JP6890357B1 - 水道メータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 通水路を仕切る受圧板と、この受圧板上で回転可能に配置されるレジスタケースとの間に密閉空間を設けることで、前記受圧板が破損した際に、前記通水路から溢れた水を前記密閉空間内に閉じ込めて外部への漏水を防止することのできる水道メータを提供することである。【解決手段】 羽根車14が配置された通水路15を有する下ケース16と、前記羽根車14の回転運動を流量表示部42に伝達する伝達手段を内蔵したレジスタ本体17と、このレジスタ本体17が収容されるレジスタケース22と、前記通水路15とレジスタケース22との間を仕切る受圧板21と、を備え、前記受圧板21とレジスタケース22との間に密閉空間40を設けた。【選択図】 図3

Description

本発明は、凍結等に伴う漏水を防止する構造を備えた水道メータに関するものである。
一般的な乾式の水道メータは、入口管から出口管に通じる通水路内に羽根車が配置された下ケースと、前記羽根車の回転を計測表示するレジスタ本体が収容されるレジスタケースと、前記下ケースとレジスタケースとを水密に仕切る受圧板等とを備えている。
特許文献1には、検針時における視認性を向上させるため、前記レジスタ本体を収容したレジスタケースが前記受圧板上で任意の方向に回転可能に組み込まれた水道メータが開示されている。
また、前記下ケース内の凍結等に伴う対策として、下ケース内に通常の通水路とは別に仕切られた空間部を有し、この空間部内に凍結して増水した水を分散させて下ケースの破損を防止する構造を備えた水道メータがある。例えば、特許文献2には、通水路内に少なくとも一部が変形可能な変形部を有する壁面と、この壁面によって入口管及び出口管と仕切られた閉空間部と、前記壁面の変形部の変形を検知する検知手段と、を備えた水道メータが開示されている。この水道メータにおいては、壁面の変形部が通水路内の圧力増加に伴って変形することで、増加した圧力を閉空間部に分散させるようになっている。
特開2018−189451号公報 特許第6210470号
特許文献1に開示の水道メータにあっては、計測表示部を内蔵したレジスタ本体が収容されるレジスタケースを受圧板上で回転可能に保持するため、前記レジスタケースと受圧板との間に摺動可能な空間部を有している。前記空間部は、摺動を容易にするため密閉されたものではなく、僅かに開放した隙間がある。このような構造の水道メータにあっては、下ケース内が凍結し、これによって内圧が急激に上昇すると受圧板の一部が破損し、前記レジスタケースと受圧板との間が浸水し、外部に漏れだす場合があった。特に、前記受圧板の中央部が羽根車の回転運動をレジスタ内に伝達する磁気結合部である場合は、他の部分に比べて肉厚を薄くする必要がある。このため、前記受圧板の中央部が破損し、ここからレジスタケースとの間の空間部を通して水が外部に漏れ出すといった問題があった。
一方、特許文献2に開示の水道メータにあっては、通水路とは別の下ケース内に設けた閉空間部内に溢れた水を逃がすため、受圧板に掛かる圧力は減少するが、下ケース内に隔壁を設ける必要があり、加工が複雑になると共に、製造コストが嵩むといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、通水路を仕切る受圧板と、この受圧板上で回転可能に配置されるレジスタケースとの間に密閉空間を設けることで、前記受圧板が破損した際に、前記通水路から溢れた水を前記密閉空間内に閉じ込めて外部への漏水を防止することのできる水道メータを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の水道メータは、羽根車が配置された通水路を有する下ケースと、前記羽根車の回転運動を流量表示部に伝達する伝達手段を内蔵したレジスタ本体と、このレジスタ本体が収容されるレジスタケースと、前記通水路とレジスタケースとの間を仕切る受圧板と、を備え、前記受圧板とレジスタケースとの間に密閉空間が設けられている。
また、本発明の水道メータは、前記受圧板と前記レジスタケースとの間にOリングからなるシール材を配置することで密閉空間を形成することができる。
さらに、本発明の水道メータは、前記受圧板の破損を検知する破損検知手段を備えることができる。
本発明に係る水道メータによれば、受圧板とレジスタケースとの間に密閉空間を設けたことにより、凍結等による増水によって通水路内の内圧が上昇して受圧板が破損等した際に、通水路から溢れ出る水を外部に漏れ出さないように前記密閉空間内で堰き止めることができる。これによって、水道メータの外部への漏水を防止することができる。
また、前記受圧板とレジスタケースとの間にシール材を配置したことによって、密閉空間の水密性をより確実にすることができる。前記レジスタケースには流量表示部を有するレジスタ本体が装着され、前記レジスタケースが前記受圧板上で回転摺動可能とすることで、前記流量表示部の視認性を向上させている。このため、前記受圧板とレジスタケースとの間のシール材として弾性変形可能なOリングを使用することで、流量表示部の視認性を損なうことなく、水密性を確保することができる。
さらに、前記受圧板の破損を検知する破損検知手段を備えることによって、受圧板とレジスタケースとの間の密閉空間内に浸水が生じたことを外部から容易に確認することができる。これによって、水道メータの交換や修理等を迅速に行うことができる。
本発明の水道メータの全体を示す断面図である。 上記水道メータの分解断面図である。 第1の破損検知手段を備えた水道メータの平常時の断面図である。 第1の破損検知手段を備えた水道メータの浸水時の断面図である。 第2の破損検知手段を備えた水道メータの平常時の断面図である。 第2の破損検知手段を備えた水道メータの浸水時の断面図である。
以下、本発明に係る水道メータの実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図4に示すように、本発明の水道メータ11は、入口管12と出口管13との間に羽根車14を有する通水路15が形成されている下ケース16と、この下ケース16に組み込まれ、前記羽根車14の回転を伝達する伝達機構や流量表示部等を有するレジスタ部18とを備えている。
前記下ケース16は、ナイロンやポリフェニレンスルファイド(PPS)等からなる成形品あるいは鉛レス銅合金等からなる鋳造体によって形成されている。
前記下ケース16は、前記羽根車14の上方に円形状に開口した開口部19が設けられており、この開口部19を塞ぐようにして受圧板21が組み込まれている。そして、前記受圧板21上に前記レジスタ部18が配置されている。前記レジスタ部18は、レジスタ本体17と、レジスタ本体17を収容するレジスタケース22とを備えている。
前記受圧板21は、円形状の第1の底面部23と、この第1の底面部23の外周を囲う第1の側面部24とでカップ状に形成されている。また、第1の側面部24の中ほどからは外方に張り出すフランジ部27が形成されている。これら第1の底面部23、第1の側面部24及びフランジ部27は、合成樹脂によって一体成形されている。また、受圧板21は、フランジ部27が下ケース16の開口縁面25にシール材26を介して載置されることで位置決めされる。前記第1の底面部23は所定の厚みを持って形成され、レジスタケース22に対向する上面23aと、上面23aの反対側であって、前記通水路15に面した下面23bとを有する。また、第1の底面部23には、前記通水路15の内圧に耐えるように、補強用のリブ(図示せず)が円周状又は放射状に所定の間隔で設けられる。
前記第1の底面部23の上面23aの中心部には、ドーム状に隆起した隆起部28が形成されている。この隆起部28の上面は厚みが1mm程度の薄肉状の第1の結合面29となっている。この第1の結合面29の下方は円筒形状の空洞部30となっており、ここに、前記羽根車14の回転シャフト31の先端が延び、その先にマグネット32が回転可能に配置されている。前記マグネット32は、レジスタ本体17内に設けられる伝達手段33に磁気結合される。
前記第1の側面部24は、レジスタケース22の外側面を摺動可能に保持する内周面24aと、前記下ケース16の開口部19に嵌合する外周面24bとを有している。
前記レジスタケース22は、前記受圧板21の内側にあって、受圧板21の第1の底面部23と対向する第2の底面部35と、前記受圧板21の第1の側面部24と対向する第2の側面部34とを備え、前記第2の底面部35と第2の側面部34とで、前記レジスタ本体17を収容するカップ状の収容部36を形成している。前記第2の底面部35は受圧板21の上面23aと対向する下面35bを有し、下面35bの中央部は前記受圧板21の隆起部28の第1の結合面29に当接する薄肉状の第2の結合面37となっている。また、前記第2の側面部34の外周面34bにはシール材が装着されている。このシール材としては、前記受圧板21の第1の側面部24の内周面24aとの間で弾性的に押圧変形する第1のOリング38を使用することができ、この第1のOリング38のシール作用によって、受圧板21の第1の側面部24の内周面24aと、レジスタケース22の第2の側面部34の外周面34bとの間を水密にシールすることができる。図2に示したように、第1のOリング38は、前記第2の側面部34の外周面34bに沿ってコ字状に凹設された保持部39に装着される。前記保持部39は、前記第1のOリング38の一部がはみ出すように、第1のOリング38の直径よりも浅く凹設されている。第1のOリング38が上記保持部39に装着されることで、レジスタケース22を受圧板21の内側に嵌め入れる際にも第1のOリング38がずれ上がることなく所定の位置に保持される。そして、第1のOリング38は受圧板21の第1の側面部24の内周面24aに押圧されることで弾性的に変形して両者間の水密性が確保される。また、第1のOリング38が保持部39に位置決めされているので、レジスタケース22を受圧板21に装着した後でも、水密性を確保しながらレジスタケース22任意の方向に回転させることができる。
レジスタケース22を受圧板21に装着する場合には、図3に示したように、レジスタケース22の第2の側面部34の外周面34bに保持された第1のOリング38を受圧板21の第1の側面部24の内周面24aで押しつぶしながら、レジスタケース22を受圧板21の内側に嵌め入れ、レジスタケース22の第2の結合面37が受圧板21の第1の結合面29に当接する位置まで押し込む。上述したように、レジスタケース22の押し込みの際、第1のOリング38がずれ上がるということはない。レジスタケース22は、第1のOリング38が押しつぶされることによって、受圧板21に密着し且つ位置決めされる。これによって、受圧板21の第1の底面部23の上面23aと、レジスタケース22の第2の底面部35の下面35bとの間に、前記第1のOリング38によって水密に封止された密閉空間40が形成される。この密閉空間40は、前記受圧板21の一部が破損して下ケース16内の通水路15から水が溢れ出た場合の貯水スペースとなり、水道メータ11の外部に漏れ出すのを防止する役割を有している。このようなケースとして想定されるのは、通水路15内の凍結に伴う水の体積増加によって内圧が高まり、この内圧に耐え切れなくなって受圧板21の一部が破損するおそれがある。特に、前記受圧板21の隆起部28の第1の結合面29が磁気を通すために薄肉状になっているため、ここから破損等が生じる場合が多い。
前記密閉空間40は、受圧板21の第1の底面部23の上面23aと、レジスタケース22の第2の底面部35の下面35bとの間隔に応じた容量が確保される。通常、凍結による水の体積増加は、通水路15の容量に対して約10%となるので、このような容量に対応した広さの密閉空間40を確保するのが好ましい。密閉空間40を広げるには、前記第1のOリング38によるシール位置を高く設定することで可能となる。また、受圧板21の第1の側面部24の高さを延ばすことによって、さらに広い容量の密閉空間40を形成することもできる。
さらに、本発明の水道メータ11は、前記受圧板21の破損を検知する破損検知手段を備えている。この破損検知手段は、前記受圧板21の破損によって、通水路15から前記密閉空間40に浸水が生じたことを外部に報知するものである。
図3及び図4に基づいて前記破損検知手段の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、前記受圧板21の破損によって前記密閉空間40に浸入した水による圧力の増加に伴って上昇する第1の検出部43と、該第1の検出部43が上昇したことを視認するための表示窓47とを備えている。表示窓47は、レジスタ本体17の上面に位置する流量表示部42に設けるのが望ましい。
前記第1の検出部43は、レジスタケース22の第2の底面部35を円筒状に凹設して形成された小さな検知空間41に常時は位置し、密閉空間40に水が浸入した際には水による圧力を受けて前記検知空間41内を上昇する受圧栓44と、この受圧栓44の上端からレジスタ本体17の内部を通って流量表示部42まで延びる検知ピン45とによって構成される。前記レジスタケース22の第2の底面部35とレジスタ本体17の底部には、前記検知ピン45が通る孔部が設けられている。
前記受圧栓44は、前記検知空間41の内周面に沿って挿入され、スライド可能な円柱状のコルク材等によって形成されている。
前記検知ピン45は、前記受圧栓44の上端面から延びる棒状部材によって形成され、上端面が前記流量表示部42に露出する検知面46となっている。
前記表示窓47は、レジスタ本体17の流量表示部42の外周部に設けられ、前記検知ピン45の突き上げによって開閉するシャッタ49を介して開口する。
図3に示したように、前記受圧栓44は、受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40に浸水が生じていない平常時には、前記検知空間41の下部に位置し、図4に示すように、前記受圧板21の一部が破損して前記密閉空間40内が浸水した際に、その水による圧力を受けて前記受圧栓44が検知空間41内を上昇して検知ピン45を押し上げる。なお、前記受圧栓44の外周面には、レジスタ本体17との隙間への浸水を防止しつつ、前記検知空間41の内周面に沿って上下移動可能なシール材48が装着されている。
前記検知ピン45は、上端面が例えば赤色塗装された検知面46となっている。この検知面46は、漏水が発生していない平常時においては、流量表示部42に設けられている表示窓47の下方位置にあり、漏水が発生して前記受圧栓44が上昇した際に、前記検知面46が流量表示部42上に露出するようになっている。前記流量表示部42には、前記検知ピン45の検知面46に対向する位置にシャッタ49を有しており、前記平常時においては前記シャッタ49が閉じているが、漏水が発生して前記検知ピン45が上昇した際には、前記検知面46がシャッタ49を突き上げて露出する。これによって、受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40に漏水が発生したことを流量表示部42上で確認することができる。
図5及び図6は第2の実施形態による破損検知手段を備えた水道メータ11aを示したものである。本実施形態の破損検知手段は、受圧板21とレジスタケース22との間の前記密閉空間40に水が浸入した際の水面の上昇を検知することによって、前記受圧板21の破損を検知する第2の検出部43aを備えている。この第2の検出部43aは、レジスタケース22の第2の底面部35に設けられる貫通孔54と、この貫通孔54を通る検知ピン45と、この検知ピン45の底部に取り付けられる浮部44aとによって構成されている。前記検知ピン45は上述した第1の検出部43と同様に、上端面が例えば赤色塗装された検知面46となっている。前記浮部44aは水による浮力を受ける平坦な底面44bを有し、前記検知ピン45を含めて水よりも軽い部材によって形成されている。
図5に示したように、前記第2の検出部43aは、受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40に水が浸入していない平常時には、その自重によって受圧板21の上面23aに浮部44aの底面44bが載置され、図6に示したように、前記受圧板21の一部が破損して前記密閉空間40内に水が浸入した際に、浸入した水による浮力を受けて前記浮部44aが上昇して検知ピン45を押し上げ、その先端の検知面46がシャッタ49を突き上げて表示窓47に露出する。これによって、受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40に水が浸入したことを前記表示窓47から確認することができる。なお、本実施形態では、前記第2の検出部43aとレジスタケース22との間はシールされていないため、前記検知ピン45が上昇し、前記浮部44aの上面44cがレジスタケース22に設けた貫通孔54を塞いだ状態で、さらに浸入した水により水面が上昇するとレジスタ本体17内が浸水する場合がある。このような場合であっても、前記流量表示部42の外周部とレジスタケース22の上端部とが第2のOリング50を介して封止されているので、水道メータ11の外部に水が漏れ出すおそれはない。
上記第1及び第2の破損検知手段は、密閉空間40に水が浸入した際の水による圧力の増加あるいは水面の上昇を検出するための機械的手段の一例としての構成を示したものであり、これに限定されるものではない。例えば、受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40内に水による圧力を検知するセンサ等を備えた電気的手段によって構成することもできる。また、破損検知を流量表示部42に表示させると共に、アラーム音を発するようにしてもよい。さらに、レジスタ本体17に有線又は無線による伝送手段を備え、外部の情報端末機器にアラームを発するようにしてもよい。
前記レジスタ本体17は、前記レジスタケース22内に係合する円筒状の容器の底面部に、レジスタケース22の第2の結合面37を介して磁気結合される羽根車14の回転運動を伝達する複数のギアからなる伝達手段33と、この伝達手段33によって伝達された羽根車14の回転運動を積算流量に変換して流量表示部42上に表示するアナログ式あるいはデジタル式の流量計(図示せず)とを備えている。また、レジスタ本体17の容器の底面部には、前記レジスタケース22に設けた検知空間41と対向する位置に孔部が設けられ、この孔部から前記検知ピン45が流量表示部42に向けて延びている。このレジスタ本体17は、レジスタケース22と一体となって、受圧板21上で回転摺動可能となり、流量表示部42を視認しやすい回転方向に向けることができる。
前記流量表示部42は、外周部に沿って装着される第2のOリング50を介して透明な保護ガラス51で覆われている。さらに、前記保護ガラス51は、蓋体52によって開閉可能に覆われており、羽根車14の回転によって検出された水道の使用量を確認する際には、蓋体52を開いて保護ガラス51を露出する。なお、前記蓋体52もレジスタケース22と一体となって回転可能となっている。
前記受圧板21とレジスタケース22との間の密閉空間40が浸水して前記破損検知手段によるアラームが表示された後、さらに浸水による圧力が高まると、前記レジスタケース22の第2の底面部35、特に受圧板21の隆起部28と対向する第2の結合面37が損傷し、レジスタ本体17内に浸水する場合が想定される。このような場合であっても、前述したように、前記流量表示部42の外周部とレジスタケース22の上端部とが第2のOリング50を介して封止されているので、水道メータ11の外部に水が漏れ出すおそれがない。
前記蓋体52は、メータカバー53の外周面の一端に設けられる回転軸を介して取り付けられ、120度以上の角度で開閉可能となっている。また、前記蓋体52の保護ガラス51に対向する裏面には、水道メータ11の製造年月日や使用期限等の情報を記載したラベル(図示せず)が設けられており、検針やメンテナンス時において確認できるようになっている。
以上説明したように、本発明の水道メータ11は、レジスタケース22が回転可能に配置される受圧板21との間に、シール材によって水密に密閉された密閉空間40を形成している。このような密閉空間40を有することで、通水路15を有する下ケース16との間を仕切っている受圧板21に損傷が生じて水が溢れ出た際に、前記密閉空間40内に閉じ込めて外部に漏れ出すことを防止することができる。前記シール材にOリングを用いることで、既存の水道メータに対しても対応が可能であり、凍結等に伴う漏水対策を低コストで行うことができる。また、破損検知手段を備えることで、水道メータ11内で漏水が発生したことを確認できるので、異常を早期に発見して修理や交換等のメンテナンス作業を迅速に行うことができる。
11,11a 水道メータ
12 入口管
13 出口管
14 羽根車
15 通水路
16 下ケース
17 レジスタ本体
18 レジスタ部
19 開口部
21 受圧板
22 レジスタケース
23 第1の底面部
23a 上面
23b 下面
24 第1の側面部
24a 内周面
24b 外周面
25 開口縁面
26 シール材
27 フランジ部
28 隆起部
29 第1の結合面
30 空洞部
31 回転シャフト
32 マグネット
33 伝達手段
34 第2の側面部
34b 外周面
35 第2の底面部
35b 下面
36 収容部
37 第2の結合面
38 第1のOリング
39 保持部
40 密閉空間
41 検知空間
42 流量表示部
43 第1の検出部
43a 第2の検出部
44 受圧栓
44a 浮部
44b 底面
44c 上面
45 検知ピン
46 検知面
47 表示窓
48 シール材
49 シャッタ
50 第2のOリング
51 保護ガラス
52 蓋体
53 メータカバー
54 貫通孔

Claims (8)

  1. 羽根車が配置された通水路を有する下ケースと、前記羽根車の回転運動を流量表示部に伝達する伝達手段を内蔵したレジスタ本体と、このレジスタ本体が収容されるレジスタケースと、前記通水路とレジスタケースとの間を仕切る受圧板と、を備え、
    前記受圧板とレジスタケースとの間にシール材によって封止された密閉空間を設け、密閉空間内に溢れ出た水の外部への漏れ出しを防止する水道メータ。
  2. 羽根車が配置された通水路を有する下ケースと、前記羽根車の回転運動を流量表示部に伝達する伝達手段を内蔵したレジスタ本体と、このレジスタ本体が収容されるレジスタケースと、前記通水路とレジスタケースとの間を仕切る受圧板と、を備え、
    前記受圧板とレジスタケースとの間に密閉空間を設けると共に、前記受圧板の破損を検知する破損検知手段を備える水道メータ。
  3. 前記受圧板に設けられる第1の側面部と、該第1の側面部に対向し前記レジスタケースに設けられる第2の側面部との間に前記シール材が配置される請求項1に記載の水道メータ。
  4. 前記受圧板に設けられる第1の側面部およびレジスタケースに設けられる第2の側面部の少なくとも一方の側面部に、前記シール材を保持する保持部が設けられる請求項に記載の水道メータ。
  5. 前記破損検知手段は、前記受圧板の破損により前記密閉空間に浸入した水による圧力の増加を検知する検出部と、該検出部による検知結果を表示するため流量表示部に設けられた表示窓と、を備える請求項に記載の水道メータ。
  6. 前記検出部は、前記レジスタケースに設けられる検知空間と、前記密閉空間に浸入した水による圧力によって該検知空間内をスライドする受圧栓と、この受圧栓の上端から延びる検知ピンとを備える請求項に記載の水道メータ。
  7. 前記破損検知手段は、前記受圧板の破損により前記密閉空間に浸入した水による水面の上昇を検知する検出部と、該検出部による検知結果を表示するため流量表示部に設けられた表示窓と、を備える請求項に記載の水道メータ。
  8. 前記検出部は、前記密閉空間内に浸入した水による浮力を受ける浮部と、この浮部の受圧栓の上端から延びる検知ピンとを備える請求項に記載の水道メータ。
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