JP6962849B2 - 会議支援装置、会議支援制御方法およびプログラム - Google Patents
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しかしながら、特許文献1に記載の技術では、会議毎に議事録を作成するため、会議を再開した場合でも異なる議事録となってしまう。
上述した(3)によれば、同音異義語等の変換等を適切に行わせることができる。
上述した(4)によれば、一回の音声入力によって候補を絞り込めなかった場合に、会議に関する情報を追加して提示できるので、絞込みがしやすくなるという効果を奏する。
上述した(5)によれば、子機にも会議の議事録を表示させることができるので、健聴者と聴覚障がい者とが一緒に会議に参加しやすくすることができる。
本実施形態の会議支援装置は、例えば2人以上が参加して行われる会議で用いられる。会議支援装置は、会議の終了時に、その会議が中断なのか終了なのかフラグを付与して記憶する。そして、会議支援装置は、会議に関する情報(参加者、キーワード等)を議事録に関連づけて記憶する。会議支援装置は、会議が再開される際に、利用者の音声を音声認識した結果に基づいて中断されている会議の議事録から候補の議事録を提示する。会議支援装置は、利用者の音声によって、候補の中から再開したい会議を選び、再開された会議の議事録の作成を継続する。
図1に示すように、会議支援装置1は、収音部101、取得部102、音声認識辞書DB103(音声認識用辞書)、音声認識部104、テキスト変換部105(音声認識部)、係り受け解析部106(音声認識部)、議事録作成部107(キーワード抽出部)、議事録記憶部108、議事録選択部109(選択部)、画像生成部110、表示部111、および操作部112を備える。
なお、音声認識部104は、音声信号が同時に入力された場合、例えば時分割処理によって収音部101毎に音声認識を行う。また、音声認識部104は、マイクロフォンがマイクロフォンアレイの場合、音源分離処理、音源定位処理、音源同定処理等、周知の音声認識処理も行う。
音声認識部104は、議事録選択部109が出力する使用する音声認識辞書DB103を示す情報に基づいて、音声認識処理等に使用する音声認識辞書DB103を切り替える。
係り受け解析部106は、会議を再開する際、形態素解析と係り受け解析を行ったテキスト情報と、解析した結果を議事録選択部109に出力する。
なお、議事録の作成は、例えば、「会議を開始します」等、予め定められたキーワードを検出した後に開始される。または、議事録の作成は、表示部111上に表示されるアイコン(例えば図7参照)を利用者が操作部112を操作した結果に基づいて開始される。会議開始後に、係り受け解析部106は、形態素解析と係り受け解析を行ったテキスト情報と、解析した結果を議事録作成部107に出力する。なお、係り受け解析部106は、テキスト変換部105が出力する音声信号も議事録作成部107に出力する。
また、係り受け解析部106は、議事録作成部107が会議の終了または中断後に議事録を作成する場合、解析した結果に発話者と発話時間を付与して画像生成部110に出力する。なお、発話者(参加者)名は、参加者が使用する収音部101毎に予め係り受け解析部106が記憶していてもよく、会議開始時に参加者が発話によって入力してもよい。
議事録作成部107は、議事録選択部109が出力する選択された議事録を示す情報と、継続指示に応じて、選択された議事録の作成を継続する(再開する)。
また、議事録選択部109は、議事録作成部107が会議の開催中に議事録を作成している場合、作成させた議事録を議事録記憶部108から読み出し、読み出した議事録を画像生成部110に出力する。
議事録選択部109は、中断されている会議の中から、発話によって入力された音声信号に対して音声認識処理等を行った結果に基づいて、継続する会議を選択する。議事録選択部109は、選択した会議の議事録を示す情報と継続指示を議事録作成部107に出力する。また、議事録選択部109は、選択した会議の議事録に含まれる使用する音声認識辞書DB103を示す情報を音声認識部104に出力する。
次に、議事録記憶部108が記憶する情報例を説明する。
図2は、本実施形態に係る議事録記憶部108が記憶する情報例を示す図である。
図2に示すように、議事録記憶部108は、会議の名称に、番号と、出席者と、議事録の最終更新日時と、会議状態と、キーワードと、を関連付けて記憶する。例えば、議事録記憶部108は、会議の名称が「経営会議A」に、番号「1」と、出席者「山田、佐藤、竹田」と、最終更新日時「2018.1.13 17:30」と、会議状態「中断」と、キーワード「開発方針、経費削減、業務改善、・・・」を関連付けて記憶する。なお、会議の名称は、利用者が音声で入力してもよく、操作部112を操作して入力してもよい。また、キーワードは、利用者が音声で入力してもよく、操作部112を操作して入力してもよい。なお、最終更新日時は、例えば会議が終了または中断された日時である。
次に、会議状態と議事録の作成例を説明する。
図3は、本実施形態に係る会議状態と議事録の作成例を示す図である。図3において、横軸は時間tである。
符号g11の示す例では、新規会議が時刻t1に開始され時刻t2に終了した例である。
符号g12の示す例では、新規会議が時刻t11に開始され時刻t12に中断され、時刻12〜t13の期間に休憩が入り、時刻t13に再開され時刻t14に終了した例である。
このため、本実施形態では、利用者の音声入力に応じて、中断されている会議の議事録に関する情報(会議の名称、出席者、議事録の最終更新日時、会議状態、キーワード)を提示し、更に提示された情報から利用者の音声入力によって絞り込みを行う。
次に、中断した会議を再開する際に表示部に提示される情報例を説明する。
図4は、本実施形態に係る中断した会議を再開する際に表示部に提示される情報例を示す図である。
符号g31は、第1候補であり、番号、会議の名称、参加者、最終更新日時およびキーワードを含む。符号g32は、第2候補であり、番号、会議の名称、参加者、最終更新日時およびキーワードを含む。
符号g33は、利用者が入力した音声に対して音声認識処理を行った結果である。この場合、音声入力は「管理職会議Bをお願いします。」である。
符号g41は、候補であり、番号、会議の名称、参加者、最終更新日時およびキーワードを含む。
符号g42は、利用者が、利用者が入力した音声に対して音声認識処理を行った結果である。この場合、音声入力は「それでお願いします。」である。
符号g51は、会議の参加者の発話を音声認識した結果のテキスト情報である。テキスト情報には、例えば、発話者と発話日時が含まれている。
なお、図4に示した表示例は一例であり、これに限らない。
図5に示すように、会議状態が終了の場合、会議録記憶部118は、その会議の議事録を記憶(保存)するが、その議事録に対して継続して記録することができない。
また、会議状態が中断の場合、会議録記憶部118は、その会議の議事録を記憶(保存)し、その議事録に対して再開が選択された場合、中断された議事録に再開された会議に議事録を追加して記録することができる。
次に、会議支援装置1が行う処理手順例を説明する。
図6は、本実施形態に係る会議開始時に会議支援装置1が行う処理手順例を示すフローチャートである。
次に、会議中と会議終了時に表示部111上に表示される画像例を説明する。
図7は、本実施形態に係る会議中と会議終了時に表示部111上に表示される画像例を示す図である。
画像g100は、表示部111上に表示される画像である。
画像g110には、会議の中断のボタン画像g111、会議終了のボタン画像g112、および会議終了の選択をキャンセルのボタン画像g113が含まれている。参加者は、操作部112を操作して、または音声入力によって、これら3つのうちから1つを選択する。
なお、会議開催中は、画像g110が表示されず、領域g101と領域g102の画像が表示部111上に表示される。聴覚障がい者の参加者は、表示部111上に表示される音声認識されて結果を見ることで、他の参加者の発話内容を理解することができる。
画像g200は、表示部111上に表示される画像である。
次に、会議開始時に表示部111上に表示される画像例を説明する。
図9は、本実施形態に係る会議開始時に表示部111上に表示される画像例を示す図である。利用者は、操作部112を操作して、各設定を行う。画像g300は、表示部111上に表示される画像である。
領域g301の画像は、会議設定を行う画像である。領域g301の画像には、例えば、音声認識を行うマイクロフォンの設定領域、音声録音の選択を行う設定領域、および会議形態(会議、テレビ会議、ワイガヤ、発表会等)を選択する設定領域等が含まれている。なお、「ワイガヤ」とは、ワイワイガヤガヤの略であり、自由に発言を行う会議である。
なお、各設定領域は一例であり、これに限らない。
利用者は、操作部112を操作、または音声入力により、新規の会議を行うのか、中断されている会議を継続するのかを選択する。継続が選択された場合、図4に示した画像g20が表示される。
画像g400は、表示部111上に表示される画像である。
領域301は、図9と同様に会議設定の領域の画像である。
符号g410は、中断された会議リストの画像の他の例である。中断された会議リストは、会議の名称、会議が行われた場所、開催日時(開始時間)との情報を含んでいてもよい。なお、図10に示した画像は一例であり、中断された会議リストに含まれる情報は、これに限らない。
図4に示した例では、画像g30において音声入力によって画像g40のように1つの議事録に絞り込めた(会議を絞り込めた)例を説明したが、この処理によっても議事録を絞り込めない場合もあり得る。変形例では、このような場合の処理例を説明する。
画像g30aは、例えば2回の音声入力によっても会議を絞り込めなかった例に表示される画像例である。画像g30aには、第1の候補の画像g31aと、第2の候補の画像g32aが含まれている。参加者は、この画像からでは、再開したい会議を絞り込めなかったため、音声入力「絞り込めません。」(画像g33a)を行う。
なお、追加される情報の個数は1つ以上であればよい。また、議事録選択部109は、追加した情報のみを表示させるようにしてもよい。
上述した会議支援装置1では、図1に示す構成例を説明したが、会議支援装置に子機が接続されていてもよい。
この場合は、例えば会議の進行者が会議支援装置を使用し、他の参加者が子機を使用する。
図12に示すように、会議支援システム2は、会議支援装置1Aと、子機3a、3b、・・・を備える。なお、子機3a、子機3b、・・・のうち1つを特定しない場合は、単に子機3という。
会議支援装置1Aと子機3とは、有線または無線のネットワークを介して接続されている。
Claims (7)
- 収音部と、
前記収音部にて音声入力された発話に対して音声認識用辞書を用いて音声認識を行う音声認識部と、
前記音声認識されたテキストを議事録として表示する表示部と、
前記議事録を記憶し、中断している会議の前記議事録に対して中断していることを示す情報を前記議事録に関連付けて記憶する記憶部と、
中断された会議を再開する場合において、前記中断された会議の候補を表示し、表示した前記会議の候補を、音声発話を音声認識した結果に基づいて継続したい会議の候補を絞り込む選択部と、
を備える会議支援装置。 - 前記選択部は、継続したい会議の絞込みを、前記会議の出席者、前記会議に関する時刻、および前記議事録から抽出されたキーワードのうち少なくとも1つで絞込みを行う、請求項1に記載の会議支援装置。
- 前記音声認識部は、継続する会議で使用された音声認識用辞書を用いる、請求項1または請求項2に記載の会議支援装置。
- 前記選択部は、継続したい会議の2回目以降の絞り込みの際に、前記会議の出席者を追加して提示、および前記議事録から抽出されたキーワードを追加して提示のうち少なくとも1つを行うようにする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の会議支援装置。
- 前記会議支援装置に通信によって接続される子機であって、前記子機が、収音部と子機表示部と操作部とを備え、
前記音声認識部は、前記子機が送信した音声信号に対して前記音声認識用辞書を用いて音声認識を行い、
前記収音部が収音した音声信号と、前記子機の収音部が収音した音声新語とに対して音声認識した結果を、前記表示部と前記子機表示部とに表示させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の会議支援装置。 - 会議の議事録を記憶する記憶部を備える会議支援装置における会議支援方法であって、
収音部が、音声入力された発話を取得する収音ステップと、
音声認識部が、前記収音ステップにて音声入力された発話に対して音声認識用辞書を用いて音声認識を行う音声認識ステップと、
議事録作成部が、前記音声認識ステップによって音声認識されたテキストの議事録を作成し、前記会議が中断された場合に中断されたことを示す情報を前記議事録に関連付けて記憶させる議事録作成ステップと、
選択部が、中断された会議を再開する場合において、前記中断された会議の候補を表示し、表示した前記会議の候補を、音声発話を音声認識した結果に基づいて継続したい会議の候補を絞り込む選択ステップと、
を含む会議支援方法。 - 会議の議事録を記憶する記憶部を備える会議支援装置のコンピュータに、
音声入力された発話を取得する収音ステップと、
前記収音ステップにて音声入力された発話に対して音声認識用辞書を用いて音声認識を行う音声認識ステップと、
前記音声認識ステップによって音声認識されたテキストの議事録を作成し、前記会議が中断された場合に中断されたことを示す情報を前記議事録に関連付けて記憶させる議事録作成ステップと、
中断された会議を再開する場合において、前記中断された会議の候補を表示し、表示した前記会議の候補を、音声発話を音声認識した結果に基づいて継続したい会議の候補を絞り込む選択ステップと、
を実行させるプログラム。
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