JP6967778B2 - ハンドストラップ - Google Patents

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Description

この発明は、携行品に取ら付けられて持ち運びに利用されるハンドストラップに関する。
ハンドストラップは、取り付け対象たる携行品に取り付けられる取り付け部材と、手に保持するストラップ本体を備えている。取り付け部材は環状の紐や環状の金具、フックなどで構成され、ストラップ本体は織物や樹脂などからなるテープ状の材料を環状にして構成されていた。
取り付け部材とストラップ本体は互いに結合一体化される必要があるが、取り付け部材とストラップ本体の結合は、古くはごく簡単に、ストラップ本体の端部を取り付け部材に通してから環状にし、縫着したり金具留めしたりして結合していた。
このほか、例えば下記特許文献1、2に開示されているように、取り付け部材とストラップ本体を樹脂成形で一体化することも知られている。
取り付け部材とストラップ本体との結合を樹脂成形で行うと、ストラップ本体を縫ったり金具で止めたりする場合と異なり、依然つなぎ目があるものの、つなぎ目という印象が低減されて比較的良好な外観を得られるのでよい。
しかし、ストラップ本体が樹脂部分から抜けるおそれがあり、引張強度や耐久性の点で十分さを得にくいため、取り付け部材とストラップ本体を樹脂成形で一体化したストラップは、例えば携帯魔法瓶やカメラなどのような重量のある携行品には採用できなかった。
特公平6−104083号公報 登録実用新案第3068861号公報
そこで、この発明は、ストラップ本体からつなぎ目をなくせる上に、重量のある携行品にも採用できるようすることを主な目的とする。
そのための手段は、取り付け対象に取り付けられる取り付け部材と、手に保持されるストラップ本体を備えたハンドストラップであって、前記ストラップ本体が、前記取り付け部材側に位置する基端部と、前記取り付け部材と反対側に位置する把持部で構成され、前記基端部の前記取り付け部材側の一端に、前記取り付け部材と反対側の他端から入れた前記取り付け部材を保持する保持部が形成されるとともに、前記他端に突片部が形成され、前記把持部が、前記突片部に対して一体成形されたハンドストラップである。
この構成では、取り付け部材を保持する基端部に把持部が一体成形されており、取り付け部材とストラップ本体は直接に結合され、基端部と把持部からなるストラップ本体は外観上単体である。
以上のように、この発明によれば、ストラップ本体は外観上単体であり、ストラップ本体からつなぎ目をなくすことができた。また、取り付け部材とストラップ本体は直接に結合されており他の部材は不要であるので、強度の高い結合が可能である。しかもストラップ本体は、基端部の突片部を包み込む一体成形によって構成されるので、引張強度と耐久性を高め、重量のある携行品にも採用可能にすることができる。
ハンドストラップの斜視図。 ハンドストラップの正面図と側面図と断面図。 ハンドストラップの構成部分の分離状態を示す斜視図。 基端部の正面図と側面図と断面図。 取り付け部材とストラップ本体の結合部分を示す正面図。 製造工程を示す説明図。 ハンドストラップの使用状態を示す斜視図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に、ハンドストラップ11の斜視図を示す。このハンドストラップ11は、つなぎ目がなく、重量のある携行品にも使用できるものである。
ハンドストラップ11は、取り付け対象の携行品に取り付けられる取り付け部材12と、手に保持されるストラップ本体13を備えている。ストラップ本体13は、図1に仮想線で示したように、変形可能な柔軟性と可撓性を有しており、持ちやすく構成されている。ハンドストラップ11の正面図である図2の(a)、側面図である図2の(b)に示したように、ストラップ本体13は正面視形状と側面視形状において左右対称な形状をなし、外観上単体であり、機能の面からも一つの部材である。
このストラップ本体13は、図2(b)のA−A断面図である図2の(c)に示したように、二重成形により形成される。つまり、図3に示したように、取り付け部材12と、ストラップ本体13における取り付け部材12側に位置する基端部31と、ストラップ本体13における取り付け部材12と反対側に位置する把持部32の3つの部分から構成されている。
取り付け部材12は、フック体21と環体22で構成され、環体22は、フック体21の下端に垂設された軸部23を中心に回転可能に結合一体化されている。環体22の形状は半円形の輪郭形状であり、上端にはフック体21の軸部23を挿通する被挿通部24を有し、下端にはストラップ本体13に保持される直線部25を有する。環体22は単体、つまり1個の部材であるとともに、直線部25を含めてシームレス、つまり継ぎ目や突き当て部分のない一体構造である。
取り付け部材12は、金属のほか合成樹脂で形成することもできる。
ストラップ本体13を構成する基端部31は、合成樹脂製、特に硬質の合成樹脂製であり、予め形成されている。一方、同じストラップ本体13を構成する把持部32は、柔軟性と可撓性を兼ね備える軟質の合成樹脂製であり、基端部31の一部に被せて成形されることにより形成される。
図4に基端部31の詳細を示す。図4の(a)が基端部31の正面図、(b)が側面図、(c)がB−B断面図である。基端部31は、正面視形状及び側面視形状において左右対称な形状であり、取り付け部材12側の一端(図面では上方の端。以下同じ)に、取り付け部材12と反対側の他端(図面では下方の端。以下同じ)から入れた取り付け部材12を保持する保持部33が形成されるとともに、他端に突片部34が形成されている。具体的には、基端部31は、他端側を二股状に開いた形状であり、正面視逆V字状又は逆U字状に形成されている。
基端部31の一端側の部分は、半円弧状の湾曲部35と、湾曲部35の両端から他端側に延びる直線状の延設部36を有し、十分な強度をもつ厚さに形成されている。湾曲部35の中心が前述の保持部33であり、保持部33が環体22の直線部25を保持する。保持部33の大きさは、図5に示したように、直線部25を遊嵌する大きさの円形である。
基端部31における2本の延設部36の間、つまり保持部33よりも他端側の位置に、取り付け部材12の直線部25を入れる導入路37が形成されている。導入路37のうち他端側の部分は、保持部33に保持する直線部25の直径よりも幅広である。
導入路37の少なくとも一部、具体的には保持部33に寄った部位には、保持した取り付け部材12の脱落を阻止するため、直線部25の直径よりも幅狭となる隘路部37aが形成されている。隘路部37aは、2本の延設部36の相対向する内側面にせり出し部36aを形成することで形成される。せり出し部36aの他端、つまり直線部25の挿入側の端には、傾斜面36bが形成されている。
延設部36の他端には、図4に示したように、幅と厚みがそれより一端側の部位よりも一回り小さい小径部36cが形成されている。前述の突片部34はこの小径部36cから真っ直ぐに形成される。つまり、基端部31を構成する2本の延設部36にそれぞれ突片部34が形成されている。
突片部34は、小径部36cよりも幅と厚みが小さい板状であり、他端は側面視半円形に丸く形成されている。突片部34は全体が前述の把持部32に包み込まれる部分であり、貫通する切欠き38と、表面から突出する突起39が形成されている。
切欠き38は、突片部34の長手方向に長い側面視長円形に形成されており、突片部34の長手方向に2個並べて形成されている。突起39も2個、突片部34の内側面に突片部34の長手方向に並べて形成されている。2個の突起39のうちの1個の第1突起39aは、2個の切欠き38のうち一方の切欠き38aと結合された態様で形成されている。つまり、第1突起39aは、切欠き38aを横切って形成され、突片部34の幅全体に延びている。他方の第2突起39bは、突片部34の内側面における切欠き38同士の間に形成され、第1突起39aよりも短く形成されている。
このような構成の基端部31は、図6の(a)に示したように金型51を用いて成形される。
ハンドストラップ11の製造工程の説明図である図6に示したように、成形された基端部31に対して取り付け部材12を組み付けてから(図6の(b))、別の金型52を用いて把持部32の成形を行う(図6の(c))。つまり把持部32は基端部31の突片部34に対して一体成形される。なお、基端部31の導入路37には隘路部37aが形成されているが、基端部31の成形後、樹脂の柔らかいうちであれば、取り付け部材12の直線部25を、隘路部37aを通して保持部33に嵌め込むことができる。
把持部32は、図2、図3に示したように正面視形状及び側面視形状において左右対称な形状であり、閉じられた偏平な環状である。把持部32の中心の穴部41は、例えば手を入れることができる程度の大きさなど適宜の大きさに形成される。
把持部32の厚さは前述の基端部31の湾曲部35及び延設部36と同じ厚さに形成され、基端部31側の一端よりも他端側がやや大きく湾曲している。また、一端には突片部34に対応して別れる2つの分岐部42を有しており、分岐部42に連続して、取り付け部材12を保持した保持部33の対向部位、換言すれば把持部32が形成されたときに基端部31の導入路37に対応する部位に、導入路37を閉じる閉鎖部43が形成されている。
このような形状の把持部32を基端部31に対して一体成形するとき、キャビティに充填されて把持部32となる樹脂は、基端部31の切欠き38にも入り込むとともに突起39を包み込んで基端部31と一体化する。
以上のように構成されたハンドストラップ11は、取り付け部材12を取り付け対象の携行品に取り付けて使用される。図7は、携行品の一例としての携帯魔法瓶55に取り付けた状態の斜視図である。
ハンドストラップ11は、取り付け部材12を保持する基端部31に把持部32が一体成形されており、ストラップ本体13の外観は単一物品の外観である。つまり、つなぎ目がなく、美麗で斬新な意匠を得ることができる。
しかもストラップ本体13は、基端部31の突片部34を包み込む一体成形で構成されるので、引張強度と耐久性を高めることができる。この結果、これまで不可能であった重量のある携行品にも使用することができる。携行品が携帯魔法瓶55である場合、例えば金属製真空二重瓶で容量1リットル以上の大容量のものに使用することができる。
高い強度は、取り付け部材12とストラップ本体13を直接に結合しており、結合のための他の部材を不要としていることと基端部31が硬質の合成樹脂製であることからも得られる。
特に、把持部32に包み込まれて一体となる突片部34に、切欠き38と突起39を有しているので、高い結合強度が得られる。しかも、切欠き38と突起39は複数ずつ備えており、一つの切欠き38aと突起39(第1突起39a)は結合させて配設しているので、この点からも結合強度を高められる。
また、取り付け部材12の環体22がシームレスであるので、環体22が変形してつなぎ目や突き合わせ部分が外れて、ストラップ本体13が取り付け部材12から分離してしまうことはなく、耐久性も良い。
このように高い強度をもちながらも、把持部32が柔軟性と可撓性を兼ね備えた軟質の合成樹脂で形成されており、手などを入れられる穴部41を有する閉じられた偏平な環状であるので、手を入れても握っても持つことができる。このため、手に持ちやすく扱いやすい。
さらに、基端部31が他端側を二股状に開いた形状であり、保持部33よりも他端側の位置に取り付け部材12の直線部25を嵌め入れる導入路37が形成されているので、把持部32の成形前に基端部31に取り付け部材12を嵌める作業が容易に行え、作業性は良い。
加えて、導入路37の保持部33側に、保持した取り付け部材12の脱落を阻止する隘路部37aが形成されており、取り付け部材12の直線部25を保持部33に保持した状態を維持できるようにしているので、取り付け部材12とストラップ本体13との位置関係をほぼ相対回転のみに抑制する抑えることができる。この点からもハンドストラップ11は扱い易い。
以上はこの発明を実施するための一形態であって、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば、基端部31は軟質の合成樹脂で構成してもよい。
前述の説明においてストラップ本体13の色については言及しなかったが、基端部31と把持部32を同一色の樹脂で形成することはもちろん、異なる色の樹脂で形成することもできる。
ストラップ本体13の形状は、前述のような偏平でなくても、環状でなくてもよく、正面視や側面視における左右対称の形状でなくてもよい。携行品やデザインに応じて適宜設定できる。
11…ハンドストラップ
12…取り付け部材
13…ストラップ本体
22…環体
31…基端部
32…把持部
33…保持部
34…突片部
37…導入路
37a…隘路部
38…切欠き
39…突起

Claims (7)

  1. 取り付け対象に取り付けられる取り付け部材と、手に保持されるストラップ本体を備えたハンドストラップであって、
    前記ストラップ本体が、前記取り付け部材側に位置する基端部と、前記取り付け部材と反対側に位置する把持部で構成され、
    前記基端部の前記取り付け部材側の一端に、前記取り付け部材と反対側の他端から入れた前記取り付け部材を保持する保持部が形成されるとともに、前記他端に突片部が形成され、
    前記把持部が、前記突片部に対して一体成形された
    ハンドストラップ。
  2. 前記突片部に、貫通する切欠きまたは表面から突出する突起の少なくともいずれか一方が形成された
    請求項1に記載のハンドストラップ。
  3. 前記基端部が前記他端側を二股状に開いた形状であり、
    前記保持部よりも前記他端側の位置に、前記取り付け部材を入れる導入路が形成された
    請求項1または請求項2に記載のハンドストラップ。
  4. 前記導入路の少なくとも一部に、保持した前記取り付け部材の脱落を阻止する隘路部が形成された
    請求項3に記載のハンドストラップ。
  5. 前記把持部が、閉じられた偏平な環状である
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のハンドストラップ。
  6. 前記基端部が硬質の合成樹脂で形成され、前記把持部が軟質の合成樹脂で形成された
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のハンドストラップ。
  7. 前記取り付け部材が、前記基端部の前記保持部に保持される環体を有し、
    前記環体がシームレスである
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のハンドストラップ。
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