JP7017206B2 - Filling material for expansion and contraction devices for bridges - Google Patents
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Description
特許法第30条第2項適用 1.株式会社橋梁メンテナンスが、平成29年11月7日に、株式会社日本ピーエス 菱野橋現場事務所にて、株式会社日本ピーエスの担当者に対し、本願発明に係る間詰め材についてリーフレットを配布して内容説明を行った。 2.株式会社橋梁メンテナンスが、平成29年12月12日に、東日本コンクリート株式会社 気仙大橋現場事務所にて、東日本コンクリート株式会社の担当者に対し、本願発明に係る間詰め材についてリーフレットを配布して内容説明を行った。 3.株式会社橋梁メンテナンスが、平成30年3月9日に、株式会社橋梁メンテナンス 南砺工場にて、東日本コンクリート株式会社の担当者ならびに株式会社ノナガセの担当者立会いのもと、本願発明に係る間詰め材について、道路ジョイントへの組み付け検査を実施、公開した。Application of
本発明は、橋梁用伸縮装置の間詰め材に関する。 The present invention relates to a packing material for a telescopic device for a bridge.
道路橋の床版のつなぎ目間には、車両などの荷重による撓みや温度変化などによる伸縮に対応するため橋梁用伸縮装置が用いられている。
橋梁用伸縮装置では、例えば一対の略三角形状の櫛歯部同士を噛み合わせて隙間を変化させることで橋軸方向への伸縮を許容し、車両などの走行性を確保している(特許文献1参照)。
一方、近年、自転車が車道の橋梁用伸縮装置上を走行する場面が増え、橋梁用伸縮装置の隙間を安全に走行できるようにする必要がある。
A stretch device for bridges is used between the joints of the decks of road bridges in order to cope with bending due to the load of vehicles and expansion and contraction due to temperature changes.
In the expansion / contraction device for bridges, for example, a pair of substantially triangular comb teeth are meshed with each other to change the gap, thereby allowing expansion / contraction in the direction of the bridge axis and ensuring the running performance of a vehicle or the like (Patent Documents). 1).
On the other hand, in recent years, the number of scenes in which a bicycle travels on a bridge expansion / contraction device on a roadway has increased, and it is necessary to enable the bicycle to safely travel in the gap of the bridge expansion / contraction device.
橋梁用伸縮装置の隙間を埋める間詰め材として、最大伸長時の隙間に樹脂を充填する工法がある。
また、スポンジなどの低反力の間詰め材を用いる方法もある。
さらに、特許文献2には、弾性体で長手方向に伸縮する蛇腹状の補填部材を形成し、橋梁用伸縮装置の櫛歯部の先端と底部との間に配置し、両端部をボルトで取り付けるようにしたものがある。
As a filling material for filling the gaps in the expansion / contraction device for bridges, there is a method of filling the gaps at the time of maximum extension with resin.
There is also a method of using a filling material having a low reaction force such as a sponge.
Further, in
橋梁用伸縮装置の間詰め材として樹脂を充填する工法では、隙間が収縮すると、樹脂を介して橋梁用伸縮装置に大きな反力が加わり、橋梁用伸縮装置自体を破損したり、樹脂が表面から飛び出し、自転車などの走行に支障を来すなどの問題がある。
また、スポンジなどの低反力の間詰め材を用いると、大きな反力は発生しないものの、強度が低く、伸縮変化への追従性が悪いという問題がある。
さらに、特許文献2の補填部材では、橋梁用伸縮装置への設置のためには、櫛歯部の先端と谷部にボルトによる固定が必要なため、施工に時間がかかるという問題がある。
In the construction method in which resin is filled as a filling material for the expansion and contraction device for bridges, when the gap shrinks, a large reaction force is applied to the expansion and contraction device for bridges via the resin, and the expansion and contraction device for bridges itself is damaged or the resin is removed from the surface. There are problems such as jumping out and hindering the running of bicycles.
Further, when a low reaction force padding material such as a sponge is used, although a large reaction force is not generated, there is a problem that the strength is low and the followability to the expansion / contraction change is poor.
Further, the supplement member of
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、隙間の収縮によって大きな反力が生じたり、表面に飛び出すことがなく、伸縮に対する追従性、施工性に優れる橋梁用伸縮装置の間詰め材を提供することを目的とする。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art. The purpose is to provide a padding material.
上記目的を達成するため、本発明に係る橋梁用伸縮装置の間詰め材は、
一対の櫛歯部同士を噛み合わせ橋軸方向への伸縮を許容する橋梁用伸縮装置の前記伸縮にともない変化する前記櫛歯部の周囲に形成される隙間に配設され弾性部材で形成される橋梁用伸縮装置の間詰め材であって、
前記櫛歯部の山部とこれと対向する前記櫛歯部の谷部との間に配設される本体部と、
隣接する前記本体部同士を前記山部および前記谷部で連結する端部連結部と、を備え、
前記本体部は、中空状の横断面形状とされて前記隙間に配設可能に形成され、
隣接する前記本体部の間は、前記橋軸方向の両端部を除く中間部を塞ぐ底板部が配設されている、
ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the filling material for the expansion / contraction device for bridges according to the present invention is
The pair of comb teeth are engaged with each other and are arranged in a gap formed around the comb teeth that change with the expansion and contraction of the expansion / contraction device for a bridge that allows expansion and contraction in the direction of the bridge axis, and are formed of an elastic member. It is a filling material for expansion and contraction devices for bridges.
A main body portion disposed between the peak portion of the comb tooth portion and the valley portion of the comb tooth portion facing the peak portion, and a main body portion.
It is provided with an end connecting portion that connects the adjacent main body portions at the mountain portion and the valley portion.
The main body portion has a hollow cross-sectional shape and is formed so as to be disposable in the gap.
A bottom plate portion that closes the intermediate portion excluding both ends in the bridge axial direction is arranged between the adjacent main body portions.
It is characterized by that.
前記本体部の間を塞ぐ前記底板部は、前記櫛歯部同士の接近により前記櫛歯部の前記谷部と干渉しない前記中間部に設けられていることが好ましい。 It is preferable that the bottom plate portion that closes between the main body portions is provided in the intermediate portion that does not interfere with the valley portion of the comb teeth portion due to the proximity of the comb teeth portions.
前記本体部および前記端部連結部は、前記櫛歯部同士の接近による圧縮によっても前記櫛歯部の表面から突き出さない高さに形成されていることが好ましい。 It is preferable that the main body portion and the end connecting portion are formed at a height that does not protrude from the surface of the comb tooth portion even by compression due to the proximity of the comb tooth portions.
前記端部連結部には、前記櫛歯部同士の接近による圧縮変形代を調整する変形調整部が形成されていることが好ましく、前記変形調整部は、前記端部連結部に形成する切り込みおよび/または調整穴で構成されることが好ましい。 It is preferable that the end connecting portion is formed with a deformation adjusting portion for adjusting the compression deformation allowance due to the proximity of the comb teeth to each other, and the deformation adjusting portion is formed with a notch and a notch formed in the end connecting portion. / Or preferably composed of adjusting holes.
前記間詰め材は、櫛歯部の各歯部の平面形状が、略三角形状、略台形状、略楕円弧形状のいずれかで構成されることが好ましい。 It is preferable that the filling material has a planar shape of each tooth portion of the comb tooth portion having a substantially triangular shape, a substantially trapezoidal shape, or a substantially elliptical arc shape.
前記間詰め材は、底板部の下面に滑り材を一体または別体で備えていることが好ましく、底板部の下面が凹凸形状に形成されるようにしても良い。 The padding material preferably has a sliding material integrally or separately on the lower surface of the bottom plate portion, and the lower surface of the bottom plate portion may be formed in an uneven shape.
本発明によれば、隙間の収縮によって大きな反力が生じたり、表面に飛び出すことがなく、伸縮に対する追従性、施工性に優れたものにすることができる。 According to the present invention, the shrinkage of the gap does not generate a large reaction force or jumps out to the surface, and it is possible to make the workability excellent in followability to expansion and contraction and workability.
以下、この発明の橋梁用伸縮装置の間詰め材の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の橋梁用伸縮装置の間詰め材10は、例えば図5に示すように、橋梁用伸縮装置1の一対の櫛歯部2,2同士を噛み合わせ、橋軸方向(紙面左右方向)への伸縮を許容する場合に、伸縮にともなって変化する櫛歯部2,2の周囲に形成されるジグザグの隙間3内に配設され、ジグザグの隙間3の変化に追従させて隙間3を埋めるようにするものであり、天然ゴム、合成ゴムや樹脂などの弾性部材で形成されている。
Hereinafter, embodiments of the packing material for the expansion / contraction device for bridges of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 5, for example, the
橋梁用伸縮装置1は、櫛歯部2の各歯部が平面形状が略三角形状に形成されており、先端の山部2aと基端の谷部2bとが所定の間隔を開けて対向するように床版のつなぎ目に配置される。櫛歯部2の下方に櫛歯部2と平行に止水材支持部4が設けられている。止水材5は、一対の櫛歯部2,2の下側を塞ぐように止水材支持部4,4の上に設置される。
したがって、この橋梁用伸縮装置1では、フェイスプレートを構成する櫛歯部2,2の各歯部の先端の山部2aと谷部2bとを噛み合わせるように1対の櫛歯部2,2を床版に取り付けることで、橋軸方向の伸縮によって櫛歯部2,2の隙間3が変化しても車両の走行性を確保することができる。さらに、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2,2同士の隙間3に、後述する間詰め材10を設置することで、自転車などの車両の走行性も確保することができる。
また、雨水などは、止水材支持部4上に設置した止水材5によって止水性が確保される。
なお、櫛歯部2の各歯部の形状(平面形状)は、略三角形状とする場合に限らず、略台形状、略楕円弧形状など他の形状であっても良く、一対の櫛歯部2同士を噛み合わせ橋軸方向に伸縮する場合に、櫛歯部2の周囲にジグザグや波形などの隙間3が形成され、その隙間3が略同一の幅で変化する形状であれば良い。
In the expansion /
Therefore, in this expansion / contraction device for
Further, for rainwater and the like, water stoppage is ensured by the
The shape (planar shape) of each tooth portion of the
間詰め材10は、図1などに示すように、橋梁用伸縮装置1の一対の櫛歯部2,2を噛み合わせた周囲に形成されるジグザグの隙間3を塞ぐように配設される。
間詰め材10は、櫛歯部2の歯部の先端の山部2aとこれと対向する櫛歯部2の基端の谷部2bとの間のジグザグの隙間3の直線部分を構成する本体部20と、隣接するV字状に配置される2本の本体部20同士を櫛歯部2の先端の山部2a同士、または谷部2b同士を連結する端部連結部30と、を備えている。また、本体部20は、中空状の横断面形状とされて隙間3に配設可能に形成され、隣接する本体部20の間は、橋軸方向の両端部を除く中間部を塞ぐ底板部40が配設されて構成されている。すなわち、底板部40は、間詰め材10の橋軸方向の全体ではなく、両端部を除いた中間部にのみ設けられて本体部20の間の下端を塞ぐように形成されている。
As shown in FIG. 1, the packing
The filling
本体部20は、両側の側壁部20aを備えて横断面形状が略逆U字状でアーチ状とされた中空に形成され、底部に溝状の開口部21が形成されている。
本体部20には、一方側の側壁部20aの下端と、隣接する本体部20の他方側の側壁部20aの下端との間を塞ぐように底板部40が配設され、橋軸方向の両端部を除く中間部に底板部40が配設されている。
すなわち、隣接する本体部20の間は、橋軸方向の中間部のみを塞ぐように底板部40が設けられ、本体部20は、両端部を除く中間部に形成された底板部40から上方に、略逆U字状に突き出すようになっている。これにより、間詰め材10の底面は、本体部20同士の間が底板部40で塞がれ、本体部20には、溝状の開口部21が形成された状態になっている。
間詰め材10は、本体部20をアーチ状に形成することで、上方からの荷重に対する強度を確保すると同時に、櫛歯部2に加わる圧縮による反力を抑制できるようにしている。
The
The
That is, a
By forming the
端部連結部30は、本体部20の先端の山部2a同士や基端の谷部2b同士を端部で連結する部分である。端部連結部30は、平面形状が略V字状に形成されてV字状の谷部分の先端部が塞がれており、谷部分と反対側の2つの端部は、それぞれ開口した状態に形成されている。端部連結部30は、平面形状が略V字状の中空部が両側の側壁部30aと内側の仕切り壁部30bとの壁部で両側に横断面形状が略逆U字状でアーチ状の2つの中空部が形成され、先端部ほど中空部が狭くなっている。端部連結部30の谷部分と反対側の2つの開口には、それぞれ隣接する本体部20が一体に連結されて中空部同士が連通されている。端部連結部30は、本体部20と同様に、底板部40からは、上方に突き出した略逆U字状でアーチ状になっている。底部分には、開口部31が形成されており、端部連結部30の開口部31が本体部20による溝状の開口部21とつながっている。開口部21,31は、先端部ほど狭くなって開口部21,31同士が連通した状態になっている。
これにより、間詰め材10は、平面形状が略V字状のジグザグに形成され、両端部が端部連結部30で連結され、端部連結部30の中間部が本体部20となっており、本体部20同士の間の両端部を除く中間部が底板部40で連結されて塞がれた状態となっている。
端部連結部30は、横断面形状をアーチ状に形成することで、本体部20と同様に、上方からの荷重に対する強度を確保すると同時に、櫛歯部2に加わる圧縮による反力を抑制できるようにしている。
The
As a result, the packing
By forming the cross-sectional shape of the
底板部40は、隣接する本体部20の間の橋軸方向の両端部を除く中間部を塞ぐように本体部20に連続して形成される。
本体部20は両端部が端部連結部30で連結されており、底板部40は、間詰め材10の橋軸方向の両端部を除く中間部のジグザグの外側空間を塞ぐ板状に本体部20と一体に形成されている。
底板部40は、櫛歯部2の下側に配設されて止水材5の上面に敷き込まれるように取り付けられ、本体部20および端部連結部30を橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2同士の隙間3内に位置させることができるようにする。
これにより、間詰め材10は、本体部20および端部連結部30が、アーチ状の横断面形状とされて底板部40から上方に突き出してジグザグの隙間3に配設され、隙間3の変化にかかわらず塞ぐことが可能となっている。また、間詰め材10は、ボルトなどで固定することなく、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2の下側の止水材5上に設置することができる。
さらに、底板部40によって櫛歯部2同士の隙間3から間詰め材10自体が抜け出すことを抑制する。
The
Both ends of the
The
As a result, in the filling
Further, the
間詰め材10の底板部40の形成範囲は、橋軸方向の両端部を除く中間部であり、具体的には、櫛歯部2,2同士の接近より櫛歯部2,2の谷部2bと干渉しない中間部に設けられる。
底板部40は、橋梁用伸縮装置1に設置した状態では、図7に片側を模式的に示すように、櫛歯部2が標準時の状態(同図(b)参照)から最大離間状態まで広がったり(同図(a)参照)、最小接近状態まで狭まったりしながら(同図(c)参照)底板部40上を移動する。櫛歯部2が底板部40上を移動する場合に、櫛歯部2同士の隙間3が狭くなると、櫛歯部2の底面2cと間詰め材10の底板部40とが接触するおそれがある(図5,6参照)。
この櫛歯部2の底面2cが底板部40の上面と接触すると、底板部40は、止水材5で下側が押さえられているため(図5参照)逃げ場がなく隙間3の上方(解放側)に変位する(図5,6参照)。
上方に変位した間詰め材10は、図8に模式的に示すように、櫛歯部2の谷部2bのV字状の両側壁に挟まれ、挟まれた部分は盛り上がるように見え、挟まれることによる抵抗力で橋軸方向への変位ができなくなって谷底部に隙間が形成される。この結果、櫛歯部2の谷部2bの先端(谷底部)の隙間が盛り上がった部分に対して沈み込むように見える現象が生じる。
The formation range of the
When the
When the
As schematically shown in FIG. 8, the upwardly displaced filling
そこで、底板部40を、橋軸方向の両端部を除く中間部だけに形成することで、櫛歯部2との干渉を防止できるようにしている。
特に、櫛歯部2は、底面2cが先端の山部2aの板厚さが薄く、基端の谷部2bの板厚さが厚いテーパ状に形成することで、間詰め材10との摩擦を小さくするようにしていることもあり、板厚さが厚い部分と干渉すると、間詰め材10のスムーズな変位を確保することができなくなるが、底板部40を中間部に形成することでスムーズな変位を確保することができる。
Therefore, by forming the
In particular, the
このような間詰め材10では、本体部20および端部連結部30の横断面における幅(アーチ状の外側の幅)wと高さ(アーチ状の外側の高さ)h1,h2は次のように設定される。
本体部20および端部連結部30の幅wは、側壁部20aの間隔、または側壁部30aの間隔に相当し、同一の幅wに形成してある(図4(b),(c)参照)。
間詰め材10の幅(先端の山部2aと基端の谷部2bの間の距離)Wは、櫛歯部2が離間した状態で、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2と間詰め材10との間に隙間3aができても橋梁用伸縮装置1上を自転車などの車両が走行しても支障なく走行できる幅W2に設定してある(図6(b)参照)。なお、W1は、櫛歯部2が接近した状態での幅である。
間詰め材10のアーチ状の高さは、本体部20がh1と高く、端部連結部30がh2とわずかに低く形成してある(図4(a)参照)。間詰め材10の高さh1,h2は、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2同士が接近して圧縮された場合(図6(a)参照)でも、櫛歯部2の表面から飛び出すことがないように設定してある。これと同時に、櫛歯部2が離間した状態(図6(b)参照)でも橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2上を自転車などの車両が走行しても支障なく走行できる高さh2に設定してある。
In such a
The width w of the
The width (distance between the
The arch-shaped height of the packing
この間詰め材10では、端部連結部30が両側の側壁部30aと中間の仕切り壁部30bとを備えることから、本体部20の両側の側壁部20aだけの場合に比べて圧縮された場合の剛性が高くなっている。そこで、端部連結部30には、圧縮変形代を調整するための変形調整部50が設けてある。
変形調整部50は、図2に示すように、仕切り壁部30bの上面から下面に向けて形成された底付きの調整穴51と、この調整穴51に一端が連通し、他端がV字の開口側に開口する切り込み52とで構成されている。
これら調整穴51の大きさや深さ、あるいは切り込み52の幅や深さによって仕切り壁部30bの剛性を変えることができ、端部連結部30の変形代を調整することができる。
すなわち、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2同士が接近して端部連結部30が圧縮された状態で、櫛歯部2の表面に飛び出すことがないようにし、しかも櫛歯部2で圧縮されることによる反力が櫛歯部2の構造上支障のないように変形代が調整される。
なお、この端部連結部30に設ける変形調整部50は、間詰め材10に必ず必要とするものではなく、橋梁用伸縮装置1の使用条件などにより適宜採用すれば良い。
In this packing
As shown in FIG. 2, the
The rigidity of the
That is, in a state where the
The
このように構成した橋梁用伸縮装置の間詰め材10は、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2同士の隙間3を最大限に広げた状態とし、止水材支持部4に取り付けてある止水材5の上面に敷き込むように取り付ける。
これにより、ボルトによる取り付けや接着処理が不要であり、簡単に設置でき、施工性を確保することができる。
一方、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2の間隔が伸縮により狭くなっても間詰め材10が追従して変形し、間詰め材10が表面に飛び出すことがなく、櫛歯部2の間隔が広くなっても間詰め材10が追従して元に戻るように変形し、間詰め材10と一方の櫛歯部2との間に例え、隙間3aが形成されても自転車などの車両の走行に支障が生じないようにしてあり、追従性を確保することができる。
また、間詰め材10では、底板部40を、橋軸方向の両端部を除く中間部にだけに形成することで、櫛歯部2との干渉を防止することができる。
すなわち、櫛歯部2は、底面2cが先端の山部2aの板厚さ(鉛直方向の板厚)が薄く、基端の谷部2bの板厚さが厚くされてテーパ状(鉛直方向の形状においてテーパ状)に形成することで、間詰め材10との摩擦を小さくするようにしていることもあり、板厚さが厚い部分と干渉すると、間詰め材10のスムーズな変位を確保することができなくなるが、底板部40を中間部に形成することでスムーズな変位と変形状態とを確保している。
なお、間詰め材10が止水材5上で滑るように移動すれば、櫛歯部2の伸縮により上記隙間3aが間詰め材10の両側に分散されて小さくなり、一層自転車などの車両の走行に支障が生じないようになる。
The filling
As a result, it is not necessary to attach or bond with bolts, it can be easily installed, and workability can be ensured.
On the other hand, even if the distance between the
Further, in the packing
That is, the
If the filling
次に、このような間詰め材10では、止水材5上で滑るように間詰め材10が移動すれば、橋梁用伸縮装置1の櫛歯部2の伸縮に対する追従性が向上し、間詰め材10の両側に隙間3が分散されるようになり、自動車や自転車などの車両の走行性が向上する。
そこで、間詰め材10の底板部40の下面に滑り材を一体または別体に設けて追加したり、凹凸形状を設けてメッシュ構造とすることが好ましい。
滑り材としては、例えば低摩擦樹脂シートを接着などで取り付けたり、重ねるようにする。
凹凸形状としては、多数の球面状の突起を設けたり、半円形状の突条を設けたり、あるいはメッシュ構造とすれば良い。
Next, in such a filling
Therefore, it is preferable to add a sliding material integrally or separately on the lower surface of the
As the sliding material, for example, a low-friction resin sheet is attached or stacked by adhesive.
As the uneven shape, a large number of spherical protrusions may be provided, a semicircular protrusion may be provided, or a mesh structure may be used.
以上実施の形態とともに、詳細に説明したように、本発明の橋梁用伸縮装置の間詰め材10によれば、一対の櫛歯部2同士を噛み合わせ橋軸方向への伸縮を許容する橋梁用伸縮装置1の伸縮にともない変化する櫛歯部2の周囲に形成される隙間3に配設され弾性部材で形成される橋梁用伸縮装置1の間詰め材10であって、櫛歯部2の山部2aとこれと対向する櫛歯部2の谷部2bとの間に配設される本体部20と、隣接する本体部20同士を山部2aおよび谷部2bで連結する端部連結部30と、を備え、本体部20は、中空状の横断面形状とされて隙間3に配設可能に形成され、隣接する本体部20の間は、橋軸方向の両端部を除く中間部を塞ぐ底板部40が配設されているので、隙間3の収縮によって大きな反力が生じたり、表面に飛び出すことがなく、伸縮に対する追従性、施工性に優れたものとすることができる。また、間詰め材10は、橋軸方向の両端部を除く中間部に底板部40を備えているので、櫛歯部2と底板部40が干渉することを防止して隙間3を塞ぐことができる。
また、間詰め材10は、ボルトや接着処理などを必要とせずに、抜け出しを防止して橋梁用伸縮装置1に設置した状態を保持することができる。
As described in detail with the above embodiments, according to the packing
Further, the packing
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、本体部20の間を塞ぐ底板部40は、櫛歯部2同士の接近より櫛歯部2の谷部2bと干渉しない中間部に設けられているので、櫛歯部2同士が接近しても櫛歯部2と底板部40が干渉することを防止でき、隙間を生じたり上方に突き出すことなく櫛歯部2同士の隙間3を塞ぐことができる。これにより、自動車や自転車などの車両の走行安全性を確保することができる。
Further, in the packing
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、本体部20および端部連結部30は、櫛歯部2同士の接近による圧縮によっても櫛歯部2の表面から突き出さない高さに形成されているので、自動車や自転車などの車両の走行安全性を確保することができる。
Further, in the packing
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、端部連結部30には、櫛歯部2同士の接近による圧縮変形代を調整する変形調整部50が形成されているので、櫛歯部2によって圧縮されても変形にともなう反力を一層小さくすることができる。
Further, in the filling
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、変形調整部50は、端部連結部30に形成する切り込み52および/または調整穴51で構成されているので、これら切り込み52や調整穴51によって簡単に変形代を調整することができる。
Further, in the filling
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、櫛歯部2の各歯部の平面形状が、略三角形状、略台形状、略楕円弧形状のいずれかで構成されているので、各歯部の周囲の隙間3に間詰め材10を配置することができる。
Further, in the filling
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、底板部40の下面に滑り材を一体または別体で備えているので、間詰め材10を止水材5の表面で滑らすことができ、伸縮にともなう追従性を一層向上することができる。
Further, in the filling
また、橋梁用伸縮装置の間詰め材10では、底板部40の下面が凹凸形状に形成されているので、この凹凸形状によっても伸縮にともなう追従性を向上することができる。
Further, in the packing
なお、上記の実施の形態では、間詰め材10を橋梁用伸縮装置1のジグザグの隙間3に設置する場合を例に説明したが、櫛歯部2の形状によって隙間3の形状が異なる場合には、間詰め材10の形状も隙間3に対応する形状に形成して設置すれば良い。
In the above embodiment, the case where the packing
1 橋梁用伸縮装置
2 櫛歯部
2a 山部
2b 谷部
2c 底面
3 隙間
3a 隙間
4 止水材支持部
5 止水材
10 間詰め材
20 本体部
20a 側壁部
21 開口部
30 端部連結部
30a 側壁部
30b 仕切り壁部
31 開口部
40 底板部
50 変形調整部
51 調整穴
52 切り込み
1 Telescopic device for
Claims (8)
前記櫛歯部の山部とこれと対向する前記櫛歯部の谷部との間に配設される本体部と、
隣接する前記本体部同士を前記山部および前記谷部で連結する端部連結部と、を備え、
前記本体部は、中空状の横断面形状とされて前記隙間に配設可能に形成され、
隣接する前記本体部の間は、前記橋軸方向の両端部を除く中間部を塞ぐ底板部が配設されている、
ことを特徴とする橋梁用伸縮装置の間詰め材。 The pair of comb teeth are engaged with each other and are arranged in a gap formed around the comb teeth that change with the expansion and contraction of the expansion / contraction device for a bridge that allows expansion and contraction in the direction of the bridge axis, and are formed of an elastic member. It is a filling material for expansion and contraction devices for bridges.
A main body portion disposed between the peak portion of the comb tooth portion and the valley portion of the comb tooth portion facing the peak portion, and a main body portion.
It is provided with an end connecting portion that connects the adjacent main body portions at the mountain portion and the valley portion.
The main body portion has a hollow cross-sectional shape and is formed so as to be disposable in the gap.
A bottom plate portion that closes the intermediate portion excluding both ends in the bridge axial direction is arranged between the adjacent main body portions.
A filling material for bridge expansion and contraction devices, which is characterized by this.
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 The bottom plate portion that closes between the main body portions is provided in the intermediate portion that does not interfere with the valley portion of the comb teeth portion due to the proximity of the comb teeth portions.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1または2に記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 The main body portion and the end connecting portion are formed at a height that does not protrude from the surface of the comb teeth portion even by compression due to the proximity of the comb teeth portions.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to claim 1 or 2, wherein the material is used.
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 A deformation adjusting portion for adjusting the compression deformation allowance due to the proximity of the comb teeth portions is formed in the end connecting portion.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to any one of claims 1 to 3.
ことを特徴とする請求項4に記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 The deformation adjusting portion is composed of a notch and / or an adjusting hole formed in the end connecting portion.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to claim 4.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 In the packing material, the planar shape of each tooth portion of the comb tooth portion is formed of any of a substantially triangular shape, a substantially trapezoidal shape, and a substantially elliptical arc shape.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to any one of claims 1 to 5.
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 The padding material is provided with a sliding material integrally or separately on the lower surface of the bottom plate portion.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to any one of claims 1 to 6, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の橋梁用伸縮装置の間詰め材。 In the padding material, the lower surface of the bottom plate portion is formed in an uneven shape.
The filling material for a telescopic device for a bridge according to any one of claims 1 to 7.
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