JP6953118B2 - ディスプレイのためのmems光変調器 - Google Patents

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関連する米国特許文献は、以下の通りである。2009年9月3日付で出願され、米国特許第7995261号となった米国特許出願第12/584465号、2015年1月5日に出願された米国特許出願第14/589699号、2015年1月5日に出願された米国特許出願第14/589634号、2015年1月5日に出願された米国特許出願第14/589434号、2015年1月5日に出願された米国特許出願第14/589551号、2015年1月5日に出願された米国特許出願第14/589715号であり、これらは、参照により本明細書に組み込まれている。
本発明は、一般にディスプレイに関する。より具体的には、本発明は、電気機械的画像素子を含むディスプレイに関する。
現在、液晶ディスプレイが、フラットパネルディスプレイの市場において支配的である。
電気機械光変調器に基づくディスプレイは、LCDに対して実施可能な代替案として提案されている。本発明は、画像性能、光効率及びコストの点でLCDに対抗することができる電気機械光変調器及びディスプレイを開示する。
以下に述べるのは、本発明の例示的な実施形態の概要的な説明である。これは、当業者が、以本発明を具体的に理解することができるように、いかなる態様においても、本明細書に添付された特許請求の範囲を限定することを意図してない、以下に述べる詳細な設計についての議論をより迅速に理解することを容易にするための序説として提供される。
本明細書は、いくつかの電気機械光変調器を開示する。本発明の例示的な実施形態によれば、変調器は1つまたは2つの静電アクチュエータと、シャッタの第1及び第2の端部においてシャッタに取り付けられた複数の支持部によって、基板の表面の上方に支持された光シャッタと、を含む。動作時には、アクチュエータは、力をシャッタに印加する。シャッタ支持部は、力の方向のシャッタの移動を制限し、シャッタが力に対して実質的に横方向に移動することを可能にする。シャッタは、第1の位置と第2の位置との間で横方向に、静止部または表面と物理的に接触することなく移動する。各静電アクチュエータは、実質的に平行で互いに対して近接した距離に配置された2つの電極を含む。いくつかの実施形態において、シャッタは導電性であり、アクチュエータ電極の1つとして働く。他の設計において、シャッタは、シャッタの縁から垂直に延設するフランジを含み、固定電極とともに静電アクチュエータを形成する。固定電極は、フランジに対して実質的に近接して配置され、効率的な静電アクチュエータを形成しうる。
シャッタ支持部は、シャッタと表面との間に配置され、そのため、ディスプレイにおいて、シャッタは、それぞれの間にシャッタ移動のための空間を許容するのみで、互いに対して実質的に近接して配置されうる。いくつかの変調器において、シャッタは、片持ち梁によって表面上に支持される。本発明は、片持ち梁及び片持ち梁によって支持されたシャッタを製造する方法を開示する。本発明はまた、光透過領域を有する光吸収層と、光を光吸収層の方へ反射するための背面反射体を含むバックライトと、バックライトと光吸収層との間に配置されたシャッタをそれぞれ含む複数の変調器と、を含むディスプレイを開示し、シャッタは、光透過領域と、バックライトに面し、バックライトから放出された光を再利用するための光反射性表面と、を有し、バックライトからシャッタの光透過領域に入射する光は、シャッタが第1の位置にあるときに光吸収層の光透過領域を透過し、シャッタが第2の位置にあるときに光吸収層に吸収される。
本発明はまた、光透過領域を有するシャッタと、表面及び複数の埋め込み反射体を有する基板とをそれぞれ含む複数の変調器を含む別のディスプレイを開示し、埋め込み光反射体により、光は、基板の表面から基板の外に脱出し、シャッタのそれぞれの光透過領域に集束する。
本発明の前述の、そしてその他の対象は、添付された図面に示され、以下の明細書において説明される。
本明細書の例示的な実施形態に従う、シャッタアセンブリの斜視図である。 図1Aに示されたシャッタアセンブリの前面図である。 図1Aに示されたシャッタアセンブリの製造に関する例示的なモールドの上面図である。 図2Aの直線2Bに沿った断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、光変調器の斜視図である。 図3Aに示された光変調器の前面図である。 第1の位置に位置するシャッタを示す、図3Aに示された光変調器の前面図である。 第2の位置に位置するシャッタを示す、図3Aに示された光変調器の前面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う光変調器の斜視図である。 図4Aに示された光変調器の前面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う光変調器の斜視図である。 図5Aに示された光変調器の前面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う光変調器の斜視図である。 図6Aに示された光変調器の側面図である。 図6Aに示された光変調器のシャッタ支持部を示す斜視図である。 図6Aに示された光変調器の上面図である。 第1の位置に位置するシャッタを示す、図6Aに示された光変調器の上面図である。 第2の位置に位置するシャッタを示す、図6Aに示された光変調器の上面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う光変調器の上面図である。 図7Aに示された光変調器の側面図である。 図7Aに示された光変調器のシャッタ支持部を示す上面図である。 第1の位置に位置するシャッタを示す、図7Aに示された光変調器の上面図である。 本発明の例示的な実施形態に従うシャッタ支持部の斜視図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するためのモールドの斜視図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す、図8Bの直線CCに沿った断面図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す上面図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す前面図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す前面図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す上面図である。 図8Aに示されたシャッタ支持部を製造するための段階を示す側面図である。 本発明の例示的な実施形態に従うシャッタの斜視図である。 図9Aに示されたシャッタを製造するためのモールドの斜視図である。 図9Aに示されたシャッタを製造する段階を示す、図9Bの直線CCに沿った断面図である。 図9Aに示されたシャッタを製造する段階を示す斜視図である。 図9Aに示されたシャッタを製造する段階を示す、図9Dの直線EEに沿った断面図である。 図9Aに示されたシャッタを製造する段階を示す、図9Dの直線FFに沿った断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイバックライトの斜視図である。 図10Aに示されたディスプレイバックライトの側面図である。 図10Bにおいて10Cで示された領域の拡大図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する光学層を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する光学層を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する光学層を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する光学層を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する基板を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する基板を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従う、埋め込み光反射体を有する基板を製造するための段階を示す断面図である。 本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイカバーアセンブリの平面図である。 図13Aにおける直線13Bに沿った断面図である。 第1の位置に位置するシャッタを示す、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイの断面図である。 第2の位置に位置するシャッタを示す、図14Aに示されたディスプレイの断面図である。 第1の位置に位置するシャッタを示す、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイの断面図である。 第2の位置に位置するシャッタを示す、図15Aに示されたディスプレイの断面図である。
図1Aは、本発明の例示的な実施形態に従うシャッタアセンブリ100の斜視図であり、図1Bは前面図である。シャッタアセンブリ100は、支持部104及び105で透明基板102の表面103の上方に支持されている光シャッタ101を含む。支持部104は、シャッタ101の第1の端部106に取り付けられ、支持部105は、シャッタ101の第2の端部107に取り付けられている。支持部104及び105は実質的に直線状であり、互いに対して、及び表面103に対して傾斜しており、表面103に対して70°から85°の角度113を成す。支持部104及び105は、パッド109で、シャッタ101の支持部104及び105の取付け点の間の距離115よりも大きな距離114で、基板102の表面103に取り付けられている。シャッタアセンブリ100は、互いに対して傾斜した支持部104及び105を有するように構築されてもよく、距離115より小さな距離114で、表面103に取り付けられてもよい。支持部104及び105並びにパッド109は、薄膜導電材料から形成され、表面103からシャッタ101までの電気的接続を提供する。シャッタ101もまた、薄膜導電材料または導電層を含む多層膜から形成される。シャッタ101は、光透過領域108及び光妨害領域または光遮断領域110を含む。光遮断領域110は、光透過領域108よりも大きい(より幅広く、より長い)。光透過領域108は、光透過領域108に入射する光の90%以上を透過し、光遮断領域110は、光の少なくとも99%を遮断する。
シャッタ101の外側の縁または全ての縁は、シャッタ101が曲がらないように傾斜を付けられている。シャッタアセンブリ100は、アルミニウムやシリコン合金などの金属から、モールド上に製造されうる。1つの実装形態において、シャッタ101の全ての表面は、光吸収仕上げを有しうる。他の実装形態において、シャッタ101は、光反射性の第1の表面120及び光吸収性の第2の表面121を有しうる。光反射性表面120は、光の80%以上を反射し、光吸収性表面121は、光の80%以上を吸収する。
モールドの平滑な表面上にアルミニウム層を成膜することにより、鏡面状の第1の表面120を有するシャッタ101が設けられることとなり、黒色酸化層が、陽極酸化によって第2の表面121の上に形成されうる。黒色酸化層は、光透過領域108をエッチングした後に形成されてもよく、そのため、光透過領域108の内側の縁は、黒色酸化層で覆われることとなる。
クロム酸化物またはニオブ酸化物が成膜されてもよく、または黒色有機樹脂が、光吸収性表面を形成するためにシャッタ101の表面に適用されてもよい。
限定をすることなく、シャッタアセンブリ100の一部は以下の大きさを有してもよい。シャッタ101は、50から1000マイクロメートルの幅115及び0.5から5マイクロメートルの厚さを有しうる。光透過領域108は、2から50マイクロメートルの幅122を有しうる。支持部104及び105は、2から20マイクロメートルの幅及び0.5から5マイクロメートルの厚さを有しうる。支持部104及び105は、光透過領域108の幅122よりも1.5から3倍大きい長さ112を有しうる。
図2A及び2Bは、シャッタアセンブリ100の製造のためのモールド200を示す。図2Aはモールド200の上面図であり、図2Bは、図2Aの直線2Bに沿った断面図である。
モールド200は、グレースケールマスクフォトリソグラフィまたは複数マスクフォトリソグラフィを用いて、基板102の表面103上に形成される。犠牲材料201の層は、表面103上に成膜される。溝203及び凹部領域206は、層201の表面205上に形成される。シャッタアセンブリ100は、モールド200の表面上の導電薄膜の薄い層を成膜し、選択的にエッチングすることによって形成される。支持部104及び105は、溝203の側壁204の上に形成される。側壁204は、表面103に対して支持部104及び105と同一の傾斜角度113を有する。凹部領域206は、傾斜を付された縁を有するシャッタ101を形成するために設けられる。傾斜を付した縁は、シャッタ101が曲がり、または屈曲することを防止する助けとなる。導電材料の方向性成膜と形状追従性成膜の組み合わせは、支持部104及び105並びにシャッタ101の相対的な厚さを制御するために用いられうる。
図3Aから3Dは、本発明の例示的な実施形態に従う光変調器300を示している。
図3A及び3Bを参照すると、変調器300は、図1Aのシャッタアセンブリ100及びカバーアセンブリ303を含む。カバーアセンブリ303は、スペーサー306及び307で基板102の表面103の上方に支持された透明基板304を含む。2つの電極308及び309は、基板304の内側表面305上に形成される。
電極308及び導電性シャッタ101は、第1の静電アクチュエータ311を形成し、電極309及び導電シャッタ101は、第2の静電アクチュエータ312を形成する。動作時には、電極308とシャッタ101との間に印加された電圧電位は、シャッタ101の第1の端部106に取り付けられた支持部104を、表面103に対してより垂直に近い位置に引っ張り、シャッタ101を第1の位置へ横方向に(図3C)移動させる静電力(図3C)を発生させ、または、電極309とシャッタ101との間に印加された電圧電位は、シャッタ101の第2の端部107に取り付けられた支持部105を、表面103に対してより垂直に近い位置まで引っ張り、シャッタ101を第2の位置へ横方向に(図3D)移動させる静電力(図3D)を発生させる。
支持部104及び105に蓄積された機械的な力は、図3Bに示されるように、シャッタ101を第1の位置または第2の位置から機械的安定位置または中立位置へ引き戻す。
変調器300において、第1のアクチュエータ311及び第2のアクチュエータ312は、それぞれ、シャッタ101に対して実質的に同一方向に力を印加し、シャッタ101を反対方向へ横方向に移動させる。
図3Cにおいて、矢印314は、第1のアクチュエータ311によってシャッタ101に印加された力の方向を示し、矢印315は、機械的安定位置から第1の位置へのシャッタ101の横方向の移動の方向を示す。シャッタ101は、機械的安定位置から第1の位置へ、第1のアクチュエータ311によってシャッタ101に印加された力の方向におけるものよりも少なくとも5倍、横方向に移動する。
図3Dにおいて、矢印316は、第2のアクチュエータ312によってシャッタ101に印加された力の方向を示し、矢印317は、第2の位置へのシャッタ101の横方向の移動の方向を示している。
次第に高くなる電圧をアクチュエータ311に印加し、次第に低くなる電圧をアクチュエータ312に印加すると、シャッタは第1の位置と第2の位置との間を徐々に移動することとなり、アクチュエータ311に固定電圧を印加し、アクチュエータ312に可変電圧を印加しても、シャッタは第1の位置と第2の位置との間を徐々に移動することとなる。
ディスプレイにおいて、電極308及び309は、より幅広く形成され、連続する行または列に位置する複数のシャッタアセンブリによって共有されてもよい。
図4A及び4Bは、本発明の例示的な実施形態に従う光変調器400を示している。変調器400は、シャッタアセンブリ401及びカバーアセンブリ418を含む。シャッタアセンブリ401は、支持部406及び407で、透明基板402の表面403の上方に支持されたシャッタ410を含む。支持部407は、シャッタ410の第1の端部408に取り付けられ、支持部406は、シャッタ410の第2の端部409に取り付けられる。シャッタ410は、電気的絶縁体または誘電体材料から形成され、光透過領域411及び光遮断領域412を含む。シャッタ410はさらに、第1の電極405及び第2の電極404を含む。支持部407は、表面403から電極405まで電気的接続を提供し、支持部406は、表面403から電極404まで電気的接続を提供する。
カバーアセンブリ418は、スペーサー416及び417で表面403の上方に支持された透明基板413を含む。カバーアセンブリ418はさらに、インジウムスズ酸化物のような材料から、基板413の内側表面414上に形成された透明導電層415を含む。
変調器400において、導電層415を有する第1の電極405は、第1の静電アクチュエータ418を形成し、導電層415を有する第2の電極404は、第2の静電アクチュエータ419を形成する。
動作時には、第1のアクチュエータは、支持部407を、表面403に対して垂直に近い位置まで引っ張り、シャッタ410を第1の位置へ横方向に移動させ、第2のアクチュエータは、支持部406を表面403に対して垂直に近い位置まで引っ張り、シャッタ410を第2の位置へ横方向に移動させる。支持部406及び407に蓄積された機械的な力は、図4Bに示されるように、シャッタ410を第1の位置または第2の位置から機械的安定位置または中立位置まで引き戻す。
図5A及び5Bは、本発明の例示的な実施形態に従う光変調器500を示す。変調器500は、基板501の表面502上にポリマーから形成されたスペーサー508及び509並びにシャッタアセンブリ503を含む。シャッタアセンブリ503は、シャッタ507並びに、導電性材料から形成され、導電パッド512及び513でスペーサー508及び509に取り付けられたシャッタ支持部505及び506を含む。
変調器500はさらに、基板501の表面502上に形成された2つの電極510及び511を含む。電極510及び導電性シャッタ507は第1の静電アクチュエータ514を形成し、電極511及び導電性シャッタ507は第2の静電アクチュエータ515を形成する。
シャッタアセンブリ503は、シャッタアセンブリ401と同様に形成されてもよく、2つの電極510及び511は、透明導電層と置き換えることができる。
図6Aから6Fは、本発明の例示的な実施形態に従う光変調器600を示している。図6Aから6Cを参照すると、変調器600は、導電性材料から形成された光シャッタ601を含み、光透過領域602及び光遮断領域603を含む。
シャッタ601は、シャッタ601と表面605との間であって、シャッタ601の実質的に境界内に形成された4つの片持ち梁606及び607で、基板604の表面605の上に支持されている(図6C)。各片持ち梁606及び607の第1の端部は、ポスト609及び導電性パッド610で表面605に取り付けられ、第2の端部はポスト608でシャッタ601に取り付けられている。片持ち梁606は、シャッタ601の第1の端部618において取り付けられており、片持ち梁607は、シャッタ601の第2の端部617において取り付けられている。梁606及び607は、表面605に対して実質的に平行に配置されており、第1のギャップ619によって、表面605から間隔をあけて配置されている。梁606及び607はまた、シャッタ601に対して実質的に平行に配置されており、第2のギャップ620によって、シャッタ601から間隔をあけて配置されている。片持ち梁606及び607は、大きな力を必要とせずに屈曲し、変形することができるように、薄く長く形成されてもよい。梁606及び607はまた、シャッタ601の重さを支持するために、表面605に対して垂直方向に配向された十分な高さを有するように形成されてもよい。
シャッタ601はさらに、シャッタ601の第1の端部または縁618から表面605に向けて、表面605に対する法線から5°以内で延設する第1のフランジ613を含む。シャッタ601はまた、第2の縁617から表面605に向けて、表面605に対する法線から5°以内で延設する第2のフランジ615を含む。
梁606及び607は、フランジ613の表面629に対して傾斜され、70から89°の間の角度628を形成する(図6D)。
変調器600はさらに、表面605から直角に近い方向に延設する2つの電極614及び616を含む。電極614は、導電性パッド611で表面605に取り付けられ、電極616は、導電性パッド612で表面605に取り付けられる。電極614及びフランジ613は、第1の静電アクチュエータ622を形成し、電極616及びフランジ615は、第2の静電アクチュエータ621を形成する。
動作時には、アクチュエータ622は、第1の力625をシャッタ601に印加し、シャッタ601の第1の端部618に取り付けられた梁606を引っ張り、シャッタ601を、第1の力625に対して実質的に横方向626に、第1の位置まで移動させ(図6E)、アクチュエータ621は、第2の力627をシャッタ601に印加し、シャッタ601の第2の端部617に取り付けられた梁607を引っ張り、シャッタ601を、第2の力627に対して実質的に横方向628に、第2の位置まで移動させる(図6F)。シャッタ601は、横方向626に、第1の力625の方向におけるものよりも少なくとも5倍大きく移動する。
梁606及び607に蓄積された機械的な力は、図6Dに示されるように、シャッタ601を第1または第2の位置から機械的安定位置または中立位置へ引き戻す。シャッタ601は、表面605に対して実質的に平行な平面内において、第1の位置と第2の位置との間を移動する。
シャッタ601が機械的安定位置(図6D)から第1の位置(図6E)に移動する場合、梁607の端部に取り付けられたポスト608と609との間の線形距離が増大する。そのため、梁607は、ポスト608と609との間の線形距離の増大に関して補償するために、わずかに曲線状に形成される。
図7Aから7Dは、本発明の例示的な実施形態に従う光変調器700を示している。変調器700は、導電性材料から形成された光シャッタ701を含み、光透過領域702及び光遮断領域703を含む。シャッタ701はさらに、第1の端部706においてシャッタ701に取り付けられた第1のフランジ708を含む。シャッタ701は、4つの片持ち梁712及び714で基板705の表面704上に支持されている(図7C)。
各片持ち梁712及び714の第1の端部は、ポスト716及び導電性パッド717で表面704に取り付けられ、第2の端部は、ポスト715でシャッタ701に取り付けられている。片持ち梁714は、シャッタ701の第1の端部706において取り付けられ、片持ち梁712は、シャッタ701の第2の端部707において取り付けられる。片持ち梁712及び714は、実質的に直線状である。片持ち梁714は、フランジ708に対して傾斜され、70°から89°の間の角度730を成し、片持ち梁712は、フランジ708に対して90°に近い角度731を形成する。
変調器700はさらに、表面704から垂直に延設し、導電性パッド710で表面704に取り付けられた電極709を含む。シャッタ701の電極709及びフランジ708は、静電アクチュエータ711を形成する。
動作時には、アクチュエータ711は、シャッタ701の第1の端部706において取り付けられた梁714を方向720に引っ張り、シャッタ701を、方向720に対して実質的に横方向721に、第1の位置まで移動させる(図7D)。梁712及び714に蓄積された機械的な力は、シャッタ701を、第1の位置から機械的安定位置または中立位置まで引き戻す(図7A)。シャッタ701は、表面704に対して実質的に平行な平面内の複数の位置の間を移動する。
変調器700はさらに、第2の端部707においてシャッタ701に取り付けられた第2のフランジ722及び、平面704から垂直方向に延設し、導電性パッド724で表面704に取り付けられた第2の電極723によって形成された第2の静電アクチュエータ725を含んでもよい。変調器700において、支持部712は、シャッタ701及び第2のフランジ722が、第2の電極723の方に近づくように移動するのを制限し、そのため、第2の電極723は、効率的なアクチュエータを形成するために、第2のフランジ722から近い距離に配置されてもよい。
ディスプレイにおいて、画素アドレス指定電圧は、シャッタ701を機械的中立位置において選択的に保持するために、第2のアクチュエータ725に印加されうる。
図8Aから8Fは、変調器600及び700における支持部と類似する、本発明の例示的な実施形態に従うシャッタ支持部800の製造段階を示す。図8Aは、片持ち梁803を含むシャッタ支持部800を示す。梁803の第1の端部は、梁803をパッド805で基板802の表面801に接続する第1のポスト804に取り付けられ、梁803の第2の端部は、後でシャッタに接続する第2のポスト806に取り付けられる。第1のポスト804及び第2のポスト806はそれぞれ、3つの側面及び1つの頂部を有する。
支持部800は、モールド807上に形成される。第1の製造段階は、基板802の表面801上に、犠牲材料からモールド807を形成する段階である(図8B)。モールド807は、直方体の形状を有して形成され、4つの側壁808、809、810、及び811並びに頂部812を有する。側壁は、法線に対して+/−5°の範囲内で、表面801に対して垂直に配向される。次の段階は、モールド807の表面及び表面801上に、マグネトロンスパッタリングによって導電性材料814の形状追従性層を成膜し、導電層814上に電気泳動成膜またはスプレーによって、ポジティブ型フォトレジスト815の形状追従性層を適用する段階である(図8C)。
次の段階は、モールド807の上方に第1のフォトマスク816を配置し(図8D)、フォトレジスト層815を、2度未満の逸脱及び表面801に対して側壁808及び809の方向から45°から75°の間の傾斜角817を有する、コリメートされ、傾斜した光線を有するUV光源で照射する段階である(図8E及び8F)。モールド807及び第1のフォトマスク816は、片持ち梁803、第1のポスト804、第2のポスト806及びパッド805の幾何学的形状を画定するフォトレジスト層815上の領域から、UV光を遮断する。さらなる段階は、モールド807の上方に第2のフォトマスク818を配置し(図8G)、側壁811の方向からフォトレジスト層815を照射する段階(図8J)である。これは、側壁811の下側の部分に適用されたフォトレジスト層815を照射することとなる。図8G及び8Jに示された段階は、第2のポスト806が、モールド807の側壁808及び809の上並びに頂部に形成される2つの側部しか有さずに形成される場合には、省略されうる。
3つの方向全てから照射した後、フォトレジスト層815は現像され、導電層814の保護されていない領域は、エッチングによって除去される。モールド807上に形成された片持ち梁803は、導電層814の厚さと等しい幅を有する。
導電層814が、UV光を反射することができるアルミニウムのような材料から形成される場合には、光吸収層が、フォトレジスト層815を適用する前に、導電層814上に適用され、または形成されてもよい。これは、水平方向及び垂直方向の表面からのUV光の反射を低減することとなる。フォトレジスト層815の表面からの反射を低減するために、モールド及びマスクは、フォトレジスト層815と同様な屈折率を有する液体に浸漬されうる。
図9Aから9Fは、変調器600及び700に類似する本発明の例示的な実施形態に従うシャッタ900及び電極905の製造段階を示している。
図9Aは、光透過領域901及びフランジ902を含むシャッタ900を示している。シャッタ900は、前述された支持部800のポスト806に接続される。図9Aはさらに、パッド904で基板802の表面801に取り付けられた電極905を示している。
第1の製造段階は、基板802の表面801上の犠牲材料から、2つの直方体911及び912を含むモールド910を形成する段階である(図9B)。直方体911は、4つの側壁914、915、916、917及び頂部918を含む。直方体912は、4つの側壁920、921、923、924及び頂部925を含む。側壁は、法線から+/−5°の範囲内で、表面801に対して垂直に配向される。支持部800のポスト806にシャッタ900を接続するためのビアホール926は、直方体911の頂部918上に形成される。
次の段階は、モールド910の表面及び表面801上に導電性材料930の形状追従性層を成膜する段階並びに導電層930上にネガティブ型フォトレジスト931の形状追従性層を成膜する段階である(図9C)。
後続の段階は、モールド910の上方にフォトマスク932を配置し(図9D)、フォトレジスト層931を、側壁916及び924の方向から、コリメートされ傾斜した光線を有するUV光源で照射する段階である(図9E及び9F)。
マスク932は、シャッタ900の光透過領域901が形成される側壁915、916、917、920及び923の表面並びに頂部表面918の領域に適用されるフォトレジスト層931のUV光照射を遮断する。モールドは、フランジ902及び電極905が形成される側壁914及び921の表面の下側の部分並びに側壁914と921との間の表面801の部分を遮断する。
両方向から照射した後、フォトレジスト層931は現像され、導電層930の保護されていない領域がエッチングされる。
次の段階は、犠牲層を除去し、シャッタ900及び支持部800を解放する段階である。
シャッタ900は、シャッタ900の4つ全ての縁に、フランジ902のようなフランジを含むように形成されうる。これらのフランジは、ディスプレイから出る迷光を効果的に遮断することができ、それによってコントラストを改善する。
図10A、10B及び10Cは、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイバックライト1000を示している。図10Aは、バックライト1000の斜視図であり、図10Bは、バックライト1000の側面図であり、図10Cは、図10Bにおいて10Cとして示された領域の拡大図である。
バックライト1000は、一般的に、アクリルまたは1.45から1.6の値の屈折率n1を有するその他の透明材料から形成された平板光ガイド1001を含む。光ガイド1001は、頂部表面1002、底部表面1003、対向する側部表面1004及び1005、並びに光入力端1006を含む。
底部表面1003は、頂部表面1002に対して傾斜され、約0.1から2.0°の間の値を有する角度1009を成す(図10B)。底部平面1003は、頂部表面1002を、光入力端1006から離れる方向に収れんする。
バックライト1000はさらに、光ガイド1001の底面1003及び光入力端1006に近接して配置された複数の光源1011に近接して配置された光吸収フィルム1010を含む。
バックライト1000はまた、約1.45から1.6の値である屈折率n2を有する実質的に透明な材料から形成された第1の光学層1015を含む。第1の光学層1015は、光脱出表面1016、光入力表面1017、及び光入力表面1017と光脱出表面1016との間に配置された複数の埋め込まれた光反射体1018を含む。光反射体1018は、アルミニウムや銀のような薄い光反射性の材料から形成される。光反射体1018は、実質的に平坦な表面または、約20から80ミクロンの曲率半径を有する断面を有する屈曲した表面を有してもよい。光反射体1018は、光ガイド1001の頂部表面1002に対して傾斜し、約20から40°の値を有する角度1026を成す。
バックライト1000はまた、第1の光学層1015の光入力表面1017と光ガイド1001の頂部表面1002との間に形成された第2の光学層1020を含む。第2の光学層1020は、約1.3から1.4の間の値である屈折率n3を有する、フッ化ポリマーまたはその他の実質的に透明な材料から形成される。
動作時には、光ガイド1001の光入力端1006から入った光線1023は、頂部表面1002及び底部表面1003から反射し、頂部表面1002に対して垂直な方向に角度を変える。頂部表面1002に対する入射角が、光ガイド1001の屈折率n1及び第2の光学層1020の屈折率n3によって画定される臨界角1024(図10C)よりも小さい場合には、光線1023は光ガイド1001を出る。第2の光学層1020を通過した光線1023は、光入力表面1017から第1の光学層1015に入り、第1の光学層1015の屈折率n2によって画定される角度を変化させる。第1の光学層1015に入った光線1023のほとんどは、光脱出表面1016から内側に反射される。光線は、埋め込み光反射体1018から反射されることにより、光脱出表面1016から、第1の光学層1015を出る。屈曲した光反射体1018から反射した光線は、光脱出表面1016から第1の光学層1015を出て、光脱出表面1016からある距離1025のところで集束する。
バックライト1000はまた、ガラス基板のような透明基板及び、第1の光学層1015と第2の光学層1020との間に介在したダイクロイックフィルタの層を含んでもよい。
埋め込み光反射体または光反射ファセット1106を有する光学層1108の製造の段階を、図11Aから11Dに示す。段階(A)において、マイクロプリズム1101が、透明UV硬化液体ポリマーからのフォトリソグラフィを用いて、基板1103上に形成される。段階(B)において、基板1103は、角度1105だけ傾けられ(図11B)、マイクロプリズム1101の延長部1104が、同じ液体ポリマーから形成される。延長部1104を有するマイクロプリズム1101はまた、モールドによって形成されてもよい。段階(C)において、反射鏡フィルムが延長部1104の各ファセット上に成膜され、光反射ファセット1106を形成する。段階(D)において、溝1107が、同じUV硬化液体ポリマーで満たされる。図11Dは、埋め込み光反射ファセット1106を有する光学層1108の形成が完了したものを示している。
光学層1108は、上述の変調器300及び400のシャッタアセンブリ100または401と組み合わせられてもよい。光学層1108は、シャッタアセンブリ100または401を形成する前に、シャッタ支持部間に配置された基板上に形成されてもよい。基板表面から近接した距離に位置するシャッタを有する変調器500、600または700について、埋め込み光変調器は基板内に形成されてもよい。
図12A、12B及び12Cは、本発明の例示的な実施形態に従う埋め込み光反射体1205を有するガラス基板1200を製造する段階を示している。第1の段階は、ガラス基板1200内に溝1203をエッチングする段階である。次の3つの段階は、上述の段階B、C及びDと類似している。第2の段階は、基板1200を傾け、UV硬化液体ポリマーから各溝の内部に延長部1204を形成する段階である。第3の段階は、延長部1204上に反射鏡フィルムを成膜し、光反射ファセット1205を形成する段階である。第4の段階は、同じUV硬化液体ポリマーで溝を充填する段階である。図12Cは、埋め込み光反射体1205を有して形成されたガラス基板1200を示す。硬化したポリマーは、好適にはガラス基板1200と実質的に同じ屈折率を有する。バックライト1000において、第1の光学層1015は、ガラス基板1200に置き換えられてもよく、変調器500、600、または700は、ガラス基板1200上に形成されてもよい。
図13A及び13Bは、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイカバーアセンブリ1400を示している。カバーアセンブリ1400は、第1の表面1402及び第2の表面1403を有する透明基板1401を含む。カバーアセンブリ1400はまた、第1の表面1402上に形成された光拡散層1404及び光拡散層1404上に形成された光吸収層1405を含む。200マイクロメートル以下の厚さを有する薄い基板については、拡散層1404は、第2の表面または外部表面1403上に形成されてもよく、光吸収層1405は、基板1401の内部表面1402上に形成されてもよい。光吸収層1405は、光透過領域1407及び不透明な光吸収領域1406を含む。カバーアセンブリ1400はさらに、光反射性鏡面または変調器400の電極415などの透明導電層を有する光吸収層1405の不透明な光吸収領域1406上に形成された変調器300の電極308及び309などの電極をさらに含んでもよい。
光吸収層1405は、導電性材料から形成されてもよい。導電性光吸収層1405は、ディスプレイのEMIもしくは静電シールドまたは変調器400のアクチュエータのようなアクチュエータのための電極として働いてもよい。
光吸収層1405は、不透明光吸収領域1406に入射する光の80%以上を吸収し、1%未満の光しか透過しないものであってよい。
電気機械光変調器に基づくディスプレイは、行および列に配置された多数の変調器を含んでもよい。ディスプレイ内の各画像素子または画素は、1つまたは複数の変調器を含んでもよい。説明の目的のために、以下の図面は、ただ1つの変調器のみを有するディスプレイを示す。
図14A及び14Bは、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイ1500の断面図を示している。ディスプレイ1500は、カバーアセンブリ1501、変調器1502及び、背面反射体1504を含むバックライト1503を含む。カバーアセンブリ1501は、透明基板1505、基板1505の第1の表面1507上に形成された光拡散層1506、及び光拡散層1506上に形成された光吸収層1508を含む。光吸収層1508は、光透過領域1509及び不透明な光吸収領域1510を含む。変調器1502は、光透過領域1514及び光遮断領域1515を有するシャッタ1511を含む。バックライト1503に面するシャッタ1511の表面は、光反射性表面であり、光吸収層1508に面する表面は、光吸収性表面である。光吸収層1508の光透過領域1509は、シャッタ1511の光透過領域1514よりも大きく、シャッタ1511の光遮断領域1515よりも小さい。図14Aにおいて、シャッタ1511は、第1の位置またはオン位置にあり、図14Bにおいて、シャッタ1511は、第2の位置またはOFF位置にある。シャッタ1511の光透過領域1514に入射するバックライト1503からの光1520は、シャッタ1511が第1の位置(図14A)にあるときには、光吸収層1508の光透過領域1509を通過し、シャッタが第2の位置(図14B)にあるときには、光吸収層1508で吸収される。シャッタ1511の光遮断領域1515に入射する光は、バックライト1503の方へ反射して戻され、背面反射体1504から反射することによって再循環する。変調器1502は、上述の変調器のうちどの変調器であってもよく、またはバックライト1503から放出された光を再循環させるために、バックライト1503に面した光反射性表面を有するシャッタを含む変調器であってもよい。
シャッタ支持部が、シャッタによって必要とされるよりも実質的に大きなディスプレイ表面を占めないように変調器を設計することが重要であり、そのため、シャッタは、シャッタの移動及びそれらの間のある程度の導体のための空間のみを許容するように、互いに対して実質的に近接して配置されうる。
上述のシャッタアセンブリは、この要求を満たす。シャッタ支持部がシャッタの側部に配置され、ディスプレイ表面の50%超を占めるいくつかの従来技術のシャッタアセンブリと比較して、上で開示されたシャッタアセンブリでは、シャッタ支持部は、シャッタと、上にシャッタが支持される表面との間に配置され、実質的に、第1の位置と第2の位置との間のシャッタの移動を含むシャッタの境界内に実質的に配置される。
これは、ディスプレイ表面に対して全光透過領域を増大させることにより、光効率を向上させ、ディスプレイの行および列の間のギャップを低減させる。
ディスプレイ1500において、光吸収層1508は、導電性材料から形成されてもよく、上述の変調器400における電極415を置き換えることができる。
変調器300の電極308及び309は、バックライト1503に面する光反射性表面を有する光吸収層1508上に形成されてもよく、シャッタ101は、基板1521の表面1522の上に支持されてもよい。変調器600のシャッタ601及び変調器700のシャッタ701もまた、基板1521の表面1522上に支持されてもよい。変調器500のスペーサー508及び509は、光吸収層1508上に形成されてもよく、シャッタ503は、スペーサー508及び509から懸架されてもよい。
ディスプレイ1500において、バックライト1503は、表面光を放出し、LCDディスプレイで知られたエッジ照明または直接照明バックライトであってもよい。
図15A及び15Bは、本発明の例示的な実施形態に従うディスプレイ1700の断面図を示している。ディスプレイ1700は、カバーアセンブリ1701、変調器1702及びバックライト1703を含む。カバーアセンブリ1701は、透明基板1705、基板1705の第1の表面1707上に形成された光拡散層1706、及び光拡散層1706上に形成された光吸収層1708を含む。光吸収層1708は、光透過領域1709及び光吸収領域1710を含む。変調器1702は、光透過領域1714及び光遮断領域1715を有するシャッタ1711を含む。バックライト1703に面するシャッタ1711の表面は、光反射性表面または光吸収性表面であってよく、光吸収層1708に面する表面は光吸収性表面である。光吸収層1708の光透過領域1709は、シャッタ1711の光透過領域1714よりも大きく、シャッタ1711の光遮断領域1715よりも小さい。変調器1702はさらに、光脱出表面1721及び埋め込み光反射ファセット1717を有する基板1716を含む。ファセット1717は屈曲し、バックライト1703からの光1720を、基板1716から脱出させ、シャッタ1711の光透過領域1714で集束させる。シャッタ1711は、基板1716の表面1721上に支持される。バックライト1703は、光ガイド1719及び光ガイド1719と基板1716との間に位置する光学層1718を含む。バックライト1703は、図10Aから10Cのバックライト1000と類似している。バックライト1703はさらに、迷光またはシャッタ1711から反射した光を吸収するために、光ガイド1719の背後に配置された光吸収層1704を含む。
図15Aにおいて、シャッタ1711は、第1の位置またはオン位置にあり、図15Bにおいて、シャッタ1711は、第2の位置またはオフ位置にある。基板1716から放出された光1720は、シャッタ1711が第1の位置(図15A)にあるときには、シャッタ1711の光透過領域1714及び光吸収層1708の光透過領域1709を通過し、シャッタ1711が第2の位置(図15B)にあるときにはシャッタ1711の光遮断領域1715によって遮断される。シャッタ1711の光遮断領域1715から反射して戻された光は、光吸収層1704で吸収される。
ディスプレイ1700において、屈曲した反射体1717は、平坦な反射体と比べて、ディスプレイの視野角を増加させ、オン位置とオフ位置との間のシャッタ1711の必要な移動距離を低減させる。
上述のディスプレイはさらに、基板間の正確な距離を維持するためのスペーサと、1つまたは両方の基板上に形成された行導電体および列導電体と、ディスプレイ画素のアドレス指定をするための1つまたは複数の薄膜トランジスタ及び蓄積キャパシタと、接地または電力平面と、ディスプレイ画素をリセットするための共通相互接続と、ダイクロイックフィルタまたはカラーフィルタと、反射防止被覆と、を含んでもよい。
上述のディスプレイは、電気機械ディスプレイ、微小機械ディスプレイ、微小電気機械ディスプレイまたは微小電気機械システム(MEMS)ディスプレイとして示されてもよい。上述のディスプレイは、白黒ディスプレイ、カラーディスプレイまたはカラーシーケンシャルディスプレイであってもよい。
特許法の要請に応じて詳細に本発明を説明し、当業者は、特定の要求または条件に合致するように、個別の部分またはそれらの関連する組み立てもしくは製造方法において、変更や改良を行うことに何らの困難もないであろう。そのような変更及び改良は、以下の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の範囲及び思想から逸脱せずに行われうる。
100 シャッタアセンブリ
101 光シャッタ
102 基板
103 表面
104 支持部
105 支持部
106 第1の端部
107 第2の端部
108 光透過領域
109 パッド
110 光遮断領域
120 光反射性表面
121 光吸収性表面
200 モールド
201 犠牲材料
203 溝
204 側壁
206 凹部領域
300 光変調器
303 カバーアセンブリ
304 透明基板
306、307 スペーサー
308、309 電極
311 第1の静電アクチュエータ
312 第2の静電アクチュエータ
400 光変調器
401 シャッタアセンブリ
402 透明基板
403 表面
404、405 電極
406、407 支持部
408 第1の端部
409 第2の端部
410 シャッタ
411 光透過領域
412 光遮断領域
413 基板
414 内側表面
415 透明導電層
416、417 スペーサー
418 カバーアセンブリ
500 光変調器
501 基板
502 表面
503 シャッタアセンブリ
505、506 シャッタ支持部
507 シャッタ
508、509 スペーサー
510、511 電極
514 第1の静電アクチュエータ
515 第2の静電アクチュエータ
600 変調器
601 光シャッタ
602 光透過領域
603 光遮断領域
605 表面
606、607 片持ち梁
608、609 ポスト
610、611 導電性パッド
614 電極
615 フランジ
616 電極
619 第1のギャップ
621 第2の静電アクチュエータ
622 第1の静電アクチュエータ
700 光変調器
701 光シャッタ
702 光透過領域
703 光遮断領域
705 基板
708 フランジ
709 電極
710 導電性パッド
711 静電アクチュエータ
712、714 片持ち梁
715、716 ポスト
717 導電性パッド
722 第2のフランジ
723 第2の電極
724 導電性パッド
800 シャッタ支持部
802 基板
803 片持ち梁
804 第1のポスト
806 第2のポスト
807 モールド
814 導電層
815 フォトレジスト層
816 第1のフォトマスク
900 シャッタ
901 光透過領域
1000 バックライト
1001 光ガイド
1002 頂部表面
1003 底部表面
1004、1005 側部表面
1006 光入力端
1010 光吸収フィルム
1011 光源
1015 第1の光学層
1016 光脱出表面
1017 光入力表面
1018 光反射体
1020 第2の光学層
1023 光線
1024 臨界角
1101 マイクロプリズム
1103 基板
1104 延長部
1106 光反射ファセット
1107 溝
1108 光学層
1200 ガラス基板
1203 溝
1204 延長部
1205 埋め込み光反射体
1400 カバーアセンブリ
1401 透明基板
1402 第1の表面
1403 第2の表面
1404 光拡散層
1405 光吸収層
1406 光吸収領域
1407 光透過領域
1500 ディスプレイ
1501 カバーアセンブリ
1502 変調器
1503 バックライト
1504 背面反射体
1505 透明基板
1506 光拡散層
1507 第1の表面
1508 光吸収層
1509 光透過領域
1510 光吸収領域
1511 シャッタ
1514 光透過領域
1515 光遮断領域
1520 光
1700 ディスプレイ
1701 カバーアセンブリ
1702 変調器
1703 バックライト
1705 透明基板
1706 光拡散層
1707 第1の表面
1708 光吸収層
1709 光透過領域
1710 光吸収領域
1711 シャッタ
1714 光透過領域
1715 光遮断領域
1716 基板
1717 埋め込み光反射ファセット
1718 光学層
1719 光ガイド
1721 光脱出表面

Claims (10)

  1. 第1の端部及び対向する第2の端部を有するシャッタであって、前記シャッタが、前記シャッタと基板の表面との間に配置された複数の支持部によって前記基板の前記表面の上方に支持されたシャッタを含み、
    前記支持部の長手方向が、前記基板の前記表面と実質的に平行に配置され、
    前記複数の支持部のそれぞれの第1の端部が前記基板の前記表面に取り付けられ、前記複数の支持部のそれぞれの第2の端部が前記シャッタに取り付けられ、
    前記複数の支持部のうちの少なくとも2つの支持部が、前記シャッタの前記第1の端部において前記シャッタに取り付けられ、前記シャッタの前記第2の端部の位置において前記基板の表面に取り付けられ、
    前記複数の支持部のうちの少なくとも1つが、前記シャッタの第2の端部において前記シャッタに取り付けられ、前記シャッタの前記第1の端部の位置において前記基板の表面に取り付けられ、
    前記シャッタがさらに、前記シャッタの前記第1の端部から前記シャッタの表面に対してほぼ垂直に延設し、第1の固定電極とともに第1の静電アクチュエータを形成する第1のフランジを含み、
    前記第1の固定電極が前記基板の表面に、前記第1のフランジに対向するように配置され、
    前記第1の静電アクチュエータが、前記シャッタに第1の力を印加して、前記シャッタの前記第1の端部に取り付けられた前記支持部を、前記第1のフランジの表面に対して斜めの位置から、前記第1のフランジの表面に対して垂直に近い位置に引っ張り、前記シャッタを、前記第1の力に対して垂直な角度で第1の位置まで移動させる、電気機械ディスプレイ素子。
  2. 第1の端部及び対向する第2の端部を有するシャッタであって、前記シャッタと基板の表面との間に配置された複数の支持部によって前記基板の前記表面の上方に支持されたシャッタを含み、
    前記支持部の長手方向が、前記基板の表面と実質的に平行に配置され、
    前記複数の支持部のそれぞれの第1の端部が前記基板の前記表面に取り付けられ、前記複数の支持部のそれぞれの第2の端部が前記シャッタに取り付けられ、
    前記複数の支持部の少なくとも2つが前記シャッタの前記第1の端部において前記シャッタに取り付けられ、前記シャッタの第2の端部の位置において前記基板の表面に取り付けられ、
    前記複数の支持部の少なくとも2つが前記シャッタの前記第2の端部において前記シャッタに取り付けられ、前記シャッタの前記第1の端部の位置において前記基板の表面に取り付けられ、
    前記シャッタがさらに、前記シャッタの前記第1の端部から前記シャッタの表面に対してほぼ垂直に延設し、第1の固定電極とともに第1の静電アクチュエータを形成する第1のフランジであって、前記第1の固定電極が前記基板の表面に、前記第1のフランジに対向するように配置された、第1のフランジと、前記シャッタの前記第2の端部から前記シャッタの表面に対してほぼ垂直に延設し、第2の固定電極とともに第2の静電アクチュエータを形成する第2のフランジであって、前記第2の固定電極が前記基板の表面に、前記第2のフランジに対向するように配置された、第2のフランジと、を含み、
    前記第1の静電アクチュエータが、前記シャッタに第1の力を印加して、前記シャッタの前記第1の端部に取り付けられた前記支持部を、前記第1のフランジの表面に対して斜めの位置から前記第1のフランジの表面に対して垂直に近い位置まで引っ張り、前記シャッタを、前記第1の力に対して垂直な角度で第1の位置まで移動させ、
    前記第2の静電アクチュエータが、前記シャッタに第2の力を印加して、前記シャッタの前記第2の端部に取り付けられた前記支持部を、前記第2のフランジの表面に対して斜めの位置から前記第2のフランジの表面に対して垂直に近い位置まで引っ張り、前記シャッタを、前記第2の力に対して垂直な角度で第2の位置まで移動させる、電気機械ディスプレイ素子。
  3. 前記シャッタが、片持ち梁によって、前記基板の前記表面上に支持された、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  4. 前記シャッタが複数の片持ち梁によって前記基板の前記表面上に支持され、前記片持ち梁のそれぞれの第1の端部が、第1のポストによって前記基板の前記表面に取り付けられ、第2の端部が第2のポストによって前記シャッタに取り付けられた、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  5. 前記支持部が実質的に直線状であり、前記第1の端部に取り付けられた前記支持部が、前記第2の端部に取り付けられた前記支持部に対して傾斜した、請求項1に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  6. 前記第1の端部に取り付けられた前記支持部が実質的に直線状であり、前記第2の端部に取り付けられた前記支持部が曲線状である、請求項2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  7. 前記支持部が、前記シャッタと前記基板の前記表面との間に配置され、第1のギャップで前記シャッタから間隔をあけて配置され、第2のギャップで前記基板の前記表面から間隔をあけて配置された、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  8. 前記シャッタの第1の端部に取り付けられた前記支持部の長手方向が、前記第1のフランジの表面に対して70から89°の角度を成す、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  9. 前記シャッタが光吸収性の第1の表面及び光反射性の第2の表面を含む、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
  10. 前記第1の静電アクチュエータが、前記シャッタに第1の力を印加して、前記シャッタを、前記第1の力の方向の移動よりも前記第1の力に対して垂直な角度に少なくとも5倍以上移動する、請求項1または2に記載の電気機械ディスプレイ素子。
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