JP6971930B2 - 天窓の窓枠、天窓 - Google Patents
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Description
これらの観点から、天窓は、建築物の側面に設けられる窓をそのまま利用することはできず、天窓独自の構造が必要である。
合成樹脂や木などで構成した枠体を、金属と同等の強度や耐候性を保つためには、強度の高い材料を用いた補強や表面処理による枠体の保護、経年劣化を防止するために短期間での保守点検などが必要となり、天窓のコストが高くなる懸念があった。
即ち、本発明の天窓の窓枠は、建築物の屋根に形成された開口部に取り付けられる天窓の窓枠であって、金属によって構成される外枠部材と、前記外枠部材を前記屋根の開口部に固定する固定部材と、樹脂によって構成され、前記外枠部材の内側に配置される内枠部材と、を有し、前記外枠部材の内側面と前記内枠部材の外側面との間には、所定の隙間が形成され、前記内枠部材は、前記外枠部材に対して、相対的に移動可能に載置されることを特徴とする。
また、本発明では、前記弾性部材は、前記外枠部材の四隅の内角部分に形成されていてもよい。
また、本発明では、前記弾性部材は、前記内枠部材の振動を抑制する構成であってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態の天窓の窓枠を備えた天窓を示す断面図である。また、図2は、図1に示す天窓の要部拡大断面図である。
本発明の第1実施形態の天窓10は、例えば建築物1の屋根に形成された開口部3に取り付けられる。
天窓10は、窓枠(天窓の窓枠)14と、遮蔽体12とを備えている。窓枠14は、建築物1の開口部3の縁部5に固定される外枠部材11と、外枠部材11の内側に配置される内枠部材13と、外枠部材11を建築物1の屋根の開口部3に固定(係着)する係着具(固定部材)19とを有する。縁部5の外面は、防水層8によって覆われる。
また、外枠部材11には、上部に係止される押縁部材15を介して遮蔽体12が固定される。
外枠部材11は、枠体壁部110から室内側に向けて延びる受け部111と受け部111の端部を直角に屈折させた立ち上り部112によって、室内側の結露による水滴を受け止めて、結露排出穴113から排出させる。これにより、室内側に結露が籠ることを防止できる。
内枠部材13は、中空部131が一体に形成されている。この中空部131を外周壁部132などと例えば樹脂一体成型で形成することによって、内枠部材13の軽量化およびコストダウンを図ることができる。
こうしたガイド部135や下段タイト材134aは、内枠部材13の室外寄りに形成することで、断熱性を高めることができる。
また、天窓10によれば、また、室内側に配された内枠部材13を熱伝導率が低い樹脂で形成することによって、内枠部材13を介して熱が伝搬することを抑制し、より一層高い断熱性を実現できる。
本発明の第2実施形態の天窓について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態の天窓を示す要部拡大断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の番号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態の天窓20は、アルミニウムで構成される外枠部材11のうち、内枠部材13に臨む領域に第1補強部材21が形成されている。この第1補強部材21は、例えば、内枠部材13に臨む領域、本実施形態では弾性部材16に接するように、鋼板やステンレス板から構成されている。こうした第1補強部材21を外枠部材11の内枠部材13に臨む領域に形成することによって、外枠部材11の強度を向上させ、かつ、耐熱性を高めることができる。
本発明の第3実施形態の天窓について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態の天窓を示す要部拡大断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の番号を付し、重複する説明を省略する。
第3実施形態の天窓30は、樹脂で構成される内枠部材13の外表面の一部に、第2補強部材31が形成されている。この第2補強部材31は、例えば、内枠部材13の外表面を覆う鋼板やステンレス板から構成されている。こうした第2補強部材31を内枠部材13の外表面の一部、本実施形態では内枠部材13の内側寄りの外表面および下面に形成することによって、金属と比較して比重は軽いが耐熱性や強度の低い樹脂で形成された内枠部材13の強度および耐熱性の向上と、内枠部材13の軽量化とを両立させることができる。
本発明の第4実施形態の天窓について説明する。
図7は、本発明の第4実施形態の天窓を示す要部拡大断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の番号を付し、重複する説明を省略する。
第4実施形態の天窓40は、樹脂で構成される内枠部材13は中空部13Fを有し、この中空部13Fの内表面の一部に第3補強部材41が形成されている。この第3補強部材41は、例えば、内枠部材13の中空部13Fの内表面を覆う鋼板やステンレス板から構成されている。
次に、第1実施形態の天窓10を建築物1の開口部3に固定する天窓の固定方法について説明する。
まず、予め天窓の製造工場などにおいて、外枠部材11の四隅の内角部分に弾性部材16を配置する。弾性部材16は、例えば、両面テープなどを用いて外枠部材11の四隅の内角部分に貼着させればよい。
次に、外枠部材11の上部に、開口部11Pを塞ぐように、例えば複層ガラス板からなる遮蔽体12を載置する。そして、押縁部材15によって遮蔽体12を外枠部材11の上部に固定させる。
以上のような工程を経て、天窓10を建築物1の開口部3に容易に取り付けることができる。
11…外枠部材
12…遮蔽体
13…内枠部材
Claims (9)
- 建築物の屋根に形成された開口部に取り付けられる天窓の窓枠であって、
金属によって構成される外枠部材と、前記外枠部材を前記屋根の開口部に固定する固定部材と、樹脂によって構成され、前記外枠部材の内側に配置される内枠部材と、を有し、
前記外枠部材の内側面と前記内枠部材の外側面との間には、所定の隙間が形成され、
前記内枠部材は、前記外枠部材に対して、相対的に移動可能に載置されることを特徴とする天窓の窓枠。 - 前記外枠部材の少なくとも前記内枠部材に臨む領域には、金属によって構成される第1補強部材が更に形成されていることを特徴とする請求項1記載の天窓の窓枠。
- 前記内枠部材の表面には、金属によって構成される第2補強部材が更に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の天窓の窓枠。
- 前記内枠部材は中空部を有し、該中空部の表面には、金属によって構成される第3補強部材が更に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項記載の天窓の窓枠。
- 前記外枠部材と前記内枠部材との間の前記隙間の一部には、弾性部材が配されることを特徴とする請求項1記載の天窓の窓枠。
- 前記弾性部材は、前記外枠部材の四隅の内角部分に形成されることを特徴とする請求項5記載の天窓の窓枠。
- 前記弾性部材は、前記内枠部材の振動を抑制することを特徴とする請求項5または6記載の天窓の窓枠。
- 請求項1ないし7いずれか一項記載の天窓の窓枠を備えた天窓であって、
前記外枠部材に直接的又は間接的に支持され、前記外枠部材の開口部を塞ぐ遮蔽体を有することを特徴とする天窓。 - 前記内枠部材に支持され、前記内枠部材の開口部を塞ぐ、樹脂によって構成される内側遮蔽体を更に備えたことを特徴とする請求項8記載の天窓。
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