JP6957789B1 - 地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強する構造および補強方法 - Google Patents

地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強する構造および補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強する構造および補強方法を提供する。【解決手段】補強構造3は、フレーム本体31、伝達コンポーネント32および締結コンポーネント33を含み、補強方法は、地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、接続ビームの残留段を補強するステップ2と、ダンパーを追加するステップ3とを含む。接続ビーム残留段を補強してエネルギー散逸性能が良好な接続ビームを得ることで、地震等で破壊した接続ビームの補修問題において、再度地震が発生した場合、補強せずにダンパーを交換すればよいため、時間とエネルギーを節約することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、建物構造の補強技術分野に関し、具体的には地震で破壊した接続ビームを部分
切断して補強する構造および補強方法に関する。
接続ビームとは、耐震壁構造とフレームで、耐震壁構造において、壁柱と壁柱を接続して
壁柱平面内に連結したビームを指す。接続ビームは、一般に、跨る距離が小さく、断面が
大きく、接続ビームと連結した壁の剛性が高いという特性があるが、一般に、風荷重や地
震の作用下で、接続ビームの内力は非常に大きくなるため、地震などの極端な自然災害の
場合、接続ビームに損傷を与える可能性がある。
破壊した接続ビームにたいする補強・補修には、通常、繊維複合材の貼り付けと鋼板の貼
り付けの方式が採用され、例えば繊維布を貼り付ける方法によって接続ビームを補強し、
U字型フープ+スチルビーズ+壁ねじの方式が採用され、U字型フープが接続ビームの軸線
に垂直な方向に貼り付けられた。しかし、地震などの極端な自然災害が再発した場合、接
続ビームの補強や補修が再度必要になり、地震の多い地域の作業員にとっては、工事の難
しさや工事量など多くのトラブルを引き起こす。
接続ビームの力の分析によると、接続ビームが地震などの極端な自然災害にさらされると
、損傷領域のほとんどが中央のエネルギー散逸セクションセグメントであり、両側と壁に
近い接続ビームの部分の耐震強度が高く、これらの部分の接続ビームは壁に近いので非エ
ネルギー散逸セグメントになり、損傷を受けにくい。
上記の技術的問題を解決するために、本発明は、地震で破壊した接続ビームを部分切断し
て補強する構造および補強方法を提供する。
本発明の技術的解決策は、地震で破壊した接続ビームを部分切断した補強構造を提供し、
地震で破壊した接続ビーム中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、中間部分の
切断した接続ビームの長さが一般にダンパーのサイズ400〜700mmに適合すればよ
く、両端の非エネルギー散逸セグメントの接続ビーム残留段を保留し、接続ビーム残留段
に補強構造を嵌設して構造を補強し、前記補強構造は、フレーム本体、伝達コンポーネン
トおよび締結コンポーネントを含み、
前記フレーム本体は、前後に設けられた2組の環状ブラケットおよび等間距で2組の環状
ブラケットの周りに設けられた複数組のスライド溝部材を含み、フレーム本体の前端面に
、ダンパーに接続された接続プレートがさらに設けられ、前記接続プレート上にダンパー
と接続された球形ヒンジサポートがさらに設けられ、
前記伝達コンポーネントは、対称にスライド溝部材の両側に設けられた2組のV字形のロ
ッド、底部接続片および滑り止めパッド片を含み、前記V字形のロッド外端がスライド溝
部材溝体の内壁と回転軸を介して固定して回転可能に接続され、V字形のロッド内端がス
ライド溝部材溝体の内壁スライド溝に摺動可能に接続され、V字形のロッドは接続部を介
してヒンジで接続された回転部材を介して前記底部接続片に配置されたスロットと摺動可
能に接続され、前記滑り止めパッド片が底部接続片の下方に設けられ接続ビーム残留段と
接触し、滑り止めパッド片が底部接続片とボルトを介して着脱可能に接続され、
前記締結コンポーネントは、それぞれ2組のV字形のロッド内側に設けられた締結プルリ
ング、および周方向に等間距で設けられた複数組の自動締め付けボルトを含み、前記締結
プルリングはそれぞれ各V字形のロッドの内端と摺動式プッシュブロックを介して接続さ
れ、前記摺動式プッシュブロックがV字形のロッドに接続されスライド溝部材と摺動可能
に接続され、前記自動締め付けボルトのボルト内端が締結プルリングの位置と対応する箇
所に設けられた嵌設溝間に、ボルトを引っ張るためのばねが設けられ、自動締め付けボル
トのボルト外端が環状ブラケットを貫通して自動締め付けボルトのナットと接続される。
上記の補強構造の構造設計によって、接続ビーム残留段が補強されているかどうかにかか
わらず、接続ビーム残留段に好適に補強・締結処理ができ、補強構造は自己締付け作用を
有するため、長期使用による緩むを回避する同時に、分解・再利用が容易であり、地震が
再発生したとき迅速に取外して接続ビーム残留段を再度補修・補強することができ、その
補強構造は、再利用かつ緩む隙間を自動補償する作用を有するため、補強処理した接続の
寿命を顕著に高め修理と保守が容易である。
さらに、前記滑り止めパッド片は、硬質ゴムまたは鋼板を採用し、補強構造と接続ビーム
残留段の間隙サイズに応じて異なる厚さの滑り止めパッド片を選択し、滑り止めパッド片
と接続ビーム残留段と接触する一側の側面に滑り止めパターンがさらに設けられ、前記フ
レーム本体は一体成形方式または溶接成形方式によって製造され、前記締結プルリングと
摺動式プッシュブロックはボルトまたは溶接によって接続される。上記滑り止めパッド片
の交換および接続方式によって、実際の接続ビーム残留段の仕様に応じて異なる厚さの滑
り止めパッド片を選択して、補強構造の適用性を高める同時に、本発明のフレーム本体は
その構造に応じて様々な加工方式が提供され、実際の生産ニーズに応じて異なるプロセス
を選択すればよい。
本発明の別の技術的解決策として、前記ダンパーは具体的に調整可能な減衰係数を有する
可変ダンパーであり、前記可変ダンパーが両端の接続ビーム残留段間に設けられ、その両
端がそれぞれ対応の一側の接続プレートの球形ヒンジサポートに接続され、前記可変ダン
パーは上部サポート、下部サポートおよび上部サポートに設けられて下部サポートと配合
されるピストンおよびピストンロッドを含み、前記ピストンはピストンロッドを介して上
部サポート内頂面に接続され、ピストンはピストン外殻およびピストン内殻を含み、
前記ピストン外殻は上部が大きく下部が小さい円筒形ボス構造を有し、その上端面および
下端面にスラッジなどの通過穴が密に設けられ、ピストン外殻の下部円筒形部分の側壁に
もスラッジなどの通過穴が設けられ、
前記ピストン内殻は上下連通の環状円筒形の筒体であり、その上端面および下端面に対応
してピストン外殻の上端面および下端面と配合する第1のオリフィスプレート、第2のオ
リフィスプレートが設けられ、前記第1のオリフィスプレート、第2のオリフィスプレー
トは、それぞれ周方向に設けられたピストン外殻との間隙を補償する複数組のばね伸縮ロ
ッドを介してピストン内殻のフランジに固定的に接続され、前記ピストン内殻の側壁に周
方向に等間距で斜めネジ山が設けられ、前記ピストン外殻内壁のピストン内殻の位置と対
応する箇所に、斜めネジ山と併せて回転させるためのねじ溝が設けられ、ピストン内殻の
側壁にピストン外殻の下部円筒形部分の側壁に設けられた穴と配合する穴が設けられ、
前記ピストン内殻の中心にピストンロッドと突き合せた内部ロッドが架設され、前記内部
ロッドの下端が固定ロッドを介してピストン内殻の内壁に固定的に接続され、内部ロッド
上端がピストンロッドの下端面に配置されたシンク溝と摺動可能に接続され、シンク溝内
に昇降モータが設けられ昇降モータの出力軸を介して内部ロッド上端の回転片に固定的に
接続される。
上記可変ダンパーの構造設計によって、昇降モータのショートストローク昇降操作を通じ
てピストンの穴の通過量を制御し、減衰係数の可変調整を実現でき、接続ニーズに応じて
可変ダンパーを事前に設置して、異なる振動条件に応じて可変ダンパーの減衰係数などを
調整することができる。
さらに、前記可変ダンパーは、接続ビーム残留段との接続部に圧力センサーおよび配置コ
ントローラーを追加して、可変ダンパーの昇降モータに対して動的調節コマンドを実行す
る。圧力センサーおよびコントローラーの追加により、可変ダンパーの昇降モータに対し
て動的調節コマンドを実行し、異なる振動条件に応じて可変ダンパーの減衰係数などを自
動的に調整する。
地震で破壊した接続ビームを部分切断した補強構造の補強方法は、以下のステップを含む

地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、
地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取ら
れた中間部分の接続ビーム全長を占める比率が0.25〜0.5であり、両端の非エネル
ギー散逸セグメントの接続ビーム残留段を保留する、
接続ビーム残留段を補強するステップ2と、
接続ビーム残留段端部の亀裂を処理し、接続ビーム残留段を補強処理し、その後2組の接
続ビーム残留段にそれぞれ自己締付け補強構造を嵌設し追加すr、
ダンパーを追加するステップ3と、
ダンパー両端とそれに対応する補強構造の端面と固定し、つまり地震で破壊した接続ビー
ムを部分切断して補強する処理を完了する。
さらに、前記接続ビーム残留段の補強処理は、高延性コンクリート補強、炭素繊維布補強
または貼り付け鋼板補強のいずれか方式を採用する。上記補強方式によって、接続ビーム
の損傷した非エネルギー散逸セグメントを好適に補修し、接続ビーム残留段の構造強度を
補修し向上させる。
さらに、前記ダンパーは金属複合ダンパーを採用するが、これに限定されず、同じ緩和作
用を有する他のダンパー、衝撃吸収装置またはエネルギー散逸装置などの構造であっても
よく、ステップ2の開始前に、接続ビーム残留段端部にダンパーの接続ための接続鋼板を
事前に埋め込む。接続鋼板を事前に埋め込む方式によって、ダンパーを接続することで、
低コストでダンパーと接続ビーム残留段を接続し、工法ニーズを満たす接続強度を得るこ
とができる。
本発明の有益な効果は以下の通りである:
(1)本発明の補強方法は、接続ビーム残留段をエネルギー散逸性能が良好な接続ビーム
に補強して、地震などによる接続ビームの破壊の補修問題を好適に解決し、地震が再発生
した場合、補強せずにダンパーを交換すればよいため、容易に施工できるとともに時間と
エネルギーを節約することができる。
(2)本発明の補強方法は、補強構造を追加することで、接続ビーム残留段を迅速に補強
処理して接続ビーム残留段を好適に補強締結処理し、補強構造は自己締付け作用を有する
ため、長期使用による緩むなどの状況を回避し、同時に分解・再利用が容易であり、補強
処理した接続の寿命を顕著に高め修理と保守が容易である。
(3)本発明の補強方法は、可変ダンパーを追加することで、減衰係数の可変調整を実現
し、接続ニーズに応じて可変ダンパーを事前に設置するか、またはセンサーおよびコント
ローラーの追加により可変ダンパーの昇降モータに対して調節コマンドを実行することで
、異なる振動条件に応じて可変ダンパーの減衰係数などを調節して、エネルギー散逸セグ
メントの耐震効果を最適化することができる。
本発明の実施例1の補強方法の構造の概略図である。 本発明の実施例1の補強構造の構造の概略図の1である。 本発明の実施例1の補強構造の構造の概略図の2である。 本発明の実施例1の補強構造のフレーム本体構造の概略図である。 本発明の実施例1の補強構造の伝達コンポーネント構造の概略図である。 本発明の実施例1の補強構造の締結コンポーネント構造の概略図である。 本発明の実施例1の締結コンポーネントの自動締め付けボルト構造の概略図である。 本発明の実施例2の補強方法の構造の概略図である。 本発明の実施例2の可変ダンパーの内部構造の概略図である。 本発明の実施例2の可変ダンパーの上部サポート構造の分解図である。 本発明の実施例2のピストンのピストン外殻構造の概略図である。 本発明の実施例2のピストンのピストン内殻構造の分解図である。 本発明の実施例3の補強方法の構造の概略図である。 本発明の実施例4の補強方法の構造の概略図である。 本発明の実施例5の補強方法の構造の概略図である。
[符号の説明]
1 接続ビーム残留段
2 ダンパー
3 補強構造
31 フレーム本体
311 環状ブラケット
312 スライド溝部材
313 接続プレート
314 球形ヒンジサポート
32 伝達コンポーネント
321 V字形のロッド
322 底部接続片
323 滑り止めパッド片
324 回転部材
325 スロット
326 摺動式プッシュブロック
33 締結コンポーネント
331 締結プルリング
332 自動締め付けボルト
333 嵌設溝
334 ばね
4 可変ダンパー
41 上部サポート
42 下部サポート
43 ピストン
431 ピストン外殻
432 ピストン内殻
433 第1のオリフィスプレート
434 第2のオリフィスプレート
435 ばね伸縮ロッド
436 斜めネジ山
437 ねじ溝
438 内部ロッド
439 昇降モータ
44 ピストンロッド
5 接続鋼板
実施例1
図2、3に示すように、補強構造3は、フレーム本体31、伝達コンポーネント32およ
び締結コンポーネント33の3つの部分を含み、具体的には以下を含む:
1)フレーム本体31
図2、3、4に示すように、フレーム本体31は、前後に設けられた2組の環状ブラケッ
ト311および等間距で2組の環状ブラケット311の周りに設けられた複数組のスライ
ド溝部材312を含み、フレーム本体31の前端面にダンパー2を接続するための接続プ
レート313がさらに設けられ、接続プレート313にダンパー2と接続する球形ヒンジ
サポート314がさらに設けられ、フレーム本体31は一体成形方式または溶接成形方式
によって製造される、
2)伝達コンポーネント32
図2、3、5に示すように、伝達コンポーネント32は、対称にスライド溝部材312両
側に設けられた2組のV字形のロッド321、底部接続片322および滑り止めパッド片
323を含み、V字形のロッド321外端がスライド溝部材312溝体の内壁と回転軸を
介して固定し回転可能に接続され、V字形のロッド321内端がスライド溝部材312溝
体の内壁スライド溝に摺動可能に接続され、V字形のロッド321は、接続部を介してヒ
ンジで接続された回転部材324を介して底部接続片322に配置されたスロット325
に摺動可能に接続され、滑り止めパッド片323が底部接続片322の下方に設けられて
接続ビーム残留段1と接触し、滑り止めパッド片323が底部接続片322とボルトを介
して着脱可能に接続され、滑り止めパッド片323が市販のQ460鋼板を採用し、補強
構造3と接続ビーム残留段1の間隙サイズに応じて異なる厚さの滑り止めパッド片323
を選択でき、滑り止めパッド片323と接続ビーム残留段1との接触する一側の側面に滑
り止めパターンがさらに設けられ、上記滑り止めパッド片323の交換および接続によっ
て、実際の接続ビーム残留段1の仕様に応じて異なる厚さの滑り止めパッド片323を追
加して、補強構造3の適用性を高める、
3)締結コンポーネント33
図2、3、6、7に示すように、締結コンポーネント33は、それぞれ2組のV字形のロ
ッド321内側に設けられた締結プルリング331、および周方向に等間距で設けられた
複数組の自動締め付けボルト332を含み、締結プルリング331がそれぞれ各V字形の
ロッド321の内端と摺動式プッシュブロック326を介して接続され、締結プルリング
331と摺動式プッシュブロック326が溶接によって接続され、摺動式プッシュブロッ
ク326がV字形のロッド321に接続されスライド溝部材312と摺動可能に接続され
、自動締め付けボルト332のボルト内端が締結プルリング331の位置と対応する箇所
に設けられた嵌設溝333間にボルトを引っ張るするためのばね334が設けられ、自動
締め付けボルト332のボルト外端が環状ブラケット311を貫通して自動締め付けボル
ト332のナットと接続される。
上記補強構造3の構造設計によって、接続ビーム残留段1が補強処理されているにかかわ
らず、接続ビーム残留段1を好適に補強締結処理し、補強構造3が自己締付け作用を有す
るため、長期使用による緩むなどの状況を回避できるとともに、分解・再利用が容易であ
り、地震が再発生した場合、接続ビーム残留段1を迅速に取り外して再度補修補強し、補
強構造3は再利用でき緩む隙間を自動補償する作用を有するため、補強処理した接続の寿
命を顕著に高め修理と保守が容易である。
上記補強構造3の補強方法は、接続ビーム残留段1の幅と厚さに応じて適切な厚さの滑り
止めパッド片323を選択し、滑り止めパッド片323を4組のボルトによって底部接続
片322の底部に締め付け、
補強構造3を接続ビーム残留段1に嵌設し、各自動締め付けボルト332のナットを締め
、各自動締め付けボルト332の締めによりそれぞれ対応の締結プルリング331を引っ
張り外側へ移動させ、締結プルリング331のプッシュ作用により各伝達コンポーネント
32の摺動式プッシュブロック326をスライド溝部材312に沿って外側へ移動させ、
V字形のロッド321をプッシュし、さらにV字形のロッド321が内側に集まり回転部
材324に接続された底部接続片322を下方向へプッシュし、この間回転部材324と
スロット325の摺動により横方向変位を補償し、滑り止めパッド片323から接続ビー
ム残留段1へのプッシュ力を増加する、
保持期間に、締め付けられた各締結プルリング331に配置されたばね334は、締め過
程中ばね334が圧縮され、接続が緩められると、各ばね334の弾性力によって回復し
て自動締め付け作用を果たす。
図1に示すように、地震で破壊した接続ビーム部分切断補強方法は、以下のステップを含
む:
地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、
地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取ら
れた中間部分が600mmであり、両端非エネルギー散逸セグメントの接続ビーム残留段
1を保留する、
接続ビーム残留段1を補強するステップ2と、
接続ビーム残留段1の端部の亀裂を、市販の高延性コンクリートを使用して修繕処理し、
その後2組の接続ビーム残留段1をそれぞれ補強構造3に嵌設し追加する、
ダンパー2を追加するステップ3と、
ダンパー2は市販の金属複合型ダンパーであり、ダンパー2の両端とそれに対応する接続
ビーム残留段1の端面を固定し、つまり地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強す
る処理を完了する。
実施例2
実施例1と大体同じであるが、本実施例の補強方法は、以下のことを除いて実施例1と同
じでり、使用するダンパーが異なり、図8に示すように、本実施例で使用されるダンパー
は可変ダンパー4であり、可変ダンパー4が両端の接続ビーム残留段1間に設けられ、そ
の両端がそれぞれ対応の一側の接続プレート313の球形ヒンジサポート314に接続さ
れる、
図9、10に示すように、可変ダンパー4は上部サポート41、下部サポート42および
上部サポート41に設けられ下部サポート42と配合されるピストン43およびピストン
ロッド44を含み、ピストン43がピストンロッド44を介して上部サポート41の内頂
面に接続され、ピストン43はピストン外殻431およびピストン内殻432を含む、
図11に示すように、ピストン外殻431は上部が大きく下部が小さい円筒形ボス構造で
あり、その上端面および下端面にそれぞれスラッジなどの通過穴が密に設けられ、ピスト
ン外殻431の下部の円筒形部分の側壁にもスラッジなどの通過穴が設けられる、
図12に示すように、ピストン内殻432は上下連通の環状円筒形の筒体であり、その上
端面および下端面に対応してピストン外殻431の上端面および下端面と配合する第1の
オリフィスプレート433、第2のオリフィスプレート434が設けられ、第1のオリフ
ィスプレート433、第2のオリフィスプレート434はそれぞれ周方向に設けられピス
トン外殻431との間隙を補償するための複数組のばね伸縮ロッド435を介してピスト
ン内殻432のフランジと固定的に接続され、ピストン内殻432の側壁に周方向に等間
距で斜めネジ山436が設けられ、ピストン外殻431の内壁とピストン内殻432の位
置に対応する箇所に斜めネジ山436と配合して回転させるためのねじ溝437が設けら
れ、ピストン内殻432の側壁上にピストン外殻431の下部の円筒形部分の側壁に設け
られた穴の位置と配合する穴が設けられ、ピストン内殻432の中心にピストンロッド4
4と突き合せるための内部ロッド438が架設され、内部ロッド438の下端が固定ロッ
ドを介してピストン内殻432の内壁に固定的に接続され、内部ロッド438の上端がピ
ストンロッド44下端面に配置されたシンク溝に摺動可能に接続され、シンク溝内に昇降
モータ439が設けられ昇降モータ439の出力軸を介して内部ロッド438上端の回転
片に固定的に接続される、
そのうちに、可変ダンパー4は接続ビーム残留段1の接続部に圧力センサーおよび配置コ
ントローラーを追加することで、可変ダンパー4の昇降モータ439に対して動的調節コ
マンドを実行することができる。圧力センサーおよびコントローラーの追加によって、可
変ダンパーの昇降モータに対して動的調節コマンドを実行し、異なる振動条件に応じて可
変ダンパーの減衰係数などを自動的に調節することができる。
上記可変ダンパー4の構造設計によって、昇降モータ439のショートストローク昇降操
作に応じてピストン43の穴の通過量を制御でき、減衰係数の可変調整を実現し、接続ニ
ーズに応じて可変ダンパー4を事前に設置するか、または圧力センサーおよびコントロー
ラーの追加によって可変ダンパー4に対して動的調節コマンドを実行し、異なる振動条件
に応じて可変ダンパー4の減衰係数などを調節することができる。
上記可変ダンパー4の減衰調整の動作原理は以下の通りである:可変ダンパー4が外部の
市販シングルチップマイクロコンピューターによって動的調整され、補強構造3と接続ビ
ーム残留段1の接続部に市販の圧力センサーを追加することで、遠隔信号伝送またはケー
ブルデータ伝送によって、市販のシングルチップマイクロコンピューターと接続され、同
時に市販のシングルチップマイクロコンピューターは市販のリレーを介して可変ダンパー
4の昇降モータ439と接続され、そのうちに、昇降モータ439は、市販の昇降モータ
をピストンロッド44内に取り付けるように外形を変更し、
減衰係数を調節する必要があるとき、昇降モータ439が上昇し、内部ロッド438を上
へ移動させ、ひいては内部ロッド438の接続下でピストン内殻432を上へ移動させ、
ピストン外殻431と斜めネジ山436およびねじ溝437を介して配合されるため、上
昇するとき小さな回転を行い、第1のオリフィスプレート433、第2のオリフィスプレ
ート434がそれぞれ対応のピストン外殻431上端面、下端面の穴と部分的にずれて、
ピストン内殻432の上昇によりピストン外殻431の側壁に設けられた穴も同様に部分
的にずれ、それによって、ピストン43の穴のサイズを調節する、
同時に、ピストン内殻432が上昇した後、上下に設けられた各ばね伸縮ロッド435に
よって移動間距を補償し、第1のオリフィスプレート433とピストン外殻431の上端
面の接触を維持し、第2のオリフィスプレート434とピストン外殻431下端面の接触
を維持する。
実施例3
図13に示すように、地震で破壊した接続ビームを部分切断し補強する方法、以下のステ
ップを含む:
地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、
地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取ら
れた中間部分が600mmであり、両端非エネルギー散逸セグメントの接続ビーム残留段
1を保留する、
接続ビーム残留段1を補強するステップ2と、
接続ビーム残留段1の端部にダンパー2の接続ための接続鋼板5を事前に設置し、接続鋼
板5は市販のQ460鋼板を採用し、接続ビーム残留段1の端部の亀裂を、市販の高延性
コンクリートを使用して修繕処理し、接続ビーム残留段1を、市販の高延性コンクリート
を使用して補強する、
ダンパー2を追加するステップ3と、
ダンパー2は市販の金属複合型ダンパーを採用し、ダンパー2の両端とそれに対応する接
続ビーム残留段1の端面を固定し、つまり地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強
する処理を完了する。
実施例4
図14に示すように、地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強する方法は、以下の
ステップを含む:
地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、
地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取ら
れた中間部分が600mmであり、両端非エネルギー散逸セグメントの接続ビーム残留段
1を保留する、
接続ビーム残留段1を補強するステップ2と、
接続ビーム残留段1の端部にダンパー2と接続のための接続鋼板5を事前に埋め込み、接
続鋼板5は市販のQ460鋼板を採用し、接続ビーム残留段1の端部の亀裂を、市販の高
延性コンクリートを使用して修繕処理し、接続ビーム残留段1を、市販の炭素繊維布を使
用して補強する、
ダンパー2を追加するステップ3と、
ダンパー2は市販の金属複合型ダンパーを採用し、ダンパー2の両端とそれに対応する接
続ビーム残留段1の端面を固定し、つまり地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強
する処理を完了する。
実施例5
図15に示すように、地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強する方法は、以下の
ステップを含む:
地震で破壊した接続ビームを部分切断するステップ1と、
地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取ら
れた中間部分が600mmであり、両端非エネルギー散逸セグメントの接続ビーム残留段
1を保留する、
接続ビーム残留段1を補強するステップ2と、
接続ビーム残留段1の端部にダンパー2と接続のための接続鋼板5を事前に埋め込み、接
続ビーム残留段1の端部の亀裂を、市販の高延性コンクリートを使用して修繕処理し、接
続ビーム残留段1を、貼り付け鋼板を使用して補強し、鋼板および接続鋼板5は市販のQ
460鋼板を採用し、4本の鋼板をそれぞれ接続ビーム残留段1の4つの側面に設置して
5本のスチールロープを使用して補強する、
ダンパー2を追加するステップ3と、
ダンパー2は市販の金属複合型ダンパーを採用し、ダンパー2の両端とそれに対応する接
続ビーム残留段1の端面を固定し、つまり地震で破壊した接続ビームを部分切断して補強
する処理を完了する。
接続ビームを補強・補修した後の耐震模擬試験
試験1 異なるダンパーの設置による接続ビーム耐震に対する影響を調べる
それぞれ実施例1、2によって提供される補強構造に対して耐震模擬試験を行い、試験1
と同じ試験方法により、具体的な測定データが表1に示される:
表1 実施例1〜2 接続ビームを補強・補修した後の耐震模擬試験データ
Figure 0006957789
試験結論:
上記の表1のデータから分かるように、可変ダンパー4を使用して接続ビームを補強処理
することで、データの比較から分かるように、可変ダンパー4を使用して接続ビームを処
理した後、実施例1よりも限界接続ビーム弧度がある程度改善され、つまり耐震性能が向
上し、第2回破壊試験を観察すると、第1回との違いがないが、可変ダンパー4を使用し
た実施例2は、回復速度がより速いため、その耐震性能が実施例1よりも優れた。
試験2 異なる接続ビーム残留段の補強方式による接続ビーム耐震に対する影響を調べる
それぞれ実施例1、3〜5によって提供される補強方法に対して耐震模擬試験を行い、専
用の負荷システムを設置して地震を模擬し、それぞれ接続ビームに第1回破壊が発生する
まで接続ビーム弧度を増加させ、その回復時間を記録し、その後エネルギー散逸セグメン
トを取り外して交換し、交換するとき接続ビームの弧度を維持し、交換した接続ビームに
対して再び負荷模擬を行い、0.020radまで増加させた後停止し、それが回復した
後、接続ビームの弧度が0.002rad/minの速度で増加するように、接続ビーム
に第2回破壊が発生するまで負荷を加え、具体的な測定データが表2に示される:
表2 実施例1と3〜5 接続ビームを補強・補修した後の耐震模擬試験データ
Figure 0006957789
試験結論:
1)上記の表2のデータから分かるように、第1回破壊試験では、実施例3〜5の効果に
大きな違いがなく、接続ビーム残留段1の補強処理方式のみが異なり、第2回破壊試験で
は、鋼板による補強方式は第1回破壊の限界接続ビーム弧度と大体同じであり、差がわず
か0.02radであり、炭素繊維布による補強方式は、差が中間値であり、高延性コン
クリートによる補強方式は差の偏差が比較的最大になるため、接続ビーム残留段1に対す
る補強方式の違いが接続ビームの耐震強度にある程度影響を与え、実施例3〜5よりも実
施例1の作用効果が最も優れた、
2)実施例5と実施例1の比較から分かるように、補強構造3による接続ビーム残留段1
に対する補強処理は、データの比較から分かるように、補強構造3により接続ビーム残留
段1を処理した後、実施例5よりもその限界接続ビーム弧度がある程度改善され、つまり
その耐震性能が向上し、第2回破壊試験を観察すると、第1回との違いがなく、接続ビー
ム残留段1の接続ビーム全体構造の耐震に対する影響が解消される。

Claims (6)

  1. 地震で破壊された接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、両端非
    エネルギー散逸セグメントである接続ビーム残留段(1)を保留し、接続ビーム残留段(
    1)に補強構造(3)を嵌設する補強構造であって、
    前記補強構造(3)は、フレーム本体(31)、伝達コンポーネント(32)および締結
    コンポーネント(33)を含み、
    前記フレーム本体(31)は前後に設けられた2組の環状ブラケット(311)および等
    間距で2組の環状ブラケット(311)の周りに設けられた複数組のスライド溝部材(3
    12)を含み、フレーム本体(31)の前端面に、ダンパー(2)と接続された接続プレ
    ート(313)がさらに設けられ、前記接続プレート(313)上に、ダンパー(2)と
    接続された球形ヒンジサポート(314)が設けられ、
    前記伝達コンポーネント(32)は、対称にスライド溝部材(312)両側に設けられた
    2組のV字形のロッド(321)、底部接続片(322)および滑り止めパッド片(32
    3)を含み、前記V字形のロッド(321)外端がスライド溝部材(312)の溝体内壁
    と回転軸を介して固定し回転可能に接続され、V字形のロッド(321)内端がスライド
    溝部材(312)の溝体内壁のスライド溝と摺動可能に接続され、V字形のロッド(32
    1)は、接続部を介してヒンジで接続された回転部材(324)を介して前記底部接続片
    (322)に配置されたスロット(325)と摺動可能に接続され、前記滑り止めパッド
    片(323)が底部接続片(322)の下方に設けられて接続ビーム残留段(1)と接触
    し、滑り止めパッド片(323)が底部接続片(322)とボルトを介して着脱可能に接
    続され、
    前記締結コンポーネント(33)は、それぞれ2組のV字形のロッド(321)内側に設
    けられた締結プルリング(331)、および周方向に等間距で設けられた複数組の自動締
    め付けボルト(332)を含み、前記締結プルリング(331)がそれぞれ各V字形のロ
    ッド(321)の内端と摺動式プッシュブロック(326)を介して接続され、前記摺動
    式プッシュブロック(326)がV字形のロッド(321)に接続されてスライド溝部材
    (312)に摺動可能に接続され、前記自動締め付けボルト(332)のボルト内端が締
    結プルリング(331)の位置に対応して設けられた嵌設溝(333)間にボルトを引っ
    張るためのばね(334)が設けられ、自動締め付けボルト(332)のボルト外端が環
    状ブラケット(311)を貫通して自動締め付けボルト(332)ナットと接続される、
    ことを特徴とする地震で破壊した接続ビームを部分切断した補強構造。
  2. 前記滑り止めパッド片(323)は硬質ゴムまたは鋼板を採用し、補強構造(3)と接続
    ビーム残留段(1)の間隙のサイズに応じて異なる厚さの滑り止めパッド片(323)を
    選択し、滑り止めパッド片(323)の接続ビーム残留段(1)と接触する一側の側面に
    滑り止めパターンがさらに設けられ、前記フレーム本体(31)は一体成形方式または溶
    接成形方式を採用して製造され、前記締結プルリング(331)と摺動式プッシュブロッ
    ク(326)はボルトまたは溶接の方式によって接続される、ことを特徴とする請求項1
    に記載の補強構造。
  3. 前記ダンパー(2)は調整可能な減衰係数を有する可変ダンパー(4)であり、前記可変
    ダンパー(4)は両端の接続ビーム残留段(1)間に配置され、その両端がそれぞれ対応
    側の接続プレート(313)の球形ヒンジサポート(314)に接続され、前記可変ダン
    パー(4)は上部サポート(41)、下部サポート(42)および上部サポート(41)
    に設けられて下部サポート(42)と配合するピストン(43)およびピストンロッド(
    44)を含み、前記ピストン(43)がピストンロッド(44)を介して上部サポート(
    41)の内頂面に接続され、ピストン(43)はピストン外殻(431)およびピストン
    内殻(432)を含み、
    前記ピストン外殻(431)は、上部が大きく下部が小さい円筒形のボス構造であり、そ
    の上下端面にスラッジの通過穴が設けられ、ピストン外殻(431)の下部円筒形部分の
    側壁にもスラッジの通過穴が設けられ、
    前記ピストン内殻(432)は上下連通の環状円筒形の筒体であり、その上下端面にピス
    トン外殻(431)の上下端面に対応する第1のオリフィスプレート(433)、第2の
    オリフィスプレート(434)が設けられ、前記第1のオリフィスプレート(433)、
    第2のオリフィスプレート(434)はそれぞれ周方向に設けられた複数組のピストン外
    殻(431)との張付け間隙を補償するばね伸縮ロッド(435)を介してピストン内殻
    (432)のフランジに固定的に接続され、前記ピストン内殻(432)の側壁に周方向
    に等間距で斜めネジ山(436)が設けられ、前記ピストン外殻(431)内壁のピスト
    ン内殻(432)の位置に対応する箇所に斜めネジ山(436)と協働して回転させるね
    じ溝(437)が設けられ、ピストン内殻(432)側壁上にピストン外殻(431)の
    下部円筒形部分の側壁の穴の位置に対応した穴が設けられ、
    前記ピストン内殻(432)中心にピストンロッド(44)と突き合せた内部ロッド(4
    38)が取り付けられ、前記内部ロッド(438)の下端が固定ロッドを介してピストン
    内殻(432)の内壁に固定的に接続され、内部ロッド(438)の上端がピストンロッ
    ド(44)の下端面に配置されたシンク溝に摺動可能に接続され、シンク溝内に昇降モー
    タ(439)が設けられ昇降モータ(439)の出力軸を介して内部ロッド(438)の
    上端の回転片に固定的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の補強構造。
  4. 請求項1に記載の補強構造の補強方法であって、
    地震で破壊した接続ビームの中間部分のエネルギー散逸セグメントを切り取り、切り取
    られた中間部分の接続ビーム全長に占める比率が0.25〜0.5であり、両端非エネル
    ギー散逸セグメントの接続ビーム残留段(1)を保留する、地震で破壊した接続ビームを
    部分切断するステップ1と、
    接続ビーム残留段(1)端部の亀裂を処理し、接続ビーム残留段(1)を補強処理し、
    その後2組の接続ビーム残留段(1)にそれぞれ自己締付け補強構造(3)を嵌設し追加
    する、接続ビーム残留段(1)を補強するステップ2と、
    ダンパー(2)両端と対応の補強構造(3)端面を固定して、地震で破壊した接続ビー
    ムを部分切断して補強する処理を完了する、ダンパー(2)を追加するステップ3と、
    を含むことを特徴とする補強方法。
  5. 前記接続ビーム残留段(1)の補強処理は、高延性コンクリート補強、炭素繊維布補強、
    または貼り付け鋼板補強のいずれか方式を採用する、ことを特徴とする請求項に記載の
    方法。
  6. 前記ダンパー(2)は、金属複合ダンパーを採用し、ステップ2の開始前に、接続ビーム
    残留段(1)の端部にダンパー(2)の接続のための接続鋼板(5)を事前に埋め込む、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
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