JP7001705B2 - 5gワイヤレス通信システムのための、複雑さが低くパフォーマンスが高い単一のコードワードのmimo - Google Patents

5gワイヤレス通信システムのための、複雑さが低くパフォーマンスが高い単一のコードワードのmimo Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本願は、2017年3月24日に出願された「A LOW COMPLEXITY HIGH PERFORMANCE SINGLE CODEWORD MIMO FOR 5G WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS」と題されている米国特許本出願第15/469,200号に対する優先権を主張するものであり、その本出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
本願は、一般にモバイル通信の分野に関連しており、より詳細には、次世代ワイヤレス通信ネットワークにおける、複雑さが低くパフォーマンスが高い単一のコードワードのMIMOの送信機に関連している。
データ処理を中心とするアプリケーションに対する巨大な需要を満たすために、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)システム、およびワイヤレス通信のための第4世代(4G)標準の仕様のうちの1つまたは複数の側面を採用するシステムは、ワイヤレス通信のための第5世代(5G)標準へ拡張されるであろう。来たる5Gおよびその他の次世代ネットワーク標準に関連付けられているサービスのレベルを提供するためには、独特の難題が存在している。
本開示の非限定的で非網羅的な実施形態が、下記の図を参照しながら記述されており、同様の参照番号は、別段の指定がない限り、さまざまな図の全体を通して同様の部分を指している。
本開示のさまざまな態様および実施形態による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態によるメッセージ・シーケンス・チャートの例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態による別のメッセージ・シーケンス・チャートの例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態によるMIMOシステムの例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態による別のMIMOシステムの例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態による送信機システムの例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態による単一のコードワードおよび複数のコードワードに関するスペクトル効率を示す例示的なグラフである。 本開示のさまざまな態様および実施形態によるチャネルごとに単一のコードワードのMIMOの送信機を使用するための例示的な方法を示す図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態によるフォーマット・インジケータを提供するように動作できるモバイル・ハンドセットであることが可能である例示的なユーザ機器の例示的なブロック図である。 本開示のさまざまな態様および実施形態によるプロセスおよび方法を実行するように動作できることが可能であるコンピュータの例示的なブロック図である。
次いで1つまたは複数の実施形態が、図面を参照しながら記述されており、同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指すために使用されている。以降の記述においては、説明の目的で、さまざまな実施形態の徹底的な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が示されている。しかしながら、さまざまな実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずに(および特定のネットワーク化された環境または標準に適用することなく)実施されることが可能であることは明らかである。
さまざまな実施形態においては、送信機デバイスが、プロセッサと、実行可能な命令を格納しているメモリとを含むことが可能であり、それらの命令は、プロセッサによって実行されたときに、オペレーションの実行を容易にする。オペレーションは、制御チャネルを介した受信機デバイスへの第1の送信に関連付けられているランクを決定することを含むことが可能である。オペレーションは、ランクに基づいて、第1の送信に関する制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第1の数のコードワードを決定することを含むことも可能である。オペレーションは、第1の数のコードワードを送信するために第2の数の制御チャネル・グラントをスケジュールすることであって、第1の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、第2の数の制御チャネル・グラントのそれぞれの制御チャネル・グラント上で別々にスケジュールされる、スケジュールすることを含むことも可能である。
別の実施形態においては、方法が、受信機デバイスへの多入力多出力プロトコルに従って生成される送信のための第1の数のデータ・レイヤを、プロセッサを含む送信機デバイスによって決定することを含む。この方法は、第1の数のデータ・レイヤに基づいて受信機デバイスへ制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第2の数のコードワードを送信機デバイスによって決定することを含むことも可能である。この方法は、第2の数のコードワードを送信する際に経由する第3の数の制御チャネルを送信機デバイスによって確立することであって、第2の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、受信機デバイスへのそれぞれの制御チャネル上で別々にスケジュールされる、確立することを含むことも可能である。
別の実施形態においては、マシン可読ストレージ・メディアが、実行可能な命令を含み、それらの命令は、デバイスのプロセッサによって実行されたときに、オペレーションの実行を容易にする。オペレーションは、受信機デバイスへの制御チャネル送信に関連付けられているランクを、受信機デバイスから受信されたチャネル状態情報に基づいて決定することを含むことが可能である。オペレーションは、ランクに基づいて、制御チャネル送信に関する制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第1の数のコードワードを決定することを含むことも可能である。オペレーションは、第1の数のコードワードを送信するために第2の数の制御チャネルを確立することであって、第1の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、それぞれの制御チャネル上で別々にスケジュールされる、確立することを含むことも可能である。
本開示において使用される際には、いくつかの実施形態においては、「コンポーネント」、「システム」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ、または1つもしくは複数の特定の機能性を有する動作可能な装置に関連したエンティティを指すこと、または含むことを意図されており、エンティティは、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかであることが可能である。例として、コンポーネントは、プロセッサ上で稼働しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、コンピュータ実行可能命令、プログラム、および/またはコンピュータであることが可能であるが、それらであることに限定されない。限定ではなく、例として、サーバ上で稼働するアプリケーション、およびそのサーバの両方がコンポーネントであることが可能である。
1つまたは複数のコンポーネントが、1つのプロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することが可能であり、1つのコンポーネントが、1つのコンピュータ上に局在されること、および/または2つ以上のコンピュータの間に分散されることが可能である。加えて、これらのコンポーネントは、さまざまなデータ構造をその上に格納されているさまざまなコンピュータ可読メディアから実行することが可能である。これらのコンポーネントは、1つまたは複数のデータ・パケット(たとえば、ローカル・システムや分散システム内の別のコンポーネントと対話する、および/または信号を介してインターネットなどのネットワークを経由してその他のシステムと対話する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従ってなど、ローカル・プロセスおよび/またはリモート・プロセスを介して通信することが可能である。別の例として、コンポーネントは、電気回路または電子回路によって操作される機械的な部分によって提供される特定の機能性を有する装置であることが可能であり、その電気回路または電子回路は、プロセッサによって実行されるソフトウェア・アプリケーションまたはファームウェア・アプリケーションによって操作され、プロセッサは、その装置にとって内部または外部にあることが可能であり、ソフトウェア・アプリケーションまたはファームウェア・アプリケーションの少なくとも一部を実行する。さらに別の例として、コンポーネントは、機械的な部分を有していない電子コンポーネントを通じて特定の機能性を提供する装置であることが可能であり、それらの電子コンポーネントは、それらの電子コンポーネントの機能性を少なくとも部分的にもたらすソフトウェアまたはファームウェアを実行するためのプロセッサを内部に含むことが可能である。さまざまなコンポーネントが別々のコンポーネントとして示されているが、例示的な実施形態から逸脱することなく、複数のコンポーネントが単一のコンポーネントとして実装されることが可能であり、または単一のコンポーネントが複数のコンポーネントとして実装されることが可能であることが理解されるであろう。
さらに、さまざまな実施形態は、開示されている主題を実施するようにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組合せを作成するために標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用して、方法、装置、または製品として実施されることが可能である。本明細書において使用されている「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読(もしくはマシン可読)デバイスまたはコンピュータ可読(もしくはマシン可読)ストレージ/通信メディアからアクセス可能なコンピュータ・プログラムを包含することを意図されている。たとえば、コンピュータ可読ストレージ・メディアは、磁気ストレージ・デバイス(たとえば、ハード・ディスク、フロッピー・ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(たとえば、カード、スティック、キー・ドライブ)を含むことが可能であるが、それらには限定されない。もちろん、さまざまな実施形態の範囲または趣旨から逸脱することなく、この構成に対して多くの修正が行われることが可能であることを当業者なら認識するであろう。
加えて、「例」および「例示的な」という言葉は、本明細書においては、事例または例示としての役割を果たすことを意味するために使用されている。本明細書において「例」または「例示的な」と記述されている実施形態または設計は、必ずしもその他の実施形態または設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。むしろ、「例」または「例示的な」という言葉の使用は、具体的な様式でコンセプトを提示することを意図されている。本願において使用される際には、「または(もしくは)」という用語は、排他的な「または(もしくは)」よりもむしろ包括的な「または(もしくは)」を意味することを意図されている。すなわち、別段の指定がない限り、または文脈から明らかでない限り、「Xが、Aまたは(もしくは)Bを採用する」は、自然な包括的な順列のうちのいずれをも意味することを意図されている。すなわち、XがAを採用する、XがBを採用する、またはXがAおよびBの両方を採用する場合には、「Xが、Aまたは(もしくは)Bを採用する」は、上述の例のうちのいずれのもとでも満たされる。加えて、本願および添付の特許請求の範囲において使用されている「a」および「an」という冠詞は一般に、別段の指定ない限り、または単数形へ導かれることが文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである。
その上、「モバイル・デバイス機器」、「移動局」、「モバイル」、サブスクライバ・ステーション」、「アクセス端末」、「端末」、「ハンドセット」、「通信デバイス」、「モバイル・デバイス」などの用語(および/または類似の専門用語を表す用語)は、データ、制御、音声、ビデオ、サウンド、ゲーミング、または実質的に任意のデータストリームまたはシグナリングストリームを受信または伝達するためにワイヤレス通信サービスのサブスクライバまたはモバイル・デバイスによって利用されるワイヤレス・デバイスを指すことが可能である。上述の用語は、本明細書において、および関連した図面を参照しながら、言い換え可能に利用される。同様に、「アクセス・ポイント(AP)」、「基地局(BS)」、BSトランシーバ、BSデバイス、セル・サイト、セル・サイト・デバイス、「Node B(NB)」、「エボルブドNode B(eNode B)」、「ホームNode B(HNB)」などの用語は、本願においては言い換え可能に利用され、1つまたは複数のサブスクライバ・ステーションからのデータ、制御、音声、ビデオ、サウンド、ゲーミング、または実質的に任意のデータ・ストリームまたはシグナリング・ストリームを送信および/または受信するワイヤレス・ネットワーク・コンポーネントまたはアプライアンスを指す。データ・ストリームおよびシグナリング・ストリームは、パケット化されたまたはフレームベースのフローであることが可能である。
さらに、「デバイス」、「通信デバイス」、「モバイル・デバイス」、「サブスクライバ」、「顧客エンティティ」、「消費者」、「顧客エンティティ」、「エンティティ」などの用語は、文脈がこれらの用語の間における特定の区別を当然としない限り、全体を通して言い換え可能に採用される。そのような用語は、人間エンティティ、または、シミュレートされた視覚、サウンド認識などを提供することが可能である、人工知能(たとえば、複雑な数学的形式に基づいて推論を行う能力)を通じてサポートされる自動化されたコンポーネントを指すことが可能であることを理解されたい。
本明細書において記述されている実施形態は、ワイヤレス・フィディリティ(Wi-Fi)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)、エンハンスト・ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(enhanced GPRS)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)ロング・ターム・エボリューション(LTE)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト2(3GPP2)ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、高速パケット・アクセス(HSPA)、Z-Wave、Zigbeeおよびその他の802.XXワイヤレス技術、ならびに/またはレガシー・テレコミュニケーション技術を含むがそれらには限定されない実質的に任意のワイヤレス通信技術において活用されることが可能である。
本明細書において開示されているさまざまな実施形態は、チャネルごとに単一のコードワードを送信する、複雑さが低い多入力多出力の送信機を提供する。より高いデータ・レイヤの送信をサポートする送信のためにチャネルごとに複数のコードワードを送る代わりに、送信機は、ある範囲の信号対干渉雑音比にわたってスペクトル効率を改善するために複数のチャネルを介して単一のコードワードを送ることが可能である。たとえば、ユーザ機器(UE)へのダウンリンク送信が、4つのデータ・レイヤをサポートすることが可能な4というランクを有している場合には、単一のダウンリンク制御チャネルを介して2つ以上のコードワードを送る代わりに、送信機は、複数の制御チャネルをスケジュールすること、およびチャネルごとに単一のコードワードを送信することが可能である。送信機は、マルチコードワードが複数のダウンリンク制御チャネル内に含まれていることをUEへのシグナリング内に含めることも可能である。
図1は、本開示のさまざまな態様および実施形態による例示的なワイヤレス通信システム100を示している。1つまたは複数の実施形態においては、システム100は、1つまたは複数のユーザ機器UE104および102を含むことが可能であり、UE104および102は、垂直および水平の要素を有する1つまたは複数のアンテナ・パネルを有することが可能である。UE102は、モバイル・デバイス、たとえば、セルラー電話、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、ウェアラブル・デバイス、仮想現実(VR)デバイス、ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)デバイス、スマート・カー、マシンタイプ通信(MTC)デバイスなどであることが可能である。ユーザ機器UE102は、ワイヤレスに通信するIOTデバイスを含むことも可能である。さまざまな実施形態においては、システム100は、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク・プロバイダによってサービス提供されるワイヤレス通信ネットワークであるか、またはそのワイヤレス通信ネットワークを含む。例示的な実施形態においては、UE102は、ネットワーク・ノード106を介してワイヤレス通信ネットワークに通信可能に結合されることが可能である。
ネットワーク・ノード(または無線ネットワーク・ノード)という非限定的な用語は、本明細書においては、UE102およびUE104にサービス提供する、ならびに/または、UE102もしくは104が無線信号を受信できる元であるその他のネットワーク・ノード、ネットワーク要素、もしくは別のネットワーク・ノードに接続されている任意のタイプのネットワーク・ノードを指すために使用されている。ネットワーク・ノードは、さまざまな送信オペレーション(たとえば、MIMOオペレーション)を実行するために複数のアンテナを有することも可能である。ネットワーク・ノードは、キャビネットおよびその他の保護されている筐体、アンテナ・マスト、ならびに実際のアンテナを有することが可能である。ネットワーク・ノードは、アンテナの構成およびタイプに応じて、セクタとも呼ばれるいくつかのセルにサービス提供することが可能である。ネットワーク・ノードの例(たとえば、ネットワーク・ノード106)は、NodeBデバイス、基地局(BS)デバイス、アクセス・ポイント(AP)デバイス、および無線アクセス・ネットワーク(RAN)デバイスを含むことが可能であるが、それらには限定されない。ネットワーク・ノード106は、MSR BS、eNode B、ネットワーク・コントローラ、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、リレーを制御するドナー・ノード、ベース・トランシーバ・ステーション(BTS)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナ・システム(DAS)におけるノードなどを含むがそれには限定されないマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード・デバイスを含むことも可能である。5G用語においては、ノード106は、gNodeBデバイスと呼ばれることが可能である。
ワイヤレス通信システム100は、デバイス同士の(たとえば、UE102および104とネットワーク・ノード106との)間におけるワイヤレス無線通信を容易にするためにさまざまなセルラー技術および変調スキームを採用することが可能である。たとえば、システム100は、UMTS、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、高速パケット・アクセス(HSPA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、マルチキャリア符号分割多元接続(MC-CDMA)、シングルキャリア符号分割多元接続(SC-CDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、OFDM、(DFT)-spread OFDMまたはSC-FDMA))、FBMC、ZT DFT-s-OFDM、GFDM、UFMC、UW DFT-Spread-OFDM、UW-OFDM、CP-OFDM、リソースブロックフィルタードOFDM、およびUFMCに従って動作することが可能である。しかしながら、システム100のさまざまな特徴および機能性が特に記述されており、システム100のデバイス(たとえば、UE102および104ならびにネットワーク・デバイス106)は、1つまたは複数のマルチ・キャリア変調スキームを使用してワイヤレス信号を通信するように構成されており、データ・シンボル同士が、複数の周波数サブキャリア(たとえば、OFDM、CP-OFDM、DFT-spread OFMD、UFMC、FMBCなど)を介して同時に送信されることが可能である。
さまざまな実施形態においては、システム100は、5Gワイヤレス・ネットワーキングの特徴および機能性を提供および採用するように構成されることが可能である。5Gワイヤレス通信ネットワークは、指数関数的に増大するデータ・トラフィックの需要を満たすこと、ならびに人々およびマシンが実質的にゼロの待ち時間でギガビット・データ・レートを享受するのを可能にすることを期待されている。4Gに比較して、5Gは、より多様なトラフィック・シナリオをサポートする。たとえば、4Gネットワークによってサポートされている従来のUE(たとえば、電話、スマートフォン、タブレット、PC、テレビジョン、インターネット対応テレビジョンなど)間におけるさまざまなタイプのデータ通信に加えて、5Gネットワークは、無人車両環境に関連したスマート・カー間におけるデータ通信、ならびにマシン・タイプ通信(MTC)をサポートするために採用されることが可能である。これらの異なるトラフィック・シナリオの劇的な異なる通信ニーズを考慮すると、マルチ・キャリア変調スキーム(たとえば、OFDMおよび関連したスキーム)の利点を保持しながらトラフィック・シナリオに基づいて波形パラメータを動的に構成する能力は、5Gネットワークの高い速度/キャパシティおよび低い待ち時間に対する需要に著しい寄与を提供することが可能である。帯域幅をいくつかのサブ帯域へと分割する波形を用いて、別々のタイプのサービスが、最も適切な波形およびニューメロロジーを伴う別々のサブ帯域において対応されることが可能であり、5Gネットワークのための改善されたスペクトル利用につながる。
次いで図2を参照すると、示されているのは、本開示のさまざまな態様および実施形態によるメッセージ・シーケンス・チャート200の例示的なブロック図である。
メッセージ・シーケンス・チャート200は、gNodeB202と、gNodeB202のセル内のUE204との間におけるものであることが可能である。gNodeB202は、基準信号206(CSI-RS)をUE204へ送ることが可能である。基準信号206は、パイロット信号であることが可能であり、このパイロット信号は、セルラー固有またはUE固有であり、チャネル状態情報(CSI)およびビーム固有の情報(ビームRSRP)を取得するためにUE204によって使用される。5Gワイヤレス・ネットワークにおいては、CSI-RSはUE固有であり、したがってそれは、著しく低い時間/周波数密度を有することが可能である。基準信号206は、データ・チャネルに関するチャネル推定のために端末によって使用されることを意図されている復調基準信号を含むことも可能である。「UE固有」というラベルは、それぞれの復調基準信号が単一の端末によるチャネル推定用として意図されているという事実に関連している。その固有の基準信号は次いで、その端末へのデータ・トラフィック・チャネル送信に割り振られているリソース・ブロック内で送信されるのみである。
UE204は、基準信号206から決定されたチャネル状態情報を含むフィードバック信号208を返信することが可能である。チャネル状態情報は、チャネル品質インジケータ、プリコーディング・マトリックス、ランク情報、およびリソース・インジケータ(ビーム・インジケータ)を含むことが可能である。ランク・インジケータは、gNodeB202とUE204との間における送信においてサポート可能であるレイヤの数を示す。たとえば、低いパワー、デバイス間における大きな距離、パス・ロス、および/またはその他の干渉の関数に起因してSINRが低い場合には、ランク・インジケータは1であることが可能であり、1つのレイヤのみがサポートされることが可能であることを示す。その他の実施形態においては、SINRが高い場合には、ランクは、2または4またはそれ以上であることが可能であり、複数のデータ・レイヤがサポートされることが可能であって、gNodeB202とUE204との間におけるMIMO通信を可能にすることを示す。
一実施形態においては、ダウンリンク制御チャネル210(Physical Downlink Control Channel-「PDCCH」)は、スケジューリング・グラントに関する情報を含み、この情報は、スケジュールされているMIMOレイヤの数、トランスポート・ブロック・サイズ、それぞれのコードワードに関する変調、HARQに関連したパラメータ、サブ帯域ロケーション、そしてまたそのサブ帯域に対応するPMIを含む。すべてのダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットが、上で示されているすべての情報を使用することが可能であるとは限らないことに留意されたい。一般には、PDCCHのコンテンツは、送信モードおよびDCIフォーマットに依存する。
従来のマルチコードワードMIMO通信に関しては、フィードバック・チャネルの(ダウンリンクおよびアップリンクの両方の)オーバーヘッドは、送信ランクに比例している。たとえば、UEによって報告されたランクが4に等しい場合には、受信機は、4つのチャネル品質インジケータを報告し、同様に送信機は、4つのトランスポート・ブロック・サイズ、変調フォーマット、HARQプロセス番号、冗長性バージョンなどに関連している情報を送信することを必要とする。したがってフィードバック・チャネルのオーバーヘッドは、送信ランクに比例している。オーバーヘッドを低減する目的で、コードワード・ディメンショニング原理が、レイヤをバンドルするためにLTEにおいて提案されており、コードワードごとに最大で2つのレイヤをサポートする。この場合、コードワードは、CRCを添付された情報ブロックとして定義される。それぞれのコードワードは、ターボ・コーディングを使用して別々にコーディングされ、それぞれのコードワードからのコーディングされたビットは、別々にスクランブルされる。送信されることになるコードワードのうちのそれぞれに関する複素数値変調シンボルが、1つまたは複数のレイヤ上にマップされる。コード・ワードqに関する複素数値変調シンボルd(q)(0),...,d(q)(M(q) symb-1)が、レイヤx(i)=[x(0)(i)...x(v-1)(i)],i=0,1,...Mlayer symb-1上にマップされ、vはレイヤの数であり、Mlayer symbは、レイヤごとの変調シンボルの数である。LTEにおいては、送信ランクが2を超える場合は常に、トランスポート・ブロック・サイズは、より高い数のビットに対応するように増大される。
MIMOコードワード・ディメンショニングが適用された場合には、ダウンリンクおよびアップリンク・フィードバック・シグナリングに起因するオーバーヘッドは低減される。しかしながら、コードワード・ディメンショニングに伴う欠点は、別々のチャネル品質を伴うMIMOレイヤ同士が1つのコードワードとして結合されるのでリンク・スループットが影響されることである。この問題を解決するために、本開示は、使用することを開示する。
ランク1の通信に関しては、gNodeB202は、1つのレイヤ上でDCIを含む1つのコードワードを送信することが可能である。ランク2の通信に関しては、gNodeB202は、2つのレイヤを表す1つのコードワードを送ることが可能であるか、またはそれぞれのダウンリンク制御チャネルがそれぞれ1つのコードワードを含むように2つのコードワードを別々のダウンリンク制御チャネル上で送ることが可能である。同様に、ランク4の条件に関しては、gNodeB202は、4つのコードワードを4つの異なるDCIチャネル上で別々に送ることが可能であるか、または2つのダウンリンク制御チャネルをスケジュールするためにコードワード拡張を使用することが可能であり、その場合、それぞれのダウンリンク制御チャネルは、2つのレイヤを表す単一のコードワードを含む。ダウンリンク制御情報は、スケジュールされているMIMOレイヤの数、トランスポート・ブロック・サイズ、それぞれのコードワードに関する変調、HARQに関連したパラメータ、サブ帯域ロケーション、そしてまたそれらのサブ帯域に対応するPMIを含む、データ・トラフィック・チャネルをスケジュールおよび確立することに関連している情報を含むことが可能である。
次いで図3を参照すると、示されているのは、本開示のさまざまな態様および実施形態による別のメッセージ・シーケンス・チャート300の例示的なブロック図である。図3においては、gNodeB302は、基準信号306をUE304へ送り、UE304は、ランクが少なくとも2であること、すなわち、2つのレイヤがサポートされることが可能であることを示す情報をフィードバック・チャネル308上で返信する。
gNodeB302は次いで、少なくとも別々のダウンリンク制御チャネル1(310)および2(312)上のレイヤに対応するコードワードをエンコードすることが可能であり、それらは、対応するデータ・トラフィック・チャネル1(314)および2(316)をそれぞれ確立するために使用されるスケジューリング情報およびその他のパラメータを含む。一実施形態においては、ランクが2である場合には、ダウンリンク制御チャネルは、それぞれ1つのレイヤを表すコードワードを含む。ランクが、4など、より高い場合には、ダウンリンク制御チャネル1(310)および2(312)におけるコードワードは、コードワード拡張を介してそれぞれ2つのレイヤを表すことが可能である。その他の実施形態においては、gNodeB302は、単一のコードワードをそれぞれが含む4つ以上のダウンリンク制御チャネルを確立することが可能である。
提案されているシステムの背後にある主な原理は、複数のコードワードのMIMOをサポートするために単一のスケジューリング・グラント/ダウンリンク制御チャネルを使用することよりもむしろ、ネットワークが、複数のスケジューリング・グラント/ダウンリンク制御チャネルを使用することであり、その場合、それぞれのダウンリンク制御構造は、複数のコードワードのMIMOに起因する利得を提供することによって、そこでの単一のコードワードのものと同じである。たとえば、図3において示されているように、複数のスケジューリング・グラントを伴う複数のコードワードのMIMO(2つのスケジューリング・グラントおよび2つのデータ・トラフィック・チャネルしか示していないが、同じコンセプトは、多数のスケジューリング・グラントおよび多数のデータ・トラフィック・チャネルへ拡張されることが可能である)。
gNodeB302は、フィードバック・チャネル308においてチャネル状態情報内に含めて受信されたランクに基づいてスケジューリング・グラントの数/データ・トラフィック・チャネルの数を決定することが可能である(ランク1および2に関しては、単一のコードワードを伴う単一の制御チャネルがあることが可能であり、その一方でランク3および4に関しては、gNodeB302は、2つのコードワードを伴う2つの制御チャネルを使用することが可能である)。別の実施形態においては、ネットワークは、UEの長期SINRもしくはパス・ロスまたはUEのロケーションに基づいて制御チャネルの数を決定することが可能である。たとえば、UEがセル・エッジの近くにあるか、またはより高いパス・ロスを有する場合には、1つの制御チャネルのみが使用されることになり、その一方でUEがセルの中央にあるか、または低いパス・ロスを有する場合には、複数の制御チャネルが使用されることが可能である。
gNodeB302が複数の制御チャネルの数を決定すると、それぞれの制御チャネルは、チャネルごとに1つのコードワードのみをスケジュールする、すなわち、単一のコードワードのMIMOの制御チャネルが使用される。たとえば、ネットワークが、4つのコードワードを伴うランク4のMIMOをスケジュールしたいと望む場合には、ネットワークは、4つのダウンリンク制御チャネルおよび4つのデータ・トラフィック・チャネルを送り、この場合、それぞれのデータ・トラフィック・チャネルは、ランク=1のものである。同じコンセプトが、コードワード拡張を用いて拡張されることが可能であり、すなわち、ランク4のMIMOが、2つのダウンリンク制御チャネルおよび2つのデータ・トラフィック・チャネルを用いてスケジュールされることが可能であり、この場合、それぞれのデータ・トラフィック・チャネルは、単一のコードワードを伴うランク2のものである。同じコンセプトが複数の構成に関して拡張されることが可能である。
gNodeB302は、どのアンテナ・ポート上にデータ・トラフィック・チャネルがマップされているかをダウンリンク制御チャネル1または2においてUE304へシグナリングすることも可能である。制御チャネルにおけるスケジューリング・グラントは次いで、どのアンテナ・ポート上でそれらのスケジューリング・グラントが有効であるかを示すことが可能である。UE304が複数のダウンリンク制御チャネルおよび複数のデータ・トラフィック・チャネルを受信すると、UE304は、マルチ・コードワードMIMOの全利点を達成するためにデータ・トラフィック・チャネル同士をまとめてデコードする。
次いで図4および図5を参照すると、示されているのは、本開示のさまざまな態様および実施形態によるMIMOシステムの例示的なブロック図400および500であり、ネットワーク・ノードが、4というランクを有する通信を取り扱うためにコードワード拡張をどのようにして実行することが可能であるかを示している。
図4においては、レイヤ1~4(402、404、406、および408)という4つのレイヤがあることが可能である。レイヤ1 402およびレイヤ2 404はそれぞれ、第1のダウンリンク制御チャネル414を介して送信される単一のコードワードA 410によって表されることが可能である。同様に、レイヤ3および4(406および408)は、コードワードB 412によって表されること、および第2のダウンリンク制御チャネル416を介してUEへ送信されることが可能である。
対照的に、図4におけるようにコードワード拡張を使用する代わりに、図5においては、レイヤ502、504、506、および508のそれぞれは、別々のコードワード510、512、514、および516によって表され、それぞれのダウンリンク制御チャネル518、520、522、および524を介して送信される。
いくつかの実施形態においては、ネットワーク・ノードは、SINR、パス・ロス、UEロケーション、もしくはその他のローカル・コンテキストなどのローカル条件に基づいて、またはモバイル・ネットワークによって確立されたさまざまな標準に基づいて、コードワード拡張を使用するか否かを決定することが可能である。
本明細書において記述されている実施形態は、ダウンリンク制御チャネル、すなわち、基地局デバイスからモバイル・デバイスへ、に関連して記述されているが、同じ原理がアップリンクおよびサイド・リンク・システムに適用されることも可能であることも理解されたい。同様に、簡単にするために、gNBに関して、無線ネットワーク・ノードを使用しており、または単にネットワーク・ノードが使用されていることに留意されたい。それは、UEにサービス提供する、および/または、UEが信号を受信する元であるその他のネットワーク・ノードもしくはネットワーク要素もしくは任意の無線ノードに接続されている任意のタイプのネットワーク・ノードを指す。無線ネットワーク・ノードの例は、Node B、基地局(BS)、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)ノード、gNB、eNode B、ネットワーク・コントローラ、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、リレーを制御するドナー・ノード、ベース・トランシーバ・ステーション(BTS)、アクセス・ポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナ・システム(DAS)におけるノードなどである。
同様に、受信に関して、ユーザ機器(UE)という用語を使用している。それは、セルラーまたはモバイル通信システムにおける無線ネットワーク・ノードと通信する任意のタイプのワイヤレス・デバイスを指す。UEの例は、ターゲット・デバイス、デバイス・ツー・デバイス(D2D)UE、マシン・タイプUE、またはマシン・ツー・マシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、タブレット、モバイル端末、スマート・フォン、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングルなどである。要素およびアンテナ・ポートという用語も、本開示においては、言い換え可能に使用されているが、同じ意味を伝えるものであることに留意されたい。
次いで図6を参照すると、示されているのは、本明細書において開示されているさまざまな実施形態による送信機デバイスである。
送信機デバイス602は、受信機デバイスへの制御チャネル送信に関連付けられているランクを決定するランク付けコンポーネント604を含むことが可能である。ランク付けコンポーネント604は、受信機デバイスから受信されたチャネル状態情報に基づいて、または受信機デバイスへの送信に関するそれまでの信号対干渉雑音比に基づいて、または受信機へのパス・ロスもしくは受信機のロケーションに基づいて、ランクを決定することが可能である。このランクは、送信機デバイス602によって使用可能であるデータ・レイヤの数を示すことが可能である。
送信機デバイス602は、ランクに基づいて、制御チャネル送信に関する制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第1の数のコードワードを決定するコードワード・コンポーネント606を含むことも可能である。コードワード・コンポーネント606は、コードワードの数をレイヤにマッチさせるためにコードワード拡張を使用するか、またはコードワードごとに2つのレイヤを使用するかを決定することが可能である。
送信機デバイスはさらに、第1の数のコードワードを送信するために第2の数の制御チャネル・グラントをスケジュールするスケジューラ・コンポーネント608を含むことが可能であり、それぞれのコードワードは、それぞれの制御チャネル・グラント上で別々にスケジュールされる。通知コンポーネント610は、データ・トラフィック信号をどこでどのようにして受信するかを受信機デバイスに知らせるために、後続のデータ・トラフィック・チャネルのためのアンテナ・ポートに関連付けられている情報を制御チャネル情報内に含めることも可能である。
次いで図7を参照すると、示されているのは、本開示のさまざまな態様および実施形態による単一のコードワードおよび複数のコードワードに関するスペクトル効率を示す例示的なグラフ700である。
一例として、グラフ700は、単一のコードワード704を伴う4×4MIMOシステムと、単一のデータ・トラフィック・チャネル上での4つのコードワードの送信702とに関するSNRに応じたスペクトル効率を示している。非常に低いSNRにおいては、単一のコードワード704に伴うパフォーマンスは、4つのコードワード702のパフォーマンスとほとんど同じであることが観察されることが可能である。これは、非常に低いSNR(0dBまたは-5dB)においてはランクがいずれも1である確率が高いからである。しかしながら、中ぐらいから高いSNRに関しては、単一のコードワード704に伴うパフォーマンスは、4つのコードワード702よりも劣っている。たとえば、10dBという中ぐらいのSNRにおいては、4つのコードワードのMIMOに比較してスペクトル効率において19%のロスである。同様に、25dBという高いSNRにおいては、4つのコードワードのMIMOに比較してロスは約20%である。単一のコードワードのMIMOにおいては、より弱いレイヤのSINRによってCQIが制御されるので、ロスが著しい。したがって、本明細書において開示されているようにチャネルごとに単一のコードワードを使用することによって、システムは、たとえ複数のコードワードが、単に別々のチャネル上で、同時に送信されていても、単一のコード・ワードのMIMO704のパフォーマンスを得ることが可能である。
図8は、上述のシステムに関連したプロセスを示している。図8におけるプロセスは、たとえば図1~図6それぞれにおけるシステムによって実施されることが可能である。説明を簡潔にする目的で、これらの方法は、一連のブロックとして示され記述されているが、いくつかのブロックは、本明細書において示され記述されているのとは異なる順序で、および/またはその他のブロックと同時に生じることが可能であるので、特許請求されている主題は、ブロック同士の順序によって限定されるものではないことを理解および認識されたい。その上、示されているブロックがすべて、以降で記述されている方法を実施するのに必要とされるとは限らない場合がある。
図8は、本開示のさまざまな態様および実施形態によるチャネルごとに単一のコードワードのMIMOの送信機を使用するための例示的な方法800を示している。
方法800は、802において開始することが可能であり、802において、この方法は、受信機デバイスへの多入力多出力プロトコルに従って生成される送信のための第1の数のデータ・レイヤを、プロセッサを含む送信機デバイスによって決定することを含む。
804において、この方法は、第1の数のデータ・レイヤに基づいて受信機デバイスへ制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第2の数のコードワードを送信機デバイスによって決定することを含む。
806において、この方法は、第2の数のコードワードを送信する際に経由する第3の数の制御チャネルを送信機デバイスによって確立することであって、第2の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、受信機デバイスへのそれぞれの制御チャネル上で別々にスケジュールされる、確立することを含む。
次いで図9を参照すると、示されているのは、本明細書において記述されているいくつかの実施形態による、ネットワークに接続することが可能なモバイル・デバイス900であることが可能であるユーザ機器)などの例示的なエンドユーザ・デバイスの概略ブロック図である。本明細書においてはモバイル・ハンドセット900が示されているが、その他のデバイスがモバイル・デバイスであることが可能であること、およびモバイル・ハンドセット900は、本明細書において記述されているさまざまな実施形態の実施形態用コンテキストを提供するために示されているにすぎないことが理解されるであろう。以降の論考は、さまざまな実施形態が実施されることが可能である適切な環境900の例の簡潔な概要を提供することを意図されている。この記述は、マシン可読ストレージ・メディア上で具体化されるコンピュータ実行可能命令という一般的なコンテキストを含むが、さまざまな実施形態は、その他のプログラム・モジュールと組み合わせて、および/またはハードウェアとソフトウェアとの組合せとして実施されることも可能であることを当業者なら認識するであろう。
一般に、アプリケーション(たとえば、プログラム・モジュール)は、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含むことが可能である。その上、本明細書において記述されている方法は、1つまたは複数の関連付けられているデバイスにそれぞれが動作可能に結合されることが可能である、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサ・システム、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、ならびにパーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、マイクロプロセッサベースのまたはプログラム可能な家庭用電化製品などを含むその他のシステム構成とともに実施されることが可能であることを当業者なら理解するであろう。
コンピューティング・デバイスは典型的に、さまざまなマシン可読メディアを含むことが可能である。マシン可読メディアは、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能なメディアであることが可能であり、揮発性メディアおよび不揮発性メディア、取り外し可能なメディアおよび取り外し不能なメディアの両方を含む。限定ではなく、例として、コンピュータ可読メディアは、コンピュータ・ストレージ・メディアおよび通信メディアを含むことが可能である。コンピュータ・ストレージ・メディアは、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他のデータなどの情報の格納のための任意の方法または技術において実施される揮発性メディアおよび/または不揮発性メディア、取り外し可能なメディアおよび/または取り外し不能なメディアを含むことが可能である。コンピュータ・ストレージ・メディアは、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、もしくはその他のメモリ技術、CD ROM、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、もしくはその他の光ディスク・ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージ、もしくはその他の磁気ストレージ・デバイス、または、所望の情報を格納するために使用されることが可能であって、コンピュータによってアクセスされることが可能であるその他の任意のメディアを含むことが可能であるが、それらには限定されない。
通信メディアは典型的に、変調されたデータ信号、たとえば、搬送波またはその他のトランスポート・メカニズムにおいてコンピュータ可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他のデータを具体化し、任意の情報配信メディアを含む。「変調されたデータ信号」という用語は、その信号の特性のうちの1つまたは複数が、その信号において情報をエンコードするような様式で設定または変更されている信号を意味する。限定ではなく、例として、通信メディアは、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線メディア、ならびに、音響メディア、RFメディア、赤外線メディア、およびその他のワイヤレス・メディアなどのワイヤレス・メディアを含む。上記のうちのいずれの組合せもまた、コンピュータ可読メディアの範囲内に含まれるものである。
ハンドセット900は、すべてのオンボード・オペレーションおよび機能を制御および処理するためのプロセッサ902を含む。メモリ904が、データおよび1つまたは複数のアプリケーション906(たとえば、ビデオ・プレーヤ・ソフトウェア、ユーザ・フィードバック・コンポーネント・ソフトウェアなど)の格納のためにプロセッサ902へインターフェース接続する。その他のアプリケーションは、ユーザ・フィードバック信号の開始を容易にする所定の音声コマンドの音声認識を含むことが可能である。アプリケーション906は、メモリ904内に、および/またはファームウェア908内に格納されること、ならびにメモリ904または/およびファームウェア908のいずれかまたは両方からプロセッサ902によって実行されることが可能である。ファームウェア908は、ハンドセット900を初期化する際に実行用のスタートアップ・コードを格納することも可能である。通信コンポーネント910は、外部システム、たとえば、セルラー・ネットワーク、VoIPネットワークなどとの有線/ワイヤレス通信を容易にするためにプロセッサ902へインターフェース接続する。ここでは、通信コンポーネント910は、適切なセルラー・トランシーバ911(たとえば、GSM(登録商標)トランシーバ)および/または対応する信号通信のためのライセンス供与されていないトランシーバ913(たとえば、Wi-Fi、WiMAX)を含むことも可能である。ハンドセット900は、セルラー電話、モバイル通信能力を有するPDA、およびメッセージング中心のデバイスなどのデバイスであることが可能である。通信コンポーネント910はまた、地上無線ネットワーク(たとえば、放送)、デジタル衛星無線ネットワーク、およびインターネットベースの無線サービス・ネットワークからの通信の受信を容易にする。
ハンドセット900は、テキスト、イメージ、ビデオ、電話機能(たとえば、Caller ID機能)、セットアップ機能を表示するための、およびユーザ入力のためのディスプレイ912を含む。たとえば、ディスプレイ912は、マルチメディア・コンテンツ(たとえば、音楽メタデータ、メッセージ、壁紙、グラフィックスなど)の提示に対応することが可能である「スクリーン」と呼ばれることも可能である。ディスプレイ912は、ビデオを表示することも可能であり、ビデオ・クォートの生成、編集、および共有を容易にすることが可能である。シリアルI/Oインターフェース914が、プロセッサ902との通信状態で提供されて、ハードワイヤ接続、ならびにその他のシリアル入力デバイス(たとえば、キーボード、キーパッド、およびマウス)を通じた有線および/またはワイヤレス・シリアル通信(たとえば、USB、および/またはIEEE1394)を容易にする。これは、たとえば、ハンドセット900の更新およびトラブルシューティングをサポートする。オーディオ機能が、オーディオI/Oコンポーネント916を用いて提供され、オーディオI/Oコンポーネント916は、たとえば、ユーザ・フィードバック信号を開始するための適切なキーまたはキーの組合せをユーザが押下したという表示に関連したオーディオ信号の出力のためのスピーカーを含むことが可能である。オーディオI/Oコンポーネント916はまた、データおよび/または電話音声データを記録するための、ならびに電話会話のための音声信号を入力するためのマイクロフォンを通じたオーディオ信号の入力を容易にする。
ハンドセット900は、カード・サブスクライバ・アイデンティティ・モジュール(SIM)またはユニバーサルSIM920のフォーム・ファクタでのSIC(Subscriber Identity Component)に対応するための、およびSIMカード920をプロセッサ902とインターフェース接続するためのスロット・インターフェース918を含むことが可能である。しかしながら、SIMカード920は、ハンドセット900に内蔵して製造されて、データおよびソフトウェアをダウンロードすることによって更新されることが可能であることを理解されたい。
ハンドセット900は、ISPまたはブロードバンド・ケーブル・テレビ業者を通じた、たとえば、インターネット、コーポレート・イントラネット、ホーム・ネットワーク、パーソン・エリア・ネットワーク等などのIPネットワークからのIPトラフィックに対応するために、通信コンポーネント910を通じてIPデータ・トラフィックを処理することが可能である。したがって、VoIPトラフィックがハンドセット800によって利用されることが可能であり、IPベースのマルチメディア・コンテンツが、エンコードされたまたはデコードされたフォーマットのいずれかで受信されることが可能である。
ビデオ処理コンポーネント922(たとえば、カメラ)が、エンコードされたマルチメディア・コンテンツをデコードするために提供されることが可能である。ビデオ処理コンポーネント922は、ビデオ・クォートの生成、編集、および共有を容易にする上で役立つことが可能である。ハンドセット900はまた、バッテリーおよび/またはAC電力サブシステムの形態の電源924を含み、この電源924は、電力I/Oコンポーネント926によって外部電力システムまたは充電機器(図示せず)へインターフェース接続することが可能である。
ハンドセット900は、受信されたビデオ・コンテンツを処理するための、ならびにビデオ・コンテンツを記録および送信するためのビデオ・コンポーネント930を含むことも可能である。たとえば、ビデオ・コンポーネント930は、ビデオ・クォートの生成、編集、および共有を容易にすることが可能である。ロケーション・トラッキング・コンポーネント932が、ハンドセット900を地理的に位置決定することを容易にする。上述されているように、これは、ユーザが自動的にまたは手動でフィードバック信号を開始したときに生じることが可能である。ユーザ入力コンポーネント934が、ユーザが品質フィードバック信号を開始することを容易にする。ユーザ入力コンポーネント934は、ビデオ・クォートの生成、編集、および共有を容易にすることも可能である。ユーザ入力コンポーネント934は、そのような従来の入力デバイス技術、たとえば、キーパッド、キーボード、マウス、スタイラス・ペン、および/またはタッチ・スクリーンなどを含むことが可能である。
アプリケーション906を再び参照すると、ヒステリシス・コンポーネント936が、アクセス・ポイントにいつ関連付けるかを決定するために利用されるヒステリシス・データの分析および処理を容易にする。Wi-Fiトランシーバ913がアクセス・ポイントのビーコンを検知した場合にヒステリシス・コンポーネント938のトリガリングを容易にするソフトウェア・トリガー・コンポーネント938が提供されることが可能である。SIPクライアント940が、ハンドセット900がSIPプロトコルをサポートしてサブスクライバをSIPレジストラ・サーバに登録することを可能にする。アプリケーション906は、少なくとも、マルチメディア・コンテンツ、たとえば音楽を見つけて、再生して、格納する能力を提供するクライアント942を含むことも可能である。
ハンドセット900は、通信コンポーネント810に関連して上で示されているように、屋内ネットワーク無線トランシーバ913(たとえば、Wi-Fiトランシーバ)を含む。この機能は、デュアルモードGSM(登録商標)ハンドセット900のためにIEEE802.11などの屋内無線リンクをサポートする。ハンドセット900は、ワイヤレス音声およびデジタル無線チップセットを単一のハンドヘルド・デバイスへと組み合わせることが可能であるハンドセットを通じて、少なくとも衛星無線サービスに対応することが可能である。
次いで図13を参照すると、記述されている例示的な実施形態において実行される機能およびオペレーションを実行するように動作できるコンピュータ1300のブロック図が示されている。たとえば、ネットワーク・ノード(たとえば、ネットワーク・ノード406)は、図13において記述されているコンポーネントを含むことが可能である。コンピュータ1300は、有線またはワイヤレス通信ネットワークと、サーバおよび/または通信デバイスとの間におけるネットワーキングおよび通信能力を提供することが可能である。そのさまざまな態様に関するさらなるコンテキストを提供するために、図13および以降の論考は、エンティティと第三者との間における取引の確立を容易にするために実施形態のさまざまな態様が実施されることが可能である適切なコンピューティング環境の簡潔な概要を提供することを意図されている。上の記述は、1つまたは複数のコンピュータ上で稼働することが可能であるコンピュータ実行可能命令という一般的なコンテキスト内にあるが、さまざまな実施形態は、その他のプログラム・モジュールと組み合わせて、および/またはハードウェアとソフトウェアとの組合せとして実施されることも可能であることを当業者なら認識するであろう。
一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含む。その上、本発明の方法は、1つまたは複数の関連付けられているデバイスにそれぞれが動作可能に結合されることが可能である、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサ・コンピュータ・システム、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、ならびにパーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、マイクロプロセッサベースのまたはプログラム可能な家庭用電化製品などを含むその他のコンピュータ・システム構成とともに実施されることが可能であることを当業者なら理解するであろう。
さまざまな実施形態の示されている態様は、通信ネットワークを通じてリンクされているリモート処理デバイス同士によって特定のタスクが実行される分散コンピューティング環境において実施されることも可能である。分散コンピューティング環境においては、ローカルおよびリモートの両方のメモリ・ストレージ・デバイスにプログラム・モジュールが配置されることが可能である。
コンピューティング・デバイスは典型的に、さまざまなメディアを含み、それらのメディアは、コンピュータ可読ストレージ・メディアまたは通信メディアを含むことが可能であり、これらの2つの用語は、本明細書においては、下記のように互いに異なって使用されている。
コンピュータ可読ストレージ・メディアは、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能なストレージ・メディアであることが可能であり、揮発性メディアおよび不揮発性メディア、取り外し可能なメディアおよび取り外し不能なメディアの両方を含む。限定ではなく、例として、コンピュータ可読ストレージ・メディアは、コンピュータ可読命令、プログラム・モジュール、構造化されているデータ、または構造化されていないデータなどの情報の格納のための任意の方法または技術に関連して実施されることが可能である。コンピュータ可読ストレージ・メディアは、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、もしくはその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくはその他の光ディスク・ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージ、もしくはその他の磁気ストレージ・デバイス、または、所望の情報を格納するために使用されることが可能であるその他の有形のおよび/もしくは非一時的なメディアを含むことが可能であるが、それらには限定されない。コンピュータ可読ストレージ・メディアは、そのメディアによって格納されている情報に関するさまざまなオペレーションのために、たとえば、アクセス要求、クエリー、またはその他のデータ取り出しプロトコルを介して、1つまたは複数のローカルのまたはリモートのコンピューティング・デバイスによってアクセスされることが可能である。
通信メディアは、変調されたデータ信号などのデータ信号、たとえば、搬送波またはその他のトランスポート・メカニズムにおいてコンピュータ可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他の構造化されているもしくは構造化されていないデータを具体化することが可能であり、任意の情報配信またはトランスポート・メディアを含む。「変調されたデータ信号」または信号という用語は、その信号の特性のうちの1つまたは複数が、1つまたは複数の信号において情報をエンコードするような様式で設定または変更されている信号を指す。限定ではなく、例として、通信メディアは、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線メディア、ならびに、音響メディア、RFメディア、赤外線メディア、およびその他のワイヤレス・メディアなどのワイヤレス・メディアを含む。
図10を参照すると、エンドユーザ・デバイスに関して本明細書において記述されているさまざまな態様を実施することは、コンピュータ1000を含むことが可能であり、コンピュータ1000は、処理ユニット1004、システム・メモリ1006、およびシステム・バス1008を含む。システム・バス1008は、システム・メモリ1006を含むがそれには限定されないシステム・コンポーネントを処理ユニット1004に結合する。処理ユニット1004は、さまざまな市販のプロセッサのうちのいずれかであることが可能である。デュアル・マイクロプロセッサおよびその他のマルチプロセッサ・アーキテクチャが、処理ユニット1004として採用されることも可能である。
システム・バス1008は、さまざまな市販のバス・アーキテクチャのうちのいずれかを使用してメモリ・バス(メモリ・コントローラを伴うまたは伴わない)、ペリフェラル・バス、およびローカル・バスにさらに相互接続することが可能であるいくつかのタイプのバス構造のうちのいずれかであることが可能である。システム・メモリ1006は、読み取り専用メモリ(ROM)1027およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)1012を含む。基本入出力システム(BIOS)は、ROM、EPROM、EEPROMなどの不揮発性メモリ1027内に格納されており、このBIOSは、スタートアップ中などにコンピュータ1000内の要素間において情報を転送するのを補助する基本ルーチンを含む。RAM1012は、データをキャッシュするためのスタティックRAMなどの高速RAMを含むことも可能である。
コンピュータ1000はさらに、内蔵ハード・ディスク・ドライブ(HDD)1014(たとえば、EIDE、SATA)を含み、この内蔵ハード・ディスク・ドライブ1014は、適切なシャーシ(図示せず)、磁気フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)1016(たとえば、取り外し可能なディスケット1018との間で読み取りまたは書き込みを行うための)、および光ディスク・ドライブ1020(たとえば、CD-ROMディスク1022を読み取る、またはDVDなどのその他の高容量の光メディアとの間で読み取りもしくは書き込みを行うための)における外部使用のために構成されることも可能である。ハード・ディスク・ドライブ1014、磁気ディスク・ドライブ1016、および光ディスク・ドライブ1020は、それぞれハード・ディスク・ドライブ・インターフェース1024、磁気ディスク・ドライブ・インターフェース1026、および光ドライブ・インターフェース1028によってシステム・バス1008に接続されることが可能である。外部ドライブ実施態様のためのインターフェース1024は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)およびIEEE1394インターフェース技術のうちの少なくとも1つまたは両方を含む。その他の外部ドライブ接続技術は、本実施形態の想定内である。
ドライブおよびそれらの関連付けられているコンピュータ可読メディアは、データ、データ構造、コンピュータ実行可能命令などの不揮発性の格納を提供する。コンピュータ1000に関しては、ドライブおよびメディアは、あらゆるデータの適切なデジタル・フォーマットでの格納に対応する。上でのコンピュータ可読メディアの記述は、HDD、取り外し可能な磁気ディスケット、およびCDまたはDVDなどの取り外し可能な光メディアに言及しているが、コンピュータ1000によって読み取り可能であるその他のタイプのメディア、たとえば、ジップ・ドライブ、磁気カセット、フラッシュ・メモリ・カード、カートリッジなどが、例示的な動作環境において使用されることも可能であること、そしてさらに、いずれのそのようなメディアも、開示されている実施形態の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むことが可能であることが当業者によって理解されるはずである。
オペレーティング・システム1030、1つまたは複数のアプリケーション・プログラム1032、その他のプログラム・モジュール1034、およびプログラム・データ1036を含む複数のプログラム・モジュールが、ドライブおよびRAM1012内に格納されることが可能である。オペレーティング・システム、アプリケーション、モジュール、および/またはデータのすべてまたは部分が、RAM1012内にキャッシュされることも可能である。さまざまな実施形態は、さまざまな市販のオペレーティング・システムまたはオペレーティング・システムの組合せを用いて実施されることが可能であることを理解されたい。
ユーザは、1つまたは複数の有線/ワイヤレス入力デバイス、たとえば、キーボード1038、およびマウス1040などのポインティング・デバイスを通じてコマンドおよび情報をコンピュータ1000内に入力することが可能である。その他の入力デバイス(図示せず)は、マイクロフォン、IRリモコン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、スタイラス・ペン、タッチ・スクリーンなどを含むことが可能である。これらおよびその他の入力デバイスはしばしば、システム・バス1008に結合されている入力デバイス・インターフェース1042を通じて処理ユニット1004に接続されるが、その他のインターフェース、たとえば、パラレル・ポート、IEEE1394シリアル・ポート、ゲーム・ポート、USBポート、IRインターフェースなどによって接続されることが可能である。
モニタ1044またはその他のタイプのディスプレイ・デバイスも、ビデオ・アダプタ1046などのインターフェースを通じてシステム・バス1008に接続される。モニタ1044に加えて、コンピュータ1000は典型的に、その他の周辺出力デバイス(図示せず)、たとえば、スピーカー、プリンタなどを含む。
コンピュータ1000は、リモート・コンピュータ1048などの1つまたは複数のリモート・コンピュータへの有線および/またはワイヤレス通信による論理接続を使用して、ネットワーク化された環境において動作することが可能である。リモート・コンピュータ1048は、ワークステーション、サーバ・コンピュータ、ルータ、パーソナル・コンピュータ、ポータブル・コンピュータ、マイクロプロセッサベースのエンターテイメント・デバイス、ピア・デバイス、またはその他の一般的なネットワーク・ノードであることが可能であり、典型的には、コンピュータに関連して記述されている要素のうちの多くまたはすべてを含むが、簡潔にするために、メモリ/ストレージ・デバイス1050のみが示されている。示されている論理接続は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)1052および/またはより大きなネットワーク、たとえば、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)1054への有線/ワイヤレス接続性を含む。そのようなLANおよびWANネットワーキング環境は、オフィスおよび会社においてよく見受けられ、イントラネットなどの企業規模のコンピュータ・ネットワークを容易にし、それらのネットワークのすべては、グローバルな通信ネットワーク、たとえばインターネットに接続することが可能である。
LANネットワーキング環境において使用される場合には、コンピュータ1000は、有線および/またはワイヤレス通信ネットワーク・インターフェースまたはアダプタ1056を通じてローカル・ネットワーク1052に接続される。アダプタ1056は、LAN1052への有線またはワイヤレス通信を容易にすることが可能であり、LAN1052は、ワイヤレス・アダプタ1056と通信するためにその上に配置されているワイヤレス・アクセス・ポイントを含むことも可能である。
WANネットワーキング環境において使用される場合には、コンピュータ1000は、モデム1058を含むことが可能であり、またはWAN1054上の通信サーバに接続され、またはインターネットを経由してなど、WAN1054を介して通信を確立するためのその他の手段を有する。モデム1058は、内蔵または外付けであること、および有線またはワイヤレス・デバイスであることが可能であり、入力デバイス・インターフェース1042を通じてシステム・バス1008に接続される。ネットワーク化された環境においては、コンピュータまたはその部分に関して示されているプログラム・モジュールは、リモート・メモリ/ストレージ・デバイス1050内に格納されることが可能である。示されているネットワーク接続は、例示的なものであり、コンピュータ間における通信リンクを確立するその他の手段が使用されることが可能であることが理解されるであろう。
コンピュータは、ワイヤレス通信において動作可能に配置されている任意のワイヤレス・デバイスまたはエンティティ、たとえば、プリンタ、スキャナ、デスクトップおよび/またはポータブル・コンピュータ、ポータブル・データ・アシスタント、通信衛星、ワイヤレスに検知可能なタグに関連付けられている任意の機器またはロケーション(たとえば、キオスク、新聞売店、トイレ)、および電話と通信するように動作可能である。これは、少なくともWi-FiおよびBluetooth(商標)ワイヤレス技術を含む。したがって通信は、従来のネットワークと同様の事前に定義された構造、または単に少なくとも2つのデバイスの間におけるその場その場の通信であることが可能である。
Wi-Fi、またはワイヤレス・フィディリティは、配線を伴わずに、家のカウチ、ホテル・ルーム内のベッド、または職場の会議室からインターネットへの接続を可能にする。Wi-Fiは、携帯電話において使用されているのと同様のワイヤレス技術であり、このワイヤレス技術は、そのようなデバイス、たとえばコンピュータが基地局の範囲内のどこでも屋内および屋外でデータを送り受信することを可能にする。Wi-Fiネットワークは、セキュアな信頼できる高速のワイヤレス接続性を提供するために、IEEE802.11(a、b、g、nなど)と呼ばれる無線技術を使用する。Wi-Fiネットワークは、コンピュータ同士を互いに、インターネットに、および有線ネットワーク(IEEE802.3またはイーサネット(登録商標)を使用する)に接続するために使用されることが可能である。Wi-Fiネットワークは、ライセンス供与されていない2.4および5GHz無線帯域において、たとえば、11Mbps(802.11b)もしくは54Mbps(802.11a)のデータ・レートで、または両方の帯域(デュアル帯域)を含む製品とともに動作し、したがって、それらのネットワークは、多くのオフィスにおいて使用されている基本的な「10BaseT」有線イーサネット(登録商標)・ネットワークと同様の現実世界のパフォーマンスを提供することが可能である。
本願において使用される際には、「システム」、「コンポーネント」、「インターフェース」などの用語は一般に、コンピュータ関連のエンティティ、または1つもしくは複数の特定の機能性を有する動作可能なマシンに関連したエンティティを指すことを意図されている。本明細書において開示されているエンティティは、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかであることが可能である。たとえば、コンポーネントは、プロセッサ上で稼働しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであることが可能であるが、それらであることに限定されない。例として、サーバ上で稼働するアプリケーション、およびそのサーバの両方がコンポーネントであることが可能である。1つまたは複数のコンポーネントが、1つのプロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することが可能であり、1つのコンポーネントが、1つのコンピュータ上に局在されること、および/または2つ以上のコンピュータの間に分散されることが可能である。これらのコンポーネントは、さまざまなデータ構造をその上に格納されているさまざまなコンピュータ可読ストレージ・メディアから実行することも可能である。これらのコンポーネントは、1つまたは複数のデータ・パケット(たとえば、ローカル・システムや分散システム内の別のコンポーネントと対話する、および/または信号を介してインターネットなどのネットワークを経由してその他のシステムと対話する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従ってなど、ローカル・プロセスおよび/またはリモート・プロセスを介して通信することが可能である。別の例として、コンポーネントは、電気回路または電子回路によって操作される機械的な部分によって提供される特定の機能性を有する装置であることが可能であり、その電気回路または電子回路は、プロセッサによって実行されるソフトウェア・アプリケーションまたはファームウェア・アプリケーションによって操作され、プロセッサは、その装置にとって内部または外部にあることが可能であり、ソフトウェア・アプリケーションまたはファームウェア・アプリケーションの少なくとも一部を実行する。さらに別の例として、コンポーネントは、機械的な部分を有していない電子コンポーネントを通じて特定の機能性を提供する装置であることが可能であり、それらの電子コンポーネントは、それらの電子コンポーネントの機能性を少なくとも部分的にもたらすソフトウェアまたはファームウェアを実行するためのプロセッサを内部に含むことが可能である。インターフェースは、入力/出力(I/O)コンポーネント、ならびに関連付けられているプロセッサ、アプリケーション、および/またはAPIコンポーネントを含むことが可能である。
さらに、開示されている主題は、その開示されている主題を実施するようにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組合せを作成するために標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用して、方法、装置、または製品として実施されることが可能である。本明細書において使用されている「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、コンピュータ可読キャリア、またはコンピュータ可読メディアからアクセス可能なコンピュータ・プログラムを包含することを意図されている。たとえば、コンピュータ可読メディアは、磁気ストレージ・デバイス、たとえば、ハード・ディスク、フロッピー・ディスク、磁気ストリップ、光ディスク(たとえば、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、ブルーレイ・ディスク(商標)(BD))、スマート・カード、フラッシュ・メモリ・デバイス(たとえば、カード、スティック、キー・ドライブ)、ならびに/または、ストレージ・デバイスおよび/もしくは上述のコンピュータ可読メディアのうちのいずれかをエミュレートする仮想デバイスを含むことが可能であるが、それらには限定されない。
「プロセッサ」という用語は、本明細書において採用される際には、シングルコア・プロセッサ、ソフトウェア・マルチスレッド実行能力を有するシングルプロセッサ、マルチコア・プロセッサ、ソフトウェア・マルチスレッド実行能力を有するマルチコア・プロセッサ、ハードウェア・マルチスレッド技術を有するマルチコア・プロセッサ、パラレル・プラットフォーム、および分散共有メモリを有するパラレル・プラットフォームを含むがそれらを含むことには限定されない実質的に任意のコンピューティング処理ユニットまたはデバイスを指すことが可能である。加えて、プロセッサは、本明細書において記述されている機能を実行するように設計されている集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、またはそれらの任意の組合せを指すことが可能である。プロセッサは、スペース使用を最適化するために、またはユーザ機器のパフォーマンスを高めるために、分子および量子ドット・ベースのトランジスタ、スイッチ、およびゲートなどであるがそれらには限定されないナノスケール・アーキテクチャを活用することが可能である。プロセッサは、コンピューティング処理ユニットの組合せとして実装されることも可能である。
本明細書においては、コンポーネントのオペレーションおよび機能性に関連した「ストア」、「データ・ストア」、「データ・ストレージ」、「データベース」、「リポジトリ」、「キュー」などの用語、および実質的に任意のその他の情報ストレージ・コンポーネントは、「メモリ・コンポーネント」、または「メモリ」において具体化されるエンティティ、またはメモリを含むコンポーネントを指す。本明細書において記述されているメモリ・コンポーネントは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリのいずれかであることが可能であり、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含むことが可能であることが理解されるであろう。加えて、メモリ・コンポーネントまたはメモリ要素は、取り外し可能であること、または固定されていることが可能である。その上、メモリは、デバイスもしくはコンポーネントにとって内部もしくは外部にあること、または取り外し可能であること、もしくは固定されていることが可能である。メモリは、コンピュータによって読み取り可能であるさまざまなタイプのメディア、たとえば、ハードディスク・ドライブ、ジップ・ドライブ、磁気カセット、フラッシュ・メモリ・カードまたはその他のタイプのメモリ・カード、カートリッジなどを含むことが可能である。
限定ではなく、例として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラム可能ROM(PROM)、電気的プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュ・メモリを含むことが可能である。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含むことが可能であり、そのRAMは、外部キャッシュ・メモリとして機能する。限定ではなく、例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトRambus RAM(DRRAM)などの多くの形態で利用可能である。加えて、本明細書におけるシステムまたは方法の開示されているメモリ・コンポーネントは、これらおよびその他の任意の適切なタイプのメモリを含むことを意図されているが、それらを含むことには限定されない。
とりわけ、上述のコンポーネント、デバイス、回路、システムなどによって実行されるさまざまな機能に関しては、そのようなコンポーネントについて記述するために使用されている用語(「手段」への言及を含む)は、別段の指示がない限り、たとえ開示されている構造と構造面で均等でなくても、実施形態の本明細書において示されている例示的な態様における機能を実行する、記述されているコンポーネントの指定されている機能を実行する任意のコンポーネント(たとえば、機能面での均等物)に対応することを意図されている。この点については、実施形態は、さまざまな方法の行為および/またはイベントを実行するためのコンピュータ実行可能命令を有するシステムならびにコンピュータ可読メディアを含むことも認識されるであろう。
コンピューティング・デバイスは典型的に、さまざまなメディアを含み、それらのメディアは、コンピュータ可読ストレージ・メディアおよび/または通信メディアを含むことが可能であり、これらの2つの用語は、本明細書においては、下記のように互いに異なって使用されている。コンピュータ可読ストレージ・メディアは、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能なストレージ・メディアであることが可能であり、揮発性メディアおよび不揮発性メディア、取り外し可能なメディアおよび取り外し不能なメディアの両方を含む。限定ではなく、例として、コンピュータ可読ストレージ・メディアは、コンピュータ可読命令、プログラム・モジュール、構造化されているデータ、または構造化されていないデータなどの情報の格納のための任意の方法または技術に関連して実施されることが可能である。コンピュータ可読ストレージ・メディアは、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、もしくはその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくはその他の光ディスク・ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージ、もしくはその他の磁気ストレージ・デバイス、または、所望の情報を格納するために使用されることが可能であるその他の有形のおよび/もしくは非一時的なメディアを含むことが可能であるが、それらには限定されない。コンピュータ可読ストレージ・メディアは、そのメディアによって格納されている情報に関するさまざまなオペレーションのために、たとえば、アクセス要求、クエリー、またはその他のデータ取り出しプロトコルを介して、1つまたは複数のローカルのまたはリモートのコンピューティング・デバイスによってアクセスされることが可能である。
その一方で、通信メディアは典型的に、変調されたデータ信号などのデータ信号、たとえば、搬送波またはその他のトランスポート・メカニズムにおいてコンピュータ可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、またはその他の構造化されているもしくは構造化されていないデータを具体化し、任意の情報配信またはトランスポート・メディアを含む。「変調されたデータ信号」または信号という用語は、その信号の特性のうちの1つまたは複数が、1つまたは複数の信号において情報をエンコードするような様式で設定または変更されている信号を指す。限定ではなく、例として、通信メディアは、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線メディア、ならびに、音響メディア、RFメディア、赤外線メディア、およびその他のワイヤレス・メディアなどのワイヤレス・メディアを含む。
さらに、「ユーザ機器」、「ユーザ・デバイス」、「モバイル・デバイス」、「モバイル」、ステーション」、「アクセス端末」、「端末」、「ハンドセット」、および類似の専門用語のような用語は一般に、データ、制御、音声、ビデオ、サウンド、ゲーミング、または実質的に任意のデータストリームまたはシグナリングストリームを受信または伝達するためにワイヤレス通信ネットワークまたはサービスのサブスクライバまたはユーザによって利用されるワイヤレス・デバイスを指す。上述の用語は、本明細書および関連した図面において言い換え可能に利用される。同様に、「アクセス・ポイント」、「ノードB」、「基地局」、「エボルブドNode B」、「セル」、「セル・サイト」などの用語は、本願においては言い換え可能に利用されること、ならびにサブスクライバ・ステーションのセットからのデータ、制御、音声、ビデオ、サウンド、ゲーミング、または実質的に任意のデータストリームまたはシグナリングストリームを供給および受信するワイヤレス・ネットワーク・コンポーネントまたはアプライアンスを指すことが可能である。データ・ストリームおよびシグナリング・ストリームは、パケット化されたまたはフレームベースのフローであることが可能である。本明細書および図面においては、コンテキストまたは明示的な区別が、屋外環境におけるモバイル・デバイスとの間でデータを供給および受信するアクセス・ポイントまたは基地局と、屋外のカバレッジ・エリアにおいて重ね合わされている限られた、主に屋内の環境において動作するアクセス・ポイントまたは基地局とに関する識別を提供することに留意されたい。データ・ストリームおよびシグナリング・ストリームは、パケット化されたまたはフレームベースのフローであることが可能である。
さらに、「ユーザ」、「サブスクライバ」、「顧客」、「消費者」などの用語は、文脈がこれらの用語の間における特定の区別を当然としない限り、本明細書の全体を通して言い換え可能に採用される。そのような用語は、人間エンティティ、関連付けられているデバイス、または、シミュレートされた視覚、サウンド認識などを提供することが可能である、人工知能(たとえば、複雑な数学的形式に基づいて推論を行う能力)を通じてサポートされる自動化されたコンポーネントを指すことが可能であることを理解されたい。加えて、「ワイヤレス・ネットワーク」および「ネットワーク」という用語は、本願においては言い換え可能に使用されており、その用語が利用されている文脈が、明確にする目的での区別を当然とする場合には、そのような区別は明示される。
その上、「例示的な」という言葉は、本明細書においては、例、事例、または例示としての役割を果たすことを意味するために使用されている。本明細書において「例示的な」と記述されている態様または設計は、必ずしもその他の態様または設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。むしろ、「例示的な」という言葉の使用は、具体的な様式でコンセプトを提示することを意図されている。本願において使用される際には、「または(もしくは)」という用語は、排他的な「または(もしくは)」よりもむしろ包括的な「または(もしくは)」を意味することを意図されている。すなわち、別段の指定がない限り、または文脈から明らかでない限り、「Xが、Aまたは(もしくは)Bを採用する」は、自然な包括的な順列のうちのいずれをも意味することを意図されている。すなわち、XがAを採用する、XがBを採用する、またはXがAおよびBの両方を採用する場合には、「Xが、Aまたは(もしくは)Bを採用する」は、上述の例のうちのいずれのもとでも満たされる。加えて、本願および添付の特許請求の範囲において使用されている「a」および「an」という冠詞は一般に、別段の指定ない限り、または単数形へ導かれることが文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである。
加えて、特定の特徴が、いくつかの実施態様のうちの1つのみに関して開示されているかもしれないが、そのような特徴は、任意の所与のまたは特定の用途にとって望ましく有利である可能性があるその他の実施態様の1つまたは複数のその他の特徴と結合されることが可能である。さらに、「includes」および「including」という用語およびその変形が、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用されている限り、これらの用語は、「comprising」という用語と同様の様式で包括的であることを意図されている。
本開示のさまざまな実施形態についての上述の記述、および対応する図、ならびに要約書において記述されていることは、本明細書においては例示的な目的で記述されており、網羅的であること、または開示されている実施形態を、開示されている厳密な形態に限定することを意図されているものではない。修正、並べ替え、組合せ、および付加を有するその他の実施形態は、開示されている主題の同じ、同様の、代替の、または代用の機能を実行するために実施されることが可能であり、したがって本開示の範囲内であるとみなされることを当技術分野における標準的な技術者なら認識することが可能であることを理解されたい。したがって、開示されている主題は、本明細書において記述されているいずれの単一の実施形態にも限定されるべきではなく、むしろ添付の特許請求の範囲に従う広がりおよび範囲において解釈されるべきである。

Claims (20)

  1. プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行される実行可能な命令を格納しているメモリと
    を含む送信機デバイスであって、前記命令が、
    制御チャネルを介した受信機デバイスへの第1の送信に関連付けられているランクを決定することと、
    前記ランクに基づいて、前記第1の送信に関する制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第1の数のコードワードを決定することと、
    前記第1の数のコードワードを送信するために第2の数の制御チャネル・グラントをスケジュールすることであって、前記第1の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、前記第2の数の制御チャネル・グラントのそれぞれの制御チャネル・グラント上で別々にスケジュールされる、スケジュールすることとを含み、
    前記スケジュールすることは、
    前記ランクがランク2であることに基づき、前記それぞれの制御チャネル・グラントが、1つのレイヤを表すそれぞれのコードワードを含むことと、
    前記ランクがランク2より大きいことに基づき、前記それぞれの制御チャネル・グラントが、コードワード拡張を介してそれぞれ2つのレイヤを表すそれぞれのコードワードを含むこととを含む、
    送信機デバイス。
  2. 前記命令がさらに、
    前記受信機デバイスへの第3の数のデータ・トラフィック・チャネルを確立することを含み、前記第3の数のデータ・トラフィック・チャネルのそれぞれのデータ・トラフィック・チャネルが、前記制御チャネルを含むそれぞれの制御チャネルに対応する、請求項1に記載の送信機デバイス。
  3. 前記ランクを前記決定することがさらに、前記受信機デバイスから受信されたチャネル状態情報に基づいて前記ランクを決定することを含む、請求項1に記載の送信機デバイス。
  4. 前記ランクを前記決定することが、前記受信機デバイスへの第2の送信に関して決定される信号対干渉雑音比を決定することに基づく、請求項1に記載の送信機デバイス。
  5. 前記ランクを前記決定することが、前記受信機デバイスへの第2の送信に関して決定されたパス・ロスに基づく、請求項1に記載の送信機デバイス。
  6. 前記ランクが、第1のランクおよび第2のランクよりも高い第3のランク未満であると決定されたことに応答して、コードワードの前記第1の数が1である、請求項1に記載の送信機デバイス。
  7. 前記ランクが第2のランクよりも高いと決定されたことに応答して、コードワードの前記第1の数が少なくとも2であり、前記第2のランクが、第1のランクよりも大きく、第3のランク未満である、請求項1に記載の送信機デバイス。
  8. 前記制御チャネル情報が、アンテナ・ポートに関連付けられている情報を含む、請求項1に記載の送信機デバイス。
  9. 前記制御チャネルが第1の制御チャネルであり、前記制御チャネル情報が、第1のデータ・トラフィック・チャネルに関連付けられている情報を含む、請求項8に記載の送信機デバイス。
  10. 受信機デバイスへの多入力多出力プロトコルに従って生成される送信のための第1の数のデータ・レイヤを、プロセッサを含む送信機デバイスによって決定することと、
    前記第1の数のデータ・レイヤに基づいて前記受信機デバイスへ制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第2の数のコードワードを前記送信機デバイスによって決定することと、
    前記第2の数のコードワードを送信する際に経由する第3の数の制御チャネルを前記送信機デバイスによって確立することであって、前記第2の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、前記受信機デバイスへのそれぞれの制御チャネル上で別々にスケジュールされる、確立することと
    含み、
    前記確立することは、
    前記第1の数のデータ・レイヤが2の値であることに基づき、前記それぞれの制御チャネルが、1つのレイヤを表すそれぞれのコードワードを含むことと、
    前記第1の数のデータ・レイヤが4の値またはそれ以上であることに基づき、前記それぞれの制御チャネルが、コードワード拡張を介してそれぞれ2つのレイヤを表すそれぞれのコードワードを含むこととを含む、
    方法。
  11. 前記第1の数のデータ・レイヤを前記決定することが、前記受信機デバイスから受信されたチャネル状態情報に基づいて決定された前記送信のランクに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の数のデータ・レイヤを前記決定することが、前記受信機デバイスへの前記送信に関して決定された信号対干渉雑音比に基づく、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第1の数のデータ・レイヤを前記決定することが、前記送信に適用可能であると決定された前記受信機デバイスへのパス・ロスに基づく、請求項10に記載の方法。
  14. 前記受信機デバイスへの第4の数のデータ・トラフィック・チャネルを前記送信機デバイスによって確立することをさらに含み、前記第4の数のデータ・トラフィック・チャネルのそれぞれのデータ・トラフィック・チャネルが、前記受信機デバイスへのそれぞれの制御チャネルに対応する、
    請求項10に記載の方法。
  15. データ・レイヤの前記第1の数が1または2であると決定されたことに応答して、コードワードの前記第2の数が1である、請求項10に記載の方法。
  16. データ・レイヤの前記第1の数が2よりも大きいと決定されたことに応答して、コードワードの前記第2の数が少なくとも2である、請求項10に記載の方法。
  17. 前記制御チャネル情報が、データ・トラフィック・チャネルのためのアンテナ・ポートに関連付けられている情報を含む、請求項10に記載の方法。
  18. デバイスのプロセッサにより実行される実行可能な命令を含むマシン可読ストレージ・メディアであって、前記命令が、
    受信機デバイスへの制御チャネル送信に関連付けられているランクを、前記受信機デバイスから受信されたチャネル状態情報に基づいて決定することと、
    前記ランクに基づいて、前記制御チャネル送信に関する制御チャネル情報を送信するために使用されることになる第1の数のコードワードを決定することと、
    前記第1の数のコードワードを送信するために第2の数の制御チャネルを確立することであって、前記第1の数のコードワードのそれぞれのコードワードが、それぞれの制御チャネル上で別々にスケジュールされる、確立することとを含み、
    前記確立することは、
    前記ランクがランク2であることに基づき、前記それぞれの制御チャネルが、1つのレイヤを表すコードワードを含むことと、
    前記ランクがランク2より大きいことに基づき、前記それぞれの制御チャネルが、コードワード拡張を介して2つのレイヤを表すコードワードを含むこととを含む、
    マシン可読ストレージ・メディア。
  19. 前記命令がさらに、
    前記受信機デバイスへの第3の数のデータ・トラフィック・チャネルを確立することを含み、前記第3の数のデータ・トラフィック・チャネルのそれぞれのデータ・トラフィック・チャネルが、それぞれの制御チャネルに対応する、請求項18に記載のマシン可読ストレージ・メディア。
  20. 前記命令がさらに、
    前記第3の数のデータ・トラフィック・チャネルのためのアンテナ・ポートに関連付けられている情報を前記受信機デバイスへシグナリングすることを含む、請求項19に記載のマシン可読ストレージ・メディア。
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