only Memory) 1011, a font (FONT) ROM 1012, an operation unit I / F 1013, a CPU (Central Processing Unit) 1015, a RAM 1016, and an NV-RAM (Non-Volatile RAM). ) 1017, each module of the engine I / F 1018 and the HDD (hard disk drive) 1014, and corresponds to the above-mentioned higher-level device. The HDD 1014 is not limited to this, and may be a non-volatile semiconductor memory such as a flash memory.
各モジュールの機能は、次の通りである。ネットワークI/F1010は、ネットワークNTを介した通信を行うためのインタフェースである。プログラムROM1011は、プリンタコントローラ1000内でのデータの管理および周辺モジュールを制御するためのプログラムを格納している。フォントROM1012は、印字に使用される様々な種類のフォントを格納している。操作部I/F1013は、操作パネル1020に対するインタフェースである。
The functions of each module are as follows. The network I / F 1010 is an interface for performing communication via the network NT. The program ROM 1011 stores a program for managing data in the printer controller 1000 and controlling peripheral modules. The font ROM 1012 stores various types of fonts used for printing. The operation unit I / F 1013 is an interface to the
CPU1015は、プログラムROM1011に格納されたプログラムに従い、ホストコンピュータからネットワークNTを介して送信された、印字データ、制御データといった印刷指示を含むデータを処理する。RAM1016は、CPU1015が実行時に用いるワークメモリであり、ホストコンピュータからのデータを一時記憶するバッファおよびバッファに記憶されたデータを処理するメモリなどに使われる。 The CPU 1015 processes data including print instructions such as print data and control data transmitted from the host computer via the network NT according to the program stored in the program ROM 1011. The RAM 1016 is a work memory used by the CPU 1015 at the time of execution, and is used as a buffer for temporarily storing data from a host computer and a memory for processing data stored in the buffer.
NV-RAM1017は、電源を切っても保持したいデータ(設定データなど)を格納しておくための不揮発性RAMである。エンジンI/F1018は、プリンタコントローラ1000からプリンタエンジン1021を制御するインタフェースである。HDD1014は、大容量のデータを読み書き可能に保持する大容量記憶媒体である。 The NV-RAM 1017 is a non-volatile RAM for storing data (setting data, etc.) to be retained even when the power is turned off. The engine I / F 1018 is an interface for controlling the printer engine 1021 from the printer controller 1000. HDD 1014 is a large-capacity storage medium that holds a large amount of data readable and writable.
なお、上述の各実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。 It should be noted that each of the above-described embodiments is, but is not limited to, a preferred embodiment of the present invention, and can be carried out by various modifications without departing from the gist of the present invention.
10 センサ
30 粉体検知装置
117 トナーボトル
120 ボトル側供給路
200 サブホッパ
201 振動板
201a 固定部
202 重り
204 回転軸
205 撹拌部材
206 トナー
210 モータ
300 取得部
301 検知部
302 推測部
303 計測部
304 判定部
10 Sensor 30
Claims (6)
モータにより前記容器内で回転される回転部材と、
前記回転部材の回転に応じて該回転部材に接触され変位するように前記容器内に配置された振動板と、
前記振動板の振動を検知する検知部と、
前記検知部により検知される前記振動板の振動の減衰の変化に基づき前記容器内の前記粉体の量を推測する推測部と、
前記検知部によりそれぞれ所定の条件を満たして検知された前記振動板の第1の変位および第2の変位の間の時間に基づき前記回転部材が正常に機能しているか否かを判定する判定部と、
を備える粉体検知装置。 A powder detection device that detects the amount of powder in a container.
A rotating member rotated in the container by a motor,
A diaphragm arranged in the container so as to be in contact with and displaced by the rotating member in accordance with the rotation of the rotating member.
The detector that detects the vibration of the diaphragm and
A guessing unit that estimates the amount of the powder in the container based on the change in the vibration damping of the diaphragm detected by the detecting unit.
A determination unit for determining whether or not the rotating member is functioning normally based on the time between the first displacement and the second displacement of the diaphragm detected by the detection unit each satisfying a predetermined condition. When,
A powder detector equipped with.
前記検知部により検知された前記第1の変位および前記第2の変位が、それぞれ前記回転部材が前記振動板を弾く動作を示す場合に、前記所定の条件を満たすものとし、
前記時間が、前記回転部材の回転周期に対して所定の範囲内である場合に、前記回転部材が正常に機能しており、該所定の範囲外である場合に、前記回転部材が正常に機能してないと判定する
請求項1に記載の粉体検知装置。 The determination unit
When the first displacement and the second displacement detected by the detection unit each indicate an operation in which the rotating member repels the diaphragm, the predetermined condition shall be satisfied.
When the time is within a predetermined range with respect to the rotation cycle of the rotating member, the rotating member is functioning normally, and when the time is outside the predetermined range, the rotating member is functioning normally. The powder detection device according to claim 1, wherein it is determined that the powder detection device is not used.
前記検知部により検知された前記第1の変位が、前記振動板に接触していない状態の前記回転部材が前記振動板に接触したタイミングを示し、前記第2の変位が、該第1の変位の検知後に該回転部材が該振動板から離脱したタイミングを示す場合に、前記所定の条件を満たすものとし、
前記時間に基づき前記回転部材の回転周期を推測し、推測された該回転周期が所定の範囲内である場合に、前記回転部材が正常に機能しており、該所定の範囲外である場合に、前記回転部材が正常に機能してないと判定する
請求項1に記載の粉体検知装置。 The determination unit
The first displacement detected by the detection unit indicates the timing at which the rotating member in a state of not contacting the diaphragm comes into contact with the diaphragm, and the second displacement is the first displacement. When the timing at which the rotating member is separated from the diaphragm is indicated after the detection of the above, the predetermined condition shall be satisfied.
The rotation cycle of the rotating member is estimated based on the time, and when the estimated rotation cycle is within a predetermined range, the rotating member is functioning normally and is outside the predetermined range. The powder detection device according to claim 1, wherein the rotating member is determined not to function normally.
前記推測部により推測された前記粉体の量に応じて前記所定の範囲を変更する
請求項2または請求項3に記載の粉体検知装置。 The determination unit
The powder detection device according to claim 2 or 3, wherein the predetermined range is changed according to the amount of the powder estimated by the guessing unit.
モータにより前記容器内で回転される回転部材の回転に応じて該回転部材に接触され変位するように前記容器内に配置された振動板の振動を検知する検知ステップと、
前記検知ステップによる前記振動板の振動の減衰の変化に基づき前記容器内の前記粉体の量を推測する推測ステップと、
前記検知ステップによりそれぞれ所定の条件を満たして検知された前記振動板の第1の変位および第2の変位の間の時間に基づき前記回転部材が正常に機能しているか否かを判定する判定ステップと、
を有する粉体検知装置の制御方法。 It is a control method of a powder detection device that detects the amount of powder in a container.
A detection step for detecting the vibration of a diaphragm arranged in the container so as to be in contact with and displaced by the rotating member according to the rotation of the rotating member rotated in the container by a motor.
A guessing step of estimating the amount of the powder in the container based on the change in the vibration damping of the diaphragm by the detection step, and a guessing step.
A determination step for determining whether or not the rotating member is functioning normally based on the time between the first displacement and the second displacement of the diaphragm detected by each of the detection steps satisfying predetermined conditions. When,
Control method of powder detection device having.
前記容器内の前記粉体により感光体上に形成された静電潜像を現像する現像器と、
前記現像器により現像された前記静電潜像に基づき印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、
を備える画像形成装置。 The powder detection device according to any one of claims 1 to 4.
A developer that develops an electrostatic latent image formed on the photoconductor by the powder in the container, and a developer.
An image forming unit that forms an image on a print medium based on the electrostatic latent image developed by the developer.
An image forming apparatus.
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