JP6917654B2 - 飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材およびそれを用いる方法 - Google Patents
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(項目1)
飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材であって、
前記遮蔽部材は、相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面とを少なくとも備え、
前記第1の面は、内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備える、遮蔽部材。
(項目2)
前記遮蔽部材は、
前記遮蔽部材の骨組みを形成するフレームであって、前記フレームは、複数の直立した棒状部材と複数の水平な棒状部材とを備える、フレームと、
フィルム状部材と
をさらに備え、
前記第1の面と前記第2の面と前記第3の面とは、前記フィルム状部材が前記フレームにわたって配置されることによって形成され、
前記フィルム状部材は、前記少なくとも1つの開口部を備える、項目1に記載の遮蔽部材。
(項目3)
前記フィルム状部材は、前記フレームの内側表面および/または外側表面を覆うようにさらに配置される、項目2に記載の遮蔽部材。
(項目4)
前記遮蔽部材は、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部の周りを補強するための補強板材をさらに備え、
前記補強板材は、前記フレームに接続されており、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部に対応する1つ以上の開口部を備える、項目2または項目3に記載の遮蔽部材。
(項目5)
前記補強板材の表面は、前記フィルム状部材によって覆われている、項目4に記載の遮蔽部材。
(項目6)
前記遮蔽部材は、付属品をさらに備え、
前記付属品は、前記少なくとも1つの開口部に取り付けられている、項目2〜5のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目7)
前記付属品は、前記少なくとも1つの開口部を覆うように取り付けられ、前記飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽し、かつ、前記内視鏡を通すことが可能であるように構成される、項目6に記載の遮蔽部材。
(項目8)
前記付属品は、前記内視鏡と干渉性の少ない素材を用いて作製されている、項目6または項目7に記載の遮蔽部材。
(項目9)
前記付属品は、ディスポーザブルである、項目6〜8のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目10)
前記フレームは、折り畳み可能なように構成されている、項目2〜9のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目11)
前記第1の面、前記第2の面、および前記第3の面は、それぞれ、第1の平面プレート、第2の平面プレート、および第3の平面プレートによって形成され、
前記第1の平面プレートは、前記少なくとも1つの開口部を備える、項目1に記載の遮蔽部材。
(項目12)
前記遮蔽部材は、前記遮蔽部材の骨組みを形成するフレームをさらに備え、
前記フレームは、複数の直立した棒状部材と複数の水平な棒状部材とを備え、
前記第1の平面プレートと前記第2の平面プレートと前記第3の平面プレートとは、前記フレームを介して相互に接続される、項目11に記載の遮蔽部材。
(項目13)
前記遮蔽部材は、前記内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備えるフィルム状部材をさらに備え、
前記フィルム状部材は、前記第1の平面プレートと前記第2の平面プレートと前記第3の平面プレートと前記フレームとを覆うように配置される、項目12に記載の遮蔽部材。
(項目14)
前記遮蔽部材は、付属品をさらに備え、
前記付属品は、前記少なくとも1つの開口部に取り付けられている、項目11〜13のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目15)
前記付属品は、前記少なくとも1つの開口部を覆うように取り付けられ、前記飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽し、かつ、前記内視鏡を通すことが可能であるように構成される、項目14に記載の遮蔽部材。
(項目16)
前記付属品は、前記内視鏡と干渉性の少ない素材を用いて作製されている、項目14または項目15に記載の遮蔽部材。
(項目17)
前記付属品は、ディスポーザブルである、項目14〜16のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目18)
前記第1の平面プレートと前記第2の平面プレートとの間の接続部、前記第2の平面プレートと前記第3の平面プレートとの間の接続部、および、前記第3の平面プレートと前記第1の平面プレートとの間の接続部は、丸みを帯びている、項目11〜17のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目19)
前記第1の平面プレートと前記第2の平面プレートと前記第3の平面プレートとは、角部を形成するように相互に略垂直に接続されており、
前記角部は、丸みを帯びている、項目11〜18のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目20)
前記遮蔽部材は、第4の面をさらに備え、前記第4の平面プレートは、前記第1の平面プレートおよび前記第2の平面プレートに相互に略垂直に接続され、かつ、前記第3の平面プレートに対して略平行に配置され、
前記第4の平面プレートは、被験者の首を通すための開口部を備える、項目19に記載の遮蔽部材。
(項目21)
前記少なくとも1つの開口部は、少なくとも1つの孔であり、前記少なくとも1つの孔の直径は、約2cmである、項目11〜20のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目22)
前記遮蔽部材は、再利用可能である、項目11〜21のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目23)
前記遮蔽部材は、ディスポーザブルである、項目11〜21のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目24)
前記内視鏡は、消化管内視鏡である、項目11〜23のいずれかに記載の遮蔽部材。
(項目25)
対象に対して内視鏡を用いた処置または検査を行う方法であって、前記方法は、
a)前記対象を地面と略平行方向に臥位させるステップと、
b)前記対象に対して遮蔽部材をかぶせるステップであって、前記遮蔽部材は、
相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面とを少なくとも備え、
前記第1の面は、内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備え、
前記第1の面が、前記対象の顔面に向けて配置される、ステップと、
c)前記遮蔽部材の前記開口部を通して前記内視鏡を通過させ、前記対象の管腔に対して前記内視鏡を挿入するステップと、
d)前記内視鏡を用いた処置または検査を前記対象に施すステップと
を含む、方法。
(項目26)
飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材と、付属品とを含むキットであって、
前記遮蔽部材は、相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面とを少なくとも備え、
前記第1の面は、内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備え、
前記付属品は、前記少なくとも1つの開口部に取り付けられる構造を備える、キット。
本開示は、飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材に関する。本開示の遮蔽部材は、例えば、内視鏡(特に、上部消化管内視鏡)を用いた手技において使用されるためのものである。飛沫および/またはエアロゾルは、感染症の感染拡大をもたらす媒体となり得る。従って、消化管内視鏡を用いた手技における臨床医を含む医療従事者への感染症の感染拡大を防止するために、対象(例えば、被験者)の嘔吐反射および/または咳嗽による飛沫を医療従事者から遮蔽する必要がある。
想定されるが、これに限定されず、例えば、30cm〜60cm程度であれば、再利用しうることが理解される。対象の身体の顔から肩まで遮蔽部材100で覆うことにより、臨床医は、対象に遮蔽部材100による圧迫感および閉塞感を与えることなく、消化管内視鏡または他の内視鏡を用いた処置または検査を被験者(例えば、被験者の身体内の対象組織)に施すことが可能である。消化管、胆膵内視鏡に関してはこのような配置が考えられ、下部内視鏡検査(大腸検査)に応用する場合は1辺の長さが少し長くなると企図される。
遮蔽部材100は、医療機器として使用可能な限り、どのような部材を用いてもよい。例えば、アクリル樹脂やポリエチレン系の素材を用いて作製されることにより、再利用可能であってもよい。平面プレートは、必ずしも固定されている必要はなく、相互に取り外し、再組み立てが可能な構造であってもよい.遮蔽部材100がディスポーザブルである場合には、遮蔽部材100のサイズは、対象の身体の顔のみを覆うことが可能なサイズであることが好ましい。ディスポーザブルな遮蔽部材のサイズの具体的な好ましい数値は、例えば、1辺30cm程度であるが、これに限定されず、20cm〜45cmであり得る。なお、顔のみを覆う場合、遮蔽部材の顔側の平面に配置される平面プレート110だけであってもよいし、平面プレート110と平面プレート120との2面であってもよい。平面プレート110だけ、または、平面プレート110および平面プレート120だけでは飛び散るリスクが高いと考えられ得る場合、ディスポーザブルにしても図示される3面及び後頭部側を備えることが好ましい。このように遮蔽部材100のサイズを比較的縮小することにより、遮蔽部材100に使用される素材の使用量を低減することが可能であり、より安価な素材を使用することにより、遮蔽部材100のコスト削減を達成することが可能である。遮蔽部材100は、例えば、より薄いプラスチック、ポリエステル、および/または、ポリプロピレンを用いて作製されることにより、ディスポーザブルであってもよい。
図4は、遮蔽部材Xを用いた処置のフローの一例を示す。ここで使用される遮蔽部材Xは、相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面とを少なくとも備え、第1の面は、内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備える。遮蔽部材Xの一例は、図1に示される遮蔽部材100、図2に示される遮蔽部材100’、図3に示される遮蔽部材100’’、図8a〜図8dに示されるフレームを備える遮蔽部材、または、図9に示される遮蔽部材900であり得る。以下、図4に示される各ステップを説明する。
本開示の1つまたは複数の態様に係る遮蔽部材やそれを用いる方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の1つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
以上、本開示を、理解の容易のために好ましい実施形態を示して説明してきた。以下に、実施例に基づいて本開示を説明するが、上述の説明および以下の実施例は、例示の目的のみに提供され、本開示を限定する目的で提供したのではない。従って、本開示の範囲は、本明細書に具体的に記載された実施形態にも実施例にも限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。
以上に鑑み、実施例1では、本開示の遮蔽部材が、飛沫、エアロゾルを防止し得るかの実験を行った。
(遮蔽部材)
図5は、実施例1において使用される遮蔽部材を示す。より具体的には、図5Aは、使用される遮蔽部材の寸法を示し、図5Bは、使用される遮蔽部材が使用のために寝台の上に設置される状況を示す。図5Cは、遮蔽部材を用いて内視鏡による処置を施している状況を示す。
この実施例では、個人用防護服を着用している身長170cmの臨床医が、マウスピースを付けたマネキンに対して上部消化管内視鏡検査を実施した。臨床医は、患者の顔(特に、顔面)が覆われるように遮蔽部材を配置する。次に、臨床医は、患者の顔のサイズおよび口の高さに応じて、内視鏡を通すべき孔を2つの孔から選択し、選択された孔を通して内視鏡をマネキンの口の中に挿入した。選択されなかった孔は、医療用テープを用いて閉鎖された。孔のサイズは、Olympus Medical Systems社製のTJF−260V側視内視鏡の直径13.5mmと作業スペースとに基づいて、決定された。TJF−260V側視内視鏡は、日本における内視鏡の中で最も大きい直径を有する内視鏡であり、緊急内視鏡的逆行性胆道膵管造影のために使用される。10mLの蛍光染料を含む小さいニトリルゴムバルーンを破裂させることによって単発の嘔吐反射または咳嗽を再現してシミュレーションした。バルーンは、チューブに取り付けられ、マネキンの下咽頭に設置された。ついで、酸素が、バルーンが破裂するまで、マネキンの内側のチューブを通して供給された。次いで、模擬内視鏡検査が、遮蔽部材有りの場合と遮蔽部材無しの場合との両方において、実施された。紫外線を蛍光染料に照射し、散らばった染料の領域を可視化することによって、各シミュレーションの結果を確認することが可能である。
結果を図6に示す。より具体的には、図6Aは、実施例1において本開示の遮蔽部材を使用しなかった場合における臨床医への蛍光染料の飛散分布を示し、図6Bは、実施例1において本開示の遮蔽部材を使用しなかった場合における床上への蛍光染料の飛散分布を示し、図6Cは、実施例1において本開示の遮蔽部材を使用した場合における臨床医への蛍光染料の飛散分布を示し、図6Dは、実施例1において本開示の遮蔽部材を使用した場合における床上への蛍光染料の飛散分布を示す。
本実施例では、COVID−19の感染状況を考慮し、本発明者は内視鏡手技におけるエアロゾル発生の可能性を検討し、内視鏡時におけるCOVID−19の患者側因子(嘔吐反射、咳嗽による飛沫)を最小限に抑えるための遮蔽物の効能に関しても同時に検討する。
18歳以上(PS4を除く)。大分三愛メディカルセンター消化器病内視鏡センターにおいて上部消化管関連の内視鏡検査、緊急内視鏡検査を受ける被験者。
実施例1と同様の遮蔽部材を利用する。
以下の2群を後方視的に検討する。
(1)内視鏡前後にハンドヘルドパーティクルカウンターMODEL3888/3889を用いて内視鏡術者の胸頭部周辺を規定時間測定し、エアロゾルの増加の有無を検討する群。この場合環境測定のみとなり、患者への侵襲は発生しないため同意書の取得は必要ない。
(2)遮蔽物(Endoscopic Shield)を用いて内視鏡検査を施行する群。エアロゾルの評価に関しては(1)と同様に行う。遮蔽物を用いる場合は侵襲を伴わない軽度の介入となるが、念のため遮蔽物を用いることで内視鏡関連医療従事者の感染防御を行う旨の同意書を検査前に取得する。
※環境測定及び遮蔽物を置くことによる患者に対する侵襲はない。
遮蔽物を用いる場合は侵襲を伴わない軽度の介入研究であり、本来オプトアウトのみの実施となるが、事前に参加者へのインフォームド・コンセントを行い、説明用紙を用い遮蔽物使用の理由に加え、その妥当性有用性および危険性について充分に説明する
・施設のホームページまたは外来掲示板等で研究内容を告知し拒否の機会を提供する。
・患者データは、データベースを作成し匿名化を行い厳重に管理する。
・外部から切り離されたコンピュータのハードディスク内に保管情報漏洩・紛失に充分に配慮した取り扱いをおこなう。
この遮蔽部材は、内視鏡専門医を含む医療従事者および周囲環境(例えば、床)をエアロゾルの拡散から保護することが可能である。それ故、この遮蔽部材は、内視鏡検査中のCOVID−19感染の拡散を低減することが可能であり得る。
本実施例では、実施例2と同様に、COVID−19の感染状況を考慮し、本発明者は内視鏡手技におけるエアロゾル発生の可能性を検討し、内視鏡時におけるCOVID−19の患者側因子(嘔吐反射、咳嗽による飛沫)を最小限に抑えるための遮蔽物の効能に関しても同時に検討する。
18歳以上(PS4を除く)。大分三愛メディカルセンター消化器病内視鏡センターにおいて上部消化管関連の内視鏡検査、緊急内視鏡検査を受ける被験者。
図10aを参照して説明された、フレーム830とフィルム状部材960とを備える遮蔽部材を利用する。
以下の2群を後方視的に検討する。
(1)患者の頭部を遮蔽部材内に位置させ、内視鏡を行った103症例に関して検討した。決められたタイムスケジュールで内視鏡前、中、後のエアロゾル定量を行う。
(2)コントロール群として健常な医療従事者のエアロゾル定量を行う。具体的には東部を(1)同様遮蔽部材内に位置させ、(1)と同様の時間管理でエアロゾル定量を行う。仮想的な内視鏡を行うものとする(実際には内視鏡検査は行わず、(1)での内視鏡検査の平均時間で内視鏡を行ったものと仮定する)。(1)同様のタイムスケジュールで仮想内視鏡前、中、後のエアロゾル定量を行う。
遮蔽物はコロナ感染が確認され遮蔽部材が発明された後に、対象施設では内視鏡関連医療従事者の感染防御に資すると考え、定常的に用いられている。後方視的検討であり、本来オプトアウトのみの実施でもよいと考えられるが、試験参加者へは個別にインフォームド・コンセントを行い、説明用紙を用い遮蔽物使用の理由に加え、その妥当性有用性および危険性、環境測定の必要性について充分に説明する。
※環境測定及び遮蔽物を置くことによる患者に対する侵襲はないことが想定される。
・施設のホームページまたは外来掲示板等で研究内容を告知し拒否の機会を提供する。
・患者データは、データベースを作成し匿名化を行い厳重に管理する。
・外部から切り離されたコンピュータのハードディスク内に保管情報漏洩・紛失に充分に配慮した取り扱いをおこなう。
検査前と検査中・後のエアロゾル量は、内視鏡施行群ではコントロール群と比し、有意差をもって、増加していた。また検査中のエアロゾル増加量を比較した場合も内視鏡施行群で有意差をもって多い結果となった。内視鏡施行群をさらにエアロゾル量増加群と非増加群に分けて検討したところ、内視鏡関連因子としては曖気がエアロゾル産生因子として抽出された。
以上のように、本開示の好ましい実施形態を用いて本開示を例示してきたが、本開示は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および他の文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
110 平面プレート
111 開口部
120 平面プレート
130 平面プレート
Claims (20)
- 飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材であって、
前記遮蔽部材は、
相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面と、
内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備えるフィルム状部材と
を備え、
前記第1の面、前記第2の面、および前記第3の面は、それぞれ、第1のプレート、第2のプレート、および第3のプレートによって形成され、
前記第1のプレートは、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部に対応する少なくとも1つの開口部を備え、
前記フィルム状部材は、前記第1のプレートの内側表面と前記第2のプレートの内側表面と前記第3のプレートの内側表面とを少なくとも覆うように配置される、遮蔽部材。 - 前記遮蔽部材は、前記遮蔽部材の骨組みを形成するフレームをさらに備え、
前記第1のプレートと前記第2のプレートと前記第3のプレートとは、前記フレームを介して相互に接続される、請求項1に記載の遮蔽部材。 - 前記フィルム状部材は、前記フレームの内側表面を覆うようにさらに配置される、請求項2に記載の遮蔽部材。
- 前記フィルム状部材は、前記フレームの外側表面を覆うようにさらに配置される、請求項3に記載の遮蔽部材。
- 前記フレームは、複数の直立した棒状部材と複数の水平な棒状部材とを備える、請求項2に記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽部材は、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部の周りを補強するための補強板材をさらに備え、
前記補強板材は、前記フレームに接続されており、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部に対応する1つ以上の開口部を備える、請求項2〜5のいずれかに記載の遮蔽部材。 - 前記補強板材の表面は、前記フィルム状部材によって覆われている、請求項6に記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽部材は、付属品をさらに備え、
前記付属品は、前記第1のプレートの前記少なくとも1つの開口部を覆うように取り付けられ、前記飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽し、かつ、前記内視鏡を通すことが可能であるように構成される、請求項1〜7のいずれかに記載の遮蔽部材。 - 前記付属品は、前記内視鏡と干渉性の少ない素材を用いて作製されている、請求項8に記載の遮蔽部材。
- 前記付属品は、ディスポーザブルである、請求項8または請求項9に記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽部材は、第4のプレートをさらに備え、前記第4のプレートは、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートに相互に略垂直に接続され、かつ、前記第3のプレートに対して略平行に配置され、
前記第4のプレートは、被験者の首を通すための開口部を備える、請求項1〜10のいずれかに記載の遮蔽部材。 - 前記少なくとも1つの開口部は、少なくとも1つの孔であり、前記少なくとも1つの孔の直径は、約2cmである、請求項1〜11のいずれかに記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽部材は、再利用可能である、請求項1〜12のいずれかに記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽部材は、ディスポーザブルである、請求項1〜12のいずれかに記載の遮蔽部材。
- 前記内視鏡は、消化管内視鏡である、請求項1〜14のいずれかに記載の遮蔽部材。
- 飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材であって、
前記遮蔽部材は、
相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面と、
内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備えるフィルム状部材と、
前記遮蔽部材の骨組みを形成するフレームと
を備え、
前記第1の面と前記第2の面と前記第3の面とは、前記フィルム状部材が前記フレームにわたって配置されることによって形成され、
前記フィルム状部材は、前記フレームの内側表面を覆うように配置される、遮蔽部材。 - 前記フレームは、複数の直立した棒状部材と複数の水平な棒状部材とを備える、請求項16に記載の遮蔽部材。
- 飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材と、付属品とを含むキットであって、
前記遮蔽部材は、
相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面と
内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備えるフィルム状部材と
を備え、
前記第1の面、前記第2の面、および前記第3の面は、それぞれ、第1のプレート、第2のプレート、および第3のプレートによって形成され、
前記第1のプレートは、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部に対応する少なくとも1つの開口部を備え、
前記フィルム状部材は、前記第1のプレートの内側表面と前記第2のプレートの内側表面と前記第3のプレートの内側表面とを少なくとも覆うように配置され、
前記付属品は、前記第1のプレートの前記少なくとも1つの開口部を覆うように取り付けられ、前記飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽し、かつ、前記内視鏡を通すことが可能であるように構成される、キット。 - 飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽するための遮蔽部材と、付属品とを含むキットであって、
前記遮蔽部材は、
相互に接続された第1の面と第2の面と第3の面と、
内視鏡の少なくとも一部を通すための少なくとも1つの開口部を備えるフィルム状部材と、
前記遮蔽部材の骨組みを形成するフレームと
を備え、
前記第1の面と前記第2の面と前記第3の面とは、前記フィルム状部材が前記フレームにわたって配置されることによって形成され、
前記フィルム状部材は、前記フレームの内側表面を覆うように配置され、
前記付属品は、前記フィルム状部材の前記少なくとも1つの開口部を覆うように取り付けられ、前記飛沫および/またはエアロゾルを遮蔽し、かつ、前記内視鏡を通すことが可能であるように構成される、キット。 - 前記フレームは、複数の直立した棒状部材と複数の水平な棒状部材とを備える、請求項19に記載のキット。
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