JP7005764B2 - 靴のアッパー、及び靴のアッパーの製造方法 - Google Patents
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Description
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体と、前記領域に配置されたフィルムとを備え、前記フィルムの少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上である。
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体を用意する用意ステップと、
少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であるフィルムを、前記アッパー本体の前記領域に配置する配置ステップと、
前記アッパー本体を足型又は足に装着させる装着ステップと、
前記配置ステップ及び前記装着ステップの後に、前記フィルムが配置されたアッパー本体を加熱し、それによって前記フィルムを前記足型又は足に沿うように収縮させる、加熱ステップと
を備えている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るアッパー2を備えた靴1を示したものである。
図1に示すように、靴1は、アッパー2と、靴底3とを有している。
本明細書において、ある物体又はその領域が伸縮性を有するとは、外力が加えられていない静止状態にある該物体又は領域が、所定の方向に引張力が加えられることにより該物体又は領域が該方向に伸長可能であり、かつ、該引張力がなくなり再び静止状態にされた際に、該物体又は領域が元の形状に戻ることを意味する。例えば、伸縮性について限定するものではないが、アッパー本体21に備えられた伸縮性を有する領域は、静止状態に対して110%以上、場合により120%以上、好ましくは150%以上の長さとなるまで引張方向に伸長することが可能である。
具体的には、本実施形態のアッパー本体21の上部には、着用者の足首の上部及び足の甲の一部を露出させる位置に、開口部Oが設けられており、このアッパー本体21に設けられた開口部Oのうち、足の甲の一部を露出させる部分OFを覆うように、シュータン22が設けられている。シュータン22は、アッパー本体21に縫製されること等により、アッパー本体21に固定されている。
シューレース23は、アッパー本体21の開口部OFの周縁に設けられた複数の孔部に挿通されて配されている。シューレース23は、シュータン22が設けられた部分の開口部OFの周縁を、幅方向において互いに引き寄せるための部材であり、アッパー本体21に着用者の足が挿入された状態においてシューレース23を締め付けることにより、アッパー本体21を足に密着させることができる。
なお、アッパー2は、必ずしもシュータン22及びシューレース23を備えていなくてもよい。例えば、アッパー本体21は、シューレース23に代えて面ファスナーによって足に密着させられるように構成されていてもよい。また、アッパー本体21は、シュータン22を備えないソック状のアッパー本体であってもよい。
なお、本実施形態のアッパー本体21は、図1に示すように、靴型(図示せず)の外表面に沿う立体的な形状を備えた上記繊維シートを備えており、そのため、該繊維シート上の任意の領域が、伸縮性を有する領域となる。
なお、図1~図5では、簡素化のため、フィルム25の形状を略矩形形状として図示しているが、フィルム25は、その縁部がアッパー本体21の表面の湾曲に沿うように曲線状にカットされていることが好ましい。
なお、図1及び図2では、フィルム25の両端はアッパー本体21の内足側及び外足側端部付近で縫い止められているが、フィルム25の両端の縫い止め位置は、両端部よりも幅方向中央寄りであってもよい。また、フィルム25は、その両端以外の位置で追加的にアッパー本体21に固定されていてもよく、例えば、フィルム25は、アッパー本体21の幅方向略中央に追加的に縫い止められていてもよい。
また、フィルム25は上記範囲の一部のみ配置されてもよい。例えば、フィルム25は、内足側及び外足側端部付近のみに配されていてもよく、開口部O端部の位置に対応する位置付近のみに配されていてもよい。
また、フィルム25の配置は、甲領域TFの範囲内において、図1及び3に図示される範囲を超えて前後方向に延びていてもよい。
本実施形態では、該一方向は、靴1の幅方向であり、フィルム25は、アッパー本体21の甲領域TFに配された状態において、幅方向に30%以上の熱収縮性を有している。
フィルムの熱収縮率をX(%)とし、熱収縮前のフィルムの接合部間の長さを(Lf)とした場合、下記のような関係を満たせば前記フィルムの熱収縮によってアッパー2のフィッティング性を向上させることができる。
[(Lf-Lu)/Lf]<(X/100)
そのため、フィルム25は、アッパー本体21の外表面に沿うように接合されてもよく、接合箇所の間の部分がアッパー本体21から離れるように接合されてもよい。
熱収縮した後の前記フィルム(以下、収縮フィルム25Aとも称する)によってフィッティング性の向上のみならず補強効果を発揮させる意味では、熱収縮前のフィルム25は、より高い収縮率で熱収縮可能な状態でアッパー本体21に接合されていることが好ましい。
本実施形態においては、それぞれ上方に向かって山なりに撓んだ状態でアッパー本体21に接合されている。
熱収縮前のフィルム25の接合部間の長さ(Lf)は、前記距離(Lu)の2.5倍以下であることが好ましく、2倍以下であることがより好ましい。
また、フィルム25は、好ましくは30秒以下、より好ましくは10秒以下の間、上記所定の温度とされた際に、上記の熱収縮率で熱収縮し得る。
このようなフィルム25を用いると、該フィルムを熱収縮させるための後の加熱工程を比較的低温かつ/又は短時間で行うことができるため、比較的簡易な設備によりアッパー2を加熱することが可能になる。加えて、加熱工程において、フィルム25以外のアッパー2及び他の靴1を構成する部材、及び、設備内に含まれる他の要素(例えば、靴1の着用者の足)が受け得る高熱の影響を小さくすることができる。
なお、フィルム25は、該一方向における熱収縮率が30%以上である限り、該他方向(例えば、靴1の長さ方向)において熱収縮しなくてもよく、代わりに熱膨張してもよい。
また、フィルム25の曲げ剛性は、熱収縮後においてアッパー本体21の形状を安定的に保持させるため、アッパー本体21の曲げ剛性よりも高いことが好ましい。
もっとも、本実施形態のように、フィルム25が外表面上に配されると共にその両端部のみが外表面に接合されている場合には、フィルム25が上方に向かって撓むことによりフィルム25の余剰の長さを上方に逃がすことができるため、好ましい。
具体的には、まず、フィルム25の熱収縮率が30%以上となる方向がアッパー本体21の幅方向となるように、アッパー本体21上におけるフィルム25の向きを決定する。ここで、フィルム25の熱収縮率が異方性を有している場合には、フィルム25の熱収縮率がより大きい方向がアッパー本体21の幅方向となるように、フィルム25の向きを決定する。
次に、フィルム25の一方の幅方向端部をアッパー本体21の外表面と接触させ、この接触させた位置においてアッパー本体21に縫い付ける。その後、フィルム25の他方の幅方向端部を、既に縫い合わせた一方の幅方向端部に向かって動かし、フィルム25のこれら両端部間の領域を上方に向かって山なりに撓ませた状態で、該他方の幅方向端部をアッパー本体の外表面と接触させ、この接触させた位置においてアッパー本体21に縫い付ける。
このような方法によって、内足側及び外足側端部がアッパー本体21の内足側及び外足側に接合された1枚のフィルム25を備えたアッパー2を作製する。
例えば、アッパー本体21が、アッパー2と靴底3とを備えた靴1の一部を構成している場合には、靴1を適切なサイズの足型又は足Fに普通に履かせることによって、アッパー本体を足型又は足Fに容易に装着させることができる。
あるいは、アッパー本体21の内表面を、任意の方法によって使用される足型又は足の表面に仮留めすることによって、アッパー本体21を該足型又は足Fに略密着させた状態で装着させてもよい。
このようにして熱収縮した収縮フィルム25Aは、足型又は足Fの当該領域の形状に合致した形状を保持することができる。また、収縮フィルム25Aは、その比較的高い剛性によって、アッパー本体21の当該領域を補強するように機能することができる。
ここで、アッパー本体21が着用者の足に装着された状態で加熱される場合には、熱による着用者の足への負担を小さくするため、フィルム25を熱収縮させることが可能である限りの低い温度及び短い時間で加熱を完了させることが好ましい。その場合には、熱の影響を抑制するため、断熱性の高められた靴下等の断熱材を着用者の足に装着させた状態で、アッパー本体21を装着させてもよい。
あるいは、アッパー本体21は、フィルム25を熱収縮させることが可能な温度に設定されたオーブン等の加熱室内に所定の時間置かれることによって加熱されてもよい。ここで、アッパー本体21が着用者の足に装着された状態で加熱される場合には、アッパー本体21及び着用者の足を加熱室内に導入して、そこでアッパー本体21を加熱してもよい。
このようにして製造されたアッパー2Aは、収縮フィルム25Aの配された領域において、使用された足型又は足Fの形状に合致する形状を保持することができる。そのため、使用された足型又は足に対するフィッティング性が高められたアッパー2Aを得ることができる。さらに、収縮フィルム25Aの比較的高い剛性によって、アッパー本体21の当該領域が補強されたアッパー2Aを得ることができる。
フィルム25の配置位置もまた、アッパー本体21の外表面上に限定されず、例えば靴1に関して述べたように、アッパー本体21の伸縮性を有する任意の領域に配されてもよい。
図6は、本発明の第2実施形態に係るアッパー2を備えた靴1を示したものである。
アッパー2が備える伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体21は、第1実施形態と同様に、靴型(図示せず)の外表面に沿う立体的な形状を備えた伸縮性を有する繊維シートを備えており、そのため、該繊維シート上の任意の領域が、伸縮性を有する領域となっている。
具体的には、図7に示されるように、アッパー本体21本体の土踏まず領域AFを少なくとも構成する繊維シートが、アッパー本体21の内表面側に設けられた繊維シート層21Aと、アッパー本体21の外表面側に設けられた繊維シート層21Bとを備えており、フィルム25は、これら2つの重ね合わされた繊維シート層21A及び21Bの間に固定的に又は移動可能に配されている。
図7に示されるように、フィルム25の下方側端部は、アッパー本体21の下方端部(アッパー2が靴底3に接合される際における接合部付近)にできるだけ近くに位置することが好ましい。また、フィルム25の上方側端部は、土踏まず領域AFがアッパー本体21の内部に向かって凹む最内点を結んだ靴1の長さ方向に延びるラインの位置よりも、上方に位置することが好ましい。
本実施形態のように、フィルム25がアッパー本体21の土踏まず領域AFに配される場合には、フィルム25は、靴1の長さ方向における両端部において、縫い目が靴1の幅方向に形成されるように縫い止められることによって、アッパー本体21の繊維シートの内部に接合されることが好ましい。
このように、本実施形態では、アッパー本体21の上記構成により、アッパー本体21の使用者となる者の嗜好に応じて選択したフィルム25を、該領域に容易に配置することができる。
任意には、該ステップにおいて、フィルム25を繊維シート層21Aと21Bとの間に挿入した後、上述の任意の手段でフィルム25を当該位置にて固定してもよい。
図8に示されるように、熱収縮後のフィルム25Aは、足又は足型Fの土踏まずの内足側における凹形状に沿って収縮しており、負の曲率を備えた形状を備える。また、図9に示されるように、熱収縮後のフィルム25Aは、足又は足型Fの土踏まずの内足側の足の縦アーチを支えるように湾曲した形状を備える。
このように、熱収縮後のフィルム25Aを備えたアッパーを備えた靴によれば、着用者の足の土踏まずの内足側の足の縦アーチが、望ましい位置よりも下方へと落込むことを抑制するように、着用者の足の土踏まずをフィルム25Aによって支持することができる。
本発明のアッパーは、アッパー本体の形状を保持させることが望まれる領域に上記の熱収縮フィルムを配置することにより、容易に作製され得る。そのため、該アッパーを備えた靴の使用者となる者の嗜好に応じて選択されたフィルムを備えた本発明のアッパーを、例えば該アッパーを備えた靴が購入されたその場で、容易に提供することができる。
さらには、本発明のアッパーでは、アッパー本体にフィルムを着脱可能に配置することも可能である。その場合には、一度取り付けられたフィルムを必要な時に取り外して、改めてフィッティング性を調整することができるという利点もある。
好ましくは、前記フィルムの厚みは、10~100μmである。
あるいは、前記アッパー本体の前記領域は、少なくとも2つの層を備えており、前記フィルムは、前記2つの層の間に配されていてもよい。その場合には、該フィルムの熱収縮に伴うアッパー本体の伸縮を小さくすることができる。また、フィルムが外表面に露出していないのでフィルムが傷つきにくい。
このとき、前記靴における幅方向での前記フィルムの熱収縮率は、前記靴における長さ方向での前記フィルムの熱収縮率よりも大きいことが好ましい。その場合には、該フィルムの熱収縮に伴うアッパー本体の伸縮が制御し易くなる。
本発明のアッパーの製造方法によれば、熱収縮フィルムが配置されたアッパー本体を、例えば該アッパー本体を備えた靴が購入されたその場で加熱することにより、該フィルムが配置された領域の形状が足型又は足の形状に沿って保持されたアッパーを簡便かつ容易に製造することができる。
さらには、配置ステップにおいて、アッパー本体にフィルムを着脱可能に配しておき、加熱ステップの前にフィッティング性を確認した後、必要であれば一度取り付けられたフィルムを取り外して、改めてフィッティング性を調整することができるという利点もある。
このとき、前記加熱ステップにおいて、前記フィルムは、前記靴における長さ方向よりも幅方向に大きく収縮することが好ましい。その場合には、該フィルムの熱収縮に伴うアッパー本体の伸縮が制御し易くなる。
フィルム25は、図11に示されるように、アッパー本体の全体にわたってストライプ状に配されてもよく、図12に示されるように、アッパー本体の全体にわたってスポット状に配されてもよい。このとき、アッパー本体に配されるフィルム25の密度をアッパー本体の領域ごとに調節することにより、フィルム25が熱収縮した後に製造されるアッパーにおいて所望の剛性分布を付与できるようにしてもよい。例えば、フィルム25を熱収縮させた際にアッパー本体の強度を高めたい領域において、アッパー本体に配されるフィルム25の密度が他の領域に比較して高められていてもよい。
Claims (15)
- 靴のアッパーであって、
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体と、前記領域に着脱可能に配置されたフィルムとを備え、前記フィルムの少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であり、
前記フィルムは、前記一方向における両端部において前記アッパー本体に接合されている、アッパー。 - 靴のアッパーであって、
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体と、前記領域に着脱可能に配置されたフィルムとを備え、前記フィルムの少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であり、
前記アッパー本体の前記領域は、少なくとも2つの層を備えており、
前記フィルムは、前記2つの層の間に配されている、アッパー。 - 靴のアッパーであって、
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体と、前記領域に着脱可能に配置されたフィルムとを備え、前記フィルムの少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であり、
前記フィルムの前記一方向における熱収縮率と、前記フィルムの前記一方向とは異なる他方向における熱収縮率とは、異なっている、アッパー。 - 靴のアッパーであって、
伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体と、前記領域に着脱可能に配置されたフィルムとを備え、前記フィルムの少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であり、
前記フィルムは、前記靴における幅方向での熱収縮率が、前記靴における長さ方向での熱収縮率よりも大きい、アッパー。 - 前記フィルムの前記一方向における熱収縮率が30%以上となる温度は、50℃以上150℃以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のアッパー。
- 前記フィルムの厚みは、10~100μmである、請求項1~5のいずれか1項に記載のアッパー。
- 前記フィルムは、前記フィルムの前記一方向における両端部において前記アッパー本体に接合されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のアッパー。
- 前記フィルムの少なくとも一部は、前記アッパー本体の外表面側に露出している、請求項1、3~7のいずれか1項に記載のアッパー。
- 伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体を用意する用意ステップと、
少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であるフィルムを、前記アッパー本体の前記領域に配置する配置ステップと、
前記アッパー本体を足型又は足に装着させる装着ステップと、
前記配置ステップ及び前記装着ステップの後に、前記フィルムが配置されたアッパー本体を加熱し、それによって前記フィルムを前記足型又は足に沿うように収縮させる、加熱ステップと
を備え、
前記配置ステップにおいて、前記フィルムの前記一方向における両端部において前記フィルムを前記アッパー本体に接合する、靴のアッパーの製造方法。 - 伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体を用意する用意ステップと、
少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であるフィルムを、前記アッパー本体の前記領域に配置する配置ステップと、
前記アッパー本体を足型又は足に装着させる装着ステップと、
前記配置ステップ及び前記装着ステップの後に、前記フィルムが配置されたアッパー本体を加熱し、それによって前記フィルムを前記足型又は足に沿うように収縮させる、加熱ステップと
を備え、
前記アッパー本体の前記領域は、少なくとも2つの層を備えており、
前記配置ステップでは、前記フィルムを、前記2つの層の間に配する、靴のアッパーの製造方法。 - 伸縮性を有する領域を備えたアッパー本体を用意する用意ステップと、
少なくとも一方向における熱収縮率が30%以上であるフィルムを、前記アッパー本体の前記領域に配置する配置ステップと、
前記アッパー本体を足型又は足に装着させる装着ステップと、
前記配置ステップ及び前記装着ステップの後に、前記フィルムが配置されたアッパー本体を加熱し、それによって前記フィルムを前記足型又は足に沿うように収縮させる、加熱ステップと
を備え、
前記加熱ステップにおいて、前記フィルムは、前記靴における長さ方向よりも幅方向に大きく収縮する、靴のアッパーの製造方法。 - 前記装着ステップにおいて、前記アッパーを備えた靴を使用することになる使用者の足に前記アッパーを装着させる、請求項9~11のいずれか1項に記載のアッパーの製造方法。
- 前記加熱ステップにおいて、前記アッパー本体を150℃以下の温度で30秒以下の間だけ加熱する、請求項9~12のいずれか1項に記載のアッパーの製造方法。
- 前記加熱ステップにおいて、前記アッパー本体を温風を用いて加熱する、請求項9~13のいずれか1項に記載のアッパーの製造方法。
- 前記配置ステップにおいて、前記フィルムは、前記アッパー本体の甲領域又は土踏まず領域の少なくとも一方に配置される、請求項9~14のいずれか1項に記載のアッパーの製造方法。
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