JP6940840B2 - 太陽光発電の出力停止装置 - Google Patents
太陽光発電の出力停止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6940840B2 JP6940840B2 JP2019199785A JP2019199785A JP6940840B2 JP 6940840 B2 JP6940840 B2 JP 6940840B2 JP 2019199785 A JP2019199785 A JP 2019199785A JP 2019199785 A JP2019199785 A JP 2019199785A JP 6940840 B2 JP6940840 B2 JP 6940840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- power generation
- mosfet
- stop device
- generation module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Description
通常の500V、10A程度のMOSFETのスレッショルド電圧は3Vから5V程度で、ドレイン−ソース間電圧Vonはスレッショルド電圧程度で、その導通状態では通電発熱が大きく、Von×(通電電流)の消費電力となって、パネル短絡電流10Aとすると、数10ワットの発熱が予想されるので、大型の冷却装置が必要である。
即ち、ゲートに飽和駆動の電圧を供給してオン電圧を1V以下にしたいが、MOSFETを飽和駆動するゲート電圧を得るために、あえてドレインに直列に0.5オーム程度の低抵抗値を有する抵抗器Rdを入れて、図1に示すようにスレッショルド電圧より大きな電圧を得て、半導体の発熱を外部の高温動作可能な抵抗器Rdに集中させる。発熱に関しては、抵抗器の方が半導体デバイスより高信頼性化、小形化も可能であるからである。
また、発熱分散抵抗Rdの代わりに1つ以上のダイオードにして、その順方向ドロップ電圧にすることも可能である。順方向ダイオードは電流に因らず一定の電圧をゲートに印加することで、半導体スイッチを飽和駆動することができる。この方法は逆電流阻止のダイオードとも考えられるので、逆電流阻止の短絡装置とする場合は良い方法である。
〔実施形態:図1〕図1は、本発明に係る実施形態を示す回路図である。
図1において、参照符号1で示すものは、太陽光発電の太陽電池モジュールである。これが複数直列接続されて太陽電池ストリングとなる。光の起電力で電圧Vsが発生する。 電圧は温度の影響を受けて30%程度変化するが、光量にはよってはあまり変わらない。
電流は光量にほぼ比例して100%変化すると言える。多数のモジュールを直列接続することで、数百ボルトから数kVにして出力する。本装置は太陽光モジュールの直流出力のプラス、マイナスの2線間に挿入する。
本発明ではMOSFETを直接の短絡スイッチとしないで、発熱分散のための抵抗6、ここでは0.5Ωがあることが特徴で、この抵抗6の電圧、短絡電流が8Aでは、0.5×8=4Vがゲートに戻されることで、MOSFET2を飽和駆動することができる。短絡するMOSFETは飽和駆動のオン抵抗となって通電発熱は小さくなる。抵抗6では大きく熱が発生するが、抵抗体の温度上昇は半導体スイッチよりも技術的に対処が容易であり、小型化、軽量化が可能で信頼性が増す。Rgはゲート抵抗10で、ここでは1kΩを推奨する。これはMOSFETが高感度であるので正帰還で発振するのを防ぐ役目である。
なお、抵抗器6の抵抗値を低いものにするのは、抵抗器6による発熱(損失)をできるだけ抑えるためであるが、具体的に抵抗値をいくらに設定するかは、MOSFET2のオン時のドレイン電流と、オン時のゲート電圧をいくらに設定するのかで決まる。この実施例では、Rd=0.5Ω、ドレイン電流=8Aとした場合にゲート電圧に0.5×8=4V分戻されるので、MOSFETが飽和領域で駆動され、オン電圧は1V以下になる。
なお、R1は高抵抗値を有する抵抗器5である。リードリレー3を短絡すると、MOSFETがオフとなり、PVモジュールからの電流が抵抗器5に流れ込むので、その損失電流をできるだけ少なくする必要があり、高い抵抗値にする必要がある。
図2の(2)は、PVモジュールの裏面にリードリレーを外部からオンできる永久磁石に吸着させておく。永久磁石が離れるか脱落するとPVモジュールはMOSFETによって短絡されて発電出力を停止するが、その取り付けた例である。
本出力停止装置は、PVモジュールが水没、地震、何らかの事故で破壊された場合、永久磁石の吸引力よりも大きな衝撃で脱落することにより、リードリレー3が開放状態となって、PVモジュールは短絡する。また、図1のリードリレーの駆動電流が事故により断線することによってもPVモジュールは短絡する。
図3はリードリレー3を、赤外線発光ダイオードで駆動されるホトカプラ12で置換した実施例2である。
ホトカプラ12は駆動電流10mA程度で、絶縁した状態で出力側のホトトランジスタを短絡状態にすることができる。これはリードリレー3の代わりであって、さらに小型で信頼性も十分である。ホトカプラ12の駆動電力は遠方または隣接するPVモジュールの発電電力を用いても良い。この図では逆阻止用のダイオード11が図1における発熱分散抵抗6の代わりになっている。ダイオードの順方向電圧ドロップは1Vから2Vであるから、MOSFETのVthに応じて2段、3段と直列にする。
抵抗6に代わってダイオード11の良い点は、MOSFETの電流によらずにほぼ一定の電圧をゲート電圧に上乗せできるので、MOSFETスイッチの発熱低減の効果が大きいことである。
図4は、永久磁石7とリードスイッチ3とホトカプラ12を併用した実施例3である。図4ではリードスイッチ3とホトカプラ12の並列であるが直列も可能で、永久磁石の効果が異なってくる。並列の場合は、永久磁石7が離れると、リードリレーの状態によらずに発電出力は停止する。また、図4ではLEDが高抵抗(R1)5と直列にあって、太陽光発電の電圧が危険であるならばLEDが点灯し、発電中の表示・動作状態を表示する。このLEDはゲートに電圧を与える高抵抗(R1)5と直列に接続するとよい。
また、MOSFET2のゲートを飽和駆動するために5V程度の電圧源を用意することが考えられるが、長寿命のリチウム電池、充電池、光電池なども可能であるが、信頼性が重要な本装置に鑑みて、PVモジュールの発電電力を利用することが推奨される。
図5は、太陽光発電の出力停止装置の制御のために通信制御装置を内蔵した実施例4である。無線の通信機能を有した通信制御装置である。PVモジュールやそのストリングの電流、電圧、温度などの計測を行い、その制御に利用する。さらに、リードスイッチ3を永久磁石7で開閉して通信制御装置に優先して発電出力を停止することができる。通信制御装置に必要な電力はPVモジュール1から得る。
本発明によってPVモジュールを短絡しても、完全な短絡ではなく5V程度電圧が残っている回路なのも特徴で、外部電力なしでこれが可能である。永久磁石を外すと、通信制御装置の指令に因らず、MOSFETは短絡状態で太陽光発電装置は低電圧になって安全になる。これは現場優先の安全ルールである。
図6は、リードリレー回路のカスケード結線による制御の実施例5である。半導体スイッチのゲート電圧を短絡するためのリードリレーの駆動電圧を、隣接する他の太陽光モジュールから得るように接続することで、連鎖的に多数の太陽光モジュールを短絡することで全モジュールを発電停止状態にする制御方式である。リードリレーは、例えば12Vでオン、5Vでオフするようにすれば、PVモジュールの運転時電圧は12V以上あるのでリードリレーはオン状態である。すると、隣接する短絡MOSFETはオフ状態である。最も左のリードリレーを指令でオフすれば、左のPVモジュールは短絡、電圧低下して、数Vになる。それが右のリードリレーへと伝搬してカスケード的に短絡が進む。出力停止装置のリードリレーの制御を、例えばストリング毎に行なうのも良い。これは、PVモジュールの洗浄などを行う際、ストリング毎に発電を停止して行える方法である。
図7は、永久磁石7の置く位置によって制御モードを切り換えることを目的としている実施例6である。永久磁石7は1つで、半導体スイッチ2にゲート電圧を短絡するリードスイッチ3をホトカプラ12の出力側に並列に接続してある。さらにリモート制御用のホトカプラ12の駆動電源ライン上にもリードスイッチ3を直列接続してある。なお、永久磁石7としては、フェライト磁石が利用可能である。
本発明の太陽光発電の出力停止装置によれば、PVモジュール、またはそのPVモジュールのストリングの直流出力を永久磁石を外すことで安全に短絡操作をすることができる。永久磁石が安全キーの代わりをして、安全管理をすることができる。PVモジュールが冠水、土砂崩れなどで破壊されても、永久磁石が衝撃で外れれば、PVモジュールは電気的に短絡されて低電圧になる。リードスイッチをリードリレーとしてリレー駆動コイル電源を隣のPVモジュールから得ると、連鎖的に1つの短絡が伝搬して上流のPVモジュールを一斉に短絡して、発電出力を安全に停止することができる。
2:絶縁ゲートの半導体スイッチ(MOSFET)
3:リードスイッチ
4:逆流阻止ダイオード
5:高抵抗:R1
6:低抵抗:発熱分散抵抗Rd
7:永久磁石
8:リレー駆動コイル
10:ゲート抵抗:Rg
11:ダイオード
12:ホトカプラ
14:リモート制御スイッチ
Claims (7)
- 太陽光発電モジュール又はそれを複数直列接続したストリング(以下「太陽光発電モジュール等」という。)の直流出力の端子間に接続する太陽光発電の出力停止装置(以下単に「出力停止装置」という。)であって、該出力停止装置は、
前記太陽光発電モジュール等の前記端子間を短絡することにより発電電力の出力を停止させる1個のn型MOSFET(以下単に「MOSFET」という。)と、高抵抗値を有する第1の抵抗器と、低抵抗値を有する第2の抵抗器と、前記MOSFETのゲート−ソース間の開閉を行う接点とを備え、
前記第1の抵抗器の一端が前記太陽光発電モジュール等のプラス端子に接続され、かつ、他端が前記MOSFETのゲートに接続され、
前記第2の抵抗器の一端が前記太陽光発電モジュール等のプラス端子に接続され、かつ、他端が前記MOSFETのドレインに接続され、
前記MOSFETのソースが前記太陽光発電モジュール等のマイナス端子に接続されるとともに、
前記接点が閉極のときは、前記MOSFETがオフとなって、前記太陽光発電モジュール等の出力を行い、前記接点を開極したときは前記MOSFETがオンになって前記太陽光発電モジュール等の出力を短絡することにより前記太陽光発電モジュール等の発電電力の出力を停止することを特徴とする出力停止装置。 - 前記第2の抵抗器を、1個以上のダイオードを直列接続した回路で置き換えた(アノード側を前記太陽光発電モジュール等のプラス端子側に接続)ことを特徴とする請求項1に記載の出力停止装置。
- 前記接点がリードスイッチであって、近接して設けられた永久磁石によって閉極し、前記永久磁石を離した時に開極することを特徴とする請求項1又は2に記載の出力停止装置。
- 前記接点がリードリレーであって、該リードリレーは、駆動コイルと該駆動コイルを駆動する電源及び該電源のオン/オフを行うリモート制御スイッチを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の出力停止装置。
- 前記接点がホトカプラであって、該ホトカプラの入力側に発光素子を駆動する電源及び該電源のオン/オフを行うリモート制御スイッチを接続するとともに、前記ホトカプラの出力側を前記MOSFETのゲートとソース間に接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の出力停止装置。
- 前記リモート制御スイッチは、有線又は無線の指令により外部から遠隔制御されることを特徴とする請求項4又は5に記載の出力停止装置。
- 前記MOSFETのゲート−ソース間に第1のリードスイッチを接続し、さらに前記ホトカプラの入力側の発光素子を駆動する電源ラインの途中に第2のリードスイッチを挿入するとともに、1個の永久磁石をさらに備え、
前記永久磁石を前記第1のリードスイッチに近接して設置した場合は、前記永久磁石を脱落させることによって前記第1のリードスイッチをオフして前記MOSFETをオンすることにより前記太陽光発電モジュールの出力を停止させ、
前記永久磁石を前記第2のリードスイッチに近接して設置した場合は、前記第2のリードスイッチをオンして前記リモート制御スイッチによるリモート制御モードに切り替えるとともに、前記リモート制御スイッチがオンのときは前記太陽光発電モジュールの発電電力を出力し、前記リモート制御スイッチをオフ又は前記永久磁石が脱落したときは前記太陽光発電モジュールの発電電力の出力を停止することを特徴とする請求項5に記載の出力停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199785A JP6940840B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 太陽光発電の出力停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199785A JP6940840B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 太陽光発電の出力停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021072744A JP2021072744A (ja) | 2021-05-06 |
JP6940840B2 true JP6940840B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=75713860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019199785A Active JP6940840B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 太陽光発電の出力停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6940840B2 (ja) |
-
2019
- 2019-11-01 JP JP2019199785A patent/JP6940840B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021072744A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230082734A1 (en) | Photovoltaic System, Direct Current Hybrid Switching Device, Use and Method for Switching a Photovoltaic String On and Off | |
CN106663557B (zh) | 用于中断直流电流的分离开关 | |
US8023242B2 (en) | Circuit arrangement with a relay incorporating one field coil as well as switch contacts | |
JP6713660B2 (ja) | 無アーク電流開閉装置 | |
WO2021003790A1 (zh) | 一种组件关断器及光伏发电系统安全保护系统 | |
CN212258469U (zh) | 一种电池充电接反保护电路 | |
WO2016163304A1 (ja) | 直流電力系の安全装置 | |
CN104078923A (zh) | 过欠压保护电路及照明装置 | |
CN205790256U (zh) | 一种可级联的动力电池组安全保护模块 | |
JP6940840B2 (ja) | 太陽光発電の出力停止装置 | |
US7800249B1 (en) | Power supply system | |
CN104242883B (zh) | 一种受控型固体继电器 | |
CN206180985U (zh) | 一种可带电更换智能控制器的断路器 | |
JP2021034124A (ja) | 直流電流開閉装置 | |
CN205610220U (zh) | 光伏微电防反接电路 | |
CN103346443A (zh) | 一种地线带电异常报警的安全漏电保护插头 | |
US11081297B2 (en) | Hybridization system for high voltage direct current | |
CN105790248B (zh) | 光伏微电防反接电路 | |
CN211266446U (zh) | 一种断路器保护装置 | |
CN202405740U (zh) | 交流供电回路的限流保护电路 | |
CN204376382U (zh) | 用于led高压灯带的保护电路 | |
CN203707771U (zh) | 一种电池反接报警电路 | |
CN109818568B (zh) | 用于光伏组件的串联式关断系统及关断后重新启动的方法 | |
CN206271641U (zh) | 一种防止非法合闸的电路 | |
CN204230159U (zh) | 电子交流接触器电路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20200127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20200127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6940840 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |