JP6996112B2 - Building structure - Google Patents
Building structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP6996112B2 JP6996112B2 JP2017102911A JP2017102911A JP6996112B2 JP 6996112 B2 JP6996112 B2 JP 6996112B2 JP 2017102911 A JP2017102911 A JP 2017102911A JP 2017102911 A JP2017102911 A JP 2017102911A JP 6996112 B2 JP6996112 B2 JP 6996112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- chimni
- air
- floor
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
本発明は、建物の内部空間を冷却するための建物構造に関する。 The present invention relates to a building structure for cooling the internal space of a building.
データセンター等の建物では、配置される高性能のサーバ(情報処理装置)の機能を十分に発揮させるために、通常、情報処理装置を冷却している。この場合、発熱した情報処理装置を効率よく冷却するために、コールドアイルとホットアイルとが形成されるように、サーバを配置する技術も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1には、筐体の底面側に設けられた冷気吸込口を介して、空調機から供給される冷気を導入し、筐体の背面側に設けた排気吸込口を介して、ホットアイル側に排気を行なうラック型空調機が記載されている。
In a building such as a data center, the information processing device is usually cooled in order to fully exert the function of the high-performance server (information processing device) to be arranged. In this case, in order to efficiently cool the heat-generating information processing apparatus, a technique of arranging a server so that a cold aisle and a hot aisle are formed is also being studied (see, for example, Patent Document 1). In
また、情報処理装置を冷却する場合、冷たい外気を取り入れて省電力化を図る技術も検討されている(例えば、非特許文献1参照。)。この非特許文献1には、建物の側面の外部から冷気を取り込み、この冷気を用いて情報処理装置を冷却する。そして、冷却により発生した暖気を、建物の中央に設けられたチムニの上部から排出する。
Further, when cooling an information processing apparatus, a technique for taking in cold outside air to save power is also being studied (see, for example, Non-Patent Document 1). In
非特許文献1に示すように、冷却により発生した暖気を排出するチムニを建物内に設けた場合、チムニの配置によって、内部空間が区切られ、レイアウトの自由度が低くなる。また、内部空間の上にチムニがある場合、チムニから雨等が浸入しないように構成する必要があり、建物構造が複雑になる可能性がある。
As shown in
・上記課題を解決するための建物構造は、建物外壁に囲まれた内部空間を備えた建物の建物構造であって、前記内部空間からの暖気を排出する排気ダクトが接続され、前記建物外壁の外側面に沿ってチムニを設ける。これにより、建物外壁の外側にチムニが設けられているので、内部空間のレイアウトの自由度を高くすることができる。 -The building structure for solving the above problems is a building structure having an internal space surrounded by the outer wall of the building, and an exhaust duct for discharging warm air from the internal space is connected to the outer wall of the building. A chimni is provided along the outer side surface. As a result, since the chimni is provided on the outside of the outer wall of the building, the degree of freedom in the layout of the internal space can be increased.
・上記建物構造において、前記チムニの壁部材は、前記建物の上層階において前記建物外壁から突出し、前記チムニの内部に設けられた支持部材に取り付けられていることが好ましい。これにより、建物外壁から突出させた支持部材を用いてチムニを支持することができる。 -In the building structure, it is preferable that the wall member of the chimni protrudes from the outer wall of the building on the upper floor of the building and is attached to a support member provided inside the chimni. As a result, the chimni can be supported by using the support member protruding from the outer wall of the building.
・上記建物構造において、前記支持部材は、グレーチングによって構成されたバルコニーであることが好ましい。これにより、グレーチングが暖気上昇の妨げにならず、バルコニーによってチムニを支持することができる。 -In the building structure, the support member is preferably a balcony configured by grating. As a result, the grating does not hinder the rise in warm air, and the chimni can be supported by the balcony.
・上記建物構造において、前記チムニの前記建物外壁と反対側の壁には、前記内部空間に外気を供給する外気取込部を設け、前記チムニ内に前記外気取込部と前記内部空間とを連通する外気ダクトを配置することが好ましい。これにより、建物の外気取込部側から、効率的に外気を取り込むことができる。 -In the building structure, an outside air intake portion for supplying outside air to the internal space is provided on the wall of the chimni opposite to the building outer wall , and the outside air intake portion and the internal space are provided in the chimni. It is preferable to arrange an outside air duct that communicates. As a result, the outside air can be efficiently taken in from the outside air intake portion side of the building.
・上記建物構造において、前記チムニは、前記チムニの最下部を閉鎖することが好ましい。これにより、チムニの最下部の近くに外気取込口がある場合でも、排気と給気とのショートサーキットを抑制することができる。 -In the building structure, it is preferable that the chimni closes the lowermost part of the chimni. As a result, even if there is an outside air intake port near the bottom of the chimni, it is possible to suppress a short circuit between the exhaust and the supply air.
・上記建物構造において、前記チムニは、最上部を塞ぐとともに、前記最上部よりも下方に、前記建物の最上部側に開口する排気口を設けることが好ましい。これにより、チムニの最上部の近くに外気取込口がある場合でも、排気と給気とのショートサーキットを抑制することができる。更に、外風圧の影響を少なくすることができる。 -In the building structure, it is preferable that the chimni closes the uppermost portion and is provided with an exhaust port that opens to the uppermost portion side of the building below the uppermost portion. As a result, even if there is an outside air intake port near the top of the chimni, it is possible to suppress a short circuit between the exhaust and the supply air. Further, the influence of the outside wind pressure can be reduced.
本発明によれば、チムニを用いて、建物の内部空間を効率的に冷却することができる。 According to the present invention, the chimni can be used to efficiently cool the interior space of the building.
以下、図1~図4を用いて、建物構造を具体化した一実施形態を説明する。図1は、建物構造の全体の概略断面図である。なお、図1においては、建物に設置される配管等は省略している。図2及び図4は、建物10の要部の部分拡大断面図である。図3(a)、(b)は、建物10の1階及び3階の要部の平面図である。
Hereinafter, an embodiment in which the building structure is embodied will be described with reference to FIGS. 1 to 4. FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the entire building structure. In addition, in FIG. 1, the piping and the like installed in the building are omitted. 2 and 4 are partially enlarged cross-sectional views of a main part of the
図1に示すように、本実施形態の建物構造を用いた建物10は、データセンター等として用いられ、建物本体11とチムニ30とを備える。建物10は、建物本体11を構成する柱12及び梁13、地下に配置された免震層L1を備える。免震層L1には、複数のアイソレータIsとダンパー(図示せず)とが配置されている。アイソレータIsは、柱12に対応する位置等に設けられる。
As shown in FIG. 1, the
建物本体11は、屋上階(4階)を有した3階建ての建物であって、鉄骨や鉄筋コンクリートで構成されている。建物本体11は、梁13に取り付けられる床スラブ16,17,18,19及び建物外壁20を備える。建物外壁20は、柱12や梁13の躯体によって区画された内部空間の外周を覆っている。建物外壁20において、対向する両外側面には、チムニ30が設けられている。このチムニ30の詳細については、後述する。
The
<建物本体11の内部構成>
次に、建物本体11の内部構成について説明する。
1階は、1階の床スラブ16及び2階の床スラブ(1階の天井スラブ)17で区画される。2階は、2階の床スラブ17及び3階の床スラブ(2階の天井スラブ)18で区画される。3階は、3階の床スラブ18及び4階の床スラブ(3階の天井スラブ)19で区画される。
<Internal configuration of the
Next, the internal configuration of the
The first floor is divided by a
そして、1階には、第1マシン室R1、空調機械室M1及び廊下P1が区画されている。更に、2階には、電気室Rp及び廊下P2が区画されている。また、3階には、1階と同様に、第2マシン室R2、空調機械室M2及び廊下P3が区画されている。 The first machine room R1, the air conditioning machine room M1, and the corridor P1 are partitioned on the first floor. Further, an electric room Rp and a corridor P2 are partitioned on the second floor. Further, on the third floor, the second machine room R2, the air conditioning machine room M2, and the corridor P3 are partitioned as in the first floor.
図3(a)及び図3(b)に示すように、空調機械室M1,M2は、マシン室(R1,R2)の両外側(チムニ30側)に配置されている。また、各階の廊下P1~P3は、建物本体11の外周を囲むように、同じ位置に配置される。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the air conditioning machine rooms M1 and M2 are arranged on both outer sides (chimni 30 side) of the machine room (R1, R2). Further, the corridors P1 to P3 on each floor are arranged at the same position so as to surround the outer periphery of the building
第1マシン室R1には、大規模な高速演算処理を行なう情報処理装置(いわゆるスーパーコンピュータ)が配置される。また、第2マシン室R2には、例えばサーバ等の情報処理装置が配置される。 An information processing device (so-called supercomputer) that performs large-scale high-speed arithmetic processing is arranged in the first machine room R1. Further, an information processing device such as a server is arranged in the second machine room R2.
図1に示す電気室Rpには、電気設備が配置される。この電気設備は、第1及び第2マシン室R1,R2に配置された情報処理装置に電気を供給する設備である。電気室Rpの中央には、トラス梁Tbが設けられている。このトラス梁Tbは、2階の床スラブ17に取り付けられた下弦材、3階の床スラブ18に取り付けられた上弦材、下弦材及び上弦材を連結する斜材を備える。
Electrical equipment is arranged in the electric room Rp shown in FIG. This electrical equipment is equipment that supplies electricity to the information processing devices arranged in the first and second machine rooms R1 and R2. A truss beam Tb is provided in the center of the electric room Rp. The truss beam Tb includes a lower chord member attached to the
<建物10の換気設備>
次に、図2を用いて、建物10の換気設備について詳述する。
建物本体11には、建物外壁20から外側に突出するバルコニー床22,23,24が設けられている。バルコニー床22,23,24は、それぞれ建物本体11の2階、3階、4階の床スラブ17,18,19と面一となる位置に設けられている。本実施形態のバルコニー床22,23,24は、チムニ30の支持部材として機能し、グレーチングによって構成されている。
<Ventilation equipment in
Next, the ventilation system of the
The building
図3に示すように、各バルコニー床22~24には、チムニ30の壁部材31が取り付けられている。なお、図3において、チムニ30は厚く表示している。この壁部材31は、バルコニー床22~24の側面を覆っている。この壁部材31の端部は建物外壁20と密着して一体化され、壁部材31は、建物外壁20とともにチムニ30の側壁を構成する。更に、この壁部材31には、建物外壁20と反対側に、開口部が設けられている。この開口部には、外気取込部としての給気用ガラリが設置されている。
As shown in FIG. 3, the
更に、図2に示すように、チムニ30の下端部は、1階の天井面構造体C1とほぼ同じ高さまで延在している。そして、チムニ30の下面には、壁部材31と建物外壁20とで囲まれた空間の下面を閉鎖する閉塞部材32が設けられている。
Further, as shown in FIG. 2, the lower end portion of the chimni 30 extends to substantially the same height as the ceiling surface structure C1 on the first floor. The lower surface of the chimni 30 is provided with a closing
チムニ30の上端部は、建物本体11の屋上を超える高さまで延在している。そして、チムニ30の上端部には、屋根35が設けられている。そして、屋根35の下方には、建物10の屋上(最上階の4階)側に開口部36が設けられている。また、本実施形態では、屋上に、板部材37が、チムニ30の開口部36と離間して、開口部36に対向するように配置されている。
The upper end of the chimni 30 extends to a height exceeding the roof of the
更に、本実施形態では、チムニ30内において、2階及び3階のバルコニー床22,23には、フィルタユニット41,42が載置されている。各フィルタユニット41,42は、壁部材31の給気用ガラリにそれぞれ接続されている。
Further, in the present embodiment, the
一方、建物10内の1階及び3階の空調機械室M1,M2には、空気調和機45,46が配置されている。1階の空気調和機45は、2階のフィルタユニット41と外気ダクト43を介して連通し、3階の空気調和機46は、3階のフィルタユニット42と外気ダクト44を介して連通している。各空気調和機45,46は、循環用ファンを内蔵している。
On the other hand,
また、建物10の各階は、廊下P1~P3を除き、二重床構造になっている。1階及び3階の床スラブ16,18の上には、床面支持体(図示せず)に支持されて、床面構造体16a,18aが配置されている。そして、床スラブ16,18と床面構造体16a,18aとの間には、床下空間が形成されている。これら床下空間は、高さが1m弱程度であり、電気配線を敷設するとともに、各空気調和機45,46からの冷気を拡散させるために用いられる。
Further, each floor of the
また、第1及び第2マシン室R1,R2には、天井面構造体C1,C2が設けられている。2階及び4階の床スラブ17,19と天井面構造体C1,C2とによって、それぞれ第1及び第2マシン室R1,R2には天井裏が形成されている。本実施形態では、天井裏は、2m~2.5m程度の高さを有している。各天井面構造体C1,C2には、空気の吸込口(図示せず)が設けられている。更に、天井裏には、各空気調和機45,46の還気ダクト47,48が配置されている。各空気調和機45,46は、還気ダクト47,48に吸い込まれた第1及び第2マシン室R1,R2の空気を調和する。
Further, the ceiling surface structures C1 and C2 are provided in the first and second machine rooms R1 and R2.
更に、各階の廊下P1,P3には、吊り具(図示せず)によって、天井面構造体C10,C20が吊り下げられて、天井裏が形成されている。廊下P1の天井裏及び空調機械室M1の上部には、上述した外気ダクト43とともに、排気ダクト51が配置されている。廊下P3の天井裏及び空調機械室M2の上部には、上述した外気ダクト44とともに、排気ダクト52が配置されている。
Further, in the corridors P1 and P3 on each floor, ceiling surface structures C10 and C20 are suspended by hanging tools (not shown) to form an attic. An
図3(a)及び図3(b)に示すように、排気ダクト51,52は、空調機械室M1,M2及び廊下P1,P3を通過して、第1及び第2マシン室R1,R2とチムニ30とを連通する。排気ダクト51,52は、マシン室(R1,R2)から発生した暖気をチムニ30に排出する。排気ダクト51,52は、外気ダクト43,44と、水平面上に交互に配置されている。更に、排気ダクト51,52の吸込口は、還気ダクト47,48の吸込口よりも、空調機械室M1,M2側に設けられている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
(作用)
次に、図3及び図4を用いて、以上のように構成された建物10において、外気を用いた冷却方法について説明する。
(Action)
Next, with reference to FIGS. 3 and 4, a cooling method using outside air will be described in the
図4に示すように、チムニ30の壁部材31の給気用ガラリの外気取込口を介して、建物10の外部から冷気を取り込む。2階の給気用ガラリの外気取込口から取り込まれた外気は、フィルタユニット41を通過し、外気ダクト43を介して1階の空気調和機45に供給される。また、3階の給気用ガラリの外気取込口から取り込まれた外気は、フィルタユニット42を通過し、外気ダクト44を介して3階の空気調和機46に供給される。
As shown in FIG. 4, cold air is taken in from the outside of the
そして、図3(a)の破線矢印で示すように、空気調和機45は、1階の床下空間に、冷気を供給する。この冷気は、この床下空間を介して、第1マシン室R1のコールドアイルに臨む開口部から、第1マシン室R1に供給される。
Then, as shown by the broken line arrow in FIG. 3A, the
また、図3(b)の破線矢印で示すように、空気調和機46も同様に、3階の床下空間に、冷気を供給する。そして、この冷気は、この床下空間を介して、コールドアイルに臨む開口部から、第2マシン室R2に供給される。
そして、マシン室(R1,R2)の情報処理機器による暖気は、それぞれ天井面構造体C1,C2の吸込口を介して吸引される。
Further, as shown by the broken line arrow in FIG. 3B, the
Then, the warm air from the information processing equipment in the machine chambers (R1 and R2) is sucked through the suction ports of the ceiling surface structures C1 and C2, respectively.
図4に示すように、第1マシン室R1の天井裏の暖気は、還気ダクト47及び排気ダクト51の吸込口に吸い込まれ、第2マシン室R2の天井裏の暖気は、還気ダクト48及び排気ダクト52の吸込口に吸い込まれる。還気ダクト47,48に吸い込まれた暖気は、空気調和機45,46に供給される。
As shown in FIG. 4, the warm air behind the ceiling of the first machine room R1 is sucked into the suction ports of the
1階の第1マシン室R1の排気ダクト51の吸込口に吸い込まれた暖気は、チムニ30に排出される。そして、チムニ30に至った暖気は、グレーチングで構成されたバルコニー床22~24を通過しながら、チムニ30内を上昇する。また、3階の第2マシン室R2の排気ダクト52の吸込口に吸い込まれた暖気は、チムニ30に排出されて、このチムニ30内を上昇する。
The warm air sucked into the suction port of the
そして、チムニ30の上端部に至った暖気は、屋根35まで達して、開口部36を介してチムニ30から排出される。更に、チムニ30の開口部36から排出された暖気は、板部材37とチムニ30との間の空間から建物10の上方(外部)に排出される。
Then, the warm air reaching the upper end of the chimni 30 reaches the
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の建物10は、建物本体11の建物外壁20の両外側面にチムニ30が設けられている。このチムニ30には、建物本体11のマシン室(R1,R2)と連通する排気ダクト51,52が接続されている。これにより、建物本体11の外側にチムニ30が設けられているので、仕切りのない広いマシン室(R1,R2)を確保し、マシン室(R1,R2)のレイアウトの自由度を高めることができる。また、チムニ30を建物本体11の外側に設置したため、建物10の構造をシンプルに構成することができる。そして、チムニ30内では、暖気が自然に上昇するため、建物10の暖気を排出し、マシン室(R1,R2)を効率的に冷却することができる。
According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In the
(2)本実施形態では、チムニ30の壁部材31は、建物外壁20から突出したバルコニー床22~24に取り付けられる。これにより、チムニ30を、建物外壁20の外側で支持することができる。
(2) In the present embodiment, the
(3)本実施形態では、チムニ30内に配置されるバルコニー床22~24は、グレーチングによって構成されている。これにより、バルコニー床22~24が暖気上昇の妨げにならず、チムニ30内の暖気を上昇させることができる。
(3) In the present embodiment, the
(4)本実施形態では、チムニ30の壁部材31には、給気用ガラリが設けられている。この給気用ガラリに接続したフィルタユニット41,42は、外気ダクト43,44を介して、マシン室(R1,R2)に接続されている。これにより、建物10の外気取込口側においてチムニ30を配置することができる。
(4) In the present embodiment, the
(5)本実施形態では、チムニ30の下面には、壁部材31と建物外壁20とで囲まれた空間を覆う閉塞部材32が設けられている。これにより、チムニ30の側面から外気を取り入れる場合にも、チムニ30の下端部からの暖気の漏れを抑制し、排気(暖気)と給気(冷気)とのショートサーキットを抑制することができる。
(5) In the present embodiment, the lower surface of the chimni 30 is provided with a closing
(6)本実施形態では、チムニ30の上端部には、屋根35が設けられている。屋根35の下方には、建物10の屋上側に開口部36が設けられている。これにより、チムニ30の上方側における排気(暖気)と給気(冷気)とのショートサーキットを抑制することができる。また、外風圧の影響を少なくすることができる。
(6) In the present embodiment, a
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、建物10の両側面にチムニ30を設け、チムニ30の壁部材31に給気用ガラリを設け、この給気用ガラリから外気を取り込んだ。外気取込部は、建物10においてチムニ30側に設ける場合に限定されない。例えば、建物10の一側面にチムニ30を設け、チムニ30と反対側の建物10の側面に外気取込部を設けてもよいし、建物10の両側面にチムニ30を設け、チムニ30に対して直交する側面に外気取込部を設けてもよい。
Moreover, the above-mentioned embodiment may be changed as follows.
-In the above embodiment, chimni 30 are provided on both side surfaces of the
・上記実施形態において、チムニ30の上端部に屋根35を設け、屋根35に達した熱気は、建物側(屋上側)の開口部36から排出させる。外気取込部の給気用ガラリと、チムニ30の排気口との相対位置を変更して、排気(暖気)と給気(冷気)とのショートサーキットを抑制してもよい。この場合には、屋根35を省略してもよい。
-In the above embodiment, a
・上記実施形態において、1階の第1マシン室R1とチムニ30とを連通する排気ダクト51を設け、3階の第2マシン室R2とチムニ30とを連通する排気ダクト52を設けた。チムニ30と内部空間を連通する排気ダクトは、暖気を排出する冷却対象空間とチムニを連通すればよく、例えば、2階からも暖気を排出する場合には、2階に設けてもよい。
In the above embodiment, an
・上記実施形態において、チムニ30の壁部材31を、グレーチングによって構成されたバルコニー床22~24によって支持した。チムニ30の支持部材は、グレーチングによって構成したバルコニー床22~24に限られない。例えば、建物外壁20から外側に離散した複数の支持部材を延在させて、チムニを支持してもよい。
In the above embodiment, the
・上記実施形態においては、チムニ30の下面に、壁部材31と建物外壁20とで囲まれた空間の下面を閉鎖する閉塞部材32を設けた。チムニ30の下面に設けられる閉塞部材として、随時閉鎖できる開放可能な閉塞部材としてもよい。この場合には、外風圧が高くチムニ内の気流に影響が出る場合に閉鎖し、通常は開放する。
-In the above embodiment, a closing
C1,C2,C10,C20…天井面構造体、Is…アイソレータ、L1…免震層、M1,M2…空調機械室、P1,P2,P3…廊下、R1…第1マシン室、R2…第2マシン室、Rp…電気室、Tb…トラス梁、10…建物、11…建物本体、12…柱、13…梁、16,17,18,19…床スラブ、16a,18a…床面構造体、20…建物外壁、22,23,24…バルコニー床、30…チムニ、31…壁部材、32…閉塞部材、35…屋根、36…開口部、37…板部材、41,42…フィルタユニット、43,44…外気ダクト、45,46…空気調和機、47,48…還気ダクト、51,52…排気ダクト。 C1, C2, C10, C20 ... Ceiling surface structure, Is ... Isolator, L1 ... Seismic isolation layer, M1, M2 ... Air conditioning machine room, P1, P2, P3 ... Corridor, R1 ... First machine room, R2 ... Second Machine room, Rp ... Electric room, Tb ... Truss beam, 10 ... Building, 11 ... Building body, 12 ... Pillar, 13 ... Beam, 16, 17, 18, 19 ... Floor slab, 16a, 18a ... Floor structure, 20 ... Building outer wall, 22, 23, 24 ... Balcony floor, 30 ... Chimuni, 31 ... Wall member, 32 ... Closing member, 35 ... Roof, 36 ... Opening, 37 ... Board member, 41, 42 ... Filter unit, 43 , 44 ... outside air duct, 45, 46 ... air conditioner, 47, 48 ... return air duct, 51, 52 ... exhaust duct.
Claims (5)
前記内部空間からの暖気を排出する排気ダクトが接続され、前記建物外壁の外側面に沿ってチムニを設け、
前記チムニの壁部材は、前記建物の上層階において前記建物外壁から突出し、前記チムニの内部に設けられた支持部材に取り付けられていることを特徴とする建物構造。 It is a building structure of a building with an internal space surrounded by the outer wall of the building.
An exhaust duct for exhausting warm air from the internal space is connected, and a chimni is provided along the outer surface of the outer wall of the building .
A building structure characterized in that the wall member of the chimni protrudes from the outer wall of the building on the upper floor of the building and is attached to a support member provided inside the chimni .
前記チムニ内に前記外気取込部と前記内部空間とを連通する外気ダクトを配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の建物構造。 On the wall of the chimni opposite to the outer wall of the building , an outside air intake portion for supplying outside air to the internal space is provided.
The building structure according to claim 1 or 2, wherein an outside air duct that communicates the outside air intake portion and the internal space is arranged in the chimni.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017102911A JP6996112B2 (en) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | Building structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017102911A JP6996112B2 (en) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | Building structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018197465A JP2018197465A (en) | 2018-12-13 |
JP6996112B2 true JP6996112B2 (en) | 2022-01-17 |
Family
ID=64663568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017102911A Active JP6996112B2 (en) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | Building structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6996112B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023127310A (en) * | 2022-03-01 | 2023-09-13 | 株式会社大林組 | Data center construction method, data center construction system, and data center |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002194826A (en) | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Taisei Corp | Natural ventilation system for building |
JP2009156483A (en) | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Takenaka Komuten Co Ltd | Building |
JP2011523695A (en) | 2007-12-11 | 2011-08-18 | チョ,ビョンナム | Building circulation system using curtain walls as ventilation equipment |
JP2012057807A (en) | 2010-09-03 | 2012-03-22 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | Ventilation system of building |
JP2013190159A (en) | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Toda Constr Co Ltd | Natural ventilation system for building |
JP2014196858A (en) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 戸田建設株式会社 | Natural ventilation system of building |
-
2017
- 2017-05-24 JP JP2017102911A patent/JP6996112B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002194826A (en) | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Taisei Corp | Natural ventilation system for building |
JP2011523695A (en) | 2007-12-11 | 2011-08-18 | チョ,ビョンナム | Building circulation system using curtain walls as ventilation equipment |
JP2009156483A (en) | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Takenaka Komuten Co Ltd | Building |
JP2012057807A (en) | 2010-09-03 | 2012-03-22 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | Ventilation system of building |
JP2013190159A (en) | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Toda Constr Co Ltd | Natural ventilation system for building |
JP2014196858A (en) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 戸田建設株式会社 | Natural ventilation system of building |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018197465A (en) | 2018-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102771202B (en) | Data center air route system | |
KR20120120137A (en) | Modular data center | |
US10551077B2 (en) | Building structure for a multi-story building | |
JP5540478B2 (en) | Air conditioning system | |
JP5331384B2 (en) | Server room air conditioning system | |
JP5632702B2 (en) | Air conditioning equipment for multi-story buildings | |
JP6996112B2 (en) | Building structure | |
JP2015114084A (en) | Data center | |
JP5389699B2 (en) | Rack air conditioner for heating equipment | |
JP2013210170A (en) | Air-conditioning system | |
JP2019203649A (en) | Air-conditioning system | |
JP6271128B2 (en) | Air conditioning system | |
JP5912776B2 (en) | Air conditioning system | |
JP2010223460A (en) | Ceiling radiation structure and system using air conditioner | |
JP6456240B2 (en) | Air conditioning system | |
JP6468704B2 (en) | Structure | |
JP7086633B2 (en) | Underfloor ventilation structure | |
JP2017003229A (en) | Underfloor ventilation system | |
JP7580894B2 (en) | Clean room air conditioning system | |
JP2015218440A (en) | Wall structure of multi-storied building and building | |
JP6352657B2 (en) | Air conditioning structure under stairs | |
JPH04306431A (en) | Method of disposing outdoor heat exchanger | |
JP2019190697A (en) | Personal air conditioning system | |
JP2007315039A (en) | Building | |
JP2012036577A (en) | Building |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6996112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |