JP6975329B2 - 動く物体のpetデータの減衰補正 - Google Patents

動く物体のpetデータの減衰補正 Download PDF

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Description

本発明は、動き補償陽電子放出断層撮影(PET)イメージングに関する。より具体的には、本発明は、複数のゲートに関連付けられるPETデータから動く物体のPETデータの減衰補正を支援するシステム及び方法であって、各ゲートは、動きの複数の動きフェーズの1つに関連付けられ、それぞれの動きフェーズ中に取得されたPETデータを含む。
核医学では、PETイメージングは、特に患者の代謝状態を視覚化して定量的に評価するために行われる。例えばPET画像は、腫瘍の成長や炎症といった病理学的過程や、臓器の異常な血液灌流の領域を特定するのに役立つ。
PETでは、陽電子放出物質が患者に投与される。通常、放射性医薬品又は放射性トレーサとも呼ばれる物質は、検査対象の病理学的過程に関与する細胞に吸着されるように選択される。陽電子が放射性トレーサによって放出されると、近傍の電子との遭遇により、電子陽電子対が消滅し、消滅光子対が生成される。これらの消滅光子はそれぞれ511keVのエネルギーを持ち、両方の光子は実質的に反対方向に移動する。これらの光子は、いわゆる同時計数としてほぼ同時にPET検出器によって記録される。PETシステムは、このような同時計数から、患者内の電子陽電子消滅率の空間分布を示し、本明細書ではPET画像とも呼ばれる活性分布又は活性マップを再構成する。活性分布又はPET画像は、物体内の放射性トレーサの空間分布に実質的に対応しているため、診断のために評価することができる。
通常、活性分布は、真の同時計数、つまり、PET検出器まで妨げられずに進み、相対する場所にある検出器に元のエネルギーの511keVでぶつかる2つの消滅光子を含む同時計数に基づいて決定される。しかし、光子減衰により、すべての消滅光子が妨げられることなく検出器に到達するわけではない。減衰は、光子が検出器に到達する前に吸収されるか、又は、1回以上非弾性コンプトン散乱を受ける場合(この場合、散乱光子が検出器に到達する場合があるがエネルギーは低い)に特に発生する。
これらの影響を考慮するために、活性マップを決定するときに減衰補正が行われる。このような減衰補正がないと、ある領域から発生する光子について活性が高く且つ減衰確率が高い当該領域は、活性が小さい領域として現れる。
減衰補正には、光子減衰率の空間分布を提供するいわゆる減衰マップ又は減衰分布の知識が必要である。減衰マップを決定するために、PETイメージングに加えて、コンピュータ断層撮影(CT)イメージングが行われる。CT画像は、X線光子の減衰マップに対応し、消滅光子のエネルギーまでアップスケールされて減衰マップを決定することができる。したがって、臨床分野において、PETスキャナとCTイメージングデバイスとを含む混合モダリティスキャナの普及が進んでいる。
更に、PET画像の取得中の呼吸による動きは、代謝パラメータのPET画像ベースの評価や病理学的過程の正確な位置特定に重大なエラーを引き起こす可能性がある。したがって、PET画像における呼吸による動きを補償するための試みが幾つかなされてきた。呼吸による動きの補償は、通常、ゲーテッドPETイメージングに基づいて行われる。ここでは、取得したPETデータは、いわゆるゲート又はビンに分けられ、各ゲートには、呼吸による動きの1つのフェーズ中に取得されたPETデータが含まれる。PET画像を更に評価するために、特定のゲートからの1つのPET画像が選択され、他のPET画像が、画像位置合わせによってこのPET画像上にマッピングされる。
ゲーテッドPETイメージングに関して生じる1つの問題は、減衰補正に関連する。減衰マップを求めるためのCTスキャンは通常数秒かかり、このスキャン中、CTスキャナは患者に対して軸方向(z方向)に移動して、幾つかのスライスを撮像する。そうすることで、呼吸による動きからのぼやけなしに、患者のより細いスライスを撮像することができる。しかし、患者の動きの状態は、通常、異なるスライスに対して変化するため、スキャンから再構成されたCT画像は、異なる動きフェーズにある患者の解剖学的構造を示す。この結果、動きフェーズはCT画像のz方向に沿って変化する。したがって、一例として、CT画像の上部は吸気状態で取得され、CT画像の下部は呼気状態で取得される場合がある。したがって、PETゲート毎に、CT画像の少なくとも一部とPETデータとの間に不一致があり、ビニングされたPETデータの減衰マップがCT画像を使用して決定される場合に、PET減衰補正が不正確になる。
この問題を回避するために、患者が息を止めた状態でCT画像を取得することもできるが、これは患者に不快感をもたらし、また、特定の患者は息を止めることが全くできない。
したがって、本発明は、動く物体、特に呼吸による動きのある患者の身体のPET画像の正確な減衰補正を可能にすることを目的とする。
一態様によれば、本発明は、動く物体の動きのPETデータの減衰補正を支援するシステムを提案する。PETデータは、複数のゲートに関連付けられ、各ゲートは、物体の動きの複数の動きフェーズの1つに関連付けられ、それぞれの動きフェーズ中に取得されたPETデータを含む。
システムは、
物体のCT画像を受け取り、CT画像を、物体の軸方向において、撮像ボリュームの軸方向セグメントにそれぞれ対応する複数のCTサブ画像にセグメント化し、
各CTサブ画像について、所定基準に従ってCTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定し、
各CTサブ画像について、それぞれのCTサブ画像について決定されたゲートに含まれるPETデータから、それぞれのCTサブ画像と同じ撮像ボリュームの軸方向セグメントに実質的に対応するPETサブ画像を作成し、
物体のPET基準画像を形成するようにPETサブ画像を結合する評価ユニットを含む。
システムは更に、CT画像に基づくPETデータの減衰補正のためにPET基準画像を提供する。
PET基準画像は、物体の動きの動きフェーズに関してCTサブ画像とアラインされた(揃えられた)PETサブ画像からスライス毎に組み立てられるため、すべての軸方向位置について、CT画像と実質的にアラインされる。したがって、PETデータのPET基準画像とのアライメントにより、CT画像を使用したPETデータの簡単且つ正確な減衰補正が可能になる。
例えばPET画像をPET基準画像と位置合わせすると、CT画像に基づいてPET画像の減衰補正を容易に行うことができる。特に、これは、ビニングされたPETデータとCT画像との位置合わせと比較して、複雑でなく、エラーが発生しにくい。
本発明の一実施形態では、評価ユニットは、各ゲートについて、それぞれのゲートに含まれるPETデータをCTサブ画像と位置合わせするための変換を決定し、PETゲートに関連する変換間の比較に基づいて、上記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定する。このようにして、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを効率的且つ確実に決定することができる。
関連する実施形態では、変換は、剛体変換及び/又はアフィン変換である。このような変換は、例えば弾性変換といった他の変換の決定と比較して、より少ない計算労力で決定することができる。しかし、本発明は、剛体変換又はアフィン変換に限定されない。むしろ、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを見つけるために、弾性変換を同様に決定することができる。このような変換は、より精度及びロバスト性が高い決定を可能にする場合がある。
更なる関連の実施形態では、所定基準は、物体の軸方向における変位がより小さい変換が決定されたゲートにおけるPETデータが、物体の軸方向における変位がより大きい変換が決定されたゲートにおけるPETデータよりもCTサブ画像とより大きい対応度を有するように選択される。前述したように、CT画像に示される物体の動きの状態は軸方向に変化するので、この基準により、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むPETゲートを正確に決定することができる。
この基準に従ってCTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むPETゲートを決定するために、評価ユニットは、各変換から軸方向の変位を抽出し、抽出された変位に基づいて、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定する。
しかし、精度を高めるために、他の方向の変位も同様に考慮に入れることができる。したがって、本発明の更なる実施形態では、評価ユニットは、各変換から少なくとも1つの更なる方向の変位を抽出し、抽出された少なくとも1つの更なる方向の変位に基づいて、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを追加的に決定する。更なる方向とは、具体的には軸方向に垂直な方向であってよい。物体が患者の身体の一部を含む場合、更なる方向とは、具体的には前後方向及び/又は左右方向であってよい。
一実施形態では、物体は、呼吸によって動く患者の身体の一部を含み、評価ユニットは更に、呼吸モデルに基づいてCTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定する。呼吸モデルは、物体が動くときに物体において生じる変位の予想される時間的経過を記述する。特に、呼吸モデルは、物体が動くときに物体において生じる軸方向の変位の予想される時間的経過を記述する。呼吸モデルは、幾つかのPETゲートのPETデータについて同様の変位が決定されることにより、これらすべてのPETデータがCTサブ画像と同様の対応度を有する場合、及び/又は、予期しない変位が決定された場合に特に使用することができる。特にこれらの場合、CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータは、呼吸モデルに基づいて更に選択される。これにより、PET基準画像の構成のロバスト性を高めることができる。
更なる実施形態では、動く物体は、本質的に周期的な動きをする。この場合、各動きフェーズで取得されたPETデータの量は、非周期な動きの場合よりも多い(これは、各動きフェーズは1回のPETスキャン中に数回生じるからである)ので、PET基準画像をより正確且つ確実に作成することができる。しかし、本発明は、周期的な動きをする物体の撮像に限定されず、非周期的な動きをする動く物体に対しても同様に適用することができる。
更なる態様によれば、本発明は、動く物体のPETデータの減衰補正を支援する方法を提案する。PETデータは、複数のゲートに関連付けられ、各ゲートは、物体の動きの複数の動きフェーズの1つに関連付けられ、それぞれの動きフェーズ中に取得されたPETデータを含む。方法は、
物体のCT画像を受け取るステップと、
CT画像を、物体の軸方向において、撮像ボリュームの軸方向セグメントにそれぞれ対応する複数のCTサブ画像にセグメント化するステップと、
各CTサブ画像について、所定基準に従ってCTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定するステップと、
各CTサブ画像について、それぞれのCTサブ画像について決定されたゲートに含まれるPETデータから、それぞれのCTサブ画像と同じ撮像ボリュームの軸方向セグメントに実質的に対応するPETサブ画像を作成するステップと、
物体のPET基準画像を形成するようにPETサブ画像を結合するステップと、
CT画像に基づくPETデータの減衰補正のためにPET基準画像を提供するステップとを含む。
更なる態様によれば、本発明は、コンピュータデバイスで実行されると、当該コンピュータデバイスに上記方法を実行させるプログラムコードを含むコンピュータプログラムを提案する。
請求項1のシステム、請求項9の方法及び請求項10のコンピュータプログラムは、同様及び/又は同一の好適な実施形態、具体的には従属請求項で規定される実施形態を有することを理解されたい。
本発明の好適な実施形態は、従属請求項又は上記実施形態の対応する独立請求項との任意の組み合わせであってもよいことを理解されたい。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に説明する実施形態から明らかになり、当該実施形態を参照して説明する。
図1は、PETスキャナ及びCTスキャナを含むイメージングシステムの構成要素を概略的且つ例示的に示す。 図2は、ビニングされたPETデータをCTサブ画像と位置合わせするための変換に含まれる軸方向変位の評価の結果を概略的且つ例示的に示す。 図3は、PETデータの減衰補正に使用するためのPET基準画像を生成する手順のステップを概略的且つ例示的に示す。
図1は、物体2を撮像するイメージングシステムの構成要素を概略的且つ例示的に示す。イメージングシステムは、臨床用途で使用されてよく、物体2は、人間又は動物の患者の身体又はその一部であってよい。イメージングシステムは、物体2のPET画像を取得するPETスキャナ1を含む。更に、イメージングシステムは、物体の3次元CT画像を取得するCTスキャナ9を含む。以下でより詳細に説明するように、CT画像は、実質的に周期的である患者の身体の呼吸による動きを考慮に入れてPET画像の減衰補正を行うために特に使用される。
PETスキャナ1は、イメージングシステムの動作中に患者の身体2を収容する略円筒形のPETスキャナボリューム3を含む。PETスキャナボリューム3の長手方向軸は、本明細書ではz軸とも呼ばれ、また、本明細書ではz方向とも呼ばれる軸方向を定義する。患者の身体2は、制御可能な駆動ユニット(図示せず)によって軸方向にPETスキャナボリューム3に出し入れされる患者テーブル4によって支持される。PETスキャン中、患者は、患者の身体2の長手方向軸がPETスキャナボリューム3の長手方向軸(即ち、z軸)と整列するように、PETスキャナボリューム内に配置される。
PETスキャナボリューム3は、略円筒形の検出器アセンブリ(図1に縦断面で示されている)によって規定される内部ボリュームに相当する。検出器アセンブリは、円筒形のPETスキャナボリューム3の中心長手方向軸に沿って互いに隣接して配置される複数の検出器リング5、…、5で構成されている。各検出器リング5は、複数の検出器要素を含んでよく、各検出器要素は、対応する検出器リング5の特定の(小さい)角度範囲を占め、PETスキャナボリューム3から検出器要素に入る光子を検出し、そのエネルギーを測定することができる。
PETスキャナボリューム3は、軸方向に約10〜50cmの長さを有し、したがって、対応する軸方向長さの患者の身体2の一部を1回のスキャンでPETスキャナ1によって撮像することができる(しかし、適切なガントリを使用して1回のスキャンで患者の全身を撮像することも同様に可能である)。このようなスキャンの継続時間は、数分から数十分の間である。患者の身体2の複数の部分が撮像される場合、これは数回のスキャンで行われ、本明細書に説明されるように、基準画像を決定する手順が各スキャンに適用される。
PETスキャナ1及びそこに含まれる検出器リング5、…、5によって、物体2のPETスキャン中に、当業者に知られているやり方でPET生データが取得される。具体的には、放射性トレーサが患者に投与される。これは患者の身体2内の関心の構造体で蓄積し、陽電子を放出する。陽電子が近傍の電子に遭遇すると、電子陽電子対は消滅し、消滅光子対が生成され、これがPETスキャナ1によって記録される。具体的には、PETスキャナ1は、真の同時計数、つまり、反対方向に進む511keVのエネルギーを有する消滅光子を検出し、消滅光子が検出器リング5、…、5(即ち、検出器要素)に入る検出器リング5、…、5(即ち、検出器要素)内の位置を記録する。
PET生データは、更なる処理のために処理ユニット6に転送される。処理ユニット6は、特に、生データからPET画像とも呼ばれるPETデータを再構成するPET再構成ユニット7を含む。PETデータ、即ち、PET画像は、具体的には、PETスキャナ1によって検出された(即ち、減衰補正及び動き補正といった補正のない)患者内の電子陽電子消滅の空間分布を示す活性マップに対応する。
スキャン時間が数分から数十分であるとすると、1回のPETスキャンは、患者の身体の呼吸による動きの複数のサイクルを含む。これを考慮して、PET画像のぼやけを回避するために、動き補正が行われる。このために、呼吸による動きの1サイクルは、2つ以上の所定の動きフェーズに分割される。更に、PETデータは、PETデータ(又は基礎となる生データ)がその間に取得される動きフェーズに従って、ゲート又はビンに分けられる。このために、呼吸による動きは、ゲーティングユニット8によってモニタリングされる。ゲーティングユニット8は、現在の動きフェーズを示すか又は動きフェーズ間の遷移について通知するゲーティング信号を提供する。このゲーティング信号に基づいて、PETデータは、提供されたゲートに割り当てられる。
ゲーティングユニット8は、当業者に知られている任意のやり方で構成されてよい。1つの可能な実施態様では、ゲーティングユニット8は、呼吸と共に拡張及び収縮するように患者の身体の周りに配置される可撓性ベルトを含む。拡張運動及び収縮運動は、ゲーティング信号を生成するために、例えば抵抗ベース又はインダクタンスベースの技術といった適切な測定技術を使用して測定される。
更に、イメージングシステムは、CT画像データを取得するCTスキャナ9を含む。CTスキャナ9は、X線源10とX線検出器11とを含み、これらは、CTスキャナ9の検査領域の周りを回転可能であるガントリ12上に互いに対向して取り付けられている。CTスキャナ9は、PETスキャナボリューム3の軸方向にPETスキャナ1に隣接して配置され、これにより、患者テーブル4がPETスキャナボリューム3内へと軸方向に沿って移動する際に、患者テーブル4及びその上に配置された患者の身体2がCTスキャナ9の検査領域を通って移動する。
CTスキャンは、患者テーブル4がPETスキャナボリューム3内へと移動する間に行われてよい。CTスキャン中に、X線検出器11及びX線源10が患者の身体2の周りを回転する。その際に、X線検出器11がz方向に沿った隣接する位置で所定の角度範囲内で患者2の周りを回転することで患者の身体のスライスが連続的に撮像される。或いは、X線検出器11は、スキャン中に患者2の周りのらせん軌道に沿って動かされてもよい。
スキャン中にX線検出器11によって取得されたデータもまた、処理ユニット6に送信されて、CT再構成ユニット13において更に処理される。CT再構成ユニット13は、当業者に知られている再構成手順を使用して、取得データに基づいてCT画像を再構成することができる。
本イメージングシステムでは、患者のCT画像は、処理システムの減衰補正ユニット14においてPETデータの減衰補正を行うための減衰マップを求めるために特に取得される。このために、患者の身体2のCTスキャンは、PETスキャンの前にCTスキャナ9を使用して行われてよい。一実施形態では、CTスキャンは、低X線照射量で行われるヘリカル低線量スキャンである。このイメージングモードにおけるX線検出器11の典型的な軸方向速度(例えば5cm/秒)を所与とすると、このようなスキャンは数秒で行うことができる。
したがって、CTスキャンは、通常、患者の身体の呼吸による動きの1つ又はごく少数のサイクルしか含まない。この結果、動きフェーズは、CT画像の軸方向に沿って変化する。したがって、ゲートに関連するPET画像とCT画像との間には、各ゲートについて不一致がある。したがって、CT画像に基づいたPET画像の直接的な減衰補正は不正確さをもたらし、したがって、腫瘍といった関連構造体の場所及び形状の正確な定量化が不可能になる。
PETデータのより正確な減衰補正を可能にするために、実質的にすべての軸方向位置についてCT画像と同じ呼吸による動きの動き状態を示すように、ビニングされたPETデータから、スライス毎に組み立てられるPET基準画像を作成することが提案される。CT画像を使用してPET画像の減衰補正を行うために、減衰補正ユニット14は、変換を使用する画像位置合わせ手順によって、それぞれのPET画像をPET基準画像とアラインする。構造上、PET基準画像とアラインされたPET画像は、CT画像ともアラインされる。したがって、アラインされたPET画像の減衰補正を、CT画像に基づいて従来通りに実行することができる。
PET基準画像は、処理ユニット6の評価ユニット15において作成される。以下に、PET基準画像を生成する手順の実施形態について説明する。これらの実施形態では、手順は、PET再構成ユニット7で再構成されたビニングされたPET画像を使用して実行される。
必要に応じて、ビニングされたPET画像は、各PET画像に中央値フィルタを適用することによってフィルタリングすることもできる。これにより、画像ノイズが低減されるので、よりロバストな構成のPET基準画像が作成される。更に、この手順は、CT画像に基づいて実行され、また、CT画像の撮像ボリュームがPET画像の撮像ボリュームに一致すると想定される(実際のCT画像の撮像ボリュームが大きい場合、適宜トリミングされる)。
更なる変形例では、PET基準画像は、各PETゲートについて別々に生成されたPET画像に基づいて作成されなくてもよい。隣接するPETゲートを組み合わせて、基準画像を作成するために提供されるPET画像は、組み合わされたPETゲートに含まれるPETデータから生成されてもよい。これにより、PET画像の信号対雑音比を向上させることができる。したがって、この変形例は、元のPETゲートに基づいて生成されたPET画像が十分に高い信号対雑音比を提供しない場合に適用することができる。以下では、この変形例については明示的に更に説明しないが、「ゲート」及び「ビン」との用語はいずれも、以下では元のPETゲート又は組み合わされたPETゲートを示すことを理解されたい。
基準画像を作成するために、評価ユニット15は、CT画像を受け取り(図3のステップ301)、CT画像及びPET画像の画像ボリュームのN個の軸方向セグメントを規定する、各軸方向セグメントは、z軸の特定の間隔に対応する画像ボリュームを含む。つまり、各軸方向セグメントは、特定の間隔内のz座標を持つ位置のすべての画像ボクセルを含む。軸方向セグメントは、軸方向セグメントによって撮像ボリューム全体が含まれるように規定されることが好適である。一実施態様では、軸方向セグメントは、視野のz軸をN個の互いに素な間隔に分割することによって規定されてもよいが、間隔は必ずしも互いに素である必要はない。N個の重複する間隔を規定することも可能である。
次のステップ(図3のステップ302)において、評価ユニット15は、N個の軸方向セグメントのそれぞれについて、CT画像から1つのCTサブ画像を作成する。各スライスのサブ画像は、スライスに対応するCT画像の一部を含む。したがって、i番目のサブ画像は、CT画像からi番目の部分の外側のすべてのボクセルをカットすることによって生成される。このステップにより、CT画像は、患者の身体2の軸方向に沿ってN個のCTサブ画像にセグメント化される。
前述したように、患者の身体2の呼吸による動きの動きフェーズは、通常、CT画像の軸方向に沿って変化する。N個の部分は、好適には、各CTサブ画像が本質的に同じ動きの状態にある患者の一部を示すように選択される。具体的には、上記部分は、各CTサブ画像が、PETデータのゲーティングのベースとなっている動きフェーズと同じ動きフェーズにある患者の身体の関連する部分を示すように規定される。
次に、評価ユニット15は、N個の部分のそれぞれについて、関連のCTサブ画像を、ビニングされたPET画像と比較し、所定の対応基準に従って当該CTサブ画像と最大の対応度を有するPET画像を決定する(図3のステップ303)。このために、評価ユニット15は、各PET画像について、CTサブ画像をPET画像と位置合わせするための変換を決定することができる。変換は、PET画像の視野の公称位置及びCTサブ画像の視野の公称位置に従ってCTサブ画像と空間的にアラインされたPET画像に基づいて決定することができる。次に、評価ユニット15は、所定基準に基づいて決定された変換を比較して、CTサブ画像と最大の対応度を有するPET画像を決定する。
一実施形態では、変換は剛体変換である。これは、これらの変換には回転及び変位(並進)しか含まれないことを意味する。評価ユニット15は、変換を比較するために、各変換に含まれる軸方向の変位を抽出することができる。次に、評価ユニット15は、絶対値で軸方向への変位が最も小さい変換を決定することができる。理想的には、この最小変位は実質的にゼロである。評価ユニット15は、最小変位を決定すると、決定された変位を含む変換が計算されたPET画像を特定して、CTサブ画像をPET画像と位置合わせする。このPET画像が、CTサブ画像と最大の対応度を有する。
図2は、1つの例示的な状況において、ビニングされたPETデータをCTサブ画像と位置合わせするための変換に含まれる軸方向変位の評価の結果を概略的に示す。この状況では、PETデータは、16個のゲート21、...、2116に細分され、撮像ボリューム22のz軸は18個のセグメント23、...、2318に細分されている。図2の上部図には、CTサブ画像をビニングされたPETデータと位置合わせするための変換に含まれているz方向(つまり、軸方向)の変位Δzの値が示されている。これらの変位Δzはグレーレベルで図示されている。
前述の実施形態の任意選択の変形例では、評価ユニット15は、呼吸サイクル中に患者の身体2に生じる軸方向変位の時間的経過を記述する呼吸モデルに基づいて、CTサブ画像と最大の対応度を有するPET画像を追加的に選択することができる。これにより、PET基準画像の構成のロバスト性を高めることができる。
呼吸モデルは、z方向における同様の変位、即ち、所定の間隔内の変位が幾つかのPET画像について決定され、したがって、これらのすべてのPET画像が可能な選択候補となるような場合に特に使用することができる。この場合、評価ユニット15は、呼吸モデルに従ってCTサブ画像との最大の対応度を有するPET画像を提供すると予想されるゲートからのPET画像を選択する。例えば連続するPETゲートのPET画像について決定された変位が、2mm、1mm、−1mm及び−1mmである場合、評価ユニット15は、3番目のゲートのPET画像を選択する。これは、このPET画像が、呼吸モデルに従って対応するCTサブ画像と同じ動きの状態に属している可能性が最も高いと予想されるからである。
更なる変形例では、評価ユニット15は、呼吸モデルに基づいて一連の選択されたPETゲートを検証し、この検証結果に基づいて選択を変更することができる。連続したCTサブ画像が、呼吸による動きの連続したフェーズに関係する場合、一連の選択されたPETゲートは、呼吸による動きの同じ連続したフェーズに対応すべきである。したがって、検証には、これが当てはまるかどうか又は選択されたPETゲートの順序が呼吸による動きの過程に対応していないかどうかが含まれる。後者の場合、評価ユニット15は、この順序に適合しない選択されたPETゲートを変更し、それをより適合性の高いPETゲートで置換することができる。例えば一連の選択されたPETゲートにゲート6、7、10及び9が(この順序で)含まれている場合、呼吸モデルに基づく検証により、ゲート10の選択が最適ではなかったことが判明し、評価ユニット15は、代わりに、ゲート8を選択することができる。
各CTサブ画像及び関連する軸方向セグメントについて、前述したやり方でそれぞれのCTサブ画像と最大の対応度を有する関連のPET画像が決定されると、評価ユニット15は、決定されたPET画像に基づいてPET基準画像を作成することができる。このために、評価ユニット15は、関連のPETサブ画像を生成するために、関連する軸方向セグメントに対応するように各PET画像をトリミングする(図3のステップ304)。次に、評価ユニット15は、PETサブ画像を組み立てることによりPET基準画像を生成することができる(図3のステップ305)。これは、PETサブ画像をつなぎ合わせることで行うことができる。組み立ては、撮像ボリューム内の軸方向セグメントの順序に従って行われる。その後、作成された基準画像は、減衰補正ユニット14に提供される(図3のステップ306)。これにより、減衰補正ユニットは、基準画像を使用してCT画像に基づいて減衰補正を行うことができる。
上記の例示的な実施形態では、PET基準画像を組み立てるために使用されるPET画像又はゲートは、PET画像をCTサブ画像と位置合わせするための剛体変換に含まれる軸方向変位に基づいて選択されている。更なる実施形態では、各変換に含まれているy方向(即ち、患者の身体に対する前後方向)の変位、及び、任意選択で、x方向(即ち、患者の身体の左右方向)の変位も、PET基準画像を組み立てるためのPET画像を選択する際に、同様に考慮に入れられてよい。これにより、前後方向及び任意選択で左右方向の患者の身体の動きも考慮に入れられて、より正確な結果を達成することができる。
したがって、この実施形態では、評価ユニット15は、z方向及びy方向、また、任意選択的に、x方向の変位に基づいて、CTサブ画像との最大の対応度を有するPET画像を決定することができる。これらの変位は、PET画像をCTサブ画像と位置合わせするための(剛体)変換に含まれている。具体的には、評価ユニット15は、各PET画像について、量(Δy)+(Δz)又は(Δx)+(Δy)+(Δz)を計算し、この量の最小値に関連するPET画像を選択することができる。ここで、Δx、Δy及びΔzは、それぞれのPET画像をCTサブ画像と位置合わせするための変換に含まれるx、y及びz方向の変位である。
更なる実施形態では、PET画像は、回転及び並進に加えてスケーリングを含むアフィン変換を使用してCTサブ画像と位置合わせされてもよい。この場合、CTサブ画像と最大の対応度を有するPET画像は、スケーリングの量に基づいても決定されてもよく、スケーリングの量が小さいほど対応度は大きい。
更に、変換は弾性変換として構成されてもよく、これは、各画像ボクセルについて当該ボクセルの変換を示す変形ベクトルを含む変形ベクトル場によって記述されてよい。この場合、CTサブ画像と最大の対応度を有するPET画像は、前述したように、z方向及び任意選択的にx方向及び/又はy方向におけるすべてのボクセルの平均変位に基づいて同様に選択されてよい。しかし、ボクセルの個々の変位を使用して、PET画像選択の際に更に考慮に入れることができるロバスト性指標を決定することができる。
開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示及び添付の特許請求の範囲の検討から、請求された発明を実施する際に当業者によって理解及び達成されうる。
請求項において、「含む」との用語は、他の要素又はステップを除外せず、単数形は複数を除外しない。
単一のユニット又はデバイスが、請求項に引用される幾つかのアイテムの機能を果たしてもよい。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されることだけで、これらの手段の組み合わせを有利に使用することができないことを示すものではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はその一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体といった適切な媒体上に記憶及び/又は分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムを介するといった他の形式で分配されてもよい。
請求項における任意の参照符号は、範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (10)

  1. 動く物体のPETデータの減衰補正を支援するシステムであって、
    前記PETデータは、複数のゲートに関連付けられ、
    各ゲートは、前記動く物体の動きの複数の動きフェーズの1つに関連付けられ、それぞれの動きフェーズ中に取得されたPETデータを含み、
    前記システムは、評価ユニットを含み、
    前記評価ユニットは、
    前記動く物体のCT画像を受け取り、前記CT画像を、前記動く物体の軸方向において、撮像ボリュームの軸方向セグメントにそれぞれ対応する複数のCTサブ画像にセグメント化し、
    各CTサブ画像について、所定基準に従って前記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定し、
    各CTサブ画像について、それぞれのCTサブ画像について決定された前記ゲートに含まれる前記PETデータから、それぞれのCTサブ画像と同じ前記撮像ボリュームの軸方向セグメントに実質的に対応するPETサブ画像を作成し、
    前記動く物体のPET基準画像を形成するように前記PETサブ画像を結合し、
    前記システムは更に、前記CT画像に基づく前記PETデータの減衰補正のために前記PET基準画像を提供する、システム。
  2. 前記評価ユニットは、各ゲートについて、それぞれのゲートに含まれる前記PETデータをCTサブ画像と位置合わせするための変換を決定し、PETゲートに関連する前記変換間の比較に基づいて、前記CTサブ画像と最大の対応度を有する前記PETデータを含む前記ゲートを決定する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記変換は、剛体変換又はアフィン変換である、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記所定基準は、前記動く物体の軸方向における変位がより小さい変換が決定されたゲートにおけるPETデータが、前記動く物体の軸方向における変位がより大きい変換が決定されたゲートにおけるPETデータよりも前記CTサブ画像とより大きい対応度を有するように選択される、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記評価ユニットは、各変換から軸方向の変位を抽出し、抽出した前記変位に基づいて、前記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含む前記ゲートを決定する、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記評価ユニットは、各変換から少なくとも1つの更なる方向の変位を抽出し、抽出された前記少なくとも1つの更なる方向の変位に基づいて、前記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含む前記ゲートを追加的に決定する、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記動く物体は、呼吸によって動く患者の身体の一部を含み、前記評価ユニットは更に、呼吸モデルに基づいて前記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含む前記ゲートを決定し、前記呼吸モデルは、前記動く物体が動くときに前記動く物体において生じる変位の予想される時間的経過を記述する、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記動く物体は、本質的に周期的な動きをする、請求項1に記載のシステム。
  9. 動く物体のPETデータの減衰補正を支援するコンピュータ実施の方法であって、
    前記PETデータは、複数のゲートに関連付けられ、
    各ゲートは、前記動く物体の動きの複数の動きフェーズの1つに関連付けられ、それぞれの動きフェーズ中に取得されたPETデータを含み、
    前記方法は、
    前記動く物体のCT画像を受け取るステップと、
    前記CT画像を、前記動く物体の軸方向において、撮像ボリュームの軸方向セグメントにそれぞれ対応する複数のCTサブ画像にセグメント化するステップと、
    各CTサブ画像について、所定基準に従って前記CTサブ画像と最大の対応度を有するPETデータを含むゲートを決定するステップと、
    各CTサブ画像について、それぞれのCTサブ画像について決定された前記ゲートに含まれる前記PETデータから、それぞれのCTサブ画像と同じ前記撮像ボリュームの軸方向セグメントに実質的に対応するPETサブ画像を作成するステップと、
    前記動く物体のPET基準画像を形成するように前記PETサブ画像を結合するステップと、
    前記CT画像に基づく前記PETデータの減衰補正のために前記PET基準画像を提供するステップと、
    を含む、方法。
  10. コンピュータプログラムがコンピュータデバイスによって実行されると、前記コンピュータデバイスに請求項9に記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
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