JP7003766B2 - 相続割合算出装置、相続割合算出方法、及び制御プログラム - Google Patents

相続割合算出装置、相続割合算出方法、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、相続割合算出装置、相続割合算出方法、及び制御プログラムに関する。
相続人を特定するプログラムが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されている相続人特定プログラムは、適用法が異なる複数世代にわたって相続人を特定することができる。
特開2017-102726号公報
しかしながら、相続人を特定したとしても、遺言書がない場合、あるいは遺言書があっても遺産分割の指定がない場合、遺産をどのように分割するかは、相続人全員の協議(遺産分割協議)によって決定される。このため、相続人全員が納得できるような遺産相続の割合を決めることは難しい。
本発明者は、遺産分割協議において相続人全員が納得できるような相続割合を決定することの難しさが、相続割合の決定において客観的な指標となる、被相続人に対する各相続人による貢献度を算出できていないことに起因することを見出した。そして、本発明者は、被相続人に対する各相続人による貢献度を算出して、該貢献度に基づいて相続割合を算出することにより、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できることを見出した。
本開示の目的は、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できる、相続割合算出装置、相続割合算出方法、及び制御プログラムを提供することにある。
第1の態様にかかる相続割合算出装置は、被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得する取得部と、前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出する貢献度算出部と、前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する相続割合算出部と、を具備する。
第2の態様にかかる相続割合算出方法は、相続割合算出装置によって実行される相続割合算出方法であって、被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する。
第3の態様にかかる制御プログラムは、被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、処理を、相続割合算出装置に実行させる。
本開示により、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できる、相続割合算出装置、相続割合算出方法、及び制御プログラムを提供することができる。
第1実施形態の相続割合算出装置の一例を示す図である。 第2実施形態の相続割合算出装置の一例を示す図である。 第3実施形態のシステムの一例を示す図である。 第3実施形態の相続割合算出装置の一例を示すブロック図である。 第3実施形態第1対応テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態第2対応テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態の相続割合算出部による相続割合算出の説明に供する図である。 第3実施形態の相続割合算出装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態の相続割合算出装置の一例を示すブロック図である。 相続割合算出装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の相続割合算出装置の一例を示す図である。図1に示す相続割合算出装置10は、被相続人に対して複数の相続人が存在する場合、各相続人についての遺産相続の割合を算出する装置である。なお、「複数の相続人」とは、例えば、相続放棄した法定相続人を除く共同相続人に対応する。
図1において相続割合算出装置10は、取得部11と、貢献度算出部12と、相続割合算出部13とを有している。
取得部11は、各相続人について、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報(例えば、行動履歴)を取得する。
貢献度算出部12は、取得部11によって取得された、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に基づいて、各相続人の「貢献度」を算出する。ここで、各相続人の「貢献度」は、例えば、各相続人による被相続人に対する「関わり度」又は「関与度」と言い換えることができる。
相続割合算出部13は、貢献度算出部12によって算出された、各相続人の「貢献度」に基づいて、各相続人の相続割合を算出する。
以上のように第1実施形態の相続割合算出装置10によれば、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報(例えば、行動履歴)という客観的な情報に基づいて算出された、各相続人の「貢献度」に基づいて、各相続人の相続割合を算出する。これにより、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に加えて、各相続人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づいて、各相続人の貢献度を算出する。
図2は、第2実施形態の相続割合算出装置の一例を示す図である。図2において相続割合算出装置20は、取得部21と、貢献度算出部22とを有している。
取得部21は、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に加えて、各相続人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータを取得する。
貢献度算出部22は、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に加えて、各相続人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づいて、各相続人の貢献度を算出する。
例えば、貢献度算出部22は、図2に示すように、特定部22Aと、貢献度算出処理部22Bとを有している。
特定部22Aは、取得部21で取得された、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に基づいて、被相続人に対する各相続人の行動の種別(つまり、「行動種別」)を特定する。
貢献度算出処理部22Bは、「貢献度算出対象人」である相続人に関して、特定部22Aによって特定された行動種別、及び、該行動種別が特定された貢献度算出対象人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づいて、貢献度算出対象人の貢献度を算出する。例えば、貢献度算出処理部22Bは、「貢献度算出対象人」である相続人に関して、特定部22Aにて特定された行動種別に対応する得点(ポイント)を、該行動種別が特定された行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づき重み付けした、重み付け得点を、「貢献度」として算出する。
以上のように第2実施形態によれば、相続割合算出装置20にて貢献度算出部22は、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報に加えて、各相続人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づいて、各相続人の貢献度を算出する。これにより、より被相続人の意向に即した、各相続人の貢献度を算出することができる。こうして算出された各相続人の貢献度に基づいて、相続割合算出部13が各相続人の相続割合を算出することにより、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、より具体的な実施形態に関する。
<システムの概要>
図3は、第3実施形態のシステムの一例を示す図である。図3においてシステム30は、端末40-1,40-2,40-3,40-4と、情報管理システム50と、相続割合算出装置(サーバ装置)60とを有している。例えば、端末40-1は、被相続人の端末であり、端末40-2,40-3,40-4は、それぞれ異なる相続人(相続人A、相続人B、相続人C)の端末である。以下では、端末40-1,40-2,40-3,40-4を総称して、端末40と呼ぶことがある。ここでは、端末40を4つとしているがこれに限定されるものではない。すなわち、相続人の数に応じて、着目する端末40の個数は増減する。
端末40は、例えばネットワークを介して、情報管理システム50及び相続割合算出装置60と接続可能に構成されている。また、相続割合算出装置60は、例えばネットワークを介して、情報管理システム50と接続可能に構成されている。すなわち、端末40、情報管理システム50、及び相続割合算出装置60は、互いに通信可能に接続されている。
情報管理システム50は、例えば端末40-1から送信された、生前の被相続人に関するデータ群(つまり、被相続人データ群)を管理する。被相続人データ群は、例えば、被相続人のバイタルデータ(例えば、血圧、脈拍数、呼吸数等に関するデータ)、日記データ、SNS(social networking service)データ、及び、写真データ等を含む。すなわち、被相続人データは、生前の被相続人の感情(満足度)によって変動する値に変換可能な情報を含むデータである。
また、情報管理システム50は、例えば端末40-2,40-3,40-4から送信された、各相続人に関するデータ群(つまり、相続人データ群)を管理する。相続人データ群は、例えば、複数の相続人のそれぞれの、存在位置情報、スケジュール情報、画像情報及び音声情報のうちの少なくとも1つに関する。存在位置情報には、その位置に存在していた時刻情報が含まれる。また、画像情報には、撮像された時刻が含まれる。また、音声情報には、録音された時刻情報が含まれる。すなわち、相続人データは、相続人の行動履歴の形成(取得)に利用可能な情報を含むデータである。
相続割合算出装置60は、情報管理システム50から受け取った「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を用いて、各相続人についての「相続割合算出対象遺産」の相続割合を算出する。「相続割合算出対象遺産」は、例えば、遺産全体から、被相続人の遺言によって指定された「第1部分遺産」及び「第2部分遺産」を除いた残りの部分(第3部分遺産)である。「第1部分遺産」は、遺留分に対応する。また、「第2部分遺産」は、判例等で認められる寄与分に対応する。ここで、被相続人データ及び相続人データは、プライバシーに関わる情報を含む。このため、情報管理システム50に対して被相続人データ及び相続人データを相続割合算出装置60へ受け渡すことを許可する処理が為されていることを、受け渡し条件としてもよい。該受け渡すことを許可する処理は、例えば、端末40-1,40-2,40-3,40-4を介して、生前の被相続人及び各相続人によって行われる。
<相続割合算出装置の構成例>
図4は、第3実施形態の相続割合算出装置の一例を示すブロック図である。図4において相続割合算出装置60は、取得部61と、貢献度算出部62と、投票受付部63と、有効性判定部64と、相続割合算出部65とを有している。
取得部61は、情報管理システム50から、上記の「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を受け取る。そして、取得部61は、受け取った「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を用いて、被相続人に対する各相続人の行動履歴を形成(取得)する。「行動履歴」の1つは、例えば、「相続人の識別情報、行動した日付、行動した期間、行動内容」を含む。すなわち、「行動履歴」は、例えば、「相続人A(被相続人と非同居)、200x年xx月xx日、10:00-14:00、被相続人宅に向けて移動」、「相続人A(被相続人と非同居)、200x年xx月xx日、14:00-16:00、被相続人宅訪問」、「相続人B(被相続人と同居)、200y年yy月yy日、10:00-18:00、被相続人と外出」のような形式を有する。
貢献度算出部62は、被相続人に対する各相続人の行動に関する情報、及び、各相続人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づいて、各相続人の貢献度を算出する。
例えば、貢献度算出部62は、図4に示すように、特定部62Aと、貢献度算出部62Bとを有する。
特定部62Aは、取得部61によって形成(取得)された、被相続人に対する各相続人の行動履歴に基づいて、被相続人に対する各相続人の行動の種別(つまり、「行動種別」)、及び、該行動が行われた時間長(つまり、「行動時間長」)を特定する。
貢献度算出部62Bは、「得点算出対象人」である相続人の行動に関して、特定部62Aによって特定された行動種別及び行動時間長に基づいて、得点算出対象人の行動に対する得点を算出する。例えば、貢献度算出部62Bは、特定部62Aによって特定された行動種別に対応する係数を特定部62Aによって特定された行動時間長に乗算することにより、得点算出対象人の行動に対する得点を算出する。
この得点の算出には、複数の行動種別と各行動種別に応じた係数値とを対応づけた「対応テーブル」が用いられてもよい。また、行動が行われたタイミングにおいて、生前の被相続人と同居していた同居相続人用の「第1対応テーブル」と、同居していなかった非同居相続人用の「第2対応テーブル」とが用意されていてもよい。図5は、第1対応テーブルの一例を示す図である。図6は、第2対応テーブルの一例を示す図である。第1対応テーブル及び第2対応テーブルは、それぞれ、行動種別項目と係数値と備考とを対応付けて保持している。図5,6に示す第1対応テーブル及び第2対応テーブルの例では、同じ行動種別項目に対応する係数値は、第2対応テーブルよりも第1対応テーブルの方が高くなっている。これは、同居相続人が、非同居相続人に比べて、被相続人と長時間一緒に過ごすため、被相続人に対して常に気を配り続ける負担を考慮しているためである。なお、図6には示されていないが、「非同居相続人が被相続人を訪れるまでの移動」という行動種別に対応する係数値は、例えば、「1.0」としてもよい。この場合、「非同居相続人が被相続人を訪れるまでの移動」という行動種別に対応する行動時間長(つまり、移動時間長)が、該被相続人の得点として算出される。
そして、貢献度算出部62Bは、「貢献度算出対象人」である相続人の行動に関して算出した得点を、該得点が算出された貢献度算出対象人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づき重み付けした、重み付け得点を、「貢献度」として算出する。例えば、貢献度算出部62Bは、被相続人の満足度に関するデータが被相続人のバイタルパラメータである場合、バイタルパラメータの定常時値を基準としてバイタルデータ値を正規化することにより「重み値」を算出してもよい。この「重み値」が、上記の重み付け得点の算出に用いられる。これにより、相続人の行動に対する生前の被相続人の感情(満足度)に応じた重み値を算出することができる。そして、この重み値を用いて重み付け得点を算出することにより、相続人の行動に対する生前の被相続人の感情(満足度)を反映させた得点を算出することができる。
そして、貢献度算出部62Bは、各相続人の被相続人に対する行動について算出された貢献度を用いて、各相続人について「第1単位期間」毎に集計した「単位期間貢献度」を算出する。この「単位期間貢献度」は、後述するように有効性判定部64によって有効性が判定されるため、「仮貢献度」とも呼ぶことができる。「第1単位期間」は、例えば、1週間又は1ヶ月であってもよい。
ここで、具体例を用いて「単位期間貢献度」の算出例を説明する。ここでは、説明を簡単にするために、重み付けについては考慮していない。
(例1)要介護度4の被相続人と同居の相続人が、或る第1単位期間(1ヶ月(30日))の日常生活で1日に5時間を被相続人と過ごし、介護を1日に3時間行った場合には、次のように、「単位期間貢献度」を算出することができる。この算出には、上記の第1対応テーブルが用いられる。
(5×1.0+3×6.0)×30=690
(例2)要介護度1の被相続人と同居していない相続人が、或る第1単位期間(1ヶ月(30日))において、2日のそれぞれにおいて2時間「被相続人に単に会いに行く」ことを行い、8日のそれぞれにおいて3時間「被相続人と一緒に外出(病院の付き添い)」を行い、トータルの移動時間が10時間である場合には、次のように、「単位期間貢献度」を算出することができる。この算出には、上記の第2対応テーブルが用いられる。
2×0.5×2+3×2.5×8+10=72
投票受付部63は、各相続人の「単位期間貢献度」が妥当であるか失当であるかに関する投票を受け付ける。この投票は、例えば、端末40を用いて相続人によって行われる。また、この投票は、投票対象の「単位期間貢献度」に対応する投票対象相続人以外の一人又は複数の相続人によって行われる。また、投票受付部63は、投票対象の「単位期間貢献度」の算出に用いられた「行動履歴」を、投票を行う相続人の端末40へ提供してもよい。これにより、投票を行う相続人に対して、「単位期間貢献度」の妥当失当に関する判断の材料を提供することができる。また、投票受付部63は、失当であるとの投票を行った相続人に対して、失当とであると判断した理由を記載することを要求するための記載要求を該相続人の端末40へ送信する処理を行ってもよい。これにより、悪意を持って失当であるとの投票を行う投票行動を防ぐことができる。
有効性判定部64は、有効性判定対象である「単位期間貢献度」に対する投票受付部63で受け付けた投票結果に基づいて、有効性判定対象が有効であるか否かを判定する。例えば、有効性判定部64は、投票対象相続人以外の一人又は複数の相続人によって妥当を示す投票が所定割合以上で為された「単位期間貢献度」を有効であると判定する。そして、有効性判定部64は、有効であると判定された単位期間貢献度(つまり、「有効貢献度」)を相続割合算出部65へ出力する。一方、有効性判定部64は、投票対象相続人以外の一人又は複数の相続人によって妥当を示す投票が所定割合未満で為された「単位期間貢献度」、つまり、失当を示す投票が所定割合以上で為された「単位期間貢献度」を無効であると判定する。そして、有効性判定部64は、無効である判定された単位期間貢献度(つまり、「無効貢献度」)を破棄する。
相続割合算出部65は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる全ての第1単位期間の有効貢献度に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する。例えば、相続割合算出部65は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる全ての第1単位期間の有効貢献度に基づいて、「貢献度考慮対象期間」における各相続人の「有効貢献度スコア」を算出する。そして、相続割合算出部65は、算出された各相続人の「有効貢献度スコア」の合計値に対する各相続人の「有効貢献度スコア」の割合に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する。ここで、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」は、例えば、「有効貢献度」が存在するすべての第1単位期間から構成されてもよいし、相続発生時から遡る1年、5年、又は10年等の一定期間であってもよい。また、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」は、すべての相続人の相続人データが揃っている期間であってもよいし、被相続人が介護を要した期間であってもよい。
図7は、第3実施形態の相続割合算出部による相続割合算出の説明に供する図である。図7に示すように、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」には、n(nは自然数)個の第1単位期間が含まれる。すなわち、第1単位期間を「a」で表し、第2単位期間を「b」で表すと、次の関係式(1)が成り立つ。
b=a+・・・+a ・・・(1)
m(m≧2)人の相続人の相続人識別子をj(j=1~m)で表す。また、第1単位期間a(i=1~n)における相続人jの有効貢献度をs(a)で表す。そうすると、第2単位期間における相続人jの有効貢献度スコアSは、次の式(2)で表すことができる。
=f(s(a),s(a2),…,s(a)) ・・・(2)
ここで、有効貢献度スコアSの算出に用いられる関数f(x)は、例えば、[s(a),s(a2),…,s(a)]の合計値を算出する関数であってもよいし、[s(a),s(a2),…,s(a)]の平均値を求める関数であってもよい。又は、有効貢献度スコアSの算出に用いられる関数f(x)は、[s(a),s(a2),…,s(a)]のうちで閾値以上のs(a)だけを抽出し、抽出したs(a)の合計値を算出する関数であってもよい。
なお、第2単位期間における相続人jの有効貢献度スコアSには、相続人jに対する特別加算スコアβが含められてもよい。相続人jに対する特別加算スコアβは、例えば、相続手続を引き受ける等、相続発生後に相続に関連する事での貢献を相続割合に反映させるための変数である。この場合、第2単位期間における相続人jの有効貢献度スコアSは、次の式(3)で表すことができる。
=f(s(a),s(a2),…,s(a))+β ・・・(3)
そして、相続人jの相続割合Rは、次の式(4)を用いて算出することができる。
Figure 0007003766000001
<相続割合算出装置の動作例>
以上の構成を有する第3実施形態の相続割合算出装置の処理動作の一例について説明する。図8は、第3実施形態の相続割合算出装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
相続割合算出装置60にて取得部61は、情報管理システム50から、「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を受け取る(ステップS101)。
取得部61は、受け取った「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を用いて、被相続人に対する各相続人の行動履歴を形成(取得)する(ステップS102)。
特定部62Aは、取得部61によって形成(取得)された、被相続人に対する各相続人の行動履歴に基づいて、被相続人に対する各相続人の行動の行動種別及び行動時間長を特定する(ステップS103)。
貢献度算出部62Bは、「得点算出対象人」である相続人に関して、特定部62Aによって特定された行動種別及び行動時間長に基づいて、得点算出対象人の行動に対する得点を算出する(ステップS104)。
貢献度算出部62Bは、「貢献度算出対象人」である相続人の行動に関して算出した得点を、該得点が算出された貢献度算出対象人の行動に対する被相続人の満足度に関するデータに基づき重み付けした、重み付け得点を、「貢献度」として算出する(ステップS105)。
貢献度算出部62Bは、各相続人の被相続人に対する行動について算出された貢献度を用いて、各相続人について「第1単位期間」毎に集計した「単位期間貢献度」を算出する(ステップS106)。
投票受付部63は、各相続人の「単位期間貢献度」が妥当であるか失当であるかに関する投票を受け付ける(ステップS107)。
有効性判定部64は、有効性判定対象である「単位期間貢献度」に対する投票受付部63で受け付けた投票結果に基づいて、有効性判定対象が有効であるか否かを判定する(ステップS108)。
相続割合算出部65は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる第1単位期間の有効貢献度に基づいて、「貢献度考慮対象期間」における各相続人の「有効貢献度スコア」を算出する(ステップS109)。
相続割合算出部65は、算出された各相続人の「有効貢献度スコア」の合計値に対する各相続人の「有効貢献度スコア」の割合に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する(ステップS110)。
以上のように第3実施形態によれば、相続割合算出装置60にて有効性判定部64は、貢献度算出部62Bで算出された、各相続人の貢献度の有効性を、投票受付部63によって受け付けられた相続人間の投票の結果に基づいて判定する。そして、相続割合算出部65は、有効性判定部64に有効であると判定された、各相続人の貢献度に基づいて、各相続人の相続割合を算出する。
この相続割合算出装置60の構成により、他の相続人に認容された貢献度に基づく相続割合を算出することができる。これにより、相続人全員がより納得できるような相続割合を算出できる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、相続割合の算出において投票ポイントを考慮する実施形態に関する。
図9は、第4実施形態の相続割合算出装置の一例を示すブロック図である。図9において相続割合算出装置70は、投票ポイント付与部71と、相続割合算出部72とを有している。
投票ポイント付与部71は、投票受付部63によって投票が受け付けられた相続人の順番に基づいて、各相続人に対して「投票ポイント」を付与する。そして、投票ポイント付与部71は、各相続人に対して付与した「投票ポイント」に関する情報を相続割合算出部72へ出力する。投票ポイント付与部71は、より早く投票を行った相続人に対して、より高い投票ポイントを付与する。これにより、相続人に対して投票を促すことができる。この結果として、相続発生から早いタイミングで相続割合を算出できることになるので、よりスムーズな遺産分割協議をサポートすることができる。
相続割合算出部72は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる全ての第1単位期間の有効貢献度、及び、「投票ポイント」に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する。例えば、相続割合算出部72は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる全ての第1単位期間の有効貢献度に基づいて、「貢献度考慮対象期間」における各相続人の「有効貢献度スコア」を算出する。そして、相続割合算出部72は、各相続人について、「有効貢献度スコア」に「投票ポイント」を可算することにより、「貢献度総合スコア」を算出する。そして、相続割合算出部72は、算出された各相続人の「貢献度総合スコア」の合計値に対する各相続人の「貢献度総合スコア」の割合に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する。
以上のように第4実施形態によれば、相続割合算出装置70にて投票ポイント付与部71は、投票受付部63によって投票が受け付けられた相続人の順番に基づいて、各相続人に対して「投票ポイント」を付与する。そして、相続割合算出部72は、「貢献度考慮対象期間(第2単位期間)」に含まれる全ての第1単位期間の有効貢献度、及び、「投票ポイント」に基づいて、「相続割合算出対象遺産」の各相続人の相続割合を算出する。
この相続割合算出装置70により、相続人に対して投票を促すことができる。この結果として、相続発生から早いタイミングで相続割合を算出できることになるので、よりスムーズな遺産分割協議をサポートすることができる。
なお、以上の説明では、投票ポイント付与部71は、投票受付部63によって投票が受け付けられた相続人の順番に基づいて、各相続人に対して「投票ポイント」を付与しているが、これに限定されない。例えば、投票ポイント付与部71は、相続発生のタイミングから又は相続人に対して投票を呼びかけたタイミングから投票受付部63によって投票が受け付けられるまでの日数に応じて、各相続人に対して「投票ポイント」を付与してもよい。
<他の実施形態>
<1>第1実施形態から第4実施形態では、相続発生後に相続割合算出装置が処理を実行することを前提として説明を行ったが、これに限定されるものではなく、相続発生前に処理を実行してもよい。すなわち、或る人物を「被相続人」と仮定すれば、仮定の相続人が決まる。そして、相続割合算出装置が、仮定の被相続人に対する各仮定の相続人による行動に基づいて、各仮定の相続人の貢献度を算出してもよい。そして、相続割合算出部が、各仮定の相続人の貢献度に基づいて、相続割合を算出してもよい。この算出された相続割合を、例えば、仮定の被相続人は、遺言を書くときに参考とする指標として用いることができる。
また、この場合には、第3実施形態及び第4実施形態で説明した相続割合算出装置60,70にて取得部61は、第1単位期間が経過する毎に、第1単位期間単位で「被相続人データ群」及び「相続人データ群」を情報管理システム50から受け取ってもよい。そして、貢献度算出部62は、第1単位期間が経過する毎に、「単位期間貢献度」を算出してもよい。そして、有効性判定部64は、第1単位期間が経過する毎に算出された「単位期間貢献度」の有効性を判定してもよい。
<2>図10は、相続割合算出装置のハードウェア構成例を示す図である。図10において相続割合算出装置100は、プロセッサ101と、メモリ102とを有している。第1実施形態から第4実施形態の相続割合算出装置10,20,60,70の取得部11,21,61、貢献度算出部12,22,62、相続割合算出部13,65,72、投票受付部63、有効性判定部64、及び投票ポイント付与部71は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現されてもよい。プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、相続割合算出装置10,20,60,70に供給することができる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によって相続割合算出装置10,20,60,70に供給されてもよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得する取得部と、
前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出する貢献度算出部と、
前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する相続割合算出部と、
を具備する相続割合算出装置。
(付記2)
前記貢献度算出部は、さらに、前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第1の貢献度を算出し、さらに、前記第2の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第2の貢献度を算出する、
付記1記載の相続割合算出装置。
(付記3)
前記貢献度算出部は、
取得した前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第1の相続人の行動種別を特定し、取得した前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第2の相続人の行動種別を特定する特定部と、
前記第1の相続人の行動種別および前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動種別および前記第2の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第2の貢献度を算出する、貢献度算出処理部と、
を具備する、
付記2記載の相続割合算出装置。
(付記4)
前記第1の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第1の貢献度の有効性を判定し、前記第2の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第2の貢献度の有効性を判定する有効性判定部をさらに具備し、
前記相続割合算出部は、有効と判定された前記第1の貢献度および有効と判定された前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
付記1から3のいずれか1項に記載の相続割合算出装置。
(付記5)
前記第1の相続人の行動に関する情報と、前記第2の相続人の行動に関する情報とは、第1の期間における各相続人の行動に関する情報であり、
前記有効性判定部による前記第1の貢献度および前記第2の貢献度の有効性の判定は、前記第1の期間終了後に行われる、
付記4記載の相続割合算出装置。
(付記6)
前記相続割合算出部は、さらに、前記投票に関する得点に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
付記4又は5に記載の相続割合算出装置。
(付記7)
前記貢献度算出処理部は、前記第1の相続人の行動種別に対応する得点を前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に基づいて重み付けした、重み付け得点を、前記第1の貢献度として算出し、前記第2の相続人の行動種別に対応する得点を前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に基づいて重み付けした、重み付け得点を、前記第2の貢献度として算出する、
付記3記載の相続割合算出装置。
(付記8)
前記特定部は、前記第1の相続人及び前記第2の相続人のそれぞれの、前記行動種別および行動時間長を特定し、
前記貢献度算出処理部は、前記第1の相続人及び前記第2の相続人のそれぞれの行動種別に対する得点を、特定された前記行動種別および前記行動時間長に基づいて、算出する、
付記7記載の相続割合算出装置。
(付記9)
前記貢献度算出処理部は、前記第1の相続人及び前記第2の相続人のそれぞれの行動種別に対する得点を、特定された前記行動種別に対応する係数を前記行動時間長に乗算することによって算出する、
付記8記載の相続割合算出装置。
(付記10)
前記被相続人の満足度に関するデータは、前記被相続人のバイタルパラメータに関するバイタルデータ値であり、
前記貢献度算出処理部は、前記バイタルパラメータの定常時値を基準として前記バイタルデータ値を正規化することにより重み値を算出する、
付記7から9のいずれか1項に記載の相続割合算出装置。
(付記11)
相続割合算出装置によって実行される相続割合算出方法であって、
被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、
前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、
前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、
前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
相続割合算出方法。
(付記12)
前記第1の貢献度の算出は、さらに、前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づき、
前記第2の貢献度の算出は、さらに、前記第2の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づく、
付記11記載の相続割合算出方法。
(付記13)
前記相続割合算出方法は、さらに、
取得した前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第1の相続人の行動種別を特定し、
取得した前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第2の相続人の行動種別を特定し、
前記第1の貢献度の算出は、前記第1の相続人の行動種別に基づき、
前記第2の貢献度の算出は、前記第2の相続人の行動種別に基づく、
付記11又は12に記載の相続割合算出方法。
(付記14)
前記相続割合算出方法は、さらに、
前記第1の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第1の貢献度の有効性を判定し、
前記第2の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第2の貢献度の有効性を判定し、
遺産相続の割合の算出は、有効と判定された前記第1の貢献度および有効と判定された前記第2の貢献度に基づく、
付記11から13のいずれか1項に相続割合算出方法。
(付記15)
前記第1の相続人の行動に関する情報と、前記第2の相続人の行動に関する情報とは、第1の期間における各相続人の行動に関する情報であり、
前記第1の貢献度および前記第2の貢献度の有効性の判定は、前記第1の期間終了後に行われる、
付記14記載の相続割合算出方法。
(付記16)
前記遺産相続の割合の算出は、さらに、前記投票に関する得点に基づく、
付記14又は15に記載の相続割合算出方法。
(付記17)
被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、
前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、
前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、
前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
処理を、相続割合算出装置に実行させる制御プログラム。
10,20,60,70 相続割合算出装置
11,21,61 取得部
12,22,62 貢献度算出部
13,65,72 相続割合算出部
22A,62A 特定部
22B,62B 貢献度算出処理部
30 システム
40 端末
50 情報管理システム
63 投票受付部
64 有効性判定部
71 投票ポイント付与部

Claims (10)

  1. 被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得する取得部と、
    前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出する貢献度算出部と、
    前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する相続割合算出部と、
    を具備する相続割合算出装置。
  2. 前記貢献度算出部は、さらに、前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第1の貢献度を算出し、さらに、前記第2の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第2の貢献度を算出する、
    請求項1記載の相続割合算出装置。
  3. 前記貢献度算出部は、
    取得した前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第1の相続人の行動種別を特定し、取得した前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、前記第2の相続人の行動種別を特定する特定部と、
    前記第1の相続人の行動種別および前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第1の貢献度を算出し、前記第2の相続人の行動種別および前記第2の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に関するデータに基づいて、前記第2の貢献度を算出する、貢献度算出処理部と、
    を具備する、
    請求項2記載の相続割合算出装置。
  4. 前記第1の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第1の貢献度の有効性を判定し、前記第2の相続人以外の相続人の投票に基づいて、前記第2の貢献度の有効性を判定する有効性判定部をさらに具備し、
    前記相続割合算出部は、有効と判定された前記第1の貢献度および有効と判定された前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の相続割合算出装置。
  5. 前記第1の相続人の行動に関する情報と、前記第2の相続人の行動に関する情報とは、第1の期間における各相続人の行動に関する情報であり、
    前記有効性判定部による前記第1の貢献度および前記第2の貢献度の有効性の判定は、前記第1の期間終了後に行われる、
    請求項4記載の相続割合算出装置。
  6. 前記相続割合算出部は、さらに、前記投票に関する得点に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
    請求項4又は5に記載の相続割合算出装置。
  7. 前記貢献度算出処理部は、前記第1の相続人の行動種別に対応する得点を前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に基づいて重み付けした、重み付け得点を、前記第1の貢献度として算出し、前記第2の相続人の行動種別に対応する得点を前記第1の相続人の行動に対応する前記被相続人の満足度に基づいて重み付けした、重み付け得点を、前記第2の貢献度として算出する、
    請求項3記載の相続割合算出装置。
  8. 前記被相続人の満足度に関するデータは、前記被相続人のバイタルパラメータに関するバイタルデータ値であり、
    前記貢献度算出処理部は、前記バイタルパラメータの定常時値を基準として前記バイタルデータ値を正規化することにより重み値を算出する、
    請求項7記載の相続割合算出装置。
  9. 相続割合算出装置によって実行される相続割合算出方法であって、
    被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、
    前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、
    前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、
    前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
    相続割合算出方法。
  10. 被相続人に対する第1の相続人の行動に関する情報と、前記被相続人に対する第2の相続人の行動に関する情報と、を取得し、
    前記第1の相続人の行動に関する情報に基づいて、第1の貢献度を算出し、
    前記第2の相続人の行動に関する情報に基づいて、第2の貢献度を算出し、
    前記第1の貢献度および前記第2の貢献度に基づいて、前記第1の相続人および前記第2の相続人の遺産相続の割合を算出する、
    処理を、相続割合算出装置に実行させる制御プログラム。
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