JP6996215B2 - プログラム生成方法および電子制御装置 - Google Patents
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Description
また、特許請求の範囲の従属項に記載の構成及び方法、従属項に記載の構成及び方法に対応する実施形態の構成及び方法、および特許請求の範囲に記載がなく実施形態等のみに記載の構成及び方法は、本発明においては任意の構成及び方法である。
なお、各実施形態に開示の構成は、各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。
発明が解決しようとする課題に記載した課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の手段と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
図1は、本発明の実施形態に共通の各種装置の配置を示すものである。自動車の車載ネットワーク10には、N個の電子制御装置(ECU)20、プログラム生成装置30、車両制御装置40、表示装置50、データコミュニケーションモジュール(DCM)60、車両動作状態取得装置70、等が接続されている。なお、プログラム生成装置30は、常時車載ネットワーク10に接続されていてもよいし、必要なときのみコネクタとケーブル等を用いて接続されてもよい。また、プログラム生成装置30に代えて、データコミュニケーションモジュール60を介して無線通信を用いて、常時又は必要なときのみプログラム生成装置80が接続されてもよい。
1.プログラム生成方法および生成された本件プログラム
図2は、本実施形態のプログラム生成方法のフロー示すフローチャートである。フローチャートの各ステップにつき、図3から図6を参照しながら説明する。なお、このプログラムの生成方法は、図1に記載の、演算装置(CPU)およびメモリを有する専用又は汎用のプログラム生成装置30またはプログラム生成装置80を用いて実行されるが、これに代えて、プログラムが書き込まれる対象である電子制御装置(ECU)20等の内部で実行されてもよい。
ここで、本発明の「プログラムコード」とは、機械語やアセンブリ言語で記述されたものの他、高級言語で記述されたものも含む。
また、本発明の「関数」とは、狭義の関数の他、メソッドと呼ばれるものも含む。
本発明の「重要度」とは、所定の評価基準に基づき分類される指標であり、分類の数は複数以上であればよい。
本発明の「使用頻度」とは、当該関数を実行する回数の他、当該関数を実行した合計時間など、当該関数の使用率を示すものであれば足りる。
また、本発明の「応じて」とは、直接または間接の対応関係が認められれば足りる。以下の、発明として記載された語も同様である。
ここで、本発明の「基づいて」とは、関数の重要度を反映したチェック処理命令の挿入がされていれば足り、重要度を直接指標として用いる場合の他、重要度に加えて重要度以外の要素も考慮する場合、および重要度に所定の演算を施したものを用いる場合も含む。以下同様。
ここで、本発明の「コンピュータ」とは、マイコンやモジュール、電子制御装置などの部品レベルとして把握されるもののほか、カーナビゲーションシステムや携帯電話、スマートフォン等、完成品レベルとして把握されるものも含まれる。
例えば、メイン関数(関数A)に関係する制御フローをチェック処理対象として加えてもよい。メイン関数はプログラム実行時に必ず実行する関数であることから、車両を使用するユーザの安全性という指標とは異なる他の重要度の指標、すなわち関数の使用頻度という重要度を含めることになる。あるいは、車両を使用するユーザの安全性という重要度以外の要素を考慮していることになる。
なお、上述のように、当該電子制御装置20内で本実施形態のプログラム生成方法が実行される場合は、このステップは省略される。
生成した本件プログラムは、車載ネットワーク10、又はDCM60を介して、本件プログラムが実行される電子制御装置(ECU)に書き込まれる。なお、本件プログラムが書き込まれ、かつ実行される電子制御装置(ECU)には、狭義の電子制御装置20の他、車両制御部40、表示装置50、DCM60、その他車載ネットワーク10に接続された情報処理装置すべてが含まれる。以下、電子制御装置20を例にして説明する。
ここで、本発明の「所定の処理」とは、予め定められた一定の処理の他、条件等に応じて処理内容が変わる処理も含まれる。
中央演算処理装置100の演算部101は、メモリ110に保存した本件プログラムを読み出して実行する(S201)。
実施形態1では、特定した関数を対象とする制御フローをチェックするチェック処理命令を挿入した。そして、チェック処理命令自体は必ずチェック処理を実行するものであった。これに対して、本実施形態は、チェック処理命令は必ずチェック処理命令を実行するものではなく、本件プログラムの実行時にチェック処理命令が実行されるかどうかが選択可能な構成を有するものである。
本実施形態のプログラム生成方法は、図2を用いて説明した実施形態1と基本的には同じである。ただし、本実施形態では、S104で特定される所定の重要度を、実施形態1よりも低く設定している。例えば、重要度が低以上の関数を特定し、重要度が低以上の関数が対象となる制御フローを特定する。そして、重要度が低以上の関数のコール/リターンが正しく実行されるかをチェックするチェック処理命令をプログラムコード内に挿入する(S105)。例えば、図4のリスクランクテーブルに基づき、重要度が低以上の関数を抽出し、関数B、関数C、関数Dを抽出する。
この場合を含む本件プログラムは、関数AないしD(本発明の「関数」に相当)、及び関数のコール/リターン関係である制御フロー(本発明の「制御フロー」に相当)をプログラムコード内に含むプログラムであり、制御フローが正しく実行されるかをチェックするチェック処理命令が挿入されており、チェック処理命令は、関数の重要度に基づいて実行するか否かが選択可能である、コンピュータにて実行可能なプログラムである。
本実施形態の電子制御装置の構成を、図10を用いて説明する。本実施形態の電子制御装置は、図7で説明した実施形態1の構成に加え、チェック処理命令選択部201を有している。チェック処理命令選択部201は、外部から入力された情報を用いて重要度を決定する。外部から入力された情報として、ユーザ等から重要度自体が入力されることのほか、車両の動作状態、例えば車速やギア等に応じて重要度を決定することが挙げられる。動作状態の詳細は、実施形態3で説明する。
チェック処理命令選択部201は、外部から入力された情報を用いて重要度を決定するとともに、決定された重要度を踏まえ、関数の重要度に基づいてチェック対象命令を選択する(S301)。
実施形態2では、プログラムコード内の関数自体の重要度は固定されており、外部から入力された情報を用いて重要度を決定し、関数の重要度に基づいて実行するチェック処理命令を選択した。これに対して、本実施形態では、プログラムコード内の関数自体の重要度を状況に応じて変化させるものである。
本実施形態のプログラム生成方法は、図2を用いて説明した実施形態1、および実施形態2と基本的には同じである。ただし、S102で取得するリスクランクテーブル、およびS105のチェック処理命令を挿入する基準が異なる。
本実施形態のリスクランクテーブルは、本件プログラムが実行される車両の「動作状態」に応じて、プログラムコード内の関数の重要度が変化することを示している。例えば、図13の場合、車両の駐車時、停止時、そして走行時に分けて重要度が規定されている。
ここで、本発明の「動作状態」とは、車速、ギア、ドアロック等、車両自体の状態を表す場合の他、ブレーキやハンドル、アクセル操作等、車両の操作状態、あるいは、走行する道路、天候、周辺車両の位置等、車両の周辺状況も含む。
なお、実施形態2と同様、本実施形態においても、全ての関数の制御フローを対象として挿入してもよい。その場合を含む本件プログラムは、0050段落に記載の通りである。
本実施形態の電子制御装置の構成を、図15を用いて説明する。本実施形態の電子制御装置は、図10で説明した実施形態2の構成に加え、動作状態検出部301、および重要度変更部302を有している。なお、本実施形態の別の態様として、図7で説明した実施形態1の構成に加え、動作状態検出部301、および重要度変更部302を有するようにしてもよい。
動作状態検出部301は、車載ネットワーク10に接続された車両動作状況取得装置80で検出された車両の動作状態を受信し、重要度変更部302に対して出力する(S401)。
実施形態1乃至3はいずれも、制御フローを正しく実行するための処理命令として、関数のコール/リターン時にコール/リターン先の関数のIDをチェックするチェック処理命令をプログラムコード内に挿入する構成を示した。これに対し、本実施形態4では、処理命令として、リターンアドレスをセキュア領域に格納するとともに、セキュア領域に格納されたリターンアドレスに基づいてリターン処理を実行するリターン処理命令をプログラムコード内に挿入する実施形態を、実施形態1乃至3との相違点を中心に説明する。
本実施形態のプログラム生成方法は、図2を用いて説明した実施形態1と基本的には同じである。ただし、本実施形態では、処理命令として、チェック処理命令に代わりリターン処理命令をプログラムコード内に挿入している。
そして、実施形態1と同様、リターン処理命令を挿入されたプログラムコードを有する本件プログラムが実装対象の電子制御装置20に書き込まれる。
ここで、「セキュア領域」とは、格納されるデータに対するセキュリティが確保されるメモリ領域であればよく、狭義のセキュア領域、すなわち、格納されるファイルやデータに対して、その読み書きに関してアクセス制限が施されたメモリ領域はもちろん、後述のシャドウスタック領域も含む。また、「セキュア領域」は、ROM、RAMのいずれでもよい。「シャドウスタック領域」とは、通常のプログラム実行時にアクセスするメモリ領域から分離されたメモリ領域であればよく、例えば、明示的に指定してアクセスする拡張セグメントのデータ領域などを含む。また、「基づいて」とは、リターン処理を実行するリターンアドレスの決定において、セキュア領域に格納されたリターンアドレスを使用していれば足り、セキュア領域に格納されたリターンアドレスをリターン先として直接用いる場合の他、その他の要素を考慮する場合も含む。
生成した本件プログラムは、実施形態1と同様、図7に示すような電子制御装置20に搭載される。しかしながら、後述するように、本件プログラムを搭載する電子制御装置20においては、検知部102及び処理部103は有さなくともよい。なお、セキュア領域及びスタック領域はメモリ110に設けられる。
中央演算処理装置の演算部101は、メモリ110に保存した本件プログラムを読み出し、プログラムを開始する。
まず、プログラムコード内の関数(図21の関数A又は関数B)を実行し、次いで、別の関数(関数C)をコールする(S501)。ここで、リターン処理命令が挿入されている場合、リターンアドレスをセキュア領域に格納する(S502、S503)。一方、リターン処理命令が挿入されていない場合には、従来通り、リターンアドレスをスタック領域に格納する(S502、S504)。なお、本実施形態4の応用例として、リターン処理命令を実行しない場合には、S504の後に、図22の点線で示すようにチェック処理命令を実行してもよい。
(変形例1)
上記実施形態によるリターン処理命令は、実施形態1に記載のチェック処理命令と同様、リターン処理命令が挿入されている場合には必ず、セキュア領域にリターンアドレスを格納するとともに、セキュア領域に格納されたリターンアドレスへとリターン処理を実行するものであった。
しかしながら、リターン処理命令は必ずリターン処理命令を実行するものではなくともよく、実施形態2に記載のチェック処理命令と同様、本件プログラムの実行時に、関数の重要度に基づいてリターン処理命令が実行されるかどうかを選択可能な構成としてもよい。この場合、本件プログラムを生成する際は、重要度が低以上の関数を特定し、重要度が低以上の関数が対象となる制御フローを特定するとともに、重要度が低以上の関数のリターンを正しく実行させるためにリターン処理命令をプログラムコード内に挿入する。また、本変形例1の電子制御装置の構成は、図10と基本的に同じであるが、チェック処理命令選択部201に代えて、リターン処理命令選択部を有する。
さらに、リターン処理命令を実行しない場合はリターンアドレスを格納するセキュア領域を無効化することにより、さらに、オーバーヘッドの増加を効率的に抑制してもよい。
実施形態4のリターン処理命令について、実施形態3に記載のチェック処理命令と同様、プログラムコード内の関数自体の重要度を状況に応じて変化させることにより、処理命令の実行対象を動的に変化させてもよい。この場合の電子制御装置の構成は、図15と基本的に同じであるが、チェック処理命令選択部201に代えて、リターン処理命令選択部を有する。
また、変形例1と同様、リターン処理命令を実行しない場合はリターンアドレスを格納するセキュア領域を無効化して、オーバーヘッドの増加を抑制してもよい。
実施形態1から4では、電子制御装置20に書き込まれた本件プログラム自体は変更されないが、プログラム自体を書き換えるようにしてもよい。例えば、処理命令の挿入位置を、使用状況や車両の動作状態に応じて変更するようにしてもよい。あるいは、実行される関数の使用頻度に応じて、処理命令の挿入位置を変更するようにしてもよい。
以上、本発明の各実施形態におけるプログラム生成方法、電子制御装置、およびプログラム生成方法で生成した本件プログラムの特徴について説明した。
Claims (19)
- プログラムコード内の関数及び前記関数のコール/リターン関係である制御フローを抽出する抽出ステップ(S101)と、
前記関数の重要度を決定する決定ステップ(S103)と、
前記重要度に基づいて、前記制御フローを正しく実行するための処理命令を前記プログラムコード内に挿入する挿入ステップ(S105)と、
を有し、
前記プログラムコードは、車両に搭載される電子制御装置に書き込まれるものであり、
前記重要度は、前記車両を使用するユーザの安全性に応じて定められたものである、
プログラム生成方法。 - プログラムコード内の関数及び前記関数のコール/リターン関係である制御フローを抽出する抽出ステップ(S101)と、
前記関数の重要度を決定する決定ステップ(S103)と、
前記重要度に基づいて、前記制御フローを正しく実行するための処理命令を前記プログラムコード内に挿入する挿入ステップ(S105)と、
を有し、
前記プログラムコードは、車両に搭載される電子制御装置に書き込まれるものであり、
前記重要度は、前記車両の動作状態に応じて動的に変化するものである、
プログラム生成方法。 - 前記処理命令は、前記制御フローが正しく実行されるかをチェックするチェック処理命令を含む、
請求項1又は2記載のプログラム生成方法。 - 前記プログラムコードは、第1の関数と、前記第1の関数からコールされるとともに、前記第1の関数にリターンする第2の関数とを含み、
前記処理命令は、前記第2の関数から前記第1の関数へのリターンアドレスをセキュア領域に格納するとともに、前記リターンアドレスに基づいて前記第2の関数から前記第1の関数へのリターン処理を実行するリターン処理命令を含む、
請求項1又は2記載のプログラム生成方法。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納された前記リターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項4記載のプログラム生成方法。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納されるリターンアドレスである第1のリターンアドレスと、前記第1の関数から前記第2の関数をコールする際にスタック領域に格納される前記第1の関数へのリターンアドレスである第2のリターンアドレスとを比較するとともに、前記第1及び第2のリターンアドレスが一致した場合には一致した前記第1及び第2のリターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項4記載のプログラム生成方法。 - 前記処理命令は、前記重要度に基づいて実行するか否かを選択可能である、
請求項1又は2記載のプログラム生成方法。 - プログラムコード内の関数のコール/リターン関係である制御フローを正しく実行するための処理命令が前記関数の重要度に基づいて前記プログラムコード内に挿入されているプログラムを実行する演算部(101)を有する、電子制御装置(20)であって、
前記プログラムコードは、車両に搭載される当該電子制御装置に書き込まれたものであり、
前記重要度は、前記車両を使用するユーザの安全性に応じて定められたものである、
電子制御装置(20)。 - プログラムコード内の関数のコール/リターン関係である制御フローを正しく実行するための処理命令が前記関数の重要度に基づいて前記プログラムコード内に挿入されているプログラムを実行する演算部(101)を有する、電子制御装置(20)であって、
前記プログラムコードは、車両に搭載される当該電子制御装置に書き込まれたものであり、
前記重要度は、前記車両の動作状態に応じて動的に変化するものである、
電子制御装置(20)。 - 前記処理命令は、前記制御フローが正しく実行されるかをチェックするチェック処理命令を含み、
当該電子制御装置はさらに、
前記チェック処理命令の出力を監視し、前記制御フローの異常を検知する検知部(102)と、
前記検知部の検知結果に基づき、所定の処理を行なう処理部(103)と、
を有する、請求項8又は9記載の電子制御装置。 - 前記プログラムコードは、第1の関数と、前記第1の関数からコールされるとともに、前記第1の関数にリターンする第2の関数とを含み、
前記処理命令は、前記第2の関数から前記第1の関数へのリターンアドレスをセキュア領域に格納するとともに、前記リターンアドレスに基づいて前記第2の関数から前記第1の関数へのリターン処理を実行するリターン処理命令を含む、
請求項8又は9記載の電子制御装置。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納された前記リターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項11記載の電子制御装置。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納されるリターンアドレスである第1のリターンアドレスと、前記第1の関数から前記第2の関数をコールする際にスタック領域に格納される前記第1の関数へのリターンアドレスである第2のリターンアドレスとを比較するとともに、前記第1及び第2のリターンアドレスが一致した場合には一致した前記第1及び第2のリターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項11記載の電子制御装置。 - 関数及び前記関数のコール/リターン関係である制御フローをプログラムコード内に含むプログラムであり、
前記制御フローを正しく実行するための処理命令が前記関数の重要度に基づいて前記プログラムコード内に挿入されており、
前記プログラムコードは、車両に搭載される電子制御装置に書き込まれたものであり、
前記重要度は、前記車両を使用するユーザの安全性に応じて定められたものである、
コンピュータにて実行可能なプログラム。 - 関数及び前記関数のコール/リターン関係である制御フローをプログラムコード内に含むプログラムであり、
前記制御フローを正しく実行するための処理命令が前記関数の重要度に基づいて前記プログラムコード内に挿入されており、
前記プログラムコードは、車両に搭載される電子制御装置に書き込まれたものであり、
前記重要度は、前記車両の動作状態に応じて動的に変化するものである、
コンピュータにて実行可能なプログラム。 - 前記処理命令は、前記制御フローが正しく実行されるかをチェックするチェック処理命令を含む、
請求項14又は15記載のプログラム。 - 前記プログラムコードは、第1の関数と、前記第1の関数からコールされるとともに、前記第1の関数にリターンする第2の関数とを含み、
前記処理命令は、前記第2の関数から前記第1の関数へのリターンアドレスをセキュア領域に格納するとともに、前記リターンアドレスに基づいて前記第2の関数から前記第1の関数へのリターン処理を実行するリターン処理命令を含む、
請求項14又は15記載のプログラム。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納された前記リターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項17記載のプログラム。 - 前記リターン処理命令は、前記セキュア領域に格納されるリターンアドレスである第1のリターンアドレスと、前記第1の関数から前記第2の関数をコールする際にスタック領域に格納される前記第1の関数へのリターンアドレスである第2のリターンアドレスとを比較するとともに、前記第1及び第2のリターンアドレスが一致した場合には一致した前記第1及び第2のリターンアドレスへとリターン処理を実行する、
請求項17記載のプログラム。
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