JP6934040B2 - 顧客推定装置及び顧客推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、対象顧客を精度良く推定することができる顧客推定装置及び顧客推定方法に関する。
従来、ウェブのアクセスログを利用して、新規の顧客に対して商品やサービスの広告を配信したり、提案したりするシステムが知られている。
例えば、下記の特許文献1の会員向けターゲティング広告提供システムでは、会員専用サイト運営会社が運営している会員専用サイトAの会員は、コンピュータ、スマートフォン等の利用者端末から、インターネットを介して会員専用サイトメインサーバにアクセスする。会員は、利用者端末から会員IDとパスワードを入力して会員専用サイトAにログインし、会員向けの情報提供ページを閲覧することができる。
そして、利用者端末が、会員専用サイトAと切り離された会員専用サイト外対応サーバのクッキーIDを広告配信会社の広告配信サーバに渡すことで、会員専用サイトA内での履歴が外部に流出することを防ぎながら、会員の属性に合ったターゲティング広告を提供する。
また、会員は、利用者端末からインターネットを介して、ウェブサイト運営会社が運営しているウェブサイトBにアクセスすると、広告配信の委託を受けたウェブサイトBの広告枠に広告が配信されるようになる(段落0017〜0027、図1)。
特許第5843983号
しかしながら、特許文献1のシステムでは、クッキーIDから取得される情報に基づいて広告が配信されるため、ユーザが購入した商品の関連商品等、関連性の強い商品、サービスの広告しか行えないという問題があった。すなわち、ユーザが最近興味を持ち始めた事項や、潜在的に抱えている課題を解決するための提案を行うことはできなかった。仮に、このような提案を行うためには、個人を特定する連結識別子の取得が前提となっていた。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、連結識別子を取得することなく、対象顧客を精度良く推定することができる顧客推定装置を提供することを目的とする。
なお、本件は、出願済みの顧客推定装置(特願2019−162873)に関連する出願であり、当該装置の実用性及び拡張可能性を説明する目的がある。
本発明の顧客推定装置は、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応手段と、前記項目対応手段によって前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させた機械学習モデルと、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成手段と、前記第1の分類項目作成手段が作成した前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与手段と、前記指標化項目の内容に応じて前記第1の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成手段と、前記第2の分類項目作成手段が作成した前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の顧客推定装置では、項目対応手段が顧客の性別、年齢等の顧客保有項目とソースデータ項目とを対応させることで両項目の紐付けが行われる。また、第1の分類項目作成手段は、販売する商品、提供するサービス等に関する指標化項目の内容に応じて、顧客保有項目を分類して第1の分類項目を作成する。さらに、第1のスコア付与手段は、所定の規則に基づいて第1の分類項目のそれぞれに対して第1のスコアを付与する。これにより、本装置は、指標化項目のスコアが高いとされる分類項目と、指標化項目のスコアが低いとされる分類項目とを区別し、対象顧客となり得るグループを推定することができる。
同様に、第2の分類項目作成手段が当該指標化項目の内容に応じて、前記第1の分類項目のうち一部の分類項目に該当する顧客を除外し、第2の機械学習モデルを用いて顧客保有項目を分類して第2の分類項目を作成し、第2のスコア付与手段が今回作成された各分類項目に対して第2のスコアを付与する。本装置は、異なる条件で2回目の分類を行うことで分類項目の数を調整しつつ、対象顧客を精度良く推定することができる。
本発明の顧客推定装置は、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応手段と、前記項目対応手段によって前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させた機械学習モデルと、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成手段と、前記第1の分類項目作成手段が作成した前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与手段と、前記指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、前記第1の分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成手段と、前記第2の分類項目作成手段が作成した前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与手段と、を備えることを特徴とする。
第2の分類項目作成手段は、例えば、第1の分類項目作成手段による分類項目が少なかった場合、スコアが特定の分類項目に偏ってしまった場合等に、第1の分類項目の作成時とは異なる顧客保有項目を分類し、第2の機械学習モデルを用いて第2の分類項目を作成する。これにより、分類項目の数及びスコアを調整することができる。
本発明の顧客推定装置において、前記指標化項目の内容に応じて第1から第n(n≧2の自然数)の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第(n+1)の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第(n+1)の分類項目を作成する第(n+1)の分類項目作成手段と、前記第(n+1)の分類項目作成手段が作成した前記第(n+1)の分類項目に、前記第(n+1)の機械学習モデルを用いて第(n+1)のスコアを付与する第(n+1)のスコア付与手段と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、第(n+1)の分類項目作成手段は、第1から第nのうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外して顧客保有項目を分類するので、これまでとは異なる第(n+1)の分類項目が作成される。また、第(n+1)のスコア付与手段は、第(n+1)の分類項目に第(n+1)のスコアを付与するので、目的に応じた適切な数の分類項目を作成することができる。
本発明の顧客推定装置において、前記指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第(n+1)(n≧2の自然数)の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、第1から第nの分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第(n+1)の分類項目を作成する第(n+1)の分類項目作成手段と、前記第(n+1)の分類項目作成手段が作成した前記第(n+1)の分類項目に、前記第(n+1)の機械学習モデルを用いて第(n+1)のスコアを付与する第(n+1)のスコア付与手段と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、第(n+1)の分類項目作成手段は、第1から第n第の分類項目の作成時とは異なる顧客保有項目を分類するので、これまでとは異なる第(n+1)の分類項目が作成される。また、第(n+1)のスコア付与手段は、第(n+1)の分類項目に第(n+1)のスコアを付与するので、目的に応じた適切な数の分類項目を作成することができる。
本発明の顧客推定方法は、機械学習モデルを備えるコンピュータを用いて、商品又はサービスに興味のある対象顧客を推定する顧客推定方法であって、前記コンピュータのデータ処理部が、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応ステップと、前記項目対応ステップにて前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させ、機械学習モデルを作成する機械学習モデル作成ステップと、前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成ステップと、前記データ処理部が、前記第1の分類項目作成ステップで作成された前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与ステップと、前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて前記第1の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成ステップと、前記データ処理部が、前記第2の分類項目作成ステップで作成された前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の顧客推定方法は、項目対応ステップにて、顧客保有項目とソースデータ項目とを対応させることで両項目の紐付けが行われ、第1の分類項目作成ステップにて、指標化項目に応じて顧客保有項目を分類して、第1の分類項目が作成される。また、第1のスコア付与ステップにて、第1の分類項目のそれぞれに対して第1のスコアが付与されるので、対象顧客となり得るグループを推定することができる。同様に、第2の分類項目作成ステップにて、当該指標化項目の内容に応じて、前記第1の分類項目のうち一部の分類項目に該当する顧客を除外し、第2の機械学習モデルを用いて顧客保有項目を分類して第2の分類項目が作成され、第2のスコア付与ステップにて、今回の各分類項目に対して第2のスコアが付与される。従って、本方法は、分類項目の数を調整しつつ、対象顧客を精度良く推定することができる。
本発明の顧客推定方法は、機械学習モデルを備えるコンピュータを用いて、商品又はサービスに興味のある対象顧客を推定する顧客推定方法であって、前記コンピュータのデータ処理部が、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応ステップと、前記項目対応ステップにて前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させ、機械学習モデルを作成する機械学習モデル作成ステップと、前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成ステップと、前記データ処理部が、前記第1の分類項目作成ステップで作成された前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与ステップと、前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、前記第1の分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成ステップと、前記データ処理部が、前記第2の分類項目作成ステップで作成された前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の顧客推定方法は、項目対応ステップにて、顧客保有項目とソースデータ項目とを対応させることで両項目の紐付けが行われ、第1の分類項目作成ステップにて、指標化項目に応じて顧客保有項目を分類して、第1の分類項目が作成される。また、第1のスコア付与ステップにて、第1の分類項目のそれぞれに対して第1のスコアが付与されるので、対象顧客となり得るグループを推定することができる。
同様に、第2の分類項目作成ステップにて、当該指標化項目の内容に応じて、前記第1の分類項目の作成時とは異なる顧客保有項目を分類し、第2の機械学習モデルを用いて第2の分類項目が作成され、第2のスコア付与ステップにて、今回の各分類項目に対して第2のスコアが付与される。従って、本方法は、分類項目の数を調整しつつ、対象顧客を精度良く推定することができる。
本発明の実施形態に係る顧客推定装置の概要を説明する図。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(1回目)を説明する図(第1実施形態)。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(2回目)を説明する図(第1実施形態)。 顧客推定装置を利用して対象顧客を推定するフローチャート。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(1回目)を説明する図(第2実施形態)。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(2回目)を説明する図(第2実施形態)。 第2実施形態の顧客推定装置の多段階実行の概要を説明する図。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(1回目)を説明する図(第3実施形態)。 顧客推定装置が作成した分類項目の例(2回目)を説明する図(第3実施形態)。
以下では、図面を参照しながら、本発明の顧客推定装置の詳細を説明する。
[第1実施形態]
まず、図1に、本発明の第1実施形態に係る顧客推定装置1の概略図を示す。本実施形態において、サービス提供会社X(図示省略)から顧客推定装置1のサービスを提供されたクライアント企業Y(以下、会社Yとする)は、自社で所有する装置端末(PC、タブレット端末、スマートフォン等)で、当該サービスを利用可能である。
以下では、会社Yが、新たに開発したサプリメントについて、DM(ダイレクトメール)の配信やネット広告を開始するため、健康意識が高い人を特定したいという需要があった場合を例に説明する。
会社Yは、顧客DB(データベース)20を有しており、顧客リストの顧客情報として、少なくとも「性別」、「年齢」及び「サプリメント購入履歴」を保有している。しかしながら、肝心な「サプリメントの購入意思」といった直接的な情報は保有していない。
このような場合、会社Y(ユーザ)は、「健康意識が高い」という指標化すべき項目(指標化項目)と、「性別」、「年齢」、「サプリメント購入履歴」から選択される少なくとも1つの顧客保有項目とを顧客推定装置1に入力する。ここで、顧客保有項目の「性別」は男性/女性の情報であり、「年齢」は10代/20代/30代/40代/50代/60代といった情報であり、必ずしも「顧客AAAは、女性、35歳」といった個人情報でなくてもよい。
これらの項目を顧客推定装置1に入力することで、全顧客の中から指標化項目に関する見込顧客のみならず、現状では可能性が低いものの、将来的には需要があると推察される対象顧客(潜在顧客又はターゲット顧客)を抽出することができる。
指標化項目の取得は、顧客推定装置1の指標化項目取得部2で行われる。また、顧客保有項目の取得は、顧客推定装置1の顧客保有項目取得部3で行われる。
顧客推定装置1に指標化項目及び顧客保有項目が入力されると、顧客推定装置1の項目対応部4(本発明の「項目対応手段」に相当)が、市場全体を推定可能なエリアランダムサンプリングを採用したシングルソースデータ(以下、ソースデータという)と項目のマッチングを行う。さらに、顧客推定装置1は顧客保有項目を分類して、各分類項目にスコアを付与する。
顧客保有項目の分類は、顧客推定装置1の分類項目作成部5(本発明の「分類項目作成手段」に相当)で行われる。また、スコアの付与は、顧客推定装置1のスコア付与部6(本発明の「スコア付与手段」に相当)で行われる。なお、分類項目作成部5及びスコア付与部6は、当該ソースデータを入力データとして機械学習させた機械学習モデルである。これは、対象顧客の情報というより、むしろ指標化項目に関する情報の提供といえる。
ソースデータについて補足すると、これは、アンケートによって特定又は不特定の生活者の意識、属性、商品関与、メディア接触等を網羅的に調査した情報である。すなわち、ソースデータは、「人」、「モノ」、「メディア」の3つの観点で生活者をとらえた、いわば生活者の行動パターンを強く反映した情報である。
なお、上述の「意識」とは、生活者の価値観、嗜好、消費行動等を意味する。また、「属性」とは、正確には人口統計学的属性であり、性別、年齢(年代)、住んでいる地域、社会人であれば業種や年収、未婚か既婚か、子供が何人いるか等の社会経済的な特性データを意味する。
また、上述の「商品関与」とは、衣服、電化製品等のブランド、趣味や特技等のデータを意味し、「メディア接触」とは、情報を取得するため利用する媒体がインターネットか新聞か、又は雑誌か等のデータを意味する。
このソースデータは、東京エリア(東京50km圏内)、関西地区、名古屋地区、北部九州地区、札幌地区、仙台地区、広島地区の日本の主要マーケットである7地区において、抽出した約1万人に調査専用タブレットを貸与、実施して得られたものである。ソースデータはアンケートの回答に限られず、視聴率のような視聴ログデータ(履歴情報)が含まれていてもよい。
また、顧客推定装置1は、最終的に対象顧客と判定する顧客判定部8を備えている。顧客判定部8は、一覧表15において、例えば、スコアが所定の閾値を超えた顧客(又は分類項目)に対して「○」を付与し、対象顧客と判定する。
次に、図2A、図2Bを参照して、顧客推定装置1によって作成した分類項目の一例を説明する。
図2Aは、顧客推定装置1が顧客保有項目(サプリメント購入履歴)から作成した分類項目(一覧表15A)を示している。顧客推定装置1は、指標化項目に対して、上述の分類項目作成部5(機械学習モデルが有する規則)により顧客保有項目を分類していく。
この作業により、分類項目の1番目(15A−1)の「直近1カ月以内にサプリ購入あり」、分類項目の2番目(15A−2)の「1カ月以前〜3カ月以内にサプリ購入あり」、分類項目の3番目(15A−3)の「3カ月以前にサプリ購入あり」、及び分類項目の4番目(15A−4)の「サプリ購入なし」の4項目(第1の分類項目)が作成される。
また、顧客推定装置1のスコア付与部6は、各分類項目に対してスコア(第1のスコア)を付与する。このスコアは、顧客全体を対象とした基準値を算出してこれを1としたとき、当該基準値に対する各分類項目の数値から算出する(相対評価)。例えば、分類項目の1番目は、基準値の3.0倍の大きな数値を示すグループであり、基本的には、指標化項目と相関があるスコアが高いグループと推定される。
一例ではあるが、対象顧客と判定する閾値を1.5と予め決定しておくことで、顧客判定部8は、スコアが1.5以上となった分類項目の1番目(15A−1)及び2番目(15A−2)を「〇」と判定する。また、顧客判定部8は、分類項目の3番目(15A−3)及び4番目(15A−4)を「×」と判定する。これにより、顧客推定装置1は、対象顧客を大まかに推定することができる。
次に、顧客保有項目を、1回目の実行で採用されなかった「性別」及び「年齢」に絞り、再度、同じ指標化項目に対して、分類項目作成部5により顧客保有項目を分類していく。
図2Bは、顧客推定装置1が、変更された顧客保有項目から作成した分類項目(一覧表15B)を示している。
図示するように、今回、分類項目の1番目(15B−1)の「60代以上(性別不問)」、分類項目の2番目(15B−2)の「40〜50代、女性」、分類項目の3番目(15B−3)の「40〜50代、男性」、及び分類項目の4番目(15B−4)の「30代以下(性別不問)」の4項目(第2の分類項目)が作成される。このように、多段階(今回、2回)の実行により、15A−1〜15A−4,15B−1〜15B−4の合計8項目を作成することができ、目的に応じて分類項目の数を調整することができる。
また、顧客推定装置1のスコア付与部6は、今回作成された各分類項目に対してスコア(第2のスコア)を付与する。さらに、対象顧客と判定する閾値が1.5である場合、顧客判定部8は、スコアが1.5以上となった分類項目の1番目(15B−1)及び2番目(15B−2)を「〇」と判定し、分類項目の3番目(15B−3)及び4番目(15B−4)を「×」と判定する。以上のような2回の実行により、1回目の実行では「×」であったが、2回目の実行では「〇」となる顧客が生じる。顧客推定装置1は、2回実行して、より詳しく推定することで、「〇」の判定となる対象を拡大させることができる。
今回、合計2回の実行であったが、実行回数はn回、すなわち、目的の分類項目が作成されるまで実行可能である。具体的には、分類項目作成部5は、第1から第n(n≧2の自然数)の分類項目の作成とは異なる条件で顧客保有項目を分類し、第(n+1)の分類項目を作成する。これにより、分類項目を徐々に分解し、増加させることができる。
また、スコア付与部6は、第(n+1)の分類項目に、所定の規則に基づいて第(n+1)のスコアを付与する。これにより、各分類項目にスコアが付与され、対象顧客となり得るか否かについて、精度の高い判定を行うことができる。
次に、図3を参照して、会社Yが、顧客推定装置1を利用して対象顧客の情報を取得するまでの一般的なフローチャートを説明する。
まず、会社Yのユーザは、指標化項目を選定する(STEP10)。指標化項目は、担当者がソースデータの項目の中から選択してもよいし、会社Yが行う商品やサービスの提供に関することに限られず、同じ趣味を持つ人がいるかどうかといった幅広いテーマであってもよい。
次に、ユーザが指標化項目と顧客保有項目とを顧客推定装置1に入力する(STEP20)。ここで、顧客保有項目は、「性別」、「年齢(年代)」の他、「最終学歴」、「学生/社会人」、「住んでいる地域」等が挙げられ、項目数が多いほどソースデータ項目とマッチング(対応)する可能性が高くなり、推定の精度が向上する。
また、必要に応じて、顧客保有項目とソースデータ項目の調整を行う。ソースデータ項目の調整とは、例えば、両項目が完全に対応していないが、類似項目がある場合に、意味合いを揃える作業を行う。例えば、ソースデータ項目に「好きな番組ジャンル」に関する項目があり、顧客保有項目に「当該ジャンルを月3回以上視聴する(履歴情報)」という項目があるとき、両項目を同義と扱う。
次に、顧客推定装置1は、機械学習により分類規則を作成する(STEP30)。これにより、指標化項目に対する分類項目(第1の分類項目)が作成される。続いて、顧客推定装置1は、当該規則に基づいて第1のスコアを集計する(STEP40)。具体的には、第1の分類項目に対して第1のスコアが付与された一覧表(図2Aの一覧表15A参照)が作成される。
次に、顧客推定装置1は、第1のスコアに基づいて「○」又は「×」を付与する(STEP50)。ここで、「○」は対象顧客と推定されることを意味し、例えば、スコアが予め定めた閾値を超えた場合(又は閾値以上となった場合)に「○」とする。
次に、ユーザは、顧客保有項目の変更を行う(STEP60)。例えば、1回目とは異なる観点で分類項目が作成されるように、ユーザが顧客保有項目を変更する。
次に、ユーザが指標化項目と顧客保有項目とを顧客推定装置1に入力する(STEP70)。このSTEPから2回目の実行となるが、指標化項目については1回目と同じ項目、顧客保有項目についてはSTEP60で変更した新たな項目となる。また、必要に応じて、顧客保有項目とソースデータ項目の調整を行う。
次に、顧客推定装置1は、機械学習により分類規則を作成する(STEP80)。これにより、第2の分類項目が作成される。続いて、顧客推定装置1は、当該規則に基づいて第2のスコアを集計する(STEP90)。具体的には、第2の分類項目に対して第2のスコアが付与された一覧表(図2Bの一覧表15B参照)が作成される。
最後に、顧客推定装置1は、第2のスコアに基づいて「○」又は「×」を付与する(STEP100)。以上のように、多段階の実行によって分類項目を増加させることで、対象顧客の推定精度を高め、さらに、「〇」の判定となる対象を拡大させることができる。以上で、対象顧客の情報を取得する一連の処理を終了する。
会社Yは、「最終結果」の判定が「〇」となった顧客に対して新たなサプリメントのDM配信等を行うとよい。また、顧客推定装置1は、取扱いが難しい個人情報、Cookie情報等を入手しなくても、顧客のプロフィールを精度良く推測することができる点で有益である。
[第2実施形態]
次に、図4A、図4B及び図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、顧客保有項目を1回目の実行に使用しなかった項目に変更して、2回目を実行した。しかしながら、分類項目の数を増加させたり、スコアを調整したりするために、対象とする「人」を変更してもよい。この条件を変更して顧客推定装置1を実行すると、前回とは異なる分類項目が作成され、スコアも異なる数値が得られる(第2実施形態)。
具体的には、1回目の実行で作成された1又は複数の分類項目に所属する「人」をさらに詳しく分析する。例えば、1回目の判定で「○」となった分類項目の「人」を除外して2回目を実行することで、1回目の判定で「×」となった分類項目について、より詳細な情報が得られる。
図4Aは、顧客推定装置1が顧客保有項目(サプリメント購入履歴)から作成した分類項目(一覧表25A)を示しており、結果としては、図2Aの一覧表15Aと同じである。
顧客判定部8は、分類項目の1番目(25A−1)及び分類項目の2番目(25A−2)」のスコアが閾値1.5以上のため、「○」と判定する。一方、顧客判定部8は、分類項目の3番目(25A−3)及び分類項目の4番目(25A−4)」のスコアが閾値1.5に満たないため、「×」と判定する。
ここで、今回「×」と判定された分類項目の3番目の「3ヶ月以前にサプリ購入あり」、及び4番目の「サプリ購入なし」の項目を分析して、こられの分類項目に所属する「人」の詳細情報を取得することが望まれる。このため、再度、同じ指標化項目に対して、分類項目作成部5により顧客保有項目を分類していく。
図4Bは、顧客推定装置1が、変更された顧客保有項目から作成した分類項目(一覧表25B)を示している。
図示するように、今回、分類項目の1番目(25B−1)の「3ヶ月以前〜4ヶ月以内にサプリ購入あり、60代以上」、分類項目の2番目(25B−2)の「3ヶ月以前〜4ヶ月以内にサプリ購入あり、50代以下」、分類項目の3番目(25B−3)の「サプリ購入なし、60代以上」、及び分類項目の4番目(25B−4)の「サプリ購入なし、50代以下」の4項目(第2の分類項目)が作成される。このように、多段階の実行により、25A−1〜25A−4,25B−1〜25B−4の合計8項目を作成することができ、目的に応じて分類項目の数を調整することができる。
また、対象顧客と判定する閾値が1.5である場合、顧客判定部8は、スコアが1.5以上となった分類項目の1番目(25B−1)及び3番目(25B−3)を「〇」と判定し、分類項目の2番目(25B−2)及び4番目(25B−4)を「×」と判定する。このような作業により、顧客推定装置1は、対象顧客をより詳しく推定することができる。
ここで、図5を参照して、第2実施形態の顧客推定装置1の多段階実行の概要を説明する。
まず、指標化項目と顧客保有項目とを顧客推定装置1に入力して、顧客の「全体」に対して、分類項目の作成を行う。これにより、「1回目」の判定結果が得られる。具体的には、図4Aに示したように、顧客推定装置1(顧客判定部8)は、分類項目の1番目(25A−1)及び2番目(25A−2)を「○」と判定する。これにより、対象顧客の1次的な結果が得られる。
図4Aの例では、分類項目の1番目及び2番目が、対象顧客である又は対象顧客の可能性が高いという結果が得られる。そこで、分類項目の1番目及び2番目に該当する顧客を除外して、分類項目の3番目及び4番目に絞って再度、指標化項目と顧客保有項目とを顧客推定装置1に入力して、分類項目の作成を行う。
これにより、「2回目」の判定結果が得られる。具体的には、図4Bに示したように、分類項目の1番目(25B−1)及び3番目(25B−3)が「〇」と判定とされ、対象顧客となる分類項目が2つあることが判明する。従って、会社Yは,「最終結果」の判定が「〇」となった顧客に対して新たなサプリメントのDM配信等を行うとよい。
[第3実施形態]
最後に、図6A及び図6Bを参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
上述の第2実施形態では、1回目の実行による第1の分類項目から一部の分類項目を除外(例えば、採用された分類項目を除外)して、2回目を実行した。しかしながら、分類項目の数を増加させたり、スコアを調整したりするために、ソースデータを変更してもよい。この条件を変更して顧客推定装置1を実行することによっても、前回とは異なる分類項目が作成され、スコアも異なる数値が得られる(第3実施形態)。
図6Aは、顧客推定装置1が顧客保有項目(サプリメント購入履歴)から作成した分類項目(一覧表35A)を示しており、結果としては、図2Aの一覧表15Aと同じである。なお、1回目の実行日は、2019年4月とする。
顧客判定部8は、分類項目の1番目(35A−1)及び分類項目の2番目(35A−2)」のスコアが閾値1.5以上のため、「○」と判定する。一方、顧客判定部8は、分類項目の3番目(35A−3)及び分類項目の4番目(35A−4)」のスコアが閾値1.5に満たないため、「×」と判定する。
次に、ソースデータが変更された後に、1回目の実行と同じ顧客保有項目で、再度、同じ指標化項目に対して、分類項目作成部5により顧客保有項目を分類していく。
図6Bは、顧客推定装置1が変更されたソースデータを利用して作成した分類項目(一覧表35B)を示している。なお、2回目の実行日は、2019年7月とする。
図示するように、今回、分類項目の1番目(35B−1)の「直近2ヶ月以内にサプリ購入あり」、分類項目の2番目(35B−2)の「2ヶ月以前〜4ヶ月以内にサプリ購入あり、男性」、分類項目の3番目(35B−3)の「2ヶ月以前〜4ヶ月以内にサプリ購入あり、女性」、及び分類項目の4番目(35B−4)の「上記以外」の4項目(第2の分類項目)が作成される。このように、多段階の実行により、35A−1〜35A−4,35B−1〜35B−4の合計8項目を作成することができ、目的に応じて分類項目の数を調整することができる。
また、対象顧客と判定する閾値が1.5である場合、顧客判定部8は、スコアが1.5以上となった分類項目の1番目(35B−1)及び2番目(35B−2)を「〇」と判定し、分類項目の3番目(25B−3)及び4番目(25B−4)を「×」と判定する。このような作業により、顧客推定装置1は、対象顧客をより詳しく推定することができる。
上述した実施形態における一覧表の内容、スコアの算出方法等は一例に過ぎず、用途、目的等に応じて適宜変更することができる。
顧客推定装置1の項目対応部4は、上位概念の項目に合わせるように調整する例を示したが、項目の鮮度が新しい方を採用することも有効である。
上記実施形態では、最終的なスコアが「高い」顧客をアプローチすべき対象顧客とする例を示したが、スコアが「低い」顧客についても、「低い」ことに価値を見出して、他のアプローチの対象とすることができる。また、スコアが「低い」顧客をアプローチの除外対象として、足切りに利用してもよい。
1…顧客推定装置、2…指標化項目取得部、3…顧客保有項目取得部、4…項目対応部、5…分類項目作成部(機械学習モデル)、6…スコア付与部、8…顧客判定部、15,15A,15B,25A,25B,35A,35B…一覧表、20…顧客DB。

Claims (6)

  1. 顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応手段と、
    前記項目対応手段によって前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させた機械学習モデルと、
    指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成手段と、
    前記第1の分類項目作成手段が作成した前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与手段と、
    前記指標化項目の内容に応じて前記第1の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成手段と、
    前記第2の分類項目作成手段が作成した前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与手段と、
    を備えることを特徴とする顧客推定装置。
  2. 顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応手段と、
    前記項目対応手段によって前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させた機械学習モデルと、
    指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成手段と、
    前記第1の分類項目作成手段が作成した前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与手段と、
    前記指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、前記第1の分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成手段と、
    前記第2の分類項目作成手段が作成した前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与手段と、
    を備えることを特徴とする顧客推定装置。
  3. 前記指標化項目の内容に応じて第1から第n(n≧2の自然数)の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第(n+1)の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第(n+1)の分類項目を作成する第(n+1)の分類項目作成手段と、
    前記第(n+1)の分類項目作成手段が作成した前記第(n+1)の分類項目に、前記第(n+1)の機械学習モデルを用いて第(n+1)のスコアを付与する第(n+1)のスコア付与手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の顧客推定装置。
  4. 前記指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第(n+1)(n≧2の自然数)の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、第1から第nの分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第(n+1)の分類項目を作成する第(n+1)の分類項目作成手段と、
    前記第(n+1)の分類項目作成手段が作成した前記第(n+1)の分類項目に、前記第(n+1)の機械学習モデルを用いて第(n+1)のスコアを付与する第(n+1)のスコア付与手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の顧客推定装置。
  5. 機械学習モデルを備えるコンピュータを用いて、商品又はサービスに興味のある対象顧客を推定する顧客推定方法であって、
    前記コンピュータのデータ処理部が、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応ステップと、
    前記項目対応ステップにて前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させ、機械学習モデルを作成する機械学習モデル作成ステップと、
    前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成ステップと、
    前記データ処理部が、前記第1の分類項目作成ステップで作成された前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与ステップと、
    前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて前記第1の分類項目のうち、一部の分類項目に該当する顧客を除外し、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成ステップと、
    前記データ処理部が、前記第2の分類項目作成ステップで作成された前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与ステップと、
    を備えることを特徴とする顧客推定方法。
  6. 機械学習モデルを備えるコンピュータを用いて、商品又はサービスに興味のある対象顧客を推定する顧客推定方法であって、
    前記コンピュータのデータ処理部が、顧客が保有する顧客保有項目と、特定若しくは不特定の者を対象に実施した調査又はその者の履歴情報から取得され、当該その者の少なくとも属性、価値観、嗜好、消費行動、行動パターンの何れかが反映されたソースデータのソースデータ項目とを対応させる項目対応ステップと、
    前記項目対応ステップにて前記顧客保有項目と対応したソースデータ項目を得て、前記ソースデータ項目を入力データとして、特定のサービスに対する対象顧客を推定できるように機械学習させ、機械学習モデルを作成する機械学習モデル作成ステップと、
    前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、第1の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる前記顧客保有項目を分類し、第1の分類項目を作成する第1の分類項目作成ステップと、
    前記データ処理部が、前記第1の分類項目作成ステップで作成された前記第1の分類項目に、前記第1の機械学習モデルを用いて第1のスコアを付与する第1のスコア付与ステップと、
    前記データ処理部が、指標化すべき指標化項目の内容に応じて、前記ソースデータの更新に伴い更新された第2の前記機械学習モデルを用いて前記対象顧客の推定に必要な要素となる、前記第1の分類項目の作成時とは異なる前記顧客保有項目を分類し、第2の分類項目を作成する第2の分類項目作成ステップと、
    前記データ処理部が、前記第2の分類項目作成ステップで作成された前記第2の分類項目に、前記第2の機械学習モデルを用いて第2のスコアを付与する第2のスコア付与ステップと、
    を備えることを特徴とする顧客推定方法。
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