JP6904841B2 - Image processing equipment, recorded data generation methods, recording equipment, and programs - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置、記録データ生成方法、記録装置、およびプログラムに関する。 The present invention relates to an image processing device, a recorded data generation method, a recording device, and a program.
インクを吐出するための複数の吐出口を配列した吐出口列を有する記録ヘッドを記録媒体に対して走査させながらインクを吐出することにより、記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。 An inkjet recording apparatus is known that forms an image on a recording medium by ejecting ink while scanning a recording head having a row of ejection ports in which a plurality of ejection ports for ejecting ink are arranged with respect to a recording medium. ing.
インクジェット記録装置の中には、吐出量の異なる液滴を吐出する吐出口を有する記録ヘッドが用いられるものがあり、粒状感を良好にするという観点から小ドットが多用される傾向にある。 Some inkjet recording devices use a recording head having a discharge port for discharging droplets having different discharge amounts, and small dots tend to be frequently used from the viewpoint of improving the graininess.
特許文献1では、小ドットの記録率が、ある上限値を超えるような領域では、大ドットを混在させて記録する方法が開示されている。また、特許文献1には、最大階調値において大ドットのみを用いて記録を行う方法が開示されている。
小ドットは他の吐出口列からのインク吐出に伴う気流影響を受けやすい。特許文献1では、他の吐出口からの吐出に伴う気流の発生に由来する濃淡ムラについては考慮されていない。また、特許文献1に記載されているように、最大階調値において大ドットのみを用いて記録を行うと、同じ記録率で大ドットと小ドットとを併用する場合と比べて、再現可能な濃度が低下してしまう。
The small dots are easily affected by the air flow associated with ink ejection from other ejection port rows.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、他の吐出口列からの吐出に伴う気流の発生に由来する濃淡ムラを低減し、かつ再現可能な濃度を向上させた記録を行うことを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and it is necessary to perform recording in which the unevenness of shading caused by the generation of airflow accompanying the discharge from other discharge port rows is reduced and the reproducible density is improved. With the goal.
本発明の一態様に係る画像処理装置は、第1の径の吐出口が配列された第1の吐出口列と、前記第1の径より大きい第2の径の吐出口が配列された第2の吐出口列とを含み、第1のインクを吐出するための第1の吐出口列群と、前記第1の吐出口列群に隣接し、前記第1の吐出口列群で吐出されるインクとは異なるインクを吐出するための第2の吐出口列群と、を少なくとも有する記録ヘッドを備えた記録装置に用いられる、各吐出口の吐出または不吐出を示す記録データを生成する画像処理装置であって、階調値を示す画像データを取得する取得手段と、前記取得した画像データに基づいて、前記第1の吐出口列において、所定の解像度の所定の画素領域に対して吐出されるインクの割合を示す記録率が、階調値の増加に伴って第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第2の階調値まで増加し、前記第2の階調値以上である第3の階調値を超えると減少し、前記第3の階調値より大きい第4の階調値を超えると増加するように、前記記録データを生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。 In the image processing apparatus according to one aspect of the present invention, a first discharge port row in which discharge ports having a first diameter are arranged and a second discharge port having a second diameter larger than the first diameter are arranged. The first ejection port row group for ejecting the first ink including the second ejection port row and the first ejection port row group adjacent to the first ejection port row group are ejected by the first ejection port row group. An image that generates recording data indicating ejection or non-ejection of each ejection port used in a recording device having a recording head having at least a second ejection port row group for ejecting ink different from the ink ejected. A processing device that ejects image data indicating gradation values to a predetermined pixel region having a predetermined resolution in the first ejection port array based on the acquired image data. The recording rate indicating the proportion of the ink to be printed increases from the first gradation value to the second gradation value larger than the first gradation value as the gradation value increases, and the second floor A generation means for generating the recorded data so that the data decreases when the third gradation value equal to or higher than the adjustment value is exceeded and increases when the fourth gradation value larger than the third gradation value is exceeded. It is characterized by having.
本発明によれば、他の吐出口列からの吐出に伴う気流の発生に由来する濃淡ムラを低減し、かつ再現可能な濃度を向上させた記録を行うことが可能となる。 According to the present invention, it is possible to perform recording in which the unevenness of shading caused by the generation of airflow accompanying the discharge from other discharge port rows is reduced and the reproducible density is improved.
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail, exemplary, with reference to the accompanying drawings. However, the components described in the following embodiments are merely examples, and the scope of the present invention is not limited to them.
<<第1の実施形態>>
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成を示す模式図である。図1は、上部カバーを持ち上げたときの図を示している。
<< First Embodiment >>
FIG. 1 is a schematic view showing the configuration of the
本実施形態におけるインクジェット記録装置(以下、プリンタまたは記録装置とも称する)100には、X方向(交差方向)に沿って往復移動(往復走査)するキャリッジ5が備えられており、そのキャリッジ5に、後述する記録ヘッド1が搭載されている。本実施形態では、キャリッジ5および記録ヘッド1の移動速度(走査速度)は約25inch/秒である。キャリッジ5および記録ヘッド1が往復移動を行いながら記録ヘッド1からインクを吐出することにより、記録媒体(例えば用紙)に対する画像の記録動作が行われる。
The inkjet recording device (hereinafter, also referred to as a printer or a recording device) 100 in the present embodiment is provided with a carriage 5 that reciprocates (reciprocally scans) along the X direction (intersection direction), and the carriage 5 includes a carriage 5. The
記録媒体は、プリンタの給紙トレイから給紙され、X方向と交差する副走査方向に搬送される。本実施形態における記録媒体の搬送速度は約5inch/秒である。 The recording medium is fed from the paper feed tray of the printer and conveyed in the sub-scanning direction intersecting the X direction. The transport speed of the recording medium in this embodiment is about 5 inches / sec.
本実施形態では、上述のような記録ヘッド1の走査と記録媒体の搬送とを交互に繰り返し、1枚の記録媒体に対する記録を完了する。なお、本実施形態では記録媒体上の単位領域に対して1回の走査で記録を完了する所謂1パス記録方式を用いても良いし、単位領域に対して複数回の走査で記録を完了する所謂マルチパス記録方式を用いても良い。
In the present embodiment, the scanning of the
また、本実施形態で使用する用紙の厚みは約0.3mmであり、その場合の記録ヘッド1と用紙間の高さ方向距離は約1.0mmとなる。プリンタの上部には記録画像を取り込むためのスキャナ4が備えられており、そのスキャナ4はプリンタの上部カバーと一体化されている。
Further, the thickness of the paper used in this embodiment is about 0.3 mm, and the distance in the height direction between the
図2は、本実施形態における記録装置100内の制御系の概略構成を示すブロック図である。主制御部200は、演算、選択、判別、制御などの処理動作を実行するCPU201を備えている。また主制御部200は、CPU201によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM202、記録データのバッファ等として用いられるRAM203、および入出力ポート204等を備えている。そして、入出力ポート204には、搬送モータ(LFモータ)209、キャリッジモータ(CRモータ)210、記録ヘッド1、および切断装置213におけるアクチュエータなどの各駆動回路205、206、207、208が接続されている。さらに、主制御部200はインターフェイス回路211を介してホストコンピュータであるPC212に接続されている。
FIG. 2 is a block diagram showing a schematic configuration of a control system in the
<記録ヘッド>
図3は、本実施形態で用いる記録ヘッド1を示す斜視図である。本実施形態における記録ヘッド1は、インク供給部2とインク吐出部3とが一体的に構成されている。インク供給部2には、インクを供給するためのインクタンク(不図示)を保持する保持体2Aが備えられている。
<Recording head>
FIG. 3 is a perspective view showing the
インク吐出部3には、顔料のブラックインクを吐出するためのチップ(Bkチップ)10と、後述する染料のインクを吐出するためのチップ(Clチップ)20と、が備えられている。以降の説明では、このClチップ20に着目して説明する。
The
図4は、本実施形態における記録ヘッド1内のClチップ20の拡大図である。また、図5は、本実施形態におけるClチップ20の各吐出口列群の内部構成を説明するための図である。
FIG. 4 is an enlarged view of the
本実施形態におけるClチップ20には、インク供給部2に接続される共通液室21が合計8つ形成されており、1つの共通液室21には1つの吐出口列群LGが形成されている。各共通液室21は、X方向と交差するY方向に延在している。吐出口列群LGの列方向は、共通液室21と同様にY方向に延在している。以下、各吐出口列群を総称する場合、あるいは個別の吐出口列群を区別しない場合には、吐出口列群LGと表記し、個別の吐出口列群を指す場合、LG()と表記する。この「LG()」の括弧内には、インクに応じたアルファベットC、M、Y、K、LBが入る。Cはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラック、LBはライトブルーを表す。
In the
各吐出口列群LGは、複数の吐出口列Lから構成されており、それらの吐出口列に配置された吐出口の径(吐出口径)は吐出口列群ごとに異なっている。 Each discharge port row group LG is composed of a plurality of discharge port rows L, and the diameters (discharge port diameters) of the discharge ports arranged in the discharge port rows are different for each discharge port row group.
Clチップ20内のそれぞれの吐出口は、共通液室21を形成する部材(以下、共通液室形成部材とも称する)に接続された吐出口形成部材において開口されている。共通液室形成部材には、各吐出口に対向する位置に電気熱変換素子(以下、ヒータとも称する)が配置されている。
Each discharge port in the
次に、Clチップ20内の各吐出口列群LGについて以下に詳細に説明する。
Next, each discharge port row group LG in the
<1.イエローインクの吐出口列群>
本実施形態におけるClチップ20には、イエローインクの吐出口列群が1つだけ設けられている(LG(Y))。このイエローインクの吐出口列群LG(Y)は、2つの吐出口列から構成されている。なお、イエローインクの吐出口列群LG(Y)は、吐出口列を3つ以上含んでいてもよい。
<1. Yellow ink ejection port row group>
The
図5(a)は、イエローインクの吐出口列群LG(Y)の詳細を示す図である。イエローインクの吐出口列群LG(Y)においては、共通液室21の両側に、吐出口の直径が約16μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約5pl(ピコリットル)と比較的大きい吐出口22を有する2つの吐出口列が設けられている。これらの吐出口列には、それぞれ264個の吐出口22が600dpi(約42.3μm)の間隔でY方向に配列されている。また、これらの吐出口列はY方向に互いに1200dpi(約21.2μm)の間隔だけずれて配置されている。
FIG. 5A is a diagram showing details of the yellow ink ejection port row group LG (Y). In the yellow ink ejection port row group LG (Y), the diameter of the ejection port is about 16 μm on both sides of the
また、上述のように吐出口22と対向する位置にはヒータ28が設けられている。更に、ヒータ28を囲むようにして発泡室25が設けられており、発泡室25と共通液室21との間を接続するようにしてインク流路26が設けられている。また、インク中の異物がインク流路26内に入ることを阻止するために異物阻害柱27が設けられている。なお、これらのヒータ28、発泡室25、インク流路26、異物阻害柱27の構成は他の吐出口列群においても同様であるため、以降は説明を省略する。
Further, as described above, the
<2.ブラックインクの吐出口列群>
本実施形態におけるClチップ20には、ブラックインク(第1のインク)の吐出口列群が2つ設けられている(LG(K1)、LG(K2))。これらのブラックインクの吐出口列群LG(K1)、LG(K2)は、それぞれ2つの吐出口列から構成されている。
<2. Black ink ejection port row group>
The
図5(b)はブラックインクの吐出口列群LG(K1)の詳細を示す図である。ブラックインクの吐出口列群LG(K1)においては、共通液室21の一方側(図の左側)に吐出口の直径が約16μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約5plと比較的大きい吐出口22を有する1つの吐出口列が設けられている。また、共通液室21の他方側(図の右側)には吐出口の直径が約12μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約2plと中程度の吐出口24を有する1つの吐出口列が設けられている。これらの吐出口列には、それぞれ264個の吐出口22、24が600dpi(約42.3μm)の間隔でY方向に配列されている。また、これらの吐出口列はY方向に互いに2400dpi(約10.6μm)の間隔だけずれて配置されている。
FIG. 5B is a diagram showing details of the black ink ejection port row group LG (K1). In the black ink ejection port row group LG (K1), the diameter of the ejection port on one side (left side of the figure) of the
なお、ブラックインクの吐出口列群LG(K2)もまた、吐出口列群LG(K1)と同様に吐出口の直径が約16μmの吐出口列と吐出口の直径が約12μmの吐出口列を有している。但し、2つの吐出口列群LG(K1)、LG(K2)は、それぞれに配置された2つの吐出口列のX方向における配置が逆である点で異なっている。また、吐出口列群LG(K1)、LG(K2)内の同じ直径の吐出口を有する2つの吐出口列は、Y方向に互いに1200dpi(約21.2μm)の間隔だけずれた位置となるように設けられている。 The black ink discharge port row group LG (K2) also has a discharge port row having a discharge port diameter of about 16 μm and a discharge port row having a discharge port diameter of about 12 μm, similarly to the discharge port row group LG (K1). have. However, the two discharge port row groups LG (K1) and LG (K2) are different in that the arrangement of the two discharge port rows arranged in each in the X direction is reversed. Further, the two discharge port rows having the same diameter in the discharge port rows LG (K1) and LG (K2) are positioned so as to be separated from each other by an interval of 1200 dpi (about 21.2 μm) in the Y direction. It is provided as follows.
<3.シアンインク、マゼンタインクの吐出口列群>
本実施形態におけるClチップ20には、シアンインクの吐出口列群が2つ設けられている(LG(C1)、LG(C2))。これらのシアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)は、それぞれ3つの吐出口列から構成されている。
<3. Cyan ink, magenta ink ejection port row group>
The
図5(c)に示すように、シアンインクの吐出口列群LG(C1)においては、共通液室21の一方側(図の左側)に、吐出口22を有する1つの吐出口列が設けられている。吐出口22は、直径が約16μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約5plと比較的大きい。一方、共通液室21の他方側(図の右側)には2つの吐出口列が設けられている。2つのうちの1つの吐出口列は、吐出口の直径が約12μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約2plと中程度の吐出口24を有し、2つのうちの他方の吐出口列より共通液室21に近い位置に設けられている。2つのうちの1つの吐出口列は、吐出口の直径が約9μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約1plと比較的小さい吐出口23を有し、吐出口24を有する吐出口列よりも共通液室21から遠い位置に設けられている。
As shown in FIG. 5C, in the cyan ink discharge port row group LG (C1), one discharge port row having a
これらの吐出口列には、それぞれ264個の吐出口22、23、24が600dpi(約42.3μm)の間隔でY方向に配列されている。また、吐出口の直径が約16μmの吐出口22からなる吐出口列と、吐出口の直径が約12μmの吐出口24からなる吐出口列とは、Y方向に2400dpi(約10.6μm)の間隔だけずれて配置されている。また、吐出口の直径が約12μmの吐出口24からなる吐出口列と、吐出口の直径が約9μmの吐出口23からなる吐出口列とは、Y方向に1200dpi(約21.2μm)の間隔だけずれて配置されている。
In these discharge port rows, 264
このように5pl、2pl、1plと3種類のサイズのシアンインク滴を吐出することにより、幅広い濃度階調で粒状感を目立たなくすることができる。 By ejecting cyan ink droplets of three different sizes of 5pl, 2pl, and 1pl in this way, it is possible to make the graininess inconspicuous in a wide range of density gradations.
なお、シアンインクの吐出口列群LG(C2)もまた、吐出口列群LG(C1)と同様に吐出口の直径が約16μmの吐出口列、吐出口の直径が約12μmの吐出口列、吐出口の直径が約9μmの吐出口列を有している。2つの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)は、それぞれに配置された3つの吐出口列のX方向における配置が逆である点で異なっている。また、吐出口列群LG(C1)、LG(C2)内の同じ直径の吐出口を有する2つの吐出口列は、Y方向に1200dpi(約21.2μm)だけずれた位置となるように設けられている。 Similar to the discharge port row group LG (C1), the cyan ink discharge port row group LG (C2) also has a discharge port row having a discharge port diameter of about 16 μm and a discharge port row having a discharge port diameter of about 12 μm. , It has a discharge port row having a discharge port diameter of about 9 μm. The two discharge port row groups LG (C1) and LG (C2) are different in that the arrangement of the three discharge port rows arranged in each in the X direction is reversed. Further, the two discharge port rows having the same diameter of the discharge port rows LG (C1) and LG (C2) are provided so as to be displaced by 1200 dpi (about 21.2 μm) in the Y direction. Has been done.
また、マゼンタインクの吐出口列群LG(M1)は、シアンインクの吐出口列群LG(C1)と、マゼンタインクの吐出口列群LG(M2)はシアンインクの吐出口列群LG(C2)と、それぞれ同じ構成を有している。 Further, the magenta ink ejection port row group LG (M1) is a cyan ink ejection port row group LG (C1), and the magenta ink ejection port row group LG (M2) is a cyan ink ejection port row group LG (C2). ) And each have the same configuration.
<4.ライトブルーインクの吐出口列群>
本実施形態におけるClチップ20には、ライトブルーインクの吐出口列群が1つ設けられている(LG(LB))。このライトブルーインクの吐出口列群LG(LB)は、4つの吐出口列から構成されている。
<4. Light blue ink discharge port row group>
The
図5(d)は、ライトブルーインクの吐出口列群LG(LB)の詳細を示す図である。 FIG. 5D is a diagram showing details of the light blue ink ejection port row group LG (LB).
図5(d)に示すように、ライトブルーインクの吐出口列群LG(LB)においては、共通液室21の一方側(図の左側)には2つの吐出口列が設けられている。2つのうちの1つの吐出口列は、吐出口の直径が約12μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約2plと中程度の吐出口24を有し、2つのうちの他方の吐出口列より共通液室21に近い位置に設けられている。2つのうちのもう1つの吐出口列は、吐出口の直径が約9μmであって、吐出されるインク滴のサイズが約1plと比較的小さい吐出口23を有し、吐出口24を有する吐出口列よりも共通液室21から遠い位置に設けられている。共通液室21の他方側(図の右側)についても同様であり、吐出口の直径が約12μmの吐出口列と吐出口の直径が約9μmの吐出口列との2つの吐出口列が設けられている。このように、ライトブルーインクの吐出口列群には吐出口の直径が約12μmの吐出口列が2つ、吐出口の直径が約9μmの吐出口列が2つ、合計4つの吐出口列が設けられている。
As shown in FIG. 5D, in the light blue ink discharge port row group LG (LB), two discharge port rows are provided on one side (left side in the figure) of the
これらの吐出口列には、それぞれ264個の吐出口23、24が600dpi(約42.3μm)の間隔でY方向に配列されている。また、共通液室21に対して同じ側に位置する2つの吐出口列(吐出口の直径が約16μmの吐出口列と吐出口の直径が約12μmの吐出口列)は、Y方向に1200dpi(約10.6μm)の間隔だけずれて配置されている。
In these discharge port rows, 264
<4.チップ内の吐出口列群の配置順序>
図4に示すように、本実施形態におけるClチップ20は、左側からシアンインクの吐出口列群LG(C1)、マゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、ライトブルーインクの吐出口列群LG(LB)の順序で配置されている。さらに続いて、ブラックインクの吐出口列群LG(K1)、イエローインクの吐出口列群LG(Y)、ブラックインクの吐出口列群LG(K2)、の順序で配置されている。さらに続いて、マゼンタインクの吐出口列群LG(M2)、シアンインクの吐出口列群LG(C2)の順序で各吐出口列群が配置されている。
<4. Arrangement order of discharge port rows in the chip>
As shown in FIG. 4, the
<データ生成処理>
図6は、本実施形態における制御プログラムに従ってCPU201が実行する記録に用いられる記録データ生成処理の概要を説明する図である。なお、記録データ生成処理に用いられる制御プログラムはROM202に予め格納されている。CPU201は、ROM202に格納されている制御プログラムに従って、図6に示す色補正処理部601、インク色分解処理部602、γ補正処理部603、量子化処理部604、インデックス展開処理部605、および分配処理部606として機能する。図6に示す各部を総称して、記録データ生成部600という。つまり、CPU201は、記録データ生成部600として機能する。
<Data generation processing>
FIG. 6 is a diagram illustrating an outline of a recorded data generation process used for recording executed by the
本実施形態で入力される画像のデータは、600dpiの解像度を有し、1画素あたり256階調を有する各色8ビットのRGB信号である。このデータは、まず色補正処理部601に送られ、ホストPC212で表現されるsRGBなどの色空間を、記録装置100が表現可能な色空間に対応付けるための処理が施される。詳細には、色補正処理部601は、予めROM202に格納された3次元のルックアップテーブル(LUT)を参照することにより、RGBの8ビット256値の信号を、同じくRGBの8ビット256値の信号に変換する。
The image data input in this embodiment is an 8-bit RGB signal of each color having a resolution of 600 dpi and 256 gradations per pixel. This data is first sent to the color
次にインク色分解処理部602は、色補正処理部601にて色補正処理がされたデータを、記録装置100が使用するインク色に対応するデータに変換する。詳細には、インク色分解処理部602は、予めROM202に格納された3次元のLUTを参照することにより、RGBの8ビット256値の信号を、各インク色の8ビット濃度信号に変換する。
Next, the ink color
インク色に分解されたデータは、γ補正処理部603に入力され、インク色ごとに濃度値の補正が行われる。γ補正とは、入力されるデータの濃度と記録媒体で表現される画像の光学濃度とが線形関係を持つようにするための補正である。具体的には、γ補正処理部603は、予めROM202に格納された1次元のLUTを参照し、各インク色の8ビット256値の濃度データを、同じく8ビット256値の濃度データに変換する。本実施形態においては、後述するように、γ補正処理部603では、各インク色の8ビット256値の濃度データを、吐出口のサイズごとの8ビット256値の濃度データに変換する。すなわち、γ補正処理部603は、各インク色の階調値を示す画像データを取得し、吐出口のサイズごとの8ビット256値の濃度データに変換する。例えば、ブラックインクのインク色の濃度データを、吐出口24を有する吐出口列に用いる濃度データと、吐出口22を有する吐出口列に用いる濃度データとに変換する処理が行われる。詳細は後述する。
The data decomposed into ink colors is input to the gamma
その後、各インク色および各吐出口サイズに対応する8ビット256値の濃度データは量子化処理部604にて量子化処理が行われ、各インク色および各吐出口サイズに対応する2ビット4値の量子化データが生成される。本実施形態において量子化処理の方法は特に限定されるものではなく、ディザ法や誤差拡散法などを採用することができる。
After that, the density data of 8-bit 256 values corresponding to each ink color and each ejection port size is quantized by the
次に、量子化データはインデックス展開処理部605に送られ、ここで1ビット2値のデータに変換される。例えば量子化データの1つの画素の値に応じて、より解像度の高い複数の画素(例えば量子化データの1つの画素に対して2画素×1画素の2つの画素)に対するインクを吐出する数と位置とを定めたインデックスパターンを用いる。そしてインデックスパターンにしたがって、より解像度の高い各画素に対するインクの吐出または非吐出を規定する2値データが生成される。詳細は後述する。なお、インデックスパターンは予めROM202に格納されている。
Next, the quantization data is sent to the index
その後、2値データは図6の分配処理部606に送られ、単位領域に対する複数回の走査への2値データの分配が行われる。詳細には、分配処理部606は、複数回の走査に対応しそれぞれ各画素に対するインクの吐出の許容または非許容を規定した複数のマスクパターンを用い、複数回の走査それぞれで用いる1ビット2値の記録データを生成する。1ビット2値の記録データは、各吐出口の吐出または不吐出を示すデータである。なお、複数のマスクパターンは予めROM202に格納されている。また、1パス記録方式で記録を行う場合にはこの分配処理部606における処理は省略される。
After that, the binary data is sent to the
ここでは色補正処理部601から分配処理部606における全ての処理を記録装置100内のCPU201が実行する形態について記載した。しかしながら、PC212内のCPU(不図示)が、色補正処理部601から分配処理部606における一部あるいは全ての処理を実行しても良い。すなわち、画像処理装置であるPC212が、記録データ生成部600のうちの一部あるいは全ての処理を実行してもよい。
Here, a mode is described in which the
<インデックス展開処理>
図7は、インデックスパターンを説明する図である。図7(a)〜(g)を用いてインデックス展開処理部605で行われるインデックス展開処理の詳細を説明する。本実施形態において量子化処理部604から入力される量子化データの1つの入力画素は、600dpiの画素であり、2ビット4値(4レベル)を有する。図7では、インデックス展開処理部605が、この600dpiの入力画素を、縦方向1200dpi×横方向600dpiの2×1記録画素にインデックス展開する場合を示している。図7(a)の画素領域に表記されている「0」、「1」、「2」の画素値は、それぞれ画素領域に対するインクの吐出回数である。入力データがレベル0のとき2×1記録画素のいずれにもドットは記録されず、入力データがレベル2のときは、いずれの記録画素にもドットが記録される。入力データがレベル0やレベル1の場合には、同じレベルの複数の入力画素が隣接した場合、図7(a)に示すように、吐出回数が多くなる記録画素が縦方向で交互に配置される。
<Index expansion process>
FIG. 7 is a diagram illustrating an index pattern. The details of the index expansion process performed by the index
入力データがレベル1の画素が、図7(b)のように複数連続するとき、インデックスパターンが図7(a)のレベル1のようになっていれば、紙面上でのインデックスパターンは図7(c)のようになり、ドットのレイアウトは図7(d)のようになる。すなわち、50%程度の記録密度(記録率)となる中間調領域において、ドット間の重複を効果的に避けることができるので、ドットの重複に伴う濃度の低下を抑えることができる。
When a plurality of pixels whose input data is
また入力データがレベル3の画素が図7(e)のように複数連続するとき、インデックスパターンが図7(a)のレベル3のようになっていれば、紙面上でのインデックスパターンは図7(f)のようになり、ドットのレイアウトは図7(g)のようになる。すなわち、150%程度の記録密度(記録率)となる中間調領域において、ドット間の重複を効果的に避けることができるので、ドットの重複に伴う濃度の低下を抑えることができる。
Further, when a plurality of
ここで、以降の説明において登場する、記録率と発数との関係について説明する。記録率は、所定の解像度の所定の画素領域に対して吐出口からインクが吐出される割合を示すものである。本実施形態では、600dpiあたりの平均ドット形成数(インクの平均吐出回数)のことを発数という。また、600dpiあたりの平均ドット形成数が「2」の場合(発数が2発の場合)、すなわち、1200dpi×600dpiの各記録画素に1回ずつインクを付与した場合、100%の記録率で記録したものとする。つまり、図7(a)の場合、レベル1では記録率50%、レベル2では記録率100%、レベル3では記録率150%で記録することになる。
Here, the relationship between the recording rate and the number of shots, which will appear in the following description, will be described. The recording rate indicates the ratio of ink ejected from the ejection port to a predetermined pixel region having a predetermined resolution. In the present embodiment, the average number of dots formed per 600 dpi (the average number of times ink is ejected) is referred to as the number of shots. Further, when the average number of dots formed per 600 dpi is "2" (when the number of shots is two), that is, when ink is applied once to each recording pixel of 1200 dpi x 600 dpi, the recording rate is 100%. It shall be recorded. That is, in the case of FIG. 7A, recording is performed at a recording rate of 50% at
図8は、図7とは異なるインデックスパターンを用いる場合の図である。図8のインデックスパターンよりも図7のインデックスパターンの方が好ましく、本実施形態では図7のインデックスパターンを用いる例を説明するが、以下、図8のインデックスパターンが好ましくない理由を説明する。 FIG. 8 is a diagram when an index pattern different from that of FIG. 7 is used. The index pattern of FIG. 7 is preferable to the index pattern of FIG. 8, and an example of using the index pattern of FIG. 7 will be described in the present embodiment, but the reason why the index pattern of FIG. 8 is not preferable will be described below.
図8(a)のインデックスパターンは、レベル3のインデックスパターンが、図7(a)のインデックスパターンと異なっている。図8(a)で示すように、レベル3を、いずれの記録画素にも2ドットが記録されるようにインデックス展開をすることにより、600dpiあたりの発数を3発から4発に増やすことも可能である。つまり、図7(a)では、レベル3の記録率が150%であるのに対し、図8(a)では、レベル3の記録率を200%にしている。
In the index pattern of FIG. 8A, the
しかしながら、入力された量子化データが、図8(b)である場合を想定するとインデックスパターンが図8(a)のレベル3のようになっているため、紙面上でのインデックスパターンは図8(c)のようになる。図8(c)のインデックスパターン全体でみた場合の発数は、図7(f)と同じである。このように、図7(f)と図8(c)とは同じ発数であるものの、図8(c)のドットのレイアウトは、図8(d)のようになり、図7(g)に比べて濃度が低下してしまう。これは、図8(d)は、図7(g)に比べて重複ドットが形成される領域が大きくなるため、相対的に濃度が低下してしまうからである。また、発数を4発まで増やしてしまうと紙面上でのインクのあふれなども懸念される。よって、本実施形態では図7に示したインデックスパターンを採用し、上限を大ドット3発相当として濃度の向上を図っている。なお、ここで示したインデックスパターンに限定するものではなく、例えばレベル数を増やすことにより階調数を増やしてもよい。
However, assuming that the input quantization data is shown in FIG. 8 (b), the index pattern is as shown in
<大中小ドット分解>
次に、本実施形態において、各インクに関して、吐出口のサイズに応じた記録率となるように濃度データを分解する処理の詳細を説明する。本実施形態では、約5plの吐出口列で吐出されるドットを大ドット、約2plの吐出口列で吐出されるドットを中ドット、約1plの吐出口列で吐出されるドットを小ドットと呼ぶ。本実施形態では、γ補正処理部603で行われるγ補正の際に、大ドット、中ドット、小ドットへの濃度データの分解を色毎に行う。具体的には図9、図11〜図14で示される関係を満たす1次元のLUTを参照し、入力階調値に従い各ドットの濃度データに分解する。つまり、γ補正処理部603は、各インクの入力階調値(濃度データ)を、図9、図11〜図14で示される関係を満たす1次元のLUTを用いてγ補正し、各ドットに対応する濃度データに変換する。その後、図6で説明したように、変換後の濃度データを用いて量子化処理、インデックス展開処理が行われる。つまり、図9、図11〜図14で示される関係は、入力階調値(濃度データ)を各ドットに対応する濃度データに変換し、量子化処理およびインデックス展開処理が行われた後に形成されるドットの数との関係を示している。なお、大ドット、中ドット、小ドットの分解はγ補正処理部603での実施に限定するものではなく、たとえばインク色分解処理部602で行われてもよい。
<Large, medium and small dot decomposition>
Next, in the present embodiment, the details of the process of decomposing the density data so as to have the recording rate according to the size of the ejection port for each ink will be described. In the present embodiment, the dots discharged in the discharge port row of about 5 pl are referred to as large dots, the dots discharged in the discharge port row of about 2 pl are referred to as medium dots, and the dots discharged in the discharge port row of about 1 pl are referred to as small dots. Call. In the present embodiment, when the gamma correction is performed by the gamma
<気流影響を受けやすいブラックの分解>
図9は、第1の記録モードにおけるブラックインクの吐出口列群LG(K1)およびLG(K2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドットの平均ドット形成数の関係を示す図である。第1の記録モードとは、気流影響を受けやすい記録モードのことであり、本実施形態では2パス記録方式の記録モードのことである。なお、前述したように、本実施形態では、600dpiあたりの平均ドット形成数が2発の場合、記録率が100%である。600dpiあたりの平均ドット形成数が1発の場合、記録率は50%となる。
<Disassembly of black that is easily affected by airflow>
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the average number of large dots and medium dots formed per 600 dpi with respect to the input gradation values of the black ink ejection port row groups LG (K1) and LG (K2) in the first recording mode. Is. The first recording mode is a recording mode that is easily affected by airflow, and in the present embodiment, it is a recording mode of a two-pass recording method. As described above, in the present embodiment, when the average number of dots formed per 600 dpi is 2, the recording rate is 100%. When the average number of dots formed per 600 dpi is one, the recording rate is 50%.
図9に示すように、ブラックの入力階調値が0(第1の階調値)から増えるにつれて、まず中ドット数を単調増加させる。これは、粒状感が目立つ低濃度階調では相対的に小さいドットを用いたほうが粒状感の低減が図れるためである。続いて、階調値21(第2の階調値)に到達するまで中ドット数を増加させる。階調値21(第2の階調値)に到達後、中ドット数を減少させ、同時に大ドット数を増加させる。なお、第2の階調値以上である第3の階調値を越えた場合に中ドットを減少させてもよい。つまり、階調値21を越えると中ドットを減少させてもよいし、階調値21より大きい所定の階調値を越えると中ドットを減少させてもよい。中ドットを減少させる理由は、ブラックインクのLG(K1)、LG(K2)の中ドットの吐出口列がイエローインクの吐出口列群LG(Y)に隣接していることによる気流影響を避けるためである。
As shown in FIG. 9, as the input gradation value of black increases from 0 (first gradation value), the number of medium dots is first monotonically increased. This is because the graininess can be reduced by using relatively small dots in the low density gradation in which the graininess is conspicuous. Subsequently, the number of medium dots is increased until the gradation value 21 (second gradation value) is reached. After reaching the gradation value 21 (second gradation value), the number of medium dots is decreased, and at the same time, the number of large dots is increased. The middle dots may be reduced when the third gradation value, which is equal to or higher than the second gradation value, is exceeded. That is, when the
図4に示すように、イエローインクの吐出口列群LG(Y)は、2つの大ドットの吐出口列から構成されている。吐出口のサイズが大きいほど、かつ、吐出口列の数が多いほど、発生する気流は強くなる。このため、ブラックインクのLG(K1)、LG(K2)の中ドットの吐出口列は、イエローインクの吐出口列群LG(Y)の気流影響を受けやすい。また、一般に気流影響は、パス分解数が少ないほど顕著となる。1回の走査で吐出するインクの発数が、パス分解数が多い場合よりも増えるからである。本実施形態では、2パス記録方式のため、気流影響による着弾ずれが視認されやすい階調においては、中ドットを用いないように分解する構成としている。 As shown in FIG. 4, the yellow ink ejection port row group LG (Y) is composed of two large dot ejection port rows. The larger the size of the discharge port and the larger the number of discharge port rows, the stronger the generated airflow. Therefore, the discharge port rows of the middle dots of the black ink LG (K1) and LG (K2) are easily affected by the air flow of the yellow ink discharge port row group LG (Y). In general, the effect of airflow becomes more pronounced as the number of path decompositions decreases. This is because the number of inks ejected in one scan is larger than that in the case where the number of pass decompositions is large. In this embodiment, since the two-pass recording method is used, the gradation is decomposed so that the middle dots are not used in the gradation in which the landing deviation due to the influence of the air flow is easily visually recognized.
なお、大ドット数は、中ドット数の減少と同時に増加させる必要はなく、中ドット数が減少に転じる前に増加させてもよい。すなわち、大ドットが増加する階調値は、階調値21以下(第2の階調値以下)でもよい。中ドットが減少する前であれば階調の逆転は発生しないからである。その後、階調値56(第5の階調値)で中ドット数はゼロとなり、ゼロで一定階調維持される。ブラックは、明度が低く着弾ズレが生じた場合に視認され易い。従って、本実施形態では、中ドット数をゼロで一定階調維持する形態としている。ただし、ドット数はゼロに限定されるものではなく、減少していればよい。
The number of large dots does not need to be increased at the same time as the number of medium dots decreases, and may be increased before the number of medium dots starts to decrease. That is, the gradation value in which the large dots increase may be the
その後、階調値243(第4の階調値)を越えると中ドット数を再度増加させる。これは、最大階調値での再現可能な最大濃度の向上を目的として実施される。階調値243(第4の階調値)における大ドットの平均ドット形成数は2発以上(記録率が100%以上)となっている。最大階調値まで中ドット数、大ドット数はともに単調増加し、最大階調値で大ドットは600dpi当たり2.75発、中ドットは0.625発となる。ただし、本実施形態に矛盾のない範囲では、この発数に限定されない。中ドット数を再度増加させることによって、最大階調値での再現可能な最大濃度の向上が実現されることについて図10を用いて説明する。 After that, when the gradation value 243 (fourth gradation value) is exceeded, the number of medium dots is increased again. This is done for the purpose of improving the maximum reproducible density at the maximum gradation value. The average number of large dots formed at the gradation value 243 (fourth gradation value) is 2 or more (recording rate is 100% or more). Both the number of medium dots and the number of large dots increase monotonically up to the maximum gradation value, and at the maximum gradation value, the number of large dots is 2.75 per 600 dpi and the number of medium dots is 0.625. However, as long as there is no contradiction in this embodiment, the number of shots is not limited to this. It will be described with reference to FIG. 10 that the improvement of the maximum reproducible density at the maximum gradation value is realized by increasing the number of medium dots again.
図10(a)は、最大階調値の場合に図9の関係を示すLUTを用いて分解されたブラックの中ドットの量子化後のデータである。図10(a)の入力データを図7(a)のインデックスパターンに従って展開すると、紙面上でのインデックスパターンは図10(b)のようになる。図10(b)は、中ドットの600dpi当たりの平均ドット形成数(発数)が、図9の最大階調値のように0.625発となっている。 FIG. 10A is the quantized data of the black middle dots decomposed by using the LUT showing the relationship of FIG. 9 in the case of the maximum gradation value. When the input data of FIG. 10 (a) is developed according to the index pattern of FIG. 7 (a), the index pattern on the paper is as shown in FIG. 10 (b). In FIG. 10B, the average number of dots formed (number of shots) per 600 dpi of medium dots is 0.625 shots as in the maximum gradation value of FIG.
一方、図10(c)は、最大階調値の場合に図9の関係を示すLUTを用いて分解されたブラックの大ドットの量子化後のデータである。図10(c)の入力データを図7(a)のインデックスパターンに従って展開すると、紙面上でのインデックスパターンは図10(d)のようになる。図10(d)は、中ドットの600dpi当たりの平均ドット形成数(発数)が、図9の最大階調値のように2.75発となっている。 On the other hand, FIG. 10 (c) shows the quantized data of the large black dots decomposed by using the LUT showing the relationship of FIG. 9 in the case of the maximum gradation value. When the input data of FIG. 10 (c) is developed according to the index pattern of FIG. 7 (a), the index pattern on the paper is as shown in FIG. 10 (d). In FIG. 10D, the average number of dots formed (number of shots) per 600 dpi of medium dots is 2.75 shots as in the maximum gradation value of FIG.
本実施形態においては、図4に示すように、ブラックインクの大ドットを吐出する吐出口列と中ドットを吐出する吐出口列とは、2400dpiずらした構成となっている。そのため、インクの吐出タイミングを調整することで画素位置を横方向に1200dpiずらせば、大ドットで埋められない空白部を中ドットで埋めることができる。これを図示したものが図10(e)である。図10(e)は、大ドットのインデックスパターンである図10の(d)と、横方向に1200dpiにずらした中ドットのインデックスパターン図10(b)とを重ねたドットのレイアウトである。図10(e)は、大ドットの発数を3発とした図7(g)と比べて、インク消費量は同じである(大ドット2.75発と中ドット0.625発とは、大ドット3発に相当)が、図10(e)の方が再現可能な濃度は高くなる。換言すれば、中ドットを用いる場合、大ドットのみを用いた場合に比べて少ないインク消費量で同じ濃度を再現することができる。なお、横方向に画素位置をずらす方法はこれに限定するものではなく、任意の方法でずらしてよい。 In the present embodiment, as shown in FIG. 4, the discharge port row for ejecting large dots of black ink and the discharge port row for ejecting medium dots are displaced by 2400 dpi. Therefore, if the pixel position is shifted by 1200 dpi in the lateral direction by adjusting the ink ejection timing, the blank portion that cannot be filled with the large dots can be filled with the medium dots. This is illustrated in FIG. 10 (e). FIG. 10 (e) is a dot layout in which the index pattern of large dots (d) of FIG. 10 and the index pattern of medium dots shifted to 1200 dpi in the horizontal direction of FIG. 10 (b) are superimposed. In FIG. 10 (e), the ink consumption is the same as that in FIG. 7 (g) in which the number of large dots is 3 (the large dots 2.75 and the medium dots 0.625 are the same. (Equivalent to 3 large dots), but the reproducible density is higher in FIG. 10 (e). In other words, when medium dots are used, the same density can be reproduced with less ink consumption than when only large dots are used. The method of shifting the pixel position in the horizontal direction is not limited to this, and the pixel position may be shifted by any method.
イエローの大ドットによる気流影響があるなかで、ブラックの中ドットを用いることができるのは、最大階調値に近い階調は、紙面上の濃度が高く中ドットのよれによるムラが見えにくい階調であるためである。なお、図8を用いて前述したように、単純に紙面への打ち込み量を増やすだけであれば、2パス記録の場合、大ドットのみを600dpi当たり4発まで記録可能ではある。しかし、大ドットのみを4発記録した場合には中ドットを併用した場合に比べインク記録率に対する濃度が低く、またインクを打ち込みすぎることによるあふれなど画像弊害が発生する可能性がある。 Among the influence of airflow due to the large yellow dots, the black medium dots can be used because the gradation close to the maximum gradation value has a high density on the paper surface and unevenness due to the wobbling of the medium dots is difficult to see. This is because it is a key. As described above with reference to FIG. 8, if the amount of printing on the paper surface is simply increased, in the case of 2-pass recording, only large dots can be recorded up to 4 shots per 600 dpi. However, when only four large dots are recorded, the density with respect to the ink recording rate is lower than when the medium dots are used in combination, and there is a possibility that image harmful effects such as overflow due to excessive ink injection may occur.
なお、図9においては、最大入力階調値255の中ドット数は、階調値21の中ドット数よりも多い例を示しているが、最大入力階調値と階調値21の中ドットの発数の関係はこれに限定するものではない。
Although FIG. 9 shows an example in which the number of medium dots of the maximum
また、これまでの説明では、イエローの大ドットによる気流影響があることを前提に説明を行った。ここで、イエローの階調値が小さい場合、イエローインクの記録率も小さくなるので、ブラックの中ドットの着弾位置をずらしてしまうほどの気流が生じないことがある。従って、イエローの階調値に応じて参照するブラックのLUTを異ならせるなど処理を異ならせる制御も考えられる。しかしながら、イエローの階調値に応じて処理を変える場合、処理が複雑化し、コストアップに繋がる場合がある。よって、本実施形態では、入力された画像データ(イエローの階調値)に拠らずに、図9に示すようなブラックの大・中ドットの分解を行うことで、濃淡ムラが生じることを抑制している。 In addition, the explanation so far has been made on the premise that there is an airflow effect due to the large yellow dots. Here, when the gradation value of yellow is small, the recording rate of yellow ink is also small, so that an air flow that shifts the landing position of the middle dot of black may not be generated. Therefore, it is conceivable to control different processes such as different black LUTs to be referred to according to the yellow gradation value. However, when the processing is changed according to the gradation value of yellow, the processing becomes complicated and may lead to an increase in cost. Therefore, in the present embodiment, it is possible that shading unevenness occurs by decomposing the large and medium dots of black as shown in FIG. 9 without depending on the input image data (yellow gradation value). It is suppressing.
<気流の影響を受けにくいマゼンタ、シアンの分解>
図11は、第1の記録モードにおけるマゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドット、小ドットのドット形成数の関係を示す図である。図4に示すように、マゼンタインクの吐出口列は、イエローの吐出口列とは離間しているので、イエローインクの吐出による気流の影響を受けにくい。このため、図9で示すブラックインクの場合と異なり、気流によってずれやすい中ドットや小ドットの記録率を抑えなくてよい。以下、図11を用いて具体的に説明する。
<Decomposition of magenta and cyan, which are not easily affected by airflow>
FIG. 11 shows the relationship between the number of large dots, medium dots, and small dots formed per 600 dpi with respect to the input gradation values of the magenta ink ejection port rows LG (M1) and LG (M2) in the first recording mode. It is a figure which shows. As shown in FIG. 4, since the magenta ink ejection port row is separated from the yellow ejection port row, it is not easily affected by the air flow due to the yellow ink ejection. Therefore, unlike the case of the black ink shown in FIG. 9, it is not necessary to suppress the recording rate of medium dots and small dots that are easily displaced by the air flow. Hereinafter, a specific description will be given with reference to FIG.
入力階調値が階調値0から増えるにつれて、まず小ドット数を単調増加させる。続いて、階調値55(第8の階調値)に到達後、小ドット数を維持し、同時に中ドット数を増加させる。中ドットは、第8の階調値以上の第9の階調値から増加してよい。その後、階調値116(第9の階調値)で、小ドット数を減少させ、中ドット数を維持しつつ、大ドットを増加させる。大ドットは、第9の階調値以上の第10の階調値から増加してよい。なお、小ドット、中ドットの上限ドット数は濃淡ムラに応じて決定される。階調値178で小ドット数がゼロとなり、中ドット数が上昇を開始し、大ドット数は維持される。階調値183で中ドット数が維持され、大ドットが最大入力階調値まで単調増加する。
As the input gradation value increases from the
なお、各大中小ドット数は前述したドット数に限定されるものではなく、階調の逆転が発生しない限り適宜組み合わされてよい。 The number of large, medium and small dots is not limited to the number of dots described above, and may be appropriately combined as long as gradation reversal does not occur.
このように、マゼンタインクはブラックインクと異なり、各ドット数が一度減少して再度増加する階調はない。これは、マゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)はイエローインクの吐出口列群LG(Y)に隣接していないため、イエローの大ドットによる気流影響を受けにくいからである。気流の影響を受けにくい場合、ブラックのように気流影響を考慮して中ドットや小ドットを所定の中間調でゼロにしなくてもよい。同じ階調を再現する場合、大ドットのみを用いる場合よりも、中ドットや小ドットを用いる方がドットの被覆面積を大きくすることができる。したがって、気流の影響を受けにくい場合、中ドットや小ドットを用いることで、粒状感が小さく好ましい画質を得ることができる。 As described above, unlike the black ink, the magenta ink does not have a gradation in which the number of dots decreases once and then increases again. This is because the magenta ink ejection port row group LG (M1) and LG (M2) are not adjacent to the yellow ink ejection port row group LG (Y), so that they are not easily affected by the air flow caused by the large yellow dots. be. When it is not easily affected by the air flow, it is not necessary to set the middle dots and small dots to zero in a predetermined halftone in consideration of the influence of the air flow as in black. When reproducing the same gradation, it is possible to increase the dot coverage area by using medium dots or small dots as compared with the case of using only large dots. Therefore, when it is not easily affected by the air flow, it is possible to obtain a preferable image quality with a small graininess by using medium dots or small dots.
図11は、マゼンタインクの関係を示す図であるとして説明したが、シアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドット、小ドットのドット形成数の関係も同様である。図4に示すようにシアンインクの吐出口列も、イエローの吐出口列とは離間しているので、イエローインクの吐出による気流の影響を受けにくいからである。 Although FIG. 11 has been described as a diagram showing the relationship between magenta inks, large dots, medium dots, and small dots per 600 dpi with respect to the input gradation values of the cyan ink ejection port rows LG (C1) and LG (C2) have been described. The same applies to the relationship between the number of dots formed. This is because, as shown in FIG. 4, the cyan ink ejection port row is also separated from the yellow ejection port row, so that it is not easily affected by the air flow due to the yellow ink ejection.
<気流の影響を受けにくいブラックの分解>
図12は、第1の記録モードとは異なる第2の記録モードでのブラックインクの吐出口列群LG(K1)およびLG(K2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドットのドット形成数の関係を示す図である。第2の記録モードは、第1の記録モードよりパス分解数が多い記録モードである。このため、気流の影響が第1の記録モードよりも少ない。従って、図12は、図9とは異なる関係を示している。以下、具体的に説明する。
<Decomposition of black that is not easily affected by airflow>
FIG. 12 shows large dots and medium dots per 600 dpi with respect to the input gradation values of the black ink ejection port rows LG (K1) and LG (K2) in the second recording mode different from the first recording mode. It is a figure which shows the relationship of the number of dots formation. The second recording mode is a recording mode in which the number of path decompositions is larger than that of the first recording mode. Therefore, the influence of the air flow is less than that of the first recording mode. Therefore, FIG. 12 shows a relationship different from that of FIG. Hereinafter, a specific description will be given.
図12では、入力階調値が階調値0(第1の階調値)から増えるにつれて、まず中ドット数を単調増加させる。続いて、階調値68(第6の階調値)に到達後、中ドット数を維持し、同時に大ドット数を増加させる。その後、階調値241(第7の階調値)で、中ドット数を減少させ、大ドットを引き続き増加させ、最大入力階調値まで継続する。このように、第2の記録モードでは、図9の例とは異なり、中ドット数を一度減少させ、再度増加させる大ドットと中ドットの関係ではない。なぜなら、気流影響はパス数の少ないモードで顕著に発生するからであり、パス数が多いモードでは、ブラックインクのLG(K1)、LG(K2)の中ドットの吐出口列がイエローインクの吐出口列群LG(Y)に隣接していても、気流影響が少ない。このため、ドット数を減少させる必要がないからである。大中小の各ドット数は前述したドット数に限定されるものではなく、階調の逆転が発生しない範囲内で適宜組み合わされてよい。 In FIG. 12, as the input gradation value increases from the gradation value 0 (first gradation value), the number of medium dots is first monotonically increased. Subsequently, after reaching the gradation value 68 (sixth gradation value), the number of medium dots is maintained, and at the same time, the number of large dots is increased. After that, at the gradation value 241 (seventh gradation value), the number of medium dots is decreased, the large dots are continuously increased, and the maximum input gradation value is continued. As described above, in the second recording mode, unlike the example of FIG. 9, there is no relationship between the large dots and the medium dots in which the number of medium dots is decreased once and then increased again. This is because the effect of airflow is remarkable in the mode with a small number of passes, and in the mode with a large number of passes, the discharge port rows of the middle dots of the LG (K1) and LG (K2) of the black ink discharge the yellow ink. Even if it is adjacent to the exit row group LG (Y), the influence of airflow is small. Therefore, it is not necessary to reduce the number of dots. The number of dots of large, medium and small is not limited to the number of dots described above, and may be appropriately combined within a range in which gradation reversal does not occur.
なお、図12の例では、高階調領域では、中ドット数が減少している。高階調領域では、既に紙面上のほぼ全ての領域がドットで被覆されるので、紙白部分が殆ど無くなることになる。このため、中ドットの数を減らしても粒状感が目立ちにくいからである。ただし、必ずしも中ドットの数を減らす必要はなく、維持または増やしてもよい。 In the example of FIG. 12, the number of medium dots is reduced in the high gradation region. In the high gradation region, almost all the regions on the paper surface are already covered with dots, so that the white portion of the paper is almost eliminated. Therefore, even if the number of medium dots is reduced, the graininess is less noticeable. However, it is not always necessary to reduce the number of medium dots, and it may be maintained or increased.
以上説明したように、本実施形態では、他の吐出口列からの吐出に伴う気流の発生に由来する濃淡ムラを低減した記録を行うことができる。また、気流の影響を受けやすい吐出口列であっても、最大階調値において大ドットと小ドットを併用した記録が行なわれるので、再現可能な濃度を向上させることができる。 As described above, in the present embodiment, it is possible to perform recording in which the shading unevenness caused by the generation of the air flow accompanying the discharge from the other discharge port rows is reduced. Further, even in the discharge port row that is easily affected by the air flow, since the recording is performed by using the large dots and the small dots together at the maximum gradation value, the reproducible density can be improved.
<<第2の実施形態>>
第1の実施形態では、他の吐出口に影響を及ぼす気流は、イエローインクの吐出口列群LG(Y)である例を説明した。そして、イエローインクの吐出口列群LG(Y)に隣接するブラックインクの吐出口列群LG(K1)、LG(K2)のドット形成数に関する形態を、第1の記録モードと第2の記録モードのそれぞれについて説明した。また、イエローインクの吐出口列群LG(Y)に隣接しないマゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)のドット形成数に関する形態を説明した。
<< Second Embodiment >>
In the first embodiment, an example has been described in which the airflow affecting the other ejection ports is the yellow ink ejection port row group LG (Y). Then, the first recording mode and the second recording are described in the form relating to the number of dots formed in the black ink ejection port row groups LG (K1) and LG (K2) adjacent to the yellow ink ejection port row group LG (Y). Each of the modes has been described. In addition, a form relating to the number of dots formed in the magenta ink ejection port row groups LG (M1) and LG (M2) that are not adjacent to the yellow ink ejection port row group LG (Y) has been described.
本実施形態では、イエローインクの吐出口列群LG(Y)以外の吐出口列が、他の吐出口に影響を及ぼす気流の発生源となる場合を考慮した形態を説明する。具体的には、マゼンタインクの吐出口列が、隣接するシアンインクの吐出口列に影響を及ぼす気流の発生源となる場合の形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。 In the present embodiment, a mode considering a case where a discharge port row other than the yellow ink discharge port row group LG (Y) becomes a source of an air flow affecting other discharge ports will be described. Specifically, a mode in which the magenta ink ejection port row becomes a source of airflow that affects the adjacent cyan ink ejection port row will be described. The description of the same part as that of the first embodiment described above will be omitted.
本実施形態では、シアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)に隣接するマゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)のドット形成数に関する説明を行う。すなわち、気流の影響を生じさせる側のマゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)のドット形成数に関する説明を行う。また、気流の影響を受ける側のシアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)のドット形成数に関する説明も行う。 In the present embodiment, the number of dots formed in the magenta ink ejection port row groups LG (M1) and LG (M2) adjacent to the cyan ink ejection port row groups LG (C1) and LG (C2) will be described. That is, the number of dots formed in the magenta ink ejection port row groups LG (M1) and LG (M2) on the side that causes the influence of the air flow will be described. In addition, the number of dots formed in the cyan ink ejection port row groups LG (C1) and LG (C2) on the side affected by the air flow will also be described.
<他の吐出口列に影響を及ぼすマゼンタの分解>
図13は、第1の記録モードにおけるマゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドット、小ドットのドット形成数の関係を示す図である。図13では、マゼンタインクの吐出口列が、シアンインクの吐出口列に影響を及ぼす気流の発生源となり得る場合を考慮し、図11とは異なる関係を示す図となっている。以下、具体的に説明する。
<Disassembly of magenta that affects other outlet rows>
FIG. 13 shows the relationship between the number of large dots, medium dots, and small dots formed per 600 dpi with respect to the input gradation values of the magenta ink ejection port rows LG (M1) and LG (M2) in the first recording mode. It is a figure which shows. FIG. 13 is a diagram showing a relationship different from that of FIG. 11 in consideration of a case where the magenta ink ejection port row can be a source of an air flow that affects the cyan ink ejection port row. Hereinafter, a specific description will be given.
入力階調値が階調値0から増えるにつれて、まず小ドット数を単調増加させる。続いて、階調値55(第11の階調値)に到達後、小ドット数を維持し、同時に中ドット数を増加させる。中ドットは、第11の階調値以上の第14の階調値から増加してよい。その後、階調値116(第12の階調値)で、小ドット数を減少させ、中ドット数を維持しつつ、大ドット数を増加させる。その後、大ドット数は最大階調値まで単調増加する。ここまでは第1の実施形態と同様である。
As the input gradation value increases from the
続いて、階調値171(第15の階調値)で小ドット数がゼロとなり、中ドット数が減少を開始する。図11と異なり中ドット数が減少しているのは、マゼンタインクの中ドットと大ドットによるシアンインクの小ドットと中ドットへの気流影響の緩和を目的としている。マゼンタ中ドットを減らすことでマゼンタインクの総発数が相対的に減少することにより、マゼンタインクによるシアンインクへの気流影響を低減し、シアンインクの着弾よれを緩和できる。なお、発生気流の強さは、ドットサイズおよび発数に依存する。図13では、中ドットが減少している階調値においては、図11と比べて大ドットの発数が微増している。このように、図13では、中ドットが減少している階調値においては、大ドットの発数が微増する分、大ドット由来の気流は多少強まるものの、中ドットの発数が減少することにより、中ドット由来の気流影響は弱くなる。このため、総合的に見た場合、図13の関係を示すLUTを採用する方が、図9の関係を示すLUTを採用するよりも、気流の影響が弱まることになる。 Subsequently, at the gradation value 171 (15th gradation value), the number of small dots becomes zero, and the number of medium dots starts to decrease. Unlike FIG. 11, the reason why the number of medium dots is reduced is to mitigate the influence of the airflow on the small dots and medium dots of cyan ink by the medium dots and large dots of magenta ink. By reducing the dots in the magenta, the total number of magenta ink shots is relatively reduced, so that the influence of the airflow on the cyan ink by the magenta ink can be reduced and the impact of the cyan ink can be alleviated. The strength of the generated airflow depends on the dot size and the number of shots. In FIG. 13, in the gradation value in which the middle dots are reduced, the number of large dots is slightly increased as compared with FIG. As described above, in FIG. 13, at the gradation value in which the number of medium dots is decreasing, the number of occurrences of medium dots decreases as the number of occurrences of large dots increases slightly, although the airflow derived from the large dots becomes slightly stronger. As a result, the influence of airflow derived from the middle dots is weakened. Therefore, when viewed comprehensively, the influence of the air flow is weaker when the LUT showing the relationship shown in FIG. 13 is adopted than when the LUT showing the relationship shown in FIG. 9 is adopted.
その後、階調値181より中ドット数が維持され、階調値220(第16の階調値)で中ドット数が再び増加を始め、最大階調値まで増加する。中ドット数を増加させる理由は、第1の実施形態で説明したように、再現可能な最大濃度を向上させるためである。また、マゼンタインクが最大階調近辺まで階調値が高い場合、紙面上は殆どマゼンタインクのドットで埋め尽くされることになる。このため、マゼンタインクが最大階調の近辺である場合、シアンインクが仮にずれて着弾しても、紙白面積は変わらない(マゼンタで埋め尽くされている)ので、シアンインクのズレは視認されない。このため、マゼンタインクの気流によるシアンインクのムラが見えにくい最大階調近辺においては、シアンインクの濃淡ムラによる画質の劣化を防ぎつつマゼンタインクの再現可能な最大濃度を向上させることができる。また、中ドットだけではなく、階調値220から小ドットと中ドットの両方でドット数を増やしても同様の効果が期待され、更に階調値220(第13の階調値)から小ドットのみドット数を増やしてもよい。
After that, the number of medium dots is maintained from the
<気流の影響を受けるシアンの分解>
図14は、第1の記録モードにおけるシアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)の入力階調値に対する600dpiあたりの大ドット、中ドット、小ドットのドット形成数の関係を示す図である。図14は、マゼンタインクの気流の影響を考慮した構成となっている。以下、具体的に説明する。
<Decomposition of cyan affected by airflow>
FIG. 14 shows the relationship between the number of large dots, medium dots, and small dots formed per 600 dpi with respect to the input gradation values of the cyan ink ejection port rows LG (C1) and LG (C2) in the first recording mode. It is a figure which shows. FIG. 14 has a configuration in which the influence of the air flow of magenta ink is taken into consideration. Hereinafter, a specific description will be given.
入力階調値が0から増えるにつれて、まず小ドット数を単調増加させる。続いて、階調値41に到達後、小ドット数を維持し、同時に中ドット数を増加させる。その後、階調値82で、小ドット数を減少させ、中ドット数を維持しつつ、大ドット数を増加させる。小ドット、中ドットのドット形成数は気流影響緩和のため600dpiあたり第1の実施形態で説明した図11に比べ少なくしている。これにより、シアンインクについては、小ドットと中ドットとは、600dpiあたりに2発ドットを配置しないために、全領域が埋まらないためマゼンタの気流影響による着弾ずれが視認しにくくなる。その後、大ドット数は最大階調値まで単調増加する。なお、第1の実施形態において気流の影響を受けやすいブラックインクの中ドットは、所定の階調では発数をゼロに近づけていた(図9参照)。ブラックインクは明度が低く、他の色に比べてムラが視認されやすいからである。シアンインクは、ブラックインクほど明度が低くないので、図14のように、気流の影響を避けつつ中ドットおよび小ドットの数ができるだけ多くなるように維持している。
As the input gradation value increases from 0, the number of small dots is first monotonically increased. Subsequently, after reaching the
続いて、階調値125で小ドット数がゼロとなり、中ドット数が減少を開始し、階調値166で中ドット数がゼロとなる。最後に、階調値220で中ドット数が再び増加を始め、最大階調値まで単調増加する。中ドット数を増加させる理由は、第1の実施形態で説明したように、再現可能な最大濃度を向上させるためである。また、シアンインクが最大階調近辺まで階調値が高い場合、紙面上は殆どシアンインクのドットで埋め尽くされることになる。このため、シアンインクが仮にずれて着弾しても、紙白面積は変わらない(シアンで埋め尽くされている)ので、シアンインクのズレは視認されない。このため、マゼンタインクの気流によるシアンインクのムラが見えにくい最大階調近辺においては、シアンインクの濃淡ムラによる画質の劣化を防ぎつつシアンインクの再現可能な最大濃度を向上させることができる。また、中ドットだけではなくではなく、階調値220から小ドットと中ドットの両方でドット数を増やしても同様の効果が期待され、更に階調値220から小ドットのみドット数を増やしてもよい。
Subsequently, the number of small dots becomes zero at the
なお、シアンインクのみを本実施形態で述べた図14に示す関係とし、マゼンタインクは第1の実施形態で述べた第1の記録モードでのマゼンタインク(図11)と同様の使い方としても一定の効果が得られる。同様に、マゼンタインクのみ本実施形態で述べた図13に示す関係とし、シアンインクは第1の実施形態で述べた第1の記録モードでのシアンインク(図11)と同様の使い方としてもよい。 It should be noted that only the cyan ink has the relationship shown in FIG. 14 described in the present embodiment, and the magenta ink can be used in the same manner as the magenta ink (FIG. 11) in the first recording mode described in the first embodiment. The effect of is obtained. Similarly, only the magenta ink has the relationship shown in FIG. 13 described in the present embodiment, and the cyan ink may be used in the same manner as the cyan ink (FIG. 11) in the first recording mode described in the first embodiment. ..
なお、各大中小ドット数は前述したドット数に限定されるものではなく、階調の逆転が発生しない限り適宜組み合わされてよい。また、マゼンタインクに限定するものではなく、同じノズル構成であればインクへの限定はない。更に、シアンインクの吐出口列群LG(C1)、LG(C2)、マゼンタインクの吐出口列群LG(M1)、LG(M2)は小ドットがない各吐出口列群の構成であっても同様の効果が期待される。 The number of large, medium and small dots is not limited to the number of dots described above, and may be appropriately combined as long as gradation reversal does not occur. Further, the ink is not limited to magenta ink, and is not limited to ink as long as it has the same nozzle configuration. Further, the cyan ink discharge port row groups LG (C1) and LG (C2), and the magenta ink discharge port row groups LG (M1) and LG (M2) are configured as each discharge port row group without small dots. Is expected to have the same effect.
<その他の実施形態>
以上説明した各実施形態ではシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックインクの吐出口列群の他、シアンとマゼンタによって再現可能なブルー色相における色ずれを低減するためにブルーインクの吐出口列群を有する形態について記載した。しかしながら、他の形態による実施も可能である。例えば、マゼンタとイエローによって再現可能なレッド色相における色ずれを低減するため、レッドインクの吐出口列群を有する場合であっても、上述した実施形態におけるブルーインクの吐出口列群と同様の構成をとることができる。イエローとシアンによって再現可能なグリーン色相における色ずれを低減するためにグリーンインクの吐出口列群を有する場合や、吐出量のばらつきに由来するグレー色相における色ずれを低減するためにグレーインクの場合においても同様である。
<Other Embodiments>
In each of the above-described embodiments, in addition to the cyan, magenta, yellow, and black ink ejection port rows, a blue ink ejection port row group is provided in order to reduce the color shift in the blue hue that can be reproduced by cyan and magenta. Was described. However, implementation in other forms is also possible. For example, in order to reduce the color shift in the red hue that can be reproduced by magenta and yellow, even if the red ink ejection port row group is provided, the configuration is the same as that of the blue ink ejection port row group in the above-described embodiment. Can be taken. In the case of having a group of green ink ejection ports to reduce the color shift in the green hue that can be reproduced by yellow and cyan, or in the case of gray ink in order to reduce the color shift in the gray hue due to the variation in the ejection amount. The same applies to.
なお、以上説明した各実施形態では、記録ヘッドの往復走査と記録媒体の搬送とを交互に行って記録媒体上の全域に記録を行う形態について記載したが、他の形態による実施も可能である。例えば、記録ヘッドを片方向のみに走査させて記録を行う形態であっても良い。更に、記録媒体の幅方向全域に亘って延在する長尺な記録ヘッドを用い、記録ヘッドに対して記録媒体を搬送させながらインクを吐出して記録を行う、所謂フルライン型の記録装置であっても各実施形態に記載の構成をとることができる。 In each of the above-described embodiments, the mode in which the reciprocating scanning of the recording head and the transport of the recording medium are alternately performed to record over the entire area on the recording medium has been described, but other embodiments are also possible. .. For example, the recording head may be scanned in only one direction for recording. Further, a so-called full-line type recording device that uses a long recording head extending over the entire width direction of the recording medium and ejects ink while transporting the recording medium to the recording head for recording. Even if there is, the configuration described in each embodiment can be adopted.
また、以上に説明した各実施形態では、吐出口径が大きい吐出口列が、直径約16μmの吐出口から構成される形態を説明した。吐出口径が中程度の吐出口列が、直径約12μmの吐出口から構成される形態を説明した。吐出口径が小さい吐出口列が、直径約9μmの吐出口から構成される形態を説明した。しかしながら、これらの例に限られるものではなく、吐出口の大小関係がおおよそ三段階に分かれていれば各実施形態と同様の構成をとることができる。例えば、第1の吐出口列が、長径約8μm、短径約7μmの楕円型の吐出口から構成されてもよい。第2の吐出口列が、長径約6μm、短径約5μmの楕円型の吐出口から構成されてもよい。第3の吐出口列が、長径約4μm、短径約3μmの楕円型の吐出口から構成されてもよい。このような形態であっても、第1の吐出口列を吐出口径が大きい吐出口列、第2の吐出口列を吐出口径が中程度の吐出口列、第3の吐出口列を吐出口径が小さい吐出口列として扱うことにより、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。 Further, in each of the above-described embodiments, a mode in which a discharge port row having a large discharge port diameter is composed of a discharge port having a diameter of about 16 μm has been described. A form in which a discharge port row having a medium discharge port diameter is composed of a discharge port having a diameter of about 12 μm has been described. A form in which a discharge port row having a small discharge port diameter is composed of a discharge port having a diameter of about 9 μm has been described. However, the present invention is not limited to these examples, and the same configuration as in each embodiment can be adopted as long as the magnitude relationship of the discharge port is roughly divided into three stages. For example, the first discharge port row may be composed of an elliptical discharge port having a major axis of about 8 μm and a minor axis of about 7 μm. The second discharge port row may be composed of an elliptical discharge port having a major axis of about 6 μm and a minor axis of about 5 μm. The third discharge port row may be composed of an elliptical discharge port having a major axis of about 4 μm and a minor axis of about 3 μm. Even in such a form, the first discharge port row is a discharge port row having a large discharge port diameter, the second discharge port row is a discharge port row having a medium discharge port diameter, and the third discharge port row is a discharge port diameter. The same effect as that of the above-described embodiment can be obtained by treating the discharge port row as having a small size.
また、以上に説明した各実施形態では、図4に示すように各吐出口列が配置されていることを前提とした形態である。各吐出口列の配列が、図4に示す形態とは異なる場合、吐出口列の配列に応じて上述した実施形態を適宜変更して適用することができる。 Further, in each of the embodiments described above, it is a premise that each discharge port row is arranged as shown in FIG. When the arrangement of each discharge port row is different from the form shown in FIG. 4, the above-described embodiment can be appropriately modified and applied according to the arrangement of the discharge port rows.
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。 The present invention supplies a program that realizes one or more functions of the above-described embodiment to a system or device via a network or storage medium, and one or more processors in the computer of the system or device reads and executes the program. It can also be realized by the processing to be performed. It can also be realized by a circuit (for example, ASIC) that realizes one or more functions.
200 主制御部
201 CPU
603 γ補正処理部
605 インデックス展開処理部
200
603 γ
Claims (19)
前記第1の吐出口列群に隣接し、前記第1の吐出口列群で吐出されるインクとは異なるインクを吐出するための第2の吐出口列群と、
を少なくとも有する記録ヘッドを備えた記録装置に用いられる、各吐出口の吐出または不吐出を示す記録データを生成する画像処理装置であって、
階調値を示す画像データを取得する取得手段と、
前記取得した画像データに基づいて、前記第1の吐出口列において、所定の解像度の所定の画素領域に対して吐出されるインクの割合を示す記録率が、
階調値の増加に伴って第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第2の階調値まで増加し、
前記第2の階調値以上である第3の階調値を超えると減少し、
前記第3の階調値より大きい第4の階調値を超えると増加するように、前記記録データを生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 A first discharge port row including a first discharge port row in which discharge ports having a first diameter are arranged and a second discharge port row in which discharge ports having a second diameter larger than the first diameter are arranged are included. A first ejection port row group for ejecting ink, and
A second ejection port row group adjacent to the first ejection port row group and for ejecting ink different from the ink ejected by the first ejection port row group.
An image processing device used in a recording device provided with a recording head having at least one of the above, which generates recording data indicating discharge or non-discharge of each discharge port.
An acquisition means for acquiring image data indicating a gradation value, and
Based on the acquired image data, in the first ejection port row, a recording rate indicating the ratio of ink ejected to a predetermined pixel region having a predetermined resolution is determined.
As the gradation value increases, it increases from the first gradation value to the second gradation value larger than the first gradation value.
When the third gradation value, which is equal to or higher than the second gradation value, is exceeded, the value decreases.
A generation means for generating the recorded data so as to increase when the fourth gradation value larger than the third gradation value is exceeded.
An image processing device comprising.
第1の記録モードと、前記第1の記録モードよりも単位領域に対する走査の回数が多い第2の記録モードとを切り替え可能であり、
前記生成手段は、
前記第1の記録モードにおいては、前記第1の吐出口列の前記第1のインクの記録率が、
階調値の増加に伴って前記第1の階調値から前記第2の階調値まで増加し、
前記第3の階調値を超えると減少し、
前記第4の階調値を超えると増加するように前記記録データを生成し、
前記第2の記録モードにおいては、前記第1の吐出口列の前記第1のインクの記録率が、
階調値の増加に伴って前記第1の階調値から、前記第2の階調値より大きい第6の階調値まで増加し、最大階調値までゼロとならないように前記記録データを生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。 The recording device is
It is possible to switch between the first recording mode and the second recording mode in which the number of scans to the unit area is larger than that of the first recording mode.
The generation means
In the first recording mode, the recording rate of the first ink in the first ejection port row is
As the gradation value increases, the gradation value increases from the first gradation value to the second gradation value.
It decreases when the third gradation value is exceeded,
The recorded data is generated so as to increase when the fourth gradation value is exceeded.
In the second recording mode, the recording rate of the first ink in the first ejection port row is
As the gradation value increases, the recorded data is recorded so that the first gradation value increases to a sixth gradation value larger than the second gradation value and does not become zero up to the maximum gradation value. The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein the image processing apparatus is generated.
前記第2の吐出口列群として、前記第2の吐出口列を2つ以上含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。 The recording head
The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 8, wherein the second discharge port row group includes two or more of the second discharge port rows.
前記第1の径より小さい第3の吐出口が配列された第3の吐出口列と、前記第1の吐出口列と、前記第2の吐出口列とを含み、前記第1の吐出口列群および前記第2の吐出口列群で吐出されるインクとは異なるインクを吐出するための第3の吐出口列群をさらに有し、
前記第3の吐出口列群と前記第2の吐出口列群とが隣接しないように配置されていることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 The recording head
The first discharge port includes a third discharge port row in which a third discharge port smaller than the first diameter is arranged, the first discharge port row, and the second discharge port row. Further having a third ejection port row group for ejecting ink different from the ink ejected in the row group and the second ejection port row group.
The image processing apparatus according to claim 9, wherein the third discharge port row group and the second discharge port row group are arranged so as not to be adjacent to each other.
前記第3の吐出口列群における前記第3の吐出口列の記録率が、
階調値の増加に伴って前記第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第8の階調値まで増加し、
前記第8の階調値以上である第9の階調値を超えると減少し、
前記第3の吐出口列群における前記第1の吐出口列の記録率が、
階調値の増加に伴って前記第8の階調値以上の第9の階調値から増加し、その後は減少せず、
前記第3の吐出口列群における前記第2の吐出口列の記録率が、
階調値の増加に伴って前記第9の階調値より大きい第10の階調値から増加し、その後は減少しないように前記記録データを生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 The generation means
The recording rate of the third discharge port row in the third discharge port row group is
As the gradation value increases, the first gradation value increases to an eighth gradation value larger than the first gradation value.
When the ninth gradation value, which is equal to or higher than the eighth gradation value, is exceeded, the value decreases.
The recording rate of the first discharge port row in the third discharge port row group is
As the gradation value increases, it increases from the ninth gradation value equal to or higher than the eighth gradation value, and does not decrease thereafter.
The recording rate of the second discharge port row in the third discharge port row group is
The tenth aspect of claim 10, wherein the recorded data is generated so that the tenth gradation value larger than the ninth gradation value increases with the increase of the gradation value and does not decrease thereafter. Image processing device.
前記第3の吐出口列群における前記第3の吐出口列の記録率が、
階調値の増加に伴って前記第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第11の階調値まで増加し、
前記第11の階調値以上である第12の階調値を超えると減少し、
前記第12の階調値以上である第13の階調値を超えると増加するように前記記録データを生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 The generation means
The recording rate of the third discharge port row in the third discharge port row group is
As the gradation value increases, the first gradation value increases to the eleventh gradation value larger than the first gradation value.
It decreases when the 12th gradation value, which is equal to or higher than the 11th gradation value, is exceeded.
The image processing apparatus according to claim 10, wherein the recorded data is generated so as to increase when the thirteenth gradation value, which is equal to or higher than the twelfth gradation value, is exceeded.
前記第3の吐出口列群における前記第1の吐出口列の記録率が、
階調値の増加に伴って前記第1の階調値より大きい第11の階調値以上の第14の階調値から増加し、
前記第14の階調値以上である第15の階調値を超えると減少し、
前記第15の階調値以上である第16の階調値を超えると増加するように前記記録データを生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 The generation means
The recording rate of the first discharge port row in the third discharge port row group is
As the gradation value increases, it increases from the 14th gradation value which is larger than the first gradation value and is equal to or higher than the 11th gradation value.
It decreases when the 15th gradation value, which is equal to or higher than the 14th gradation value, is exceeded.
The image processing apparatus according to claim 10, wherein the recorded data is generated so as to increase when the 16th gradation value, which is equal to or higher than the 15th gradation value, is exceeded.
前記生成手段は、
各インク色に分解されている階調値を、前記記録率に従って、前記吐出口列のそれぞれでの記録で用いられる階調値に変換し、
変換された階調値に基づいて量子化処理を行い、
量子化されたデータに基づくインデックス展開処理を経て前記記録データの生成を行なうことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の画像処理装置。 The acquisition means acquires data indicating gradation values decomposed into each ink color as the image data, and obtains the data.
The generation means
The gradation value decomposed into each ink color is converted into the gradation value used for recording in each of the ejection port rows according to the recording rate.
Quantization processing is performed based on the converted gradation value,
The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 14, wherein the recorded data is generated through an index expansion process based on the quantized data.
前記第1の吐出口列群に隣接し、前記第1の吐出口列群で吐出されるインクとは異なるインクを吐出するための第2の吐出口列群と、
を少なくとも有する記録ヘッドを備えた記録装置であって、
前記第1の吐出口列において、所定の解像度の所定の画素領域に対して吐出されるインクの割合を示す記録率は、
階調値の増加に伴って第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第2の階調値まで増加し、
前記第2の階調値以上である第3の階調値を超えると減少し、
前記第3の階調値より大きい第4の階調値を超えると増加することを特徴とする記録装置。 A first discharge port row including a first discharge port row in which discharge ports having a first diameter are arranged and a second discharge port row in which discharge ports having a second diameter larger than the first diameter are arranged are included. A first ejection port row group for ejecting ink, and
A second ejection port row group adjacent to the first ejection port row group and for ejecting ink different from the ink ejected by the first ejection port row group.
A recording device having a recording head having at least
In the first ejection port row, the recording rate indicating the ratio of the ink ejected to the predetermined pixel region of the predetermined resolution is
As the gradation value increases, it increases from the first gradation value to the second gradation value larger than the first gradation value.
When the third gradation value, which is equal to or higher than the second gradation value, is exceeded, the value decreases.
A recording device characterized in that it increases when a fourth gradation value larger than the third gradation value is exceeded.
前記第2の吐出口列群として、前記第2の吐出口列を2つ以上含むことを特徴とする請求項16に記載の記録装置。 The recording head
The recording device according to claim 16, wherein the second discharge port row group includes two or more of the second discharge port rows.
前記第1の吐出口列群に隣接し、前記第1の吐出口列群で吐出されるインクとは異なるインクを吐出するための第2の吐出口列群と、
を少なくとも有する記録ヘッドを備えた記録装置に用いられる、各吐出口の吐出または不吐出を示す記録データを生成する記録データ生成方法であって、
階調値を示す画像データを取得する取得ステップと、
前記取得した画像データに基づいて、前記第1の吐出口列において、所定の解像度の所定の画素領域に対して吐出されるインクの割合を示す記録率が、
階調値の増加に伴って第1の階調値から前記第1の階調値より大きい第2の階調値まで増加し、
前記第2の階調値以上である第3の階調値を超えると減少し、
前記第3の階調値より大きい第4の階調値を超えると増加するように、前記記録データを生成するステップと
を備えることを特徴とする記録データ生成方法。 A first discharge port row including a first discharge port row in which discharge ports having a first diameter are arranged and a second discharge port row in which discharge ports having a second diameter larger than the first diameter are arranged are included. A first ejection port row group for ejecting ink, and
A second ejection port row group adjacent to the first ejection port row group and for ejecting ink different from the ink ejected by the first ejection port row group.
A recording data generation method for generating recording data indicating discharge or non-discharge of each discharge port, which is used in a recording device provided with a recording head having at least.
An acquisition step for acquiring image data indicating a gradation value, and
Based on the acquired image data, in the first ejection port row, a recording rate indicating the ratio of ink ejected to a predetermined pixel region having a predetermined resolution is determined.
As the gradation value increases, it increases from the first gradation value to the second gradation value larger than the first gradation value.
When the third gradation value, which is equal to or higher than the second gradation value, is exceeded, the value decreases.
A method for generating recorded data, which comprises a step of generating the recorded data so that the value increases when the fourth gradation value larger than the third gradation value is exceeded.
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