JP6920561B2 - 積層可能な光フェルール及び光フェルールを使用するコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、概して、光コネクタアセンブリ、及び光コネクタアセンブリに関連する方法に関する。
光コネクタは、電気通信ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、データセンターリンク、及びコンピュータ装置の内部リンクを含むさまざまなアプリケーションにおける光通信に使用することができる。ラップトップコンピュータ、また更には携帯電話などの、より小さい消費者用電子機器の内部用途へと、光通信を拡張することに関心が持たれている。これらのシステムに関するコネクタ内では、塵埃及び他の形態の汚染の影響を受けにくい光接続を実現するために、拡大光ビームを使用することができ、それにより、位置合わせ公差を緩和することができる。一般に、拡大ビームは、関連付けられた光導波路(通常、光ファイバ)のコアよりも直径が大きいビームである。接続点において拡大ビームである場合、一般に、コネクタは拡大ビームコネクタとみなされる。拡大ビームは、通常、光源又は光ファイバからの光ビームを発散させることによって得られる。多くの場合、発散ビームは、レンズ又はミラーなどの光学素子によって処理され、ほぼコリメートされた拡大ビームとなる。次に、拡大ビームは、別のレンズ又はミラーによってビームの集束後に別の導波管によって受信される。
本明細書に記載される実施形態は、光フェルール、光フェルールを使用するコネクタアセンブリ、及び光フェルールの製造方法に関する。一実施形態では、光フェルールは、1つ以上の光リダイレクト素子を含む光結合部材を含み、光リダイレクト素子は、光結合部材に取り付けられた導波路からの入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている。光結合部材は、出力窓を含む嵌合面を有する。嵌合面は、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている。光フェルールはまた、光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材を含む。少なくとも1つの積層部材は、嵌合面と、嵌合面の反対側の上面とのうちの1つを越えて延びる遠位端を有する。積層部材はまた、遠位端の反対側の接触面を有する。接触面は、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている。
いくつかの構成では、接触面は、対応する積層支持部材の対応する遠位端と摺動可能にインタフェースするように更に構成されている。少なくとも1つの積層部材は、光結合部材の両側の長手方向縁部に沿ってそれぞれ位置する第1及び第2の積層部材を含んでもよい。このような実施形態では、第1及び第2の積層部材は、互いに鏡像であってもよく、第1及び第2の積層部材は、任意選択的に、光フェルールと、隣接して積層された光フェルールの対応する光結合部材とを横方向に整列させてもよい。
他の構成では、接触面は、平坦面又は湾曲面を含んでもよい。積層部材は、三角形の形状を含んでもよく、三角形の頂点は、遠位端に対応する。接触面及び対応する遠位端は、溝及び隆起部を含んでもよい。そのような場合、光フェルールと隣接して積層された光フェルールとの非嵌合構成では、隆起部は溝に嵌まる。隆起部及び溝は、光フェルールと隣接して積層された光フェルールとを横方向に整列させる。
いくつかの構成では、遠位端は、嵌合面を越えて延び、接触面は、光結合部材の上面の下方に凹んでいてもよい。あるいは、遠位端は、嵌合面を越えて延びてもよく、接触面は、光結合部材の上面を越えて延びてもよい。又は、遠位端は上面を越えて延びてもよく、接触面は、光結合部材の嵌合面の下方に凹んでいてもよい。
一構成では、光フェルール及び隣接して積層された光フェルールは、第1のコネクタの一部であり、嵌合構成では、第2のコネクタの第1及び第2の積層嵌合光フェルールとそれぞれ光学的にインタフェースするように構成されている。そのような場合、接触面は、嵌合構成では、対応する積層支持部材の対応する遠位端から分離されている。光フェルールの積層部材及び第1のコネクタの隣接して積層された光フェルールの積層部材は、嵌合構成では、第1のコネクタの第1及び第2の積層光フェルールの第1及び第2の積層支持部材の対応する停止面と接触する停止面を含んでもよい。
別の実施形態では、光フェルールは、入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子を有する光結合部材を含む。光結合部材は、出力窓を含む嵌合面を有する。嵌合面は、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている。第1及び第2の延長部は、光結合部材の両側の長手方向縁部上にあり、第1及び第2の延長部は、嵌合面と、嵌合面の反対側の上面とのうちの少なくとも1つを越えて延びる。第1の接触面は、第1の延長部上にある。第1の接触面は、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の延長部と摺動可能にインタフェースするように構成されている。
いくつかの構成では、光フェルールは、第2の延長部上に第2の接触面を更に含んでもよい。第2の接触面は、対応する積層支持部材の別の延長部と摺動可能にインタフェースするように構成されている。いくつかの構成では、第1及び第2の延長部は、互いに鏡像であってもよく、及び/又は第1の接触面は、平坦面又は湾曲面を含んでもよい。
いくつかの構成では、延長部は三角形の形状を含んでもよい。三角形の頂点は、第2の隣接して積層された光フェルールの接触面と摺動可能にインタフェースする。他の構成では、第1の接触面は、光結合部材の上面の下方に凹んでいてもよく、上面は嵌合面の反対側にある。
いくつかの実施形態では、光フェルール及び隣接して積層された光フェルールは、第1のコネクタの一部であってもよく、嵌合構成では、第2のコネクタの第1及び第2の積層嵌合光フェルールとそれぞれ光学的にインタフェースするように構成されている。第1の接触面は、嵌合構成では、対応する積層支持部材の対応する遠位端から分離されている。光フェルールの積層支持部材及び第1のコネクタの隣接して積層された光フェルールの積層支持部材は、嵌合構成では、第1のコネクタの第1及び第2の積層光フェルールの第1及び第2の積層支持部材の対応する停止面と接触する停止面を含んでもよい。
別の実施形態では、コネクタは、ハウジングと、ハウジング内に配設された少なくとも1列の1つ以上の隣接する光ケーブルアセンブリとを含む。各セットの光ケーブルサブアセンブリは、少なくとも2つの光ケーブルサブアセンブリを含む。各光ケーブルサブアセンブリは、光結合部材を有する光フェルールを含む。光結合部材は、入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子を含む。光結合部材はまた、出力窓を含む嵌合面を有する。嵌合面は、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている。光フェルールは、光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部を更に含む。延長部は、嵌合面を越えて延びる遠位端と、遠位端の反対側の接触面とを含む。接触面は、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている。各光ケーブルサブアセンブリは、光フェルールに取り付けられた1つ以上の光導波路を更に含む。コネクタの非嵌合構成では、少なくとも1列の第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端は、少なくとも1列の第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と回転可能にインタフェースする。
一構成では、第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端は、第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースすることができる。少なくとも1列の光フェルールのうちの選択された1つのみの延長部の遠位端が、コネクタハウジングに取り付けられた又はコネクタハウジングと一体であるフェルール支持体とインタフェースしてもよい。列内の光フェルールは、選択された光フェルールを除いて、ハウジングによって支持されなくてもよい。ケーブルアセンブリ内の1つ以上の光導波路は、それぞれの光フェルールにばね力を加えてもよい。ばね力は、第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体に対して更に保持する。嵌合構成では、ばね力が、少なくとも1列の嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの列の対応する嵌合面との間に加えられて、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体から分離させることができる。
別の実施形態では、コネクタは少なくとも1つの支持体を有するハウジングを含み、支持体はハウジングの第1及び第2の内壁のうちの少なくとも1つからそれぞれ延びる。2つ以上の光ケーブルアセンブリは、第1の内壁と第2の内壁との間に積層される。2つ以上の光ケーブルサブアセンブリのそれぞれは、1つ以上の光導波路と、入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子を有する光フェルールとを含む。光フェルールは、出力窓を含む嵌合面を有する。嵌合面は、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている。延長部は、光フェルールの長手方向縁部に沿って位置し、嵌合面を越えて延びる。接触面は、長手方向縁部に沿って位置する。2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第1の光ケーブルアセンブリの延長部は、2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第2の光ケーブルアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースする。第2の光ケーブルサブアセンブリの延長部は、ハウジングの少なくとも1つの支持体と摺動可能にインタフェースする。
いくつかの構成では、第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端は、第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と回転可能にインタフェースすることができる。2つ以上の光ケーブルアセンブリは、第1の光ケーブルサブアセンブリを除いて、少なくとも1つの支持体によって支持されていない。1つ以上の光導波路は、それぞれの光フェルールにばね力を加えることができる。ばね力は、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、第2の光ケーブルサブアセンブリの延長部を少なくとも1つの支持体に対して更に保持することができる。嵌合構成では、ばね力が、2つ以上の光ケーブルアセンブリの嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの対応する嵌合面との間に加えられて、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部を少なくとも1つの支持体から分離させることができる。
別の実施形態では、コネクタは、ハウジングと、ハウジング内に並んで配置された2列以上の光ケーブルアセンブリとを含む。各光ケーブルサブアセンブリは、入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子を有する光結合部材を備えた光フェルールを含む。光結合部材は、出力窓を含む嵌合面を有する。嵌合面は、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている。光フェルールは、光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部を含む。少なくとも1つの延長部は、嵌合面を越えて延びる。光フェルールは、少なくとも1つの延長部の反対側の接触面を含む。接触面は、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部と回転可能にインタフェースするように構成されている。1つ以上の光導波路が、光フェルールに取り付けられる。各列の第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部は、各列の第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースする。
いくつかの構成では、各列の選択された1つの光フェルールのみの延長部が、コネクタハウジングに取り付けられた又はコネクタハウジングと一体化されたフェルール支持体とインタフェースすることができる。2列以上の光フェルールは、各列の選択された光フェルールを除いて、ハウジングによって支持されていなくてもよい。列毎に、ケーブルアセンブリ内の1つ以上の光導波路は、それぞれの光フェルールにばね力を加えることができる。ばね力は、第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体に対して更に保持する。嵌合構成では、ばね力が、各列の嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの対応する列の対応する嵌合面との間に加えられて、列毎に、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体から分離させることができる。
いくつかの構成では、ハウジングは、2列以上の光ケーブルアセンブリを分離する1つ以上の内側側壁を更に含んでもよく、1つ以上の内側側壁は、ハウジング内の2列以上の横方向移動を制限する。コネクタは、2列以上の光ケーブルアセンブリを分離する1つ以上の側部支持体を含んでもよい。1つ以上の側部支持体は、2列以上の各列内の少なくとも1つの光フェルールのハウジング内での横方向移動を制限する。
別の実施形態では、成型された一体状の光フェルールは、光フェルールの長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材と、1つ以上の分割線加工物とを含む。1つ以上の分割線加工物は、光フェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む。分割線加工物は、光フェルールの面を、厚さ軸の第1の方向に沿った第1のセクションと厚さ軸の第2の方向に沿った反対向きの第2のセクションとに区分する。第1のセクションは、積層部材の接触面と、光導波路を受け入れて固定するように構成されている1つ以上の素子と、一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の素子とを含む。第2のセクションは、リダイレクトされた光を嵌合面から外へ透過させるように構成されている少なくとも1つの出力窓と、嵌合面を越えて延びる積層部材の遠位端とを含む。遠位端は、対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている。
いくつかの構成では、分割加工物の少なくとも一部は、嵌合面と長手方向縁部との間の交線に沿って延びてもよい。積層部材は、光結合部材の両側の長手方向縁部に沿ってそれぞれ位置する第1及び第2の積層部材を含んでもよい。第1及び第2の積層部材は、互いに鏡像であってもよい。接触面は、平坦面又は湾曲面を含んでもよい。積層部材は、三角形の形状を有してもよく、三角形の頂点は、対応する接触面とインタフェースするように構成されている。接触面は、光結合部材の上面の下方に凹んでいてもよく、上面は嵌合面の反対側である。
別の実施形態では、金型は、一体状の光フェルールを射出成形するように動作可能である。金型は、一体状の光フェルールの積層部材の接触面と、光導波路を受け入れて固定するように構成されている一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、を形成するように構成されている第1の部品を有する。金型は、一体状の光フェルールのうちの少なくとも1つの出力窓であって、一体状の光フェルールの嵌合面からリダイレクトされた光を透過させるように構成されている、出力窓と、嵌合面を越えて延びる積層部材の遠位端と、を形成するように構成されている第2の部品を含む。遠位端は、対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている。第1及び第2の部品の第1及び第2の面はそれぞれ、1つ以上の分割線加工物を形成する。1つ以上の分割線加工物は、一体状の光フェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む。分割加工物の少なくとも一部は、嵌合面と長手方向縁部との間の交線に沿って延びてもよい。
いくつかの実施形態に係る、光ケーブルサブアセンブリの斜視図である。 いくつかの実施形態に係る、光ケーブルサブアセンブリの斜視図である。 例示的な一実施形態に係る、コネクタの前面図である。 例示的な一実施形態に係る、非嵌合構成での光ケーブルサブアセンブリの嵌合列の側面図である。 例示的な一実施形態に係る、コネクタの側面図である。 例示的な一実施形態に係る、コネクタの側面図である。 例示的な一実施形態に係る、嵌合構成での光ケーブルサブアセンブリの嵌合列の側面図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成での嵌合光フェルールの側面図である。 嵌合構成での図8のフェルールの側面図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成での嵌合光フェルールの側面図である。 嵌合構成での図10のフェルールの側面図である。 他の例示的実施形態に係る、位置合わせ特徴部を示す光フェルールの正面図である。 他の例示的実施形態に係る、位置合わせ特徴部を示す光フェルールの正面図である。 例示的な一実施形態に係る、複数列光コネクタの正面図である。 別の例示的な実施形態に係る、複数列光コネクタの正面図である。 例示的な一実施形態に係る、金型部品及び成形加工物の断面図である。 例示的な一実施形態に係る、金型部品及び成形加工物の断面図である。 例示的な一実施形態に係る、一体状の成型された光フェルールの側面図である。 例示的な実施形態に係る、フェルールを形成するために使用される金型の断面図である。 例示的な実施形態に係る、フェルールを形成するために使用される金型の断面図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成及び嵌合構成でのフェルールの斜視図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成及び嵌合構成でのフェルールの斜視図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成及び嵌合構成でのフェルールの斜視図である。 別の例示的な実施形態に係る、非嵌合構成及び嵌合構成でのフェルールの斜視図である。
これらの図は、必ずしも一定の比率の縮尺ではない。図面で使用されている同様の数字は同様の構成要素を示す。しかし、特定の図中のある構成要素を示す数字の使用は、同じ数字を付した別の図中の構成要素を限定することを意図するものではないことが理解されよう。
本明細書で説明される実施形態は、光ケーブルサブアセンブリ、光コネクタ、及び関連方法を含む。多くの用途で使用される光ケーブル及び光コネクタは、1つの導波路、若しくは複数の平行導波路(例えば、4、8、又は12個以上の平行導波路)のアレイを利用することができる。個々の導波路は、典型的には保護緩衝コーティングを有するガラス製光ファイバであり、平行緩衝ファイバはジャケットで囲まれている。光コネクタは、光導波路を光導波路に接続するため、又は、光導波路を、インライン相互接続用の、及び/又はプリント回路基板(PCB)接続、例えば、バックプレーン接続、フロントプレーン接続、若しくはミッドプレーン接続用の、オプトエレクトロニクス部品に接続するために有用である。
コネクタの1つのタイプは拡大ビームコネクタであり、このコネクタでは、光は導波路間で、関連付けられた光導波路のコアよりも大きく、導波路アレイの場合、一般的には導波路間のピッチよりも幾分小さい直径のビームに結合される。導波路は、光ファイバ、例えば、光ファイバ通信システム用のシングルモードファイバ又はマルチモードファイバを含んでもよい。これらの拡大ビーム光コネクタは、非接触光結合を有することができ、物理的接触コネクタなどの他のタイプの光コネクタと比較した場合に、コネクタ対コネクタの機械的位置合わせ精度が緩和された効果的な光結合を提供することができる。
図1は、一部の実施形態による、光ケーブルサブアセンブリ100を示す。光ケーブルサブアセンブリ100は、1つ以上の光導波路110(ここでは光ファイバとして示す)と、光フェルール102(光結合ユニットとも称されることもある)とを含む。図示される光導波路110は、クラッドを有する少なくとも1つのコアを含み、それらのコア及びクラッドは、例えば全内部反射によって、コア内部で光を伝播させるように構成されている。光導波路110は、例えば、単一モード若しくはマルチモード導波路、単一コアファイバ、マルチコア光ファイバ、又はポリマー導波路とすることができる。導波路は、例えば、円形、正方形、矩形などの、任意の好適な断面形状を有し得る。
光フェルール102は、別の光フェルールに(例えば雌雄同体的に)嵌合するように構成される。図1に示す光フェルール102は、光導波路110からの光入力をリダイレクトするように概ね構成されている光結合部材106を含む。光結合部材106は、光結合部材106内に形成された1つ以上の光学構成素子(例えば、ミラー、プリズム、レンズなど)として構成され得る光リダイレクト素子108を含む。光リダイレクト素子108は、光導波路110からの光を、出力窓を含む光結合部材106の嵌合面106aにリダイレクトする(図2参照)。嵌合面106aは、光結合部材106の上面106cの反対側にある。
機械的嵌合舌部104は、光結合部材106から延びる(かつ、光結合部材106と一体であってもよい)。嵌合舌部104は、光フェルール102を、嵌合光フェルール(図1には示さず)の対応する機械的嵌合舌部と整列させる。以下でより詳細に説明するように、嵌合光フェルールは、光フェルールの嵌合構成において、嵌合面106aとの機械的及び光学的結合を容易にする、対応する嵌合面を含む。嵌合面106aは、光フェルール102の長手方向114に沿って、対応する嵌合面に摺動可能に接触するように構成されている。一般に、嵌合光フェルールは、図示された光フェルール102に対して長手方向に整列されて、嵌合光フェルールの対応する嵌合面が嵌合面106aに対向するように、向きが反転される。いくつかの実施形態では、嵌合舌部104は、図示されるように、舌部分の長さの少なくとも一部に沿って、テーパ状の幅を有し得る。嵌合舌部104は、コネクタハウジング(図1には示さず)の前部に向かって、又はそこから外向きに延びることができる。
光結合部材106は、複数の溝を有する取付領域112を含む。図示した実施形態では、取付領域112内の溝112aは、長手方向114に整列されている。各溝112aは、光導波路110のうちの別々の1つを収容するように構成される。溝112aは、長手方向114に配向され、例えば接着剤を使用して、光導波路110のそれぞれを取付領域112のそれぞれの溝に受け入れて、恒久的に取り付けるように構成されている。
少なくとも1つの積層支持部材116は、光結合部材106の長手方向縁部106bに沿って位置する。積層支持部材116は、嵌合面106aを越えて延びる遠位端116aと、遠位端116aの反対側の接触面116bとを有する。接触面116bは、隣接して積層された光フェルール(図1には示さず)の対応する積層支持部材の対応する遠位端と回転可能及び/又は摺動可能にインタフェースするように構成されている。図示された接触面116bは平坦面であるが、いくつかの構成では、接触面116bは凸状又は凹状の曲面のいずれかであってもよく、湾曲部と平坦部との組み合わせを含んでもよい。一般に、隣接して積層された光フェルールは、図示された光フェルール102の垂直上方に位置し、他の隣接して積層された光フェルールは、図示された光フェルール102の垂直下方に位置してもよい。垂直方向は、矢印118によって示され、光フェルール102を収容するハウジングの嵌合方向に垂直である。後者の場合、積層支持部材116の遠位端116aは、隣接して積層された光フェルールの対応する接触面と回転可能及び/又は摺動可能にインタフェースする。
積層支持部材116はまた、嵌合構成では、嵌合光フェルールの対応する停止面に接触する停止面120を有するように図示されている。停止面は、嵌合された光フェルールの長手方向の配向を互いに対して固定する。以下で更に詳細に説明するように、嵌合舌部104の形状など、光フェルール102の他の特徴部が、嵌合光フェルール間の他の方向の整列を提供し、停止面120の代わりに又はそれに加えて使用されてもよい。
図2は、例示的な一実施形態に係る光ケーブルサブアセンブリ100の追加の特徴部を示す斜視図である。同図に見られるように、光結合部材106の嵌合面106aは、光結合部材106内の光路の一部である窓200を含む。光導波路110から受け取った光は、光結合部材106を通ってリダイレクトされ、そこで光は窓200を出て、嵌合光フェルールの対応する窓に入る。
また、同図には、嵌合光フェルールの嵌合舌部とインタフェースするように構成されている隆起部202も示される。第2の隆起部(同図には示さず)は、光結合部材106の長手方向中心線を中心に隆起部202と対称である。隆起部の寸法は、別の嵌合光フェルールの嵌合舌部が図示されたフェルール102と共に整列されるように、嵌合舌部104の寸法に対応する。以下に詳細に示されるように、隆起部202、嵌合舌部104、停止面120、及び嵌合面106aにより、例えば、嵌合光フェルールに大きな長手方向の力を加える必要なく、嵌合光フェルールをそれぞれの窓200と整列させることができる。
図2に見られるように、光フェルール102は、光結合部材106の両側の長手方向縁部に沿って位置する2つの積層支持部材116を含む。なお、同図では、長手方向縁部のうちの1つ、縁部106bのみが示されている。2つの積層部材116(「第1及び第2の積層部材」とも称される)は互いに鏡像であり、例えば、長手方向114及び垂直方向118に沿った軸によって形成された平面にわたって対称であり、平面は光結合部材106を二分する。
図3の正面図は、例示的な一実施形態に係るコネクタ300を示す。コネクタ300は、図1及び図2に示される光ケーブルサブアセンブリ100と同様に構成されている4つの光ケーブルサブアセンブリ301〜304を含む。なお、任意の数の光サブアセンブリが使用されてもよい。同図は、矢印118によって示されるように垂直方向については図1及び図2に使用されているのと同じ規則を適用する。同図に見られるように、光ケーブルサブアセンブリ301〜304の積層可能なフェルールの垂直ピッチは、コネクタ300内の光導波路リボン及びケーブル保持具(図5の保持具504を参照)の垂直ピッチに等しくなる。
光ケーブルサブアセンブリ301〜304は、ハウジング310の対向壁312、314間に位置する。サブアセンブリ301〜304の光フェルールは、コネクタ300の非嵌合状態では、互いに隣接して積層された光フェルール間に(例えば、ハウジング310からの)支持が介在しないように積層されている。対向する側壁312、314の内面と光ケーブルサブアセンブリ301〜304のフェルールとの間に隙間323が設けられてもよい。この隙間323により、側壁312、314は、矢印322によって示されるように、フェルールの移動にいくらかの自由を与えつつ、光フェルールの過剰な横方向移動を抑制することができる。なおまた、積層支持部材の延長部は、積層された光フェルール間の横方向の整列も提供する。例えば、光ケーブルサブアセンブリ301の遠位端306は、光ケーブルサブアセンブリ302の光結合部材307にまたがる。ハウジング310内の光ケーブルサブアセンブリ301〜304の積層体を垂直方向118に支持するために、フェルール支持体318、320が壁312、314の内面から延びる。
ハウジング310は、側壁312、314(例えば、上壁及び/又は底壁)に加えて他の部材を含んでもよいが、ハウジング310に取り付けられる又はハウジング310と一体であるフェルール支持体318、320が、フェルールの積層体に垂直支持を提供する唯一の部材であってもよい。この例では、フェルール支持体318、320は、最下部フェルールの延長部とインタフェースする。例えば、光ケーブルサブアセンブリ304の延長部305は、フェルール支持体320と接触して示されている。本明細書に記載される他の実施形態では、フェルール支持体は、フェルールの他の部分に接触するように配置及び構成されてもよい。例えば、点線の輪郭330、332によって示されるような上側フェルール支持体が、面307及び309に接触することによってフェルール積層体の上方移動を制限するように機能してもよい。
一般に、両方の嵌合コネクタ上の光ケーブルサブアセンブリ301〜304の光導波路は、ハウジング310内で屈曲するように構成され、フェルールはハウジング310に対して角度を成すが、互いに平行になるように構成される。この角度付けは、例えば、サブアセンブリ301〜304を収容するコネクタの製造中、隣接して積層されたフェルール全ての互いに対する回転及び摺動を伴う。積層支持部材の遠位端(例えば、図3に示される光ケーブルサブアセンブリ301の遠位端306)は、隣接するフェルールの接触面(例えば、サブアセンブリ302の接触面308)に対して回転及び/又は摺動するように形成されるため、図示したサブアセンブリ301〜304は、隣接フェルール間の支持部材なしにこの回転を達成することができる。これにより、コネクタ300は高密度を達成することができ、コネクタ300のサブアセンブリが簡易化される。
図4の側面図は、嵌合する光ケーブルサブアセンブリのフェルール401〜404及び421〜424をそれぞれ含む2つの列400、420を示す。これらの列400、401は、図3に示されるようにハウジングをそれぞれ含む嵌合コネクタの一部であるが、ハウジングは図4には示されていない。フェルール401〜404、421〜424は、実質的に同じ形状を有する。列400のフェルール401〜404は、列420のフェルール411〜414に対して反転されているため、嵌合している一対のフェルールのそれぞれの嵌合面が互いに対向する。フェルール401〜404、411〜414は雌雄同体であり、つまり、同じ金型から作製することができ、例えば雄型/雌型コネクタのような異なる特徴部を必要としない。
フェルール支持部材410、430は、列400、401を取り囲むそれぞれのハウジングと一体である、又はそれぞれのハウジングに取り付けられている。同図では、フェルール401〜404及び421〜424は、互いに嵌合される直前又は嵌合されていた直後に示される非嵌合構成にある。フェルール401〜404及び421〜424の嵌合は、矢印411、431によって示される方向それぞれに列の一方又は両方を移動させることを伴う。矢印411、431は、ハウジングの長手方向と略整列している。線412、432は、略平行であるフェルール401〜404、421〜424の長手方向を表す。長手方向412、432は、ハウジングの長手方向に対してほぼ等しい鋭角413、433を成す。ハウジングの長手方向411、431と整列させることとは異なり、鋭角413、433でフェルール401〜404、421〜424を配向させることにより、フェルール401〜404、421〜424の嵌合面に垂直な対向する力が印加される。これらの垂直方向の力は、フェルール401〜404、421〜424の嵌合面間だけでなく、フェルール401〜404、421〜424に含まれる他の位置合わせ特徴部間(例えば、図2に見られるように嵌合舌部104と隆起部202)の正の機械的係合を確保するのに役立つ。なお、フェルールが回転するにつれて、嵌合中の鋭角413、433が変化し、ファイバが屈曲することによって垂直方向の力が増加する。
図5では、図4の列400が光コネクタ500のハウジング502内に示されている。ハウジング502は、この図において中心面に沿って切断されて示されている。なお、2つのフェルール支持部材410a〜bが示されており、一方の支持部材410aは、ハウジング502の図示された半分に取り付けられており/これと一体であり、他方の支持部材410bは、フェルール401〜404と支持部材410a〜bとの間の相互作用を理解し易くするために、「浮かせて」図示している。図5におけるこの図示は、最終的にハウジング502に組み立てられる前の列の光コネクタサブアセンブリを示す。ケーブル保持具504は、サブアセンブリの光導波路505〜508に取り付けられて示されている。
図6に示されるように、ケーブル保持具504は、ハウジング内に摺動可能に挿入され、光導波路505〜508内の屈曲を引き起こし、フェルール401〜404をハウジング502に対して鋭角413に配向させる。フェルール401〜403の延長部は、それぞれの下部の隣接する積層フェルール402〜404の接触面に対して押圧される、摺動する、及び/又は回転する。フェルール404の延長部は、フェルール支持部材410a〜bに対して押圧される、摺動する、及び/又は回転する。なお、隣接して積層されたフェルール401〜404が互いに対して、又はフェルール支持部材410a〜bに対して摺動及び/又は回転することで、垂直線600によって示されるように、フェルール401〜404の端部は、角度を成しつつ縦方向に整列される。
ケーブル保持具504の摺動による導波路505〜508の屈曲により、非嵌合構成では、フェルール401〜404に力が加えられて、フェルール401〜404の列がフェルール支持部材410a〜bに押圧される。なお、この構成/状態では、最下フェルール404のみが、ハウジング502に取り付けられる又はハウジング502と一体であるフェルール支持部材410a〜bによって直接支持される。他のフェルール401〜403は、直接隣接するフェルールによって支持され、ハウジング502によっては直接支持されない。フェルール401〜404が別のコネクタのフェルールと嵌合すると、導波路505〜508の屈曲によって加えられるこのばね力が、嵌合しているフェルールの嵌合面に伝達され、フェルール401〜404を支持部材410a〜bから持ち上げ、隣接するフェルール401〜404の延長部と接触面とを分離させる。
図7の側面図は、嵌合構成でのフェルール401〜404、421〜424を示す。この構成では、フェルール401〜404、421〜424の嵌合面上の窓は互いに対向して整列しているため、光がその間で結合される。なお、嵌合構成では、隣接フェルールのそれぞれの延長部と接触面との間に間隙700が存在する。これらの間隙700は、元はフェルール延長部とフェルール接触面との間に加えられたばね力が移行して、代わりにフェルール401〜404、421〜424の嵌合面間に力が加えられることに起因しており、隣接フェルールの延長部と接触面とを分離させる。同様に、間隙702、704が、支持部材410、430と、フェルール404、421のそれぞれの延長部との間に存在する。嵌合構成における間隙700、702、704は、光導波路ファイバによって加えられるばね力がフェルール401〜404、421〜424の嵌合面間に全て加えられ、支持部材410、430又は他のフェルールと完全又は部分的な接触によって減少しないように確保するのに役立つ。
図8及び図9の側面図は、別の例示的な実施形態に係るフェルール801〜804を示す。フェルール801、802は、第1の光コネクタの一部であり、フェルール803、804は、第1の光コネクタと嵌合する第2の光コネクタの一部である。フェルール801、802は、光結合部材811、812を含む。光結合部材811、812は、光結合部材811、812に取り付けられた導波路アレイ805、806からの入力光をリダイレクトするように構成されている光リダイレクト素子811a、812aを含む。光結合部材811、812は、出力窓(図示せず)を有する嵌合面811b、812bを含む。嵌合面811b、812bは、光フェルールの長手方向軸807に沿って光結合部材813、814を嵌合する嵌合面813b、814bと摺動可能に嵌合するように構成されている。
光フェルール801、802はそれぞれ、光結合部材811、812の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材821、822を含む。積層部材821、822は、嵌合面811b、812bを越えて延びる遠位端821a、822aと、遠位端821a、822aの反対側の接触面821b、822bとを含む。接触面822bは、隣接して積層された光フェルール801の対応する積層支持部材821の対応する遠位端821aと摺動可能かつ/又は回転可能にインタフェースするように構成されている。第2の光コネクタの光フェルール803、804はまた、同様に構成されている積層部材823、824を含む。フェルール801の積層部材は十分に大きいため、フェルール801とフェルール802との間に間隙900を提供して、フェルール803はフェルール802と衝突することなくフェルール801と嵌合することができる。
なお、これらの実施形態では、積層部材821、822は円形形状を有しており、遠位端821a、822a及び接触面821b、822bはそれぞれの円の第1及び第2の区分である。フェルール801〜804は、図8では非嵌合構成で示され、図9では嵌合構成で示されている。なお、嵌合構成では、それぞれの積層部材821〜824間には長手方向807に隙間が存在しない。一実施形態では、嵌合しているフェルールの積層部材間(例えば、部材821と823との間、部材822と824との間)の接触は、光結合部材811〜814をフェルールの長手方向807に互いに対して位置決めする停止部として機能することができる。他の実施形態では、積層部材821〜824は、長手方向の接触がないように位置決めすることができ、他の特徴部(例えば、図2の隆起部202)を使用して上記の整列を提供することができる。
図10及び図11の側面図は、別の例示的な実施形態に係るフェルール1001〜1004を示す。フェルール1001〜1004は、図10では非嵌合構成で示されており、図11では嵌合構成で示されている。フェルール1001〜1004は、フェルール1001〜1004が楕円形の積層部材1021〜1024を含むことを除いて、図8及び図9に示される実施形態と同様に構成される。したがって、積層部材1021〜1024の接触面及び延長部は、楕円形の部分である。先の実施形態と同様に、積層部材1021〜1024の長軸及び短軸は、積層間隙1100を低減/増加させて、嵌合しているフェルール1001〜1004の積層部材1021〜1024間の長手方向1007の接触を生じさせるようにサイズ決めすることができる。本実施形態では、各嵌合フェルールの積層部材は、積層体内の隣接フェルールとはもはや接触していない。分離1025は、嵌合プロセス中のフェルールの回転によって生じる。
図12の正面図は、一実施形態に係る光フェルール1200、1202の側部から延びる積層部材1204、1206を示す。積層部材1204の遠位端は、フェルール1202の接触面1215上の溝1212と整列してこれに嵌まる隆起部1208を含む。積層部材1206の遠位端は、フェルール支持体1216の溝1214と整列してこれに嵌まる隆起部1210を含む。隆起部1208、1210及び溝1212、1214は、非嵌合構成において、フェルール1200、1202の横方向の整列を維持し易くし、積層されたフェルール1200、1202によって形成された列は、同様の位置合わせ特徴部を使用する、対応するフェルール列とより容易に嵌合する。図示した隆起部1208、1210及び溝1212、1214は、三角形又はV字形を有するが、円形、楕円形、正方形などを含む任意の好適な形状が使用されてもよい。溝及び隆起部は、異なる形状、例えば、矩形溝に嵌まるV字形の隆起部を有することもまた可能である。なお、溝及び隆起部は、嵌合構成における接触面からの積層部材の分離が、溝1212、1214の外へ隆起部1208、1210を持ち上げるようにサイズ決めされてもよい。その結果として、隆起部1208、1210と溝1212、1214との間のわずかな位置ずれが、嵌合構成における嵌合しているフェルール間の光学的配列に影響を及ぼすべきではない。
図13の正面図は、光フェルール1300、1302から延びる積層部材1304、1306を示す。積層部材1304の遠位端は、フェルール1302の接触面1315上の隆起部1312と整列して隆起部周囲に嵌まる溝1308を含む。積層部材1306の遠位端は、フェルール支持体1316の隆起部1314と整列して隆起部周囲に嵌まる溝1310を含む。隆起部1312、1314及び溝1308、1310は、図12の同様に述べられた構成素子と同様に作用し、その実施形態に記載されるのとは異なる形状を含んでもよい。
上記の実施形態では、光コネクタは、ハウジングと、ハウジング内に配設された少なくとも1列の1つ以上のセットの隣接光ケーブルアセンブリと、を含む。光ケーブルアセンブリは、上記の様々な実施形態に係るフェルールと、フェルールに結合された光導波路(例えば、光ファイバリボン)とを含む。この概念は、いくつかの実施形態では、図14の正面図に見られるように、複数の隣接する列にも拡張することができる。ハウジング1400は、外側側壁1400a〜b及び内側側壁1400c〜eを含む。光ケーブルアセンブリの2つ以上の列1402〜1404は、それぞれの側壁1400a〜eの間に位置する。列1402〜1404内の光ケーブルアセンブリは、本明細書に記載される実施形態のいずれかによるフェルール及び導波路で構成されてもよい。
列1402〜1404のそれぞれは、側壁1400a及び1400cからそれぞれ延びるフェルール支持体1400aa及び1400caで示されるように、1つ以上のフェルール支持体によって支持されてもよい。1セットのフェルール延長部(例えば、列1402の延長部1402a〜b)の遠位端は、フェルール支持体に乗る。先の実施形態のように、図示された支持体(例えば、図3に示される支持体330、332)の代わりに又はそれに加えて、代替フェルール支持体がエンクロージャ1400に設けられてもよい。同様に、この実施形態及び他の実施形態では、単一のフェルール支持体が、最下フェルールから2つ以上の延長部を支持するように、1つ以上の列の幅にわたることができる。また、同図では、エンクロージャ1400の上壁1400F及び下壁1400Gが、ゼロ以外の角度(例えば、90度の角度)で少なくとも外側側壁1400a〜bに接合している。図示されるように、上壁1400f及び下壁1400gはまた、内側側壁1400c〜eにも接合されている。
図15の正面図は、別の例示的な実施形態に係る、複数の隣接する列を有する光コネクタの配置を示す。ハウジング1500は、外側側壁1500a〜bと、ゼロ以外の角度(例えば、90度の角度)で側壁1500a〜bに接合する上壁1500c及び下壁1500dとを含む。光ケーブルアセンブリの2つ以上の列1502〜1504が、側壁1500a〜bの間に位置する。列1502〜1504内の光ケーブルアセンブリは、本明細書に記載される実施形態のいずれかによるフェルール及び導波路で構成されてもよい。列1502〜1504のそれぞれは、側壁1500aから近位にある(かつ側壁から延びてもよい)フェルール支持体1500aaによって示されるような一対のフェルール支持体によって支持されてもよい。フェルール支持体1500daは、底壁1500dから延び、任意選択的に、隣接する列1502、1503を分離する突出部1500daaを含んでもよい。1セットのフェルール延長部(例えば、列1502の延長部1502a〜b)の遠位端は、フェルール支持体1500aa、1500daに乗る。ハウジング1500は、上壁1500cから延びる側部支持体1500ab、1500caを含んでもよい(加えて、又は代わりに側部支持体1500abが側壁1500aから延びてもよい)。これらの代替的な側部支持体1500ab、1500caは、フェルールの光結合部材に(例えば、列1502の接触面1502c〜dと交差する垂直面に)乗ることで、列1502〜1504の過剰な横方向移動を防止することができる。
上述のような光フェルールは、一体状の成型構造体として形成することができる。本明細書に記述されるいくつかの実施形態は、成型された光フェルール、及び光フェルールを作るための金型に関係する。フェルールの成型は、本明細書では「第1の金型側部」及び「第2の金型側部」と呼ばれる2つの主要金型パーツの使用を伴う。第1の金型側部は、光フェルールの第1の特徴部セットを成型するように構成された第1の金型特徴部を含む。第2の金型側部は、光フェルールの第2の特徴部セットを成型するように構成された第2の金型特徴部を含む。金型が操作されるときに、2つの半体は、本明細書では「分割軸」と呼ばれるものに沿って組み合わされ、第1の側部及び第2の側部は、一体状の光フェルールを成型するためのキャビティを画定する。成型可能材料が、キャビティ内に注入されるか、又は別の方法でキャビティ内に配置され、例えば、成型材料の冷却によって、硬化して一体状のフェルールを形成する。金型の半体は次いで、分割軸に沿って分離されてフェルールの取り出しを可能にする。成型フェルールに有用ないくつかの材料としては、熱可塑性及び熱硬化性のポリマー、セラミック、金属、ガラスなどが挙げられる。
金型側部の位置合わせ誤差は、例えば、約10μm以上のオーダーなど著しくなることがある。再び図1及び図2を参照すると、取付領域112、光リダイレクト素子108、及び機械的位置合わせ特徴部(例えば、嵌合舌部104)が金型の単一の側面によって成型されない場合、取付領域112及び光リダイレクト素子108が、位置合わせ特徴部と正しく整列しない場合がある。そのような欠陥フェルールが相手方フェルールと嵌合されると、位置合わせ特徴部は、光伝送素子と相手方フェルールとを不適切に整列させることにより、コネクタの光挿入損失を大きくする。したがって、金型側部同士が正しく整列していなくても正確な整列を確保するために、フェルール間の位置合わせ特徴部(例えば、図2に示す舌部104、隆起部202、及び停止部120)は、金型の、光リダイレクト素子108及び取付領域112などの光学特徴部と同じ側に形成することができる。積層部材116は、嵌合フェルールの光学的配列に影響を及ぼさないため、金型の他方の側が正しく整列していなくても、光学特徴部とは別の金型側に成型することが可能である。
図16及び図17の断面図は、例示的な一実施形態に係る一体状のフェルールを形成するために使用される金型を示す。図16の金型1600は、第1の側部1602及び第2の側部1604を有し、成型される材料1606が第1の金型側部1602と第2の金型側部1604との間に置かれる。成型される材料170が金型側部1602と1604との間の小さな間隙に貫入した箇所に、ばり分割線加工物1608が生じる。図17の金型1700は、第1の側部1702及び第2の側部1704を有し、第1の金型側部1702と第2の金型側部1704との間に成型される材料1706が置かれる。成型材料190が金型側部1702と1704との間の小さな間隙に貫入した箇所に、ばり分割線加工物1708が生じる。金型の第2の側部1704が、第1の側部の垂直壁1702aとの僅かな位置ずれを伴う垂直壁1704aを含み、成型される材料が金型側部1702と1704との間の小さな間隙に貫入する箇所に、段差分割線加工物1710が生じる。
図18の側面図は、例示的な一実施形態に係る、成型された一体状の光フェルール1800を示す。フェルール1800は、1つ以上の分割線加工物1802を含む。分割線加工物1802のうちの少なくとも1つは、光フェルール1800の外周を略一回りする。分割線加工物1802は、光フェルール1800の面を、厚さ軸の第1の方向1806に沿った第1のセクション1804と、厚さ軸の第2の方向1810に沿った反対向きの第2のセクション1808とに区分する。
第1のセクション1804は、溝、支持体などの光導波路を受け入れて固定するように構成されている1つ以上の素子1812を含む(例えば、図1を参照)。第1のセクション1804はまた、一体状の光フェルール1800内の入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の素子1814を含む。素子1814は、ミラー、レンズ、内部導波路などを含んでもよい。積層接触面1816及び角度付き前部1817もまた、第1のセクション1804並びに嵌合舌部1825と共に含まれる。
第2のセクション1808は、リダイレクトされた光を嵌合面1820から外へ透過させるように構成されている少なくとも1つの出力窓1818を含む。嵌合面1820は、第2のセクション1808の一部とみなされてもよい。第2のセクション1808は、光フェルール1800の長手方向縁部1824に沿った少なくとも1つの積層支持部材1822を更に含む。少なくとも1つの積層部材1822は、嵌合面1820を越えて延びる遠位端1822aaを有する延長部1822aを含む。遠位端1822aaは、対応する積層支持部材の接触面と回転可能にインタフェースするように構成されている。
なお、本例では、分割線加工物1802は、長手方向側部1824と嵌合面1820との間の交線に位置する。また、分割線加工物1802は、積層支持部材1822の外向き面に沿って延びる。他の実施形態では、分割線加工物は、延長部1822の縁部に沿って延びてもよく、例えば、ここで延長部1822の2つの面が交わる。これは、フェルール1800を形成するために使用される例示的な成型部品を示す以下の図に示されている。
図19及び図20の断面図は、図18に示す光フェルール1800を形成するために使用される金型の第1の部品1900及び第2の部品1902を示す。図19は、図18に示されるフェルール1800を通る断面19−19に対応し、金型特徴部1900bによって形成される光導波路を受け入れて固定するように構成されている素子1812の詳細を示す。また、図19には、フェルールの両側の長手方向縁部上の延長部1822a及び積層接触面1816、並びにこれらの特徴部を形成するために使用される金型部品1902、1900の対応する特徴部1902b、1900cも示されている。なお、金型部品1900、1902の面1900a、1902a間の交線が、図18に示される分割線加工物1802をもたらす。図20は、図18に示されるフェルール1800を通る断面20−20に対応し、嵌合舌部1825、及び舌部1825を形成するために使用される特徴部1900d及び1902cの詳細を示す。
図21及び図22の斜視図は、別の例示的な実施形態に係るフェルール2101〜2104を示す。フェルール2101〜2104は、図21では非嵌合構成で示されており、図22では嵌合構成で示されている。フェルール2101〜2104は、光結合部材2111〜2114の上面2111a〜2114aを越えて延びる遠位端2121a〜2124aを有する楕円形の積層部材2121〜2124を含む。上面2111a〜2114aは、光結合部材2111〜2114の嵌合面2111b〜2114bの反対側にある。積層部材2121〜2124の接触面2121b〜2124bは、嵌合面2111b〜2114bの下方に凹んでいてもよく、それらと整列されてもよく、又はそれらを越えて延びてもよい。
接触部材2122b、2123bの2つは、図21に示される非嵌合構成では、フェルール支持部材2130、2132に乗った状態で示されている。他の実施形態と同様に、フェルール支持部材2130、2132は、コネクタハウジング又は他のコネクタ支持体に取り付けられる。図22に示される嵌合構成では、接触部材2122b、2123bは、フェルール支持部材2130、2132から離れるように持ち上げられる。更に、非嵌合構成では、遠位端2122a及び2123aは、それぞれの隣接する接触部材2121b、2124bから持ち上げられる。なおまた、非嵌合構成では、光結合部材2111〜2114は、長手方向2107における停止/位置合わせ特徴部として作用する上面から延びる隆起部を有している(上面2113a、2114aから延びる図21の隆起部2113c及び2114cを参照)。
図23及び図24の斜視図は、別の例示的な実施形態に係るフェルール2301〜2304を示す。フェルール2301〜2304は、図23では非嵌合構成で示されており、図24では嵌合構成で示されている。フェルール2301〜2304は、光結合部材2311〜2314の上面2311a〜2314aを越えて延びる遠位端2321a〜2324aを有する矩形の積層部材2321〜2324を含む。上面2311a〜2314aは、光結合部材2311〜2314の嵌合面2311b〜2314bの反対側にある。本例では、積層部材2321〜2324の接触面2321b〜2324bは、嵌合面2311b〜2314bを越えて延びる。
接触部材2322b、2323bの2つは、図23に示される非嵌合構成では、フェルール支持部材2330、2332に乗った状態で示されている。他の実施形態と同様に、フェルール支持部材2330、2332は、コネクタハウジング又は他のコネクタ支持体に取り付けられる。図24に示される嵌合構成では、接触部材2322b、2323bは、フェルール支持部材2330、2332から離れるように持ち上げられる。なおまた、この構成では、光結合部材2311〜2314は、長手方向2307の停止/位置合わせ特徴部として機能する上面隆起部(図23の上面2313a、2314aから延びる隆起部2323c及び2324cを参照)を有する。本例では、導波路/ファイバによって加えられる力が、フェルール2301〜2304が嵌合構成で積層されている間に前方に摺動することを防止する。
図21〜図24に示される積層部材は、上述した三角形を含む他の形状を含んでもよいと理解されるであろう。積層部材は延長部と称されてもよい。図21〜図24に示される類似の特徴部については、他の図を参照し、光導波路や出力光をリダイレクトするように構成されている素子などは特に説明しない。
本明細書で説明される手法と併せて使用することが可能な、フェルール及びコネクタに関する更なる情報が、参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による同時出願の、以下の米国特許出願で提示されている:表題「Connector with Latching Mechanism」を有し、代理人整理番号76663US002によって識別される、米国特許出願第62/239,998号;表題「Optical Ferrules」を有し、代理人整理番号76982US002によって識別される、米国特許出願第62/240,069号;表題「Ferrules,Alignment Frames and Connectors」を有し、代理人整理番号75767US002によって識別される、米国特許出願第62/240,066号;表題「Optical Cable Assembly with Retainer」を有し、代理人整理番号76662US002によって識別される、米国特許出願第62/240,008号;表題「Optical Coupling Device with Waveguide Assisted Registration」を有し、代理人整理番号76660US002によって識別される、米国特許出願第62/240,010号;表題「Optical Ferrules and Optical Ferrule Molds」を有し、代理人整理番号75985US002によって識別される、米国特許出願第62/239,996号;表題「Configurable Modular Connectors」を有し、代理人整理番号75907US002によって識別される、米国特許出願第62/104,196号;及び、表題「Hybrid Connectors」を有し、代理人整理番号76908US002によって識別される、米国特許出願第62/240,005号。
本開示で説明される実施形態には、以下のものが含まれる:
項目1.光フェルールであって、
光結合部材であって、
光結合部材に取り付けられた導波路からの入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
出力窓を含む嵌合面であって、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、
を備える、光結合部材と、
光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材であって、
嵌合面と、嵌合面の反対側の上面とのうちの1つを越えて延びる遠位端と、
遠位端の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている接触面と、
を備える、積層部材と、
を備える、光フェルール。
項目2.接触面が、対応する積層支持部材の対応する遠位端と摺動可能にインタフェースするように更に構成されている、項目1に記載の光フェルール。
項目3.少なくとも1つの積層部材が、光結合部材の両側の長手方向縁部に沿ってそれぞれ位置する第1及び第2の積層部材を備える、項目1及び2のいずれかに記載の光フェルール。
項目4.第1及び第2の積層部材が互いに鏡像である、項目3に記載の光フェルール。
項目5.第1及び第2の積層部材が、光フェルールと、隣接して積層された光フェルールの対応する光結合部材とを横方向に整列させる、項目3に記載の光フェルール。
項目6.接触面が平坦面を含む、項目1〜5のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目7.接触面が湾曲面を含む、項目1〜5のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目8.積層部材が三角形の形状を含み、三角形の頂点が遠位端に対応する、項目1〜7のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目9.接触面及び対応する遠位端が溝及び隆起部を備え、光フェルールと隣接して積層された光フェルールとの非嵌合構成では、隆起部が溝に嵌まり、隆起部及び溝が、光フェルールと隣接して積層された光フェルールとを横方向に整列させる、項目1〜8のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目10.遠位端が嵌合面を越えて延び、接触面が光結合部材の上面の下方に凹んでいる、項目1〜9のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目11.遠位端が嵌合面を越えて延び、接触面が光結合部材の上面を越えて延びる、項目1〜9のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目12.遠位端が上面を越えて延び、接触面が光結合部材の嵌合面の下方に凹んでいる、項目1〜9のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目13.光フェルール及び隣接して積層された光フェルールが、第1のコネクタの一部であり、嵌合構成では、第2のコネクタの第1及び第2の積層嵌合光フェルールとそれぞれ光学的にインタフェースするように構成されており、接触面が、嵌合構成では、対応する積層支持部材の対応する遠位端から分離されている、項目1〜12のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目14.光フェルールの積層部材及び第1のコネクタの隣接して積層された光フェルールの積層部材は、嵌合構成では、第1のコネクタの第1及び第2の積層光フェルールの第1及び第2の積層支持部材の対応する停止面と接触する停止面を含む、項目1〜13のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目15.光フェルールであって、
光結合部材であって、
入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
出力窓を含む嵌合面であって、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、
を備える、光結合部材と、
光結合部材の両側の長手方向縁部上の第1及び第2の延長部であって、嵌合面と、嵌合面の反対側の上面とのうちの少なくとも1つを越えて延びる、第1及び第2の延長部と、
第1の延長部上の第1の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の延長部と摺動可能にインタフェースするように構成されている第1の接触面と、
を備える、光フェルール。
項目16.第2の延長部上に第2の接触面を更に備え、第2の接触面が、対応する積層支持部材の別の延長部と摺動可能にインタフェースするように構成されている、項目15に記載の光フェルール。
項目17.第1及び第2の延長部が互いに鏡像である、項目15及び16のいずれかに記載の光フェルール。
項目18.第1の接触面が平坦面を含む、項目15〜17のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目19.第1の接触面が湾曲面を含む、項目15〜17のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目20.延長部が三角形の形状を含み、三角形の頂点が、第2の隣接して積層された光フェルールの接触面と摺動可能にインタフェースする、項目15〜19のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目21.第1の接触面が光結合部材の上面の下方に凹んでおり、上面は嵌合面の反対側にある、項目15〜20のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目22.光フェルール及び隣接して積層された光フェルールが、第1のコネクタの一部であり、嵌合構成では、第2のコネクタの第1及び第2の積層嵌合光フェルールとそれぞれ光学的にインタフェースするように構成されており、第1の接触面が、嵌合構成では、対応する積層支持部材の対応する遠位端から分離されている、項目15〜21のいずれか一項に記載の光フェルール。
項目23.光フェルールの積層支持部材及び第1のコネクタの隣接して積層された光フェルールの積層支持部材が、嵌合構成では、第1のコネクタの第1及び第2の積層光フェルールの第1及び第2の積層支持部材の対応する停止面と接触する停止面を含む、項目22に記載の光フェルール。
項目24.コネクタであって、
ハウジングと、
ハウジング内に配設された少なくとも1列の1つ以上の隣接する光ケーブルアセンブリと、を備え、各セットの光ケーブルサブアセンブリが少なくとも2つの光ケーブルサブアセンブリを含み、各光ケーブルサブアセンブリが、
光フェルールであって、
光結合部材であって、
入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
出力窓を含む嵌合面であって、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、を備える、光結合部材と、
光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部であって、
嵌合面を越えて延びる遠位端と、
遠位端の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている接触面と、を備える延長部と、を備える、光フェルールと、
光フェルールに取り付けられた1つ以上の光導波路と、を備え、
コネクタの非嵌合構成では、少なくとも1列の第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端が、少なくとも1列の第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と回転可能にインタフェースする、コネクタ。
項目25.第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端が、第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースする、項目24に記載のコネクタ。
項目26.少なくとも1列の光フェルールのうちの選択された1つのみの延長部の遠位端が、コネクタハウジングに取り付けられた又はコネクタハウジングと一体であるフェルール支持体とインタフェースする、項目24及び25のいずれかに記載のコネクタ。
項目27.列内の光フェルールが、選択された光フェルールを除いて、ハウジングによって支持されていない、項目26に記載のコネクタ。
項目28.ケーブルアセンブリ内の1つ以上の光導波路が、それぞれの光フェルールにばね力を加え、ばね力が、第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体に対して更に保持する、項目27に記載のコネクタ。
項目29.嵌合構成では、ばね力が、少なくとも1列の嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの列の対応する嵌合面との間に加えられて、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体から分離させる、項目28に記載のコネクタ。
項目30.コネクタであって、
ハウジングの第1及び第2の内壁のうちの少なくとも1つからそれぞれ延びる少なくとも1つの支持体を備えるハウジングと、
第1の内壁と第2の内壁との間に積層された2つ以上の光ケーブルアセンブリであって、各光ケーブルアセンブリが、
1つ以上の光導波路と、
光結合部材の出力窓に向けて入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、出力窓を含む嵌合面と、を備える光フェルールであって、嵌合面が、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている、光フェルールと、
光フェルールの長手方向縁部に沿った延長部であって、嵌合面を越えて延びる延長部と、
長手方向縁部に沿った接触面と、
を備える、光ケーブルアセンブリと、を備え、
2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第1の光ケーブルアセンブリの延長部が、2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第2の光ケーブルアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースし、第2の光ケーブルサブアセンブリの延長部が、ハウジングの少なくとも1つの支持体と摺動可能にインタフェースする、コネクタ。
項目31.第1の光ケーブルサブアセンブリの遠位端が、第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と回転可能にインタフェースする、項目30に記載のコネクタ。
項目32.2つ以上の光ケーブルアセンブリが、第1の光ケーブルサブアセンブリを除いて、少なくとも1つの支持体によって支持されていない、項目30〜31のいずれかに記載のコネクタ。
項目33.1つ以上の光導波路が、それぞれの光フェルールにばね力を加え、ばね力が、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、第2の光ケーブルサブアセンブリの延長部を少なくとも1つの支持体に対して更に保持する、項目32に記載のコネクタ。
項目34.嵌合構成では、ばね力が、2つ以上の光ケーブルアセンブリの嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの対応する嵌合面との間に加えられて、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部を少なくとも1つの支持体から分離させる、項目33に記載のコネクタ。
項目35.コネクタであって、
ハウジングと、
ハウジング内に並んで配置された2列以上の光ケーブルアセンブリであって、各光ケーブルサブアセンブリが、
光フェルールであって、
光結合部材であって、
入力光を光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
出力窓を含む嵌合面であって、光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている、嵌合面と、
を備える、光結合部材と、
光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部であって、嵌合面を越えて延びる延長部と、
少なくとも1つの延長部の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部と回転可能にインタフェースするように構成されている、接触面と、
を備える、光フェルールと、
光フェルールに取り付けられた1つ以上の光導波路と、
を備え、各列の第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部が、各列の第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面と摺動可能にインタフェースする、コネクタ。
項目36.各列の選択された1つの光フェルールのみの延長部が、コネクタハウジングに取り付けられた又はコネクタハウジングと一体であるフェルール支持体とインタフェースする、項目35に記載のコネクタ。
項目37.2つ以上の列の光フェルールが、各列の選択された光フェルールを除いて、ハウジングによって支持されていない、項目36に記載のコネクタ。
項目38.列毎に、ケーブルアセンブリ内の1つ以上の光導波路が、それぞれの光フェルールにばね力を加え、ばね力が、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面に対して保持し、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体に対して更に保持する、項目37に記載のコネクタ。
項目39.嵌合構成では、ばね力が、各列の嵌合面と、嵌合する光ケーブルアセンブリの対応する列の対応する嵌合面との間に加えられて、列毎に、第1の光ケーブルサブアセンブリの延長部を第2の光ケーブルサブアセンブリの接触面から分離させ、選択された光フェルールの延長部をフェルール支持体から分離させる、項目38に記載のコネクタ。
項目40.ハウジングが、2列以上の光ケーブルアセンブリを分離する1つ以上の内側側壁を更に備え、1つ以上の内側側壁は、ハウジング内の2列以上の横方向移動を制限する、項目35〜39のいずれか一項に記載のコネクタ。
項目41.2列以上の光ケーブルアセンブリを分離する1つ以上の側部支持体を更に備え、1つ以上の側部支持体が、2列以上の各列内の少なくとも1つの光フェルールのハウジング内での横方向移動を制限する、項目35〜40の項目のいずれか一項に記載のコネクタ。
項目42.成型された一体状の光フェルールであって、
光フェルールの長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材と、
光フェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む1つ以上の分割線加工物であって、光フェルールの面を、厚さ軸の第1の方向に沿った第1のセクションと厚さ軸の第2の方向に沿った反対向きの第2のセクションとに区分する、1つ以上の分割線加工物と、を備え、第1のセクションが、
積層部材の接触面と、
光導波路を受け入れて固定するように構成されている1つ以上の素子と、
一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の素子と、を備え、
第2のセクションが、
リダイレクトされた光を嵌合面から外へ透過させるように構成されている少なくとも1つの出力窓と、
嵌合面を越えて延びる積層部材の遠位端であって、対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている、遠位端と、
を備える、光フェルール。
項目43.分割加工物の少なくとも一部が、嵌合面と長手方向縁部との間の交線に沿って延びる、項目42に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目44.積層部材が、光結合部材の両側の長手方向縁部に沿ってそれぞれ位置する2つの積層部材を含む、項目42〜43のいずれかに記載の成型された一体状の光フェルール。
項目45.第1及び第2の積層部材が互いに鏡像である、項目44に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目46.接触面が平坦面を含む、項目42〜45のいずれか一項に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目47.接触面が湾曲面を含む、項目42〜45のいずれか一項に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目48.積層部材が三角形の形状を含み、三角形の頂点が、対応する接触面とインタフェースするように構成されている、項目42〜47のいずれか一項に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目49.接触面が、光結合部材の上面の下方に凹んでおり、上面は嵌合面の反対側にある、項目42〜48のいずれか一項に記載の成型された一体状の光フェルール。
項目50.一体状の光フェルールを射出成形するように動作可能な金型であって、
第1の部品であって、
一体状の光フェルールの積層部材の接触面と、
光導波路を受け入れて固定するように構成されている、一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、
一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている、一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、
を形成するように構成されている、第1の部品と、
第2の部品であって、
一体状の光フェルールのうちの少なくとも1つの出力窓であって、一体状の光フェルールの嵌合面からリダイレクトされた光を透過させるように構成されている、出力窓と、
嵌合面を越えて延びる遠位端を備える積層部材の延長部であって、遠位端が対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている、延長部と、
を形成するように構成されている、第2の部品と、
を備え、第1及び第2の部品の第1及び第2の面がそれぞれ、1つ以上の分割線加工物を形成し、1つ以上の分割線加工物が一体状のフェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む、金型。
項目51.分割加工物の少なくとも一部が、嵌合面と長手方向縁部との間の交線に沿って延びる、請求項50に記載の金型。
別途断りがない限り、本明細書及び特許請求の範囲で用いる加工寸法(feature size)、量、及び物理的特性を表す全ての数は、全ての場合において、用語「約」によって修飾されていると理解するものとする。したがって、特に反対の指示がない限り、上記明細書及び添付の特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは、本明細書で開示される教示を利用して当業者が得ようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。端点による数値範囲の使用は、その範囲内の全ての数(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)、及びその範囲内の任意の範囲を含む。
上述の実施形態の様々な修正及び変更が、当業者には明らかとなるものであり、本開示は、本明細書に記載されている例示的実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。読者には、別段の指示のない限り、開示される1つの実施形態の特徴はまた、開示される全ての他の実施形態にも適用することができる点を想定されたい。また、本明細書で参照される全ての米国特許、特許出願、特許出願公開、並びに他の特許文献及び非特許文献は、上記の開示に矛盾しない範囲内で、参照により本明細書に組み込まれることも理解されたい。

Claims (10)

  1. 光フェルールであって、
    光結合部材であって、
    前記光結合部材に取り付けられた導波路からの入力光を前記光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
    前記出力窓を含む嵌合面であって、前記光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、
    を備える、光結合部材と、
    前記光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材であって、
    前記嵌合面と、前記嵌合面の反対側の上面とのうちの1つを越えて延びる遠位端と、
    前記遠位端の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている接触面と、
    を備える、積層部材と、
    を備える、光フェルール。
  2. 前記接触面が、前記対応する積層支持部材の前記対応する遠位端と摺動可能にインタフェースするように更に構成されている、請求項1に記載の光フェルール。
  3. 前記少なくとも1つの積層部材が、前記光結合部材の両側の長手方向縁部に沿ってそれぞれ位置する第1及び第2の積層部材を備え、前記第1及び第2の積層部材が、前記光フェルールと、前記隣接して積層された光フェルールの対応する光結合部材とを横方向に整列させる、請求項1に記載の光フェルール。
  4. 前記光フェルール及び前記隣接して積層された光フェルールが、第1のコネクタの一部であり、嵌合構成では、第2のコネクタの第1及び第2の積層嵌合光フェルールとそれぞれ光学的にインタフェースするように構成されており、前記接触面が、前記嵌合構成では、前記対応する積層支持部材の前記対応する遠位端から分離され、前記光フェルールの前記積層部材及び前記第1のコネクタの前記隣接して積層された光フェルールの前記積層部材が、前記嵌合構成では、前記第1のコネクタの前記第1及び第2の積層光フェルールの前記第1及び第2の積層支持部材の対応する停止面と接触する停止面を含む、請求項1に記載の光フェルール。
  5. 光フェルールであって、
    光結合部材であって、
    入力光を前記光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
    前記出力窓を含む嵌合面であって、前記光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、
    を備える、光結合部材と、
    前記光結合部材の両側の長手方向縁部上の第1及び第2の延長部であって、前記嵌合面と、前記嵌合面の反対側の上面とのうちの少なくとも1つを越えて延びる、第1及び第2の延長部と、
    前記第1の延長部上の第1の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する積層支持部材の延長部と摺動可能にインタフェースするように構成されている第1の接触面と、
    を備える、光フェルール。
  6. コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配設された少なくとも1列の1つ以上の隣接する光ケーブルアセンブリと、を備え、各セットの光ケーブルサブアセンブリが少なくとも2つの光ケーブルサブアセンブリを含み、各光ケーブルサブアセンブリが、
    光フェルールであって、
    光結合部材であって、
    入力光を前記光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
    前記出力窓を含む嵌合面であって、前記光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている嵌合面と、を備える、光結合部材と、
    前記光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部であって、
    前記嵌合面を越えて延びる遠位端と、
    前記遠位端の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部の対応する遠位端と回転可能にインタフェースするように構成されている接触面と、を備える延長部と、を備える、光フェルールと、
    前記光フェルールに取り付けられた1つ以上の光導波路と、を備え、
    前記コネクタの非嵌合構成では、前記少なくとも1列の第1の光ケーブルサブアセンブリの前記遠位端が、前記少なくとも1列の第2の光ケーブルサブアセンブリの前記接触面と回転可能にインタフェースする、コネクタ。
  7. コネクタであって、
    ハウジングの第1及び第2の内壁のうちの少なくとも1つからそれぞれ延びる少なくとも1つの支持体を備えるハウジングと、
    前記第1の内壁と前記第2の内壁との間に積層された2つ以上の光ケーブルアセンブリであって、各光ケーブルアセンブリが、
    1つ以上の光導波路と、
    光結合部材と、前記光結合部材の出力窓に向けて入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、前記出力窓を含む嵌合面と、を備える光フェルールであって、前記嵌合面が、前記光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている、光フェルールと、
    前記光フェルールの長手方向縁部に沿った延長部であって、前記嵌合面を越えて延びる延長部と、
    前記長手方向縁部に沿った接触面と、
    を備える、光ケーブルアセンブリと、を備え、
    前記2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第1の光ケーブルアセンブリの前記延長部が、前記2つ以上の光ケーブルアセンブリのうちの第2の光ケーブルアセンブリの前記接触面と摺動可能にインタフェースし、前記第2の光ケーブルアセンブリの前記延長部が、前記ハウジングの前記少なくとも1つの支持体と摺動可能にインタフェースする、コネクタ。
  8. コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に並んで配置された2列以上の光ケーブルアセンブリであって、各光ケーブルサブアセンブリが、
    光フェルールであって、
    光結合部材であって、
    入力光を前記光結合部材の出力窓に向けてリダイレクトするように構成されている1つ以上の光リダイレクト素子と、
    前記出力窓を含む嵌合面であって、前記光フェルールの長手方向軸に沿って相手方光結合部材の嵌合面と摺動可能に嵌合するように構成されている、嵌合面と、
    を備える、光結合部材と、
    前記光結合部材の長手方向縁部に沿った少なくとも1つの延長部であって、前記嵌合面を越えて延びる延長部と、
    前記少なくとも1つの延長部の反対側の接触面であって、隣接して積層された光フェルールの対応する延長部と回転可能にインタフェースするように構成されている、接触面と、
    を備える、光フェルールと、
    前記光フェルールに取り付けられた1つ以上の光導波路と、
    を備え、各列の第1の光ケーブルサブアセンブリの前記延長部が、各列の第2の光ケーブルサブアセンブリの前記接触面と摺動可能にインタフェースする、コネクタ。
  9. 成型された一体状の光フェルールであって、
    前記光フェルールの長手方向縁部に沿った少なくとも1つの積層部材と、
    前記光フェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む1つ以上の分割線加工物であって、前記光フェルールの面を、厚さ軸の第1の方向に沿った第1のセクションと前記厚さ軸の第2の方向に沿った反対向きの第2のセクションとに区分する、1つ以上の分割線加工物と、を備え、前記第1のセクションが、
    前記積層部材の接触面と、
    光導波路を受け入れて固定するように構成されている1つ以上の素子と、
    前記一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている1つ以上の素子と、を備え、
    前記第2のセクションが、
    前記リダイレクトされた光を嵌合面から外へ透過させるように構成されている少なくとも1つの出力窓と、
    前記嵌合面を越えて延びる前記積層部材の遠位端であって、対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている、前記遠位端と、
    を備える、光フェルール。
  10. 一体状の光フェルールを射出成形するように動作可能な金型であって、
    第1の部品であって、
    前記一体状の光フェルールの積層部材の接触面と、
    光導波路を受け入れて固定するように構成されている、前記一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、
    前記一体状の光フェルール内の入力光をリダイレクトするように構成されている、前記一体状の光フェルールの1つ以上の素子と、
    を形成するように構成されている、第1の部品と、
    第2の部品であって、
    前記一体状の光フェルールのうちの少なくとも1つの出力窓であって、前記一体状の光フェルールの嵌合面から前記リダイレクトされた光を透過させるように構成されている、出力窓と、
    前記嵌合面を越えて延びる遠位端を備える前記積層部材の延長部であって、前記遠位端が対応する光フェルールの対応する接触面とインタフェースするように構成されている、延長部と、
    を形成するように構成されている、第2の部品と、
    を備え、前記第2の部品と接触する前記第1の部品の第1の面と、前記第1の部品と接触する前記第2の部品の第2の面とがそれぞれ、1つ以上の分割線加工物を形成し、前記1つ以上の分割線加工物が前記一体状のフェルールの外周を略一回りする分割線加工物を含む、金型。
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