JP6968838B2 - 打ち抜かれたステープル及びそれを使用するステープルカートリッジ - Google Patents

打ち抜かれたステープル及びそれを使用するステープルカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、外科用器具に関し、また様々な装置構成では、外科用ステープリング及び切断器具、並びにそれと共に使用するステープルカートリッジに関する。
本明細書に記載する実施形態の様々な特徴は、それらの利点と共に、以下の添付図面と併せて以下の説明によって理解することができる。
少なくとも1つの実施形態による外科用ステープリング器具のエンドエフェクタの斜視図である。 図1のエンドエフェクタと共に使用するためのステープルカートリッジの部分斜視図である。 図2のステープルカートリッジ内に着脱可能に格納されるワイヤステープルの斜視図である。 図2のステープルカートリッジから図3のステープルを排出するように構成されたステープルドライバの斜視図である。 図1のエンドエフェクタと共に使用するためのステープルカートリッジの部分斜視図である。 図4のステープルカートリッジ内に着脱可能に格納されるステープルの斜視図である。 図2のステープルカートリッジのステープル及び図4のステープルカートリッジのステープルが、図1のエンドエフェクタのアンビルの成形ポケットと整列可能であることを示す図である。 図5のステープルの立面図である。 図5のステープルの部分側面図である。 図5のステープルの部分側面図である。 図5のステープルと直接的に係合する、図4のステープルカートリッジのスレッドを示す図である。 未発射位置にある図5のステープルを示す、図4のステープルカートリッジの部分断面図である。 発射位置にある図5のステープルを示す、図4のステープルカートリッジの部分断面図である。 図5のステープルの代替的な実施形態の斜視図及び立面図である。 非平行のステープル脚部を有する、図5のステープルの変形形態の斜視図及び立面図である。 少なくとも1つの実施形態によるステープルカートリッジの部分平面図である。 図15のステープルカートリッジと共に使用するためのスレッドの背面端面図である。 図16のスレッドの斜視図である。 図15のステープルカートリッジのカートリッジ本体の部分断面図である。 図15のステープルカートリッジと共に使用するためのアンビルの部分平面図である。 少なくとも1つの実施形態によるステープルカートリッジの部分平面図である。 図20のステープルカートリッジと共に使用するためのスレッドの正面端面図である。
複数の図面を通して、対応する参照符号は対応する部分を示す。本明細書に記載される例示は、本発明の様々な実施形態を1つの形態で例示するものであり、かかる例示は、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第15/191,807号、発明の名称「STAPLING SYSTEM FOR USE WITH WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,788号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OVERDRIVEN STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,818号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OFFSET LONGITUDINAL STAPLE ROWS」、及び
−米国特許出願第15/191,775号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国意匠特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国意匠特許出願第29/569,218号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,227号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,259号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、及び
−米国意匠特許出願第29/569,264号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」。
本願の出願人は、2015年8月26日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
−米国特許出願第14/836,324号、発明の名称「SURGICAL STAPLES FOR MINIMIZING STAPLE ROLL」、
−米国特許出願第14/836,411号、発明の名称「SURGICAL STAPLES COMPRISING HARDNESS VARIATIONS FOR IMPROVED FASTENING OF TISSUE」、
−米国特許出願第14/836,058号、発明の名称「SURGICAL STAPLE STRIPS FOR PERMITTING VARYING STAPLE PROPERTIES AND ENABLING EASY CARTRIDGE LOADING」、
−米国特許出願第14/836,110号、発明の名称「SURGICAL STAPLING CONFIGURATIONS FOR CURVED AND CIRCULAR STAPLING INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第14/836,036号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY WITHOUT A BOTTOM COVER」、
−米国特許出願第14/836,077号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY COMPRISING STAPLE CAVITIES FOR PROVIDING BETTER STAPLE GUIDANCE」、
−米国特許出願第14/836,225号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY INCLUDING STAPLE GUIDES」、
−米国特許出願第14/836,351号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY COMPRISING STAPLE ALIGNMENT FEATURES ON A FIRING MEMBER」、
−米国特許出願第14/836,163号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY COMPRISING VARIOUS TISSUE COMPRESSION GAPS AND STAPLE FORMING GAPS」、
−米国特許出願第14/836,294号、発明の名称「STAPLES CONFIGURED TO SUPPORT AN IMPLANTABLE ADJUNCT」、
−米国特許出願第14/836,375号、発明の名称「STAPLES COMPRISING A COVER」、
−米国特許出願第14/836,137号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE ASSEMBLY INCLUDING FEATURES FOR CONTROLLING THE ROTATION OF STAPLES WHEN BEING EJECTED THEREFROM」、
−米国特許出願第14/836,020号、発明の名称「SURGICAL STAPLES COMPRISING FEATURES FOR IMPROVED FASTENING OF TISSUE」。
本願出願人は、2013年12月23日に出願され、それぞれの全内容が参照によって本明細書に組み込まれる、以下の特許出願も所有している:
−米国特許出願第14/138,554号、発明の名称「Surgical Instruments With Articulatable Shaft Arrangements」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173789号、
−米国特許出願第14/138,465号、発明の名称「SURGICAL STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173744号、
−米国特許出願第14/138,474号、発明の名称「Articulatable Surgical Instruments With Separate and Distinct Closing and Firing Systems」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173745号、
−米国特許出願第14/138,485号、発明の名称「Surgical Cutting and Stapling Instruments With Independent Jaw Control Features」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173746号、
−米国特許出願第14/138,475号、発明の名称「SURGICAL STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173749号、
−米国特許出願第14/138,481号、発明の名称「SURGICAL STAPLES AND METHODS FOR MAKING THE SAME」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173750号、
−米国特許出願第14/138,489号、発明の名称「SURGICAL STAPLES,STAPLE CARTRIDGES AND SURGICAL END EFFECTORS」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173751号、
−米国意匠出願第29/477,488号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国特許出願第14/138,505号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING AN EXTENDABLE FIRING MEMBER」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173760号、
−米国特許出願第14/138,518号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING A FIRING MEMBER CONFIGURED TO DIRECTLY ENGAGE AND EJECT FASTENERS FROM THE FASTENER CARTRIDGE」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173761号、
−米国特許出願第14/138,530号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING A FIRING MEMBER INCLUDING FASTENER TRANSFER SURFACES」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173762号、
−米国特許出願第14/138,507号、発明の名称「MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173747号、
−米国特許出願第14/138,497号、発明の名称「Surgical Cutting and Stapling Instruments With Articulatable End Effectors」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173755号、及び
−米国特許出願第14/138,516号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING METHODS」、現在は、米国特許出願公開第2015/0173756号。
本明細書に記載され、添付の図面に示される実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解をもたらすように、多くの具体的詳細が示される。周知の動作、構成要素、及び要素は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにするため詳細に記載されていない。本明細書に記載及び図示される実施形態は非限定例であることが読者には理解され、それ故、本明細書に開示される特定の構造的及び機能的詳細は、典型及び例示であり得ることが理解されるであろう。それらに対する変形及び変更が、特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得る。
用語「備える(comprise)」(「comprises」及び「comprising」など、compriseの任意の語形)、「有する(have)」(「has」及び「having」など、haveの任意の語形)、「含む(include)」(「includes」及び「including」など、includeの任意の語形)、及び「含有する(contain)」(「contains」及び「containing」など、containの任意の語形)は、開放型の連結動詞である。結果として、1つ若しくは2つ以上の要素を「備える」か、「有する」か、「含む」か、若しくは「含有する」外科用システム、デバイス、又は装置は、それら1つ又は2つ以上の要素を有しているが、それら1つ又は2つ以上の要素のみを有することに限定されない。同様に、1つ若しくは2つ以上の特徴を「備える」か、「有する」か、「含む」か、若しくは「含有する」、システム、デバイス、又は装置の要素は、それら1つ又は2つ以上の特徴を有しているが、それら1つ又は2つ以上の特徴のみを有することに限定されない。
「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準にして用いられている。「近位」という用語は、臨床医に最も近い部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直」、「水平」、「上」、及び「下」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが更に理解されるであろう。しかしながら、外科用器具は多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。
腹腔鏡下及び低侵襲性の外科手技を行うための、様々な例示的なデバイス及び方法が提供される。しかしながら、本明細書に開示される様々な方法及びデバイスが、例えば開放型の外科手技と関連するものを含む、多くの外科手技及び用途で使用され得ることが、読者には容易に理解されるであろう。本明細書の「発明を実施するための形態」を読み進めることで、読者は、本明細書に開示される様々な器具が、例えば、天然の開口部を通じて、組織に形成された切開又は穿刺穴を通じてなど、任意の方法で体内に挿入され得ることを更に理解するであろう。これらの器具の作用部分即ちエンドエフェクタ部分は、患者の体内に直接に挿入することもでき、又は、外科用器具のエンドエフェクタ及び細長シャフトを進めることが可能な作用通路を有するアクセス装置を通じて挿入することもできる。
外科用ステープル留めシステムは、シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタとを備えることができる。エンドエフェクタは、第1の顎部と第2の顎部とを備える。第1の顎部は、ステープルカートリッジを備える。ステープルカートリッジは、第1の顎部に挿入可能であり、かつ第1の顎部から着脱可能であるが、ステープルカートリッジが第1の顎部から着脱可能でないか、又は少なくとも容易に交換可能でない、他の実施形態も想到される。第2の顎部は、ステープルカートリッジから排出されたステープルを変形させるように構成されたアンビルを備える。第2の顎部は、閉鎖軸を中心にして第1の顎部に対して枢動可能であるが、第1の顎部が第2の顎部に対して枢動可能である、他の実施形態も想到される。外科用ステープル留めシステムは、エンドエフェクタをシャフトに対して回転させる、即ち関節運動させることができるように構成された関節継手を更に備える。エンドエフェクタは、関節継手を通って延在する関節運動軸線を中心にして回転可能である。関節継手を含まない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジは、カートリッジ本体を備える。カートリッジ本体は、近位端と、遠位端と、近位端と遠位端との間に延在するデッキとを含む。使用中、ステープルカートリッジは、ステープル留めされる組織の第1の側に位置付けられ、アンビルは、組織の第2の側に位置付けられる。アンビルは、ステープルカートリッジに向かって移動させられて、デッキに対して組織を圧縮及びクランプする。続いて、カートリッジ本体内に着脱可能に格納されたステープルを、組織内に配備することができる。カートリッジ本体は、その内部に画定されたステープルキャビティを含み、ステープルは、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納される。ステープルキャビティは、6つの長手方向列に配置される。3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第1の側に位置付けられ、3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第2の側に位置付けられる。ステープルキャビティ及びステープルの他の配置も可能であり得る。
ステープルは、カートリッジ本体内のステープルドライバによって支持される。ドライバは、第1の、即ち未発射位置と、ステープルキャビティからステープルを排出する、第2の、即ち発射位置との間で移動可能である。ドライバは、カートリッジ本体の底部周辺に延在する保持具によってカートリッジ本体内に保持され、また、カートリッジ本体を把持し、保持具をカートリッジ本体に対して保持するように構成された、弾性部材を含む。ドライバは、スレッドによってそれらの未発射位置とそれらの発射位置との間で移動可能である。スレッドは、近位端に隣接した近位位置と、遠位端に隣接した遠位側位置との間で移動可能である。スレッドは、ドライバの下を摺動し、ドライバを持ち上げるように構成された複数の傾斜面を備え、ステープルがその上に支持され、アンビルに向かう。
上記に加えて、スレッドは発射部材によって遠位側に移動される。発射部材は、スレッドに接触し、スレッドを遠位端に向かって押し出すように構成されている。1つ以上の代替的な実施形態では、スレッドは発射部材に連結されている。カートリッジ本体内に画定された長手方向スロットは、発射部材を受容するように構成されている。アンビルは、発射部材を受容するように構成されたスロットも含む。発射部材は、第1の顎部に係合する第1のカムと、第2の顎部に係合する第2のカムとを更に備える。発射部材を遠位側に前進させる際、第1のカム及び第2のカムは、ステープルカートリッジのデッキとアンビルとの間の距離、即ち組織隙間を制御することができる。発射部材がカム部材を1つしか有さない、あるいはカム部材を有さない、他の実施形態をも考えられる。そのような実施形態は、第1の顎部及び第2の顎部を定位置に保持するための他の好適な手段を含み得る。いずれにせよ、発射部材はまた、ステープルカートリッジとアンビルとの間に捕捉された組織を切開するように構成されたナイフをも備えている。ステープルがナイフよりも前方に排出されるように、ナイフが傾斜面に対して少なくとも部分的に近位側に位置付けられることが望ましい。
外科用ステープリングシステムのエンドエフェクタ100を図1に示す。エンドエフェクタ100は、フレーム190と、カートリッジ顎部110と、アンビル120とを備えている。カートリッジ顎部110は、フレーム190から固定されて延びている。アンビル120は、カートリッジ顎部110に対して、開放位置又はクランプされていない位置と、閉鎖位置又はクランプされている位置(図1)との間で移動可能である。代替的な実施形態では、カートリッジ顎部110が、アンビル120に対して、開放位置又はクランプされていない位置と、閉鎖位置又はクランプされている位置との間で移動可能である。少なくとも1つのそのような実施形態では、アンビル120はフレーム190から固定されて延びる。
カートリッジ顎部110は、例えば、ステープルカートリッジ130などのステープルカートリッジを受容するように構成されている。図2を参照すると、ステープルカートリッジ130はカートリッジ本体132を備えている。カートリッジ本体132は、患者の組織を支持するように構成されたデッキ133と、長手方向スロット135と、デッキ内に画定された、6つの長手方向に延びるステープルキャビティ134の列とを備えている。長手方向スロット135は、例えば発射部材270(図12)などの発射部材を受容するように構成されている。ステープルキャビティ134はそれぞれ、その中にステープル140(図3)を受容し着脱可能に格納するように構成されている。ステープルカートリッジ130は、ステープル140をステープルキャビティ134から押し出すように構成された、例えばステープルドライバ180(図3A)などのステープルドライバを更に備えている。図3及び図3Aを参照すると、ステープルドライバ180はそれぞれ、ステープル140のベース若しくはクラウン部142を支持及び/又は係合するように構成された受け台182を備えている。ドライバが、例えば、2つ以上のステープルを支持しそれらに係合するための2つの受け台、3つの受け台、又は4つの受け台を備える他のステープルドライバも考えられる。
上記に加えて、ステープルカートリッジ130は、ステープルドライバ180と係合するように構成されたスレッドを更に備えている。より具体的には、スレッドは1つ以上のランプを備え、それらのランプは、例えばカム185など、ステープルドライバ180上に画定された1つ以上のカムと係合し、またスレッドがステープルカートリッジ130を通じて遠位に移動されるときにステープルキャビティ134内のステープルドライバ180及びステープル140を持ち上げるように構成されている。発射部材270は、ステープル発射行程の間に、近位の未発射位置から遠位の発射位置へとスレッドを遠位側に移動させるように構成されている。少なくとも1つの場合では、ステープル140はそれぞれ、ステープル140が未発射位置にあるとき、カートリッジ本体132のデッキ133の下方に完全に配置される。そのような場合では、ステープル140のステープル脚部144は、ステープル140が未発射位置にあるとき、デッキ133を越えて延びていない。使用の際、ステープル脚部144の先端146が、ステープル140が発射されるときにデッキ133の上方に出現する。そのような構成により、ステープルカートリッジ130を組織に対して移動させるときに、ステープル140が患者の組織に引っかかる可能性を低減することができる。
様々な他の場合において、上記に更に加えて、ステープル脚部144の先端146は、ステープル140が未発射位置にあるとき、デッキ133を越えて延びる。主として図2を参照するが、カートリッジ本体132は、デッキ133の上方に延びる突出部136を更に備え、それらの突出部は、ステープル140が未発射位置にあるとき、先端146を少なくとも部分的に囲むように構成されている。ステープル脚部144の長さは、ステープル140が未発射位置にあるとき、先端146が突出部136の頂部表面の下方に配置されるように選択されている。突出部136はまた、ステープル140がステープルキャビティ134から排出されるときにステープル脚部144を案内するように構成されている。いくつかの点では、突出部136は、ステープルキャビティ134をデッキ133の上方に延長させるものである。そのような構成により、より長いステープル又はより高いステープルの使用を可能とすると同時に、ステープルがデッキ133の上方に延びているにもかかわらず、ステープルを保護することができるようになる。
上記に加えて、ステープル140はワイヤから構成されている。ワイヤは、丸形の、又は少なくとも実質的に丸形の断面を有している。しかしながら、任意の好適な断面が用いられ得る。例えば、正方形の断面及び/又は少なくとも1つの平坦な辺を有する断面が用いられ得る。ワイヤは、例えば、チタン及び/又はステンレス鋼などの金属から構成されている。そうとは言えども、ワイヤは、例えばプラスチックなどの任意の好適な材料から構成され得る。
ステープル140はそれぞれ、ステープル140のクラウン部142及びステープル脚部144を構成するように形成されている曲がったワイヤから構成されている。以下で更に詳細に説明するように、アンビル120は、未発射構成(図3)と発射構成との間でステープル140を変形させるように構成されている。図3に示すように、ステープル140の脚部144は、ステープル140が未発射構成にあるとき、互いに対して平行ではない。そのような例では、ステープル140は、ステープル140が未発射構成にあるとき、実質的にV字形状の構成を備えている。特定の実施形態では、未発射構成にあるときに平行又は少なくとも実質的に平行な脚部を有するステープルが利用され得る。そのような例では、ステープルは、ステープルが未発射構成にあるとき、実質的にU字形状の構成を備えている。
図2を再び参照すると、ステープルカートリッジ130は、カートリッジ本体132に取り付けられたリテーナ160を更に備えている。リテーナ160は、カートリッジ132の底部を少なくとも部分的に囲んで延びており、ステープル140、ステープルドライバ180、及び/又はスレッドがカートリッジ本体132の底部から落下するのを防止するように構成されている。リテーナ160は、スナップ嵌めの方式でカートリッジ本体132と係合するように構成されているが、しかしながら、リテーナ160は、任意の好適な方式でカートリッジ本体132に取り付けられてよい。更に、リテーナ160は、スナップ嵌めの方式でカートリッジ顎部110と係合してステープルカートリッジ130をカートリッジ顎部110内に解放可能に保持するように構成されている。すなわち、ステープルカートリッジ130は、任意の好適な方式でカートリッジ顎部110に解放可能に保持され得る。
上記に加えて、エンドエフェクタ100はまた、例えば、ステープルカートリッジ230(図4)など、ステープルカートリッジ130以外のステープルカートリッジと共に使用されるように構成されている。別の言い方をすれば、ステープルカートリッジ230は、例えば、ステープルカートリッジ130に代わって、エンドエフェクタ100と共に使用され得る。ある例では、エンドエフェクタ100は、ステープルカートリッジ130と共に使用され得るものであり、また、ステープルカートリッジ130が少なくとも部分的に発射された後、ステープルカートリッジ130は、第1の顎部110から取り外され、次いで未発射のステープルカートリッジ230と交換され得る。様々な例において、外科医は、1つ以上のステープルカートリッジ130と1つ以上のステープルカートリッジ230を任意の好適な順序で選択的にかつ互換的に使用し得る。
図4を参照すると、ステープルカートリッジ230は、カートリッジ本体232と、カートリッジ本体232に取り付けられたリテーナ260とを備えている。リテーナ260は、多くの点でリテーナ160と類似している。リテーナ260は、スナップ嵌めの方式でカートリッジ本体232と係合するように構成されているが、しかしながら、リテーナ260は、任意の好適な方式でカートリッジ本体232に取り付けられてよい。更に、リテーナ260は、スナップ嵌めの方式でカートリッジ顎部110と係合してステープルカートリッジ230をカートリッジ顎部110内に解放可能に保持するように構成されている。すなわち、ステープルカートリッジ230は、任意の好適な方式でカートリッジ顎部110に解放可能に保持され得る。
カートリッジ本体232は、患者の組織を支持するように構成されたデッキ233と、長手方向スロット135と、デッキ内に画定された長手方向に延びるステープルキャビティの列とを備えている。デッキ233は、長手方向スロット135の第1の側部にある第1の部分と、長手方向スロット135の第2の側部にある第2の部分とを備えている。デッキ233の第1の部分及び第2の部分はそれぞれ、第1の又は内側の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、第2の又は中間の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、第3又は外側の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、を備えている。デッキ233の第1の部分は、ステープルキャビティ234aを含んだ第1の長手方向に延びる列と、ステープルキャビティ234aを含んだ第2の長手方向に延びる列と、ステープルキャビティ234a’を含んだ第3の長手方向に延びる列と、を備えている。デッキ233の第2の部分は、ステープルキャビティ234a’を含んだ第1の長手方向に延びる列と、ステープルキャビティ234a’を含んだ第2の長手方向に延びる列と、ステープルキャビティ234を含んだ第3の長手方向に延びる列と、を備えている。
上記に加えて、ステープルキャビティ234aとステープルキャビティ234a’は、それらが互いに鏡像であることを除いて、多くの点で類似している。ステープルキャビティ234aは「左側」ステープルキャビティと呼ばれてもよく、ステープルキャビティ234a’は「右側」ステープルキャビティと呼ばれてもよい。言うまでもなく、左及び右は見方の問題であり、異なる命名法、更には逆の命名法も利用され得る。更に、左側ステープルキャビティ234a及び右側ステープルキャビティ234a’の任意の好適な構成が利用され得る。
図4、図5、及び図14を参照すると、ステープル240が各ステープルキャビティ234a内に着脱可能に格納されている。図13を参照すると、ステープル240’が各ステープルキャビティ234a’内に着脱可能に格納されている。ステープル240とステープル240’は、それらが互いに鏡像であることを除いて、多くの点で類似している。上記で用いられた命名法と一致するが、ステープル240は「左側」ステープルであり、ステープル240’は「右側」ステープルである。
再び図4を参照すると、デッキ233の第2の部分はデッキ233の第1の部分の鏡像である。そのような構成により、発射部材270が発射行程の間に長手方向スロット135を通じて遠位側に移動するとき、組織切断ライン、すなわち、発射部材270上に画定された切断縁部272によって形成された長手方向の切り込みに対して、対称的なステープルラインが生成される。他の実施形態では、デッキ233の第2の部分は、デッキ233の第1の部分の鏡像ではない。そのような構成により、切断ラインに対して非対称的なステープルラインがステープリングされる組織に生成される。
主として図7〜図10を参照すると、ステープル240は、クラウン部242と、クラウン部242に連結された近位ステープル脚部244pと、クラウン部242に連結された遠位脚部244dとを備えている。より具体的に言えば、ステープル240は、近位ステープル脚部244pをクラウン部242に連結する近位コネクタ248pと、遠位ステープル脚部244dをクラウン部242に連結する遠位コネクタ248dと、を備えている。近位コネクタ248pは、ステープル脚部244p及びクラウン部242と一体的に形成されており、同様に、遠位コネクタ248dは、遠位ステープル脚部244d及びクラウン部242と一体的に形成されている。ステープル240は、クラウン部242と一体的に形成されかつそのクラウン部から延びるドライバ246を更に備えている。ドライバ246は、その上に画定されたカム表面245を備えており、このカム表面は、図10に示すように、ステープル発射行程の間にステープルカートリッジ230のスレッド250によって直接的に係合されるように構成されている。
図7〜図10で分かるように、クラウン部242とドライバ246とは集合的に、近位コネクタ248p及び/又は遠位コネクタ248dよりも高い高さを画定している。更に、クラウン部242とドライバ246の集合的な高さは、ステープル脚部244p及び244dのいかなる断面幅よりも大きい寸法を画定している。
同様に図7〜図10で分かるように、近位脚部244p、近位コネクタ248p、遠位脚部244d、及び遠位コネクタ244dは、ドライバ246の下方には延びていない。換言すれば、ドライバ246はステープル240の底部を構成している。更に、カム表面245の全体が、近位脚部244p、近位コネクタ248p、遠位脚部244d、及び遠位コネクタ244dの下方にある。そのような構成は、スレッド250がステープル240のドライバ246と接触し、ステープル240の別の部分とは接触しないことを確実にするのに役立つ。
上記に加えて、再び図13を参照すると、ステープル240’は、クラウン部242’と、クラウン部242’に連結された近位脚部244p’と、クラウン部242’に連結された遠位脚部244d’と、クラウン部242’と一体的に形成されかつそのクラウン部から延びるドライバ246’と、を備えている。ドライバ246’は、その上に画定されたカム表面245’を備えており、このカム表面は、ステープル発射行程の間にスレッド250によって直接的に係合されるように構成されている。特に明記しない限り、ステープル240に関して本明細書に示す教示内容は、ステープル240’にも適用可能である。簡潔にするため、これらの適応を扱う議論は、本明細書では具体的に述べられないこともある。
ステープル240はそれぞれ、例えば、チタン及び/又はステンレス鋼などの一体的な金属片から構成されている。例えばプラスチックなどの他の材料も利用され得る。様々な例において、ステープル240は、材料の1枚以上のシートから打ち抜かれる。少なくとも1つの例では、金属ストックの連続した平坦なストリップが順送型ダイ(progression die)に供給され、順送型ダイは、材料のストリップを打ち付けるか又は打ち抜き、クラウン部242をステープル脚部244p及び244dと共に平面から引き離すか又は押しのける。それに代わって、ステープル脚部244p及び244dは、クラウン部242と共に平面から引き離されるか又は押しのけられる。様々な例において、順送型ダイはまた、例えば、ステープル脚部244p及び244d上など、ステープル240上に1つ以上の丸み付き縁部を形成するように構成される。順送型ダイはまた、特定の例においてステープル脚部244p及び244dの先端246を鋳造し、任意の過剰材料を材料のストリップから除去するように構成される。これらの成形工程の各々は、順送型ダイ内の1つ以上のステーションにおいて、かつ/又は順送型ダイ内の同じ成形ステーション内で生じ得るが、その構成は最終的に、例えば連続したバンドリア(bandolier)に取り付けられたステープル240の一片を生産することになる。ステープル240はバンドリアから取り外され、次いでステープルキャビティ234に挿入される。特定の例では、ステープル240の一片はローディングブロックに装填され、ここでバンドリアは次いでステープル240から取り外される。その後、ローディングブロックを使用して、ステープル240をカートリッジ本体232のステープルキャビティ234aに挿入する。少なくとも1つの例では、ローディングブロックはまた、ステープル240及び240’がカートリッジ本体232に同時に装填されるよう、ステープル240’を受容するように構成されている。
上記に加えて、主として図7を参照するが、ステープル240それぞれのドライバ246は、ドライバ246の遠位側に画定された連結点249においてバンドリアに取り付けられる。そのような構成により、例えば、バリ又は破片(tag)がドライバ246から下向きに延び、スレッド250の長手方向の進行を妨害する可能性が低下する。すなわち、ステープル240をバンドリアに保持するために、任意の好適な取付け点が利用され得る。それに加えて、あるいはそれに代わって、ステープル240を形成するために、ワイヤバーニング(wire burning)、又は放電加工機(EDM)の操作、及び/又は任意の他の好適な製造プロセスが利用されてよい。更に、ステープル240’は、とりわけ本明細書で説明する方法のうちのいずれかを利用して製造され得る。
図8及び図9を参照すると、ステープル240の近位ステープル脚部244p及び遠位ステープル脚部244dがステープル脚部平面241sを画定している。ステープル240がステープルキャビティ234a内に配置されているとき、上記に加えて、ステープル240の近位ステープル脚部244pは遠位ステープル脚部244dに対して近位側に位置している。更に、ステープル240の近位ステープル脚部244p及び遠位ステープル脚部244dは発射軸線と整列する。この発射軸線はまた、ステープル240が長手方向に延びるステープルキャビティ234aの列内に配置されているとき、他のステープル240のステープル脚部244p及び244dと整列する。その結果、長手方向に延びるステープルキャビティ234aの列内のステープル240のステープル脚部平面241sは互いに整列するか、又は少なくとも実質的に整列している。ステープル脚部244p及び244dはある幅又は厚さを備え、ステープル脚部平面241sはステープル脚部244p及び/又は244dのその幅を含み得ることを理解されたい。
上記に加えて、図4及び図6を参照すると、第1の内側の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された左側ステープル240は、ステープル240のステープル脚部平面241sが駆動平面241cよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。それに対応して、引き続き図4及び図6を参照すると、第2の内側の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された右側ステープル240’もまた、ステープル240’のステープル脚部平面241sが駆動平面241cよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。同様に、第1の中間の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された左側ステープル240は、ステープル240のステープル脚部平面241sが駆動平面241cよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。同じように、第2の中間の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された右側ステープル240’は、ステープル240’のステープル脚部平面241sが駆動平面241cよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。他方で、図4及び図6を参照すると、第1の外側の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された右側ステープル240’は、ステープル240’の駆動平面241cがステープル脚部平面241sよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。同じように、第2の外側の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に格納された左側ステープル240もまた、ステープル240の駆動平面241cがステープル脚部平面241sよりも長手方向スロット135により接近するように、その中に着脱可能に格納されている。
以下で更に詳細に説明するように、ステープル240のステープル脚部244p、244dは、ステープル240の組織締め付け又はクランプされている部分を備えており、その部分は、ステープル240のステープル脚部244p、244dがアンビル120に対して変形されるときに、患者の組織をステープル240内に閉じ込めるように構成されている。様々な例において、近位ステープル脚部244p及び遠位ステープル脚部244dがステープル脚部平面241s内に形成される。他の例では、しかしながら、ステープル脚部244p及び244dの一方又は両方がステープル脚部平面241sの外へ変形され得る。
上記に加えて、図7に示すように、ステープル240の近位ステープル脚部244pは、ステープル240が未発射構成にあるとき、ステープル脚部244dに対して平行であるか、又は少なくとも実質的に平行である。その結果、ステープル240のステープル脚部244p、244d及びクラウン部242は、ステープル240が未発射位置にあるとき、実質的にU字形状の構成を形成している。そのような構成では、ステープル240がステープルキャビティ234aから排出されているときのステープル脚部244p及び244dの上向きの移動は、他の構成と比べて制御がより容易となり得る。様々な代替的な実施形態では、図14を参照すると、ステープル240の近位ステープル脚部244p及び遠位ステープル脚部244dは、互いから離れて外向きに、かつ/又は互いに平行ではない方向に延びる。少なくとも1つのそのような例では、ステープル240のステープル脚部244p、244d及びクラウン部242は、ステープル240が未発射位置にあるとき、実質的にV字形状の構成を形成する。そのような構成では、ステープル240のステープル脚部244p及び244dは、ステープル240をステープルキャビティ234a内に弾性的に保持し得るステープルキャビティ234aの側壁と接触し、かつその側壁によって内向きに弾性的に付勢され得る。
上記に加えて、リテーナ260は、カートリッジ232の底部を少なくとも部分的に囲んで延びており、ステープル240、ステープル240’、及び/又はスレッド250がカートリッジ本体232の底部から落下するのを防止するように構成されている。
主として図10を参照すると、ステープル240のドライバ246はステープル240の駆動部分を備えている。スレッド250の長手方向ランプ255は、順次的にステープル240のドライバ246と係合し、そのドライバの下方に滑り込んで、ステープル240をステープルキャビティ234a内でアンビル120に向かって上向きに持ち上げるように構成されている。ステープル240それぞれのカム表面245は、ドライバ246の近位側に画定されており、スレッド250がステープル240との接触を開始する点を含んでいる。ステープル240それぞれのドライバ246は駆動平面241c内に画定されており、駆動平面は、長手方向ランプ255と整列するか又は少なくとも実質的に整列している。カム表面245もまた、駆動平面241c内に画定される。カム表面245及び/又はドライバ246がある幅又は厚さを備え、駆動平面241cはカム表面245及び/又はドライバ246のその幅を含み得ることを理解されたい。
再び図8及び図9を参照すると、コネクタ248p及び248pがそれぞれステープル脚部244p及び244dをステープル240のクラウン部242から分離させている。図8及び図9に示すように、ステープル240の駆動平面241cは、ステープル240のステープル脚部平面241sから横方向に偏位している。同様に図8及び図9に示すように、ステープル240の駆動平面241cは、ステープル240のステープル脚部平面241sに対して平行であるか又は少なくとも実質的に平行である。そのような例では、長手方向に延びるステープル240の列の駆動平面241cは、長手方向の駆動軸線に沿って互いに整列している。長手方向の駆動軸線は、上記で説明したステープル脚部平面241sと整列する長手方向の発射軸線に対して平行であり、かつ隣接している。
再び図8〜図10を参照すると、長手方向ランプ255は、ステープル240の近位コネクタ248p又は遠位コネクタとは係合しない。同様に、長手方向ランプ255はステープル240のステープル脚部244p及び244dとは係合しない。更に、スレッド250のいかなる部分も、ステープル240の近位コネクタ248p、近位ステープル脚部244p、遠位コネクタ248d、及び遠位ステープル脚部244dとは係合しない。その代わりに、長手方向ランプ255は、スレッド250が発射行程の間に遠位側に移動されるときに、ステープル240のカム表面245と直接的に係合する。スレッド250が遠位側に移動されるとき、長手方向ランプ255はカム表面245の下方に滑り込み、引き続き未発射位置(図11)と発射位置(図12)との間でステープル240をアンビル120に向かって上向きに持ち上げる。換言すれば、ステープル240は、図12に示すように、ステープルキャビティ234a内で発射位置に向かって長手方向ランプ255を上方向にスライドする。
上記に加えて、主として図10を参照するが、ステープル240の駆動表面245は、近位コネクタ248pへは延びていない。ドライバ246は、駆動表面245を近位コネクタ248pから分離するノッチ又はレリーフ247を備えている。様々な例において、ノッチ247は駆動平面241c内に画定される。少なくとも1つの例では、ノッチ247は近位コネクタ248pへと延びている。ノッチ247は、スレッド250が、ステープル240のドライバ246と、すなわちステープル240の駆動平面241c内で接触し、近位コネクタ248p及び/又は近位脚部244pとは接触しないことを確実にするように構成されている。ノッチ247はまた、ドライバ246と近位コネクタ248pとの間の明確な描出を生み出すことで、カム表面245は駆動平面241c外へねじられることはない。更に、ノッチ247は、近位ステープル脚部244pを含む垂直平面から駆動平面241cを分離している。
上記と同様に、駆動平面245は遠位コネクタ248dには延びていかない。
上記に加えて、ステープル240の駆動平面245は、スレッド250の長手方向ランプ255の角度に一致するか又は少なくとも実質的に一致する角度をなして延びている。すなわち、任意の好適な角度が用いられ得る。
少なくとも1つの例では、上記に更に加えて、ステープル240はそれぞれ、ステープル240が未発射位置にあるとき、カートリッジ本体232のデッキ233の下方に完全に配置されている。そのような例では、ステープル240のステープル脚部244は、ステープル240が未発射位置にあるとき、デッキ233を越えて延びることはない。使用の際、ステープル脚部244の先端246は、ステープル240が発射されているときにデッキ233の上方に出現する。そのような構成により、ステープルカートリッジ230を組織に対して移動させるときに、ステープル240が患者の組織に引っかかる可能性を低減することができる。
様々な例において、上記に更に加えて、ステープル脚部244p及び/又は244dの先端246は、ステープル240が未発射位置にあるとき、デッキ233を越えて延びている。主として図4及び図6を参照すると、カートリッジ本体232は、デッキ233の上方に延びる突出部236を更に備え、それらの突出部は、ステープル240が未発射位置にあるとき、先端246を少なくとも部分的に囲むように構成されている。ステープル脚部244p及び244dの長さは、ステープル240が未発射位置にあるとき、先端246が突出部236の上部表面の下方に配置されるように選択されている。いくつかの点では、突出部236は、デッキ233の上方にステープルキャビティ234を延長させるものである。そのような構成により、より長いステープル又はより高いステープルの使用を可能とすると同時に、ステープルがデッキ233の上方に延びているにもかかわらず、ステープルを保護することが可能となり得る。突出部236はまた、ステープル240がステープルキャビティ234から排出されるときにステープル脚部244を案内するように構成されている。
上記に加えて、ステープル240は、長手方向ランプ255の頂部表面253がステープル240の底面の下方を通過するときに、完全発射構成に達する。ここで図12を参照すると、ステープル240は長手方向ランプ255の頂部表面253にほぼ到達しており、したがって、完全発射構成にほぼ達している。頂部表面253が変形したステープル240に対して遠位側に移動し、変形したステープル240から係合されなくなると、弾性的な反力及び/又は変形したステープル240に蓄積された潜在的なエネルギーにより、変形したステープル240の一部分が再び、排出されたステープルキャビティ234aへと押し込まれ得る。
再び図11及び図12を参照すると、アンビル120は、ステープル240及び240’を変形させるように構成された成形ポケットを備えている。成形ポケットはそれぞれ、例えばステープル240の近位ステープル脚部244pを受容するように構成された近位成形カップ124pと、ステープル240の遠位ステープル脚部244dを受容するように構成された遠位成形カップ124dとを備えている。近位成形カップ124pは、近位ステープル脚部244pを遠位ステープル脚部244dに向かって内向きに変形させるように構成されている。同様に、遠位成形カップ124dは、遠位ステープル脚部244dを近位ステープル脚部244pに向かって内向きに変形させるように構成されている。ステープル脚部244p及び244dの一方又は両方が互いから離れて外向きにかつ/又は任意の他の好適な方向に折り曲げられる他の実施形態をも、考えられる。再び図12を参照すると、ステープル240及び240’は、アンビル120によってB字形状の構成へと変形されているが、しかしながら、アンビル120は、ステープル240及び240’を任意の好適な構成へと変形させるように構成されてもよい。
上記で議論したように、エンドエフェクタ100は、ステープルカートリッジ100と共に、あるいは代替的にステープルカートリッジ200と共に使用可能である。その結果、アンビル120は、ステープルカートリッジ100のステープル140を、またそれに加えてステープルカートリッジ200のステープル240、240’を変形させるように構成される。換言すれば、例えば、アンビル120に画定された成形ポケットはそれぞれ、曲がったワイヤから製作されているステープル140、及び材料の平坦なシートから打ち抜かれたステープル240又はステープル240’を変形させるように構成されている。例えば、主として図6を参照すると、成形ポケットの近位成形カップ124pは、ステープル140の近位ステープル脚部144及びステープル240の近位ステープル脚部244pを変形させるように構成されている。成形ポケットの近位成形カップ124pはまた、ステープル240’がステープル240に代わって成形ポケットと整列される場合に、近位ステープル脚部244p’を変形させるように構成されている。上記と同様に、成形ポケットの遠位成形カップ124dは、ステープル140の遠位ステープル脚部144及びステープル240の遠位ステープル脚部244dを変形させるように構成されている。同様に、成形ポケットの遠位成形カップ124dはまた、ステープル240’がステープル240に代わって成形ポケットと整列される場合に、遠位ステープル脚部244d’を変形させるように構成されている。
上記に加えて、ステープルカートリッジ130のステープルキャビティ134及びステープルカートリッジ230のステープルキャビティ234aは、ステープル140の先端146及びステープル240の先端246が、エンドエフェクタ100にどのステープルカートリッジが取り付けられるかに応じて、成形カップ124p及び124d内の同じ点又は標的を打ち付けるように、アンビル120の成形ポケットと整列可能である。例えば組織組成の変動が原因で、先端146及び先端246が実際には成形カップ124p及び124d内の同じ標的を打ち付けない場合もあることを理解されたい。すなわち、アンビル120の成形キャビティは、ステープル140の脚部144及びステープル240の脚部244p、244dを所望の整列状態へと案内するように構成されている。この目的で、近位成形カップ124pはガイド壁126pを備え、遠位成形カップ124dはガイド壁126dを備えており、ガイド壁はステープル140、240、及び240’の脚部を所望の構成へと案内及び成形するように構成されている。
再び図7を参照すると、ステープル240は、クラウン部242の頂部表面上に画定された組織係合表面243を備えている。ステープル240の表面243は、ステープル240が発射構成へと成形されるときに、ステープル240内に捕捉された組織を支持しかつ/又はその組織に圧力を加えるように構成されている。ここで図11を参照すると、ステープル240の表面243は、ステープル240が未発射位置にあるとき、カートリッジ本体232のデッキ233の十分下方に配置されている。ここで図12を参照して、ステープル240が発射位置へと移動されると、表面243はデッキ233の上方に少なくとも部分的に出現する。換言すれば、スレッド250はステープル240の上を少なくとも部分的に過駆動する。そのような場合、ステープル240の表面243は、ステープル240が変形されているときに、組織に当接しかつ圧力を加え得る。ある場合には、ステープル240が完全発射位置にあるとき、表面243の一部分のみがデッキ233の上方に過駆動される。他の場合には、ステープル240が完全発射位置にあるとき、表面243の全体がデッキ233の上方に過駆動される。そのような構成は、相当な大きさのクランプ圧力を組織に加えることを可能とし、それによって組織からの出血が低減され得る。
様々な例において、上記に更に加えて、ステープル240のドライバ246は、ステープル240の表面243がデッキ233の上方に過駆動されているときも、依然としてデッキ233の下方に少なくとも部分的にある。ある場合には、ステープル240は、表面243がデッキ233の上方に過駆動される程度にかかわらず、ドライバ246がデッキ233の上方に出現しないように構成される。そのような場合、ドライバ246の全体が、ステープル発射行程の間も依然としてデッキ233の下方に残る。少なくとも1つの例では、ステープル240のカム表面245は、ステープル240が過駆動されているときに、デッキ233の上方に出現しない。様々な例において、長手方向ランプ255の頂部表面253はデッキ233の上方に延びることはない。このことは、ステープル発射行程の間にスレッド250がステープル240の全体をデッキ233の上方に駆動しないことを意味する。
上記に更に加えて、突出部236がデッキ233の上方に延びることを理解されたい。図12に示すように、スレッド250は、ステープル240の表面243を突出部236の上方に少なくとも部分的に過駆動するように構成されている。そのような例では、ステープル240が完全発射位置へと移動されるとき、表面243は突出部236の上方に少なくとも部分的に上昇する。ある場合には、ステープル240が完全発射位置にあるとき、表面243の一部分のみが突出部246の上方に過駆動される。他の場合には、ステープル240が完全発射位置にあるとき、表面243の全体が突出部246の上方に過駆動される。そのような構成は、相当な大きさのクランプ圧力を組織に加えることを可能とし、それによって組織からの出血が低減され得る。
上記に加えて、組織係合表面243は組織に直接的に係合又は接触してもよい。他の場合には、例えば、一片のバットレス材料及び/又は組織厚さ補正板などの補助材料がステープルカートリッジ230のデッキ233上に配置されてもよく、また組織係合表面243はその補助材料に直接的に係合又は接触してもよい。補助材料を開示する参照文献が本願の他の個所で参照によって援用される。
再び図7を参照すると、組織係合表面243は、平坦部分と、平坦部分の第1の側にある第1の傾斜部分と、平坦部分の第2の側にある第2の傾斜部分と、を備えている。そのような構成により、ステープル240内に捕捉された組織に3方向から圧力を加えることができる。すなわち、組織係合表面243は、例えば、完全に平坦な構成又は丸み付きの構成など、任意の好適な構成を備え得る。
上記で議論したように、再び図6を参照すると、ステープルカートリッジ130及び230は、選択可能にかつ交換可能にエンドエフェクタ100と共に使用され得る。同様に上記で議論したように、ステープルカートリッジ130及び230は、顎部110に着脱可能に取付け可能である。様々な代替的な実施形態において、ステープルカートリッジ130及び230はそれぞれ、エンドエフェクタ110のフレーム190に取付け可能であり、かつそのフレームから取外し可能である、完全型の顎部を備えている。そのような場合、臨床医は、例えば、ステープルカートリッジ顎部全体をエンドエフェクタ110から取り出し、別の完全なステープルカートリッジ顎部、すなわち、まだ発射されておらず、臨床医が望むタイプのステープル及び/又はパターンのステープルを備えるものと交換し得る。
上記に加えて、図6は、エンドエフェクタ100がステープルカートリッジ130及びステープルカートリッジ230と共に使用可能であることを示すことを意図したものであることを理解されたい。ステープルカートリッジ130とステープルカートリッジ230は共に図6に示されているが、ステープルカートリッジ130及びステープルカートリッジ230は、同じエンドエフェクタ100内で同時には使用されないことを理解されたい。すなわち、例えば、ステープルカートリッジがワイヤステープルを利用し、それに加えて、1枚以上のシート材料から形成されたステープルを利用する様々な実施形態が考えられる。少なくとも1つの実施形態では、ステープルカートリッジは、例えば、その中に着脱可能に格納されたステープル140及びステープル240を備えている。例えば、ステープルカートリッジがステープル140、ステープル240、及びステープル240’を備える他の実施形態をも考えられる。
図20を参照すると、上記に更に加えて、ステープルカートリッジ430は、デッキ433と、その中に画定された長手方向スロット135とを含むカートリッジ本体432を備えている。長手方向スロット135は、その中心を通じて延びる長手方向スロット軸線139を画定している。ステープルカートリッジ430は、長手方向スロット135の一方の側に、第1の又は内側の長手方向に延びるキャビティ434aの列と、第2の又は中間の長手方向に延びるステープルキャビティ434bの列と、第3の又は外側の長手方向に延びるステープルキャビティ434cの列とを更に備えている。ステープルカートリッジ430はまた、長手方向スロット135のもう一方の側に、第1の又は内側の長手方向に延びるキャビティ434a’の列と、第2の又は中間の長手方向に延びるステープルキャビティ434b’の列と、第3の又は外側の長手方向に延びるステープルキャビティ434c’の列と、を備えている。ステープルキャビティ434a、434a’、434b、及び434b’は、多くの点で左側ステープルキャビティ234a(図4及び図6)と類似している。ステープルキャビティ434c及び434c’は、多くの点で左側ステープルキャビティ134(図2及び図6)と類似している。ステープル240は、ステープルキャビティ434a、434a’、434b、及び434b’に着脱可能に格納されている。ステープル140は、ステープルキャビティ434c及び434c’に着脱可能に格納されている。
図21を参照すると、ステープルカートリッジ430は、カートリッジ本体432からステープル140及び240を排出するように構成されたスレッド450を更に備えている。スレッド450は、ステープルキャビティ434a内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ455aと、ステープルキャビティ434a’内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ455a’と、ステープルキャビティ434b内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ455bと、ステープルキャビティ434b’内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ455b’と、を備えている。スレッド450は、ステープル140をステープルキャビティ434cから排出するように構成された長手方向ランプ455cと、ステープル140をステープルキャビティ434c’から排出するように構成された長手方向ランプ455c’とを更に備えている。より具体的には、ステープルカートリッジ430は、ステープルキャビティ434c内に格納されたステープル140を支持しかつ/又はそれと係合するように構成された1列のステープルドライバと、ステープルキャビティ434c’内に格納されたステープル140を支持しかつ/又はそれと係合するように構成された1列のステープルドライバと、を備えており、また、スレッド450が遠位側に前進されるとき、スレッド450の長手方向ランプ455c及び455c’はステープルドライバと係合して、ステープル140をステープルキャビティ434c及び434c’内で上向きに持ち上げ、ステープルカートリッジ430の反対側に配置されたアンビルに対してステープル140を変形させる。これらのステープルドライバは、例えば、図3Aに示すステープルドライバと多くの点で類似し得る。
上記に加えて、ステープルキャビティ434aは長手方向軸線437aに沿って配置され、ステープルキャビティ434bは長手方向軸線437bに沿って配置され、ステープルキャビティ434cは長手方向軸線437cに沿って配置されている。同様に、ステープルキャビティ434a’は長手方向軸線437a’に沿って配置され、ステープルキャビティ434b’は長手方向軸線437b’に沿って配置され、ステープルキャビティ434c’は長手方向軸線437c’に沿って配置されている。長手方向軸線437aと長手方向スロット軸線139との間の距離は、長手方向軸線437a’と長手方向スロット軸線139との間の距離よりも短い。その結果、長手方向軸線437a’は、長手方向軸線437aと比較して、横方向に食違いにされるか又は偏位されている。同様に、長手方向に延びるステープルキャビティ434aの列と長手方向スロット135との間の距離は、長手方向に延びるステープルキャビティ434a’と長手方向スロット135との間の距離よりも短い。それに加えて、長手方向軸線437bと長手方向スロット軸線139との間の距離は、長手方向軸線437b’と長手方向スロット軸線139との間の距離よりも短い。その結果、長手方向軸線437b’は、長手方向軸線437bと比較して、横方向に食違いにされるか又は偏位されている。同様に、長手方向に延びるステープルキャビティ434bの列と長手方向スロット135との間の距離は、長手方向に延びるステープルキャビティ434b’の列と長手方向スロット135との間の距離よりも短い。比較上、長手方向軸線437cと長手方向軸線437c’は長手方向スロット軸線139から等距離にある。それに対応して、長手方向に延びるステープルキャビティ343cの列と長手方向に延びるステープルキャビティ343c’の列は長手方向スロット135から等距離にある。
ステープルカートリッジ430内に画定された長手方向に延びるステープルキャビティの列は、均一に離間していない。多くの点で、長手方向に延びる列の間の距離は異なっている。図20で分かるように、長手方向スロット135の一方の側における長手方向に延びるステープルキャビティ434a、434b、及び434cの列の間隔は、長手方向スロット135のもう一方の側における長手方向に延びるステープルキャビティ434a’、434b’、及び434c’の列の間隔とは異なっている。
上記に加えて、長手方向軸線437a、437a’、437b、437b’、437c、及び437c’は駆動軸線を含んでいる。これらの駆動軸線は、場合により、ステープル240の駆動部分及びステープル140を支持するステープルドライバのカム表面と整列している。スレッド450の長手方向ランプはこれらの駆動軸線と整列している。例えば、図20及び図21を参照すると、スレッド450の長手方向ランプ455aは長手方向軸線437aと整列している。同様に、長手方向ランプ455bは長手方向軸線437bと整列し、長手方向ランプ455cは長手方向軸線437cと整列している。また、長手方向ランプ455a’は長手方向軸線437a’と整列し、長手方向ランプ455b’は長手方向軸線437b’と整列し、長手方向ランプ455c’は長手方向軸線437c’と整列している。この目的で、長手方向ランプ455a及び長手方向軸線437aは距離457aだけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ455b及び長手方向軸線437bは距離457bだけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ455c及び長手方向軸線437cは距離457cだけ長手方向スロット軸線139から離れている。同様に、長手方向ランプ455a’及び長手方向軸線437a’は距離457a’だけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ455b’及び長手方向軸線437b’は距離457b’だけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ455c’及び長手方向軸線437c’は距離457c’だけ長手方向スロット軸線139から離れている。
図21で分かるように、距離457a、457a’、457b、及び457b’はいずれも等しくない。これらは全て異なっている。その結果、スレッド450のレールは非対称的に離間している。
図21を参照すると、スレッド450は、カートリッジ本体432の長手方向スロット135内で移動するように構成された中央部分451を備えている。中央部分451は、スロット135内で緊密に受容されるように寸法決めされ構成されているため、スレッド450とカートリッジ本体432との間における横方向の移動は、あったとしてもほとんど許容されず、スレッド450の長手方向ランプは、ステープル240及びステープル140を駆動するように構成されたステープルドライバと適切に整列されたままとなる。
再び図20を参照すると、ステープルカートリッジ430によって配備される外側の列のステープルはワイヤステープルであり、ステープルカートリッジ430によって配備される内側及び中間の列のステープルは平坦なストックから形成されかつ/又は打ち抜かれたものである。とは言え、他の構成も考えられる。少なくとも1つの例では、例えば、ステープルカートリッジによって配備される中間及び外側の列のステープルはワイヤステープルであり、ステープルカートリッジによって配備される内側の列のステープルは打ち抜かれたステープルである。他の例では、例えば、ステープルカートリッジによって配備される内側及び中間の列のステープルはワイヤステープルであり、ステープルカートリッジによって配備される外側の列のステープルは打ち抜かれたステープルである。ステープルカートリッジが2列以上のワイヤステープルを長手方向スロットの一方の側に配備する場合、2列以上のステープルドライバがステープルカートリッジからステープルを配備するために利用され得る。様々な例において、ステープルカートリッジは、例えば二重ドライバを利用し得るが、その二重ドライバは、ワイヤステープルを含んだ長手方向列が互いに隣接するときにワイヤステープルを2つの長手方向列から同時に配備するように構成されたものである。例えば、3つのステープル及び/又は4つのステープルなど、2つを超えるステープルを配備するように構成された他のドライバ構成が利用され得る。
上記の結果、ステープルカートリッジ430は、ステープルの非対称的パターンを組織に生成する。とりわけ、ステープルカートリッジ430は、切断ラインの第1の側で組織にステープルの第1のパターンを、及び切断ラインの第2の側で組織にステープルの第2の又は異なるパターンを生成する。
ここで図15〜図19を参照すると、ステープルカートリッジ330は、デッキ333と、その中に画定された長手方向スロット135とを含んだカートリッジ本体332を備えている。長手方向スロット135は、その中心を通じて延びる長手方向スロット軸線139を画定している。ステープルカートリッジ330は、長手方向スロット135の一方の側に、第1の又は内側の長手方向に延びるキャビティ334aの列と、第2の又は中間の長手方向に延びるステープルキャビティ334bの列と、第3の又は外側の長手方向に延びるステープルキャビティ334cの列と、を更に備えている。ステープルカートリッジ330はまた、長手方向スロット135のもう一方の側に、第1の又は内側の長手方向に延びるキャビティ334a’の列と、第2の又は中間の長手方向に延びるステープルキャビティ334b’の列と、第3の又は外側の長手方向に延びるステープルキャビティ334c’の列と、を備えている。ステープルキャビティ334a、334a’、334b、334b’、334c、及び334c’は、多くの点で左側ステープルキャビティ234a(図4及び図6)と類似している。ステープル240は、ステープルキャビティ334a、334a’、334b、334b’、334c、及び334c’に着脱可能に格納されている。
図16及び図17を参照すると、ステープルカートリッジ330は、カートリッジ本体332からステープル240を排出するように構成されたスレッド350を更に備えている。スレッド350は、ステープルキャビティ334a内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355aと、ステープルキャビティ334a’内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355a’と、ステープルキャビティ334b内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355bと、ステープルキャビティ334b’内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355b’と、を備えている。スレッド350は、ステープルキャビティ334c内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355cと、ステープルキャビティ334c’内に格納されたステープル240と直接的に係合するように構成された長手方向ランプ355c’と、を更に備えている。
上記に加えて、ステープルキャビティ334aは長手方向軸線337aに沿って配置され、ステープルキャビティ334bは長手方向軸線337bに沿って配置され、ステープルキャビティ334cは長手方向軸線337cに沿って配置されている。同様に、ステープルキャビティ334a’は長手方向軸線337a’に沿って配置され、第2のステープルキャビティ334b’は長手方向軸線337b’に沿って配置され、ステープルキャビティ334c’は長手方向軸線337c’に沿って配置されている。長手方向軸線337aと長手方向スロット軸線139との間の距離は、長手方向軸線337a’と長手方向スロット軸線139との間の距離よりも短い。その結果、長手方向軸線337a’は、長手方向軸線337aと比較して、横方向に食違い状にされるか又は偏位している。同様に、長手方向に延びるステープルキャビティ334aの列と長手方向スロット135との間の距離は、長手方向に延びるステープルキャビティ334a’の列と長手方向スロット135との間の距離よりも短い。
それに加えて、長手方向軸線337bと長手方向スロット軸線139との間の距離は、長手方向軸線337b’と長手方向スロット軸線139との間の距離よりも短い。その結果、長手方向軸線337b’は、長手方向軸線337bと比較して、横方向に食違い状にされるか又は偏位している。同様に、長手方向に延びるステープルキャビティ334bの列と長手方向スロット135との間の距離は、長手方向に延びるステープルキャビティ334b’の列と長手方向スロット135との間の距離よりも短い。更に、長手方向軸線337cと長手方向スロット軸線139との間の距離は、長手方向軸線337c’と長手方向スロット軸線139との間の距離よりも短い。その結果、長手方向軸線337c’は、長手方向軸線337cと比較して、横方向に食違い状にされるか又は偏位している。同様に、長手方向に延びるステープルキャビティ334cの列と長手方向スロット135との間の距離は、長手方向に延びるステープルキャビティ334c’の列と長手方向スロット135との間の距離よりも短い。
上記に加えて、長手方向軸線337a、337a’、337b、337b’、337c、及び337c’は駆動軸線を含んでいる。これらの駆動軸線は、ステープル240の駆動部分と整列している。スレッド350の長手方向ランプはこれらの駆動軸線と整列している。例えば、スレッド350の長手方向ランプ355aは長手方向軸線337aと整列している。同様に、長手方向ランプ355bは長手方向軸線337bと整列し、長手方向ランプ355cは長手方向軸線337cと整列している。同様に、長手方向ランプ355a’は長手方向軸線337a’と整列し、長手方向ランプ355b’は長手方向軸線337b’と整列し、長手方向ランプ355c’は長手方向軸線337c’と整列している。この目的で、長手方向ランプ355a及び長手方向軸線337aは距離357aだけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ355b及び長手方向軸線337bは距離357bだけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ355c及び長手方向軸線337cは距離357cだけ長手方向スロット軸線139から離れている。同様に、長手方向ランプ355a’及び長手方向軸線337a’は距離357a’だけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ355b’及び長手方向軸線337b’は距離357b’だけ長手方向スロット軸線139から離れており、長手方向ランプ355c’及び長手方向軸線337c’は距離357c’だけ長手方向スロット軸線139から離れている。
主として図17を参照すると、スレッド350は、カートリッジ本体332の長手方向スロット135内で移動するように構成された中央部分351を備えている。中央部分351は、スロット135内で緊密に受容されるように寸法決めされ構成されているため、スレッド350とカートリッジ本体332との間における横方向の移動は、あったとしてもほとんど許容されず、スレッド350の長手方向ランプは、ステープル240と適切に整列されたままとなる。
再び図17を参照すると、間隙359aがスレッド350の中央部分351と長手方向ランプ355aとの間に画定されている。同様に、間隙359bが長手方向ランプ355aと長手方向ランプ355bとの間に画定され、間隙359cが長手方向ランプ355bと長手方向ランプ355cとの間に画定定されている。間隙359aは間隙359bよりも小さく、同様に、間隙359bは間隙359cよりも小さい。同様に、間隙359a’はスレッド350の中央部分351と長手方向ランプ355a’との間に画定されている。同様に、間隙359b’が長手方向ランプ355a’と長手方向ランプ355b’との間に画定され、間隙359c’が長手方向ランプ355b’と長手方向ランプ355c’との間に画定されている。間隙359a’は間隙359b’よりも小さく、同様に、間隙359b’は間隙359c’よりも小さい。他の配置も可能である。
図18は、その中に画定された長手方向チャネルを示すカートリッジ本体332の断面図であり、これらのチャネルは、ステープルキャビティの列内のステープルキャビティ同士を連結し、スレッド350の長手方向ランプがカートリッジ本体332を通過することを可能にしている。例えば、チャネル338aはステープルキャビティ334a同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355aを受容するように構成されている。同様に、チャネル338bはステープルキャビティ334b同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355bを受容するように構成されており、それに加えて、チャネル338cはステープルキャビティ334c同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355cを受容するように構成されている。また、チャネル338a’はステープルキャビティ334a’同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355a’を受容するように構成されており、チャネル338b’はステープルキャビティ334b’同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355b’を受容するように構成されており、チャネル338c’はステープルキャビティ334c’同士を長手方向に連結しており、スレッド350の長手方向ランプ355c’を受容するように構成されている。
ここで図19を参照すると、アンビル320がステープルカートリッジ330と共に使用されるように構成されている。アンビル320は、ステープル240がステープルカートリッジ330から排出されるときに、ステープルカートリッジ330内に着脱可能に格納されたステープル240を変形させるように構成された成形ポケット324を備えている。成形ポケット324は、6つの長手方向列に配列されており、これらの長手方向列は、ステープルカートリッジ330内に画定された6つの長手方向列のステープルキャビティと位置合わせされ得る。例えば、長手方向に延びる成形ポケット324の列は長手方向に延びるアンビル軸線327aに沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334aの列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と整列可能である。同様に、長手方向に延びる成形ポケット324の列は、長手方向に延びるアンビル軸線327bに沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334bの列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と位置合わせ可能であり、加えて、長手方向に延びる成形ポケット324の列は長手方向のアンビル軸線327cに沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334cの列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と位置合わせ可能である。更に、長手方向に延びる成形ポケット324の列は、長手方向に延びるアンビル軸線327a’に沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334a’の列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と位置合わせ可能であり、長手方向に延びる成形ポケット324が長手方向に延びるアンビル軸線327b’に沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334b’の列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と位置合わせ可能であり、長手方向に延びる成形ポケット324の列が長手方向に延びるアンビル軸線327c’に沿って画定されており、この長手方向の列は、長手方向に延びるステープルキャビティ334c’の列に格納されたステープル240のステープル脚部平面と位置合わせ可能である。
実施例1−近位端部と遠位端部とを含んだシャフトと、シャフトの遠位端部から延びるエンドエフェクタであって、開放構成と閉鎖構成との間で移動可能であるエンドエフェクタと、を備える、外科用ステープリングシステム。エンドエフェクタは、フレームと、フレームから遠位側に延びるアンビルであって、長手方向に延びる成形ポケットの列を備えるアンビルと、エンドエフェクタに取付け可能な第1のステープルカートリッジアセンブリと、を備えている。第1のステープルカートリッジアセンブリは、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列を備える第1のカートリッジ本体と、それに加えて、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列に着脱可能に格納された複数の第1のステープルと、を備えている。第1のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されており、エンドエフェクタが閉鎖構成にあるときに成形ポケットと整列する。外科用ステープリングシステムはまた、第1のステープルカートリッジアセンブリに代わってエンドエフェクタに取付け可能な第2のステープルカートリッジアセンブリを備えている。第2のステープルカートリッジアセンブリは、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列を備える第2のカートリッジ本体と、それに加えて、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列に着脱可能に格納された複数の第2のステープルと、を備えている。第2のステープルはそれぞれ、平坦なストックから形成され、エンドエフェクタが閉鎖構成にあるときに成形ポケットと整列する。
実施例2−成形ポケットはそれぞれ、近位成形カップと遠位成形カップとを備える、実施例1の外科用ステープリングシステム。
実施例3−第1のステープルはそれぞれ、近位成形カップによって形成された近位脚部と、遠位成形カップによって形成された遠位脚部とを備える、実施例1及び2の外科用ステープリングシステム。
実施例4−第2のステープルはそれぞれ、近位成形カップによって形成された近位脚部と、遠位成形カップによって形成された遠位脚部とを備える、実施例1、2、及び3の外科用ステープリングシステム。
実施例5−エンドエフェクタは、第1のステープルカートリッジアセンブリと、第1のステープルカートリッジアセンブリに代わる第2のステープルカートリッジアセンブリと、を受容するように構成された顎部を更に備える、実施例1、2、3、及び4の外科用ステープリングシステム。
実施例6−顎部は、エンドエフェクタを閉鎖構成に配置するためにアンビルに対して回転可能である、実施例5の外科用ステープリングシステム。
実施例7−アンビルは、エンドエフェクタを閉鎖構成に配置するために顎部に対して回転可能である、実施例5及び6の外科用ステープリングシステム。
実施例8−第1のステープルカートリッジアセンブリはフレームに取付け可能な第1の顎部を備え、第2のカートリッジアセンブリはフレームに取付け可能な第2の顎部を備える、実施例1の外科用ステープリングシステム。
実施例9−アンビルは、エンドエフェクタを閉鎖構成に配置するためにフレームに対して回転可能である、実施例8の外科用ステープリングシステム。
実施例10−第1の顎部は、第1の顎部がフレームに取り付けられているとき、エンドエフェクタを閉鎖構成に配置するためにフレームに対して回転可能であり、第2の顎部は、第2の顎部がフレームに取り付けられているとき、エンドエフェクタを閉鎖構成に配置するためにフレームに対して回転可能である、実施例8及び9の外科用ステープリングシステム。
実施例11−第1のステープルカートリッジアセンブリは、第1のステープルを第1のステープルキャビティから押し出すように構成されたステープルドライバを備え、第2のステープルはそれぞれ、一体的に形成されたステープルドライバを備える、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、及び10の外科用ステープリングシステム。
実施例12−近位端部と遠位端部とを備えるシャフトと、シャフトの遠位端部から延びるエンドエフェクタであって、クランプされていない構成とクランプされている構成との間で移動可能であるエンドエフェクタと、を備える、外科用ステープリングシステム。エンドエフェクタは、フレームと、フレームから遠位側に延びるアンビルであって、長手方向に延びる成形ポケットの列を備えるアンビルと、エンドエフェクタに取付け可能な第1のステープルカートリッジアセンブリと、を備えている。第1のステープルカートリッジアセンブリは、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列を備える第1のカートリッジ本体と、それに加えて、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列に着脱可能に格納された複数の第1のステープルと、を備えている。第1のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されており、エンドエフェクタがクランプされている構成にあるときに成形ポケットと整列する。外科用ステープリングシステムはまた、第1のステープルカートリッジアセンブリの代替物としてエンドエフェクタに取付け可能な第2のステープルカートリッジアセンブリを備えている。第2のステープルカートリッジアセンブリは、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列を備える第2のカートリッジ本体と、それに加えて、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列に着脱可能に格納された複数の第2のステープルと、を備えている。第2のステープルは、1枚以上の平坦なシート材料から打ち抜かれており、エンドエフェクタがクランプされている構成にあるときに成形ポケットと整列する。
実施例13−成形ポケットはそれぞれ、近位成形カップと遠位成形カップとを備える、実施例12の外科用ステープリングシステム。
実施例14−第1のステープルはそれぞれ、近位成形カップによって形成された近位脚部と、遠位成形カップによって形成された遠位脚部とを備える、実施例12及び13の外科用ステープリングシステム。
実施例15−第2のステープルはそれぞれ、近位成形カップによって形成された近位脚部と、遠位成形カップによって形成された遠位脚部とを備える、実施例12、13、及び14の外科用ステープリングシステム。
実施例16−エンドエフェクタは、第1のステープルカートリッジアセンブリと、第1のステープルカートリッジアセンブリの代替物としての第2のステープルカートリッジアセンブリと、を受容するように構成された顎部を更に備える、実施例12、13、14、及び15の外科用ステープリングシステム。
実施例17−顎部は、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するためにアンビルに対して回転可能である、実施例16の外科用ステープリングシステム。
実施例18−アンビルは、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために顎部に対して回転可能である、実施例16及び17の外科用ステープリングシステム。
実施例19−第1のステープルカートリッジアセンブリはフレームに取付け可能な第1の顎部を備え、第2のカートリッジアセンブリはフレームに取付け可能な第2の顎部を備える、実施例12の外科用ステープリングシステム。
実施例20−アンビルは、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために顎部に対して回転可能である、実施例19の外科用ステープリングシステム。
実施例21−第1の顎部は、第1の顎部がフレームに取り付けられているとき、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するためにフレームに対して回転可能であり、第2の顎部は、第2の顎部がフレームに取り付けられているとき、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するためにフレームに対して回転可能である、実施例19及び20の外科用ステープリングシステム。
実施例22−第1のステープルカートリッジアセンブリは、第1のステープルを第1のステープルキャビティから押し出すように構成されたステープルドライバを備え、第2のステープルのそれぞれは、一体的に形成されたステープルドライバを備える、実施例12、13、14、15、16、17、18、19、20、及び21の外科用ステープリングシステム。
実施例23−近位端部と遠位端部とを備えるシャフトと、シャフトの遠位端部から延びるエンドエフェクタであって、開放構成と閉鎖構成との間で移動可能であるエンドエフェクタと、を備える、外科用ファスニングシステム。エンドエフェクタは、フレームと、フレームから遠位側に延びるアンビルであって、成形ポケットを備えるアンビルと、を備えている。外科用ファスニングシステムは、エンドエフェクタに取付け可能な第1のファスナカートリッジアセンブリを更に備えている。第1のファスナカートリッジアセンブリは、第1のファスナキャビティを備える第1のカートリッジ本体と、それに加えて、第1のファスナキャビティに着脱可能に格納された複数の第1のファスナと、を備えている。第1のファスナのそれぞれは、曲がったワイヤから構成されており、第1のファスナキャビティは、エンドエフェクタが閉鎖構成にあるときに成形ポケットと整列する。外科用ファスニングシステムはまた、第1のファスナカートリッジアセンブリに代わってエンドエフェクタに取付け可能な第2のファスナカートリッジアセンブリを備え、第2のファスナカートリッジアセンブリは、第2のファスナキャビティを備える第2のカートリッジ本体と、それに加えて、第2のファスナキャビティ内に着脱可能に格納された複数の第2のファスナと、を備えている。第2のファスナはそれぞれ、平坦なストックから形成され、第2のファスナキャビティは、エンドエフェクタが閉鎖構成にあるときに成形ポケットと整列する。
実施例24−近位端部と、遠位端部と、近位端部と遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、それに加えて、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、各ステープルは平坦なストックから形成されているステープルと、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルはそれぞれ、クラウン部と、近位脚部と、遠位脚部であって、近位脚部と遠位脚部とがステープル脚部平面を画定する、遠位脚部と、クラウン部から延びかつクラウン部と一体的に形成された傾斜カム表面であって、ステープル脚部平面とは異なるカム平面を画定する傾斜カム表面と、を備えている。ステープルそれぞれはまた、近位脚部とクラウン部との間に延びかつ近位脚部及びクラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、遠位脚部とクラウン部との間に延びかつ遠位脚部及びクラウン部と一体的に形成された遠位コネクタと、を備え、傾斜カム表面は近位コネクタから延びず、傾斜カム表面は遠位コネクタから延びない。ステープルカートリッジアセンブリはまた、ステープル発射行程の間に、ステープルの傾斜カム表面と係合し、ステープルをステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドを備えている。
実施例25−傾斜カム表面は平面的であり、近位コネクタ及び遠位コネクタはステープル脚部平面に向かってカム平面から外に曲がっている、実施例24のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例26−傾斜カム表面はカム平面内に近位導入部を備えている、実施例24及び25のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例27−ステープルはそれぞれ、近位導入部と近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備えており、クリアランスノッチはカム平面内に画定されている、実施例24、25、及び26のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例28−ステープルそれぞれの近位脚部及び遠位脚部は、ステープルが未発射構成にあるとき、クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、実施例24、25、26、及び27のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例29−ステープルの近位脚部及び遠位脚部は、ステープルがステープルキャビティ内に格納されているとき、ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、実施例24、25、26、27、及び28のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例30−スレッドは、ステープル発射行程の間にはステープルの近位コネクタ及び遠位コネクタと係合しない、実施例24、25、26、27、28、及び29のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例31−傾斜カム表面の全体が、近位ステープル脚部及び遠位ステープル脚部の下方に配置されている、実施例24、25、26、27、28、29、及び30のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例32−傾斜カム表面はスレッドに対する初期ピックアップ点を備える、実施例24、25、26、27、28、29、30、及び31のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例33−近位端部と、遠位端部と、近位端部と遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、それに加えて、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、1枚以上の金属シートから形成されているステープルと、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルはそれぞれ、クラウン部と、近位脚部と、遠位脚部と、クラウン部から延びかつクラウン部と一体に形成されたカム表面と、を備え、カム表面はカム平面を画定し、近位脚部及び遠位脚部はカム平面内にない。ステープルそれぞれはまた、近位脚部とクラウン部との間に延びかつ近位脚部及びクラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、遠位脚部とクラウン部との間に延びかつ遠位脚部及びクラウン部と一体的に形成された遠位コネクタと、を備え、カム表面は近位コネクタから延びていない。ステープルカートリッジアセンブリはまた、ステープル発射行程の間に、ステープルのカム表面と係合し、ステープルをステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドを備えている。
実施例34−カム表面は平面的であり、近位コネクタ及び遠位コネクタはカム平面から外に曲がっている、実施例33のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例35−カム表面はカム平面内に近位導入部を備えている、実施例33及び34のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例36−ステープルはそれぞれ、近位導入部と近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備えており、クリアランスノッチはカム平面内に画定されている、実施例33、34、及び35のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例37−ステープルそれぞれの近位脚部及び遠位脚部は、ステープルが未発射構成にあるとき、クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、実施例33、34、35、及び36のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例38−ステープルの近位脚部及び遠位脚部は、ステープルがステープルキャビティ内に格納されているとき、ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、実施例33、34、35、36、及び37のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例39−スレッドは、ステープル発射行程の間にはステープルの近位コネクタと係合しない、実施例33、34、35、36、37、及び38のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例40−カム表面の全体が、近位ステープル脚部及び遠位ステープル脚部の下方に配置されている、実施例33、34、35、36、37、38、及び39のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例41−カム表面は、スレッドに対する初期ピックアップ点を備える、実施例33、34、35、36、37、38、39、及び40のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例42−近位端部と遠位端部とを備えるデッキと、デッキ内に画定された長手方向スロットであって、発射部材を受容するように構成された長手方向スロットと、第1の長手方向に延びる列ステープルキャビティの列と、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、を備えるカートリッジ本体を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリは、発射行程の間に発射部材によって遠位端部に向かって移動可能なスレッドと、第1の長手方向に延びるステープルの列内に着脱可能に格納された複数の第1のステープルと、を更に備えており、第1のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されている。ステープルカートリッジアセンブリはまた、第1のステープルを支持するように構成された複数のステープルドライバであって、スレッドが、発射行程の間にステープルドライバと係合して第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第1のステープルを排出するように構成されているステープルドライバと、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に着脱可能に格納された複数の第2のステープルであって、第2のステープルはそれぞれ平坦なストックから形成され、一体的に形成されたドライバを備えており、スレッドが、発射行程の間に、第2のステープルの一体的に形成されたドライバと直接的に係合し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第2のステープルを排出するように構成されている、複数の第2のステープルと、を備えている。
実施例43−第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列は、長手方向スロットと第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例42のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例44−第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は、長手方向スロットと第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例42のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例45−カートリッジ本体は第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列を更に備え、ステープルカートリッジアセンブリは、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に着脱可能に格納された複数の第3のステープルを更に備え、第3のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されている、実施例42、43、及び44のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例46−第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列は第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列と隣接し、ステープルドライバは第3のステープルを支持するように構成され、スレッドは、発射行程の間にステープルドライバと係合し、第3のステープルを第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列から排出するように構成されている、実施例45のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例47−発射行程の間に、第3のステープルを支持し、スレッドによって係合されて、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第3のステープルを排出するように構成されている複数のステープルドライバを更に備える、実施例45のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例48−カートリッジ本体は第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列を更に備え、ステープルカートリッジアセンブリは、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に着脱可能に格納された複数の第3のステープルを更に備え、第3のステープルはそれぞれ、平坦なストックから形成されており、一体的に形成されたドライバを備え、スレッドは、発射行程の間に、第3のステープルの一体的に形成されたドライバと直接的に係合し、第3のステープルを第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列から排出するように構成されている、実施例42、43、及び44のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例49−第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列と隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列と第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例48のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例50−切断部材とカートリッジ本体とを備え、カートリッジ本体は、近位端部と遠位端部とを備えるデッキと、デッキ内に画定された長手方向スロットであって、切断部材を受容するように構成された長手方向スロットと、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列と、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリは、発射行程の間に切断部材によって遠位端部に向かって移動可能なスレッドと、第1の長手方向に延びるステープルの列内に着脱可能に格納された複数の第1のステープルと、を更に備えており、第1のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されている。ステープルカートリッジアセンブリはまた、第1のステープルを支持するように構成された複数のステープルドライバであって、スレッドが、発射行程の間にステープルドライバと係合して第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第1のステープルを排出するように構成されている、ステープルドライバと、それに加えて、第2の長手方向に延びるステープルキャビティ内に着脱可能に格納された複数の第2のステープルであって、第2のステープルは1枚以上の金属シートから打ち抜かれさており、スレッドが、発射行程の間に、第2のステープルと直接的に係合し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第2のステープルを排出するように構成されている、複数の第2のステープルと、を備えている。
実施例51−第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列は、長手方向スロットと第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例50のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例52−第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は、長手方向スロットと第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例50のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例53−カートリッジ本体は第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列を更に備え、ステープルカートリッジアセンブリは、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に着脱可能に格納された複数の第3のステープルを更に備え、第3のステープルはそれぞれ、曲がったワイヤから構成されている、実施例50、51、及び52のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例54−第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列は第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列と隣接し、ステープルドライバは第3のステープルを支持するように構成され、スレッドは、発射行程の間にステープルドライバと係合して第3のステープルを第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列から排出するように構成されている、実施例53のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例55−発射行程の間に、第3のステープルを支持し、スレッドによって係合されて第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列から第3のステープルを排出するように構成されている複数のステープルドライバを更に備える、実施例53のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例56−カートリッジ本体は第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列を更に備え、ステープルカートリッジアセンブリは、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列内に着脱可能に格納された複数の第3のステープルを更に備え、第3のステープルは1枚以上の金属シートから形成されており、スレッドは、発射行程の間に、第3のステープルと直接的に係合し、第3のステープルを第3の長手方向に延びるステープルキャビティから排出するように構成されている、実施例50、51、52、53、54、及び55のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例57−第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列は長手方向スロットと隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は、第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列と隣接し、第2の長手方向に延びるステープルキャビティの列は第1の長手方向に延びるステープルキャビティの列と第3の長手方向に延びるステープルキャビティの列との中間にある、実施例50、51、及び52のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例58−近位端部と遠位端部とを備えるデッキと、デッキ内に画定された長手方向スロットであって、発射部材を受容するように構成された長手方向スロットと、複数のステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリは、発射行程の間に、発射部材によって遠位端部に向かって移動可能なスレッドと、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納された複数の第1のステープルであって、第1のステープルはそれぞれ曲がったワイヤから構成されている、第1のステープルと、それに加えて、複数のステープルドライバであって、スレッドが、発射行程の間にステープルドライバと係合してステープルキャビティから第1のステープルを排出するように構成されているステープルドライバと、を更に備えている。ステープルカートリッジアセンブリはまた、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納された複数の第2のステープルであって、第2のステープルはそれぞれ、平坦なストックから形成され、一体的に形成されたドライバを備えており、スレッドが、発射行程の間に、第2のステープルの一体的に形成されたドライバと直接的に係合し、ステープルキャビティから第2のステープルを排出するように構成されている、複数の第2のステープルを備えている。
実施例59−近位端部と、遠位端部と、患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキ内に画定された複数のステープルキャビティとを含んだカートリッジ本体を備えるステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリはまた、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納された複数の金属ステープルであって、金属ステープルはそれぞれ、組織接触表面を備えるクラウン部と、クラウン部に連結された第1の脚部と、クラウン部に連結された第2の脚部と、クラウン部と一体的に形成されたドライバと、を備える、金属ステープルを備えている。それに加えて、ステープルカートリッジアセンブリは、発射行程の間に遠位端部に向かって移動可能なスレッドであって、発射行程の間に、金属ステープルのドライバと直接的に係合し、金属ステープルをそれぞれ未発射位置と発射位置との間で移動させるように構成されており、クラウン部の組織接触表面は、金属ステープルが発射位置にあるときにデッキの上方に配置され、金属ステープルのドライバは、金属ステープルが発射位置にあるときに、デッキの少なくとも部分的に下方に配置される、スレッドを備えている。
実施例60−カートリッジ本体は、デッキから延びるガイドを更に備え、ガイドは、金属ステープルが発射位置へと移動されるとき、ステープル脚部を支持しかつデッキの上方に案内するように構成され、クラウン部の組織接触表面は、金属ステープルが発射位置にあるときに、少なくとも部分的にガイドの上方に配置される、実施例59のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例61−スレッドは、金属ステープルのドライバと係合するように構成された1つ以上の駆動表面を備え、各駆動表面は頂部表面を備え、駆動表面それぞれの頂部表面は完全にデッキの下方にある、実施例59及び60のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例62−近位端部と、遠位端部と、患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキ内に画定されたステープルキャビティと、を備える、カートリッジ本体を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリは、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、組織係合表面を備えるクラウン部と、クラウン部から延びる第1の脚部と、クラウン部から延びる第2の脚部と、クラウン部と一体的に形成されたドライバと、を備える、ステープルを更に備えている。それに加えて、ステープルカートリッジアセンブリは、発射行程の間に遠位端部に向かって移動可能なスレッドであって、発射行程の間に、ステープルのドライバと直接的に係合し、ステープルを未発射位置と発射位置との間で移動させるように構成されており、クラウン部の組織係合表面は、ステープルが発射位置にあるときに、少なくとも部分的にデッキの上方に配置され、ドライバは、ステープルが発射位置にあるときに、少なくとも部分的にデッキの下方に配置される、スレッドを備えている。
実施例63−カートリッジ本体は、デッキから延びるガイドを更に備え、ガイドは、ステープルが発射位置へと移動されるときに、ステープルの第1の脚部を支持しかつデッキの上方に案内するように構成され、クラウン部の組織接触表面は、ステープルが発射位置にあるときに、少なくとも部分的にガイドの上方に配置される、実施例62のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例64−スレッドは、ステープルのドライバと係合するように構成された駆動表面を備え、駆動表面は頂部表面を備え、頂部表面は完全にデッキの下方にある、実施例62及び63のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例65−近位端部と、遠位端部と、患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキ内に画定されたステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。ステープルカートリッジアセンブリは、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、組織係合表面を備えるクラウン部と、クラウン部から延びる第1の脚部と、クラウン部から延びる第2の脚部と、クラウン部と一体的に形成されたドライバと、を備える、ステープルを更に備えている。ステープルカートリッジアセンブリはまた、発射行程の間に遠位端部に向かって移動可能な発射部材であって、発射行程の間に、ステープルのドライバと直接的に係合し、ステープルを未発射位置と発射位置との間で移動させるように構成されており、クラウン部の組織係合表面は、ステープルが発射位置にあるときに少なくとも部分的にデッキの上方に配置され、ドライバは、ステープルが発射位置にあるときに、完全にデッキの下方に配置される、発射部材を備えている。
実施例66−カートリッジ本体は、デッキから延びるガイドを更に備え、ガイドは、ステープルが発射位置へと移動されるときに、ステープルの第1の脚部を支持しかつデッキの上方に案内するように構成され、クラウン部の組織接触表面は、ステープルが発射位置にあるときに、完全に部分的にガイドの上方に配置される、実施例65のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例67−発射部材は、ステープルのドライバと係合するように構成された駆動表面を備え、駆動表面は頂部表面を備え、頂部表面は完全にデッキの下方にある、実施例65及び66のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例68−カートリッジ本体であって、
患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキに画定された長手方向スロットと、を備えるカートリッジ本体を備え、長手方向スロットは長手方向スロット軸線を画定し、長手方向スロットは切断部材を受容するように構成されており、デッキは、長手方向スロットの第1の側にある第1のデッキ部分と、長手方向スロットの第2の側にある第2のデッキ部分と、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。カートリッジ本体は、
長手方向スロットに隣接して第1のデッキ部分に画定された第1のステープルキャビティの列であって、第1の長手方向軸線に沿って画定されており、第1の距離が第1の長手方向軸線と長手方向スロット軸線との間に画定されている、第1のステープルキャビティの列を更に備えている。カートリッジ本体はまた、長手方向スロットに隣接して第2のデッキ部分に画定された第2のステープルキャビティの列であって、第2の長手方向軸線に沿って画定されており、第2の距離が第2の長手方向軸線と長手方向スロット軸線との間に画定され、第2の距離は第1の距離とは異なる、第2のステープルキャビティの列を備えている。ステープルカートリッジアセンブリは、第1のステープルキャビティの列及び第2のステープルキャビティの列に着脱可能に格納されたステープルを更に備えている。
実施例69−スレッドを更に備え、スレッドは、第1のステープルキャビティの列からステープルを排出するように構成された第1の長手方向ランプと、第2のステープルキャビティの列からステープルを排出するように構成された第2の長手方向ランプとを備えている、実施例68のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例70−第1の距離は第1の長手方向ランプと長手方向スロット軸線との間に画定され、第2の距離は第2の長手方向ランプと長手方向スロット軸線との間に画定されている、実施例69のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例71−カートリッジ本体であって、
患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキに画定された長手方向スロットとを備えるカートリッジ本体を備え、長手方向スロットは長手方向スロット軸線を画定し、長手方向スロットは切断部材を受容するように構成されており、デッキは、長手方向スロットの第1の側にある第1のデッキ部分と、長手方向スロットの第2の側にある第2のデッキ部分と、を備える、ファスナカートリッジアセンブリ。カートリッジ本体は、
長手方向スロットに隣接して第1のデッキ部分に画定された第1のファスナキャビティの列であって、第1の長手方向軸線に沿って画定されており、第1の距離が第1の長手方向軸線と長手方向スロット軸線との間に画定されている、第1のファスナキャビティの列を更に備えている。カートリッジ本体はまた、長手方向スロットに隣接して第2のデッキ部分に画定された第2のファスナキャビティの列であって、第2の長手方向軸線に沿って画定されており、第2の距離が第2の長手方向軸線と長手方向スロット軸線との間に画定され、第2の距離は第1の距離とは異なる、第2のファスナキャビティの列と、を備えている。ファスナカートリッジアセンブリは、第1のファスナキャビティの列及び第2のファスナキャビティの列内に着脱可能に格納されたファスナを更に備え、ファスナは材料の1枚以上のシートから形成される。
実施例72−第1のファスナキャビティの列は第2のファスナキャビティの列よりも長手方向スロットに近い、実施例71のファスナカートリッジアセンブリ。
実施例73−第2のファスナキャビティの列は第1のファスナキャビティの列よりも長手方向スロットに近い、実施例71のファスナカートリッジアセンブリ。
実施例74−スレッドを更に備え、スレッドは、第1のファスナキャビティの列からファスナを排出するように構成された第1の長手方向ランプと、第2のファスナキャビティの列からファスナを排出するように構成された第2の長手方向ランプと、を備える、実施例71、72、及び73のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例75−第1の長手方向ランプは第2の長手方向ランプよりも長手方向スロットの近くに配置されている、実施例74のファスナカートリッジアセンブリ。
実施例76−第2の長手方向ランプは第1の長手方向ランプよりも長手方向スロットの近くに配置されている、実施例74のファスナカートリッジアセンブリ。
実施例77−カートリッジ本体であって、
患者の組織を支持するように構成されたデッキと、デッキに画定された長手方向スロットとを備えるカートリッジ本体を備え、長手方向スロットは切断部材を受容するように構成されており、デッキは、長手方向スロットの第1の側にある第1のデッキ部分と、長手方向スロットの第2の側にある第2のデッキ部分と、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。カートリッジ本体は、長手方向スロットに隣接して第1のデッキ部分に画定された第1のステープルキャビティの列を更に備え、第1の距離は第1のステープルキャビティの列と長手方向スロットとの間に画定されている。カートリッジ本体はまた、長手方向スロットに隣接して第2のデッキ部分に画定された第2のステープルキャビティの列も備え、第2の距離は第2のステープルキャビティの列と長手方向スロットとの間に画定され、第2の距離は第1の距離とは異なる。ステープルカートリッジアセンブリは、第1のステープルキャビティの列及び第2のステープルキャビティの列に着脱可能に格納されたステープルを更に備えている。
実施例78−スレッドを更に備え、スレッドは、第1のステープルキャビティの列からステープルを排出するように構成された第1の長手方向ランプと、第2のステープルキャビティの列からステープルを排出するように構成された第2の長手方向ランプとを備える、実施例77のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例79−第1の距離は第1の長手方向ランプと長手方向スロットとの間に画定され、第2の距離は第2の長手方向ランプと長手方向スロットとの間に画定される、実施例78のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例80−各ステープルが、クラウン部と、クラウン部と一体的に形成されたカム部分であって、スレッドがカム部分と直接的に係合するように構成されている、カム部分と、カム部分から偏位した組織締め付け部分と、を備える、実施例78及び79のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例81−ステープルのカム部分は組織締め付け部分よりも長手方向スロットの近くに配置されている、実施例80のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例82−ステープルの組織締め付け部分はカム部分よりも長手方向スロットの近くに配置されている、実施例80のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例83−第1の距離は第2の距離より短い、実施例77、78、79、80、81、及び82のステープルカートリッジアセンブリ。
実施例84−第2の距離は第1の距離よりも短い、実施例77、78、79、80、81、及び82のステープルカートリッジアセンブリ。
本明細書で説明した外科用器具システムは、ステープルの配備及び変形と関連させて説明されているが、本明細書で説明した実施形態は、これに限定されない。ステープル以外の締結具、例えばクランプ又はタックなどを配備する、様々な実施形態も想到される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するように構成された電極を備え得る。また例えば、特定の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために振動エネルギーを加えることができる。
以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
2015年8月11日に出願され、現在は米国特許出願公開第2015/0342603号である、米国特許出願第14/822,970号、発明の名称「ADAPTER ASSEMBLY FOR INTERCONNECTING ELECTROMECHANICAL SURGICAL DEVICES AND SURGICAL LOADING UNITS,AND SURGICAL SYSTEMS THEREOF」、
2013年6月19日に出願され、現在は米国特許出願公開第2013/0282052号である米国特許出願第13/921,890号、発明の名称「APPARATUS FOR ENDOSCOPIC PROCEDURES」、
2013年6月21日に出願され、現在は米国特許出願公開第2014/0263545号である米国特許出願第13/924,054号、発明の名称「SURGICAL STAPLING APPARATUS」、
2014年4月21日に出願され、現在は米国特許出願公開第2015/0297199号である、米国特許出願第14/257,063号、発明の名称「ADAPTER ASSEMBLY WITH GIMBAL FOR INTERCONNECTING ELECTROMECHANICAL SURGICAL DEVICES AND SURGICAL LOADING UNITS,AND SURGICAL SYSTEMS THEREOF」、
2015年3月31日に出願され、現在は米国特許出願公開第2015/0366560号である、米国特許出願第14/674,152号、発明の名称「DISPOSABLE HOUSINGS FOR ENCASING HANDLE ASSEMBLIES AND METHODS OF USE」、
2015年3月30日に出願され、現在は米国特許出願公開第2015/0374366号である、米国特許出願第14/672,973号、発明の名称「ADAPTER ASSEMBLY FOR INTERCONNECTING ELECTROMECHANICAL SURGICAL DEVICES AND SURGICAL LOADING UNITS,AND SURGICAL SYSTEMS THEREOF」、
2015年3月30日に出願され、現在は米国特許出願公開第2015/0374449号である、米国特許出願第14/672,731号、発明の名称「ADAPTER ASSEMBLIES FOR INTERCONNECTING ELECTROMECHANICAL HANDLE ASSEMBLIES AND SURGICAL LOADING UNITS」、及び
2016年4月13日に公開された欧州特許出願公開第EP 3005956 A1号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE WITH SHIPPING WEDGE」、及び
2016年4月14日に出願されたPCT公開第WO 2016/057225 A1号、発明の名称「HANDHELD ELECTROMECHANICAL SURGICAL SYSTEM」であり、これらは参照によって本明細書に組み込まれる。
以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
1997年3月12日に出願された欧州特許出願第EP 795298号、発明の名称「LINEAR STAPLER WITH IMPROVED FIRING STROKE」、
1997年2月25日に発行された米国特許第5,605,272号、発明の名称「TRIGGER MECHANISM FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、
1997年12月16日に発行された米国特許第5,697,543号、発明の名称「LINEAR STAPLER WITH IMPROVED FIRING STROKE」、
2005年11月10日に公開された米国特許出願公開第2005/0246881号、発明の名称「METHOD FOR MAKING A SURGICAL STAPLER」、
2007年9月6日に公開された米国特許出願公開第2007/0208359号、発明の名称「METHOD FOR STAPLING TISSUE」、
1985年7月9日に発行された米国特許第4,527,724号、発明の名称「DISPOSABLE LINEAR SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
1992年8月11日に発行された米国特許第5,137,198号、発明の名称「FAST CLOSURE DEVICE FOR LINEAR SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
1995年4月11日に発行された米国特許第5,405,073号、発明の名称「FLEXIBLE SUPPORT SHAFT ASSEMBLY」、
2013年1月29日に発行された米国特許第8,360,297号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT WITH SELF ADJUSTING ANVIL」、
2015年7月30日に出願された米国特許出願第14/813,242号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING SYSTEMS FOR ASSURING THE PROPER SEQUENTIAL OPERATION OF THE SURGICAL INSTRUMENT」、
2015年7月30日に出願された米国特許出願第14/813,259号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING SEPARATE TISSUE SECURING AND TISSUE CUTTING SYSTEMS」、
2015年7月30日に出願された米国特許出願第14/813,266号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING SYSTEMS FOR PERMITTING THE OPTIONAL TRANSECTION OF TISSUE」、
米国特許出願第14/813,274号公報、表題:「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING SYSTEM FOR BYPASSING AN OPERATIONAL STEP OF THE SURGICAL INSTRUMENT」、(2015年7月30日出願)
1995年4月4日に発行された米国特許第5,403,312号、発明の名称「ELECTROSURGICAL HEMOSTATIC DEVICE」、
2006年2月21日に発行された米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、
2008年9月9日に発行された米国特許第7,422,139号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH TACTILE POSITION FEEDBACK」、
2008年12月16日に発行された米国特許第7,464,849号、発明の名称「ELECTRO−MECHANICAL SURGICAL INSTRUMENT WITH CLOSURE SYSTEM AND ANVIL ALIGNMENT COMPONENTS」、
2010年3月2日に発行された米国特許第7,670,334号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING AN ARTICULATING END EFFECTOR」、
2010年7月13日に発行された米国特許第7,753,245号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
2013年3月12日に発行された米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」、
米国特許出願第11/343,803号、名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING RECORDING CAPABILITIES」、現在は、米国特許第7,845,537号、
2008年2月14日に出願された米国特許出願第12/031,573号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT HAVING RF ELECTRODES」、
2008年2月15日に出願され、現在は米国特許第7980443号である、米国特許出願第12/031873号、発明の名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」;
米国特許出願第12/235,782号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT」、現在は、米国特許第8,210,411号、
米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」、現在は、米国特許第8,608,045号、
2009年12月24日に出願された米国特許出願第12/647,100号、名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT WITH ELECTRIC ACTUATOR DIRECTIONAL CONTROL ASSEMBLY」、現在は、米国特許第8,220,688号;
2012年9月29日に出願され、現在は米国特許第8,733,613号である、米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」;
2011年2月28日に出願され、現在は米国特許第8561870号である、米国特許出願第13/036647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」;
米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許第9,072,535号、
2012年6月15日出願の米国特許出願第13/524,049号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は、米国特許第9,101,358号、
2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,025号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2014/0263551号、
2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2014/0263552号、
2006年1月31日に出願された米国特許出願公開第2007/0175955号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH CLOSURE TRIGGER LOCKING MECHANISM」、及び、
2010年4月22日に出願された米国特許出願公開第2010/0264194号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」、現在は米国特許第8,308,040号。
特定の実施形態と共に本明細書で様々な器具について説明したが、それらの実施形態に対して修正及び変更が実施されてもよい。また、材料が特定の構成要素に関して開示されているが、他の材料が使用されてもよい。更に、様々な実施形態に従って、所与の機能を実行するために、単一の構成要素を複数の構成要素に置き換えてもよく、また複数の構成要素を単一の構成要素に置き換えてもよい。以上の説明及び以下の特許請求の範囲は、そのような修正及び変更を全て包含することが意図される。
本明細書に開示されるデバイスは、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、デバイスは少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整には、デバイスの分解工程、それに続くデバイスの特定の部品の洗浄工程又は交換工程、及びその後のデバイスの再組立工程の任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。具体的には、再調整の施設及び/又は外科チームは、デバイスを分解することができ、デバイスの特定の部品を洗浄及び/又は交換した後、デバイスをその後の使用のために再組立することができる。当業者であれば、デバイスの再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組立のための様々な技術を利用できることを理解するであろう。かかる技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本発明の範囲内にある。
本明細書に開示のデバイスは、手術前に処理され得る。最初に、新品又は使用済みの器具が入手され、必要に応じて洗浄されてもよい。次いで器具を滅菌することができる。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックバッグ又はTYVEKバッグなど、閉鎖され密封された容器に入れられる。次いで、容器及び器具を、γ線、X線、及び/又は高エネルギー電子などの、容器を透過し得る放射線野に置くことができる。放射線は、器具上及び容器内の細菌を死滅させることができる。この後、滅菌済みの器具を滅菌容器内で保管することができる。密封容器は、医療施設で開けられるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。デバイスはまた、β線、γ線、エチレンオキシド、過酸化水素プラズマ、及び/又は水蒸気が挙げられるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の他の技術を用いて滅菌され得る。
代表的な設計を有するものとして本発明について記載してきたが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般的原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用、又は適合を包含するものとする。
その全体又は部分において本明細書に援用されたものとする全ての特許、刊行物、又はその他の開示物は、援用される資料が本開示に記載される既存の定義、記述、又はその他の開示内容と矛盾しない範囲においてのみ本明細書に援用されるものとする。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示内容は、参照により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。参照により本明細書に組み込まれるものとするが、既存の定義、記述、又は本明細書に記載される他の開示文献と矛盾する任意の文献、又はそれらの部分は、組み込まれる文献と既存の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ組み込まれるものとする。
〔実施の態様〕
(1) 近位端部と、遠位端部と、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、
前記ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、各前記ステープルは平坦なストックから形成されており、前記ステープルはそれぞれ、
クラウン部と、
近位脚部と、
遠位脚部であって、前記近位脚部と前記遠位脚部とがステープル脚部平面を画定する、遠位脚部と、
前記クラウン部から延びかつ前記クラウン部と一体的に形成された傾斜カム表面であって、前記ステープル脚部平面とは異なるカム平面を画定する傾斜カム表面と、
前記近位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記近位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、
前記遠位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記遠位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された遠位コネクタであって、前記傾斜カム表面は前記近位コネクタから延びず、前記傾斜カム表面は前記遠位コネクタから延びない、遠位コネクタと、を備えるステープルと、
ステープル発射行程の間に、前記ステープルの前記傾斜カム表面と係合し、前記ステープルを前記ステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドと、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。
(2) 前記傾斜カム表面は平面的であり、前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタは前記ステープル脚部平面に向かって前記カム平面から外に曲がっている、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(3) 前記傾斜カム表面は前記カム平面内に近位導入部を備えている、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(4) 前記ステープルはそれぞれ、前記近位導入部と前記近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備えており、前記クリアランスノッチは前記カム平面内に画定されている、実施態様3に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(5) 前記ステープルそれぞれの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが未発射構成にあるとき、前記クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(6) 前記ステープルの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されているとき、前記ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、実施態様5に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(7) 前記スレッドは、前記ステープル発射行程の間には前記ステープルの前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタと係合しない、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(8) 前記傾斜カム表面の全体が、前記近位ステープル脚部及び前記遠位ステープル脚部の下方に配置されている、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(9) 前記傾斜カム表面は前記スレッドに対する初期ピックアップ点を備える、実施態様1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(10) 近位端部と、遠位端部と、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、
前記ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、前記ステープルはそれぞれ1枚以上の金属シートから形成されており、前記ステープルはそれぞれ、
クラウン部と、
近位脚部と、
遠位脚部と、
前記クラウン部から延びかつ前記クラウン部と一体的に形成されたカム表面であって、カム平面を画定し、前記近位脚部及び前記遠位脚部は前記カム平面内にない、カム表面と、
前記近位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記近位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、
前記遠位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記遠位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された遠位コネクタであって、前記カム表面は前記近位コネクタから延びない、遠位コネクタと、を備えるステープルと、
ステープル発射行程の間に、前記ステープルの前記カム表面と係合し、前記ステープルを前記ステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドと、を備える、ステープルカートリッジアセンブリ。
(11) 前記カム表面は平面的であり、前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタは前記カム平面から外に曲がっている、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(12) 前記カム表面は前記カム平面内に近位導入部を備えている、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(13) 前記ステープルはそれぞれ、前記近位導入部と前記近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備えており、前記クリアランスノッチは前記カム平面内に画定されている、実施態様12に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(14) 前記ステープルそれぞれの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが未発射構成にあるとき、前記クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(15) 前記ステープルの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されているとき、前記ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、実施態様14に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(16) 前記スレッドは、前記ステープル発射行程の間には前記ステープルの前記近位コネクタと係合しない、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(17) 前記カム表面の全体が、前記近位ステープル脚部及び前記遠位ステープル脚部の下方に配置されている、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
(18) 前記カム表面は、前記スレッドに対する初期ピックアップ点を備える、実施態様10に記載のステープルカートリッジアセンブリ。

Claims (12)

  1. 近位端部と、遠位端部と、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、
    前記ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、前記ステープルはそれぞれ平坦なストックから形成されており、前記ステープルはそれぞれ、
    クラウン部と、
    近位脚部と、
    遠位脚部であって、前記近位脚部と前記遠位脚部とがステープル脚部平面を画定する、遠位脚部と、
    前記クラウン部から延びかつ前記クラウン部と一体的に形成された傾斜カム表面であって、前記傾斜カム表面は駆動平面を画定し、前記傾斜カム表面はステープル発射行程の間に前記駆動平面に沿って移動し、前記駆動平面は前記ステープル脚部平面とは異なる、傾斜カム表面と、
    前記近位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記近位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、
    前記遠位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記遠位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された遠位コネクタと、を備えるステープルと、
    前記ステープル発射行程の間に、前記ステープルの前記傾斜カム表面と係合し、前記ステープルを前記ステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドと、を備え、
    前記ステープルはそれぞれ、前記傾斜カム表面の近位部分と前記近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備え、前記クリアランスノッチは前記傾斜カム表面を前記近位コネクタから分離し、前記クリアランスノッチは前記駆動平面内に画定され、
    前記傾斜カム表面は平面的であり、前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタは前記ステープル脚部平面に向かって前記駆動平面から外に曲がっている、ステープルカートリッジアセンブリ。
  2. 前記ステープルそれぞれの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されていないとき、前記クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、請求項1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  3. 前記ステープルの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されているとき、前記ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  4. 前記スレッドは、前記ステープル発射行程の間には前記ステープルの前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタと係合しない、請求項1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  5. 前記傾斜カム表面の全体が、前記近位脚部及び前記遠位脚部の下方に配置されている、請求項1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  6. 前記傾斜カム表面は前記スレッドが前記ステープル発射行程の間に前記ステープルとの接触を開始する点を備える、請求項1に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  7. 近位端部と、遠位端部と、前記近位端部と前記遠位端部との間に延びるステープルキャビティと、を備えるカートリッジ本体と、
    前記ステープルキャビティ内に着脱可能に格納されたステープルであって、前記ステープルは1枚以上の金属シートから形成されており、前記ステープルはそれぞれ、
    クラウン部と、
    近位脚部と、
    遠位脚部と、
    前記クラウン部から延びかつ前記クラウン部と一体的に形成されたカム表面であって、前記カム表面は駆動平面を画定し、前記カム表面はステープル発射行程の間に前記駆動平面に沿って移動し、前記近位脚部及び前記遠位脚部は前記駆動平面内にない、カム表面と、
    前記近位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記近位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された近位コネクタと、
    前記遠位脚部と前記クラウン部との間に延びかつ前記遠位脚部及び前記クラウン部と一体的に形成された遠位コネクタと
    前記ステープル発射行程の間に、前記ステープルの前記カム表面と係合し、前記ステープルを前記ステープルキャビティから排出するように構成されたスレッドと、を備え、
    前記ステープルはそれぞれ、前記カム表面の近位部分と前記近位コネクタとの間にクリアランスノッチを更に備え、前記クリアランスノッチは前記カム表面を前記近位コネクタから分離し、前記クリアランスノッチは前記駆動平面内に画定され、
    前記カム表面は平面的であり、前記近位コネクタ及び前記遠位コネクタは前記駆動平面から外に曲がっている、ステープルカートリッジアセンブリ。
  8. 前記ステープルそれぞれの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されていないとき、前記クラウン部から非平行な方向に外向きに延びる、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  9. 前記ステープルの前記近位脚部及び前記遠位脚部は、前記ステープルが前記ステープルキャビティ内に格納されているとき、前記ステープルキャビティの側壁によって内向きに屈曲されている、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  10. 前記スレッドは、前記ステープル発射行程の間には前記ステープルの前記近位コネクタと係合しない、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  11. 前記カム表面の全体が、前記近位脚部及び前記遠位脚部の下方に配置されている、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
  12. 前記カム表面は、前記スレッドが前記ステープル発射行程の間に前記ステープルとの接触を開始する点を備える、請求項に記載のステープルカートリッジアセンブリ。
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