JP6924890B2 - 流体入力モジュール用のメカニカルユーザ制御要素 - Google Patents

流体入力モジュール用のメカニカルユーザ制御要素 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、医用吸引カテーテル器具、特に気管気管支分泌物の吸引及び/又は気管換気管の洗浄又は清浄化のためのカテーテル器具に関する。
〔関連出願の参照〕
本願は、2017年7月5日に出願された米国特許仮出願第62/528,673号の優先権主張出願であり、この米国特許仮出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
吸引カテーテルは、気管内チューブ(ETT)及び気管切開チューブ装置によって換気される患者の気管気管支分泌物を吸引するために一般的に使用されている。吸引カテーテルを使用する上での厄介な面は、吸引カテーテルを挿通させるETTルーメン内に細菌性バイオフィルムが存在することである。その結果、吸引カテーテルを挿入しているとき、ETTルーメンからカテーテルの到達先である気管支樹中の奥深くまで細菌性バイオフィルムが運ばれることによって肺感染症の恐れが高くなる。さらに、かなりのバイオフィルム厚が堆積すると、空気通路のためのETTの有効自由ルーメンが減少する。したがって、吸引操作相互間に清浄なETTルーメンを維持するとともにかなりのバイオフィルム厚の堆積を阻止する必要性がある。
エイナブ等(Einav et al.)に付与された英国特許出願公開第2482618(A)明細書(この出願公開は、本出願の譲受人に譲渡されており、この英国特許出願公開を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする)は、インフレーション(拡張用)ルーメンを介する空気によるバルーン拡張、吸引ルーメンを介する吸引、及び洗浄流体送り出しルーメンによる洗浄流体送り出しを含む多流体伝導のためのマルチルーメン型カテーテルを記載している。
ザカール(Zachar)等に付与された米国特許第8999074号明細書(この米国特許は、本願の譲受人に譲渡されており、この米国特許を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする)は、流体送出ルーメン及び吸引ルーメンを含む洗浄カテーテルを記載している。流量調整弁が、吸引ポート及び流体ポートを備える。メカニカルユーザ制御要素が、流量調整弁の作動状態を機械的かつ非電気的に設定するとともに第1の形態と第3の形態との間の移行を第2の形態経由で機械的かつ非電気的に設定するよう構成されている。この制御要素が第1の形態にあるとき、流量調整弁は、(a)吸引ポートと吸引ルーメンとの間、及び(b)流体ポートと流体送出ルーメンとの間の流体連通を遮断する。制御要素が第2の形態にあるとき、流量調整弁は、吸引ポートと吸引ルーメンとの流体連通を生じさせるとともに流体ポートと流体送出ルーメンとの間の流体連通を遮断する。制御要素が第3の形態にあるとき、流量調整弁は、(a)吸引ポートと吸引オリフィスルーメンとの間、及び(b)流体ポートと流体送出ルーメンとの流体連通を生じさせる。
英国特許出願公開第2482618(A)明細書 米国特許第8999074号明細書
本発明の幾つかの用途では、気管換気管の内面を洗浄するためのマルチルーメン型カテーテルが提供される。本発明の幾つかの技術により、インフレート可能な要素の拡張(インフレーション)と気管換気管用の閉鎖吸引システムによる吸引の片手による同時作動が可能である。閉鎖吸引システムにより、換気用空気供給源を含む気管換気管システムから取り外すことなくカテーテルを繰り返して使用することができる。
洗浄カテーテルは、気管換気管中に挿入可能であり、この洗浄カテーテルは、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスを備えるよう形作られている。洗浄カテーテルは、細長い軟性の管状カテーテル本体及びカテーテル本体に取り付けられたインフレート可能な要素を有する。入力モジュールが洗浄カテーテルに結合され、この入力モジュールは、インフレーションモジュールを有し、インフレーションモジュールは、吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有する。入力モジュールは、流量調整弁を更に有し、この流量調整弁は、吸引源と流体連通手状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られている。
入力モジュールは、複数のメカニカルユーザ制御ボタンをさらに含む。これらボタンは、代表的には、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)(i)押し下げていないときには少なくとも、第1の空間位置を占め、(ii)十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成されている。代表的には、複数のメカニカルユーザ制御ボタンは、1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンをさらに含み、これら非インフレーションチャンバ制御ボタンは、これらの押し下げ時、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすようには構成されていない。
幾つかの用途に関し、1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンは、メカニカル吸引作用制御ボタンを含み、このメカニカル制御ボタンは、(a)押し下げられていないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、(b)十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占めるよう構成されている。幾つかの用途に関し、入力モジュールは、
・メカニカル吸引作用制御ボタンがその第1の空間位置にあるとき、流量調整弁は、(a)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、(b)インフレート可能要素用ルーメンを介する吸引源とインフレート可能要素の内部との流大連通を可能にし、それによりインフレート可能要素を収縮させるとともに/あるいはその収縮(デフレーション)を維持し、
・メカニカル吸引作用制御ボタンがその第2の空間位置にあるとき、流量調整弁が吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を遮断するよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が吸引ポートに加えられた場合、
インフレート可能要素内の圧力がメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの(どの要素も壊すことなく)押し下げの完了後の2秒の時点でかつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの(どの要素も壊すことなく)押し下げを維持している間、しかも入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されている。
実用目的のため、インフレート可能要素は、本明細書では、その内圧が25cmH2O未満の圧力状態にあるときには機能的にデフレートされるとみなされ、負圧の状態にあるときには十分にデフレートされるとみなされる。入力モジュールのこの構成は、インフレート可能要素の偶発的な実質的な拡張を阻止し、この場合さらに吸引作用が遠位吸引オリフィスに加えられることがない。吸引作用なしのかかる拡張は、バルーンがインフレートされ、さらに吸引作用を遠位吸引オリフィスに加えることなく、偶発的に換気管に沿って引き出される場合、インフレート可能要素によって換気管の内面から拭い取られたバイオフィルムが堆積して換気回路から除去されるのではなく、換気連結部に向かって引きずり上げられるので望ましくない。この構成は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含むメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものをロックする必要なく、かかる望ましくない拡張を阻止する。
したがって、本発明の用途によれば、気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、この装置は、
(A)気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、この洗浄カテーテルは、
(i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、このカテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
(ii)インフレート可能な要素を有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体に取り付けられかつインフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
(B)洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、この入力モジュールは、
(i)インフレーションモジュールを含み、このインフレーションモジュールは、吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
(ii)流量調整弁を有し、この流量調整弁は、吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
(iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、これらメカニカルユーザ制御ボタンは、
(1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、このインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置からこのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置へのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
(2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、かかる非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が吸引ポートに加えられた場合、
インフレート可能要素内の圧力がメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げの完了後の2秒の時点でかつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げを維持している間、しかも入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されていることを特徴とする装置が提供される。
幾つかの用途に関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第1の空間位置にあるときのインフレーションチャンバの容積は、インフレート可能要素内の圧力が25cmH2Oに等しいときのインフレート可能要素の内部の容積よりも少なくとも25%大きい。
幾つかの用途に関し、インフレート可能要素は、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスのうちの少なくとも1つから3cm以内の場所でカテーテル本体に取り付けられている。
幾つかの用途に関し、吸引ポートは、吸引源と流体連通状態に結合されている。
幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバは、第1のメカニカル制御要素がその第1の空間位置にあるときに1〜10ccの容積を有する。
幾つかの用途に関し、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、これらボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンをこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢するよう構成された1つ又は2つ以上のばねを含む。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタンとメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの両方をこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢するよう構成された正確に言って1つのばねを含む。
幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバは、弾性コンパートメントを含み、入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置から第2の空間位置への移行により弾性コンパートメントが圧縮され、それにより弾性コンパートメントの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成されている。
上述の用途のうちの任意のものに関し、入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつ入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、流量調整弁がインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されている。
上述の用途のうちの任意のものに関し、入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンをその第2の空間位置に向かう可能な限り押し下げているとき、かつ入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わないで、流量調整弁が(a)インフレート可能要素用ルーメン経由のインフレーションチャンバの内部とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にするとともに(b)インフレート可能要素用ルーメン経由の吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にするよう構成されている。
上述の用途のうちの任意のものに関し、
1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンは、押し下げられていないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときに第2の空間位置を占めるよう構成されたメカニカル吸引作用制御ボタンを含み、
入力モジュールは、
メカニカル吸引作用制御ボタンがその第1の空間位置にあるとき、流量調整弁が(a)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、(b)インフレート可能要素用ルーメン経由の吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にし、
メカニカル吸引作用制御ボタンがその第2の空間位置にあるとき、流量調整弁が吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を遮断するよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつメカニカル吸引作用ボタンの押し下げを行わない場合、流量調整弁がインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げが行われないでメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第2の空間位置に向かって可能な限り押し下げられたとき、流量調整弁が(a)インフレート可能要素用ルーメン経由のインフレーションチャンバの内部とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にし、(b)インフレート可能要素用ルーメン経由の吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にするよう構成されている。
幾つかの用途に関し、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができ、そして単一の1cm×2cm長方形表面によるメカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンへの力の付与によってボタンのそれぞれの第2の空間位置に移行させることができるよう入力モジュール上に位置決めされている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのうちの一方の押し下げによっては、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのうちの他方の押し下げが入力モジュールによって自動的には引き起こされないよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げによっては、メカニカル吸引作用制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中にインフレーションチャンバの内部の圧力の増大が引き起こされないよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの押し下げによっては、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、吸引源が吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通関係をなす連結が引き起こされないよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置からこれらボタンのそれぞれの第2の空間位置への結果として生じる同時移行により、流量調整弁が、
吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
インフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素用ルーメン経由でインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結し、それにより、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置からこれらボタンのそれぞれの第2の空間位置への結果としての同時移行により、流量調整弁が、
最初に、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
しかる後、インフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素用ルーメン経由でインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結し、それにより、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置からこれらボタンのそれぞれの第2の空間位置への結果としての同時移行により、
最初に、流量調整弁が吸引源をインフレート可能要素の内部との流体連通から切り離し、
しかる後、流量調整弁がインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素用ルーメン経由でインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結し、それにより、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている。
幾つかの用途に関し、
入力モジュールは、内部チャネルを画定するよう形作られたハウジングを含み、
流量調整弁は、洗浄カテーテルの近位入力部分を有し、この近位入力部分は、入力モジュールのハウジングの内部チャネル内に設けられた状態でこの内部チャネルに対して軸方向に摺動可能であり、
入力モジュール及び近位入力部分は、
メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、近位入力部分が入力モジュールのハウジングの内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、この第1の軸方向位置では、近位入力部分が吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、
メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、
最初に、メカニカル吸引作用制御ボタンにより、近位入力部分が内部チャネルに対して第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、第2の軸方向位置では、近位入力部分が吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
しかる後、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンにより近位入力部分が内部チャネルに対して第2の軸方向位置から第3の軸方向位置に軸方向に摺動し、第3の軸方向位置では、近位入力部分がインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結するよう構成されている。
幾つかの用途に関し、
入力モジュールは、内部チャネルを画定するよう形作られたハウジングを含み、
流量調整弁は、洗浄カテーテルの近位入力部分を有し、この近位入力部分は、入力モジュールのハウジングの内部チャネル内に設けられた状態でこの内部チャネルに対して軸方向に摺動可能であり、
流量調整弁は、圧力作動式一方向弁から成り、
入力モジュール及び近位入力部分は、
メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがこれらボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、近位入力部分が入力モジュールのハウジングの内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、この第1の軸方向位置では、近位入力部分が吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、
メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、
最初に、メカニカル吸引作用制御ボタンにより、近位入力部分が内部チャネルに対して第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、第2の軸方向位置では、近位入力部分が吸引源を吸引オリフィス用ルーメン経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
しかる後、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行によって引き起こされるインフレーションチャンバの内部の圧力の増大により、圧力作動式一方向弁が開き、それによりインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素用ルーメン経由でインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結するよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げ時にかつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの押し下げを行わないで、流量調整弁がインフレーションチャンバの内部とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にしないで、吸引源オリフィスルーメン経由の吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を可能にするよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュールは、ロック機構体をさらに含み、ロック機構体は、
メカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができるロック解除状態、及び
メカニカル吸引作用制御ボタンを押し下げることができず、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができるロック状態を取るよう構成されている。
上述した用途のうちの任意のものに関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、インフレーションチャンバを機械的にかつ非電気的に圧縮することによって、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されている。
幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、低圧縮レベルから高圧縮レベルに移行し、入力モジュールは、インフレーションチャンバを低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢するよう構成されている。
幾つかの用途に関し、インフレーションモジュールは、低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢されている。
さらに、本発明の用途によれば、気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、この装置は、
(A)気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、この洗浄カテーテルは、
(i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、このカテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
(ii)インフレート可能な要素を有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体に取り付けられかつインフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
(B)洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、この入力モジュールは、
(i)インフレーションモジュールを含み、このインフレーションモジュールは、吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
(ii)流量調整弁を有し、この流量調整弁は、吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
(iii)メカニカル吸引作用制御ボタンを有し、このメカニカル吸引作用制御ボタンは、押し下げられないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占めるよう構成され、
(iv)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを有し、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置からこのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置へのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が吸引ポートに加えられた場合、
メカニカル吸引作用制御ボタンがその第1の空間位置にあるとき、流量調整弁が(a)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、(b)インフレート可能要素用ルーメン経由で吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にし、
メカニカル吸引作用制御ボタンがその第2の空間位置にあるとき、流量調整弁が吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を遮断し、
入力モジュールは、
インフレート可能要素内の圧力がメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げの完了後の2秒の時点でかつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げを維持している間、しかもメカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されていることを特徴とする装置が提供される。
さらにまた、本発明の用途によれば、気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、この装置は、
(A)気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、この洗浄カテーテルは、
(i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、このカテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
(ii)インフレート可能な要素を有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体に取り付けられかつインフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
(B)洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、この入力モジュールは、
(i)インフレーションモジュールを含み、このインフレーションモジュールは、吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
(ii)流量調整弁を有し、この流量調整弁は、吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
(iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、これらメカニカルユーザ制御ボタンは、
(1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置からこのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置へのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
(2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、かかる非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつ入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、流量調整弁がインフレーションチャンバの内部をインフレート可能要素の内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されていることを特徴とする装置が提供される。
加えて、本発明の用途によれば、気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、この装置は、
(A)気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、この洗浄カテーテルは、
(i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、このカテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
(ii)インフレート可能な要素を有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体に取り付けられかつインフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
(B)洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、この入力モジュールは、
(i)インフレーションモジュールを含み、このインフレーションモジュールは、吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
(ii)流量調整弁を有し、この流量調整弁は、吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
(iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、これらメカニカルユーザ制御ボタンは、
(1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置からこのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置へのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
(2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、この非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
入力モジュールは、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第2の空間位置に向かって可能な限り押し下げられたとき、入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わないで、流量調整弁は、
インフレート可能要素用ルーメン経由でインフレーションチャンバの内部とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にし、
インフレート可能要素用ルーメン経由で吸引源とインフレート可能要素の内部との流体連通を可能にするよう構成されていることを特徴とする装置が提供される。
さらに加えて、本発明の用途によれば、気管換気管及び吸引源とともに用いられる方法であって、この方法は、
入力モジュールの流量調整弁の吸引ポートを吸引源と流体連通状態に結合するステップを含み、入力モジュールは、(i)吸引源とは別個のインフレーションチャンバを含むインフレーションモジュール、(ii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを含み、複数のメカニカルユーザ制御ボタンは、(1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、(b)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、(2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、かかる非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されておらず、
メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンが第1の空間位置にある間、洗浄カテーテルを近位側から遠位側の方向に、患者の気管内に挿入された気管換気管中に挿入し、そしてカテーテル本体の遠位端が気管換気管の軸方向中点よりも遠位側の場所で気管換気管内に軸方向に配置されるまで洗浄カテーテルを前進させるステップを含み、洗浄カテーテルは、入力モジュールに結合され、入力モジュールは、(i)細長い軟性の管状のカテーテル本体を有し、このカテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能要素用ルーメンを備えるよう形作られ、(ii)インフレート可能要素を有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体に取り付けられ、かつインフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、 入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が吸引ポートに加えられた場合、
インフレート可能要素内の圧力がメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げの完了後の2秒の時点でかつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置に向かうメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げを維持している間、しかも入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されていることを特徴とする方法が提供される。
図面と一緒に本発明の実施形態の以下の詳細な説明を検討することにより本発明を十分に説明する。
本発明の用途に係る閉鎖吸引洗浄システムの略図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムの別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムのさらに別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムのさらに別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムのさらに別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムのさらに別の形態をその状態で示す概略断面図である。 本発明の用途に従って図1の閉鎖吸引洗浄システムのメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの別の形態の略図である。 本発明の用途に従ってロック解除状態にあるロック機構体の略図である。 本発明の用途に従ってロック状態にあるロック機構体の略図である。
図は、本発明のそれぞれの用途に係る閉鎖吸引洗浄システム100の幾つかの構成例の略図である。洗浄システム100は、代表的には、気管換気管、ベンチレータ、及び吸引源とともに用いられるよう構成されている。幾つかの用途に関し、洗浄システム100は、気管換気管、ベンチレータ及び/又は吸引源のうちの1つ又は2つ以上の任意の組み合わせを含む。これら要素は、図に示されていないが、これら要素は、ザカール等(Zachar et al.)に付与された米国特許第8,999,074号明細書(以下、「第´074号特許明細書」と言う)の図1A〜図1Dに見え、この米国特許を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする。洗浄システム100は、第´074号特許明細書の図1A〜図1Dに示されているが、必要な変更を加えて具体化されるのが良く、ただし、洗浄システム100は、代表的には、これらの図に示された加圧流体源602を含んでいない。
特許請求の範囲の記載を含む本願に用いられている「気管換気管」は、気管内チューブ(ETT)又は気管切開チューブを含む。幾つかの用途に関し、吸引源は、1atm未満の圧力を提供し、代替的に又は追加的に、幾つかの用途に関し、吸引源は、周囲圧力よりも低い圧力を提供する。特許請求の範囲の記載を含む本願で用いられる「流体」は、液体及び/又は気体、例えば主として液体である液体/気体混合物、例えば気泡のある液体を含む。液体は、水、例えば生理的食塩水又は消毒薬溶液を含む場合がある。
本発明の用途に係る洗浄システム100の略図である図1を参照する。洗浄システム100は、代表的には、遠位換気管‐コネクタ組立体110、洗浄カテーテル200、及び入力モジュール156を含む。洗浄カテーテル200は、細長い軟性の管状カテーテル本体210を有する。洗浄カテーテル200は、換気管‐コネクタ組立体110の遠位側に配置された遠位部分212、及び換気管‐コネクタ組立体110の近位側に配置された近位部分214(他の図にラベル表示されている)を有する。遠位部分212は、換気管中に挿入されるよう構成されている。近位部分214は、カテーテル本体210の近位入力部分216を含み、この近位入力部分は、入力モジュール156中に挿入されるよう構成され又はこの中に配置される。代表的には、近位入力部分216は、入力モジュール156に対して軸方向に摺動可能である。遠位及び近位部分212,214のそれぞれの長さは、カテーテル本体210の遠位端が換気管内に配備される程度及び/又はこの遠位端が換気管‐コネクタ組立体110から長手方向に変位する程度、例えばカテーテル本体210が遠位側の方向に換気管‐コネクタ組立体110を通って摺動する程度で決まるのが良い。
特許請求の範囲の記載を含む本願で用いられる「軸方向」及び「軸方向に」という用語は、軸線に沿うことを意味し、軸線回りの又は軸線を中心とすることを意味していない。例えば、(a)「軸方向運動」は、軸線に沿う運動を意味し、(b)「軸方向に整列し」という表現は、軸線に沿って整列することを意味する。
換気管‐コネクタ組立体110は、(a)ベンチレータ連結管経由でベンチレータと流体連通状態に結合されるよう構成されたベンチレータポート164、(b)換気管の近位端と流体連通状態に結合されるよう構成された換気管ポート160、及び(c)カテーテル本体210の挿通を可能にするよう構成された本体入口142を含む。
本発明の幾つかの用途では、洗浄システム100は、換気管‐コネクタ組立体110がベンチレータと換気管の内部との間に実質的に気密連結部を介在させるよう(例えば、換気管‐コネクタ組立体110の内部チャンバ及び/又は導管経由で)換気管とベンチレータの両方に直接的に又は間接的に連結されると、換気管の内部を洗浄するよう働く。
洗浄カテーテル200は、インフレート可能な要素188、例えばバルーンをさらに有し、このインフレート可能要素は、カテーテル本体210の遠位端の近くで、例えば遠位端から3cm以内、例えば1cm以内、かつ/あるいは洗浄カテーテル200の遠位部分212の遠位側二分の一、遠位部分212の例えば遠位側三分の一、遠位側五分の一、又は遠位側十分の一内でカテーテル本体210に取り付けられている。代替的に又は追加的に、インフレート可能要素188は、以下に説明する1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140のうちの少なくとも1つから、3cm以内、例えばその1cm以内でカテーテル本体210に取り付けられている。インフレート可能要素188は、換気管の内面に接触するようインフレート可能である。幾つかの用途に関し、インフレート可能要素188は、大気圧よりも1bar高い状態にインフレートされて非拘束状態にあるとき(すなわち、換気管又は他のなんらかのものによって拘束されていないとき)、少なくとも6mm、12mm以下、及び/又は6〜12mmの最も大きな外径を有し、この外径は、代表的には、換気管の内面と密封接触状態を提供するために換気管の内径よりも僅かに大きい。幾つかの用途に関し、インフレート可能要素188は、大気圧よりも1bar高い状態でインフレートされて非拘束状態にされると、少なくとも0.5cc、2cc以下、及び/又は0.5〜2 ccの容積を有する。幾つかの用途に関し、インフレート可能要素188は、弾性であり、他方、他の用途に関し、インフレート可能要素188は、弾性ではない。幾つかの用途に関し、インフレート可能要素188は、このインフレート可能要素がデフレートされたときにぺちゃんこになるよう薄い柔軟性の材料から成る。
幾つかの用途に関し、カテーテル本体210は、少なくとも6mm、12mm以下、及び/又は6〜12mmの外径を有する。幾つかの用途に関し、十分にインフレートされて非拘束状態にあるとき(すなわち、換気管又は他の何らかのものによって拘束されていないとき)のインフレート可能要素188の最も大きな外径は、カテーテル本体210の外径の少なくとも60%、120%以下、及び/又は60%〜120%に等しい。
依然として図1を参照するとともに、さらに図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照し、これらの図は、本発明のそれぞれの用途に係る閉鎖吸引洗浄システム100の入力モジュール156のそれぞれの具体化例の概略断面図である。特に、図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dは、それぞれ閉鎖吸引洗浄システム300,400,500の略図であり、これら閉鎖吸引洗浄システムは、閉鎖吸引洗浄システム100のそれぞれの具体化例である。閉鎖吸引洗浄システム300,400,500は、それぞれ入力モジュール356,456,556を含み、これら入力モジュールは、入力モジュール156のそれぞれの具体化例である。
カテーテル本体210は、代表的には、カテーテル本体210に沿って配置された複数のルーメンを有する。幾つかの用途に関し、ルーメンのうちの1つ又は2つ以上は、本体内に少なくとも部分的にカテーテル本体210内に沿って配置され、例えば、カテーテル本体210内に一体に形成され、カテーテル本体210の壁内に形成され、あるいはカテーテル本体210内の別個の管として提供される。代替的に又は追加的に、ルーメンのうちの1つ又は2つ以上は、少なくとも部分的に本体の外部でカテーテル本体210に沿って配置され、例えば、カテーテル本体210の外部に位置する別個の管として提供される。ルーメンは、代表的には、
・インフレート可能要素用ルーメン120を含み、このインフレート可能要素用ルーメンは、少なくとも1つのインフレーション入口121とインフレート可能要素188の内部と流体連通状態にある少なくとも1つのインフレーションポート185との流体連通をもたらし、代表的には、入力部分は、インフレーション入口121を備えるよう形作られ、遠位部分212は、インフレーションポート185を備えるよう形作られ、
・吸引オリフィス用ルーメン130を含み、この吸引オリフィス用ルーメンは、少なくとも1つの近位吸引入口131と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通をもたらし、代表的には、カテーテル本体210の入力部分は、近位吸引入口131を備えるよう形作られ、洗浄カテーテル200の遠位部分212は、遠位吸引オリフィス140を備えるよう形作られている。少なくとも1つの吸引オリフィス用ルーメン130は、以下に詳細に説明するように、吸引源と間欠的流体連通関係をなすよう配置される。
インフレート可能要素用ルーメン120は、吸引オリフィス用ルーメン130の断面積よりも小さな、例えば、吸引オリフィス用ルーメン130の断面積の50%未満、30%未満、又は20%未満の断面積を有する。幾つかの用途(図示しているように)に関し、カテーテル本体210の近位入力部分216は、入力モジュール156内に恣意的に回転可能に配向可能であり、と言うのは、インフレート可能要素用ルーメン120のインフレーション入口121への流体の流れの接近が近位入力部分216の外面とハウジング168の内側チャネルの内面との間の僅かな円周方向隙間を経て近位入力部分216の周囲全体に沿ってぐるりと設けられているからであり、これについては以下において説明する。
インフレート可能要素188は、インフレートされると、代表的には換気管の内面を洗浄するのに機能的に有効な拭い取り(ワイピング)機能をもたらす。代表的には、拭い取り機能を提供するため、インフレート可能要素188は、インフレートされると、少なくとも30cmH2O(代表的には、これよりも実質的に高い)の気体圧力を維持する。代表的には、この気体圧力は、少なくとも以下に説明するメカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174が少なくとも5秒間連続して押し下げられたときに達成される。オプションとして、インフレート可能要素188は、インフレートされると、インフレート可能要素の互いに反対側の長手方向側部上の場所相互間の流体の流れを大幅に妨げるための流体遮断機能をさらにもたらす。代表的に洗浄システム100は、閉鎖システム環境内で働く。
一稼働状態の間、洗浄システム100は、換気管‐コネクタ組立体110が(i)ベンチレータ及び/又はベンチレータポート164の内部と(ii)ベンチレータ管の内部及び/又は換気管ポート160の内部との間に実質的に気密封止を介在状態で設けると、換気管の内面を洗浄する。
この換気マシン‐ベンチレータ管封止の維持と同時に、インフレート可能要素188は、例えばカテーテル本体210の遠位端を換気管の遠位端に向かって遠位側の方向に動かすことによって換気管内に(例えば、換気管の遠位部分内に)位置決めされるのが良い。例えば、インフレート可能要素188は、インフレート可能要素188が非接触状態にある(すなわち、換気管の内面と接触状態にはない)ときに遠位側に送り進められるのが良い。このようにしてインフレート可能要素188を位置決めした後、インフレート可能要素のインフレーションにより、インフレート可能要素188の外面と換気管の内面との接触が引き起こされるとともに/あるいは換気管の内部の近位部分と遠位部分との間の長手方向流れが遮断される(すなわち、大幅に妨げられる)。
インフレート可能要素が換気管内に位置決めされたときのインフレート可能要素188のインフレーション時、インフレートされたインフレート可能要素は、(a)カテーテル本体210の外部にかつ換気管内に位置する隙間領域のより近位側の部分と(b)インフレート可能要素188により形成されるとともに構成された摺動可能な境界部の遠位側に位置する換気管内の場所との間への流体の流れを遮断する(少なくとも、大幅に妨げる)摺動可能境界部を形成する。近位部分と遠位部分との間のこの摺動可能境界部は、換気管の内面の洗浄(拭き取りによる)を容易にし、例えばカテーテル本体210の外部にかつ換気管内に位置する隙間領域中に導入される負圧及び/又は流体(例えば、加圧流体)の場所を実質的に局限するのに有効である場合があり、その結果、吸引が主として換気管の近位部分中に導入される。
洗浄カテーテル200の遠位部分212は、代表的には遠位部分212の側壁を貫通して設けられた1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140を備えるよう形作られている。代表的には、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140は、インフレート可能要素188の近位側に位置する1つ又は2つ以上のそれぞれの場所で遠位部分212に沿って配置されている。代表的には、遠位吸引オリフィス140のうちの少なくとも1つ(例えば、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140の全て)は、インフレート可能要素188から1cm以内、例えばインフレート可能要素から0.8cm以内、例えば0.5cm以内に配置される。幾つかの用途に関し、遠位吸引オリフィス140は、合計で、少なくとも2mm2、25mm2以下、及び/又は2〜25mm2、例えば、少なくとも4mm2、16mm2以下、及び/又は4〜16mm2の全断面積を有する。
遠位吸引オリフィス140には、吸引源によって負圧が供給され、かかる遠位吸引オリフィスは、換気管の内面の洗浄を容易にする。幾つかの用途に関し、換気管の内部の物質は、遠位吸引オリフィス140中に吸い込まれるのが良く、そして換気管から例えば換気管‐コネクタ組立体110の近位側に位置する場所に近位側に運び出されるのが良い。以下に詳細に説明するように、吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通は、吸引オリフィス用ルーメン130によって提供される。特許請求の範囲の記載を含む本願で用いられる「流体連通」という表現は、正圧流体連通と負圧流体連通の両方を含み、かくして、例えば正圧又は吸引の連通を含む。
幾つかの用途に関し、洗浄システム100は、カテーテル本体210の外面を保護するための実質的に不透性のかつ/あるいは柔軟性のスリーブ144を含む。幾つかの用途に関し、換気管‐コネクタ組立体110を通ってカテーテル本体210を近位側又は遠位側の方向に摺動させることによって近位部分214の長さを変えることができる。
依然として図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照する。上述したように、幾つかの形態では、カテーテル本体210の近位入力部分216は、入力モジュール156中に挿入され又はこの中に配置され、そしてこの入力モジュールに対して軸方向に摺動できるよう構成されている。
入力モジュール156は、洗浄カテーテル200に結合され、この入力モジュールは、
・インフレーションモジュール150を有し、このインフレーションモジュールは、インフレーションチャンバ155(吸引源とは別体である)を有し、
・流量調整弁170を有し、この流量調整弁は、吸引ポート146を備えるよう形作られ、この吸引ポートは、吸引源と流体連通状態に結合可能でありかつ洗浄システム100の使用中、吸引源と流体連通状態に結合され(閉鎖吸引洗浄システム300,400,500は、それぞれ流量調整弁370,470,570を含み、これら流量調整弁370,470,570は、流量調整弁170のそれぞれの具体化例である)、
・複数のメカニカルユーザ制御ボタン172を有し、
・代表的には、ハウジング168を有し、このハウジングは、カテーテル本体210の近位入力部分216を収納し、このハウジングは、内部チャネルを画定するよう形作られ(閉鎖吸引洗浄システム300,400,500は、それぞれ、ハウジング368,468,568を含み、これらハウジング368,468,568は、ハウジング168のそれぞれの具体化例である)。
代表的には、複数のメカニカルユーザ制御ボタン172は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を含み、このメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、
・(a)例えば図1、図2A、図2D、図3A、図3D、図4A、及び図4Dに示された、押し下げられていないときの第1の空間位置を占め、(b)例えば図2B、図2C、図3B、図3C、図4B、及び図4Cに示された、十分に押し下げられた時の第2の空間位置を占め、
・メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、インフレーションチャンバ155の内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こす(圧力の最大の増加は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第1の空間位置からその第2の空間位置まで最後まで移行した場合に得られる)よう構成されている。
代表的には、複数のメカニカルユーザ制御ボタン172は、1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタン176(例えば、正確に言えば、図示のように1つの非インフレーションチャンバ制御ボタン176)をさらに含み、非インフレーションチャンバ制御ボタン176は、その押し下げ時、インフレーションチャンバ155の内部の圧力の増大を引き起こすようには構成されていない。
上述したように、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、インフレーションチャンバ155の内部の圧力を機械的にかつ非電気的に増大させるよう構成されている。幾つかの用途に関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の全体にわたって、インフレーションチャンバ155の内部の圧力を機械的にかつ非電気的に増大させるよう構成されている。
依然として図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照する。幾つかの用途に関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、インフレーションチャンバ155を機械的にかつ非電気的に圧縮することによって、インフレーションチャンバ155の内部の圧力を増大するよう構成されている。これらの用途の幾つかに関し、インフレーションチャンバ155は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタ174のその第1の空間位置からその第2の空間位置までの移行の少なくとも一部分の間、低圧縮レベルから高圧縮レベルに移行し、入力モジュール156は、インフレーションチャンバ155を低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢するよう構成されている。例えば、インフレーションモジュール150は、以下に言及する1つ又は2つ以上のばねによって低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢されるのが良い。代替的に又は追加的に、幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバ155(例えば、インフレーションチャンバ155の少なくとも1つの壁)は、低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢される。例えば、インフレーションチャンバ155の少なくとも1つの壁は、アコーディオンの形をしているのが良くかつ/あるいはチャンバ壁は、弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、又はポリウレタンから成る。幾つかの実施形態では、インフレーションチャンバ155の拡張中に打ち勝つのに必要な摩擦力は、実質的に存在しない。代替的に又は追加的に、インフレーションモジュール150(例えば、インフレーションチャンバ155)は、インフレーションチャンバ155を低圧縮レベルに向かって付勢するよう構成された別個の弾性要素(例えば、ばね)を含む。代替的に又は追加的に、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、例えばばねによって低圧縮レベルに向かって(そして、第1の形態に)弾性的に付勢される。いずれの場合においても、代表的には、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174が解除されると、インフレーションチャンバ155が拡張する。換言すると、入力モジュール156は、休止状態にあるときに第1の形態及び第1の流体制御状態を取るよう付勢され、その結果、インフレーションチャンバ155は、入力モジュール156が休止状態にあるときに拡張状態にある。
幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバ155は、弾性コンパートメントを含み、入力モジュール156は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行により弾性コンパートメントが圧縮され、それにより弾性コンパートメントの内部の圧力の増大が機械的にかつ非電気的に引き起こされるよう構成されている。
幾つかの用途に関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、インフレーションチャンバ155を機械的にかつ非電気的に圧縮することによってインフレーションチャンバ155の内部の圧力の増大を引き起こすよう構成されている。これらの用途のうちの幾つかに関し、インフレーションチャンバ155は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、低圧縮レベルから高圧縮レベルに移行し、入力モジュール156は、インフレーションチャンバ155を低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢するよう構成されている。オプションとして、インフレーションモジュール150は、低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢される。
代表的には、吸引ポート146は、標準型病院内吸引源に結合可能に病院規格に従って従来型吸引ポートとして形作られている。例えば、吸引ポート146は、雄型円錐形インターフェースを有するのが良い。代表的には、吸引ポート146は、従来型気管吸引ルーメンのルーメンサイズと一致したルーメンサイズを有し、かかるルーメンサイズは、一般に、5Fr〜18Frのゲージを有する。
幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、ユーザ信号発生器をさらに含み、このユーザ信号発生器は、インフレーションチャンバ155中への流体の流れの期間の少なくとも一部分の間かつ/あるいはインフレート可能要素188の収縮(デフレーション)中又は収縮時にユーザ信号(例えば、音)を発生するよう構成されている。ユーザ信号発生器は、電気的かつ/あるいは機械的であるのが良い。
幾つかの用途に関し、インフレーションチャンバ155は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第1の空間位置にあるとき(すなわち、圧縮されていないとき)、少なくとも1cc、10cc以下、及び/又は1〜10cc(例えば、少なくとも1.5cc、3cc以下、及び/又は1.5〜3cc)の容積を有する。この容積は、代表的には、インフレート可能要素188の容積の1.25倍を超え(例えば、1.5倍超又は2倍超)かつ3倍未満に等しい。代表的には、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第2の空間位置にあるとき(すなわち、圧縮されているとき)、インフレーションチャンバ155は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第1の空間位置にあるとき(すなわち、圧縮されていないとき)の容量よりも少なくとも1cc少ない容積を有する。代替的に又は追加的に、幾つかの用途に関し、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第1の空間位置にあるときのインフレーションチャンバ155の容積は、インフレート可能要素188内の圧力が25cmH2Oに等しい時のインフレート可能要素188の内部の容積よりも少なくとも25%大きい(例えば、少なくとも50%大きい、例えば少なくとも100%大きい)。
幾つかの用途に関し、1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタン176は、メカニカル吸引作用制御ボタン178を含み、このメカニカル吸引作用制御ボタン178は、(a)例えば図1、図2A、図2C、図3A、図3C、図4A、及び図4Cに示された押し下げられていないときの、第1の空間位置を占め、(b)例えば図2B、図3B、図4B、及び図4Dに示された十分に押し下げられた時の第2の空間位置を占めるよう構成されている。
幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、
・メカニカル吸引作用制御ボタン178が図1、図2A、図2C、図3A、図3C、図4A、及び図4Cに示されたその第1の空間位置にあるとき、流量調整弁170が(a)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通を遮断し、(b)インフレート可能要素用ルーメン120経由で吸引源とインフレート可能要素188の内部との流体連通を可能にし、それによりインフレート可能要素188を収縮させるとともに/あるいはその収縮状態を維持し、
・メカニカル吸引作用制御ボタン178が、例えば図2B、図3B、及び図4Bに示されたその第2の空間位置にあるとき、流量調整弁170が吸引源とインフレート可能要素188の内部との流体連通を遮断するよう構成されている。
代表的には、メカニカル吸引作用制御及びインフレーションチャンバ制御ボタン178,174は、メカニカル吸引作用制御及びインフレーションチャンバ制御ボタン178,174が例えば、図1、図2A、図3A、及び図4Aに示されたこれらのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、メカニカル吸引作用制御及びインフレーションチャンバ制御ボタン178,174を押し下げることができ、そして単一の1cm×2cm長方形表面によるメカニカル吸引作用制御ボタン及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンへの力の付与によってそして同様に大人の指によってボタンのそれぞれの第2の空間位置に移行させることができるよう入力モジュール上に位置決めされている。特許請求の範囲を含む本願で用いられている長方形の表面は、平坦である。代表的には、単一の指によるかかる押し下げを可能にするため、メカニカル吸引作用制御及びインフレーションチャンバ制御ボタン178,174は、入力モジュール156の同一の側に設けられる。変形例として、2つのボタンは、入力モジュール156の互いに反対側に設けられ、この場合、2本以上の指又は1本の指と手のひらを用いて2つのボタンを押し下げなければならない。
依然として図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び、図4A〜図4Dを参照する。代表的には、メカニカル吸引作用制御ボタン178とインフレーションチャンバ制御ボタン174は、以下の仕方のうちの1つ又は2つ以上の仕方で互いに独立している。
・入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びインフレーションチャンバ制御ボタン174のうちの一方の押し下げによってはメカニカル吸引作用制御ボタン178及びインフレーションチャンバ制御ボタン174のうちの他方の押し下げが入力モジュール156によっては自動的に引き起こされないように構成されており、
・入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げによってはメカニカル吸引作用制御ボタン178のその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、インフレーションチャンバ155の内部の圧力の増大が引き起こされないように構成されるとともに/あるいは、
・入力モジュール156は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の押し下げによってはメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、吸引オリフィス用ルーメン130経由で吸引源が1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140に流体連通状態で連結されないように構成されている。
依然として図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照する。幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の同時押し下げの際、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のこれらのそれぞれの第1の空間位置からこれらのそれぞれの第2の空間位置への結果としての同時移行により、流量調整弁170は、
・吸引オリフィス用ルーメン130経由で吸引源を1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結し、
・インフレート可能要素用ルーメン120経由でインフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、それにより、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン130経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に維持した状態で、インフレート可能要素188をインフレートさせる。
例えば、メカニカル吸引作用制御ボタン178とメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の相対高さに応じて、流量調整弁170は、
・最初に、吸引源を1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結し、しかる後、インフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、このことは、例えば、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がこれらのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、メカニカル吸引作用制御ボタン178がメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174よりも僅かに高い場合に起こることがあり、あるいは、
・吸引源を1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140に流体連通状態に連結するとともにインフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結するかのいずれかを行うことができる。
幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の同時押し下げの際、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のこれらのそれぞれの第1の空間位置からこれらのそれぞれの第2の空間位置への結果としての同時移行により、流量制御弁170は、
・最初に、吸引源をインフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離し、
・しかる後、インフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素用ルーメン120経由でインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、それにより、吸引源を吸引オリフィス用ルーメン130経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通状態を維持した状態でインフレート可能要素188をインフレートさせる。
幾つかの用途に関し、メカニカル吸引作用制御ボタン178及び/又はメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、これらのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢されている。この目的のため、幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、例えば上述したようにメカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174をこれらのそれぞれの第1の空間位置に付勢するよう配置された1つ又は2つ以上のばねを含む。幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、軸方向に差し向けられたばね190(図2Bにラベル表示されている)を含み、このばね190は、カテーテル本体210の近位入力部分216を図2A、図3A、及び図4Aに示された基本的な休止状態に近位側に戻すよう付勢される。近位入力部分216のかかる近位側への運動により、メカニカル吸引作用制御ボタン178は、その第1の空間位置に戻る。幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178とメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の両方をこれらのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢するよう配置された正確に言えば1つのばねを含む。
図2D、図3D、及び図4Dを参照する。幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げ時であって、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の押し下げを行わないで、流量調整弁170は、インフレーションチャンバ155の内部とインフレート可能要素188の内部との流体連通を可能にしないで、吸引オリフィス用ルーメン130経由で吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通を可能にする。これは、次の理由で起こり、すなわち、
・図2D及び図3Dに示された形態では、近位インフレーションルーメン入口121がインフレーションチャンバ155の出口ポート129に対して軸方向に位置合わせされていないからである。出口ポート129は、インフレーションルーメン入口121が出口ポート129と整列状態にあるときにのみインフレート可能要素用ルーメン120と流体連通状態にある。
・図4Dに示された形態では、図4A〜図4Dを参照して以下に説明するように、一方向弁510を開くためにインフレーションチャンバ155の内部の圧力増加がないからである。
図2A、図2B、図3A、図3B、図4A、及び図4Bを参照する。換気管を洗浄するため、洗浄作業は、代表的には、以下のステップを含み、これらステップは、代表的には以下の順序で実施される。
・インフレート可能要素188が例えば図2A、図3A、及び図4Aに示された状態でその内部に加えられた吸引作用によって本質的にデフレートされている間、洗浄カテーテル200を近位側から遠位側の方向に換気管中に挿入し、
・代表的には、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を同時に押し下げることにより、吸引作用を加えて入力モジュール156を図2B、図3B、及び図4Bに示された状態に移行させることによって、インフレート可能要素188を換気管の遠位端の近くに位置する場所でインフレートさせ、
・インフレート可能要素188がインフレートされるとともに吸引作用が1つ又は2つ以上の吸引オリフィスに加えられた状態で、入力モジュール156が図2B、図3B、及び図4Bに示された状態のままである間、カテーテルを遠位側から近位側の方向に換気管に沿って引き抜き、かかる引き抜き中、インフレートされたインフレート可能要素は、バイオフィルムを換気管の内面から拭い去り、吸引が拭い取られたバイオフィルムの少なくとも一部分を除去し、
・メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を解除することにより、入力モジュール156を図2A、図3A、及び図4Aに示された状態に移行させて戻すことによって、インフレート可能要素188が換気管の近位端の近くに位置し又は換気管の近位端の完全に外側に位置しているときにインフレート可能要素188をデフレートさせる。
図2A、図2D、図3A、図3D、図4A、及び図4Dを参照する。幾つかの用途に関し、洗浄システム100はまた、代表的には以下のステップを実施することによって、気管を換気管の外部でかつこれの遠位側に吸引するために使用されるのが良く、
・インフレート可能要素188が例えば図2A、図3A、及び図4Aに示された状態でその内部に加えられた吸引作用によって本質的にデフレートされた状態で洗浄カテーテル200を近位側から遠位側の方向に換気管中に挿入し、代表的には、「深い吸引」を実施するため、換気管の遠位端を超えて洗浄カテーテルの遠位端を前進させ、
・インフレーションチャンバ制御ボタン174を押し下げることなくメカニカル吸引作用制御ボタン178だけを押し下げることにより、入力モジュール156を図2D、図3D、及び図4Dに示された状態に移行させることによって吸引作用を気管に加える。
幾つかの用途に関し、カテーテル本体210の遠位端は閉じられる(例えば図示のように)。これらの用途では、気管吸引は、代表的には、換気管の遠位端を十分に遠くに越えてカテーテル本体210を前進させることによって実施され、その結果、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140のうちの少なくとも1つが換気管の端を遠位側に越えて気管の内部と流体連通関係をなすようにする。他の用途に関し、カテーテル本体210は、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140に加えて、例えば上述の米国特許第8,999,074号明細書の図21A及び図21B、ならびに図22A〜図22Cを参照して、この米国特許において説明したようにインフレート可能要素188の遠位側で洗浄カテーテル200の遠位部分212の遠位端のところに最も遠位側の吸引オリフィスを備えるよう形作られている。
図2A〜図2Dを参照する。この形態では、メカニカル吸引作用制御ボタン178のみの押し下げにより、カテーテル本体210の近位入力部分216の軸方向運動が制御される。インフレーションチャンバ制御ボタン174の押し下げによっては、近位入力部分216の軸方向運動は、制御されない。特に、入力モジュール456及び近位入力部分216は、
・メカニカル吸引作用制御ボタン178がその第1の空間位置にあるとき(インフレーションチャンバ制御ボタン174の空間位置とは無関係に)、カテーテル本体210の近位入力部分216が例えば図2Aに示されているように入力モジュール356のハウジング368の内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、この第1の軸方向位置では、近位入力部分216が(i)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通を遮断し、(ii)吸引源をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、
・例えば図2Bに示されているように、メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げ及びメカニカル吸引作用制御ボタン178のその第1の空間位置からその第2の空間位置への結果としての移行(インフレーションチャンバ制御ボタン174の空間位置とは無関係に)の際、
・最初に、メカニカル吸引作用制御ボタン178により近位入力部分216が内部チャネルに対して第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、この第2の軸方向位置では、近位入力部分216が吸引源を吸引オリフィス用ルーメン130経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結し、
・しかる後、メカニカル吸引作用制御ボタン178により近位入力部分216が内部チャネルに対して第2の軸方向位置から第3の軸方向位置に軸方向に摺動し、第3の軸方向位置では、近位入力部分216が、(i)吸引源をインフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離し、(ii)インフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結する。
図3A〜図3Dを参照する。この形態では、入力モジュール456及び近位入力部分216は、
・メカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174がこれらのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、カテーテル本体210の近位入力部分216が例えば図3Aに示されているように入力モジュール456のハウジング468の内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、この第1の軸方向位置では、近位入力部分216が(i)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通を遮断し、(ii)吸引源をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、
・例えば図3Bに示されているように、メカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174の同時押し下げ及びメカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174のこれらのそれぞれの第1の空間位置からこれらのそれぞれの第2の空間位置への結果としての移行の際、
・最初に、メカニカル吸引作用制御ボタン178により近位入力部分216が内部チャネルに対して第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、この第2の軸方向位置では、近位入力部分216が吸引源を吸引オリフィス用ルーメン130経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結し、
・しかる後、メカニカル吸引作用制御ボタン178により近位入力部分216が内部チャネルに対して第2の軸方向位置から第3の軸方向位置に軸方向に摺動し、第3の軸方向位置では、近位入力部分216が、(i)吸引源をインフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離し、(ii)インフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結するよう構成されている。
この軸方向摺動順序を提供するため、それぞれのアクチュエータ480A,480Bがそれぞれ、メカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174に連結されるのが良く、アクチュエータ480A,480Bは、それぞれの傾斜面482A,482B(図3Aにラベル表示されている)を有するのが良い。2つのボタンが押し下げられると、傾斜面482Aは、最初に、ピン(見えない)に接触してこれを軸方向に摺動させ、このピンは、近位入力部分216を軸方向に摺動させ、その結果、傾斜面482Bは、このピンに接触してこれを軸方向に摺動させ、このピンは、近位入力部分216を軸方向に摺動させる。
図4A〜図4Dを参照する。この形態では、流量調整弁170は、圧力作動式一方向弁510、例えば逆止弁から成る。入力モジュール556及び近位入力部分216は、
・メカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174が例えば図4Aに示されているようにこれらのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、カテーテル本体210の近位入力部分216が入力モジュール556のハウジング568の内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、この第1の軸方向位置では、近位入力部分216が(i)吸引源と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140との流体連通を遮断し、(ii)吸引源をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結し、
・例えば図4Bに示されているように、メカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174の同時押し下げ及びメカニカル吸引作用制御ボタン及びインフレーションチャンバ制御ボタン178、174のこれらのそれぞれの第1の空間位置からこれらのそれぞれの第2の空間位置への結果としての移行の際、
・最初に、メカニカル吸引作用制御ボタン178により近位入力部分216が内部チャネルに対して第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、この第2の軸方向位置では、近位入力部分216が吸引源を吸引オリフィス用ルーメン130経由で1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結し、
・しかる後、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行によって引き起こされるインフレーションチャンバ155の内部の圧力の増大により圧力作動式一方向弁510が開き、それにより(i)吸引源をインフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離し、(ii)インフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素用ルーメン120経由でインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結するよう構成されている。
再び図1、図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照する。幾つかの用途に関し、入力モジュール156は、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が吸引ポート146に加えられた場合、
インフレート可能要素188内の圧力が完了後の2秒で、かつメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174のできる限り(どの要素の破断させることなく)その第2の軸方向位置に向かう押し下げを維持した状態で、しかも入力モジュール156の他のメカニカルユーザ制御ボタン172(メカニカル吸引作用制御ボタン178を含む)のうちの任意のものの押し下げを行わないで、25cmH2O未満であるよう構成されている。
(メカニカルインフレーション制御ボタン174が他のメカニカルユーザ制御ボタン172のうちの任意のものの押し下げを行わないで、できる限りその第2の空間位置に向かって押し下げられた時、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174がその第2の空間位置に十分に達することができ、又は達することができない場合がある。)
入力モジュール156のこの構成は、吸引作用を遠位吸引オリフィス140に加えることもなく、インフレート可能要素188の偶発的な実質的インフレーションを阻止する。吸引のないかかる拡張は、バルーンをインフレートさせて吸引作用を遠位吸引オリフィス140に加えることもなく換気管に沿って引き抜いた場合、インフレート可能要素188により換気管の内面から拭い取られたバイオフィルムが堆積して換気回路から除去されるのではなく換気連結部に向かって引きずり上げられるので望ましくない。この構成は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を含むメカニカルユーザ制御ボタン172のうちの任意のものをロックする必要性なく、かかる望ましくない拡張を阻止する。
幾つかの用途に関し、インフレート可能要素188による上述の圧力限度は、本明細書において説明する互いに異なる形態に関して以下のように達成され、すなわち、
・図2Cに示された形態に関し、入力モジュール356は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の可能な限りのその第2の空間位置に向かう押し下げ時においてかつ入力モジュール356の他のメカニカルユーザ制御ボタン172のうちの任意のものの押し下げを行わない状態で(メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げを含まない状態で)、流量調整弁370がインフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結しないよう構成され、その結果、インフレーションチャンバ155内の加圧空気をインフレート可能要素188に送ることができず、
・図3Cに示された形態に関し、入力モジュール456は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の可能な限りのその第2の空間位置に向かう押し下げ時においてかつ入力モジュール456の他のメカニカルユーザ制御ボタン172のうちの任意のものの押し下げを行わない状態で(メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げを行わないことを含む)、流量調整弁470がインフレーションチャンバ155の内部をインフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結しないよう構成され、その結果、インフレーションチャンバ155内の加圧空気をインフレート可能要素188に送ることができず、
・図4Cに示された形態に関し、入力モジュール556は、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174が可能な限りその第2の空間位置に向かって押し下げられた時、しかも入力モジュール556の他のメカニカルユーザ制御ボタン172のうちの任意のものの押し下げを行わないで(メカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げを行わないことを含む)、流量調整弁170がインフレート可能要素用ルーメン120経由でインフレーションチャンバ155の内部とインフレート可能要素188の内部との流体連通を可能にする(一方弁510の出口ポートが代表的には、洗浄カテーテル200の近位入力部分216の軸方向位置とは無関係に、図4A〜図4Dの形態においてインフレート可能要素用ルーメン120と常時流体連通状態にあるので)よう構成され、しかしながら、インフレート可能要素188の内部がインフレート可能要素用ルーメン120経由で吸引源と流体連通状態のままであるので、インフレーションチャンバ155からインフレート可能要素188の内部に加えられた空気圧力が吸引源によって及ぼされた吸引作用によって迅速に(代表的には、2秒以内で)相殺される。
再び図1を参照するとともに図5もまた参照し、図5は、本発明の用途に係るメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の別の形態の略図である。図1(及び図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4D)に示された形態では、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカル吸引作用制御ボタン178を全体的に包囲する。図5に示された形態では、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、メカニカル吸引作用制御ボタン178を部分的にしか包囲しない(例えば、メカニカル吸引作用制御ボタン178の周囲の50%〜75%を包囲する)。例えば、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174は、例えば図示のようにC字形であるのが良い。かかる部分包囲は、ユーザの親指に関して、例えば図2D、図3D、及び図4Dに示されているようなメカニカル吸引作用制御ボタン178だけの押し下げのためにメカニカル吸引作用制御ボタン178への良好な人間工学的接近をもたらすことができる。加うるに、メカニカル吸引作用制御ボタン178の包囲されていない部分を近位側に(全体として図の右側に)向けることにより、ユーザにとってメカニカル吸引作用制御ボタン178への良好な人間工学的接近をもたらすことができ、ユーザの手は、一般に、近位側の方向から入力モジュール156に接近する。
次に図6A及び図6Bを参照すると、図6A及び図6Bは、本発明の用途に従ってそれぞれロック解除状態及びロック状態を示す入力モジュール156のロック機構体180の略図である。ロック機構体180が図6Aに示されているようにロック解除状態にあるとき、メカニカル吸引作用制御ボタン178(及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174)は、図2B、図2D、図3B、図3D、図4B、及び図4Dを参照して上述したように押し下げ可能である。ロック機構体180が図6Bに示されているようにロック状態にあるとき、メカニカル吸引作用制御ボタン178を押し下げることができないが、代表的には、メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を例えば図2C、図3C、及び図4Cに示されているように依然として押し下げることができる。例えメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174の押し下げを阻止しないでも、ロック機構体180によるメカニカル吸引作用制御ボタン178の押し下げの阻止により、例えインフレーションチャンバ制御ボタン174が上述したように押し下げられた場合であっても、2秒間を越える時間の間、インフレート可能要素188の拡張が阻止される。幾つかの用途に関し、ロック機構体180は、メカニカル吸引作用制御ボタン178の回転によりロック解除状態とロック状態との間で移行され、又はその逆の関係が成り立つ。
再び、図1、図2A〜図2D、図3A〜図3D、及び図4A〜図4Dを参照する。一般に、本明細書においては、ユーザがメカニカル吸引作用制御ボタン178及びメカニカルインフレーションチャンバ制御ボタン174を同時に押し下げると(1つのボタンを他方のボタンの後に次第に押し下げるのではなく)、基本状態と最終状態との間での移行は、以下の順序で起こり、すなわち、
(i)吸引源が1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結され、
(ii)吸引源は、インフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離され、
(iii)インフレーションチャンバ155の内部は、インフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結される。
確かに、この事象の順序は、ある特定の臨床上の利点を有すると言える。
しかしながら、当業者が本願を読んで理解されることとして、幾つかのルーメンの出口の配置場所を変えることによって、この事象の順序を容易に変更することができる。かかる変更は、上述した順序よりも技術的にかつ/あるいは臨床的に望ましさの度合いが小さい場合があるが、かかる変更は、特にユーザがボタンを迅速に押し下げる場合に洗浄システム100を非稼働状態にすることができないようにする。
例えば、上記事象順序では、短い過渡的状態が存在し、かかる過渡的状態の間、インフレート可能要素188と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140の両方への吸引連通状態が存在する。しかしながら、入口の配置場所の僅かな変更の結果として、別の短い移行状態が生じ、かかる移行状態の間、インフレート可能要素188と1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140の両方との吸引連通状態が存在せず、例えば、
(i)吸引源は、インフレート可能要素188の内部との流体連通状態から切り離され、
(ii)吸引源は、1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス140と流体連通状態に連結され、
(iii)インフレーションチャンバ155の内部は、インフレート可能要素188の内部と流体連通状態に連結される。
同様に、インフレート可能要素が依然として吸引源と流体連通状態にある間、インフレート可能要素188をインフレートさせるのを開始させることが有利な場合があるが(と言うのは、インフレート用空気のうちの何割かが吸引に合わせて失われるからである)、かかる時期尚早な拡張は、もしこれが短時間の移行状態として起こる場合、依然として許容されて装置の機能性を維持することができる。
したがって、かかる僅かな別のシナリオは、本明細書において詳述されていないが、本願を読んだ当業者にとって実行するのが簡単であり、しかも本発明の範囲に含まれる。かくして、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲は、もし特定されていない場合であっても特定の事象順序を制限するものとはみなされないはずである。
本願の原文明細書及び原文特許請求の範囲において、“comprise”(訳文では「〜を有する」としている場合が多い)、“include”(訳文では「〜を含む」としている場合が多い)、及び“have”(訳文では「〜を備える」としている場合が多い)という動詞及びその活用語の各々は、動詞の1つ又は複数の目的語が、必ずしも、動詞の1つ又は複数の主語のメンバー、コンポーネント、要素又は部分の完全な一覧である必要はないことを指示するために用いられている。原文の冠詞“a ”及び“an”は、原文明細書においては、冠詞の文法的な目的のうちの1つ又は2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を意味するために用いられている。一例を挙げると、「要素」(“an element”)(“an”は、要素が複数存在することを意味している)は、1つの要素又は2つ以上の要素を意味している。用語“including”は、原文明細書においては、“including but not limited to”(「〜を含むが〜には限定されない」)という語句を意味し、かかる語句と区別なく用いられる。用語“or”は、原文明細書においては、明示の別段の指定がなければ、用語“and/or”(「及び/又は」)を意味し、そしてかかる語句と区別なく用いられる。用語“such as ”は、原文明細書においては、語句“such as but not limited to”(「例えば〜であるが〜には限定されない」)という語句を意味し、かかる語句と区別なく用いられる。
本明細書において言及する全ての技術文献、特許出願、特許及び他の引用文献を参照により引用し、これらの記載内容全体を本明細書の一部とする。コンフリクトがある場合、定義を含む本明細書が優先する。加うるに、材料、方法、及び実施例は、例示であるに過ぎず、本発明を限定するものではない。
簡潔に言えば、種々の特長の幾つかの明示の組み合わせは、図には明示的には湿されておらずかつ/あるいは記載されていない。今、本明細書において開示した方法又は装置の特徴の任意の組み合わせを任意の仕方で組み合わせることができ(特徴の任意の組み合わせを含む)、特徴の任意の組み合わせを任意の実施形態に含ませることができかつ/あるいは任意の実施形態から省くことができる。
本発明の範囲は、以下の出願に記載された実施形態を含み、かかる出願は、本願の譲渡人に譲渡されており、かかる出願を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする。実施形態において、以下の出願のうちの1つ又は2つ以上に記載された技術及び装置は、本明細書において記載された技術及び装置と組み合わされる。注目されるように、本明細書で用いられる「流体制御状態」は、幾つかの出願に関し、幾つかの点で以下の出願で言及される語句「モード」、「作動モード」、及び/又は「動作モード」に一致する(ただし、本明細書において説明するこれらの状態の形態のうちの多くは、少なくとも幾つかの点において、以下の出願に記載されたモードの形態とは異なっている)。また、注目されるように、本明細書で用いられる「メカニカルユーザ制御要素」は、幾つかの出願に関し、幾つかの点において、以下の出願で言及される用語「スイッチ」と一致している場合がある(ただし、本明細書において説明したこれらの状態の形態のうちの多くは、少なくとも幾つかの点において、以下の出願において説明されるモードの形態とは異なっている)。
・エイナブ等(Einav et al.)名義の国際公開WO2012/131626号パンフレット
・エイナブ等名義の英国特許出願2482618(A)号明細書
・2011年11月16日に出願された英国特許出願GB1119794.4号明細書
・2011年3月29日に出願された米国特許仮出願第61/468,990号明細書
・2011年4月10日に出願された米国特許仮出願第61/473,790号明細書
・2011年5月8日に出願された米国特許仮出願第61/483,699号明細書
・2011年6月12日に出願された米国特許仮出願第61/496,019号明細書
・2011年8月26日に出願された米国特許仮出願第61/527,658号明細書
・2011年9月28日に出願された米国特許仮出願第61/539,998号明細書
・2011年11月16日に出願された米国特許仮出願第61/560,385号明細書
・2012年2月26日に出願された米国特許仮出願第61/603,340号明細書
・2012年2月26日に出願された米国特許仮出願第61/603,344号明細書
・2012年3月12日に出願された米国特許仮出願第61/609,763号明細書
・2012年3月20日に出願された米国特許仮出願第61/613,408号明細書
・2012年4月19日に出願された米国特許仮出願第61/635,360号明細書
・2012年6月5日に出願された米国特許仮出願第61/655,801号明細書
・2012年6月18日に出願された米国特許仮出願第61/660,832号明細書
・2012年7月20日に出願された米国特許仮出願第61/673,744号明細書
・ザカール等(Zachar et al. )名義の国際公開WO2013/030821号パンフレット
・ザカール等名義の米国特許第8,999,074号明細書
・2016年1月6日に出願された英国特許出願1600233.9号明細書
・2016年1月26日に出願された米国特許仮出願第62/287,223号明細書
・2016年4月7日に出願された米国特許仮出願第62/319,640号明細書
・2016年5月16日に出願された米国特許仮出願第62/336,894号明細書
・2016年5月16日に出願された米国特許仮出願第62/336,753号明細書
・2016年8月17日に出願された米国特許仮出願第62/376,102号明細書
・2016年11月29日に出願された米国特許出願第15/363,782号明細書
・2016年12月22日に出願された国際出願PCT/IL2016/051367号明細書、及び
・2017年5月15日に出願された米国特許出願第15/595,250号明細書。
当業者であれば理解されるように、本発明は、特に図示するとともに上述した発明には限定されない。それどころか、本発明の範囲は、本明細書において上述した種々の特長のコンビネーションとサブコンビネーションの両方ならびに上述の説明を読むと当業者には想到される先行技術にはない特徴の変形及び改造を含む。

Claims (31)

  1. 気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、前記装置は、
    (A)前記気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、該洗浄カテーテルは、
    (i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、該カテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
    (ii)インフレート可能な要素を有し、該インフレート可能要素は、前記カテーテル本体に取り付けられかつ前記インフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
    (B)前記洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、該入力モジュールは、
    (i)インフレーションモジュールを含み、該インフレーションモジュールは、前記吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
    (ii)流量調整弁を有し、該流量調整弁は、前記吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
    (iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、該メカニカルユーザ制御ボタンは、
    (1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、該インフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置から該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置への前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、前記インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
    (2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、この非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、前記インフレーションチャンバの前記内部の圧力の前記増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
    前記入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が前記吸引ポートに加えられた場合、
    前記インフレート可能要素内の圧力が前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げの完了後の2秒の時点でかつ前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げを維持している間、しかも前記入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されている、装置。
  2. 前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第1の空間位置にあるときの前記インフレーションチャンバの容積は、前記インフレート可能要素内の圧力が25cmH2Oに等しいときの前記インフレート可能要素の前記内部の容積よりも少なくとも25%大きい、請求項1記載の装置。
  3. 前記インフレート可能要素は、前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスのうちの少なくとも1つから3cm以内の場所で前記カテーテル本体に取り付けられている、請求項1記載の装置。
  4. 前記吸引ポートは、前記吸引源と流体連通状態に結合されている、請求項1記載の装置。
  5. 前記インフレーションチャンバは、第1のメカニカル制御要素がその第1の空間位置にあるときに1〜10ccの容積を有する、請求項1記載の装置。
  6. カニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、該ボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢されている、請求項1記載の装置。
  7. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを該ボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢するよう構成された1つ又は2つ以上のばねを含む、請求項6記載の装置。
  8. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタンと前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの両方を該ボタンのそれぞれの第1の空間位置に向かって付勢するよう構成された正確に言って1つのばねを含む、請求項7記載の装置。
  9. 前記インフレーションチャンバは、弾性コンパートメントを含み、
    前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置から第2の空間位置への移行により前記弾性コンパートメントが圧縮され、それにより前記弾性コンパートメントの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成されている、請求項1記載の装置。
  10. 前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつ前記入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、前記流量調整弁が前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の装置。
  11. 前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンをその前記第2の空間位置に向かう可能な限り押し下げているとき、かつ前記入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わないで、前記流量調整弁が(a)前記インフレート可能要素用ルーメン経由の前記インフレーションチャンバの前記内部と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にするとともに(b)前記インフレート可能要素用ルーメン経由の前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にするよう構成されている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の装置。
  12. 前記1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンは、押し下げられていないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときに第2の空間位置を占めるよう構成されたメカニカル吸引作用制御ボタンを含み、
    前記入力モジュールは、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタンがその第1の空間位置にあるとき、前記流量調整弁が(a)前記吸引源と前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、(b)前記インフレート可能要素用ルーメン経由の前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にし、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタンがその第2の空間位置にあるとき、前記流量調整弁が前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を遮断するよう構成されている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の装置。
  13. 前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつメカニカルユーザ吸引作用ボタンの押し下げを行わない場合、前記流量調整弁が前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されている、請求項12記載の装置。
  14. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げが行われないで前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第2の空間位置に向かって可能な限り押し下げられたとき、前記流量調整弁が(a)前記インフレート可能要素用ルーメン経由の前記インフレーションチャンバの前記内部と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にし、(b)前記インフレート可能要素用ルーメン経由の前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にするよう構成されている、請求項12記載の装置。
  15. 前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンが該ボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができ、そして単一の1cm×2cm長方形表面による前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンへの力の付与によって前記ボタンのそれぞれの第2の空間位置に移行させることができるよう前記入力モジュール上に位置決めされている、請求項12記載の装置。
  16. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのうちの一方の押し下げによっては、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのうちの他方の押し下げが前記入力モジュールによって自動的には引き起こされないよう構成されている、請求項15記載の装置。
  17. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げによっては、前記メカニカル吸引作用制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中に前記インフレーションチャンバの前記内部の圧力の増大が引き起こされないよう構成されている、請求項15記載の装置。
  18. 前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの押し下げによっては、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行中、前記吸引源が前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通関係をなす連結が引き起こされないよう構成されている、請求項15記載の装置。
  19. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの該ボタンのそれぞれの第1の空間位置から該ボタンのそれぞれの第2の空間位置への結果として生じる同時移行により、前記流量調整弁が、
    前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
    前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結し、それにより、前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、前記インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている、請求項15記載の装置。
  20. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの該ボタンのそれぞれの第1の空間位置から該ボタンのそれぞれの第2の空間位置への前記結果としての同時移行により、前記流量調整弁が、
    最初に、前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
    しかる後、前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結し、それにより、前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、前記インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている、請求項19記載の装置。
  21. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの同時押し下げの際、前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの該ボタンのそれぞれの第1の空間位置から該ボタンのそれぞれの第2の空間位置への前記結果としての同時移行により、
    最初に、前記流量調整弁が前記吸引源を前記インフレート可能要素の前記内部との前記流体連通から切り離し、
    しかる後、前記流量調整弁が前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結し、それにより、前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に維持しながら、前記インフレート可能要素をインフレートさせるよう構成されている、請求項15記載の装置。
  22. 前記入力モジュールは、内部チャネルを画定するよう形作られたハウジングを含み、
    前記流量調整弁は、前記洗浄カテーテルの近位入力部分を有し、該近位入力部分は、前記入力モジュールの前記ハウジングの前記内部チャネル内に設けられた状態で該内部チャネルに対して軸方向に摺動可能であり、
    前記入力モジュール及び前記近位入力部分は、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンが該ボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、前記近位入力部分が前記入力モジュールの前記ハウジングの前記内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、該第1の軸方向位置では、前記近位入力部分が前記吸引源と前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記同時押し下げの際、
    最初に、前記メカニカル吸引作用制御ボタンにより、前記近位入力部分が前記内部チャネルに対して前記第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、前記第2の軸方向位置では、前記近位入力部分が前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
    しかる後、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンにより前記近位入力部分が前記内部チャネルに対して前記第2の軸方向位置から第3の軸方向位置に軸方向に摺動し、前記第3の軸方向位置では、前記近位入力部分が前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結するよう構成されている、請求項21記載の装置。
  23. 前記入力モジュールは、内部チャネルを画定するよう形作られたハウジングを含み、
    前記流量調整弁は、前記洗浄カテーテルの近位入力部分を有し、該近位入力部分は、前記入力モジュールの前記ハウジングの前記内部チャネル内に設けられた状態で該内部チャネルに対して軸方向に摺動可能であり、
    前記流量調整弁は、圧力作動式一方向弁から成り、
    前記入力モジュール及び前記近位入力部分は、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンが該ボタンのそれぞれの第1の空間位置にあるとき、前記近位入力部分が前記入力モジュールの前記ハウジングの前記内部チャネルに対して第1の軸方向位置にあり、該第1の軸方向位置では、前記近位入力部分が前記吸引源と前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記同時押し下げの際、
    最初に、前記メカニカル吸引作用制御ボタンにより、前記近位入力部分が前記内部チャネルに対して前記第1の軸方向位置から第2の軸方向位置に軸方向に摺動し、前記第2の軸方向位置では、前記近位入力部分が前記吸引源を前記吸引オリフィス用ルーメン経由で前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスと流体連通状態に連結し、
    しかる後、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置に向かう移行によって引き起こされる前記インフレーションチャンバの前記内部の圧力の前記増大により、前記圧力作動式一方向弁が開き、それにより前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結するよう構成されている、請求項21記載の装置。
  24. 前記入力モジュールは、前記メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げ時にかつ前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの押し下げを行わないで、前記流量調整弁が前記インフレーションチャンバの前記内部と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にしないで、前記吸引オリフィスルーメン経由の前記吸引源と前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を可能にするよう構成されている、請求項12記載の装置。
  25. 前記入力モジュールは、ロック機構体をさらに含み、前記ロック機構体は、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタン及び前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができるロック解除状態、及び
    前記メカニカル吸引作用制御ボタンを押し下げることができず、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを押し下げることができるロック状態を取るよう構成されている、請求項12記載の装置。
  26. 前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、前記インフレーションチャンバを機械的にかつ非電気的に圧縮することによって、前記インフレーションチャンバの前記内部の前記圧力の前記増大を引き起こすよう構成されている、請求項1記載の装置。
  27. 前記インフレーションチャンバは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンのその第1の空間位置からその第2の空間位置への移行の少なくとも一部分の間、低圧縮レベルから高圧縮レベルに移行し、前記入力モジュールは、前記インフレーションチャンバを前記低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢するよう構成されている、請求項26記載の装置。
  28. 前記インフレーションモジュールは、前記低圧縮レベルに向かって弾性的に付勢されている、請求項27記載の装置。
  29. 気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、前記装置は、
    (A)前記気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、該洗浄カテーテルは、
    (i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、該カテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
    (ii)インフレート可能な要素を有し、該インフレート可能要素は、前記カテーテル本体に取り付けられかつ前記インフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
    (B)前記洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、該入力モジュールは、
    (i)インフレーションモジュールを含み、該インフレーションモジュールは、前記吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
    (ii)流量調整弁を有し、該流量調整弁は、前記吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
    (iii)メカニカル吸引作用制御ボタンを有し、該メカニカル吸引作用制御ボタンは、押し下げられないときに少なくとも、第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占めるよう構成され、
    (iv)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを有し、該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置から該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置への前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、前記インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
    前記入力モジュールは、25cmH2Oの強度及び4cc/秒の流量を有する吸引作用が前記吸引ポートに加えられた場合、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタンがその第1の空間位置にあるとき、前記流量調整弁が(a)前記吸引源と前記1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィスとの流体連通を遮断し、(b)前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にし、
    前記メカニカル吸引作用制御ボタンがその第2の空間位置にあるとき、前記流量調整弁が前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を遮断し、
    前記入力モジュールは、
    前記インフレート可能要素内の圧力が前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げの完了後の2秒の時点でかつ前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げを維持している間、しかも前記メカニカル吸引作用制御ボタンの押し下げを行わない場合、25cmH2O未満であるように構成されている、装置。
  30. 気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、前記装置は、
    (A)前記気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、該洗浄カテーテルは、
    (i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、該カテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
    (ii)インフレート可能な要素を有し、該インフレート可能要素は、前記カテーテル本体に取り付けられかつ前記インフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
    (B)前記洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、該入力モジュールは、
    (i)インフレーションモジュールを含み、該インフレーションモジュールは、前記吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
    (ii)流量調整弁を有し、該流量調整弁は、前記吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
    (iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、該メカニカルユーザ制御ボタンは、
    (1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置から該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置への前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、前記インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
    (2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、該非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、前記インフレーションチャンバの前記内部の圧力の前記増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
    前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの前記第2の空間位置に向かう前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの可能な限りの押し下げ時、かつ前記入力モジュールの他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わない場合、前記流量調整弁が前記インフレーションチャンバの前記内部を前記インフレート可能要素の前記内部と流体連通状態に連結することがないよう構成されている、装置。
  31. 気管換気管及び吸引源と一緒に用いられる装置であって、前記装置は、
    (A)前記気管換気管中に挿入可能な洗浄カテーテルを有し、該洗浄カテーテルは、
    (i)細長い軟性の管状カテーテル本体を有し、該カテーテル本体は、(a)1つ又は2つ以上の遠位吸引オリフィス、(b)吸引オリフィス用ルーメン、及び(c)インフレート可能な要素用のルーメンを備えるよう形作られ、
    (ii)インフレート可能な要素を有し、該インフレート可能要素は、前記カテーテル本体に取り付けられかつ前記インフレート可能要素用ルーメンと流体連通状態にある内部を備えるよう形作られ、
    (B)前記洗浄カテーテルに結合された入力モジュールを有し、該入力モジュールは、
    (i)インフレーションモジュールを含み、該インフレーションモジュールは、前記吸引源とは別体のインフレーションチャンバを有し、
    (ii)流量調整弁を有し、該流量調整弁は、前記吸引源と流体連通状態に結合可能な吸引ポートを備えるよう形作られ、
    (iii)複数のメカニカルユーザ制御ボタンを有し、該メカニカルユーザ制御ボタンは、
    (1)メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンを含み、該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンは、(a)押し下げられていないときには少なくとも第1の空間位置を占め、十分に押し下げられたときには第2の空間位置を占め、そして(b)前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第1の空間位置から該メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの第2の空間位置への前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンの移行中、前記インフレーションチャンバの内部の圧力の増大を機械的にかつ非電気的に引き起こすよう構成され、
    (2)1つ又は2つ以上の非インフレーションチャンバ制御ボタンを含み、該非インフレーションチャンバ制御ボタンは、その押し下げ時、前記インフレーションチャンバの前記内部の圧力の前記増大を引き起こすよう構成されてはおらず、
    前記入力モジュールは、前記メカニカルインフレーションチャンバ制御ボタンがその第2の空間位置に向かって可能な限り押し下げられたとき、前記入力モジュールの前記他のメカニカルユーザ制御ボタンのうちの任意のものの押し下げを行わないで、前記流量調整弁は、
    前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記インフレーションチャンバの前記内部と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にし、
    前記インフレート可能要素用ルーメン経由で前記吸引源と前記インフレート可能要素の前記内部との流体連通を可能にするよう構成されている、装置。
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