JP6969633B2 - 基地局およびueによって実行される方法 - Google Patents

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Description

本開示の実施形態は、一般に、無線通信技術に関し、より詳細には、基準信号を送信するための方法および装置、ならびに基準信号を受信するための方法および装置に関する。
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータレート及び信頼性を大幅に向上させることができる。送信機と受信機の両方に複数のアンテナが装備されている場合、性能は特に改善され、その結果、多入力多出力MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)通信チャネルとなる。そのようなシステムおよび/または関連技術は、一般にMIMOと呼ばれる。
LTE(Long Term Evolution)標準は、現在、MIMOのサポートを強化し進化している。LTEの中核となる構成要素は、MIMOアンテナ配置とMIMO関連技術のサポートである。現在、1次元(水平)アンテナアレイは、水平方向のプリコーディング処理によってのみ方位角領域において柔軟なビーム適応を提供することができ、垂直方向に固定されたダウン−チルトが適用される。
ASS(Active Antenna Array)の開発と共に、垂直ドメイン上のユーザ固有の高度ビームフォーミングおよび空間多重化が可能であるような、2D(two-dimensional)アンテナ平面を利用することを介して、完全なMIMO能力が利用できることがわかったので、FD−MIMO(Full Dimensional-MIMO)が提案された。
FD−MIMOのためのLTEのRel.13では、2DアンテナアレイのCSI−RS(Channel State Information-Reference Signals)ポートは、クラスAのCSI−RS(例えば、非プリコードCSI−RS)では、12/16に増加し、アンテナ構成(N1、N2)=(2、3)、(3、2)、(2、4)または(4、2)が使用され、クラスAのCSI−RSのために、CDM(Code Division Multiplexing)−2とCDM−4の両方が採用される。また、さらなるFD−MIMOエンハンスメントの技術についての検討が要求される。非プリコードCSI−RSエンハンスメントのために、CSI−RS送信用オーバーヘッドを低減するためのメカニズムと共に、{20、24、28、32}CSI−RSポートのサポートのために、CSI−RSポートの既存の数{1、2、4、8、12、16}を、拡張することが既に提案されている。
Rel.13の36.211のd00において、RAN1#84のアグリーメントには、12ポートと16ポートのCSI−RSのパターンが記載されている。CDM−4用の16ポートCSI−RS RE(Resource Element)マッピングに関しては、アンテナ構成(N、K)=(8、2)が使用される。レガシー8ポートCSI−RSをマッピングするための8つのREは、4つのREの2つのグループに分割される。4つのREの各グループは、CDMグループを形成し、アンテナポート番号およびOCC(Orthogonal Cover Code)割り当ては表1に定義される。
Figure 0006969633
図1は、CDM−4のための16ポートCSI−RS REマッピングのためのCSI−RSパターンを示し、CDMグループは、図1の太線のブロックで示すようなレガシー8ポートCSI−RSをマッピングするための8つのREを形成する、4つのREと2つのCDMグループを含む。
CDM−4用の12ポートCSI−RS−REに関しては、アンテナ構成(N、K)=(4、3)が使用される。レガシー4ポートCSI−RSをマッピングするための4つのREは、CDMグループとアンテナポートナンバリングを含み、OCC割り当ては表2に定義される。
Figure 0006969633
図2は、CDMグループが4つのREを含むが、これらの4つのREは、2つの別個のREのグループである、CDM−4の12ポートCSI−RS REマッピングのCSI−RSパターンを示す。さらに、図3は、長さ4のOCCシーケンスであるCDM−4のシーケンスwp’(i)を示す。
CDM−2については、Rel.13アグリーメントの36.211のd00にあり、Rel−12ポート番号p’のk番目の構成要素リソースに使用されるクラスAのCSI−RSリソースポート番号は、次のように与えられる。
Figure 0006969633
kは構成要素リソースのインデックスを示し、p’はRel−12ポート番号を示し、Nは各構成要素リソースのポート数を示し、Kは構成要素リソースの数を示す。図4は、2つの8ポート構成を含むCDM−2用の16ポートCSI−RS REマッピングのCSI−RSパターンを示す。
さらに、RAN1#82において、0.5RE/RB/ポートのCSI−RSを用いることが提案された。提案された方式では、CSI−RSポートの全てが信号PRB内に位置するわけではなく、ポートは隣接するPRB内でFDM方式で多重化される。通常のCP16の場合、CSI−RSポートは、8つのCSI−RSポートをそれぞれ含むフレーム構造タイプ1および2を含む。1番目の8個のCSI−RSポート(すなわちポート15−22)は、偶数番号のPRBに配置され、2番目の8個のCSI−RSポート(すなわちポート23−30)は、奇数番号のPRBに配置される。
上述の解決策では、最大16のポートに対するCSI−RS設計しか提供されず、より多くのポートを拡張する方法を提供することができない。したがって、当技術分野では、CSI−RSポートの増加の要件を満たすために、新しいCSI−RSポート設計および新しい基準信号送信および受信の解決策が必要とされる。
この目的のために、本開示では、従来技術の問題の少なくとも一部を緩和または少なくとも軽減するための基準信号送信および受信のための新しい解決策が提供される。
本開示の第1の態様によれば、基準信号を送信する方法が提供される。前記方法は、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループを使用して基準信号を送信することと、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループを使用して前記基準信号を送信することと、を備える。特に、前記第1構成リソースグループは、前記基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、前記第2構成リソースグループは、前記第1構成リソースグループのサブセットである。
本開示の第2の態様では、基準信号を受信する方法が提供される。前記方法は、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループ内の基準信号を受信することと、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループ内の前記基準信号を受信することと、を備える。特に、前記第1構成リソースグループは、前記基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、前記第2構成リソースグループは、前記第1構成リソースグループのサブセットである。
本開示の第3の態様では、基準信号を送信する装置が提供される。前記装置は、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループを使用して基準信号を送信するように構成された第1基準信号送信部と、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループを使用して前記基準信号を送信するように構成された第2基準信号送信部と、を備える。特に、前記第1構成リソースグループは、前記基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、前記第2構成リソースグループは、前記第1構成リソースグループのサブセットである。
本開示の第4の態様では、基準信号を受信する装置が提供される。前記装置は、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループ内の基準信号を受信するように構成された第1基準信号受信部と、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループ内の前記基準信号を受信するように構成された第2基準信号受信部と、を備える。特に、前記第1構成リソースグループは、前記基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、前記第2構成リソースグループは、前記第1構成リソースグループのサブセットである。
本開示の第5の態様によれば、コンピュータプログラムコードが具現化され、提供されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムコードは、実行されると、前記第1の態様のいずれかの実施形態に係る前記方法において、装置に動作を実行させるように構成される。
本開示の第6の態様によれば、コンピュータプログラムコードが具現化され、さらに提供されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムコードは、実行されると、前記第2の態様のいずれかの実施形態に係る前記方法において、装置に動作を実行させるように構成される。
本開示の第7の態様によれば、前記第5の態様によるコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示の第8の態様によれば、前記第6の態様によるコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示の実施形態では、CSI−RSのような基準信号用のより多くのポートをサポートすることができ、レガシーCSI−RSリソース構成メカニズムを再利用することができ、同時に、RRC信号のオーバーヘッド、標準的な複雑さ、およびレガシーUEへの影響を実質的に低減することができる。
本発明の実施形態の他の特徴および利点は、本開示の実施形態の原理を例として示す添付の図面と併せて読むと、特定の実施形態の以下の説明からも明らかになるであろう。
本開示の実施形態は、実施例の意味で提示され、それらの利点は、添付の図面を参照して以下により詳細に説明される。
図1は、RAN1#84におけるRel.13の合意の36.211 d00におけるCDM−4の16ポートCSI−RS REマッピングのためのCSI−RSパターンを示す。
図2は、RAN1#84におけるRel.13の合意の36.211 d00におけるCDM−4の12ポートCSI−RS REマッピングのためのCSI−RSパターンを示す。
図3は、RAN1#84におけるRel.13の合意の36.211 d00におけるCDM−4のシーケンスwp’(i)を示す。
図4は、RAN1#84におけるRel.13の合意の36.211 d00におけるCDM−2の16ポートCSI−RS REマッピングのためのCSI−RSパターンを示す。
図5は、本開示の実施形態による基準信号を送信するための方法のフローチャートを概略的に示す。
図6は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28または32個のCSI−RSポートのCSI−RSポートリソース割り当て方式を概略的に示す。
図7は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける20または24個のCSI−RSポートに対するCSI−RSポートリソース割り当て方式を概略的に示す。
図8は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28個のCSI−RSポートの別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図9は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28個のCSI−RSポートのさらなるCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図10は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28個のCSI−RSポートのさらなるCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図11は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのための別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図12は、本開示の実施形態によるTDMモードにおける例示的な送信リソースグループ分割およびCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図13は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28ポートCSI−RS構成のための別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図14は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28ポートCSI−RS構成のためのさらなるCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。
図15は、本開示の実施形態による新しいZP CSI−RS構成を示す。
図16は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイ分割を示す。 図17は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイ分割を示す。
図18は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイマッピングを示す。 図19は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイマッピングを示す。
図20は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートの別の異なるサブアレイ分割を示す。 図21は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートの別の異なるサブアレイ分割を示す。
図22は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。 図23は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。
図24は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのさらに別のサブアレイ分割を示す。 図25は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのさらに別のサブアレイ分割を示す。
図26は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートの異なるサブアレイ分割を示す。 図27は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートの異なるサブアレイ分割を示す。
図28は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートの別の異なるサブアレイ分割を示す。 図29は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートの別の異なるサブアレイ分割を示す。
図30は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。 図31は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。
図32は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。 図33は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。
図34は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。 図35は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。
図36は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。 図37は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのさらに異なるサブアレイ分割を示す。
図38は、本開示の実施形態によるCDM−2を有する32個のCSI−RSポートの例示的なサブアレイグループ分割を示す。
図39は、本開示の実施形態によるCDM−2を有する28個のCSI−RSポートの例示的なサブアレイグループ分割を示す。
図40は、本開示の実施形態によるCDM−4を有する32個のCSI−RSポートの例示的なサブアレイグループ分割を示す。
図41は、本開示の実施形態によるTDMモードのCDM−2を有する24個のCSI−RSポートの例示的なサブアレイグループ分割を示す。
図42は、本開示の実施形態によるTDMモードにおけるサブアレイグループおよびサブアレイマッピングを示す。
図43は、本開示の実施形態によるOCCの直交可変拡散率の例を示す。
図44は、本開示の実施形態によるFDMモードにおける32個のCSI−RSポートのCDM8の方式を示す。
図45は、本開示の実施形態によるFDMモードにおける32個のCSI−RSポートのCDM8の別の方式を示す。
図46は、本開示の実施形態によるFDMモードにおける32個のCSI−RSポートのCDM8のさらなる方式を示す。
図47は、本開示の実施形態によるTDMモードにおける32個のCSI−RSポートのCDM8の別の方式を示す。
図48は、本開示の実施形態によるOCCシーケンスの第1シーケンスパートおよび第2シーケンスパートを示す。
図49は、本開示の実施形態によるOCCシーケンスの第1シーケンスパートおよび第2シーケンスパートを使用するための方式を示す。
図50は、本開示の実施形態によるレガシーUEのための複合チャネルを示す。
図51は、本開示の実施形態によるOCCの直交可変拡散率の別の例を示す。
図52は、本開示の別の実施形態による基準信号を受信する方法5200のフローチャートを概略的に示す。
図53は、本開示の一実施形態による基準信号を送信するための装置5300のブロック図を概略的に示す。
図54は、本開示の別の実施形態による基準信号を受信するための装置5400のブロック図を概略的に示す。
図55は、本明細書で説明される無線ネットワーク内の基地局として実施されるか、またはそこに含まれるUEおよび装置5520として具体化されるかまたはUEおよび装置5520に含まれる装置5510の簡略ブロック図をさらに示す。
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。これらの実施形態は、当業者が本開示をよりよく理解し実施することを可能にするためにのみ提示されており、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
添付の図面において、本開示の様々な実施形態が、ブロック図、フローチャートおよび他の図に示されている。フローチャートまたはブロック内の各ブロックは、指定された論理機能を実行するための1つまたは複数の実行可能命令を含むモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、本開示では、重要でないブロックを点線で示す。さらに、これらのブロックは、本方法のステップを実行するための特定のシーケンスで示されているが、実際には、図示されたシーケンスに従って厳密に実行される必要はない。例えば、それらは、それぞれの操作の性質に依存する逆の順序または同時に実行されてもよい。フローチャートのブロック図および/または各ブロックおよびそれらの組み合わせは、特定の機能/動作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムによって、または専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現されてもよいことにも留意されたい。
一般に、請求の範囲において使用される用語は、本明細書において明示的に定義されていない限り、技術分野における通常の意味に従って解釈される。“a/an/the/said「要素、デバイス、構成要素、手段、ステップ等」”への言及は、そうでないと明示的に宣言されていない限り、複数のそのようなデバイス、構成要素、手段、ユニット、ステップなどを排除することなく、少なくとも1つの要素、デバイス、構成要素、手段、ユニットステップ等のインスタンスへの言及としてオープンに解釈される。また、本明細書において用いられる不定冠詞“a/an”は、複数のそのようなステップ、ユニット、モジュール、デバイス、及びオブジェクトなどを排除するものではない。
さらに、本開示の文脈において、ユーザ機器(UE:User Equipment)は、端末、移動端末(MT:Mobile Terminal)、加入者局(SS:Subscriber Station)、携帯加入者局(PSS:Portable Subscriber Station)、移動局端末、端末、MT、SS、PSS、MS、またはATの機能の一部または全部が含まれていてもよい。さらに、本開示の文脈において、「BS(Base Station)」という用語は、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型NodeB(eNodeBまたはeNB)、無線ヘッダ(RH:Radio Header)、遠隔無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、リレー、またはフェムト、ピコなどの低電力ノードを含むことができる。
前述したように、既存の解決策では、最大16個のポートに対するCSI−RS設計のみが提供され、より多くのポートを拡張する方法を提供することはできない。したがって、本開示の実施形態は、新しいCSI−RS設計および基準信号の送信および受信のための新しい解決策を対象とする。この解決策は、eNBのようなサービングノードとUEのような端末装置との間で実行され、より多くのポートを有する基準信号送信をサポートすることができる。特に、送信リソースは、少なくとも2つのグループ、すなわち第1構成リソースグループと第2構成リソースグループに分割される。UEのための基準信号は、より多くのポートをサポートするように、第1送信リソースグループ内および第2送信リソースグループ内の構成リソースグループを使用して共同して送信され、特に、第1送信リソースグループは、基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定される、一方、第2送信リソースグループは、第1構成リソースグループのサブセットである。第1送信リソースグループおよび第2送信リソースグループの構成リソースグループは、1つまたは複数の指示によってUEに指示することができる。基準信号を送信するためのアンテナアレイは、第1送信リソースグループと第2送信リソースグループにそれぞれマッピング可能な第1サブアレイと第2サブアレイとに分割することができ、第1サブアレイ及び第2アレイの少なくとも1つにおいて、サブアレイを複数のサブアレイグループに更に分割することができ、各サブアレイグループは、それぞれの送信リソースグループ内の異なるリソース構成にマッピングすることができる。高次OCCは、CDM−8をサポートするために使用することができ、前記OCCは、レガシーユーザによって使用されることができる構成リソースを多重化するために使用できるレガシーOCCシーケンスを含む部分を含む。これにより、例えば、レガシーCSI−RSリソース構成を使用して、より多くのCSI−RSポートをサポートすることが可能であり、同時に、RRC信号オーバーヘッド、動作の複雑さ、およびレガシーUEへの影響を低減することが可能である。
本開示のいくつかの実施形態では、端末装置は、端末、MT、SS、PSS、MS、またはATなどのUEを備えることができる。一方、サービングノードは、ノードB(NodeBまたはNB)、または進化型NodeB(eNodeBまたはeNB)などのBSを備えることができる。
本発明の他の実施形態は、LTE(Long Term Evolution)システムまたはLTE−A(Long Term Evolution Advanced)システムを含むが、これに限定されない様々な通信システムに適用することができる。通信の急速な発展を考えると、本発明を疑念なく具体化することができる将来のタイプの無線通信技術およびシステムも存在する。したがって、本開示の範囲を上記のシステムのみに限定するものとして認識されるべきではない。
以下、本発明のいくつかの実施形態について、詳細に、以下に示す図5乃至図54を参照して説明する。しかしながら、これらの例示的な実施形態は、説明のためのみに提示されており、本開示は、例示的な実施形態を参照して記載された特定の詳細に限定されないことを理解されたい。例えば、CSI−RSは、本明細書に記載されている基準信号の例として主に取られ、本開示はこれに限定されない。
まず、本開示の一実施形態による基準信号を送信するための方法500のフローチャートを概略的に示す図5を参照する。方法500は、サービングノード、例えば、node B (NodeB or NB)のようなBSで実行されてもよい。
図5に示すように、方法500はステップ501から開始し、基準信号は第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループを使用して送信され、ステップ502では基準信号は第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループ内で送信される。第1構成リソースグループは、基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、第2構成リソースグループは、第1構成リソースグループのサブセットである。
既に上述したように、本開示では、送信リソースは、少なくとも2つのグループ、すなわち第1構成リソースグループと第2構成リソースグループに分けられる。本明細書で使用する「送信リソース」という用語は、信号送信のための時間−周波数リソースを意味する。周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplex)モードでは、送信リソースは物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Blocks)を意味する。時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)モードでは、送信リソースはサブフレーム内の特定のPRBを意味する。FDMモードでは、1つのサブフレーム内のPRBは、少なくとも2つの送信リソースグループ、例えば偶数番号のPRBおよび奇数番号のPRBに分割することができる。第1送信リソースグループと第2送信リソースグループの一方は、奇数PRBを含み、他方は偶数PRBを含む。TDMモードでは、第1送信リソースグループと第2送信リソースグループは異なるサブフレーム内にある。全てのREが所定の基準信号送信用に構成されているわけではない送信リソースグループのそれぞれにおいて、いくつかのREがデータを送信するために使用され、いくつかのREは制御情報を送信するために使用され、いくつかのREは共通基準信号(CRS:Common Reference Signal)を送信するために使用され、いくつかのREは復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference signal)を送信するために使用され、いくつかのREはCSI−RS信号を送信するために使用される。基準信号がCSI−RSである実施形態では、送信リソースグループ内のCSI−RSのREは、構成リソースのグループと呼ばれる。本実施形態におけるPRBまたはPRB対は、1つのサブフレーム内の1つの物理リソースブロックを意味することに留意されたい。
説明の目的のために、図6乃至図11は、本開示の実施形態によるFDMモードにおける例示的な送信リソースグループ分割およびCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。図6に示すように、28個のCSI−RSポートに対して、PRB#nは第1送信リソースグループに属し、PRB#n+1は第2送信リソースグループに属する。しかしながら、PRB#n+1が第1送信リソースグループに属し、PRB#nが第2送信リソースグループに属することも可能であることに留意されたい。以下では、説明のために、第1送信リソースグループがPRB#nを含み、第2送信リソースグループがPRB#n+1を含む例を参照する。
PRB#nの場合、Rel−13構成メカニズムなどのレガシー構成メカニズムに基づいて、16ポートCSI−RSリソースA1をUEに構成することができ、2つの8ポートCSI−RS構成リソースは、例えば、図6に太線のブロックで示されているように、A1=Config.0+Config.2である。PRB#n+1については、A1と全く同じ16ポートCSI−RSリソースA2をUEに、すなわちA1=A2として構成することができる。この場合、28個のCSI−RSポートに対する実際のCSI−RSアンテナポートの数は28であり、割り当てられたCSR−RSリソースは各PRB対、すなわち隣接するPRB内の32個のREに2つの8ポートCSI−RS構成を含む。したがって、割り当てられたCSI−RSリソースREは、実際のCSI−RSアンテナポートよりも多い。したがって、A1のすべてのREを使用できるが、A2の4つのREは未使用のリソースにすることができ、それらをミュートすることができ、パワーブーストを実行するために電力を他のREに貸すことができる。同時に、ミュートREは送信データに使用できない。このような場合、第1構成リソースグループ(16個のポート、すなわちN1)は第1送信リソースグループ内で使用され、第2構成リソースグループ(12(16−4)ポート、すなわちN2)は第2送信リソースグループ内で使用される。換言すれば、この場合、A1(16)=A2(16)、N1(16)=A1(16)、およびN2(12)<A2(16)であり、N2はN1のサブセットであり、すなわちN2<N1である。
図5に戻って参照すると、図5に示すように、ステップ503において、eNBは、A1=A2であるので、割り当てられたリソース構成A1を通知するためにUEに指示を送信することができ、eNBは、A1=A2であるため、A1およびA2に対する1つの指示でしかUEを構成することができない。UEは、A1および所定のリソース割り当てポリシーに基づいて、第1構成リソースグループ(N1)および第2構成リソースグループ(N2)を決定することができ、所定のリソース割り当てポリシーは、N1またはN2において未使用であり、eNBおよびUEの両方によって知られたREを指定する。
さらに、eNBは、第1構成リソースグループ(N1)の指示を送信することも可能であり、UEは、第1構成リソースグループ(N1)と、eNBとUEの両方により知られた所定のリソース割り当てポリシーとに基づいて、第2構成リソースグループ(N2)を決定することができる。さらに、REをミュートするには、ステップ505のRRCシグナリングのような指示によってそれらをUEに知らせることができ、または4つのREをeNBとUEとの間のデフォルト情報とすることができ、そのような場合にはRCCシグナリングは不要である。A2の4つのREがミュートされるためには、図8及び図9の説明において同様の方法で1つのCDM4グループまたは1つの4ポートCSI−RS構成をミュートすることができる。あるいは、第1構成リソースグループN1の指示に加えて、eNBは、ステップ504において、第2構成リソースグループの指示をUEに直接送信することもできる。そのような場合、第1構成リソースグループN1および第2構成リソースグループN2に基づいて、ミュートされるべきリソースを決定することができ、RRCシグナリングまたはデフォルトシグナリングは不要である。
32個のCSI−RSポートに対して、同じ2つの8ポートCSI−RS構成をPRB#nおよびPRB#n+1に対して構成することができ、そのような場合、A1(16)=A2(16)、N1(16)=A1(16)、N2(16)=A2(16)であり、ミューティングは不要である。
図7は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートに対するCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。図7に示すように、送信リソースも同様に分割され、第1送信リソースグループはPRB#nを含み、第2送信リソースグループはPRB#n+1を含む。PRB#nの場合、12ポートCSI−RSリソースA1は、Rel−13構成メカニズムに基づいてUEに構成され、具体的には3つの4ポートCSI−RS構成が構成され、例えば、A1=Config.0+Config.2+Config.5である。PRB#n+1の場合、同じCSI−RSリソースがUEに設定され、すなわちA1=A2である。この場合、20個のCSI−RSポートに対する実際のCSI−RSアンテナポートの数は20であり、割り当てられたCSR−RSリソースは、各送信リソースグループ内の3つの4ポートCSI−RS構成、すなわち2つの24のREである隣接するPRB対である。これは、割り当てられたCSI−RSリソースREが実際のCSI−RSアンテナポート以上であることを意味する。したがって、A2の4つのREをパワーブーストの問題を解決するためにミュートすることができる。この場合、A1(12)=A2(12)、N1(12)=A1(12)、N2(8)<A2(12)である。eNBは、図6と同様な方法でCSI−RSのためのリソースをUEに通知することができる。ミュートされたリソースに関して、eNBは、Config.0、2、5のうちのどの構成リソースがRRC信号によってミュートされたかをUEに知らせることができ、または、A2内で構成のうちの1つを、例えば図7に示されているようにConfig.5をデフォルトでミュートすることができ、そして、そのような場合、RRC信号は必要とされない。
24個のCSI−RSポートに対して、同じ2つの12ポートCSI−RS構成を、PRB#nおよびPRB#n+1に構成することができる。すなわち、この場合、A1(12)=A2(12)、N1(12)=A1(12)、N2(12)=A2(12)であり、ミューティングは必要ない。
別の実施形態は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートに対するさらに別のCSI−RSポートリソース割り当て方式である。この方式では、eNBは、2つのPRBペア伝送グループに対して2つの8ポートCSI−RSリソース、すなわちA1=A2を構成することができる。各グループでは、各PRBの構成された16ポートCSI−RSリソースから、A1およびA2の12ポートCSI−RSリソースが選択される。したがって、各PRBグループ内のUEには12個のREのみが構成される。1つの8ポートCSI−RSリソースは2つの4ポートCSI−RSリソースで構成されるため、1つの4ポートCSI−RSリソースが使用されないか、各グループで2つの2ポートCSI−RSリソースが使用されない。この1つの4ポートまたは2つの2ポートCSI−RSリソースは、RRCシグナリングによって構成され、あるいは、4ポートまたは2つの2ポートCSI−RSリソースをeNBとUE間のデフォルト情報にすることもできる。さらに、未使用の4ポートまたは2つの2ポートCSI−RSリソースは、2つのPRBペア送信グループで異なるようにすることもできる。言い換えれば、異なるPRBペア送信グループ内で、2つの12ポートCSI−RS構成リソースを異なるように選択することができる。
図8は、本開示の実施形態による、FDMモードの28個のCSI−RSポートに対する別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。図8に示すように、送信リソースグループも同様に分割され、第1送信リソースグループはPRB#nを含み、第2送信リソースグループはPRB#n+1を含む。PRB#nについては、Rel−13構成メカニズムに基づいて、16ポートCSI−RSリソースA1がUEに構成され、2つの8ポートCSI−RS構成が構成され、A1=Config.0+Config.2である。PRB#n+1の場合、12ポートCSI−RSリソースA2は、A1のサブセットであり、UEに設定される。この場合、CSI−RSアンテナポートの実数は、割り当てられたCSI−RSリソースREに等しく、すなわち、N1=A1>N2=A2であり、N2がN1のサブセットであることを意味する。そのような場合、eNBは、割り当てられた16ポートCSI−RSリソースA1を示すための指示を送信し、A2の未使用REについて、eNBは、4つのグループのうちのどれが選択されていないかをUEに通知する、または4つのグループのうちの3つがRRC信号によって、例えば2ビットで、選択される。あるいは、A2は、A1のデフォルトサブセットであってもよく、RRCシグナリングが必要でないことを意味する。図8の点線のブロックで説明したように、PRB#n+1の右側の8ポートCSI−RSのConfig.2を選択することはできない。すなわち、eNBは、図6と同様にCSI−RSのためのリソースをUEに通知することができるが、未使用のREはミュートされていないものであり、UEのために選択されておらず、すなわちUEに割り当てられていないものである。さらに、REが選択されないために、それらは、RRCシグナリングのような指示によってUEに通知されることができ、または選択されないREは、eNBとUEとの間のデフォルト情報であり、このような場合、RCCシグナリングが要求される。あるいは、第1構成リソースグループN1の指示に加えて、eNBは、ステップ504において、第2構成リソースグループの指示をUEに直接送信することもできる。そのような場合、選択されないリソースは、第1構成リソースグループN1および第2構成リソースグループN2に基づいて決定され、RRCシグナリングまたはデフォルト情報は必要ない。
したがって、本開示の実施形態では、CSI−RSアンテナポート{20、24、28、32}について、すべてのアンテナポートが2つの隣接するRBペア内に配置され、N1ポートCSI−RSリソースA1は、第1PRBペア内に構成され、N2ポートCSI−RSリソースA2はA1のサブセットであり、したがってA1、N2=N1またはN2<N1に基づいて構成される。具体的には、28および32ポートの場合、2つの8ポートCSI−RS構成がUEに設定される。従来の設定メカニズムでは、2つの8ポートCSI−RS構成がRRC信号によって構成される。したがって、各RBペアでは、16ポートのCSI−RSリソースが構成される。換言すれば、eNBは、レガシー構成メカニズム、すなわち2つの8ポートCSI−RS構成によって、1つの16ポートCSI−RSリソースをすべてのPRBペアに対して1回だけ構成すればよい。隣接する2つのRBを組み合わせることにより、28個のCSI−RSポートと32個のCSI−RSポートの両方に対して、32個のREがUEに割り当てられる。特に28ポートの場合、PRBグループの1つの4つのREは、デフォルト情報またはRRCシグナリングによってミュートされるか、または使用されない。一方、20ポートおよび24ポートの場合、3つの4ポートCSI−RS構成がUEに設定される。レガシー構成メカニズムを利用することにより、3つの4ポートCSI−RS構成がRRC信号によって構成される。したがって、すべてのRBにおいて、12ポートCSI−RSリソースが構成され、2つの隣接するRBを結合することによって、20個のCSI−RSポートと24個のCSI−RSポートの両方に対してUEに24個のREが割り当てられる。言い換えれば、eNBは、レガシー構成メカニズム、すなわち3つの4ポートCSI−RS構成によって、PRBペアごとに1つの12ポートCSI−RSリソースを1回だけ構成すればよい。したがって、8ポート構成、4ポート構成または2ポート構成などのレガシーポート構成の組み合わせを使用することにより、より多くのポートをCSI−RSリソースでサポートすることができる。特に、20ポートの場合、PRBグループの1つの4つのREは、デフォルト情報またはRRCシグナリングによってミュートされるか、または使用されない。
図9は、本開示の実施形態による、FDMモードの28個のCSI−RSポートに対するさらなるCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。図8と図9に示す方式の違いは、PRB#n+1で使用されていないREは、隣接する4つのREではなく、4ポートCSI−RS構成のうちの1つであるという点である。そのような場合、eNBは、4ポートCSI−RS構成のうちのどれがRRCシグナリングによって選択されないかを、例えば2ビットで、UEに通知することができる。図では、Config.5は破線で示すようにして選択されていないため、A2は12ポートのCSI−RSリソースのみを占有する。おそらく、20個のCSI−RSポートに対して、図7に示したものと同様の方式を採用することができるが、それらの未使用REはミュートされず、UEに割り当てられるように選択されていない。
図10は、本開示の実施形態による、28個のCSI−RSポートに対するさらに別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。この方式では、eNBは2つのPRB送信グループに対して2つの8ポートCSI−RSリソース、すなわちA1=A2を構成することができ、各グループでは、A1およびA2用の14ポートCSI−RSリソースが、各PRB用に設定された16ポートCSI−RSリソースから選択される。したがって、各PRBグループ内のUEには14個のREしか構成されない。1つの8ポートCSI−RSリソースは4つの2ポートCSI−RSリソースで構成されるため、1つの2ポートCSI−RSリソースは各PRBペアグループで使用されない。この1つの2ポートCSI−RSリソースは、RRCシグナリングによって、例えば3ビットで構成することができ、または、2ポートCSI−RSリソースは、eNBとUEとの間のデフォルト情報である。さらに、未使用の2ポートCSI−RSリソースは、2つのPRBペア送信グループにおいて異なる。
図11は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートのための別のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。この方式では、eNBは、2つのPRB送信グループに対して3つの4ポートCSI−RSリソース、すなわちA1=A2を構成することができ、各グループにおいて、A1およびA2の10ポートCSI−RSリソースは各PRBの12ポートCSI−RSリソースを構成する。したがって、各PRBグループ内のUEには10個のREしか構成されず、例えば、図11の各PRB内の上部にあるConfig.5に示すように、1個の2ポートCSI−RSリソースは各PRBペアグループ内で使用されない。この1つの2ポートCSI−RSリソースは、RRCシグナリングによって構成することができ、あるいは、2ポートCSI−RSリソースは、eNBとUEとの間のデフォルト情報とすることができる。さらに、未使用の2ポートCSI−RSリソースは、2つのPRBペア送信グループにおいて異なることができる。
図12は、本開示の実施形態によるTDMモードにおける例示的な送信リソースグループ分割およびCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。すべてのポートCSI−RSリソースREは、異なるサブフレーム(サブフレームnおよびm)内の2つのPRBグループ(PRB#x)内に割り当てられる。例えば、16(N1)ポートのCSI−RSリソースは第1サブフレームグループnに構成され、12(N2)ポートCSI−RSリソースは第2サブフレームグループmに構成され、それは、4つのREまたはポート構成がミュートまたは未割り当ての16(N1)ポートCSI−RSリソースから選択される。したがって、図6乃至図9の方式と同様に、N2もN1のサブセットであり、すなわち、N2<N1、または、N2=N1である。実際、TDMとFDMのリソース割り当て方式の違いは、送信リソースの分割にあり、他の特定のリソース割り当てはFDMのリソース割り当てを再利用できる。たとえば、同じポートリソースをサブフレームの第1および第2グループに対して構成することができ、使用されないサブリソースはミュートすることができる。または代わりに、使用されないものは、データまたは他のRS送信のためにUEに全く割り当てられない。さらに、リソース構成に関する情報は、FDMモードを参照して説明したのと同様の解決手段によってUEに送信することができる。
また、電力バランスを保つために、各送信リソースグループ内に異なる構成リソースを割り当てることが可能であり、すなわち、A1/A2がすべて同じではなく、電力バランス問題を解決するために変更することができる。例えば、A2関連のPRBグループ内の2つのPRB毎に異なるA2が使用される。図13は、本開示の実施形態による、FDMモードにおける28ポートCSI−RS構成のCSI−RSポートリソース割り当て方式を示す。図13に示すように、第2送信リソースグループにおいて、PRB#n−1及びPRB n+1は、4つのREがミュート又は未割り当てである2つの近接した送信リソースである。そのような場合、PRB#n−1では、8ポートCSI−RSのConfig.0を含むOFDMシンボル内の1つの4−REsグループが使用されず、PRB n+1では、8ポートCSI−RSのConfig.2を含むOFDMシンボル内の1つの4−REsグループは使用されない。したがって、PRB#n−1のリソースA2とPRB#n+1のリソースA2は異なるが、CSI−RSのREの数を異なるシンボルに維持することは可能である。本開示の別の実施形態では、ミュートまたは割り当てられるリソースは、隣接する4つのREではなく、Config.5のような4ポートのリソース構成である。
図5に戻って参照すると、ステップ506において、eNBは、第1構成リソースグループまたは第2構成リソースグループ内で、ミュートされたリソース要素またはポート構成を指示するために、UEにゼロ電力(ZP:Zero Power)CSI−RS構成の指示を送信する。したがって、ZP CSI−RSは、例えば、信号干渉を回避するために、単一の送信リソースグループに対して構成することができる。すなわち、異なる送信リソースグループに対して、ZP CSI−RS構成によって異なるZP CSI−RSを構成することが可能である。図14に示すように、これらのRE内にZP CSI−RSを構成する必要があるいくつかのUEの場合、28個のポートについて、eNBは異なる送信グループに異なるZP CSI−RSを構成することができる。例えば、eNBは、既存のメカニズムを使用して、1つのサブフレーム内のすべてのPRBに対してZP CSI−RSを構成することができる。eNBは既存のビットマップを使用して、4ポートCSI−RS設定でZP CSI−RS設定0、2、5、7を設定できる。次に、eNBは新しいZP CSI−RS設定指示を使用してZP−CSI−RSを設定し、Config.5は、PRB#nを含むPRBグループに対してのみ使用され、PRB#n+1を含むPRBグループでは使用されない。
図13を参照して説明した解決策では、新しいZP CSI−RS構成を使用することも可能である。新しいZP CSI−RSは、送信リソースグループのサブセットを構成するために使用することができ、したがって、異なるZP CSI−RSは、PRB#n−1およびPRB#n+1に対して構成される。言い換えれば、PRBグループはPRB#n−1を含み、#n+1は2つのサブグループにさらに分割することができ、ZP CSI−RSは2つのサブグループに対して別々に構成することができる。
さらに、さらに新しいZP CSI−RS構成も導入することができる。この場合、レガシー16ポートCSI−RSの1つのCDM−4グループが1つのユニットを形成できる。換言すれば、各8ポートCSI−RSリソースは2つのユニットに分割することができる。図15で説明したように、通常のサブフレーム及び通常CPについては、全てのCSI−RSリソース(FDD用の5つの8ポートCSI−RS構成)を10ユニット(ユニット0乃至ユニット9)に分割し、eNBはRRC信号ユニット0乃至ユニット9のいくつかをZP CSI−RSとして構成する。したがって、そのような場合、ZP CSI−RS構成は、特定のCSI−RS構成の代わりに1つまたは複数のユニットに向けられる。
本開示の実施形態では、eNBにおいて、基準信号を送信するためのアンテナアレイは、第1送信リソースグループにマッピングされるように少なくとも第1サブアレイと第2サブアレイに分割することができる第2送信リソースグループとを含む。以下、図16乃至図38を参照して、アンテナアレイの分割を説明する。
本開示のいくつかの実施形態では、アンテナアレイは、アンテナアレイの行および/または列に基づいて分割される。32個のCSI−RSポートに対して、4×4×2(行x列x偏波)のアンテナアレイが使用される場合、アンテナアレイは行または列に基づいて分割される。例えば、2つの連続する行は、図16に示すようにサブアレイを形成することができ、または2つの連続した列は、図17に示すようにサブアレイを形成することができる。したがって、アンテナアレイは、PRBグループ1(第1送信リソースグループ)用のサブアレイ1(第1サブアレイ)と、PRBグループ2(第2送信リソースグループ)用のサブアレイ2(第2サブアレイ)と、に分割できる。次に、FDMモードでは、サブアレイは、図18に示すようにCSI−RSを送信するために一緒に結合された2つの隣接するPRB、すなわちPRB#nおよびPRB#n+1にマッピングすることができる。一方、TDMでは、サブアレイは、図19に示すように、2つの異なるサブフレーム、すなわち、サブフレーム#nおよびサブフレーム#mにマッピングすることができる。図18及び図19は、32ポートCSI−RSの設定を例に挙げ、他のポート設定では、同様の方式を使用できる。
図20及び図21は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのための他の異なるサブアレイ分割を示しており、4×4×2アンテナアレイが使用されている。図20では、2つの互い違いの行がサブアレイを形成し、具体的には、アレイの第1および第3の行がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第2および第4の行がPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図21では、互い違いの2つの列がサブアレイを形成し、具体的には、アレイの第1および第3の列がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、第2および第4の列がPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図22及び図23は、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのためのさらに別のサブアレイ分割を示し、2×8×2アンテナアレイまたは8×2×2アンテナアレイが使用される。図22では、4つの連続する列がサブアレイを形成し、具体的には、アンテナアレイの第1列から第4列がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第5列と第8列がPRBグループ2のためのサブアレイ2を形成する。図23では、4つの連続した行がサブアレイを形成し、具体的には、アレイの第1行から第4行がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第5行と第8行がPRBグループ2のためのサブアレイ2を形成する。
また、図24及び図25は、2x8x2アンテナアレイまたは8x2x2アンテナアレイが使用される、本開示の実施形態による32個のCSI−RSポートのさらに別のサブアレイ分割を示す。図24では、4つの互い違いの列がサブアレイを形成し、具体的には、アレイの第1列、第3列、第5列および第7列がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第2列、第4列、第6列および第8列は、PRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図25では、4つの互い違いの行がサブアレイを形成し、具体的には、アレイの第1、第3、第5および第7行がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第2、第4、第6および第8行は、PRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図26及び図27は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイ分割を示し、2×7×2または7×2×2アンテナアレイが使用される。図26では、連続した列がサブアレイを形成しているが、サブアレイ1とサブアレイ2のポート数は異なる。具体的には、アレイの第1列から第4列はPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第5列と第7列はPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図27では、連続する行がサブアレイを構成し、サブアレイ1とサブアレイ2のポート数が異なる。具体的には、アレイの第1行から第4行はPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第5行と第7行はPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図28及び図29は、本開示の実施形態による28個のCSI−RSポートのための他の異なるサブアレイ分割を示し、2×7×2または7×2×2アンテナアレイが使用される。図26及び図27に示したものとは異なる。アンテナアレイは2つの重複するグループに分割され、図28及び図29に示すように、重複する部分はドットのあるエリアによって示される。したがって、これらの2つの方式では、サブアレイ1とサブアレイ2は、オーバーラップ部分が両方のPRBグループで使用されるため、同じ数のポートを持つ。
また、図30及び図31は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートに対する異なるサブアレイ分割を示し、3×4×2アンテナアレイが使用される。図30では、アンテナアレイの1つの行がサブアレイを形成し、2つの連続する行が別のサブアレイ2を形成する。具体的には、アレイの第1列はPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第2および第3の列はPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図31では、連続する列はサブアレイを形成する。具体的には、アレイの第1および第2列は、PRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第3および第4の列は、PRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図32及び図33は、本開示の実施形態による24個のCSI−RSポートのための他の異なるサブアレイ分割を示し、4×3×2アンテナアレイが使用される。図32では、2つの連続する行がサブアレイを形成している。具体的には、アレイの第1および第2行は、PRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第3および第4の行は、PRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図33では、アンテナアレイの1つの列がサブアレイを形成し、2つの連続する列が別のサブアレイを形成する。具体的には、アレイの第1および第2列は、PRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第3の列は、PRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図34及び図35は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートの異なるサブアレイ分割を示し、2×5×2または5×2×2のアンテナアレイが使用される。図34では、連続した列はサブアレイを形成するが、サブアレイ1とサブアレイ2は異なる数のポートを有する。具体的には、アレイの第1列から第3列がPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第4列と第5列がPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。図35では、連続する行がサブアレイを構成しているが、サブアレイ1とサブアレイ2のポート数は異なる。具体的には、アレイの第1行から第2行はPRBグループ1のサブアレイ1を形成し、アレイの第3行と第5行はPRBグループ2のサブアレイ2を形成する。
また、図36及び図37は、本開示の実施形態による20個のCSI−RSポートに対する他の異なるサブアレイ分割を示し、2×5×2または5×2×2のアンテナアレイが使用される。図34及び図35に示したものとは異なる。アンテナアレイは2つの重複するグループに分割され、重複する部分は、図36及び図37に示すように、ドットを有する領域によって示される。したがって、これらの2つの方式では、サブアレイ1とサブアレイ2は、オーバーラップ部分が両方のPRBグループで使用されるため、同じ数のポートを持つ。
本開示のいくつかの実施形態では、第1サブアレイおよび第2サブアレイのうちの少なくとも1つは、第1構成リソースグループおよび第2構成リソースグループのそれぞれの異なる構成リソースにマッピングされるように、複数のサブアレイグループにさらに分割することができる。換言すれば、異なるサブアレイグループは、各送信リソースグループ内の異なるCSI−RS構成リソースにマッピングすることができる。サブアレイは、アンテナアレイの行および/または列、またはアンテナアレイ内のアンテナの偏光方向に基づいて分割することができる。例えば、CDM−2とCDM−4では、サブアレイを分割する仕組みが異なる場合がある。CDM−2の場合、サブアレイは、単一の送信リソースグループに異なる偏波を備えることができるので、アンテナアレイの行および/または列に基づいて分割することができる。一方、CDM−4の場合、単一の送信リソースグループは同じ偏波を持つアンテナを使用するため、サブアレイはアンテナアレイの偏波方向に基づいて分割することができる。
図38は、本開示の実施形態による、CDM−2を有する32個のCSI−RSポートのための例示的なサブアレイグループ分割を示す。図38に示すように、各PRBに2つの8ポートCSI−RS構成が割り当てられ、各サブアレイ1と2は、行に基づいて2つのサブアレイグループ1と2にさらに分割され、各サブアレイグループ1および2は、PRB#nまたはPRB#n+1内の1つの8ポートCSI−RS構成にマッピングされる。サブアレイ1内のサブアレイグループ1は、PRB#nのConf0にマッピングされ、サブアレイ1内のサブアレイグループ2は、PRB#nのConf2にマッピングされ、サブアレイ2内のサブアレイグループ1は、PRB#n+1のConf0にマッピングされ、サブアレイ2内のサブアレイグループ2は、PRB#n+1のConf2にマッピングされる。しかし、サブアレイ1および2は、列のような、または行と列の両方の他の規則に基づいて、2つのサブアレイグループ1および2に分割することができる。
図39は、本開示の実施形態によるCDM−2を有する28個のCSI−RSポートのための例示的なサブアレイグループ分割を示す。図39では、アンテナアレイを、図28に示すような方式で2つのサブアレイ1と2に分割し、各サブアレイ1と2を、図39に示されているように、行に基づいてさらに2つのサブアレイグループ1と2に分割する。同様に、サブアレイグループ1および2の各々は、PRB#nまたはPRB#n+1内の1つの8ポートCSI−RS構成にマッピングされる。
図40は、本開示の実施形態によるCDM−4を有する32個のCSI−RSポートのためのサブアレイグループ分割の例を示す。図40に示すように、各PRBに2つの8ポートCSI−RS構成が割り当てられ、各サブアレイ1と2は、それぞれの偏波に基づいて2つのサブアレイグループ1と2にさらに分割され、サブアレイグループ1と2は、1つの8ポートCSI−RS構成にマッピングされる。サブアレイグループ1は、第1偏波(実線で示す)を有するアンテナを備え、サブアレイグループ2は、異なる第2偏波(点線で示される)を有するアンテナを備える。サブアレイ1のサブアレイグループ1と2は、PRB#n内のConfig.0とConfig.2にそれぞれマップする。サブアレイ2のサブアレイグループ1と2は、PRB#n+1内のConfig.0とConfig.2にそれぞれマップする。
28および32アンテナポートの場合、eNBはRel−13のUEから16CSI−RSポートを設定できることに注意しなければならない。したがって、Rel−13のUEと新しいUEは、同じCSI−RSリソースを共有する。実際、Rel−13のUEによって測定されたPRB#nおよびPRB#n+1における16ポートCSI−RSは、異なるアンテナポートからのものであるが、Rel−13のUEに対しては透過的である。この意味で、レガシーUEに対するチャネル推定に影響を与える可能性がある。しかしながら、本明細書で説明されている解決策は、新しいUEとレガシーUEが同じ方法でCDMを使用することができ、レガシーUEが追加のCSI−RSリソースを必要としないので、CSI−RSオーバーヘッドを大幅に低減することができる。加えて、本明細書に記載されている全ての解決策は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPT:Downlink Pilot Time Slot)においても使用できることに留意されたい。
図41は、本開示の実施形態によるTDMモードにおける24個のCSI−RSポートのための例示的なサブアレイグループ分割を示す。図41に示すように、サブアレイ1は2つの8ポートCSI−RS構成を含み、サブアレイ2は1つの8ポートCSI−RS構成を含む。サブアレイ2は、その偏波に基づいて2つのサブアレイグループ1と2にさらに分割され、サブアレイグループ1と2のそれぞれは、サブアレイ2内の1つの8ポートCSI−RS構成にマッピングされる。サブアレイグループ1は、第1偏波(実線で示す)を有するアンテナを備え、サブアレイグループ2は、異なる第2偏波(点線で示される)を有するアンテナを備える。サブアレイ1のサブアレイグループ1と2は、サブフレーム#n内のConfig.0とConfig.2のそれぞれにマップされ、サブアレイ2は、図42に示すように、サブフレーム#m内の8ポートCSI−RS構成(Config.1)上にマッピングする。
2つのサブフレーム#mおよび#nは、より良好なチャネル推定のために、2つの連続するサブフレームまたは近接したサブフレームよりも優れていることに留意されたい。この場合、eNBは、サブフレーム#nにおいてCDM−4を有するレガシーRel−13のUEに16個のCSI−RSポートを構成することができる。あるいは、eNBは、レガシーUEの8ポートをCDM−2で構成することもできる。
アンテナアレイ分割方式は、上述したCSI−RSポート拡張ソリューションに限定されず、異なる送信リソースグループが使用される任意のソリューションに適用することもできることに留意されたい。
加えて、図38乃至図42は、サブアレイグループ分割の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。さらに、これらの実施形態は、すべての可能なポートについてサブアレイグループ分割のすべての可能性を示すわけではない。当業者であれば、本明細書に記載された考え方および原理に基づいて分割を実施することができる。
より多くのCSI−RSポートがサポートされる場合、より高次OCCシーケンスを使用することができる。たとえば、長さが8のOCCシーケンスを使用できる。図43は、本開示の実施形態による、OCCのための直交可変拡散係数(OVSF:Orthogonal Variable Spreading Factor)の一例を示す。図43から、OVSFは8×8行列であることが明らかである。
高次OCCシーケンスが使用される場合、CDM−8をサポートすることができ、より良いチャネル推定を達成することができ、同様に、閾値6dBを超えないパワーブーストを保証することができる。既存の解決策では、電力ブースティングのために6dBの閾値があり、本開示で述べる解決策を使用する場合、送信リソースグループが使用され、より多くのREが使用されるので、パワーブーストが閾値6dBを超えるおそれがある。しかし、CDM−8によって、8ポートCSI−RSは1つのレガシー8ポートCSI−RSリソースにマッピングすることができる。すなわち、1つのレガシー8ポートCSI−RSリソースはCDM−8グループである。本開示の実施形態では、同じリソース構成が高次OCCシーケンスを使用して多重化され、および/または異なるリソース構成が高次OCCシーケンスを使用して多重化される。
図44に示すように、32ポートCSI−RSの場合、CDM8によって、CSR−RSは、PRB#nとPRB#n+1内の8ポートCSI−RS構成2と3にマッピングされ、全てのCSI−RSポートは、2つのPRB内にマッピングされる。
単一のPRB内の32個のポートの場合には、CDM8を使用することも可能である。図45に示すように、CDM8によって、CSR−RSはPRB#n内の8ポートCSI−RS構成0、1、2、3にマッピングされ、したがって、全てのCSI−RSポートは1つのPRB内にマッピングされる。
図46は、本開示の実施形態による、FDMモードの32個のCSI−RSポートに対するCDM8の別の方式を示す。図46に示すように、8ポートCSI−RSは、第1の8ポートCSI−RS構成の一部と第2の8ポートCSI−RS構成の一部とから組み合わされたREにマッピングすることができる。つまり、リソースグループ0とリソースグループ2とはCDM8によって結合される。
図47は、本開示の実施形態によるTDMモードの32個のCSI−RSポートに対するCDM8のさらなる方式を示す。図47に示すように、1つのCDM8グループ内の8ポートCSI−RSは、サブフレーム#n内の第1の8ポートCSI−RSリソースの部分と、サブフレーム#m内の第2の8ポートCSI−RSリソースの部分から結合される。したがって、この方式では、第1パートおよび第2パートは、図47の太線のブロック、破線のブロック、太い破線のブロックおよび明るい破線のブロックによって示されるように、異なるサブフレームから来る。
さらに、OCCシーケンスは、レガシーUEに準拠するように構成することができる。本開示の一実施形態では、OCCシーケンスは、図48に示すような第1シーケンスパートと第2シーケンスパートの2つの部分を含むことができ、第1シーケンスパートはレガシーOCCシーケンスを含み、第2シーケンスパートは拡張OCCシーケンスを含む。第2列の破線で示されるシーケンスについて、第1シーケンスパートは、[1、1、1、1]であり、それは、RAN1#84でのRel.13合意の36.211 d00内のCDM−4のために定義されたOCCシーケンスであり、第2シーケンスパートは新しい[−1 −1 −1 −1]である。
図49に示すように、第1シーケンスパートは第1サブフレーム#nにマッピングされ、第2シーケンスパートは第2サブフレーム#mにマッピングされる。したがって、レガシーUEおよび新しいUEは、第1サブフレームにおいて同じCSI−RSリソースを共有することができる。すなわち、レガシーユーザが使用できる構成リソースは、第1シーケンスパートを使用して多重化される。この場合、レガシーUEによって測定されたアンテナポートは、2つの新しいポートによって仮想化される。
1つのCDM8グループ内の8つのポートについて、各ポートは8つのREにマッピングされ、8つの長さのOCCシーケンスに対応する。例えば、図50に示すように、ポートaはOCCシーケンス[11111111]に対応し、ポートbはOCCシーケンス[1111−1−1−1−1]に対応し、2つのOCCシーケンスが同じ第1シーケンスパートを共有することは明らかである。図49を参照して説明したように、CSI−RSリソースを共有するレガシーUEの場合、4長のOCCシーケンス[1111]に対応するポートiの測定チャネル値は、実際にはポートaおよびポートbを有する複合チャネルである。言い換えれば、測定されたチャネル値hi=ha+hbである。
さらに、1つのCDM8グループ内の8つのポートについては、図51に示すように、バイナリ値の代わりにejθを掛けるように、いくつかのアンテナポートにOCCシーケンスを設定することができる。θは、展開時に最適なダウンチルトで設定できる。1つまたは複数のθの候補が、RRCシグナリングによって新しいUEに通知される。次に、hi=ha+hb*ejθとする。
CDM8方式は、すべてのポートが単一のPRB内に位置し、2つの異なる送信リソースグループを有する解決策に限定されない解決策に適用することもできることに留意されたい。実際には、4つのREを一緒に組み合わせることができる任意の解決法にCDM−8方式を適用することが可能である。
本開示の実施形態では、CSI−RSのような基準信号用のより多くのポートをサポートすることができ、レガシーCSI−RSリソース構成メカニズムは再利用することができ、同時に、RRC信号オーバーヘッド、標準の複雑さ、およびレガシーUE上のインパクトを大幅に削減することができる。
さらに、本開示では、図52を参照して説明する基準信号を受信する方法も提示する。図52は、本開示に従って、基準信号を受信する方法のフローチャートをさらに示す。方法5200は、UEのような端末装置で実行することができる。
図52に示すように、最初にステップ5201で、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループで基準信号を受信し、ステップ5202で、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループで基準信号を受信する。特に、第1構成リソースグループは、基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、第2構成リソースグループは、第1構成リソースグループのサブセットである。
上述のように、送信リソースは少なくとも2つの送信リソースグループに分割され、送信リソースグループの両方からの送信リソースを組み合わせて基準信号が送信される。言い換えれば、少なくとも2つのPRBまたは少なくとも2つのサブフレームが、チャネル推定値を改善するために、より多くのCSI−RSポートをサポートするためにCSI−RSのような基準信号を送信するために結合されて使用される。同時に、第1構成リソースグループおよび第2構成リソースグループが上記のように決定され、したがって、レガシーCSI−RSリソース構成メカニズムが再使用される。つまり、割り当てられたリソース構成は、基準信号用のレガシーリソース構成の組み合わせを含む。レガシーリソース構成は、2ポート構成、4ポート構成および8ポート構成を含むことができる。第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループによって使用されておらずに割り当てられたリソース構成内のリソースは、RRC信号によってUEに通知されて、それらをミュートまたは構成を取り消すことができる。したがって、RRC信号オーバーヘッド、標準的な複雑さ、およびレガシーUEへの影響を低減することができる。
たとえば、28ポートおよび32ポートの場合、2つの8ポートCSI−RS構成をRRC信号によってUEに構成することができ、したがって各RBでは16ポートCSI−RSリソースが構成される。2つの隣接RBをコーミングすることによって、28個のCSI−RSポートと32個のCSI−RSポートのために、UEに全部で32個のREが割り当てられる。28のCSI−RSの場合、4つのREまたは1つの4ポート構成は未使用である。未使用のリソースはミュートすることができ、あるいは、RRC信号を使用して未使用リソースの割り当てをキャンセルすることができる。20ポートおよび24ポートの場合、3つの4ポートCSI−RS構成をRRC信号によってUEに設定することができ、したがって、各RBでは12ポートCSI−RSリソースが構成される。2つの隣接するRBをコーミングすることによって、20個のCSI−RSポートと24個のCSI−RSポートのために、UEに全部で24個が割り当てられる。20のCSI−RSでは、4つのREまたは1つの4ポート構成は未使用である。未使用のリソースはミュートすることができ、あるいは、RRC信号を使用して未使用リソースの割り当てをキャンセルすることができる。
FDMモードでは、第1送信リソースグループおよび第2送信リソースグループのうちの一方は、奇数番目の物理リソースブロックを含み、他方は偶数番目の物理リソースブロックを含むことができる。TDMモードでは、第1送信リソースグループおよび第2送信リソースグループのうちの一方は、第1サブフレームグループに物理リソースブロックを含み、他方は異なる第2サブフレームグループに物理リソースブロックを含む。したがって、TDMでは、第1サブフレームグループと第2サブフレームグループとが異なる限り、良好に機能する。
リソース構成は、eNBとURの両方で知られている所定のルールに基づいて割り当てられることが可能であり、リソース構成に関する詳細情報の通知を省略することができる。さらに、リソース構成に関する情報は、1つまたは複数の指示によって示すこともできる。例えば、UEは、ステップ5203において、割り当てられたリソース構成の指示を受信することができる。次に、第1構成リソースグループは、割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、第2構成リソースグループは、第1構成リソースグループに基づいて決定される。あるいは、UEは、第1構成リソースグループの指示を受信し、第1構成リソースグループに基づいて第2構成リソースグループを決定することができる。さらに、別のオプションとして、UEは、ステップ5204において、第2構成リソースグループの指示を受信することもできる。
未使用リソースがUEに割り当てられていない場合、UEは、リソース構成の指示を受信し、第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループに割り当てられないリソース構成のリソースの指示を受信することができる。したがって、余分なリソースはUEに割り当てられない。一方、未使用リソースがミュートされている場合、ミュートされる割り当リソース構成のリソースは、所定のリソース要素または所定のポート構成が含んでもよい。あるいは、UEは、ステップ5205において、ミュートされるリソース要素またはポート構成の指示を受信することができる。
さらに、電力バランスを保ち、または他のUEへの干渉を低減するために、ゼロ電力構成の指示をさらに使用することができる。したがって、UEは、ステップ5206において、第1構成リソースグループまたは第2構成リソースグループにミュートされるリソース要素またはポート構成を示すゼロ電力構成の指示をさらに受信することができる。
本開示の実施形態では、異なるレイヤに対する基準信号は、高次直交カバーコード(OCC)シーケンスを有する同じ構成リソース、例えば図43に示すような8の長さを有するものから得ることができる。したがって、CDM8を使用することができ、高次OCCシーケンスを使用して同じリソース構成を多重化することが可能であり、高次OCCシーケンスを使用して異なるリソース構成を多重化することが可能である。本開示の一実施形態では、高次OCCシーケンスは、レガシーOCCシーケンスを含む第1シーケンスパートと、拡張OCCシーケンスを含む第2シーケンスパートとを含むことができる。したがって、レガシーユーザが使用できる構成リソース上の異なるレイヤの基準信号は、第1シーケンスパートを使用することによって得られ、レガシーUEへの影響をさらに大幅に低減することができる。
方法5200は、図52を参照して簡単に説明されることに留意されたい。方法5200におけるステップおよび特徴は、図5乃至図51を参照して説明したものと対応する機能を有することに留意されたい。したがって、動作および機能性の詳細については、図5乃至図51を参照して、方法の各ステップに関してなされた説明を参照することができる。
図53は、本開示の一実施形態による基準信号を送信するための装置を概略的に示す。装置5300は、サービングノード、例えば、node B(NodeBまたはNB)のようなBSに含まれる。
図53に示すように、装置5300は、第1基準信号送信部5301と、第2基準信号送信部5302とを備える。第1基準信号送信部5301は、第1送信リソースグループ内の第1構成リソースグループを用いて基準信号を送信するように構成され、第2基準信号送信部5302は、第2送信リソースグループ内の第2構成リソースグループを用いて基準信号を送信するように構成される。第1構成リソースグループは、基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、第2構成リソースグループは、第1構成リソースグループのサブセットである。
第1構成リソースグループは、割り当てられたリソース構成の一部、または割り当てられたリソース構成内のいくつかのリソースとすることができる。本開示のいくつかの実施形態では、第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループによって使用されていない割り当てられたリソース構成内のリソースをミュートすることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、割り当てられたリソース構成は、基準信号用のレガシーリソース構成の組み合わせを含むことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、第2構成リソースグループは、第2送信リソースグループ内の2つの近接した送信リソース用の異なる構成リソースを含む。
本開示のいくつかの実施形態では、装置5300は、割り当てられたリソース構成のための指示を送信するように構成された、割り当てられたリソース指示送信部5303をさらに備えることができる。あるいは、装置は、第1構成リソースグループのための指示を送信するように構成された第1グループリソース指示送信部5303’をさらに備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、装置5300は、第2構成リソースグループの指示を送信するように構成された第2グループリソース指示送信部5304をさらに備える。
本開示のいくつかの実施形態では、割り当てられたリソース指示送信部5303は、リソース構成の指示を送信するようにさらに構成されてもよく、第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループに割り当てられないリソース構成内のリソースの指示を送信するように構成されてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、ミュートされる割り当てられたリソース構成内のリソースは、所定のリソース要素または所定のポート構成を含むことができる。あるいは、装置5300は、割り当てられたリソース構成内の未使用リソースを示すために、ミュートされるリソース要素またはポート構成の指示を送信するように構成されたリソースミュート指示送信部5305をさらに備えることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、装置は、第1構成リソースグループ内または第2構成リソースグループ内でミュートされるリソース要素またはポート構成を指示するために、ゼロ電力構成指示を送信するように構成された、ゼロ電力構成指示送信部5306をさらに備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、基準信号を送信するためのアンテナアレイは、少なくとも第1サブアレイと第2サブアレイとに分割され、第1サブアレイと第2サブアレイのうちの一方が第1送信リソースグループにマッピングされ、それらのうちの他方が、第2送信リソースグループにマッピングされる。アンテナアレイは、アンテナアレイ内のアンテナの行および/または列に基づいて分割することができる。第1サブアレイおよび第2サブアレイは、いくつかの基準信号ポートのために、互いに部分的に重なり合うことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、第1サブアレイおよび第2サブアレイの少なくとも1つを複数のサブアレイグループにさらに分割することができる。複数のサブアレイグループは、第1構成リソースグループおよび第2構成リソースグループのそれぞれの中の異なる構成リソースにマッピングされる。サブアレイは、アンテナアレイ内のアンテナの行および/または列に基づいて、またはアンテナの偏光方向に基づいて分割することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、基準信号は、高次直交カバーコード(OCC)シーケンスで送信される。高次OCCシーケンスは、レガシーOCCシーケンスを含む第1シーケンスパートと、拡張OCCシーケンスを含む第2シーケンスパートとを含むことができ、レガシーユーザによって使用される構成リソースは、第1シーケンスパートを使用することによって多重化される。
図54は、本開示に従って基準信号を受信するための装置5400をさらに概略的に示す。装置5400は、UEのような端末装置に備えることができる。
図54に示すように、装置5400は、第1基準信号受信部5401と、第2基準信号受信部5402とを備える。第1基準信号受信部5401は、第1送信リソースグループの第1構成リソースグループ内の基準信号を受信するように構成される。第2基準信号受信部5402は、第2送信リソースグループの第2構成リソースグループ内の基準信号を受信するように構成される。第1構成リソースグループは、基準信号のために割り当てられたリソース構成に基づいて決定され、第2構成リソースグループは、第1構成リソースグループのサブセットである。
本開示のいくつかの実施形態では、第1構成リソースグループは、割り当てられたリソース構成の一部であり、第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループによって使用されていない割り当てリソース構成のリソースはミュートされる。
本開示のいくつかの実施形態では、割り当てられたリソース構成は、基準信号用のレガシーリソース構成の組み合わせを含むことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、第2構成リソースグループは、第2送信リソースグループ内の2つの近接した送信リソース用の異なる構成リソースを含むことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、装置5400は、割り当てられたリソース構成のための指示を受信するように構成された、割り当てられたリソース指示受信部5403をさらに備え、第1構成リソースグループは、割り当てられたリソース構成に基づいて決定される。あるいは、装置5400は、第1構成リソースグループのための指示を受信するように構成された第1グループリソース指示受信部5403’をさらに備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、装置5400は、第2構成リソースグループの指示を受信するように構成された第2グループリソース指示受信部5404をさらに備えることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、割り当てられたリソース指示受信部5403は、リソース設定の指示を受信するようにさらに構成されてもよく、第1構成リソースグループおよび/または第2構成リソースグループに割り当てられないリソース構成内のリソースの指示を受信するように構成されてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、ミュートされる割り当てられたリソース構成内のリソースは、所定のリソース要素または所定のポート構成を含む。本開示の他の実施形態では、装置は、ミュートされるリソース要素またはポート構成の指示を受信するように構成されたリソースミュート指示受信部5405をさらに備えることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、装置5400は、第1構成リソースグループまたは第2構成リソースのグループ内でミュートされるリソース要素またはポート構成を示す、ゼロ電力構成の指示を受信するように構成された、ゼロ電力構成指示受信部5406をさらに備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、異なるレイヤのための基準信号は、高次直交カバーコード(OCC)シーケンスを有する同じ構成リソースから得ることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、高次OCCシーケンスは、レガシーOCCシーケンスを含む第1シーケンスパートと、拡張OCCシーケンスを含む第2シーケンスパートとを含み、レガシーユーザによって使用される構成リソース上の異なるレイヤの基準信号は、第1シーケンスパートを用いて得られる。
以上、装置5300および装置5400の概要について、図53及び図54を参照して説明した。装置5300および装置5400は、図5乃至図52を参照して説明したような機能を実装するように構成されてもよいことに留意されたい。したがって、これらの装置におけるモジュールの動作についての詳細は、図5乃至図52を参照して説明した方法の各ステップに関する記述を参照することができる。
さらに、装置5300および装置5400の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはそれらの任意の組み合わせで具体化されてもよいことに留意されたい。例えば、装置5300および装置5400の構成要素は、回路、プロセッサまたは任意の他の適切な選択デバイスによってそれぞれ実現されてもよい。さらに、当業者であれば、上記の例は限定を目的としたものではなく、本開示がこれに限定されないことを理解する。本明細書に提供された教示から多くの変形、追加、削除および改変を容易に想到することができ、これらの全ての変形、追加、削除および改変は、本開示の保護範囲に入る。
さらに、本開示のいくつかの実施形態では、装置5300および装置5400はそれぞれ、少なくとも1つのプロセッサを備えることができる。本開示の実施形態での使用に適した少なくとも1つのプロセッサは、例えば、将来知られている、または将来開発される汎用プロセッサおよび専用プロセッサの両方を含むことができる。装置5300および装置5400はそれぞれ、少なくとも1つのメモリをさらに備えることができる。少なくとも1つのメモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイスを含むことができる。少なくとも1つのメモリは、コンピュータ実行可能命令のプログラムを格納するために使用されてもよい。このプログラムは、任意の高水準および/または低水準の適合可能または解釈可能なプログラミング言語で記述することができます。実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置5300および装置5400に、それぞれ図5乃至図52を参照して説明した方法による動作を少なくとも実行させるように構成することができる。
図55は、無線ネットワーク内の無線ネットワークのためのUEのような端末装置として具現化されるか、またはその中に含まれる装置5510の簡略化されたブロック図を示し、装置5520は、本明細書で説明するNBまたはeNBのような基地局である。
装置5510は、データプロセッサ(DP:Data Processor)およびプロセッサ5511に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM:Memory)5512などの少なくとも1つのプロセッサ5511を備える。装置5510は、プロセッサ5511に結合された送信機TXおよび受信機RX5513をさらに備えてもよく、プロセッサ5511は、装置5520に通信可能に接続するように動作可能であってもよい。MEM5512は、プログラム(PROG:Program)5514を格納する。PROG5514は、関連するプロセッサ5511上で実行されると、例えば、方法5200を実行するために、本開示の実施形態に従って装置5510が動作することを可能にする命令を含むことができる。少なくとも1つのプロセッサ5511と少なくとも1つのMEM5512の組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実施するように構成された処理手段5515を形成することができる。
装置5520は、DPなどの少なくとも1つのプロセッサ5521と、プロセッサ5521に結合された少なくとも1つのMEM5522とを備える。装置5520は、プロセッサ5521に結合された適切なTX/RX5523をさらに備え、装置5510との無線通信のために動作可能であってもよい。MEM5522は、PROG5524を記憶する。PROG5524は、関連するプロセッサ5521上で実行されると、例えば、方法500を実行するために、本開示の実施形態に従って装置5520が動作することを可能にする命令を含むことができる。少なくとも1つのプロセッサ5521と少なくとも1つのMEM5522との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実装するように構成された処理手段5525を形成することができる。
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ5511、プロセッサ5521、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアの1つ以上によって実行可能なコンピュータプログラムによって、またはそれらの組み合わせによって実装されてもよい。
MEM5512およびMEM5522は、ローカル技術環境に適した任意のタイプのものでよく、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、およびリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装することができるが、例えばこれらに限定されない。
プロセッサ5511およびプロセッサ5521は、ローカル技術環境に適した任意のタイプのものでよく、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサDSPおよびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含むことができるが、例えばこれらに限定されない。
加えて、本開示はまた、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、上記のようなコンピュータプログラムを含むキャリアを提供することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、光コンパクトディスクまたはランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Video Disc)、ブルーレイディスク(Blue-ray disc)などの電子メモリデバイスなどを含む。
本明細書で説明される技術は、一実施形態で説明される対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が従来技術の手段だけでなく、対応する1つまたは複数の機能を実装するための手段、装置は、それぞれの別個の機能のための別個の手段、または2つ以上の機能を実行するように構成される手段を備える。例えば、これらの技術は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組み合わせで実施されてもよい。ファームウェアまたはソフトウェアの場合、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、ファンクションなど)を介して実装を行うことができる。
本明細書の例示的な実施形態は、方法および装置のブロック図およびフローチャート図を参照して上述されている。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実施できることが理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令が、指定された機能を実行するための手段を作成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理装置にロードされて、フローチャートの1つまたは複数のブロック内にある。
本明細書は、多くの具体的な実装の詳細を含むが、これらは、実装の範囲または請求可能な範囲の限定として解釈されるべきではなく、特定の実装の特定の実施形態に特有の機能の記述として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本明細書で説明される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々にまたは任意の適切なサブコンビネーションで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されており、当初はそのように主張されているものであっても、ある場合には、請求された組み合わせからの1つまたは複数の特徴を組み合わせから切り出すことができ、またはサブコンビネーションのバリエーションを含むことができる。
技術が進歩するにつれて、本発明の概念が様々な方法で実施できることは、当業者には明らかでる。上述の実施形態は、本開示を限定するものではなく説明するために与えられており、当業者が容易に理解するように、本開示の精神および範囲から逸脱することなく改変および変形が可能であることを理解されたい。そのような改変および変形は、開示および添付の請求項の範囲内にあると考えられる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。

Claims (10)

  1. リソース要素の第1グループの周波数領域の位置とリソース要素の第2グループの周波数領域の位置とを指示するRRCパラメータであって、送信のためのCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)リソースをマップする前記RRCパラメータをUE(User Equipment)にシグナリングすることを備え、
    前記リソース要素の第1グループに対応するアンテナポートの数と前記リソース要素の第2グループに対応するアンテナポートの数の合計は、16よりも多く、
    前記リソース要素の第1グループおよび前記リソース要素の第2グループはそれぞれ、リソースコンフィギュレーションセットを2つずつ含み、
    前記リソース要素の第1グループおよび前記リソース要素の第2グループのそれぞれにおいて、前記2つのリソースコンフィギュレーションセットのリソース要素に関する前記周波数領域の位置は、時間領域内の14シンボル単位の内で互いに同じであり、
    前記2つのリソースコンフィギュレーションセットは、時間領域において互いに隣接せず、
    前記RRCパラメータに従って、前記CSI−RSリソースは前記リソース要素の第1グループと前記リソース要素の第2グループにのみマップされ、
    前記CSI−RSリソースを用いてCSI−RSを送信することを備える、
    基地局によって実行される方法。
  2. 更に、前記リソース要素の第1グループの全てのリソース要素を、前記CSI−RSの送信のために設定し、
    前記リソース要素の第2グループのうち、ミュートされ、前記CSI−RSの送信のために使用されない1つの4ポートCSI−RSコンフィギュレーションを、前記UEにシグナリングする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記リソースコンフィギュレーションセットの各々は、4個のリソース要素を含み、前記4個のリソース要素の時間位置及び周波数位置は、互いに(a、b)、(a+1、b)、(a、b+1)、(a+1、b+1)の関係であり、
    aは、サブキャリアのインデックスであり、bは、OFDMシンボルのインデックスである、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記リソース要素の第1グループ内のリソース要素の数は、前記リソース要素の第2グループ内のリソース要素の数と同じ、
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記リソース要素の第1グループ及び前記リソース要素の第2グループは、1つのスロット内で送信される、
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載の方法。
  6. リソース要素の第1グループの周波数領域の位置とリソース要素の第2グループの周波数領域の位置とを指示するRRCパラメータであって、送信のためのCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)リソースをマップする前記RRCパラメータを基地局から受信することを備え、
    前記リソース要素の第1グループに対応するアンテナポートの数と前記リソース要素の第2グループに対応するアンテナポートの数の合計は、16よりも多く、
    前記リソース要素の第1グループおよび前記リソース要素の第2グループはそれぞれ、リソースコンフィギュレーションセットを2つずつ含み、
    前記リソース要素の第1グループおよび前記リソース要素の第2グループのそれぞれにおいて、前記2つのリソースコンフィギュレーションセットのリソース要素に関する前記周波数領域の位置は、時間領域内の14シンボル単位の内で互いに同じであり、
    前記2つのリソースコンフィギュレーションセットは、時間領域において互いに隣接せず、
    前記RRCパラメータに従って、前記CSI−RSリソースは前記リソース要素の第1グループと前記リソース要素の第2グループにのみマップされ、
    前記CSI−RSリソースを用いてCSI−RSを受信することを備える、
    UE(User Equipment)によって実行される方法。
  7. 更に、前記リソース要素の第1グループの全てのリソース要素を、前記CSI−RSの送信のために設定され、
    前記リソース要素の第2グループのうちミュートされ、前記CSI−RSの送信のために使用されない1つの4ポートCSI−RSコンフィギュレーションを、前記基地局から受信する、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記リソースコンフィギュレーションセットの各々は、4個のリソース要素を含み、前記4個のリソース要素の時間位置及び周波数位置は、互いに(a、b)、(a+1、b)、(a、b+1)、(a+1、b+1)の関係であり、
    aは、サブキャリアのインデックスであり、bは、OFDMシンボルのインデックスである、
    請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記リソース要素の第1グループ内のリソース要素の数は、前記リソース要素の第2グループ内のリソース要素の数と同じ、
    請求項6乃至8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 前記リソース要素の第1グループ及び前記リソース要素の第2グループは、1つのスロット内で送信される、
    請求項6乃至9のいずれか1つに記載の方法。
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