本開示の様々な態様は、情報を区分することに関する。メッセージは、一度に送信されるには長すぎることがある。たとえば、節電モードで動作しているデバイスまたはある特定の位置にあるデバイスによって送信され得るビットの数には、限りがあることがある。本開示は、いくつかの態様では、パケット境界(たとえば、いくつかのフレームまたはサブフレーム)にまたがってメッセージを送信することに関する。本開示は、いくつかの態様では、ブロードキャスト情報ブロック(BIB)を区分し、得られたセグメントをブロードキャスト情報(BI)ウィンドウ境界にまたがって送信することに関する。いくつかの態様では、この情報はオーバーヘッドチャネルを介して送信され得る。この区分化を容易にするために、区分化についての情報が、送信機から受信機へ送信される情報に含まれ得る。たとえば、第1のセグメントがセグメントの数を示すことがあり、後続のセグメントがセグメント番号を示すことがある。
本出願は、いくつかの態様では、特定の基準に基づく動的な区分化に関する。たとえば、区分するかどうか、またはどのように区分するかの判断は、ブロードキャストデータに対する基準に基づき得る。いくつかの場合、この基準はデバイス(たとえば、衛星)の電力モードまたは位置に関する。たとえば、区分化は、どの電力モードに衛星があるかに基づいて(たとえば、衛星が節電モードにあるときに区分化が有効にされ得る)、または衛星がどこに位置するか(たとえば、地球の極の近く)に基づいて、ネットワークによって有効または無効にされ得る。いくつかの場合、この基準は割り振られたウィンドウサイズに関し得る。別の例として、ネットワークは、衛星が節電モードにある場合、1つのウィンドウの間にすべてのセグメントを送信することを選び得る。いくつかの態様では、本開示は、オーバーヘッドメッセージを区分し、複数のサブフレーム(または他の境界)にわたって区分されたオーバーヘッドメッセージを送信することに関する。
特定の実施例を対象とする以下の説明および関係する図面において、本開示の態様が説明される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の実施例が考案され得る。加えて、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細に説明されず、または省略される。
図1は、非静止軌道、たとえば地球低軌道(LEO)にある複数の衛星を含む(ただし例示をわかりやすくするために1つの衛星300のみが示されている)衛星通信システム100、衛星300と通信している(たとえば、衛星ゲートウェイまたは衛星ネットワークポータルに対応する)地上ネットワーク(GN)200、衛星300と通信している複数のUT400および401、ならびにUT400および401とそれぞれ通信している複数のユーザ機器(UE)500および501の例を示す。各UE500または501は、モバイルデバイス、電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、オーディオビジュアルデバイス、またはUTと通信する能力を含む任意のデバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。加えて、UE500および/またはUE501は、1つまたは複数のエンドユーザデバイスと通信するために使用されるデバイス(たとえば、アクセスポイント、スモールセルなど)であり得る。図1に示される例では、UT400およびUE500は、双方向アクセスリンク(順方向アクセスリンクおよびリターンアクセスリンクを有する)を介して互いに通信し、同様に、UT401およびUE501は、別の双方向アクセスリンクを介して互いに通信する。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)は、受信のみを行うように、したがって、順方向アクセスリンクのみを使用してUTと通信するように構成され得る。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)も、UT400またはUT401と通信し得る。代替的に、UTおよび対応するUEは、たとえば、衛星と直接通信するための内蔵衛星トランシーバおよびアンテナを有する携帯電話などの、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
GN200は、インターネット108への、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークへのアクセス権を有し得る。図1に示される例では、GN200はインフラストラクチャ106と通信しており、インフラストラクチャ106は、インターネット108、または1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークにアクセスすることが可能である。GN200はまた、たとえば、光ファイバー網または公衆交換電話網(PSTN)110などの固定回線網を含む、様々なタイプの通信バックホールに結合され得る。さらに、代替的な実装形態では、GN200は、インフラストラクチャ106を使用せずに、インターネット108、PSTN110、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークとインターフェースし得る。またさらに、GN200は、インフラストラクチャ106を通じてGN201などの他のGNと通信することがあり、または代替的に、インフラストラクチャ106を使用せずにGN201と通信するように構成されることがある。インフラストラクチャ106は、全体または一部が、ネットワーク制御センター(NCC)、衛星制御センター(SCC)、有線および/もしくはワイヤレスコアネットワーク、ならびに/または、衛星通信システム100の動作および/もしくは衛星通信システム100との通信を支援するために使用される任意の他の構成要素もしくはシステムを含み得る。
両方の方向への衛星300とGN200との間の通信はフィーダリンクと呼ばれ、両方の方向への衛星とUT400および401の各々との間の通信はサービスリンクと呼ばれる。衛星300から、GN200またはUT400および401の1つであり得る地上局への単一の経路は、一般的にダウンリンクと呼ばれ得る。地上局から衛星300への単一の経路は、一般的にアップリンクと呼ばれ得る。加えて、示されるように、信号は、順方向リンクおよびリターンリンク(または逆方向リンク)などの、全般的な方向性を有し得る。したがって、GN200から始まり衛星300を通ってUT400において終端する方向の通信リンクは順方向リンクと呼ばれ、UT400から始まり衛星300を通ってGN200において終端する方向の通信リンクはリターンまたは逆方向リンクと呼ばれる。したがって、図1では、GN200から衛星300への信号経路は「順方向フィーダリンク」112と名付けられ、一方で、衛星300からGN200への信号経路は「リターンフィーダリンク」114と名付けられる。同様にして、図1では、各UT400または401から衛星300への信号経路は「リターンサービスリンク」116と名付けられ、一方で、衛星300から各UT400または401への信号経路は「順方向サービスリンク」118と名付けられる。
本明細書の教示によれば、衛星通信システム100は区分された情報を通信する。いくつかの実装形態では、GN200は、区分された情報を通信し、かつ/またはその情報に対する区分化を決定する、コントローラ122を含む。いくつかの実装形態では、コントローラ122は、区分された情報を受信し、区分された情報をUTに転送する。いくつかの実装形態では、コントローラ122は、区分された情報を生成し、区分された情報124をUTに転送し、かつ/または、区分された情報を受信してセグメントを組み立て直す。いくつかの実装形態では、UT400は、区分された情報を受信してセグメントを組み立て直す、かつ/または区分された情報を生成して送信する、コントローラ126を含む。衛星通信システム100の他の構成要素は、対応するコントローラも含み得る。たとえば、他のSNP、衛星、およびUT(図示せず)は対応するコントローラを含み得る。
図2は、GN200の例示的なブロック図であり、これは図1のGN201にも当てはまり得る。GN200は、いくつかのアンテナ205、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース230、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース240、GNインターフェース245、およびGNコントローラ250を含むものとして示されている。RFサブシステム210は、アンテナ205およびデジタルサブシステム220に結合される。デジタルサブシステム220は、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびGNインターフェース245に結合される。GNコントローラ250は、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびGNインターフェース245に結合される。
いくつかのRFトランシーバ212と、RFコントローラ214と、アンテナコントローラ216とを含み得るRFサブシステム210は、順方向フィーダリンク301Fを介して衛星300に通信信号を送信することができ、リターンフィーダリンク301Rを介して衛星300から通信信号を受信することができる。簡潔にするために示されていないが、RFトランシーバ212の各々は、送信チェーンおよび受信チェーンを含み得る。各受信チェーンは、受信された通信信号をよく知られている方式でそれぞれ増幅およびダウンコンバートするための、低雑音増幅器(LNA)およびダウンコンバータ(たとえば、ミキサ)を含み得る。加えて、各受信チェーンは、(たとえば、デジタルサブシステム220による処理のために)受信された通信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するための、アナログデジタルコンバータ(ADC)を含み得る。各送信チェーンは、衛星300に送信されるべき通信信号をよく知られている方式でそれぞれアップコンバートおよび増幅するための、アップコンバータ(たとえば、ミキサ)および電力増幅器(PA)を含み得る。加えて、各送信チェーンは、デジタルサブシステム220から受信されたデジタル信号を、衛星300へ送信されるべきアナログ信号に変換するための、デジタルアナログコンバータ(DAC)を含み得る。
RFコントローラ214は、いくつかのRFトランシーバ212の様々な態様(たとえば、搬送波周波数の選択、周波数および位相の較正、利得の設定など)を制御するために使用され得る。アンテナコントローラ216は、アンテナ205の様々な態様(たとえば、ビームフォーミング、ビームステアリング、利得の設定、周波数の調整など)を制御し得る。
デジタルサブシステム220は、いくつかのデジタル受信機モジュール222、いくつかのデジタル送信機モジュール224、ベースバンド(BB)プロセッサ226、および制御(CTRL)プロセッサ228を含み得る。デジタルサブシステム220は、RFサブシステム210から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をPSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240に転送することができ、PSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をRFサブシステム210に転送することができる。
各デジタル受信機モジュール222は、GN200とUT400との間の通信を管理するために使用される、信号処理要素に相当し得る。RFトランシーバ212の受信チェーンの1つが、複数のデジタル受信機モジュール222に入力信号を提供することができる。いくつかのデジタル受信機モジュール222が、任意の所与の時間において扱われている衛星ビームおよびあり得るダイバーシティモード信号のすべてを受け入れるために使用され得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル受信機モジュール222は、1つまたは複数のデジタルデータ受信機、サーチャ受信機、ならびにダイバーシティ合成器およびデコーダ回路を含み得る。サーチャ受信機は、搬送波信号の適切なダイバーシティモードを探索するために使用されることがあり、パイロット信号(または他の比較的変化しないパターンの強い信号)を探索するために使用されることがある。
デジタル送信機モジュール224は、衛星300を介してUT400に送信されるべき信号を処理し得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル送信機モジュール224は、送信のためにデータを変調する送信変調器を含み得る。各送信変調器の送信電力は、(1)干渉の低減およびリソースの割振りの目的で最低レベルの電力を適用し、(2)送信経路の減衰および他の経路転送特性を補償するために必要とされるときに適切なレベルの電力を適用することができる、対応するデジタル送信電力コントローラ(簡潔にするために示されていない)によって制御され得る。
デジタル受信機モジュール222、デジタル送信機モジュール224、およびベースバンドプロセッサ226に結合される制御プロセッサ228は、限定はされないが、信号処理、タイミング信号生成、電力制御、ハンドオフ制御、ダイバーシティ合成、およびシステムとのインターフェースなどの機能をもたらすための、コマンドおよび制御信号を提供し得る。
制御プロセッサ228は、パイロットの生成および電力、同期、ならびにページングチャネル信号およびその送信電力コントローラへの結合(簡潔にするために図示されず)も制御し得る。パイロットチャネルは、データによって変調されない信号であり、反復的な変化しないパターンまたは変動しないフレーム構造タイプ(パターン)またはトーンタイプの入力を使用し得る。たとえば、パイロット信号のためのチャネルを形成するために使用される直交関数は一般に、すべて1もしくはすべて0などの定数値を、または、1と0が散在する構造化されたパターンなどのよく知られている反復的なパターンを有する。
ベースバンドプロセッサ226は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。たとえば、ベースバンドプロセッサ226は、(限定はされないが)コーダ、データモデム、ならびにデジタルデータの切替えおよび記憶の構成要素などの、様々な既知の要素を含み得る。
PSTNインターフェース230は、図1に示されているように、直接、または追加のインフラストラクチャ106を通じて、外部PSTNに通信信号を提供し、外部PSTNから通信信号を受信し得る。LANインターフェース230は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。他の実装形態では、PSTNインターフェース230は省略されることがあり、または、GN200を地上のネットワーク(たとえば、インターネット)に接続する任意の他の適切なインターフェースにより置き換えられることがある。
LANインターフェース240は、外部のLANに通信信号を提供し、外部のLANから通信信号を受信し得る。たとえば、LANインターフェース240は、図1に示されるように、直接、または追加のインフラストラクチャ106を通じてインターネット108に結合され得る。LANインターフェース240は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。
GNインターフェース245は、図1の衛星通信システム100と関連付けられる1つまたは複数の他のGNへ/から(かつ/または、簡潔にするために示されていない他の衛星通信システムと関連付けられるGNへ/から)通信信号を提供し、通信信号を受信し得る。いくつかの実装形態では、GNインターフェース245は、1つまたは複数の専用通信線またはチャネル(簡潔にするために示されていない)を介して他のGNと通信し得る。他の実装形態では、GNインターフェース245は、PSTN110および/またはインターネット108などの他のネットワーク(図1も参照)を使用して、他のGNと通信し得る。少なくとも1つの実装形態では、GNインターフェース245は、インフラストラクチャ106を介して他のGNと通信し得る。
全体的なGN制御は、GNコントローラ250によって提供され得る。GNコントローラ250は、GN200による衛星300のリソースの利用を計画して制御し得る。たとえば、GNコントローラ250は、傾向を分析し、トラフィック計画を生成し、衛星リソースを割り振り、衛星の場所を監視(または追跡)し、GN200および/または衛星300の性能を監視し得る。GNコントローラ250はまた、衛星300の軌道を維持して監視し、衛星使用情報をGN200に中継し、衛星300の場所を追跡し、かつ/または衛星300の様々なチャネルの設定を調整する、地上の衛星コントローラ(簡潔にするために示されていない)に結合され得る。
図2に示される例示的な実装形態では、GNコントローラ250は、ローカルの時間、周波数、および場所の基準251を含み、これらは、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、ならびに/またはインターフェース230、240、および245に、ローカルの時間または周波数の情報を提供し得る。時間または周波数の情報は、GN200の様々な構成要素を互いに、かつ/または衛星300と同期するために使用され得る。ローカルの時間、周波数、および場所の基準251はまた、GN200の様々な構成要素に衛星300の場所情報(たとえば、エフェメリスデータ)を提供し得る。さらに、GNコントローラ250に含まれるものとして図2では図示されているが、他の実装形態では、ローカルの時間、周波数、および場所の基準251は、GNコントローラ250に(かつ/またはデジタルサブシステム220およびRFサブシステム210のうちの1つまたは複数に)結合される別個のサブシステムであり得る。
簡潔にするために図2には示されていないが、GNコントローラ250はまた、ネットワーク制御センター(NCC)および/または衛星制御センター(SCC)に結合され得る。たとえば、GNコントローラ250は、SCCが衛星300と直接通信すること、たとえば衛星300からエフェメリスデータを取り出すことを可能にし得る。GNコントローラ250はまた、GNコントローラ250が(たとえば、適切な衛星300の)アンテナ205を適切に狙うこと、ビーム送信をスケジューリングすること、ハンドオフを調整すること、および様々な他のよく知られている機能を実行することを可能にする、(たとえば、SCCおよび/またはNCCからの)処理された情報を受信し得る。
GNコントローラ250は、本明細書において教示されるようなGN200のための区分化関連動作を独立にまたは協調して実行する、処理回路232、メモリデバイス234、またはセグメントコントローラ236のうちの1つまたは複数を含み得る。ある例示的な実装形態では、処理回路232は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。別の例示的な実装形態では、処理回路232(たとえば、プロセッサの形態の)は、メモリデバイス234に記憶されているコードを実行して、これらの動作の一部またはすべてを実行する。別の例示的な実装形態では、セグメントコントローラ236は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。GNコントローラ250に含まれるものとして図2では図示されているが、他の実装形態では、処理回路232、メモリデバイス234、またはセグメントコントローラ236のうちの1つまたは複数は、GNコントローラ250に(かつ/またはデジタルサブシステム220およびRFサブシステム210のうちの1つまたは複数に)結合される別個のサブシステムであり得る。いくつかの態様では、処理回路232、メモリデバイス234、またはセグメントコントローラ236のうちの1つまたは複数が、図1のコントローラ122に相当し得る。
図3は、説明のみを目的とした、衛星300の例示的なブロック図である。具体的な衛星の構成は、大きく変わり得ること、およびオンボード処理を含むことも含まないこともあることが、理解されるだろう。さらに、単一の衛星として示されているが、衛星間通信を使用する2つ以上の衛星が、GN200とUT400との間の機能的な接続を提供し得る。本開示はいかなる特定の衛星の構成にも限定されず、GN200とUT400との間の機能的な接続を提供できる任意の衛星または衛星の組合せが、本開示の範囲内にあると見なされ得ることが理解されるだろう。一例では、衛星300は、順方向トランスポンダ310、リターントランスポンダ320、発振器330、コントローラ340、順方向リンクアンテナ351および352(1)〜352(N)、ならびにリターンリンクアンテナ362および361(1)〜361(N)を含むものとして示されている。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得る順方向トランスポンダ310は、第1のバンドパスフィルタ311(1)〜311(N)のそれぞれ1つ、第1の低雑音増幅器(LNA)312(1)〜312(N)のそれぞれ1つ、周波数変換器313(1)〜313(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA314(1)〜314(N)のそれぞれ1つ、第2のバンドパスフィルタ315(1)〜315(N)のそれぞれ1つ、および電力増幅器(PA)316(1)〜316(N)のそれぞれ1つを含み得る。PA316(1)〜316(N)の各々は、図3に示されるように、アンテナ352(1)〜352(N)のそれぞれ1つに結合される。
それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ311は、それぞれの順方向経路FPのチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの順方向経路FPのチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、第1のバンドパスフィルタ311の通過帯域は、それぞれの順方向経路FPと関連付けられるチャネルの幅に対応する。第1のLNA312は、受信された通信信号を、周波数変換器313による処理に適切なレベルまで増幅する。周波数変換器313は、それぞれの順方向経路FPにおける通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からUT400への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA314は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ315は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。PA316は、それぞれのアンテナ352を介したUT400への送信に適した電力レベルへ、フィルタリングされた信号を増幅する。ある数(N)のリターン経路RP(1)〜RP(N)を含むリターントランスポンダ320は、アンテナ361(1)〜361(N)を介してリターンサービスリンク302Rに沿って通信信号をUT400から通信信号を受信し、アンテナ362のうちの1つまたは複数を介してリターンフィーダリンク301Rに沿って通信信号をGN200に送信する。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得るリターン経路RP(1)〜RP(N)の各々は、アンテナ361(1)〜361(N)のそれぞれ1つに結合されることがあり、第1のバンドパスフィルタ321(1)〜321(N)のそれぞれ1つ、第1のLNA322(1)〜322(N)のそれぞれ1つ、周波数変換器323(1)〜323(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA324(1)〜324(N)のそれぞれ1つ、および第2のバンドパスフィルタ325(1)〜325(N)のそれぞれ1つを含み得る。
それぞれのリターン経路RP(1)〜RP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ321は、それぞれの逆方向経路RPのチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの逆方向経路RPのチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、第1のバンドパスフィルタ321の通過帯域は、いくつかの実装形態では、それぞれのリターン経路RPと関連付けられるチャネルの幅に対応し得る。第1のLNA322は、すべての受信された通信信号を、周波数変換器323による処理に適切なレベルまで増幅する。周波数変換器323は、それぞれのリターン経路RPにおける通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からGN200への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA324は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ325は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。リターン経路RP(1)〜RP(N)からの信号は、合成されて、PA326を介して1つまたは複数のアンテナ362へ提供される。PA326は、GN200への送信のために、合成された信号を増幅する。
発振信号を生成する任意の適切な回路またはデバイスであり得る発振器330は、順方向トランスポンダ310の周波数変換器313(1)〜313(N)に順方向ローカル発振器信号LO(F)を提供し、リターントランスポンダ320の周波数変換器323(1)〜323(N)にリターンローカル発振器信号LO(R)を提供する。たとえば、LO(F)信号は、GN200から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からUT400への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数変換器313(1)〜313(N)によって使用され得る。LO(R)信号は、UT400から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からGN200への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数変換器323(1)〜323(N)によって使用され得る。
順方向トランスポンダ310、リターントランスポンダ320、および発振器330に結合されるコントローラ340は、(限定はされないが)チャネルの割振りを含む衛星300の様々な動作を制御し得る。一態様では、コントローラ340は、メモリ(たとえば、メモリデバイス366)に結合された処理回路364(たとえば、プロセッサ)を含み得る。メモリは、処理回路364によって実行されると、衛星300に、(限定はされないが)本明細書において説明される動作を含む動作を実行させる命令を記憶した、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの、1つまたは複数の非揮発性メモリ素子)を含み得る。
図4は、説明のみを目的とした、UT400またはUT401の例示的なブロック図である。具体的なUTの構成は大きく変わり得ることを理解されたい。したがって、本開示はいかなる特定のUTの構成にも限定されず、衛星300とUE500または501との間の機能的な接続を提供することができるあらゆるUTが、本開示の範囲内にあると見なされ得る。
UTは、様々な適用例において使用され得る。いくつかのシナリオでは、UTはセルラーバックホールを提供し得る。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、妨害から守るための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは企業の環境において展開され得る(たとえば、建物の屋根に置かれ得る)。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、比較的高いバックホール帯域幅を提供するための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは住宅の環境において展開され得る(たとえば、家の屋根に置かれ得る)。この場合、UTはより小さな(かつ比較的安価な)アンテナを有し、データサービスに対する固定アクセス(たとえば、インターネットアクセス)を提供し得る。いくつかのシナリオでは、UTは海の環境において展開され得る(たとえば、クルーズ船、貨物船などに置かれ得る)。この場合、UTは、比較的大きなアンテナおよび/または複数のアンテナ(たとえば、妨害を防ぎ、比較的高帯域幅のデータサービス提供するための)を有し得る。いくつかのシナリオでは、UTは車両に展開され得る(たとえば、ファーストレスポンダ、緊急隊員などにより携帯され得る)。この場合、UTは、より小さなアンテナを有し、特定のエリア(たとえば、セルラーサービスが圏外である場所)に一時的なインターネットアクセスを提供するために使用され得る。他のシナリオが可能である。
特定のUTの構成は、UTが使用される用途に依存し得る。たとえば、アンテナのタイプ、アンテナの形状、アンテナの量、サポートされる帯域幅、サポートされる送信出力、受信機の感度などは、対応する用途に依存し得る。一例として、平面アンテナ(比較的目立たない)が航空機の用途において使用され得る。
図4の例では、UTはトランシーバを含むように示されており、少なくとも1つのアンテナ410が順方向リンク通信信号を(たとえば、衛星300から)受信するために設けられ、順方向リンク通信信号はアナログ受信機414へ転送され、そこでダウンコンバートされ、増幅され、デジタル化される。同じアンテナが送信機能と受信機能の両方を提供することを可能にするために、デュプレクサ要素412が使用されることが多い。代替的に、UTトランシーバは、異なる送信周波数および受信周波数における動作のために別々のアンテナを利用し得る。
アナログ受信機414によって出力されたデジタル通信信号は、少なくとも1つのデジタルデータ受信機416Aおよび少なくとも1つのサーチャ受信機418に転送される。関連技術の当業者には明らかなように、追加のデジタルデータ受信機(たとえば、デジタルデータ受信機416Nによって代表されるような)が、トランシーバの複雑さの許容可能なレベルに応じて、所望のレベルの信号ダイバーシティを得るために使用され得る。
少なくとも1つのユーザ端末制御プロセッサ420は、デジタルデータ受信機416A〜416Nおよびサーチャ受信機418に結合される。制御プロセッサ420は、機能の中でもとりわけ、基本的な信号処理、タイミング、電力およびハンドオフの制御または協調、ならびに信号搬送波のために使用される周波数の選択を提供する。制御プロセッサ420によって実行され得る別の基本的な制御機能は、様々な信号波形を処理するために使用されるべき機能の選択または操作である。制御プロセッサ420による信号処理は、相対的な信号強度の決定および様々な関連する信号パラメータの計算を含み得る。タイミングおよび周波数などの信号パラメータのそのような計算は、測定における効率もしくは速度の向上、または制御処理リソースの割振りの改善をもたらすための、追加のまたは別個の専用回路の使用を含み得る。
デジタルデータ受信機416A〜416Nの出力は、UT400内のデジタルベースバンド回路422に結合される。デジタルベースバンド回路422は、たとえば、図1に示されるような、UE500との間で情報を転送するために使用される処理および提示要素を含む。図4を参照すると、ダイバーシティ信号処理が利用される場合、デジタルベースバンド回路422は、ダイバーシティ合成器およびデコーダ(図示されず)を含み得る。これらの要素の一部は、制御プロセッサ420の制御下で、または制御プロセッサ420と通信して動作することもできる。
音声データまたは他のデータがUT400から始まる出力メッセージまたは通信信号として準備されるとき、デジタルベースバンド回路422は、送信のために所望のデータを受信し、記憶し、処理し、別様に準備するために使用される。デジタルベースバンド回路422は、制御プロセッサ420の制御下で動作する送信変調器426に、このデータを提供する。送信変調器426の出力は、アンテナ410から衛星(たとえば、衛星300)への出力信号の最終的な送信のために出力電力制御を送信電力増幅器430に提供する、電力コントローラ428に転送される。
図4において、UTトランシーバは、制御プロセッサ420と関連付けられるメモリ432も含む。メモリ432は、制御プロセッサ420による実行のための命令、ならびに制御プロセッサ420による処理のためのデータを含み得る。図4に示される例では、メモリ432は、衛星300へのリターンサービスリンクを介してUT400によって送信されるべきRF信号へ適用されるべき時間または周波数の調整を実行するための命令を含み得る。
図4に示される例では、UT400はまた、任意選択のローカルの時間、周波数、および/または場所の基準434(たとえば、GPS受信機)を含み、これは、ローカルの時間、周波数、および/または場所の情報を、たとえばUT400のための時間または周波数の同期を含む様々な用途のために、制御プロセッサ420へ提供することができる。
デジタルデータ受信機416A〜416Nおよびサーチャ受信機418は、特定の信号を復調し追跡するための信号相関要素を用いて構成される。サーチャ受信機418は、パイロット信号、または他の比較的変化しないパターンの強い信号を探索するために使用されるが、デジタルデータ受信機416A〜416Nは、検出されたパイロット信号と関連付けられる他の信号を復調するために使用される。しかしながら、デジタルデータ受信機416は、信号雑音に対する信号チップエネルギーの比率を適切に決定し、パイロット信号強度を策定するために、取得の後にパイロット信号を追跡することを担い得る。したがって、これらのユニットの出力は、パイロット信号または他の信号におけるエネルギー、またはそれらの周波数を決定するために監視され得る。これらの受信機はまた、復調されている信号のための制御プロセッサ420に現在の周波数およびタイミングの情報を提供するために監視され得る、周波数追跡要素を利用する。
制御プロセッサ420は、そのような情報を使用して、同じ周波数帯域にスケーリングされるときに、受信される信号が発振器の周波数からどの程度オフセットされるかを、適宜決定することができる。周波数誤差および周波数シフトに関するこの情報および他の情報が、希望されるように記憶素子またはメモリ素子(たとえば、メモリ432)に記憶され得る。
制御プロセッサ420はまた、UT400と1つまたは複数のUEとの間の通信を可能にするために、UEインターフェース回路450に結合され得る。UEインターフェース回路450は、様々なUE構成との通信のために希望されるように構成され得るので、サポートされる様々なUEと通信するために利用される様々な通信技法に応じて、様々なトランシーバおよび関連する構成要素を含み得る。たとえば、UEインターフェース回路450は、1つまたは複数のアンテナ、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース、および/または、UT400と通信している1つまたは複数のUEと通信するように構成される他の既知の通信技法を含み得る。
制御プロセッサ420は、本明細書において教示されるようなUT400のための区分化関連動作を独立にまたは協調して実行する、処理回路442、メモリデバイス444、またはセグメントコントローラ446のうちの1つまたは複数を含み得る。ある例示的な実装形態では、処理回路442は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。別の例示的な実装形態では、処理回路442(たとえば、プロセッサの形態の)は、メモリデバイス444に記憶されているコードを実行して、これらの動作の一部またはすべてを実行する。別の例示的な実装形態では、セグメントコントローラ446は、これらの動作の一部またはすべてを実行するように構成される(たとえば、プログラムされる)。制御プロセッサ420に含まれるものとして図4では図示されているが、他の実装形態では、処理回路442、メモリデバイス444、またはセグメントコントローラ446のうちの1つまたは複数は、制御プロセッサ420に結合される別個のサブシステムであり得る。いくつかの態様では、処理回路442、メモリデバイス444、またはセグメントコントローラ446のうちの1つまたは複数が、図1のコントローラ126に相当し得る。
図5は、UE500の例を示すブロック図であり、これは図1のUE501にも当てはまり得る。図5に示されるようなUE500は、たとえば、モバイルデバイス、ハンドヘルドコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、または、ユーザと対話することが可能な任意のタイプのデバイスであり得る。加えて、UE500は、様々な最終的なエンドユーザデバイスおよび/または様々なパブリックネットワークもしくはプライベートネットワークへの接続を提供する、ネットワーク側デバイスであり得る。図5に示される例では、UE500は、LANインターフェース502、1つまたは複数のアンテナ504、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ506、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ508、および衛星測位システム(SPS)受信機510を含み得る。SPS受信機510は、全地球測位システム(GPS)、Global Navigation Satellite System(GLONASS)、および/または任意の他の地球規模のもしくは地域的な衛星ベースの測位システムに適合し得る。ある代替的な態様では、UE500は、たとえば、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わないWi-FiトランシーバなどのWLANトランシーバ508、WANトランシーバ506、および/またはSPS受信機510を含み得る。さらに、UE500は、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わない、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)および他の既知の技術などの追加のトランシーバ、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、および/またはSPS受信機510を含み得る。したがって、UE500について示される要素は、単に例示的な構成として与えられ、本明細書において開示される様々な態様によるUEの構成を限定することは意図されていない。
図5に示される例では、プロセッサ512は、LANインターフェース502、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、およびSPS受信機510に接続される。任意選択で、モーションセンサ514および他のセンサもプロセッサ512に結合され得る。
メモリ516はプロセッサ512に接続される。一態様では、メモリ516は、図1に示されるように、UT400へ送信され、かつ/またはUT400から受信され得るデータ518を含み得る。図5を参照すると、メモリ516はまた、たとえば、UT400と通信するための処理ステップを実行するようにプロセッサ512によって実行されることになる、記憶された命令520を含み得る。さらに、UE500はユーザインターフェース522も含むことがあり、ユーザインターフェース522は、プロセッサ512の入力または出力を、たとえば光の、音の、または触覚的な入力もしくは出力を通じてユーザに伝えるための、ハードウェアおよびソフトウェアを含み得る。図5に示される例では、UE500は、ユーザインターフェース522に接続されるマイクロフォン/スピーカ524、キーパッド526、およびディスプレイ528を含む。代替的に、ユーザの触覚的な入力または出力は、たとえば、タッチスクリーンディスプレイを使用することによって、ディスプレイ528と一体化され得る。やはり、図5に示される要素は本明細書において開示されるUEの構成を限定することは意図されず、UE500に含まれる要素は、デバイスの最終的な使用法およびシステムエンジニアの設計上の選択に基づいて変化することが理解されるだろう。
加えて、UE500は、たとえば、図1に示されるようなUT400と通信しているがそれとは別個の、モバイルデバイスまたは外部ネットワーク側デバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。代替的に、UE500およびUT400は、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
図1に示される例では、2つのUT400および401は、ビームカバレッジ内のリターンサービスリンクおよび順方向サービスリンクを介して、衛星300との双方向通信を行い得る。衛星は、ビームカバレッジ内の2つより多くのUTと通信し得る。したがって、UT400および401から衛星300へのリターンサービスリンクは、多数対1のチャネルであり得る。たとえば、UTの一部は移動式であり得るが、他のUTは固定式であり得る。図1に示される例などの衛星通信システムでは、ビームカバレッジ内の複数のUT400および401は、時分割多重化され(TDM'ed)、周波数分割多重化され(FDM'ed)、またはそれらの両方であることがある。
何らかの時点において、UTは別の衛星(図1には示されていない)にハンドオフされる必要があり得る。ハンドオフは、スケジューリングされたイベントまたはスケジューリングされていないイベントによって引き起こされ得る。
スケジューリングされたイベントが原因のハンドオフのいくつかの例が以下に続く。ビーム間および衛星間のハンドオフは、衛星の運動、UTの運動、または衛星ビームがオフされること(たとえば、静止衛星(GEO)の制約が原因で)により引き起こされ得る。ハンドオフはまた、衛星がまだUTの視線(line of sight)の中にある間に、衛星がGNの範囲外に移動することによるものであり得る。
スケジューリングされていないイベントが原因のハンドオフのいくつかの例が以下に続く。ハンドオフは、障害物(たとえば、木)により衛星が遮られることによりトリガされ得る。ハンドオフはまた、降雨減衰または他の大気条件が原因のチャネル品質(たとえば、信号品質)の低下が原因でトリガされ得る。
いくつかの実装形態では、ある特定の時点において、特定の衛星はGNの中の特定のエンティティ(たとえば、ネットワークアクセスコントローラ、NAC)によって制御され得る。したがって、GNはいくつかのNAC(たとえば、図2のGNコントローラ250によって実装される)を有することがあり、それらの各々がGNによって制御される衛星のうちの対応する1つを制御する。加えて、ある所与の衛星が複数のビームをサポートすることがある。したがって、時間とともに、異なるタイプのハンドオフが発生することがある。
ビーム間のハンドオフにおいて、UTは、衛星のあるビームから衛星の別のビームにハンドオフされる。たとえば、静止しているUTにサービスする特定のビームは、サービング衛星が移動するにつれて時間とともに変化し得る。
衛星間のハンドオフにおいて、UTは、現在のサービング衛星(ソース衛星と呼ばれる)から別の衛星(ターゲット衛星と呼ばれる)にハンドオフされる。たとえば、UTは、ソース衛星がUTから離れて移動するにつれて、およびターゲット衛星がUTに向かって移動するにつれて、ターゲット衛星にハンドオフされ得る。
例示的な区分される通信
本開示は、いくつかの態様では、通信のための情報を区分することに関する。図6は、第1の装置602が第2の装置604と通信する通信システム600を示す。本明細書の教示によれば、いくつかのシナリオでは、第1の装置602によって第2の装置に送信される情報606は区分され得る。この目的で、第1の装置602は、送信機610によって送信されるべき情報(たとえば、BIB)がどのように区分されるべきかを決定する、メッセージ区分化コントローラ608を含む。同様に、第2の装置604は、受信機614によって受信されるべき情報(たとえば、BIB)がどのように区分されるかを決定する、メッセージ区分化コントローラ612を含む。いくつかの実装形態では、第1の装置602および第2の装置604はそれぞれ、GN200もしくは201またはUT400もしくは401に相当し得る。
図7は例示的な区分化を示す。単一のBIウィンドウ702(たとえば、単一のサブフレーム、単一のフレーム、または何らかの他の境界)の間に送信されるには大きすぎるBIBは、N個のセグメント704(セグメント0〜セグメントN-1)へと区分される。各セグメント704は次いで、指定されたBIウィンドウ702(たとえば、サブフレームなど)を介して送信される。
衛星通信のための例示的な区分化
本開示は、いくつかの態様では、1つまたは複数の衛星を介して通信される情報を区分することに関する。図8は、データ通信、音声通信、ビデオ通信、または他の通信のためのLEO衛星通信システムなどの、非静止衛星通信システム800の中の衛星806を介してGN804と通信しているUT802を示す。UT802、GN804、および衛星806は、それぞれ、たとえば図1のUT400、GN200、および衛星300に対応し得る。
GN804はネットワークアクセスコントローラ(NAC)812を含み、NAC812の各々が、UT802および他のUT(図示せず)と衛星806(または図示していない何らかの他の衛星)を介して通信するための、1つまたは複数の無線周波数(RF)サブシステム814とインターフェースする。GN804はまた、別のネットワーク820と通信するための、コアネットワーク制御プレーン(CNCP)816およびコアネットワークユーザプレーン(CNUP)818、または他の同様の機能を含む。ネットワーク820は、たとえば、コアネットワーク(たとえば、3G、4G、5Gなど)、イントラネット、またはインターネットのうちの1つまたは複数を表し得る。
GN804は、セグメント制御装置822が情報のブロックをセグメントへと分割するための機能を含む。GNは次いで、衛星806によって中継されるメッセージ824および826を介して、区分された情報をUT802にブロードキャストまたはユニキャストし得る。UT802は、セグメント制御装置828が受信されたセグメントを処理して組み立て直すための機能を含む。区分化はまた、逆方向リンクの方向においても使用され得る。様々な実装形態では、区分されるべき情報は、1つまたは複数の衛星のための近隣セルリストおよび/またはエフェメリス情報を含み得る。
近隣セルリスト
例示的な非静止衛星通信システムの実装形態では、衛星は上または下に向かう経路(たとえば、概ね北から南または南から北の方向)で地球の上空を移動する。地球の自転が、東から西への方向の見かけ上の動きを引き起こす。各UTは、UTが衛星への無線接続を確立できるように、UTが今後のある定められた期間に見ることになる衛星の予想される経路(衛星情報)を取得する。いくつかの態様では、UTは、ネットワークからの(たとえば、GNからの)ブロードキャストメッセージおよび/またはユニキャストメッセージを介して、この衛星情報を受信することができる。この目的で、ネットワークは、UTが容易に近くの衛星の位置を特定できるように、近隣セルリスト(NCL)をそのUTに送信し得る。ある例示的な実装形態では、NCLの要素は、衛星の数、ビームの数、セグメントカウント、シーケンス番号、およびオンスケジュールエントリを含み得る。
いくつかの態様では、UTは、この衛星情報を、それが利用可能ではなく妥当な時間内にネットワークによりUTに提供されていない場合、要求することができる。開示される実装形態は、隣接する軌道面の中の衛星が反対の方向に移動している衛星コンステレーション設計を含めて、すべての経度および緯度の値において機能し得る。開示される実装形態はまた、NCLおよび衛星のエフェメリス情報の明確な記憶と、この情報が古くなった場合にそれを廃棄することとを可能にし得る。
衛星エフェメリス情報
ある例示的な実装形態では、1つの衛星のエフェメリス情報は、以下の8つの要素からなる。他の実装形態では、情報の他のセットおよび/または他のフィールド長が使用されることがある。衛星識別子番号(Id)は、システム内の衛星を一意に識別する。エポック時(T0)は、衛星の予測適合時間を示す。これは、1980年1月1日の00:00:00にt0が設定された秒単位のGPS時間である。軌道長半径(a)は、衛星の楕円形の経路の軌道長半径の長さをメートル単位で示す。離心率(e)は、衛星の楕円形の経路の離心率を示す。近地点引数(w)は、衛星の経路の近地点引数を示す。軌道傾斜角(i)は、衛星の経路の軌道傾斜角を示す。昇交点赤経(Ωまたはオメガ)は、昇交点赤経を示す。エポックにおける平均近点角(M0)は、エポック時における平均近点角を示す。
例示的な区分されるBIB
ブロードキャスト情報ブロック(BIB)は、セルの中のUT(および/またはUE)にシステム情報を搬送する。BIBは、ブロードキャスト情報(BI)メッセージにおいて搬送される。BIメッセージは1つまたは複数のBIBを搬送し得る。BIメッセージは、定期的に発生する単一のブロードキャスト情報ウィンドウ(BIウィンドウ)において送信され得る。BIウィンドウは重複しない。いくつかの実装形態では、ブロードキャスト情報ブロック1(BIB1と本明細書で呼ばれる)は、それぞれの偶数番号の無線フレームのサブフレーム#5において固定されたスケジュールで送信されることがあり、そうすると、そのサブフレームはいずれの他のBIメッセージを送信するためにも使用されない。
図9は、3つのBIウィンドウ(たとえば、BIウィンドウサイズ=5ミリ秒、ms)を伴う例示的なBIBスケジュール(構造)を示す。ある例示的な実装形態では、BIウィンドウ#1(たとえば、BIウィンドウ#1 902)は、160msの周期でブロードキャスト情報ブロック2(BIB2と本明細書で呼ばれる)を搬送する。ある例示的な実装形態では、BIウィンドウ#2(たとえば、BIウィンドウ#2 904)は、80msの周期でブロードキャスト情報ブロック3(BIB3と本明細書で呼ばれる)を搬送する。ある例示的な実装形態では、BIウィンドウ#3(たとえば、BIウィンドウ#3 906)は、40msの周期でブロードキャスト情報ブロック4(BIB4と本明細書で呼ばれる)を搬送する。
近隣セルリスト情報はBIB4メッセージにおいて搬送され得る。たとえば、BIB4は、ブロードキャスト中のビーム/セルのフットプリントのもとにあるUTのすべてに対する次のセル再選択の候補である、近隣セルのすべてについての情報を含み得る。UTは、アイドルモードと接続モードでBIB4を読み取り得る。
エフェメリス情報は、ネットワークからブロードキャスト情報ブロックEメッセージ(BIBeと本明細書で呼ばれる)および無線エフェメリス情報応答メッセージにおいて搬送され得る。UTは、アイドルモードと接続モードでBIBeを読み取り得る。
節電モードおよび他の状況では、利用可能な無線リソースは、より大きなBIBに対しては特に、BIBの内容全体を搬送するのに十分ではないことがある。したがって、BIBを区分する必要があり得る。
いくつかの態様では、本明細書で説明されるシステム情報全体のブロードキャストという解決法は、デバイス(たとえば、ユーザ機器、衛星など)の節電モードのために、または、リソースの限られたセットだけが利用可能であり大きなBIBが区分されなければならない可能性がある、他の動作シナリオのために使用され得る。加えて、より大きなブロードキャスト情報(BI)ウィンドウが、より大きなBIBに対して利用され得る。さらに、複数のBIBウィンドウにまたがるBIBセグメントの再編成のために規則が規定される。
本開示は、いくつかの態様では、図10に示されるようなBIB区分化に関する。ここで与えられる図面は例示を目的とするものにすぎない。異なる実装形態では、異なる情報および/またはパラメータ値が使用され得る。たとえば、本明細書の教示は、(たとえば、近隣セルリストを搬送する)BIB4を区分することに等しく適用可能である。
図10は、異なるサイズのビームリストに対するBIB4構造1000Aおよび1000Bの例を示す。示されるように、BIBeは、ブロードキャスト情報ブロックタイプ1メッセージ(BIB1と本明細書で呼ばれる)の後に続き得る。BIB1に含まれる値タグ(たとえば、値タグ1002)は、図10のBIBeに対するいずれの更新においても変化しないことがある。一例では、BIBeの提案される周期は5.12秒である。
BIBeメッセージ構造は、複数の自己復号可能なBIBeセグメントへの衛星リストおよびエフェメリス情報の区分化をサポートする。衛星のセットのための情報の完全なセット(たとえば、エフェメリス情報を含む)は、シーケンス番号(たとえば、シーケンス番号1004)でマークされる。BIBeの内容が変化すると、シーケンス番号はインクリメントされる。したがって、たとえば、特定のBIBのためのセグメントのすべてが同じシーケンス番号(または何らかの他の適切な識別子)を含み得る。
この衛星リストは、たとえば、利用可能な無線リソースに応じていくつかのセグメントへと分割される。セグメントの総数(たとえば、セグメントカウント1006)およびリフレッシュ期間(たとえば、リフレッシュ期間1008)は、衛星リスト1012の一部のためのエフェメリス情報とともにBIBeの第1のセグメント1010において提供される。すべての後続のセグメント(たとえば、後続のセグメント1014)は、衛星リスト1018の他の部分のためのセグメント番号(たとえば、セグメント番号1016)および情報を搬送する。たとえば、第1の後続のセグメントのセグメント番号は「1」であることがあり、第2の後続のセグメントのセグメント番号は「2」であることがあり、以下同様である。やはり、所与のBIBeのための各セグメントは、リストと関連付けられるシーケンス番号(たとえば、シーケンス番号1020)を含み得る。
UTは、BIBeセグメントの中のシーケンス番号を使用して、複数のBIウィンドウにまたがってBIBeを組み立て直し得る。ある例示的な実装形態では、BIBeメッセージを組み立て直すために使用されるBIBeセグメントはすべて、すべてのそれらのBIBeセグメントにわたって同じシーケンス番号を有し得る。
この場合、UTが再組立のために以前に受信して記憶したBIBeセグメントに含まれるものとは異なるシーケンス番号を伴うBIBeセグメントをUTが受信する場合、UTはすべての以前に受信されたBIBeセグメント(すなわち、最新のBIBeセグメントにおいて受信されたものとは異なるシーケンス番号を有するもの)を廃棄し得る。
通常は、所与のBIBeセグメントは整数個の衛星のためのエフェメリス情報を含む。しかしながら、いくつかの実装形態では、ある特定の衛星のための情報が境界にまたがって延び得る。UTは、すべてのBIBeセグメントが受信されて完全なBIBeが組み立て直される前であっても、個々のBIBeセグメントに含まれる情報を復号して使用し得る。しかしながら、UTがBIBeのすべてのセグメントを受信するとき、BIBeの読取りのみが完了したと見なされ得る。
BIBe読取りの完了は、リフレッシュ期間の開始を表す(たとえば、示す)。リフレッシュ期間は、UTがその間にBIBeの別の読取りを実行する時間長を示す。リフレッシュ期間の値が0に設定される場合、UTはBIBeを読み取ることを試み続け得る。
BIBeに載る衛星の数
BIBeは、次の「リフレッシュ期間」の時間長の中で対応するビームのフットプリントのもとにあるいずれかのUTが「見る」可能性のある、衛星のすべてについての情報を含み得る。したがって、BIBeに含まれる衛星の数は、リフレッシュ期間の関数であり得る。加えて、BIBe(およびBIB4)において示される衛星の数は、現地の緯度ならびに、ブロードキャスト中のビームが下で論じられるような継ぎ目に位置しているかどうかの関数であり得る。
極地領域(Polar Region)の近くでの例示的な動作
異なる衛星がたどる軌道経路は、地球の極(Pole)の近くでは互いにより近くなる。結果として、所与のエリア内の衛星の数は、極の近くでは他の緯度におけるよりも多くなる。その結果、この場合、より多くの近隣セルリスト情報およびエフェメリス情報が送信される必要があり得る。したがって、デバイスが極のうちの1つの近くに位置する場合には、区分化が要求され得る。
継ぎ目の近くでの例示的な動作
継ぎ目は、2つの隣接する軌道面の中の衛星の動きが反対の方向である位置(たとえば、北に向かう衛星と南に向かう衛星が互いに隣り合う位置)である。いくつかの場合、衛星システムの中に2つの継ぎ目があることがある。
近隣の衛星のいくつかは継ぎ目において反対の方向に動くので、近隣の衛星のリストは、衛星が同じ方向に動いているシナリオと比較してより速く変化する。結果として、ある所与の期間内に、近隣の衛星の数は、継ぎ目の近くにない衛星よりも継ぎ目の近くにある衛星に対してより多くなる。その結果、この場合、より多くの近隣セルリスト情報およびエフェメリス情報が送信される必要があり得る。したがって、デバイスが継ぎ目に位置する場合には、区分化が要求され得る。
例示的な要求
UTは、ユニキャスト方式で情報(たとえば、エフェメリス情報)を要求するための要求メッセージを送信し得る。この要求は完全な衛星コンステレーションのための情報に対するものであることがあり、または、この要求はコンステレーションの一部(たとえば、次の数分の間に見られるであろう衛星からなる)のみに対するものであることがある。
メッセージの中の「要求タイプ」ビットは、要求のタイプを示し得る。完全なコンステレーションのための情報に対する要求は、同じものがネットワークによって提供されることを保証し得る。部分的なコンステレーションに対する要求は、BIBeの読取りがリフレッシュ期間内に完了できないときに行われ得る。
例示的な応答
応答メッセージは、要求メッセージによって要求される情報(たとえば、エフェメリス情報)を含む。情報のフォーマットは、BIBeに含まれるものと同様であり得る。
いくつかのシナリオでは、ネットワークは、この応答メッセージを自分で(たとえば、UTから対応する要求メッセージを受信することなく)送信し得る。この場合、ネットワークは、このメッセージにおいて無線トランザクション識別子を省略し得る。
応答は、UTによる要求に応じて、完全なコンステレーションまたはコンステレーションの一部のみに対するエフェメリス情報を含み得る。BIBのように、このメッセージに含まれる衛星の数は、含まれるリフレッシュ期間ならびに現地の緯度の関数であり得る。
応答メッセージ(たとえば、情報応答メッセージ)構造はまた、複数の自己復号可能なセグメントへのエフェメリス情報の区分化をサポートし得る。このリストは完全なまたは部分的なコンステレーションのための衛星エフェメリス情報を含むことがあり、これはメッセージの中のビットによって示され得る。
このリストは、利用可能な無線リソースに応じていくつかのセグメントへと分割され得る。セグメントの総数(たとえば、セグメントカウント)およびリフレッシュ期間は、衛星リストの一部のためのエフェメリス情報とともに情報応答メッセージの第1のセグメントにおいて提供され得る。すべての後続のセグメントは、衛星リストの他の部分のためのセグメント番号およびエフェメリス情報を搬送し得る。
応答(たとえば、情報応答)セグメントは、整数個の衛星のためのエフェメリス情報を含み得る。UTは、すべての情報応答セグメントが受信されて完全な情報応答が組み立て直される前であっても、個々のセグメントに含まれる衛星エフェメリス情報を復号して使用し得る。しかしながら、UTが情報応答メッセージのすべてのセグメントを受信するとき、情報応答の読取りは完了したと見なされ得る。情報応答の読取りの完了は、リフレッシュ期間の開始を表し得る。
例示的なパラメータ
(BIBeの中の)衛星リストの長さは、ある例示的な実装形態では1...256であり得る。
初期のシステムセットアップに対して1つの提案される値は12(たとえば、赤道の近くでは6分に相当する)である。256個の衛星という最大の容量において、赤道の近くでは、約250分の「リフレッシュ期間」を得ることができる(60°の緯度では概ね25分)。
ある例示的な実装形態では、ユニキャストメッセージ「無線エフェメリス情報応答」の中の衛星リストの長さは、1...4096であり得る。
ある例示的な実装形態では、(BIBeの中の)リフレッシュ時間の範囲は{30*(0...255)秒}であり得る。
ある例示的な実装形態では、初期セットアップに対する提案される値は12(たとえば、360秒または6分)であり得る。より大きなリフレッシュ時間の値の間エフェメリス情報をブロードキャストすることは必要でも望ましくもないと考えられ得る。
ある例示的な実装形態では、ユニキャストメッセージ「無線エフェメリス情報応答」の中のBIBeリフレッシュ時間の範囲も同じであり得る。
ある例示的な実装形態では、(BIBeの中の)セグメントカウントの範囲は1...32であり得る。セグメントカウントは、ある例示的な実装形態では、リストの中の衛星の数と、BIBe送信に利用可能な無線リソースとの関数であり得る。
ある例示的な実装形態では、12個の衛星(たとえば、360秒または6分)という初期セットアップに対して、エフェメリス情報リストは約350個のリソースブロック(RB)を使用し得る。
通常の動作モードでは、ある例示的な実装形態では、最大のBIBサイズは8760ビット(約650個のリソースブロック、RB)であり得る。したがって、利用可能なRBの数が650未満である場合、BIBeは1つのセグメントしか使用しないことがある。
節電モードでは、ある例示的な実装形態では、最大の利用可能なリソースブロックは約54であり得る。したがって、この例示的な実装形態では、BIBeは普通の緯度において12個のセグメントを使用し得る。
(ある例示的な実装形態では)ユニキャストメッセージ「無線エフェメリス情報応答」の中のセグメントカウントの範囲も同じであり得る。
ある例示的な実装形態では、(BIBeの中の)シーケンス番号の範囲は0...3であり得る。シーケンス番号は、ネットワークがエフェメリス情報リストを修正するときは常に変更され得る。最悪の場合、BIBeの内容は、1つのBIBeリフレッシュ周期の間に最大で一度変化すると予想され得る。シーケンス番号は、あらゆる予想されないシナリオを許容するために、過剰に準備され得る。
例示的な受信動作
UTがBIBeまたは無線エフェメリス情報応答メッセージにおいてエフェメリス情報を受信するとき、UTは示されるリフレッシュ期間に等しい時間長を伴うタイマーを始動し、次のBIBeの読取りはタイマーの満了の前に完了する必要があり得る。
リフレッシュ期間の値が0に設定される場合、UTはBIB1によって示される、BIBeを搬送するようにスケジューリングされる次のフレーム/サブフレームにおいてBIBeを読み取ることを試み続け得る。
BIBeの読取りがリフレッシュ期間内に完了できないということがUTに知られるようになる場合、UTは、「無線エフェメリス情報要求」メッセージを送信することによって、エフェメリス情報のユニキャスト転送をネットワークに要求し得る。
UTは、必要なとき、「無線エフェメリス情報要求」メッセージにおいてエフェメリス情報をネットワークに要求し得る。これは、たとえば、接続モードのUTの半二重動作が原因で、または任意の他の予見されない理由で必要とされ得る。
新規に電源が入れられたUTは、完全なコンステレーションのためのエフェメリス情報の転送をネットワークに要求し得る。NACは、必要なとき、自分で、「無線エフェメリス情報応答」メッセージにおいてエフェメリス情報をユニキャストすることができる。これは、あらゆる予見されない理由で必要になることがあり、これは基本的にバックアップ機構である。
例示的な記憶動作
UTは、衛星識別情報によってインデクシングされた、すべての衛星のエフェメリス情報のデータベースを維持し得る。UTが衛星のエフェメリス情報を受信するとき、UTは次の行動をとり得る。データベースの中にその衛星に対するエントリが存在しない場合、UTは、データベースの中にエントリを作成して、そこにその衛星のための受信された情報を記憶し得る。その衛星のエフェメリス情報がデータベースにすでに記憶されている場合、UTは、受信された情報で既存の情報を上書きし得る。UTは、その衛星のための新規に受信されたエフェメリス情報で上書きされない限り、ある期間(たとえば、最低で14日)、データベースに記憶されている衛星のエフェメリス情報を保ち得る。
スケジューリング変更
BIB4は、BIB1値タグのバージョン制御機構によって扱われ得る。UTがセルの中のBIB4を読み取ると、UTは、BIB1値タグに変化がない場合、同じセルの中のBIB4を再び読み取ることをスキップし得る。BIBeは、バージョン制御機構によってカバーされないことがある。UTは、リフレッシュ期間の間に少なくとも一度、BIBeを完全に読み取り得る。
BIB4はセルの範囲内で有効である。セルの再選択に際して、以前に読み取られたBIB4は無効になる。したがって、UTは新しいセルにおいて再びBIB4を読み取る。BIBeは複数のセルにまたがって有効である。UTは、リフレッシュ期間の間に少なくとも一度、BIBeを完全に読み取り得る。UTはまた、ある期間(たとえば、最低で14日)、記憶されているBIBeの内容を保ち得る。
BIB4(たとえば、近隣セル情報リストを含む)は、UTが2〜3回の読取りを試行できることを確実にするために、定期的に(たとえば、2.56秒ごとに)送信され得る。これは、たとえば、7〜8秒の滞在時間に相当し得る。したがって、この例では、UTは最低で2回の、最高で4回のあるセルにおける読取りの機会を得る。ある例示的な実装形態では、近隣セル情報は、最大でBIB4の32個のセグメントにおいて送信され得る。節電モードでは、より多数のセグメントのみが使用され得る。節電モードでは、BIB4はより大きいBIウィンドウを使用し得る。新しいBIB4固有のBIBウィンドウは、最大の数のBIB4セグメントに対処するために、5/10/15/20/40msサイズであり得るBIB1において定義され得る。BIB4は別個のBIメッセージにおいて送信され得る。BIB4は最後から2番目のBIウィンドウにおいて送信され得る。
ある例示的な実装形態では、BIBe(たとえば、エフェメリス情報を含む)は5.12秒ごとに送信され得る。そのようなシナリオにおいて、UTはあるビーム/セルの中のBIBeを読み取るための1回または2回の機会を得ることがある。BIBeの有効性は、BIBeに含まれる情報を有する衛星の数によって決まり得る。この例では、12個の衛星という標準的な構成は、赤道上で6分という有効時間を与える。UTは、リフレッシュ期間内のセル/ビームの変更に際して、BIBeを読み取ることを求められない。エフェメリス情報リストは、たとえば、BIBeの最大で32個のセグメントにおいて送信され得る。より多数のセグメントが、衛星の節電モードにおいて、または区分化を使用する他のシナリオにおいて使用され得る。加えて、BIBeは、節電モードにおいて、または区分化を使用する他のシナリオにおいて、より大きなBIウィンドウを使用し得る。新しいBIBe固有のBIBウィンドウは、最大の数のBIBeセグメントに対処するために、5/10/15/20/40msのサイズであり得るBIB1において定義され得る。BIBeは別個のBIメッセージにおいて送信され得る。BIBeは最後のBIウィンドウにおいて送信され得る。
BIメッセージを取得するとき、UEは、BIメッセージのためのBIウィンドウの開始を決定し、BIウィンドウの開始から加入者識別子(たとえば、BI-RNTI)を使用して情報(たとえば、DL-SCH)を受信し、BIウィンドウの終わりまで続けることができる。
BIメッセージのためのBIウィンドウの開始を決定するために、次の3つの動作が実行され得る。
第1の動作は、最後(すなわち、ブロードキャスト情報ブロックタイプEを搬送するもの)を除くすべてのBIメッセージのために、ブロードキャスト情報ブロックタイプ1の中のスケジューリング情報リストによって構成されるBIメッセージのリストにおけるエントリの順序に対応する番号nを決定することを伴う。この動作はまた、整数値x=(n-1)*wを決定することを伴い、ここでwはBIウィンドウ長である。
第2の動作は、最後のBIメッセージ(すなわち、ブロードキャスト情報ブロックタイプEを搬送するもの)のために、ブロードキャスト情報ブロックタイプ1の中のスケジューリング情報リストによって構成されるBIメッセージのリストにおけるエントリの順序に対応する番号nを決定することを伴う。この動作はまた、整数値x=(n-2)*w+w-BIB4を決定することを伴い、ここでwはBIウィンドウ長であり、w-BIB4はBIB4 BIウィンドウ長である。
第3の動作では、BIウィンドウはサブフレーム#aにおいて開始し、ここで、サブフレーム番号(SFN) mod T = FLOOR(x/10)である無線フレームにおいてa=x mod 10であり、Tは関係するBIメッセージのBI周期である。ネットワークは、SFN mod 2 = 0である無線フレームにおいてすべてのBIがサブフレーム#5の前にスケジューリングされる場合、1msのBIウィンドウを構成し得る。
BI-RNTIを使用したDL-SCHの受信は、BIウィンドウの開始から発生し、BIウィンドウの終了まで、または、BIメッセージが受信されるまで、SFN mod 2 = 0である無線フレームにおけるサブフレーム#5を除いて継続し得る。BIウィンドウの絶対的な時間の長さは、BIウィンドウ長パラメータによって与えられ得る。
図11は、BIB4ウィンドウ1102およびBIBeウィンドウ1104(たとえば、デフォルトのBIウィンドウサイズ=5ms)を伴う例示的なBIBスケジュールである。この例では、BIB2の周期は160msであり、BIB3の周期は80msであり、BIB4の周期は2560msであり、BIBeの周期は5120msである。この例では、BIB4のBIウィンドウはサイズ=10msを有し、BIBeのBIウィンドウはサイズ=20msを有する。
例示的な通信ネットワーク
本開示全体にわたって提示される様々な概念は、幅広い種類の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、しばしば、long-term evolution(LTE)ネットワークと呼ばれる、evolved packet system(EPS)を伴うネットワークのためのいくつかのワイヤレス通信規格を定義する標準化団体である。第5世代(5G)ネットワークなどのLTEネットワークの発展型バージョンは、限定はされないが、ウェブブラウジング、ビデオストリーミング、VoIP、ミッションクリティカルな適用例、マルチホップネットワーク、リアルタイムのフィードバックを伴うリモート操作(たとえば、遠隔手術)などを含む、多くの異なるタイプのサービスまたは適用例を提供し得る。
したがって、衛星通信に加えて、本明細書の教示は、限定はされないが、5G技術、第4世代(4G)技術、第3世代(3G)技術、および他のネットワークアーキテクチャを含む様々なネットワーク技術に従って実装され得る。同様に、本開示の様々な態様は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP) Long Term Evolution(LTE)、(FDDモード、TDDモード、もしくはその両方のモードの)LTE-Advanced(LTE-A)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムに基づくネットワークに拡張され得る。また、本明細書で説明される技法は、ダウンリンク、アップリンク、ピアツーピアリンク、または何らかの他のタイプのリンクに使用され得る。使用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
例示を目的に、以下は、5Gシステムの文脈で本明細書の教示のいくつかの態様を説明する。しかしながら、本明細書の教示は、他のシステムにおいても使用され得ることを諒解されたい。したがって、5G用語の文脈における機能への言及は、他のタイプの技術、ネットワーク、構成要素、シグナリングなどに等しく適用可能であると理解されるべきである。
図12は、ユーザ機器(UE)がワイヤレス通信シグナリングにより他のデバイスと通信することができるワイヤレス通信システム1200の例を示す。たとえば、第1のUE1202および第2のUE1204は、送受信ポイント(TRP)1206および/または他のネットワーク構成要素(たとえば、コアネットワーク1208、インターネットサービスプロバイダ(ISP)1210、ピアデバイスなど)によって管理されるワイヤレス通信リソースを使用して、TRP1206と通信し得る。いくつかの実装形態では、システム1200の構成要素のうちの1つまたは複数は、デバイス間(D2D)リンク1212または何らかの他の同様のタイプの直接リンクを介して、互いに直接通信し得る。
システム1200は通常、他のデバイス(たとえば、他のTRP、他のUE、他のワイヤレス通信ノード、または他のネットワークエンティティのうちの1つまたは複数)も含むことを諒解されたい。いくつかの態様では、これらのデバイスの1つまたは複数は、たとえば、図6の第1の装置602に対応し得る。いくつかの態様では、これらのデバイスの1つまたは複数は、たとえば、図6の第2の装置604に対応し得る。
いくつかのシナリオでは、システム1200の構成要素のうちの2つ以上の間での情報の通信は、本明細書で教示されるような区分化を伴い得る。たとえば、UE1202は、第1のリンクを介してTRP1206に区分された情報を送信し得る。別の例として、TRP1206は、第2のリンクを介してUE1202に区分された情報を送信し得る。さらに別の例として、UE1202は、第3のリンクを介してUE1204に区分された情報を送信し得る。したがって、本明細書の教示によると、UE1202、UE1204、TRP1206、またはシステム1200の何らかの他の構成要素のうちの1つまたは複数は、区分された情報1214を通信するためのモジュールを含み得る。
ワイヤレス通信システム1200の構成要素およびリンクは、異なる実装形態において異なる形をとり得る。たとえば、限定はされないが、UEは、セルラーデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、セルラーIoT(CIoT)デバイス、LTEワイヤレスセルラーデバイス、マシンタイプ通信(MTC)セルラーデバイス、スマートアラーム、リモートセンサ、スマートフォン、携帯電話、スマートメーター、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ、メッシュノード、およびタブレットコンピュータであってよい。
いくつかの態様では、TRPは、特定の物理セルのための無線ヘッド(radio head)機能を組み込む物理エンティティを指し得る。いくつかの態様では、TRPは、直交周波数分割多重化(OFDM)に基づくエアインターフェースを伴う5G new radio(NR)機能を含み得る。NRは、限定ではなく例として、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、ミッションクリティカルサービス、およびIoTデバイスの大規模な展開をサポートすることができる。TRPの機能は、1つまたは複数の態様では、CIoT基地局(C-BS)、NodeB、evolved NodeB(eNodeB)、無線アクセスネットワーク(RAN)アクセスノード、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、トランシーバ基地局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、マクロセル、マクロノード、Home eNB(HeNB)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の適切なエンティティの機能と同様であって(またはそれらに組み込まれて)よい。異なるシナリオ(たとえば、NR、LTEなど)では、TRPは、gNodeB(gNB)、eNB、基地局と呼ばれることがあり、または他の用語を使用して参照されることがある。
様々なタイプのnetwork-to-deviceリンクおよびD2Dリンクが、ワイヤレス通信システム1200においてサポートされ得る。たとえば、D2Dリンクは、限定することなく、machine-to-machine(M2M)リンク、MTCリンク、vehicle-to-vehicle(V2V)リンク、およびvehicle-to-anything(V2X)リンクを含み得る。network-to-deviceリンクは、限定することなく、アップリンク(または逆方向リンク)、ダウンリンク(または順方向リンク)、およびvehicle-to-network(V2N)リンクを含み得る。
例示的な送信機プロセス
図13は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス1300を示す。プロセス1300は、処理回路(たとえば、図15の処理回路1510または図17の処理回路1710)内で行われることがあり、この処理回路は、GN、基地局(BS)、UT、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス1300は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック1302において、装置(たとえば、GN)が、少なくとも1つの区分化基準を監視する。たとえば、GNは、衛星または他のデバイスの電力モード(たとえば、電力状態)を監視し得る。別の例として、GNは、衛星または他のデバイスの位置(たとえば、場所)を監視し得る。さらに別の例として、GNは、ブロードキャストデータ(たとえば、データのブロードキャスト)と関連付けられる少なくとも1つの基準を監視し得る。さらなる例として、GNは、データブロックの通信のために割り振られるウィンドウサイズを決定し得る。
ブロック1304において、装置が、データのブロックの区分化が必要であるかどうかを決定する。ある例示的な実装形態では、情報ブロックが区分される必要があるかどうかについての判断は、情報ブロックのサイズに基づき得る。たとえば、割り振られたウィンドウサイズ(たとえば、パケット境界)より大きい情報ブロックは区分され得る。
いくつかの態様では、この決定は、ブロック1302の少なくとも1つの区分化基準に基づき得る。たとえば、ある衛星が低電力モードで動作している場合、またはそうなるであろう場合、その衛星を介したデータブロックの通信において、区分化が要求され得る。別の例として、ある衛星が地球の極の近くもしくは「継ぎ目」の近くで動作している場合、またはそうなるであろう場合、その衛星を介したデータブロックの通信において、区分化が要求され得る。さらに別の例として、割り振られたウィンドウのサイズに応じて、データブロックの通信において区分化が要求され得る(たとえば、より小さいウィンドウは区分化の使用を惹起し得る)。
任意選択のブロック1306において、装置が、使用されるべきセグメントのサイズを決定し得る。いくつかの態様では、この決定は、ブロック1302からの1つまたは複数の基準に動的に基づき得る。たとえば、より低いプロトコルレイヤは、異なる状況のもとでは(たとえば、電力モードに応じて)異なる送信ウィンドウサイズを割り振り得る。したがって、(たとえば、節電モードのために)より小さいウィンドウが割り振られる場合、情報ブロックはより小さいセグメントへと区分され得る。
任意選択のブロック1308において、装置が、セグメントを1つのウィンドウ内で送信するか複数のウィンドウ内で送信するかを決定し得る。たとえば、いくつかの場合には、セグメントのすべてが1つのウィンドウ内で送信されることがあり、他の場合には複数のウィンドウ内で送信されることがある。したがって、セグメントが送信される方式は、(たとえば、ブロック1302からの)少なくとも1つの基準に基づいて動的に選択され得る。
任意選択のブロック1310において、装置が区分化の指示を送信し得る。たとえば、GNは衛星を介してメッセージをUTに送信することができ、ここでこのメッセージは区分化の1つまたは複数のパラメータ(たとえば、セグメントサイズ、セグメントが独立に符号化されるかどうかなど)を示す。
いくつかの場合、区分化を容易にするために、区分化についての情報が、送信機から受信機へ送信される情報に含まれ得る。たとえば、第1のセグメントがセグメントの数を示すことがあり、後続のセグメントがセグメント番号を示すことがある。
ブロック1312において、装置が送信されるべき情報を区分する。この区分化は、指定されたセグメントサイズ(たとえば、ブロック1306において決定されるような)に従う。
様々なタイプの情報が区分され得る。たとえば、GNは、エフェメリスデータ、近隣リスト情報、または何らかの他のタイプの情報を、UTに情報を送信する前に区分し得る。
ブロック1314において、装置が、各セグメントを(たとえば、パケット境界にまたがって)独立に符号化し得る。この場合、受信機において、各セグメントは独立に復号可能であり得る。
ブロック1316において、装置が、符号化されたセグメントを含む区分された情報を送信する。たとえば、GNは衛星を介してセグメントをUTに送信し得る。
いくつかの態様では、装置は、図13について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
例示的な受信機プロセス
図14は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス1400を示す。プロセス1400は、処理回路(たとえば、図15の処理回路1510)内で行われることがあり、この処理回路は、UT、UE、GN、基地局(BS)、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス1400は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
任意選択のブロック1402において、装置(たとえば、UE)が区分化の指示を受信し得る。たとえば、UTは、図13のブロック1310において送信される情報を受信し得る。
ブロック1404において、装置が区分された情報を受信する。たとえば、UTは、図13のブロック1316において送信されるセグメントを受信し得る。
ブロック1406において、装置が各セグメントを独立に復号する。
ブロック1408において、装置がセグメントを組み立て直す。装置は次いで、復元された情報ブロックを使用し得る。
いくつかの態様では、装置は、図14について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第1の例示的な装置
図15は、本開示の1つまたは複数の態様に従って通信するように構成された装置1500の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。装置1500は、GN、UT、基地局(BS)、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、またはワイヤレス通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で具現化または実装され得る。様々な実装形態では、装置1500は、サーバ、ネットワークエンティティ、コンピュータ、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で、具現化または実装され得る。様々な実装形態では、装置1500は固定式の構成要素または移動式の構成要素であり得る。
装置1500は、通信インターフェース1502(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)、記憶媒体1504、ユーザインターフェース1506、メモリデバイス(たとえば、メモリ回路)1508、および処理回路1510(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース1506は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。
これらの構成要素は、図15において接続線によって一般に表される、シグナリングバスまたは他の適切な構成要素を介して互いに結合され、かつ/または互いに電気通信するように配置され得る。シグナリングバスは、処理回路1510の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。シグナリングバスは、通信インターフェース1502、記憶媒体1504、ユーザインターフェース1506、およびメモリデバイス1508の各々が、処理回路1510に結合され、かつ/または処理回路1510と電気通信するように、様々な回路を一緒につなぐ。シグナリングバスはまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路(図示せず)をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。
通信インターフェース1502は、伝送媒体を通じて他の装置と通信するための手段を提供する。いくつかの実装形態では、通信インターフェース1502は、装置1500のワイヤレス通信を円滑にするように適合される。たとえば、通信インターフェース1502は、ネットワーク内の1つまたは複数の通信デバイスに関して双方向への情報の通信を容易にするように適合された回路および/またはプログラミングを含み得る。したがって、いくつかの実装形態では、通信インターフェース1502は、ワイヤレス通信システム内でのワイヤレス通信のために、1つまたは複数のアンテナ1512に結合され得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース1502は、有線ベースの通信のために構成され得る。たとえば、通信インターフェース1502は、バスインターフェース、送信/受信インターフェース、あるいはドライバ、バッファ、または信号を出力および/もしくは取得する(たとえば、集積回路から信号を出力し、かつ/もしくはそこへの信号を受信する)ための他の回路機構を含む何らかの他のタイプの信号インターフェースであり得る。通信インターフェース1502は、1つまたは複数のスタンドアロンの受信機および/または送信機、ならびに1つまたは複数のトランシーバを用いて構成され得る。示される例では、通信インターフェース1502は送信機1514と受信機1516を含む。通信インターフェース1502は、受信するための手段および/または送信する手段の一例として機能する。
メモリデバイス1508は、1つまたは複数のメモリデバイスを表し得る。示されるように、メモリデバイス1508は、セグメント情報1518を、装置1500によって使用される他の情報とともに維持し得る。いくつかの実装形態では、メモリデバイス1508および記憶媒体1504は、共通のメモリ構成要素として実装される。メモリデバイス1508はまた、処理回路1510、または装置1500のいくつかの他の構成要素によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
記憶媒体1504は、プロセッサ実行可能コードもしくは命令(たとえば、ソフトウェア、ファームウェア)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報などのプログラミングを記憶するための、1つまたは複数のコンピュータ可読、機械可読、および/またはプロセッサ可読のデバイスを表し得る。記憶媒体1504はまた、プログラミングを実行するときに処理回路1510によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。記憶媒体1504は、ポータブル記憶デバイスまたは固定式記憶デバイス、光学記憶デバイス、およびプログラミングを記憶するかまたは収容するかまたは搬送することが可能な様々な他の媒体を含む、汎用または専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の利用可能な媒体であり得る。
限定ではなく例として、記憶媒体1504は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、およびコンピュータによってアクセスされ得るとともに読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含み得る。記憶媒体1504は、製造品(たとえば、コンピュータプログラム製品)の中で具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含み得る。上記のことに鑑みて、いくつかの実装形態では、記憶媒体1504は、非一時的(たとえば、有形の)記憶媒体であり得る。
記憶媒体1504は、処理回路1510が記憶媒体1504から情報を読み取り、かつ記憶媒体1504に情報を書き込むことができるように、処理回路1510に結合され得る。すなわち、記憶媒体1504は、少なくとも1つの記憶媒体が処理回路1510と一体である例および/または少なくとも1つの記憶媒体が処理回路1510から分離されている例(たとえば、装置1500の中に存在する例、装置1500の外部に存在する例、複数のエンティティにわたって分散される例など)を含めて、記憶媒体1504が少なくとも処理回路1510によってアクセス可能であるように処理回路1510に結合され得る。
記憶媒体1504によって記憶されているプログラミングは、処理回路1510によって実行されると、処理回路1510に、本明細書において説明される様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、記憶媒体1504は、処理回路1510の1つまたは複数のハードウェアブロックにおける動作を調整するように、ならびにそれらのそれぞれの通信プロトコルを利用するワイヤレス通信に通信インターフェース1502を利用するように構成された、動作を含み得る。いくつかの態様では、記憶媒体1504は、本明細書で説明される機能を実行するためのコードを含む、コンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体を含み得る。
処理回路1510は一般に、記憶媒体1504に記憶されたそのようなプログラミングの実行を含む処理のために適合される。本明細書において使用される「コード」または「プログラミング」という用語は、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、またはそれ以外で呼ばれるかにかかわらず、限定はされないが、命令、命令セット、データ、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、プログラミング、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、手順、関数などを含むように広く解釈されなければならない。
処理回路1510は、データを取得し、処理し、および/または送信し、データのアクセスおよび記憶を制御し、命令を出し、所望の動作を制御するように構成される。処理回路1510は、少なくとも1つの例において適切な媒体によって与えられる所望のプログラミングを実装するように構成される回路を含み得る。たとえば、処理回路1510は、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、および/または実行可能なプログラミングを実行するように構成される他の構造として実装され得る。処理回路1510の例は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理構成要素、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを含み得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、ならびに任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンを含み得る。処理回路1510はまた、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、いくつかのマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、ASICおよびマイクロプロセッサ、または任意の他の数の様々な構成などのコンピューティング構成要素の組合せとして実装され得る。処理回路1510のこれらの例は例示のためのものであり、本開示の範囲内の他の適切な構成も企図される。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路1510は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路1510は、図1〜図13および図16に関して説明されたステップ、機能、および/または処理のうちのいずれかを実行するように構成され得る。本明細書では、処理回路1510に関する「適合される」という用語は、処理回路1510が、本明細書において説明される様々な特徴に従った特定のプロセス、機能、動作、および/またはルーチンを実行するように構成されること、そのように使用されること、そのように実装されること、および/またはそのようにプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路1510は、図1〜図13および図16に関して説明された動作のうちのいずれか1つを実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)などの、特別なプロセッサであり得る。処理回路1510は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。いくつかの実装形態では、処理回路1710は、図2のセグメントコントローラ236または図4の制御プロセッサ420のための上で説明された機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
装置1500の少なくとも1つの例によれば、処理回路1510は、決定するための回路/モジュール1520、または通信するための回路/モジュール1522のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、決定するための回路/モジュール1520、または通信するための回路/モジュール1522は、図2のセグメントコントローラ236または図4の制御プロセッサ420のための上で説明された機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
上述のように、記憶媒体1504によって記憶されているプログラミングは、処理回路1510により実行されると、処理回路1510に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路1510に、様々な実装形態において、図1〜図13および図16に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/またはプロセスを実行させることができる。図15に示されるように、記憶媒体1504は、決定するためのコード1530、または通信するためのコード1532のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、決定するためのコード1530、または通信するためのコード1532は、決定するための回路/モジュール1520、もしくは通信するための回路/モジュール1522について本明細書で説明された機能を提供するために実行され、または別様に使用され得る。
決定するための回路/モジュール1520は、たとえば、ブロードキャスト情報ブロックのための区分化を決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1504に記憶されている決定するためのコード1530)を含み得る。いくつかの態様では、決定するための回路/モジュール1520(たとえば、決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
最初に、決定するための回路/モジュール1520は、決定がそれに基づくべき情報を取得し得る。たとえば、決定するための回路/モジュール1520は、(たとえば、通信インターフェース1502、メモリデバイス1508、または装置1500の何らかの他の構成要素から)図6〜図13に関連して上で論じられたような情報を取得し得る。決定するための回路/モジュール1520は次いで、取得された情報に基づいて決定を行い得る。たとえば、決定するための回路/モジュール1520は、図6〜図13に関連して上で論じられたように情報を区分し得る。決定するための回路/モジュール1520は次いで、得られた区分された情報を(たとえば、通信するための回路/モジュール1522、メモリデバイス1508、または何らかの他の構成要素に)出力し得る。
通信するための回路/モジュール1522は、たとえば、情報を通信することに関するいくつかの機能を実行するように適合された回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1504上に記憶された、通信するためのコード1532)を含み得る。いくつかの実装形態では、通信は情報を受信することを伴う。いくつかの実装形態では、通信は情報を送る(たとえば、送信する)ことを伴う。
通信することが情報を送ることを伴ういくつかの実装形態では、通信するための回路/モジュール1522は、(たとえば、決定するための回路/モジュール1520、メモリデバイス1508、または装置1500の何らかの他の構成要素から)情報を取得し、情報を処理し(たとえば、送信のために符号化し)、処理された情報を出力する。いくつかのシナリオでは、通信することは、情報を別のデバイスに送信する装置1500の別の構成要素(たとえば、送信機1514、通信インターフェース1502、または何らかの他の構成要素)に情報を送信することを伴う。いくつかのシナリオでは(たとえば、通信するための回路/モジュール1522が送信機を含む場合)、通信することは、通信するための回路/モジュール1522が、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して、情報を直接別のデバイス(たとえば、最終的な宛先)に送信することを伴う。
通信することが情報を受信することを伴ういくつかの実装形態では、通信するための回路/モジュール1522は、(たとえば、通信インターフェース1502、受信機1516、メモリデバイス1508、装置1500の何らかの他の構成要素、または何らかの他のデバイスから)情報を受信し、情報を処理(たとえば、復号)し、情報を装置1500の別の構成要素(たとえば、メモリデバイス1508、何らかの他の構成要素)に出力する。いくつかのシナリオでは(たとえば、通信するための回路/モジュール1522が受信機を含む場合)、通信することは、通信するための回路/モジュール1522が、(たとえば、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して)情報を送信したデバイスから直接情報を受信することを伴う。
通信するための回路/モジュール1522(たとえば、通信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、通信するための回路/モジュール1522は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信/受信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、送信機、受信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース1502は、通信するための回路/モジュール1522および/または通信するためのコード1532を含む。いくつかの実装形態では、通信するための回路/モジュール1522および/または通信するためのコード1532は、情報を送信するように通信インターフェース1502(たとえば、トランシーバ、受信機、または送信機)を制御するように構成される。
第1の例示的なプロセス
図16は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス1600を示す。プロセス1600は、処理回路(たとえば、図15の処理回路1510)内で行われることがあり、この処理回路は、GN、基地局(BS)、UT、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。いくつかの実装形態では、プロセス1600は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス1600は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック1602において、装置が、ブロードキャスト情報ブロックのための区分化を決定する。区分化は、異なるシナリオにおいては異なる形態をとり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のブロードキャスト情報ウィンドウにまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のパケット境界にまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のサブフレームにまたがり得る。
いくつかの実装形態では、図15の決定するための回路/モジュール1520が、ブロック1602の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図15の決定するためのコード1530が、ブロック1602の動作を実行するために実行される。
ブロック1604において、装置が、区分化に従ってブロードキャスト情報ブロックを通信する(たとえば、送信または受信する)。
通信される情報は、異なるシナリオにおいては異なる形態をとり得る。いくつかの態様では、通信される情報は、通信されるセグメントの量の指示を含み得る。いくつかの態様では、通信される情報は、セグメント番号の指示を含み得る。いくつかの態様では、通信される情報は、ブロードキャスト情報ブロックのためのすべてのセグメントについての識別子セットを含み得る。
通信は、異なるシナリオにおいては異なる形態をとり得る。いくつかの態様では、ブロードキャスト情報ブロックは、ブロードキャスト情報ブロックを複数のセグメントとして送信することを含み得る。いくつかの態様では、ブロードキャスト情報ブロックは、ブロードキャスト情報ブロックを複数のセグメントとして受信することを含み得る。
いくつかの実装形態では、図15の通信するための回路/モジュール1522がブロック1604の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図15の通信するためのコード1532がブロック1604の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、プロセス1600はさらに、通信のためにより大きいブロードキャスト情報ウィンドウを定義することを含み得る。
いくつかの態様では、装置は、図16について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第2の例示的な装置
図17は、本開示の1つまたは複数の態様による、通信するように構成された別の装置1700の例示的なハードウェア実装形態のブロック図を示す。装置1700は、GN、UT、基地局(BS)、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、またはワイヤレス通信をサポートする何らかの他のタイプのデバイス内で具現化または実装され得る。様々な実装形態では、装置1700は、サーバ、ネットワークエンティティ、コンピュータ、または回路を有する任意の他の電子デバイス内で、具現化または実装され得る。様々な実装形態では、装置1700は固定式の構成要素または移動式の構成要素であり得る。
装置1700は、通信インターフェース(たとえば、少なくとも1つのトランシーバ)1702、記憶媒体1704、ユーザインターフェース1706、(たとえば、セグメント情報1718を記憶する)メモリデバイス1708、および処理回路(たとえば、少なくとも1つのプロセッサ)1710を含む。様々な実装形態では、ユーザインターフェース1706は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、またはユーザから入力を受け、もしくはユーザへ出力を送るためのいくつかの他の回路のうちの1つまたは複数を含み得る。通信インターフェース1702は、1つまたは複数のアンテナ1712に結合されることがあり、送信機1714および受信機1716を含むことがある。一般に、図17の構成要素は、図15の装置1500の対応する構成要素と同様であり得る。
本開示の1つまたは複数の態様によれば、処理回路1710は、本明細書において説明される装置のいずれかもしくはすべてのための、特徴、プロセス、機能、動作、および/またはルーチンのいずれかもしくはすべてを実行するように適合され得る。たとえば、処理回路1710は、図1〜図13および図18〜図20に関して説明されたステップ、機能、および/または処理のいずれかを実行するように構成され得る。処理回路1710に関する「適合される」という用語は、処理回路1710が、本明細書で説明される様々な特徴に従って、特定のプロセス、機能、動作および/またはルーチンを実行するように構成されること、使用されること、実装されること、および/またはプログラムされることのうちの1つまたは複数を指し得る。
処理回路1710は、図1〜図13および図18〜図20に関して説明された動作のうちのいずれか1つを実行するための手段(たとえば、そのための構造)として機能する特定用途向け集積回路(ASIC)などの、特別なプロセッサであり得る。処理回路1710は、送信するための手段および/または受信するための手段の一例として機能する。いくつかの実装形態では、処理回路1710は、図2のセグメントコントローラ236または図4の制御プロセッサ420のための上で説明された機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
装置1700の少なくとも1つの例によれば、処理回路1710は、取得するための回路/モジュール1720、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722、セグメントサイズを決定するための回路/モジュール1724、ウィンドウ量を決定するための回路/モジュール1726、区分するための回路/モジュール1728、符号化するための回路/モジュール1730、または送信するための回路/モジュール1732のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、取得するための回路/モジュール1720、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722、サイズを決定するための回路/モジュール1724、量を決定するための回路/モジュール1726、区分するための回路/モジュール1728、符号化するための回路/モジュール1730、または送信するための回路/モジュール1732は、図2のセグメントコントローラ236または図4の制御プロセッサ420のために上で説明された機能を少なくとも一部提供し、かつ/または組み込み得る。
上述のように、記憶媒体1704によって記憶されているプログラミングは、処理回路1710により実行されると、処理回路1710に、本明細書において説明された様々な機能および/または処理動作のうちの1つまたは複数を実行させる。たとえば、プログラミングは、処理回路1710に、様々な実装形態において、図1〜図13および図18〜図20に関して本明細書において説明される様々な機能、ステップ、および/プロセスを実行させることができる。図17に示されるように、記憶媒体1704は、取得するためのコード1734、区分するかどうかを決定するためのコード1736、サイズを決定するためのコード1738、量を決定するためのコード1740、区分するためのコード1742、符号化するためのコード1744、または送信するためのコード1746のうちの1つまたは複数を含み得る。様々な実装形態では、取得するためのコード1734、区分するかどうかを決定するためのコード1736、サイズを決定するためのコード1738、量を決定するためのコード1740、区分するためのコード1742、符号化するためのコード1744、または送信するためのコード1746は、取得するための回路/モジュール1720、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722、サイズを決定するための回路/モジュール1724、量を決定するための回路/モジュール1726、区分するための回路/モジュール1728、符号化するための回路/モジュール1730、または送信するための回路/モジュール1732について本明細書で説明された機能を提供するために実行され、または別様に使用され得る。
取得するための回路/モジュール1720は、たとえば、情報を取得することに関するいくつかの機能を実行するように適合された回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶された、取得するためのコード1734)を含み得る。いくつかのシナリオでは、取得するための回路/モジュール1720は、(たとえば、通信インターフェース1702、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から)情報を受信し、情報を処理(たとえば、復号)し得る。いくつかのシナリオでは(たとえば、取得するための回路/モジュール1720がRF受信機である場合、またはそれを含む場合)、取得するための回路/モジュール1720は、情報を送信したデバイスから直接情報を受信し得る。いずれの場合でも、取得するための回路/モジュール1720は、受信された情報を装置1700の別の構成要素(たとえば、区分するための回路/モジュール1728、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722、メモリデバイス1708、または他の何らかの構成要素)に出力し得る。
取得するための回路/モジュール1720(たとえば、取得するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、取得するための回路/モジュール1720は、たとえば、本明細書で論じられるような処理回路に相当し得る。いくつかの態様では、取得するための回路/モジュール1720は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、受信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、受信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース1702は、取得するための回路/モジュール1720および/または取得するためのコード1734を含む。いくつかの実装形態では、取得するための回路/モジュール1720および/または取得するためのコード1734は、情報を通信するように通信インターフェース1702(たとえば、トランシーバまたは受信機)を制御するように構成される。
区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は、情報ブロックを区分するかどうかを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されている区分するかどうかを決定するためのコード1736)を含み得る。いくつかの態様では、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722(たとえば、区分するかどうかを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
最初に、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は、決定がそれに基づくべき情報を取得する。たとえば、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は、(たとえば、通信インターフェース1702、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から)図6〜図13に関連して上で論じられたような情報を取得し得る。区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は次いで、取得された情報に基づいて決定を行い得る。たとえば、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は、衛星の少なくとも1つの電力モードに基づいて区分するかどうかを決定し得る(たとえば、衛星が低電力モードにある場合、または低電力モードになるであろう場合に区分する)。さらなる例として、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は、衛星の少なくとも1つの位置に基づいて区分するかどうかを決定し得る(たとえば、衛星が極地領域の近くにある場合、または極地領域の近くなるであろう場合に区分する)。区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722は次いで、決定の指示を(たとえば、区分するための回路/モジュール1728、メモリデバイス1708、または何らかの他の構成要素に)出力し得る。
サイズを決定するための回路/モジュール1724は、たとえば、セグメントのサイズを決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されているサイズを決定するためのコード1738)を含み得る。いくつかの態様では、サイズを決定するための回路/モジュール1724(たとえば、サイズを決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
最初に、サイズを決定するための回路/モジュール1724は、決定がそれに基づくべき情報を取得する。たとえば、サイズを決定するための回路/モジュール1724は、(たとえば、通信インターフェース1702、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から)図6〜図13に関連して上で論じられたような情報を取得し得る。サイズを決定するための回路/モジュール1724は次いで、取得された情報に基づいて決定を行い得る。たとえば、サイズを決定するための回路/モジュール1724は、図6〜図13に関連して上で論じられたような少なくとも1つの基準に基づいて、セグメントのサイズを決定し得る。サイズを決定するための回路/モジュール1724は次いで、決定されたサイズの指示を(たとえば、区分するための回路/モジュール1728、メモリデバイス1708、または何らかの他の構成要素に)出力し得る。
量を決定するための回路/モジュール1726は、たとえば、セグメントを送信するための情報ウィンドウの量を決定することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されている量を決定するためのコード1740)を含み得る。いくつかの態様では、量を決定するための回路/モジュール1726(たとえば、量を決定するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
最初に、量を決定するための回路/モジュール1726は、決定がそれに基づくべき情報を取得する。たとえば、量を決定するための回路/モジュール1726は、(たとえば、通信インターフェース1702、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から)図6〜図13に関連して上で論じられたような情報を取得し得る。量を決定するための回路/モジュール1726は次いで、取得された情報に基づいて決定を行い得る。たとえば、量を決定するための回路/モジュール1726は、図6〜図13に関連して上で論じられたような少なくとも1つの基準に基づいて、セグメントを送信するための情報ウィンドウの量を決定し得る。量を決定するための回路/モジュール1726は次いで、決定された量の指示を(たとえば、区分するための回路/モジュール1728、送信するための回路/モジュール1732、メモリデバイス1708、または何らかの他の構成要素に)出力し得る。
区分するための回路/モジュール1728は、たとえば、情報ブロックを区分することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されている区分するためのコード1742)を含み得る。いくつかの態様では、区分するための回路/モジュール1728(たとえば、区分するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
最初に、区分するための回路/モジュール1728は、(たとえば、区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722から)区分するかどうかの指示を取得する。区分化が示される場合、区分するための回路/モジュール1728は、区分されるべき情報ブロックを取得する。区分するための回路/モジュール1728は次いで、図6〜図13に関連して上で論じられたように情報を区分し得る。区分するための回路/モジュール1728は次いで、得られた区分された情報を(たとえば、送信するための回路/モジュール1732、メモリデバイス1708、または何らかの他の構成要素に)出力し得る。
符号化するための回路/モジュール1730は、たとえば、情報を符号化することに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されている符号化するためのコード1744)を含み得る。いくつかの態様では、符号化するための回路/モジュール1730(たとえば、符号化するための手段)は、たとえば処理回路に相当し得る。
いくつかの態様では、符号化するための回路/モジュール1730は、少なくとも1つの入力(たとえば、区分するための回路/モジュール1728、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から取得される区分された情報)に対して符号化アルゴリズムを実行し得る。いくつかの態様では、符号化するための回路/モジュール1730は、図6〜図13に関連して上で説明されたコーディング関連の動作のうちの1つまたは複数を実行し得る。符号化するための回路/モジュール1730は次いで、得られた符号化された情報を(たとえば、送信するための回路/モジュール1732、通信インターフェース1702、メモリデバイス1708、または何らかの他の構成要素に)出力する。
送信するための回路/モジュール1732は、たとえば、情報を送る(たとえば、送信する)ことに関するいくつかの機能を実行するように適合される回路および/またはプログラミング(たとえば、記憶媒体1704に記憶されている送信するためのコード1746)を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール1732は、(たとえば、メモリデバイス1708、または装置1700の何らかの他の構成要素から)情報を取得し、情報を処理し(たとえば、送信のために情報を符号化し)、情報を別のデバイスに送信する別の構成要素(たとえば、送信機1714、通信インターフェース1702、または何らかの他の構成要素)に情報を送信し得る。いくつかのシナリオでは(たとえば、送信するための回路/モジュール1732が送信機を含む場合)、送信するための回路/モジュール1732は、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して、情報を直接別のデバイス(たとえば、最終的な宛先)に送信する。
送信するための回路/モジュール1732(たとえば、送信するための手段)は様々な形態をとり得る。いくつかの態様では、送信するための回路/モジュール1732は、たとえば、インターフェース(たとえば、バスインターフェース、送信/送信インターフェース、または何らかの他のタイプの信号インターフェース)、通信デバイス、トランシーバ、送信機、または本明細書で論じられるような何らかの他の同様の構成要素に相当し得る。いくつかの実装形態では、通信インターフェース1702は、送信するための回路/モジュール1732および/または送信するためのコード1746を含む。いくつかの実装形態では、送信するための回路/モジュール1732および/または送信するためのコード1746は、情報を送信するように通信インターフェース1702(たとえば、トランシーバまたは送信機)を制御するように構成される。
第2の例示的なプロセス
図18は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス1800を示す。プロセス1800は、処理回路(たとえば、図17の処理回路1710)内で行われることがあり、この処理回路は、GN、基地局(BS)、UT、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。いくつかの実装形態では、プロセス1800は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス1800は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック1802において、装置(たとえば、GN)が情報ブロックを取得する。情報ブロックは、異なるシナリオでは異なる情報を含み得る。いくつかの態様では、情報ブロックは、衛星近隣セルリスト、エフェメリス情報、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17の取得するための回路/モジュール1720がブロック1802の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の取得するためのコード1734は、ブロック1802の動作を実行するために実行される。
ブロック1804において、装置が、衛星の少なくとも1つの電力モードに基づいて、情報ブロックを区分するかどうかを決定する。いくつかの態様では、区分するかどうかの決定は、衛星が低電力モードにある場合に区分することを選ぶことを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17の区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722が、ブロック1804の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の区分するかどうかを決定するためのコード1736が、ブロック1804の動作を実行するために実行される。
ブロック1806において、装置が、ブロック1804の決定に基づいて、情報ブロックをセグメントへと区分する。区分化は、異なるシナリオにおいては異なる形態をとり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のブロードキャスト情報ウィンドウにまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のパケット境界にまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のサブフレームにまたがり得る。
いくつかの実装形態では、図17の区分するための回路/モジュール1728がブロック1806の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の区分するためのコード1742は、ブロック1806の動作を実行するために実行される。
ブロック1808において、装置がセグメントを送信する。本明細書において、かつ図20のプロセス2000に関連して論じられるように、様々なタイプの情報がセグメントとともに(たとえば、セグメントにおいて)送信され得る。
いくつかの実装形態では、図17の送信するための回路/モジュール1732がブロック1808の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の送信するためのコード1746は、ブロック1808の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、装置は、図18について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第3の例示的なプロセス
図19は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス1900を示す。プロセス1900は、処理回路(たとえば、図17の処理回路1710)内で行われることがあり、この処理回路は、GN、基地局(BS)、UT、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。いくつかの実装形態では、プロセス1900は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス1900は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
ブロック1902において、装置(たとえば、GN)が情報ブロックを取得する。情報ブロックは、異なるシナリオでは異なる情報を含み得る。いくつかの態様では、情報ブロックは、衛星近隣セルリスト、エフェメリス情報、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17の取得するための回路/モジュール1720がブロック1902の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の取得するためのコード1734は、ブロック1902の動作を実行するために実行される。
ブロック1904において、装置が、衛星の少なくとも1つの位置に基づいて、情報ブロックを区分するかどうかを決定する。衛星の位置は様々なシナリオに対応し得る。
いくつかの態様では、少なくとも1つの位置は、少なくとも1つの極地領域(たとえば、地球の北極および/または南極)に対応する。いくつかの態様では、区分するかどうかの決定は、衛星が少なくとも1つの極地領域の近くにある(たとえば、そこから閾値の距離以内にある)場合に区分することを選ぶことを含み得る。
いくつかの態様では、少なくとも1つの位置は、近隣の衛星の軌跡が実質的に反対の方向であるエリア(たとえば、「継ぎ目」エリア)に対応する。いくつかの態様では、区分するかどうかの決定は、近隣の衛星の軌跡が実質的に反対の方向であるエリアの近くに衛星がある(たとえば、そこから閾値の距離以内にある)場合に区分することを選ぶことを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17の区分するかどうかを決定するための回路/モジュール1722が、ブロック1904の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の区分するかどうかを決定するためのコード1736が、ブロック1904の動作を実行するために実行される。
ブロック1906において、装置が、ブロック1904の決定に基づいて、情報ブロックをセグメントへと区分する。区分化は、異なるシナリオにおいては異なる形態をとり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のブロードキャスト情報ウィンドウにまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のパケット境界にまたがり得る。いくつかの態様では、区分化は複数のサブフレームにまたがり得る。
いくつかの実装形態では、図17の区分するための回路/モジュール1728がブロック1906の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の区分するためのコード1742は、ブロック1906の動作を実行するために実行される。
ブロック1908において、装置がセグメントを送信する。本明細書において、かつ図20のプロセス2000に関連して論じられるように、様々なタイプの情報がセグメントとともに(たとえば、セグメントにおいて)送信され得る。
いくつかの実装形態では、図17の送信するための回路/モジュール1732がブロック1908の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の送信するためのコード1746は、ブロック1908の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、装置は、図19について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
第4の例示的なプロセス
図20は、本開示のいくつかの態様による、通信のためのプロセス2000を示す。プロセス2000の1つまたは複数の態様は、図18のプロセス1800または図19のプロセス1900とともに(たとえば、それに加えて、またはその一部として)使用され得る。プロセス2000は、処理回路(たとえば、図17の処理回路1710)内で行われることがあり、この処理回路は、GN、基地局(BS)、UT、ユーザ機器(UE)、送受信ポイント(TRP)、衛星ネットワークポータル(SNP)、または何らかの他の適切な装置に位置し得る。いくつかの実装形態では、プロセス2000は、少なくとも1つの非静止衛星のためのGNによって実行され得る。当然、本開示の範囲内の様々な態様では、プロセス2000は、通信関連の動作をサポートすることが可能な任意の適切な装置によって実施され得る。
任意選択のブロック2002において、装置(たとえば、GN)が少なくとも1つの基準に基づいてセグメントのサイズを決定し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの基準は、衛星の少なくとも1つの電力モード、衛星の少なくとも1つの位置、割り振られたウィンドウサイズ、割り振られた帯域幅、情報ブロックのサイズ、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17のサイズを決定するための回路/モジュール1724がブロック2002の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17のサイズを決定するためのコード1738が、ブロック2002の動作を実行するために実行される。
任意選択のブロック2004において、装置が、少なくとも1つの基準に基づいて、セグメントを送信するための情報ウィンドウの量を決定し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの基準は、衛星の少なくとも1つの電力モード、衛星の少なくとも1つの位置、割り振られたウィンドウサイズ、割り振られた帯域幅、情報ブロックのサイズ、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
いくつかの実装形態では、図17の量を決定するための回路/モジュール1726がブロック2004の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の量を決定するためのコード1740は、ブロック2004の動作を実行するために実行される。
任意選択のブロック2006において、装置がセグメントの量の指示を送信し得る。たとえば、この指示はセグメントのうちの少なくとも1つとともに送信され得る。
いくつかの実装形態では、図17の送信するための回路/モジュール1732がブロック2006の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の送信するためのコード1746が、ブロック2006の動作を実行するために実行される。
任意選択のブロック2008において、装置がセグメント識別子を送信し得る。たとえば、この指示はセグメントのうちの少なくとも1つとともに送信され得る。
いくつかの実装形態では、図17の送信するための回路/モジュール1732がブロック2008の動作を実行する。いくつかの実装形態では、図17の送信するためのコード1746が、ブロック2008の動作を実行するために実行される。
いくつかの態様では、装置は、図20について上で論じられた動作のいずれか、またはこれらの任意の組合せを実行し得る。
追加の態様
本明細書に記載された例は、本開示のいくつかの概念を例示するために提供される。これらは本質的に例示にすぎず、他の例が本開示および添付の請求項の範囲内に収まることがあることを当業者は理解するであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の任意の態様から独立して実装されることがあり、これらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で結合されることがあることを、当業者は理解されたい。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本明細書に記載される態様のうちの1つまたは複数に加えて、またはそれ以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてもよく、またはそのような方法が実践されてもよい。
特定の例を対象とする説明および関係する図面において、本開示の態様が説明される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の例が考案され得る。加えて、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細に説明されなかった可能性があり、または省略された可能性がある。
当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって説明された様々な態様は、任意の適切な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、まだ定められていない規格により記述されるものを含めて、ワイドエリアネットワーク、ピアツーピアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、他の適切なシステム、またはこれらの任意の組合せに適用され得る。
本明細書の教示は、限定はしないが、第5世代(5G)技術、第4世代(4G)技術、第3世代(3G)技術、衛星技術、および他のネットワークアーキテクチャを含む様々なネットワーク技術に従って実装され得る。したがって、本開示の様々な態様は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP) Long Term Evolution(LTE)、(FDDモード、TDDモード、もしくはその両方のモードの)LTE-Advanced(LTE-A)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムに基づくネットワークに拡張され得る。使用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。例示を目的に、以下では、5GシステムまたはLTEシステムの文脈で様々な態様を説明することがある。しかしながら、本明細書における教示は、他のシステムにおいて使用され得ることを諒解されたい。したがって、5Gの文脈またはLTE用語での機能への参照は、他のタイプの技術、ネットワーク、構成要素、シグナリングなどに等しく適用可能であると理解されるべきである。
多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されることになる一連の活動に関して説明される。本明細書において説明される様々な活動は、特定の回路、たとえば中央処理装置(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または様々な他のタイプの汎用もしくは専用のプロセッサもしくは回路によって実行されることがあり、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって実行されることがあり、あるいは両方の組合せによって実行されることがあることが認識されよう。加えて、本明細書において説明されるこれらの一連の活動は、実行されると、関連するプロセッサに本明細書において説明される機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内において完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、すべてが特許請求される主題の範囲内のものであると考えられるいくつかの異なる形態において具現化され得る。さらに、本明細書において説明される態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明される動作を実行する「ように構成された論理」として説明されることがある。
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表現され得ることを理解するであろう。たとえば、上の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
さらに、当業者は、本明細書において開示される態様に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明瞭に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上では全般的にその機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課される設計制約によって決まる。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実施することができるが、そのような実施の判断は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
上で示された構成要素、ステップ、特徴、および/もしくは機能のうちの1つまたは複数は、単一の構成要素、ステップ、特徴または機能として再構成され、ならびに/または結合されることがあり、あるいはいくつかの構成要素、ステップ、または機能において具現化されることがある。本明細書において開示された新規の特徴から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能が追加され得る。上で示された装置、デバイス、および/または構成要素は、本明細書において説明された方法、特徴、またはステップの1つまたは複数を実行するように構成され得る。また、本明細書において説明された新規のアルゴリズムは、ソフトウェアに効率的に実装されることがあり、および/またはハードウェアに組み込まれることがある。
開示された方法におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が再構成されてよいことが理解される。添付の方法の請求項は、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、請求項において特に記載されていない限り、提示された特定の順序または階層に限定されることを意図するものではない。
本明細書において開示される態様に関して説明される方法、シーケンスまたはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはそれら2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。記憶媒体の例は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。
「例示的な」という語は、本明細書では、「例、実例、または例証として機能する」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書において説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきでない。同様に、「態様」という用語は、すべての態様が論じられた特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
本明細書において使用される用語は、特定の態様のみを説明することを目的としており、態様を限定するものではない。本明細書では、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段明確に示さない限り、複数形も含むものとする。「備える(comprises、comprising)」、または「含む(includes、including)」という用語は、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を除外しないことがさらに理解されるだろう。さらに、「または」という用語は、ブール演算子「OR」と同じ意味を有し、すなわち、「いずれか」および「両方」の可能性を含み、別段に明記されていない限り、「排他的論理和」(「XOR」)に限定されないことを理解されたい。2つの隣接する語の間の記号「/」は、別段に明記されていない限り、「または」と同じ意味を有することも理解されたい。さらに、「〜に接続される」、「〜に結合される」、または「〜と通信している」などの句は、別段に明記されていない限り、直接の接続に限定されない。
本明細書において「第1の」、「第2の」などの呼称を使用する、要素へのいかなる言及も、一般に、それらの要素の数量または順序を限定しない。むしろ、これらの呼称は、本明細書では、2つ以上の要素または要素の例を区別する好都合な方法として使用され得る。したがって、第1の要素および第2の要素への言及は、そこで2つの要素だけが使用され得ること、または第1の要素が何らかの形で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。加えて、説明または請求項において使用される「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」または「a、b、c、またはこれらの任意の組合せ」という形態の用語は、「aまたはbまたはcまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、a、またはb、またはc、またはaおよびb、またはaおよびc、またはaおよびbおよびc、または2a、または2b、または2c、または2aおよびbなどを含み得る。
本明細書で使用される「決定すること」という用語は、幅広い様々な活動を包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリの中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
上記の開示は例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書において説明される態様による方法クレームの機能、ステップまたは活動は、別段に明記されていない限り、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、要素は、単数形で説明または請求される場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。