JP6965301B2 - チャネルに適用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する決定装置及びプログラム - Google Patents

チャネルに適用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する決定装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、マルチモード光ファイバを利用する光通信システムに収容するチャネルに適用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する技術に関する。
マルチモード光ファイバにおいては、伝搬定数の差の小さい伝搬モード間においてクロストークが生じる。このため、特許文献1は、伝搬定数の差の小さい伝搬モード間では、異なる波長を利用することで、クロストークの影響を抑える構成を開示している。また、非特許文献1は、伝搬定数の差の小さい伝搬モード間における光信号の周波数帯域が重複しても、その重複範囲が小さければ、クロストークの影響が小さいことを開示している。
図1は、非特許文献1に開示された内容の説明図である。図1においてFSは周波数スロットを示している。また、A及びBは、互いに隣接する伝搬モードである。なお、本明細書において、隣接する伝搬モードとは、伝搬定数の差が所定値より小さく、よって、比較的大きなクロストークが互いに生じる伝搬モードを意味する。図1において、光信号#1は、Aモードであり、FS#1〜FS#4の4スロットを使用している。また、光信号#2は、Aモードであり、FS#5〜FS#8の4スロットを使用している。さらに、光信号#3は、Bモードであり、FS#3〜FS#6の4スロットを使用している。図1に示す配置において、光信号#1と光信号#2の境界(FS#4とFS#5境界)は、光信号#3の帯域内にある。非特許文献1は、この様な場合、クロストークの影響が小さいことを開示している。これは、光信号#1と光信号#2の境界の様な、2つの光信号の境界付近の領域にはガードバンドが設けられるからである。なお、図1において、光信号#3は、FS#3〜FS#6の4スロットを使用しているが、FS#2〜FS#5を使用する様にしても、FS#4〜FS#7を使用する様にしても良い。なお、光信号#3が、FS#1〜FS#4や、FS#5〜FS#8を使用すると、クロストークの影響が大きくなる。
例えば、マルチモード光ファイバを利用する光通信システムにおいて、複数の光信号を、周波数スロット及び伝搬モードを互いに異ならせることで多重して伝送するものとする。なお、複数の光信号の伝送速度は、収容変更や、障害時の切り替え等を考慮して総て同じとする。例えば、複数の光信号が利用する周波数スロットの数が異なる場合において、前述のクロストークの影響を小さくする条件に従い収容すると、周波数帯域幅の不一致により利用できない周波数スロットが増加する。一方、複数の光信号が利用する周波数スロットの数を総て同じにできると、前述のクロストークの影響を小さくする条件を満たしつつ、利用できない周波数スロットの数を少なくすることができる。しかしながら、そのためには、総ての光信号の変調方式及び伝搬モード数を同じとしなければならない。これは、より多値度の高い変調方式を利用できるにも拘らず、多値度の低い変調方式を利用しなければならないことを意味する。
本発明は、クロストークの影響を抑えつつ、かつ、利用できない周波数スロットの増加を抑える変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する決定装置及びプログラムを提供するものである。
本発明の一態様によると、マルチモード光ファイバを使用する光通信システムに収容するチャネルに適用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する決定装置は、前記光通信システムにおいて利用できる第1変調方式から第N変調方式(Nは2以上の整数)と、1つのチャネルが利用できる伝搬モードの最大数M(Mは2以上の整数)と、チャネルの伝送速度と、の入力を受け付ける受付手段と、前記第1変調方式から前記第N変調方式それぞれについて、チャネルに使用する伝搬モード数を1からMまで変化させたときの合計M個の帯域幅を判定する判定手段と、前記第1変調方式から前記第N変調方式について求めた前記合計M個の帯域幅それぞれから1つの帯域幅を選択することで、それぞれが前記第1変調方式から前記第N変調方式に関連付けられたN個の帯域幅を含む、合計M個のグループを求め、前記合計M個のグループの内、グループに含まれる帯域幅の最大値との差の合計が最も小さいグループを判定し、前記判定したグループに含まれる第n変調方式(nは、1からNまでの整数)に関連付けられた帯域幅に対応する伝搬モード数を、前記第n変調方式が適用されるチャネルの伝搬モード数に決定する決定手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、クロストークの影響を抑えつつ、かつ、利用できない周波数スロットの増加を抑える変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定することができる。
従来技術の説明図。 一実施形態によるチャネルの説明図。 1つのチャネルを複数の伝搬モードで伝送する場合の光通信システムの構成図。 一実施形態による伝搬モード数及び変調方式の組み合わせの決定処理の説明図。 一実施形態による伝搬モード数及び変調方式の組み合わせの決定処理の説明図。 一実施形態による伝搬モード数及び変調方式の組み合わせの決定処理の説明図。 一実施形態による各チャネルの配置を示す図。 一実施形態による各チャネルの配置を示す図。 一実施形態による各チャネルの配置を示す図。 一実施形態による決定装置の構成図。 一実施形態による判定部での処理の説明図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
まず、本実施形態における用語及び前提条件について説明する。図2に示す様に、本実施形態の光通信システムは、伝搬モードLP01、LP11a、LP11b、LP21a、LP21b、LP02の計6つの伝搬モードを利用するものとする。なお、伝搬モードLP01は、伝搬モードLP11a及びLP11bに隣接する伝搬モードである。伝搬モードLP11a及びLP11bは、同じ伝搬定数であり、伝搬モードLP01と、伝搬モードLP21a及びLP21bに隣接する伝搬モードである。伝搬モードLP21a及びLP21bは、同じ伝搬定数であり、伝搬モードLP11a及びLP11bと、伝搬モードLP02に隣接する伝搬モードである。
本実施形態において、1つの周波数スロットの帯域幅を12.5GHzとする。そして、マルチモード光ファイバを利用する光通信システムは、複数のチャネル(CH)を収容する。1つのチャネルは、1つのビット列を搬送するものである。ここで、複数のチャネルの伝送速度については、収容替えや、障害時の救済を考慮して、総て同じとする。本実施形態において、1つのチャネルには、1つ以上の周波数スロットと、1つ以上の伝搬モードを割り当てる。例えば、図2において、CH#1には、LP11a及びLP11bの2つの伝搬モードと、FS#1及びFS#2の2つの周波数スロットを割り当ている。
図3は、図2に示すCH#1の伝送構成を示している。CH#1のビット列は、送信装置のパラレル変換部において、ビット列#1及びビット列#2の2つのビット列に分離される。ビット列#1及びビット列#2は、それぞれ、対応する送信部において光変調され、LP11aモードの光信号と、LP11bモードの光信号が出力される。なお、LP11aモードの光信号と、LP11bモードの光信号の周波数帯域は同じであり、かつ、それぞれ、FS#1及びFS#2の周波数帯域内である。多重部は、LP11aモードの光信号と、LP11bモードの光信号と、図示しない他のCHの光信号を多重してマルチモード光ファイバに出力する。なお、多重部として簡略化しているが、多重部は、モード多重及び波長多重(周波数多重)を行う。
受信装置の分離部は、モード多重及び波長多重された光信号のモード分離及び波長分離を行って、FS#1及びFS#2内のLP11aモードの光信号及びLP11bモードの光信号それぞれを対応する受信部に出力する。受信部は、それぞれ、受信する光信号を復調して、復調後の電気信号を処理部に出力する。処理部は、所謂、MIMO処理を行って、ビット列#1及びビット列#2を出力する。シリアル変換部は、ビット列#1及びビット列#2のシリアル変換を行って、CH#1のビット列を出力する。
なお、図2のCH#2の様に、1つの伝搬モードのみが割り当てられたチャネルの場合、パラレル変換部は、ビット列をそのまま出力する。また、処理部におけるMIMO処理は、行われない。さらに、シリアル変換部は、処理部が出力するビット列をそのまま出力する。同様に、図2のCH#3の様に、3つの伝搬モードが割り当てられたチャネルの場合、パラレル変換部は、ビット列を3つのビット列に変換する。また、処理部は、3×3のMIMO処理を行う。さらに、シリアル変換部は、処理部が出力する3つのビット列のシリアル変換を行う。
送信装置には、1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数と同じ数の送信部が設けられ、受信装置には、1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数と同じ数の受信部が設けられる。また、送信装置のパラレル変換部は、入力されるビット列を、少なくとも1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数以下の任意の数のビット列にパラレル変換できる様に構成される。同様に、受信装置のシリアル変換部は、少なくとも1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数以下の任意の数のビット列のシリアル変換ができる様に構成される。さらに、各送信部は、光通信システムで使用する周波数スロットの周波数帯域内の任意の周波数の連続光を生成して光変調を行う様に構成される。また、送信部及び受信部は、光通信システムで使用する複数の変調方式それぞれの光変調及び光復調が可能な様に構成される。さらに、処理部は、1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数以下の任意の数のMIMO処理を行える様に構成される。
本実施形態の決定装置には、光通信システムで利用可能な変調方式と、1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数Mと、各チャネルの伝送速度が設定される。なお、以下では、変調方式を周波数利用効率(b/s/Hz)で表記する。例えば、FEC等のオーバヘッドを考慮しない場合、偏波多重を利用するDP−QPSKは4(b/s/Hz)であり、DP−8QAMは6(b/s/Hz)であり、DP−64QAMは12(b/s/Hz)である。なお、偏波多重を利用しない場合、例えば、16QAMは、4(b/s/Hz)である。以下の説明においては、偏波多重を利用し、決定装置には、光通信システムで利用可能な変調方式として、DP−QPSKと、DP−8QAMと、DP−64QAMが設定されたものとする。また、1つのチャネルが使用できる伝搬モードの最大数として3が設定され、各チャネルの伝送速度として400Gb/sが設定されたものとする。
決定装置は、図4に示す様に、光通信システムで利用可能な3つの変調方式それぞれと、1つのチャネルが使用できる伝搬モード数それぞれの総ての組み合わせを求める。具体的には、本例では、利用できる伝搬モード数は、それぞれ、1、2、3のいずれかであり、利用できる変調方式が3つあるため、3=27通りの組み合わせがある。一般的には、利用可能な変調方式がN個(Nは2以上の整数)あり、利用できる伝搬モードの最大数がM(Mは2以上の整数)であると、組み合わせ数は、Mとなる。
決定装置は、各組み合わせについてチャネルの帯域幅を求める。チャネルの帯域幅は、チャネルの伝送速度(本例では400Gb/s)を、変調方式及び伝搬モード数で除することで求められる。例えば、DP−QPSKで1つの伝搬モードの場合、DP−QPSKは、4(b/s/Hz)であるため、チャネルの帯域幅は、400/(4×1)=100となる。また、DP−QPSKで2つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(4×2)=50となり、3つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(4×3)=33.3となる。また、DP−8QAMは、6(b/s/Hz)であるため、DP−8QAMで1つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(6×1)=66.7となり、2つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(6×2)=33.3となり、3つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(6×3)=22.2となる。さらに、DP−64QAMは、12(b/s/Hz)であるため、DP−64QAMで1つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(12×1)=33.3となり、2つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(12×2)=16.7となり、3つの伝搬モードの場合、チャネルの帯域幅は、400/(12×3)=11.1となる。図5は、各組み合わせについて、チャネルの帯域幅を示したものである。
決定装置は、図6に示す様に、図5に示す各組み合わせのチャネルの帯域幅の最大値との差を求め、さらに、差の合計値を求める。例えば、図5の番号#1の組み合わせにおいて、チャネルの帯域幅は、それぞれ、100(DP−QPSKの場合)、66.7(DP−8QAMの場合)、33.3(DP−64QAMの場合)であり、よって、最大値は100である。したがって、図6に示す様に、番号#1の組み合わせにおいて、DP−QPSKの最大値との差は0であり、DP−8QAMの最大値との差は33.3であり、DP−64QAMの最大値との差は66.7である。したがって、合計は、33.3+66.7=100となる。また、図5の番号#27の組み合わせにおいて、チャネルの帯域幅は、それぞれ、33.3(DP−QPSKの場合)、22.2(DP−8QAMの場合)、11.1(DP−64QAMの場合)であり、よって、最大値は33.3である。したがって、図6に示す様に、番号#27の組み合わせにおいて、DP−QPSKの最大値との差は0であり、DP−8QAMの最大値との差は11.1であり、DP−64QAMの最大値との差は22.2である。したがって、合計は、11.1+22.2=33.3となる。
決定装置は、差の合計値が最小となる組み合わせを判定する。図6に示す様に、差の合計値は、番号#22の組み合わせで最小値(本例では0)となる。したがって、決定装置は、番号#22の組み合わせ、即ち、DP−QPSKは、3つの伝搬モードを適用し、DP−8QAMは、2つの伝搬モードを適用し、DP−64QAMは、1つの伝搬モードを適用すると判定する。言い換えると、チャネルは、DP−QPSK及び3伝搬モードの組み合わせが適用されるチャネルと、DP−8QAM及び2伝搬モードの組み合わせが適用されるチャネルと、DP−64QAM及び1伝搬モードの組み合わせが適用されるチャネルと、のいずれかにすると決定装置は決定する。この場合、いずれの組み合わせにおいても、チャネルの帯域幅は33.3GHzとなる。本例において、1つの周波数スロットは12.5GHzであるため、チャネルは、利用する組み合わせに拘わらず、3つの周波数スロットを使用することになる。したがって、図7に示す様に、各チャネルについて、ある伝搬モードのチャネル間のガードバンドを、当該伝搬モードに隣接する伝搬モードのチャネルの周波数帯域内となる様に配置でき、効率よくチャネルを収容することができる。つまり、総てのチャネルが占有する周波数スロットの数を同じにすることで、利用できないスロットが増加することを防ぐことができる。なお、図8は、例えば、各チャネルに割り当てる周波数スロット数が2となった場合のチャネルの収容例を示している。
なお、決定装置は、チャネルが使用できる伝搬モード数のみならず、チャネルが使用する伝搬モードも決定する。このとき、1つの伝搬モードが適用されるチャネルには、LP01やLP02の様に、縮退モードを持たない伝搬モードを割り当てる。図7において、DP−64QAM及び1伝搬モードの組み合わせが適用されるチャネルについては、LP01伝搬モードを割り当てている。また、複数の伝搬モードが適用されるチャネルには、当該複数の伝搬モード間の伝搬定数の差が最も小さくなる様に割当を行う。図7において、DP−8QAM及び2伝搬モードの組み合わせについては、伝搬定数が同じLP11a伝搬モード及びLP11b伝搬モードを割り当てている。
なお、光通信システムにおいては、一対の光ファイバ(2本の光ファイバ)の一方を送信に使用し、他方を受信に使用する。つまり、一対の光ファイバの一方の光ファイバには同じ方向のチャネルが収容され、他方の光ファイバには同じ方向で、かつ、当該一方の光ファイバとは逆方向のチャネルが収容される。しかしながら、チャネル毎に互いに逆方向のチャネルを各光ファイバに収容することができ、その場合、伝搬モード間のクロストークの影響をさらに抑えることができる。例えば、図9の網掛けのチャネルと、白抜きのチャネルが互いに逆方向となる様に収容する。図9では、CH#1の帯域内に隣接する伝搬モードのチャネル間のガードバンドが位置していないが、伝送方向が異なるため、CH#1とCH#5間のクロストークの影響は少ない。
図10は、本実施形態による決定装置の構成図である。受付部10は、マルチモード光ファイバを使用する光通信システムにおいて利用できる各変調方式を示す情報と、1つのチャネルが利用できる伝搬モードの最大数Mを示す情報と、チャネルの伝送速度を示す情報と、のそれぞれについてのユーザ入力を受け付ける。判定部11は、図11に示す様に、各変調方式について、チャネルに使用する伝搬モードの数を1からMまで変化させたときの合計M個の帯域幅を判定する。なお、判定部11は、チャネルの伝送速度を伝搬モードの数で除した値と、各変調方式の周波数利用効率に基づき帯域幅を判定することができる。上記例で説明すると、DP−QPSKの場合、伝搬モード数が1、2、3のときの帯域幅は、それぞれ、100、50、33.3である。また、DP−8QAMの場合、伝搬モード数が1、2、3のときの帯域幅は、それぞれ、66.7、33.3、22.2である。さらに、DP−64QAMの場合、伝搬モード数が1、2、3のときの帯域幅は、それぞれ、33.3、16.7、11.1である。
決定部12は、各変調方式について求めた合計M個の帯域幅それぞれから1つの帯域幅を選択することで、それぞれが各変調方式に関連付けられた、変調方式の数Nと同じN個の帯域幅を含む、合計M個のグループを求める。そして、決定部12は、合計M個のグループの内、グループに含まれる2つの帯域幅の組み合わせの差の合計が最も小さいグループを判定する。例えば、上記例では、M=3かつN=3であるため、図6に示す様に合計27個のグループが作成される。図6の合計は、グループに含まれる帯域幅の最大値との差の合計を示し、上述した様に、この差の合計が最も小さいグループは#22のグループである。決定部12は、判定したグループに含まれる第n変調方式(nは、1からNまでの整数)に関連付けられた帯域幅に対応する伝搬モード数を、第n変調方式の伝搬モード数に決定する。例えば、#22のグループに含まれるDP−QPSKに関連付けられた帯域幅(33.3)(図5)に対応する伝搬モード数は3(図4)であるため、決定部12は、DP−QPSKの伝搬モード数を3に決定する。DP−8QAM及びDP−64QAMについても同様である。
割当部13は、各変調方式について決定部12が決定した伝搬モード数に基づき、各変調方式を使用するチャネルが使用する伝搬モードを割り当てる。例えば、上述した様に、割当部13は、伝搬モード数が1の場合、縮退モードを有さない伝搬モードを割り当てる。また、割当部13は、伝搬モードの数が複数の場合、縮退モードを有する伝搬モードを少なくとも割り当てる。
出力部14は、決定部12が決定したチャネルが使用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせをユーザに提示する。さらに、出力部14は、割当部13が割り当てた、各変調方式を使用するチャネルが使用する伝搬モードをユーザに提示する。制御部15は、決定部12が決定し、割当部13が割り当てた、チャネルが使用する変調方式及び伝搬モードに従い、光通信システムの送信装置及び受信装置を構成する。
なお、本発明による決定装置は、コンピュータを上記決定装置として動作させるプログラムにより実現することができる。これらコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
10:受付部、11:判定部、12:決定部

Claims (6)

  1. マルチモード光ファイバを使用する光通信システムに収容するチャネルに適用する変調方式及び伝搬モード数の組み合わせを決定する決定装置であって、
    前記光通信システムにおいて利用できる第1変調方式から第N変調方式(Nは2以上の整数)と、1つのチャネルが利用できる伝搬モードの最大数M(Mは2以上の整数)と、チャネルの伝送速度と、の入力を受け付ける受付手段と、
    前記第1変調方式から前記第N変調方式それぞれについて、チャネルに使用する伝搬モード数を1からMまで変化させたときの合計M個の帯域幅を判定する判定手段と、
    前記第1変調方式から前記第N変調方式について求めた前記合計M個の帯域幅それぞれから1つの帯域幅を選択することで、それぞれが前記第1変調方式から前記第N変調方式に関連付けられたN個の帯域幅を含む、合計M個のグループを求め、前記合計M個のグループの内、グループに含まれる帯域幅の最大値との差の合計が最も小さいグループを判定し、前記判定したグループに含まれる第n変調方式(nは、1からNまでの整数)に関連付けられた帯域幅に対応する伝搬モード数を、前記第n変調方式を適用するチャネルの伝搬モード数に決定する決定手段と、
    を備えていることを特徴とする決定装置。
  2. 前記判定手段は、前記チャネルの伝送速度を前記伝搬モードの数で除した値と、前記変調方式の周波数利用効率に基づき帯域幅を判定することを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記第1変調方式から前記第N変調方式それぞれについて前記決定手段が決定した伝搬モード数の伝搬モードを、前記第1変調方式から前記第N変調方式それぞれが適用されるチャネルに割り当てる割当手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の決定装置。
  4. 前記割当手段は、伝搬モードの数が1の場合、縮退モードを有さない伝搬モードを割り当てることを特徴とする請求項3に記載の決定装置。
  5. 前記割当手段は、伝搬モードの数が複数の場合、縮退モードを有する伝搬モードを少なくとも割り当てることを特徴とする請求項3又は4に記載の決定装置。
  6. コンピュータを請求項1から5のいずれか1項に記載の決定装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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