JP6955337B2 - 低デューティサイクル連続波光伝導性テラヘルツ撮像および分光システム - Google Patents

低デューティサイクル連続波光伝導性テラヘルツ撮像および分光システム Download PDF

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Description

本発明は、概して、フォトミキシングに関し、より具体的には、種々のフォトミキサに対して低デューティサイクルを利用するためのシステムおよび方法に関する。
フォトミキシングは、2つの周波数オフセットポンプレーザを伴う放射素子と統合された高速光伝導体をポンピングすることを伴うことができる。典型的には、ポンプレーザからのビームは、一緒に混合され、フォトミキサデバイス(すなわち、光伝導性源および/または検出器)上に集束され、フォトミキサデバイスは、テラヘルツ放射を生成する。2つのポンプレーザの周波数オフセット、したがって、生成される光電流および放射の周波数は、所望される周波数に設定されることができる。光ファイバ通信の技術的躍進と、高電力、幅広く可変、狭線幅、かつコンパクトなファイバレーザおよび増幅器の利用可能性とは、遠隔通信波長を、フォトミキサをポンピングするための有用な波長にした。
ここで、図面に目を向けると、本発明の実施形態による、連続波(CW)周波数可変テラヘルツ放射を生成するためのプラズモニクス増進フォトミキシングのためのシステムおよび方法が開示される。多くの実施形態では、プラズモン接触電極格子を伴うプラズモンフォトミキサが、周期的な金属格子界面に沿った表面プラズモン波の励起(すなわち、2つの材料の間の界面に存在するコヒーレント電子振動であり、誘電関数の実数部は、界面全体にわたり符号を変化させる)によって、サブ波長金属格子を通した光吸収活性領域への効率的な光伝送を可能にする。種々のプラズモンフォトミキサが、(限定ではないが)2013年1月23日に出願され、「Photoconductive Device with Plasmonic Electrodes」と題された、米国特許出願第61/589,486号(その内容は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に説明されるものを含む、本発明の実施形態に従って利用されることができる。いくつかの実施形態では、プラズモンフォトミキサは、プラズモン接触電極の近傍の増進された光キャリア濃度によって可能にされる、改良されたデバイス量子効率を利用する。フォトミキサ効率を増進することにおけるプラズモン接触電極の実装および影響は、普遍的に実装され、さらに、種々のフォトミキサアーキテクチャにおいて利用されることができる。この点で、より高いフォトミキサ効率が、高アスペクト比のプラズモン接触電極および光学ポンプ共鳴キャビティ、ならびに改良されたインピーダンス整合およびアンテナ性能を使用することによって、達成されることができる。
多くの実施形態では、プラズモン接触電極格子を伴うプラズモンフォトミキサは、(限定ではないが)ErAs:InGaAs、ErAs化合物、InGaAs化合物、GaAs、InGaAs、Ge、InP、グラフェン、およびGaN基板を含む、光学ポンプの動作波長範囲内の光子を吸収し得る任意の基板上に製作されることができる。種々の実施形態では、光学ポンプは、700〜1550nmの波長内で動作することができる。いくつかの実施形態では、100mWの平均光学ポンプ電力において、プラズモンフォトミキサは、0.25〜2.5THzの周波数範囲内に交差指型接触電極を有する類似する従来のフォトミキサと比較して、1桁高いテラヘルツ電力レベルを提供する。
多くの実施形態では、本発明の実施形態によるフォトミキサは、50%を下回るポンプデューティサイクルを利用し、熱破壊発現をより高い光学ポンプ電力に押し進め、より高いテラヘルツ放射電力を達成することができる。典型的には、CWテラヘルツ撮像および分光システムにおける光伝導性テラヘルツ源および検出器は、テラヘルツ周波数差を伴う2つのヘテロダインCW光学ポンプビームの組み合わせによってポンピングされる。そのようなデバイスの最終的な故障点は、高光学ポンプ電力における熱破壊である。しかしながら、熱破壊限界が存在しないと、より高い放射電力および検出感度が、それぞれ、光伝導性テラヘルツ源および検出器によって提供されることができる。
本発明の実施形態によるフォトミキシングシステムおよび方法は、光伝導性テラヘルツ
源および検出器の熱破壊限界に対処し、改良されたデバイス性能を提供することができる
。いくつかの実施形態では、低デューティサイクル光学ポンプが利用され、テラヘルツ撮
像および分光システムは、光学ポンプのデューティサイクルによって決定される、ある動
作サイクルにおいて動作し、スリープサイクルが続く。多くの実施形態では、動作サイク
ル中、テラヘルツ源および検出器がポンピングされ、生成および検出されたテラヘルツ波
が使用され、テラヘルツ撮像およびに分光システムの出力画像およびスペクトルをもたら
す。スリープサイクル中、テラヘルツ源および検出器は、ポンピングされず、デバイスを
冷却させる一方、いずれの出力データももたらさない。低デューティサイクル光学ポンプ
の使用は、低い平均光学ポンプ電力を維持しながら、各動作サイクルにおける光学ポンプ
電力の増加を可能にすることができる。したがって、高放射電力および検出感度が、熱破
壊に起因するデバイス故障を伴わずに各動作サイクル内で達成されることができ、より高
品質の画像およびスペクトルデータが、システムを通してもたらされることができる。例
えば、1MHzのポンプ変調周波数および2%のポンプデューティサイクルを伴う、15
0mWの平均光学ポンプ電力において、プラズモンフォトミキサは、各CW放射サイクル
内で、1THzにおいて最大0.8mWの放射電力を実証する。ある実施形態では、本発
明の実施形態による、プラズモンフォトミキサによって提供される増進されたテラヘルツ
放射電力は、テラヘルツ撮像および分光システムのために利用されることができる。本発
明の実施形態によるプラズモンフォトミキサはさらに、以下で議論される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
連続波テラヘルツ周波数信号を生成するように構成されているフォトミキシングシステ
ムであって、前記システムは、
光学ポンプであって、前記光学ポンプは、
少なくとも2つのビームを生成することであって、前記少なくとも2つのビームは、周
波数オフセットをもたらすように利用される、ことと、
50%のデューティサイクルを下回って動作することであって、前記デューティサイク
ルは、動作サイクルとスリープサイクルとを含む、ことと
を行うように構成されている、光学ポンプと、
放射素子を備えているフォトミキサであって、前記フォトミキサは、前記周波数オフセ
ットを受信し、前記受信された周波数オフセットおよび前記放射素子を利用して、テラヘ
ルツ放射を生成するように構成されている、フォトミキサと
を備えている、フォトミキシングシステム。
(項目2)
前記放射素子は、少なくとも1つのプラズモン接触電極を含む、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目3)
前記放射素子は、広帯域放射のアンテナケーブルである、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目4)
前記放射素子は、対数スパイラルアンテナ、ダイポールアンテナ、ボウタイアンテナ、
対数周期アンテナ、および折返しダイポールアンテナから成る群から選択される、項目3に記載のフォトミキシングシステム。
(項目5)
前記フォトミキサは、前記光学ポンプの動作波長範囲内の光子を吸収することが可能で
ある基板上に製作されている、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目6)
前記フォトミキサは、ErAs化合物基板上に製作されている、項目5に記載のフォトミキシングシステム。
(項目7)
前記フォトミキサは、InGaAs化合物基板上に製作されている、項目5に記載のフォトミキシングシステム。
(項目8)
前記フォトミキサは、GaAs、InGaAs、Ge、InP、グラフェン、およびG
aN基板から成る群から選択される基板上に製作されている、項目5に記載のフォトミキシングシステム。
(項目9)
前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25〜2.5THzの周波数範囲を有する、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目10)
前記生成されるテラヘルツ放射は、2.5THzを上回る周波数範囲を有する、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目11)
前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25THzを下回る周波数範囲を有する、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目12)
前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数可変である、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目13)
前記生成されるテラヘルツ放射は、不変放射である、項目1に記載のフォトミキシングシステム。
(項目14)
フォトミキシングシステムを使用して、連続波テラヘルツ周波数信号を生成する方法で
あって、
光学ポンプを使用して、少なくとも2つのビームを生成することであって、前記少なく
とも2つのビームは、周波数オフセットをもたらすように利用される、ことと、
50%のデューティサイクルを下回って前記光学ポンプを動作させることであって、前
記デューティサイクルは、動作サイクルとスリープサイクルとを含む、ことと、
フォトミキサを使用して、前記周波数オフセットを受信することであって、前記フォト
ミキサは、放射素子を備えている、ことと、
前記受信された周波数オフセットおよび前記放射素子に基づいて、テラヘルツ放射を生
成することと
を含む、方法。
(項目15)
前記放射素子は、少なくとも1つのプラズモン接触電極を含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記放射素子は、広帯域放射のアンテナケーブルである、項目14に記載の方法。
(項目17)
前記放射素子は、対数スパイラルアンテナ、ダイポールアンテナ、ボウタイアンテナ、
対数周期アンテナ、および折返しダイポールアンテナから成る群から選択される、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記フォトミキサは、前記光学ポンプの動作波長範囲内の光子を吸収することが可能で
ある基板上に製作されている、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記フォトミキサは、ErAs化合物基板上に製作されている、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記フォトミキサは、InGaAs化合物基板上に製作されている、項目18に記載の方法。
(項目21)
前記フォトミキサは、GaAs、InGaAs、Ge、InP、グラフェン、およびG
aN基板から成る群から選択される基板上に製作されている、項目18に記載のシステムの方法。
(項目22)
前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25〜2.5THzの周波数範囲を有する、項目14に記載の方法。
(項目23)
前記生成されるテラヘルツ放射は、2.5THzを上回る周波数範囲を有する、項目14に記載の方法。
(項目24)
前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25THzを下回る周波数範囲を有する、項目14に記載の方法。
(項目25)
前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数可変である、項目14に記載の方法。
(項目26)
前記生成されるテラヘルツ放射は、不変放射である、項目14に記載の方法。
図1は、本発明の実施形態による、交差指型接触電極を有するフォトミキサ(すなわち、従来のフォトミキサ)と比較したプラズモンフォトミキサの概略図である。 図2A−Bは、本発明の実施形態による、それぞれ、プラズモンフォトミキサおよび従来のフォトミキサの顕微鏡ならびに走査電子顕微鏡(SEM)画像である。 図2A−Bは、本発明の実施形態による、それぞれ、プラズモンフォトミキサおよび従来のフォトミキサの顕微鏡ならびに走査電子顕微鏡(SEM)画像である。 図2Cは、本発明の実施形態による、プラズモン接触電極を伴わないフォトミキサと比較した、プラズモン接触電極を伴うフォトミキサから各連続波放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図3Aは、本発明の実施形態による、光学ポンプ電力の関数としてプラズモンフォトミキサと従来のフォトミキサとの間の相対的電力増進係数を例証するグラフである。 図3Bは、本発明の実施形態による、光学ポンプ電力の関数としてプラズモンフォトミキサから各連続波放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図3Cは、本発明の実施形態による、光学ポンプデューティサイクルの関数としてプラズモンフォトミキサから各連続波放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図4は、本発明の実施形態による、プラズモン接触電極と統合された対数スパイラルアンテナとともに製作されたプラズモンフォトミキサの顕微鏡およびSEM画像である。 図5は、本発明の実施形態による、プラズモンフォトミキサを特徴付けるための実験設定を例証する。 図6Aは、本発明の実施形態による、周波数の関数としてプラズモンフォトミキサから放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図6Bは、本発明の実施形態による、平均光学ポンプ電力の関数としてプラズモンフォトミキサから放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図7Aは、本発明の実施形態による、ポンプデューティサイクルの関数としてプラズモンフォトミキサから放射されたテラヘルツ電力を例証するグラフである。 図7Bは、本発明の実施形態による、ポンプデューティサイクルの関数としてプラズモンフォトミキサから放射されたテラヘルツ波の推定されたスペクトル拡幅を例証するグラフである。
(プラズモンナノ構造)
プラズモンナノ構造を利用することは、光伝導性テラヘルツオプトエレクトロニクスの量子効率を増進することにおいて効果的であり得る。特に、プラズモンナノ構造は、入射光学ポンプビームの強度を操作し、これをデバイス接触電極の隣に密接に集束させることが可能であり得る。デバイス接触電極に近接近する光キャリアの数を増進することによって、サブピコ秒の時間スケール内で接触電極にドリフトされる光キャリアの数は、増加させられ、有意に高い量子効率レベルが達成されることができる。さらに、プラズモンナノ構造は、連続波周波数可変テラヘルツ生成のためのフォトミキサの光学−テラヘルツ変換効率を増進することができる。
本発明の実施形態による、従来設計に基づく(すなわち、交互指型接触電極接触を有する)類似するフォトミキサと比較したプラズモンフォトミキサの概略図が、図1に例証される。100に例証されるように、プラズモンおよび従来の設計は、以下でさらに説明されるテラヘルツ放射114を放出するために、光学ポンプ116に接続される統合された対数スパイラルアンテナ104を伴うErAs:InGaAs基板102上に製作される類似するフォトミキサ106上に実装されることができる。典型的には、プラズモン設計と従来の設計とにおける差異は、108ならびに110にそれぞれ例証されるような接触電極設計にあり得る。
多くの実施形態では、プラズモンおよび従来のフォトミキサは、ErAs:InGaAs基板102(キャリア寿命約0.85ps)上に製作され、比較のために、それらのテラヘルツ放射素子として同じ対数スパイラルアンテナ104と統合されることができ、対数スパイラルアンテナは、広い周波数可変性を伴うテラヘルツ生成のために、広帯域放射抵抗および低アンテナリアクタンス値を達成するために使用される。多くの実施形態では、種々の他のアンテナも(限定ではないが、ダイポール、ボウタイ、対数周期、および折返しダイポールアンテナを含む)本発明の実施形態に従って利用されることができる。さらに、プラズモンのフォトミキサおよび従来のフォトミキサの接触電極は、対数スパイラルアンテナの入力ポートにおいて同一の容量および抵抗負荷を誘発するように設計される。多くの実施形態では、本発明の実施形態によるプラズモンフォトミキサは、アノード電極とカソード電極との間に2μmの端間間隔を伴うアノードおよびカソード接触電極の両方に対して、4μm×8μmの面積を覆うプラズモン接触電極格子を利用することができる。対照的に、多くの従来のフォトミキサは、典型的には、電極間に1.8μmの間隙を伴う0.2μm幅の交互指型接触電極を利用する。
種々の実施形態では、プラズモン接触電極は、200nmのピッチ、100nmの金属幅、5/45nmのTi/Au高さ、および250nmの厚さのSi反射防止コーティングを伴う金属格子から成ることができる。典型的には、それらは、プラズモン接触電極を通したErAs:InGaAs基板への、1550nmの波長範囲内の横磁(TM)偏光光学ポンプの約70%を上回るものの結合を可能にするように設計される。多くの実施形態では、プラズモン接触電極および交互指型接触電極は、電子ビームリソグラフィを使用してパターニングされ、金属堆積およびリフトオフによって形成されることができる。いくつかの実施形態では、対数スパイラルアンテナおよびバイアス線は、光学リソグラフィを使用してパターニングされ、金属堆積およびリフトオフによって形成されることができる。具体的プラズモン接触電極設計が、材料および格子仕様に関して上記に説明されているが、(限定ではないが)金、Ni、Pt、Tiを含む、種々の材料も、利用されることができ、幾何学形状は、(限定ではないが)50nm〜2μmのピッチ、10nm〜700nmの間隙、および1nmの厚さ等、基板、金属タイプ、ならびに波長に応じて変動し得る。フォトミキサとの使用のためのプラズモンナノ構造を利用する具体的実施例が、図1に関して上記に説明されているが、具体的用途の要件に適切な種々のプラズモンナノ構造の任意のものおよびフォトミキサとのそれらの使用が、本発明の実施形態に従って利用されることができる。本発明の実施形態による、プラズモンフォトミキサを特徴付ける実験結果がさらに、以下で議論される。
(プラズモンフォトミキサの特性)
プラズモンフォトミキサが、本発明の実施形態によるプラズモンフォトミキサの種々の特性を強調するために、従来のフォトミキサと実験的に比較されることができる。多くの実施形態では、製作されたプラズモンおよび従来の(すなわち、交互指型接触電極を有する)フォトミキサは、2つの超半球レンズの中心に搭載され、同一の実験条件下で特徴付けられることができる。本発明の実施形態による、ErAs:InGaAs基板上に製作されたプラズモンおよび従来のフォトミキサの接触電極に焦点を当てた顕微鏡およびSEM画像が、図2A−Bに例証される。一組の画像200は、プラズモン接触電極と統合された対数スパイラルアンテナとともに製作されたプラズモンフォトミキサを例証する。画像202は、200μmの分解能におけるプラズモンフォトミキサを例証する。画像204は、20μmの分解能におけるプラズモンフォトミキサの顕微鏡画像である。さらに、画像206は、2μmの分解能におけるプラズモン接触電極を示すSEM画像である。一組の画像230は、交互指型接触電極と統合された対数スパイラルアンテナとともに製作された従来のフォトミキサを例証する。画像232は、200μmの分解能における従来のフォトミキサを例証する。画像234は、20μmの分解能における従来のフォトミキサの顕微鏡画像である。最後に、画像236は、2μmの分解能における交互指型接触電極を示すSEM画像である。
いくつかの実施形態では、フォトミキサは、光源間の周波数差を調節することによって、放射周波数を制御しながら、同一の光学電力を伴う2つの波長可変連続波光源(λは約1550nm)によってポンピングされる。加えて、高光学ポンプ電力における熱破壊を軽減するために、光学ポンプは、以下でさらに説明されるように、10%を下回るデューティサイクルで変調される。
本発明の実施形態による、周波数の関数として、類似した従来のフォトミキサと比較して、各連続波放射サイクル内でプラズモンフォトミキサからの放射されたテラヘルツ電力を例証するグラグが、図2Cに例証される。グラフ270は、プラズモン電極272を伴うフォトミキサと交互指型接触電極274を伴うフォトミキサとに対して、各連続波放射サイクルにおける電力をマイクロワットで例証する。この特定の実施形態では、1MHzのポンプ変調周波数、2%のポンプデューティサイクル、100mWの平均ポンプ電力、および3Vのフォトミキサバイアス電圧が、利用された。結果は、0.25〜2.5THzの周波数範囲にわたって、1桁高いテラヘルツ放射電力レベルがプラズモンフォトミキサによって提供されたことを示す。
相対的電力増進係数が、プラズモンフォトミキサと従来のフォトミキサとから放射された電力間の比率として定義されることができる。本発明の実施形態による、平均光学ポンプ電力の関数として電力増進係数を例証するグラフが、図3Aに例証される。グラフ300は、より高いテラヘルツ放射増進係数が、より低い光学ポンプ電力302において達成されることを例証する。これは、高光学ポンプ電力において、従来のフォトミキサよりもプラズモンフォトミキサに影響を及ぼすキャリアスクリーニング効果のためである。非常に低い光学ポンプ電力レベルにおいてキャリアスクリーニング効果がないと、2桁高いテラヘルツ電力レベルが、プラズモンフォトミキサから予期される。
各連続波放射サイクル内の放射されたテラヘルツ電力は、図3Bに例証されるように、2%のポンプデューティサイクルおよび3Vのフォトミキサバイアス電圧に対して、平均光学ポンプ電力の関数として分析されることもできる。グラフ330は、0.25THz 332、0.5THz 334、1.0THz 336、1.5THz 338、および2.0THz 340における放射に対する結果を含む。結果は、平均ポンプ電力の関数としての各放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力の二次増加を示し、それは、キャリアスクリーニング効果に起因して、100mWの光学ポンプ電力を超えてわずかに低下する。
各連続波放射サイクル内の放射されたテラヘルツ電力は、図3Cに例証されるように、100mWの平均光学ポンプ電力および3Vのフォトミキサバイアス電圧に対して、光学ポンプデューティサイクルと関連して分析されることもできる。グラフ330は、0.25THz 372、0.5THz 374、1.0THz 376、1.5THz 378、および2.0THz 380における放射に対する結果を含む。この分析に対して、1MHzのポンプ変調周波数と2%、4%、6%、および8%のポンプデューティサイクルとが、使用され、それぞれ、20、40、60、および80nsの放射サイクルにわたってテラヘルツ波を生成する。例証されるように、光学ポンプデューティサイクルを低減させることは、各連続波放射サイクル内でより高いテラヘルツ電力レベルを放射しながら、放射波のスペクトル線幅を拡大させることを可能にする。
プラズモンフォトミキサの具体的特性が、図2−3Cに関して上記に説明されているが、具体的用途の要件に適切なプラズモンフォトミキサの種々の特性が、本発明の実施形態に従って取得および分析されることができる。本発明の実施形態による、プラズモンフォトミキサの設計における熱破壊考慮事項がさらに、以下で議論される。
(熱破壊考慮事項)
遠隔通信ポンプ波長において動作する高性能フォトミキサの開発に対する課題は、この波長範囲における光吸収半導体(例えば、InGaAs)の高い伝導性であり得る。これは、高伝導性基板の内側の光キャリアの効率的な加速が、高暗電流レベルが付随する十分なバイアスを必要とし得るためであり、高暗電流レベルは、比較的に高いポンプ電流レベルにおける熱破壊につながり得る。
上記に議論されるようなプラズモン接触電極の使用に加えて、光学ポンプは、高テラヘルツ放射電力レベルを達成するために、50%を下回るデューティサイクルで変調されることができる。種々の実施形態では、デューティサイクルは、10%を下回る。低デューティサイクルは、各CW放射サイクル内の光学ポンプ電力を増加させながら、熱破壊発現をより高い光学ポンプ電力に押し進めることを可能にする。本発明の多くの実施形態では、1MHzのポンプ変調周波数および2%のポンプデューティサイクルを伴う、150mWの平均光学ポンプ電力において、結果は、以下でさらに議論されるように、各CW放射サイクル内で、1THzにおいて最大0.8mWの放射電力を実証する。
本発明の実施形態による、約0.85psのキャリア寿命を伴う、ErAs:InGaAs基板上に製作されたプラズモンフォトミキサの顕微鏡画像が、図4Aに例証される。一組の画像400は、プラズモン接触電極とともに製作されたプラズモンフォトミキサを例証する。画像402は、200μmの分解能におけるプラズモンフォトミキサを例証する。画像404は、20μmの分解能におけるプラズモンフォトミキサの顕微鏡画像である。さらに、画像406は、2μmの分解能におけるプラズモン接触電極を示すSEM画像である。再び、対数スパイラルアンテナが、広い放射周波数範囲を達成するために、テラヘルツ放射素子として使用される。対数スパイラルアンテナは、0.1〜2.5THzの周波数範囲にわたってほぼ0Ωのリアクタンス値を維持しながら、70〜100Ωの広帯域放射抵抗を提供するように設計されることができる。プラズモンフォトミキサの各接触電極は、200nmのピッチ、100nmの金属幅、5/45nmのTi/Au高さ、および250nmの厚さのSi反射防止コーティングを伴い、15×15μmの面積を覆うプラズモン格子であり得る。多くの実施形態では、プラズモン接触電極は、1550nmの光学ポンプ波長においてデバイス量子効率を最大化するように設計される。種々の実施形態では、アノード接触電極とカソード接触電極との間の端間間隔は、10μmに設定され、15×15μmのプラズモン接触電極面積全体にわたり最高光キャリアドリフト速度を維持する。
いくつかの実施形態では、製作プロセスは、電子ビームリソグラフィを使用するプラズモン接触電極格子のパターニングから開始し、Ti/Au(5/45nm)の堆積およびリフトオフが続く。250nmのSi反射防止コーティングが、次いで、プラズマ強化化学蒸着を使用して堆積される。次に、接触ビアが、光学リソグラフィを使用してパターニングされ、乾式プラズマエッチングを使用して形成されることができる。最後に、対数スパイラルアンテナおよびバイアス線が、光学リソグラフィを使用してパターニングされ、Ti/Au(10/400nm)の堆積およびリフトオフが続くことができる。
上記に説明されるように、製作されたプラズモンフォトミキサは、次いで、超半球シリコンレンズ上に搭載され、1550nm波長範囲内の2つの周波数オフセットポンプレーザを使用して特徴付けられる。高光学ポンプ電力におけるデバイス故障の最終的な限界であり得る熱破壊を軽減するために、光学ポンプは、10%を下回るデューティサイクルで変調される。短い光学ポンプデューティサイクルを使用することは、各CW放射サイクル内の光学ポンプ電力を増加させながら、熱破壊発現をより高い光学ポンプ電力に押し進めることを可能にする。多くの実施形態では、波長可変光源からのCW光学ビームは、1MHzにおいて変調され、次いで、パルス化ファイバ増幅器を使用して増幅されることができる。以下でさらに議論されるように、フォトミキサは、2%、4%、6%、および8%のポンプデューティサイクルにおいて特徴付けられ、それぞれ、20、40、60、および80nsのCW放射サイクルにわたってテラヘルツ波を生成する。
(実験設定および低デューティサイクル)
本発明の実施形態による、プラズモンフォトミキサを特徴付けるために使用される実験設定が、図5に例証される。実験設定500は、偏光コントローラ506に接続される2つのファイバ結合CWレーザから成ることができ、一方の502(限定ではないが、QPhotonics QDFBLD−1550−10等)は、1545.4nmにおける固定波長を伴い、他方の504(限定ではないが、Santec TSL−510等)は、可変波長を伴う。2つのレーザの出力は、2:1ファイバコンバイナ508内で組み合わされ、音響光学変調器508(限定ではないが、NEOS Technologies 15200−.2−1.55−LTD−GaP−FO等)によって変調されることができる。パルス化レーザビームは、次いで、パルス増幅器512(限定ではないが、Optilab APEDFA−C−10等)を使用して増幅され、グレードインデックス(GRIN)レンズ514および減衰器516を利用して、プラズモンフォトミキサ526上に集束される。最適なフォトミキシング効率のために、2つのレーザ源からの入射光は、等しい電力レベルで線形に偏光されるべきである。この目的のために、四分の一波長板518が、レーザ光の偏光を円偏光に変換し、線形偏光子520を使用してこれを線形偏光に戻すように変換するために使用されることができる。等しい電力レベルを有するように2つのレーザビームを調節するために、ペリクル522が、レーザビームの約8%を分離させるために使用され、光学スペクトル分析器524によって監視されることができる。最後に、生成されたテラヘルツ放射は、可変レーザの波長を調整しながら、シリコンボロメータ528を介して測定されることができる。
プラズモンフォトミキサは、ポンプデューティサイクルを考慮して特徴付けおよび分析されることができる。2%の放射デューティサイクルおよび10Vのフォトミキサバイアス電圧に対する、平均光学ポンプ電力の関数としての各CW放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力が、図6Aに例証される。グラフ600は、150mW 602、125mW 604、100mW 606、75mW 608、および50mW 610の光学ポンプ電力に対する結果を例証する。加えて、各CW放射サイクル内で放射されたテラヘルツ電力は、図6Bに例証されるように、平均ポンプ電力の関数として二次的に増加することができる。グラフ650は、0.25THz 652、0.5THz 654、1.0THz 656、1.5THz 658、および2.0THz 660の放射に関する結果を例証する。多くの実施形態では、150mWの平均光学ポンプ電力において、0.8mWと同程度の高さのテラヘルツ放射電力が、1THzにおいて20nsのCW放射サイクル(50MHzのスペクトル線幅拡大に対応する)にわたって達成されることができる。
ポンプデューティサイクルの関数としての放射されたテラヘルツ電力とスペクトル線幅との間のトレードオフが、図7Aに例証される。グラフ700は、0.25THz702、0.5THz704、1.0THz706、1.5THz708、および2.0THz710の放射に関する結果を例証する。いくつかの実施形態では、テラヘルツ電力測定は、100mWの平均光学ポンプ電力および1MHzのポンプ変調周波数において行われる。2%、4%、6%、および8%の光学ポンプデューティサイクルにおいて、300μW、75μW、35μW、および20μWと同程度の高さの放射電力レベルが、1THzにおいて20、40、60、および80nsのCW放射サイクルにわたって測定され、図7Bにさらに例証されるように、それぞれ、50、25、16、および12.5MHzの線幅拡大に対応する。放射線幅拡大は、フーリエ理論を使用して推定される。グラフ750は、より短い光学ポンプデューティサイクルの使用が、各CW放射サイクル内の光学ポンプ電力を増加させながら、熱破壊発現をより高い光学ポンプ電力752に押し進めることを可能にすることを例証する。フォトミキサからのテラヘルツ放射電力は、光学ポンプ電力との二次関係を有するので、光学ポンプデューティサイクルを低減させることは、熱破壊前の光学−テラヘルツ変換効率およびフォトミキサからの最大放射電力を劇的に増加させる。一方では、より短いCW放射サイクルの使用は、より広い放射線幅をもたらす。したがって、光学ポンプのデューティサイクルおよび繰返し率は、フォトミキサが使用される具体的用途のスペクトル線幅要件を満たすように注意深く選択されるべきである。この点で、本発明者の測定においてポンプ変調周波数を低減させることは、所与の光学ポンプデューティサイクルにおいて同一のテラヘルツ放射電力レベルを提供しながら、放射線幅を低減させるであろう。
実験設定およびデューティサイクルが、図5−7Bに関して上記に説明されているが、具体的用途の要件に適切な種々の実験設定およびデューティサイクルが、本発明の実施形態に従って利用されることができる。さらに、具体的な放射されるテラヘルツ周波数範囲および具体的な周波数範囲の可変性が、低デューティサイクルの使用に関して上記に説明されているが、本発明の実施形態によるシステムおよび方法は、本発明の実施形態による低デューティサイクルを適用することにおいて、任意の放射される周波数範囲およびさらには不変放射を利用することができる。
上記の説明は、本発明の多くの具体的実施形態を含むが、これらは、本発明の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、むしろ、その一実施形態の実施例として解釈されるべきである。したがって、本発明は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、具体的に説明されるものとは別様に実践され得ることを理解されたい。したがって、本発明の実施形態は、あらゆる点で例証的であり、制限的ではないと見なされるべきである。

Claims (20)

  1. 連続波テラヘルツ周波数信号を生成するように構成されているフォトミキシングシステムであって、前記フォトミキシングシステムは、
    光学ポンプであって、前記光学ポンプは、
    少なくとも2つのビームを生成することであって、前記少なくとも2つのビームは、周波数オフセットをもたらすように利用される、ことと、
    50%のデューティサイクルを下回って動作することであって、前記デューティサイクルは、動作サイクルとスリープサイクルとを含み、前記スリープサイクルは、前記動作サイクルに続き、前記光学ポンプは、前記スリープサイクル中に前記少なくとも2つのビームを生成せず、前記光学ポンプは、150mW以下の平均光学ポンプ電力を伴って動作する、ことと
    を行うように構成されている、光学ポンプと、
    放射素子を備えているフォトミキサであって、前記フォトミキサは、前記周波数オフセットを受信し、前記受信された周波数オフセットおよび前記放射素子を利用して、テラヘルツ放射を生成するように構成され、前記放射素子は、少なくとも2つのプラズモン接触電極を含み、前記少なくとも2つのプラズモン接触電極は、前記少なくとも2つのプラズモン接触電極の端部が互いに向かい合うように互いの方へ延びている、フォトミキサと
    を備えている、フォトミキシングシステム。
  2. 前記放射素子は、広帯域放射が可能なアンテナである、請求項1に記載のフォトミキシングシステム。
  3. 前記放射素子は、対数スパイラルアンテナ、ダイポールアンテナ、ボウタイアンテナ、対数周期アンテナ、および折返しダイポールアンテナから成る群から選択される、請求項2に記載のフォトミキシングシステム。
  4. 前記フォトミキサは、前記光学ポンプの動作波長範囲内の光子を吸収することが可能である基板上に製作されている、請求項1に記載のフォトミキシングシステム。
  5. 前記フォトミキサは、ErAs化合物基板上に製作されている、請求項4に記載のフォトミキシングシステム。
  6. 前記フォトミキサは、InGaAs化合物基板上に製作されている、請求項4に記載のフォトミキシングシステム。
  7. 前記フォトミキサは、GaAs、InGaAs、Ge、InP、グラフェン、およびGaN基板から成る群から選択される基板上に製作されている、請求項4に記載のフォトミキシングシステム。
  8. 前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25〜2.5THzの周波数範囲を有する、請求項1に記載のフォトミキシングシステム。
  9. 前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数可変である、請求項1に記載のフォトミキシングシステム。
  10. 前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数不変放射である、請求項1に記載のフォトミキシングシステム。
  11. フォトミキシングシステムを使用して、連続波テラヘルツ周波数信号を生成する方法であって、前記方法は、
    光学ポンプを使用して、少なくとも2つのビームを生成することであって、前記少なくとも2つのビームは、周波数オフセットをもたらすように利用される、ことと、
    50%のデューティサイクルを下回って前記光学ポンプを動作させることであって、前記デューティサイクルは、動作サイクルとスリープサイクルとを含み、前記スリープサイクルは、前記動作サイクルに続き、前記光学ポンプは、前記スリープサイクル中に前記少なくとも2つのビームを生成せず、前記光学ポンプは、150mW以下の平均光学ポンプ電力を伴って動作する、ことと、
    フォトミキサを使用して、前記周波数オフセットを受信することであって、前記フォトミキサは、放射素子を備え、前記放射素子は、少なくとも2つのプラズモン接触電極を含み、前記少なくとも2つのプラズモン接触電極は、前記少なくとも2つのプラズモン接触電極の端部が互いに向かい合うように互いの方へ延びている、ことと、
    前記受信された周波数オフセットおよび前記放射素子に基づいて、テラヘルツ放射を生成することと
    を含む、方法。
  12. 前記放射素子は、広帯域放射が可能なアンテナである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記放射素子は、対数スパイラルアンテナ、ダイポールアンテナ、ボウタイアンテナ、対数周期アンテナ、および折返しダイポールアンテナから成る群から選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記フォトミキサは、前記光学ポンプの動作波長範囲内の光子を吸収することが可能である基板上に製作されている、請求項11に記載の方法。
  15. 前記フォトミキサは、ErAs化合物基板上に製作されている、請求項14に記載の方法。
  16. 前記フォトミキサは、InGaAs化合物基板上に製作されている、請求項14に記載の方法。
  17. 前記フォトミキサは、GaAs、InGaAs、Ge、InP、グラフェン、およびGaN基板から成る群から選択される基板上に製作されている、請求項14に記載の方法。
  18. 前記生成されるテラヘルツ放射は、0.25〜2.5THzの周波数範囲を有する、請求項11に記載の方法。
  19. 前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数可変である、請求項11に記載の方法。
  20. 前記生成されるテラヘルツ放射は、周波数不変放射である、請求項11に記載の方法。
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