JP6975130B2 - コンクリート構造物内の補強材を支持するための積み重ね可能な壁スペーサ - Google Patents

コンクリート構造物内の補強材を支持するための積み重ね可能な壁スペーサ Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート構造物内の補強格子を支持するのに使用されるように適合された積み重ね可能な壁スペーサに関する。積み重ね可能なスペーサは、フィーダ装置を使用して自動的に配布するように適合されてもよい。スペーサのサイズおよび形状は、複数のスペーサが型や型枠面の上に無作為に置かれた場合であっても補強格子を確実に支持するようになっている。スペーサは、手持ち式のフィーダ装置を用いて、または、半自動式若しくは自動式のフィーダ装置を用いて、手作業で配布されることができる。スペーサの位置決めは決定的に重要であるということではないため、コスト効率の良いスペーサが提供される。
コンクリート構造物は、通常、強度を高めたりひび割れを防止したりするために、何かしらの補強材を具備している。補強材は、補強単棒(鉄筋)、補強格子や補強メッシュ、または、様々な種類の繊維やその他のものであり得る。より広い範囲をカバーしようとする場合、最も一般的なものは、補強棒鋼から作られた補強格子や補強メッシュである。狭い範囲の場合や、補強格子を補うものとしては、補強単棒鋼が使用されることが多い。
構造物内において要求される特性を達成するために、補強材は、様々な高さに置かれる。この高さは、完成した構造物内において補強材の周りにコンクリート被りを作り出す。補強スペーサを用いて、補強材を所定の高さに位置決めする作業を簡単にする共に、コンクリートが固まるまでのプロセスの間中、補強材をその場所に維持する。使用されるこのタイプのスペーサは、例えば規則や、ユーザからの要求、周囲環境、天然資源、美的評価などから影響を受ける。
コンクリート被りは、補強材料と完成した構造物のコンクリート表面との間の最小距離として定義される。要求とは異なるコンクリート被りは、構造物の強度や寿命に対して悪影響をもたし得る。コンクリート被りに関する要求は、国の規則によって設定することができ、構造物のタイプや周囲環境に応じて異なることがある。コンクリート被りの1つの目的は、構造物に腐食が生じるという悪影響を避けるために、水分が補強鋼材に到達することを防止することである。腐食は、それが拡大している間中、近傍のコンクリートを徐々に分解し、それによって、より多くの水分が鋼材に到達して、そして腐食プロセスを加速させるであろう。これによって、やがては、構造物の強度が脆弱化されるであろう。
補強材を支持するために、補強スペーサが使用される。補強スペーサは、プラスチックから形成され、コンクリートが補強材およびスペーサを完全に取り囲むのを容易にするようにデザインされている場合が多い。最終的な構造物内の空気溜まりは、望ましくなく、避けられるべきである。コンクリートがスペーサ上に流し込まれたときに空気を消失させるための空気の逃げ道を提供するために、スペーサの形状に応じて、何らかの開口が設けられていなければならない。
補強スペーサは、様々な材料から形成される。最も一般的なものは、プラスチックから形成されたスペーサであるが、鋼やコンクリートや他の材料を使用することもできる。プラスチック製のスペーサは、他の材料と比較して幾つかの利点を有しており、例えば、取扱いが容易であったり、軽量であったり、一般的に安価であったり、製造プロセスが速かったり、スペーサを所望の形状に容易に形成できたりする。コンクリート製のスペーサは、多くの構造物に使用することができる。しかしながら、その材料によって、スペーサが重くなるとともに、そのデザインによって、スペーサを使う作業がより困難なものになる。コンクリートのものは、主に、プラスチックのものが許容されない場合に、使用される。鋼製のスペーサは、主に、構造物内部のスペーサ、例えば補強格子からなる2つの層の間のスペーサなどとして使用される。鋼製のスペーサは、腐食問題を生じさせるおそれがあるので、外側のコンクリート表面に最も近い外側のスペーサとして使用されることはほとんどない。
使用の範囲に応じて、補強スペーサは、基礎スペーサと壁スペーサとの2つの主なグループに分けられる。基礎スペーサは、主に、基礎やグランドプレート内の補強材を位置決めするために使用されるのに対し、壁スペーサは、主に、壁内、床内、梁内、および天井内の補強材を位置決めするために使用される。主な違いは、下にある表面のタイプであり、その表面の上でスペーサが使用されることが意図される。
基礎スペーサは、型枠表面がソフトであるもの、若しくは不均一であるもの、又はその両方であるものとして分類される場合、例えばEPS(押出ポリスチレン)や、粗砂、砂利、粗い粒子、その他の自由に流出する材料の土台、または地面からなるベッドや地面などの場合に使用されるようにデザインされている。地面の方を向いたスペーサの支持表面は、比較的大きな面積を有しており、且つ、大きな直径を有している場合が多く、これにより、スペーサが地面上に安定して立つことが補助され、地面やEPSの中に食い込んだり転倒したりしないようになっている。基礎スペーサは、主に、グランドプレートや基礎のために使用されるので、スペーサの支持表面は、下方を向いていて見えないであろう。そのため、基礎スペーサには美的な意義はない。重要なことは、下にある表面を打ち抜かないだけの大きさであること、および、基礎スペーサが転倒するリスクを最小限にすることが重要である。
壁スペーサは、薄い脚部、若しくは小さい足部、又はそれらの両方を有するデザインになっている場合が多い。型枠表面は、通常、固くて平らものであり、スペーサが転倒したり型枠表面に突き刺さったりすることを防止するのに役立つ型である。型枠を取り除くと、スペーサの足部は見えるようになる。さらなる処理を行っていない表面では、これらの足部がコンクリート表面内に見えることになり、特に、それらの足部が大きい場合には望ましくない。したがって、壁スペーサは、最小限の足部を有するデザインになっており、しかも、周囲のコンクリートに似せて色付けされている場合がほとんどである。見え難いことが重要である。
壁スペーサは、デザインの違い、および、壁スペーサが使用される方法の違いによって、下位グループに分けられる。1つのタイプは、線状スペーサと称される。線状スペーサは、長くて幅が狭い。線状スペーサは、その支持範囲上における縦方向のどこでも補強材を支持し、そのため、正確な位置決めは必要ない。線状スペーサは、2メートル以下のそれらの長さによって、スペーサを置く作業時間を短縮する。もう1つの下位グループは、様々なデザインの小さい個別の壁スペーサを含む。サイズは、例えば平坦や円形などの様々な形状で、各方向が数センチメートルである場合が最も多い。これらのスペーサは、全て手作業で補強材に固定される。もう1つの下位グループは、補強格子内の単一の目よりも大きい円形又は四角形の格子スペーサを含む。線状スペーサと同様、格子スペーサの正確な位置決めは必要なく、格子スペーサは、プレキャスト産業内で使用される場合が多い。もう1つの下位グループは、自動化された円盤状の「ホイール」スペーサを含む。ホイールスペーサは、プレキャスト産業において、完全自動化された製造ラインで使用される場合が多く、その製造ラインでは、ホイールスペーサは、自動取付装置によって鉄筋に取り付けられる。
また、手持ち型の取付装置を使用することもできる。
AU2006100538(下記特許文献1)は、壁スペーサとしての使用に適合した小さい足部を有する線状壁スペーサを開示している。スペーサを基礎スペーサとして使用することができるように、特定のベースセグメントは足部に取り付けられることができる。US4942714(下記特許文献2)は、線状壁スペーサを開示している。US2005005564(下記特許文献3)は、ワイヤメッシュや補強単棒を固定的に保持するための上側受容部分を有する積み重ね可能な基礎スペーサを開示している。
DE2821078(下記特許文献4)は、既製壁モジュールを製造するように適合された壁用の円形格子スペーサを開示しており、円形格子スペーサは、型上に無作為に置くことができる。補強格子内の単一の正方形よりも大きな直径とすることで、円形格子スペーサは、その位置に関係なく、常に支持を与えるであろう。また、DE2809430(下記特許文献5)も、無作為に位置決めすることができる同様の壁スペーサを開示している。
DE7408515(下記特許文献6)は、スペーサの鉄筋への自動組み付けに適合された様々な形状の円盤状の「ホイール」スペーサを示しており、どのようにスペーサが鉄筋に取り付けられるのかを示している。
DE4218573(下記特許文献7)は、円盤状の「ホイール」スペーサと、そのようなスペーサを補強棒材に自動的に取り付けるための設備を開示している。スペーサおよび鉄筋はそれぞれ、任意の組み付けが可能である前に、正確な位置になければならない。
US3830032(下記特許文献8)は、フックアームによって補強材に取り付けられるように適合されたモジュール式のスペーサを開示している。様々な高さのスペーサを提供するために2つ以上のスペーサが互いに重ねて置かれることができる。スペーサの足部分は、スペーサ同士が互いに入れ子になるように、もう1つのスペーサの対応する孔の中に挿入されることができる。また、US20080028718(下記特許文献9)、US4060954(下記特許文献10)、US6089522(下記特許文献11)も、様々な高さのスペーサを提供するために2つ以上の部分が互いに積み重ねられることができるモジュール式のスペーサを開示している。
これらの全てのスペーサは、別々に搬送されて、使用時に積み重ねられるだけである。積み重ねられた部分は、それらの部分が容易に分離しないように、良好な保持を与えるようにさらに適合されている。
このため、壁スペーサを改善する余地がある。
豪州特許出願公開第2006/100538号明細書 米国特許第4942714号明細書 米国特許出願公開第2005/005564号明細書 独国特許第2821078号明細書 独国特許第2809430号明細書 独国特許第7408515号明細書 独国特許第4218573号明細書 米国特許第3830032号明細書 米国特許出願公開第2008/0028718号明細書 米国特許第4060954号明細書 米国特許第6089522号明細書
したがって、本発明の目的は、補強格子を支持するための改良された積み重ね可能な壁スペーサを提供することである。本発明の更なる目的は、自動化された配布に適合した改良された積み重ね可能な壁スペーサを提供することである。
本発明に係る課題を解決するための手段は、壁スペーサに関する請求項1の特徴部分に説明されている。他の請求項は、壁スペーサの有利な実施形態およびさらなる発展形態を含む。補強格子を支持するように適合された積み重ね可能な壁スペーサにおいて、壁スペーサは、補強格子を支持するように適合された上側の支持表面を有する環状の本体部と、コンクリート用の型表面上に置かれるように適合された下側の足部を各々有する複数の脚部と、を備え、環状の本体部の外形が、支持しようとする補強格子内の目よりも大きくなっている。本発明の目的は、脚部(4)の各側壁(19)が鉛直方向に対して傾斜しており、且つ、脚部には、脚部の上側部分に空洞が設けられており、空洞は、もう1つの壁スペーサの脚部を収容するように適合され、脚部の側壁がその後の壁スペーサの脚部の側壁と平行するように1つの壁スペーサの足部がその後の壁スペーサの対応する空洞内に延在して、複数の壁スペーサが互いに積み重ねられるようになっていることによって達成される。
本発明に係る壁スペーサのこの第1の実施形態によって、スペース効率良く積み重ねることができる壁スペーサが提供される。壁スペーサは、型すなわち型枠を使って壁、床、梁、または天井を制作するときに、コンクリート構造物内の補強格子を支持するために使用されることを意図している。壁スペーサのサイズは、壁スペーサが補強格子を常に支持できることになるように、すなわち、壁スペーサが補強格子を通過できないことになるように、デザインされている。壁スペーサの形状は、上側の支持表面の外寸法が少なくとも1つ方向で補強格子内の目よりも大きい限り、自由に選択されることができる。円形の壁スペーサでは、壁スペーサの直径は、補強格子内の四角形の目の幅よりも大きくなければならない。四角形の壁スペーサでは、壁スペーサの側壁は、補強格子内の四角形の目の幅よりも長くなければならない。別の形状を有する壁スペーサ、または、長方形の目を有する補強格子のための壁スペーサでは、壁スペーサの任意方向の最小幅が、目の最小寸法よりも広くなければならない。このようにして、壁スペーサは、壁スペーサと補強格子との間の相対的な位置にかかわらず、補強格子を支持できることになる。
壁スペーサを同じ向きで互いに積み重ねることができるようにするため、脚部は、鉛直方向に対して傾斜した側壁を有していなければならず、かつ、空洞を備え、1つの壁スペーサの脚部がもう1つの壁スペーサの空洞内に延在できるようになっていなければならない。第1の壁スペーサが第2の壁スペーサに積み重ねられるとき、第1の壁スペーサの脚部の側壁が第2の壁スペーサの対応する脚部の側壁と平行することになる。壁スペーサの高さに応じて、すなわち、脚部の長さに応じて、第1の壁スペーサの脚部の側壁は、積み重ねられた第3の壁スペーサの側壁とも平行することになる。ここで、脚部の側壁の傾斜は、鉛直方向に対するものである。壁スペーサは、水平な表面上で使用されることを意図しており、鉛直方向は、壁スペーサが使用されるときの水平面に対して垂直な方向である。
脚部の側壁の傾斜は、例えば、壁スペーサの高さ及び側壁の厚さに適合されており、好ましくは3度から25度の間の範囲内である。より小さい傾斜では、いくつかの壁スペーサは互いに積み重ねることができず、より大きい傾斜では、壁スペーサの安定性および脚部の強度が最適でない。
脚部の少なくとも一部分は、その後の壁スペーサの空洞内に延在し、脚部の側壁が平行するようになっていることが重要である。このようにして、壁スペーサの向きは、適切に定められることになり、壁スペーサのスタックの取扱いが容易になる。1つの壁スペーサの脚部は、壁スペーサの高さに応じて、好ましくは、壁スペーサの高さの少なくとも30%がその後の壁スペーサの空洞内に延在しており、高さの少なくとも50%以上がその後の壁スペーサの空洞内に延在してもよい。壁スペーサの高さは、足部の裏面から上側の支持表面までの間の距離である。
壁スペーサのサイズおよび形状に起因して、壁スペーサは、容易にコンクリートによって取り囲まれることができ、且つ、壁スペーサは、無作為に位置付けることができ、それでも、補強格子を支持することができる。スペーサの位置決めは決定的に重要であるということではないので、時間を節約する方法で、例えばフィーダ装置を使用して、スペーサの配布を行うことができる。さらに、壁スペーサは、補強格子に取り付けなくてもよく、これも時間の節約になる。壁スペーサの形状は、スペーサが互いに積み重ねられることを可能にし、これは、運搬および保管の間のスペースの節約になる。また、スペーサの手作業の取扱いも自動化された取扱いも両方とも容易になる。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサは、壁スペーサの自動化された配布に使用されるように適合された中央開口部を備える。中央開口部によって、スペーサのスタックが、細長い本体を備える手持ち式のフィーダ装置上に中央開口部に通して挿入されることができるようになる。壁スペーサは、フィーダ装置内の放出機構を操作することによって、1つずつ放出されることができる。フィーダ装置はフィーダ装置の本体から外に向けて作動し、フィーダ装置が中央開口部のリムのところで壁スペーサを保持および支持するようになっている。中央開口部のリムは、好ましくは、複数の鉛直な接続壁によって本体部と相互接続されている。接続壁の使用は、開放された壁スペーサを提供し、開放された壁スペーサは、コンクリートが壁スペーサに充填されて壁スペーサを取り囲むことを可能にする。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサの本体部は、壁スペーサの外周縁の周りに延在する外側の側壁を備える。このようにして、壁スペーサの強度および安定性は向上される。外側の側壁には、好ましくは、壁スペーサの安定性および強度をさらに向上させる外向きに延在するリムが設けられており、これによって、補強格子が接触することができる位置が増加する。本体部は、好ましくは外側の側壁に隣り合わせに配置された内側の壁も備えてもよい。外側および内側の側壁は、好ましくは、外側および内側の壁を互いに接続する複数の鉛直な補強壁によって相互接続されている。このようにして、壁スペーサの安定性は増大し、補強壁は、外側の側壁と内側の側壁との間の底部の必要性をなくす。このようにして、壁スペーサの中および周りへのコンクリートの充填が改善される。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサの外形が四角形である。対称形状を用いることによって、壁スペーサの取扱いが簡単になる。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサの外形は、120度の分割角度をなす3つの部分を備える。そのような形状では、壁スペーサの安定性が向上される。さらに、壁スペーサに必要な材料量が低減される。
本発明の有利な発展形態では、脚部は、円形かつ円錐形である。このようにして、1つの壁スペーサの脚部が、もう1つの壁スペーサの対応する脚部の内側に嵌合することになる。このようにして、複数の壁スペーサは、対応する脚部の側壁が平行したところで積み重ねられることができる。各脚部がもう1つの壁スペーサの対応する脚部内に延在しているので、全ての壁スペーサが、同じ向きで積み重ねられることになる。これによって、壁スペーサの搬送および保管が簡単になると共に、フィーダ装置を使用した壁スペーサの配布が簡単になる。また、脚部が少なくとも2つの垂直な真直ぐな壁を備えることも可能である。また、真直ぐな壁は、鉛直方向に対して傾斜しており、それによって、壁スペーサが互いに積み重ねられたときに壁スペーサの脚部がもう1つの壁スペーサの対応する脚部内に延在できるようになっている。対応する脚部の側壁は平行して隣り合って配置されることになり、それによって、壁スペーサの外側の側壁が、その後の壁スペーサの内側の側壁に支えられ、或いは、その後の壁スペーサの内側の側壁に近接するようになっている。凸条が、積み重ねられた壁スペーサの鉛直間隔を定めるために用いられる場合、側壁は、完全に互いに支え合っていないかもしれないが、互いに近接することになり、いくつかの脚部の側部は、互いに支え合っていてもよい。凸条を用いる利点は、壁スペーサが互いに固着しなくなることである。これは、側壁の傾斜角度および側壁の厚さの影響も受けることになる。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサは、いくつかの壁スペーサが積み重ねられたときに、もう1つの壁スペーサの上側の支持表面に支えられるように適合された外側の側壁もしくは内側の側壁、またはそれらの両方に配置された複数の凸条を備える。このようにして、壁スペーサが積み重ねられたときに壁スペーサは互いに固着しなくなり、それによって、壁スペーサがフィーダ装置によって配布されるときに、壁スペーサが1つずつ容易に分離されることができるようになる。さらに、積み重ねられたスペーサのための適切に定められた鉛直間隔が得られる。積み重ねられた壁スペーサ間の適切に定められた鉛直間隔は重要であり、好ましくは8mmから30mmの間である。
本発明の有利な発展形態では、壁スペーサには、大量のコンクリートが型内に流し込まれたときにコンクリートによって壁スペーサの位置が変わることを防止するように適合された、上向きに突出した複数のピンがさらに設けられている。突出したピンによって、壁スペーサは、選択された位置に留まることになる。凹所は、好ましくは、本体部の外側の側壁におけるピンの下方のところに配置されており、それによって、2つの壁スペーサが互いに積み重ねられたときに、ピンが凹所内に延在できるようになっている。
以下、下記の添付図面に示された実施形態を参照しながら、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明に係る壁スペーサの第1の実施形態を示す図である。 図2は、本発明に係る壁スペーサの発展形態を示す図である。 図3は、本発明に係る壁スペーサのもう1つの発展形態を示す図である。 図4は、補強格子を支持する本発明に係る複数の壁スペーサを示す図である。 図5は、本発明に係る壁スペーサのスタックを示す図である。 図6は、本発明に係る壁スペーサのスタックの断面を示す図である。
下記に説明されたさらなる発展形態を有する本発明の実施形態は、単なる実施例とみなすべきものであり、特許請求の範囲による保護の範囲を限定するものではない。
図1は、補強格子を支持するように適合された本発明に係る壁スペーサの第1の実施形態を示している。壁スペーサ1は、壁スペーサの本体を形成する本体部2を備える。本体部は、複数の脚部4を備えており、各脚部は、少なくとも1つの足部5を備える。足部は、型または型枠の下側表面上に置くように適合されており、その型すなわち型枠の中でコンクリート要素が作り出される。コンクリート要素は、例えば壁要素、床要素、梁、または天井要素などであり得る。コンクリート要素は、既製コンクリート要素でも、建設現場で建造されるコンクリート要素でもよい。型すなわち型枠のこの支持表面は、硬質の固い表面であり、その支持表面上において、小さい足部が、その表面内にめり込むことなく立てられる。補強格子と型表面との間に所定の距離を設けるために、鉛直壁が2つの鉛直な型表面の間に制作されるときに、壁スペーサを補強格子に取り付けることも可能である。
壁スペーサは、補強格子を複数の位置で支持するように適合された上側の環状の支持表面3をさらに備える。スペーサのサイズ、ひいては上側の支持表面の外周縁10は、補強格子内の1つの目よりも大きくなっている。このようにして、壁スペーサは、壁スペーサが補強格子に対してどこに位置決めされているかにかかわらず、補強格子を常に支持することができる。上側の支持表面は好ましくは平坦であるが、上側の支持表面が複数の突出表面要素を含み、それら突出表面要素の上側表面が同一水平面内に位置付けられ、補強格子を支持表面によって支持できるようになっていてもよい。
本体部は、複数の脚部4を備える。脚部は、壁スペーサの一部分として画定されており、それは、小さい足跡で支持表面上に立つように適合された足部5を備える。脚部には、傾斜した側壁19が備えられており、複数の壁スペーサが互いに積み重ねられるときに、1つの壁スペーサの脚部がもう1つの壁スペーサの脚部の中に延在できるようになっている。第1の壁スペーサが第2の壁スペーサ内に積み重ねられるとき、第1の壁スペーサの脚部の傾斜した側壁は、第2の壁スペーサの対応する脚部の傾斜した側壁と平行することになる。このように、脚部は、中空であるか、空洞を備える。一実施例では、脚部は、図1に示されているような円錐状の中空の脚部である。円錐状の形状は、最小限の材料使用量で強い脚部を提供する。壁スペーサは、補強格子の重量および補強格子上で作業する作業員の重量を支えなければならないので、壁スペーサは、時には、100kgよりも重い重量に耐えなければならない。円錐形状の脚部の環状の側壁は、閉鎖されていてもよく、或いは、切り取られた部分を備えており、円錐形状が開放されているようになっていてもよい。開放された形状は、コンクリートが脚部に充填されることを可能にし、空気が逃げることを可能にする。図1に示された壁スペーサは、約40mmの高さがある。それゆえ、各脚部は、高さ約40mmであり、脚部は、本体部から約30mmだけ外に延在している。壁スペーサの高さは、足部の裏面から上側の支持表面までの間の距離である。小さい足跡を提供するために、脚部の円錐状の環状側壁の先が足部5になっている。足部は、尖っていてもよく、或いは、アールが付けられていてもよい。脚部の上側部分7の面積は、常に脚部の最大面積で提供されており、脚部の下側部分が、常に脚部の上側部分内に嵌合するようになっている。脚部の上側部分7は、本体部と一体となっており、ひいては、外側の側壁12となっており、且つ、内側の側壁が使用される場合には内側の側壁11と一体となっている。
脚部の更なる実施例は、図2に示されており、図2には、約15mmの高さを有する壁スペーサが示されている。この実施例では、脚部は高さが15mmであると共に、脚部が本体部から約5mmだけ外に延在している。ここで、脚部は円錐台に似ており、この脚部の側壁は2つの足部を提供するように形付けられている。
脚部は、様々な形状およびサイズを有していてもよいが、脚部は、2つの壁スペーサを互いに積み重ねることができるように、常に、もう1つの脚部の上側部分の内側に嵌合しなければならない。また、脚部は、2つの真直ぐな側壁を、それらの側壁の間に角度を付けて備えていてもよく、例えば、真直ぐな壁が鉛直方向に対して傾いている垂直な壁や、鋭角または鈍角をなす壁などであってもよい。このようにして、いくつかの壁スペーサが積み重ねられるときに、脚部は、もう1つの壁スペーサの脚部の空洞の中に、脚部の側壁が平行した状態で延在することができる。脚部の側壁は、鉛直方向に対して傾斜しており、その傾斜角度は、3度から25度の間である。
また、脚部は、壁スペーサが積み重ねられるときに1つの壁スペーサの脚部がもう1つの壁スペーサの対応する脚部内に嵌合することができるように脚部の側壁が多少傾斜している限り、例えば半円形状、逆ピラミッド形状、部分円錐形状などのその他の様々な形状になっていてもよい。脚部4の側壁19は、円錐形状の空洞が脚部の内側に作り出されるように、鉛直軸に対して内側に向かって傾斜していなければならない。図示された実施例では、鉛直軸23に対して例えば11度の角度が用いられているが、3度から25度の間の範囲が適切であり得る。角度が小さ過ぎると、壁スペーサの脚部は、もう1つの脚部の空洞内に最適な方法で嵌合しなくなる。より大きい角度では、脚部の安定性が低下することになる。
図3は、本発明に係る壁スペーサの更なる実施例を示している。この実施例では、脚部4は、傾斜した側壁19で四角形になっている。図示の実施例では、コンクリートが流れて通過することを可能にすると共に空気が逃げることを可能にするために、脚部の側壁は凹所を備えている。脚部の各下隅部は、尖っていて、足部5を構成している。いくつかの脚部は、隣り合う脚部の側壁によって、且つ、外側の側壁12および接続壁13によって、互いに相互接続されている。この実施例では、壁スペーサの本体部は、外側の側壁12を備えているだけであり、外側の側壁および中央開口部の内側のリム9が、脚部の上側部分および接続壁によって相互接続されている。中央開口部がある部分に脚部を設けることも可能である。このようにして、中央開口部の内側のリムは、追加の足部によって、上側の支持表面の安定性をさらに増加させることになる。
図示の実施例では、壁スペーサは、上向きに突出した複数のピン17をさらに備えている。ここで、ピンは、本体部の外側のリム15のところに位置付けられている。ピンの目的は、特に、例えば振動させなくてもよいコンクリートを使用するときにコンクリートが型の片側から流し込まれる場合に、大量のコンクリートが型内に流し込まれるときにコンクリートによって壁スペーサの位置が変わることを防止することである。ピンが無いと、コンクリートが、壁スペーサを、選択された位置から別の位置まで押圧するかもしれないというリスクがある。空気を除去するために振動テーブルを使用してコンクリートを振動させるとき、壁スペーサが振動によって別の位置まで動くリスクもある。突出したピンがあると、壁スペーサは、選択された位置に留まることになる。ピンは、壁スペーサの定義される高さに加えない。
凹所18は、好ましくは、本体部の外側の側壁におけるピン17の下方のところに配置される。このようにして、ピンは、2つの壁スペーサが互いに積み重ねられるときに、凹所内に延在することができる。凹所によって、ピンを、補強格子の鉄筋と水平方向に確実に相互作用するのに十分な高さにすることができる。2つの壁スペーサが互いに積み重ねられるときに、ピンの上側表面が外側のリムの下側表面を支えるような高さを、ピンに与えることができる。ピンは、この場合、壁スペーサのスタック内で壁スペーサ間に一定の距離を設けるために、凸条16に置き換えたり補充したりしてもよい。
また、脚部が、下側足部を有する単一の側壁部、すなわち、より大きい側壁の一部分を備えることも可能である。このような壁スペーサは、円錐形であったり2つ以上の側壁を備えたりする脚部を有する壁スペーサよりも多少弱いことになるが、作業員が補強格子上を歩かない既製要素には十分な強さであり得る。
本体部2は、外側の側壁12から外に向かって延在する外側のリム15を備えている。この実施例では、外側のリムは、上側の支持表面の一部である。そのため、外側のリムの外周縁10は、支持表面のサイズおよび形状を設定する。支持表面のサイズは、支持しようとする補強格子内の1つの目よりも大きいようになっている。ゆえに、丸い壁スペーサでは、外側のリムの外径は、補強格子の目のサイズよりも大きい。壁スペーサが別の形状を有しているとき、外側のリムの外側の境界は、壁スペーサがどのように位置決めされるかにかかわらず、補強格子の目よりも大きくなるようになっている。壁スペーサが目を通過することなく補強格子を常に支持できることを保証することによって、壁スペーサは型表面上に無作為に配布させることができる。それ故、正確な位置決めは不要であり、時間の節約になる。さらに、スペーサを半自動的または全自動的に配布するフィーダを使用することができ、これによって、時間をより節約することができる。
外側のリムは、補強格子のための支持面積をさらに増大させることになり、かつ、補強格子が支持表面を切り通して壁スペーサが損傷することを防止することにもなる。リムは、スペーサの全周にわたって間断なく延在すべきである。図示の一実施例では、本体部は、外側の側壁の隣りに配置された内側の側壁11も備える。外側および内側の側壁は、外側および内側の側壁を互いに接続する複数の鉛直な補強壁14によって相互接続されている。このようにして、内側の側壁の上側部分は、上側の支持表面の一部でもあることになる。内側の側壁は、壁スペーサの安定性を増大させることにもなり、補強壁は、外側の側壁と内側の側壁との間の底部の必要性をなくす。このようにして、壁スペーサの中および周りへのコンクリートの充填が改善される。
壁スペーサの中央には、中央開口部8が設けられている。中央開口部8は、好ましくは、壁スペーサの中心軸を中心に対称性をもって配置されている。中央開口部は、例えばハンドルを押したときなどに、1つの壁スペーサをそのとき放出するように適合されたフィーダ装置と相互作用するように適合されている。中央開口部には、中央開口部の中央に向かって内側へ延在する内側のリム9が設けられている。内側のリムには、内側のリムを安定させるために、鉛直壁が設けられていてもよい。フィーダ装置に配置された放出ボールなどの放出手段は、壁スペーサの内側のリムに当たって動かすことになる。また、内側のリムは、上側の支持表面内に含まれることにもなり、補強格子の荷重を分散するのに役立つことになる。内側のリムは、接続壁13によって外側の側壁および内側の側壁に接続される。接続壁は、上側の支持表面の一部であってもよく、脚部への荷重を分散させるのに役立ってもよい。
上側の支持表面は、平坦であると共に一平面内にあり、かつ、補強棒材のための保持手段を備えていないので、壁スペーサは、主に、補強格子を支持することを意図している。勿論、壁スペーサを他のタイプの適切な補強構造体の支持のためにも使用することは、可能であり、例えば補強棒材を壁スペーサに結合させるのに使用することが可能である。壁スペーサは、無作為に置かれることができ、それでも補強格子を支持することになる。
壁スペーサのサイズおよびデザインは、壁スペーサが無作為な位置に置かれても補強格子のための良好な支持を与えることを可能にする。所定の補強格子を支持するのに必要なスペーサの所要数を規定する規則はない。補強格子は常に各スペーサによって支持されるので、独創的な壁スペーサでは、壁スペーサの正確な数、および各スペーサの正確な位置は重要ではない。壁スペーサの上側の支持表面のサイズは、支持しようとする補強格子内の目のサイズに適合される。
壁スペーサの外形は、様々な形状になっていてもよい。円形または四角形の形状が可能であるが、図示の実施例では、120度の分割角度をなす3つの半円形部分に似ている形状が使用されている。他の形状も可能であるが、この形状は、補強格子のための複数の支持点を提供するという利点がある。好ましくは、壁スペーサの環状の外形は、外側表面から水平方向に突き出た部分が無く、壁スペーサの周りに連続的である。壁スペーサの強度を向上させ、かつ、より多くの支持点を提供するために、半円形部分が1つ以上の接続壁によって相互接続されている。また、接続壁には、1つ以上の脚部が設けられていてもよい。これは、壁スペーサを安定させるのに役立ち、かつ、さらなる支持表面を提供し、それによって、補強格子の重量がより多くの支持点上に分散されるようになっている。
壁スペーサには、好ましくは、2つのスペーサが互いに積み重ねられたときにそれらのスペーサ間に高さの間隔を定めるように適合された凸条16が設けられている。凸条は、好ましくは、脚部の上側部分7の位置に設けられており、所望の高さ間隔が得られるように下向きに延在している。2つの壁スペーサ間の高さの適切な間隔は、例えば12mmであり、好ましくは8mmから30mmの間の範囲である。また、凸条は、スペーサの積み重ねを容易にすることにもなる。凸条の高さは、積み重ねされたときに、凸条の支持表面がもう1つのスペーサの上側の支持表面上に立つことになるようになっており、それによって、スペーサが積み重ねされたときに、壁スペーサの脚部が互いに固着することを防止する。これによって、スペーサのスタックを分けることが容易になる。凸条は、スペーサ間に高さの間隔、すなわち、鉛直間隔を定める。適切に定められた鉛直間隔は、積み重ねられたスペーサのフィーダ装置からの供給を簡単にするという利点がある。2つのスペーサ間の積み重ね距離を定めるために、例えば側壁の外側面などの他の位置に凸条を設けることも可能である。
2つの壁スペーサ間に12mmの高さの間隔があると、40mmの高さを有するスペーサの脚部は、70%がもう1つの脚部の空洞内に延在することになる。20mmの高さを有する壁スペーサの場合は、40%がもう1つの脚部の空洞内に延在することになる。
壁スペーサは、それらがユーザによって手で配布することができる場合であっても、主に、フィーダ装置によって配布されるように適合されている。図1から3に示された壁スペーサは、無作為に置くことができ、正確に位置決めされなくてもよいので、それらの壁スペーサは、時間的効率が良く、かつ、使いやすい。そのような積み重ね可能な壁スペーサを配布する時間は、手持ち型のフィーダ装置や自動フィーダ装置を使用することによって、他の壁スペーサと比べて大幅に短縮することができる。
図4は、補強格子を上方から支持する複数の壁スペーサを示している。この実施例では、外形は、120度の角度で分割された3つの部分を備える。形状は、クローバー葉形に若干似ている。勿論、支持しようとしている補強格子内の目よりも大きい形状である限り、他の形状でも可能である。この実施例では、壁スペーサは、目21のサイズが20cmである補強格子20を意図している。それ故、支持表面の外形は、20cm×20cmの四角形よりも大きい。このようにして、壁スペーサは、補強格子がスペーサ上でどのように位置決めされているかにかかわらず、補強格子を常に支持できることになる。補強格子は、整列されていないスペーサのせいで落下することはない。図4に見られるように、壁スペーサは、壁スペーサの位置と補強格子との間の関係にかかわらず、補強格子をいくつかの支持点で常に支持することになる。
図5は、壁スペーサ1のスタック22を示しており、図6は、壁スペーサのスタックの切断図を示している。図面に見られるように、壁スペーサは、互いに積み重ねられており、脚部4の側壁19が互いに平行になるようになっており、且つ、壁スペーサの外側の側壁が、その次の壁スペーサの内側の側壁に近接してほとんど支えられるようになっている。図示された壁スペーサは、壁スペーサのスタック内で壁スペーサの鉛直間隔を定めるために凸条16を用いており、これは、壁スペーサの全ての側壁がその次の壁スペーサの全ての側壁に支えられないだろうことを意味する。脚部の側壁は鉛直方向23に対して傾斜しており、その傾斜角度αは3度から25度の間である。
積み重ねられた壁スペーサの山は、運搬および保管の間スペースを節約し、さらに、フィーダ装置による壁スペーサの効率的な配布を可能にする。壁スペーサを積み重ねることによって、フィーダ装置は、多くの壁スペーサを同時に運べることになり、より多くの壁スペーサを同時に運ぶことができるので、壁スペーサのスタックの載荷時間と壁スペーサの配布時間との両方が短縮される。壁スペーサのスタックは、好ましくは、例えば50個の壁スペーサを含む梱包ユニットとして梱包されている。このような梱包ユニットは、型表面上への壁スペーサの次の配布のために、フィーダ装置に容易に装填することができる。フィーダ装置は、ユーザによって操作される手動式のフィーダ装置であってもよいが、ホイールで動く自動フィーダ装置または半自動フィーダ装置であってもよい。壁スペーサが、自動化されたプレキャスト産業において使用されるとき、壁スペーサは、ロボットによって配布されてもよい。ロボットは、補強格子を持ち上げて位置決めするのに使用される場合が多く、壁スペーサを配布するのに使用されることもできる。手持ち型のフィーダ装置は、壁スペーサのスタックを中心本体上に保持し、そこでは、放出機構がフィーダ装置の本体から外に向けて作動する。手持ち型のフィーダ装置は、好ましくは、ロッド又は同様の要素であり得る細長い本体を備える。本体の外形は、円形であってもよく、或いは、別の形状であってもよい。
本発明は、上述された実施形態に限定されるものとみなされるものではなく、後述の特許請求の範囲の範囲内において、複数の追加的な変形や修正が可能である。壁スペーサは、任意の適切な材料から作られてもよい。壁スペーサのサイズは、サイズが好ましくは10cmから30cmの範囲内であるように、補強格子内の目に適合されている。他の形状も可能である。
1 壁スペーサ
2 本体部
3 上側の支持表面
4 脚部
5 足部
6 空洞
7 脚部の上側部分
8 中央開口部
9 内側のリム
10 外周縁
11 内側の側壁
12 外側の側壁
13 接続壁
14 補強壁
15 外側のリム
16 凸条
17 ピン
18 凹所
19 脚部の側壁
20 補強格子
21 目
22 壁スペーサのスタック
23 鉛直軸

Claims (15)

  1. 補強格子(20)を支持するために型表面上に無作為に配布されるように適合された積み重ね可能な壁スペーサ(1)であって、前記壁スペーサ(1)が、平坦であって一平面内にある上側の支持表面(3)であって、前記補強格子を支持するように適合された上側の支持表面(3)を有する環状の本体部(2)と、コンクリート用の型表面上に置かれるように適合された足部(5)を各々有する複数の脚部(4)と、を備え、前記環状の本体部(2)の外形が、支持しようとする前記補強格子(20)内の目(21)よりも大きい、積み重ね可能な壁スペーサであって、
    脚部(4)の各側壁(19)が、鉛直方向に対して傾斜しており、かつ、脚部(4)には、もう1つの壁スペーサ(1)の脚部(4)を収容するように適合され空洞(6)が設けられており、脚部(4)の前記側壁(19)がその後の壁スペーサ(1)の脚部(4)の前記側壁(19)と平行するように1つの壁スペーサ(1)の前記脚部(4)が前記その後の壁スペーサ(1)の対応する前記空洞(6)内に延在して、複数の壁スペーサ(1)が互いに積み重ねられるようになっており、前記壁スペーサ(1)が、前記壁スペーサの配布のために使用されるフィーダ装置の本体から外に向けて作動する放出機構と相互作用するように適合されたリム(9)を有する中央開口部(8)を備えることを特徴とする、積み重ね可能な壁スペーサ。
  2. 脚部(4)は、前記壁スペーサの高さの少なくとも30%がその後の壁スペーサ(1)の前記空洞(6)内に延在していることを特徴とする、請求項1に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  3. 脚部(4)の側壁が前記鉛直方向に対して3度から25度の間の角度で傾斜していることを特徴とする、請求項1または2に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  4. 前記本体部(2)が、前記壁スペーサ(1)の外周縁(10)に沿って延在する外側の壁(12)を備えることを特徴とする、請求項1から3のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  5. 前記本体部(2)が、前記外側の壁(12)と前記中央開口部(8)との間に配置された内側の壁(11)を備えることを特徴とする、請求項4に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  6. 前記内側の壁(11)および前記外側の壁(12)が補強壁(14)によって相互接続されていることを特徴とする、請求項5に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  7. 前記壁スペーサの外形が四角形であることを特徴とする、請求項1から6のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  8. 前記壁スペーサの外形が円形であることを特徴とする、請求項1から6のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  9. 前記壁スペーサの外形が、120度の分割角度をなす3つの部分を備えることを特徴とする、請求項1から6のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  10. 脚部(4)が、円形かつ円錐形であることを特徴とする、請求項1から9のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  11. 脚部(4)が、少なくとも2つの真直ぐな壁を備えることを特徴とする、請求項1から9のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  12. 脚部(4)が、複数の足部(5)を備えることを特徴とする、請求項1から11のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  13. 前記リム(9)が接続壁(13)によって前記本体部(2)と相互接続されていることを特徴とする、請求項1から12のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  14. 前記壁スペーサが、前記脚部の上側部分(7)に配置された複数の凸条(16)を備え、凸条(16)は、いくつかの壁スペーサが互いに積み重ねられるときにもう1つの壁スペーサの前記上側の支持表面(3)に支えられるように適合されていることを特徴とする、請求項1から13のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
  15. 前記壁スペーサが、前記上側の支持表面(3)に配置された、上向きに突出した複数のピン(17)を備えることを特徴とする、請求項1から14のうちの何れか一項に記載された積み重ね可能な壁スペーサ。
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