JP6902431B2 - 圧力検出装置 - Google Patents
圧力検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6902431B2 JP6902431B2 JP2017160765A JP2017160765A JP6902431B2 JP 6902431 B2 JP6902431 B2 JP 6902431B2 JP 2017160765 A JP2017160765 A JP 2017160765A JP 2017160765 A JP2017160765 A JP 2017160765A JP 6902431 B2 JP6902431 B2 JP 6902431B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end side
- tubular body
- rear end
- pressure
- tubular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 75
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 39
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 39
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 27
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 27
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 106
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 21
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 10
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 8
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 7
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 7
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 6
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 4
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 4
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 4
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 4
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 4
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 3
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 3
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 229920000106 Liquid crystal polymer Polymers 0.000 description 2
- 239000004977 Liquid-crystal polymers (LCPs) Substances 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- -1 Polypropylene Terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 229910000154 gallium phosphate Inorganic materials 0.000 description 1
- LWFNJDOYCSNXDO-UHFFFAOYSA-K gallium;phosphate Chemical compound [Ga+3].[O-]P([O-])([O-])=O LWFNJDOYCSNXDO-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 230000036039 immunity Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
本発明は、圧電素子の出力に対するノイズの侵入を低減することを目的とする。
このような圧力検出装置において、前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしていることを特徴とすることができる。
また、前記第1筒状体の他端側に前記第2筒状体の一端側が挿入され、または、当該第2筒状体の一端側に当該第1筒状体の他端側が挿入されることを特徴とすることができる。
また、前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側との間で、前記螺旋状体の金属線が密着していることを特徴とすることができる。
また、前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側との間で、前記螺旋状体がオーバーラップしていることを特徴とすることができる。
また、前記伝達部材と前記収容体とが接続されるとともに当該収容体の内部に収容され、前記電気信号に処理を施す処理回路をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、導電体で構成されるとともに前記圧電素子の一端側に設けられ、外部から圧力を受けるとともに受けた圧力を当該圧電素子に伝達する受圧部をさらに備え、前記受圧部と前記収容体とが絶縁され且つ当該受圧部と前記圧電素子とが絶縁されていることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明の圧力検出装置は、導電体で構成される筒状の胴体部と、導電体で構成されるとともに前記胴体部の一端側で当該胴体部に接続され、外部から圧力を受ける受圧部と、前記胴体部の内側且つ前記受圧部の他端側に設けられ、当該受圧部が受けた圧力に応じた電気信号を出力する圧電素子と、導電体で構成されるとともに前記胴体部の内側に設けられ、前記圧電素子の他端側に接続されて前記電気信号を伝達する伝達部材と、導電体で構成されるとともに前記胴体部の内側にて前記圧電素子および前記伝達部材を内部に収容し、当該圧電素子の一端側に接続されるとともに当該胴体部、前記受圧部および当該伝達部材と絶縁される収容体とを含んでいる。
このような圧力検出装置において、前記収容体は、導電性を有する筒状の第1筒状体と、導電性を有し且つ前記第1筒状体の他端側に配置される筒状の第2筒状体と、導電性を有する圧縮バネで構成され、前記第1筒状体と前記第2筒状体とを接続するバネ部材とを有し、前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしており、前記バネ部材は、前記第1筒状体が単独で存在する部位と、当該第1筒状体および前記第2筒状体が重なって存在する部位と、当該第2筒状体が単独で存在する部位とに跨がって設けられることを特徴とすることができる。
また、前記収容体は、導電性を有する筒状の第1筒状体と、導電性を有し且つ前記第1筒状体の他端側に配置される筒状の第2筒状体と、導電性を有する圧縮バネで構成され、前記第1筒状体と前記第2筒状体とを接続するバネ部材とを有し、前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしておらず、前記バネ部材は、前記第1筒状体が単独で存在する部位と、当該第1筒状体および前記第2筒状体が存在しない部位と、当該第2筒状体が単独で存在する部位とに跨がって設けられ、当該第1筒状体および前記第2筒状体が存在しない部位において当該バネ部材の金属線が密着して設けられることを特徴とすることができる。
[圧力検出システムの構成]
図1は、実施の形態に係る圧力検出システム1の概略構成図である。
この圧力検出システム1は、内燃機関10における燃焼室C内の圧力(燃焼圧)を検出する圧力検出装置20と、圧力検出装置20に対する給電を行うとともに圧力検出装置20が検出した圧力に基づいて内燃機関10の動作を制御する制御装置80と、圧力検出装置20と制御装置80とを電気的に接続する接続ケーブル90とを備えている。
図2は、圧力検出装置20の斜視図である。また、図3は、実施の形態1の圧力検出装置20の断面図(図2のIII−III断面図)である。さらに、図4は、実施の形態1の圧力検出装置20の先端側の拡大断面図である。
検出部30は、処理部50に設けられた後端側筐体51(詳細は後述する)の先端側とはめ合う先端側筐体31と、先端側筐体31の先端側に取り付けられたダイアフラムヘッド32とを有している。
処理部50は、上述した先端側筐体31(具体的には第2先端側筐体312)の後端側とはめ合う後端側筐体51と、先端側は後端側筐体51の後端側の内部に収容されるとともに、後端側は後端側筐体51の後端側の外部に露出するように設けられ、接続ケーブル90(図1参照)の接続対象となる接続部材52とを有している。
図5は、圧力検出装置20に設けられた回路基板57の概略構成図である。
回路基板57は、1または複数の電子部品(回路素子)を実装するための配線(回路パターン)が形成されたプリント配線基板571と、プリント配線基板571に実装された処理回路572とを有している。
ここで、圧力検出装置20における電気的な接続構造について説明を行う。
圧力検出装置20において、圧電素子33の後端側の端面(正極)は、金属製の後端電極部材36と電気的に接続され、後端電極部材36は、金属製の第2加圧部材(コイルスプリング)38を介して、金属製の伝導部材53に接続される。そして、金属製の伝導部材53は、基本的に絶縁体で構成された被覆部材54のうち、金属製の後端保持部54aと電気的に接続され、後端保持部54aは、回路基板57に設けられた入力信号端子57aと電気的に接続される。以下では、圧電素子33の後端側の面から、後端電極部材36、第2加圧部材38、伝導部材53および後端保持部54aを介して、回路基板57の入力信号端子57aに至る電気的な経路を、『正の経路』と称する。
ここで、本実施の形態の圧力検出装置20の組立手順について説明を行う。
(第1構造物の組立)
まず、第1先端側筐体311の先端側とダイアフラムヘッド32の裏面側(凸部32c側)とを対向させて両者を突き当てる。そして、この状態で、第1先端側筐体311とダイアフラムヘッド32との境界部を、少なくとも一周にわたってレーザ溶接して固定する。以下では、第1先端側筐体311およびダイアフラムヘッド32を含む構造物を、「第1構造物」と称する。
また、第1加圧部材37の内部に、第1加圧部材37の後端側から、先端電極部材35、絶縁パイプ40、圧電素子33、後端電極部材36、第1絶縁リング41、支持部材39を、この順で挿入する。このとき、後端電極部材36の座ぐり穴36aが後端側を向くようにする。この状態で、第1加圧部材37に対する支持部材39の中心線方向の位置調整を行い、第1加圧部材37および支持部材39を介して圧電素子33にかかる荷重(予荷重)を調整する。
続いて、第2構造物を構成する第1加圧部材37の先端側に設けられた開口部に、第1加圧部材37の先端側から、絶縁プレート34を装着する(はめ込む)。そして、第1構造物の内部に、第1構造物(第1先端側筐体311)の後端側から、絶縁プレート34の装着部位を先端側として第2構造物を挿入する。これに伴い、絶縁プレート34の先端側の面は、第1構造物を構成するダイアフラムヘッド32の裏面側に設けられた凸部32cに突き当たる。また、絶縁プレート34の後端側の面は、第2構造物を構成する先端電極部材35の先端側の面に突き当たる。さらに、第1構造物を構成するダイアフラムヘッド32の凹部32bの後端側の面と、第2構造物を構成する第1加圧部材37の先端側の面との間には、エアギャップが形成される。
一方、上記第3構造物(先端側構造物)の組立とは別工程にて、被覆部材54の内部に、被覆部材54の先端側から、後端側凸部53bを後端側として伝導部材53を挿入する。このとき、伝導部材53の後端側に設けられた後端側凸部53bは、被覆部材54に設けられた後端保持部54aにはまり込む。また、伝導部材53の先端側に設けられた先端側凸部53aは、被覆部材54よりも先端側に突出することで、外部に露出する。次に、被覆部材54にはめ込まれた伝導部材53の先端側凸部53aに対し、伝導部材53の先端側から、第2加圧部材38を装着する(はめ込む)。そして、第2加圧部材38の後端側と伝導部材53の先端側凸部53aとを、少なくとも一周にわたって半田付けして固定する。以下では、伝導部材53および被覆部材54を含む構造物を、「第4構造物」と称する。
また、緩衝部材55の内部に、緩衝部材55の後端側から、相対的に径が小さい(細い)部位を先端側として収容部材56を挿入する。そして、収容部材56の先端側の外周面に緩衝部材55の後端側をはめ込んだ状態で、収容部材56と緩衝部材55とを、少なくとも一周にわたって半田付けして固定する。以下では、このようにして得られた、緩衝部材55および収容部材56を含む構造物を、「第5構造物」と称する。
次に、第5構造物の内部に、第5構造物(収容部材56)の後端側から、伝導部材53の先端側凸部53aを先端側として第4構造物を挿入する。そして、収容部材56の内側に設けられた段差部(先端側および後端側の二箇所)に、被覆部材54の外側に設けられた段差部(先端側および後端側の二箇所)を突き当てた状態で、収容部材56の後端側から、回路基板57および保持部材58を、この順で挿入する。以下では、このようにして得られた、第4構造物、第5構造物、回路基板57および保持部材58を含む構造物を、「第6構造物」と称する。
続いて、第2先端側筐体312の内部に、第2先端側筐体312の後端側から、第4絶縁リング44および第5絶縁リング45を挿入し、さらに、伝導部材53の先端側凸部53aを先端側として第6構造物を挿入する。その結果、第2先端側筐体312の内側且つ先端側に設けられた段差部と、収容部材56の外側且つ先端側に設けられた段差部とが、第4絶縁リング44を介して突き当たる。また、第2先端側筐体312の内側且つ後端側に設けられた段差部と、収容部材56の外側且つ後端端側に設けられた段差部とが、第5絶縁リング45を介して突き当たる。このとき、第6構造物に設けられた緩衝部材55の先端側の端部は、第2先端側筐体312の先端側の端面よりも先端側に突出した位置に存在する。また、このとき、第6構造物に設けられた収容部材56の後端側の端部は、第2先端側筐体312の後端側の端面よりも後端側に突出した位置に存在する。以下では、第2先端側筐体312、第4絶縁リング44、第5絶縁リング45および第6構造物を含む構造物を、「第7構造物(後端側構造物)」と称する。
第3構造物に対し、第3構造物(支持部材39)の後端側から、伝導部材53の先端側凸部53aを先端側として第7構造物を近づけていく。その結果、第3構造物を構成する支持部材39の後端側の外周面に、第7構造物を構成する緩衝部材55の先端側がはまり込む。このとき、第7構造体において、緩衝部材55の先端側の端部は、第2先端側筐体312の先端側の端面よりも先端側に突出した位置にある。そして、支持部材39の後端側と緩衝部材55の先端側とを、少なくとも一周にわたってレーザ溶接して固定する。
では、圧力検出装置20による圧力検出動作について説明を行う。
内燃機関10が動作しているとき、ダイアフラムヘッド32の圧力受面32aに、燃焼室C内で発生した圧力(燃焼圧)が付与される。ダイアフラムヘッド32では、圧力受面32aが受けた圧力が裏側の凸部32cに伝達され、さらに凸部32cから絶縁プレート34へと伝達される。そして、絶縁プレート34に伝達された圧力は先端電極部材35へと伝達されることで、先端電極部材35と後端電極部材36とに挟まれた圧電素子33に作用し、圧電素子33では、受けた圧力に応じた電荷が生じる。圧電素子33に生じた電荷は、正の経路すなわち後端電極部材36、第2加圧部材38、伝導部材53および後端保持部54aを介して、回路基板57の入力信号端子57aに電荷信号として供給される。回路基板57に供給された電荷信号は、積分回路572aで積分処理されることで電圧信号に変換され、さらに増幅回路572bで増幅処理されることで出力信号とされる。そして、増幅回路572bから出力された出力信号は、回路基板57の出力信号端子57dから、接続部材52に設けられた第2基板側端子522および第2接続端子52bを介して、外部(ここでは接続ケーブル90および制御装置80)に送信される。
本実施の形態の圧力検出装置20は内燃機関10に取り付けられており、この内燃機関10が自動車に搭載されている場合、クラクション、ヘッドライトおよびワイパー等で発生したkHzオーダーの周波数のノイズ(以下では低周波ノイズと称する)が、内燃機関10のシリンダヘッド13に侵入してくる。そして、本実施の形態では、金属で構成されたシリンダヘッド13に、圧力検出装置20のうち金属で構成された筐体60を取り付けているため、シリンダヘッド13に侵入してきた低周波ノイズは、圧力検出装置20の筐体60にも伝播する。
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、圧力検出装置20における遮へい体70の構成の一部が、実施の形態1とは異なる。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6は、実施の形態2の圧力検出装置20の先端側の拡大断面図である。
本実施の形態の圧力検出装置20は、支持部材39と収容部材56との位置関係が実施の形態1とは異なる。また、本実施の形態の圧力検出装置20は、緩衝部材55の圧縮状態が実施の形態1とは異なる。
ここで、本実施の形態の圧力検出装置20の組立手順について説明を行う。ただし、本実施の形態の圧力検出装置20の組立手順は、「第3構造部(先端側構造物)の組立」および「第7構造物(後端側構造物)の組立」までは、基本的に実施の形態1と同じであり、最後の「圧力検出装置の組立」が実施の形態1とは異なる。このため、ここでは、「圧力検出装置の組立」についてのみ説明を行う。
第3構造物に対し、第3構造物(支持部材39)の後端側から、伝導部材53の先端側凸部53aを先端側として第7構造物を近づけていく。その結果、第3構造物を構成する支持部材39の後端側の外周面に、第7構造物を構成する緩衝部材55の先端側がはまり込む。このとき、第7構造体において、緩衝部材55の先端側の端部は、第2先端側筐体312の先端側の端面よりも先端側に突出した位置にある。そして、支持部材39の後端側と緩衝部材55の先端側とを、少なくとも一周にわたってレーザ溶接して固定する。
本実施の形態では、実施の形態1とは異なり、支持部材39および収容部材56を軸方向にオーバーラップさせないで配置している。ただし、この部位には、第1加圧部材37(支持部材39)および収容部材56を電気的に接続する緩衝部材55の金属線を、密着させた状態で配置している。このため、本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態では、緩衝部材55を円筒型圧縮コイルバネで構成した場合を例として説明を行ったが、緩衝部材55の構成はこれに限られるものではない。
図7は、本実施の形態の圧力検出装置20で用いられる緩衝部材55の他の構成例を示す図である。ここで、図7(a)は円筒形圧縮コイルバネの変形例である円錐型圧縮コイルバネを、図7(b)は円錐型圧縮バネの変形例である竹の子バネを、それぞれ示している。
なお、実施の形態1、2では、遮へい体70において、支持部材39と収容部材56とを、緩衝部材55を介して接続していたが、これに限られるものではない。例えば、第1加圧部材37と収容部材56とを、緩衝部材55を介して接続してもよい。なぜならば、実施の形態1、2において、支持部材39および第1加圧部材37はレーザ溶接によって一体化しており、電気的には同電位となっているためである。
また、実施の形態1、2では、緩衝部材55を構成する金属線の断面を円形状としていたが、これに限られるものではなく、他の形状(長方形状等)であってもかまわない。
さらに、実施の形態1では、支持部材39の後端側が、収容部材56の先端側の内側に位置するようにしていたが、これに限られるものではなく、支持部材39の後端側が、収容部材56の先端側の外側に位置するようにしてもかまわない。
本発明者は、負の経路すなわち遮へい体70の構造を異ならせた複数の圧力検出装置20を作製し、BCI(Bulk Current Injection)試験による評価を行った。
まず、実施例1では、実施の形態1で説明した構造(図4参照)を採用した。また、実施例2では、実施の形態2で説明した構造(図6参照)を採用した。ここで、実施例2では、緩衝部材55として円筒型圧縮コイルバネを用いた。一方、比較例では、緩衝部材55に代えて、支持部材39と収容部材56とを、直線状の金属ワイヤにて接続する構成を採用した。
BCI試験は、自動車のEMC(Electromagnetic Compatibility)規格のうち、EMS(Electromagnetic Susceptibility)に対応するイミュニティ規格として定められたものであって、例えばISO11452−4:2011に規定されている。
Claims (9)
- 外部から受けた、一端側から他端側に向かう圧力に応じた電気信号を出力する圧電素子と、
導電体で構成されるとともに前記圧電素子の正極と接続され、前記電気信号を伝達する伝達部材と、
導電体で構成されるとともに前記圧電素子の負極と接続され、当該圧電素子および前記伝達部材を内部に収容する収容体と、
導電体で構成されるとともに前記圧電素子の一端側に設けられ、外部から圧力を受けるとともに受けた圧力を前記圧電素子に伝達する受圧部と、を備え、
前記受圧部と前記収容体とが絶縁され且つ当該受圧部と前記圧電素子とが絶縁されており、
前記収容体は、
前記一端側に設けられた筒状の第1筒状体と、
前記第1筒状体の他端側に設けられた筒状の第2筒状体と、
一端側が当該第1筒状体と接続されるとともに他端側が当該第2筒状体と接続され、一端側と他端側との間で伸縮する螺旋状の螺旋状体と
を有することを特徴とする圧力検出装置。 - 前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしていることを特徴とする請求項1記載の圧力検出装置。
- 前記第1筒状体の他端側に前記第2筒状体の一端側が挿入され、または、当該第2筒状体の一端側に当該第1筒状体の他端側が挿入されることを特徴とする請求項2記載の圧力検出装置。
- 前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側との間で、前記螺旋状体の金属線が密着していることを特徴とする請求項1記載の圧力検出装置。
- 前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側との間で、前記螺旋状体がオーバーラップしていることを特徴とする請求項4記載の圧力検出装置。
- 前記伝達部材と前記収容体とが接続されるとともに当該収容体の内部に収容され、前記電気信号に処理を施す処理回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の圧力検出装置。
- 導電体で構成される筒状の胴体部と、
導電体で構成されるとともに前記胴体部の一端側で当該胴体部に接続され、外部から圧力を受ける受圧部と、
前記胴体部の内側且つ前記受圧部の他端側に設けられ、当該受圧部が受けた圧力に応じた電気信号を出力する圧電素子と、
導電体で構成されるとともに前記胴体部の内側に設けられ、前記圧電素子の他端側に接続されて前記電気信号を伝達する伝達部材と、
導電体で構成されるとともに前記胴体部の内側にて前記圧電素子および前記伝達部材を内部に収容し、当該圧電素子の一端側に接続されるとともに前記胴体部、前記受圧部および前記伝達部材と絶縁される収容体と
を含む圧力検出装置。 - 前記収容体は、
導電性を有する筒状の第1筒状体と、
導電性を有し且つ前記第1筒状体の他端側に配置される筒状の第2筒状体と、
導電性を有する圧縮バネで構成され、前記第1筒状体と前記第2筒状体とを接続するバネ部材と
を有し、
前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしており、
前記バネ部材は、前記第1筒状体が単独で存在する部位と、当該第1筒状体および前記第2筒状体が重なって存在する部位と、前記第2筒状体が単独で存在する部位とに跨がって設けられることを特徴とする請求項7記載の圧力検出装置。 - 前記収容体は、
導電性を有する筒状の第1筒状体と、
導電性を有し且つ前記第1筒状体の他端側に配置される筒状の第2筒状体と、
導電性を有する圧縮バネで構成され、前記第1筒状体と前記第2筒状体とを接続するバネ部材と
を有し、
前記第1筒状体の他端側と前記第2筒状体の一端側とがオーバーラップしておらず、
前記バネ部材は、前記第1筒状体が単独で存在する部位と、当該第1筒状体および前記第2筒状体が存在しない部位と、前記第2筒状体が単独で存在する部位とに跨がって設けられ、当該第1筒状体および前記第2筒状体が存在しない部位において当該バネ部材の金属線が密着して設けられることを特徴とする請求項7記載の圧力検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017160765A JP6902431B2 (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 圧力検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017160765A JP6902431B2 (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 圧力検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019039733A JP2019039733A (ja) | 2019-03-14 |
JP6902431B2 true JP6902431B2 (ja) | 2021-07-14 |
Family
ID=65725582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017160765A Active JP6902431B2 (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 圧力検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6902431B2 (ja) |
-
2017
- 2017-08-24 JP JP2017160765A patent/JP6902431B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019039733A (ja) | 2019-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6624989B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JP5901982B2 (ja) | 検出システムおよび検出装置 | |
JP6543961B2 (ja) | コネクタ、これを備えるカメラ装置および電子機器 | |
GB2541560A (en) | Ultrasonic transducer with piezoelectric element and distance sensor | |
JP6499601B2 (ja) | 検出装置および検出システム | |
JP6902431B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
US10996127B2 (en) | Pressure detection device and pressure detection system having first and second housings electrically insulated from each other | |
JP6951241B2 (ja) | 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法 | |
WO2012144454A1 (ja) | コネクタおよびそれを用いた検出装置 | |
US7930940B2 (en) | Ultrasonic transducer | |
JP2013174553A (ja) | 圧力検出装置、圧力検出装置付き内燃機関 | |
JP6827866B2 (ja) | 検出装置および回路基板 | |
KR102088119B1 (ko) | 가속도 측정 장치 및 가속도 측정 장치의 제조 방법 | |
JP2007053074A (ja) | 圧力検出機能付きスパークプラグ、スパークプラグ用電圧供給部品及び圧力検出機能付きプラグ一体型点火コイル | |
KR20120117844A (ko) | 내연기관의 점화 및 압력 측정 디바이스 | |
JP5893920B2 (ja) | 検出システムおよび検出装置 | |
JP7077210B2 (ja) | 圧力検出装置、回路内蔵部材、圧力検出装置の製造方法 | |
JP6845756B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JP6948491B1 (ja) | 圧力検出装置、回路内蔵部材 | |
JP6483634B2 (ja) | 検出装置および検出システム | |
JP7166897B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JP2022142610A (ja) | 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法 | |
JP2023049395A (ja) | 圧力検出装置 | |
JP6074288B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JP7008006B2 (ja) | 圧力検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6902431 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |