JP6917875B2 - スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 - Google Patents
スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6917875B2 JP6917875B2 JP2017234810A JP2017234810A JP6917875B2 JP 6917875 B2 JP6917875 B2 JP 6917875B2 JP 2017234810 A JP2017234810 A JP 2017234810A JP 2017234810 A JP2017234810 A JP 2017234810A JP 6917875 B2 JP6917875 B2 JP 6917875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- circuit breaker
- electric circuit
- electric
- breaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 238000004146 energy storage Methods 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 244000144972 livestock Species 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Trip Switchboards (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
断路器には、通常運転時の電流が流れている電路を開閉する機能(負荷電流開閉の機能)、および、短絡事故時などに大量の電流が通電されている電路を開閉する機能(事故電流開閉の機能)は、通常備わっていない。そのため、断路器において電路を開閉する際には、関連する開閉器を先に「開」状態にして、電路に流れる電流を切り、無負荷状態にして断路器の開閉操作をすることが一般的である。
また、断路器の開閉操作は、例えば、JEC−2310:2014(JEC:Japanese Electrotechnical Committee 電気学会 電気規格調査会)の規格では、形式試験において電気操作又は手動ばね操作のものは1000回の連続開閉を行うことが規定されている。
前記第1の電路または前記第2の電路が断路された時、前記主回路用遮断器を開閉操作可能とするものである。
また、本発明のスイッチギヤの操作方法によれば、断路器を使用していた場合と遜色のない絶縁性能、確実な電路「開」状態の保持が可能となりスイッチギヤの信頼性が高まる。
図1は、この発明の実施の形態1に係るスイッチギヤの単線図(回路図)である。スイッチギヤの上位側には遮断器2および変圧器3が順次接続されている。この変圧器3に接続された第1の電路である電路5は主回路用遮断器1と接続され、主回路用遮断器1の下位側の第2の電路である電路6は各母線用遮断器4と接続され、母線用遮断器4を介して外部負荷(図示せず)に接続される。従来、電路5から母線用遮断器4に至る主回路の開閉に断路器を用いていたが、本発明の実施の形態では主回路用遮断器1を用いる。
筐体7は、主回路用遮断器1の収納された遮断器室8、遮断器2(図示せず)に接続された変圧器3(図示せず)と主回路用遮断器1とを接続し、外部からの電力が入力される第1の電路である電路5が収納されたケーブル室9、主回路用遮断器1と各母線用の遮断器4(図示せず)とを接続する第2の電路である電路6の収納された母線室10及び各電路に設置された電流センサ(図示せず)等の情報を収集し、主回路用遮断器1、母線用遮断器4等の開閉操作制御等を行う制御室11を備えている。遮断器室8及び制御室11は筐体7の正面側に扉を有している。遮断器室8は安全上の措置が施されており、安全確保の上、必要に応じて開閉可能となる。制御室11も、必要に応じて開閉可能であり、機器の操作を行うことが可能となっている。
実際には、主回路用遮断器1の定格電圧は電路5及び電路6の定格電圧よりも高いものを使用することが望ましい。
また、高い定格電圧のものを使用しているので断路器として求められる断路極間耐電圧を充足する。
図3は、実施の形態1に係るスイッチギヤの断路手順を示す図で、すなわち主回路用遮断器1を「開」にする手順を示したものである。まず、母線用(下位側)の遮断器4を「開」にする(ステップST101)。母線用遮断器4が複数ある場合は全ての母線用遮断器4が「開」であることを確認(ステップST102)する。全ての母線用遮断器4が「開」であることが確認され、電路6が外部と断路状態になると、主回路用遮断器1のインタロックが解除され(ステップST103)、主回路用遮断器1を「開」(ステップST104)にする。
また、遮断器は電路の開閉操作には、バネやコンデンサで蓄えたエネルギーを用いて行うことが一般的であり、通常、開閉の為のエネルギーを常時畜勢し、短絡や過電流等の状態時に電路を遮断するように備える。しかし、本実施の形態では、主回路用遮断器1の「閉」状態の保持、「開」状態の保持の場合において、誤開閉を避けるため、主回路用遮断器1には開閉操作時にのみ開閉に用いるエネルギーを畜勢するように運用する。
図4は、図3に主回路用遮断器1を「開」にするエネルギーを畜勢するタイミングを追加したものであるが、主回路用遮断器1のインタロックが解除された(ステップST103)後に、主回路用遮断器1の開閉操作用エネルギーの蓄勢を開始し(ステップST103A)、このエネルギーを開放することで主回路用遮断器1を「開」にする(ステップST104)。
また、図3、4では母線用(下位側)の遮断器4を「開」にする例を示したが、母線用(下位側)の遮断器4を「開」にする代わりに、スイッチギヤの上位側の遮断器2が「開」であること、すなわち、電路5が外部と断路状態であることを確認してもよい。また、母線用遮断器4及び遮断器2の両方の「開」を確認してもよい。
母線用(下位側)の遮断器4が全て「開」であることを確認し、主回路用遮断器1を「閉」にする。次に、主回路用遮断器1をインタロックし、主回路用遮断器1以外のスイッチギヤの電路が「開」とならない場合は、主回路用遮断器1を「開」にできないようにする。その後、母線用(下位側)の遮断器4を「閉」にする。
主回路用遮断器1を「開」にする手順と同様に、母線用(下位側)の遮断器4が「開」であることを確認する代わりに、スイッチギヤの上位側の遮断器2が「開」であることを確認してもよい。また、母線用遮断器4及び遮断器2の両方の「開」を確認してもよい。
また、主回路用遮断器1の開閉操作用エネルギーの蓄勢の開始は、母線用(下位側)の遮断器4が全て「開」であることを確認後とし、主回路用遮断器1をインタロックした後は、遮断器4が全て「開」である場合を除き、主回路用遮断器1の開閉操作用エネルギーの蓄勢は行わない。
また、主回路用遮断器1の開閉操作用のエネルギーを常時畜勢せずに、すなわち、「閉」状態の保持、「開」状態の保持の場合にはエネルギーを畜勢せずに、開閉させる時にのみ開閉に用いるエネルギーを畜勢するようにしたので、誤開閉を回避でき、スイッチギヤに具備する電気機器の劣化を抑制するとともに、確実に電路を開閉でき、絶縁性の確保に寄与可能となる。
本発明の実施の形態2では、実施の形態1の主回路用遮断器1を移動形の遮断器とし、主回路用遮断器全体を断路状態の位置に移動可能な例について説明する。
図6は、実施の形態2に係るスイッチギヤの筐体7内部の構造を示す側面断面図で、図中(a)は移動形遮断器12が「断路位置」にある状態、図中(b)は移動形遮断器12が「運転位置」にある状態を示す図である。
図において、遮断器室8の移動形遮断器12は図中矢印Xの方向に移動可能である。移動形遮断器12は図中(b)の「運転位置」にあっても、実施の形態1で説明したとおり、移動形遮断器12の内部で電路5及び電路6との開閉操作は可能である。スイッチギヤを点検する際などに、電路の「開」状態を確実に保持しなければならない時には、移動形遮断器12の内部で「開」状態にした状態で、図6中(a)のように移動形遮断器12を電路5及び電路6から切り離し、「断路位置」にする。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、移動形遮断器12の内部で「開」とする、その状態にさらに移動形遮断器12を断路位置に移動させて電路を確実に「開」にするという2通りの方法を使い分けることもできる。
上記実施の形態1、2では、スイッチギヤの電路に流れる電流は交流電流であったが、本実施の形態3では直流電流の例について説明する。
図7は、この発明の実施の形態3に係るスイッチギヤの単線図(回路図)である。
図において、変圧器3の下位に例えば整流器13を設け、交流電流を直流電流に変換する。整流器13の下位であるスイッチギヤの電路16に主回路用遮断器として交流遮断器14を接続する。交流遮断器14の下位に接続された電路17には各母線用の直流遮断器15が接続され、直流遮断器15を介して直流負荷(図示せず)に接続される。
図において、変圧器3(図示せず)からの交流電流は整流器13(図示せず)で直流電流に変換され、スイッチギヤの筐体7内のケーブル室9の電路16を流れる。ケーブル室9の電路16、母線室10内の電路17ともに直流電流が流れるが、断路器の代替である遮断器は交流遮断器14を用いる。交流遮断器14は電路16、電路17にそれぞれ接続される端子14a、端子14bを有する。
例えば、定格電流3000Aの断路器の代替として直流遮断器を用いると、同等の定格電流である直流遮断器が必要となる。本実施の形態3の図9のように、交流遮断器14の3相へ分流すると、分岐回路にはそれぞれ約1000A通電することになり、回路インピーダンスの不平分や裕度を考慮しても、定格電流1200A程度の交流遮断器を用いればよいことになる。
従って、定格電流の小さい安価な遮断器を用いることが可能となる。
また、代替とする遮断器は配線用遮断器(MCCB:Molded Case Circuit Breaker)やガス絶縁開閉器(GCB:Gas Circuit Breaker)を用いても良いてもよく、大気絶縁開閉器(ACB:Air Circuit Breaker)でもよい。
5、6 電路、 7 スイッチギヤの筐体、 8 遮断器室、
9 ケーブル室、 10 母線室、 11 制御室、 12 移動形遮断器、
13 整流器、 14 交流遮断器、 14a、14b 端子、
15 直流遮断器、 16、17 電路。
Claims (7)
- 外部から電力が入力される第1の電路と、
母線用遮断器に接続され前記母線用遮断器を介して外部負荷に接続される第2の電路と、前記第1の電路と前記第2の電路との間に接続され、前記第1の電路の定格電圧及び前記第2の電路の定格電圧により決定される耐電圧よりも高い定格耐電圧を有する主回路用遮断器と、を備え、
前記第1の電路または前記第2の電路が断路された時、前記主回路用遮断器を開閉操作可能とすることを特徴とするスイッチギヤ。 - 前記主回路用遮断器が、スイッチギヤの筐体内で移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
- 前記外部から入力される電力が直流電流であり、
前記主回路用遮断器は交流遮断器であり、
前記交流遮断器の複数の相の端子に前記直流電流を分流することを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチギヤ。 - 外部から電力が入力される第1の電路と、
母線用遮断器に接続され前記母線用遮断器を介して外部負荷に接続される第2の電路と、前記第1の電路と前記第2の電路との間に接続され、前記第1の電路の定格電圧及び前記第2の電路の定格電圧により決定される耐電圧よりも高い定格耐電圧を有する主回路用遮断器と、を備え、
前記外部から入力される電力が直流電流であり、
前記主回路用遮断器は交流遮断器であり、
前記交流遮断器の複数の相の端子に前記直流電流を分流することを特徴とするスイッチギヤ。 - 外部から電力が入力される第1の電路と、
母線用遮断器に接続され前記母線用遮断器を介して外部負荷に接続される第2の電路と、前記第1の電路と前記第2の電路との間に接続され、前記第1の電路の定格電圧及び前記第2の電路の定格電圧により決定される耐電圧よりも高い定格耐電圧を有する主回路用遮断器とを備えたスイッチギヤの操作方法であって、
前記母線用遮断器を開にするステップと、
前記母線用遮断器が開となり、第2の電路が断路されたことを確認後、前記主回路用遮断器のインタロックを解除するステップと、
前記主回路用遮断器を開とするステップとを備えたことを特徴とするスイッチギヤの操作方法。 - 前記主回路用遮断器の開閉操作用のエネルギーは、前記母線用遮断器が開となり、第2の電路が断路されたことを確認後に蓄勢開始することを特徴とする請求項5に記載のスイッチギヤの操作方法。
- 前記主回路用遮断器はスイッチギヤの筐体内で運転位置から断路位置まで移動可能であり、前記主回路用遮断器を開とするステップの後に、前記主回路用遮断器を運転位置から断路位置への移動させることを特徴とする請求項5または6に記載のスイッチギヤの操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017234810A JP6917875B2 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017234810A JP6917875B2 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019103343A JP2019103343A (ja) | 2019-06-24 |
JP6917875B2 true JP6917875B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=66977280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017234810A Active JP6917875B2 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6917875B2 (ja) |
-
2017
- 2017-12-07 JP JP2017234810A patent/JP6917875B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019103343A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5615839B2 (ja) | 中電圧配電キュービクル | |
US10923888B2 (en) | Interchangeable switchgear modules and related systems | |
US11005240B2 (en) | Three phase switchgear or control gear | |
EP3889984A1 (en) | Switching and protection means for low-voltage switchboard and low-voltage switchboard incorporating said switching and protection means | |
RU2007143590A (ru) | Панельный преобразователь, встроенный в распределительный щит | |
EA021000B1 (ru) | Трансформаторная подстанция | |
US20070109704A1 (en) | Switching protective device comprising fuses | |
JP6917875B2 (ja) | スイッチギヤおよびスイッチギヤの操作方法 | |
CN106972397A (zh) | 充气式交流金属封闭开关设备 | |
US20140246298A1 (en) | High voltage switching device | |
CN112751312A (zh) | 一种新型箱变及其配电保护系统 | |
Pikkert et al. | Upgrading of compact load break switches to a circuit breaker function | |
Deschamps et al. | Reduce the number of outage by introducing circuit breaker in the distribution network, dream or reality? | |
CN202601497U (zh) | 一种自动重合器 | |
CN105071276A (zh) | 一种中压环网真空断路器柜 | |
JP4934506B2 (ja) | 電力系統用開閉器付調相設備 | |
KR101831850B1 (ko) | 25.8kv 바이패스 가변 내장형 부하 개폐기 | |
Blower et al. | Trends in distribution transformer protection | |
US3242276A (en) | Electric switchgear | |
JP2004236398A (ja) | 受電設備 | |
CN112564178A (zh) | 一种具有同期闭锁继电器的机组装置 | |
CN117859246A (zh) | 用于单相或三相操作的高压气体绝缘开关设备hv gis | |
Valdes et al. | Reviewing equipment standards: Differences between the IEC and IEEE electrical equipment standards | |
Martín et al. | New medium voltage circuit-breaker switchgear with advanced functionality | |
Gentsch et al. | Three position switch based on vacuum interrupter technology suitable for disconnecting and earthing purposes |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200625 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210720 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6917875 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |