添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書において説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供する目的のための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細がなくても実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造およびコンポーネントは、そのような概念を不明瞭にすることを避けるためにブロック図の形で示される。
電気通信システムのいくつかの態様が、ここで様々な装置および方法を参照しながら提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面において示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されることがある。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されることがある。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって記載される様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサがソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されることがある。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体上に1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、または、コンピュータによってアクセス可能な命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用可能な任意の他の媒体を備え得る。
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の例を示す図である。ワイヤレス通信システム(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)は、基地局102、UE104、および発展型パケットコア(EPC)160を含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
基地局102(発展型ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を介してEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバー、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器の追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信という機能のうちの1つまたは複数を実施することができる。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いに直接的または(たとえば、EPC160を介して)間接的に通信することができる。バックホールリンク134はワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。重複する地理的カバレージエリア110が存在することがある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110'を有する場合がある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られる場合がある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供することができるホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(UL)(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通したものであり得る。基地局102/UE104は、各方向での送信のために使用される合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりY MHz(たとえば、5、10、15、20、100MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは互いに隣接しても隣接しなくてもよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってよい(たとえば、DLのためにULよりも多数または少数のキャリアが割り振られてよい)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリア、および1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアを含んでよい。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
いくつかのUE104は、デバイス対デバイス(D2D)通信リンク192を使用して互いに通信し得る。D2D通信リンク192は、DL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク192は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)など、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、IEEE802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなど、様々なワイヤレスD2D通信システムを通したものであり得る。
ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトル内で通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含む場合がある。無認可周波数スペクトル内で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを判断するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することができる。
スモールセル102'は、認可および/または無認可の周波数スペクトル内で動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル102'はNRを採用してよく、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトルにおいてNRを採用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレージを増強し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
gノードB(gNB)180は、UE104と通信しているミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数において動作し得る。gNB180がmmW周波数または準mmW周波数において動作するとき、gNB180はmmW基地局と呼ばれることがある。極高周波数(EHF)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域における電波はミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有する3GHzの周波数まで下へ広がり得る。超高周波数(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が極めて大きく距離が短い。mmW基地局180は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、UE104と一緒にビームフォーミング184を利用し得る。
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、他のMME164、サービングゲートウェイ166、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM-SC)170、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172を含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信している場合がある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162はベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通して転送され、サービングゲートウェイ166自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして機能することがあり、公衆陸上移動網(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジュールするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用される場合があり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関係の課金情報を収集することに関与する場合がある。
基地局は、gNB、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの好適な用語で呼ばれることもある。基地局102は、EPC160へのアクセスポイントをUE104に提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メータ、ガスポンプ、大型または小型の調理家電、健康管理デバイス、インプラント、ディスプレイ、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメータ、ガスポンプ、トースタ、車両、心臓モニタなど)と呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
図1を再度参照すると、いくつかの態様では、UE104は、たとえば、図4A〜図37のうちのいずれかとの関連で記載するように、狭帯域通信を使う1つまたは複数のアップリンク送信のためのスケジューリング要求(198)を送るのに、専用リソースを使うように構成され得る。
図2Aは、DLフレーム構造の例を示す図200である。図2Bは、DLフレーム構造内のチャネルの例を示す図230である。図2Cは、ULフレーム構造の例を示す図250である。図2Dは、ULフレーム構造内のチャネルの例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有することがある。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含むことができる。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されることがあり、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)同時のリソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)に分割される。ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に7つの連続するシンボル(DLの場合はOFDMシンボル、ULの場合はSC-FDMAシンボル)を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に6個の連続するシンボルを含む。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
図2Aに示されるように、REのうちのいくつかは、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含み得る。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示された)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示された)アンテナポート5のためのUE-RSと、(Rとして示された)アンテナポート15のためのCSI-RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボルに4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有の拡張PDCCH(ePDCCH)で構成されることがある。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有することがある(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ ACK/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり得る。PSCHは、サブフレーム/シンボルのタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するためにUEによって使用される、1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり得る。SSCHは、物理レ
イヤセル識別情報グループ番号および無線フレームタイミングを決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。マスター情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、PSCHおよびSSCHと論理的にグループ化されて、同期信号(SS)ブロックを形成し得る。MIBは、DLシステム帯域幅の中のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
図2Cに示すように、REの一部は、基地局におけるチャネル推定のための復調基準信号(DM-RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最終シンボルにおいてサウンディング基準信号(SRS)をさらに送信することがある。SRSはコム構造を有することがあり、UEはコムのうちの1つの上でSRSを送信することがある。SRSは、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために基地局によって使用され得る。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実施し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅のエッジ上に位置する場合がある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用されることがある。
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3およびレイヤ2の機能性を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスト、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能性を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含んでよい。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを処理する。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、かつ空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に与える。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能性を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施することができる。複数の空間ストリームは、UE350に宛てられている場合、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域にコンバートする。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局310によって当初送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3機能およびレイヤ2機能を実施するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行って、EPC160からのIPパケットを復元する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
基地局310によるDL送信に関して説明された機能性と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能性とを提供する。
基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間的処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明した方法と類似の方法で基地局310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行って、UE350からのIPパケットを復元する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
レガシー狭帯域通信システムは、接続モードUEが、基地局へ送るべきアップリンク送信を有するとき、専用スケジューリング要求リソースを提供しない場合がある。そうではなく、レガシー狭帯域通信システム中の接続モードUEは、アップリンク送信用のアップリンクリソースを要求するために、RACH手順に依拠してよい。ただし、アップリンクリソースを要求するためにRACH手順に依拠すると、スケジューリング要求を最初に送ることによってアップリンクグラントを受信するのに必要とされる時間と比較して、アップリンクリソース向けのアップリンクグラントを受信するのに必要とされる時間を増大させる場合がある。したがって、アップリンクリソースを要求するためにRACH手順に依拠するのに関連付けられた待ち時間を削減するために、狭帯域通信システム中で専用スケジューリング要求リソースを提供する必要がある。
本開示は、NPUSCHフォーマットリソース構造(たとえば、図4Aおよび図4Bに関して以下で説明する)での、NPRACH(たとえば、図5A、図5B、図7、図8A、および図8Bに関して以下で説明する)での、専用スケジューリング要求リソースをサポートすることによって、ならびに/またはUEにおいて受信されたダウンリンク送信に関連付けられたACK/NACK送信にスケジューリング要求を含めることによって(たとえば、図6A、図6B、および図6Cに関して以下で説明する)、問題の解決策を提供し得る。さらに、本開示は、UEによって送信されるスケジューリング要求、異なるUEによって送られるアップリンク送信、および/または基地局によって送られるダウンリンク送信の間の衝突を軽減するための様々な技法を提供し得る(たとえば、図9〜図13に関して以下で説明する)。
図4Aおよび図4Bは、本開示のいくつかの態様による、UE404が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局402へ送るためのデータフロー400を示す。基地局402は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE404は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局402およびUE404は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE404は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
図4Cは、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信システム中で1つまたは複数のスケジューリングリソースを送信するために使われ得るNPUSCHフォーマット2リソース構造440、450、460を示す図である。
図4Dは、本開示のいくつかの態様による、16長直交拡散系列のうちの1つの、適用470を示す。
図4Eは、本開示のいくつかの態様による、28長直交拡散系列のうちの1つの、適用480を示す図である。
図4Fは、本開示のいくつかの態様による、少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性に含まれるセル固有時間オフセット490を示す図である。
図4Aを参照すると、UE404は、401において、基地局402へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE404は、401において、UE404が接続モードにあるときにアップリンク送信を送信すると決定し得る。
別の態様では、UE404は、UE404が401において、基地局402へアップリンク送信を送信すると決定する前または後のいずれかに、基地局402から構成情報403を受信し得る。たとえば、構成情報403は、UE404が405においてスケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定するのに使うことができる第1の情報を含み得る。代替として、UE404は、405において、UE404において構成された所定の情報に基づいて、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定し得る。
図4Cに見られるように、様々なNPUSCH波形が、アップリンク送信(たとえば、スケジューリング要求、狭帯域アップリンク制御チャネル(NPUCCH)送信、ACK/NACK、および/またはNPUSCH送信)を基地局402へ送る際に使用するために、UE404にリソースを割り振るのに使われ得る。たとえば、基地局402は、アップリンクデータ送信用のリソース(たとえば、NPUSCH)を割り振るのに、NPUSCHフォーマット1(図4Cには示さない)を使うことができる。ダウンリンク送信に対する肯定応答用のリソース(たとえば、NPUCCHまたはACK/NACK)がUE404に割り振られるとき、NPUSCHフォーマット2が使われてよい。たとえば、基地局402がUE404へNPDCCH送信を送信するとき、UE404は、NPDCCH送信に関連付けられたACK/NACK応答を基地局402へ送信するのに、NPUSCHフォーマット2を使うことができる。さらに、UE404は、基地局402へスケジューリング要求を送信するのに、NPUSCHフォーマット2を使うことができる。基地局402がNPUSCH、NPUCCH、ACK/NACK、および/またはスケジューリング要求のいずれかのためのトランスポートブロック(TB)をマップするのに使うことができる最も小さい単位は、RU(たとえば、RU441a、441b、または441cの一部分が図4Cに示されている)であり得る。
図4Cに示す各NPUSCHフォーマット2リソース構造440、450、460では、RUは、N個のスロット(たとえば、4つのスロット、6つのスロット、8つのスロットなど)の長さをもつ単一サブキャリアからなり得る。それぞれのNPUSCHフォーマット2リソース構造440、450、460中のRUの各々のためのただ1つのスロットが、簡単のために図4Cに示されている。図4Cに示す第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440では、4つのスロットの各々において割り振られたRU441aの部分は、3つの復調基準信号(DMRS)シンボル443aおよび4つのデータシンボル445を含み得る。スケジューリング要求は、第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造中のデータシンボル445を使って送信され得る。図4Cに示す第2のNPUSCHフォーマット2リソース構造450では、4つのスロットの各々において割り振られたRU441bの部分は、3つのDMRSシンボル443bおよび4つのスケジューリング要求シンボル447を含み得る。図4Cに示す第3のNPUSCHフォーマット2リソース構造460では、4つのスロットの各々において割り振られたRU441cの部分は、7つのスケジューリング要求シンボル449を含み得る。N=4(たとえば、4つのスロット)である構成について、簡単のために以下で説明する。ただし、RUは、本開示の範囲から逸脱することなく、N=6(たとえば、6つのスロット)の長さまたはN=8(たとえば、8つのスロット)の長さをもつ単一サブキャリアからなり得る。
図4Aを再度参照すると、構成情報403は、UE404が基地局402へスケジューリング要求を送信するのに使うことができるNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を示す第2の情報も含み得る。
第1の構成において、UE404は、407において、(たとえば、第2の情報に基づいて)図4Cに示す第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440中のデータシンボル445を使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。代替として、UE404は、407において、所定の情報に基づいて、図4Cに示す第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440中のデータシンボル445を使って、スケジューリング要求を送信すると決定し得る。
第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440を使って、0のビット値または1のビット値が、UE404によって、4つのスロットの各々におけるRU441aの部分を使って送信するために、チャネルコーディングに入力され得る。さらに、UE404は、第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440から、(たとえば、データシンボル445中の)スクランブルされたデータの任意のコンスタレーションマッピングを省くか、またはコンスタレーションマッピングを、任意の単位値の定数の乗算で置き換えてよい。第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440が使われるとき、UE404が、RUに割り振られた唯一のUEであり得る。
第2の構成において、UE404は、407において、(たとえば、第2の情報に基づいて)図4Cに示す第2のNPUSCHフォーマット2リソース構造450中のデータシンボル(たとえば、スケジューリング要求シンボル447として示される)を使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。代替として、UE404は、407において、所定の情報に基づいて、図4Cに示す第2のNPUSCHフォーマット2リソース構造450中のデータシンボルを使って、スケジューリング要求を送信すると決定し得る。
一態様では、UE404は、スケジューリング要求に関連付けられた所定のビット値に適用するべき、あらかじめ定義された直交拡散シーケンスのセットのうちの1つに関連付けられたシーケンス識別(ID)を示すシグナリング409を受信することができ、UE404は、411において、シーケンスIDに基づいて直交拡散シーケンスを決定することができる。
別の態様では、UE404は、413において、スケジューリング要求に関連付けられたビット値に直交拡散シーケンス(たとえば、16個の異なる直交拡散シーケンスのうちの1つ)を適用してよい。UE404は、図4Dに示されるように、4つのデータシンボルの各々を、RU中の4つのスロットの各々の中のスケジューリング要求シンボル447で連続して埋めてよい。たとえば、UE404は、チャネルコーディングを、16長ウォルシュコード(たとえば、または6つのスロット用の24長もしくは8つのスロット用の32長)あるいは16長Zadoff-Chuシーケンス(たとえば、または6つのスロット用の24長もしくは8つのスロット用の32長)で置き換えてよい。一態様では、コンスタレーションマッピングは省かれてよく、スクランブリングはy(n)=x(n)・s(n)として実施されてよく、ここで、x(n)は、直交拡散シーケンスの第nのサンプル(たとえば、16個の直交拡散シーケンスの第2)であり、c(n)=0の場合はs(n)=1であり、c(n)=0の場合はs(n)=-1であり、c(n)はスクランブリングシーケンスである。第2のNPUSCHフォーマット2リソース構造450を使って、最大16個の異なるUEが、所与のRU中で多重化され得る。
第3の構成において、UE404は、407において、(たとえば、第2の情報に基づいて)図4Cに示す第3のNPUSCHフォーマット2リソース構造460中のデータリソース要素を使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。代替として、UE404は、407において、所定の情報に基づいて、図4Cに示す第3のNPUSCHフォーマット2リソース構造460中のデータリソース要素を使って、スケジューリング要求を送信すると決定し得る。
図4Aおよび図4Bにおいて見られるように、UE404は、基地局402に関連付けられたセルIDを示すシグナリング415を受信し得る。セルIDは、UE404によって、417において、直交拡散シーケンスの複数のセットから、直交拡散シーケンスのサブセットを決定し、419において、直交拡散シーケンスのサブセットから直交拡散シーケンスを決定するのに使われ得る。一態様では、直交拡散シーケンスのサブセットは、たとえば、4つのスロット用の28個の直交拡散シーケンスのうちの7つの直交拡散シーケンスのサブセット、6つのスロット用の42個の直交拡散シーケンスのうちの7つの直交拡散シーケンスのサブセット、または8つのスロット用の56個の直交拡散シーケンスのうちの7つの直交拡散シーケンスのサブセットを含み得る。いくつかの他の態様では、直交拡散シーケンスの複数のセットは、たとえば、7つの直交拡散シーケンスの4つのセットを含み得る。
別の態様では、UE404は、421において、スケジューリング要求に関連付けられたビット値に、直交拡散シーケンス(たとえば、28個の異なる直交拡散シーケンスのうちの1つ)を適用して、図4Cに示されるように、各スロット中の最初の3つのシンボルからDMRSを省くことによって、RU中の4つのスロットの各々の中のスケジューリング要求シンボル449で、7つのシンボルの各々を連続して埋めることができる。
たとえば、図4Eを参照すると、UE404は、チャネルコーディングを、28長ウォルシュコード(たとえば、または6つのスロット用の42長ウォルシュコードもしくは8つのスロット用の56長ウォルシュコード)あるいは28長Zadoff-Chuシーケンス(たとえば、または6つのスロット用の42長Zadoff-Chuシーケンスもしくは8つのスロット用の56長Zadoff-Chuシーケンス)で置き換えてよい。一態様では、28個の循環シフトは、28長Zadoff-Chuシーケンス中の28個の直交拡散シーケンスに対応してよく、42個の循環シフトは、42長Zadoff-Chuシーケンス中の42個の直交拡散シーケンスに対応してよく、および/または56個のシフトは、56長Zadoff-Chuシーケンス中の56個の直交拡散シーケンスに対応してよい。
依然として図4Eを参照すると、コンスタレーションマッピングは省かれてよく、スクランブリングはy(n)=x(n)・s(n)として実施されてよく、ここで、x(n)は、直交拡散シーケンスの第nのサンプル(たとえば、16個の直交拡散シーケンスの第2)であり、c(n)=0の場合はs(n)=1であり、c(n)=0の場合はs(n)=-1であり、c(n)はスクランブリングシーケンスである。図4Cの第3のNPUSCHフォーマット2リソース構造460を使って、最大28個の異なるUEが、4スロットシナリオ用の所与のRU中で多重化され得る。6スロットシナリオでは、最大42個の異なるUEが、所与のRU中で多重化され得る。8スロットシナリオでは、最大56個の異なるUEが、所与のRU中で多重化され得る。
図4Cの第1のNPUSCHフォーマット2リソース構造440、第2のNPUSCHフォーマット2リソース構造450、または第3のNPUSCHフォーマット2リソース構造460のいずれかを使って、UE404は、図4Bに見られるように、少なくとも1つのRUを使ってアップリンク送信のためのスケジューリング要求423を送信し得る。
一態様では、RUは、N個のスロット(たとえば、NPUSCHフォーマットリソース構造では、4つのスロット、6つのスロット)の各々の中に、単一サブキャリアと、第1の数のシンボルとを含み得る。一態様では、スケジューリング要求用に割り振られた少なくとも1つのRUをもつ、周期性に関連付けられた8つのスロット、などが、スケジューリング要求を送信するための繰返しレベルに関連付けられ得る。別の態様では、少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性の第1の持続時間は、少なくとも1つのRUに関連付けられた第2の持続時間(たとえば、スケジューリング要求の持続時間)よりも大きくてよい。さらなる態様では、セル固有時間オフセットまたはUE固有オフセットのうちの少なくとも1つ(たとえば、RUの量を増大するのに使われる)が、図4Fに示されるように、少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性に含まれ得る。
図5Aおよび図5Bは、本開示のいくつかの態様による、UE504が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局502へ送るための流れ図500を示す図である。基地局502は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE504は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局502およびUE504は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE504は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
図5Cは、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信システム中で1つまたは複数のスケジューリングリソースを送信するために使われ得る、周波数ホッピングなしのNPRACHリソース構造540を示す図である。
図5Dは、本開示のいくつかの態様による、狭帯域通信システム中で1つまたは複数のスケジューリングリソースを送信するために使われ得る、周波数ホッピングありのNPRACHリソース構造550を示す図である。
図5Aを参照すると、UE504は、501において、基地局502へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE504は、501において、UE504が接続モードにあるときにアップリンク送信を送信すると決定し得る。
別の態様では、UE504は、スケジューリング要求を送信する際に使うべき、4つのシンボルグループのうちの第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを示すシグナリング503を、基地局502から受信し得る。さらなる態様では、UE504は、505において、シグナリング503に基づいて、サブキャリアのグループから、第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを決定することができる。
別の態様では、UE504は、UE504が4つのシンボルグループの各々に適用することができる直交拡散シーケンスを示すシグナリング507を、基地局502から受信することができ、UE504は、509において、シグナリング507に基づいて直交拡散シーケンスを決定することができる。代替として、UE504は、509において、UE504に関連付けられたUE-IDに基づいて、直交拡散シーケンスを決定することができる。
図5Bを参照すると、UE504は、511において、決定された直交拡散シーケンスを、4つのシンボルグループ中の各シンボルグループに適用してもよい。
一構成では、第1のシンボルグループ、第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループの各々は、直交拡散シーケンスの異なるデータサンプルに関連付けられてよく、またはすべてのシンボルグループ中の各シンボルが、異なるデータサンプルに関連付けられてよい。
別の構成では、第1のシンボルグループ、第2のシンボルグループの各々が、拡散シーケンスの異なるデータサンプルに関連付けられ得る。
さらなる構成では、各繰返しは、4つのシンボルグループを含む。一態様では、直交拡散シーケンスは、4長ウォルシュコードまたは20長ウォルシュコードを含み得る。別の態様では、第1のシンボルグループ、第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループの各々は、4つ以下の異なるUEに、または20個以下の異なるUEに(たとえば、直交拡散シーケンスとして使われるウォルシュコードの長さに依存して)割り振られ得る。別の態様では、5長拡散シーケンスが、4つのシンボルグループのうちの1つにおいて適用され得る。さらなる態様では、5長拡散シーケンスが、4つのシンボルグループの中の他のシンボルグループに適用されてよく、または異なる拡散シーケンスが、4つのシンボルグループの中の他のシンボルグループに適用されてよい。さらに別の態様では、データサンプルが、4つのシンボルグループのうちの1つの中の各シンボルに適用され得る。
UE504は、NPRACH中で割り振られた第1のシンボルグループを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求515を送信し得る。一態様では、第1のシンボルグループは、第1のサブキャリア中に第1の数のシンボルを含み得る。第1のサブキャリアは、3.75kHzのサブキャリア間隔を有し得る。
いくつかの構成では、UE504は、513において、送信に先立って、スケジューリング要求にセル固有スクランブリングを適用し得る。さらに、UE504は、NPRACH中で割り振られた第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループの各々を使って、スケジューリング要求517の送信を繰り返してよい。一態様では、4つのシンボルグループの各シンボルグループは、同じ数のシンボル(たとえば、2つより多いシンボル)を含み得る。一態様では、4つのシンボルグループの各々は、図5Cに示されるように、同じサブキャリア中で割り振られ得る(たとえば、周波数ホッピングなし)。別の態様では、4つのシンボルグループの各々は、図5Dに示されるように、異なるサブキャリア中で割り振られ得る(たとえば、周波数ホッピング)。
4つのシンボルグループについて、図5Aおよび図5Bを参照して上述したが、シンボルグループの数は、4に限定されなくてよい。言い換えると、スケジューリング要求繰返しごとに、4よりも多いか、または少ないシンボルグループが、本開示の範囲から逸脱することなく使われてよい。たとえば、シンボルグループの数は、4よりも少ないシンボルグループ、4つのシンボルグループ、または4よりも多いシンボルグループであってよい、NPRACH繰返しレベルまたはNPUSCHフォーマット2繰返しレベルに基づき得る。
さらに、スケジューリング要求用に割り振られたシンボルグループに関連付けられた周期性が、スケジューリング要求を送信するための繰返しレベルに関連付けられ得る。別の態様では、シンボルグループに関連付けられた周期性の第1の持続時間は、シンボルグループのうちの1つに関連付けられた第2の持続時間(たとえば、スケジューリング要求の持続時間)よりも大きくてよい。さらなる態様では、セル固有時間オフセットまたはUE固有オフセットのうちの少なくとも1つ(たとえば、シンボルグループ中のリソースの量を増大するのに使われる)が、図4Fに示したように、シンボルグループに関連付けられた周期性に含まれ得る。
図6A〜図6Cは、本開示のいくつかの態様による、UE604が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局602へ送るための流れ図600を示す図である。基地局602は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE604は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局602およびUE604は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE604は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE604は、基地局602から1つまたは複数のダウンリンク送信601を受信することができる。たとえば、ダウンリンク送信601は、狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCH)送信および/または狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)送信を含み得る。
別の態様では、UE604は、603において、基地局602へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE604は、603において、UE604が接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
さらなる態様では、UE604は、基地局602から第1のシグナリング605を受信し得る。第1のシグナリング605は、1つまたは複数のダウンリンク送信601に関連付けられた、ACK/NACKを伴うアップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するように、UE604を構成し得る。たとえば、第1のシグナリング605は、1つまたは複数のダウンリンク送信601に関連付けられたACK/NACK送信にスケジューリング要求を付加する(たとえば、ピギーバックする)ように、UE604を構成し得る。一構成では、UE604は、MACコマンドまたはRRC再構成シグナリング中で、第1のシグナリング605を受信し得る。一態様では、第1の信号605がUE604によって受信されると、(たとえば、NPUSCHフォーマット2またはNPRACH中)どの専用スケジューリング要求リソースも、解放され得る(たとえば、それ以上、UE604に割り振られなくてよい)。いくつかの構成では、第1のシグナリング605または異なるシグナリング(たとえば、図6A〜図6Cには示さない)が、UE604によって送信されるスケジューリング要求の第1の繰返し送信数の増加を構成するのに使われ得る。
別の態様では、UE604は、607において、第1のシグナリング605が受信されると、ACK/NACKを伴うスケジューリング要求を送信するかどうかを判断し得る。たとえば、UE604は、607において、第1のシグナリング605が受信され、UE604におけるカウンタが閾数に達した後、1つまたは複数のダウンリンク送信に関連付けられたACK/NACKとともに、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信すると決定してよい。一構成では、閾数に関連付けられた情報は、第1のシグナリング605中に含まれ得る。別の構成では、閾数に関連付けられた情報は、UE604において事前構成され得る。
基地局602は、UE604におけるカウンタをいつでもリセットすることができる。基地局602が、カウンタを特定の値にリセットすると(たとえば、図6A〜図6Cには示さないシグナリングが、基地局602によって、カウンタがリセットされたことをUE604に対して示すのに使われ得る)、UE604は、ACK/NACK送信を伴うスケジューリング要求を送信しないと決定してよい。さらに、UE604は、ACK/NACKがスケジューリング要求なしで送信される度に、カウンタを所定の数(たとえば、「1」)だけ増分し、スケジューリング要求がACK/NACKに付加される度に、カウンタを初期値(たとえば、「0」)にリセットしてよい。さらに、UE604は、ダウンリンク送信が閾期間内に受信されなかったとき(たとえば、UE604におけるタイマが満了したとき)、ACK/NACK送信とともにスケジューリング要求を送信しないと決定してよい。
図6Bを参照すると、UE604は、609において、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値の4位相シフトキーイング(QPSK)マッピングを実施し得る。一実装形態では、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のQPSKマッピングは、スケジューリング要求およびACK/NACKが異なるエラー性能要件を有する場合、4つの不等間隔コンスタレーションポイントを含み得る。
たとえば、UE609によって送信される信号が、90°ではなく60°シフトされた場合、不連続送信(DTX)信号もNACKも送信されない間にACKを決めるときにより小さいエラーレートを維持したまま、より大きいスケジューリング要求消失検出レートが達成され得る。いくつかの実装形態では、ACK/NACKを伴うスケジューリング要求の導入は、スケジューリング要求およびACK/NACK送信のために、増加した信号電力がUE609によって使われない限り、性能低下を引き起こし得る。
スケジューリング要求の繰返しレベルが増大されない第1のシナリオでは、ACK/NACKに関連付けられた所定の数のビット(たとえば、1ビット)およびスケジューリング要求に関連付けられた所定の数のビット(たとえば、1ビット)が、UE604が611において、スケジューリング要求およびACK/NACKのチャネルコーディングまたはデータスクランブリングのうちの少なくとも1つを実施し得る前に、ともにQPSKコンスタレーション上にマップされ得る。
さらに、UE604は、613において、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値の2位相シフトキーイング(BPSK)マッピングを実施し、図6Cに見られるように、615において、スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されるかどうかを決定し得る。スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されると決定されると、UE604は、617において、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを、90°または任意の他の所定の角度(たとえば、20°、45°、60°、120°など)だけシフトしてもよい。一態様では、シフト角度は、ネットワーク602によって決定され、UE604にシグナリングされ得る。
さらなる態様では、UE604は、NPUSCHフォーマットリソース構造(たとえば、NPUSCHフォーマット2リソース構造)を使って、1つまたは複数のダウンリンク送信に関連付けられたACK/NACKとともに、アップリンク送信のためのスケジューリング要求619を送信し得る。
スケジューリング要求の繰返しレベルが増大される第2のシナリオでは、UE604は、上述したQPSKコンスタレーションを使うことができる。追加および/または代替として、UE604は、ACK/NACKとともにスケジューリング要求619を複数回(たとえば、第2の送信数)送信し得る。一態様では、第2の送信数は、NPUSCHフォーマットリソース構造についての繰返し数に関連付けられ得る。
さらに、UE604は、ACK/NACKなしで、割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求619を、第3の送信数だけ送信し得る。たとえば、第3の数の送信は、上述するとともに図4Cに示したNPUSCHフォーマット2リソース構造440を使って送られ得る。一態様では、第3の送信数は、NPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた、第1の繰返し送信数と第2の送信数との間の差であり得る。
図7は、本開示のいくつかの態様による、UE704が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局702へ送るための流れ図700を示す図である。基地局702は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE704は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局702およびUE704は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE704は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE704は、UE704が703において、スケジューリング要求用にNPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを決定するのに使うことができるシグナリング701を、基地局702から受信し得る。たとえば、スケジューリング要求は、予約されたNPRACH開始サブキャリアの一部または全部を使うことができる。レガシーUEは、NPRACH中のどのリソースがスケジューリング要求用に予約されているかについての事前構成された知識を有することができ、予約されたリソースと衝突するどのアップリンク送信も延期してよい。
別の態様では、UE704は、705において、スケジューリング要求のために割り振られたサブキャリアの数と、その数のサブキャリアの中の第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるかどうかを判断し得る。一態様では、4つのシンボルグループの各々は、サブキャリアの数と、第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるとき、同じサブキャリア中に位置し得る(たとえば、図5C参照)。別の態様では、スケジューリング要求は、サブキャリアの数またはサブキャリアに関連付けられたIDのうちの1つまたは複数が12という整数でないとき、4つのシンボルグループの各々の間の周波数ホッピングパターンを使って送信され得る(たとえば、図5D参照)。
さらなる態様では、UE704は、707において、4つのシンボルグループに直交拡散シーケンスを適用し得る。たとえば、直交拡散シーケンスが適用され得るが、多重化利得は比較的少ない。UE704は、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを使って、スケジューリング要求709を送信し得る。さらに、スケジューリング要求は、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループの各々の中で再送信され得る。
図8Aは、本開示のいくつかの態様による、UE804が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局802へ送るための流れ図800を示す図である。基地局802は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE804は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局802およびUE804は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE804は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
図8Bは、いくつかの領域にさらに分割され得るNPRACHリソースブロック815を示す図であり、各領域は、1つまたは複数のスケジューリング要求時間リソース要素を含むスケジューリング要求繰返しレベルに関連付けられ得る。
図8Aを参照すると、UE804は、801において、いくつかの繰返しスケジューリング要求を基地局802に送信すると決定し得る。別の態様では、UE804は、803において、NPRACHリソースブロック中で割り振られたサブキャリアのセットを決定し得る。
さらなる態様では、UE804は、サブキャリアのセットの中の第1のサブキャリア中のリソース要素に関連付けられた第1の繰返し数、およびサブキャリアのセットの中の第2のサブキャリア中のリソース要素に関連付けられた第2の繰返し数を示すシグナリング805を受信し得る。
たとえば、1つのNPRACHリソースブロック(たとえば、繰返しレベルNに関連付けられた開始サブキャリアによって示される)が、いくつかの領域にさらに分割されてよく、各領域は、1つまたは複数のスケジューリング要求時間リソース要素を含むスケジューリング要求繰返しレベルに関連付けられ得る。
図8Bを参照すると、N=n1・k1+n2・k2である場合、Nという繰返しレベルは、2つの領域820、830に分割され得る。第1の領域820は、各要素がk1回の繰返し(たとえば、k1=4)を有するn1個のリソース要素(たとえば、n1≧1)にさらに分割されてよく、第2の領域830は、各要素がk2回の繰返し(たとえば、k2=1)を有するn2個のリソース要素(たとえば、n2≧1)にさらに分割されてよい。
図8Aを再度参照すると、UE804は、807において、繰返しスケジューリング要求の数が、第1の繰返し数または第2の繰返し数に等しいと判断し得る。
別の態様では、UE804は、809において、スケジューリング要求の数が、第1の繰返し数、それとも第2の繰返し数に等しいかに基づいて、いくつかのスケジューリング要求の送信を始めるための開始リソース要素を決定し得る。説明のための例として、繰返しスケジューリング要求の数が、k2に等しい1であるとUE804が807において判断すると仮定する。したがって、UE804は、スケジューリング要求811を送信し始めるために、図8Bに示す第2の領域830に関連付けられた開始リソース要素を決定することができる。
スケジューリング要求は、スケジューリング要求用に割り振られたサブフレームが、ダウンリンク送信および/または探索空間に先行するM個のサブフレーム内に位置する場合、別のダウンリンク送信(たとえば、NPDCCH送信および/もしくはNPDSCH送信)ならびに/または探索空間と衝突し得る。
さらに、スケジューリング要求は、スケジューリング要求用に割り振られたサブフレームが、ダウンリンク送信および/または探索空間用に使われる同じサブフレームを含む場合、別のダウンリンク送信(たとえば、NPDCCH送信および/もしくはNPDSCH送信)ならびに/または探索空間と衝突し得る。
さらに、スケジューリング要求は、スケジューリング要求用に割り振られたサブフレームが、ダウンリンク送信および/または探索空間の末尾の後のN個のサブフレーム内に位置する場合、別のダウンリンク送信(たとえば、NPDCCH送信および/もしくはNPDSCH送信)ならびに/または探索空間と衝突し得る。MおよびNの正確な値は、送信を搬送する物理チャネルのタイプおよび探索空間の内容に依存し得る。
スケジューリング要求とダウンリンク送信および/または探索空間との間の衝突を避ける必要がある。以下で説明する図9〜図13の各々は、本開示のいくつかの態様による、スケジューリング要求とダウンリンク送信および/または探索空間との間の衝突を避けるのに使うことができる技法を提供する。
図9は、本開示のいくつかの態様による、UE904が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局902へ送るための流れ図900を示す図である。基地局902は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE904は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局902およびUE904は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE904は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE904は、901において、基地局902へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE904は、901において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
別の態様では、UE904は、903において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。さらなる態様では、UE904は、905において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかの中に位置すると判断し得る。
別の態様では、UE904は、907において、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期し得る。一態様では、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースは、時間ドメイン中で、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースよりも後で割り振られ得る。UE904は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求909を送信し得る。
説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求用の1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレーム、またはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE904は、907において、物理チャネルダウンリンク送信との起こり得る衝突を避けるために、割り振られたリソースの後続のセットまで、スケジューリング要求を延期してよい。
図10は、本開示のいくつかの態様による、UE1004が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局1002へ送るための流れ図1000を示す図である。基地局1002は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE1004は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局1002およびUE1004は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE1004は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE1004は、1001において、基地局1002へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1004は、1001において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
別の態様では、UE1004は、1003において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。さらなる態様では、UE1004は、1005において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数が、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個のサブフレームよりも前に位置すると判断し得る。
別の態様では、UE1004は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数を使って、スケジューリング要求の第1の部分1007を送信し、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求の第2の部分1009を送信し得る。さらなる態様では、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースは、時間ドメイン中で、物理ダウンリンクチャネル送信のN個のサブフレームよりも後に位置し得る。
説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが無線フレーム中のサブフレーム2、3、および4中に位置すると、ならびに物理チャネルダウンリンク送信が同じ無線フレームのサブフレーム6および7中に送信されると仮定する。
したがって、UE1004は、サブフレーム2および3中の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求の第1の部分1007を送信し得るが、サブフレーム4中の第1の割り振られたリソースは送信しなくてよい。スケジューリング要求の第2の部分は、後続の無線フレーム中の割り振られたリソースを使って送信され得る。
図11は、本開示のいくつかの態様による、UE1104が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局1102へ送るための流れ図1100を示す図である。基地局1102は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE1104は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局1102およびUE1104は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE1104は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE1104は、1101において、基地局1102へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1104は、1101において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。別の態様では、UE1104は、1103において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
さらなる態様では、UE1104は、1105において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1102からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断し得る。さらに、UE1104は、スケジューリング要求の送信が、後続の物理アップリンクチャネル送信またはACK/NACK送信まで延期されることを示すDCI1107を受信し得る。
さらに、UE1104は、1109において、DCI1107に基づいて、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求の送信を延期し得る。ある態様では、後続の物理アップリンクチャネル送信またはACK/NACK送信は、スケジューリング要求のための1つまたは複数の第2の割り振られたリソースの前に位置し得る。
UE1104は、後続の物理アップリンクチャネル送信とともに、または基地局1102から受信された物理ダウンリンクチャネル送信に応答して送信されるACK/NACK送信とともに、スケジューリング要求1111を送信し得る。
一構成では、スケジューリング要求1111は、チャネル選択に基づいて、ACK/NACKと多重化され得る。別の構成では、スケジューリング要求1111は、ACK/NACKの直後に送信され得る。さらなる構成では、スケジューリング要求1111は、ACK/NACKを遅らせることによって、ACK/NACKの直前に送信され得る。
ACK/NACKとともにスケジューリング要求1111を送信するのに使われるリソースは、a)スケジューリング要求用に割り振られた同じリソースであり、b)ACK/NACK用に割り振られたものと同じリソースであり、かつ/またはc)DCI(たとえば、DCI1107またはDCI1107に続いて受信されるDCI中)中でシグナリングされてよい。DCIは、スケジューリング要求用に割り振られたリソースを示し得る1ビットの情報と、ペイロードを通して、ACK/NACKおよび/またはスケジューリング要求に対応する繰返しレベルを示す別のビットとを含み得る。
説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求用の1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレーム、またはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE1104は、1109において、ダウンリンク送信との起こり得る衝突を避けるために、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求を延期してよい。
図12は、本開示のいくつかの態様による、UE1204が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局1202へ送るための流れ図1200を示す図である。基地局1202は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE1204は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局1202およびUE1204は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE1204は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE1204は、1201において、基地局1202へアップリンク送信を送信すると決定し得る。UE1204は、1201において、UE1204が接続モードにあるときにアップリンク送信を送信すると決定し得る。別の態様では、UE1204は、1203において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
さらなる態様では、UE1204は、1205において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1202からの物理ダウンリンクチャネル送信の前のM個のサブフレームまたは後のN個のサブフレームの中のいずれかに位置すると判断し得る。さらに、UE1204は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求1207を送信し得る。UE1204は、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースの後に位置する1つまたは複数の第2の割り振られたリソース中で、物理ダウンリンクチャネル送信1209を受信し得る。
説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求のための1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレームまたはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE1204は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求1207を送信してよく、基地局1202は、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースに続いて位置する、ダウンリンクチャネル送信用に割り振られた1つまたは複数の第2の割り振られたリソースまで、物理ダウンリンクチャネル送信1209を延期してよい。
図13は、本開示のいくつかの態様による、UE1304が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局1302へ送るための流れ図1300を示す図である。基地局1302は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE1304は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局1302およびUE1304は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE1304は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE1304は、1301において、基地局1302へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1304は、1301において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。別の態様では、UE1304は、1303において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
さらなる態様では、UE1304は、1305において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1302からの物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースと衝突すると判断し得る。
UE1304は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求1307を送信し得る。UE1304は、パンクチャされた、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースを用いて、物理ダウンリンクチャネル送信1309を受信し得る。
説明のための例として、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる10個のリソースのうちの最初の3つ(たとえば、M=3)と衝突すると仮定する。したがって、UE1304は、最初の3つのリソースがパンクチャされた10個のリソース中で物理ダウンリンクチャネル送信を受信し得る。
図14は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1400である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、1550、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置1502/1502')によって実施され得る。図14では、任意選択の動作は破線で示されている。
1402において、UEは、基地局へアップリンク送信を送信すると決定する。アップリンク送信を送信するために、1420において、UEは、NPUSCHフォーマットリソース構造中で割り振られた少なくとも1つのRUを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を基地局へ送信してもよく、RUは、NPUSCHフォーマットリソース構造中の4つのスロットの各々の中に単一サブキャリアおよび第1の数のシンボルを含む。NPUSCHフォーマットリソース構造は、NPUSCHフォーマット2リソース構造を含み得る。
UEは、1406において、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定し得る。UEは、1404において構成情報を受信することができ、構成情報は、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定するための第1の情報を含み得る。したがって、UEは、1406において、1404において受信された構成情報に基づいて繰返し数を決定することができる。他の態様では、繰返し数は、あらかじめ定義されてよい。たとえば、スケジューリング要求を送信するための繰返し数は、NPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた所定の情報、たとえば、NPUSCHフォーマット2リソース構造の繰返しレベルに基づいて決定され得る。
構成情報は、基地局へスケジューリング要求を送信するためのNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を示す第2の情報をさらに含み得る。1408において、UEは、第2の情報に基づいて、スケジューリング要求を送信するためのNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を決定することができる。
スケジューリング要求は、所定のビット値(たとえば、一定のビット値)を含む、割り振られたRUを使って送信され得る。たとえば、1または0がチャネルコーディングに入力され得る。スケジューリング要求は、1420において、所定のビット値に関連付けられたコンスタレーションマッピングなしで送信され得る。スケジューリング要求は、1420において、所定のビット値に関連付けられた単位値定数の乗算を用いて送信され得る。たとえば、上述したように、スクランブリングは、y(n)=x(n)・s(n)として実施されてよい。
UEは、1418において、所定のビット値に直交拡散シーケンスを適用し得る。たとえば、チャネルコーディングは、16長直交拡散で置き換えられてよく、たとえば、長さ16の16個の直交シーケンスのうちの1つが、リソースユニット中の16個のデータシンボルを連続して埋めるのに使われてよい。たとえば、直交拡散シーケンスは、16長ウォルシュコードまたはZadoff-Chuシーケンスを含み得る。第1の数のシンボルは、NPUSCHフォーマットリソース構造中のRU用に割り振られた4つのスロットの各々の中に4つのシンボルを含むことができ、1418において適用される直交拡散シーケンスは、16の長さを有し得る。
スケジューリング要求のために割り振られたRUは、UEに割り振られるだけでよい。したがって、時間/周波数RUごとにただ1つのUEがあり得る。スケジューリング要求のために割り振られたRUは、複数の異なるUEにも割り振られ得る。スケジューリング要求は、16個以下の異なるUEに割り振られ得る。したがって、最大16個のUEが、所与の時間および周波数リソース割振りにおいて多重化され得る。
1416において、UEは、UEに関連付けられたシーケンスIDに基づいて、直交拡散シーケンスのセットから、直交拡散シーケンスを決定し得る。UEは、1414において、シーケンスIDを示すシグナリングを基地局から受信し得る。UEのシーケンスIDは、たとえば、基地局によって明示的もしくは暗黙的にシグナリングされ得るか、またはUE IDに基づく、あらかじめ定義された公式に基づいて決定され得る。したがって、シーケンスIDは、UEのUE IDに関連付けられ得る。
別の例では、16長直交シーケンスではなく、DMRSなしの28長直交シーケンスのうちの1つでRUが埋められ得る。したがって、第1の数のシンボルは、NPUSCHフォーマットリソース構造中のRU用に割り振られた4つのスロットの各々の中に7つのシンボルを含むことができ、直交拡散シーケンスは、28の長さを有し得る。直交拡散シーケンスは、28長ウォルシュコードまたは28長Zadoff-Chuシーケンスのうちの1つを含み得る。28個の循環シフトは、28長Zadoff-Chuシーケンス中の28個の直交拡散シーケンスに対応し得る。
最大28個のUEが、所与の時間/周波数リソース割振りにおいて多重化され得る。したがって、スケジューリング要求のために割り振られたRUは、28個以下の異なるUEに割り振られる。
1418において適用するべき直交拡散シーケンスを決定することは、1410において、全体セット直交拡散シーケンスから区分された複数の独立サブセットから、1つまたは複数の直交拡散シーケンスのサブセットを決定することを含み得る。1412において、UEは、決定されたサブセットから、直交拡散シーケンスを決定し得る。たとえば、28個のシーケンスは、各々7つのシーケンスをもつ4つのグループなど、いくつかのグループに分割され得る。使われるべきグループは、セルID、トーンロケーションなどに依存し得る。
直交拡散シーケンスのサブセットは、基地局に関連付けられたセルIDまたは周波数ドメイン中の単一サブキャリアのロケーションのうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。UEは、たとえば、1414において、サブセット内のシーケンスIDを示すシグナリングを基地局から受信し得る。16長直交拡散シーケンスとの関連で記載するように、UEのシーケンスIDは、基地局によって明示的もしくは暗黙的にシグナリングされ得るか、またはUE IDに基づく、あらかじめ定義された公式に基づいて決定され得る。したがって、UEは、1414において、シーケンスIDを示すシグナリングを基地局から受信し得る。シーケンスIDは、UEのUE IDに関連付けられ得る。したがって、シーケンスIDは、所定の情報に基づいて決定され得る。
スケジューリング要求用に割り振られた少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性が、スケジューリング要求を送信するための繰返しレベルに関連付けられ得る。したがって、SR時間リソースは、周期的に定義され得る。少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性の第1の持続時間は、少なくとも1つのRUに関連付けられた第2の持続時間よりも大きくてよい。SR周期性は、SR繰返しレベルに依存し得る。SRの周期性は、SRの持続時間よりも大きくてよい。セル固有時間オフセットまたはUE固有オフセットが、少なくとも1つのRUに関連付けられた周期性に含められ得る。
図15は、例示的な装置1502における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1500である。装置は、基地局1550(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置1502')であってよい。装置は、構成情報およびシーケンスID情報を含むDL通信を基地局1550から受信する受信コンポーネント1504を含む。装置は、SRを含む、基地局1550へのUL通信を送信する送信コンポーネント1506を含む。装置は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するように構成されたUL送信コンポーネント1508と、基地局1550へ、NPUSCHフォーマットリソース構造中で割り振られた少なくとも1つのRUを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するように構成されたSRコンポーネント1510とを備えることができ、RUは、NPUSCHフォーマットリソース構造中の4つのスロットの各々の中に単一サブキャリアおよび第1の数のシンボルを含む。装置は、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定するように構成された繰返しコンポーネント1514と、第2の情報に基づいて、スケジューリング要求を送信するためのNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を決定するように構成された波形コンポーネント1516と、たとえば、SRを送信するのに使われる所定のビット値に、直交拡散シーケンスを適用するように構成された直交拡散シーケンスコンポーネント1518とを含み得る。装置は、たとえば、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定するための第1の情報、基地局へスケジューリング要求を送信するためのNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を示す第2の情報、直交拡散シーケンスを決定するための情報などのうちのいずれかを含む構成情報を受信するように構成された構成コンポーネント1512を備え得る。直交拡散シーケンスは、いくつかのやり方のうちのいずれかで、たとえば、1410、1412、1414、または1416のうちのいずれかを実施することによって、直交拡散シーケンスコンポーネント1518によって決定され得る。装置は、UEについてのシーケンスIDを示すシグナリングを基地局1550から受信するように構成されたシーケンスIDコンポーネント1520を含み得る。シーケンスIDコンポーネント1520は、シーケンスID情報を、SRを送信することの一部として適用されるべき直交拡散シーケンスを決定する際に使用するために、直交拡散シーケンスコンポーネント1518に提供し得る。
本装置は、図14の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加コンポーネントを含み得る。したがって、図14の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図16は、処理システム1614を利用する装置1502'のハードウェア実装形態の例を示す図1600である。処理システム1614は、バス1624によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実現することができる。バス1624は、処理システム1614の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス1624は、プロセッサ1604、コンポーネント1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516、1518、1520、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1606によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス1624はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。
処理システム1614は、トランシーバ1610に結合され得る。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620に結合される。トランシーバ1610は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1614、特に受信コンポーネント1504に与える。さらに、トランシーバ1610は、処理システム1614、特に送信コンポーネント1506から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1620に印加されるべき信号を生成する。処理システム1614は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に結合されたプロセッサ1604を含む。プロセッサ1604は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1604によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム1614に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1606はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1604によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1614は、コンポーネント1504、1506、1508、1510、1512、1514、1516、1518、1520のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ1604の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ1606の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ1604に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム1614は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、ならびに/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含んでよい。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1502/1502'は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するための手段と、NPUSCHフォーマットリソース構造中で割り振られた少なくとも1つのRUを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を基地局へ送信するための手段であって、RUは、NPUSCHフォーマットリソース構造中の4つのスロットの各々の中に単一サブキャリアおよび第1の数のシンボルを含む、手段と、スケジューリング要求を送信するための繰返し数を決定するための手段と、構成情報を受信するための手段と、第2の情報に基づいて、スケジューリング要求を送信するためのNPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた波形を決定するための手段と、所定のビット値に直交拡散シーケンスを適用するための手段と、UEに関連付けられたシーケンスIDに基づいて、直交拡散シーケンスのセットから直交拡散シーケンスを決定するための手段と、シーケンスIDを示すシグナリングを基地局から受信するための手段と、全体セット直交拡散シーケンスから区分された複数の独立サブセットから、1つまたは複数の直交拡散シーケンスのサブセットを決定するための手段と、決定されたサブセットから、直交拡散シーケンスを決定するための手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置1502および/または装置1502'の処理システム1614の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム1614は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
図17は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1700である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、1850、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置1802/1802')によって実施され得る。図17では、任意選択の動作は破線で示されている。
1702において、UEは、基地局へアップリンク送信を送信すると決定する。1716において、UEは、NPRACH中で割り振られた第1のシンボルグループを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を基地局へ送信し、第1のシンボルグループは、第1のサブキャリア中に第1の数のシンボルを含む。第1のサブキャリアは、たとえば、3.75kHzのサブキャリア間隔を有してよく、繰返しごとに4つのシンボルグループを含み得る。
1718において、UEは、スケジューリング要求の送信を繰り返してよい。UEは、たとえば、NPRACH中で割り振られた第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループを使って、スケジューリング要求の送信を繰り返してよく、3つのシンボルグループの各々は第2の数のシンボルを含み、第2のシンボル数は第1のシンボル数に等しい。第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループは、第1のシンボルグループの第1のサブキャリア中にあり得る。4つのシンボルグループは、異なるサブキャリア中にあってもよい。
1714において、UEは、シンボルグループに、または4つのシンボルグループ内のシンボルに直交拡散シーケンスを適用し得る。4つのシンボルグループの各々は、拡散シーケンスの1つのデータサンプルに関連付けられ得る。たとえば、各シンボルは、拡散シーケンス中の数を搬送し、たとえば、それに関連付けられ得る。シンボルグループごとに5つのシンボルがあってよい。4つのシンボルグループが合わせて、繰返し、たとえば、最小時間単位を形成し得る。繰返しの中の4つのシンボルグループは、異なるデータを搬送し得る。直交拡散シーケンスは、たとえば、4長ウォルシュコードを含んでよく、UEは、4つのシンボルグループを変調するのに、それぞれ、4つの4長直交シーケンスのうちの1つを使うことができる。スケジューリング要求のために割り振られた4つのシンボルグループは、1つのトーン中で最大4つのUEが多重化され得るように、4つ以下の異なるUEに割り振られ得る。4つのシンボルグループ中の各シンボルは、拡散シーケンスの1つのデータサンプルに関連付けられ得る。直交拡散シーケンスは、20長ウォルシュコードを含み得る。スケジューリング要求のために割り振られた4つのシンボルグループは、20個以下の異なるUEに割り振られ得る。
1712において、UEは、直交拡散シーケンスのグループから直交拡散シーケンスを決定し得る。
1710において、UEは、直交拡散シーケンスを示すシグナリングを基地局から受信することができ、シグナリングは、直交拡散シーケンスを決定するのに使われる。したがって、1712における決定は、1710において受信されたシグナリングに基づき得る。シーケンスIDおよび/またはサブキャリアIDは、基地局によって明示的もしくは暗黙的にシグナリングされるか、またはUE IDに基づいてあらかじめ定義され得る。したがって、1710において受信されたシグナリングを使うよりもむしろ、直交拡散シーケンスは、UEに関連付けられたUE IDに基づいて決定されてもよい。
1706において、UEは、サブキャリアのグループから、第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを決定し得る。
1704において、UEは、第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを示すシグナリングを基地局から受信することができ、シグナリングは、第1のサブキャリアを決定するのに使われる。したがって、1706における決定は、1704において受信されたシグナリングに基づき得る。別の例では、第1のサブキャリアは、UEに関連付けられたUE IDに基づいて決定され得る。サブキャリアIDは、eNBによって明示的もしくは暗黙的にシグナリングされるか、またはUE IDに基づいてあらかじめ定義され得る。
1708において、UEは、送信に先立って、スケジューリング要求にセル固有スクランブリングを適用し得る。
スケジューリング要求の送信は、たとえば、1718において、所定の数のシンボルグループを使って繰り返され得る。所定のシンボルグループ数は、NPRACH繰返しレベルまたはNPUSCHフォーマット2繰返しレベルに基づき得る。
スケジューリング要求用に割り振られたシンボルグループに関連付けられた周期性は、スケジューリング要求を送信するための繰返しレベルに基づき得る。シンボルグループに関連付けられた周期性の第1の持続時間は、第1のシンボルグループに関連付けられた第2の持続時間よりも大きくてよい。セル固有時間オフセットまたはUE固有オフセットが、シンボルグループに関連付けられた周期性に含められ得る。
図18は、例示的な装置1802における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1800である。装置は、基地局1850(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置1802')であってよい。装置は、SRについてのシグナリング情報を含むDL通信を基地局1850から受信する受信コンポーネント1804を含む。装置は、SRとUL送信とを含む、基地局1850とのUL通信を送信するための送信コンポーネント1806を含む。装置は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するように構成されたUL送信コンポーネント1808と、送信コンポーネント1806を介して基地局1850へ、NPRACH中で割り振られた第1のシンボルグループを使って、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するように構成されたSRコンポーネント1810とを含んでよく、第1のシンボルグループは、第1のサブキャリア中に第1の数のシンボルを含む。
装置は、たとえば、NPRACH中で割り振られた第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループを使って、スケジューリング要求の送信を繰り返すように構成された繰返しコンポーネント1812を含み得る。装置は、送信に先立って、スケジューリング要求にセル固有スクランブリングを適用するように構成されたスクランブルコンポーネント1814を含み得る。装置は、サブキャリアのグループから、第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを決定するように構成されたサブキャリアコンポーネント1816を含み得る。装置は、シンボルグループに、または4つのシンボルグループ内のシンボルに直交拡散シーケンスを適用するように構成された拡散シーケンスコンポーネント1818を含み得る。
本装置は、図17の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加コンポーネントを含み得る。したがって、図17の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図19は、処理システム1914を利用する装置1902'のハードウェア実装形態の例を示す図1900である。処理システム1914は、バス1924によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1924は、処理システム1914の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス1924は、プロセッサ1904、コンポーネント1804、1806、1808、1810、1812、1814、1816、1818、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1906によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス1924はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぎ得るが、それらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は説明されない。
処理システム1914は、トランシーバ1910に結合され得る。トランシーバ1910は、1つまたは複数のアンテナ1920に結合される。トランシーバ1910は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1910は、1つまたは複数のアンテナ1920から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1914、特に受信コンポーネント1804に与える。さらに、トランシーバ1910は、処理システム1914、特に送信コンポーネント1806から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1920に印加されるべき信号を生成する。処理システム1914は、コンピュータ可読媒体/メモリ1906に結合されたプロセッサ1904を含む。プロセッサ1904は、コンピュータ可読媒体/メモリ1906に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1904によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム1914に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1906はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1904によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム1914は、コンポーネント1804、1806、1808、1810、1812、1814、1816、1818のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ1904の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ1906の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ1904に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム1914は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、および/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359の少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902'は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するための手段、たとえば、1808と、NPRACH中で割り振られた第1のシンボルグループを使って、基地局へ、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するための手段であって、第1のシンボルグループは、第1のサブキャリア中の第1の数のシンボルを含む、手段と、NPRACH中で割り振られた第2のシンボルグループ、第3のシンボルグループ、および第4のシンボルグループを使って、スケジューリング要求の送信を繰り返すための手段と、シンボルグループに、または4つのシンボルグループ内のシンボルに、直交拡散シーケンスを適用するための手段と、送信に先立って、スケジューリング要求にセル固有スクランブリングを適用するための手段と、サブキャリアのグループから、第1のシンボルグループの第1のサブキャリアを決定するための手段とを含む。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置1802および/または装置1802'の処理システム1914の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム1914は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
図20は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2000である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、1850、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2102/2102')によって実施され得る。図20では、任意選択の動作は破線で示されている。
2002において、UEは、基地局から1つまたは複数のダウンリンク通信を受信し得る。たとえば、図6Aを参照すると、UE604が、基地局602から1つまたは複数のダウンリンク通信601を受信し得る。たとえば、ダウンリンク送信601は、NPDCCH送信および/またはNPDSCH送信を含み得る。
2004において、UEは、基地局へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図6Aを参照すると、UE604は、603において、基地局602へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE604は、603において、UE604が接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
2006において、UEは、ACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するか、それとも専用リソースを使ってスケジューリング要求を送信するかを決定し得る。たとえば、図6Aを参照すると、UE604は、607において、第1のシグナリング605が受信されると、ACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するかどうかを決定し得る。たとえば、UE604は、607において、第1のシグナリング605が受信され、UE604におけるカウンタが閾数に達した後、1つまたは複数のダウンリンク送信に関連付けられたACK/NACKとともに、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信すると決定してよい。一構成では、閾数に関連付けられた情報は、第1のシグナリング605中に含まれ得る。別の構成では、閾数に関連付けられた情報は、UE604において事前構成され得る。基地局602は、UE604におけるカウンタをいつでもリセットすることができる。基地局602が、カウンタを特定の値にリセットすると(たとえば、図6A〜図6Cには示さないシグナリングが、基地局602によって、カウンタがリセットされたことをUE604に対して示すのに使われ得る)、UE604は、ACK/NACK送信を伴うスケジューリング要求を送信しないと決定してよい。さらに、UE604は、ACK/NACKがスケジューリング要求なしで送信される度に、カウンタを所定の数(たとえば、「1」)だけ増分し、スケジューリング要求がACK/NACKに付加される度に、初期値(たとえば、「0」)にリセットしてよい。さらに、UE604は、ダウンリンク送信が閾期間内に受信されなかったとき(たとえば、UE604におけるタイマが満了したとき)、ACK/NACK送信とともにスケジューリング要求を送信しないと決定してよい。別の態様では、UE604は、1つまたは複数のダウンリンク送信601に関連付けられた、ACK/NACKとともに、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するように、UE604を構成する第1のシグナリング605を、基地局602から受信し得る。たとえば、第1のシグナリング605は、1つまたは複数のダウンリンク送信601に関連付けられたACK/NACK送信にスケジューリング要求を付加する(たとえば、ピギーバックする)ように、UE604を構成し得る。一構成では、UE604は、MACコマンドまたはRRC再構成シグナリング中で、第1のシグナリング605を受信し得る。一態様では、第1の信号605がUE604によって受信されると、(たとえば、NPUSCHフォーマット2またはNPRACH中)どの専用スケジューリング要求リソースも、解放され得る(たとえば、それ以上、UE604に割り振られなくてよい)。いくつかの構成では、第1のシグナリング605または異なるシグナリング(たとえば、図6A〜図6Cには示さない)が、UE604によって送信されるスケジューリング要求の第1の繰返し送信数の増加を構成するのに使われ得る。
2008において、UEは、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のQPSKマッピングを実施し得る。たとえば、図6Bを参照すると、UE604は、609において、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のQPSKマッピングを実施し得る。
2010において、UEは、QPSKマッピングの後、スケジューリング要求およびACK/NACKのチャネルコーディングまたはデータスクランブリングのうちの少なくとも1つを実施し得る。たとえば、図6Bを参照すると、スケジューリング要求の繰返しレベルが増大されない第1のシナリオでは、ACK/NACKに関連付けられた所定の数のビット(たとえば、1ビット)およびスケジューリング要求に関連付けられた所定の数のビット(たとえば、1ビット)が、UE604が611において、スケジューリング要求およびACK/NACKのチャネルコーディングまたはデータスクランブリングのうちの少なくとも1つを実施し得る前に、ともにQPSKコンスタレーション上にマップされ得る。
2012において、UEは、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを実施し得る。たとえば、図6Bを参照すると、UE604は、613において、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを実施し得る。
2014において、UEは、スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されるかどうかを決定し得る。たとえば、図6Cを参照すると、UEは、615において、スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されるかどうかを決定し得る。
2016において、UEは、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを、90°または別の所定の角度だけシフトしてよい。たとえば、図6Cを参照すると、スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されると決定されると、UE604は、617において、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを、90°または任意の他の所定の角度だけシフトしてもよい。
2018において、UEは、ACK/NACKとともにSRを送信し得る。たとえば、図6Cを参照すると、UE604は、NPUSCHフォーマットリソース構造(たとえば、NPUSCHフォーマット2リソース構造)を使って、1つまたは複数のダウンリンク送信に関連付けられたACK/NACKとともに、アップリンク送信のためのスケジューリング要求619を送信し得る。スケジューリング要求の繰返しレベルが増大される第2のシナリオでは、UE604は、上述したQPSKコンスタレーションを使うことができる。代替として、UE604は、ACK/NACKとともにスケジューリング要求619を複数回(たとえば、第2の送信数)送信し得る。一態様では、第2の送信数は、NPUSCHフォーマットリソース構造についての繰返し数に関連付けられ得る。さらに、UE604は、ACK/NACKなしで、割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求619を、第3の送信数だけ送信し得る。たとえば、スケジューリング要求の第3の数の送信は、上述するとともに図4Cに示したNPUSCHフォーマット2リソース構造440を使って送られ得る。一態様では、第3の送信数は、NPUSCHフォーマットリソース構造に関連付けられた、第1の繰返し送信数と第2の送信数との間の差であり得る。
図21は、例示的な装置2102における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2100である。装置は、基地局2150(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2102')であってよい。装置は、SRについてのシグナリング情報を含むDL通信を基地局2150から受信する受信コンポーネント2104を含む。装置は、SRおよびUL送信を含む、基地局2150とのUL通信を送信するように構成された送信コンポーネント2106を含む。装置は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するように、および/またはACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するか、それとも専用リソースを使ってスケジューリング要求を送信するかを決定するように構成された決定コンポーネント2108を含み得る。装置は、送信コンポーネント2106を介して基地局2150へ、(たとえば、NPUSCHフォーマット2リソース構造中の)DL通信に関連付けられたACK/NACK送信を付加され得る、アップリンク送信のためのスケジューリング要求を送信するように構成されたSRコンポーネント2118を含み得る。
装置は、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のQPSKマッピングを実施するように構成されたQSPKマッピングコンポーネント2110を含み得る。装置は、QPSKマッピングの後、スケジューリング要求およびACK/NACKのチャネルコーディングまたはデータスクランブリングのうちの少なくとも1つを実施するように構成されたコーディング/スクランブリングコンポーネント2112を含み得る。装置は、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを実施するように構成されたBPSKマッピングコンポーネント2114を含み得る。装置は、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを90°または別の所定の角度だけシフトするように構成されたシフティングコンポーネント2116を含み得る。
本装置は、図20の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加コンポーネントを含み得る。したがって、図20の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図22は、処理システム2214を利用する装置2102'のハードウェア実装形態の例を示す図2200である。処理システム2214は、バス2224によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2224は、処理システム2214の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2224は、プロセッサ2204、コンポーネント2104、2106、2108、2110、2112、2114、2116、2118、およびコンピュータ可読媒体/メモリ2206によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス2224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。
処理システム2214は、トランシーバ2210に結合され得る。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220に結合される。トランシーバ2210は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2214、特に受信コンポーネント2104に与える。さらに、トランシーバ2210は、処理システム2214、特に送信コンポーネント2106から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2220に印加されるべき信号を生成する。処理システム2214は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に結合されたプロセッサ2204を含む。プロセッサ2204は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2204によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2214に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2204によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム2214は、コンポーネント2104、2106、2108、2110、2112、2114、2116、2118のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ2204の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ2206の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2204に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム2214は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、および/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359の少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、1つまたは複数のダウンリンク送信を基地局から受信するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、基地局へアップリンク送信を送信すると決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、ACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するか、それとも専用リソースを使ってスケジューリング要求を送信するかを決定するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、スケジューリング要求に関連付けられた第1のビット値およびACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のQPSKマッピングを実施するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、QPSKマッピングの後、スケジューリング要求およびACK/NACKのチャネルコーディングまたはデータスクランブリングの少なくとも1つを実施するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを実施するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、スケジューリング要求がACK/NACKとともに送信されるかどうかを決定するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、ACK/NACKに関連付けられた第2のビット値のBPSKマッピングを90°または別の所定の角度だけシフトするための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、ACK/NACKとともにSRを送信するための手段を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置2102および/または装置2102'の処理システム2214の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム2214は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
図23は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2300である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、2450、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2402/2402')によって実施され得る。図23では、任意選択の動作は破線で示されている。
2302において、UEは、SR用の、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを示すシグナリングを受信し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、スケジューリング要求のためにNPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを示すシグナリング701を基地局702から受信し得る。たとえば、スケジューリング要求は、予約されたNPRACH開始サブキャリアの一部または全部を使うことができる。
2304において、UEは、受信されたシグナリングに基づいて4つのシンボルグループを決定し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、703において、受信されたシグナリング701に基づいて、スケジューリング要求のためにNPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを決定し得る。
2306において、UEは、スケジューリング要求のために割り振られたサブキャリアの数と、その数のサブキャリアの中の第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるかどうかを判断し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、705において、スケジューリング要求のために割り振られたサブキャリアの数と、その数のサブキャリアの中の第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるかどうかを判断し得る。一態様では、4つのシンボルグループの各々は、サブキャリアの数と、第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるとき、同じサブキャリア中に位置し得る(たとえば、図5C参照)。別の態様では、スケジューリング要求は、サブキャリアの数またはサブキャリアに関連付けられたIDのうちの1つまたは複数が12という整数でないとき、4つのシンボルグループの各々の間の周波数ホッピングパターンを使って送信され得る(たとえば、図5D参照)。
2308において、UEは、4つのシンボルグループの各々に直交シーケンスを適用し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、707において、4つのシンボルグループに直交拡散シーケンスを適用し得る。たとえば、直交拡散シーケンスが適用され得るが、多重化利得は比較的少ない。
2310において、UEは、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを使って、スケジューリング要求を送信し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを使って、スケジューリング要求709を送信し得る。さらに、スケジューリング要求は、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループの各々の中で再送信され得る。
図24は、例示的な装置2402における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2400である。装置は、基地局2450(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2402')であってよい。装置は、SRについてのシグナリング情報を含むDL通信を基地局2450から受信するように構成された受信コンポーネント2404を含み得る。装置は、SRおよびUL送信を含む、基地局2450とのUL通信を送信するように構成された送信コンポーネント2406を含み得る。装置は、送信コンポーネント2406へSRを送るように構成されたSRコンポーネント2412を含み得る。装置は、受信されたシグナリングに基づいて4つのシンボルグループを決定するように構成された決定コンポーネント2408を含み得る。さらに、決定コンポーネント2408は、スケジューリング要求のために割り振られたサブキャリアの数と、その数のサブキャリアの中の第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるかどうかを判断するように構成され得る。さらに、装置は、4つのシンボルグループに直交拡散シーケンスを適用するように構成された直交拡散シーケンスコンポーネント2410を含み得る。
本装置は、図23の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加コンポーネントを含み得る。したがって、図23の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図25は、処理システム2514を利用する装置2402'のハードウェア実装形態の例を示す図2500である。処理システム2514は、バス2524によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2524は、処理システム2514の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2524は、プロセッサ2504によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2404、2406、2408、2410、2412と、コンピュータ可読媒体/メモリ2506とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2524はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。
処理システム2514は、トランシーバ2510に結合され得る。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520に結合される。トランシーバ2510は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2514、特に受信コンポーネント2404に与える。さらに、トランシーバ2510は、処理システム2514、特に送信コンポーネント2406から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2520に印加されるべき信号を生成する。処理システム2514は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に結合されたプロセッサ2504を含む。プロセッサ2504は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2504によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2514に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2506はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2504によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム2514は、コンポーネント2404、2406、2408、2410、2412のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ2504の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ2506の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2504に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム2514は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、および/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359の少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、SR用の、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを示すシグナリングを受信するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、受信されたシグナリングに基づいて4つのシンボルグループを決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、スケジューリング要求のために割り振られたサブキャリアの数と、その数のサブキャリアの中の第1のサブキャリアに関連付けられたIDが両方とも、12という整数であるかどうかを判断するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、4つのシンボルグループに直交拡散シーケンスを適用するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2402/2402'は、NPRACH中で割り振られた4つのシンボルグループを使って、スケジューリング要求を送信するための手段を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置2402および/または装置2402'の処理システム2514の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム2514は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
図26は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2600である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、2750、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2702/2702')によって実施され得る。
2602において、UEは、いくつかの繰返しスケジューリング要求を基地局へ送信すると決定し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、801において、いくつかの繰返しスケジューリング要求を基地局802に送信すると決定し得る。
2604において、UEは、NPRACHリソースブロック中で割り振られたサブキャリアのセットを決定し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、803において、NPRACHリソースブロック中で割り振られたサブキャリアのセットを決定し得る。
2606において、UEは、繰返し数およびリソース要素の数を示すシグナリングを受信し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、サブキャリアのセットの中の第1のサブキャリア中の第4の数のリソース要素に関連付けられた第1の繰返し数、およびサブキャリアのセットの中の第2のサブキャリア中のリソース要素に関連付けられた第2の繰返し数を示すシグナリング805を受信し得る。たとえば、1つのNPRACHリソースブロック(たとえば、繰返しレベルNに関連付けられた開始サブキャリアによって示される)が、いくつかの領域にさらに分割されてよく、各領域は、1つまたは複数のスケジューリング要求時間リソース要素を含むスケジューリング要求繰返しレベルに関連付けられ得る。図8Bを参照すると、N=n1・k1+n2・k2である場合、Nという繰返しレベルは、2つの領域820、830に分割され得る。第1の領域820は、各要素がk1回の繰返し(たとえば、k1=4)を有するn1個のリソース要素(たとえば、n1≧1)にさらに分割されてよく、第2の領域830は、各要素がk2回の繰返し(たとえば、k2=1)を有するn2個のリソース要素(たとえば、n2≧1)にさらに分割されてよい。
2608において、UEは、繰返しスケジューリング要求の数が、第1の繰返し数または第2の繰返し数に等しいと判断し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、807において、繰返しスケジューリング要求の数が、第1の繰返し数または第2の繰返し数に等しいと判断し得る。
2610において、UEは、送信を始めるための開始リソース要素を決定し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、809において、スケジューリング要求の第1の数が、第1の繰返し数、それとも第2の繰返し数に等しいかどうかに基づいて、第1の数のスケジューリング要求の送信を始めるための開始リソース要素を決定し得る。説明のための例として、繰返しスケジューリング要求の数が、k2に等しい1であるとUE804が807において判断すると仮定する。したがって、UE804は、スケジューリング要求811を送信し始めるために、図8Bに示す第2の領域830に関連付けられた開始リソース要素を決定することができる。
2612において、UEは、決定された開始リソース要素を使って、スケジューリング要求を送信し得る。たとえば、図8Aを参照すると、UE804は、決定された開始リソース要素を使って、スケジューリング要求811を送信し始めることができる。
図27は、例示的な装置2702における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2700である。装置は、基地局2750(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置2702')であってよい。装置は、SRについてのシグナリング情報を含むDL通信を基地局2750から受信するように構成された受信コンポーネント2704を含み得る。たとえば、シグナリング情報は、NPRACH内の繰返し数およびリソース要素の数を示す。装置は、SRおよびUL送信を含むUL通信を基地局2750へ送信するように構成された送信コンポーネント2706を含み得る。装置は、送信コンポーネント2706へSRを送るように構成されたSRコンポーネント2710を含み得る。装置は、いくつかの繰返しスケジューリング要求を基地局へ送信すると決定するように、NPRACHリソースブロック中で割り振られたサブキャリアのセットを決定するように、繰返しスケジューリング要求の数が第1の繰返し数もしくは第2の繰返し数のいずれかに等しいと判断するように、および/または送信を始めるための開始リソース要素を決定するように構成された決定コンポーネント2708を含み得る。
本装置は、図26の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実施する追加コンポーネントを含み得る。したがって、図26の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施されることがあり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことがある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図28は、処理システム2814を利用する装置2702'のハードウェア実装形態の例を示す図2800である。処理システム2814は、バス2824によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2824は、処理システム2814の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス2824は、プロセッサ2804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント2704、2706、2708、2710と、コンピュータ可読媒体/メモリ2806とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2824はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。
処理システム2814は、トランシーバ2810に結合され得る。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820に結合される。トランシーバ2810は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2810は、1つまたは複数のアンテナ2820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2814、特に受信コンポーネント2704に与える。さらに、トランシーバ2810は、処理システム2814、特に送信コンポーネント2706から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2820に印加されるべき信号を生成する。処理システム2814は、コンピュータ可読媒体/メモリ2806に結合されたプロセッサ2804を含む。プロセッサ2804は、コンピュータ可読媒体/メモリ2806に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2804によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム2814に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2804によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム2814は、コンポーネント2704、2706、2708、2710のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ2804の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ2806の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2804に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム2814は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、および/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359の少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、いくつかの繰返しスケジューリング要求を基地局へ送信すると決定するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、NPRACHリソースブロック中で割り振られたサブキャリアのセットを決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、繰返し数およびリソース要素の数を示すシグナリングを受信するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、繰返しスケジューリング要求の数が、第1の繰返し数または第2の繰返し数に等しいと判断するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、送信を始めるための開始リソース要素を決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2702/2702'は、決定された開始リソース要素を使って、スケジューリング要求を送信するための手段を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置2702および/または装置2702'の処理システム2814の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム2814は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
図29は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2900である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602/3602')によって実施され得る。
2902において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図9を参照すると、UE904は、901において、基地局902へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE904は、901において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
2904において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図9を参照すると、UE904は、903において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
2906において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断し得る。たとえば、図9を参照すると、UE904は、905において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信の前のM個のサブフレームまたは後のN個のサブフレームのいずれかの中に位置すると判断し得る。
2908において、UEは、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期し得る。たとえば、図9を参照すると、UE904は、907において、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期し得る。説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求用の1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレーム、またはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE904は、907において、物理チャネルダウンリンク送信との起こり得る衝突を避けるために、割り振られたリソースの後続のセットまで、スケジューリング要求を延期してよい。
2910において、UEは、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信し得る。たとえば、図9を参照すると、UE904は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求909を送信し得る。一態様では、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースは、時間ドメイン中で、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースよりも後で割り振られ得る。
図30は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート3000である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602/3602')によって実施され得る。図30では、破線で示される動作は、本開示のいくつかの態様による任意選択の動作を示す。
3002において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図10を参照すると、UE1004は、1001において、基地局1002へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1004は、1001において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
3004において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図10を参照すると、UE1004は、1003において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
3006において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数が、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個のサブフレームよりも前に位置すると判断し得る。たとえば、図10を参照すると、UE1004は、1005において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数が、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個のサブフレームよりも前に位置すると判断し得る。
3008において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数を使って、スケジューリング要求の第1の部分を送信し得る。たとえば、図10を参照すると、UE1004は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数を使って、スケジューリング要求の第1の部分1007を送信し得る。
3010において、UEは、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちの第2の個数を使って、SRの第2の部分を送信し得る。たとえば、図10を参照すると、UEは、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求の第2の部分1009を送信し得る。さらなる態様では、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースは、時間ドメイン中で、物理ダウンリンクチャネル送信のN個のサブフレームよりも後に位置し得る。説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが無線フレーム中のサブフレーム2、3、および4中に位置すると、ならびに物理チャネルダウンリンク送信が同じ無線フレームのサブフレーム6および7中に送信されると仮定する。したがって、UE1004は、サブフレーム2および3中の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求の第1の部分1007を送信し得るが、サブフレーム4中の第1の割り振られたリソースは送信しなくてよい。スケジューリング要求の第2の部分は、後続の無線フレーム中の割り振られたリソースを使って送信され得る。
図31は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート3100である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602/3602')によって実施され得る。図31では、任意選択の動作は破線で示されている。
3102において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、1101において、基地局1102へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1104は、1101において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
3104において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、1103において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
3106において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、1105において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1102からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断し得る。
3108において、UEはDCIを受信し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、スケジューリング要求の送信が、後続の物理アップリンクチャネル送信またはACK/NACK送信まで延期されることを示すDCI1107を受信し得る。
3110において、UEは、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求の送信を延期し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、1109において、DCI1107に基づいて、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求の送信を延期し得る。ある態様では、後続の物理アップリンクチャネル送信またはACK/NACK送信は、スケジューリング要求のための1つまたは複数の第2の割り振られたリソースの前に位置し得る。
3112において、UEは、後続の物理アップリンクチャネル送信とともに、またはACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信し得る。たとえば、図11を参照すると、UE1104は、後続の物理アップリンクチャネル送信とともに、または基地局1102からの物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信とともに、スケジューリング要求1111を送信し得る。一構成では、スケジューリング要求は、チャネル選択に基づいて、ACK/NACKと多重化され得る。別の構成では、スケジューリング要求は、ACK/NACKの直後に送信され得る。さらなる構成では、スケジューリング要求は、ACK/NACKを遅らせることによって、ACK/NACKの直前に送信され得る。ACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するのに使われるリソースは、a)スケジューリング要求用に割り振られた同じリソースであり、b)ACK/NACK用に割り振られたものと同じリソースであり、かつ/またはc)DCI中でシグナリングされてよい。DCIは、スケジューリング要求用に割り振られたリソースを示し得る1ビットの情報と、ペイロードを通して、ACK/NACKおよび/またはスケジューリング要求に対応する繰返しレベルを示す別のビットとを含み得る。説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求用の1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレーム、またはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE1104は、1109において、ダウンリンク送信との起こり得る衝突を避けるために、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求を延期してよい。
図32は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート3200である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602/3602')によって実施され得る。
3202において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図12を参照すると、UE1204は、1201において、基地局1202へアップリンク送信を送信すると決定し得る。UE1204は、1201において、UE1204が接続モードにあるときにアップリンク送信を送信すると決定し得る。
3204において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図12を参照すると、UE1204は、1203において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
3206において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断し得る。たとえば、図12を参照すると、UE1204は、1205において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1202からの物理ダウンリンクチャネル送信の前のM個のサブフレームまたは後のN個のサブフレームのいずれかの中に位置すると判断し得る。
3208において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信し得る。たとえば、図12を参照すると、UE1204は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求1207を送信し得る。
3210において、UEは、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースの後に位置する1つまたは複数の第2の割り振られたリソース中で、物理ダウンリンクチャネル送信を受信し得る。たとえば、図12を参照すると、UE1204は、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースの後に位置する1つまたは複数の第2の割り振られたリソース中で、物理ダウンリンクチャネル送信1209を受信し得る。説明のための例として、Mは2に等しく、Nは2に等しいと仮定する。すると、スケジューリング要求のための1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、ダウンリンク送信の開始前の2つ以下のサブフレームまたはダウンリンク送信の完了後の2つ以下のサブフレームを割り振られる場合、UE1204は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求1207を送信してよく、基地局1202は、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースに続いて位置する、ダウンリンクチャネル送信用に割り振られた1つまたは複数の第2の割り振られたリソースまで、物理ダウンリンクチャネル送信1209を延期してよい。
図33は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート3300である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602/3602')によって実施され得る。
3302において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図13を参照すると、UE1304は、1301において、基地局1302へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE1304は、1301において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
3304において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図13を参照すると、UE1304は、1303において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
3306において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースと衝突すると判断し得る。たとえば、図13を参照すると、UE1304は、1305において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局1302からの物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースと衝突すると判断し得る。
3308において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってSRを送信し得る。たとえば、図13を参照すると、UE1304は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求1307を送信し得る。
3310において、UEは、パンクチャされた、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースを用いて、物理ダウンリンクチャネル送信を受信し得る。たとえば、図13を参照すると、UE1304は、パンクチャされた、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースを用いて、物理ダウンリンクチャネル送信1309を受信し得る。説明のための例として、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる10個のリソースのうちの最初の3つ(たとえば、M=3)と衝突すると仮定する。したがって、UE1304は、最初の3つのリソースがパンクチャされた10個のリソース中で物理ダウンリンクチャネル送信を受信し得る。
図34は、本開示のいくつかの態様による、UE3404が、アップリンクグラントのためのスケジューリング要求を基地局3402へ送るための流れ図3400を示す図である。基地局3402は、たとえば、基地局102、180、1550、1850、2150、2450、2750、3450、eNB310に対応し得る。UE3404は、たとえば、UE104、350、装置1502/1502'、1802/1802'、2102/2102'、2402/2402'、2702/2702'、3602/3602'に対応し得る。さらに、基地局3402およびUE3404は、狭帯域通信(たとえば、NB-IoTおよび/またはeMTC)を使って通信するように構成され得る。たとえば、UE3404は、NB-IoTデバイスおよび/またはeMTCデバイスであり得る。
一態様では、UE3404は、3401において、基地局3402へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE3404は、3401において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。別の態様では、UE3404は、3403において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
さらなる態様では、UE3404は、3405において、(たとえば、基地局3402から受信された1つまたは複数のダウンリンク送信に応答して)スケジューリング要求がACK/NACK送信と衝突すると判断し得る。別の態様では、UE3404は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求とともにACK/NACK送信3407を送信し得る。
追加および/または代替として、ACK/NACKが、異なるUEのスケジューリング要求と干渉しない場合、UE3404は、スケジューリング要求を伴う、または伴わない、1つまたは複数の第1の割り振られたリソース(たとえば、スケジューリング要求リソース)を使って、ACK/NACKを送信してよい。
基地局3402は、ACK/NACKを期待し、スケジューリング要求リソースがスケジューリング要求またはACK/NACKを含むかどうかを判断し得る。たとえば、基地局3402は、ACK/NACKリソースにおいて送られるACK/NACKがあるかどうかを調べてもよい。ない場合、基地局3402は、ACK/NACK用のスケジューリング要求リソースを調べてもよい。スケジューリング要求リソース中にACK/NACKがある場合、基地局3402は、ACK/NACKとSRの両方がスケジューリング要求リソース中で送られると決定してよい。
別の構成では、スケジューリング要求波形は、NACKが送られるべきである場合、繰返しの間で信号(たとえば、信号の否定)を交替するために、スケジューリング要求に加え、ACK/NACKの1ビット情報を配信するように、すなわち、s(t)、-s(t)、s(t)、...と修正されてよく、s(t)は、スケジューリング要求の1つの繰返しの波形である。
図35は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート3500である。方法は、基地局(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、3402、3650、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、3404、装置3602/3602')によって実施され得る。
3502において、UEは、アップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、図34を参照すると、UE3404は、3401において、基地局3402へアップリンク送信を送信すると決定し得る。たとえば、UE3404は、3401において、接続モードにある間にアップリンク送信を送信すると決定し得る。
3504において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。たとえば、図34を参照すると、UE3404は、3403において、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定し得る。
3506において、UEは、スケジューリング要求がACK/NACK送信と衝突すると判断し得る。たとえば、図34を参照すると、UE3404は、3405において、(たとえば、基地局3402から受信された1つまたは複数のダウンリンク送信に応答して)スケジューリング要求がACK/NACK送信と衝突すると判断し得る。
3508において、UEは、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求とともにACK/NACK送信を送信し得る。たとえば、図34を参照すると、UE3404は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求とともにACK/NACK送信3407を送信し得る。たとえば、図34を参照すると、UE3404は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期し得る。一態様では、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースは、時間ドメイン中で、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースよりも後で割り振られ得る。
図36は、例示的な装置3602における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図3600である。装置は、基地局3650(たとえば、基地局102、180、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、1302、eNB310)とワイヤレスに通信するUE(たとえば、UE104、350、404、504、604、704、804、904、1004、1104、1204、1304、装置3602')であってよい。装置は、DCIを含む、基地局3650からの少なくとも1つのDL通信、スケジューリング要求を送信するのに使われる、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースの後に位置する1つまたは複数の第2の割り振られたリソース中の物理ダウンリンクチャネル送信、パンクチャされた、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースを用いる物理ダウンリンクチャネル送信を受信するように構成された受信コンポーネント3604を含み得る。M個のリソースは、スケジューリング要求送信と衝突する場合がある。
装置は、SRおよびUL送信を含む少なくとも1つのUL通信を基地局3650へ送信するように構成された送信コンポーネント3606を含み得る。装置は、送信コンポーネント3606へSRを送るように構成されたSRコンポーネント3612を含み得る。送信コンポーネント3606は、1つもしくは複数の第2の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信するように、1つもしくは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数を使って、スケジューリング要求の第1の部分を送信するように、1つもしくは複数の第2の割り振られたリソースのうちの第2の個数を使って、スケジューリング要求の第2の部分を送信するように、後続の物理アップリンクチャネル送信とともに、もしくはACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するように、および/または1つもしくは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求とともにACK/NACKを送信するように構成され得る。装置は、1つもしくは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前もしくはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断するように、1つもしくは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数が、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個のサブフレームよりも前に位置すると判断するように、1つもしくは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる1つもしくは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースと衝突すると判断するように、および/またはスケジューリング要求がACK/NACK送信と衝突すると判断するように構成された決定コンポーネント3608を含み得る。さらに、装置は、1つもしくは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期するように、および/または後続の物理アップリンクチャネル送信か、もしくは物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求の送信を延期するように構成された延期コンポーネント3610を含み得る。
装置は、図29〜図33および図35の上述のフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実施するさらなるコンポーネントを含む場合がある。したがって、図29〜図33および図35の上述のフローチャート内の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実施される場合があり、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含む場合がある。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
図37は、処理システム3714を利用する装置3602'のハードウェア実装形態の例を示す図3700である。処理システム3714は、バス3724によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス3724は、処理システム3714の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス3724は、プロセッサ3704によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント3604、3606、3608、3610、3612と、コンピュータ可読媒体/メモリ3706とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス3724はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。
処理システム3714は、トランシーバ3710に結合され得る。トランシーバ3710は、1つまたは複数のアンテナ3720に結合される。トランシーバ3710は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ3710は、1つまたは複数のアンテナ3720から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム3714、特に受信コンポーネント3604に与える。さらに、トランシーバ3710は、処理システム3714、特に送信コンポーネント3606から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ3720に印加されるべき信号を生成する。処理システム3714は、コンピュータ可読媒体/メモリ3706に結合されたプロセッサ3704を含む。プロセッサ3704は、コンピュータ可読媒体/メモリ3706に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ3704によって実行されると、任意の特定の装置の上記で説明した様々な機能を処理システム3714に実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ3706はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ3704によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システム3714は、コンポーネント3604、3606、3608、3610、3612のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ3704の中で稼働するとともにコンピュータ可読媒体/メモリ3706の中に常駐する/記憶されるソフトウェアコンポーネント、プロセッサ3704に結合された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらのいくつかの組合せであってよい。処理システム3714は、UE350のコンポーネントであってよく、メモリ360、および/または、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359の少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、アップリンク送信を送信すると決定するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信すると決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個サブフレーム前またはN個サブフレーム後のいずれかに位置すると判断するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使うスケジューリング要求の送信を延期するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースを使ってスケジューリング要求を送信するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数が、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信のM個のサブフレームよりも前に位置すると判断するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースのうちの第1の個数を使って、SRの第1の部分を送信するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちの第2の個数を使って、スケジューリング要求の第2の部分を送信するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、DCIを受信するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、後続の物理アップリンクチャネル送信か、または物理ダウンリンクチャネル送信に関連付けられたACK/NACK送信まで、スケジューリング要求の送信を延期するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、後続の物理アップリンクチャネル送信とともに、またはACK/NACKとともにスケジューリング要求を送信するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、時間ドメイン中で1つまたは複数の第1の割り振られたリソースの後に位置する1つまたは複数の第2の割り振られたリソース中で物理ダウンリンクチャネル送信を受信するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースが、基地局からの物理ダウンリンクチャネル送信を受信するのに使われる1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースと衝突すると判断するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、パンクチャされた、1つまたは複数の第2の割り振られたリソースのうちのM個のリソースを用いて、物理ダウンリンクチャネル送信を受信するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、スケジューリング要求がACK/NACK送信と衝突すると判断するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置3602/3602'は、1つまたは複数の第1の割り振られたリソースを使って、スケジューリング要求とともにACK/NACKを送信するための手段を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成された装置3602および/または装置3502'の処理システム3714の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム3714は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実施するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、並べ替えられる場合があることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされるかまたは省略される場合がある。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
上記の説明は、本明細書において説明された種々の態様を任意の当業者が実践できるようにするために提供される。これらの態様に対する様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書に規定された一般原理は他の態様に適用されてよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「例示的」という語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきでない。別段特に述べられない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているか、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などの単語は、「手段」という単語の代用ではない場合がある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。