JP6983342B1 - 電力取引支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生可能エネルギーにおけるインバランスリスクを軽減する電力取引支援装置を提供する。【解決手段】電力取引支援装置100は、電力単価の確率分布を予測する電力単価予測部11と、インバランス単価の確率分布を予測するインバランス単価予測部12と、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布を予測する変動性再生可能エネルギー電源出力予測部13と、電力単価の確率分布、インバランス単価の確率分布、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布に基づいて売電量を計画する売電量計画部20と、を備える。売電量計画部20は、売電量計画値の定義域から複数の候補を挙げる候補算出部21と、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布に基づいて収益を算出する収益算出部22と、収益算出部で算出された複数の候補の収益のうち、最も大きな収益が得られる候補を売電量計画値とする売電量決定部23と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力取引支援装置に関する。
現在、国内の陸上風力発電は、固定価格買取制度(以下、Feed-in-Tariffの頭文字を取ってFIT)に基づいて事業計画されることが一般的である。2020年5月にエネルギー供給強靭化法案が衆議院経済産業委員会で通過した。本法案では、FITがフィードインプレミアム制度(以下、Feed-in-Premiumの頭文字を取ってFIP)に移行することが定められている。FIPでは、売電量の計画、計画値同時同量を遵守する主体を、発電事業者にすることとされている。
計画値同時同量とは、電力系統維持のため、ある30分間において、系統に注入する電力量と、系統から送電する電力量を一致させる制度である。計画値同時同量を遵守できなかった場合に生じる余剰又は不足をインバランスと呼ぶ。発電事業者が発生させたインバランスは、送配電事業者が解消するものとされ、後日、発電事業者は送配電事業者に対して清算する必要がある。
FITでは特例として、風力発電事業者ではなく送配電事業者が売電量を計画して計画値同時同量を遵守してきた。FIP移行に伴い、風力発電事業者が計画値同時同量を遵守するようになる。
風力発電の発電量は風況次第であり、計画誤差が恒常的に発生するので、FIP制度下において、風力発電事業者は何らかの手段でインバランスを軽減する必要がある。例えば、気象予測精度を改善することで、計画誤差が生じないようにする方法が考えられる。しかし、風力エネルギーは風速の3乗に比例するため、気象予報誤差の影響を受けやすく、気象予報精度の改善によってインバランスリスクを軽減することは難しい。あるいは、蓄電池を併設して、生じた計画誤差を充放電で解消する方法が考えられる。しかし、現行の蓄電池の単価は高いので、インバランスリスクを軽減するのに十分な容量の蓄電池を併設することは難しい。
特許文献1では、時間前市場においてインバランスペナルティを低減する電力取引支援装置が開示されている。電力取引支援装置は、発電設備の出力可変範囲を算出する出力可変範囲算出部と、出力可変範囲に基づいて、電力取引の候補となる入札候補を算出する入札候補算出部と、出力可変範囲と約定量の関係に基づいて入札候補の種類を判定する入札種類判定部と、入札候補と入札候補の種類に基づいて入札量と入札価格を算出する入札最適化部と、入札量と入札価格に基づいて入札を実行する取引実行部とを備える。
特許文献2では、再生可能エネルギーを利用した発電システムによる発電電力を所定の売電料金にて販売するために、コンピュータシステムを用いて売電量を決定する売電計画作成装置が開示されている。売電計画作成装置は、所定の確率で存在する一定範囲の発電量予測値から生成した修正予測値と、過去の発電量実績値及び売電料金から、売電収入を最大化する売電計画を作成する。発電量予測値は、ある確率に従って予測される。売電収入は、インバランス料金を考慮して算出される。
特開2019−215693号公報 特許第6268926号公報
特許文献1では、入札は成立したものの、対象とする発電設備が入札量どおりに発電できなかった場合に生じるインバランスペナルティについて、さらに検討する必要がある。また、特許文献1の出力可変範囲算出部では、取引履歴と発電設備の制約条件から出力可変範囲を算出しており、制約条件として燃料の制約が挙げられている。即ち、特許文献1は、電源種別を限定しないものの、火力発電を念頭に置いた電力取引支援装置である。そのため、太陽光発電や風力発電のように、気象要因によって指令したとおりの出力が得られない再生可能エネルギーに対して適用するには、さらなる検討が必要である。
特許文献2の売電計画作成装置は、売電単価やインバランス料金が複数種類あっても、売電収入を最大化できるとしている。しかし、売電単価やインバランス料金が時々刻々と変化する場合や、事前に売電単価やインバランス料金が一意に定まらず、幅を持ってしまう場合の売電計画は考慮されていない。従って、卸電力市場に売電する発電所では、特許文献2によって売電計画を作成することは困難であると考えられる。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、再生可能エネルギーにおけるインバランスリスクを軽減する電力取引支援装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の電力取引支援装置は、電力単価の確率分布を予測する電力単価予測部と、インバランス単価の確率分布を予測するインバランス単価予測部と、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布を予測する変動性再生可能エネルギー電源出力予測部と、送電可能容量の確率分布を予測する送電可能容量予測部と、売電量を計画する売電量計画部と、を備え、前記売電量計画部は、売電量計画値の定義域から複数の候補を挙げる候補算出部と、前記複数の候補について、前記電力単価の確率分布、前記インバランス単価の確率分布、前記変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布、及び前記送電可能容量の確率分布に基づいて収益を算出する収益算出部と、前記収益算出部で算出された前記複数の候補の収益のうち、最も大きな収益が得られる前記候補を売電量計画値とする売電量決定部と、を備えることを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、再生可能エネルギーにおけるインバランスリスクを軽減することができる。
実施形態に係る電力取引支援装置の構成を示す図である。 電力単価実績から確率分布を推定する手法を示す図である。 インバランス単価実績から確率分布を推定する手法を示す図である。 売電量計画部の構成を示す図である。 売電量決定部における考え方を示す図である。 収益算出部の処理を示すフローチャートである。 収益標本を算出する処理の一例を示すフローチャートである。 変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布FGを示す図である。 1日の各時間帯における、FGの下側1%点、期待値、上側1%点、および送電可能な容量の確率分布FCを示す図である。 30分間における、売電量計画値を算出する様子を示す図である。 1日における、期待収益が最大となる売電量計画値を示す図である。 データベースの記録を表示する例を示す図である。 電力単価の確率分布FP(T1,T2)の推奨値を表示する例を示す図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る電力取引支援装置100の構成を示す図である。電力取引支援装置100は、各種予測部10、売電量計画部20、データベース30、画面表示部40、入力手段50を含んで構成される。各種予測部10には、電力単価予測部11、インバランス単価予測部12、変動性再生可能エネルギー電源出力予測部13、送電可能容量予測部14が含まれる。
将来の任意の時刻T1からT2における、各種予測部10と売電量計画部20との間の信号を考える。時刻T1の設定方法としては、例えば、13時30分のように、各時刻の0分目又は30分目とする方法が挙げられる。時刻T2の設定方法としては、例えば時刻T1の30分後とする方法が挙げられる。
電力単価予測部11は、時刻T1から時刻T2における電力単価(円/kWh)の確率分布FP(T1,T2)を予測して、売電量計画部20に送出する。電力単価を予測する手法は限定しないが、例えば電力単価実績から確率分布を推定する手法が挙げられる。
図2は、電力単価実績から確率分布を推定する手法を示す図である。電力単価予測部11は、直近の電力単価実績のヒストグラムを作成し、ヒストグラムとフィッティングさせることで確率分布を推定する。電力単価を予測する手法としては他に、電力単価の先行指標との関連性から推定する手法が挙げられる。先行指標には、気象予報、電力取引市場に参加する発電所の定期検査スケジュールが含まれる。
図1に戻り、インバランス単価予測部12は、時刻T1から時刻T2におけるインバランス単価(円/kWh)の確率分布FI(T1,T2)を予測して、売電量計画部20に送出する。売電量計画値と実際の売電量との差分をインバランスと呼び、インバランスを清算する際に使用する単価をインバランス単価と呼ぶ。インバランス単価を予測する手法は限定しないが、例えばインバランス単価実績から確率分布を推定する手法が挙げられる。
図3は、インバランス単価実績から確率分布を推定する手法を示す図である。インバランス単価予測部12は、直近のインバランス単価実績のヒストグラムを作成し、ヒストグラムとフィッティングさせることで確率分布を推定する。確率分布は、左右非対称であってもよく、裾が広くてもよい。インバランス単価は、電力系統の需給が逼迫しているときは高騰するため、左右非対称の確率分布や、裾が広い確率分布のほうが、当てはまりが良くなるものと考えられる。
インバランス単価を予測する手法としては他に、インバランス単価の先行指標との関連性から推定する手法がある。先行指標には、気象予報、電力単価が含まれる。なお、売電量計画値よりも売電量が多い状態を余剰側インバランス、売電量計画値よりも売電量が少ない状態を不足側インバランスと呼ぶとき、余剰側インバランスと不足側インバランスが異なる確率分布に従うと仮定してもよい。
図1に戻り、変動性再生可能エネルギー電源出力予測部13は、時刻T1から時刻T2における変動性再生可能エネルギー電源の出力(kW)の確率分布FG(T1,T2)を予測して、売電量計画部20に送出する。本実施形態における変動性再生可能エネルギー電源とは、太陽光発電や風力発電のように、気象要因によって指令したとおりの出力が得られない再生可能エネルギーを意図する。また、変動性再生可能エネルギー電源の出力は限定しないが、例えば、気象予報、発電機の電気的又は機械的特性、発電機を囲む地形的特性、を含む数理モデルに基づいて予測する。
送電可能容量予測部14は、時刻T1から時刻T2において送電可能な容量(kW)の確率分布FC(T1,T2)を予測して、売電量計画部20に送出する。送電可能容量を予測する手法は限定しないが、例えば気象予報、発電所周辺の電力系統構成、近隣の発電所の予測発電量、近隣の負荷の予測電力消費量、を含む数理モデルに基づいて予測する。
確率分布FP(T1,T2)、確率分布FI(T1,T2)、確率分布FG(T1,T2)、確率分布FC(T1,T2)は、それぞれ、時刻T1から時刻T2までの同じ時間粒度の確率分布であってもよい。また、各確率分布は、異なる時間粒度の確率分布であってもよい。例えば、時刻T2が時刻T1の30分後である場合、時刻T1から時刻T1の10分後までを同じ確率分布、時刻T1の10分後から時刻T1の20分後までを同じ確率分布、時刻T1の20分後から時刻T1の30分後までを同じ確率分布、としてもよい。
売電量計画部20は、確率分布FP(T1,T2)、確率分布FI(T1,T2)、確率分布FG(T1,T2)、確率分布FC(T1,T2)に基づき、取引メリットが大きくなるように売電量を計画し、変動性再生可能エネルギー電源を運用する発電事業者200に、売電量計画値PG(T1,T2)を送出する。売電量計画部20の詳細については図4で後述する。
データベース30は、売電量計画部20が受け取った信号である確率分布FP(T1,T2)、確率分布FI(T1,T2)、確率分布FG(T1,T2)、確率分布FC(T1,T2)、および送出した信号である売電量計画値PG(T1,T2)を、時刻とともに記録する。信号の形式は限定しないが、信号が確率分布の場合、確率分布の種別と母数を含む形式が挙げられる。確率分布の母数とは、確率分布を特徴付ける数のことであり、確率分布によって異なるが、例えば正規分布の場合、平均と標準偏差が該当する。
売電量計画部20は、データベース30の記録、売電量計画部20の設定値を画面表示部40に表示する。入力手段50は、ユーザが画面表示を参考に、売電量計画部20の設定値を編集する際などに入力を受け付ける。図7と図8を参照して後述する。
図1に示す電力取引支援装置100において、画面表示部40は、ディスプレイなどであり、電力取引支援装置100による処理の実行状況や実行結果などを表示する。入力手段50は、キーボードやマウスなどのコンピュータに指示を入力するための装置であり、プログラム起動などの指示を入力する。電力単価予測部11、インバランス単価予測部12、変動性再生可能エネルギー電源出力予測部13、送電可能容量予測部14、売電量計画部20は、中央演算処理装置(CPU)により実現され、中央演算処理装置(CPU)は、メモリ(図示せず)、データベース30に格納される各種プログラムを実行する。データベース30は、記憶装置であり、電力取引支援装置100が処理を実行するための各種データを保存する。メモリは、電力取引支援装置100が処理を実行する各種プログラムおよび一時的なデータを保持する。
図4は、売電量計画部20の構成を示す図である。売電量計画部20は、売電量計画値の候補Xを挙げる候補算出部21、候補Xがあげる期待収益Yを算出する収益算出部22、期待収益Yに基づきどの候補Xを採用するか判断する売電量決定部23から構成される。
候補算出部21は、売電量計画値の定義域を定め、定義域の中から適当に候補を挙げる。売電量計画値の定義域を定める手法として、例えば、定義域の下限は0(kWh)、定義域の上限は変動性再生可能エネルギー電源の定格容量(kW)と計画値同時同量制度の時間単位(現行は30分)の積(kWh)とする方法が挙げられる。定義域の中から適当に候補を挙げる手法としては、例えば、定義域を当分割する手法が挙げられる。収益算出部22は、図6で後述する。
売電量決定部23は、期待収益Yが最も大きい候補Xを採用する、すなわち期待収益Yが最大となる候補XをPG(T1,T2)とする方法が挙げられる。
図5は、売電量決定部23における考え方を示す図である。売電量計画値の候補としてX1,X2,X3,X4,X5を挙げ、売電量計画値の候補それぞれの期待収益を算出したところ、Y1,Y2,Y3,Y4,Y5が得られたとする。Y3が最も大きいとき、X3を売電量計画値とする。
ところで、期待収益Yは、確率分布FP(T1,T2)、確率分布FI(T1,T2)、確率分布FG(T1,T2)、確率分布FC(T1,T2)という複数の異なる確率分布に基づくこともあり、解析的に求解できるとは限らない。一方、これらの確率分布を解析的に求解できる確率分布に帰着させた場合、多峰性の確率分布を単峰性の確率分布で代用する、左右非対称の確率分布を左右対称の確率分布で代用する、離散的な確率分布を連続的な確率分布で代用するなど、実態と乖離した確率分布となる可能性もある。
また、期待収益Yを算出する過程で、値の大小関係に応じて処理を変える可能性もある。このような計算を可能にする手法としてモンテカルロ法がある。売電量決定部23は、所与の確率分布に基づき、コンピュータ内で大量の乱数を生成して、様々な値の組み合わせにおける収益を算出する。売電量決定部23は、その計算結果を集計して、期待される収益を算出する。
図6は、収益算出部22の処理を示すフローチャートである。収益算出部22は、入力標本を生成する処理S1、収益標本を算出する処理S2、終了判定S3、収益標本を集計する処理S4から構成される。収益算出部22は、擬似乱数によって収益標本を大量に生成し、生成した収益標本を集計することで、期待収益Yを算出する。
収益算出部22は、入力標本を生成する処理S1では、確率分布FP(T1,T2)、確率分布FI(T1,T2)、確率分布FG(T1,T2)、確率分布FC(T1,T2)から、標本tp,ti,tg,tcを算出する。FP(T1,T2)、FI(T1,T2)、FG(T1,T2)、FC(T1,T2)は、確率分布のため、擬似乱数によって標本化し、一つの値とする。
本処理では大量の乱数を必要とするため、周期の長い擬似乱数を生成できるアルゴリズムが望ましい。例えばメルセンヌ・ツイスタ法が挙げられる。収益標本を算出する処理S2は、図7で後述する。
終了判定S3において、十分に大量な収益標本が得られていない場合(S3,NO)、入力標本を生成する処理S1、および収益標本を算出する処理S2を繰り返すことで、十分に大量な収益標本を得る。終了判定S3において、十分に大量な収益標本が得られた場合(S3,YES)、繰り返し処理を終了し、処理S4に進む。十分に大量な収益標本が得られたと判定する基準としては、例えば、標本数が100万個のような固定値を超えた場合、又は繰り返し時間が10秒のような固定値を超えた場合が挙げられる。
収益算出部22は、収益標本を集計する処理S4では、十分に大量な収益標本を集計する。集計方法としては、例えば、収益標本の算術平均を期待収益とする手法、収益標本の確率分布を求めて上側確率が5%のような所与の値となる収益を期待収益とする手法が挙げられる。
図7は、収益標本を算出する処理S2の一例を示すフローチャートである。計算方法は制度によって変わるため限定する必要はない。収益算出部22は、電力単価の標本tp(円/kWh)、インバランス単価の標本ti(円/kWh)、変動性再生可能エネルギー電源出力の標本tg(kW)、送電可能容量の標本tc(kW)、売電量計画値の候補X(kWh)に対して、収益標本ty(円)を算出する。
変動性再生可能エネルギー電源の出力が送電可能容量を超えるとき、送電可能容量を下回る出力でしか送電できない。そこで、送電出力の標本tg’(kW)を算出するため、収益算出部22は、送電出力の標本tgと送電可能容量の標本tcを比較し(処理S21)、送電出力の標本tgが送電可能容量の標本tcより小さい場合は(処理S21,YES)、tgをtg’とし、送電出力の標本tgが送電可能容量の標本tcより大きい、又は等しい場合は(処理S21,NO)、tcをtg’とする。
次に、収益算出部22は、インバランスを考慮した収益を計算する。簡単のため、ある時間窓T2−T1(時間)を想定し、変動性再生可能エネルギー電源出力および送電可能容量が、この時間窓で一定である場合の計算例を示す。Xがtg’×(T2−T1)よりも小さい場合(処理S24,YES)、余剰インバランスとなり、収益標本tyは、売電による収入X×tpと、余剰分の買取{tg’×(T2−T1)−X}×tiの和となる(処理S25)。Xがtg’×(T2−T1)以上の場合(処理S24,NO)、不足インバランスとなり、収益標本tyは、売電による収入X×tpから不足分の補給{X−tg’×(T2−T1)}×tiを引いた値となる(処理S26)。
<効果>
図8〜図11に、電力取引支援装置100の効果の一例を示す。本実施形態では、ある一日に注目し、期待収益が最大となるような売電量計画値を算出している。
図8は、変動性再生可能エネルギー電源の出力(kW)の確率分布FGを示す図である。変動性再生可能エネルギー電源の出力は、気象によって発電電力が時々刻々と変化する。ここでは、説明をわかりやすくするため、ふたつの確率分布FGの例を示す。
0時から8時まで、および16時から24時までのFGは、図8の左に示すように、平均1,000(kW)、標準偏差100(kW)の、正規分布であったとする。8時から16時までのFGは、図8の右に示すように、平均500(kW)、標準偏差100(kW)の正規分布と、平均1,500(kW)、標準偏差100(kW)の正規分布を、1:1で混合した双峰性の正規分布であったとする。
変動性再生可能エネルギー電源の電源種別が風力発電の場合、例えば風向が変わる時間帯において、風速の強弱を予測することが困難となることがある。風速の強弱が予測しづらいとき、風力発電の出力の確率分布は、風速が強い場合の確率分布と、風速が弱い場合の確率分布の両方によって表現したほうが、当てはまりがよいものと考えられる。従って、本実施例で示すように、双峰性の確率分布も入力できるほうが有用である。
図8のいずれの確率分布の例も、期待値は1,000(kW)であった。図8に記載した下側1%点とは、確率分布を下側(数学的には−∞)から積分していった場合、面積が1%になる点(横軸のkWの値)である。上側1%点とは、確率分布を上側(数学的には+∞)から積分していった場合、面積が1%になる点(横軸のkWの値)である。本実施例では、図8の左の確率分布と、図8の右の確率分布では、図8の右の確率分布のほうが、下側1%値がより小さく、上側1%値がより大きいため、広がっているといえる。
図9は、1日の各時間帯における、FGの下側1%点、期待値、上側1%点、および送電可能な容量(kW)の確率分布FCを示す図である。確率分布FCは、0時から16時までは2,000(kW)であり、16時から24時までは、70%の確率で2,000(kW)、30%の確率で0(kW)であったとする。
変動性再生可能エネルギー電源に対する送電可能な容量は、電力系統の事故や需給逼迫時、電力系統を維持するため、不連続的に0(kW)に制約されるものと考えられる。従って、本実施例で示すように、離散的な確率分布も入力できるほうが有用である。
図10は、30分間(0:00〜0:30)における、売電量計画値を算出する様子を示す図である。この30分間における売電量計画値の候補が、0(kWh)、500(kWh)、1,000(kWh)であった場合の期待収益を算出している。
図10の上段は、収益標本のヒストグラムであり、左から順に、売電量計画値が0(kWh)であったとき、売電量計画値が500(kWh)であったとき、売電量計画値が1,000(kWh)であったときの期待収益(円)、を示す。売電量計画部20は、それぞれ百万個の標本を生成し、ヒストグラムを作成した。さらに、売電量計画部20は、これらのヒストグラムから期待値を算出して、それぞれの売電量計画値(kWh)から得られる期待収益(円)を算出した。
図10の下段は、売電量計画値と期待収益の関係を示したグラフである。売電量計画値が0(kWh)のとき期待収益は3,030(円)、売電量計画値が500(kWh)のとき期待収益は3,385(円)、売電量計画値が1,000(kWh)のとき期待収益は2,875(円)であった。
なお、売電量計画値が0(kWh)のとき期待収益は3,030(円)の収益があるのは、図7の処理S26での収益が期待されるためである。すなわち、売電量計画値が0(kWh)であっても、処理S26において、収益標本tyは、売電による{tg’×(T2−T1)}×tiが期待できるためである。なお、tg’は送電出力の標本(kW)、tiはインバランス単価の標本(円/kWh)である。
図11は、1日における、期待収益が最大となる売電量計画値を示す図である。図11の上段は、それぞれの時間帯における、売電量計画値(kWh)と期待収益(円)の関係を示したグラフである。左から順に、0時から8時までの各30分の関係、8時から16時までの各30分の関係、16時から24時までの各30分の関係、を示す。なお、図11の上段左に示した、0時から8時までの各30分の関係は、図10の下段のグラフに、プロットを増やしたグラフに相当する。
図11の上段のグラフから、期待収益が最大となる売電量計画値は、左から順に、496(kWh)、298(kWh)、469(kWh)、と分かる。言い換えると、0時から8時までの各30分は496(kWh)、8時から16時までの各30分は298(kWh)、16時まで24時までは469(kWh)、で入札すると、この1日における期待収益が最大となる。
さらに、各30分の期待収益の最大値は、左から順に、約3,385(円)、約3,217(円)、約2,216(円)と分かる。よって、0時から8時までの期待収益の最大値は約3,385×2×8=54,165(円)、8時から16時までの期待収益の最大値は約3,217×2×8=51,474(円)、16時から24時までの期待収益の最大値は約2,216×2×8=35,461(円)と分かる。よって、この1日における期待収益の最大値は、54,165+51,474+35,461=141,100(円)と分かる。
一方、本実施例における変動性再生可能エネルギー電源の出力(kW)の期待値は、図9に示すとおり、1日を通じて1,000(kW)であったとする。よって、ある30分における発電量の期待値は、1日を通じて、1,000×30/60=500(kWh)となる。仮に1日すべて500(kWh)で入札した場合の期待収益は、図11の上段で横軸が500(kWh)の期待収益を参照すればよい。各30分の期待収益は、左から順に、約3,385(円)、約3,183(円)、約2,201(円)と分かる。よって、1日すべて500(kWh)で入札した場合、0時から8時までの期待収益は約3,385×2×8=54,159(円)、8時から16時までの期待収益は約3,183×2×8=50,934(円)、16時から24時までの期待収益は約2,201×2×8=35,210(円)と分かる。よって、1日すべて500(kWh)で入札した場合、期待収益は、54,159+50,934+35,210(円)=140,304(円)と分かる。
期待収益の最大値は141,100(円)、1日すべて500(kWh)で入札した場合の期待収益は140,304(円)であり、795(円)の差が生じる。20年間運用する発電所で、毎日同様の差が生じるものと仮定すると、本実施例により、795×365×20=5.8(百万円)の効果が生じることが分かる。
このように、本実施例では、売電量計画部20に入力される変動性再生可能エネルギー電源の出力は、確率分布を利用している。そのため、太陽光発電や風力発電のように、気象要因によって指令したとおりの出力が得られない再生可能エネルギーに対しても、電力取引支援装置を提供可能である。
また、電力単価の確率分布、インバランス単価の確率分布も利用して売電量を計画しているため、卸電力市場へ売電する発電所でも売電計画を作成可能である。さらに、前記算出例は、計画値を工夫することで収益を改善できる可能性があることを示唆している。
<画面例>
次に、図12、図13を参照して、電力取引支援装置100の画面表示部の一例を示す。電力取引支援装置100は、データベース30の記録を画面表示部40に表示することができる。
図12は、データベース30の記録を表示する例を示す図である。画面は、例えば、表示する項目を選択するエリア41、表示する時間粒度を選択するエリア42、カレンダーエリア43、グラフエリア44から構成される。
表示する項目を選択するエリア41は、売電量計画量や各種予測部の実績を、例えばプルダウンメニューで選択ができる。表示する時間粒度を選択するエリア42は、例えば30分ごと、日ごと、週ごと、月ごとを、プルダウンメニューで選択ができる。カレンダーエリア43は、例えばある一ヶ月の日付を選択ができる。グラフエリア44には、表示する項目を選択するエリア41、表示する時間粒度を選択するエリア42、カレンダーエリア43で選択された条件に該当するデータが描画される。
電力取引支援装置100は、売電量計画部20が内部的に使用する確率分布のパラメータを画面表示部40に表示、又は入力手段50で編集することができる。また、確率分布のパラメータの推奨値を算出、画面表示部に表示することができる。
図13は、電力単価の確率分布FP(T1,T2)の推奨値を表示する例を示す図である。画面は、例えば、直近の電力単価実績45、推定した確率分布46、電力単価の予測に使う確率分布の設定エリア47から構成される。売電量計画部20は、電力単価の実績からヒストグラムを作成、ヒストグラムに適当な確率分布を推定、推定した確率分布の関数とパラメータを推奨値として表示する様子を描いている。本実施例では、平均が6.76、標準偏差が1.71の正規分布を推奨値として表示している。
売電量計画部20には2つモードが存在し、推奨値を売電量計画部20の設定値とするモード、操作者が推奨値を参考にしつつ適当に編集した値を売電量計画部20の設定値とするモードを備える。図13の自動設定ボタン48が押下されると前者となり、手動設定ボタン49が押下されると後者となる。前者は、夜間や休日といった操作人員の少ない時期に有用であり、後者は本システムが想定できていない情報を反映させる際に有用である。
以上説明した電力取引支援装置100は、電力単価の確率分布を予測する電力単価予測部11と、インバランス単価の確率分布を予測するインバランス単価予測部12と、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布を予測する変動性再生可能エネルギー電源出力予測部13と、電力単価の確率分布、インバランス単価の確率分布、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布に基づいて送配電事業者又は発電事業者への売電量を計画する売電量計画部20と、を備える。これにより、再生可能エネルギーにおけるインバランスリスクを軽減することができる。
また、電力取引支援装置100は、送電可能容量の確率分布を予測する送電可能容量予測部14をさらに備え、売電量計画部20は、電力単価の確率分布、インバランス単価の確率分布、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布、及び送電可能容量の確率分布に基づいて送配電事業者又は発電事業者への売電量を計画することができる。
売電量計画部20は、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布に基づいて収益を算出する収益算出部22を備える。
収益算出部22は、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布から入力標本を作成し(処理S1)、入力標本に基づいて収益標本を算出する(処理S2)ことができる。
収益算出部22は、電力単価の確率分布、インバランス単価の確率分布、変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布から入力標本を作成し(処理S1)、入力標本に基づいて収益標本を算出する(処理S2)ことができる。
入力標本が送電可能容量の標本より小さい場合、入力標本のままとし(処理S22)、入力標本が送電可能容量より大きい場合、送電可能容量の標本を入力標本とする(処理S23)ことができる。
売電量計画部20は、収益算出部22に加え、売電量計画値の定義域から複数の候補を挙げる候補算出部21と、収益算出部22で算出された複数の候補の収益のうち、最も大きな収益が得られる候補を売電量計画値とする売電量決定部23と、を備える。これにより、発電事業者200に対し、再生可能エネルギーにおけるインバランスリスクを軽減することができる。
10 各種予測部
11 電力単価予測部
12 インバランス単価予測部
13 変動性再生可能エネルギー電源出力予測部
14 送電可能容量予測部
20 売電量計画部
21 候補算出部
22 収益算出部
23 売電量決定部
30 データベース
40 画面表示部
41 表示する項目を選択するエリア
42 表示する時間粒度を選択するエリア
43 カレンダーエリア
44 グラフエリア
45 直近の電力単価実績
46 推定した確率分布
47 電力単価の予測に使う確率分布の設定エリア
48 自動設定ボタン
49 手動設定ボタン
100 電力取引支援装置
200 発電事業者
FP,FI,FG,FC 確率分布
PG 売電量計画値
X 候補
Y 期待収益

Claims (4)

  1. 電力単価の確率分布を予測する電力単価予測部と、
    インバランス単価の確率分布を予測するインバランス単価予測部と、
    変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布を予測する変動性再生可能エネルギー電源出力予測部と、
    送電可能容量の確率分布を予測する送電可能容量予測部と、
    電量を計画する売電量計画部と、を備え
    前記売電量計画部は、
    売電量計画値の定義域から複数の候補を挙げる候補算出部と、
    前記複数の候補について、前記電力単価の確率分布、前記インバランス単価の確率分布、前記変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布、及び前記送電可能容量の確率分布に基づいて収益を算出する収益算出部と、
    前記収益算出部で算出された前記複数の候補の収益のうち、最も大きな収益が得られる前記候補を売電量計画値とする売電量決定部と、を備える
    ことを特徴とする電力取引支援装置。
  2. 請求項に記載の電力取引支援装置であって、
    前記収益算出部は、前記変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布から入力標本を作成し、前記入力標本に基づいて収益標本を算出する
    ことを特徴とする電力取引支援装置。
  3. 請求項に記載の電力取引支援装置であって、
    前記収益算出部は、前記電力単価の確率分布、前記インバランス単価の確率分布、前記変動性再生可能エネルギー電源の出力の確率分布から入力標本を作成し、前記入力標本に基づいて収益標本を算出する
    ことを特徴とする電力取引支援装置。
  4. 請求項に記載の電力取引支援装置であって、
    前記入力標本が前記送電可能容量の標本より小さい場合、前記入力標本のままとし、前記入力標本が前記送電可能容量より大きい場合、前記送電可能容量の標本を前記入力標本とする
    ことを特徴とする電力取引支援装置。
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