JP6971127B2 - 端末およびブロックチェーンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、非中央集権状況下における決済方法に関する。
金融機関や政府などの信頼できる中央集権機関を経由して実施されてきた取引を、利用者間のP2P(Peer to Peer)によって直接的な取引に代替する技術として、分散台帳技術(又はブロックチェーン技術)がある。特に、ビットコイン(登録商標、以下同)と呼ばれる仮想通貨を用いて、銀行などの中央集権機関を必要とせずに決済取引を行う技術がある。ビットコインでは、P2Pネットワーク上で取引データ(以下、トランザクションとも呼ぶ)をマイナーと呼ばれるノードが正当性を判定した後、プルーフオブワークと呼ばれる特定のハッシュ値を算出する作業で確定処理を行う。確定されたトランザクションは、1つのブロックにまとめられ、ブロックチェーン(以下、BCとも呼ぶ)と呼ばれる分散台帳に記載される。
さらに、近年では、特定のノードのみが台帳データ、トランザクション承認処理に参加するコンソーシアム型のブロックチェーン技術がエンタープライズ分野で活発に研究、開発されている。コンソーシアム型のブロックチェーン技術の特徴として、トランザクションのスループット、及びシステムのスケーラビリティがビットコインなどのブロックチェーンシステムに比べて高い点があげられる。このため、金融機関同士の送金指図の決済などにおける利用が期待されている。いずれのブロックチェーンシステムも既存システムのような中央集権者や中央のサーバ等が必要にならないので、システムの維持費、利用手数料の削減が期待される。
本分野における公知技術として、特開2017-91149がある。この文献には、「複数のトランザクション生成装置によって生成されたトランザクションデータを含むブロックを連結したブロックチェーンデータに、新たなブロックを連結して、新たなブロックチェーンデータを生成するブロックチェーン生成装置であって、ブロックチェーンデータと、ブロックチェーンに含まれていないトランザクションデータとを含む共有データを取得する同期手段と、ブロックチェーンデータのトランザクションデータのうち、当該ブロックチェーン生成装置を用いる生成者の識別子に関連するトランザクションデータから、生成者の取引パターン量を算出する取引パターン量算出手段と、取引パターン量算出手段が算出した取引パターン量に基づいて、生成者が、新たなブロックチェーンデータを生成する資格を有しているか否かを判定するブロック生成条件確認手段と、ブロック生成条件確認手段が資格を有していると判定した場合、共有データを参照して、新たなブロックチェーンの生成を試みるブロックチェーン生成手段とを備えるブロックチェーン生成装置」が開示されている。
特開2017-91149
ブロックチェーンシステムでは、システム全体を管理、統括しているノードがいないため、金融機関の間の送金のネッティング決済といった処理を行う事が困難な問題がある。ネッティング決済とは、例えばA銀行からB銀行へ50支払、B銀行からA銀行へ40支払の指図がある時に、差額分である10(=50−40)の支払(トランザクション)をA銀行からB銀行へ行う処理である(2者間ネッティング処理)。
特許文献1には、ブロックチェーンシステムのような非中央集権環境において、特定の
ネッティング専用の中央サーバを設置することなくネッティング決済処理を行うための機
構は開示されていない。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は以下の構成を採用する。すなわち、複数の端末から構成されるブロックチェーンシステムに含まれる端末は、他の端末に送信する金額に係るトランザクションを生成するトランザクション生成処理部と、トランザクション生成処理部が生成したトランザクションと、他の端末から受信したトランザクションと、に基づき計算尻を計算する計算尻算出処理部と、計算尻に基づきネッティングトランザクションを生成するネッティングトランザクション生成処理部と、ネッティングトランザクション生成処理部が生成したネッティングトランザクションを予め定められた他の端末に送信する機能と、を備える。
本発明の一態様によれば、例えば分散台帳、ブロックチェーンシステムのような非中央集権環境において、特定のネッティング専用の中央サーバを設置することなく、ネッティング決済が可能となる。
上記の一態様は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における決済システムの構成の一例を示すブロック図。 実施例1における端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施例1におけるトランザクション送信処理の一例を示すシーケンス図。 実施例1におけるトランザクション送信処理中に生成された8つのトランザクションの一例を示す図。 実施例1における端末100が持つトランザクション情報の一例を示す図。 実施例1におけるトランザクションデータおよびネッティングトランザクションデータのデータフォーマットの一例を示す図。 実施例1におけるネッティング処理の一例を示すシーケンス図。 実施例1におけるネッティングトランザクションの一例を示す図。 実施例1におけるネッティングトランザクションの概念図。 実施例2におけるネッティング処理の一例を示すシーケンス図。 実施例2におけるネッティングトランザクションの一例を示す図。 実施例2におけるネッティングトランザクションの概念図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。
本実施形態の端末、ブロックチェーンシステムは、非中央集権環境の分散台帳上で、予め定められた順番に従い、各ノードが予め定められた相手からネッティングの計算尻を徴収する事でネッティング決済を実現し、必ずしも中央集権者、もしくは中央集権サーバを必要としない。
図1は、ブロックチェーンシステムの構成例を示すブロック図である。
ブロックチェーンシステムは、端末100と、端末200と、端末300と、端末400と、を含む。ブロックチェーンシステムに含まれる各構成は、ネットワーク500を介して相互に情報を送受信できる。端末100と、端末200と、端末300と、端末400とは、以下に述べるトランザクション生成処理と、計算尻算出処理と、ネッティングトランザクション生成処理と、を実行するプログラムを有する。
なお、本実施例では4つの端末を含む構成例を示しているが、3以上の任意の数の端末を含んでいればよい。
図2は、端末100のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。なお、端末200と、端末300と、端末400のハードウェア構成は、端末100のハードウェア構成と同様であることを想定するため、説明を省略する。
端末100は、例えば、CPU101と、補助記憶装置102と、メモリ103と、表示装置105と、入出力インターフェース106と、通信インターフェース107と、が内部信号線104を介して接続されている計算機によって構成される。
CPU101はプロセッサを含み、メモリ103に格納された各種プログラムを実行する。メモリ103は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、CPU101が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置102は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、CPU101が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置102から読み出されて、メモリ103にロードされて、CPU101によって実行される。
入出力インターフェース106は、キーボードやマウスなどが接続され、オペレータからの入力を受けるインターフェースであり、ディスプレイ装置やプリンタなどが接続され、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
通信インターフェース107は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。また、通信インターフェース107は、例えば、USB等のシリアルインターフェースを含んでもよい。
CPU101が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して端末100に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置102に格納される。このため、端末100は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
端末100は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。他の端末についても同様である。
図3は、端末100と、端末200と、端末300と、端末400と、の間でネッティング処理前に行われるトランザクション送信処理を示すシーケンス図である。
まず、端末100はトランザクション生成処理(S100)を実行し、トランザクション(D100)を生成し、生成したトランザクションを端末200に送信する。
次に、端末200はトランザクション生成処理(S200)を実行し、トランザクション(D200)を生成し、生成したトランザクションを端末300に送信する。
次に、端末300はトランザクション生成処理(S300)を実行し、トランザクション(D300)を生成し、生成したトランザクションを端末400に送信する。
以下、同様に一定期間内に合計8つのトランザクションが生成され、それぞれの端末間で送信される例を図示している。
図4は、図3トランザクション送信処理中に生成された8つのトランザクション一覧とその計算尻を図示している。例えばID:1のトランザクションは端末100から端末200への「50」送信指図であったため、端末100の値を「-50」、端末200の値を「50」としている。ID:2〜8のトランザクションも同様に、送金額を「N」とすると、送信者が「-N」で受信者が「+N」となっている。また、最終行には、この8つのトランザクションのネッティング結果である計算尻がそれぞれ、端末100は「40」、端末200は「-80」、端末300は「60」、端末400は「-20」、と記載されている。
注意点として、本決済システムには中央サーバが存在しない前提であるため、図4のような発生したトランザクションの一覧表を持つノードは存在しない。すなわち、各端末は、例えば端末100は図5のような、自身の関わったトランザクション情報しか知り得ない状況にある点に注意する。
図5は、端末100が知る範囲のトランザクション情報である。端末100は図4に示されている8つのトランザクションにおいて、自身が関係するID(1,4,5,6)の情報と自身のネッティング結果の計算尻40のみを保持している。他の端末200、端末300、端末400についても同様に各端末は自身の関わったトランザクション情報と自身の計算尻のみを保持している点に注意する。
図6は、トランザクションデータD100〜D800と、後述するネッティングトランザクションD210、D310、D410のデータフォーマットの一例である。図6が示すとおり、トランザクションデータ、及びネッティングトランザクションデータはトランザクションIDと、送信者と、受信者と、送金金額と、の4つのフィールドを持っており、各フィールドには、それぞれトランザクションID=1、送信者=端末100、受信者=端末200、送金金額=「50」、の値が格納されている。
図7は、ネッティング処理の一例を示すシーケンス図である。本決済システムでは、予め、端末100、端末200、端末300、端末400の順でネッティングの帳尻合わせを実行する事を全端末が事前に合意し、その順番にしたがって、トランザクション送信処理で発生したトランザクションに対してネッティングと帳尻合わせを実行する。
まず、端末100、端末200、端末300、端末400は、図3のトランザクション送信処理で発生したトランザクションに対して、計算尻を算出する。すなわち、端末100は「40」、端末200は「-80」、端末300は「60」、端末400は「-20」、を算出する(S110)。
次に、端末100は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末200に対して生成し(S210)、端末200に送信する(D210)。このネッティングトランザクション(D210)は、端末100の計算尻が「+40」であるため、それを相殺するため、トランザクションの各フィールドは、送信者=端末100、受信者=端末200、送金金額=「-40」、となる。つまり、端末200から端末100へ「40」を支払うトランザクションに相当する。
次に、端末200は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末300に対して生成し(S310)、端末300に送信する(D310)。このネッティングトランザクション(D310)は、上述のネッティングトランザクション(D210)の支払「40」と端末200の計算尻「-80」を、さらにネッティングした結果「-40(=-80+40)」を相殺するため、トランザクションの各フィールドは、送信者=端末200、受信者=端末300、送金金額=「40」、となる。
次に、端末300は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末400に対して生成し(S410)、端末400に送信する(D410)。このネッティングトランザクション(D410)は、上述のネッティングトランザクション(D310)の「40」と端末300の計算尻「60」を、さらにネッティングした結果「20(=60-40)」を相殺するため、トランザクションの各フィールドは、送信者=端末300、受信者=端末400、送金金額=「-20」、となる。つまり、端末400から端末300へ「20」支払うトランザクションに相当する。
以上の処理で、全端末の計算尻に相当する金額がそれぞれ送受信されネッティング処理、及び決済処理を完了する。なお、順番の定め方は、係るブロックチェーンシステムを構築する際に各端末の保有者により人為的に定めてもよいし、ランダムに定めてもよい。いずれにしても、定められた順番をブロックチェーンシステム内の全ての端末が共有することができていればよい。また、共有の仕方については、同一の順序(例えば端末100、端末200、端末300、端末400、の順)を全ての端末に記憶させてもよいし、自分の端末がネッティングトランザクションを送付する先の端末のみ(例えば端末100は端末200のみ、端末200は端末300のみ、端末300は端末400のみ)を記憶させてもよい。
図8は、図7で示したネッティングトランザクションD210、D310、D410を図示している。すなわち、ネッティングトランザクション(D210)は、端末100から端末200へ「-40」の送金、つまり端末200から端末100へ「40」の送金である。同様に、ネッティングトランザクション(D310)は、端末200から端末300へ「40」の送金である。同様に、ネッティングトランザクション(D410)は、端末300から端末400へ「-20」の送金、つまり端末400から端末300へ「20」の送金である。
図9は、図7、8で示したネッティングトランザクションの概念図である。図9に示す通り、実施例1の構成によれば、ネッティングトランザクション処理により、非中央集権の状況下、すなわち各端末のネッティング値(計算尻)を把握している中央サーバが存在しない状況下においても、各端末間のネッティング処理が可能となる。
実施例1では、非中央集権状況でのネッティングを含む決済処理の方法を例示した。しかし、実施例1の方法では端末100の計算尻が「40」である事が端末200に漏えいする(ネッティングトランザクションD210)。また、同様に端末400の計算尻が「-20」である事が端末300に漏えいする(ネッティングトランザクションD410)。
そこで、本実施例では、ネッティング処理のスタート地点である端末100がネッティングトランザクションの金額に乱数を加え、その乱数がネッティングトランザクションを伝播する事で端末100と端末400の計算尻を秘匿する方法を例示する。なお、システム構成、トランザクション生成処理、トランザクションデータD100〜800は実施例1と同様のものとする。つまり、図1〜6までは実施例1と同様である。本実施例特有の構成として、端末100は以下に述べる乱数を生成するプログラムを有する。もちろん、係るプログラムを有するのは端末100のみに限られない。すなわち、係るプログラムは端末100以外のある端末が有していてもよいし、ブロックチェーンシステムに含まれる全ての端末が有していてもよい。
図10は、実施例2におけるネッティング処理の一例を示すシーケンス図である。本ブロックチェーンシステムでは、予め、端末100、端末200、端末300、端末400の順でネッティングの帳尻合わせを実行する事を全端末が事前に合意し、その順番にしたがって、トランザクション送信処理で発生したトランザクションに対してネッティングと帳尻合わせを実行する。なお、順番の定め方は、実施例1と同様、係るブロックチェーンシステムを構築する際に各端末の保有者により人為的に定めてもよいし、ランダムに定めてもよい。いずれにしても、定められた順番をブロックチェーンシステム内の全ての端末が共有することができていればよい。また、共有の仕方については、同一の順序(例えば端末100、端末200、端末300、端末400、端末100、の順)を全ての端末に記憶させてもよいし、自分の端末がネッティングトランザクションを送付する先の端末のみ(例えば端末100は端末200のみ、端末200は端末300のみ、端末300は端末400のみ、端末400は端末100のみ)を記憶させてもよい。
まず、端末100、端末200、端末300、端末400は、実施例1と同様に、図3のトランザクション送信処理で発生したトランザクションに対して、計算尻を計算する。すなわち、端末100は「40」、端末200は「-80」、端末300は「60」、端末400は「-20」、を算出する(S110)。
次に、端末100はマスク用の乱数rを生成する(S220)。なお、生成された乱数値は整数値とし、公知の乱数生成の方法を用いてもよい。
次に、端末100は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺する値に、S220で生成した乱数rを加算した値を送金額として、ネッティングトランザクションを端末200に対して生成し(S320)、端末200に送信する(D320)。
次に、端末200は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末300に対して生成し(S420)、端末300に送信する(D420)。このネッティングトランザクション(D420)は、実施例1と同じ処理である。
次に、端末300は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末400に対して生成し(S520)、端末400に送信する(D520)。このネッティングトランザクション(D410)は、実施例1と同じ処理である。
次に、端末400は、予め定められた順番に従い、計算尻を相殺するネッティングトランザクションを端末100に対して生成し(S620)、端末100に送信する(D620)。このネッティングトランザクション(D620)の金額はS220で端末100が生成した乱数rに一致する。
以上の処理で、全端末の計算尻に相当する金額がそれぞれ送受信されネッティング処理、及び決済処理を完了する。
図11は、図10で示したネッティングトランザクションD320、D420、D520、D620を図示している。ネッティングトランザクション(D320)は、端末100から端末200へ「-40-r」の送金、端末200から端末300へ「40-r」の送金、ネッティングトランザクション(D520)は、端末300から端末400へ「-20-r」の送金、ネッティングトランザクション(D620)は、端末400から端末500へ「-r」の送金である。
図12は、図10、11で示したネッティングトランザクションの概念図である。図12に示す通り、実施例2の構成によれば、ネッティング値(計算尻)に乱数rを加算することにより、非中央集権の状況下、各端末のネッティング値を他の端末に開示することなくネッティング処理を実行することが可能となる。
100:端末 101:CPU 102:補助記憶装置103:メモリ 104:内部信号線 105:表示装置 106:入出力インターフェース 107:通信装置

Claims (6)

  1. 複数の端末から構成されるブロックチェーンシステムに含まれる端末であって、
    他の端末に送信する金額に係るトランザクションを生成するトランザクション生成処理部と、
    前記トランザクション生成処理部が生成したトランザクションと、他の端末から受信したトランザクションと、に基づき計算尻を計算する計算尻算出処理部と、
    前記計算尻に基づき、当該端末からの送金金額を含むネッティングトランザクションを生成するネッティングトランザクション生成処理部と、を備え、
    前記ネッティングトランザクション生成処理部が生成したネッティングトランザクションを、予め定められた他の端末に送信し、
    前記予め定められた他の端末において、自身で計算した計算尻を、送信された前記ネッティングトランザクションに含まれる送金金額で相殺して、ネッティングトランザクションを生成する、
    ことを特徴とする端末。
  2. 請求項1に記載の端末において、
    所定の乱数を生成する乱数生成処理部を更に備え、前記ネッティングトランザクション生成処理部は、前記乱数を用いて前記ネッティングトランザクションを生成し、
    前記乱数が前記ネッティングトランザクションを伝搬することで前記計算尻を秘匿する、
    ことを特徴とする端末。
  3. 複数の端末から構成されるブロックチェーンシステムに含まれる端末であって、
    他の端末に送信する金額に係るトランザクションを生成するトランザクション生成処理部と、
    前記トランザクション生成処理部が生成したトランザクションと、他の端末から受信したトランザクションと、に基づき計算尻を計算する計算尻算出処理部と、
    前記計算尻、他の端末から受信したネッティングトランザクションに含まれる前記他の端末からの送金金額で相殺して、当該端末自身の送金金額を示すネッティングトランザクションを生成するネッティングトランザクション生成処理部と、を備え、
    前記ネッティングトランザクション生成処理部が生成したネッティングトランザクションを、予め定められた他の端末に送信し、
    前記予め定められた他の端末において、自身で計算した計算尻で、送信された前記ネッティングトランザクションに含まれる送金金額を相殺して、ネッティングトランザクションを生成する、
    ことを特徴とする端末。
  4. 請求項3に記載の端末において、
    前記他の端末から受信したネッティングトランザクションは、他の端末の乱数生成処理部が生成した乱数を用いて生成され
    前記乱数が前記ネッティングトランザクションを伝搬することで前記計算尻を秘匿する
    ことを特徴とする端末。
  5. 第1の端末と、第2の端末と、第3の端末と、から構成されるブロックチェーンシステムにおいて、
    前記第1の端末と、第2の端末と、第3の端末とは、それぞれ、他の端末に送信する金額に係るトランザクションを生成し、それぞれの端末が生成したトランザクションと、それぞれの端末が他の端末から受信したトランザクションと、に基づき、それぞれ計算尻を計算し、
    前記第1の端末は、自身で計算した計算尻に基づき、自身の送金金額を含む第1のネッティングトランザクションを生成して前記第2の端末に送信し、
    前記第2の端末は、自身で計算した計算尻および前記第1のネッティングトランザクションに含まれる送金金額を相殺して第2のネッティングトランザクションを生成して前記第3の端末に送信する、
    ことを特徴とするブロックチェーンシステム。
  6. 請求項5に記載のブロックチェーンシステムにおいて、
    さらに、第4の端末を備え、
    前記第1の端末は、所定の乱数を生成し、当該乱数を用いて前記第1のネッティングトランザクションを生成し、
    前記第3の端末は、前記第2のネッティングトランザクションに基づき第3のネッティングトランザクションを生成して前記第4の端末に送信し、
    前記乱数が前記第1のネッティングトランザクションおよび前記第2のネッティングトランザクションを伝搬することで前記計算尻を秘匿する、
    ことを特徴とするブロックチェーンシステム。
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