本出願は、2017年6月26日に出願された米国仮特許出願第62/451,050号の優先権を主張するものであり、この開示内容の全体は、参照することによりここに導入されるものである。
一般に、本発明は、コンピュータデバイスがこのコンピュータデバイスのグラフィカルユーザインタフェースに表示される全てのコンテンツをフィルタリングし、これによりコンピュータデバイスのユーザがどんなコンテンツをこのコンピュータデバイスに表示させるかを制御しうるようにする技術に向けているものである。コンテンツには、写真、絵画、ビデオ、テキスト、サウンド、グラフィックス、バーチャルコンテンツ、又はコンピュータデバイスを介してユーザに伝達される他の如何なるデータをも含めることができるものである。ユーザは、自分のスマートコンピュータデバイスにおいてアプリケーションにアクセスする際にあまりにも多くのコンテンツにさらされる。ユーザに対して得られるコンテンツはあまりにも多い為、ユーザには各アプリケーションに対して特定のコンテンツをフィルタリングする面倒な作業がもたらされる。多量のコンテンツや、コンテンツを記述する多くの方法や、コンテンツを受信する多数のアプリケーションは、ユーザがコンピュータデバイスに関する全てのアプリケーションに対し特定のコンテンツをフィルタリングするのに困難で時間のかかるものとするおそれがある。更に、ユーザがたとえ可能であるフィルタを適用する場合でも、不所望なコンテンツが、Facebook(フェースブック:登録商標)、Twitter(ツイッター:登録商標)、種々のチャットルーム、インターネット、又はその他のコンテンツソースのような一見安全なゲートウェイを介して依然としてネットワークを通過するおそれがある。本発明のフィルタは、エンドユーザが、さらされたくなく且つコンピュータデバイスにダウンロードしたくないメディアにさらされないようにするアプリケーションである。本発明は、アプリケーションに対する親の使用や、個人がコンピュータデバイスの他のユーザに対してフィルタを設定して、コンピュータデバイス及びこれらのエンドユーザが特定のコンテンツにさらされないようにする作業又は教育環境を包含しうるものである。
フィルタは、テキスト、画像(イメージ)、ビデオ、サウンド、バーチャルリアリティ、グラフィック、及びその他のコンテンツ形態のような到来するネットワークコンテンツ要求を監視することにより特定のコンテンツを制限することができる。ある例では、フィルタにより特定のキー(主要)ワード又はパターンを検出して、コンテンツにフラグを立てたり、コンテンツの表示を抑制したりすることができる。他の例では、フィルタによりフィルタリングすべきデータの種類又はメタデータを検出することができる。又、フィルタは、モバイルプラットフォームのコア機能に組込まれる実行中のアプリケーションとしてモバイルデバイスにおいて実行するようにできるか、又はフィルタはコアネットワークの機能に対するアクセスを有するようにしうる。又、ある例では、アプリケーションがこのアプリケーションに特有の通信を傍受するためのオペレーティングシステムに対する権限及びアクセス権を有するようにしうる。従って、フィルタは、アプリケーション特有の通信以上のものを傍受するようにするとともに、コンピュータデバイスに関する如何なるアプリケーションとの通信を傍受するようにすることができる。従って、本発明のフィルタはコアネットワークの機能の一部とするか、又はこのフィルタがこの機能の一部に対するアクセス権を有するようにしうる。アプリケーションは、フィルタリングに対する許可又は同意を与えてフィルタアプリケーションを起動するようにしうる。アプリケーションは、許可が無いと起動しえないか、又はコンピュータデバイスに対してインストールできない場合がある。
ユーザはコンテンツフィルタを構成することができる。例えば、ユーザはフィルタを連動させるか又はフィルタの起動を停止させるためにフィルタを“オン”又は“オフ”となるように選択することができる。フィルタの構成は、パスワード保護のような制御されたアクセス又はタッチ認証(指紋認証)のようなバイオメトリックス(生体認証)によりアクセスすることができる。フィルタアプリケーションは、ターンオンされると、予め決定したトピックスの選択又はフィルタ基準を表示することができる。トピックスのリストは単一のキーワードとするか又は標準のフレーズのリストとすることができる。ある実施例では、ユーザはテキストのキーワード、フレーズ、等の個人用のリストを形成するようにしうる。ユーザにより追加された選択や如何なる個人化データもフィルタに対するコンテンツを決定することの一部としうる。この場合、フィルタは、各フィルタをテキスト、画像、オーディオ、ビデオ、等の組合せに適用するようにできるとともに、現在及び未来のメディア形式、例えば、バーチャルリアリティを含むことができる。コンピュータデバイスはしばしば、ユーザが個別に又は同時に起動しうる複数のアプリケーションを有している。ある例では、ユーザはフィルタを適用するためのアプリケーションをアプリケーションのリストから選択するようにしうる。ユーザは、フィルタを適用するためのアプリケーションを選択し、各アプリケーションを個別に選択することによりフィルタを個人化することができる。場合によっては、ユーザは特定のアプリケーションにおいてフィルタを適用することを望まないようにしうる。例えば、親はフィルタを適用するのに銀行アプリケーションを選択したくない場合がある。その理由は、銀行アプリケーションは常にログインを必要とするものであり、フィルタリングする必要があるコンテンツをめったに受信しない為である。ある例では、ユーザは、フィルタがコンピュータデバイスに関して全てのアプリケーションに適用されることを表す“all ”(“全て”)を選択することができる。ユーザがフィルタを構成した後にインストールされたアプリケーションは、フィルタを適用するアプリケーションのリストに含まれ、“all ”を選択した例では、フィルタは自動的に新たなアプリケーションに適用されるようにしうる。選択されたアプリケーションは、フィルタを適切に機能するようにする変更を必要とする設定を有するようにできる。これらの場合、アプリケーションはフィルタアプリケーションへのアクセスを許可してデータを傍受するとともにフィルタリングするようにしうる。
キーワードは、コンピュータデバイスがフィルタコンテンツを決定するのに用いるデータの一例とすることができる。キーワードのリストは任意のものとすることができ、テンプレートから例えば暴力又は戦争のような一般化したトピックスをフィルタリングにより除外するためのフィルタの一部を、所定のリストに予め含めるようにすることもできる。本発明の技術によれば、ユーザがコンピュータデバイスに関するアプリケーションの何れか又は全てから選択するコンテンツをコンピュータデバイスが自動的にフィルタリングするようにしうる。この場合、コンピュータデバイスは選択されたコンテンツをフィルタリングして、このコンテンツがグラフィカルユーザインタフェースのディスプレイの一部とならないようにすることができる。一例では、ユーザがフィルタリングすることを望むトピックと関連するワード群(グループ)をユーザにより選択することができる。ワード群はトピックス、主題又はテーマと関連している。親は、例えば、自分の幼い子供がiPad(登録商標)の使用中に親の指導を必要とするトピックス又は“アダルト”コンテンツを見ないことを望む場合があり、コンピュータデバイスは、一例として“戦争、暴力、セックス、ドラッグ”を含むか又はその他のワードを含む可能性のあるリストを設定又は制御スクリーンの1つでユーザに提示することができる。ユーザはこの複数の主題を含むこの主題のリストから選択を行ない、1つ以上の用語を選択することができる。他の例では、フィルタはそれぞれの各郡に対しトピック又はテーマと関連する複数のワードを有することができるワード群を選択することができる。これらワード群は、特定のワード群が何をフィルタリングしうるかと、特定のトピックをフィルタリングする範囲とをユーザが理解しうるようにする。例えば、1つのワード群にはワード“戦争、銃、暴力、射撃、戦闘、流血、戦い、空爆、負傷した、爆撃”や、場合によっては“戦争及び紛争”と関連する他のワードを含むことができる。ある例では、ユーザは、フィルタリングしたいトピックスと関連させてコンピュータデバイスの存在感応式(プレゼンスセンシティブ)ディスプレイで又はコンピュータデバイスの音声口述によりワードを入力しうるようにでき、例えば、前述した例におけるようにユーザは“テロリズム”におけるワード群及び種類を選択して“戦争及び紛争”のトピックを拡張させることができる。ユーザがコンテンツのフィルタリングで用いるべきキーワードの少なくとも幾つかを決定しうる例では、ユーザインタフェースを存在させて、ユーザがこのようなワードを入力させるようにすることができ、例えば、キーボードをコンピュータデバイスのグラフィカルユーザインタフェースに表示させるか、又はコンピュータデバイスがマイクロホン及びサウンドスピーカのような支援用ハードウェアを有する口述機能を具えるようにすることができる。ある例では、ユーザにより入力されるワードは(例えば、フィルタアプリケーションにおける)ローカルコンピュータデバイスか又はリモートサーバの何れかに保存することができ、カテゴリの群はユーザの優先度(好み)及び更新フィルタに対し機械学習技術として更新しうる。
コンピュータデバイスは、ユーザの入力を、ユーザが入力したワードと関連するワードを拡張させることができる。本発明の他の態様では、ワード群、このワード群と関連するトピック、又はユーザが選択したワード群の各ワードに対する他の関連付けをフィルタにより自動的に決定することができるとともにこれらの関連付けをフィルタリングすることもできる。ワード関連付け技術は、選択されたワード群内にまだないが、主題に関連しているワードを決定するようにフィルタを拡張させるものであり、不所望なコンテンツを表示させる可能性がある。ワードの関連付け及びワードの決定を含んでワード群を拡張することにより、コンテンツをフィルタリングする範囲を広げるとともに、フィルタリングされたコンテンツが表示されないようにするのを促進させることができる。ある例においては、ユーザにより与えられる入力ワードを変更することにより、コンピュータデバイスが動的(ダイナミック)フィルタリングを用いることができるようになり、又このコンピュータデバイスはユーザ入力の無い特定のカテゴリに対して種々のワードを自動的に決定するようにしうる。例えば、フィルタは代わりのキーワード及び追加のキーワードとして用いうる特定のカテゴリと関連するワードを記憶することができる。他の例では、コンピュータデバイスにより構文解析技術を用い、動的分類されたコンテンツのフィルタリングに対する他のキーワードを決定することができる。ユーザが購入した特定のキーワードに加えて又はこれに代えて用いるキーワードに対しては、検索用のネットワーク、アプリケーション、データスプレッドシート、その他のデータ源のような他の技術を用いることもできる。更に他の例では、動的分類されたコンテンツのフィルタリングをリモートサーバにおいて行うことができ、フィルタはコンピュータデバイスのフィルタに含めるための代わりのキーワード及び追加のキーワードを受信するようにしうる。例えば、クラウドサービスプロバイダにより実時間で又はソフトウェアの更新として動的データをコンピュータデバイスに供給することができる。リモートサーバは、カテゴリに対するキーワードとしてより一層適した他のワードを見いだして決定する技術を用いることができ、且つユーザのコンピュータデバイスに、ユーザに知られるか又は知らされることなくこのコンピュータデバイスのフィルタキーワードを修正し、従って、フィルタの修正を自動化する命令を送ることができる。
ユーザがフィルタを構成し終わると、コンピュータデバイスは、このコンピュータデバイスにおいて実行している如何なるアプリケーションをも中断することなくバックグラウンドにおいて無音状態で実行するとともに実行し続けることができ、ある例ではフィルタがオペレーティングシステムと一体化して連続的に実行するようにしうる。コンテンツフィルタアプリケーションは全てのネットワーク通信を傍受することができる。一例では、フィルタは、可能であれば、グラフィカルコンテンツの出力が要求されているアプリケーション特有の要求応答を識別することができ、コンピュータデバイスは互換性のあるコンテンツを決定し、フラグ付きコンテンツをこのアプリケーションに対してこの互換性のあるコンテンツと、すなわちこのフラグ付きコンテンツではない標準のメッセージを含む情報と置換えることができる。要求応答には、コンピュータデバイスにデータを保存すること、或いはコンピュータデバイスで実行されるアプリケーションの機能又はコンピュータデバイスの設定を変更することを含めることができる。フィルタは、あらゆる種類の要求応答を識別するものであり、特定のアプリケーションと関連するデータ及びアカウントをアクセスするために許可をフィルタアプリケーションに付与することを要求しうる。
或いは、他の例において、応答を抑止させ、ユーザがコンテンツを見ないようにするか、さもなければフィルタリングされたコンテンツが表示される場合のあるグラフィカル領域で空のコンテンツを見るようにする。例えば、暴力のグラフィカル画像がフィルタリングされ、この際フィルタリングされない画像が現れる場合のある領域が空白又は斜線状態となるようにする。ある例では、フィルタリングされるのは画像又は写真の全体とすることができ、他の例では、コンピュータデバイスによりフィルタリングするコンテンツであることを決定するようにするオブジェクト認識技術を用いて、このコンピュータデバイスが写真中のオブジェクトを識別しうるようにし、本例では、このコンピュータデバイスによりオブジェクト又はその一部のみをフィルタリングして画像又は写真の残りの部分を妨害しないようにすることができる。部分的なオブジェクトのフィルタリングを用いると、コンピュータデバイスはユーザが不所望なコンテンツを依然としてフィルタリングしている間に妨害されない画像の部分を見うるようにする。
本発明の他の態様では、ユーザは、ユーザが見たいと欲しうるフィルタリングしたコンテンツのレベルを決定する種々のフィルタリングモードを選択しうるようにする。例えば、第1のモードは、ユーザがフィルタリングしたコンテンツを見うるようにする標準モードとすることができる。例えば、フィルタリングしたコンテンツをグラフィカルディスプレイと置換え、これによりユーザがグラフィカルボタンをたたいて、グラフィカルユーザインタフェースのディスプレイにおいてフィルタリングされたコンテンツを示し、このコンテンツを含むように現在のディスプレイを拡張させるか、又はこのコンテンツを新たな窓又はグラフィックに示すようにする。ユーザは更に、コンテンツがフィルタリングされたコンテンツの一部を残しているかどうかを、又はコンテンツをフィルタリングする必要がなく、フィルタリングされたコンテンツを含まないグラフィカルユーザインタフェースのディスプレイの一部となる場合を入力又は指示することができる。フィルタリングされたコンテンツと関連するユーザの入力によれば、フィルタリングされたコンテンツの群を更新させて、どのコンテンツを又はコンピュータデバイスがフィルタリングすべきコンテンツとの関連性を、或いはフィルタコンテンツと関連させるべきでないかを知るようにする。第2のモードは、フィルタリングされたコンテンツをユーザ(すなわち、子供又は従業員)により見ることができないペアレンタルコントロール又は会社における仕事とすることができる。親は自分のアカウント(例えば、デバイス設定をアクセスするための管理者アカウント又はフィルタアプリケーションアカウント)をアクセスして、例えば、フィルタリングされたコンテンツを見るか又はフィルタコンテンツの優先度を変更させるようにすることができる。第2のモードは、子供のようなユーザがフィルタリングされたコンテンツに曝されるのを制限するのに役立つ。
外部のエンティティ、又はホストサーバ等とやりとりを行う場合がある。機能は、アプリケーション実行中のローカルコンピュータデバイスに存在させることができる。コンテンツフィルタがまだコンピュータデバイスにインストールされていない場合には、ユーザはアプリケーションをダウンロードしてインストールし、且つ既にインストールされているアプリケーションに対しアップグレードを達成するとともに、更新された構成、等を受信することができるようになる。ある例では、実行中の機能は主としてローカルコンピュータデバイスに存在しうる為、このコンピュータデバイスは処理速度を維持する。他の例では、フィルタを外部のサーバに配置させて実行させるようにでき、アプリケーションの機能は遠隔操作で達成するか、又はフィルタによりリモートサーバをアクセスしてフィルタ群の選択と、ワードの関連付けと、ユーザの入力ワード、ユーザ入力、更新、等への変換のようなデータを得るようにしうる。リモートサーバはコンピュータデバイスにおいて局所的に実行しているフィルタに対するバックアップとして機能し、機能中の支援又は機能の引き継ぎの支援を行うようにしうる。
フィルタはコンピュータデバイスにおいてバックグラウンドプロセスとして、例えば、モバイルスマートフォン、タブレット、テレビジョン、時計、スマートメガネ(スマートグラス)、又はパーソナルラップトップ或いはデスクトップ(これらに限定されない)として実行する。アプリケーションは、デバイスプラットフォーム特有のアップストア(App Store:登録商標)又はウェブサイトからダウンロードしうる個別のアプリケーションとしてインストールしうるか、さもなければオペレーティングシステム内に組込むことができる。アプリケーションをオペレーティングシステムの一部又はコア機能の一部とすることによりアプリケーションを連続的に実行させることができる。これらの双方の場合、フィルタアプリケーションが更新とメンテナンスとを別々のダウンロード可能なファイルで受信することができる。
フィルタアプリケーションはバックグラウンドにおいて又はオペレーティングシステムの一部として実行しうる為、フィルタは、一例ではコンピュータデバイスにより支給されるHTTP及びHTTPSのような標準のプロトコルを介して着信するネットワークトラフィックを傍受することができる。コンピュータデバイスは傍受した各応答データを、コンピュータデバイス内にある又は外部のサーバにある照合(マッチング)プラットフォームに送信し、この照合プラットフォームにより受信したネットワークデータをフィルタの構成基準に対して解析及びパターン照合させる。照合プラットフォームは、フィルタアプリケーション内に組込まれたプログラム、又はフィルタとは分離され、インターネットにおけるフィルタアプリケーションによりアクセスしうる外部資源として作用するプログラムのような計算資源である。照合技術は、上述したHTTPの例に加えて、テキスト、画像、オーディオ、ビデオ、及びまだ作成されていないメディア形式を含むその他のメディア形式に適応することができる。フィルタは、構成された設定をテキストに基づく照合を開始するための最初の基準として用いる。
テキストに基づく照合には標準のテキスト解析規則を組込むことができる。画像、ビデオ及びオーディオの照合には、照合処理において機械学習アルゴリズム、オブジェクト認識、又はヒューマンインターラクションのようなより一層高度な技術が要求される。ある例では、照合技術に、基本的なテキスト解析、機械学習、ヒューマンインターラクションを含めることができるが、これらに限定されるものではない。照合技術には、ネットワーク化した外部資源により遂行される照合や、局所的に実行する照合をも含めることができる。フィルタアプリケーションは、コンテンツを照合することに加えて、メタデータ、ソースデータ、位置データ、又はオブジェクトと関連し且つコンテンツ又はオブジェクトと共に受信されるその他の補助データを受信することもできる。フィルタは本明細書に記載した技術を用いて、補助データ、例えば、メタデータや、ファイルサイズ、等に基づいてオブジェクトのコンテンツをフィルタリングすることを決定することができる。
ある例では、適用可能な個別のブロックを、予期される同様な、しかし照合したキーワードを含んだコンテンツの無いフォーマットを有するように再構成することができる。再構成されたデータは、コンテキストに依存して、テキスト、ビデオ、等を含む分類したコンテンツを有している。一般に、フィルタは、記事、広告、又は投稿全てを制限するものであり、単に内部の特定のキーワードのみを制限するものではない。個別の及び完全に含まれる分類単位は何でも特定のメディアプラットフォームにより決定されるものとして表される。ユーザが望む場合には、実際のフィルタリングされたコンテンツをそのオリジナルな状態で見る選択肢を設けることができる。このことは、オリジナルコンテンツを見ることをユーザに指示するユーザ選択可能ボタンにより達成しうる。このことにより、例えば、職場における組織において見ることのできるコンテンツを制限するか、又は親が子供によりアクセスしうるコンテンツを制限する自主的なコンテンツ制限を超えた複数の使用法シナリオを可能にする。これらの場合、オリジナルコンテンツを見る選択肢を削除することができる。インストールしたアプリケーションは、フィルタアプリケーションにより傍受したこれらのコンテンツを許容することを同意する必要がある。準拠されないか、又は同意されない場合には、アプリケーションがインストールされるのが又は実行されるのが阻止される。
フィルタアプリケーションは現在の安全上の配慮をも考慮する。現在のモバイルインターネット技術は、アプリケーション自体のネットワーク要求及び応答以外の全てのネットワークトラフィックを傍受することができるスタンドアロンアプリケーションを開発するための課題を提示している場合がある。主要なモバイルプロバイダ(例えば、アップル(登録商標)、グーグル(登録商標)、アンドロイド(登録商標)及びウィンドウズ(登録商標)モバイル)のオペレーティングシステムは、デフォルト実行環境に安全保障制限を適用し、安全上の理由で上述したようなスタンドアロンインターセプタアプリケーションを実行するのを阻止するようにしている。この場合、可能であれば、ユーザが意図も望みもせず、不所望な方法でコンピュータデバイスを変更したり情報を盗んだりすることを含んでいる方法で、ユーザ以外のエンティティ(ハッカー、犯罪者、等)により用いられるおそれのあるネットワークトラフィックを傍受するアプリケーションがコンピュータデバイスにインストールされる可能性がある“中間者(Man in the Middle )”安全攻撃に対するセキュリティホールを許容するであろう。このことを回避するには、実行環境を制限の少ない環境に変更するコンピュータデバイスの“Jailbreaking(ジェイルブレイク)”又は“Rooting (ルート化)”のような、デフォルト実行環境を回避することを含む方法がある。しかし、このことは、殆どのユーザにとって簡単なことでもなく、複雑な処理であり、製造業者によって推奨も支持もされておらず、代表的にコンピュータデバイスに関する保証を無効にするものである。
コンピュータデバイスのプラットフォームは、機能がインストールされるようにするために、コンピュータデバイスのオペレーティングシステムとしっかりと統合させることができる。上記で概説した制限には、フィルタアプリケーションに対し例外を含める必要があり、このことを支持するためにコンピュータデバイス又はモバイルプラットフォームの製造業者からの協力を必要とする場合がある。ある場合には、アプリケーションによりフィルタアプリケーションに許可を与え、このフィルタアプリケーションがフィルタリングのためにコンテンツを受信しうるようにできるとともに、意図する受信側(レシピエント)アプリケーションが表示用のフィルタリングされたコンテンツを受信しうるようにしうる。
本発明では、コンピュータデバイスのグラフィカルユーザインタフェースでフィルタリングすべきコンテンツをフィルタリングするためのシステム、方法及びコンピュータプログラムを開示する。新たな各コンピュータデバイスにはフィルタを予め装填しておくことができ、このフィルタをグラフィカルユーザインタフェースでコンテンツを表示する全てのプログラムに適用するようにしうる。ある例では、このフィルタをコンピュータデバイスのオペレーティングシステムの一部とすることができる。フィルタをオペレーティングシステムの一部として統合することにより、アドブロック(広告ブロック)用ソフトウェア、等を回避する最も困難なコンテンツソースからもコンテンツを首尾よくフィルタリングする。組込み式のプロテクタは、ユーザがモバイルデバイスを如何に体験するかを改善させるとともに、消費者を不所望なコンテンツにさらさずにこの不所望なコンテンツからそらすようにする。他の例では、フィルタを後にコンピュータデバイスにインストールするようにしうる。
本明細書全体に亘り開示した代表的な実施例は、方法か又はシステムの何れかに基づくものである。しかし、当業者は、方法、システム及びコンピュータプログラム製品のうちの少なくとも1つにおいて本発明を実施しうるものである。
本発明の技術によれば、1つ以上の利点を得ることができる。本発明の技術によれば、例えば、全てのアプリケーションに対する特定のコンテンツやグラフィカルユーザインタフェースに表示されるコンテンツを自動的に識別するとともにフィルタリングすることにより、各アプリケーションに対しコンテンツフィルタを形成するのに必要とする時間量を少なくすることができるとともに、コンテンツがグラフィカルユーザインタフェースのディスプレイに達しないようにすることによりフィルタリングを改善させることができる。本発明の技術によれば、長期に亘るユーザの優先度を“学習”することにより、例えば、フィルタリングしているコンテキストとユーザによる以前のフィルタの選択とを解析することにより、コンテンツのフィルタリングを改善することができる。本発明の技術によれば、コンピュータデバイスで実行される1つの特定の種類のデータ又は1つの特定のアプリケーションに制限することなく全てのコンテンツをフィルタリングすることにより、及びフィルタリングすべきコンテンツを理にかなうように選択するとともに、ユーザが更に種々のモードでのフィルタリング更新を入力させるようにすることにより、ユーザの経験を一層優れたものとすることができるとともに、ユーザがグラフィカルユーザインタフェースのディスプレイにおけるコンテンツをフィルタリングするのに必要とする努力を低減させ且つ所望とする資料がフィルタリングされるおそれを低減させることができる。
図1は、本発明の1つ以上の態様に応じて1つ以上のコンテンツフィルタリング技術を実行するように構成したコンピュータデバイスの一例を示す概念図である。図1に示すように、コンピュータデバイス10はユーザ2と関連付けることができるとともに、アプリケーション11A〜N(集合的に“アプリケーション11”とする)と、フィルタモジュール16と、ユーザインタフェース(UI)デバイス4とを有している。本明細書において、異なる参照符号に対して“A〜N”を用いていることは、表現した構成要素に対し必ずしも同数の項目が存在していることを意味しているものと理解すべきではない。むしろ、文字“A〜N”は説明の目的のみで用いているものである。
コンピュータデバイス10の例には、モバイルフォン(スマートフォンを含む)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートテレビジョンプラットフォーム、時計、スマートメガネ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、サーバ、メインフレーム、等のようなポータブル又はモバイルデバイスを含むことができるが、これらに限定されるものではない。図1の例に示すように、コンピュータデバイス10はタブレットコンピュータ又はスマートフォンとすることができる。ある例では、コンピュータデバイス10に、UIデバイス4と、ユーザインタフェース(UI)モジュール3と、フィルタモジュール16と、アプリケーション11とを含めることができる。本発明の技術を実行するコンピュータデバイス10の他の例には、図1に図示していない追加の構成要素を含めることができる。
コンピュータデバイス10のUIデバイス4は、コンピュータデバイス10に対する入力デバイスとして且つ出力デバイスとして機能しうる。例えば、UIデバイス4は、抵抗膜式タッチスクリーン、弾性表面波式タッチスクリーン、静電容量式タッチスクリーン、投影型静電容量式タッチスクリーン、感圧式スクリーン、音響パルス認識式タッチスクリーン又はその他の存在感応式スクリーンの技術を用いる入力デバイスとして機能しうる。UIデバイス4は、コンピュータデバイスのユーザに可視情報を出力しうる、液晶ディスプレイ(LCD)と、ドットマトリックスディスプレイと、発光ダイオード(LED)ディスプレイと、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイと、電子インク或いは同様な白黒又はカラーのディスプレイとの任意の1つ以上を用いる出力デバイスとして機能しうる。
コンピュータデバイス10のUIデバイス4には、このコンピュータデバイス10のユーザからの触覚的なユーザ入力を受信することができる存在感応式スクリーンを含めることができる。UIデバイス4は、コンピュータデバイス10のユーザからの1つ以上のタップ(軽いたたき)及びジェスチャの双方又は何れか一方(例えば、指又はスタイラスペンによるUIデバイス4の1個所以上へのユーザの接触又は指定)を検出することにより触覚的なユーザ入力を受信することができる。UIデバイス4の存在感応式スクリーンは出力をユーザに提示することができる。又、UIデバイス4は、コンピュータデバイス10により与えられる機能に関連しうるユーザインタフェース(例えば、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)15)として出力を提示することができる。例えば、UIデバイス4は、電子メッセージアプリケーション、地図アプリケーション、等のような、コンピュータデバイス10で実行する種々の機能を提示することができる。
コンピュータデバイス10には、ユーザインタフェース(“UI”)モジュール3及びフィルタモジュール16を含めることができる。これらのモジュール3及び16は、コンピュータデバイス10内に存在しており且つこのコンピュータデバイスで実行されるソフトウェアか、ハードウェアか、又はソフトウェア及びハードウェアの双方の混合体を用いて本明細書に開示した操作を遂行することができる。コンピュータデバイス10は、複数のプロセッサを用いてモジュール3及び16を実行するようにしうる。コンピュータデバイス10は、基礎となるハードウェアで実行される仮想マシンとしてモジュール3及び16を実行するようにしうる。
UIモジュール3は、フィルタモジュール16のようなコンピュータデバイス10と関連する構成要素からユーザの入力データ又はネットワークデータのようなデータを受信するとともに、このような入力をフィルタモジュール16のようなコンピュータデバイス10と関連する他の構成要素に送信するための1つ以上の機能を遂行しうる。UIモジュール3は、上述したデータを用いることにより、UIデバイス4のようなコンピュータデバイス10と関連する他の構成要素がこのデータに基づいた出力を生じるようにすることができる。例えば、UIモジュール3は、フィルタモジュール16から、UIデバイス4がフィルタリングされたコンテンツをGUI15におけるグラフィカルユーザインタフェースのディスプレイに表示させるデータを受信するようにしうる。UIモジュール3は種々の方法で実施しうる。例えば、UIモジュール3は、ダウンロード可能な又はプレインストールされたアプリケーション、すなわち“app.”とすることができる。他の例では、UIモジュール3はコンピュータデバイス10のハードウェアユニットの一部として実装することができる。他の例では、UIモジュール3はコンピュータデバイス10のオペレーティングシステム(例えば、オペレーティングシステム8)の一部として実装することができる。
フィルタモジュール16には、コンピュータデバイス10において任意の種々の操作を遂行する機能を含めることができる。アプリケーション11には、テキストアプリケーション、フォトビューア、ソーシャルネットワークサービス、ビデオアプリケーション、電子メールアプリケーション、ワードプロセッサ、スプレッドシート、ウェブブラウザ、マルチメディアプレーヤ、サーバアプリケーション、画像キャプチャアプリケーション、オーディオアプリケーション、等を含めることができる。図1の例につき説明したように、フィルタモジュール16には、ユーザ2がオブジェクトを共有(シェア)しうるようにするフィルタアプリケーションの機能を含めることができる。フィルタモジュール16は種々の方法でコンピュータデバイス10に実装させることができる。例えば、フィルタモジュール16はダウンロード可能な又はプレインストールされたアプリケーション、すなわち“app.”とすることができる。他の例では、フィルタモジュール16はコンピュータデバイス10のハードウェアユニットの一部として実装することができる。他の例では、フィルタモジュール16はコンピュータデバイス10のオペレーティングシステム(例えば、オペレーティングシステム8)の一部として実装することができる。
本明細書で用いる用語“オブジェクト”は、データファイル、写真、録画、録音、文書、グラフィックス、テキスト、ウェブサイト、及びこれらの組合せ(これらに限定されない)を含む明白で一般的な意味として包含する広い用語である。ファイルは、コンピュータデバイスが捕捉、受信又は記憶しうる如何なるデータにも適応させることができる。本発明は、本発明の種々の技術を説明するためにメディアオブジェクトとして画像の非限定的な例を用いているが、本発明の技術は他の種類のオブジェクトに適用することができるものであり、画像に制限されるものではない。
図1に示すように、GUI15には、ユーザ2がコンピュータデバイス10と対話(情報交換)するようにするユーザインタフェースを設けることができる。GUI15には、テキスト、画像、ビデオ、オーディオ、又はその他の視覚的に表示しうる任意のグラフィカルオブジェクト又はオーディオオブジェクトのようなグラフィカルコンテンツを含めることができる。ユーザ2はGUI15と対話して、フィルタリングすべきコンテンツを選択したり、ある例ではコンピュータデバイス10でフィルタリング可能なコンテンツの種々のカテゴリを閲読したりするようにしうる。ある例では、コンピュータデバイスにおいてデータコンテンツをフィルタリングする方法は、コンピュータデバイスのオペレーティングシステム内に直接統合させることができる。他の例では、コンテンツフィルタアプリケーションがオペレーティングシステムと密接に実行するようにするが、このアプリケーションはユーザが後にダウンロードしうる個別のアプリケーションである。インストールしたアプリケーション11は、これらのコンテンツがフィルタにより傍受されることに同意する必要があり、準拠されないか同意されないことにより、アプリケーションがコンピュータデバイス10においてインストールされるのが又は実行されるのが阻止されるようになり、ある例ではこれらのアプリケーション(又は関連のネットワーク)はアプリケーションデータをアクセスすることに許可を与える必要がある。
一例では、ユーザ2がGUI15内に表示された制御手段(例えば、コンテンツフィルタリングスイッチ22)でのユーザ入力によりコンピュータデバイス10のフィルタアプリケーションを有効化しうる。フィルタアプリケーションはコンテンツフィルタリングスイッチ22で有効化された際にコンピュータデバイス10において実行されている全てのアプリケーション11のコンテンツ又はアプリケーション11の選択されたアプリケーションのみのコンテンツをフィルタリングし始め、コンピュータデバイス10のGUI15に表示されたグラフィカルコンテンツをフィルタリングする。ユーザはGUI15でパスワードを有効化することによりコンテンツフィルタをパスワード保護することもできる。図1の例では、ユーザ2はGUI15内に表示された制御手段(例えば、パスワードプロテクトスイッチ24)でのユーザ入力によりコンピュータデバイス10でフィルタのパスワード保護を有効化しうる。このパスワード保護によれば、フィルタ制御設定に対するアクセスを制限するとともに、ある例ではフィルタリングされたコンテンツを閲読することに対し制限することができる。
他の例では、コンピュータデバイス10は、アプリケーション11のうちの1つのようなコンピュータデバイスにおいて実行されているアプリケーションによる要求に応答して、コンテンツ識別子と関連された画像及びテキストのようなオブジェクトを受信することができる。この要求は、それぞれのアプリケーションのネットワークへのアクセスに対するものとすることができるか或いはデータに対するものとすることができる。コンピュータデバイスにおける実行に際しては、フィルタモジュール16によりアプリケーション11のうちの1つ以上がネットワークから情報を受信することを決定するようにすることができる。このネットワークは、アプリケーション11のうちの1つ以上の関連のアプリケーションと通信するサービス又はプロバイダとすることができ、コンピュータデバイス10における関連のアプリケーションはオブジェクトを含む情報を受信することができる。例えば、ソーシャルメディアサービスによりリモートネットワークサーバからコンピュータデバイス10で実行されている関連のソーシャルメディアアプリケーションへデータを送信することができる。ある例では、コンピュータデバイス10がアプリケーション11のうちの対応のソーシャルメディアアプリケーションにより送信された要求に応答してデータを受信する。他の例では、情報がネットワーク又はアプリケーションの設定に基づいて自動的に送信されるようにする。受信された情報には、ユーザ2のソーシャルメディアアカウントにおけるソーシャルメディアフィードを更新するための画像及びこの画像を説明するあるテキストを含めることができる。フィルタモジュール16は、アプリケーション11のうちのソーシャルメディアアプリケーションがデータを受信する前にソーシャルメディア画像及びテキストを傍受することができる。ソーシャルメディアアプリケーションの前にデータを受信することにより、受信したデータがフィルタリングのためのコンテンツを含んでいるかどうかをフィルタモジュール16が決定しうるようにする。
コンピュータデバイス10により受信される画像及びテキストは、オブジェクトのグラフィカルディスプレイに関するデータ又はオブジェクトと関連付けられたデータを有することができ、これらの全てはコンテンツの識別子とすることができる。例えば、画像又はテキストファイル自体をオブジェクトとすることができ、ある例では、オブジェクトに、メタデータ及びその他のコンテンツのような関連のデータや、コンテキスト(文脈)データ(例えば、画像を記憶するのに必要とするバイト数、画像を撮影した日時、ファイル名、オブジェクトソース、画像を撮影した地理的位置、コンピュータデバイス10の現在位置、画像と関連するテキスト又はグラフィックタグ、画像と関連するオブジェクト認識データ、ディスプレイデータ、等)を含めることもできる。フィルタモジュール16はデータ(例えば、オブジェクトデータ及び関連データ)を用いて、ユーザがGUI15で表示するためにグラフィカル要素からフィルタリングしたいコンテンツを識別することができる。オブジェクトと直接的に又は間接的に関連する全てのデータは、フィルタアプリケーションがオブジェクトを識別する必要があるか否かを決定するのに役立つコンテンツ識別子である。
一例では、フィルタモジュール16により、選択したフィルタ基準の指示に基づいて受信したオブジェクトに対するそれぞれの重み付け確率を決定することができる。重み付け確率は、一例では、ユーザ2が受信したオブジェクトをグラフィカル要素のディスプレイから、この非限定的な例では、画像をソーシャルメディアアプリケーションのニュースフィードからフィルタリングすることを望む可能性に対応させることができる。一例では、この場合、ユーザ2はGUI15のディスプレイから特定のコンテンツをフィルタリングする設定を構成するか、又は更新する。例えば、ユーザ2は自身がフィルタリングすることを望むコンテンツと関連するワードを選択することができる。これらのワードは、GUI15におけるリスト内に表すことができる(例えば、“戦争”が記されたボックス230に、フィルタ中で“戦争”に関連する如何なるコンテンツをも含むことを表しているチェックマークを有している図6を参照)。一例では、アプリケーションはソーシャルメディアアプリケーションとするとともに、GUI15でユーザ2に閲読可能なニュースフィードを更新するための要求をネットワークに送信するようにしうる(例えば、図3参照)。コンピュータデバイス10は、データ要求に応答してコンテンツ識別子を有するデータを受信することができる。一例では、コンピュータデバイス10のフィルタモジュール16は、受信者のソーシャルメディアアプリケーションにより受信する前に、到来するネットワークトラフィックを傍受するためにアプリケーション11により用いられているHTTP、HTTPS、等のような標準のプロトコルを用いてデータを傍受する(すなわち、最初に受信又は解析する)ことができるようにする。しかし、受信したコンテンツ識別子は、データ要求に対し応答するだけのものではないようにしうる。フィルタモジュール16は、ユーザ2がGUI15のディスプレイからフィルタリングすることを望む可能性のあるコンテンツを、コンピュータデバイス10により受信されるコンテンツが含むことを決定することができる。例えば、コンピュータデバイス10は、戦争地帯の領域における暴力的な行動に関する画像及び付随のテキストを含む記事を有するソーシャルメディアアプリケーションを対象としたデータ受信する可能性がある。フィルタモジュール16は、ユーザ2により示されるように“戦争”に関連するコンテンツをフィルタリングするように設定される(例えば、“戦争”(“War ”)が記されたボックス230に、フィルタがこのフィルタ中で“戦争”に関連する如何なるコンテンツをも含むことを表しているチェックマークを有している図6を参照)。本例は、受信したオブジェクトとして画像を用いているが、フィルタモジュール16は、ビデオ、オーディオ、等のような追加のオブジェクトの種類に適用することができる。
フィルタモジュール16は、コンピュータデバイス10が受信した戦争に関する画像及び記事が選択したフィルタに照合しうるか又はこのフィルタ設定内で選択された項目に関連する可能性があるかを決定することができる。フィルタモジュール16は、受信したコンテンツをユーザ2がフィルタリングしたいとしているコンテンツとしうるかを決定するのに種々の技術を用いることができる。一技術例では、フィルタモジュール16は、設定された基準に対して傍受した各データ、本例では例えば“戦争”を解析及びパターン照合する。本例では、フィルタモジュール16により、この照合の可能性があることが決定されると、適用可能な個別のブロックを、予期される同様な、しかし照合したキーワードを含んだコンテンツの無いフォーマットを有するように再構成することができる。テキストに基づく照合には標準のテキスト解析及び照合を含めることができるが、画像及びビデオの照合には、照合処理及び決定処理における機械学習アルゴリズム又はヒューマンインターラクションのようなより一層高度な技術が要求される。一例の技術では、オブジェクト識別法を用いて画像、フォノ(phono )、ビデオ、等におけるオブジェクトを識別するようにしうる。ある場合には、フィルタモジュール16によりキーオブジェクト又はオブジェクトのうちのオブジェクトを識別するとともにフィルタ基準との照合を決定することができる。オーディオの例では、サウンドパターンを、ワード“戦争”を人が言うこと又は銃の発砲音又は爆発音のような、フィルタ基準との照合として識別しうる。他の例の技術では、ファイルの種類、画像又はニュースフィードのソース(供給元)情報、発信ウェブアドレス、URL、メタデータ、受信した又は画像を作成した日、タイトル、地理的情報のようなオブジェクトのコンテキスト、ネットワークからのデータのような関連データ(例えば、画像に関する他のユーザからのコメント、画像に関する他のソーシャルメディアの投稿、等)のコンテンツ識別子を識別して用いることができる。他の技術の例では、フィルタモジュール16により、動的分類したコンテンツのフィルタリング、又はヒューリスティックアルゴリズム及びパターン照合アルゴリズムの組合せを遂行して、ユーザ2からの入力無しに他のワード又はその変形を自動的に決定し、一層広く改善したコンテンツフィルタリングに対しフィルタ基準を拡張するようにしうる。他の例では、分類したコンテンツがワードのマスターリスト又は代替用語を含みうる関連用語のサブリストを用いるようにしうる。マスターリスト又は用語は、ユーザ入力に基づくトピック又はリストと関連する予め決定したリスト又は用語とすることができる。同様に、サブリストには、予め決定した用語又はユーザ入力用語を含めることができる。サブリストの各々は、パターン又はカテゴリによりマスターリストの用語の少なくとも1つに関連させることができる。マスターリスト又はサブリストはコンピュータデバイス10に局部的に記憶させるか、又はコンピュータデバイス10と関連するとともにこのコンピュータデバイス10によりアクセス可能としたリモートサーバに記憶させることができる。
フィルタモジュール16は、ユーザ2がコンテンツをフィルタリングすることを望む可能性を決定するのに他の要因を考慮することができる。例えば、頻繁に識別するコンテンツのようなフィルタに対するユーザ入力を先に識別するか、又はコンピュータデバイス10のコンテキスト(例えば、位置、日付、現在実行しているアプリケーション、等)に関連させることができる。例えば、従業員は仕事中にキャットビデオ(cat videos)を見ることを望まない場合が有り、しかも限られた方法でのみソーシャルメディアと且つ少数のみの特定の人々と対話する場合がある。更に、フィルタモジュール16は、ユーザ入力を用いて含めるべき又は含めるべきでないコンテンツ又はオブジェクトを決定するようにすることもできる。
フィルタモジュール16は、提案したフィルタとしてコンピュータデバイス10において得られる1つ以上のフィルタからオブジェクトを傍受することができる。フィルタリングには、ニュースフィードにおける戦争写真のようにユーザがそれぞれのアプリケーションからフィルタリングする可能性が高いことをフィルタモジュール16が決定するフィルタ設定基準を含めることができる。ある例では、アプリケーション11のうちの1つ以上のアプリケーションは、フィルタモジュール16が受信したオブジェクトのコンテンツの任意の部分又は全てをフィルタリングすることを決定する際に用いうるコンテンツ識別子及びユーザの優先度を提供するようにする。(例えば、コンピュータネットワークを用いて)コンピュータデバイス10に通信的に結合された他のコンピュータデバイスにより提供される他のアプリケーション、ウェブサイト、サービス、等によれば、アプリケーション11により提供されないが、フィルタモジュール16によりフィルタリングするためのデータをコンテンツのフィルタリングとしてユーザ2に与えるために提供しうるようにする追加のフィルタ基準の拡張及びフィルタ機能を生じるようにしうる。
これらの全ては、フィルタモジュール16のフィルタ設定においてユーザ2により選択された“戦争”との関連確率を用いることができる。フィルタモジュール16は、コンピュータデバイス10により受信された各オブジェクトに対して計算された重み付け確率に基づいてフィルタリングするコンテンツを選択することができる。この重み付け確率は、一例では、ユーザ2がGUI15におけるグラフィカル要素のディスプレイからのオブジェクトを除いてコンテンツをフィルタリングするためのそれぞれのオブジェクトを選択する可能性に対応しうる。本発明を説明する際の重み付け確率の計算には当該技術分野で既知のアルゴリズム及び計算を用いることができる。
他の例では、コンピュータデバイスにより上述した重み付け確率及び選択に基づいてグラフィカル要素を決定するようにしうる。フィルタモジュール16によれば、ユーザがフィルタ基準に基づいてそれぞれのアプリケーションのグラフィカル要素からオブジェクトをフィルタリングする可能性のある確率を表す重み付け確率を決定しうる。コンピュータデバイスは、オブジェクトに対する重み付け確率を、共有するオブジェクト、各コンテンツ識別子の特性、関連するアプリケーション特性及びコンピュータでバスのフィルタ設定のコンテキストに関する情報に基づくようにしうる。重み付け確率を発生させる場合、フィルタモジュール16は、ユーザの以前のフィルタ基準選択のようなある要因を日時のような他の要因よりも一層重く重み付けするように構成することができる。
フィルタモジュール16は重み付け確率の計算に含まれる各情報片に重み係数を適用し、利用可能なフィルタの各々に対する重み付け確率を発生させる。例えば、共有しているオブジェクトに関する情報には、オブジェクトの種類、オブジェクトの大きさ、オブジェクトと関連するコンテンツ、類似のオブジェクトをフィルタリングする際にユーザ2により選択される以前のフィルタ、等を含めることができる。各アプリケーションの特性には、幾つかある特徴の中で特に、各アプリケーションにより与えられるプライバシー制御、フィルタアプリケーションがフィルタリングするように構成されているオブジェクトの種類、アプリケーションにおいて通常閲読されるコンテンツ、アプリケーションにより課せられるファイル寸法の極限を含めることができる。
フィルタモジュール16は、フィルタの各々に対する重み付け確率を決定するのに応答して、GUI15内に表示されたそれぞれのアプリケーションのグラフィカル要素からのオブジェクトを除いて、しきい値よりも大きいそれぞれの重み付け確率の値を有するコンテンツを選択するのを抑制することができる。一例では、しきい値は、フィルタモジュール16が各コンテンツ識別子に対する重み付け確率の値を決定する前に決定される設定可能なしきい値とすることができる。他の例では、しきい値は、計算した重み付け確率の値に基づいて動的に決定し、上位3つ、又は5つ、又はその他の個数の設定可能なフィルタがこのしきい値を満足する又は超える重み付け確率の値を有するようにしうる。
一例では、フィルタリングされたコンテンツは、予め決定する値に基づかせることができるしきい値に基づいて決定するようにする。この予め決定する値は優先度決定モジュール12により設定することができる。この予め決定する値は重み付け確率に基づく特定の数値とすることができる。しきい値は重み付け確率の割合に基づかせることができる。或いはまた、しきい値は特定の個数の“上位”の重み付け確率の値とすることができ、例えば、上位の3つの重み付け確率の値を選択する。他の例では、オブジェクトのコンテンツ識別子とそれぞれのアプリケーションに関連する1つ以上の特性との間で類似度を比較することにより、重み付け確率に基づいてオブジェクトを選択することができる。重み付け確率がしきい値よりも大きい場合、コンピュータデバイス10は、グラフィカルユーザインタフェースにおける出力中のオブジェクトを除いて、フィルタリングするためのそれぞれのオブジェクトを選択する。重み付け確率が予め決定した値よりも大きくない場合、コンピュータデバイス10は、グラフィカルユーザインタフェースにおける出力に対するそれぞれのオブジェクトを選択することができる。
一例では、コンピュータデバイス10によりこのコンピュータデバイス10のGUI15においてグラフィカル要素を出力する。フィルタモジュール16は選択したコンテンツ情報のフィルタ決定をUIモジュール3に供給し、このUIモジュール3がUIデバイス4に表示するための更新されたユーザインタフェース(例えば、GUI15)を出力する。フィルタリングされたグラフィカル出力の選択を受信するのに応答して、傍受前に、フィルタリングされたオブジェクトを受信することを目的とする共有サービスのような対応するアプリケーションがオブジェクト(例えば、図3の画像110)を共有するようになる。フィルタモジュール16は選択の指示を受信し、この選択に関する情報を、次回にコンテンツをフィルタリングするための重み付け確率を決定する際の後の検索及び包含のために記憶し、このフィルタモジュール16により確率のスコアを発生させる。フィルタアプリケーションはオペレーティングシステムの一部とするか又はオペレーティングシステムと密接に相俟って実行するようにしうる為、特定のアプリケーションはフィルタリングされた更新ディスプレイを発生させるのに大幅に遅れたり中断されたりしないようにしうる。
ユーザが指示した設定に応じてグラフィカル要素を閲読するために得られるモードは複数存在しうる。例えば、フィルタモジュール16は、フィルタリングされたコンテンツを含まないコンテンツをGUI15が表示する第1のモード、すなわち標準モードを有するようにしうる。GUI15は、フィルタリングされたコンテンツの代わりに、オブジェクトが表示されているようにしうるとともに、コンテンツがフィルタリングされておらず、その代りにオブジェクト(又はこのオブジェクトの一部)がフィルタリングされたことを表すメッセージを表示している領域を有することができる(例えば、図3)。ユーザ2が入力することができ、フィルタリングされたコンテンツを“SHOW”すなわち表示することを表すグラフィカルボタン、すなわちディスプレイを設けることができる。フィルタモジュール16は、コンテンツを見ることができないようにする第2のモード、すなわちペアレンタルコントロール/コーポレートコントロールモードを有するようにすることもできる。この第2のモードでは、パスコード又はアクセスコードを入力してユーザアカウントをアクセスし、フィルタリングされたコンテンツを見うるようにすることができる(例えば、この第2のモードの例に対し図3)。
コンピュータデバイス10はフィルタリングしたオブジェクトを保存することができる。オブジェクトを記憶(保存)することは、フィルタアプリケーション又はフィルタリングされたグラフィカル要素と関連するアプリケーション、或いはフィルタアプリケーションネットワークのようなリモートサーバ又はアプリケーション11のそれぞれのアプリケーションのネットワークにおけるように局部的に行うことができる。記憶したオブジェクトは、アプリケーションのコンテンツをフィルタリングするための重み付け確率を後に決定するために用いることができる。他の例では、フィルタリングしたオブジェクトを如何なるデバイス又はネットワークにも記憶させないようにする。
コンピュータデバイス10はこのコンピュータデバイス10内に記憶したフィルタモジュールを用いてコンテンツをフィルタリングすることができ、又はコンピュータデバイス10と通信するリモートサーバにおいて遠隔記憶されたモジュールを用いてコンテンツのフィルタリングを行うようにすることができる。これらのリモートサーバによればコンテンツをフィルタリングし、その結果のディスプレイを、ユーザが見るようにするためにコンピュータデバイス10に送信するようにしうる。他の例では、コンピュータデバイス10が、互いに異なる種類のコンテンツを解析する際に少なくとも1種類のフィルタリング技術を実行する種々のフィルタモジュールを有するようにしうるか、又は各モジュールが特定の種類のデータを解析して、特定の種類のコンテンツがフィルタリング可能な題材を含む可能性があるかを決定するようにしうる。各モジュールは、フィルタリングされたコンテンツを中央のフィルタモジュール又はディスプレイモジュールに送信し、各フィルタモジュールが受信した決定を用いて表示を決定するようにしうる。
図2は、本発明の1つ以上の態様に応じてコンテンツをフィルタリングするコンピュータデバイスの一例を示すブロック線図である。コンピュータデバイス10は、例えば、車線(レーン)判定システムの機能を実行するためのソフトウェアプログラム及びデータを記憶することのできる揮発性又は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含むことができる記憶デバイス30を具えることができる。ある例では、この記憶デバイス30には、磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、又は電気的プログラマブルメモリ(EPROM)或いは電気的消去可能なプログラマブルメモリ(EEPROM)の形態のような不揮発性記憶素子を含めることができる。記憶デバイス30には、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又は他の任意の形態の長期或いは短期メモリを含めることができるが、これらに限定されることはない。ある実施例では、メモリにハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、テープドライブ、セキュアデジタル(SD)カード、デジタル多用途ディスクランダムアクセスメモリ(DVD‐RAM)、又は他の任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体を含めることもできる。プロセッサ6は、通信ユニット34と、入力デバイス5と、出力モジュール7と、存在感応スクリーン15を含むユーザインタフェース(UI)デバイス4と、記憶デバイス30と、通信チャネル32とに操作可能に接続されている。又、プロセッサ6は、コンピュータデバイス10内の他のモジュール/デバイス(図示せず)に接続するか、又は適切なインタフェースを介して外部に接続することもできる。プロセッサ6には、マイクロプロセッサユニット、グラフィカルプロセッサユニット、デジタル信号プロセッサ、又はデータにおいてコンピュータプログラム命令を実行して予期した出力を生ぜしめるようにする能力を有する他の任意の適切なプロセッサを含めることができるが、これらに限定されるものではない。プロセッサモジュール9のようなプロセッサモジュールはプロセッサ6を実行するようにでき、このプロセッサモジュールは、レジスタと、バッファと、制御論理ユニットと、データラインと、算術論理演算ユニット(ALU)と、浮動小数点ユニット(FPU)と、コンピュータプログラムにおける命令により特定される算術演算、論理演算、制御演算、入力演算及び出力演算を含む演算を遂行するための他の適切な構成要素とを有するリストからの複数の構成要素を含むことができる。
コンピュータデバイス10には、インターネットに無線通信するためのアンテナと、写真及びビデオを取り込むためのカメラデバイスと、音声を取り込むためのマイクロホンと、通話を行うとともに受けるための必要な機能を提供しうるコールマネジメントモジュールと、ショートメッセージサービス(SMS)を送受するショートメッセージサービスモジュールと、マルチメディアコンテンツ(例えば、音楽及び映画)を再生するメディアプレーヤモジュールと、インターネットウェブブラウザ(例えば、ファイヤーフォックス(Firefox :登録商標)及びグーグルクローム(Google Chrome :登録商標))と、を含むハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの双方又は何れか一方を設けることもできる。又、コンピュータデバイス10は、電卓、ゲーム、カレンダ、テキストエディタ、及びその他の適切なアプリケーションプログラムを有することもできる。
好適な実施例では、記憶デバイス30にフィルタモジュール16を設けることができ、このフィルタモジュール16により、機械命令又はコンピュータ命令を実行して、出力デバイス7に関する出力を生ぜしめるか又はデータを周辺デバイスのインタフェース又はその他の適切なインタフェースに送信するようにすることができ、且つシングルプロセッサ、マルチプロセッサ、シングルコアプロセッサ及びマルチコアプロセッサを含むリストからの1つ以上としうる1つ以上のプロセッサ6を用いるようにしうる。この又はこれらのプロセッサ6が機械命令又はコンピュータ命令を実行して、出力デバイス7に関する出力を生ぜしめるか又はデータを周辺デバイスのインタフェース又はその他の適切なインタフェースに送信するようにすることができる。他の形態のユーザデバイスでは、複数のハードウェアプロセッサ、複数の種類のメモリ及び複数のデータバス(図示せず)を存在させることができる。フィルタモジュール16には、フィルタ設定12、コンテンツモジュール14、照合モジュール18及びグラフィカルモジュール20を設けることができる。グラフィカルモジュール20は、フィルタリングされた出力のグラフィカルディスプレイデータをUIモジュール3に送信し、存在感応スクリーン15にアプリケーションのフィルタリングされたコンテンツを表示するようにしうる。ある例では、存在感応スクリーン15を出力デバイス7とする。
他の実施例では、フィルタモジュール12が、タッチスクリーン、オーディオ、ビジュアル、キーボード、及びその他のハプティックに基づくデバイスのような1つ以上の入力デバイス5を介してユーザ入力を受信することができる。フィルタモジュール16は、ユーザデバイス(例えば、ユーザ設定38、フィルタ54、又はオブジェクト52)内のメモリに記憶されているか、外部に記憶されているか、又は電波或いは電磁波により送信されるプログラム命令を含む命令を実行することができる。このフィルタモジュール16は、コンピュータデバイス10に対するデータストアであるデータ50からデバイスデータを取出すことができる。
フィルタ設定12は、フィルタアプリケーションを有効化し且つこのフィルタアプリケーションに対するパスワード保護を有効化することを表すユーザインタフェースデバイス4におけるユーザ入力を受信することができる。フィルタモジュール16及びフィルタ基準のユーザ選択をアクセスするパスワード(例えば、フィルタコンテンツを決定するためのワード、トピックス、及びその他の基準)をユーザ設定38内に記憶させることができる。フィルタ設定12は、フィルタモジュール16がフィルタアプリケーションを実行する際にコンテンツフィルタを適用するアプリケーション11のうちのユーザ選択アプリケーションを表すようにすることもできる。又、フィルタ設定12は、ユーザ設定38又はフィルタ記憶装置54の何れかに記憶されたフィルタトピックスを表すワードのリストをユーザインタフェースデバイス4に表示させることもできる。如何なる追加のフィルタ用語又はデータもユーザインタフェースデバイス4に入力され、フィルタ設定12により受信される。又、フィルタ設定12は、アルゴリズムを含む動的分類されたコンテンツのフィルタリングを実行し、ユーザにより入力されるワードを拡張するか、又はフィルタモジュール16或いはフィルタ記憶デバイス30内に記憶されたフィルタ基準を拡張して更新するようにしうる。動的分類されたコンテンツのフィルタリングは自動的であり、追加のユーザ入力を必要としない。このことはコンピュータデバイス10で行うか、又はフィルタモジュール16を更新するリモートサーバにより行うことができる。動的フィルタリングの結果は記憶デバイス30内に、例えば、フィルタ54又はフィルタ設定モジュール12に記憶させる。ワードの拡張及び関連付けによればフィルタの範囲を広げ、フィルタ基準を自動的に拡張させることにより精度を改善させる。フィルタ設定12はネットワークと通信し、追加のデータをコンテンツ照合及び決定用の基準として決定することができる。フィルタモジュール16はフィルタ設定をコンテンツモジュール14に送信することができる。
ある例では、フィルタ設定12によりアプリケーション11と関連する記憶データに基づいてフィルタ基準を決定することができる。例えば、フィルタモジュール16は、アプリケーション11において、フィルタリングコンテンツに対するフィルタ基準に寄与することができるそれぞれのアプリケーションに対するフィルタ優先度、フィルタ設定、又はアプリケーション使用法を見つけることができる。
ユーザがコンピュータデバイス10においてフィルタモジュール16を有効化すると、コンテンツモジュール14は、アプリケーション11のうちの少なくとも1つのアプリケーションが通信ユニット34を介して無線ネットワーク又はその他の適切な通信ネットワークにデータ要求を送信したことを検出することができる。この通信ユニット34はデータ要求に応答して、アプリケーション11のそれぞれのアプリケーションを更新するためのデータを受信することができる。又、通信ユニット34はこの通信ユニット34からのデータを、通信チャネル32を介して送受信することができ、通信したデータと関連するアプリケーション11のそれぞれのアプリケーションにデータを送受信するようにしうる。アプリケーション11を通信ユニット34に接続し、それぞれのアプリケーションと関連するネットワーク又はリモートサーバに対する適切な無線接続を達成するようにすることもできる。無線ネットワーク又はその他の適切な通信ネットワーク(例えば、Wi‐Fi(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)又はWi‐Fi Direct (登録商標)のようなピアツーピア接続、又はその他の適切な接続形態)を介するリモートサーバとの通信を、通信ユニット34を通すことができる。更に、プロセッサ6はフィルタモジュール16を介して適切な記憶デバイス30に接続されてデータを記憶及び検索する。コンピュータデバイス10は必要に応じ有線又は無線接続を介して外部デバイスに接続することができる。通信ユニット34は、サーバシステムと通信するための信号処理(限定される例ではないが、アナログ及びデジタル信号処理)を含む必要なインタフェースを提供することができる。コンピュータデバイス10は、cdma2000、WCDMA(登録商標)、WiMAX(登録商標)、Wi‐Fi、25Wi‐Fi Direct、BLUETOOTH、GPRS、3G、4G、LTE、衛星通信(衛生を利用した通信)、及び当該技術分野で既知のその他の適切な通信技術を含む1つ以上の通信技術を通じて通信することができる。フィルタモジュール16は、インターネットプロトコル(IP)、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)、ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュァ(HTTPS)、及びその他の任意の適切なプロトコルを含む1つ以上のプロトコルを用いるアプリケーション11の通信及びデータ交換を検出しうる。コンピュータデバイス10は、ユニバーサルシリアルバス(USB)又はその他の有線接続のような配線を同様に用いて他のコンピュータデバイスに接続することもできる。コンピュータデバイス10には、既知の技術を使用してこのコンピュータデバイスの現在位置を識別する機構を設けることができる。
アプリケーションA〜Nは、ソーシャルメディア、ニュースソース、銀行取引、旅行、ゲーム、天候、イメージコレクション、等のようなコンピュータデバイス10にダウンロードされる任意の種類のアプリケーションとすることができるとともに、ユーザがユーザインタフェース(UI)デバイス4を介してそれぞれのアプリケーションのコンテンツをアクセスするようにしうる。アプリケーション11のそれぞれの各アプリケーション(アプリケーション11C等)は、フィルタモジュール16に対するアクセス又は許可を付与し、それぞれのアプリケーションのコンテンツ及びネットワークに対するアクセスを可能にすることができる。フィルタモジュール16がアプリケーション11のうちの少なくとも1つのアプリケーションにアクセスすると、コンテンツモジュール14はこの特定のアプリケーションを対象とした到来データを傍受しうるとともに受信したオブジェクトのコンテンツを決定する。受信したオブジェクトはアプリケーション11のうちの特定のアプリケーションを対象としたものとしうる。オブジェクトはファイル(例えば、画像、音声、ビデオ、テキスト、グラフィック、写真、文書、2D、3D又は仮想現実形式)とすることができる。コンテンツモジュール14は、オブジェクトのコンテンツを決定するのにオブジェクトと関連する任意の付随データと同様にファイルの種類を用いることができ、通信ユニット34はアプリケーション11のそれぞれのアプリケーションを更新するためのデータを受信することができる。通信ユニット34はこの通信ユニット34からのデータを、通信チャネル32を介して送受信することができ、通信したデータと関連するアプリケーション11のそれぞれのアプリケーションにデータを送受信するようにしうる。コンテンツモジュール14は、コンピュータデバイス10により受信されたオブジェクトにより提供されない追加のコンテンツ識別を提供しうる他の要因を決定又は識別することができる。例えば、フィルタモジュール16はアプリケーション11において、同様なオブジェクトと関連して記憶したことに関する記憶データを見いだすことができる。
コンテンツモジュール14はコンテンツ識別子を決定することができる。これらのコンテンツ識別子はオブジェクト(例えば、ファイルの種類、ソース、ファイル内のオブジェクト、等)を構成するデータとすることができるか、又はオブジェクトソース、メタデータ、関連のウェブサイト又はサービス、オブジェクトの受信時のコンピュータデバイス10のコンテキスト識別子、アプリケーションの優先度及び設定、地理的データ、アプリケーション使用法、等のような関連データとすることができる。コンテンツ識別子が識別されると、コンテンツモジュール14は照合モジュール18と通信してコンテンツ識別子をフィルタ設定と比較するようにしうる。
フィルタモジュール16には照合モジュール18を含めることもできる。この照合モジュール18は、コンピュータデバイス10において内部的に又はリモートサーバにおいて外部的に記憶させることができる記憶命令に基づいて計算を遂行することができる。この照合モジュール18は基本的な文字列照合技術を遂行して、オブジェクトと関連するコンテンツフィルタ識別子がフィルタ基準に照合しているかどうかを決定するようにすることができる。文字列照合技術には、ワード、ワードの一部、又はフィルタ54内に記憶されたワードを有するパターンとの照合を含めることができる。この照合モジュール18は、例えば、コンテンツ識別子を決定するためにオブジェクト内のサブオブジェクトを、又はオブジェクトを全体として識別するオブジェクト認識技術のようなオブジェクトの種々の部分に対する照合技術を遂行することができる。他の例では、照合モジュール18により、コンテンツをフィルタリングすべきかどうかを決定する他の、しばしば複雑な技術を遂行することができる。例えば、この照合モジュール18は、フィルタモジュール16により傍受されたオブジェクトに対する重み付け確率を決定する計算を遂行することができる。この照合モジュール18は、コンテンツモジュール14により傍受された各オブジェクト、又はオブジェクト内のサブオブジェクト或いはコンテンツに対する重み付け確率を決定する。重み付け確率は、ユーザがオブジェクトと関連するフィルタに対するそれぞれのコンテンツを選択したい確率を表している。コンピュータデバイスは、各オブジェクトに対する重み付け確率を、フィルタリングされているオブジェクトに関する情報、各アプリケーションの特性、及びこのコンピュータデバイスのコンテキストに基づくようにしうる。重み付け確率を生ぜしめる場合、フィルタモジュール16は、事前のユーザフィルタ選択設定のようなある種の要因をより一層重くなるように構成し、例えば、受信したオブジェクトのデータと関連するメタデータ以上に特定のオブジェクトをフィルタリングしないように(すなわち、存在感応式スクリーン(GUI)15におけるグラフィカル要素内にグラフィカルディスプレイで含めるように)することができる。ある例では、照合モジュール18によりアプリケーション11からのデータにアクセスしてアプリケーション11のうちの特定のアプリケーションに設定されている任意のユーザ優先度を決定するようにすることもできる。この照合モジュール18はユーザ入力及びコンテンツ識別子に基づいてユーザ優先度にアクセスすることができる。
照合モジュール18は、ユーザ入力又はユーザの指示に基づいて重み付け確率を更新してこれをフィルタ内に含めるようにすることができる。この場合例えば、ユーザはグラフィカルディスプレイにおける“SHOW”のグラフィカルボタンを押すことによりグラフィカルディスプレイ内にオブジェクトを含めることを指示する。確率は、ネットワークから受信した動的分類されたコンテンツのフィルタリングのようなデータにより自動的に更新するようにすることもできる。コンピュータデバイス10は更新した確率データを記憶デバイス30内に、例えば、オブジェクト52の記憶装置をもって記憶する。
グラフィカルモジュール20は、存在する場合に何のコンテンツをフィルタリングする必要があるかを決定することに関するデータを照合モジュール18から受信する。GUI15には、ユーザ2をコンピュータデバイス10と対話させるユーザインタフェースを含めることができる。又、GUI15には、テキスト、画像、ビデオ又はその他の視覚的に表示しうるグラフィカルオブジェクトのようなグラフィカルコンテンツを含めることができる。ユーザ2はGUI15と対話してオブジェクトを他のユーザと共有するようにすることができる。グラフィカルモジュール20は、フィルタリングされたグラフィカルコンテンツに対するレイアウト形式に関するデータをフィルタ設定12から受信することができる。例えば、フィルタ設定が第1のモードで実行されるように設定されると、グラフィカルモジュール20はフィルタリングしたコンテンツを、コンテンツが存在した個所をブランクとして表示することができる。その後、グラフィカルモジュール20によるグラフィカルディスプレイの決定がアプリケーション11に送信され、アプリケーション11のそれぞれのアプリケーションのフィルタリングされたコンテンツを表示するようになる。
ある例では、グラフィカルモジュール20によりユーザのジェスチャを用いてコンテンツのディスプレイを決定することができる。本例では、UIデバイス4により、フィルタリングされたコンテンツを表示する又はフィルタリングされたコンテンツを示すための指示を表示するUIデバイス4の個所でのタッチジェスチャ(例えば、ユーザによるタップ、スワイプ操作、等)を検出することができる。UIデバイス4はタッチジェスチャを検出することができ、これに応答して(例えば、データ50内の)UIモジュール3は、タッチジェスチャがフィルタリングされたコンテンツを表示することを表すグラフィカルボタンの1つと関連する個所にあるかどうかを決定することができる。タッチジェスチャが、識別されたディスプレイの1つの特定個所又は予め決定した距離内にある場合、UIモジュール3により、UIデバイス4がグラフィカルディスプレイの表示変更を実行するようにし、ある場合には特定のアプリケーションにおいて表示されたオブジェクトと関連する重み付け確率を更新するようにすることができる。
ユーザ入力データは、ユーザに提示しうるグラフィカル要素を生ぜしめるのに(例えば、グラフィカル要素はスクリーン、オーディオ及びマルチメディアで表示させることができる)又はインタフェースモジュール(例えば、ネットワークインタフェース、ユーザインタフェース、センサモジュール又は他の適切なコントロールモジュール)に送信するのに用いることができる。一実施例では、プロセッサモジュールを、複数のデジタル及びアナログプロセッサを含みうる単一のチップ又は複数のチップとして実施することができる。フィルタリングするオブジェクト又はフィルタリングしないオブジェクトを選択するユーザ入力によれば、コンテンツ識別子(例えば、ファイルの種類、ソース、ファイル内のオブジェクト、ソース、メタデータ、オブジェクト受信時におけるコンピュータデバイス10のコンテキスト識別子、アプリケーション優先度及び設定、地理的データ、アプリケーション使用法、等)を受信する。
図3Aは、フィルタリングしたコンテンツを含む例示的なグラフィカルユーザインタフェースを示す概念図である。この図3Aの例では、コンピュータデバイスが複数のアプリケーションからの一例として実行した1つのソーシャルメディアアプリケーションからのグラフィカル要素を示している。図3Aのソーシャルメディアアプリケーションは、ネットワークと、ネットワークから送信され、コンピュータデバイスにおけるソーシャルメディアアプリケーションにより受信される画像及びテキストによるニュースフィードの更新のような送信されたオブジェクトのようなこのソーシャルメディアアプリケーションと関連するデータとをアクセスするための許可をフィルタアプリケーションに与える。フィルタアプリケーションはソーシャルメディアアプリケーションのニュースフィードに対する更新として意図されたオブジェクトを傍受する。傍受したオブジェクトがフィルタ基準との照合を含むことをフィルタアプリケーションが決定すると、フィルタアプリケーションは、オブジェクトがフィルタ基準との“照合”であることの指示をソーシャルメディアアプリケーションにタグ付け又は送信することができる。ソーシャルメディアアプリケーションは次に、決定したグラフィカル要素から照合したオブジェクトを削除することができる。他の例では、フィルタアプリケーションにより、照合したオブジェクトのないグラフィカル要素の構成を決定し、この構成をソーシャルメディアアプリケーションに送信するようにしうる。何れの例でも、この構成にはソーシャルメディアアプリケーションに対して決定されたグラフィカル要素からの照合オブジェクトを含まないようにすることができる。
グラフィカル要素には、このグラフィカル要素の構成又はレイアウトを決定する異なる設定を設けることができる。例えば、標準のフォーマットでは、ソーシャルメディアアプリケーションにより、“衝合した”オブジェクトとして示されるオブジェクトを、オブジェクトがフィルタリングされてグラフィカルディスプレイ含まれていないことをユーザに通知する“コンテンツをフィルタリングした(Content has been filterer.)”のようなユーザへの通知110と置換える(すなわち、オブジェクトを含まないようにすることによりオブジェクトをフィルタリングする)ことができる。図3Aの例では、グラフィカルボタン“SHOW”120が存在する。ユーザはグラフィカルボタン“SHOW”120にタップして、フィルタが有効化されていないか存在していない場合の通知があった個所を、換言すればオブジェクトが現れる個所をディスプレイ上に表すことによりフィルタリングされたコンテンツを表示するようにすることができる。他の例では、コンピュータデバイスにより、フィルタリングしたオブジェクトをソーシャルメディアアプリケーションの他のオブジェクトと置換えうるようにする。この例では、ディスプレイには、何かがフィルタリングされたというユーザに対する指示は含まれない。その代り、ソーシャルメディアアプリケーション(又は他の例では、フィルタアプリケーション)により、表示すべきオブジェクトに順序付けすることができ、フィルタリングされたオブジェクトは順序付きリストに現れないように(又はフィルタオブジェクトがオブジェクトを表示するにはあまりにも低い順序位置となるように)する。例えば、図3Aのソーシャルメディアアプリケーションは、オブジェクトに対する最終更新日によりオブジェクトを順序付けし、他のユーザがオブジェクト又はオブジェクトのコンテンツに関して“好む”又はコメントする際のオブジェクトの日付の更新を含む時系列順でオブジェクトが掲載されるようにすることができる。ソーシャルメディアアプリケーションは、フィルタリングされたオブジェクトをグラフィカル要素内のソーシャルメディアオブジェクトの時系列順から除外する。
他の例では、コンテンツフィルタアプリケーションが種々のモードを有するようにしうる。第1のモードは、グラフィカルユーザインタフェースにグラフィカルボタン“SHOW”120によりフィルタリングされたコンテンツ110の指示を表示することを含むことができる。コンテンツの表示。この例では、存在感応式ディスプレイにより、グラフィカルボタン“SHOW”120を表示するこの存在感応式ディスプレイの個所でのタッチジェスチャ(例えば、ユーザによるタップ、スワイプ操作、等)を検出することができる。存在感応式ディスプレイによれば、ユーザがボタンをタッピングすること、すなわちタッチジェスチャを検出することができる。タッチジェスチャが特定のディスプレイの1つの特定の個所内にあるか又はこれから予め決定した距離内にあることをコンピュータデバイスが決定すると、フィルタアプリケーションによりフィルタリングされたコンテンツを含むようにグラフィカル要素を変更するようにしうる。ユーザがフィルタリングされたコンテンツをジェスチャで見ることを指示すると、コンピュータデバイスにより特定のアプリケーション内で表示されたオブジェクトと関連する重み付け確率を更新し、この重み付け確率がコンテンツをフィルタリングする代わりにコンテンツを見るユーザの可能性を反映するようにしうる。
第2のモードでは、グラフィカルボタン120を表示することができず、フィルタリングされたコンテンツを見ることができない場合に、親の設定又は雇用者(employer)の設定をフィルタアプリケーションに設けることができる。この第2のモードの例では、ユーザがアカウントアクセス情報(例えば、パスワード、バイオメトリック、ピン(PIN)、等)を入力させた後に、フィルタリングされたコンテンツが見られるようにしうる。この第2のモードの例では、フィルタリングされたコンテンツを全く見ることができず、他のオブジェクトがフィルタリングされたコンテンツに置換わるようにしうる。この例では、ユーザ又はアカウント管理者がアカウントアクセス情報を入力した後にのみフィルタリングされたコンテンツを見うるようにしうる。
オブジェクトがフィルタリングされると、フィルタアプリケーションはグラフィカル要素内のフィルタ基準に“照合”するオブジェクトの一部分のみを表示することができる。例えば、ソーシャルメディアアプリケーションにおけるニュースフィード項目は種々の記事に関する複数の見出しを有することができる。フィルタアプリケーションは“戦争”に関する見出しをフィルタリングすることができ、戦争及びこの見出しとの関連が無い限り、このフィルタアプリケーションに有名人及びスポーツに関する他の見出しを含めることができる。グラフィカル要素は、ソーシャルメディアアプリケーションのニュースフィードにおいて戦争に関する見出しを除く見出しを表示する。しかし、フィルタアプリケーションがフィルタの構成及び設定に基づいてオブジェクト全体をフィルタリングすると、何れのヘッドラインもグラフィカル要素内に現れない。スペースにはコンテンツがフィルタリングされたという指示が含まれるか、又はスペースにはフィルタリングされた見出しフィードに置換わる異なるニュースフィードコンテンツが含まれる。
図3Bは、フィルタリングしたコンテンツを含む例示的なグラフィカルユーザインタフェースを示す概念図である。この図3の例では、コンピュータデバイスが、1つのソーシャルメディアアプリケーションからのグラフィカル要素を、複数のアプリケーションからの一例として示している。図3Bのグラフィカル要素は図3Aとは異ならせることができる。その理由は、図3Bのグラフィカル要素はフィルタリングされたコンテンツの指示を含んでおらず、ユーザがフィルタリングされたコンテンツ140を見る(例えば、“SHOW”ボタンを押す)ようにもしない為である。その代り、フィルタリングされたコンテンツはグラフィカル要素から除外されるだけで、空白スペースとして現れる。さもないと、この空白スペースにはフィルタリングされたコンテンツが現れる。この例は、ユーザがアプリケーションによりフィルタリングされたコンテンツを見ることができないフィルタアプリケーションの親モード又はビジネスモードを示しうるものである。
図3Bのある例では、グラフィカル要素のディスプレイにより、フィルタリングされたコンテンツの空領域を他のソーシャルメディア通知と置換えるようにすることができる。例えば、図3Bには表示されていないが、ジェーンスミス(Jane Smith)からの通知130をジョンドウ(John Doe)からの第2の通知又はソーシャルメディアアプリケーションの他のコンテンツと置換えることができる。グラフィカル要素は、グラフィカルユーザインタフェースに表示されたグラフィカルディスプレイ要素内に何のコンテンツが含まれているかを、又はユーザがフィルタリングされたコンテンツを見ることができるかを決定する種々の設定を有することができる。
図4は、本発明の1つ以上の態様に応じてフィルタリングコンテンツの選択及び表示を管理する例示的な操作を示すフローチャートである。説明のみの目的であるが、例示的な操作を、図1及び2に示すものであるとした請求項デバイス10の状況内で以下に説明する。
一例では、コンピュータデバイス10がフィルタ基準の選択を受信するようにしうる(ステップ170)。選択は、ユーザにより予め決定したフィルタ基準の選択とするか、又はユーザにより入力したフィルタ基準としうる。フィルタ基準は、自動化した動的分類されたコンテンツのフィルタリングとするか、又はユーザの入力を必要としない他の自動化技術とすることもできる。図2のフィルタモジュール16は、画像、テキスト、ビデオ、グラフィック、サウンド、等のようなオブジェクトを傍受しうる(ステップ172)。オブジェクトが傍受された後、オブジェクトと関連するコンテンツ識別子を識別する(ステップ174)。照合モジュール18により、選択したフィルタ基準をオブジェクトと関連するコンテンツ識別子と比較しうる(ステップ176)。フィルタ基準と、オブジェクトと関連するコンテンツ識別子との間に照合が存在しない場合には、照合モジュール18により、オブジェクトと関連する各コンテンツ識別子に対しある確率が存在するかどうかを決定しうる。照合モジュール18は、ユーザ2がコンテンツフィルタ内にそれぞれのオブジェクトを含める可能性を表す対応の照合スコア又は確率を発生させることができる(ステップ178)。ある例では、確率を0〜1の範囲内の値とすることができる。ある例では、確率を0.5の値に初期化することができる。一例では、照合モジュール18によりそれぞれのフィルタ基準とオブジェクトとの間の照合の確率を発生させることができる。他の例では、照合モジュール18により、以前にフィルタリングしたコンテンツに対し決定した確率と、同一のそれぞれのアプリケーションとの比較に基づいて、且つフィルタ設定を含むそれぞれのアプリケーションの設定に基づいて確率を決定しうる。
照合モジュール18は、決定した確率値をしきい値と比較する。ある例では、照合の確率が予め決定した値以上であると、照合モジュール18はオブジェクトがフィルタコンテンツを含む可能性があることを決定しうる(ステップ180)。他の例では、グラフィカルモジュール20により、予め決定した値を照合の確率と比較することができる(ステップ180)。照合の確率が予め決定した値よりも小さいものとすると、ユーザがオブジェクト又はそのコンテンツをフィルタ内に含めることを望んでいる可能性が低く(ステップ180の“NO”の分岐)、オブジェクトはフィルタコンテンツを含まない可能性がある。この例では、グラフィカルモジュール20は、例えば、アプリケーションフィルタを有しないグラフィカル要素に類似するグラフィカル要素の一部としてオブジェクトを含むことができる(ステップ182)。別の例では、照合の確率が予め決定した値以上であると、オブジェクト又はそのコンテンツは、ユーザがフィルタリングしたいコンテンツを含む可能性があるようにしうる(ステップ180の“YES”の分岐)。この例では、グラフィカルモジュール20は、オブジェクトをグラフィカル要素内に含めることをやめることができる(ステップ180の“YES”の分岐)。グラフィカルモジュール20は、フィルタ設定12における設定のようなフィルタ設定に関するデータ及びその他のユーザ優先度を受信することができる(ステップ184)。グラフィカルモジュール20は、このデータを用いてグラフィカル要素に対するレイアウトを決定することができる(ステップ186)。例えば、ユーザがフィルタ設定を第1のモードに設定し、ユーザがフィルタコンテンツを見うるようにした場合、グラフィカルモジュール20はフィルタリングされたオブジェクトをコンテンツが除外されたことの通知及びコンテンツを見るためのグラフィカルボタンと置換えることができる。コンピュータデバイス10は、グラフィカルモジュール20によるグラフィカルレイアウトの決定に基づいて、アプリケーション11のそれぞれのアプリケーションに対するグラフィカル要素を表示する(ステップ188)。他の例では、フィルタモジュール16が、オブジェクト、例えば、画像内のオブジェクトの一部分(換言すれば、オブジェクト内のサブオブジェクト)のみを、これらのサブオブジェクトがフィルタコンテンツと照合する可能性があるが写真が照合しない場合に、フィルタリングすることができる。この例では、オブジェクト又は写真のフィルタリングされていない部分をグラフィカル要素の一部分となるようにしうる(ステップ186)。グラフィカルモジュール20は、フィルタ設定に応じてコンピュータデバイス10におけるアプリケーション11のそれぞれのアプリケーションのグラフィカル要素内に表示するために、レイアウト、オブジェクト、等のようなグラフィカル要素データをUIデバイス4に送信する(ステップ188)。
しきい値を設定することにより、照合モジュール18がフィルタコンテンツの識別子を選択してコンテンツフィルタの優先度の精度を改善するようにしうる。ある例では、照合モジュール18が確率値に基づいてオブジェクトと関連するコンテンツ識別子を順序付けするようにしうる。この照合モジュール18はコンテンツ識別子の順序付けに基づいてオブジェクトのフィルタリングを決定することができる。
図5は、本発明の1つ以上の態様に応じてフィルタコンテンツの選択及び表示を管理する他の例示的な操作を示すフローチャートである。説明のみの目的であるが、例示的な操作を、図1及び2に示すものであるとした請求項デバイス10の状況内で以下に説明する。図5は、一般的なレベルでコンピュータデバイス10に対して機械学習するとともに、重み付けされた確率を更新する処理の一例である。
一例では、ユーザがフィルタ用語をフィルタ基準として用いることを選択した場合、コンピュータデバイス10はフィルタ基準の選択を受信するようにしうる。ユーザはコンピュータデバイス10において複数のアプリケーションから少なくとも1つのアプリケーションを選択して、フィルタアプリケーション及びアプリケーションの選択を適用するようにすることもできる(ステップ190)。フィルタアプリケーションは、コンピュータデバイス10において実行され且つそれぞれのアプリケーションを対象としたアプリケーションの1つと関連するネットワークから受信した応答を傍受することができる。この応答には、画像、写真、文書、テキスト、オーディオ、等のようなオブジェクトや、受信したオブジェクトのコンテンツの識別を援助する関連のメタデータ又は何らかのデータを含めることができる(ステップ192)。フィルタモジュール16は、これらのコンテンツ識別子に基づき、各コンテンツ識別子に対するそれぞれの重み付け確率をフィルタ基準の選択と比較して決定することができる(ステップ194)。決定された重み付け確率に基づいてオブジェクトを有さないグラフィカル要素を決定する(ステップ196)。フィルタ設定に応じてオブジェクトと関連するそれぞれのアプリケーションに対しオブジェクトを有さないグラフィカル要素を出力する(ステップ198)。グラフィカル要素はユーザの設定を用いて、フィルタモジュールが特定のモードで実行中であるかどうかのような出力を決定する。例えば、第1のモードでは、フィルタリングされたコンテンツをそれぞれのアプリケーションのグラフィカル要素内の通知と置換え、この通知がフィルタリングされたコンテンツを表すとともにフィルタリングされたコンテンツを示すためのグラフィカルボタンを含むようにしうる。コンピュータデバイス10はグラフィカルユーザインタフェースにおけるジェスチャのような指示を検出することができる(ステップ200)。一例では、ユーザがグラフィカルボタンをタップすることによりコンピュータデバイス10がグラフィカル要素を変更する操作を実行し、グラフィカル要素がフィルタリングされたコンテンツをあたかもフィルタリングされなかったように表示するようにしうる(ステップ202)。ユーザは、フィルタリングされたコンテンツを一旦検討した時点でアプリケーションのグラフィカル要素内に残すことができる。フィルタモジュール16は上述したことをそれぞれのアプリケーションのグラフィカル要素に戻された特定のコンテンツを“フィルタリングしない”として解釈し(ステップ202)、これに応答してフィルタリングしたコンテンツと関連する重み付け確率を減少させることができる(ステップ204)。他の例では、ユーザは、フィルタリングされたコンテンツを見た後に、追加の用語又はフィルタ基準を入力させることによりフィルタ基準を更新することができる(ステップ200)。フィルタモジュール16はフィルタ基準を更新し且つ記憶することができるとともに(ステップ202)、動的なフィルタリングを遂行して入力された用語を拡張させて、他のワードと、入力されフィルタリングされた基準との関連性とを含めるようにすることができる(ステップ202)。一例では、フィルタモジュール16により、入力されたフィルタ基準が、他のフィルタ基準の用語に類似しているとともに、入力されたフィルタ基準を、コンテンツをフィルタリングすべきであることを確認するものとして解釈されることを決定しうる(ステップ202)。フィルタモジュール16はフィルタリングされたコンテンツの重み付け確率を、これらのそれぞれの値を増大させることにより更新する(ステップ204)。コンピュータデバイス10は、フィルタリングコンテンツにおける将来の使用のために、発生された重み付け確率を増大させるか又は減少させて記録することができる。
図6Aは、本発明の1つ以上の態様に応じて選択したフィルタリングコンテンツのグループを有する例示的なグラフィカルユーザインタフェースを示す概念図である。図6Aの例では、見出し“Add Group ”(“グループ追加”)208の下でフィルタリング用の基準と関連するトピック又はグループを識別するワードのリストをディスプレイにより示すことができる。例えば、“Syria ”(“シリア”)210、“North Korea ”(“北朝鮮”)220及び“War ”(“戦争”)230がフィルタリングするためのトピックスとして列挙されている。図6Aに列挙されたワードはフィルタアプリケーション内に予め決定しておくか又は保存することができるか、又はこれらのワードはユーザによりグラフィカルユーザインタフェースでの入力を介して形成する。他の例では、ユーザによりフィルタ基準として用いるべきこれらの用語を入力するか、或いは“Add Group ”208の下で追加すべき追加のトピックス又はグループを入力することができる。ユーザは、例えば、“追加”ボタン240をタップして、グラフィカルキーボード又はその他のユーザ入力コントロールボタンをディスプレイ上に表すようにすることにより、フィルタリング用の基準としてアプリケーションが用いるようにする追加のグループを追加するようにしうる。グラフィカルキーボード又はその他の入力ツール(図6Aに図示せず)が現れ、これによりユーザがテキスト、絵文字、(口述又は音声命令のような)オーディオ入力、又はフィルタ基準として用いるその他の入力を入力しうるようにすることができる。この場合、フィルタアプリケーションはこれらの用語をこのアプリケーションのメモリ内に、又はリモートサーバ内に記憶させて、フィルタリングするコンテンツを決定するのに用いるようにする。他の例では、コンテンツアプリケーションが動的分類されたコンテンツのフィルタリング及び検索技術を用いて用語と関連する他のワードを自動的に決定する場合に、入力された用語を拡張させるようにすることができる。他の例では、フィルタリング能力及び精度を改善するために、記憶されたワードと関連する他のワードを決定するのに当該技術で既知の他の技術をフィルタアプリケーションが用いるようにしうる。
ユーザが入力したテキストは、単一の用語として記憶させるか、又はコンピュータデバイスが入力用語と共に含めることを決定する一群の用語とともに記憶させることができる。他の例では、コンテンツフィルタが、単一のワードと他のワードとの間の関連性を、又はコンテンツのフィルタリングに用いるための識別子を記憶するようにするか、又はこの記憶を要求するようにすることができる。フィルタアプリケーションは、単一のワードのリスト又はフィルタ基準の代わりに、単一のトピックと関連する複数のワードを全て表示するようにしうる。例えば、図6Aでは、Syria 210を拡張させて、“Aleppo, Syrian Crisis, bombing, ISIS, terrorism ”(“アレッポ、シリアの危険、爆撃、ISIS、テロ行為”)(図6Aには図示せず)を含むようにしうるとともに、“North Korea ”220が、リスト内で識別された特定のトピック、又はリストアップした各ワードと関連する現在或いは過去の事象、ニックネーム、等と関連する“nuclear weapons ”(“核兵器”)又はその他のワードを含むようにすることもできる。
一例では、オブジェクトと関連するグラフィカル要素がアプリケーションのリストからコンテンツフィルタを適用するための特定のアプリケーションを選択することを操作に含めるようにしうる。他の例では、アプリケーションのリストをスクロール可能とする。更に他の例では、受信したユーザ入力の指示に応答してアプリケーションのサブセットから異なる追加の指示を操作が含むようにしうる。ある例では、フィルタに追加すべき用語の入力をユーザが開始するようにしうる。フィルタアプリケーションはフィルタリングに用いるために提案されている用語を表示するようにしうる。ユーザは存在感応式ディスプレイにおけるジェスチャにより用語をグループに加えることを指示するとともに、この又はこれらの用語をフィルタアプリケーション(又はリモートサーバ)内に記憶させるようにしうる。
図6Bは、ユーザがグループ又はトピックに追加することのできるワード、例えば、“North Korea ”248、関連のコンテンツをフィルタリングするための基準を識別しうる特定の用語を含む例示的なグラフィカルユーザインタフェースを示す概念図である。図6Bの例では、本発明の1つ以上の態様に応じてフィルタリングしたコンテンツのフィルタ基準“DPRK”250、“Kim Jong-un ”(“キム・ジョンウン”)260の選択グループの指示を存在させることができる。図6Aの例では、見出し“Add Group ”208の下でフィルタリング用の基準と関連するトピック又はグループを識別するワードのリストをディスプレイにより示すことができる。これらのワードは予め決定してユーザに提案するようにしうるか、又はユーザがこれらのワードを(音声命令、GUIにおけるグラフィカルキーボードでのタイピング、等により)手動で入力するとともにフィルタアプリケーション内に入力するか、或いはまたこれらの一方を行うようにしうる。コンピュータデバイスは、コンテンツフィルタを広げるとともに、トピック又はグループ又は用語と関連するフィルタリングコンテンツの精度を改善するために、これらの追加の用語を用いることができる。
図7は、本発明の1つ以上の態様に応じてコンテンツフィルタを適用するアプリケーションを選択するための例示的なグラフィカルユーザインタフェースを示す概念図である。この図7の例では、コンピュータデバイス10によりコンテンツフィルタを利用しうるこのコンピュータデバイスにおいて得られるアプリケーションを表示しうる。アプリケーションのリストは、ユーザが表示されたアプリケーションのリストから個別的にどのアプリケーションを選択するかを指示しうるものであり、その結果ユーザがこのリストから1つ以上のアプリケーションを選択しうるようにする。図7の例では、ディスプレイにより、8つのアプリケーションのリスト中のアプリケーション(例えば、グラフィック、商標、テキスト、等)と関連する識別子を表示する。ユーザ入力に基づき、アプリケーション識別子に続いてチェックを入れることにより、特定のアプリケーションの選択が指示される。例えば、識別した8つのアプリケーション中のアプリケーション識別子“Instagram (登録商標)”(“インスタグラム”)320、“Linkedin(登録商標)”(“リンクトイン”)340、“Youtube (登録商標)”(“ユーチューブ”)370及び“Yahoo (登録商標)”(“ヤフー”)380に続いてチェックマークが現れるようにする。識別されたアプリケーション“Facebook(登録商標)”(“フェースブック”)310、“Twitter (登録商標)”(“ツイッター”)350及び“Whatsapp(登録商標)”(“フアッツアップ”)360には、コンテンツフィルタを適用するアプリケーションの選択を表すチェックマークが存在しない。ユーザが選択を、すなわちチェックマークを指示することにより、アプリケーションはチェック又は指示されたアプリケーションにより受信したコンテンツのみをフィルタリングする。チェックすなわち選択のないアプリケーションは、表示されたコンテンツのうちのコンテンツをフィルタリングするものではない。
ユーザは、“select all”(“全て選択”)ボックス300をチェックし、リストされた全てのアプリケーションにフィルタリングを適用することにより、全てのアプリケーションの選択を指示することができる。“select all”の選択を指示することにより、アプリケーションは、コンピュータデバイスにある全てのフィルタリング利用可能アプリケーションに適用される。更に、ユーザは、“AUTOMATICALLY INCLUDE ALL FUTURE APPS ”(“将来の全てのアプリケーションを自動的に含む”)ボックス390を選択し、インストール、更新、ダウンロード、等の将来の全てのアプリケーションがフィルタをアプリケーションのコンテンツに自動的に適用されることを表すようにすることができる。
ある例では、コンピュータデバイスが存在感応式ディスプレイにおける入力を検出しうるようにする。図2の例では、グラフィカルモジュール20がユーザのジェスチャを用い、フィルタを適用するアプリケーションの選択を決定することができる。この例では、UIデバイス4により、フィルタリングされたコンテンツを表示する又はこのフィルタリングされたコンテンツを示す指示を表示するこのUIデバイス4の位置におけるタッチジェスチャ(例えば、ユーザによるタップ、スワイプ、等)を検出しうる。UIデバイス4はタッチジェスチャを検出しうるとともに、これに応答して(例えば、データ50における)UIモジュールにより、このタッチジェスチャがフィルタリングされたコンテンツを表示することを指示するグラフィカルボタンの1つと関連する位置にあるかどうかを決定しうるようになる。このタッチジェスチャが特定の位置内に、又は識別されたディスプレイの1つから予め決定した距離内にあると、UIモジュールにより、UIデバイス4が、アプリケーションの選択を指示するためのチェックマークを追加するような、グラフィカルディスプレイの表示変更を実行するようにしうる。一例では、オブジェクトと関連するグラフィカル要素がアプリケーションのリストからコンテンツフィルタを適用する特定のアプリケーションを選択することを操作に含めるようにしうる。他の例では、アプリケーションのリストをスクロールしうるようにする。更に他の例では、ユーザ入力の指示を受信するのに応答してアプリケーションのサブセットとは異なる追加の指示を操作に含めたり表示したりするようにしうる。
本発明を本明細書において代表的な実施例により説明したが、当業者にとって理解されるように、本発明の本質的な範囲を逸脱することなく本発明の方法の要素、動作及び細部において種々の改良、変更及び変形を行うことができるものである。又、本明細書に記載したシステムは、本発明から逸脱されることなく、ある構成要素を除外するか又は他の構成要素を方法又はシステムに加えて構成することができる。図面に示す種々のステップは必ずしもこれらの図面に示す特定の順序にする必要はない。更に、上述したステップの流れに対して、あるステップを除外するか、又はあるステップを追加するか、或いはあるステップの順序を変更することができる。更に、本発明を実施するに当たり、本発明を逸脱することなく、ある図に示す1つ以上のステップを他の図に適切に含めることができる。本明細書に記載した本発明は、本発明の原理を開示するために与えた代表的な実施例に限定されないことを意図するものである。当該技術分野の当業者は、本発明の範囲を逸脱することなく他の適切な例においても本発明を用いたり実施したりすることができるものである。本発明は本発明の特許請求の範囲内の全ての実施例を含むものである。
一例では、コンピュータデバイスにおけるデータコンテンツをフィルタリングにより除外する方法をこのコンピュータデバイスのオペレーティングシステム内に組込むことを操作に含めるようにしうる。この方法には、コンピュータデバイスにより且つアプリケーションによるネットワーク要求に応答して、コンテンツ識別子と関連するオブジェクトを受信することと、コンピュータデバイスにより且つ選択したフィルタ基準の指示に基づいてオブジェクトに対するそれぞれの重み付け確率を決定することとを含めることができる。又、これらの操作には、コンピュータデバイスにより、重み付け確率に基づいてアプリケーションに対するグラフィック要素を決定することと、コンピュータデバイスにより、コンピュータデバイスのグラフィカルユーザインタフェースにおいてグラフィカル要素を出力することとを含めることができる。
他の例では、操作が更に、複数のアプリケーションから少なくとも1つのアプリケーションの選択を受信することと、コンピュータデバイスにおいてこの少なくとも1つのアプリケーションの選択とフィルタコンテンツの選択とを記憶することとを有するようにする。更に他の例では、操作が更に、コンピュータデバイスにより且つグラフィカル要素の出力と関連するユーザ入力及びそれぞれの重み付け確率に基づいて更新された複数の重み付け確率を発生させることを有するようにする。グラフィカル要素を決定することは、重み付け確率に対し予め決定したしきい値に少なくとも部分的に基づくようにしうる。操作には更に、コンピュータデバイスによりユーザ入力及び動的フィルタリングの少なくとも一方に基づいて更新され選択されたフィルタ基準を発生させることを含めることができる。更に他の例では、操作が更に、各々がコンテンツ識別子と関連する複数のサブオブジェクトを含むオブジェクトを受信することを有しており、グラフィカル要素はこのオブジェクトの各サブオブジェクトに対する重み付け確率及びコンテンツの識別子に基づくようにする。
ある操作では、コンピュータデバイスがそれぞれのアプリケーションと関連するネットワーク及びアカウント情報をアクセスする許可を受信するようになる。更に他の例では、非一過性のコンピュータ可読媒体をコンピュータデバイスのオペレーティングシステムの一部とする。ある操作には、コンピュータデバイスにおけるデータコンテンツをフィルタリングにより除外するのをコンピュータデバイスのユーザインタフェースにおけるユーザ入力に基づいて有効にするか無効にすることを含めることができる。他の例では、フィルタ基準の選択にはコンピュータデバイスのアカウントに対するアクセスを必要とすることの指示を受信することを操作に含める。操作には更に、グラフィカル要素の出力をフィルタリングするためのオブジェクトの選択に対応するユーザ入力の更新指示に基づいてコンテンツフィルタを更新することを含める。ある例では、オブジェクトが、ビデオ、メッセージ、テキスト、文書、画像、オーディオ、URL、及びその他のウェブデータの少なくとも1つを有するようにする。
ある例では、操作にグラフィカル要素の出力を、このグラフィカル要素がフィルタリングされたコンテンツを見ることの指示を含む第1のモード又は出力のグラフィカル要素内のフィルタリングされたコンテンツを見ることの指示を含まない第2のモードに基づいて決定することを含めることができる。他の例では、フィルタ基準を選択する指示は、ユーザ入力により決定された主題と関連するフィルタ基準のグループに対するものとする。ある例では、フィルタ基準を選択する指示はデータの種類と関連するフィルタ基準のグループに対するものとする。ある例の操作には、コンピュータデバイスによりグラフィカルユーザインタフェースに指示を送信しフィルタリングされたコンテンツをユーザに通知するようにすることをも含めることができる。ある場合には、コンテンツ識別子に、メタデータ、キャッシュデータ、及びオブジェクトと関連するその他のデータを含めることができる。
他の例では、コンピュータデバイスのオペレーティングシステムによりコンテンツをフィルタリングするシステムには、フィルタ基準を有する第1のデータベースと、それぞれのネットワークと関連する複数のアプリケーションを有する第2のデータベースと、コンテンツ識別子と関連するオブジェクトを複数のアプリケーションの1つと関連するそれぞれのネットワークから受信するように構成したプロセッサとを含めることができる。ある例では、コンピュータデバイスが、前記プロセッサに結合されたこのコンピュータデバイスのオペレーティングシステムにおいて符号化されている非一過性のコンピュータ可読媒体を有し、オブジェクトと関連して受信したコンテンツ識別子を第1のデータベース内に記憶されたデータと比較し、第2のデータベース内に記憶されたアプリケーションの1つに対し、コンテンツ識別子と第1のデータベースのデータとの比較に基づいてグラフィカル要素を決定し、オブジェクトに関連するコンテンツ識別子と選択したフィルタ基準との比較に基づいて複数のアプリケーションのうちの1つに対するグラフィカル要素を発生させるようにすることもできる。ある例では、前記非一過性のコンピュータ可読媒体において符号化されるコンピュータプログラムの操作には、前記プロセッサにより実行された際にこのプロセッサがコンピュータデバイスのユーザインタフェースにおいてフィルタ基準と関連するオブジェクトを除外するグラフィカル要素を発生させる命令が含まれるようにしうる。
更に他の例では、結合されたプロセッサが操作を遂行するようにするアプリケーションのコンテンツをフィルタリングするために、コンピュータデバイスのオペレーティングシステム内に具現化するコンピュータプログラムプロダクトには、フィルタ基準の選択の指示を受信することと、アプリケーションと関連するネットワークにアクセス要求を送信することと、アプリケーションのうちの少なくとも1つと関連するネットワークに対するこのアクセス要求に応答してコンテンツ識別子と関連するオブジェクトを受信することと、この受信したオブジェクトに対するそれぞれの重み付け確率を決定することと、この重み付け確率及び前記選択に基づいてグラフィカル要素を決定することとを含むようにする。
本明細書には種々の実施例を記載した。これらの及びその他の実施例は本発明の特許請求の範囲内のものである。