JP6907146B2 - Gripping device - Google Patents
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Description
本発明は把持装置に関する。 The present invention relates to a gripping device.
特許文献1は従来の把持装置を開示している。この把持装置は、モーター、及び複数のクランプ体を備えている。各クランプ体はユニット化されており、夫々が別々にモーターに取り付けられている。また、各クランプ体は夫々クランプアームを有している。この把持装置は、ワークの被把持部に各クランプアームを押し当て、各クランプアームの間に挟み込むことによりワークを把持する。
ところで、この種の把持装置では、クランプアームの挟み込む力のみでワークを把持する。このため、ワークの被把持部が十分な被把持面積を有さない場合には、クランプアームによる把持力が十分に伝達されないおそれがある。この場合、ワークが十分に把持されないため、ワークを搬送する際等において、把持位置がずれてワークに傾きが生じてしまったり、ワークが落下してしまったりするおそれがあった。 By the way, in this kind of gripping device, the work is gripped only by the pinching force of the clamp arm. Therefore, if the gripped portion of the work does not have a sufficient gripped area, the gripping force of the clamp arm may not be sufficiently transmitted. In this case, since the work is not sufficiently gripped, there is a possibility that the gripping position may be displaced and the work may be tilted or the work may be dropped when the work is conveyed.
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ワークを確実に把持することができる把持装置を提供することを解決すべき課題としている。 The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional circumstances, and it is an object to be solved to provide a gripping device capable of reliably gripping a work.
本発明の把持装置は、開閉自在に設けられた複数の爪部を備えてワークを把持する装置である。把持装置は、複数の爪部が把持部及び磁力発生部を備えている。把持部には摘み面及び当て面が形成されている。摘み面は開閉方向を向いた形態で形成されている。当て面は開閉方向に沿って延伸する形態で形成されている。把持部は、ワークの把持時には摘み面及び当て面をワークに当接させる。磁力発生部は当て面の背面側に設けられて当て面の正面方向に向けて磁力を発生する。 The gripping device of the present invention is a device that grips a work by providing a plurality of claws that are openably and closably provided. In the gripping device, a plurality of claws include a gripping portion and a magnetic force generating portion. A gripping surface and a contact surface are formed on the grip portion. The picking surface is formed so as to face the opening / closing direction. The contact surface is formed so as to extend along the opening / closing direction. When gripping the work, the gripping portion brings the gripping surface and the contact surface into contact with the work. The magnetic force generating portion is provided on the back side of the contact surface and generates a magnetic force toward the front surface of the contact surface.
このような構成により、本発明の把持装置は、磁力発生部の磁力により当て面の正面方向に向けて磁力を発生する。このため、ワークが磁性を有する場合には、摘み面とは異なる面である当て面にワークを引き付けて当接させることができる。これにより、当て面を基準面としてワークの位置や姿勢を規制することができるので、ワークが当て面に当接した状態で複数の爪部の把持動作を行うことで、摘み面をワークの所望の位置に当接させて把持することができる。 With such a configuration, the gripping device of the present invention generates a magnetic force toward the front surface of the contact surface by the magnetic force of the magnetic force generating portion. Therefore, when the work has magnetism, the work can be attracted to and brought into contact with a contact surface which is a surface different from the picking surface. As a result, the position and posture of the work can be regulated with the contact surface as the reference surface. Therefore, by performing the gripping operation of a plurality of claws while the work is in contact with the contact surface, the gripped surface can be used as the desired surface of the work. It can be gripped in contact with the position of.
したがって、本発明の把持装置はワークを確実に把持することができる。 Therefore, the gripping device of the present invention can reliably grip the work.
なお、本発明において、複数の爪部によるワークの把持とは、複数の爪部を互いに近接させる方向に移動させることによりワークの外面に把持面を当接させる形態や、複数の爪部を互いに離間させる方向に移動させることにより、例えば、環状のワークの内周面や溝状部の形成されたワークの溝の内面等のワークの内側面に把持面を当接させる形態等であることができる。 In the present invention, gripping the work by a plurality of claws means a form in which the gripping surface is brought into contact with the outer surface of the work by moving the plurality of claws in a direction close to each other, or the plurality of claws are brought into contact with each other. By moving in the direction of separation, for example, the gripping surface may be brought into contact with the inner surface of the work such as the inner peripheral surface of the annular work or the inner surface of the groove of the work in which the groove-shaped portion is formed. can.
本発明の把持装置において、磁力発生部は、当て面の背面側において当て面に向かって進退自在に設けられた永久磁石を有し得る。この場合、磁力発生部の磁力を所望の時にのみ作用させることができる。これにより、意図せずワークを引き付けてしまうことを防止することができる。 In the gripping device of the present invention, the magnetic force generating portion may have a permanent magnet provided on the back surface side of the contact surface so as to be movable back and forth toward the contact surface. In this case, the magnetic force of the magnetic force generating portion can be applied only when desired. As a result, it is possible to prevent the work from being unintentionally attracted.
本発明の把持装置において、磁力発生部は、永久磁石を当て面から離間させる方向への弾性力を付与する弾性部材を有し得る。この場合、簡易な構成により永久磁石が当て面に対して進退する機構を実現することができる。 In the gripping device of the present invention, the magnetic force generating portion may have an elastic member that applies an elastic force in a direction that separates the permanent magnet from the contact surface. In this case, it is possible to realize a mechanism in which the permanent magnet advances and retreats with respect to the contact surface with a simple configuration.
本発明の把持装置において、摘み面はV字状に窪んで形成され得る。この場合、円周面部を有するワークであっても、摘み面を確実に当接させることができ、ワークを確実に把持することができる。 In the gripping device of the present invention, the gripping surface can be formed by being recessed in a V shape. In this case, even if the work has a circumferential surface portion, the gripping surface can be reliably brought into contact with the work, and the work can be reliably gripped.
次に、本発明の把持装置を具体化した実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。 Next, the first embodiment in which the gripping device of the present invention is embodied will be described with reference to the drawings.
<実施形態1>
実施形態1の把持装置1は、図1に示すように、6軸ロボット100のアーム110の先端部に取り付けられる。把持装置1はワークWのピッキングに用いられる。本実施形態において、ワークWはピンシールである。ピンシールは、油圧シリンダのジョイントとジョイントピンとの間に配され、摺動面となるジョイントの内周面とジョイントピンの外周面との間に異物が侵入するのを防止するシール部材である。ピンシールは、磁性金属からなる断面略L字形状の芯金(図8等参照)を合成ゴムにインサート成形した円環状をなしている。把持装置1は、ワークWのピッキングの際には、ワークWの外周面を把持する。
<
As shown in FIG. 1, the
なお、把持装置1は、ロボット100によって先端の爪部30を所望の向きに自在に向けることができるが、以下の説明においては、便宜上、基端側であるロボット100のアーム110との接続部の方向を把持装置1の上方、先端側である爪部30の方向を把持装置1の下方とする。すなわち、図2〜図4における上下方向をそのまま把持装置1の上方、下方と定義する。左右方向については、図2、図3及び図5における左右方向をそのまま把持装置1の左方、右方と定義する。また、図4における左方及び図5における下方を把持装置1の前方、図4における右方及び図5における上方を把持装置1の後方と夫々定義する。
The
図2〜図4に示すように、本実施形態に係る把持装置1は、駆動部10と、本体部20とを備えている。駆動部10はロボット100のアーム110に固定される。本体部20は、駆動部10に着脱自在に設けられている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
<駆動部10>
図2〜図4に示すように、駆動部10は、ベース11、ガイドブッシュ12、モータ13、及び駆動ギヤ14を有している。ベース11は、その上部11Aがアーム110に連結される連結部とされている。ベース11の上部11Aは下方に向かってテーパ状に拡径する傘形状をなしている。ベース11の下部は、図3に示すように、前壁部11B及び左右の側壁部11C,11Dを設けて形成されている。前壁部11Bは、正面視において、上下方向の長さよりも左右方向の長さが長く、且つ前後に扁平な略直方体形状をなしている。側壁部11C,11Dは、前壁部11Bの左右の端部から後方に延びる形態で形成されている。これら前壁部11B及び左右の側壁部11C,11Dは、全体として、平面視において後方に開口する略U字形状をなしている。
<
As shown in FIGS. 2 to 4, the
ガイドブッシュ12はベース11の側壁部11C,11Dに取り付けられている。ガイドブッシュ12は、一方の端部が拡径して形成されたフランジ部12Aを有するとともに、軸方向に貫通する貫通孔12Bが形成された略円筒状に形成されている。ガイドブッシュ12は、フランジ部12Aが側壁部11C,11Dの外側面から突出する形態で、側壁部11C,11Dに左右方向から圧入されている。ガイドブッシュ12は、各側壁部11C,11Dに夫々2つずつ、上下方向に並んで配置されている。これらガイドブッシュ12は、本実施形態において、本発明に係る案内部及び凹状部として機能する。具体的には、ガイドブッシュ12は、本体部20の駆動部10への着脱の際に後述するスライド部材23に摺動することによって、本体部20を着脱方向に案内する。また、各ガイドブッシュ12は、後述するロックピン24,25を貫通孔12Bに挿脱する。
The
モータ13はステッピングモータである。モータ13にはロボット100側から駆動用の図示しない動力用及び信号用の電気配線が接続されており、図示しないドライバによって駆動制御される。図2〜図4に示すように、モータ13は前後方向に長い略正方形柱形状をなしている。モータ13は、その前面をベース11の前壁部11Bの後面に当接させるとともに、駆動軸13Aが前壁部11Bを貫通して前方に突出する形態で、ベース11に取り付けられている。モータ13は駆動軸13Aを具備している。駆動軸13Aは、モータ13の前面の略中央から前方に突出している。駆動ギヤ14は平歯車である。駆動ギヤ14は、ボスを駆動軸13Aの先端側に向けて駆動軸13Aに固定されている。モータ13は、図2及び図5に示すように、左右方向において、把持装置1の中心軸Cよりもやや右方にオフセットして取り付けられている。したがって、このモータ13の駆動軸13Aに固定された駆動ギヤ14もまた、把持装置1の中心軸Cよりもやや右方にオフセットして配置されている。
The
<本体部20>
図2〜図4に示すように、本体部20は、前後のケース部材21,22と、左右一対のスライド部材23とを有している。ケース部材21,22は、内部に空間を形成して後述する伝達部40の一部を収納している。一対のスライド部材23は、後方に突出する形態で、ケース部材21の上側後面の両側部に夫々取り付けられている。スライド部材23は、本体部20の駆動部10への着脱の際に、上述のガイドブッシュ12に摺動してガイドされる被案内部として機能する。
<
As shown in FIGS. 2 to 4, the
スライド部材23は、本体部20の内側方向に開口して上下に延びる平面視略U字形状の断面形状をなす溝部23Aを夫々形成している。溝部23Aは、本体部20の駆動部10への着脱の際には、その底面及び内側面がガイドブッシュ12のフランジ部12Aの端面及び外周面と夫々摺動することによって案内される。また、溝部23Aの底壁上部には、上方に向かって左右方向外側に傾斜するテーパ面23Bが形成されている。このテーパ面23Bにより、本体部20を駆動部10に装着する際には、着脱方向に交差する方向であるガイドブッシュ12の端面と溝部23Aの底面との左右方向の位置ずれが許容され、円滑な装着を可能とする。また、本体部20を駆動部10に装着する際の前後方向の位置ずれに関しては、フランジ部12Aの外周面が円周面をなしていることにより許容される。
Each of the
各スライド部材23には2つのロックピン24,25が夫々挿通されている。ロックピン24,25は、本体部20の駆動部10への着脱の際にガイドブッシュ12の貫通孔12Bに挿脱される凸状部として機能する。ロックピン24,25は、着脱方向である溝部23Aの延伸方向と交差する形態であって、左右方向を軸方向として先端が溝部23A内に突出する形態で、スライド部材23の外側面から溝部23Aの底壁にかけて挿通されている。2つのロックピン24,25は溝部23Aの延伸方向に沿って並んで配置されている。各ロックピン24,25の先端は、溝部23Aからスライド部材23の内部に出没自在に設けられている。ロックピン24,25の後端はブラケット27に連結されている。ブラケット27は、前後方向及び左右方向を延伸方向とする2辺を有する平面視略L字形状に形成されている。ブラケット27は、前後方向に延伸する面にロックピン24,25を連結するとともに、左右方向に延伸する面には板厚方向に貫通する挿入孔27Aを形成している。また、図5に示すように、下側のロックピン25は、コイルスプリング26により突出方向に付勢されている。ロックピン24,25は、ブラケット27を左右方向の外側に移動させることによりスライド部材23内に埋没した状態となる。また、ロックピン24,25は、ブラケット27を外側方向に移動させる力を解除すると、コイルスプリング26の作用により、溝部23Aの底面から突出した状態に復帰する。
Two lock pins 24 and 25 are inserted into each
また、本体部20は、爪部30及び伝達部40を有している。爪部30は、ケース部材21,22の下方に延びる形態で2つ設けられている。2つの爪部30は、開閉自在に設けられてワークWを把持する。2つの爪部30は互いに近接及び離間する形態で開閉する。2つの爪部30は、把持装置1の中心軸Cの左右に対向して設けられている。各爪部30は略同様の構成である。伝達部40は、駆動部10の運動を2つの爪部30の夫々に伝達する。伝達部40は、2つの爪部30を所定の中心軸としての中心軸Cを基準に互いに同期して移動させる。本実施形態の場合、伝達部40は、2つの爪部30を中心軸Cの直交方向である左右方向に直線的に平行移動させる。すなわち、本実施形態における複数の爪部30の開閉動作は直線運動によるものである。
Further, the
<爪部30>
図6(A)及び(B)に示すように、爪部30は、爪本体31及び把持部32を有している。爪本体31は、上下方向に延びる略円筒形状をなしており、その内部に空間Sを形成している。爪本体31の上端部は後述する伝達部40に接続されている。把持部32は、摘み面32A及び当て面32Bを形成している。把持部32は爪本体31の下端部に設けられている。把持部32は、ワークWの把持時には、これら摘み面32A及び当て面32BをワークWに当接させてワークWを把持する。摘み面32AはワークWを把持する面である。摘み面32Aは、爪部30の開閉方向を向いた形態で形成されている。本実施形態の場合、摘み面32Aは、2つの爪部30の摘み面32A同士が対向する方向である内側方向を向いた形態で形成されている。また、図6(B)に示すように、摘み面32Aは、平面視略V字形状をなしており、ワークWの把持時にはワークWの円周面部である外周面に当接する。当て面32BはワークWの把持を補助する面である。当て面32Bは、被把持面であるワークWの外周面が摘み面32Aに対して適切に対向するように、ワークWの把持時にワークWの上面に当接してワークWの姿勢を正す。当て面32Bは、爪部30の開閉方向に沿って延伸する形態で形成されている。摘み面32A及び当て面32Bは互いに交差する形態で夫々形成されている。
<Claw
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
爪本体31の上部には、空間Sに連通する連通路31Aが形成されている。連通路31Aは、図示しない圧縮空気供給手段に連結されており、空間Sに圧縮エアを供給する。圧縮空気供給手段は、エアチューブやチューブ継手、一対のカプラ等を備えて構成されることができる。圧縮空気供給手段は、例えば、一対のカプラの一方が駆動部10に配され、他方が本体部20に配されることにより、駆動部10と本体部20の着脱によって一対のカプラの着脱も行われる形態とすることができる。
A
<伝達部40>
伝達部40は、図4及び図7に示すように、第1従動部41及び第2従動部42を具備している。第1従動部41は駆動部10の運動が伝達される。第1従動部41は、所定の回転軸A1周りに回転運動することにより2つの爪部30の一方を連動させてワークWを把持する運動をさせる。第2従動部42は第1従動部41と噛合している。第2従動部42は、第1従動部41経由で駆動部10の運動が伝達される。第2従動部42は、第1従動部41とは異なる他の所定の回転軸A2周りに回転することにより2つの爪部30の他方を連動させてワークWを把持する運動をさせる。
<
As shown in FIGS. 4 and 7, the
具体的には、第1従動部41は、第1従動軸41A、第1従動ギヤ41B、第1ラック41C、第1ガイドユニット41D、及び第1伝達ギヤ41Eを具備している。第1従動軸41Aは、軸方向の両端部を本体部20の前後のケース部材21,22に嵌め込まれたベアリング43により夫々回転自在に支持されている。第1従動軸41Aは、本体部20が駆動部10に接続された状態において、モータ13の駆動軸13Aの軸方向に平行となる形態で配されている。第1従動ギヤ41Bは第1従動軸41Aに固定されている。第1従動ギヤ41Bは、駆動部10と本体部20とが接続されたときには、駆動部10の駆動ギヤ14が噛合する。これにより、第1従動ギヤ41Bは、駆動ギヤ14の回転に従動して回転する。第1ラック41Cは、第1従動ギヤ41Bの下方に設けられて第1従動ギヤ41Bに噛合するとともに、第1ガイドユニット41Dに連結されて左右方向に移動自在に設けられている。第1ラック41Cは、第1従動ギヤ41Bの回転によって、第1ガイドユニット41Dにガイドされつつ左右方向に移動する。第1ガイドユニット41Dは、ガイドレールと、このガイドレール上を直線運動するブロックとを備える所謂リニアガイドユニットである。第1ガイドユニット41Dは、ガイドレールが第1ラック41Cに連結固定されるとともにブロックがケース部材21に固定されている。また、第1ガイドユニット41Dには、2つの爪部30のうちの一方がガイドレールに固定されている。第1伝達ギヤ41Eは第1従動ギヤ41Bの前方側に配されて第1従動軸41Aに固定されており、第1従動ギヤ41Bの回転に伴って回転する。第1伝達ギヤ41Eは、後述する第2従動部42の第2伝達ギヤ42Eに噛合している。
Specifically, the first driven
第2従動部42は、第2従動軸42A、第2従動ギヤ42B、第2ラック42C、第2ガイドユニット42D、及び第2伝達ギヤ42Eを具備している。第2従動軸42Aは第1従動軸41Aと平行に第1従動軸41Aの左方に配されている。第2従動軸42Aは、第1従動軸41Aと同様に、軸方向の両端部を本体部20のケース部材21,22に夫々回転自在に支持されている。第2従動ギヤ42Bは第2従動軸42Aに固定されている。第2従動ギヤ42Bは第1従動ギヤ41Bと同一のPCDを有する同一歯数のギヤである。第2従動ギヤ42Bは、第1従動ギヤ41Bよりも軸方向の後方に配されており、その下方に配置された第2ラック42Cと噛合している。第2ラック42C及び第2ガイドユニット42Dは夫々第1ラック41C及び第1ガイドユニット41Dと略同様の構成である。第2ラック42Cは、第2従動ギヤ42Bの回転によって、第2ガイドユニット42Dは、ガイドレールが第2ラック42Cに連結固定されるとともにブロックがケース部材22に固定されている。また、第2ガイドユニット42Dには、2つの爪部30のうちの他方がガイドレールに固定されている。第2伝達ギヤ42Eは第2従動ギヤ42Bの前方側に配されて第2従動軸42Aに固定されている。第2伝達ギヤ42Eは、第1従動部41の第1伝達ギヤ41Eに噛合しており、第1伝達ギヤ41Eの回転に伴って回転する。第2伝達ギヤ42Eは、第1伝達ギヤ41Eと同一のPCDを有する同一歯数のギヤである。
The second driven
<磁力発生部50>
また、本実施形態に係る把持装置1は、2つの爪部30の夫々が磁力発生部50を備えている。磁力発生部50は、当て面32Bの背面側に設けられて当て面32Bの正面方向(爪部30の下端方向)に向けて磁力を発生する。本実施形態において、磁力発生部50は、爪本体31の内部の空間Sに配されている。具体的には、図6に示すように、磁力発生部50は、ピストン51、永久磁石52、及びコイルスプリング53を具備している。ピストン51は爪本体31の内径よりも僅かに小さい外径を有する円柱形状をなしており、シール部材51Aを介して爪本体31の内周面に沿って軸方向に移動自在に配されている。永久磁石52はピストン51の外径よりも小さい外径を有する円柱形状をなしている。永久磁石52は、当て面32Bの背面側において当て面32Bに向かって進退自在に設けられている。具体的には、永久磁石52は、ピストン51の下端にピストン51と同軸に連結されており、ピストン51の軸方向の移動に伴って軸方向に移動自在に設けられている。永久磁石52は、その外周面と爪本体31の内周面との間に隙間を形成する形態で爪本体31内に配置されている。コイルスプリング53は圧縮ばねである。コイルスプリング53は、当て面32Bから離間する方向への弾性力を永久磁石52に付与する。具体的には、コイルスプリング53は、その上端がピストン51の下面に当接するとともに、上端部の内周に永久磁石52を挿入した形態で、ピストン51の下方に配置されている。コイルスプリング53は、ピストン51に対して上側方向に作用する弾性力を付与している。これにより、永久磁石52には、ピストン51を介して、弾性部材であるコイルスプリング53により当て面32Bから離間する方向への弾性力が付与されている。
<
Further, in the
また、磁力発生部50は、爪本体31の連通路31Aを経由してピストン51の上方の空間Sに圧縮エアを供給することにより、コイルスプリング53の弾性力に抗してピストン51を下方に移動させ、永久磁石52を把持部32の当て面32Bに近接させることができる。この状態において、当て面32Bの正面方向には永久磁石52の磁力が作用する。圧縮エアの供給を停止すると、ピストン51は、コイルスプリング53の弾性力により上方に復帰する。この状態において、当て面32Bの正面方向に作用していた永久磁石52の磁力は小さくなる。なお、永久磁石52は、爪本体31の内周面との間に隙間を形成する形態で爪本体31内に配置されていることにより、爪本体31の外周面側における磁力の発生が抑制されている。
Further, the magnetic
次に、上記構成の把持装置1の作用について説明する。
把持装置1は、環状のワークWのピッキングに用いられる。把持装置1は、径や厚さなどが異なる複数種類のワークWに対して、夫々のワークWに適した異なる爪部30を有する本体部20に交換して使用される。
Next, the operation of the
The
本体部20の交換に際しては、まず、現在取り付けられている本体部20を駆動部10から取り外す。具体的には、最初に、本体部20の左右のブラケット27を外側方向に夫々移動させる。このとき、左右のブラケット27の挿入孔27Aの夫々に前方又は後方から冶具(図示せず)を挿入し、左右方向に均等に移動させる。これにより、各ロックピン24,25がガイドブッシュ12の貫通孔12Bから係脱される。そして、駆動部10と本体部20とをスライド部材23の溝部23Aの延伸方向に沿って相対移動させると、本体部20が駆動部10から取り外される。これにより、第1従動部41の駆動ギヤ14との噛合が解除され、駆動部10と伝達部40との機械的接続が解除される。この状態において、駆動部10側では、駆動部10がロボット100のアーム110に連結された状態が保持されているので、モータ13の電源との電気的接続が維持されている。このように、本体部20の交換の際には、コネクタ等によるモータ13の電気的接続の解除及び再接続は不要である。また、本体部20側では、爪部30及び伝達部40が一体的に取り外される。これにより、2つの爪部30の同期状態も保持される。具体的には、本体部20が駆動部10から取り外されると、本体部20側の伝達部40の第1従動ギヤ41Bと、駆動部10側の駆動ギヤ14との噛合が解除される。しかし、本体部20側の伝達部40における各ギヤ及びラックの噛合が保持されており、第1従動部41及び第2従動部42に夫々連動する2つの爪部30の間の同期も保持されている。
When replacing the
本体部20を駆動部10に取り付ける際には、最初に、左右のブラケット27を外側方向に拡開してロックピン24,25をスライド部材23内に埋没させる。そして、この状態で、駆動部10のガイドブッシュ12を本体部20のスライド部材23の溝部23Aに沿って摺動させて本体部20と駆動部10とを相対移動させて、第1従動部41の第1従動ギヤ41Bを駆動部10の駆動ギヤ14と噛合させる。最後に、左右のブラケット27を外側方向に拡開している力を開放し、ロックピン24,25をガイドブッシュ12の貫通孔12Bに係合する。
なお、本体部20の駆動部10への取り付けが完了したら、2つの爪部30を近接させる方向(爪が閉じる方向)に駆動して最も近接させた状態にすることで、各爪部30の中心軸Cからの位置合わせを行う。
When the
When the attachment of the
ワークWのピッキングに際しては、駆動部10のモータ13を駆動し、その回転運動を伝達部40を介して爪部30に伝達することで、2つの爪部30の夫々にワークWを把持する運動をさせる。モータ13から爪部30までの具体的な運動伝達経路は以下の通りである。
When picking the work W, the
モータ13の駆動は、駆動軸13Aの回転により駆動ギヤ14を回転させ、第1従動部41の第1従動ギヤ41Bに伝達される。すなわち、図4に示すように、駆動ギヤ14は、本体部20が駆動部10に取り付けられた状態において第1従動ギヤ41Bに噛合しており、その回転は第1従動部41に伝達される。第2従動部42は、駆動ギヤ14とは直接的には噛合していない。しかし、第2従動部42は、第2伝達ギヤ42Eが第1伝達ギヤ41Eに噛合している。このため、第2従動部42には第1従動部41を介して駆動ギヤ14の回転が伝達される。したがって、モータ13を駆動すると、伝達部40の第1従動部41及び第2従動部42の両方に回転運動が伝達される。
The drive of the
そして、2つの爪部30は、第1従動部41の第1ラック41C、及び第2従動部42の第2ラック42Cに夫々接続されている。これら第1ラック41C及び第2ラック42Cが第1従動ギヤ41B及び第2従動ギヤ42Bに夫々噛合していることにより、2つの爪部30は、中心軸Cを基準に互いに同期して移動する。詳細には、上述のように、第2伝達ギヤ42Eは第1伝達ギヤ41Eと同一のPCDを有している。このため、第2伝達ギヤ42Eは、第1伝達ギヤ41Eの回転が伝達されると、第1伝達ギヤ41Eに対して回転比1:1で回転する。また、第2伝達ギヤ42Eと第1伝達ギヤ41Eとが1:1の回転比で回転することにより、第2従動部42は、回転軸A2周りに回転する際には、第1従動部41の回転軸A1周りの回転に対して回転比1:1で回転する。更に、上述のように、第2従動ギヤ42Bと第1従動ギヤ41Bとが同一のPCDを有している。このため、第1従動ギヤ41Bに駆動ギヤ14からの動力が伝達されて回転すると、第2従動ギヤ42Bは、第1従動ギヤ41Bに対して回転比1:1で回転する。第2従動部42の回転軸A2周りの回転、及び第1従動部41の回転軸A1周りの回転に際しては、第2従動ギヤ42Bと第1従動ギヤ41Bは回転比1:1で回転する。このため、第1従動ギヤ41B及び第2従動ギヤ42Bに夫々噛合する第1ラック41C及び第2ラック42Cと、第1ラック41C及び第2ラック42Cに夫々接続された各爪部30は、中心軸Cに対して同等の速度で対称に移動する。このようにしてモータ13の回転運動が2つの爪部30に伝達され、2つの爪部30はワークWを把持するための運動をする。
The two
なお、把持装置1の把持の状態は、モータ13に流れる電流値の大きさをドライバが測定することにより行われる。また、モータ13は、ドライバによるモータ13の電流値の閾値との比較によって、供給される電流値の大きさが決定されるフィードバック制御が行われて駆動される。
The gripping state of the
また、本実施形態では、ワークWのピッキングに際して磁力発生部50を用いる。具体的には、図8(A)に示すように、最初に、把持装置1の中心軸CがワークWの中心軸Cwに対して同軸となるように、ロボット100により把持装置1を移動させる。本実施形態の場合、ワークWはベルトコンベアB上を搬送される。このワークWに対してスキャナ、プロジェクタ等(図示せず)を用いた位相シフト法による位置の把握が行われ、把握したワークWの中心軸Cwに中心軸Cを合わせるように把持装置1を移動させる。
Further, in the present embodiment, the magnetic
次に、図8(B)に示すように、把持装置1を下降させて把持部32の当て面32BにワークWの上面を当接させる。このとき、圧縮空気供給手段により爪本体31の空間S内に圧縮エアを供給し、永久磁石52を下降させて当て面32Bの背面に進出させる。すると、永久磁石52の磁力がワークWの芯金に作用してワークWが把持部32に引き付けられ、ワークWの上面が当て面32Bに確実に当接した状態とされる。この状態で駆動部10のモータ13を駆動して爪部30を移動させてワークWを把持することにより、把持部32の摘み面32AによってワークWの外周面を確実に当接させて把持することができる。また、摘み面32AはV字状に形成されており、円周面部であるワークWの外周面に好適に当接する。
Next, as shown in FIG. 8B, the
そして、把持装置1を上昇させ、ワークWを所望の位置に搬送する。なお、図8(C)に示すように、把持部32の摘み面32AによりワークWの外周面を把持した後には、永久磁石52を上昇させておく。永久磁石52は、コイルスプリング53の弾性力がピストン51を介して付与されていることにより、空間S内への圧縮エアの供給を停止して内圧が下がることにより自動的に上昇する。また、ワークWの磁性体部である芯金の帯磁を抑制するという観点から、摘み面32AがワークWの外周面に当接してワークWを確実に把持した後のより早いタイミングで永久磁石52を上昇させて当て面32Bから退避させることが好ましい。
Then, the
次に、把持装置1によって傾きが生じたワークをピッキングする場合について説明する。把持装置1は、6軸ロボット100のアーム110に取り付けられていることにより、ワークの傾きに倣ってその中心軸をワークの中心軸に合わせることができる。このため、把持装置1は、例えば、通い箱に無秩序に収納されている複数のワークを個別にピッキングする場合等において、各ワークの比較的大きな傾きに好適に倣ってピッキングを行うことができる。一方、比較的小さな傾き、例えば、図9に示すように、成形時のバリ等により僅かな傾きが生じたワークW2を把持する場合、把持装置1は磁力発生部50を備えていることにより確実な把持を実現することができる。
Next, a case where the work tilted by the
具体的には、図9(A)に示すように、最初に、位置が把握されたワークW2に合わせてロボット100によって把持装置1を移動させ、下降させる。このとき、図9(B)に示すように、ワークW2は成形時のバリによりベルトコンベアBの搬送面上で僅かな傾きが生じているため、ワークW2の中心軸Cwと把持装置1の中心軸Cとの間には傾きが生じている。このため、把持部32の当て面32BとワークW2の上面との当接に偏りが生じてしまっている。この状態でワークW2を把持しようとすると、摘み面32AのワークW2の外周面への掛かりが浅いため確実に把持できないおそれがある。本実施形態の場合、この状態で磁力発生部50の永久磁石52を下降させて把持部32の当て面32Bの背面に移動させる。すると、図9(C)に示すように、永久磁石52の磁力がワークW2の芯金に作用してワークW2が把持部32に引き付けられ、ワークW2の上面が当て面32Bに当接する。この状態で駆動部10のモータ13を駆動して爪部30を移動させてワークWを把持することにより、把持部32の摘み面32AによってワークWの外周面を確実に当接させて把持することができる。
Specifically, as shown in FIG. 9A, first, the
以上のように、実施形態1の把持装置1は、開閉自在に設けられた2つの爪部30を備えてワークWを把持する装置である。把持装置1は、複数の爪部30が把持部32及び磁力発生部50を備えている。把持部32には摘み面32A及び当て面32Bが形成されている。摘み面32Aは開閉方向を向いた形態で形成されている。当て面32Bは開閉方向に沿って延伸する形態で形成されている。把持部32は、ワークWの把持時には摘み面32A及び当て面32BをワークWに当接させる。磁力発生部50は当て面32Bの背面側に設けられて当て面32Bの正面方向に向けて磁力を発生する。
As described above, the
このような構成により、把持装置1は、磁力発生部50の磁力により当て面32Bの正面方向に向けて磁力を発生する。このため、磁性を有するワークWを、摘み面32Aとは異なる面である当て面32Bに引き付けて当接させることができる。これにより、当て面32Bを基準面としてワークWの位置や姿勢を規制することができるので、ワークWが当て面32Bに当接した状態で複数の爪部30の把持動作を行うことで、摘み面32AをワークWの所望の位置に当接させて把持することができる。
With such a configuration, the
したがって、把持装置1はワークWを確実に把持することができる。
Therefore, the
また、磁力発生部50は、当て面32Bの背面側において当て面32Bに向かって進退自在に設けられた永久磁石52を有している。このため、磁力発生部50の磁力を所望の時にのみ作用させることができる。これにより、意図せずワークWを引き付けてしまうことを防止することができる。
Further, the magnetic
また、磁力発生部50は、永久磁石52を当て面32Bから離間させる方向への弾性力を付与する弾性部材としてのコイルスプリング53を有している。このため、簡易な構成により永久磁石52が当て面32Bに対して進退する機構を実現することができる。
Further, the magnetic
また、ワークWは円周面部としての外周面を有している。そして、摘み面32AはV字状に窪んで形成されている。このため、円周面部を有するワークWに摘み面32Aを確実に当接させることができ、ワークWを確実に把持することができる。
Further, the work W has an outer peripheral surface as a circumferential surface portion. The picking
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、複数の爪部として2つの爪部を設ける形態を例示したが、3つ以上の爪部を設ける形態としてもよい。
(2)実施形態1では、ワークを把持する運動として、複数の爪部が直線的に平行移動する形態を例示したが、爪部が所定の軸周りに回動する形態や、リンク機構による回動と直線移動とが組み合わされた形態等の他の形態であってもよい。
(3)実施形態1では、複数の爪部を互いに近接させる方向に移動させることによりワークの外周面を把持する形態を例示したが、ワークの把持形態はこれに限定されない。例えば、環状のワークの場合には、複数の爪部を互いに離間させる方向に移動させることにより内周面を把持する等、他の形態によりワークを把持するものであってもよい。
(4)実施形態1では、ワークとして、円環状をなすピンシールを例示したが、ワークの形状は特に限定されない。また、本発明の把持装置は、磁性を有さないワークを把持することもできる。
(5)実施形態1では、着脱自在に設けられた駆動部と本体部を備える形態を例示したが、駆動部と本体部とが一体的に設けられた形態としてもよい。
(6)実施形態1では、磁力発生部を複数の爪部のすべてに設ける形態を例示したが、複数の爪部のうちの1つ又は2以上に磁力発生部を設ける形態としてもよい。
(7)実施形態1では、磁力発生部が永久磁石を有する形態を例示したが、電磁石を用いた磁力発生部としてもよい。
(8)実施形態1では、摘み面がV字状に形成されている形態を例示したが、これは必須ではない。摘み面の形状は、ワークに応じた形状を適宜採用することができる。
The present invention is not limited to the first embodiment described by the above description and the drawings, and for example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) In the first embodiment, a form in which two claws are provided as a plurality of claws is illustrated, but a form in which three or more claws are provided may be used.
(2) In the first embodiment, as an exercise for gripping the work, a form in which a plurality of claws move linearly in parallel is illustrated, but a form in which the claws rotate around a predetermined axis and rotation by a link mechanism are illustrated. It may be another form such as a combination of motion and linear movement.
(3) In the first embodiment, a mode in which the outer peripheral surface of the work is gripped by moving a plurality of claw portions in a direction close to each other is illustrated, but the gripping form of the work is not limited to this. For example, in the case of an annular work, the work may be gripped by another form such as gripping the inner peripheral surface by moving a plurality of claws in a direction to separate them from each other.
(4) In the first embodiment, as the work, a pin seal forming an annular shape is illustrated, but the shape of the work is not particularly limited. Further, the gripping device of the present invention can also grip a work having no magnetism.
(5) In the first embodiment, the embodiment in which the drive unit and the main body are detachably provided is illustrated, but the drive unit and the main body may be integrally provided.
(6) In the first embodiment, the embodiment in which the magnetic force generating portion is provided in all of the plurality of claw portions is illustrated, but the magnetic field generating portion may be provided in one or more of the plurality of claw portions.
(7) In the first embodiment, the embodiment in which the magnetic force generating portion has a permanent magnet is illustrated, but the magnetic force generating portion using an electromagnet may be used.
(8) In the first embodiment, an embodiment in which the picking surface is formed in a V shape is illustrated, but this is not essential. As the shape of the picking surface, a shape suitable for the work can be appropriately adopted.
1…把持装置、10…駆動部、11…ベース(11A…上部、11B…前壁部、11C,11D…側壁部)、12…ガイドブッシュ(12A…フランジ部、12B…貫通孔)、13…モータ、13A…駆動軸、14…駆動ギヤ、20…本体部、21,22…ケース部材、23…スライド部材、23A…溝部、23B…テーパ面、24,25…ロックピン、26…コイルスプリング、27…ブラケット、27A…挿入孔、30…爪部、31…爪本体、31A…連通路、32…把持部、32A…摘み面、32B…当て面、40…伝達部、41…第1従動部、41A…第1従動軸、41B…第1従動ギヤ、41C…第1ラック、41D…第1ガイドユニット、41E…第1伝達ギヤ、42…第2従動部、42A…第2従動軸、42B…第2従動ギヤ、42C…第2ラック、42D…第2ガイドユニット、42E…第2伝達ギヤ、43…ベアリング、50…磁力発生部、51…ピストン、51A…シール部材、52…永久磁石、53…コイルスプリング、100…ロボット、110…アーム、A1,A2…従動部の回転軸、B…ベルトコンベア、C…把持装置の中心軸、Cw…ワークの中心軸、S…爪本体内の空間、W,W2…ワーク 1 ... Grip device, 10 ... Drive unit, 11 ... Base (11A ... Upper part, 11B ... Front wall part, 11C, 11D ... Side wall part), 12 ... Guide bush (12A ... Flange part, 12B ... Through hole), 13 ... Motor, 13A ... Drive shaft, 14 ... Drive gear, 20 ... Main body, 21,22 ... Case member, 23 ... Slide member, 23A ... Groove, 23B ... Tapered surface, 24, 25 ... Lock pin, 26 ... Coil spring, 27 ... Bracket, 27A ... Insertion hole, 30 ... Claw part, 31 ... Claw body, 31A ... Communication passage, 32 ... Grip part, 32A ... Picking surface, 32B ... Pad surface, 40 ... Transmission part, 41 ... First driven part , 41A ... 1st driven shaft, 41B ... 1st driven gear, 41C ... 1st rack, 41D ... 1st guide unit, 41E ... 1st transmission gear, 42 ... 2nd driven part, 42A ... 2nd driven shaft, 42B ... 2nd driven gear, 42C ... 2nd rack, 42D ... 2nd guide unit, 42E ... 2nd transmission gear, 43 ... bearing, 50 ... magnetic force generator, 51 ... piston, 51A ... seal member, 52 ... permanent magnet, 53 ... Coil spring, 100 ... Robot, 110 ... Arm, A1, A2 ... Driven part rotation axis, B ... Belt conveyor, C ... Central axis of gripping device, Cw ... Work center axis, S ... Space inside the claw body , W, W2 ... Work
Claims (4)
前記複数の爪部は、
開閉方向を向いた形態の摘み面、及び開閉方向に沿って延伸する形態の当て面が形成されており、前記ワークの把持時には前記摘み面及び前記当て面を前記ワークに当接させる把持部と、
前記当て面の背面側に設けられて前記当て面の正面方向に向けて磁力を発生する磁力発生部と、
を夫々備えることを特徴とする把持装置。 A gripping device that grips a work with a plurality of claws that can be opened and closed.
The plurality of claws
A gripping surface facing the opening / closing direction and a contact surface extending along the opening / closing direction are formed, and when gripping the work, the gripping surface and the contacting surface are brought into contact with the work. ,
A magnetic force generating portion provided on the back surface side of the contact surface and generating a magnetic force toward the front surface of the contact surface,
A gripping device characterized by being provided with each of the above.
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