この出願は、CSIの伝送性能を改善する助けとなるデータ伝送方法、端末装置、及びネットワーク装置を提供する。
第1の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、端末装置により、基準情報を決定することと、端末装置により、基準情報とステータスパラメータとの比較結果に基づく第2のチャネル状態情報CSIを送信することと、を含み、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的には、端末装置は、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定された第1のCSIを決定し得る。しかしながら、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは不十分であることがある。従って、この出願の一実施形態において、端末装置によって実際に報告されるCSIは、第2のCSIであり、第2のCSIは、第1のCSI内のパラメータの全て又は一部を含む。ネットワーク装置に報告する前に、端末装置は、先ず基準情報を決定し、該基準情報に基づいて、第1のCSI内の全てのパラメータが報告される必要があること、又は第1のCSI内の一部のパラメータが報告されればよいことを決定し得る。換言すれば、端末装置は、ステータスパラメータを基準情報と比較し、得られた比較結果に基づいて、最終的に報告される第2のCSIのパラメータを決定する。
理解されるべきことには、端末装置によって決定される基準情報は、予め規定されたルールに基づいて端末装置によって決定されることもあれば、ネットワーク装置の設定に基づいて端末装置によって決定されることもある。換言すれば、基準情報は、予め規定されていてもよいし、シグナリングを用いることによって、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されてもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
この明細書において、第1のCSI内のパラメータは、第1のCSIに含まれるパラメータ、例えば、RI、PMI、及びCQIなどのパラメータであり、第1のCSIの伝送パラメータは、第1のCSIの伝送状況を指し示すために使用されるパラメータ、例えば、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第1のCSIの変調シンボルの量、第1のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量である。同様に、アップリンクデータの伝送パラメータは、アップリンクデータの伝送状況を指し示すために使用されるパラメータ、例えば、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比とし得る。
この出願のこの実施形態におけるデータ伝送方法によれば、端末装置は、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、そのCSIを報告し、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、ランクインジケーションRIの閾値及び第2のCSIの伝送パラメータの閾値のうちの少なくとも一方を指し示すために使用され、第2のCSIの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、のうちの少なくとも1つを含む。
理解されるべきことには、上述の指し示しは、直接的に指し示すものであってもよいし、間接的に指し示すもの(これは、マッピング関係を使用することによって導き出すことができる対応する閾値である)であってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。例えば、直接的に指し示すものの場合、基準情報は、直接的に、RIの閾値が2であるというものとし得る。間接的に指し示すものの場合、基準情報は、RIの閾値識別子としてもよく、端末装置は、その閾値識別子に基づいて、RIの閾値が2であると決定し得る。これらの状況は全て、この出願の実施形態の保護範囲に入るものである。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、RIの閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSI内のRIである。第1のCSI内のRIがRIの閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSI内のRIがRIの閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータ又は一部のパラメータを含むので、第1のCSI内のRIは、この出願のこの実施形態において第2のCSI内のRIと同じである。更に理解されるべきことには、第1のCSI内のRIがそのRIの閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの変調シンボルの量であり、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、第1のCSIの変調シンボルの量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、第1のCSIの変調シンボルの量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの情報ビット量であり、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、第1のCSIの情報ビット量は、チャネルコーディングが実行される前の第1のCSIのビット量である。端末装置は第1のCSIの情報ビット量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、第1のCSIの情報ビット量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、第1のCSIの情報ビット量が第2の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量であり、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、端末装置により第2のCSIを送信することは、端末装置により、第2のCSIとアップリンクデータとを送信し、アップリンクデータと第2のCSIとが同じアップリンクチャネル上で運ばれる、ことを含む。
具体的には、端末装置は、アップリンクデータと共に第2のCSIをアップリンクチャネルに付加して、第2のCSI及びアップリンクデータをネットワーク装置に送信し得る。この場合、ネットワーク装置によって割り当てられたアップリンクチャネルリソースが、第2のCSIとアップリンクデータとによって共有される。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、第2のCSIの伝送パラメータは更に、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、を含む。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、アップリンクチャネルのリソースエレメントは、まとめてリソースエレメントセットとして参照されることができ、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比はまた、リソースエレメントセットにおける第1のCSIのREの量の、リソースエレメントセットにおけるREの総量に対する比として参照されることができる。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。端末装置は、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を計算してもよい。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータの伝送パラメータの閾値を指し示すために使用され、アップリンクデータの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、のうちの少なくとも1つを含む。
理解されるべきことには、上述の指し示しは、直接的に指し示すものであってもよいし、間接的に指し示すもの(これは、マッピング関係を使用することによって導き出すことができる対応する閾値である)であってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも高い場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートを、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの変調シンボルの量であり、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクデータの変調シンボルの量を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。更に理解されるべきことには、基準情報は1つ以上の閾値を指し示し得る。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、端末装置により第2のCSIを送信する前に、当該方法は更に、端末装置により、上記比較結果及び優先度情報に基づいて、アップリンクデータを送信すべきかを決定することであり、優先度情報は、第2のCSI及びアップリンクデータの優先度を指し示すために使用される、決定することと、端末装置により、第2のCSIを送信することであり、アップリンクデータを送信すべきと端末装置が決定した場合に、端末装置により、第2のCSI及びアップリンクデータを送信することを含む、送信することと、を含む。
具体的には、端末装置は、先ず、優先度情報に基づいてCSI及びアップリンクデータの優先度を決定し、次いで、アップリンクデータが送信される必要があるかを決定し、換言すれば、優先度情報に基づいて、好ましくは第1のCSI内の一部の情報を破棄すべきか、又は好ましくはアップリンクデータを破棄すべきかを決定し得る。理解されるべきことには、優先度情報は、予め規定されていてもよいし、シグナリングを用いることによって、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されてもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、第1のCSI内のパラメータは、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータを含み、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはRIを含み、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータは、M個のサブバンドの各々のチャネル品質インジケータCQI及び/又はサブバンドのプリコーディング行列インジケータPMIを含み、第2のCSI内のパラメータは:N個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;M個のサブバンドの各々の第2の周波数ドメイン粒度パラメータのうちの全て若しくは一部、及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;並びに第1の周波数ドメイン粒度パラメータ、M個のサブバンドの各々のCQI、及びN個のサブバンドの各々のPMI;のうちのいずれか1つを有し、M個のサブバンドはN個のサブバンドを含み、M及びNはどちらも1以上の整数であり、MはNより大きい。
理解されるべきことには、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはまた、ブロードバンドパラメータともしても参照され、M個のサブバンドについて同じ値を持ち、第2の周波数ドメイン粒度パラメータはまた、サブバンドパラメータとしても参照され、M個のサブバンドの各々に対して異なる値を持つ。具体的には、端末装置によって報告される第2のCSIが、第1のCSI内の一部のパラメータを含む場合、端末装置は、報告を行うための予め規定されたルールに基づいて、第1のCSI内の一部のパラメータを選択し得る。例えば、端末装置は、デフォルトルールに基づいて、第1のCSI内のある割合のパラメータ(例えば、RIと、ブロードバンドPMIと、全てのサブバンドCQIと、ある割合のサブバンドPMI;RIと、ブロードバンドPMIと、ある割合のサブバンドPMI及びサブバンドCQI;RIと、ブロードバンドPMIと、ブロードバンドCQIと、M個のサブバンドのうちそのインデックスが最も高い方のサブバンドPMI及び/又はサブバンドCQI;又は、RIと、幾つかのDFTベクトルに対応するPMI及び/又はCQI)のみを報告し得る。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、基準情報は、予め規定されており、又は基準情報は、シグナリングを用いることによって、端末装置のためにネットワーク装置によって設定される。
第1の態様を参照するに、第1の態様の一部の実装において、該シグナリングは、以下のシグナリング、すなわち、無線リソース制御(RRC)シグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、及びメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)シグナリング、のうちのいずれか1つである。
理解されるべきことには、RRCシグナリングを用いて基準情報を設定することは、基準情報の設定が頻繁に変化せず比較的安定であるシナリオに適用可能であり、物理層及びMAC層のシグナリングのビットオーバヘッドが大幅に低減され得る。DCIシグナリングを用いて基準情報を設定することは、端末装置が高速検出を実行して、端末装置がタイムリーに基準情報を受信することを確実にする助けとなる。一方、MAC CEシグナリングを用いて基準情報を設定することは、基準情報が比較的動的に変化するシナリオに適用可能である。
MAC CEシグナリングのデコーディング速度は、RRCシグナリングのそれよりも高い。従って、そのようなシナリオでは、ネットワーク装置は、より効率的に基準情報を設定するためにMAC CEシグナリングを使用する。
第2の態様によれば、別のデータ伝送方法が提供される。当該方法は、ネットワーク装置により、第2のチャネル状態情報CSI内のランクインジケーションRIを受信することと、ネットワーク装置により、ステータスパラメータを基準情報と比較することによって得られた比較結果に基づいて、第2のCSIのビット量、及びアップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、のうちの少なくとも一方を決定することと、を含み、ステータスパラメータは、RIに基づいて決定され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含む。
この出願のこの実施形態におけるデータ伝送方法によれば、端末装置は、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、そのCSIを報告し、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、第2のCSIのランクインジケーションRIの閾値及び第2のCSIの伝送パラメータの閾値のうちの少なくとも一方を指し示すために使用され、第2のCSIの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、のうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、RIの閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータはRIであり、RIがRIの閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、RIがRIの閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの変調シンボルの量であり、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの情報ビット量であり、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量であり、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、ネットワーク装置により第2のCSI内のランクインジケーションRIを受信することは、ネットワーク装置により、第2のCSIとアップリンクデータとを受信し、アップリンクデータと第2のCSIとが同じアップリンクチャネル上で運ばれる、ことを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、第2のCSIの伝送パラメータは更に、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、を含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータの伝送パラメータの閾値を指し示すために使用され、アップリンクデータの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、のうちの少なくとも1つを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも高い場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの変調シンボルの量であり、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、第1のCSI内のパラメータは、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータを含み、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはRIを含み、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータは、M個のサブバンドの各々のチャネル品質インジケータCQI及び/又はサブバンドのプリコーディング行列インジケータPMIを含み、第2のCSI内のパラメータは:N個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;M個のサブバンドの各々の第2の周波数ドメイン粒度パラメータのうちの全て若しくは一部、及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;並びに第1の周波数ドメイン粒度パラメータ、M個のサブバンドの各々のCQI、及びN個のサブバンドの各々のPMI;のうちのいずれか1つを有し、M個のサブバンドはN個のサブバンドを含み、M及びNはどちらも1以上の整数であり、MはNより大きい。
第2態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、基準情報は、予め規定されており、又は当該方法は更に、シグナリングを用いることによって、ネットワーク装置により、基準情報を端末装置に送信することを含む。
第2の態様を参照するに、第2の態様の一部の実装において、該シグナリングは、以下のシグナリング、すなわち、無線リソース制御(RRC)シグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、及びメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)シグナリング、のうちのいずれか1つである。
第3の態様によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成される。具体的には、当該端末装置は、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
第4の態様によれば、ネットワーク装置が提供される。当該ネットワーク装置は、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成される。具体的には、当該ネットワーク装置は、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
第5の態様によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、トランシーバ、メモリ、及びプロセッサを含む。トランシーバ、メモリ、及びプロセッサは、内部接続経路を使用することによって互いに通信し、メモリは、命令を格納するように構成され、プロセッサは、信号を受信するよう受信器を制御するとともに信号を送信するよう送信器を制御するように、メモリに格納された命令を実行するよう構成され、プロセッサが、メモリに格納された命令を実行するとき、該実行が、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法をプロセッサが実行することを可能にする。
第6の態様によれば、ネットワーク装置が提供される。当該ネットワーク装置は、トランシーバ、メモリ、及びプロセッサを含む。トランシーバ、メモリ、及びプロセッサは、内部接続経路を使用することによって互いに通信し、メモリは、命令を格納するように構成され、プロセッサは、信号を受信するよう受信器を制御するとともに信号を送信するよう送信器を制御するように、メモリに格納された命令を実行するよう構成され、プロセッサが、メモリに格納された命令を実行するとき、該実行が、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法をプロセッサが実行することを可能にする。
第7の態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第3の態様に従った又は第3の態様の任意の取り得る実装に従った端末装置と、第4の態様に従った又は第4の態様の任意の取り得る実装に従ったネットワーク装置とを含み、又は
当該システムは、第5の態様に従った又は第5の態様の任意の取り得る実装に従った端末装置と、第6の態様に従った又は第6の態様の任意の取り得る実装に従ったネットワーク装置とを含む。
第8の態様によれば、コンピュータプログラムプロダクトが提供される。当該コンピュータプログラムプロダクトはコンピュータプログラムコードを含み、該コンピュータプログラムコードがネットワーク装置によって実行されるとき、ネットワーク装置が、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行する。
第9の態様によれば、コンピュータプログラムプロダクトが提供される。当該コンピュータプログラムプロダクトはコンピュータプログラムコードを含み、該コンピュータプログラムコードが端末装置によって実行されるとき、端末装置が、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行する。
第10の態様によれば、チップが提供される。当該チップは、入力インタフェース、出力インタフェース、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、また、オプションで更にメモリを含み得る。入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ、及びメモリは、内部接続経路を使用することによって互いに接続され、また、プロセッサ及びメモリは、内部接続経路又は外部経路を使用することによって互いに接続されてもよく、プロセッサは、メモリ内のコードを実行するように構成され、コードが実行されるとき、プロセッサは、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成される。
第11の態様によれば、チップが提供される。当該チップは、入力インタフェース、出力インタフェース、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、また、オプションで更にメモリを含み得る。入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ、及びメモリは、内部接続経路を使用することによって互いに接続され、また、プロセッサ及びメモリは、内部接続経路又は外部経路を使用することによって互いに接続されてもよく、プロセッサは、メモリ内のコードを実行するように構成され、コードが実行されるとき、プロセッサは、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するように構成される。
第12の態様によれば、プロセッシング装置が提供される。当該プロセッシング装置は、メモリと、該メモリに格納された命令を読み取って上述の方法のうちいずれか1つを実行ように構成されたプロセッサとを含み、送信及び受信に関連するステップは、トランシーバを用いることによりプロセッサによって実行されるものとして理解されるべきである。
メモリは、例えば読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)などの非一時的(non-transitory)なメモリとし得る。メモリ及びプロセッサは、同一チップ上に集積化されてもよいし、又は異なるチップ上に別々に配置されてもよい。メモリのタイプ並びにメモリ及びプロセッサを配置するやり方は、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第13の態様によれば、コンピュータ読み取り可能媒体が提供される。当該コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラムを格納するように構成され、該コンピュータプログラムは、第1の態様に従った又は第1の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するのに使用される命令を含む。
第14の態様によれば、コンピュータ読み取り可能媒体が提供される。当該コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラムを格納するように構成され、該コンピュータプログラムは、第2の態様に従った又は第2の態様の任意の取り得る実装に従った方法を実行するのに使用される命令を含む。
コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、非一時的(non-transitory)なものである。
第15の態様によれば、命令を含んだコンピュータプログラムプロダクトが提供される。当該コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で走るとき、コンピュータが、上述の方法のうちのいずれか1つを実行する。
この出願の実施形態におけるデータ伝送方法、端末装置、及びネットワーク装置によれば、端末装置は、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、そのCSIを報告し、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
以下、添付図面を参照して、この出願の技術的ソリューションを説明する。
現時において研究開発段階にある次世代無線通信システムは、新無線(new radio,NR)システム、又は将来の第5世代(5th generation,5G)システムとして参照されることもある。次世代無線通信規格の最新の研究進捗は、物理的アップリンク共用チャネル(physical uplink shared channel,PUSCH)を用いることによって、受信端装置から送信端装置にCSIを送り得ることを示している。当業者が理解するはずのことには、主に制御情報を伝送するために使用される物理的アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel,PUCCH)と比較して、PUSCHは主にデータを伝送するために使用される。従って、CSIを伝送するとき、PUSCHは、更にデータを伝送することもあれば、データを伝送しないこともある。例えば、アップリンクサブフレーム(subframe)におけるPUSCHは、CSI及びデータの双方を伝送することもあれば、データは伝送せずにCSIのみを伝送することもある。CSIは、通常、アップリンク制御情報(uplink control information,UCI)に含められ、UCIはPUSCHを用いることによって伝送される。
この出願の実施形態における周波数帯域は、キャリア帯域幅(carrier bandwidth)として参照されることがあり、少なくとも1つの帯域幅部分(bandwidth part)を更に含むブロードバンドとみなされ得る。各帯域幅部分が、少なくとも1つの連続的なサブバンドを含み、各サブバンドが更に、複数の隣接したサブキャリアを含む。
各帯域幅部分が、以下に限られないが例えばサブキャリア間隔(subcarrier spacing)及びサイクリックプレフィックス(cyclic prefix,CP)を含む一群のシステムパラメータのグループ(numerology)に対応し得るとともに、異なる帯域幅部分が、異なるシステムパラメータに対応し得る。オプションで、同一の送信時間間隔(transmission time interval,TTI)内では、複数の帯域幅部分のうち、1つの帯域幅部分のみが利用可能であることができ、他の帯域幅部分は利用可能でない。
CSI報告においては、ある帯域幅部分の一部又は全てのサブバンドがCS報告帯域幅(CSI reporting bandwidth)として割り当てられて使用され、そのCSI報告帯域幅に対応するCSIを報告するようにする。報告帯域幅は帯域幅のセグメントであり、その帯域幅に対応するCSIが報告される必要があり、その帯域幅は複数のサブバンドを含む、ということは理解に難くない。報告帯域幅は、以下に限られないが、例えば、セル固有基準信号(cell-specific reference signal,CRS)、チャネル状態情報基準信号(channel state information-reference signal,CSI-RS)、又は復調基準信号(demodulation reference signal,DMRS)といった、送信端装置によって送信されてチャネルサウンディングを実行するために使用される基準信号を運ぶ。基準信号の関連する技術的内容は、先行技術に属するものであり、この出願の実施形態において限定されることではない。受信端装置が、基準信号を測定して、対応するCSIを取得し得る。
CSI報告においては、報告帯域幅全体のCSI、すなわち、報告帯域幅のブロードバンドCSIが報告されることもあれば、報告帯域幅内の少なくとも1つのサブバンドのCSIが報告されることもある。代わりに、これら2つの報告手法が組み合わされて使用されることがあり、あるいは他の報告手法が使用される。例えば、報告帯域幅は複数の隣接したサブバンドを含む。しかしながら、特定の実装において、報告帯域幅に含まれるサブバンドは隣接していないこともある。例えば、帯域幅部分内の6つの隣接したサブバンドであるサブバンド1からサブバンド6に対して、報告帯域幅は、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド4、及びサブバンド6を含んでもよい。特定の実装において、周波数帯域はまた、別の手法で又は階層に基づいて分割されてもよい。例えば、異なる分割手法では、サブバンドに含まれるサブキャリアの量が異なってもよい。周波数帯域を分割する具体的な手法は、この出願の実施形態において限定されることではない。
上述のように、チャネルサウンディングが実行されるとき、受信端装置は、送信端装置によって送信された基準信号(reference signal,RS)に基づいてチャネル状態情報を取得し、取得したCSIを送信端装置にフィードバックする。送信端装置は、CSIに基づいて被送信信号を処理し、処理した被送信信号を受信端装置に送信し得る。特定の実装において、CSIは更に、以下に限られないが、例えば、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator,CQI)、プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator,PMI)、CSI-RSリソースインジケータ(CSI-RS resource indicator,CRI)、及びランクインジケーション(rank indication,RI)、のうちの少なくとも1つを含み得る。被送信信号を処理するとき、送信端装置は、受信端装置によってフィードバックされたCSIを用いることによって直接的に被送信信号を処理してもよいし、あるいは、受信端装置によってフィードバックされたCSIを調節し、調節したCSIを用いることによって被送信信号を処理してもよい。例えば、特定の実装において、送信端装置は、受信端装置によってフィードバックされたRIを低減させ、低減させたRIを用いることによって被送信信号を処理し得る。他の一例では、送信端装置は更に、受信端装置によってフィードバックされたPMIに対応するプリコーディング行列を再構成し、再構成したPMIを用いることによって被送信信号を処理してもよく、再構成プロセスは、以下に限られないが、例えば、同時スケジュールされた複数の受信端装置によってフィードバックされたPMIに対応するプリコーディング行列に対して直交化処理を行うこととし得る。データ送信を実行するように複数の受信端装置を同時スケジューリングする方法は、マルチユーザ多入力多出力(multi-user multiple-input multiple-output(MIMO),MU-MIMO)技術としても参照される。他の一例では、送信端装置は更に、受信端装置によってフィードバックされたCQIを低減させ、低減させたCQIを用いることによって被送信信号を処理し得る。なお、受信端装置によってフィードバックされたCSIを送信端装置が調節する場合、送信端装置は、受信端装置が、調節されたCSIに基づいて、受信した信号から被送信信号を復元するように、調節したCSIを受信端装置に通知する必要があるとし得る。例えば、基地局がRI又はCQIを調節する場合、基地局は、調節したRI又はCQIを受信端装置に通知する必要がある。特定の実装において、受信端装置によってフィードバックされたCSIを送信端装置によって調節する具体的な手法は、この出願の実施形態において限定されることではない。
理解されるべきことには、この出願の実施形態の技術的ソリューションは、例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications,GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access,CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access wireless,WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution,LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割デュプレックス((time division duplex,TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system,UMTS)、ワイマックス(worldwide interoperability for microwave access,WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation,5G)システム、又は新無線(new radio,NR)システムなどの様々な通信システムに適用され得る。
更に理解されるべきことには、この出願の実施形態の技術的ソリューションは更に、例えばスパースコード多元接続(sparse code multiple access,SCMA)システムといった、非直交多元接続技術に基づく様々な通信システムに適用され得る。確かなことには、SCMAはまた、通信分野において別の名称として参照されることもある。さらに、この出願の実施形態の技術的ソリューションは、例えば、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing,OFDM)システム、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multi-carrier,FBMC)システム、ジェネラライズド周波数分割多重(generalized frequency division multiplexing,GFDM)システム、又は非直交多元接続技術が使用されるフィルタ式直交周波数分割多重(filtered-OFDM,F-OFDM)システムといった、非直交多元接続技術が使用されるマルチキャリア伝送システムに適用され得る。
理解されるべきことには、この出願の実施形態における端末装置は、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を使用することによって1つ以上のコアネットワークと通信することができ、当該端末装置は、アクセス端末、ユーザ装置(user equipment,UE)、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイル装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、又はユーザ機器として参照されることがある。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、コンピューティング装置、無線モデムに接続された他のプロセッシング装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワーク内の端末装置、将来発展する地上波公共移動通信ネットワーク(public land mobile network,PLMN)内の端末装置、又はこれらに類するものとし得る。
更に理解されるべきことには、この出願の実施形態において、ネットワーク装置は、端末装置と通信するように構成され得る。ネットワーク装置は、GSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(base transceiver station,BTS)であってもよいし、WCDMAシステムにおけるNodeB(NodeB,NB)であってもよいし、又はLTEシステムにおけるエボルブドNodeB(evolved NodeB,eNB若しくはeNodeB)であってもよい。あるいは、ネットワーク装置は、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側装置、将来の進化型PLMNにおけるネットワーク装置、又はこれらに類するものであってもよい。
この出願の実施形態は、LTEシステム及び例えば5Gなどのその後の進化型システム、又は、例えば符号分割多元接続、周波数分割多元接続、時分割多元接続、直交周波数分割多元接続、若しくは単一搬送波周波数分割多元接続などのアクセス技術が使用されるシステムといった、様々な無線アクセス技術が使用される他の無線通信システム、に適用可能とし得るものであり、特に、例えばマッシブMIMO技術が適用される無線ネットワーク又は分散アンテナ技術が適用される無線ネットワークといった、チャネル情報フィードバックを必要とするシナリオ及び/又は補助的なプリコーディング技術が適用されるシナリオに適用可能である。
理解されるべきことには、多入力多出力(multiple-input multiple-output,MIMO)技術は、送信端装置及び受信端装置がそれぞれ複数の送信アンテナ及び受信アンテナを使用することで、送信端装置及び受信端装置のそれら複数のアンテナを用いることによって信号が送信及び受信され、それにより通信品質を向上させるようにしたものである。多入力多出力技術は、複数のアンテナを使用することによって、空間リソースを十分に使用して多入力多出力を実現することができ、スペクトルリソース及びアンテナ送信出力における増加なしで、システムチャネル容量を増加させることができる。
MIMOは、シングルユーザ多入力多出力(single-user MIMO,SU‐MIMO)とマルチユーザ多入力多出力(multi-user MIMO,MU‐MIMO)とに分けられ得る。マッシブMIMOでは、マルチユーザビームフォーミング原理に基づいて、何百というアンテナが送信端装置に配置されて、何十というターゲット受信器に対してそれぞれのビームを変調し、そして、空間信号分離を行うことによって何十という信号が同時に同一周波数リソース上で送信される。従って、マッシブMIMO技術は、大規模なアンテナ構成によってもたらされる空間自由度を十分に使用してスペクトル効率を向上させることができる。
図1は、この出願の実施形態で使用される通信システムの概略図である。図1に示すように、通信システム100はネットワーク装置102を含み、ネットワーク装置102は、複数のアンテナ群を含み得る。各アンテナ群が、1つ以上のアンテナを含み得る。例えば、あるアンテナ群がアンテナ104及び106を含むことができ、別のアンテナ群がアンテナ108及び110を含むことができ、そして、更なる群がアンテナ112及び114を含むことができる。図1では、各アンテナ群に2つのアンテナが示されている。しかしながら、より多数又は少数のアンテナが各群に使用されてもよい。ネットワーク装置102は更に、送信器チェーン及び受信器チェーンを含み得る。当業者が理解し得ることには、送信器チェーン及び受信器チェーンはどちらも、例えばプロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、又はアンテナといった、信号送受信に関係する複数のコンポーネントを含み得る。
ネットワーク装置102は、複数の端末装置と通信し得る。例えば、ネットワーク装置102は、端末装置116及び端末装置122と通信し得る。しかしながら、理解され得ることには、ネットワーク装置102は、端末装置116又は122と同様の如何なる数の端末装置と通信してもよい。端末装置116及び122は各々、例えば、携帯電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティング装置、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、及び/又は、無線通信システム100内で通信を行うように構成された任意の他の好適装置とし得る。
図1に示すように、端末装置116は、アンテナ112及び114と通信しており、アンテナ112及び114は、順方向リンク118を用いることによって端末装置116に情報を送信し、逆方向リンク120を用いることによって端末装置116から情報を受信する。また、端末装置122は、アンテナ104及び106と通信しており、アンテナ104及び106は、順方向リンク124を用いることによって端末装置122に情報を送信し、逆方向リンク126を用いることによって端末装置122から情報を受信する。
例えば、周波数分割デュプレックスFDDシステムにおいて、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができ、また、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。
他の一例では、時分割デュプレックスTDDシステム及びフルデュプレックス(full duplex)システムにおいて、順方向リンク118及び逆方向リンク120は共通の周波数帯域を使用することができ、また、順方向リンク124及び逆方向リンク126は共通の周波数帯域を使用することができる。
アンテナの各群及び/又は通信用に設計された領域を、ネットワーク装置102のセクタとして参照する。例えば、あるアンテナ群は、ネットワーク装置102のカバレッジエリアの中のあるセクタ内の端末装置と通信するように設計され得る。ネットワーク装置102が、端末装置116及び122とそれぞれ順方向リンク118及び124を用いることによって通信するとき、ネットワーク装置102の送信アンテナは、ビームフォーミングを行うことによって、順方向リンク118及び124の信号対雑音比を向上させ得る。また、ネットワーク装置が、該ネットワーク装置がサービス提供する全ての端末装置に、単一のアンテナを用いることによって信号を送信する手法と比較して、ネットワーク装置102が、関連するカバレッジエリア内にランダムに分布する端末装置116及び122に、ビームフォーミングを行うことによって信号を送信するときには、より少ない干渉が、隣接するセル内のモバイル装置に対して生じる。
所与の時点において、ネットワーク装置102、端末装置116、又は端末装置122は、無線通信送信装置及び/又は無線通信受信装置であり得る。データを送信するとき、無線通信送信装置は、送信のためにデータをエンコードし得る。具体的には、無線通信送信装置は、チャネルを使用することによって無線通信受信装置に送るべき特定量のデータビットを取得し得る。例えば、無線通信送信装置は、チャネルを使用することによって無線通信受信装置に送るべき特定量のデータビットを、生成し、他の通信装置から受信し、又はメモリに格納し得る。そのようなデータビットは、データの1つ以上の輸送ブロックに含められることができ、輸送ブロックは、複数のコードブロックを生成するようにセグメント化されることができる。
また、通信システム100は、地上波公共移動通信ネットワークPLMN、デバイスツーデバイス(device to device,D2D)ネットワーク、マシンツーマシン(machine to machine,M2M)ネットワーク、又は他のネットワークであってもよい。図1は、単に、理解の便宜上の簡略化された概略図の一例であり、ネットワークは更に、図1に描かれていない他のネットワーク装置を含み得る。
図2は、この出願の一実施形態に従ったデータ伝送方法200の概略フローチャートである。方法200は、図1に示した通信システム100に適用され得るが、この出願のこの実施形態はそれに限定されるものではない。
S210. 端末装置が基準情報を決定する。
S220. 端末装置が、基準情報とステータスパラメータとの比較結果に基づく第2のチャネル状態情報CSIを送信し、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
S230. ネットワーク装置が、端末装置によって送信された第2のCSIを受信し、第2のCSI内のRIに基づいてステータスパラメータを決定し、ステータスパラメータを基準情報と比較することによって得られた比較結果に基づいて、第2のCSIのビット量、及びアップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメント(RE)の量、のうちの少なくとも一方を決定する。
具体的には、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて第1のCSIを報告する必要がある。理解されるべきことには、第1のCSIは、基準信号を測定することにより端末装置によって取得されるCSIである。しかしながら、実際には、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは不十分であることがある。従って、この出願のこの実施形態において、端末装置は、実際に、第1のCSI内のパラメータの全てを報告するのか、それとも一部を報告するのかを選択し得る。換言すれば、実際に報告されるCSIは、第2のCSIであり、第2のCSIは、第1のCSI内のパラメータの全て又は一部を含む。具体的に報告される必要があるのが第1のCSI内の全てのパラメータであるのか、それとも第1のCSI内の一部のパラメータであるのかが、基準情報に基づいて端末装置によって決定され得る。換言すれば、端末装置は、ステータスパラメータを基準情報と比較し、得られた比較結果に基づいて、最終的に報告される第2のCSIのパラメータを決定する。理解されるべきことには、第1のCSI及び第2のCSIというのは、単に手短な説明の便宜上のものである。実際の実装においては、測定を通じて端末装置によって取得されるCSIが第1のCSIとして参照され、端末装置によって報告されるCSIが第2のCSIとして参照される。測定を通じて取得されたCSIの全てが報告される必要があるとき、第2のCSIは実際には第1のCSIである。
理解されるべきことには、基準情報は、予め規定されたルールに基づいて端末装置によって決定されることもあれば、ネットワーク装置の設定に基づいて端末装置によって決定されることもある。換言すれば、基準情報は、予め規定されていてもよいし、シグナリングを用いることによって、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されてもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
第1のCSI、すなわち、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIを、以下にて詳細に説明及び記述する。端末装置及びネットワーク装置の通信帯域幅がM個のサブバンドを含むと仮定し、ただし、Mは1以上の整数である。M個のサブバンドの各々が、複数の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を含み、複数のPRBの各々が、複数のリソースエレメント(resource element,RE)を含む。例えばチャネル状態情報基準信号(channel state information-reference signal,CSI-RS)などの基準信号を測定した後に、端末装置は第1のCSIを取得し得る。第1のCSIは、RI及びCQIを含んでもよく、あるいは第1のCSIは、RI、CQI、及びPMIを含んでもよく、また、別のパラメータを更に含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
理解されるべきことには、端末装置が第2のCSIを報告するとき、ステータスパラメータは、第1のCSI内のパラメータ及び第1のCSIの伝送パラメータのうちの少なくとも一方を含むことができ、あるいは端末装置が第2のCSI及びアップリンクデータの双方を通報するとき、ステータスパラメータは更に、アップリンクデータの伝送パラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
この明細書において、第1のCSI内のパラメータは、第1のCSIに含まれるパラメータ、例えば、RI、PMI、及びCQIなどのパラメータであり、第1のCSIの伝送パラメータは、第1のCSIの伝送状況を指し示すために使用されるパラメータ、例えば、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第1のCSIの変調シンボルの量、第1のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量である。同様に、アップリンクデータの伝送パラメータは、アップリンクデータの伝送状況を指し示すために使用されるパラメータ、例えば、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比とし得る。
従って、ステータスパラメータは、上述の例におけるいずれか1つ以上のパラメータとし得る。状態パラメータが1つのパラメータを含むとき、基準情報は、そのパラメータに対応する閾値とすることができ、又はそのパラメータに対応する複数の閾値としてもよい。ステータスパラメータが複数のパラメータを含むとき、基準情報は、それら複数のパラメータの各々に対応する閾値とし得る。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
この本願のこの実施形態において、端末装置は、基準情報に基づいて、既存のパラメータを、同じ特性を持った、基準情報によって指し示されるパラメータに変換し、次いで比較を行ってもよいし、又は、ステータスパラメータに基づいて、基準情報によって指し示されるパラメータを、ステータスパラメータの特性と同じ特性を持ったパラメータに変換し、次いで比較を行ってもよい。これは、この出願のこの実施形態においてもいずれにも限定されることではない。例えば、端末装置は、第1のCSI内のRIを知り、基準情報を用いて、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の閾値が指し示される。一実装において、端末装置は、第1のCSI内のRIに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を計算し、そして、ステータスパラメータとしての、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の閾値と比較し得る。他の一実装において、端末装置は、基準情報を用いて指し示された、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量のものである閾値に基づいて、第2のCSIのRIの閾値を計算し、そして、そのRIの閾値に対して第1のCSIのRIを比較し得る。
端末装置によってネットワーク装置にフィードバックされるCSIは、通常、例えばランクインジケーション(rank indication,RI)、プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator,PMI)、及びチャネル品質インジケータ(channel quality indicator,CQI)などのパラメータを含む。PMIの情報ビット量及びCQIの情報ビット量は、RIが変わると変わり得る。従って、アップリンクデータと共に、最大量のPMIビット及び最大量のCQIビットの双方を、アップリンクチャネルで運ぶことができることを確実にするために、ネットワーク装置は常に、最大のCSIビット量に基づいてリソースを割り当て得る。しかしながら、ネットワーク装置によってトリガされるCSI報告は、高精度CSI報告であることがあり、高精度CSIのビット量は、異なるRIを持つ度に異なり得る。ネットワーク装置が常に最大CSIビット量に基づいてアップリンクチャネルリソースを割り当てる場合、アップリンクチャネルリソースが無駄になる。
通常、アップリンクチャネルリソースの無駄を避けるために、ネットワーク装置は、RIに対応する最大CSIビット量に基づいてリソースを割り当てるのではなく、事前の情報に基づいて、端末装置によって報告されるRIを推定し得る。この場合、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられるアップリンクチャネルリソースは、端末装置によって報告される第1のCSIが必要とするアップリンクチャネルリソースを、必ずしも満足することができるわけではない。従って、端末装置は、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄すべきかを決定する必要がある。同様に、ネットワーク装置は、端末装置が第1のCSI内の一部のパラメータを破棄するのかを知る必要がある。換言すれば、ネットワーク装置は、受信した第2のCSIが第1のCSI内の全てのパラメータを含んでいるのか、それとも第1のCSI内の一部のパラメータを含んでいるのかを決定する必要がある。これに鑑み、この出願のこの実施形態においては、一片の基準情報、すなわち、上述の基準情報が導入される。端末装置は、基準情報に基づいて、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要があるかを決定することができ、また、ネットワーク装置も、基準情報に基づく決定を行うことで、端末装置の挙動が制御可能且つ予測可能であるよう、実際に報告された第2のCSIのビット量又はアップリンクチャネル上で占有されるREの量を知ること、及び、端末装置の理解がネットワーク装置のそれと一致しないためにCSI伝送障害が発生する状況を知ることができる。
この出願のこの実施形態におけるデータ伝送方法によれば、端末装置は、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、そのCSIを報告し、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
オプションで、第1のCSIはRI及びCQIを含み得る。第1のCSI内のCQIについて、このCQIは、ブロードバンドCQI、換言して、M個のサブバンドのチャネルに関して計算される値とし得る。オプションで、このCQIは、M個のサブバンドの各々のCQIであってもよく、サブバンドのCQIは、M個のサブバンドのうち、そのサブバンドのチャネルに関して計算される。オプションで、M個のサブバンドのうちそのサブバンドのCQIは、ブロードバンドCQIに対して計算される差分値であってもよく、換言すれば、第1のCSI内のCQIは、ブロードバンドCQIと、M個のサブバンドのうちそのサブバンドのCQIとを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションで、第1のCSIは、RI、CQI、及びPMIを含む。PMIは、M個のサブバンドの、ブロードバンドPMI及びサブバンドPMIを含む。オプションで、M個のサブバンドの各々のCQIが、RI、第1のPMI、及びそのサブバンドのPMIに基づいて計算される。各サブバンドのPMIが独立に計算されてもよく、あるいは全てのサブバンドのPMIが従属的に計算される。独立した計算では、各サブバンドのPMIは、そのサブバンドのチャネルサウンディング結果に基づいて計算することができ、他のサブバンドのチャネルサウンディング結果とは無関係である。従属した計算では、オプションで、一部のサブバンドのPMIは、例えば、他のサブバンドのPMIに基づく補間アルゴリズム又は線形結合アルゴリズムなどのジョイント処理を通じて取得される。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。一例として補間アルゴリズムを用いると、端末装置は、一部のサブバンドについてのPMIが、これらのサブバンドについてのCQIを計算するために、補間アルゴリズムを通じて取得されると仮定する。各サブバンドのPMI及び/又はCQIが具体的に計算される基礎となる仮定が、予め規定されたルールに基づいて決定され、ネットワーク装置の指示に基づいて決定され、あるいは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ(例えば、RI)、第1のCSIの伝送パラメータのうちの少なくとも1つと、この出願の方法に従った基準情報との間の比較に基づいて決定され得る。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、ランクインジケーションRIの閾値及び第2のCSIの伝送パラメータの閾値のうちの少なくとも一方を指し示すために使用され、第2のCSIの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的には、基準情報は、RIの閾値を指し示してもよいし、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の閾値を指し示してもよいし、第2のCSIの変調シンボルの量の閾値を指し示してもよいし、第2のCSIの情報ビット量(すなわち、エンコーディング前の第2のCSIのビット量)の閾値を指し示してもよいし、また、チャネルエンコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の閾値を指し示してもよい。
理解されるべきことには、上述の指し示しは、直接的に指し示すものであってもよいし、間接的に指し示すもの(これは、マッピング関係を使用することによって導き出すことができる対応する閾値である)であってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。例えば、直接的に指し示すものの場合、基準情報は、直接的に、RIの閾値が2であるというものとし得る。間接的に指し示すものの場合、基準情報は、RIの閾値識別子としてもよく、端末装置は、その閾値識別子に基づいて、RIの閾値が2であると決定し得る。これらの状況は全て、この出願の実施形態の保護範囲に入るものである。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、RIの閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSI内のRIであり、第1のCSI内のRIがRIの閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSI内のRIがRIの閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報がRIの閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、第1のCSI内のRIをRIの閾値と比較し得る。第1のCSI内のRIがRIの閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、第1のCSI内のRIがRIの閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータ又は一部のパラメータを含むので、第1のCSI内のRIは、この出願のこの実施形態において第2のCSI内のRIと同じである。更に理解されるべきことには、第1のCSI内のRIがそのRIの閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を第1の閾値と比較し得る。アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、他の一実装では、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以上である場合に、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要があると決定され、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも小さい場合に、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。後続の実施形態も同様であり、詳細を再び説明することはしない。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの変調シンボルの量であり、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、第1のCSIの変調シンボルの量を第2の閾値と比較し得る。第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、第1のCSIの変調シンボルの量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、第1のCSIの変調シンボルの量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの情報ビット量であり、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、第1のCSIの情報ビット量を第3の閾値と比較し得る。第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、第1のCSIの情報ビット量は、チャネルコーディングが実行される前の第1のCSIのビット量である。端末装置は第1のCSIの情報ビット量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、第1のCSIの情報ビット量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、第1のCSIの情報ビット量が第2の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量であり、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量を第4の閾値と比較し得る。チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量を計算してもよい。更に理解されるべきことには、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、端末装置により第2のCSIを送信することは、端末装置により、第2のCSIとアップリンクデータとを送信し、アップリンクデータと第2のCSIとが同じアップリンクチャネル上で運ばれる、ことを含む。
それに対応して、ネットワーク装置は、第2のCSIとアップリンクデータとを受信する。
具体的には、端末装置は、アップリンクデータと共に第2のCSIをアップリンクチャネルに付加して、第2のCSI及びアップリンクデータをネットワーク装置に送信し得る。この場合、ネットワーク装置によって割り当てられたアップリンクチャネルリソースが、第2のCSIとアップリンクデータとによって共有される。
取り得る一実装において、端末装置は、第1のシグナリングを用いることによって、アップリンクチャネルのリソース割当て情報と、アップリンクデータの変調及びコーディング方式(modulation and coding scheme,MCS)コードワードのMCS情報とを受信する。アップリンクデータ内で1つのコードワードが伝送されるとき、第1のシグナリングは、1つのコードワードのMCSを含み、アップリンクデータ内で2つのコードワードが伝送されるとき、第1のシグナリングは、2つのコードワードのMCSを含む。アップリンクチャネルを用いて、第2のCSI及びアップリンクデータが運ばれる。オプションで、第1のシグナリングはDCIシグナリングとし得る。端末装置は、第2のシグナリングを用いることによってパラメータβを受信し、パラメータβは、アップリンクチャネル上で運ばれるCSIのパラメータの全て又は一部のチャネルコーディングパラメータを決定するために使用される。例えば、パラメータβは、PMIのチャネルコーディングパラメータを決定するために使用され得るとともに、CQIのチャネルコーディングパラメータを決定するために使用され得る。オプションで、第2のシグナリングにおいて、RI、PMI、及びCQIに同じβ又は異なるβが設定され得る。オプションで、第2のシグナリングはRRCシグナリングとし得る。
端末装置は、基準信号を測定することによって第1のCSIの情報ビットを取得し、被送信データからアップリンクデータの情報ビットを取得し得る。ネットワーク装置の設定に基づいて、第1のCSIは、RI、PMI、及びCQIを含んでもよいし、RI及びPMIのみを含んでもよいし、あるいはRI及びCQIのみを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。帯域幅全体に関して1つのPMI及び1つのCQIのみがフィードバックされてもよいし、帯域幅全体の中のサブバンドに関して各サブバンドのPMI及び/又はCQIがフィードバックされてもよい。端末装置は、第1のシグナリング及び第2のシグナリングに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSI内のパラメータの全て若しくは一部によって占有される第1のリソースに関する情報、及び/又は、例えば第1のCSIのチャネルコーディングコードレートといった、第1のCSI内のパラメータの全て又は一部のチャネルコーディングパラメータを決定する。
端末装置は、複数の手法で、アップリンクチャネル上で第1のCSI内のパラメータの全て又は一部によって占有される第1のリソースに関する情報を決定し得る。オプションで、端末装置は、第1のCSI内の各パラメータの情報ビット量(これはCRCチェックビットを含み得る)の、被送信データの情報ビット量(これはCRCチェックビットを含み得る)に対する比、対応するパラメータの値、及び第1のシグナリングに含まれるリソース割当て情報に基づいて、パラメータによって占有されるリソースエレメントREの量、を決定することができ、換言して、パラメータによって占有される第1のリソースに関する情報を決定することができる。オプションで、端末装置が第1のCSI内の複数のパラメータに対してジョイントチャネルコーディングを行う場合に、端末装置は、それら複数のパラメータの総情報ビット量(これはCRCチェックビットを含み得る)の、被送信データの情報ビット量(これはCRCチェックビットを含み得る)に対する比、対応するパラメータの値、及び第1のシグナリングに含まれるリソース割当て情報に基づいて、それら複数のパラメータによって連帯的に占有されるREの量を決定することができ、換言して、それら複数のパラメータによって占有される第1のリソースに関する情報を決定することができる。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。次いで、端末装置は、第1のリソースに関する情報及びリソース割当て情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有される第2のリソースに関する情報を決定し得る。端末装置は、第2のリソースに関する情報及びMCS情報に基づいて、例えばアップリンクデータのチャネルコーディングコードレートなどの、アップリンクデータのチャネルコーディングパラメータを決定し得る。
端末装置は、第1のリソースに関する情報、第2のリソースに関する情報、第1のCSIのチャネルコーディングパラメータ、及びアップリンクデータのチャネルコーディングパラメータ、の全て又は一部に基づいて、且つ基準情報に基づいて、アップリンクチャネル上で実際に運ばれる情報を決定し得る。例えば、端末装置は、アップリンクチャネルに第1のCSIの全て又は一部を付加するがアップリンクデータは付加しないと決定することができ、端末装置は、全てのCSI及びアップリンクデータをアップリンクチャネルに付加すると決定し、あるいは、端末装置は、第1のCSIの一部及びアップリンクデータをアップリンクチャネルに付加することを決定する。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
端末装置は、実際に送信されることができる第2のCSI内のパラメータに基づいて、第2のCSIによって占有される時間-周波数リソース、及びチャネルコーディングパラメータを再び決定する。端末装置は、第2のCSI内のパラメータにチャネルコーディングを行って、CSIコーディング後のビットを得る。次いで、端末装置は、CSIコーディング後のビットを変調して、CSI変調シンボルを得る。最後に、端末装置は、決定された時間-周波数リソースに基づいて、CSI変調シンボルをCSI時間-周波数リソースにマッピングする。端末装置がアップリンクデータも送信する場合、端末装置は、CSI時間-周波数リソースに基づいて、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、及びアップリンクデータによって占有される時間-周波数リソースを再び決定し、そして、被送信アップリンクデータにチャネルコーディングを行って、データコーディング後のビットを得る。次いで、端末装置は、データコーディング後のビットを変調し、データ変調シンボルを得る。最後に、端末装置は、対応する時間-周波数リソース上のデータを変調する。端末装置は、アップリンクチャネル上で、第2のCSIを送信し、あるいは第2のCSI及びアップリンクデータを送信する。
オプションの一の実施形態において、第2のCSIの伝送パラメータは更に、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、を含む。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を第5の閾値と比較し得る。アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、アップリンクチャネルのリソースエレメントは、まとめてリソースエレメントセットとして参照されることができ、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比はまた、リソースエレメントセットにおける第1のCSIのREの量の、リソースエレメントセットにおけるREの総量に対する比として参照されることができる。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。端末装置は、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を直接的に決定してもよいし、あるいは、第1のCSI内のRIに基づいて、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を計算してもよい。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクデータの伝送パラメータの閾値を指し示すために使用され、アップリンクデータの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的には、ネットワーク装置が、第2のCSI及びアップリンクデータの双方を送信するように端末装置をスケジューリングするとき、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートを指し示してもよいし、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量を指し示してもよいし、アップリンクデータの変調シンボルの量を指し示してもよいし、あるいは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を指し示してもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
理解されるべきことには、上述の指し示しは、直接的に指し示すものであってもよいし、間接的に指し示すもの(これは、マッピング関係を使用することによって導き出すことができる対応する閾値である)であってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも高い場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートを第6の閾値と比較し得る。アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートを、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量を第7の閾値と比較し得る。アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの変調シンボルの量であり、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクデータの変調シンボルの量を第8の閾値と比較し得る。アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクデータの変調シンボルの量を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
具体的には、基準情報が、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示し得るとともに、端末装置が、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を第9の閾値と比較し得る。アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースでは第1のCSIを伝送するのに十分でなく、第1のCSI内の一部のパラメータを破棄する必要がある、換言して、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含むことができる、と決定することができ、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合には、端末装置は、ネットワーク装置によって設定されたアップリンクチャネルリソースが第1のCSIを送信するのに十分であり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができると決定することができる。
理解されるべきことには、端末装置は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比を、リソース割当て情報及び第1のCSI内のパラメータに基づいて計算し得る。更に理解されるべきことには、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値に等しい場合に、第2のCSIは、代わりに、第1のCSI内の一部のパラメータを含んでもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
更に理解されるべきことには、基準情報は1つ以上の閾値を指し示し得る。基準情報が複数の閾値を指し示す場合、以下の2つの状況が存在し得る。
1. 基準情報が、複数のステータスパラメータの各々の閾値を指し示す。
具体的には、基準情報は、以下の閾値のうちの2つ以上、すなわち、RIの閾値、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量の第1の閾値、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比の第5の閾値、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比の第9の閾値、のうちの2つ以上を指し示し得る。端末装置は、第1のCSIのステータスパラメータが、基準情報によって指し示される複数の閾値のうちのいずれか1つの決定条件を満たす場合に、第1のCSIの全てのパラメータを報告すると決定することができ、あるいは、第1のCSIのステータスパラメータが、基準情報によって指し示される全ての閾値の決定条件を満たす場合に、第1のCSIの全てのパラメータを報告すると決定してもよく、そうでない場合には、端末装置は、第1のCSI内の一部のパラメータを報告する。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
2. 基準情報が、あるステータスパラメータの複数の閾値を指し示す。
具体的には、基準情報は、あるステータスパラメータに関する例えば2つの閾値などの複数の閾値を指し示し得る。
ステータスパラメータがアップリンクデータのチャネルコーディングコードレートである例を用いるに、基準情報が、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの閾値r1及びr2を指し示す。アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートがr1よりは大きいが、r2よりも小さいとき、端末装置は、第1のCSI内の一部のパラメータ及びアップリンクデータの全てを報告することができ、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートがr2よりも大きいとき、端末装置は、第1のCSI内のパラメータの全て又は一部を報告することができるが、アップリンクデータは報告せず、ここで、アップリンクチャネルが第1のCSIの全てを運び得ると端末装置が決定する場合、端末装置は第1のCSI内の全てのパラメータを報告し、アップリンクチャネルが第1のCSIの全てを運ぶには十分でないと端末装置が決定する場合には、端末装置は第1のCSI内の一部のパラメータを報告し、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートがr1よりも小さいとき、端末装置は、第1のCSI内の全てのパラメータ及びアップリンクデータを報告することができる。
ステータスパラメータが、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比である例を用いるに、基準情報が、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比の、閾値p1及びp2を指し示す。アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、p1より小さいが、p2よりは大きいとき、端末装置は、第1のCSI内の一部のパラメータ及びアップリンクデータの全てを報告することができ、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、p2より小さいが、0よりは大きいとき、端末装置は、第1のCSI内のパラメータの全てを報告するが、アップリンクデータは報告せず、そうでなければ、アップリンクチャネルは第1のCSIの全てを運ぶには十分でなく、端末装置は第1のCSI内の一部のパラメータを報告し、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比がp1よりも大きいとき、端末装置は、第1のCSI内の全てのパラメータ及びアップリンクデータを報告する。
理解されるべきことには、この出願のこの実施形態において、アップリンクチャネル上でアップリンクデータと共に第1のCSIを伝送する必要があるので、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量とアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の合計が、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に等しくなるべきである。例えば、アップリンクチャネルに含まれるREの総量は100である。このケースにおいて、閾値p2が1/2に等しく、且つCSIが占有する必要があるREの量が75である場合、比は75/100=3/4であり、これはp2より小さく、0より大きい。この場合、端末装置は、第1のCSI内の全てのパラメータを報告するが、アップリンクデータは報告しない。第1のCSIが占有する必要があるRE数量が125である場合、アップリンクチャネルに含まれるREの総量はCSIを送信するのに十分でなく、しかも、アップリンクデータを送信し得るREは存在しない。従って、端末装置は、第1のCSI内の一部のパラメータのみを報告する。
ステータスパラメータが、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比である例を使用するに、基準情報が、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比の、閾値q1及びq2を指し示す。アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、q1より大きいが、q2よりは小さいとき、端末装置は、上述のルールに従って、第1のCSI内の一部のパラメータ及びアップリンクデータの全てを報告し、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、q2より大きいが、1よりは小さいとき、端末装置は、第1のCSI内の全てのパラメータを報告するが、アップリンクデータは報告せず、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、1より大きいとき、端末装置は第1のCSI内の一部のパラメータを報告し、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比がq1よりも小さいとき、端末装置は、第1のCSI内の全てのパラメータ及びアップリンクデータを報告する。
理解されるべきことには、上述の説明は、単なる説明の例であり、ステータスパラメータが別のパラメータであって2つの閾値を持つ状況は、上述の状況と同様である。詳細をここで再び説明することはしない。
この出願のこの実施形態において、端末装置が第1のCSI内のパラメータを基準情報と比較することによって第2のCSIを決定する場合、例えば、第1のCSI内のパラメータはRIであり、基準情報はRIの閾値であり、端末装置は、RIがRIの閾値を超えているときに、一部のサブバンドのPMI、全てのサブバンドのCQI、及びRIを報告する。オプションで、この場合、サブバンド全てのCQIにおいて、報告されないサブバンドPMIは、取得されたサブバンドPMIを参照して上述の補間法に従って計算される。RIがRIの閾値を超えていないときには、端末装置は、サブバンド全てのPMI、サブバンド全てのCQI、及びRIを報告する。オプションで、この場合、端末装置がサブバンド全てのCQIを計算するとき、端末装置は、これらのサブバンドのPMIが上述の補間法に従って独立に計算されると仮定し、デフォルトルールが使用されるのでなければ、一部のサブバンドのCQIは、補間法に従って決定されたPMIに基づいて計算される。
同様に、端末装置が、アップリンクデータの伝送パラメータを基準情報と比較することによって第2のCSIを決定する場合、例えば、アップリンクデータの伝送パラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの閾値であり、端末装置は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートがアップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの閾値を超える場合に、一部のサブバンドのPMI、全てのサブバンドのCQI、及びRIを報告する。オプションで、この場合、サブバンド全てのCQIにおいて、報告されないサブバンドPMIは、取得されたサブバンドPMIを参照して上述の補間法に従って計算される。アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートがアップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの閾値を超えていないときには、端末装置は、サブバンド全てのPMI、サブバンド全てのCQI、及びRIを報告する。オプションで、この場合、端末装置がサブバンド全てのCQIを計算するとき、端末装置は、これらのサブバンドのPMIが上述の補間法に従って独立に計算されると仮定し、デフォルトルールが使用されるのでなければ、一部のサブバンドのCQIは、補間法に従って決定されたPMIに基づいて計算される。
基準情報が、例えば、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比などの、別のパラメータである状況は、上述の状況と同様である。詳細をここで再び説明することはしない。
オプションの一の実施形態において、端末装置により第2のCSIを送信する前に、当該方法は更に、端末装置により、上記比較結果及び優先度情報に基づいて、アップリンクデータを送信すべきかを決定することであり、優先度情報は、第2のCSI及びアップリンクデータの優先度を指し示すために使用される、決定することと、端末装置により、第2のCSIを送信することであり、アップリンクデータを送信すべきと端末装置が決定した場合に、端末装置により、第2のCSI及びアップリンクデータを送信することを含む、送信することと、を含む。
具体的には、端末装置は、先ず、優先度情報に基づいてCSI及びアップリンクデータの優先度を決定し、次いで、アップリンクデータが送信される必要があるかを決定し、換言すれば、優先度情報に基づいて、好ましくは第1のCSI内の一部の情報を破棄すべきか、又は好ましくはアップリンクデータを破棄すべきかを決定し得る。説明の一例として、以下の2つの状況を具体的に使用する。
基準情報は、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量である。CSI優先度の方が高い場合、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値を超えているが、第1のシグナリング(例えば、DCI)にて割り当てられたアップリンクチャネルの時間-周波数リソースに含まれるREの量よりも少ないときに、端末装置は、第2のCSIを報告するが、アップリンクデータは報告せず、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含むことができ、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が、アップリンクチャネルの時間-周波数リソースに含まれるREの量を超えているときには、端末装置は第2のCSIを報告し、第2のCSIは第1のCSIの適切なサブセットである。アップリンクデータの優先度の方が高い場合には、第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値を超えているときに、端末装置は、第2のCSI及びアップリンクデータを報告し、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含む。
基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量との比である。CSI優先度の方が高い場合、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量との比が、第9の閾値よりも大きいが0より大きいとき、端末装置は、第2のCSIを報告するが、アップリンクデータは報告せず、第2のCSIは第1のCSIを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量との比が、0より小さいときには、端末装置は第2のCSIを報告し、第2のCSIは第1のCSI内の一部のパラメータを含む。アップリンクデータの優先度の方が高い場合には、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量との比が、第9の閾値よりも小さいときに、端末装置は、第2のCSI及びアップリンクデータを報告し、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含む。
理解されるべきことには、優先度情報は、予め規定されていてもよいし、シグナリングを用いることによって、端末装置のためにネットワーク装置によって設定されてもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
オプションの一の実施形態において、第1のCSI内のパラメータは、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータを含み、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはRIを含み、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータは、M個のサブバンドの各々のチャネル品質インジケータCQI及び/又はサブバンドのプリコーディング行列インジケータPMIを含み、第2のCSI内のパラメータは:N個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;M個のサブバンドの各々の第2の周波数ドメイン粒度パラメータのうちの全て若しくは一部、及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;並びに第1の周波数ドメイン粒度パラメータ、M個のサブバンドの各々のCQI、及びN個のサブバンドの各々のPMI;のうちのいずれか1つを有し、M個のサブバンドはN個のサブバンドを含み、M及びNはどちらも1以上の整数であり、MはNより大きい。
理解されるべきことには、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはまた、ブロードバンドパラメータともしても参照され、M個のサブバンドについて同じ値を持ち、第2の周波数ドメイン粒度パラメータはまた、サブバンドパラメータとしても参照され、M個のサブバンドの各々に対して異なる値を持つ。具体的には、端末装置によって報告される第2のCSIが、第1のCSI内の一部のパラメータを含む場合、端末装置は、報告を行うための予め規定されたルールに基づいて、第1のCSI内の一部のパラメータを選択し得る。例えば、端末装置は、デフォルトルールに基づいて、第1のCSI内のある割合のパラメータ(例えば、RIと、ブロードバンドPMIと、全てのサブバンドCQIと、ある割合のサブバンドPMI;RIと、ブロードバンドPMIと、ある割合のサブバンドPMI及びサブバンドCQI;RIと、ブロードバンドPMIと、ブロードバンドCQIと、M個のサブバンドのうちそのインデックスが最も高い方のサブバンドPMI及び/又はサブバンドCQI;又は、RIと、幾つかのDFTベクトルに対応するPMI及び/又はCQI)のみを報告し得る。
オプションで、端末装置は、端末装置がある割合のCSIパラメータとアップリンクデータを報告するという割合を決定してもよく、その割合は、データ及び第2のCSIをアップリンクチャネル上で運ぶことができることを確実にする。例えば、所定の割合が1/2である場合、端末装置は、RI、M個のサブバンド全てのCQI、ブロードバンドPMI、及びM/2個のサブバンドのサブバンドPMIを報告し得る。新無線(new radio,NR)のタイプIIコードブック設計(すなわち、高精度CSI報告)では、RI=2に対応するPMIの情報ビット量が、RI=1に対応するPMIの情報ビット量のおよそ2倍に等しい。従って、ネットワーク装置が、端末装置がRI=1に対応するCSIを報告すると仮定して、RI=1に基づくアップリンクチャネルの時間-周波数リソースを割り当てるとき、端末装置は、1/2という割合に基づいて第1のCSI内の一部のパラメータを報告して、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられたアップリンクチャネルのリソースが第2のCSI(すなわち、第1のCSI内の一部のパラメータ)を運ぶのに十分であることを確保する。
オプションで、端末装置は、n個の割合xiを決定することができ、ここで、0≦xi≦1、i=1,…,nであり、nは1より大きい整数であり、xiは、端末装置が割合xiに基づくM×xi個のサブバンドのサブバンドパラメータ(例えば、サブバンドCQI及び/又はサブバンドPMI)を破棄し得ること、又は端末装置がブロードバンドパラメータと割合xiに基づくM×xi個のサブバンドのサブバンドパラメータ(例えば、サブバンドCQI及び/又はサブバンドPMI)を報告し得ることを指し示す。特定の実装において、基準情報によって指し示される閾値が満たされるとき、端末装置は、可能な限り少しのパラメータを破棄することができ、換言して、可能な限り多くのパラメータを報告することができる。x1、x2、及びx3という3つの割合が存在し、基準情報がRIの閾値であり、RIの閾値に対応するCSIビット量の上限がAであり、且つ第1のCSIに対応するビット量がBであると仮定する。端末装置が割合x
i
に基づくM×x
i
個のサブバンドのサブバンドパラメータを破棄し得るケースを例として用いると、端末装置は、上記3つの割合の中から、B×xi<Aとなる最大のxiを選択し得る。換言すれば、M×xi個のサブバンドのサブバンドパラメータが破棄され、第2のCSIとして使用される第1のCSI内の残りのパラメータが、アップリンクチャネルで運ばれて送られる。端末装置がブロードバンドパラメータと割合x
i
に基づくM×x
i
個のサブバンドのサブバンドパラメータを報告し得るケースを例として用いると、端末装置は、上記3つの割合の中から、B×(1-xi)<Aとなる最小のxiを選択し得る。換言すれば、M×xi個のサブバンドのサブバンドパラメータが報告される。
理解されるべきことには、上述の割合は、予め規定されていてもよいし、シグナリングを用いることによって端末装置のためのネットワーク装置によって設定されてもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。斯くして、端末装置によって報告される第2のCSIが第1のCSI内の一部のパラメータであると決定するとき、ネットワーク装置は、上述の割合に基づいて、そのパラメータが端末装置によって破棄されるサブバンド、及びそのパラメータが端末装置によって報告されるサブバンドを直接決定し得る。
オプションの一の実施形態において、基準情報は、予め規定されており、又は
当該方法は更に、シグナリングを用いることによって、ネットワーク装置により、基準情報を端末装置に送信することと、それに対応して、端末装置により、ネットワーク装置によって送信された基準情報を受信することとを含む。
オプションの一の実施形態において、該シグナリングは、以下のシグナリング、すなわち、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、及びメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)シグナリング、のうちのいずれか1つである。
具体的には、基準情報を運ぶために使用され、ネットワーク装置によって端末装置に送信されるシグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング信号伝達であってもよいし、ダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)であってもよいし、あるいはメディアアクセス制御(Media Access Control,MAC)層コントロールエレメント(control element,CE)シグナリングであってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されることではない。
理解されるべきことには、RRCシグナリングを用いて基準情報を設定することは、基準情報の設定が頻繁に変化せず比較的安定であるシナリオに適用可能であり、物理層及びMAC層のシグナリングのビットオーバヘッドが大幅に低減され得る。DCIを用いて基準情報を設定することは、端末装置が高速検出を実行して、端末装置がタイムリーに基準情報を受信することを確実にする助けとなる。一方、MAC CEシグナリングを用いて基準情報を設定することは、基準情報が比較的動的に変化するシナリオに適用可能である。
MAC CEシグナリングのデコーディング速度は、RRCシグナリングのそれよりも高い。従って、そのようなシナリオでは、ネットワーク装置は、より効率的に基準情報を設定するためにMAC CEシグナリングを使用する。
理解されるべきことには、上述のプロセスのシーケンス番号は、実行シーケンスを示すものではなく、プロセスの実行シーケンスはその機能及び内部論理に基づいて決定されるものであり、この出願の実施形態の実装プロセスに対する限定を構成するものではない。
この出願の実施形態に従ったデータ伝送方法は、図1及び図2を参照して詳細に上述されており、この出願の実施形態に従った端末装置及びネットワーク装置は、図3から図6を参照して詳細に後述される。
図3は、この出願の一実施形態にて提供される端末装置300を示している。端末装置300は、決定ユニット310及びトランシーバユニット320を含む。
決定ユニット310は、基準情報を決定するように構成され、トランシーバユニット320は、基準情報とステータスパラメータとの比較結果に基づく第2のチャネル状態情報CSIを送信するように構成され、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
この出願のこの実施形態において、端末装置は、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、そのCSIを報告し、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
オプションで、基準情報は、ランクインジケーションRIの閾値及び第2のCSIの伝送パラメータの閾値のうちの少なくとも一方を指し示すために使用され、第2のCSIの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、のうちの少なくとも1つを含む。
オプションで、基準情報は、RIの閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIのRIであり、第1のCSIのRIがRIの閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIのRIがRIの閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの変調シンボルの量であり、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの情報ビット量であり、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量であり、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、トランシーバユニット320は、特に、第2のCSIとアップリンクデータとを送信し、アップリンクデータと第2のCSIとが同じアップリンクチャネル上で運ばれる、ように構成される。
オプションで、第2のCSIの伝送パラメータは更に、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、を含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータの伝送パラメータの閾値を指し示すために使用され、アップリンクデータの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、のうちの少なくとも1つを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも高い場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの変調シンボルの量であり、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、決定ユニット310は更に、第2のCSIが送信される前に、上記比較結果及び優先度情報に基づいて、アップリンクデータを送信されるべきかを決定するように構成され、優先度情報は、第2のCSI及びアップリンクデータの優先度を指し示すために使用され、そして、トランシーバユニット320は特に、アップリンクデータが送信されるべきと決定された場合に、第2のCSI及びアップリンクデータを送信するように構成される。
オプションで、第1のCSI内のパラメータは、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータを含み、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはRIを含み、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータは、M個のサブバンドの各々のチャネル品質インジケータCQI及び/又はサブバンドのプリコーディング行列インジケータPMIを含み、第2のCSI内のパラメータは:N個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;M個のサブバンドの各々の第2の周波数ドメイン粒度パラメータのうちの全て若しくは一部、及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;並びに第1の周波数ドメイン粒度パラメータ、M個のサブバンドの各々のCQI、及びN個のサブバンドの各々のPMI;のうちのいずれか1つを有し、M個のサブバンドはN個のサブバンドを含み、M及びNはどちらも1以上の整数であり、MはNより大きい。
オプションで、基準情報は、予め規定されており、又は基準情報は、シグナリングを用いることによって、端末装置のためのネットワーク装置によって設定される。
オプションで、該シグナリングは、以下のシグナリング、すなわち、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、及びメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)シグナリング、のうちのいずれか1つである。
理解されるべきことには、ここでの端末装置300は、機能ユニットの形態で具現化される。ここでの用語“ユニット”は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ、又はグループプロセッサ)、メモリ、融合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントとし得る。オプションの一例において、当業者が理解し得ることには、端末装置300は、具体的に、上述の実施形態における端末装置であってもよく、また、端末装置300は、上述の方法の実施形態における端末装置に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細をここで再び説明することはしない。
図4は、この出願の一実施形態にて提供されるネットワーク装置400を示している。ネットワーク装置400は、トランシーバユニット410及び決定ユニット420を含む。
トランシーバユニット410は、第2のCSI内のランクインジケーションRIを受信するように構成され、決定ユニット420は、ステータスパラメータを基準情報と比較することによって得られた比較結果に基づいて、第2のCSIのビット量、及びアップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、のうちの少なくとも一方を決定するように構成され、ステータスパラメータは、RIに基づいて決定され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含む。
この出願のこの実施形態において、ネットワーク装置は、端末装置によって報告された第2のCSIを受信し、第2のCSIは、端末装置が、基準情報と、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIとに基づいて、実際に報告されることができるCSIを決定した後に、報告され、それ故に、端末装置は、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられた限られたアップリンクチャネルリソースを適切に使用することができ、それにより、CSIの伝送性能が改善される。
オプションで、基準情報は、第2のCSIのランクインジケーションRIの閾値及び第2のCSIの伝送パラメータの閾値のうちの少なくとも一方を指し示すために使用され、第2のCSIの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、第2のCSIの変調シンボルの量、第2のCSIの情報ビット量、及びチャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量、のうちの少なくとも1つを含む。
オプションで、基準情報は、RIの閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータはRIであり、RIがRIの閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、RIがRIの閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の第1の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量が第1の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、第2のCSIの変調シンボルの量の第2の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの変調シンボルの量であり、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの変調シンボルの量が第2の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、第2のCSIの情報ビット量の第3の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、第1のCSIの情報ビット量であり、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIの情報ビット量が第3の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、チャネルコーディングが実行された後の第2のCSIのビット量の第4の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量であり、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、チャネルコーディングが実行された後の第1のCSIのビット量が第4の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、トランシーバユニット410は、特に、第2のCSIとアップリンクデータとを受信し、アップリンクデータと第2のCSIとが同じアップリンクチャネル上で運ばれる、ように構成される。
オプションで、第2のCSIの伝送パラメータは更に、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、を含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第5の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上で第1のCSIによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第5の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータの伝送パラメータの閾値を指し示すために使用され、アップリンクデータの伝送パラメータは、以下のパラメータ、すなわち、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレート、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量、アップリンクデータの変調シンボルの量、及びアップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、のうちの少なくとも1つを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートの第6の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートであり、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値よりも高い場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータのチャネルコーディングコードレートが第6の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の第7の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量が第7の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクデータの変調シンボルの量の第8の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの変調シンボルの量であり、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクデータの変調シンボルの量が第8の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、基準情報は、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比、の第9の閾値を指し示すために使用され、ステータスパラメータは、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比であり、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値よりも大きい場合、第2のCSIは、第1のCSI内の一部のパラメータを含み、アップリンクチャネル上でアップリンクデータによって占有されるREの量の、アップリンクチャネルに含まれるREの総量に対する比が、第9の閾値以下である場合、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含む。
オプションで、第1のCSI内のパラメータは、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータを含み、第1の周波数ドメイン粒度パラメータはRIを含み、M個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータは、M個のサブバンドの各々のチャネル品質インジケータCQI及び/又はサブバンドのプリコーディング行列インジケータPMIを含み、第2のCSI内のパラメータは:N個のサブバンドの第2の周波数ドメイン粒度パラメータ及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;M個のサブバンドの各々の第2の周波数ドメイン粒度パラメータのうちの全て若しくは一部、及び第1の周波数ドメイン粒度パラメータ;並びに第1の周波数ドメイン粒度パラメータ、M個のサブバンドの各々のCQI、及びN個のサブバンドの各々のPMI;のうちのいずれか1つを有し、M個のサブバンドはN個のサブバンドを含み、M及びNはどちらも1以上の整数であり、MはNより大きい。
オプションで、基準情報は、予め規定されており、又はトランシーバユニット410は更に、シグナリングを用いることによって、基準情報を端末装置に送信するように構成される。
オプションで、該シグナリングは、以下のシグナリング、すなわち、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリング、及びメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)シグナリング、のうちのいずれか1つである。
理解されるべきことには、ここでのネットワーク装置400は、機能ユニットの形態で具現化される。ここでの用語“ユニット”は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ、又はグループプロセッサ)、メモリ、融合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントとし得る。オプションの一例において、当業者が理解し得ることには、ネットワーク装置400は、具体的に、上述の実施形態におけるネットワーク装置であってもよく、また、ネットワーク装置400は、上述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細をここで再び説明することはしない。
図5は、この出願の一実施形態にて提供される別のネットワーク装置500を示している。ネットワーク装置500は、プロセッサ510及びトランシーバ520を含み、そしてオプションで、ネットワーク装置500は更にメモリ530を含み得る。プロセッサ510、トランシーバ520、及びメモリ530は、内部接続経路を使用することによって互いに通信し、メモリ530は、命令を格納するように構成され、プロセッサ510は、信号を送信する及び/又は信号を受信するようトランシーバ520を制御するように、メモリ530に格納された命令を実行するよう構成される。
メモリ530に格納されたプログラム命令がプロセッサ510によって実行されるとき、プロセッサ510は、トランシーバ520を用いることによって第2のCSI内のランクインジケーションRIを受信し、そして、ステータスパラメータを基準情報と比較することによって得られた比較結果に基づいて、第2のCSIのビット量、及びアップリンクチャネル上で第2のCSIによって占有されるリソースエレメントREの量、のうちの少なくとも一方を決定するように構成され、ステータスパラメータは、RIに基づいて決定され、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含む。
プロセッサ510及びメモリ530は、プロセッシング装置へと結合されてもよく、プロセッサ510は、メモリ530に格納されたプログラムコードを実行して上述の機能を果たすように構成される。特定の実装において、メモリ530は、プロセッサ510に集積されてもよいし、又はプロセッサ510とは独立であってもよい。
ネットワーク装置500は更に、トランシーバ520によって出力されたダウンリンクデータ又はダウンリンク制御シグナリングを無線信号の使用により送信するように構成されたアンテナ540を含み得る。理解されるべきことには、ネットワーク装置500は、具体的に、データ伝送方法200におけるネットワーク装置であってもよく、また、データ伝送方法200におけるネットワーク装置に対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよい。オプションで、メモリ530は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、命令及びデータをプロセッサに提供し得る。メモリの一部は更に、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは更に、デバイスタイプに関する情報を格納し得る。プロセッサ510は、メモリに格納された命令を実行するように構成されることができ、プロセッサ510がメモリに格納された命令を実行するとき、プロセッサ510は、ネットワーク装置に対応する方法の実施形態のステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
図6は、この出願の一実施形態にて提供される別の端末装置600を示している。図6に示すように、端末装置600は、プロセッサ601及びトランシーバ602を含み、そしてオプションで、端末装置600は更にメモリ603を含む。プロセッサ601、トランシーバ602、及びメモリ603は、制御信号及び/又はデータ信号を伝達するために、内部接続経路を使用することによって互いに通信し、メモリ603は、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサ601は、信号を受信及び/又は送信するようトランシーバ602を制御するように、メモリ603からコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するよう構成される。
メモリ603に格納されたプログラム命令がプロセッサ601によって実行されるとき、プロセッサ601は、基準情報を決定し、そして、トランシーバ602を用いることによって、基準情報とステータスパラメータとの比較結果に基づく第2のチャネル状態情報CSIを送信するように構成され、第2のCSIは、第1のCSI内の全てのパラメータを含み、又は第1のCSI内の一部のパラメータを含み、第1のCSIは、報告される必要があり且つ端末装置のためにネットワーク装置によって設定されたCSIであり、ステータスパラメータは、アップリンクデータの伝送パラメータ、第1のCSI内のパラメータ、及び第1のCSIの伝送パラメータ、のうちの少なくとも1つを含む。
プロセッサ601及びメモリ603は、プロセッシング装置へと結合されてもよく、プロセッサ601は、メモリ603に格納されたプログラムコードを実行して上述の機能を果たすように構成される。特定の実装において、メモリ603は、プロセッサ601に集積されてもよいし、又はプロセッサ601とは独立であってもよい。端末装置600は更に、トランシーバ602によって出力されたアップリンクデータ又はアップリンク制御シグナリングを無線信号の使用により送信するように構成されたアンテナ604を含み得る。
理解されるべきことには、端末装置600は、具体的に、データ伝送方法200における端末装置であってもよく、また、データ伝送方法200における端末装置に対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよい。オプションで、メモリ630は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得るとともに、命令及びデータをプロセッサに提供し得る。メモリの一部は更に、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは更に、デバイスタイプに関する情報を格納し得る。プロセッサ601は、メモリに格納された命令を実行するように構成されることができ、プロセッサ601がメモリに格納された命令を実行するとき、プロセッサ601は、端末装置に対応する方法の実施形態のステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
プロセッサ601は、上述の方法の実施形態にて説明された、端末によって内部で実行されるアクションを実行するように構成されることができ、トランシーバ602は、上述の方法の実施形態にて説明された、端末装置に対して端末によって実行される送信又は送信のアクションを実行するように構成されることができる。詳細については、上述の方法の実施形態における説明を参照されたい。詳細をここで再び説明することはしない。
端末装置600は更に、端末装置600内の様々なデバイス又は回路に電力を供給するように構成された電源605を含み得る。
加えて、端末装置の機能を向上させるために、端末装置600は更に、入力ユニット606、表示ユニット607、音声周波数回路608、カメラ609、センサ610、及びこれらに類するもののうちの1つ以上を含んでもよく、音声周波数回路は更に、スピーカ6082、マイクロフォン6084、及びこれらに類するものを含み得る。
理解されるべきことには、この出願の実施形態において、ネットワーク装置500及び端末装置600の中のプロセッサは、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)であってもよく、又はプロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートのゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートのハードウェアコンポーネント、又はこれらに類するものであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又はプロセッサは、任意の従来からのプロセッサ又はそれらに類するものであってもよい。
一実装プロセスにおいて、上述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。この出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアユニットとの組み合わせを用いることによって実行されてもよい。ソフトウェアユニットは、例えばランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去・プログラム可能メモリ、又はレジスタなどの、当該技術分野における成熟した記憶媒体内に置かれ得る。記憶媒体がメモリ内に配置され、そして、プロセッサが、メモリ内の命令を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わさって、上述の方法におけるステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細をここで再び説明することはしない。
理解されるべきことには、この明細書中の用語“及び/又は”は、関連するオブジェクトを記述するための関連関係のみを記述するものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する、A及びBの双方が存在する、Bのみが存在する、という3つのケースを表し得る。また、この明細書中の文字“/”は概して、関連するオブジェクト間の“又は”関係を指し示す。
当業者が認識し得ることには、この明細書に開示された実施形態にて記述された例と組み合わせて、方法ステップ及びユニットは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はこれらの組み合わせによって実装され得る。ハードウェアとソフトウェアとの間で交換可能であることを明確に説明するために、上述では、機能に基づいて各実施形態のステップ及び組み立てを一般的に記述している。機能がハードウェアによって実行されるのか、それともソフトウェアによって実行されるのかは、技術的ソリューションの特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、記載された機能を実装するために異なる方法を用いることができるのであり、その実装がこの出願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
当業者によって明確に理解され得ることには、簡便且つ簡潔な説明の目的のため、上述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、ここで再び詳細を説明することはしない。
この出願にて提供されたこれら幾つかの実施形態において、理解されるべきことには、開示されたシステム、装置、及び方法は、その他のようにして実施されてもよい。例えば、記載された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニット分割は、単なる論理機能分割であり、実際の実装においてはその他の分割とし得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが別のシステムへと組み合わされたり統合されたりしてもよく、あるいは、一部の機構が無視されたり実行されなかったりしてもよい。また、図示又は説明された相互結合又は直接結合又は通信接続は、装置又はユニットの間の何らかのインタフェース、間接結合又は通信接続によって実装されてもよいし、あるいは、電気的接続、機械的接続又はその他の形態の接続によって実装されてもよい。
別々の部分として記載されたユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、また、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一箇所にあってもよいし複数のネットワークユニットに分散されてもよい。それらユニットの一部又は全てが、この出願における実施形態のソリューションの目的を達成するように、実際の要求に応じて選択され得る。
また、この出願の実施形態における複数の機能ユニットが1つの処理ユニットへと統合されてもよく、あるいは、それらユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装されて、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、その統合ユニットはコンピュータ読み取り可能記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、この出願の技術的ソリューションは本質的に、又は先行技術に対して寄与する部分は、又は技術的ソリューションの全て又は一部は、ソフトウェアプロダクトの形態で実装され得る。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に格納されるとともに、この出願の実施形態にて記載された方法のステップの全て又は一部を実行するようにコンピュータ装置(これは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置、又はこれらに類するものとし得る)に命令する幾つかの命令を含む。上述の記憶媒体は、例えばUSBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
以上の説明は、単に、この出願の特定の実施形態であり、この出願の保護範囲を限定することを意図したものではない。この出願にて開示された技術範囲内で当業者によって容易に考え付かれる如何なる変更又は置換も、この出願の保護範囲に入るものである。故に、この出願の保護範囲は、請求項の保護範囲次第のものである。