JP6895358B2 - Thermal printer - Google Patents
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Description
本発明は、サーマルプリンタに関する。 The present invention relates to a thermal printer.
従来、サーマルプリンタでは、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に感熱紙を挟持することにより、感熱紙をサーマルヘッドに押し当て、その状態で、サーマルヘッドに設けられた発熱素子によって感熱紙を加熱することにより、感熱紙に画像を形成する構成を採用している。 Conventionally, in a thermal printer, a thermal paper is sandwiched between a thermal head and a platen roller to press the thermal paper against the thermal head, and in that state, the thermal paper is heated by a heat generating element provided in the thermal head. As a result, a configuration is adopted in which an image is formed on thermal paper.
このようなサーマルプリンタは、サーマルヘッドとプラテンローラとの間の隙間を、適切な間隔に調整することにより、感熱紙を適切な圧力で挟持することができる。これにより、感熱紙に形成される画像の品質を高めたり、感熱紙の搬送を適切に行ったりすることができるようになる。そこで、従来、サーマルプリンタに関し、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に隙間を調整することができるようにした技術が開示されている。 In such a thermal printer, the thermal paper can be sandwiched at an appropriate pressure by adjusting the gap between the thermal head and the platen roller to an appropriate interval. As a result, the quality of the image formed on the thermal paper can be improved, and the thermal paper can be appropriately conveyed. Therefore, conventionally, regarding a thermal printer, a technique for adjusting a gap between a thermal head and a platen roller has been disclosed.
例えば、下記特許文献1には、サーマルプリンタにおいて、サーマルヘッドを保持する部材に設けられたねじ部材の先端が、プラテンローラが配設されたフレームの上面に当接するようにし、当該ねじ部材を回転させて、当該ねじ部材の突出量を調整することにより、サーマルヘッドとプラテンローラとの間の隙間寸法を調整できるようにした技術が開示されている。 For example, in Patent Document 1 below, in a thermal printer, the tip of a screw member provided on a member holding a thermal head is brought into contact with the upper surface of a frame on which a platen roller is arranged, and the screw member is rotated. A technique has been disclosed in which the clearance dimension between the thermal head and the platen roller can be adjusted by adjusting the protruding amount of the screw member.
しかしながら、上記特許文献1のサーマルプリンタでは、調整手段であるねじ部材を、フレームの上面に当接させる構成を採用している。このため、上記特許文献1のサーマルプリンタでは、例えば、一旦、上記隙間寸法を適切な寸法に調整したとしても、長期間使用していくうちに、フレームが変形する等の影響を受けて、上記隙間寸法が適切な寸法から逸脱してしまったり、感熱紙の表面に対するサーマルヘッドの当接角度が適切な角度から逸脱してしまったりする虞がある。この場合、感熱紙に形成される画像の品質が低下したり、感熱紙の搬送を適切に行ったりすることができなくなったりする虞がある。このようなことから、サーマルヘッドとプラテンローラとの間の隙間寸法、および、感熱紙の表面に対するサーマルヘッドの当接角度を高精度に維持することが可能な、サーマルプリンタが求められている。 However, the thermal printer of Patent Document 1 employs a configuration in which a screw member, which is an adjusting means, is brought into contact with the upper surface of the frame. Therefore, in the thermal printer of Patent Document 1, for example, even if the gap dimension is once adjusted to an appropriate dimension, the frame is affected by deformation over a long period of use, and the above is described. The gap dimension may deviate from the appropriate dimension, or the contact angle of the thermal head with respect to the surface of the thermal paper may deviate from the appropriate angle. In this case, the quality of the image formed on the thermal paper may be deteriorated, or the thermal paper may not be properly conveyed. Therefore, there is a demand for a thermal printer capable of maintaining the gap dimension between the thermal head and the platen roller and the contact angle of the thermal head with respect to the surface of the thermal paper with high accuracy.
一実施形態のサーマルプリンタは、フレームと、前記フレームに軸受を介して回転可能に支持されたプラテンローラと、前記プラテンローラと対向して設けられたサーマルヘッドと、前記フレームに対して前記サーマルヘッドを回動可能に支持する支持部材と、前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の一方に設けられ、前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の他方に対して一定の距離を有して当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間の隙間寸法を一定に保持する保持部材とを備える。 The thermal printer of one embodiment includes a frame, a platen roller rotatably supported on the frame via bearings, a thermal head provided facing the platen roller, and the thermal head with respect to the frame. Is provided on one of a support member that rotatably supports the platen roller, a component of the platen roller, and a component of the thermal head, and is constant with respect to the other of the component of the platen roller and the component of the thermal head. It is provided with a holding member that keeps the gap size between the thermal head and the platen roller constant by abutting with a distance.
一実施形態によれば、サーマルヘッドとプラテンローラとの間の隙間寸法、および、感熱紙の表面に対するサーマルヘッドの当接角度を高精度に維持することが可能な、サーマルプリンタを提供することができる。 According to one embodiment, it is possible to provide a thermal printer capable of maintaining the gap dimension between the thermal head and the platen roller and the contact angle of the thermal head with respect to the surface of the thermal paper with high accuracy. it can.
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。 Hereinafter, one embodiment will be described with reference to the drawings.
(サーマルプリンタ100の基本的な構成)
初めに、図1〜図5を参照して、一実施形態に係るサーマルプリンタ100の基本的な構成について説明する。
(Basic configuration of thermal printer 100)
First, the basic configuration of the
図1は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100の外観を示す斜視図である。図2は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100の平面図である。図3は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100の側面図である。図4は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100の正面図である。図5は、図1に示すサーマルプリンタ100のA−A断面図である。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向を、縦方向または上下方向とし、図中X軸方向(感熱紙Pの搬送方向)を、前後方向とし、図中Y軸方向(プラテンローラ102の回転軸102Aの軸方向)を、横方向または左右方向とする。
FIG. 1 is a perspective view showing the appearance of the
図1〜図5に示すサーマルプリンタ100は、感熱紙Pをサーマルヘッド105に押し当て、その状態で、サーマルヘッド105に設けられた発熱素子によって感熱紙Pを加熱することにより、感熱紙Pに画像を形成することができる、いわゆる感熱式のサーマルプリンタである。
The
図1〜図5に示すように、サーマルプリンタ100は、フレーム101、プラテンローラ102、支持部材103、プレート104、サーマルヘッド105、FPC(Flexible Printed Circuits:フレキシブルプリント基板)106、給紙ガイド107、給紙ローラ108、および圧接スプリング109を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
フレーム101は、金属板を加工することにより形成される、概ね薄型の直方体をなす受け皿状の部材である。フレーム101は、上方から平面視したときに矩形状をなす底面部と、底面部の左右両縁部に沿って垂直に立設された側壁部とを有する。
The
プラテンローラ102は、フレーム101の左右両側壁部の間において、横幅方向(図中Y軸方向)に延伸する、円柱状の部材である。プラテンローラ102は、フレーム101の左右両側壁部に取り付けられる軸受(図6以降にて図示する)によって、その回転軸102Aの両端が軸支される。プラテンローラ102は、サーマルヘッド105と対向して設けられている。プラテンローラ102は、サーマルヘッド105との間の隙間内に、感熱紙P(図5参照)を挟み込むことにより、感熱紙Pの表面をサーマルヘッド105に押し当てることができる。また、プラテンローラ102は、各種モータ(例えば、ステッピングモータ等。図示省略)の駆動によって回転することにより、感熱紙Pを所定の搬送方向(図中X軸正方向)に搬送することができる。例えば、プラテンローラ102は、そのローラ部に、ゴム等の弾性素材が用いられる。また、例えば、プラテンローラ102は、その回転軸102Aに、金属等の比較的硬質な素材が用いられる。なお、プラテンローラ102は、モータの駆動によって回転するものに限らず、感熱紙Pが搬送されることに従動して回転するものであってもよい。
The
支持部材103は、金属板を加工することにより形成される部材である。支持部材103は、プレート104とともに、サーマルヘッド105を支持する。支持部材103は、フレーム101に対して、上下方向(図中Z軸方向)に回動可能である。具体的には、支持部材103は、左右2本の腕部103A,103Bと、連結部103Cとを有している。2本の腕部103A,103Bは、フレーム101の前後方向(図中X軸方向)における中央近傍から、フレーム101の側壁部の上縁部に沿って、感熱紙Pの搬送方向(図中X軸正方向)に向って延伸する部分である。2本の腕部103A,103Bは、細長い平板状であり、その表面が概ね垂直となり、且つ、フレーム101の側壁部の表面と略同一平面上に位置するように、立設された状態となっている。2本の腕部103A,103Bは、その先端部分において、概ね水平な平面を有する平板状の連結部103Cによって、互いに連結されている。連結部103Cの底面には、プレート104およびサーマルヘッド105が取り付けられている。また、2本の腕部103A,103Bは、その末端部分において、フレーム101の側壁部に軸支されている。これにより、支持部材103は、プレート104およびサーマルヘッド105を支持した状態で、2本の腕部103A,103Bの末端部分を回転軸として、フレーム101に対して上下方向(図中Z軸方向)に回動可能となっている。
The support member 103 is a member formed by processing a metal plate. The support member 103 supports the
プレート104は、支持部材103を構成する連結部103Cの底面に取り付けられている。プレート104は、概ね水平な平面を有する平板状の部材である。例えば、プレート104は、金属等の比較的硬質な素材が用いられる。
The
サーマルヘッド105は、プレート104の底面において、プラテンローラ102と対向して設けられている。サーマルヘッド105は、複数の発熱素子が横幅方向(図中Y軸方向)に並べて設けられている。サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間には、感熱紙Pの厚さよりも小さい、僅かな隙間が形成される。例えば、感熱紙Pの厚さを0.25mmとした場合、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間に、0.15mmの隙間が形成される。これにより、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間に、感熱紙Pを挿通させたときに、サーマルヘッド105に対して、感熱紙Pの表面を適切な圧力で押し当てることができる。サーマルヘッド105は、感熱紙Pの表面が押し当てられた状態で、外部回路からFPC106を介して供給された制御信号によって、複数の発熱素子の発熱が制御されることにより、感熱紙Pに対して画像を形成することができる。
The
FPC106は、サーマルヘッド105に制御信号を供給するために、サーマルヘッド105と外部回路(図示省略)とを接続する部材である。FPC106は、金属膜からなる配線をポリイミド等の樹脂材料により挟んだ構造を有するフィルム状の部材である。FPC106は、可撓性を有しているため、折り曲げることが可能である。
The
給紙ガイド107および給紙ローラ108は、フレーム101の後部に設けられている。給紙ガイド107は、感熱紙Pが載置される。給紙ローラ108は、回転することによって、給紙ガイド107に載置された感熱紙Pを、プラテンローラ102とサーマルヘッド105との間の隙間内へ送出する。
The
圧接スプリング109は、一端が支持部材103の先端部分に掛止され、他端がフレーム101に掛止される。これにより、圧接スプリング109は、支持部材103をフレーム101側に下方に付勢し、支持部材103が閉じた状態を保持する。支持部材103が閉じた状態において、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法は、適切な寸法に保たれる。
One end of the
このように構成されたサーマルプリンタ100は、給紙ガイド107および給紙ローラ108によって、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間内に、感熱紙Pが送り込まれる。これにより、サーマルヘッド105およびプラテンローラ102が、送出されてきた感熱紙Pを挟持する。その状態で、印刷データに応じた制御信号が、FPC106を介して、外部回路(図示省略)からサーマルヘッド105へ入力される。サーマルヘッド105は、入力された制御信号に応じて複数の発熱体が発熱することにより、感熱紙Pを加熱する。これにより、サーマルヘッド105は、感熱紙Pに対して、印刷データに応じた画像を形成する。
In the
(保持部材の実施例)
一実施形態のサーマルプリンタ100は、図1〜図5で説明した基本的な構成に加え、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を一定に保持する保持部材をさらに備える。便宜上、図1〜図5では、保持部材の図示を省略している。以降、サーマルプリンタ100が備える保持部材の実施例について、具体的に説明する。なお、便宜上、図6以降では、サーマルプリンタ100が備える構成部品のうち、保持部材と関係する構成部品を図示することとし、その他の構成部品については、図示を省略する。
(Example of holding member)
In addition to the basic configurations described with reference to FIGS. 1 to 5, the
(保持部材の第1実施例)
まず、図6〜図8を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第1実施例について説明する。図6は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第1実施例を示す側面図である。図7は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第1実施例を示す正面図である。図8は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第1実施例を示す一部拡大図である。
(First Example of Holding Member)
First, a first embodiment of the holding member included in the
図6〜図8に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第1実施例として、回転体110を備える。回転体110は、プラテンローラ102の回転軸102Aの両端に、回転軸102Aとともに回転可能に設けられている。また、回転体110は、プラテンローラ102の円柱状のローラ部と、フレーム101の側壁部に取り付けられる軸受102Bとの間に配置されている。軸受102Bは、回転軸102Aを回転可能に軸支する部材である。回転体110は、一定の厚みを有する円盤状の部材であり、軸受102Bとは別体的に設けられている。回転体110は、樹脂、金属等、比較的硬質な素材が用いられる。回転体110の中心には、円形の開口が形成されている。回転体110は、この開口内に回転軸102Aを挿通させることにより、回転軸102Aに取り付けられる。なお、回転体110の回転中心から外周面までの半径は、回転体110の回転位置によらず一定である。
In the examples shown in FIGS. 6 to 8, the
回転体110は、その上部外周面において、プレート104の底面に対して一定の距離を有して当接している。上記したように、回転体110の回転中心から外周面までの半径は一定であるため、プラテンローラ102とともに回転体110が回転したとしても、回転体110の外周面からプレート104の底面までの距離は一定である。これにより、回転体110は、その回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を、一定に保つことができる。プレート104の底面には、サーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、回転体110によって、回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
The
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な半径を有する回転体110を備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
(保持部材の第2実施例)
次に、図9〜図11を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第2実施例について説明する。図9は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第2実施例を示す側面図である。図10は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第2実施例を示す正面図である。図11は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第2実施例を示す一部拡大図である。
(Second Example of Holding Member)
Next, a second embodiment of the holding member included in the
図9〜図11に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第2実施例として、回転体112を備える。回転体112は、プラテンローラ102の回転軸102Aの両端に、回転軸102Aとともに回転可能に設けられている。回転体112の形状および配置は、第1実施例の回転体110と同様である。但し、回転体112は、回転体110よりも直径が大きくなっている。
In the examples shown in FIGS. 9 to 11, the
図9〜図11に示すように、プレート104の左右両端部の底面には、回転体112と対向する位置に、回転体112の回転方向(図中X軸方向)に沿って切り欠かれた溝部104Aが形成されている。回転体112は、その上部の一部が、溝部104Aに収まる。そして、回転体112は、その上部外周面において、溝部104Aの上壁面に対して一定の距離を有して当接している。溝部104Aは、回転体112の厚さ寸法と略同寸法の幅(図中Y軸方向の幅)を有している。これにより、回転体112は、その左右両表面が、溝部104Aの左右両側壁面(「規制部」の一例)と当接しつつ、プラテンローラ102とともに回転できるようになっている。
As shown in FIGS. 9 to 11, the bottom surfaces of the left and right ends of the
第1実施例の回転体110と同様に、回転体112の回転中心から外周面までの半径は一定であるため、プラテンローラ102とともに回転体112が回転したとしても、回転体112の外周面から、プレート104に形成された溝部104Aの上壁面までの距離は一定である。これにより、回転体112は、その回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を、一定に保つことができる。プレート104の底面には、サーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、回転体112によって、回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
Since the radius from the rotation center of the
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な半径を有する回転体112を備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
また、回転体112は、その左右両表面が溝部104Aの左右両側壁面に当接することによって、プラテンローラ102とともに回転しつつ、回転軸102Aの横幅方向(図中Y軸方向)への移動を規制することができる。これにより、回転体112は、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との横幅方向(図中Y軸方向)における相対的な位置を一定に保つことができる。このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、回転体112を備えることにより、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との横幅方向(図中Y軸方向)における相対的な位置を、高精度に維持することができる。
Further, the
(保持部材の第3実施例)
次に、図12〜図14を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第3実施例について説明する。図12は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第3実施例を示す側面図である。図13は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第3実施例を示す正面図である。図14は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第3実施例を示す一部拡大図である。
(Third Example of Holding Member)
Next, a third embodiment of the holding member included in the
図12〜図14に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第3実施例として、スペーサ120を備える。スペーサ120は、プレート104の左右両端の底面に取り付けられている。スペーサ120は、上下方向(図中Z軸方向)に一定の長さを有する柱状の部材である。スペーサ120は、樹脂等、比較的硬質な素材が用いられる。スペーサ120は、プラテンローラ102の円柱状のローラ部と、フレーム101の側壁部に取り付けられる軸受102Bとの間に位置している。軸受102Bは、回転軸102Aを回転可能に軸支する部材である。
In the examples shown in FIGS. 12 to 14, the
スペーサ120の先端面は、水平な平面であり、回転軸102Aに当接している。これにより、スペーサ120は、プラテンローラ102の回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を、一定に保つことができる。プレート104の底面には、サーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、スペーサ120によって、回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
The tip surface of the
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な長さを有するスペーサ120を備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
(保持部材の第4実施例)
次に、図15〜図17を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第4実施例について説明する。図15は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第4実施例を示す側面図である。図16は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第4実施例を示す正面図である。図17は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第4実施例を示す一部拡大図である。
(Fourth Example of Holding Member)
Next, a fourth embodiment of the holding member included in the
図15〜図17に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第4実施例として、スペーサ122を備える。スペーサ122は、プレート104の左右両端の底面に取り付けられている。スペーサ122は、上下方向(図中Z軸方向)に一定の長さを有する柱状の部材である。スペーサ122は、樹脂等、比較的硬質な素材が用いられる。スペーサ122は、プラテンローラ102の円柱状のローラ部と、フレーム101の側壁部に取り付けられる軸受102Bとの間に位置している。軸受102Bは、回転軸102Aを回転可能に軸支する部材である。
In the examples shown in FIGS. 15 to 17, the
スペーサ122の先端は、回転軸102Aの上半分の外周面に沿って切り欠かれた軸受部122Aが形成されている。回転軸102Aの外周面と当接して、回転軸102Aの上半分を軸受することができるようになっている。
A bearing
これにより、スペーサ122は、プラテンローラ102の回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を、一定に保つことができる。プレート104の底面には、サーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、スペーサ122によって、回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
As a result, the
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な長さを有するスペーサ122を備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
また、スペーサ122は、その先端に形成された軸受部122Aによって、回転軸102Aを軸受しつつ、回転軸102Aの前後方向(図中X軸方向)への移動を規制することができる。これにより、回転体112は、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との前後方向(図中X軸方向)における相対的な位置を一定に保つことができる。このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、スペーサ122を備えることにより、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との前後方向(図中X軸方向)における相対的な位置を、高精度に維持することができる。
Further, the
(保持部材の第5実施例)
次に、図18〜図20を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第5実施例について説明する。図18は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第5実施例を示す側面図である。図19は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第5実施例を示す正面図である。図20は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第5実施例を示す一部拡大図である。
(Fifth Example of Holding Member)
Next, a fifth embodiment of the holding member included in the
図18〜図20に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第5実施例として、軸受102Cを備える。軸受102Cは、フレーム101の左右両側壁部に取り付けられている。軸受102Cは、回転軸102Aを回転可能に軸支する部材である。軸受102Cは、樹脂等、比較的硬質な素材が用いられる。軸受102Cの上部には、スペーサ102Dが設けられている。スペーサ102Dは、上下方向(図中Z軸方向)に一定の長さを有する柱状の部材である。スペーサ102Dは、樹脂等、比較的硬質な素材が用いられる。
In the examples shown in FIGS. 18 to 20, the
スペーサ102Dの先端面は、水平な平面であり、プレート104の底面に当接している。これにより、スペーサ102Dは、プラテンローラ102の回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を、一定に保つことができる。プレート104の底面には、サーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、スペーサ102Dによって、回転軸102Aからプレート104の底面までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
The tip surface of the
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な長さを有するスペーサ102Dを軸受102Cに備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
(保持部材の第6実施例)
次に、図21〜図23を参照して、サーマルプリンタ100が備える保持部材の第6実施例について説明する。図21は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第6実施例を示す側面図である。図22は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第6実施例を示す正面図である。図23は、一実施形態に係るサーマルプリンタ100が備える保持部材の第6実施例を示す一部拡大図である。
(Sixth Example of Holding Member)
Next, a sixth embodiment of the holding member included in the
図21〜図23に示す例では、サーマルプリンタ100は、保持部材の第6実施例として、突起部103Dを備える。突起部103Dは、支持部材103の腕部103A,103Bの先端部分且つ下縁部において、下方に突出して設けられている。突起部103Dは、上下方向(図中Z軸方向)に一定の長さを有する。
In the example shown in FIGS. 21 to 23, the
突起部103Dの先端面は、水平な平面であり、軸受102Eの外周面に当接している。軸受102Eは、フレーム101の側壁部に取り付けられ、回転軸102Aを回転可能に軸支する部材である。軸受102Eは、樹脂等、比較的硬質な素材が用いられる。これにより、突起部103Dは、プラテンローラ102の回転位置によらず、プラテンローラ102の回転軸102Aから支持部材103までの距離を、一定に保つことができる。支持部材103には、プレート104およびサーマルヘッド105が取り付けられている。したがって、突起部103Dによって、回転軸102Aから支持部材103までの距離を一定に保つことにより、フレーム101を介在させることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法を、一定に保つことができる。
The tip surface of the
このため、一実施形態に係るサーマルプリンタ100は、適切な長さを有する突起部103Dを備えることにより、例え長期間使用したとしても、フレーム101の部品精度、組み立て精度、クリアランス、撓み等の影響を受けることなく、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間寸法、および、感熱紙Pの表面に対するサーマルヘッド105の当接角度を、高精度に維持することができる。
Therefore, the
なお、図21〜図23に示す例では、軸受102Eは、カム部102Fを有している。突起部103Dの先端面は、カム部102Fの外周面に当接している。カム部102Fは、一定の厚みを有する円盤状の部分である。カム部102Fにおける回転中心は、カム部102Fの中心から離れた位置に設けられている。このため、カム部102Fにおける回転中心からの半径は、回転位置によって異なる。このため、カム部102Fを回転させて、カム部102Fの回転中心(すなわち、プラテンローラ102の回転軸102A)から突起部103Dの先端面までの距離を変化させることにより、支持部材103の高さ位置を調整することができる。したがって、カム部102Fを回転させて、支持部材103の高さ位置を調整することにより、サーマルヘッド105の高さ位置を調整することができる。すなわち、サーマルヘッド105とプラテンローラ102との間の隙間を調整することができる。
In the example shown in FIGS. 21 to 23, the bearing 102E has a
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to these embodiments, and various modifications or modifications are made within the scope of the gist of the present invention described in the claims. It can be changed.
例えば、上記第1実施例において、回転体110の上部外周面を、サーマルヘッド105または支持部材103に当接させるように変形してもよい。
For example, in the first embodiment, the upper outer peripheral surface of the
また、例えば、上記第3実施例において、スペーサ120の先端面を、軸受102Bに当接させるように変形してもよい。また、スペーサ120を、サーマルヘッド105または支持部材103に設けるように変形してもよい。
Further, for example, in the third embodiment, the tip surface of the
また、例えば、上記第4実施例において、スペーサ122を、サーマルヘッド105または支持部材103に設けるように変形してもよい。
Further, for example, in the fourth embodiment, the
また、例えば、上記第5実施例において、スペーサ102Dの先端面を、サーマルヘッド105または支持部材103に当接させるように変形してもよい。
Further, for example, in the fifth embodiment, the tip surface of the
また、例えば、上記第6実施例において、軸受102Eにカム部102Fを設けず、軸受102Eの外周面に突起部103Dを当接させるように変形してもよい。
Further, for example, in the sixth embodiment, the
なお、特許請求の範囲に記載の「プラテンローラの構成部材」は、プラテンローラの回転軸のみならず、プラテンローラの回転軸を軸支する軸受を包含するものである。すなわち、特許請求の範囲に記載の「プラテンローラの構成部材に当接する」の意味は、プラテンローラの回転軸に当接する場合のみならず、プラテンローラの回転軸を軸支する軸受に当接する場合を包含するものである。 The "components of the platen roller" described in the claims include not only the rotating shaft of the platen roller but also the bearing that pivotally supports the rotating shaft of the platen roller. That is, the meaning of "contacting the constituent members of the platen roller" described in the claims is not only the case of contacting the rotating shaft of the platen roller but also the case of contacting the bearing that pivotally supports the rotating shaft of the platen roller. It includes.
また、特許請求の範囲に記載の「サーマルヘッドの構成部材」は、サーマルヘッドのみならず、サーマルヘッドを保持するプレートおよび支持部材を包含するものである。すなわち、特許請求の範囲に記載の「サーマルヘッドの構成部材に当接する」の意味は、サーマルヘッドに当接する場合のみならず、サーマルヘッドを保持するプレートおよび支持部材に当接する場合を包含するものである。 Further, the "component of the thermal head" described in the claims includes not only the thermal head but also a plate for holding the thermal head and a support member. That is, the meaning of "contacting the constituent members of the thermal head" described in the claims includes not only the case of contacting the thermal head but also the case of contacting the plate and the support member holding the thermal head. Is.
100 サーマルプリンタ
101 フレーム
102 プラテンローラ
102A 回転軸
102B,102C,102E 軸受
102D スペーサ
102F カム部
103 支持部材
103A,103B 腕部
103C 連結部
103D 突起部
104 プレート
104A 溝部
105 サーマルヘッド
106 FPC
107 給紙ガイド
108 給紙ローラ
109 圧接スプリング
110,112 回転体
120,122 スペーサ
122A 軸受部
100
107
Claims (2)
前記フレームに軸受を介して回転可能に支持されたプラテンローラと、
前記プラテンローラと対向して設けられたサーマルヘッドと、
前記フレームに対して前記サーマルヘッドを回動可能に支持する支持部材と、
前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の一方に設けられ、前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の他方に対して一定の距離を有して当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間の隙間寸法を一定に保持する保持部材と
を備え、
前記保持部材は、
前記プラテンローラの回転軸に設けられた回転体であり、当該回転体の外周面が前記サーマルヘッドの構成部材に当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間の隙間寸法を一定に保持し、
前記回転体は、
前記プラテンローラの回転軸の軸方向において、前記サーマルヘッドの構成部材に設けられた規制部に当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの前記軸方向における相対的な位置を一定に保持する
ことを特徴とするサーマルプリンタ。 With the frame
A platen roller rotatably supported on the frame via bearings,
A thermal head provided facing the platen roller and
A support member that rotatably supports the thermal head with respect to the frame,
The platen roller is provided on one of the constituent members of the platen roller and the constituent member of the thermal head, and the other of the constituent members of the platen roller and the thermal head is brought into contact with each other at a certain distance. It is provided with a holding member that keeps the clearance dimension between the thermal head and the platen roller constant .
The holding member is
It is a rotating body provided on the rotating shaft of the platen roller, and the outer peripheral surface of the rotating body comes into contact with the constituent members of the thermal head to make the gap dimension between the thermal head and the platen roller constant. Hold and
The rotating body is
In the axial direction of the rotation axis of the platen roller, the relative positions of the thermal head and the platen roller in the axial direction are kept constant by abutting against the regulating portion provided on the constituent member of the thermal head. A thermal printer characterized by
前記フレームに軸受を介して回転可能に支持されたプラテンローラと、 A platen roller rotatably supported on the frame via bearings,
前記プラテンローラと対向して設けられたサーマルヘッドと、 A thermal head provided facing the platen roller and
前記フレームに対して前記サーマルヘッドを回動可能に支持する支持部材と、 A support member that rotatably supports the thermal head with respect to the frame,
前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の一方に設けられ、前記プラテンローラの構成部材および前記サーマルヘッドの構成部材の他方に対して一定の距離を有して当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間の隙間寸法を一定に保持する保持部材と The platen roller is provided on one of the constituent members of the platen roller and the constituent member of the thermal head, and the other of the constituent members of the platen roller and the thermal head is brought into contact with each other at a certain distance. A holding member that keeps the clearance between the thermal head and the platen roller constant.
を備え、 With
前記保持部材は、 The holding member is
前記サーマルヘッドの構成部材に設けられたスペーサであり、当該スペーサの先端が、前記プラテンローラの構成部材に当接することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間の隙間寸法を一定に保持し、 It is a spacer provided on the constituent member of the thermal head, and the tip of the spacer abuts on the constituent member of the platen roller to keep the gap dimension between the thermal head and the platen roller constant. ,
前記スペーサの先端は、 The tip of the spacer
前記プラテンローラの回転軸を軸受する軸受部を有し、前記プラテンローラの回転軸の軸方向と直交する方向への移動を、当該軸受部によって規制することにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの前記軸方向と直交する方向における相対的な位置を一定に保持する The thermal head and the platen roller are provided by having a bearing portion that bears the rotating shaft of the platen roller and restricting the movement of the platen roller in a direction orthogonal to the axial direction by the bearing portion. Holds a constant relative position in the direction orthogonal to the axial direction of
ことを特徴とするサーマルプリンタ。 A thermal printer that features that.
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